マジで快適すぎてもう手放せません!! 自室で使えるリラックスアイテム4選

自分の部屋でくつろぐ時は、何も考えず快適に過ごしたいもの。できるならベッドやソファから一歩も動きたくないと思っている人も多いのでは? そこで今回は、自室で使える快適グッズ4選をご紹介。足に巻きつけるタイプのマッサージ機や、持ち運びできるコンパクトな加湿器などをピックアップしています。便利なアイテムを駆使すれば、ストレスから解放された素敵な時間が送れるかもしれませんよ。

 

出典画像:ドクターエア 公式サイトより

 

[その1]

好きなヘッドホンやイヤホンをワイヤレスに!

出典画像:エレコム 公式サイトより

エレコム
Bluetoothレシーバー LBT-PAR01AVBK
好きなヘッドホンやイヤホンをワイヤレスにできるレシーバー。本体にはイヤホンジャックが搭載され、Bluetoothでスマートフォンやタブレットと接続できます。複雑な操作を全て排除したシンプルな設計のため、ボタンも1つしかついていません。

 

<注目ポイント>
・イヤホンジャックを搭載したBluetoothレシーバー
・複雑な操作を排除したシンプル設計
・最大約6時間の音楽再生が可能
コンパクトサイズながら最大約6時間の音楽再生が可能。付属のUSB充電ケーブルを使えば、スマートフォンやタブレット以外にもパソコンなどへの接続に対応します。幅28mm×奥行き11.5mm×高さ28mmしかなく、重量もたった10g。メタルクリップで胸ポケットや袖につけても、違和感のないデザインです。

 

[その2]

横たわりながら使える足専用マッサージ機

出典画像:パナソニック 公式サイトより

パナソニック
エアーマッサージャー レッグリフレ EW-RA98
立ちっぱなしや歩き疲れを癒す足専用の電動マッサージ機です。両足に巻きつけるタイプなので、ソファーやベッドに横たわりながら使用可能。足先にはヒーターが搭載され、足裏やふくらはぎ、太ももなど全12箇所を優しくほぐしてくれます。

 

<注目ポイント>
・足専用の電動マッサージ機
・ソファーやベッドに横たわりながら使用可能
・全12箇所をマッサージ
8つのマッサージコースに加え、温感調整や3段階の強さ調整もボタン1つで可能。内側の生地には抗菌処理が施されており、毎日使っても清潔に保てます。またコンパクトに折りたためるので、収納時も場所をとりません。

 

[その3]

持ち運びできるスタイリッシュな加湿器

出典画像:カドー 公式サイトより

カドー
カドー加湿器 MH-C11U
バッテリーを搭載した持ち運びに便利なコンパクトサイズの加湿器。5~10時間の連続運転が可能で、USBやカーソケットから電源をとることも可能です。さらに付属の除菌・消臭剤を使用すると、除菌消臭器にも早変わり。ウイルスを除菌し、ペットやタバコ、トイレなどの嫌なニオイを元から分解します。

 

<注目ポイント>
・バッテリー搭載のコンパクト加湿器
・5~10時間の連続運転が可能
・スタイリッシュなデザイン
運転中はタンク内部のLEDが点灯。金属ボディと優しい光の組み合わせは、空間にさりげない彩りを与えます。カラーバリエーションはゴールド・ブラック・シルバーの3種類がラインナップ、どこに置いても存在感を発揮するスタイリッシュなデザインです。

 

[その4]

場所やシーンを選ばない軽量・コンパクトなマッサージ機

出典画像:ドクターエア 公式サイトより

ドクターエア
3DマッサージシートS
イスやソファの上に置いて使える、上半身専用の電動マッサージ機です。パワフルでなめらかな動きの「新・3Dもみ玉」が搭載され、肩から腰まで最大45cmのロングストロークマッサージに対応。さらに、じんわりとした人肌のようなヒーター機能もプラスされています。

 

<注目ポイント>
・イスやソファの上に置いて使用可能
・最大45cmのロングストロークマッサージに対応
・重量わずか3.98kgの軽量・コンパクト仕様
3Dもみ玉には優しく光るLEDがついており、通常時は青色、ヒーター機能使用時は赤色にチェンジ。また重量わずか3.98kgの軽量・コンパクト仕様なので、様々な場所やシーンで気軽に使えるのもうれしいですよね。カラーバリエーションはディープレッド・ブラック・ブルー・ピンク・ブラウンの5色が展開され、インテリア性を重視したオシャレな色合いに。

「ブランドのシェア」が意外にいいぞ! 世界が認めたデザイナーが示す日本の伝統産業「成長のヒント」

家電ブランドcado(カドー)の空気清浄機「LEAF (リーフ)120」が、国際的に権威のあるドイツ「iF デザイン アワード」の最高位のデザイン賞「iF ゴールド アワード 2018」を受賞しました。なぜ受賞することができたのか、今回、本機のデザイナーである鈴木 健氏にインタビューを行い、その理由をうかがうとともに、自身が主導する「デザインとブランドをシェアする」という画期的なビジネスモデル「双円(そうえん)」について、詳しく聞いてみました。

 

Profile

鈴木 健(すずき・けん)さん

1973年生まれ。1996年に東芝に入社し、デザインマネージメントを担当。amadana(アマダナ)のデザイナーを経て、2011年にcado(カドー)を設立。現在は株式会社カドー取締役副社長兼クリエイティブディレクター、アエテ株式会社代表取締役社長を務める。

 

「継ぎ目がない空気清浄機」でドイツの権威あるデザイン賞を受賞

――3月に空気清浄機「LEAF(リーフ) 120」が国際的に権威のあるデザイン賞のひとつ、ドイツの「IFデザインアワード」で最も優秀なデザインに与えられる「iFゴールドアワード2018」を受賞しました。受賞の理由を、ご自身ではどのように分析されますか?

↑「iFゴールドアワード2018」を受賞したカドーの空気清浄機「LEAF 120」

 

鈴木 選ばれた理由としては、外観の美しさと機能を両立してることに尽きると思います。このサイズ(直径240×高さ315mm)で15畳対応のパワーを持ちながら、金属の一枚板で作った継ぎ目がないボディなどのデザイン面が評価されたのかと。

 

――ボディに継ぎ目がない? それは一体どのように作られているんですか。

 

鈴木 そもそもこの機種の初代のときに、「深絞り加工」という作り方を採用したんですね。お釜などと同じで、平らな金属をポンポンと何回も叩いて袋状にしていくんです。お釜の場合はそうしたうえで、上の部分をスパンと切るんですが、この空気清浄機の場合は上下を切って真ん中のキレイな部分だけを使ったのが始まりです。それを踏襲して、いまのモデルは一枚板から筒状に加工していて、継ぎ目がわからないほどキレイに加工されています。

 

外側の柱をすべて取り除くマイナーチェンジで「深化」を果たす

――家電に深絞り加工の金属を使うという発想は、どこから生まれたのでしょうか。

 

鈴木 LEAFに関しては「継ぎ目のない状態」という言葉から始めています。空気清浄機はファンを使うので、音ができるだけしないように、継ぎ目のないものを模索したのが始まりですね。この「LEAF 120」は3代目で、2代目からマイナーチェンジを行いました。例えばボディは2代目まではアルマイト処理だったのが、今回は時代に合わせて塗装に変えています。ほかにも本体下にある空気の出口にあった柱をすべて取り除いたのもポイント。これで、よりデザイン性が向上しました。

 

――あっ、確かに、外側にあった柱が全部なくなっていますね!

