- ※信の設定が特殊です。
- 女体化・王騎と摎の娘になってます。
- 一人称や口調は変わらずですが、年齢とかその辺は都合の良いように合わせてます。
- 桓騎×信/蒙恬×信/年齢操作あり/年下攻め/ギャグ寄り/甘々/ハッピーエンド/All rights reserved.
苦手な方は閲覧をお控え下さい。
相愛
縁談を受けようとしている桓騎に、信は何度か視線を彷徨わせてから口を開く。
「…そんなの、お前の好きにすれば良いだろ」
何とも思っていなさそうな表情を装って、そう返した信が虚勢を張っているのはすぐに分かった。てっきり逆上されるとばかり思っていたので、桓騎の中で信のその反応は予想外だった。
「お前だって、もうガキじゃねえんだし、誰もが認める立派な将だ。妻の一人や二人いても別におかしい話じゃねえだろ」
静かに右手が拳を作ったのを、桓騎は見逃さなかった。
その仕草が何かを堪える時の信の癖だと知ったのは、秦趙同盟で李牧がそれを指摘してからだった。
「へえ」
こうなればとことん本音を引き出すまで意地悪をしたくなる。幼稚な考えだと頭では分かっているのだがやめられない。
こういった駆け引きは最後までどうなるか分からないから楽しめるのだ。
「なら、この間届いた縁談の話でも聞きに行ってみるか。県令の娘らしい。若くて美人だってな」
「……、……」
信が何か言いたげに唇を戦慄かせたが、すぐに口を閉ざしてしまう。
本当は嫌だと思っているくせに、自尊心だったり、こちらの気持ちを考慮して本心を言えないのだろう。
どう言い返して来るかとにやけを堪えていると、信は体の一部が痛むかのような切なげな表情を浮かべ、桓騎から目線を逸らした。
「勝手にしろよ…俺に、止める権利なんてない…」
うっすらと涙を浮かべいる痛ましいその表情を見て、そんな顔をさせたくてからかったつもりではなかったのにと、良心がずきりと痛む。
「信」
先に白旗を上げたのは桓騎の方だった。
「冗談だ。悪かった」
信の身体をしっかりと抱き締める。いきなり抱き締められたことに驚きはしたものの、信はその腕を振り解くことはしなかった。
桓騎の胸に顔を預け、涙を堪えるように、ぎゅっと拳を握っている。
いつもの癖で爪が食い込んで血を流さぬよう、桓騎は右手を掴んで、拳を無理やり開かせた。
「痛ッ…」
昔からずっと爪の痕が残っている其処に軽く噛みついてから、桓騎は彼女を真っ直ぐな眼差しで見つめた。
「もう縁談なんて届いてねえよ」
「えっ!?」
信が弾かれたように顔を上げる。
「な、なんでだよっ?そんなワケねえだろッ」
知将として名を広めている桓騎に縁談が届いていないなど、そんなはずがないと信が驚いている。
これだけの武功を挙げておきながら、未だ伴侶がいない将軍なんて、女が放っておくはずがない。
訳が分からないといった顔をしている信に、桓騎は苦笑を深めた。
「本当だ。俺がお前にしか興味ないことを、秦国で知らないバカはいないからな」
そう言ってから、秦国で桓騎が信にしか興味がないという話を知らなかった人物が一人だけいたことを思い出した。目の前の愚鈍な女だ。
彼女を安心させるために嘘を吐いたのではなく、以前から桓騎のもとに縁談が来なくなったのは紛れもない事実である。
桓騎が信に想いを寄せているということは、秦国では民にまで広まっている。それは桓騎が芙蓉閣にいる時から、信を手に入れるために外堀を埋めて続けた成果でもあった。
そのせいか、どれだけ高い地位と美貌を持つ女性であっても、信一筋である桓騎には縁談を断られるという噂も同じくらい広まっていたのである。
将軍昇格をしてから、桓騎に直接届いていた縁談も、日を追うごとに少なくなっていた。
秦趙同盟の後に二人が結ばれたという噂が広まってからは、誇張なしに桓騎のもとに縁談話が来ることはなくなっていたのである。
桓騎がずっと信に想いを寄せていたという話が秦国に広まっていたことを、民衆の噂に関心を示さない彼女はずっと知らずにいた。
もちろん桓騎軍や飛信軍の兵たちも桓騎と信の関係にはとっくに気づいているのに、未だに信は隠せている気になっているらしい。
蒙恬の想いに気づいていなかったこともそうだが、彼女は自分自身のことになると、とことん鈍いのだ。
「もうあのクソガキにちょっかい出されないように、さっさと俺と婚姻しろよ」
「な、ななな、な…!」
