僧兵に着想した「ヨシオクボ」の独自性、20分の超大作に挑戦した「コンダクター」 読者投票で決める東コレナンバーワン“T-1グランプリ”4日目

 2022年春夏シーズンの「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」が8月30日に開幕しました。国内外から48ブランドが参加し、4割がリアルショーを行います。「WWDJAPAN DIGITAL」は昨シーズンに続き、ユーザー投票で読者人気1位を決定する“T-1グランプリ“を開催!投票に先駆けて、記者3人がその日に発表したブランドからグランプリ候補を毎日選出します。今日のノミネートブランドはこの3つだ!


東コレ取材歴5年
副編集長・大塚
「ヨシオ クボ(YOSHIO KUBO)」

見どころ:東京のファッション・ウイークへの参加は5年ぶり。海外での発表経験を経て、リアルとデジタルという垣根を超えて、あらゆる表現方法にどん欲に挑んでいる姿がかっこいいなと思っています。今シーズンは僧兵を意味する“ウォーリアー・モンク”をコンセプトに掲げ、日本のミリタリーを独自に解釈しました。相手を威かくするためのオーバーサイズや、竹で迷彩を作った“バンブーカモフラージュ”柄、かつて僧兵たちが興じていた将棋の駒をモチーフに使うなど、和を深く掘り下げたスタイルが連続。実はショー前の展示会で服自体は見ていたのですが、やはり人が着て歩くと別物です。ブランドが得意とするパターンワークを、結んだりひねったりするスタイリングでアピールし、どういう構造なのかと改めて気になり身を乗り出してしまいました。そしてリアルならではの驚きは、自分のスマホでは見ない日はないTikTok発のスターモデル、大平修蔵さんを生で見られたこと。実在していたんだ!と服とは全然関係ないところでも感動しました。


本日も家にこもりっきり
東コレ取材3シーズン目の美濃島
「コンダクター(EL CONDUCTORH)」

見どころ:デジタル発表が浸透して数シーズン。2〜3分で洋服を見せる映像も多い中、20分の超大作が届きました。「せっかくデジタルでやるんなら、ストーリーのある短編映画に挑戦したい」という長嶺信太郎デザイナーの強い意思で実現したもので、俳優の唐田えりか、吉村界人らが出演し、監督は小林達夫という本気っぷり。ジンの編集者が憧れのバンドを取材し、大事なものに気づかされるストーリーがめちゃくちゃ面白いし、音楽やストリートとのつながりが強いブランドの世界観ともマッチしています。ウエアは、スカルと十字架を散りばめた透け感のあるボウシャツや炎のようなペイントを施したセットアップスタイルなど、センシュアルなひねりを加えたロックテイスト。映画だから同じウエアが何回出てきても違和感はないし、ぶっちゃけショーより記憶に残りました。世界観を作り込み、洋服を効果的に見せられるのは、デジタル最大の強みですね。


若手随一の“ファッションバカ”
東コレ取材2シーズン目の大澤
「ユーシーエフ(UCF)」

見どころ:コレクションは、上田安子服飾専門学校のトップクリエイター学科の3年生、総勢13人が手掛けました。開幕4日目までに、計10ブランド以上のプロデザイナーのコレクションを見てきた僕は、正直甘く見ていました。今季は兵庫県の播州織や群馬県の桐生ジャカード、愛知県の有松鳴海絞り形状加工などをしたオリジナル素材に、大胆なカッティングやドレープ、アシンメトリー加工を施したり、数パターンの着こなしが楽しめる変形型シルエットにしたり。ブラックとホワイトのカラーが、より素材の良さとシルエットを際立たせます。学生たちのレベルの高さに唖然としました。すみませんでした。ほとんどの学生は今後、パリ・コレクションを目指し活動していくそう。日本の未来に乾杯です。

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DHCが韓国から撤退 不買運動が影響か

 DHCは9月1日、韓国事業から撤退すると韓国法人DHCコリアの公式サイトを通じて発表した。同オンラインストアは9月15日14時に閉鎖するという。現在アクセスが集中しており、繋がりにくい状態が続いている(2日22時時点)。

 DHCコリアの公式サイトでは「良い製品とサービスでお客さまに満足していただくように努力したが、残念ながら国内営業終了を決定しました」と表明。撤退の理由に関しては明記していないが、20年12月、創業者の吉田嘉明会長が自社サイトで公開した文章が在日韓国・朝鮮人に対して差別的なのではないかと問題視され、韓国では不買運動が拡大していた。

 DHCは1972年に委託翻訳業務を中心に創業。DHCは「大学翻訳センター」のローマ字表記の頭文字から由来している。化粧品や健康食品のほか、アパレル、リゾート、出版事業など多岐に渡り展開。海外事業においては、1995年にアメリカと台湾、2002年に韓国、03年に中国、06年にイギリスに進出している。

 なお、20年度の売上高はWWD推定で前期比25.2%減の約356億4000万円(約3億3390万ドル)。海外におけるJビューティの需要の高まりを受け、米国と英国では2ケタ台の成長を遂げた。一方で日本では、202の直営店と7万2000店以上の量販店で販売しているが、売り上げは前年割れとなった。

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DHCが韓国から撤退 不買運動が影響か

 DHCは9月1日、韓国事業から撤退すると韓国法人DHCコリアの公式サイトを通じて発表した。同オンラインストアは9月15日14時に閉鎖するという。現在アクセスが集中しており、繋がりにくい状態が続いている(2日22時時点)。

 DHCコリアの公式サイトでは「良い製品とサービスでお客さまに満足していただくように努力したが、残念ながら国内営業終了を決定しました」と表明。撤退の理由に関しては明記していないが、20年12月、創業者の吉田嘉明会長が自社サイトで公開した文章が在日韓国・朝鮮人に対して差別的なのではないかと問題視され、韓国では不買運動が拡大していた。

 DHCは1972年に委託翻訳業務を中心に創業。DHCは「大学翻訳センター」のローマ字表記の頭文字から由来している。化粧品や健康食品のほか、アパレル、リゾート、出版事業など多岐に渡り展開。海外事業においては、1995年にアメリカと台湾、2002年に韓国、03年に中国、06年にイギリスに進出している。

 なお、20年度の売上高はWWD推定で前期比25.2%減の約356億4000万円(約3億3390万ドル)。海外におけるJビューティの需要の高まりを受け、米国と英国では2ケタ台の成長を遂げた。一方で日本では、202の直営店と7万2000店以上の量販店で販売しているが、売り上げは前年割れとなった。

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「シロ」がメイク製品リニューアル エシカル視点で付属ブラシなど廃止

 コスメブランド「シロ(SHIRO)」を展開するシロは9月24日、メイクアップコレクションをリニューアルする。ブランドが重要視するエシカルな視点を尊重したパッケージとカラーを採用し、長く最後まで使用することにこだわった製品群に生まれ変わる。

 同ブランドのメイクアップコレクションは2017年2月からスタート。スキンケア同様に国内外で生産された規格外の素材や副産物などを原料にして、口紅やアイシャドウなどを扱ってきた。地球環境に考慮した取り組みを加速するため、これまで同様に素材をあますことなく使用するモノ作りは継続しながら、製品に使用するプラスチック量の削減や付属ブラシの廃止、カラーごとの量の調整を行った。

 人気の“ジンジャーアイシャドウパレット”(全4色、各税込7480円、箱なし製品各税込7256円)はカラーもパッケージも一新する。指で馴染ませやすい質感に仕上げることで付属のブラシを廃止。スリムなデザインに変更することで、パッケージに使用するプラスチックの量も減らした。パレット内の4色は色ごとに量を調整することで、最後まで使い切りやすくした。

 “ジンジャーリップカラープライマー”(全2色、各税込4180円、箱なし製品各4055円)はパッケージを一新し、21年春の限定色シャインスカーレットを定番として発売する。

 そのほか、“ジンジャーリップスティック”や“亜麻ネイル”などの新色も打ち出す。

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セレクトショップのイザが表参道ヒルズでポップアップ 紗栄子のカフェやフェムテックアイテムも

 セレクトショップのイザ(IZA)は、「イザ ウィズ フレンズ(IZA WITH FRIENDS)」と題したポップアップストアを9月22日まで表参道ヒルズ1階で開いている。モデル・タレントの紗栄子や人気美容師の奈良裕也「シマ ハラジュク(SHIMA HARAJUKU)」アートディレクターらといった、田中タキ代表取締役と親交のある人物やブランドが出店している。

 店内では、イザで取り扱う「ヌメロ ヴェントゥーノ(N21)」「ニナリッチ(NINA RICH)」「パトゥ(PATOU)」「セルフポートレート(SELF-PORTRAIT)」などのファッションブランドのほか、「シマ(SHIMA)」のオリジナルヘアケア商品やCBDブランドの「H シンク(H THINK)」の商品などが並ぶ。物販のほか、紗栄子が経営している那須ファームビレッジ(NASU FARM VILLAGE)のドリンクメニューを提供するカフェスペースも併設。期間中、新たなブランドや企画を随時追加する予定だ。

 また、「コロナ禍で頑張る若い企業家を応援したい」という思いから、新興のフェムテックブランドも扱う。田中代表は、ライフワークとして乳がんの啓蒙活動に積極的に取り組んできた。その延長で、女性の健康課題をテクノロジーで解決するフェムテックの分野にも以前から興味があったという。田中代表は「2007年からチャリティイベントを主催し、女性の内側の豊かさや幸せを応援したいという気持ちが明確になってきた。ファッションを楽しむ場が限られている今、別の形で女性を幸せにできる新たなチャネルとして、フェムテックをイザから発信したい」と話す。今年始動したフェムテックブランド「リネ(RINE)」の吸水ショーツとブラを、「ニナリッチ」のアイテムと組み合わせたプレゼンテーションもイザならでは。また店内一部では、フェムテック専⾨店「ラブピースクラブ(LOVE PIECE CLUB)」による海外のプレジャートイや膣トレアイテムなども販売している。

 イザでは今後も継続的にフェムテック商材を取り扱う。10月のピンクリボン月間に合わせ、女性企業家2人によるランジェリーブランド「アルバージュ ランジェリー(ALBAGE LINGERIE)」とコラボし、乳がんサバイバーに向けたブラジャーも開発する予定だ。

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セレクトショップのイザが表参道ヒルズでポップアップ 紗栄子のカフェやフェムテックアイテムも

 セレクトショップのイザ(IZA)は、「イザ ウィズ フレンズ(IZA WITH FRIENDS)」と題したポップアップストアを9月22日まで表参道ヒルズ1階で開いている。モデル・タレントの紗栄子や人気美容師の奈良裕也「シマ ハラジュク(SHIMA HARAJUKU)」アートディレクターらといった、田中タキ代表取締役と親交のある人物やブランドが出店している。

 店内では、イザで取り扱う「ヌメロ ヴェントゥーノ(N21)」「ニナリッチ(NINA RICH)」「パトゥ(PATOU)」「セルフポートレート(SELF-PORTRAIT)」などのファッションブランドのほか、「シマ(SHIMA)」のオリジナルヘアケア商品やCBDブランドの「H シンク(H THINK)」の商品などが並ぶ。物販のほか、紗栄子が経営している那須ファームビレッジ(NASU FARM VILLAGE)のドリンクメニューを提供するカフェスペースも併設。期間中、新たなブランドや企画を随時追加する予定だ。