 

鈴木  8年前にもこの柱は取りたくて努力したんですけど、当時は不可能だったんです。技術的な部分と設計的な部分で、真ん中の太い支柱だけでは強度が保てなかった。今回、構造をイチから見直すことで取ることができました。だからパッと見はほぼ同じ形なのですが、実は、金型から作り直していて。性能も向上していますし、細かい部分も変わっています。大きく変える「進化」よりも、同じものを突き詰めていく「深化」を選んだというイメージですね。

↑「LEAF 120」(奥の白いモデル)は、スリットから見える中央の太い柱で上部を支える構造

 

ブランドイメージの構築には「統一感」と「継続」が重要

――ちなみに、カドーは2011年の創業からわずかな年月で、家電業界で確かな地位を築いています。そのなかで鈴木さんは、カドーのブランディングに関わるすべての制作物の指揮を執っているとうかがいました。ブランドイメージの構築に苦労するメーカーも多いと思いますが、鈴木さんが考えるブランディングの秘訣とは何でしょうか?

 

鈴木 大切なのは「統一感」と「継続」ですね。PCでやスマホで当社を知る方、出版物で目にした方、公式サイトや広告で見る方、ユーザーには色々な導線がありますが、どんな媒体で見ても同じ印象、同じトーンであることが必要。そこにズレがあると、イメージがうまく伝わらないので。これが「統一感」ですね。そして、それを長く続けて「継続」することで、イメージができていくんです。ただし、イメージが古くなって、「変える」となったら中途半端に変えてはダメ。すべてをガラッと刷新することも必要です。

 

――とはいえ、「統一感」を出すには、一定のルールがないと難しいですよね。ということは、カドーの立ち上げの際、かなりブランドイメージを練りこんだということでしょうか?

 

鈴木 そうですね。キーワードとしたのが「革新性」「デザイン性」「こだわり」の3つです。ブランドを伝える制作物は、必ずこれらが感じられるようにしました。例えばそちらにあるモノクロの写真(下写真)。発表会で展示したものなんですが、なんとなく伝わってきませんか?

――あ、これ見たことがあります! 確かに、これを見ると、「カドーっぽい」と思いますね。なるほど、「統一感」を持って「継続」してやってきたからこそ、カドーは短期間でブランドイメージを確立できたんですね。

 

デザインに対する視野を広げるために「アエテ株式会社」を設立

――さて、鈴木さんは、東芝でデザイナーとしてのキャリアをスタートし、家電ブランド「amadana」のデザイナーを担当されたあと、2011年にカドーを設立して昨年10月、デザイン部門の旧カドーデザイン社を「アエテ株式会社」に変更されました。その理由を教えてください。

鈴木 東芝ではインハウス(社内デザイナー)として働いていたんですけど、そこから出て、まったく違う仕事をすることでデザインに対する視野がすごく広がったんです。でも、カドーで仕事を続けるうちに、またインハウスのような状態になってきた。「このままでは会社の成長にもつながらないんじゃないか」と思うようになってきて。外部クライアントの仕事を積極的に受けるようにしてみたんです。ただ、社名が「カドーデザイン」のままだと、「カドー」が先行してどうしても家電の仕事の依頼が増えてしまう。仕事の幅が、なかなかうまく広がっていかなくて。家電以外をもっとやっていくべきだということで、「アエテ」に社名を変えました。

 

――「アエテ」の社名の由来は、日本語の「あえて」から来ているとか。

 

鈴木 そうですね。「あえて」人がやらないことだったり、人とは違うデザインだったりを目指していくとところで、このような社名になりました。ですから、どんな仕事でも、ウチに頼めば面白い発想のデザインだと思ってもらえるよう、心掛けています。

 

――「面白い発想」とおっしゃいましたが、具体的にどのようなものでしょうか。

 

鈴木 例えば、トータルプロデュースをやっているリノベーションマンションのブランド「R×C(リバイシー)」は、「カドーの製品が似合う空間」がコンセプト。置かれる家具や家電に統一感があり、まるで、あらかじめ備え付けられているような……プロダクトデザイナーだからできる空間をデザインしました。ここでは、アエテならではのデザインの形を提示していると思います。新ブランドの「双円」も象徴的でわかりやすいです。

 

「双円」は「ブランドを共有する」という新しい試み

――「双円」は、「日本のものづくり力や美しい文化を届けていく新しいプラットフォーム」とのことですが、具体的にどんなものなのでしょうか。

 

鈴木 「双円」は「ブランドを共有する」という新しい試み。同じデザイン、同じ販路、同じブランディングを異業種・異素材でシェアするという形で、単なるプロダクトデザインではなく、産業を活性化するうえでの枠組みからデザインしています。これは通常のデザイン事務所ではやらないような形ですね。すでに富山県の錫(すず)メーカー・能作(のうさく)、千葉県のガラスメーカー・Sghr(スガハラ)、愛知県の陶磁器メーカー・NAGAE(ナガエ)という、3社のスペシャリストとともに「双円」ブランドを共有しています。

↑双円の概要を示すシート。1.かたちをシェアする 2.販路をシェアする 3.日本のメーカーと協業する、と書かれています

 

伝統産業のトップランナーとの出会いがきっかけ

――複数の企業でひとつのブランドをシェアするというのは画期的ですね。どのような経緯で、ブランドを設立するに至ったのでしょうか?