何度目になるか分からない桓騎からの熱烈な告白に顔を真っ赤にした信は、陸から上がった魚のように口をぱくぱくと開閉させたものの、言葉が出ないでいるらしい。
幼い頃から何度もお前が好きだと伝えているはずなのに、まるで初めて聞いたかのようなその反応が堪らなく愛おしかった。
「は、放せ、放せってばッ!」
やがて羞恥心が限界に達したのか、信は桓騎の腕の中から抜け出そうと、膝の上でじたばたと暴れ出す。
その動きをみれば、薬が抜け始めているようだ。しかし、完全には抜け切っていないようで、桓騎が彼女の体を抑え込むのは簡単だった。
幼い頃は彼女から容赦なく平手打ちもげんこつを食らっていたが、成長した今ではこんなにも信の体が小さく感じてしまう。
もしも薬が完全に抜け切っていたら、容赦なく一発殴られていただろうが、惚れている女の弱っている姿を見ることが出来るのは、自分だけの特権だ。
「悪かったって言ってるだろ」
「うるさいッ!さっさと放せって!」
素直に謝っているというのに、信は話を聞こうとしない。
お前の顔なんて見たくないと言わんばかりに、顔ごと視線を逸らされたので、桓騎は僅かに苛立ちを覚えて、強引に唇を重ねた。
「んんッ」
信が嫌がって首を振ろうとするが、桓騎は彼女の体を抱き締めたまま、放さなかった。
遠慮なく舌を差し込むと、甘く噛みついて来る。どうやらそれで抵抗しているつもりらしい。その気になれば噛み切ることも容易いだろうに、そうしないのは無意識に男を煽っているからなのだろうか。
大量に水を飲ませたことで薬は抜け始めているのだから、もうそれは言い訳に使えないはずだ。
こうなれば本当に舌を噛み切られたとしても、彼女の本音を引き摺り出してやろうと思い、桓騎は目を細めて唾液を啜った。
「ん、ぅ、むっ…むぐぐっ」
苦しそうな声を上げているものの、逆に桓騎に舌を絡め取られて甘く噛みつかれ、ぶわりと鳥肌が立てたのが分かった。意識的に起こせる反応ではない。
こうなればこちらの勝ちだと桓騎は確信する。
「ふ、ぁ…は、ぁ…」
口づけを交わしていくうちに、信の瞳がとろんと情欲に色づいていく。
未遂であったとはいえ、この顔を蒙恬に見られたかもしれないと思うと、桓騎の胸に激しい嫉妬の感情が渦巻いた。
こんなにも独占欲を募らせていることに、信は呆れてしまわぬだろうかと時々不安を覚えることがある。
信が過去に関係を持っていた李牧とは、信自身が決別を決めたというのに、今回の蒙恬のことがあったせいか、目を離せば自分以外の男に奪われてしまうのではないかという心配事が絶えない。
それだけ信のことが愛おしくて、誰にも奪われたくなかったし、決して失いたくなかった。
「ぁ…ぅ、はぁ…」
長い口づけを終えると、信が肩で息をしていた。
呼吸が整うと、甘い視線を向けられて、桓騎の口角が自然とつり上がる。信の情欲に火が点いたことをすぐに察した。
相愛 その二
言葉を交わすことなく、邪魔になった鎧を乱雑に外しながら、桓騎は信の身体を寝台に横たえる。
「っ…」
すぐに身体を組み敷くと、恥ずかしそうに信が目を逸らした。しかし、嫌だとは言わないし、抵抗する素振りは見せない。
それだけで、彼女が自分を受け入れてくれているのだとすぐに分かった。
今さら生娘のように震えないのは、もう幾度となく体を重ねたからである。
しかし、彼女の破瓜を奪ったのは李牧で、信の体に女としての男に抱かれる喜びを教え込んだのも彼だろう。
信がこの行為を嫌悪しないどころか、好意的なのは李牧の仕業だと分かっていた。誰にでも軽率に足を開く女にならなくて良かったと心の底から思う反面、本当なら自分が信の破瓜を破りたかったとも思う。
「っ…」
言葉に出さずとも自分が欲しいとせがんでいるくせに、恥じらいが消えない初心なその態度に、思わず笑みが零れてしまう。
「あ、明日…」
「分かってる」
明日の早朝にここを出立をすることは知っていた。しかし、それを理由にやめろとは言われない。
最愛の彼女に求められれば何でも応えてやりたかったし、自分の意志一つで簡単に鎮火できるほど、桓騎が信を欲する気持ちは弱くなかった。
「う…」
身を屈めて、桓騎が首筋に唇を押し当てると、信の身体が緊張で強張ったのが分かった。
同時に嗅ぎ慣れない香の匂いが鼻につき、桓騎は思わず眉根を寄せる。
(あいつの香か)
恐らく蒙恬が着物に焚いている香の匂いだろう。