 また、「コロナ禍で頑張る若い企業家を応援したい」という思いから、新興のフェムテックブランドも扱う。田中代表は、ライフワークとして乳がんの啓蒙活動に積極的に取り組んできた。その延長で、女性の健康課題をテクノロジーで解決するフェムテックの分野にも以前から興味があったという。田中代表は「2007年からチャリティイベントを主催し、女性の内側の豊かさや幸せを応援したいという気持ちが明確になってきた。ファッションを楽しむ場が限られている今、別の形で女性を幸せにできる新たなチャネルとして、フェムテックをイザから発信したい」と話す。今年始動したフェムテックブランド「リネ(RINE)」の吸水ショーツとブラを、「ニナリッチ」のアイテムと組み合わせたプレゼンテーションもイザならでは。また店内一部では、フェムテック専⾨店「ラブピースクラブ(LOVE PIECE CLUB)」による海外のプレジャートイや膣トレアイテムなども販売している。

 イザでは今後も継続的にフェムテック商材を取り扱う。10月のピンクリボン月間に合わせ、女性企業家2人によるランジェリーブランド「アルバージュ ランジェリー(ALBAGE LINGERIE)」とコラボし、乳がんサバイバーに向けたブラジャーも開発する予定だ。

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カリスマ美容師の高木琢也が窪塚洋介と共演 「オーシャントリコ」新シリーズのCMで

 オーシャンズワールドは、ヘアケアブランド「オーシャントリコ(OCEAN TRICO)」から、“オーシャントリコモイスト アンサー”シリーズを9月10日に全国のロフトで先行発売する。

 「オーシャントリコ」は、日本最大級のヘアコンテストで3年連続日本一を獲得し、殿堂入りした人気メンズサロン「オーシャントーキョー(OCEAN TOKYO)」がプロデュースするヘアケアブランド。

 “オーシャントリコモイスト アンサー”シリーズは、15種類の補修・保湿成分を贅沢に配合し、プロが作る“潤いヘア”を自宅でかなえるシリーズ。アミノ酸由来の洗浄成分とヤシ由来の洗浄成分をバランスよく配合し、濃密な泡で優しく洗い上げる“オーシャントリコモイスト アンサーシャンプー”(400mL、税込1650円)、まとまりを与え、しっとりと潤いのある髪に仕上げる“オーシャントリコモイスト アンサートリートメント”(400mL、税込1650円)などをラインアップする。

 同シリーズのイメージキャラクターに、映画や舞台、モデル、レゲエシンガー、執筆活動など幅広く活躍する俳優の窪塚洋介を起用。高木琢也「オーシャントーキョー」代表と共演したムービーをユーチューブなどで公開している。

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シーズンレスに使えるジレに注目! 着回し自在でコーデに幅をプラス

 オールシーズンで使えるジレ(ベスト)の人気がじわじわと高まっています。ロング丈やアウター兼用などタイプはさまざまですが、人気の理由は、1枚羽織るだけで様になるところ。温度調節しやすいのも、スリーブレスなウエアの長所。残暑時期は、Tシャツの上からサラリと羽織れば、きちんとした印象も演出できます。秋冬にはコートより軽やかに着こなせるので、ほぼ通年で着回しが利くアイテムです。

 たとえば、「ウジョー(UJOH)」の2021-22年秋冬コレクションでは、トレンチコートの袖なしバージョンを披露しました。全身をおおわないロングジレは、レイヤードにうってつけ。チェック柄のジャケットが袖からしっかりのぞき、深みのある表情に。秋以降、本格的に出番が増えそうなジレのおすすめルックをまとめてみました。

襟付きのロングジレでエレガントなムードを演出

 シーズンレスな装いを提案したのは、「ハーヴェル スタジオ(HAVEL STUDIO)」。黒のノースリーブの上から襟付きのロングジレを羽織って、縦長のイメージを強調しています。ジレの襟がきちんした印象も演出。パンプスと合わせた装いは、ちょっとしたオフィシャルなシーンにも対応できそう。ジレより着丈の長いウエアに重ねるのが、レイヤードを際立たせるコツです。

 2枚目の写真の「ミドラ(MIDDLA)」は、黒の長袖トップスとチェック柄のスカートというベーシックなコーデに、キルティングのジレを重ねて、意外性をプラス。ボトムスの裾をチラ見せできるぐらいの着丈を選べば、すっきりとした印象が強まります。袖がない分、インナーの黒い袖が全体を引き締め、コントラストも生きています。異なる素材のレイヤードでまとめることで、味わい深いルックに仕上がっています。

ジャケット丈ですっきり ハンサムなレイヤードルックに

 腰丈のジャケット風ジレも、シーズンレスに着回せるアイテムです。「フォトコピュー(PHOTOCOPIEU)」は、デニムジャケットの上から黒のジレをオン。マニッシュなパンツと合わせて、ジェンダーレスにまとめています。これまで、ジレといえばジャケットの中に着込むのが一般的でしたが、近年はアウターの上に重ねるレイヤードが盛り上がっています。おすすめは、ジャケットの襟がのぞくノーカラーのジレです。

 メンズのベストはボタンを留めるのがマナーとされますが、ウィメンズでは前を開けることで、着こなしのバリエーションが広がります。2枚目の「スタンブリー(STUMBLY)」は、淡いブルーのジレが涼やかな印象。黒いチュニックの上から重ねて、クールに着こなしています。前を開けて、ブラックを多めに露出している点もポイントです。暑いうちは前を開け、秋以降は閉じて着るなど使い分けすることで見え方も変えられるので、通年使いには効果的です。

秋冬素材のジレで、ふんわり立体感をプラス

 ウールやニット素材が多かったジレに、新たな素材が相次いで仲間入りしています。秋冬に重宝する温かい素材のジレなら、ロングシーズンで着回せます。「ヴェニット(VENIT)」は、もふもふのボア素材でロングジレを提案しました。袖がないので着ぶくれも避けられます。同系色のスエットパーカの上から重ねたことで、全体に立体感がプラスされています。

 菱形状の縫い目が印象的なキルティングは、秋冬によく見られる素材です。最近では、裏地のライナーをあえて表に出したような使い方も広がってきました。2枚目の「タクター(TACTOR)」は、リラクシングなトップス&パンツの上から、キルティングのジレを羽織って、伸びやかな装いに。前を全開にして、ふわっと広がるシルエットを印象づけています。ライナー風のたたずまいが、アクティブなムードも漂わせています。

 袖がない分、腕周りがすっきり見えるのに加え、全体がすらりと映るので、ロング丈のジレは上手に着こなしたいアイテムです。正統派ジレなら、カジュアルなTシャツやニットトップスと合わせても、落ち着いたムードを添えてくれます。ジャケットやアウターの上から重ねるスタイリングも、手持ちウエアの新たな表情を引き出せます。コーディネートの相性を選ばないうえ、ロングシーズンにわたって使えるスグレモノなだけに、今から手なずけておくのが賢い秋支度です。

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悪天候とコロナのダブルパンチ 専門店8月度、ユニクロは39%減

 専門店チェーン、セレクトショップの2021年8月度(既存店ベース)は、悪天候とコロナ拡大のダブルパンチで、前年実績を割り込んだという声が中心だった。前年から1割前後落ち込んだという店が多い。前年8月が絶好調だったユニクロは38.9%減という落ち込みだった。

 ユニクロの前年8月は、一昨年同月に対し29.8%増という大幅な伸びだった。「昨年は猛暑だったことにも助けられたが、大雨、五輪による外出減、緊急事態宣言で、今年は客数が前年同月比35.2%減となった。月全体を通し、思った以上に厳しかった」と広報担当者。

 しまむらの「ファッションセンターしまむら」(7月21日〜8月20日)は同5.7%減。他社に比べると数字はよいものの、「夏物の売れ行きが不調だった」(発表資料より)。ただし、「強化しているサプライヤーとの共同開発ブランドや、インフルエンサーの企画商品の秋物立ち上がりは好調」だったという。

 良品計画の「無印良品」は同9.9%減。レトルトカレーを中心に、食品は引き続き同16.6%増と好調なものの、悪天候とコロナ禍で衣服・雑貨が同23.1%減と苦戦。7月末から順次実施している価格改定により値下げした「体にフィットするソファ」や「羽根まくら」などは「好調に推移した」(発表資料より)という。

 アダストリアは同11.5%減だった。「天候不順、コロナ拡大による客数減で、月の半ば、下旬にかけてより厳しい状況となった」と広報担当者。実店舗の客数が減ったことで、もともとEC売上比率の高い「ハレ(HARE)」「レピピアルマリオ(REPIPI ARMARIO)」「エルーラ(ELURA)」などが比較的堅調だったという。

 ユナイテッドアローズは、同12.8%減。悪天候とコロナにより「実店舗売り上げは厳しく、ECも前年のセール施策の反動で同9.6%減と前年を割り込んだ」(発表資料より)。

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「モンクレール」が日本発「アンドワンダー」とコラボ “東京の街”をイメージした機能アイテム

 「モンクレール(MONCLER)」は、セルジオ・ザンボン(Sergio Zambon)をゲストデザイナーに迎えた“2 モンクレール 1952 マン(2 MONCLER 1952 MAN)”の2021-22年秋冬コレクションから、日本発のアウトドアブランド「アンドワンダー(AND WANDER)」とのコラボレーションアイテムを9月2日に発売する。同シーズンは東京の街から着想を得たコレクションで、「モンクレール」の一部直営店と公式オンラインサイトで扱う。

 ニットのトラックスーツやリブパンツ、ブランケットをヘムにあしらったダウン、街でも履けるスリッパなど、“都会での休息”をテーマにデザインした。ダウンアイテムには、「アンドワンダー」と共同開発した軽量リフレクター素材を採用。文京区をイメージしたコンクリートグレーや、清瀬市を意識したグリーン、ブラウン、ベージュの組み合わせなど、東京の街並みをイメージしたカラーパレットも特徴だ。また、アーティストのカロ・アクポキエール(Karo Akpokiere)を起用し、「モンクレール」のロゴや新聞記事を漫画風にしたグラフィックを制作。ダウンなどにグラフィックを落とし込み、コレクションにポップなムードを加えた。その他「スイコック(SUICOKE)」とのコラボサンダルやパデッドバッグ、テディフリースのハットなどアクセサリーも豊富にそろえる。

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美しい毛艶とフサフサな毛並みは若さの象徴 今こそ“毛づくろい”にお熱を入れよ 【ニャンダフルなコスメたち】

 狂ったように猫を溺愛する美容ライターが、猫と美容を強引に結びつける力技ビューティコラムVol.7。猫にちなんで、毎月2(ニャー)日と22(ニャーニャー)日の2(ニャー)回更新しています。今回のテーマは、「毛づくろい」。猫にとって健康のバロメーターともいわれる毛づくろいは、人間にとっても美と若さを維持するうえで重要な行為。かつてないスピードで老化が進んでいく今こそ、猫に倣って美しい毛艶とフサフサの毛並みを手に入れよう!