 

鈴木 個人的に、デザインの幅を広げるためにも、日本の伝統的な産業を見てまわろうと思ったんです。月に1件のペースで工場見学をして、日本の伝統的な産業をいろいろと知っていくうちに、そういった産業の職人の数が減ってきたという話が聞こえてきて。何かできないか……と考えていた矢先、ニューヨークで錫物メーカーの「能作」の能作社長と知り合うチャンスがあって。一般の方には知られていませんが、「能作」さんは、伝統工芸のブランディングで大成功を収めた、その道のトップランナー。雲の上のような人なのですが、ダメ元で、その場で「工場見学をさせてください!」とお願いしたんです。

 

――海外で知り合って、いきなり工場見学をお願いするのもすごいですね。

鈴木 ええ(笑)。でも、「いつでも来てください」と言ってもらって。それを真に受けて、日本に帰ってすぐに富山の工場に出向いて案内してもらったんです。ここで錫の作り方を見学して、「これは面白い!」と。能作社長に「製品のデザインをさせてもらえませんか?」と話をしたら、「ウチは持ち込み制だから、いつでも持って来て」と言われて(笑)。だからその1か月後、製品のデザイン、サンプル、ブランドのロゴからイメージのポスターまで、一気に作って持っていったんです。それでイメージを伝えたら、「面白いね!」ということになって、ブランドを立ち上げることになりました。

 

「日本人になじみのある造形」を模索し、たどり着いたのがこのカタチ

――ちなみに「双円」の、2つの球を合わせたような独特なデザインは、どのようなコンセプトのもとで生まれたんですか。

鈴木 もともと日本人のDNAのなかに入っているような懐かしさだったり、温かさだったり。そういった点を感じるものにしたいと考えて作りました。この丸みも、ただ球体を切ったのではなく、場所によって曲率をグッと変えています。使ってみると手になじむ。お餅をつぶしたような、ふっくらしたお米のような、だるまを連想させるような……日本人になじみのある造形を模索するうちに、たどり着いたカタチです。僕は家電でシャープなものばかりを作ってたので、逆にこういった温かみのあるモノを作ってみたいな、と。実際、3Dプリンターでサンプルを作ってみると、このくびれがしっくりくるし、扱いやすさという面でも理にかなっている。これ、じつはスタッキングして(重ねて)収納できるようになっているんです。その点はこだわった部分ですね。

 

――なるほど。どれも同じ図面で作られてるから、素材の違う器もぴったり重ねられるんですね。

 

鈴木 しかも、2つ重ねることで、違うサイズの器と同じ高さになって、ラインが揃うようにもなっています。どうしてもラインが合わないサイズのものも、並べたときにキレイに見えるようなラインに統一しています。

↑おちょこを3つスタックすると(左)、タンブラー(左から2番目)と高さが同じになり、タンブラーを2つ重ねると(中央)、ビアカップ(右から2番目)と高さが合うようになっています

 

いもづる式に賛同者が現れて「デザインのシェア」が実現

――とはいえ、違う工房で同じ形に作ってもらうのは難しいですよね。職人さんとのやりとりはどのように行なっているんですか?

 

鈴木 最初、能作さんには、3Dプリンターでサンプルを出力して持っていったんです。3Dプリンターや三次元CAD(3 次元コンピュータ支援設計)というもの自体、あちらからすると初めてだったそうで、すごく喜んでもらえて。すぐに制作に取りかかってもらえました。今はCADで作ったものを2Dにしたり、3Dプリンターで出力したり、2Dを紙に落としたり、いろいろな形のデータを用意して、職人さんに伝わりやすい形で渡しています。

↑「能作」による錫の食器

 

――実際、完成した器をご覧になっていかがでしたか?

 

鈴木 とても面白いものができたと思いました。ただ、能作さんと話していたら、「でも、錫って熱いものが入れられないんだよね」という話になって。「じゃあ、他のメーカーさんにも持っていっていいですか?」と聞いたら、能作さんが「いいよ」と即答していただいて。さらに、ガラスメーカーのSghr(スガハラ)さんを紹介してもらったんです。Sghrさんも面白がってくれて、「やろう」と言ってくれたんです。

↑Sghr(スガハラ)の作品。手前が片口で、左奥がビアカップ、右奥がラージタンブラー

 

――では、「デザインのシェア」というアイデアは、なりゆきで実現したんですね。

 

鈴木 はい。なりゆきではあったんですが、「ひとつのデザインを企業を超えてシェアする」ということが、すごく「新しいな」と思って。そんな矢先、Sghrさんと話していたら、「ウチのは熱湯を入れて飲むことはできるけど、本格的な耐熱ガラスではないんだよね」という話になった。そこで、今度はSghrさんから陶磁器メーカーのNAGAEさんを紹介してもらって。NAGAEさんは、「菅原さんが言うなら、ぜひ!」と(笑)。

各社の「強い販路」が違う点に着目し、販路もシェア

――すごいご縁ですね(笑)。しかし、老舗メーカーさん同士で、そんな横のつながりがあるとは……。

 

鈴木 そうなんですよ。そこは私も意外でした。そんな経緯で、NAGAEさんが参加してくれることになって。「これは伝統的な産業を活性化させるプラットフォームになるかも」と思ったんです。器のデザインは全部メーカーに渡してシェアしてしまう。そして、それぞれ好きなタイミングで作っていきましょう、という関係でやっていくことになったんですね。さらに、販路もシェアしちゃいましょう! というのをコンセプトにしてしまったんです。

 

――販路のシェアとはどういうことですか?

 

鈴木  デパートに強い能作さん、デパートのほか、自社の店舗で展開するSghrさん。NAGAEさんはホテルに卸しているのでBtoBが強かった。横で掛け率を決めて、これらの販路をシェアすることにしたんです。素材は違うけど、同じラインナップなのをウリにして、今まで入っていない販路にどんどん流れていくシステムを作ったわけです。

 

――なるほど。そうすると「双円」というブランドの相乗効果も出てきますね。

 

鈴木 はい。もうひとつ、入れるモノの形が同じなので、パッケージが共有できるのも意外に大きい。パッケージの価格も下げることができますし、販促物も共有できるんですよね。

↑双円のパッケージとカタログ

 

――非常に理にかなってますね。

 

鈴木 はい。特に老舗メーカーさんは、モノを作るのが得意。私たちはデザインの力でその魅力を表現し、紹介するのが得意なわけですから、得意なことを分担していこう、と。私たちが運営するECサイトも販路として機能させ、デザインから販路、パッケージまで、全部をシェアして拡販しましょうという形にしました。だから「双円」はブランド名でありながら、プラットフォームの名前でもあるわけなんですね。

 

ブランディングの面でも「デザインのシェア」は効果的

――なるほど。そういえば、さきほど効果的なブランディングには「統一感」と「継続」が必要とうかがいましたが、参加するメーカーが複数であっても、「統一感」という部分では、完璧に条件を満たしていますね。モノのデザインは同じですし、パッケージや販促物、公式サイトもすべて共通なわけですから……。

 

鈴木 その意味で、ブランドとして認知される下地はできていると思います。

 

――今後、「双円」に参加する企業は、増えていくのでしょうか?

 

鈴木 共感していただいてるメーカーがすでにいくつかあります。例えば、レンジフード(キッチン換気扇)を作っている某メーカーさんは、「双円」の形を取り入れたステンレスのワインクーラーを試作中。越前漆器の木地技術を応用した木工メーカーさんとも開発トライをしています。

 

「双円のカタチ」を成立させるのは、実はとんでもなく難しい

――なるほど。ちなみに素朴な疑問なのですが、こういったゆるやかな曲線やくぼみのあるデザインだと、作るのが難しいのではないですか?