未遂であったとはいえ、信はこの寝台に寝かされていた。酒に混ぜた薬で眠らされたのなら、抱き上げられてこの寝台まで運ばれたに違いない。
この女の体に、自分以外の男が触れた証など何一つ残したくなかった。もしもその身が蒙恬によって暴かれていたのなら、二度と信を外に出すことなく、自分の屋敷に閉じ込めていたかもしれない。
嫉妬の感情に襲われ、容赦なく首筋を上下の歯で挟み込むと、信が痛みに顔をしかめる。
「痛ぇ、って…!」
血が滲むほど強く歯を立てて赤い歯形が残ると、ようやく蒙恬に襲われた危機から、自分という存在を上書き出来たような気がした。
「お前、なんでいつも噛むんだよ…」
痛みを和らげるように刻まれたばかりの歯形を擦りながら、信が文句を言う。指摘されてから、そういえば情事になるとよく彼女の肌に痕を残している自分に気が付いた。
「さあな」
それが独占欲の表れであることはもちろん桓騎も自覚したのだが、言葉に出すことはしない。
信が自分よりも大人であることは事実だし、また彼女から子ども扱いされるのは嫌だった。
着物の襟合わせを広げると、見慣れた傷だらけの肌が現れた。信が幾つもの死地を生き抜いた証でもある傷痕は何度見ても崇高を感じてしまう。先ほど新たに刻んだ歯形にも指を這わせると、くすぐったそうに信が身を捩った。
「ぁ、…」
程良く膨らんでいる胸に指を食い込ませると、心地よい弾力があって、肌は吸い付くように滑らかだ。
「っ、ん…ぅ」
胸の芽を指で弾くと、信が切なげに眉根を寄せて声を押し殺そうとする。羞恥心があるからなのか、信は情事の最中にあまり声を上げようとしない。
確かに今ここで声を上げれば、桓騎軍の仲間たちにその声を聞かれることになるだろう。しかし、仲間たちはすでに二人の関係を知っていたし、信へ長年片思いをしていたことや、桓騎の信に対する独占欲も分かっている。
自分も混ぜてくれなど無粋な真似をするような輩は仲間の中に誰一人としていない。
もちろん桓騎軍のそのような事情を知らない信は、誰かに自分の喘ぎ声を聞かれることを恥ずかしいと思っているらしい。
胸の芽を指で摘まんだり、押し潰したりしていると、敏感なそこがもっと愛でてほしいと頭を持ち上げた。これで弄りやすくなったと桓騎が笑みを深めて愛撫を続けていると、みるみるうちに信の呼吸が激しくなっていくのが分かった。
まるで感じているのを誤魔化すように、信の両手が動いて、桓騎の着物に手を掛ける。
「う、んんッ…」
仕返しでもするつもりなのか、僅かに頭を持ち上げた信が首筋に歯を立てて来る。それくらいの痛みで怯むはずがないのだが、気を遣っているのか、甘く噛んで来るところがまた愛おしい。
ますます情欲の炎が激しくなり、桓騎は信の脚の間に手を伸ばした。
「だ、だめだ、って…!」
僅かに湿り気と熱気を感じる其処をさっそく愛撫し始めようとした途端、信が随分と慌てた様子で手首を押さえ込む。
「はあ?」
なぜ制止されたのか分からず、桓騎は怪訝に眉間を曇らせた。
「あ、明日の早朝に、ここを発つんだぞっ…!」
言葉に出さずとも欲しいと求めて来たのは信の方なのに、彼女は将としての役目を全うしようと生真面目なことを言い出した。
もちろんそんなことは知っていると、桓騎は邪魔をして来る信の手を脚の間から遠ざける。
不安と羞恥が入り混じった複雑な顔で見据えられると、桓騎の鼓動が速まった。
「…いつも一度で終わらねえだろ、お前…」
自分で言っておいて恥ずかしくなったのか、たちまち顔を赤らめていく信を見下ろして、桓騎は肩を竦めるようにして笑った。
「お前こそ、一度で満足出来るのか?」
「ッ…!」
まさか聞き返されるとは思わなかったのだろう、湯気が出そうなほど、信がますます顔を赤らめた。
毎度、回数など数えていないのだが、一度だけで済んだ覚えがないのは確かだ。そして信もそれを自覚しているのか、俯いたまま顔を上げられなくなってしまったらしい。
「せいぜい一度で終わるように気張れよ。明日の出立に遅れるわけにはいかねえだろ?」
嘲笑を浮かべながら、煽るようにそう言うと、信がきっと目尻をつり上げてこちらを上目遣いで睨みつける。
「桓騎っ…」
「とっとと終わらせりゃ、明日の出立には何も影響ないだろ?なら、早く終わらせてみろよ」