猫の老化は「毛」で一目瞭然。人間の老け感も毛並みに現れる

 早いものでもう9月。夏を超えるたびに「また一つ老けたな……」と絶望するのだが、ここ最近はマスクを外すたびに肌が老けていく実感があり、この生活がまだ続くのかと思うと暗たんたる気持ちになる。肌の老化はもはや夏のせいにはできず、何かしらの手を打たなければ5年後、10年後の私の見た目年齢は……想像するのも恐ろしい。

 このように人間はかつてない深刻さで肌老化の危機に瀕しているわけだが、猫はどうか。被毛に覆われているため皮膚の変化は分からないが、猫の老化度合いは、毛を見れば大体分かる。子猫の毛は細く柔らかく、たんぽぽの綿毛のようにふわふわ。成猫の毛は生き生きとしてハリがあり艶やかだ。しかし老猫になると、だんだん白髪交じりになり、質感もボサボサになって艶や滑らかさが失われていく。人間の髪のエイジング現象と似ている。

見た目年齢は“毛づくろい”次第でコントロール可能!

 猫はあらゆる動物の中でも、とりわけ頻繁に毛づくろいを行う生き物だ。「猫の毛づくろいは健康のバロメーター」といわれるが、老猫になるとだんだん毛づくろいができなくなるため、毛並みが乱れがちになるのである。白髪は仕方ないにしても、猫の毛質の変化は、お手入れするかしないかの差といっても過言ではない。

 人間だってそう。加齢とともに頭皮がたるんで毛穴がゆがみ、うねりのある髪が生えるようになるし、度重なるカラーやパーマ、紫外線ダメージで乾燥が進んでパサつきやゴワつきも進みやすくなる。頭皮ケアを習慣化したり、パーマやカラーをするときはトリートメントもセットで行ったり、髪にもUVケアをするなど、顔と同じぐらい手をかけなければ“おば髪”まっしぐら。

 猫はウ○コをしてても白目で寝てても主人に爪を立て血祭りにあげてもいとおしいから、年老いたぐらいでかわいさが減ることはない。しかし、うねり・ゴワつき・パサつきを野放しにした人間はかわいさとは程遠い。最近は、「アンチエイジングではなく、ポジティブエイジングで行こう」というような風潮になってきて、それは大変良いことだと思うが、髪となると話は別。薄毛で白髪まみれでうねり切ったチリ毛よりも、豊かで艶やかで白髪レスなゴージャスヘアでいられるなら、そっちの方が良いに決まっている。少し手をかけるだけでも差がつくパーツだからこそ、人間も猫を見習って、もっと熱量を持って毛づくろいを。

フサフサ&艶やか❤︎人間用毛づくろいアイテムをチェック!

 人間も毛並みを整えておくことが、見た目の若さ・美しさのカギに。「猫の毛づくろい=人間でいうところのブラッシング」ということで、ハリ・コシ・艶・潤い・滑らかな手触りをかなえるヘアケアアイテムをご紹介。

 まるで猫の手でなでられているかのような感覚を味わえる、猫の手をかたどったデザインの「貝印(KAI)」ヘアブラシ。軽量かつ小ぶりで使いやすく、ブラッシング初心者におすすめ。適度なクッション性とブラシの先端の丸みが、髪と頭皮を心地よく刺激。シャンプー前後のブラッシング、ブローやスタイリングにぴったりだ。外出先でも使えるポーチインサイズだったり、シックな配色になっていたりと、大人の猫変態のニーズを満たすこだわりもうれしい。


 ワンランク上の頭皮&ヘアケアをかなえたいなら、「コイズミ(KOIZUMI)」の音波振動磁気ブラシにTRY。いつものようにブラッシングするだけで、柔らかエアークッションとメタルピンで頭皮を心地よく刺激して、髪に帯電した静電気を抑制。約2000ガウスの強力磁気と約6000回の音波振動で、髪をいたわりながらサラ艶な美髪へと導いてくれる。「ポール & ジョー」のクリエイティブ・ディレクター、ソフィー・メシャリー(Sophie Mechaly)の愛猫ヌネット柄ももん絶級のかわいさだ。


 ブラッシングは正しく行わないと、逆に頭皮を傷つけたり髪のキューティクルを乱したりすることにもなりかねないので要注意。ヘアミストもセットで取り入れて、ブラッシングダメージを防ごう。天然のシリコーンと呼ばれるブロッコリー種子油が、キューティクルを整え自然な輝きをON。さらに加水分解大麦タンパクが髪に潤いを与え、ドライヤーやヘアアイロンの熱から髪をガードして、指通り抜群のサラ艶髪へと導いてくれる。

 猫の毛といえば、毛柄の違いも魅力の一つ。人間でいうところのカラーリングやヘアスタイルといったところか。毛の質の良しあしだけでは図れない清潔感やセンスが浮き彫りになる部分で、このあたりも猫から学ぶことが大いにありそうだ。その話は、またいつか。

サカイナオミ/美容ライター。東京都出身。美容室勤務、美容ジャーナリスト齋藤薫氏のアシスタントを経て、美容ライターとして独立。「WWDJAPAN」のほか、「25ans」「VOGUE GIRL」「kiitos.」をはじめとする女性誌やweb媒体、百貨店媒体、広告などさまざまなメディアで執筆。ジャンルはメイク、スキンケア、ヘアケア、ヘルスケアをメインに、着物や占いまで多岐にわたる。無類の猫好き

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「NARS」がリップのキャンペーンにLiSAを起用

 「ナーズ(NARS)」は今秋、リップアイテムのキャンペーンモデルに歌手のLiSAを起用する。9月17日に新たに3色を発売する“パワーマットリップピングメント”(全21色、各税込4070円)、ブランド設立時からロングセラーの“リップスティック”(全72色、同3630円)、そしてブランド20周年を記念した“オーデイシャスリップスティック”(全25色、同4290円)を9月からプロモーションする。

 「ナーズ」の考える“強さ”として、しなやかで凛とした心を持ち、パワフルなだけでなく内に秘めた自己肯定感を体現していることからLiSAの起用に至ったという。12色のリップスティックから始まった同ブランドの代名詞ともいえるリップアイテムを、自身の願望をかなえることを後押ししてくれるものとしてLiSAを通じて発信していく。起用にあたってLiSAは「『ナーズ』は年齢に関係なく、幅広い方に楽しんでもらえるのが魅力。年齢問わず楽しめて、ちゃんと発色しつつも上品な仕上がりになるのが好きです」とコメントした。

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「リュウノスケオカザキ」2022年春夏東京コレクション

 「リュウノスケオカザキ(RYUNOSUKEOKAZAKI)」が2022年春夏コレクションを東京で発表した。

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プロスケートボーダーの四十住さくら選手を「ラルフ ローレン 銀座」でインタビュー 最新ウエスタンスタイルにも挑戦

 ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)は、東京・銀座の中央通りに構えた期間限定のコンセプトストア「ラルフ ローレン 銀座」の情報発信ステーション「RL NEWS STATION」から、さまざまな映像コンテンツをオンライン配信している。最新コンテンツのゲストは、プロスケートボーダーの四十住さくら選手。「ポロ ラルフ ローレン(POLO RALPH LAUREN)」のスペシャルサポーターを務める四十住選手が「ラルフ ローレン 銀座」を訪れ、8月末まで同店に設けられたスケートボードランプでライディングを披露。インタビューでは、練習中も頻繁に着用した「ポロ ラルフ ローレン」の魅力や、ブーツさえ初挑戦というウエスタンなプレ・フォール・コレクションに身を包んだ感想、そして、将来の夢などを語っている。

お気に入りの「ポロ スポーツ」のランプは、
「持ち帰りたいくらい(笑)」

 四十住選手は8月中旬、「ラルフ ローレン」が「ラルフ ローレン 銀座」で開催したプレスイベントに登場した。当日は、背面にさくら色で「SAKURA 1」と書かれた白いTシャツに、スエット、イエローのケーブルニットのコーディネート。全て「ポロ ラルフ ローレン」だ。四十住選手は「将来は、子どもにスケートボードの魅力を伝えたい。子どもが大好きだから、頑張っているみんなを応援したい。そして私も、みんなに憧れてもらえる存在になれたら」などと話した。イベントでは、自身も設計に携わった「ポロ スポーツ(POLO SPORT)」のスケートボードランプでライディングも披露した。「『ポロ』のランプを作ってもらえて、すごく嬉しい。サイズ感や高さもちょうど良く、とても満足。(『ポロ ラルフ ローレン』の洋服だけでなく)このランプも地元に持ち帰りたい(笑)」と話し、会場を沸かせた。「ラルフ ローレン 銀座」は8月まで、プロスケーターらが指導するスケートボードスクールを開催。四十住選手の活躍で、期間中の受講生の募集はあっという間に定員に達したという。

「『ポロ ラルフ ローレン』に支えていただき、
本当に嬉しかった」

 店内の「RL NEWS STATION」で行ったインタビューでは、「ポロ スポーツ」のブルゾンにブラックのパンツ姿で、普段のスタイルや、「ポロ ラルフ ローレン」との思い出などについて語った。「ポロ ラルフ ローレン」のスペシャルサポーターに就任した時を「こんなに大きなブランドにサポートしていただけて、本当に嬉しかった」と振り返り、以降はさまざまなアイテムを着用し練習していると仲間のスケートボーダーや家族から羨ましがられることも多かったと笑う。さまざまな洋服に袖を通してきた中でのお気に入りは、ポロベアのアイテム。インタビューでは、勝負カラーや、最近のスケートボードシーンなどについても話している。

 「ラルフ ローレン 銀座」1階のカフェ「ラルフズ コーヒー(RALPH’S COFFEE)」には、「ポロ ラルフ ローレン」の2021年プレ・フォール・コレクション姿で現れた。ニットカーディガンにネルシャツ、ピュアホワイトのコットンスカート&ブーツという「ラルフ ローレン」らしいウエスタン&ボヘミアンなスタイルだ。さくら色のロングヘアが、ピンクも混じる淡い色彩のカーディガンとマッチしている。Tシャツやポロシャツ、スエットなどの普段着とは全く違う装いについては、「スカートもあんまり履いたことがなく、ブーツはまだ履きづらいけれど(笑)、こんなスタイルでいろんなところに出かけてみたい」という。

 「ラルフ ローレン 銀座」独自の情報発信ステーション「RL NEWS STATION」では、今後もさまざまなコンテンツをオンライン配信。デジタルを通して、ブランドの世界観やメッセージをダイレクトに届ける予定だ。

PHOTO:TSUKASA NAKAGAWA
問い合わせ先
ラルフ ローレン
0120-3274-20

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プロスケートボーダーの四十住さくら選手を「ラルフ ローレン 銀座」でインタビュー 最新ウエスタンスタイルにも挑戦

 ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)は、東京・銀座の中央通りに構えた期間限定のコンセプトストア「ラルフ ローレン 銀座」の情報発信ステーション「RL NEWS STATION」から、さまざまな映像コンテンツをオンライン配信している。最新コンテンツのゲストは、プロスケートボーダーの四十住さくら選手。「ポロ ラルフ ローレン(POLO RALPH LAUREN)」のスペシャルサポーターを務める四十住選手が「ラルフ ローレン 銀座」を訪れ、8月末まで同店に設けられたスケートボードランプでライディングを披露。インタビューでは、練習中も頻繁に着用した「ポロ ラルフ ローレン」の魅力や、ブーツさえ初挑戦というウエスタンなプレ・フォール・コレクションに身を包んだ感想、そして、将来の夢などを語っている。

お気に入りの「ポロ スポーツ」のランプは、
「持ち帰りたいくらい(笑)」

 四十住選手は8月中旬、「ラルフ ローレン」が「ラルフ ローレン 銀座」で開催したプレスイベントに登場した。当日は、背面にさくら色で「SAKURA 1」と書かれた白いTシャツに、スエット、イエローのケーブルニットのコーディネート。全て「ポロ ラルフ ローレン」だ。四十住選手は「将来は、子どもにスケートボードの魅力を伝えたい。子どもが大好きだから、頑張っているみんなを応援したい。そして私も、みんなに憧れてもらえる存在になれたら」などと話した。イベントでは、自身も設計に携わった「ポロ スポーツ(POLO SPORT)」のスケートボードランプでライディングも披露した。「『ポロ』のランプを作ってもらえて、すごく嬉しい。サイズ感や高さもちょうど良く、とても満足。(『ポロ ラルフ ローレン』の洋服だけでなく)このランプも地元に持ち帰りたい(笑)」と話し、会場を沸かせた。「ラルフ ローレン 銀座」は8月まで、プロスケーターらが指導するスケートボードスクールを開催。四十住選手の活躍で、期間中の受講生の募集はあっという間に定員に達したという。

「『ポロ ラルフ ローレン』に支えていただき、
本当に嬉しかった」

 店内の「RL NEWS STATION」で行ったインタビューでは、「ポロ スポーツ」のブルゾンにブラックのパンツ姿で、普段のスタイルや、「ポロ ラルフ ローレン」との思い出などについて語った。「ポロ ラルフ ローレン」のスペシャルサポーターに就任した時を「こんなに大きなブランドにサポートしていただけて、本当に嬉しかった」と振り返り、以降はさまざまなアイテムを着用し練習していると仲間のスケートボーダーや家族から羨ましがられることも多かったと笑う。さまざまな洋服に袖を通してきた中でのお気に入りは、ポロベアのアイテム。インタビューでは、勝負カラーや、最近のスケートボードシーンなどについても話している。

 「ラルフ ローレン 銀座」1階のカフェ「ラルフズ コーヒー(RALPH’S COFFEE)」には、「ポロ ラルフ ローレン」の2021年プレ・フォール・コレクション姿で現れた。ニットカーディガンにネルシャツ、ピュアホワイトのコットンスカート&ブーツという「ラルフ ローレン」らしいウエスタン&ボヘミアンなスタイルだ。さくら色のロングヘアが、ピンクも混じる淡い色彩のカーディガンとマッチしている。Tシャツやポロシャツ、スエットなどの普段着とは全く違う装いについては、「スカートもあんまり履いたことがなく、ブーツはまだ履きづらいけれど(笑)、こんなスタイルでいろんなところに出かけてみたい」という。

 「ラルフ ローレン 銀座」独自の情報発信ステーション「RL NEWS STATION」では、今後もさまざまなコンテンツをオンライン配信。デジタルを通して、ブランドの世界観やメッセージをダイレクトに届ける予定だ。

PHOTO:TSUKASA NAKAGAWA
問い合わせ先
ラルフ ローレン
0120-3274-20

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「ベッドフォード」2022年春夏東京コレクション

 「ベッドフォード(BED J.W. FORD)」が2022年春夏コレクションを東京で発表した。

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「ピーチ・ジョン」から田中みな実プロデュースのガードルが誕生 先行受注スタート

 「ピーチ・ジョン(PEACH JOHN)」は9月1日、ブランドミューズの田中みな実のプロデュースによるガードルの先行受注を開始した。このガードルは、「おしりをきれいに多くの女性にガードルの着用を習慣にして欲しい」という田中の思いから誕生。窮屈で苦しいというガードルの固定概念を覆すつけ心地の良さとファッション性にこだわった。

 田中は、「30歳を過ぎたころにガードルに出合いその魅力を知っていた。『もっと早くからはいていればよかったと後悔』」とコメント。彼女はヒップのトレーニングをしているし、ガードルは必要ないと思っていたようだ。だが、肉質は変化して重力に負けるということを実感して、「若いうちからガードルを習慣にしてもらいたい」という思いで開発したという。“田中みな実×ピーチ・ジョン ファーストガードル”はブラックとベージュの2色で税込5478円。1日から先行受注をスタートし、10月20日にピーチ・ジョンの店舗と公式ECで販売をスタートする。

 ムック本「田中みな実×ピーチ・ジョン ファーストガードル ブック」は限定色ラベンダーのガードルと田中が責任編集を務めた「丸ごとおしりブック」がセットで税込価格6490円。1日から電子書店で予約を受け付け、10月20日に発売する。

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「ピーチ・ジョン」から田中みな実プロデュースのガードルが誕生 先行受注スタート

 「ピーチ・ジョン(PEACH JOHN)」は9月1日、ブランドミューズの田中みな実のプロデュースによるガードルの先行受注を開始した。このガードルは、「おしりをきれいに多くの女性にガードルの着用を習慣にして欲しい」という田中の思いから誕生。窮屈で苦しいというガードルの固定概念を覆すつけ心地の良さとファッション性にこだわった。

 田中は、「30歳を過ぎたころにガードルに出合いその魅力を知っていた。『もっと早くからはいていればよかったと後悔』」とコメント。彼女はヒップのトレーニングをしているし、ガードルは必要ないと思っていたようだ。だが、肉質は変化して重力に負けるということを実感して、「若いうちからガードルを習慣にしてもらいたい」という思いで開発したという。“田中みな実×ピーチ・ジョン ファーストガードル”はブラックとベージュの2色で税込5478円。1日から先行受注をスタートし、10月20日にピーチ・ジョンの店舗と公式ECで販売をスタートする。

 ムック本「田中みな実×ピーチ・ジョン ファーストガードル ブック」は限定色ラベンダーのガードルと田中が責任編集を務めた「丸ごとおしりブック」がセットで税込価格6490円。1日から電子書店で予約を受け付け、10月20日に発売する。

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吉川康雄が手がける「アンミックス」から“見えないアイライナー”が新登場 リップスティックの新色も順次発売

 ビューティクリエイターの吉川康雄が手がけるメイクアップブランド「アンミックス(UNMIX)」は9月1日、新製品“アイラッシュライナー”(全2色、各税込1650円)と“モイスチャーリップスティック グロウ”、“モイスチャーリップスティック ステイン”の新色“フルーティー”(各税込3960円)を発売した。同ブランドはシーズンごとのコレクションなどは発表しない意向で、吉川クリエイターの「本当に必要なものや自分に合ったもの、好きなものをいつでも安心して使えるプロダクトをそろえていく」という思いから、継続品のみの展開だ。

  “アイラッシュライナー”は、まつ毛(アイラッシュ)を強調するために発色や質感にこだわって開発した新発想のアイライナーだ。メイクしていることを感じさせない薄付きで自然な仕上がりが特徴で、独特の芯の硬さと滑らかな描き心地が透けるような薄付きの発色をかなえ、艶のある質感がまつ毛と肌になじんでアイラインが悪目立ちすることなく目元を際立てる。カラーは日本人のまつ毛の色と同化してやさしい表情を演出する“01ソフトブラック”と、フェミニンなレッドに深いくすみを加えることでまつ毛となじみやすくした“02 バーガンディー”の2色。

 吉川クリエイターは「素顔の良さを損なわずに目元を強調する “見えないアイライナー”を作りたいと思った。限りなく薄く、かすれさせるようにアイラインを描くテクニックはプロの現場ではよく使われるが、一般の人でも簡単に再現できるのが今回のプロダクト。“かすれて付く”を再現する発色と使い心地をかなえるために、硬さと滑りの良さにこだわった。重ねれば濃く発色させることもできるので、簡単に仕上がりを調整できる」と独自の製品特徴について述べた。まつ毛の間を埋めやすい芯の太さも追求し、1.5mmにたどり着くまでに何度も試作を重ねたという。硬さをもたせたことで極細芯でありながら折れにくいのも魅力だ。さらに、保湿成分や美容液成分を配合し、まつ毛のケアにも配慮。涙や汗に強いウォータープルーフ、擦れに強いスマッジプルーフも備えた。

 「価格はプチプラと言われる低価格帯に設定した。普段百貨店ブランドのコスメを使っている人もアイライナーだけはドラッグストアなどで買える低価格帯のものを購入することが多い。どんなにこだわって作っても、価格が高いとお客さまに届かない。手に取りやすい価格にすることで、より多くの人に製品の良さを知ってもらいたい」と語った。今後はアイメイク製品など、順次プロダクトを拡充していく予定だという。

 なお、10月からは“モイスチャーリップスティック グロウ”の新色を順次発売する。10月1日に“ブラックチェリー”、11月1日に“ピンクミンク”、1月15日に“ピュアピンク”、2月15日に“ピーチ”を発売する。

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吉川康雄が手がける「アンミックス」から“見えないアイライナー”が新登場 リップスティックの新色も順次発売

 ビューティクリエイターの吉川康雄が手がけるメイクアップブランド「アンミックス(UNMIX)」は9月1日、新製品“アイラッシュライナー”(全2色、各税込1650円)と“モイスチャーリップスティック グロウ”、“モイスチャーリップスティック ステイン”の新色“フルーティー”(各税込3960円)を発売した。同ブランドはシーズンごとのコレクションなどは発表しない意向で、吉川クリエイターの「本当に必要なものや自分に合ったもの、好きなものをいつでも安心して使えるプロダクトをそろえていく」という思いから、継続品のみの展開だ。

  “アイラッシュライナー”は、まつ毛(アイラッシュ)を強調するために発色や質感にこだわって開発した新発想のアイライナーだ。メイクしていることを感じさせない薄付きで自然な仕上がりが特徴で、独特の芯の硬さと滑らかな描き心地が透けるような薄付きの発色をかなえ、艶のある質感がまつ毛と肌になじんでアイラインが悪目立ちすることなく目元を際立てる。カラーは日本人のまつ毛の色と同化してやさしい表情を演出する“01ソフトブラック”と、フェミニンなレッドに深いくすみを加えることでまつ毛となじみやすくした“02 バーガンディー”の2色。

 吉川クリエイターは「素顔の良さを損なわずに目元を強調する “見えないアイライナー”を作りたいと思った。限りなく薄く、かすれさせるようにアイラインを描くテクニックはプロの現場ではよく使われるが、一般の人でも簡単に再現できるのが今回のプロダクト。“かすれて付く”を再現する発色と使い心地をかなえるために、硬さと滑りの良さにこだわった。重ねれば濃く発色させることもできるので、簡単に仕上がりを調整できる」と独自の製品特徴について述べた。まつ毛の間を埋めやすい芯の太さも追求し、1.5mmにたどり着くまでに何度も試作を重ねたという。硬さをもたせたことで極細芯でありながら折れにくいのも魅力だ。さらに、保湿成分や美容液成分を配合し、まつ毛のケアにも配慮。涙や汗に強いウォータープルーフ、擦れに強いスマッジプルーフも備えた。

