カテゴリーアーカイブ: ジャーナリズム

現代日本において、「個」を貫くことの困難と意義――映画『i -新聞記者ドキュメント-』をめぐって

 森達也監督の新作『i -新聞記者ドキュメント-』が11月15日に、全国の劇場で公開された。ゴーストライター問題で追及された音楽家・佐村河内守を追った『FAKE』から3年。満を持しての長編ドキュメンタリーの新作は、東京新 […]…

メディア不信と新聞離れの時代に、鋭い記事目立つ毎日新聞の「挑戦」

光る記事目立ち始めた最近の毎日新聞  映画『新聞記者』でも描かれていたが、いま新聞記者を巡る環境に注目が集まっている。  その一方で、デジタル化に押された部数の伸び悩み、あるいは政権による圧力、「中立公正」というお題目を […]…

森友学園報道のスクープ報道で安倍政権に忖度!? NHKを退職した記者が語る「報道の危機」

「日本の報道は、危機的状況にあります」NHKの報道記者として、森友学園問題のスクープを連発した相澤冬樹氏はこう語る。「私が関わったNHKの森友報道では、『クローズアップ現代』や『ニュース7』などの番組で、人事権を振りかざした、報道への露骨な圧力がありました。全国のNHK報道部門のトップである報道局長が介入してきたのです。安倍官邸に忖度したのだと思います」…

自民党が批判的ジャーナリストを名指しし、警察を動かして排除!?

投開票日に自民党候補者事務所で起きた“排除事件” 「安倍首相(総裁)の指示で私は『危ないジャーナリスト』と認定され、取材妨害を受けるようになったのか?」  こう思ったのは参院選投開票日の7月21日、秋田選挙区の中泉松司候 […]…

安倍政権に阿るマスコミ幹部よ、矜持を取り戻せ!<小林節氏>

安倍政権にひれ伏した大手メディアの惨状  国際NGO「国境なき記者団」が発表した2019年の「報道の自由度ランキング」で、日本は67位、主要7カ国(G7)中の最下位という結果になっている。そして、「日本のメディアの自由は […]…

嘲笑される側に責任はあるのか――朝日新聞は筋を通した報道を

 参院選に向けた特集報道が始まった。朝日新聞は、「問う 2019参院選」との連載記事の第1回を、7月7日(日)朝刊の1面で報じている。 「『嘲笑する政治』続けるのか」という見出しには、「そうだ、よく踏み込んでくれた」との […]…

安田純平さんの妻の深結さん「自殺を考えていた時期も。人とのつながりで救われた」

「捕まった本人よりも、家族がいちばん大変でした」  シリアで人質になり昨年無事に解放されたフリージャーナリストの安田純平さんと、純平さんの妻でヒーリングシンガーの深結(みゅう)さんの話を聞くトークイベント「いのちの話」が […]…

橋下徹・元大阪府知事がジャーナリストを名誉毀損で提訴。証言に矛盾か

橋下徹氏がジャーナリストの岩上安身氏を名誉棄損で提訴  元大阪府知事・大阪市長でタレントの橋下徹弁護士が岩上安身・インディペンデント・ウェブ・ジャーナル(IWJ)代表を被告として起こした名誉毀損・損害賠償請求訴訟(リツイ […]…

官邸vs.ジャーナリズム――多くの記者たちが異例のデモ参加、問われるメディアのあり方

メディア関係者を含む600人がデモに参加  前代未聞、極めて異例なことだ。3月14日、首相官邸前で新聞記者などメディア関係者ら600人がデモを行い、内閣官房記者会見での政府関係者による望月衣塑子記者(東京新聞)への嫌がら […]…

安倍政権の隠蔽体質に加担するメディア<菅野完氏>

殺到した籠池氏への取材への違和感  いったいこの人の元気はどこからくるのだろうか。  毎朝5時起床。神前仏前に手を合わせ、軽く朝餉をとったのち、犬の散歩へ。この日常のスケジュールを頑なに守りながら、籠池泰典氏は2月の最終 […]…

安倍政権の隠蔽体質に加担するメディア<菅野完氏>

殺到した籠池氏への取材への違和感  いったいこの人の元気はどこからくるのだろうか。  毎朝5時起床。神前仏前に手を合わせ、軽く朝餉をとったのち、犬の散歩へ。この日常のスケジュールを頑なに守りながら、籠池泰典氏は2月の最終 […]…

官邸の東京新聞弾圧。官邸は記者の質問権を制限するな<南彰氏>

 2月26日の記者会見で、菅官房長官は東京新聞の望月衣塑子記者から記者会見の意義を問われた際、「あなたに答える必要はない」と言い放った。  ジャーナリズム軽視の発言を繰り返す安倍政権。こうした姿勢について、『月刊日本4月 […]…

なぜNHKは政権による嘘と誤魔化しに加担するのか<永田浩三氏>

 3月1日の衆議院本会議で提出された根本厚生労働大臣の不信任決議案において、小川淳也議員が行った趣旨弁明の演説が、NHKによって本人の言葉を一切紹介されることなく、悪意あるようにしか思えない編集で報じられたことについては […]…

「地下鉄サリン事件から24年の集い」で語られた警察とメディアの問題

地下鉄サリン事件から24年――  1995年にオウム真理教による地下鉄サリン事件が発生した3月20日を前に、「地下鉄サリン事件から24年の集い」が16日、東京・お茶の水にある連合会館で開催され、189人が参加した(主催者 […]…