もちろんそんな挑発をすれば信が機嫌を損ねてしまうことを桓騎は理解していたし、同時に彼女の勝負心に火を点けることになるのも分かっていた。それを見越した上で桓騎はその言葉を投げつけたのだ。
二人は身体の相性は良くても、戦略の面では抜群に相性が悪い。これが桓騎の策であることも知らずに、まんまと信は彼の策に陥ってしまったのだった。
「ああ、くそ…!お前ってやつは…!」
小声で文句を言う生意気な態度さえも愛らしい。
情事をやめるという選択肢が信の中にないことは分かっていたし、こうなれば意地でも引かなくなるだろう。絶対に自分から勝負を降りることはしない。信とはそういう女だ。
身を起こした信は躊躇う様子もなく、着物越しに男根に触れて来る。すでに男根は信を求めて硬くそそり立っていた。
吸い寄せられるように、男根に指を絡ませて、ゆっくりと扱き始める。
「ん…」
桓騎の脚の間に顔を埋めると、唇を割り広げて、赤く艶めかしい舌を覗かせる。
舌が男根の切先に触れた途端、沁みるような刺激が腰にまで響き、桓騎は思わず生唾を飲み込んだ。
好いている女が自分の脚の間に顔を埋めている光景は、何度見ても夢かと思うし、躊躇いもなく口淫をする姿を見ると、ますます興奮が煽られる。そんな官能的な姿を見て、男が一度でやめられるはずがなかった。
勃起して鋭敏になっている切先を舌で優しく突かれながら、上目遣いで見上げられると、それだけで達してしまいそうになる。
「ふ、ぅん、ん…」
男根を美味そうに咥え込む姿を見て、桓騎は余裕のない笑みを浮かべた。
「っ…んん、ぅう、ふ…」
男根に吸い付きながら、信の手が自らの脚の間に伸びた。
すでに彼女の淫華は濡れそぼっていて、自分の指をすんなりと受け入れている。
男根を咥えながら、自らの淫華に指を突き挿れて自慰に耽る信を見るのは初めてではなかった。
信が頭を動かす度に彼女の唇から水音が響き、信が指を動かす度に、淫華から卑猥な水音が立つ。何度見ても刺激的な光景だ。卑猥な水音に鼓膜までも犯されているようである。
「信…」
軽く息を乱しながら、信の黒髪を撫でつける。手入れを一切行っていないその髪は日焼けをしているせいか、随分と傷んでいて指通りが悪かった。
外見や仕草には女らしさの欠片もないというのに、信は情事が始まると、途端に雌を感じさせる。
そうなるように李牧が育てたのだろうが、自分を求めてくれていると思うと、身体の芯が燃えるように熱くなった。
「はあ…」
熱烈な口淫によって完全に男根が勃起すると、信がようやく男根を口から離した。
その目は完全に雌の色を浮かべており、もう彼女は男根を淫華に咥え込むことしか考えられずにいるようだった。
「ん…」
桓騎の肩を両手で掴みながら信が唇を重ねて来る。先ほどまで激しい口淫をしていたとは思えないほど軽い口づけを何度も交わしながら、桓騎は彼女にされるままでいた。
肩を掴んだ手に力を込められると、呆気なく押し倒されてしまう。
息を乱しながら信は桓騎の体に跨り、再び唇を重ねて来た。今度は自ら舌を絡ませて来る。
その口づけに応えながら、桓騎は先ほどまで弄ってやっていた彼女の柔らかい二つの膨らみに手を伸ばした。
「ふう、ぅっ…」
口づけを交わしながら胸の芽を摘まんでやると、切なげな吐息を洩らしながら鼻奥で悶えている。
指の腹で引っ掻いたり、押し潰したりして遊んでいると、信が嫌がるように身を捩った。
「も、早く…終わらせる…」
こんな状態になっても、どうやらまだ理性の類は消え去っていなかったらしい。
瞳を潤ませながら、信は両方の膝を屈曲させ、大きく足を開いた形でしゃがみ込んだ。硬くそそり立つ男根の掴んで、切先を淫華に当たるように固定させる。
先ほどまで信が自分で弄っていた其処は蜜で濡れそぼっていた。
「あ…はあっ…ぁ、あ…!」
腰を落としていくにつれて、淫華がゆっくりと桓騎の男根を飲み込んでいく。淫華は奥までよく濡れていた。
「ううっ…ぁ…」
まず一番太い切先を飲み込むと、信の口元から甘い吐息が洩れる。彼女の中はいつだって温かくて、男根を貪ろうと吸い付いて来た。
「ふっ…ぅうう、ん…」
時間をかけて男根を全て飲み込むと、逞しく割れた桓騎の腹筋に手をついて、荒い息を繰り返していた。
中途半端に脱がせていた着物が信の肩に引っ掛かっていて、肌が隠されている部分があるが、返ってそれが欲をそそられる。
絶対に一度で終わるはずがないだろうと桓騎は心の中で考えた。