 「価格はプチプラと言われる低価格帯に設定した。普段百貨店ブランドのコスメを使っている人もアイライナーだけはドラッグストアなどで買える低価格帯のものを購入することが多い。どんなにこだわって作っても、価格が高いとお客さまに届かない。手に取りやすい価格にすることで、より多くの人に製品の良さを知ってもらいたい」と語った。今後はアイメイク製品など、順次プロダクトを拡充していく予定だという。

 なお、10月からは“モイスチャーリップスティック グロウ”の新色を順次発売する。10月1日に“ブラックチェリー”、11月1日に“ピンクミンク”、1月15日に“ピュアピンク”、2月15日に“ピーチ”を発売する。

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「ベッドフォード」の美しい余韻 山岸慎平の人生と共に深みを増すクリエイション

 山岸慎平が手掛ける「ベッドフォード(BED J.W. FORD)」は、2022年春夏シーズンの「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」に参加し、東京・白金台の八芳園でランウエイショーを1日に行った。東京のファッション・ウイークへの参加は2年ぶりで、会場には約140人の招待客が足を運んだ。屋外でのショーながら、当日は季節外れの肌寒さで小雨がぱらつくあいにくの悪天候。ただこの日の「ベッドフォード」は、雨や灰色の空、薄暗さなどの全てを味方につけた。

場内で見つけたメッセージ

 本番前のバックステージはとてもリラックスしており、正直意外な光景だった。山岸慎平はただまっすぐに「かっこいい」を信じ、追求するデザイナー。その純粋でストイックな姿勢は、時として人を寄せ付けないこともあり、ショー前はきっとナーバスになっているだろうと想像していたからだ。しかし、この日の山岸デザイナーは誰よりもモデルやスタッフに対して積極的にコミュニケーションをとり、緊張を和ませているように見えた。コートを閉めるか閉めないか、バックルの向きを変えるか変えないか、といったスタイリングの微調整でピリッと引き締まった後は、笑顔でモデルと会話を交わす。そしてふと衣装ラックに目をやると、それぞれのラックにかかったスタイリング見本の写真の裏側に、山岸デザイナーによるモデル一人一人に向けたメッセージが書かれていることに気付いた。「一番色気があるこのルックは君にピッタリです。今日という瞬間を楽しんでもらえればと!」「今季のメンズで一番の正統派ルック。ハンサム担当でお願いします」「幸せな瞬間を共有できることを本当にうれしく思います。Thank Youです!」――会場の隅々に至るまで、ショーにかけるチームの思いが込められていた。

神秘的ムードの会場

 本番がスタートすると、小粒だった雨が霧雨に変わり、冷たい空気が会場を包んだ。「絵日記のようなコレクション」と語る今シーズンは、自身の周辺で起こる出来事や湧き上がる感情に丁寧に向き合ったクリエイション。その思いを象徴するのが、各ルックに添えた一輪の布製の花である。前シーズンの展示会後、パンデミックによって苦しむ取引先に一輪の花を送ると、想像以上の反響に胸を打たれたという。大切な人たちから受け取った思いを受け継ぐために、布製の花を新たなブランドシグネチャーとして、今シーズンから個々のアイテムに付ける決意を固めた。写真家・岩本幸一郎の作品を乗せて美しい風景が浮かび上がる耽美的なコートをはじめ、シルバーの糸を色彩豊かな生地にミックスさせたり、ボタニカルモチーフを描いたり、透け感のある生地を重ねてチェック柄を表現したりと、個々のアイテムに繊細な美しさを織り交ぜた。柔らかいテーラリングに採用した鮮やかなレッドやブルーが、霧雨と緑に包まれた空間の中で鮮明に際立つ。ほかにも、繊維大手の小松マテーレと組んだ伸縮性の高い生地を使ったアイテムや、「リー(LEE)」とコラボレーションしたジーンズ、「メゾン ミハラヤスヒロ(MAISON MIHARA YASUHIRO)」とのスニーカーなど、キャッチーなアイテムも登場。ヤン アンド ナオミ(jan and naomi)のナオミによる生演奏が神秘的なムードを一層引き立て、気がつけば全身に鳥肌が立っていた。

男の人生と共に増していく深み

 「地味じゃないですかね?でも着ると面白いんですよ」。この山岸デザイナーのショー前の言葉が、現在の「ベッドフォード」の成熟したクリエイションを象徴している。初めてランウエイショーを開催した5年前は、今よりも強いカラーリングやモチーフ使い、素材、カットアウトの多用など、瞬間的に分かりやすいデザインが多かった。繊細なニュアンスで勝負する根底こそ変わっていないものの、「見せつけてやる」という主張が強かったように思う。その血気盛んな時期を経て、山岸デザイナーは海外でのショーを経験し、長引くコロナ禍で苦悩し、私生活でも変化があった。自身と素直に向き合う今のクリエイションは決して無難ではなく、地味でもない。デザイナー自身の人生が深みを増しているからこそ、それを投影した服に例え華美な装飾はなかったとしても、袖を通せば心に響く魅力がある。そして真っ直ぐにファッションと人を愛する男の人生はこれからさらに深まり、その生き様が服に刻まれていくだろう。世界でメジャーに上り詰めるためには、もっと派手で分かりやすいデザインが必要だと言われるかもしれない。だが瞬間的なものは消費され、深みのあるものは残っていく。この日の舞台を目の当たりにし、山岸デザイナーにはこのまま真っ直ぐ進んでほしいと思った。瞬間的なインパクトを与えるショーは数あれど、ここまで余韻の残るショーはめったにない。

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「ベッドフォード」の美しい余韻 山岸慎平の人生と共に深みを増すクリエイション

 山岸慎平が手掛ける「ベッドフォード(BED J.W. FORD)」は、2022年春夏シーズンの「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」に参加し、東京・白金台の八芳園でランウエイショーを1日に行った。東京のファッション・ウイークへの参加は2年ぶりで、会場には約140人の招待客が足を運んだ。屋外でのショーながら、当日は季節外れの肌寒さで小雨がぱらつくあいにくの悪天候。ただこの日の「ベッドフォード」は、雨や灰色の空、薄暗さなどの全てを味方につけた。

場内で見つけたメッセージ

 本番前のバックステージはとてもリラックスしており、正直意外な光景だった。山岸慎平はただまっすぐに「かっこいい」を信じ、追求するデザイナー。その純粋でストイックな姿勢は、時として人を寄せ付けないこともあり、ショー前はきっとナーバスになっているだろうと想像していたからだ。しかし、この日の山岸デザイナーは誰よりもモデルやスタッフに対して積極的にコミュニケーションをとり、緊張を和ませているように見えた。コートを閉めるか閉めないか、バックルの向きを変えるか変えないか、といったスタイリングの微調整でピリッと引き締まった後は、笑顔でモデルと会話を交わす。そしてふと衣装ラックに目をやると、それぞれのラックにかかったスタイリング見本の写真の裏側に、山岸デザイナーによるモデル一人一人に向けたメッセージが書かれていることに気付いた。「一番色気があるこのルックは君にピッタリです。今日という瞬間を楽しんでもらえればと!」「今季のメンズで一番の正統派ルック。ハンサム担当でお願いします」「幸せな瞬間を共有できることを本当にうれしく思います。Thank Youです!」――会場の隅々に至るまで、ショーにかけるチームの思いが込められていた。

神秘的ムードの会場

 本番がスタートすると、小粒だった雨が霧雨に変わり、冷たい空気が会場を包んだ。「絵日記のようなコレクション」と語る今シーズンは、自身の周辺で起こる出来事や湧き上がる感情に丁寧に向き合ったクリエイション。その思いを象徴するのが、各ルックに添えた一輪の布製の花である。前シーズンの展示会後、パンデミックによって苦しむ取引先に一輪の花を送ると、想像以上の反響に胸を打たれたという。大切な人たちから受け取った思いを受け継ぐために、布製の花を新たなブランドシグネチャーとして、今シーズンから個々のアイテムに付ける決意を固めた。写真家・岩本幸一郎の作品を乗せて美しい風景が浮かび上がる耽美的なコートをはじめ、シルバーの糸を色彩豊かな生地にミックスさせたり、ボタニカルモチーフを描いたり、透け感のある生地を重ねてチェック柄を表現したりと、個々のアイテムに繊細な美しさを織り交ぜた。柔らかいテーラリングに採用した鮮やかなレッドやブルーが、霧雨と緑に包まれた空間の中で鮮明に際立つ。ほかにも、繊維大手の小松マテーレと組んだ伸縮性の高い生地を使ったアイテムや、「リー(LEE)」とコラボレーションしたジーンズ、「メゾン ミハラヤスヒロ(MAISON MIHARA YASUHIRO)」とのスニーカーなど、キャッチーなアイテムも登場。ヤン アンド ナオミ(jan and naomi)のナオミによる生演奏が神秘的なムードを一層引き立て、気がつけば全身に鳥肌が立っていた。

男の人生と共に増していく深み

 「地味じゃないですかね?でも着ると面白いんですよ」。この山岸デザイナーのショー前の言葉が、現在の「ベッドフォード」の成熟したクリエイションを象徴している。初めてランウエイショーを開催した5年前は、今よりも強いカラーリングやモチーフ使い、素材、カットアウトの多用など、瞬間的に分かりやすいデザインが多かった。繊細なニュアンスで勝負する根底こそ変わっていないものの、「見せつけてやる」という主張が強かったように思う。その血気盛んな時期を経て、山岸デザイナーは海外でのショーを経験し、長引くコロナ禍で苦悩し、私生活でも変化があった。自身と素直に向き合う今のクリエイションは決して無難ではなく、地味でもない。デザイナー自身の人生が深みを増しているからこそ、それを投影した服に例え華美な装飾はなかったとしても、袖を通せば心に響く魅力がある。そして真っ直ぐにファッションと人を愛する男の人生はこれからさらに深まり、その生き様が服に刻まれていくだろう。世界でメジャーに上り詰めるためには、もっと派手で分かりやすいデザインが必要だと言われるかもしれない。だが瞬間的なものは消費され、深みのあるものは残っていく。この日の舞台を目の当たりにし、山岸デザイナーにはこのまま真っ直ぐ進んでほしいと思った。瞬間的なインパクトを与えるショーは数あれど、ここまで余韻の残るショーはめったにない。

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スイス時計「スウォッチ」が6組のアーティストと再びコラボ 原宿店限定でカスタムメードが可能

 スイスの時計ブランド「スウォッチ(SWATCH)」は、カスタムメードサービス“スウォッチ バイ ユー(SWATCH X YOU)”に、チョコムー(CHOCOMOO)、井上純、河村康輔、オーマ(OUMA)、ヨシフォーティーセブン(YOSHI47)、透明回線、6組のアーティストのアートワークを追加した。