 

鈴木 実はそうなんです。職人さんとしては、ものすごく難しいみたいで。こちらは何も考えずにデザインしてしまったんですけどね(笑)。例えば、陶磁器のNAGAEさんは小皿が4320円、おちょこが5400円と、他のメーカーさんとは違って、小皿よりもおちょこのほうが工程が多く、値段が高くなっています。具体的には、形を崩さずに焼くために、同じ円周の「トチ」という台をわざわざ作ってから、それに載せて伏せて焼いているんです。

↑おちょこの工程を説明する鈴木さん

 

――このデザインを保つために、とんでもない手間がかかってるんですね。ほかにもデザインや質感を高めるために、職人さんの知恵が活かされた製品は多いのでしょうか?

 

鈴木 たとえば、平皿の外周のくぼみ。グッと光って見えるのは、このシャープな曲面があるからで、この形じゃないと、このハイライト感が出ない。だからこのようなデザインになったのですが、案の定、素材によっては作るのが大変で(笑)。

 

――また、そうなりますか(笑)。

↑平皿の外周のくぼみについて説明する鈴木さん

 

難しいカタチだからこそ、素材ごとに物語が生まれる

鈴木 特に錫で作る能作さんが非常に難しい。また、錫物はサイズが大きくなればなるほど難易度が上がるんですが、いちばん大きい平皿は、業界の人が見ると、「これはヤバい…!」となるほどの大きさ。また、ガラスのSghrさんはタンブラーなどの、厚さと曲線のせめぎ合いがすごく大変だったと話されてました。

 

――どこまでも職人さん泣かせのデザインですね(笑)。とはいえ、はからずも、「双円」のくびれや曲線などを多用したデザインが、職人さんの技術力を知らしめていますよね。その形を成すために、素材ごとに物語が生まれているというか。

 

鈴木 はい。確かに職人さん泣かせな部分もあるんですが、みなさん果敢に挑んで、技術を総動員して仕上げてくれる。そこが面白いんですよね。ひとつの作品に、日本の匠の技術が詰まっているんです。

↑重ねた状態の「能作」の平皿

 

伝統産業の成長を想像させる、ワクワク感のあるブランド

最後に鈴木さんは、「テーブルウェアのすべてが『双円』で統一できるよう、ブランドを成長させていきたい。近い将来、第二弾、第三弾を違う分野でも展開したい」と、夢を語ってくれました。実際に「双円」の作品に接してみると、どれも手作りの温もりが感じられ、ついつい触ってみたくなる、いつまでも眺めていたくなるような質感。ほれぼれするような美しさで、「コレ、本当に欲しい!」と思うものばかりでした。飲食店をはじめ、これから多くのシーンで目にすることになりそうです。

 

そして、「デザイン」「販路」という、ブランドの根幹に関わるものをシェアしてしまおうという「双円」の仕組みは極めて面白い。確かに、鈴木さんのようなデザインの力、ブランディングの力を持つ方が導いていけば、伝統産業はもっと違った形で成長できるのでは……。クルマや家電だけではない、日本のものづくりが世界を席捲する日が来るかも……。「双円」は、そんなワクワク感を強く感じさせてくれるブランドでした。

撮影/我妻慶一

 

オシャレさはそのまま!! カドーの美しい加湿器が「除菌消臭器」にジョブチェンジ

ウイルスや菌、カビの胞子などを99.9%以上除菌する除菌消臭剤「ピーズガード」。その強力な効果に加え、長期保存性に優れる、肌荒れや金属腐食がほとんどないので皮膚に触れても安心・安全、といったメリットから全国のホテルや旅館、飲食店などでの採用が急増しています。そのピーズガードが、日本発のスタイリッシュなデザイン家電メーカーとして知られるカドーとタッグを組み、除菌消臭器「PG-E620」を発売しました。

↑除菌消臭器「PG-E620」。実売価格は5万9400円。「二子玉川 蔦屋家電」にて先行展示中

 

スタイリッシュで実用的、そんな除菌消臭器

除菌消臭器「PG-E620」は、スタイリッシュフォルムが魅力的なカドーの加湿器をベースに誕生。同社の加湿器の技術を生かし、ピーズガードをミスト状にして高い位置から吹き出すことで部屋中に拡散させます。

↑ミストで空間噴霧することで、部屋の隅々までピーズガードを届けます。間欠噴霧モードを搭載し、夏季の除菌・消臭ニーズにも対応

 

本製品は、インテリアにも合うデザイン性も魅力のひとつ。コンパクトながら存在感のあるトップパネルや、室内の湿度を知らせてくれる4色のLEDなど、ちょっとした工夫がよりいっそうオシャレな雰囲気を醸し出しています。

↑直径わずか27cmと非常にスリムなトップパネルは、アルミの削りだしが精微な美しさを演出。オートモード時には、ブルー、グリーン、イエロー、レッドの4色のLEDが部屋の湿度や給水を知らせてくれます

 

見た目のオシャレさだけでなく、ピーズガードの補充のしやすさやメンテナンス性といった実用面も抜かりなし。日常的に使うものだけに、こうした工夫はうれしいですね。

↑補充はタンク上部の蓋をスライドさせて上から注ぐだけ。注ぎ口が高い位置にあるので、かがまずにラクな姿勢で給水できます

 

↑新型霧化ユニットの採用や各センサー位置の見直しによって水槽内部の無駄を省き、角をなくして滑らかな状態に。引っかかりがないので隅々まで拭きやすくなりました

 

ピーズガードは肌にやさしく、刺激臭もないため、ペットや小さな子どもがいる家庭でも安心して使用できます。そのピーズガードで手軽に、効率よく部屋の除菌・消臭ができる本製品は、機能的にもインテリアとしても実に優秀。6万円弱という価格も、長期的に考えればお買い得と言えるでしょう。

質感だけで「さすが」と絶賛された空清のブランドは? 家電のプロが教える「置きたくなる」オススメ空気清浄機

花粉除去に効果的な空気清浄機を、IT・家電ジャーナリストの安蔵靖志氏にガイドしてもらう本企画。第1回では空気清浄機選びのポイントと、ダイキンのモデルについて語ってもらい、第2回では、パナソニック、シャープのラインナップについて語っていただきました。今回は、お手入れのしやすさやデザイン性にこだわったモデルを見ていきましょう!

 

教えてくれるのはこの人!