「ん、っふ、ぅ…」
手の甲で口元を押さえ、声を堪えようとする彼女のいじらしい姿を下から見上げ、桓騎は胸の内が燃えるように熱くなった。
無駄な肉など一切ついておらず、引き締まった腹筋と、女性らしい美しいくびれ。
水を飲ませ過ぎたせいで僅かに腹は膨らんでいたが、まるで自分の子を孕んでいるかのように見えて、それもまた官能的である。
信が腰を前後に動かす度に揺れる豊満な二つの膨らみも堪らない。
見ているだけで、女に耐性のない男なら達してしまいそうなほど、信の裸体は女の色気が込められていた。
肌に刻まれている戦場の傷は、そこらの男でも持っていないものだが、だからこそ堪らなく愛しいとも感じるし、尊さすら覚える。
誰にこの姿を見せたくないし、誰にも渡したくない思う。
「ん、んんっ」
信も気持ち良いのか、腰を揺らしながら甘い声を洩らしている。
後ろに手をつき、仰け反った体勢で腰を揺らす姿は、どう見ても騎乗位に経験があるとしか思えなかった。誰に教え込まれたのかはもう分かり切っていることだが、信が今その腹に咥えているのは紛うことなく自分だ。
「ふ、はあッ、あっ、ぁあっ」
反り返った男根が腹の内側にある自分の良い所に当たるのだろう。
飲み込めない唾液を口の端から垂らして快楽を貪る信を見れば、まるで自分の男根を彼女の自慰の道具として使われているような気もするが、それはそれで堪らなかった。
信の騎乗位に翻弄され、桓騎も息を切らし始める。
彼女が腰を動かせば動かすほど、中で男根が淫華と馴染んでいき、結合観がより増していった。
切なげに眉根を寄せながら腰を動かす信の姿も堪らないが、繋がっている部位を見やると、自分の男根が彼女の淫華に食われている光景がよく見える。
引き締まった信の内腿に手を這わせ、女の泣き所でもある花芯を指の腹で擦り付けると、信の体が大きく震えた。
「い、今、そこ、ぁ、さわ、ん、なァッ…!」
動かしていた腰を止めて悶えてしまうほど、敏感な花芯への刺激は強過ぎたらしい。
「なら、悪さしねェように掴んどけよ」
言いながら信の腕を掴んで、その手に自分の指を絡ませる。
手を握り合うと、信は恥ずかしそうにするものの、快楽を求める体は腰の動きは自制出来ないようだった。再び腰を動かし始めた。
「はッ、ぁあっ、はぁ、ん」
前後に揺らしていた動きから、今度は上下に跳ねる動きに変わる
これも随分と慣れているような動きで、やはりあの男との情事で経験したのだろうか。
他の女と違って、信は特に下肢の筋力が特に鍛えられているせいか、淫華が男根を搾り取るように吸い付いて来るのが堪らない。今まで抱いた女では感じられないほどの気持ち良さだった。
「あッ…ん、ぁあッ、ぁ」
信が持ち上げた腰を下ろす度に、男根の先端が子宮に口づける。
彼女の中は温かくて包み込んで来るような気持ち良さがあるのに、あの男のことを考えるだけで苛立ちが込み上げて来た。
もちろん信は自分とあの男と重ねて見ていることはしていないと分かっている。それでも、信の破瓜を破り、彼女の多くの初めてを我が物にしたあの男に嫉妬の念が止まなかった。
「ぁあっ、や、っ、あぁッ…」
気持ち良さに戸惑いながらも、信は腰の動きを止めることが出来ずに、泣きそうな声を上げた。
「ッ、はぁ…ぁあッ、も、もうッ…」
絶頂が近いのだろう、信が泣き出しそうな弱々しい表情を見せる。
桓騎は信と絡ませている手を放し、彼女の細腰をしっかりと掴むと、下から激しく腰を突き上げた。
「ふ、ぁあ…ッ!」
不意を突くような激しい刺激によって、信が仰け反って目を剥いた。
さらに追い打ちを掛けるかのように、桓騎は触るなと叱られたばかりの花芯を再び指の腹で擦る。
「ひいっ、あ、待っ、ぁ、ああーッ」
彼女の引き締まった内腿が痙攣したかと思うと、中がうねるようにして、男根を強く締め付けられた。桓騎も切なげに眉根を寄せながら、彼女の最奥で熱を放った。
男根と繋がっている部分のすぐ真上から小さな水飛沫が上がり、花芯を弄っていた桓騎の指を濡らす。
「あ…ぅ…」
しばらく体を硬直させていた信だったが、身体の芯から力が抜けたように前屈みに倒れ込んで来た。
咄嗟に起き上がり、彼女の体を抱き止めた桓騎は、生温かい感触が腹を伝っているのを感じていた。
「ぁっ、ぁあ…」
下腹部に手を当てて、なんとか止めようとしているらしいが、一度堰を切ったそれは止められず、繋がっている部分を温かく濡らしていく。