 “スウォッチ バイ ユー”ではまずお気に入りのアートワークを選び、タッチパネル上でアートワークのどの部分を時計にプリントするかを決める。その後、ムーブメントの色をゴールド、シルバー、ブラックから選択。インデックスについては無しも選べる。また、文字盤の裏に15文字までメッセージを入れることも可能だ。オーダーした時計は当日完成し、持ち帰ることができる。

 「スウォッチ」は2019年、1週間限定のポップアップイベントで6組のアーティストと協業しており、ブランド担当者は「ファンの声に応える形で再びタッグを組むことになった。アートを着用する感覚を楽しんでほしい」と話す。6月にオープンしたスウォッチストア原宿限定での提供となる。

問い合わせ先
スウォッチ コール
0570-004-007

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アルカの辻愛沙子に聞く小売りや消費の未来 西武渋谷店に“スタンスを問う”D2C売り場がオープン

 西武渋谷店は9月2日、パーキング館1階に“メディア型OMOストア”をうたう「チューズベース シブヤ(CHOOSEBASE SHIBUYA、以下チューズベース)」をオープンした。半年ごとに変わるテーマに沿ってD2Cブランドを集積する売り場で、オープン時は「タイムリミット」をテーマに、環境に配慮したファッションやビューティ、食品など54ブランドをそろえる。D2Cの集積売り場は近年増えているが、「意味に出合い、意志を買う」売り場を目指すという「チューズベース」は、そのどれとも毛色が異なり、「社会に対して自分はこうありたい」といった打ち出しがはっきりしている点が特徴的。それもそのはず、売り場のコンセプト策定やクリエイティブ面を担ったのは、“社会派クリエイティブ”を掲げ、報道番組のコメンテーターとしても活躍する辻愛沙子アルカCEOだ。辻CEOに、売り場に込めた思いやこれからの消費のあり方を聞いた。

WWD:そごう・西武の担当者からSNSのダイレクトメールで熱烈なラブコールを受けて、今回の取り組みが始まったと聞いた。

辻愛沙子アルカCEO(以下、辻):最初は小売りの未来について一緒に考えてほしいとお話をいただきました。小売りの未来、つまり消費の未来を考えると、もちろんDX(デジタルトランスフォーメーション)などの機能面の進化は重要ですし、「チューズベース」でもそれは要の1つです。ただ、それとは別の話で、この1、2年で社会が急激に変わったと感じます。企業がESG経営やSDGsを強く打ち出すようになっていますが、そういった流れは企業だけのものではなくて、むしろ生活者からのボトムアップによって社会が変わってきている。

 そうした変化の中で、ブランドも「社会に対して何を届けるのか」ということを考えるようになっている。同時に、私自身を含め、生活者も“便利”“安い”“近い”といったこと以外の価値を消費に求めるように変わりつつあります。環境によいものとそうでないものが同じ価格で並んでいるなら、環境によいものを選びたい。なんなら、ちょっと高くてもそっちを買いたいという人が増えています。それなのに、小売りの世界は従来のままで、利便性や(テイストによる区分のような)トンマナによるカテゴライズが中心。例えば百貨店も、まず性別でフロアが決まって、そこからテイストで細分化されていきますよね。そういうカテゴライズではなくて、思想やスタンスでキュレーションされた売り場があったらいいなと思いました。バイブス近い人たちが集まっている、みたいな売り場です(笑)。

WWD:バイブスが近い人が集まる場所というのは、具体的に言うとどんなイメージか。

辻:北海道物産展とかは、北海道好きな人が集うものなので近いと思います。あとはニューヨークに住んでいたとき、日本食が食べたくなると日本のお店が集まっているエリアに行きました。そこに行けば見慣れた「チキンラーメン」があってほっとできて、しかも日本から来ている人が多い。みんな知らない人たちなんだけど、なんだか安心する。そんな感覚があります。国内でも、飲食店だと同じアイデンティティーやバイブスを持った人が集まっている場所ってありますが、商業施設にはいろんな人が来るし、それが多様性でもある。それは良いこと。ただ、私とは“ガワ”(見た目やファッション)が全く違って、マーケティング分類では絶対同じペルソナにならないような人が、実はバイブスは近いっていうことがあると思うんですよね。そういう人たちが集うお店って、個人でやっているセレクトショップとかではありますが、ある程度の規模の商業施設では私は見たことがないです。

“パーパスドリブン”な売り場があったら面白い

WWD:売り場が目指すあり方を、「意味に出合い、意志を買う」場所と表現しているのが印象的だ。

辻:目指したのは、未来の社会にはどんなものが必要かというパーパス(PURPOSE)を軸にして、ブランドや生活者、メディア、KOL(インフルエンサー)などが集う場所です。そこには、お客さま、そごう・西武、ブランドというようにさまざまな主語があるんですが、みんな見ている方向は同じで、同じパーパスを共有しているという連帯がある。そんな“パーパスドリブン”なお店が出きたら面白い。商品として、機能性やデザインが優れていることは前提です。その上で、大量生産・大量消費の社会の中でなぜこの商品を作るのかというスタンスを明確にし、お客さまはただ買うのではなく、これを買うことで社会に対してどんな意味があるのかを考える。そんなふうに、意味や意志を選び取っていく場所にしたいと思っています。

 ただし、説教臭い場所にはしたくない。売り場で商品からテーマに入るからこそ、「これがかわいい」とか「おしゃれ」とかが先に来て、堅苦しくならない。そこにこそ、百貨店やブランドができることがたくさんあると思います。学校とかで教える直接的な学びだけでなく、商業施設やブランドがいろんな切り口から社会に向き合うきっかけを作る。気づきの入り口のような場所になればと思います。

WWD:立ち上げ時のテーマは「タイムリミット」。「サステナビリティ」や「SDGs」といった最近よく聞く言葉ではなく、どこかフワッとした「タイムリミット」という言葉を選んだ意図は。

辻:繰り返しになりますが、テーマ設定はあくまでクエスチョニング(問いかけ)であって、それを選ぶか選ばないかはお客さまやブランドのスタンス次第です。「チューズベース」という名前の通り、「これが正解です」というアンサーベース(答えありき)の場所にはしたくない。ただ、「タイムリミット」という言葉を選ぶ際には分かりやすさとの葛藤はすごくありました。今回に限らず、「もっと説明的で分かりやすい言葉を使ってほしい」と(クライアントから)言われるケースはよくあります。でも、例えば「サステナビリティ」って言葉を出されちゃうと、もうそれが答えみたいで「はいはい大事ですね、以上、完!」みたいになってしまうんですよね。だから、「タイムリミット」という言葉で違和感を作りたかった。タイムリミットには誰にでもそれぞれの解釈があるからこそ、何を選ぶかにつながっていきます。

 誰だって、できれば環境に良いことをしたいと思っています。その方がいいことはみんな分かっている。それなのになぜできないのかということがすごく大事で、耳触りのいい、聞いたことがある言葉では伝わりきらないんです。そういう言葉で伝わるものなら、地球環境の問題は既に解決しているはずですから。そこに対して、こちらが答えを出してしまうと、みんな思考停止してしまう。と言うか、一人の人間や一つの企業が答えを出せるという発想自体が、傲慢だと思います。

カリスマ1人に背負わせるのは
“平成の価値観”

WWD:売り場から問いかける、という考え方は新鮮だ。ただ、日本人は社会課題などに対し、自分で考えて発信することに慣れていないともよく言われるし、SNS上ではそれをよしとしない空気もある。

辻:特に政治や宗教、社会のことについて、考えることを是としない空気感がこれまではなんとなくあった気がします。でも、議論することは当たり前だし、意見が違ったらそこで考えるっていうことがすごく大事。そのきっかけを作れたらと思っているので、私はメディアに出るときもSNSも、「チューズベース」のような仕事のアウトプットでも、問いかけることを大事にしています。私も分かんないからこそ、「みんなで考えようよ」って。「チューズベース」でブランド同士の連帯を意識しているのもそういう考えからです。

 主語が一つじゃないことが、今の時代はすごく大事。誰かをアイコンや象徴にして、そこに背負わせないということ。「そごう・西武が全部作ります」じゃなくて、集まるブランドそれぞれが語って、お客さまがそのストーリーを解釈して、どう選択していくか。最近、友人が“PURPOSEHOOD”(目的意識による連帯)という言葉を使っていていいなと思いました。誰か1人をアイコンにすると、その人が折れたときに全体がガタンと(ダメに)なる。1人をアイコンにするのは平成の価値観。象徴を作らず、主語を“WE”(私たち)にしていくことがこれからはすごく大切だと思います。

WWD:そういう考え方は、売り場にはどう反映したのか。

辻:ブランドそれぞれにちゃんと光が当たるような売り場になっています。分かりやすくはあるんだけど、分かりやすさだけを極めないというのが、(お客さまやブランドに)解釈を委ねるということ。だから、店の真ん中だけにスポットライトをバーンと当てる、みたいな売り場にはしていません。スクランブル交差点じゃないですが、店内は十字の形で回遊できるようにしました。出口も入り口も正解もなく、入った人がそれぞれ感じた正解を持ち帰って、家やほかの場所で思い返して、ちょっとずつ自分の中で咀しゃくしていったほしい。それで次に歯ブラシが切れた、化粧水が切れたというときの選択肢として、戻ってきていただければと思います。

 MD面の実務はそごう・西武の方が担当されましたが、テーマからブレたり、悪い意味で間口を広げたりしてしまうことはよくないと何度かお伝えしていました。ビジネスとして、どこまでテーマに対してストイックにいくかは難しい。でも、「タイムリミット」と掲げた下でお客さまが「あれ?」と思うような商品やブランドが並んでいたら、「ウソじゃん」となってしまう。それは「チューズベース」だけでなく、そのブランドにとってもよくない。最悪、炎上してしまいます。この1年でウオッシング(それっぽく装うこと)もすごく批判されるようになっているので、そういう議論はチーム内で喧々諤々と繰り返しました。

WWD:かなりゆとりのある商品陳列など、効率重視の百貨店とは大分違う店の作り方だと感じる。百貨店の中でこうした売り場を作るのは、大変だったのでは。

辻:一番しんどい部分は、チーム内のそごう・西武の社員の方に担っていただきました。私はベンチャー企業出身なので想像しかできませんが、大きな会社で新しいことをするのはすごく大変なんだと思う。ただ、会社の成り立ちというか、1980年代のセゾン文化を考えてみても、(西武は)渋谷の街を作ってきた企業だと思うんです。今ではもうグループが違う企業や業態も含め、渋谷には西武と兄弟みたいな商業施設がたくさんある。そうした下地があって、いろんな出自の人が集まっている会社だからこそ、ダイバーシティーが社内にあるのかなと勝手に感じていました。

 渋谷という街で「チューズベース」をやることの意義もすごく感じています。私は渋谷区生まれ、渋谷区育ちのレペゼン渋谷(笑)。この街にはカウンターカルチャーのDNAがありますが、それでも、大量生産・大量消費の流れの中で街がどこも似てきて、渋谷にも高層ビルが次々と建っている。それも便利ではあるんですが、この街とあの街、あっちのビルとこっちのビル、何が違うんだろうと思ったりもする。街は行政が作るものではないし、「この街はこうであれ」というように上から与えられるものでもない。「俺らがこの街を作っていくんだ」みたいなマインドが大事だと思うし、そういう意識が渋谷の街にはもともとある。それは「チューズベース」のあり方にも通じるものです。