小川淳也議員、NHK・上田良一会長と木田幸紀専務理事に3・1報道について問う

 3月14日の衆院総務委員会において、立憲民主党・無所属フォーラムの小川淳也議員がNHK会長・上田良一、NHK専務理事・木田幸紀の両氏に、その意図と編集方針、そして報道姿勢について質疑を行うという一幕があった。 印象操作 […]…

菅長官、「政府に都合が悪い意見」を言う東京新聞望月記者だけを無視、妨害。質疑可視化で明らかに

「あなたに答える必要はありません――。  2019年2月26日午後の定例記者会見で菅義偉官房長官が東京新聞・望月衣塑子記者に言い放った一言が波紋を広げている。  望月記者を擁護する記事、逆に菅官房長官を支持する記事が入り […]…

菅長官、「政府に都合が悪い意見」を言う東京新聞望月記者だけを無視、妨害。質疑可視化で明らかに

「あなたに答える必要はありません――。  2019年2月26日午後の定例記者会見で菅義偉官房長官が東京新聞・望月衣塑子記者に言い放った一言が波紋を広げている。  望月記者を擁護する記事、逆に菅官房長官を支持する記事が入り […]…

安田純平氏が戦場取材をする理由。「『テロリスト』として殺される“普通の人”の存在を伝えたい」

 2015年6月にシリアで武装勢力に拘束され、40か月もの長い拘束の末に昨年11月に解放されたフリージャーナリストの安田純平氏が、2月16日に神戸市内で講演。「あきらめたら終了です」と題し、420人が参加した。  この報 […]…

疑惑の宮崎早野論文を報じた朝日新聞に看過できない「改ざん」。不誠実な「訂正」は許されない

 データの提供について同意していない市民のデータを使っており、また、二つの論文のうちの一つには図に不自然な点がみられ、線量を過小評価するための捏造(ねつぞう)が疑われることで、東京大学および福島県立医科大学に研究不正の申 […]…

タレント、フィフィ氏の蓮舫氏に関する誤情報ツイートを拡散した日刊スポーツを直撃

 2月17日、タレントのフィフィさんが立憲民主党蓮舫議員に対して、事実に反するツイートをし、これが大きく拡散する事態となった。(参照:”フィフィさん、蓮舫議員が「改正児童虐待防止に反対」と誤りをツイート→謝罪し削除” […]

5記者の質問信号無視話法分析で明らかになる、官邸の望月記者へのハラスメント対応

 前回記事に続いて、菅官房長官の定例記者会見における東京新聞・望月衣塑子記者に対する質問妨害を取り上げたい。  今回は2019年2月8日午前の全8問の質疑を全て文字起こしして信号無視話法分析する。これによって、記者たちは […]…

望月衣塑子記者の質問は「無駄が多い」「自分の意見を述べ続ける」は本当か? 信号無視話法分析で検証

 菅義偉官房長官の定例記者会見での東京新聞・望月衣塑子記者に対する異様な仕打ちが続いている。  望月記者の質問だけは菅長官がまともに答えない。望月記者の質問だけは司会者(内閣府職員・上村秀紀 報道室長)が妨害する。しかも […]…

内戦下のシリアを訪れたNGO事務局長が見た現状。「我々に何ができるのか」

反体制派の支配地域を取材していた安田純平氏と意見交換  シリアで3年4か月拘束されていた、ジャーナリストの安田純平氏が解放され無事に帰国した。  メディアは自己責任論が世間でどう盛り上がっているのか、バッシングの材料とし […]…

安田純平氏、共同通信の報道に困惑。「いつでも聴取を受けると言っているのに……」

 共同通信は11月17日、シリアで拘束され解放・帰国したフリージャーナリストの安田純平氏に対し、「警視庁公安部が聴取を要請した」との記事を配信した。  記事によると「時期は未定」とのことで、「体調が戻ったら話を聞かせてほ […]…

安田純平氏の会見に「謝罪を求める日本社会は異常」「自己責任論は極右の思想」と欧米メディア特派員

日本外国特派員協会で会見、「おわび」と「感謝」を述べる  11月9日、シリアで40か月拘束され、解放されたジャーナリストの安田純平氏が日本外国特派員協会にて会見を行った。  安田氏は冒頭に次のように手短な発言を行ってから […]…

40か月の拘束に耐えた、安田純平さんの人並み外れた精神力と交渉力

 さまざまな点で驚くべき会見であった。  シリアで拘束されていたジャーナリストの安田純平さんが、帰国後初の会見を日本記者クラブで行った。安田さんの解放をめぐってはこれまで、日本政府がトルコ政府やカタール政府に働きかけてい […]…

御用メディアの大罪。新聞は「権力の監視」の役割を失った<倉重篤郎氏>

『新潮45』の休刊を受けて、『月刊日本』11月号は「御用メディアの大罪」と称する大特集を打ち出している。  同特集は、冒頭で出版業界を取り巻く不況の中、露骨に安倍政権に阿る新聞や雑誌が目立ってきたことと、安倍政権側もまた […]…

東京都迷惑防止条例施行初日、条例巡りジャーナリストらが幸福の科学施設前で大揉め

 今年3月、東京都迷惑防止条例が改正された。住居等の付近を「みだりにうろつく」行為等が新たに様々な禁止行為が追加され、罰則も強化されたため、市民運動や取材活動を規制することもできる危険があるとして批判を浴びた。この条例が […]…

安倍政権とイスラエルの関係強化は国益か? ガザの「虐殺」を現場取材した日本人記者の違和感

たった1日で58人が死亡、2700人以上が負傷  今年5月14日、在イスラエル米国大使館がエルサレムへと移転され、米国の特使として、ドナルド・トランプ大統領の娘イヴァンカ・トランプ氏が移転の式典で笑顔を振りまいていた、ち […]…