「ふ、うぇ…ふぐ、…うぇ…」
ぐすぐすと信が鼻を鳴らしながら、しゃっくりまで上げ始めたので、桓騎はぎょっと目を見開いた。
「信?」
俯いている顔を覗き込む。信は真っ赤な顔で涙を浮かべており、その身を震わせていた。
「さ、触んなって、言った、のにぃ…」
弱々しい声に責め立てられ、桓騎の良心がちくりと痛んだ。
情事の最中に、信が蜜とも尿とも異なる飛沫を上げて絶頂を迎えるのは、これもまた初めてのことではなかった。
どうやら信は粗相をしたかのような感覚が苦手で、普段以上に羞恥心が掻き立てられてしまうらしい。
そのせいで身を繋げている時に、さらなる刺激を加えられることを嫌がるのだが、人の嫌がることをするのが大好きな性格である桓騎がもちろん聞くはずもなかった。
「…何も恥ずかしいことじゃねえだろ」
慰めるように、信の頭を撫でながら囁くが、信は首を横に振った。
「は、恥ずかしい、に、決まってる、だろ…!ぅう…お、お前が、たらふく、水、飲ませた、からぁ…」
途切れ途切れに言葉を紡いだ信は、大量の水を飲まされて膨らんだ腹に手をやりながら訴えた。どうやら本当に粗相をしたと勘違いしているらしい。まだ薬が抜けきっていないせいで、あまり頭が働いていないのだろうか。
信の身体に、男に抱かれる悦びを教え込んだのは李牧だ。
しかし、彼女のこの反応を見る限り、確証はないのだが、李牧は彼女がこのような絶頂を迎える姿をあまり見ていないのではないかと思った。
優越感に胸を満たしながら、腹を濡らした飛沫を指で掬い取ると、桓騎は見せつけるようにしてそれを舐め取った。
「ば、バカッ…!」
信じられないと言わんばかりの表情で、信が目を見開く。
構わず桓騎は彼女の顎を掴むと、強引に唇を重ねた。
「んっ…」
熱い吐息を交えながら、何度も唇を重ね合う。
半開きの唇からは飲み込めない唾液が滴っていて、信の唇を艶めかしく色づけていた。
平行線の交差、その先の真実
「信」
「う…?」
口づけの合間に声を掛けると、信が恍惚の表情を浮かべながら、小さく小首を傾げる。
「俺を飛信軍に入れなかったのも、俺の縁談を断ってたのと同じ理由だったのか?」
その言葉の意味を信が理解するまで、やや時間がかかった。
「ち、ちがう…!」
か細い声で否定されるものの、あまりの説得力のなさに苦笑してしまう。
信が桓騎の縁談を断っていた理由は、桓騎を他の誰にも渡したくない独占欲からだった。もちろんそれを言葉には出さないが、先ほどの態度から一目瞭然である。
そんな独占欲を持っていたというのに、彼女が桓騎を自分の軍に入れなかった理由は、愛情の裏返しだったのかもしれない。
「あれは…体力試練も受けないで軍に入るのは、贔屓だとか色々言われるから…!」
小癪にも、本音を隠そうとする信に、桓騎は苦笑を深めた。
「それなら体力試練を受けるって言っただろ。それなのに、お前は返事を濁らせて白老のとこに預けたよな?」
「うぐぐっ…」
体力試練も受けないで飛信軍に入ることは問題だと言われていたのだが、それならば桓騎はもちろん体力試練を受けるつもりでいたし、自分の実力を見せつける良い機会だとも考えていた。
だが、体力試練を受ける前に、蒙驁のもとに身柄を送られることが決まり、飛信軍に入る機会を全て信自身に奪われたことを桓騎は未だに根に持っていた。
縁談を断ったのが独占欲の類なら、傍で監視しておける飛信軍に入れておくべきだったはずだ。だが、信がそれをしなかった理由が必ずある。
それはきっと、先ほど彼女が明日の出立準備に遅刻するのではないかと気にしていたように、将としての役目を全うするためだ。
「わざと俺を遠ざけたんだろ」
私情を挟まぬように、信は桓騎を自分のもとから遠ざけたのだ。それは一人の女としての幸せではなく、将としての役目を優先した証拠でもある。
だが、自分を遠ざけた上で、信は桓騎の縁談を断り続けていた。
少々矛盾を感じる行動の裏に、信が女として桓騎を想ってくれていたことが分かる。
言葉に示さずとも、嘘を吐けない彼女の顔を見れば、それは決して自惚れではなかった。
「不器用な女だな。俺が欲しいならそう言えば良かっただろ。俺ならガキの頃でも満足させてやったのに」
「ち、違う!俺に稚児趣味はない!」
「…なら、俺がますますイイ男に育ってから惚れたのか?」