スタンスを明確に、生活者を信じて

WWD:百貨店やアパレルといった業種は構造不況と言われ、コロナもあってなかなか展望を描きづらい。それでも、辻さんの話を聞いていると、やれることや可能性はまだまだたくさんあるように感じられる。レガシー的な企業や業界が未来を切り開くために、アドバイスを。

辻:何事も言うはやすしで、よそ者である私が簡単に言えるようなことはないです。業界で長らく仕事をされている方が、いろんなことを一番分かっている。それは前提として、それでも私から何かを伝えるなら大事だと思うことは2つ。1つ目はスタンスを明確にすることです。企業やブランドって個人とは大きさが違うだけで、根底は個人と同じだと思う。私は自身のスタンスを明確にし続ける人生を図らずも歩んできて、「怖くないいの?」と聞かれることもあります。(炎上などで)誰かを失うかもしれないと思うから、スタンスを明確にする前は怖い。でも、ブランドだったら明確にした先で本当のロイヤルカスタマーに出会えるかもしれない。利害関係の一致ではなく、向いている先が同じ者同士だから連帯していくという流れが今は本当に強まっているし、その流れに乗ると、いい化学反応が起こってもっといいアウトプットができるようになります。

 マス一強の時代ではないからこそ、スタンスの表明はすごく大事です。もちろん、企業としてスタンスを明確にしないことも1つの選択肢ではある。ただ、「スタンスを明確にしないというスタンスを、あなたは今取っているんですよ」ということには自覚的になるべきだとは思います。

 2つ目は、生活者を信じること。生活者はブランドや企業が思っている以上にいろんなことを考えていると思う。例えば環境によいブランドを選ばない人も、本当は買いたいのに、今はお金がないというだけかもしれない。買えない場合でも、ブランドのスタンスには共感してSNSでシェアしてくれるかもしれない。ブランドや企業が正解を提示しようとしたり、「分かりやすくしなきゃ」と考えたりするのは、生活者を信じていないから。それっておこがましいことです。言葉が雑になりますが、生活者も世論もバカじゃないと私は強く思っていて、信じているからこそ問いかけている。企業やブランドも同じように、スタンスを明確にして、生活者を信じることは大事だと思います。

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カームD、「360°⾳に包まれたコーヒーショップ」の多店舗化をスタート。音を売るカフェ。

店舗デザイン・プロデュースや飲食店経営株式会社カームデザイン(本社:大阪市西区、代表取締役:金澤 拓也)が、音楽のエイベックスとコラボしたコーヒーショップ「GOOD SOUND COFFEE」を11月中旬、東京・中目黒と大阪・松原で2店舗同時オープンさせる。
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教えて!パタゴニアさん 連載第9回 “新品を売らない”店の展望を日本支社長が語る 【前編】

 「パタゴニア」が渋谷店内に開いた新品を売らないポップアップストア注目を集めている。このポップアップストアは「パタゴニア」製品を長く使用するためのプラットフォーム“ウォーン ウエア”を体現するもので、製品の修理を行ったり、買い取った中古品を修繕して再販売したりするもの。パタゴニアはこれまで“プロダクト・サーキュラリティ(製品の循環性)”が重要と考え、製品全ての寿命をのばすことを目標にしてきた。また、「サステナブルな製品はアパレル産業においてはありえない。そのためサステナブルカンパニーではなくレスポンシブルカンパニーであろう」として事業を行ってきた。製品の修理は1970年代から、中古品の販売は2013年に米国で始動し、中古品はこれまで30万枚以上を販売している。中古品の販売を米国以外で行うのは今回が初めてだ。マーティ・ポンフレー(Marty Pomphrey)日本支社長にその経緯と日本での展望を聞く。

WWD:日本で“ウォーン ウエア”のポップアップストアを開くに至った理由を教えてほしい。

マーティ・ポンフレー日本支社長(以下、ポンフレー):もっと早い段階で行いたいと考えていたが、新型コロナウイルスの感染拡大によって予定よりも実現までに時間がかかってしまった。われわれの“サーキュラリティ(循環)”戦略で非常に重要な一部を占めている。

前提としてアパレル産業は環境によくないし、アパレル企業がサステナブルであることはあり得ない。われわれには、アパレル企業として責任を負っていこうという考え方がある。ある報告書によると、アパレル産業が排出する温室効果ガスは全排気量の10%を占めると推定されている。日本国内に目を向けると、日本で購入されたアパレル製品の68%が焼却されたり、埋め立てられたりする運命にあるという数字がある。アパレル産業の作って売って買って捨てるというリニア(線形)型のモデルはうまくいかないのは明らかだ。これからは、循環型モデルのビジネスしかあり得ない。“ウォーン ウエア”は“循環型”戦略の一部だ。われわれは製品の寿命を長くして、寿命が来たものに関してはリサイクルするなり責任ある形で処分したいと考えている。

WWD:初めてのポップアップストアを渋谷店に開いた。

ポンフレー:渋谷には若いカスタマーベースがある。“ウォーン ウエア”は古着なので(古着屋が多く点在する渋谷・原宿エリアでは)アピールすることができるし、若い人でも買える価格帯でもある。新しいカスタマーに「パタゴニア」を紹介するに適切な場所だと考えた。また、渋谷店はパタゴニアの店舗の中でも大きい方で、リペアする設備があるし、正しい形で“ウォーン ウエア”を紹介できる。

WWD:ポップアップストアを開いてみての反響を教えてほしい。

ポンフレー:圧倒的にポジティブな反応だ。8月20~22日の最初の3日間は予定の3倍の売り上げで、1カ月間このプログラムを維持するためにどれだけ在庫が必要かと考えるほどだった。さらに古着を投入していきたい。

この1カ月間は学びの期間だと考えている。どのようなモデルで“ウォーン ウエア”を広げていくのがいいか、どれくらいの需要があるのかを見極めたい。このビジネスを成功させ、将来的には“ウォーン ウエア”のオンリーストアを作りたいと考えている。

WWD:現在、世界を見渡しても“ウォーン ウエア”の単独店はない。新品が並ばないストア開発に力を入れていくのか。

ポンフレー:ストア開発は初期段階にある。小規模なビジネスだ。日本はリセールのチャンスが大きいと感じている。売り上げという意味ではなく、ブランドにとって大きなチャンスになるのではないかと感じている。現在日本には2つのリペアセンターがあり、55人の技術のあるスタッフがいる。日本は品質の高い商品の需要が多い。高い技術を提供する場は限られていると思うので、古着の販売ほどではないが、リペアも日本市場では大きなチャンスだと考えている。

WWD:ダメージがひどくて中古として販売できない製品の場合、捨てるのではなく複数のダメージの大きい製品を使って、新しい衣類に作り替えた“リクラフテッド”の販売を日本で行う予定はあるのか。

ポンフレー:今戦略を練っているところだ。

WWD:“リクラフテッド”は修繕技術だけではなくデザイン性も問われる。

ポンフレー:米国ではアイコニックな製品を担当している社内デザイナーがLAにいる優れた職人とコラボレーションしてLAで生産している。“リクラフテッド”も“サーキュラリティ”ストーリーの一部だ。“リクラフテッド”は衣類だけではなく、使われているファブリックの寿命を最大限に延ばすという考え方に基づいている。

WWD:日本で“リクラフテッド”を導入する場合、どのような人材がデザインを担当するのか。

ポンフレー:日本はクラフトマンシップが優れているし、そうした考え方も浸透している。リペアセンターのスタッフのスキルを考えても“リクラフテッド”はマッチングするのではないかと考えている。リペアセンターではすでに自分の服を持ってきてアップサイクルしているスタッフもいる。

今、考えているのは、リペアセンターをサーキュラリティセンターのようなものに変えていきたいということ。全ての製品をリペアするのではなく、技術力が問われるようなもののみを行い、カスタマーに修理方法を伝えてカスタマー自身が修理できるようにしたいと考えている。パタゴニア以外のリペアのコミュニティーとパートナーシップを組み、リペアしてもらうことも考えている。パタゴニアの才能あるリペアスタッフは、より技術力が問われるものに焦点を当てて作業することができるし、そうすることによってカスタマーに付加価値を提供できるのではないかと考えている。長期的にはそういうものにしたいと考えている。

WWD:パタゴニアは創業時からフォロワー作りが上手でそういったファンたちとコミュニティーを形成して新しいカルチャーを創出してきた。

ポンフレー:マーケティング、マーケッターという言葉は好きではない。「パタゴニア」はストーリーテラーだと思っている。ストーリーを伝えることで人々の感情に訴え、訴えたことが私たちのミッションステートメントの実現につながる行動を起こしてほしいと考えている。このストーリーを伝えることによって“サーキュラリティ”ビジネスにハイライトを当てる。リペアサービスはコストと時間がかかるが、そうしたサービスを提供していることを知ってもらい、われわれはただ単に新品を売るだけの企業ではなく、リペアサービスを提供していることを訴求したい。

WWD:パタゴニアはブランドの考え方を理解している顧客が非常に多いが、それでも買って必要なくなったら捨てる、といった顧客も一定数いるとも思う。“サーキュラリティ”実現には、顧客の協力なくしては不可能だ。

ポンフレー:まず必要なのはビジネスモデルに“買って捨てる”メンタリティーを変えることが含まれていなければならない。カスタマーには使わなくなったら店舗に持ってきてほしいと伝えること。われわれは製品寿命を延ばして、捨てられることは避けたい。カスタマーには繰り返し伝えていきたい。カスタマーは考えることも多いだろうし、たくさんの情報も入ってくる。時に注意力がそがれることもあるし、混乱することもあるだろう。私たちは一貫して明確なメッセージを伝えていきたい。

これが“レスポンシブルカンパニー”としての歴史を持つ企業であり、自信を持って製品を提供し、“サーキュラリティ”ビジネスを行っているわれわれがやるべきことだと考えている。われわれが求める“サーキュラリティ”ビジネスは他社にも参加してほしいと考えている。パタゴニアは小さな企業なので、大企業と手を組み、大企業とともに地球を救うために活動していきたい。

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教えて!パタゴニアさん 連載第9回 “新品を売らない”店の展望を日本支社長が語る 【前編】

 「パタゴニア」が渋谷店内に開いた新品を売らないポップアップストア注目を集めている。このポップアップストアは「パタゴニア」製品を長く使用するためのプラットフォーム“ウォーン ウエア”を体現するもので、製品の修理を行ったり、買い取った中古品を修繕して再販売したりするもの。パタゴニアはこれまで“プロダクト・サーキュラリティ(製品の循環性)”が重要と考え、製品全ての寿命をのばすことを目標にしてきた。また、「サステナブルな製品はアパレル産業においてはありえない。そのためサステナブルカンパニーではなくレスポンシブルカンパニーであろう」として事業を行ってきた。製品の修理は1970年代から、中古品の販売は2013年に米国で始動し、中古品はこれまで30万枚以上を販売している。中古品の販売を米国以外で行うのは今回が初めてだ。マーティ・ポンフレー(Marty Pomphrey)日本支社長にその経緯と日本での展望を聞く。