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安蔵靖志(あんぞう・やすし)
IT・家電ジャーナリスト。家電製品総合アドバイザー(プラチナグレード)。AllAbout 家電ガイド。ビジネス・IT系出版社を経てフリーに。デジタル家電や生活家電に関連する記事を執筆するほか、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。KBCラジオ「キャイ~ンの家電ソムリエ」に出演中。その他ラジオ番組の家電製品リサーチや構成などにも携わっています。

 

お手入れの手間を減らしたいなら日立がオススメ

――人によってこだわりたいポイントも変わってくると思います。たとえば、空気清浄機はお手入れが面倒という人も多いですよね。

 

安蔵 そうですね。その点、お手入れをラクにしたいという人に注目してほしいのが、日立のEP-NVG110です。こちらは、運転時間の積算48時間ごとに1回、プレフィルターにたまるゴミを「自動おそうじユニット」で自動的に取り除いてくれます。

 

取ったゴミは、抗菌処理を施したダストボックスに溜まり、年に1回捨てるだけでOK。とにかくお手軽です。今後、Wi-Fiを搭載して室内の空気の「見える化」に対応すれば、もっと高く評価したい製品ですね。なお、前回紹介したシャープのKI-HP100とKI-HX75も、フィルターの自動掃除に対応しています。

 

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日立

自動おそうじ クリエア EP-NVG110

実売価格6万2370円

背面両サイドから広面積で一気に吸い込む「ワイドスピード集じん」で8畳の部屋をわずか6分でキレイにします。さらに空気を斜めに吹き出すことで花粉を素早く集める「快速花粉気流」という機能も装備。同社従来比で約2.5倍の速度で花粉を集めます。通常の空清自動運転と比べ、PM2.5をスピード清浄する「PM2.5センシング」も搭載。本体カラーはシャンパンゴールドとブラウン。

 

日立 自動おそうじ クリエア EP-NVG110のスペック

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デザイン重視ならカドーも注目

――デザイン重視という点では、安蔵さんオススメのモデルがあるとか。

 

安蔵 はい。以前にも話しましたが、空気清浄機は、デザインで納得できないものを買ってはダメ。それが常に目に入るわけですから、ずっと後悔することになります。その意味で、カドーの「AP-C200」には注目してほしいですね。直径242mmの継ぎ目のないスリムな円柱形で、デザイン性は抜群。設置場所を取らず、カラーもブラック、ホワイト、シルバーの3色からインテリアに合うものが選べます。空気の状態が青、黄色、オレンジの3段階で表示されるのもわかりやすいですね。

 

メーカーによると、活性炭の優れた吸着力と、可視光で反応する光触媒技術によって、フィルターに付着した汚れを分解し、1年間はお手入れもせずに使い続けられるとのこと。デザイン重視で手間がかからない製品を探しているなら、ぜひ選択肢に入れてほしいです。

 

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カドー
AP-C200
実売価格5万2920円

ボディ全面に吸引口を設置し、360°どこからでも空気を吸い込み、キレイな空気を真上に送り出して拡散します。空気新型光触媒「フォトクレアシステム」を採用し、フィルターをセルフクリーニングすることで、フィルターの長寿命化を実現。フィルターは0.09μm以下のPM2.5もキャッチします。ブラック、ホワイト、シルバーの3色を用意。

 

【AP-C200のスペック】

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ほかにはない質感で、所有する喜びを感じさせるのがブルーエア

――デザインでいえば、スウェーデンのメーカー、ブルーエアのデザインに引かれる人も多いですね。

 

安蔵 ブルーエアはシンプルなフォルムのなかに、北欧らしさを感じさせるデザインが秀逸。とにかく、ボディの質感が極めて良い。部屋に置いているだけで満足できる、所有する喜びを感じさせる……そこまで思わせてくれるものはブルーエア以外ないんじゃないでしょうか。

 

――フォルムだけでなく、質感も重要なんですね。

 

安蔵 他社からもデザインの優れた製品が出て来るようになりましたが、それでも質感がプラスチックのようなものも多くて。それに比べると、見ているだけで触りたくなる質感は「さすが」の一言です。

 

――ブルーエアはラインアップも豊富ですが、どれを選べばいいでしょうか?

 

安蔵 広めのリビングやスモールオフィスに設置するなら、「Blueair Classic 480i」がオススメ。シンプルで大風量、ボディはスチールで質感も最高です。Wi-Fi内蔵で、スマホと連携して空気の見える化に対応しており、スマホから遠隔操作で運転も可能です。

 

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ブルーエア
Blueair Classic 480i
実売価格9万5760円

空気清浄スピードの速さに定評がある「Blueair Classic」シリーズのミドルレンジモデルです。高性能フィルター技術と粒子イオン化技術を組み合わせた特許技術「HEPASilent テクノロジー」を搭載。目の粗さの異なる3枚の素材を重ねて折り畳んだ独自開発のフィルターを採用しており、汚れの捕集力が高く、目詰まりしにくいのが特徴です。Wi-Fi機能を搭載し、専用アプリで屋内や屋外の空気環境をモニタリングできます。

 

安蔵 コスパが高いのは、「Blue by Blueair Blue Pure 221 Particle」。実売3万円台ながら適用畳数が~47畳まで対応します。ちょっと縦長のキューブ形状で、本体の下半分の全周から空気を吸って上部から吐き出します。操作は本体側面の中央に付いた「Blue」のロゴの入った丸いボタンに触れるだけと超シンプルです。子どもでも操作できますね。

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ブルーエア
Blue by Blueair

Blue Pure 221 Particle
実売価格3万540円

33㎝四方の角型ボディに高い空気清浄力を搭載。多層構造の筒型フィルターで360°集じんし、清浄な空気を大風量で上方に放出します。Wi-Fi機能とセンサーは非搭載。

 

――ブルーエアにはほかにも、グッドデザイン賞などを受賞した「Blueair Sense+」や、約2万円の「Blue Pure 411 Particle + Carbon」といったラインナップもあります。これらはどうですか?

 

安蔵 Blueair Sense+はシンプルで飽きのこないボタンレスのデザインで、6色で展開しているため、インテリアに合わせて選べます。また、Wi-Fi搭載で、エアーモニターの「Blueair Aware」(別売・実売価格2万4250円)との連携も可能。インテリア性にこだわりつつ、空気の見える化を堪能したい人にオススメです。

 

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ブルーエア
Blueair Sense+
実売価格4万7830円

スチール製の本体に強化ガラスを組み合わせたミニマルデザインで各国のデザイン賞を受賞。特許技術「HEPASilent テクノロジー」を搭載するほか、天面に手を滑らせて操作するモーションセンサーを採用します。Wi-Fi機能も搭載。カラバリはポラールホワイト、ウォームグレー、リーフグリーン、ミッドナイトブルー、ルビーレッド、グラファイトブラックを用意します。

 

安蔵 一方、Blue Pure 411 Particle + Carbonはコンパクトな円柱状で、カバーフィルターを気分やシーズンで着せ替えられるのがユニーク。低価格ですし、一人暮らしのワンルームに初めて導入するようなケースにはピッタリですね。友達が遊びに来た時の話のタネにもなりそうですし、贈り物にも良さそうです。ただ、ブルーエアはデザイン、機能とも優秀ですが、いずれも加湿機能を備えていないのが惜しい。でも、これだけオシャレなら、加湿器を別途用意してもいいかな、と思っちゃいますね(笑)。

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ブルーエア
Blue Pure 411Particle + Carbon
実売価格1万9440円

小型ボディに独自の粒子イオン化技術とフィルター技術を装備。360°吸引で花粉から生活臭まで強力に除去します。カラフルなプレフィルターは着せ替え交換できるのが特徴。

 

【ブルーエアラインナップのスペック】

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二台目需要に応えるダイソンのPure Hot+Cool Link

――このほか、ややユニークな立ち位置になりそうなのが、扇風機、ファンヒーター、空気清浄機の1台3役のダイソンの「Dyson Pure Hot+Cool Link」かと思います。こちらは、どう評価しますか?