からかうように、謙虚さを一切持たない言葉を掛けると、
「お前を好きになったって分かんなかったんだよッ!」
信が泣きそうなほど顔を歪めて怒鳴ったので、桓騎は呆気に取られた。
痛いほどの沈黙が二人の間に横たわる。
信を見れば、彼女は顔を真っ赤にしたまま唇を戦慄かせていた。本音を打ち明けたことで後悔しているのかもしれない。
「…じゃあ、俺を遠ざけたのは、それをはっきりさせるためだったのか?」
「………」
目を逸らしながら、信が僅かに首を縦に振った瞬間、桓騎の中で何かがふつりと音を立てた。それは理性の糸だったのかもしれない。
「うあッ!?」
向かい合うように繋がったまま、桓騎はその体を強く抱き締めていた。この女は何度自分のことを惚れさせるつもりなのだろうか。
「あっ、えっ、ま、また…!?」
先ほど信が達してから、しばらく淫華の中で大人しくしていた男根が再び頭を持ち上げる。それを腹の内側で感じたのだろう、信が狼狽えた視線を向けて来た。
「…一度で終わりそうにねえな」
「え?」
不吉な独り言を聞きつけた信が何だと聞き返そうとした時には、身を繋げたまま桓騎にその体を押し倒されていた。
後日編~蒙恬の協力者~
案の定、激しい情事によって、信は起き上がることが出来なくなってしまい、翌朝の出立に影響してしまった。
もちろん信は激怒し、秦国へ帰還してから数日後が立った今でも、彼女の機嫌は戻ることはない。
しばらく信から屋敷への出入りを禁じられた桓騎は、不機嫌を丸出しで過ごしており、そんな主を見た配下たちはまたいつものケンカかと呆れ顔である。
信の機嫌が戻るまでにはそれなりに時間がかかるだろうが、その前にやらなくてはならないことがあった。
「摩論を呼べ」
軍の参謀を務めている摩論を呼び寄せた。
机にどんと両脚を乗せて待っていると、すぐに摩論が「何かありましたか?」と部屋に入って来る。
「…お前、あのクソガキにいくら渡された?」
「えッ?」
桓騎から鋭い目つきを向けられ、開口一番そんなことを言われた摩論は分かりやすく声を裏返した。
その反応だけ見れば、既に答えを得たようなものだが、桓騎は確信を得るために、ゆっくりと言葉を続ける。
「オギコから全部聞いたぞ。お前があいつから金を受け取ってるところを見たってな」
どこか落ち着きなく、いつも整えている自慢の鼻髭を弄りながら、摩論が笑みを繕う。
「はは…何のことでしょう?まさか私が蒙家の嫡男殿に、賄賂をもらったと疑っているのですか?」
「俺はクソガキとしか言ってねえぞ。何で蒙家の名前が出て来る?」
「あッ」
信頼をしていた配下がこうもあっさりと墓穴を踏むような男だったことに、桓騎は落胆を隠せない。
しかしそれを上回るのは、摩論が自分を裏切って蒙恬に協力をしたことに対する怒りだった。
「お前の上手い手料理が食えなくなるのは残念だが…」
両脚を床に降ろし、椅子に座り直すと、摩論が顔面蒼白になってその場に跪いた。
「すみませんッ!金子を三つほどもらいましたぁ!」
床に額を擦り付ける勢いで、摩論が蒙恬に協力したことを白状する。
予想はしていたが、蒙恬から提示された報酬に目が眩んだのかと桓騎は肩を竦める。
元野盗の仲間たちは金が入るとなれば容易に動いてしまう短所があった。もちろん単純な動機なので扱いやすい面もあるが、よりにもよって蒙恬がそこに目を付けるとは思いもしなかった。
「その報酬と引き換えに、何を指示された?」
冷たい目で見下ろしながら問いかける。命が惜しいのか、摩論は素直に答えていく。
「や、やましいことは何も…ただ、彼に言われたように、信将軍に酒を勧めただけです…」
「…その酒ってのは?」
「城の地下倉庫にあったものです。お頭が飲んでいたのと同じものをお出ししました…」
「ほう」
制圧を終えた後、城の地下倉庫にあったという地酒を飲んだことを思い出す。
あの部屋に杯は二つあったし、酒瓶の中身も大分減っていた。蒙恬と信が酒を飲み交わしていたことは間違いない。
酒自体に薬を盛っていたとすれば、蒙恬にも影響があっただろうし、彼が薬の効かぬ体質であることは聞いたことがない。
このことから、酒自体に細工をしていなかったのは間違いないだろう。消去法で考えると、細工をされていたのは、信が口を付けた杯の方だ。あの場に駆け付けた時も同じ推測をしたが、それは当たっていた。