WWD:日本で“ウォーン ウエア”のポップアップストアを開くに至った理由を教えてほしい。

マーティ・ポンフレー日本支社長(以下、ポンフレー):もっと早い段階で行いたいと考えていたが、新型コロナウイルスの感染拡大によって予定よりも実現までに時間がかかってしまった。われわれの“サーキュラリティ(循環)”戦略で非常に重要な一部を占めている。

前提としてアパレル産業は環境によくないし、アパレル企業がサステナブルであることはあり得ない。われわれには、アパレル企業として責任を負っていこうという考え方がある。ある報告書によると、アパレル産業が排出する温室効果ガスは全排気量の10%を占めると推定されている。日本国内に目を向けると、日本で購入されたアパレル製品の68%が焼却されたり、埋め立てられたりする運命にあるという数字がある。アパレル産業の作って売って買って捨てるというリニア(線形)型のモデルはうまくいかないのは明らかだ。これからは、循環型モデルのビジネスしかあり得ない。“ウォーン ウエア”は“循環型”戦略の一部だ。われわれは製品の寿命を長くして、寿命が来たものに関してはリサイクルするなり責任ある形で処分したいと考えている。

WWD:初めてのポップアップストアを渋谷店に開いた。

ポンフレー:渋谷には若いカスタマーベースがある。“ウォーン ウエア”は古着なので(古着屋が多く点在する渋谷・原宿エリアでは)アピールすることができるし、若い人でも買える価格帯でもある。新しいカスタマーに「パタゴニア」を紹介するに適切な場所だと考えた。また、渋谷店はパタゴニアの店舗の中でも大きい方で、リペアする設備があるし、正しい形で“ウォーン ウエア”を紹介できる。

WWD:ポップアップストアを開いてみての反響を教えてほしい。

ポンフレー:圧倒的にポジティブな反応だ。8月20~22日の最初の3日間は予定の3倍の売り上げで、1カ月間このプログラムを維持するためにどれだけ在庫が必要かと考えるほどだった。さらに古着を投入していきたい。

この1カ月間は学びの期間だと考えている。どのようなモデルで“ウォーン ウエア”を広げていくのがいいか、どれくらいの需要があるのかを見極めたい。このビジネスを成功させ、将来的には“ウォーン ウエア”のオンリーストアを作りたいと考えている。

WWD:現在、世界を見渡しても“ウォーン ウエア”の単独店はない。新品が並ばないストア開発に力を入れていくのか。

ポンフレー:ストア開発は初期段階にある。小規模なビジネスだ。日本はリセールのチャンスが大きいと感じている。売り上げという意味ではなく、ブランドにとって大きなチャンスになるのではないかと感じている。現在日本には2つのリペアセンターがあり、55人の技術のあるスタッフがいる。日本は品質の高い商品の需要が多い。高い技術を提供する場は限られていると思うので、古着の販売ほどではないが、リペアも日本市場では大きなチャンスだと考えている。

WWD:ダメージがひどくて中古として販売できない製品の場合、捨てるのではなく複数のダメージの大きい製品を使って、新しい衣類に作り替えた“リクラフテッド”の販売を日本で行う予定はあるのか。

ポンフレー:今戦略を練っているところだ。

WWD:“リクラフテッド”は修繕技術だけではなくデザイン性も問われる。

ポンフレー:米国ではアイコニックな製品を担当している社内デザイナーがLAにいる優れた職人とコラボレーションしてLAで生産している。“リクラフテッド”も“サーキュラリティ”ストーリーの一部だ。“リクラフテッド”は衣類だけではなく、使われているファブリックの寿命を最大限に延ばすという考え方に基づいている。

WWD:日本で“リクラフテッド”を導入する場合、どのような人材がデザインを担当するのか。

ポンフレー:日本はクラフトマンシップが優れているし、そうした考え方も浸透している。リペアセンターのスタッフのスキルを考えても“リクラフテッド”はマッチングするのではないかと考えている。リペアセンターではすでに自分の服を持ってきてアップサイクルしているスタッフもいる。

今、考えているのは、リペアセンターをサーキュラリティセンターのようなものに変えていきたいということ。全ての製品をリペアするのではなく、技術力が問われるようなもののみを行い、カスタマーに修理方法を伝えてカスタマー自身が修理できるようにしたいと考えている。パタゴニア以外のリペアのコミュニティーとパートナーシップを組み、リペアしてもらうことも考えている。パタゴニアの才能あるリペアスタッフは、より技術力が問われるものに焦点を当てて作業することができるし、そうすることによってカスタマーに付加価値を提供できるのではないかと考えている。長期的にはそういうものにしたいと考えている。

WWD:パタゴニアは創業時からフォロワー作りが上手でそういったファンたちとコミュニティーを形成して新しいカルチャーを創出してきた。

ポンフレー:マーケティング、マーケッターという言葉は好きではない。「パタゴニア」はストーリーテラーだと思っている。ストーリーを伝えることで人々の感情に訴え、訴えたことが私たちのミッションステートメントの実現につながる行動を起こしてほしいと考えている。このストーリーを伝えることによって“サーキュラリティ”ビジネスにハイライトを当てる。リペアサービスはコストと時間がかかるが、そうしたサービスを提供していることを知ってもらい、われわれはただ単に新品を売るだけの企業ではなく、リペアサービスを提供していることを訴求したい。

WWD:パタゴニアはブランドの考え方を理解している顧客が非常に多いが、それでも買って必要なくなったら捨てる、といった顧客も一定数いるとも思う。“サーキュラリティ”実現には、顧客の協力なくしては不可能だ。

ポンフレー:まず必要なのはビジネスモデルに“買って捨てる”メンタリティーを変えることが含まれていなければならない。カスタマーには使わなくなったら店舗に持ってきてほしいと伝えること。われわれは製品寿命を延ばして、捨てられることは避けたい。カスタマーには繰り返し伝えていきたい。カスタマーは考えることも多いだろうし、たくさんの情報も入ってくる。時に注意力がそがれることもあるし、混乱することもあるだろう。私たちは一貫して明確なメッセージを伝えていきたい。

これが“レスポンシブルカンパニー”としての歴史を持つ企業であり、自信を持って製品を提供し、“サーキュラリティ”ビジネスを行っているわれわれがやるべきことだと考えている。われわれが求める“サーキュラリティ”ビジネスは他社にも参加してほしいと考えている。パタゴニアは小さな企業なので、大企業と手を組み、大企業とともに地球を救うために活動していきたい。

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TRUNK SHOW: PIPPA SMALL

こんにちは。

今日は明日9月3日(キン)から横浜店を皮切りにスタートする<ピパ スモール>イベントのご紹介です。

 

ロンドン発のジュエリーブランド<ピパ スモール>は、色とりどりの天然石そのままの造形を生かしたデザインのジュエリーが人気です。

途上国の職業支援活動やフェアトレード、環境へ配慮したものづくりにも尽力しており、さまざまな国や地域、難民などを対象とした社会貢献活動をおこない、それによるコレクションも継続して発表しているブランドです。

 

そんな<ピパ スモール>の新作を一堂に集めてご紹介する年に一度のトランクショーがスタート。

マスク生活でのジュエリーづかいも考えて作られた新作も登場します。

IMG 1131 TRUNK SHOW: PIPPA SMALL

大ぶりなストーンづかいが特徴の<ピパ スモール>ですが、ドロップタイプのピアスは長さを抑えたややコンパクトなデザインも登場。

定番のスタッドピアスはもともと小さめなサイズ感で人気のジュエリーですが、一回りほど大きな石をセットしたデザインが新登場しています。

IMG 1247 TRUNK SHOW: PIPPA SMALL

右が今までのサイズ、左がやや大きめのサイズです。

マスクのつけ外しをする生活での使いやすさも考えられたデザインになっています。

 

ピパ スモール>はバーニーズ ニューヨークでも10年以上前から毎年新作をご紹介するトランクショーを実施しており、デザイナーのピパ・スモールさんも幾度となく来店しています。

 

今回、ピパさんの来店はないのですが、これまでピパさんが来店された時の人気イベントとして開催していたコードネックレスのカスタマイズイベントをイベント期間中に限りご用意しました!

IMG 1220 jpg TRUNK SHOW: PIPPA SMALL

ゴールド・ピンク・ブルーなどカラフルなワックスコードにお好みのチャームをセレクトしてご自分だけのネックレスをお作りいただけます。

 

コードのカラーはグリーン・ブルー・ネイビー・ゴールド・パープル・ピンクからセレクト。

長さもさまざまなので、ご自身のスタイルにあわせてお選びいただけますよ。

IMG 1206 jpg TRUNK SHOW: PIPPA SMALL

チャームはムーンストーン・ラブラドライト・トルマリン・アクアマリン・カイヤナイト・クンツァイト・タンザナイト・ハーキマーダイヤモンドといった天然石のほか、シェル・メタルまでさまざまな素材・サイズとカラーのなかからお選びいただけます。

IMG 1223 TRUNK SHOW: PIPPA SMALL

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ベーシックなゴールドコードはどんなチャームにもマッチします。

IMG 1225 TRUNK SHOW: PIPPA SMALL

IMG 1230 TRUNK SHOW: PIPPA SMALL

こちらはアクアマリンとグリーントルマリンのチャームです。同じカラートーンのチャームでも、コードのカラーが変わるとまた違った印象に。

チャームはご自身でも入れ替えることが可能です。

IMG 1221 TRUNK SHOW: PIPPA SMALL

IMG 1222 TRUNK SHOW: PIPPA SMALL

ピンクのハート型チャームは今回新しく到着したデザインです。一つでも存在感たっぷり!

IMG 1227 TRUNK SHOW: PIPPA SMALL

左からピンクトルマリン・クンツァイト・ローズクォーツ。

 

今回のイベントでは特別にチャームのみもお求めいただけます。

これまでにお作りいただいたネックレスにチャームをプラスして楽しむこともできますよ。

チャーム・コードはすべて一点物ですので、品切れの際はご容赦ください。

 

※写真の色味は実際と異なる場合がございます。

 

TRUNK SHOW: PIPPA SMALL

9/3 FRI. – 9/8 WED. 横浜店1F
9/11 SAT. – 9/15 WED. 六本木店1F
9/18 SAT. – 9/26 SUN. 銀座本店1F
10/1 FRI. – 10/10 SUN. 西武渋谷店

やきとりの扇屋&名代 宇奈ととコラボ。ダブルネーム店増える。

G-FACTORY株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:片平 雅之)が、株式会社ヴィア・ホールディングス(本社:東京都新宿区 代表取締役社長:楠元 健一郎)とコラボして、「名代 宇奈とと」と「やきとりの扇屋」のダブルネームで9月に6店舗をオープンさせる。
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「デリバリーメニューでの差別化はこれだ」見落としていたマーケットは筋トレマニア

 長引くコロナ禍。繰り返しの緊急事態宣言、まん延防止等重点措置で年明けから通常に営業できた日は数えるくらいである。テイクアウト、デリバリーに頼らざるを得ない状況のなかで、テイクアウト、デリバリーにおける差別化メニューがあった。筋トレマニアが喜ぶ"アスリート飯"。このニーズを見逃してはいけない。
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