 

安蔵 1台3役で設置スペースが節約できるのはいい。ただ、空気清浄機として評価するのは、少し違うかな…という気もします。メイン機能は温風も出る扇風機ですから、「扇風機一台分のスペースで暖房も空気清浄も利用できる」と捉えるべきですね。空気清浄機としての能力は今回紹介した他社製品と比べると、決して高くありませんが、「Dyson Link アプリ」で室内や地域の空気の状況が見えるので、モニターとして利用するのもアリだと思います。モニターとして使うなら、温風機能はありませんが、よりコンパクトかつ安価な「Dyson Pure Cool Link テーブルファン」(実売価格4万3470円)を導入するのもアリですね。

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ダイソン
Dyson Pure Hot+Cool Link
実売価格6万3530円

空気を浄化しながら、温風と涼風を送り出すことができる、通年で使用しやすいファンヒーター。HEPAフィルターを搭載し、0.1μmレベルの微細な粒子を99.95%まで除去できます。

 

安蔵 あるいは、空気の汚れがちょっと気になるけれど、そこまで悩んでいないという場合や、すでに空気清浄機やヒーターを一台持っていて、気流制御などの性能にやや不満があるので、組み合わせて使いたいと場合にもオススメ。部屋がL字型といった複雑な間取りの場合は空調に死角ができるケースが見受けられるので、そういう家庭に向いていると思います。その意味では、ヒーターなしの「Dyson Pure Cool Link タワーファン」(実売価格5万6540円)は、高さがあって風量も出るので、こちらを選んだほうがいいでしょう。

 

【ダイソン 空気清浄機能付ファンヒーター Dyson Pure Hot+Cool Linkのスペック】

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「デザイン」と「空気の見える化」を重視して、後悔しない選択を!

――3回にわたって、各メーカーの主要モデルをひと通り見てきました。選び方について、もう一度「これだけは覚えておいてほしい」というところはどこでしょう。

 

安蔵 とにかく「邪魔にならないデザイン」が第一。室内に設置したときに邪魔に感じるデザインだと、時間が経つにつれて使わなくなってしまいます。一方、「空気が見える化」できるWi-Fi対応モデルは、効果が目に見えるので、使うモチベーションが続くのがメリット。この2つを重視しつつ、コストやお手入れの手間を加味して選びましょう。ぜひ、部屋にずっと置いて後悔しない製品を選んでください!

空気清浄機は「空清特化&フィルター交換型」がおすすめ!「蔦屋家電コンシェルジュ」が教える空気清浄機の選び方

空気清浄機は多々あれど、清浄性能にこだわるなら空気清浄機能に特化したタイプを選ぶ手もあり。 今回は、「ライフスタイル提案型」家電店として知られる二子玉川 蔦屋家電の敏腕コンシェルジュ・久保雄一さんに、単機能空気清浄機の選び方とオススメモデルを教わりました!

 

「二子玉川 蔦屋家電」とは?

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家電だけでなくインテリアや本なども販売する「ライフスタイル提案型」家電店。専門知識と経験が豊富な「コンシェルジュ」による、顧客に寄り添ったアドバイスに定評があります。

二子玉川 蔦屋家電の詳細はコチラ

 

教えてくれたのはこの人!

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二子玉川 蔦屋家電 住コンシェルジュ

久保雄一さん

家電メーカーの研究所勤務を経て、2013年、二子玉川 蔦屋家電を展開するCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)に入社。顧客への商品購入提案のほか、商品選びなどにも携わっています。

 

「コストがかかっても上質な空気のためにフィルター交換型を選ぶお客様も多いです」(久保さん)

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空気清浄機は大きく分けて、空気清浄機能特化タイプと加湿機能付きタイプの2種類。加湿機能付きは1台2役で使える利点があり、国内モデルはこちらが主流だが、近年は特化型を選ぶ人も多いです。

 

二子玉川 蔦屋家電の住コンシェルジュ・久保雄一さんによれば、特化型のメリットはなにより「お手入れを軽減できること」だそう。

 

「加湿機能付きを使う場合、定期的なお手入れは必須。特に加湿運転をしなくなる春先に内部の水を抜いていないと、ウイルスや雑菌の温床になります。一方、特化型でフィルターを半年や1年ごとに交換するタイプは、フィルター購入費用はかかりますが、日々のお手入れはほぼ必要なくなります」

 

そんな久保さんがすすめる製品は以下の4機種。ブルーエアは独自の多層フィルターと汚れをマイナス帯電させる技術で、高い空気浄化性能を長期間維持できます。一方、ラビットエアーやバルミューダ、カドーはフィルターで捕集した汚れを分解し、フィルター性能が回復するのが特徴。

 

「もちろん、加湿機能付きがよくないわけではありません。部屋に空気清浄機と加湿器を置くスペースがない方には、加湿機能付きをオススメする場合もあります」(久保さん)

 

これから花粉の季節到来。久保さんに「花粉対策」視点での空気清浄機の選び方も聞いてみました。

 

「花粉は普段、浮遊しているものと思いがちですが、実は夜になると床に落ちます。そこで有利なのは、大風量に加え、下から吸って上から出す方式のもの。今回紹介したなかではバルミューダとカドーが該当します。ブルーエア480iも位置はサイドながら上方から下方まで全面吸引し、花粉除去力は申し分なしです」(久保さん)

 

その1

粒子イオン化技術と大風量で 微細な汚れまでも強力除去

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Blueair(ブルーエア)

Blueair Classic 480i

9万7200円

吸引した汚れをマイナス帯電し、プラス帯電したフィルターで捕集する技術で0.1μm以上の微粒子を99.97%除去します。目の粗さの異なる3枚のフィルター素材を重ねて折り畳んだ独自開発のフィルターを採用。フィルターは大小の汚れの捕集力が高く、しかも目詰まりを起こしにくいです。6か月ごとのフィルター交換で水洗いなどの手間なく完全に初期性能を取り戻せるのも魅力。専用アプリとWi-Fiで連携し、屋内や屋外の空気環境をモニタリングできます。

SPEC●適用床面積:〜33畳●最大風量:9.9㎡/分●運転音:32-52dB(A) フィルター交換目安:約6か月●消費電力:最大60W●CADR:タバコ煙280/ホコリ300/花粉300●センサー:PM2.5/VOC/温度/湿度●サイズ/質量:W500×H590×D275㎜/約14㎏

 

【フィルターをチェック!】

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目の大きさの異なる3枚のフィルターを重ねて圧着し、折りたたんで吸着面を最大化。1枚構成のものよりゴミ除去性能が高く、目詰まりもしにくいです。

 

【久保さんのレコメンド】

半年ごとのフィルター交換で高い集じん性能を常にキープ

「大風量と高度なフィルター技術で抜群の集じん能力。空気清浄力の目安となるCADR値は文句なしの高さで、タバコ煙、ホコリ、花粉ともしっかりと除去してくれます。半年に一度のフィルター交換でお手入れの肉体的負担を減らせるほか、内部構造もシンプルで、本体内にたまったホコリが掃除しやすいのも特徴。木造の茶の間や座敷で使う場合、障子や襖が多く気密性が高くないので、より適用畳数が大きいBlueair Classic 680iもオススメですね」(久保さん)

 

その2

多彩な空気浄化性能と インテリア性が魅力十分!