杯に仕込んでおいた薬を飲ませるために、蒙恬は信に酒を飲ませる口実を作るよう、摩論を利用したということである。
(あのクソガキ…よくもやりやがったな)
摩論が信へ酒を勧め、そしてお人好しの信は蒙恬を誘った。蒙恬はそれを分かっていて、杯に薬を仕込んでおき、信だけを眠らせたということだろう。
そして信のことだから、何の疑いもなく口をつけて、まんまと眠らされたに違いない。
自分以外の男に組み敷かれている信の姿を思い出すだけでも心臓に悪いというのに、もしも駆けつけるのがあと少しでも遅かったらと思うと、それだけで心臓が凍り付いてしまいそうだ。
本当に最悪の事態に陥っていたのなら、いくら蒙驁の孫とはいえ、跡形もなく彼の存在を消して、信の記憶からも処理をしていたに違いない。
…オギコの活躍、それから王翦軍と偶然の合流によって、なんとか未遂で救出することが出来たし、その後は美味しい想いをすることが出来たので、結果だけ見れば未遂で済んだのだが。
「はあー…」
長い息を吐いた桓騎の眼光の鋭さに押され、摩論は相変わらず顔色が優れない。
「…摩論」
「はひっ」
低い声で呼びかけると、もはや半泣き状態になっている摩論が慈悲を乞うような顔で返事をする。
「今まで美味い飯を作ってくれたことに免じて、指三本で許してやるよ。手ェ出せ」
腰元に携えていた短剣を取り出した桓騎が鞘を引き抜く。ぎらりと刃が怪しく光り、摩論は背筋に氷の塊を押し当てられたような感覚に陥った。
金子三つと信の操に対して、指三本に留めたのは、桓騎なりの慈悲だった。
本当ならば手足三本落としたいところだったが、指三本だけにしたのは、今まで参謀として自分に付き従ってくれた、せめてもの礼だ。
蒙恬の策略に利用された摩論も被害者といえばそうなのだが、信が自分にとって大切な存在であることを知っていたくせに、蒙恬の企み止めようともしなかったことが許せなかったのだ。
無様に泣き喚く摩論の右手首を掴み、反対の手で短剣を構える。もちろん脅しなどではなく、本気で指を落とすつもりだったし、摩論もそれを分かっていたのだろう。
「ひいいい!お頭っ、どうか、どうか、許してください!」
耳障りな悲鳴を聞きながら、どの指から落とそうか考えていると、慌てた様子でオギコが部屋に飛び込んで来た。
「お頭~!」
オギコの登場により、部屋に束の間の沈黙が訪れる。
桓騎が短剣を構えて摩論の指を落とそうとしている光景を見て、オギコが小首を傾げている。どうしてそんなことになっているのか状況が分からないでいるのだろう。
「…二人とも、何してるの?」
「ああ、オギコさん!よか、良かった!助けて~ッ!」
一方、摩論といえば、オギコが来てくれたことによって、助かったとでも思っているのか、歓喜の涙を流していた。
しかし、桓騎は手首から手を放すことなく、オギコに用件を尋ねる。
「手短に話せ、オギコ。俺は忙しいんだ」
「信から伝言ッ!」
「…なに?」
これには桓騎も驚いて、オギコの方を向いた。
桓騎に屋敷の出入りを禁じたことから、しばらくは口を利かないという意志を示したのだろうが、伝言とは何だろうか。
「えーとね、”蒙恬と、蒙恬に関わってた人を罰したらダメだぞ”、だって!」
「………」
伝言の意味を理解した途端、思わず舌打ちをしてしまった。
今回のことに関わっていたのが蒙恬だけじゃないことに勘付いたのだろう。普段は鈍いくせに、時々こういった勘が働くことがあるのは困りものだ。本能型の将としての才能なのだろうか。
最愛の女からの命令に逆らうことは出来ず、桓騎は大人しく摩論を解放した。
僅かに身を屈め、桓騎は摩論の耳元に唇を寄せる。
「…次にまた信を売るような真似をしたら、今度は指三本じゃ済まされねえぞ」
ドスの利いた声で摩論を睨みつけると、彼は何度も頷いて、逃げるように部屋を出て行った。
状況の読めないオギコは円らな瞳で何度も瞬きを繰り返す。
「…お頭、摩論さんと何して遊んでたの?」
短剣を向けていたというのに、二人が遊んでいたと疑わないオギコに、桓騎は口角をつり上げる。
口元に人差し指を押し当てながら、
「内緒話だ。信からの伝言はちゃんと守ったぞ」
その言葉を聞いて、安心したオギコは無邪気な笑みを浮かべたのだった。
終
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