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Rabbit Air(ラビットエアー)

MinusA2 空気清浄機

6万4584円 北斎やゴッホなどの絵を用いたパネルに着せ替え可能なハイデザイン機。ブラシレスモーター採用で、パワフル空気清浄と静音性を両立します。フィルター除去したアレル物質をバイオの力で分解し、フィルター性能が長持ち。

SPEC●適用床面積:〜45畳●最大風量 6.2㎡/分●運転音:25.6-51.3dB(A)●フィルター交換目安:約1〜2年●消費電力:最大61W●CADR:タバコ煙193/ホコリ200/花粉208●センサー:粒子/ニオイ/光●サイズ/質量:W544×H508×D178㎜/8.8㎏

 

【フィルターをチェック!】

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写真左から「ミディアム」、「BioGS HEPA」、「カスタマイズ」「スーパー活性炭」と多数のフィルターを搭載。ほかにプレフィルターも装備しています。

 

【久保さんのレコメンド】

自分のニーズに合わせて フィルターを選べるのが◎

「『カスタマイズフィルター』は、細菌防御用、毒素吸収用、ペットアレルギー用、消臭用から選べます。自分のライフスタイルに合わせた性能にチューニングできるのがポイントです」 (久保さん)

 

その3

Wファンや酵素フィルターなど 先進機能をいち早く導入!

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BALMUDA(バルミューダ)

AirEngine

4万9896円

SPEC●適用床面積:〜36畳●最大風量:10.5㎡/分●運転音:15-60dB(A)●フィルター交換目安:約1年●消費電力:最大72W●PM2.5除去性能:23分で99%以上除去●センサー:ニオイ/ホコリ/照度●サイズ/質量:W250×H700×D250㎜/約8.0㎏

 

【フィルターをチェック!】

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360°酵素フィルターの酵素が捕集した細菌を分解しウイルスを不活化。触媒脱臭ユニットでニオイやシックハウス症候群の原因物質も除去します。

 

【久保さんのレコメンド】

Wファンの大風量と 高いフィルターが魅力

「2個のファンを使った大風量、汚れを分解して吸着力を維持するフィルター性能の高さは魅力。タワー型のシンプルなフォルムは、デザインを重視する人に特にオススメです」(久保さん)

 

その4

 気品あふれる円筒ボディに 高性能フィルターを搭載!

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cado(カドー)

AP-C200-PS

5万9400円

継ぎ目のない円柱形のステンレスボディが美しい限定プレミアムモデル(※)。360°吸引と真上への強力送風で続き部屋の空気清浄が可能だ。フィルター上の光触媒が菌や汚れを分解し、フィルター吸着力を自己再生。

SPEC●適用床面積:〜22畳●最大風量:4.3㎡/分●運転音:29-59dB(A)●フィルター交換目安:約1年●消費電力:最大33W●CADR:タバコ煙140/ホコリ153/花粉160●センサー:ニオイ/ホコリ/照度●サイズ/質量:φ242×H652㎜/6.3㎏  ※ステンレスモデルは販路限定モデル。 白・黒(各5万2920円)もラインナップしています

 

【フィルターをチェック!】

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青色LEDを活性炭フィルターに照射。フィルター上の光触媒皮膜が吸着した有害物質や花粉などを二酸化炭素と水に分解し、集じん力が再生します。

 

【久保さんのレコメンド】

送風技術・フィルター性能・ デザインのすべてが上質

「タワー型で全方位から吸って真上に吹き上げる空気の流れは理想的。フィルターも高性能で、PM0.09まで除去できます。1枚のステンレス板から成形した円筒型デザインも美しいです」(久保さん)

●価格は2018年1月15日現在の店頭価格(税込)です

 

家電のプロは「最新の空気清浄機」をどう見たか? 主要5モデルの実力チェック!

今シーズン登場した大手空気清浄機メーカーの最新モデルは、各社の最新技術を投入した意欲作揃いです。そんな最新モデルのなかから5機種を厳選。“家電のプロ”戸井田園子さんが、それぞれの実力をじっくり検証しました。

 

チェック人

家電コーディネーター 戸井田園子さん

戸井田

消費者目線に立った製品評価でおなじみ。空気清浄機の主要機種は欠かさず自宅でチェックしています。

 

空気清浄機利用者の悩みは花粉と面倒なフィルター掃除

空気清浄機の最近のトレンドは「花粉・ニオイ除去」「メンテナンスの軽減」。花粉除去に関しては、室内で気になる空気の汚れに「花粉」を上げる声が多く、それに対する機能を各社強化しています。メンテナンスに関してはフィルター掃除の自動化の流れができつつあります。

 

今回試した5機種のなかで、パナソニックと日立は花粉除去に効果的な気流制御技術を採用しています。ニオイ除去ではダイキンがツインストリーマにより有害化学物質を分解し、脱臭力が従来の2倍に向上。ダイソンは花粉からニオイ、有害ガスまで捕集できる高機能フィルターを採用しています。フィルターの手入れの手軽さでは、自動掃除機能採用の日立とシャープに注目。さらに「IoT化」もトレンドのひとつに。シャープはAIoTクラウド連携の自動運転機能を強化し、新たな可能性を示しています。

 

その1

花粉撃退気流など様々な気流で室内の空気を清浄!

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パナソニック

加湿空気清浄機 F-VXP90

実売価格8万3850円

ハウスダストのなかでも重い花粉を効率的に吸引する気流など多彩な気流を搭載。花粉除去性能は従来の約2倍に向上しました。OHラジカル量がナノイーの10倍の「ナノイーX」で脱臭力もアップ。●サイズ/質量:W398×H640×D268㎜/11.8㎏ ●空気清浄適用床面積〜40畳 ●空気清浄時間8畳/約7分 ●最大加湿量870㎖/h ●フィルター交換目安約10年

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2本の気流で床上の花粉を本体下部に導き吸引。送風と吸気が干渉せず、花粉が舞い上がりにくいです。

 

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フィルターは簡単に着脱。集じんフィルターは掃除機でホコリ除去。脱臭フィルターは手入れ不要です。

 

戸井田’s CHECK 

状況を先読みする独自のプログラムで快適!

「多彩な運転モードで集じん性抜群。状況を先読みするなど、独自のプログラムで自動運転し、人が操作しなくても快適性を高めてくれます」

 

その2

AIで空気環境や使い方を学び最適な自動運転を選択

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シャープ

プラズマクラスター加湿空気清浄機 KI-HX75

実売価格8万1460円

AIが空気環境や使い方を学習する機種。クラウド上のAIと連携し、花粉の時期には自動で花粉除去運転に切り替わります。空気清浄の効果が実感できるモードやフィルター自動掃除機能を装備。●サイズ/質量:W405×H666×D316㎜/約12㎏ ●空気清浄適用床面積〜34畳 ●空気清浄時間8畳/9分 ●最大加湿量750㎖/h ●フィルター交換目安約10年

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部屋の隅々に風が行き渡る循環気流を実現。プラズマクラスターがホコリの静電気を除去し、効率良く集じんします。

 

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本体背面の「自動掃除パワーユニット」がプレフィルターを定期的に掃除。ゴミ捨ては約半年に1回。

 

戸井田’s CHECK 

人工知能が自ら考えて空気清浄するのが新しい

「AIで状況に合わせて運転する次世代型。フィルター自動掃除で手入れを軽減し、プラズマクラスターで付着菌やニオイの抑制も期待できます」

 

その3

増強したストリーマで花粉や有害ガスを分解

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ダイキン工業

加湿ストリーマ空気清浄機 MCK70U

実売価格6万3500円

●サイズ/質量:W395×H600×D287㎜/12.5㎏ ●空気清浄適用床面積〜31畳 ●空気清浄時間8畳/9分 ●最大加湿量650㎖/h ●フィルター交換目安約10年

放電量を増やしたツインストリーマでフィルターに捕集した花粉を芯まで分解。有害ガスの分解スピードや脱臭性能が2倍に向上しました。集じん力が持続する「TAFUフィルター」を新採用。

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集じん力が持続する「TAFUフィルター」を搭載し、電気集じんユニットをなくしたことで、メンテナンス性が向上しました。

 

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フィルター上部に2つのストリーマユニットを搭載。フィルターに効率良く照射できる設計です。

 

戸井田’s CHECK 電気集じん部を省略してメンテの手間を軽減!

「独自の電気集じんの長所を残しつつ、電気集じん部をなくして手入れを省手間化。加湿を併用しても空気清浄能力が落ちないのは同社のみです」

 

その4

従来比約2.5倍の吸い込み速度で花粉を素早く捕集する!

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日立

自動おそうじ クリエア EP-NVG110

実売価格9万1580円

8畳の清浄時間わずか6分の高性能モデル。従来機種の約2.5倍の吸い込み速度の気流で花粉を素早く捕集する「快速花粉」気流を新搭載しました。自動掃除機能でプレフィルターの清潔さを維持。●サイズ/質量:W360×H673×D291㎜/13.4㎏ ●空気清浄適用床面積〜48畳 ●空気清浄時間8畳/6分 ●最大加湿量約800㎖/h ●フィルター交換目安約10年

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背面両側からワイドに吸気。「快速花粉」気流は斜め前への送風で花粉の多い床上付近に気流を起こします。

 

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緑色の自動お掃除ユニットが、運転48時間ごとにプレフィルター上を移動しながらホコリを除去。

 

戸井田’s CHECK 

自動掃除機能をはじめメンテのしやすさが光る

「自動お掃除機能搭載に加え、前面パネルがガラス製で手入れがラク。洗って脱臭力が回復する脱臭フィルターを採用しているのも魅力です」

 

その5

PM0.1や有害ガスを高性能フィルターで徹底除去

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ダイソン

Dyson Pure Hot+Cool Link

空気清浄機能付ファンヒーター

実売価格6万5780円

360°集じんの空気清浄機と扇風機、ファンヒーターを融合。フィルターの活性炭量を増やし、室内の有害ガスの捕捉・分解能力を高めました。専用アプリで室内の空気の状態をモニター可能。●サイズ/質量:W222×H632×D222㎜/4.01㎏ ●空気清浄適用床面積〜8畳 ●空気清浄時間畳/約30分 ●加湿機能非搭載 ●フィルター交換目安約1年(※1日12時間使用の場合)

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PM0.1レベルの粒子を99.95%除去し、清浄な空気で送風。ホルムアルデヒドなどのガスも逃しません。

 

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360°グラスHEPAフィルターはメンテ不要で1年で交換。手入れは本体に付いたホコリの除去のみです。

 

戸井田’s CHECK 

空気清浄できる涼風・暖房機器として大活躍!

「いち早くIoTに対応した機種。純粋な空気清浄機としてより、きれいな空気で涼風・暖房できるのがうれしい。設置性も群を抜いています」

 

番外編

デザインで選ぶ加湿器

2017年下半期は、加湿機能が充実しているうえに洗練されたデザインの製品が続々と登場しています。部屋に置いて使うものだからこそ、インテリア性も十分に考慮して選びたいですね。

 

デザインで選ぶ加湿器その1

上から水を注ぐだけのタンクレス構造!

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バルミューダ

Rain Wi-Fiモデル

実売価格4万9680円

上から水を注いで給水できる加湿器。本体に取り入れた空気を酵素フィルターで分解し、清潔な蒸気で加湿します。操作は本体上部のリングを回して押すだけ。スマホ操作も可能です。●サイズ/質量:φ350×H374㎜/約5.7㎏ ●加湿方式気化式 ●適応床面積※プレハブ住宅洋室の場合・約17畳 ●最大加湿量600㎖/h ●給水ボウル容量4.2ℓ

 

デザインで選ぶ加湿器その2

大容量の流線型ボディで給水の手間が省けて便利

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シロカ

5L加湿器 SD-C111

実売価格5980円

たまご型ボディがインテリアとしても楽しめる加湿器。容量5ℓで、最大加湿量でも約12時間加湿できる。超音波式なのでミストが熱くならず、子どものいる家庭でも安心。●サイズ/質量:約φ230×H300㎜/約1.3㎏ ●加湿方式超音波式 ●適応床面積※プレハブ住宅洋室の場合・約10畳 ●最大加湿量350㎖/h ●タンク容量約5.0ℓ

 

デザインで選ぶ加湿器その3

除菌とカルシウム除去性能が大幅に向上した超音波式

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カドー

超音波式加湿器

STEM620

実売価格4万5900円

床や壁が濡れないマイクロミストで部屋全体を加湿。特殊抗菌プレートが水槽内のカビや雑菌を99.9%以上除菌します。水道水内のカルシウム成分除去性能も大幅アップ。●サイズ/質量:φ270×H855㎜/4.3㎏ ●加湿方式超音波式 ●適応床面積※プレハブ住宅洋室の場合・27畳 ●最大加湿量600㎖/h ●タンク容量2.3ℓ

 

デザインで選ぶ加湿器その4

のびやかなラインで床濡れを軽減する加湿器

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ドウシシャ

ハイブリット式加湿器

実売価格1万7150円

インテリア性の高いデザインを採用したハイブリット式。高さ89㎝の吹出口からミストを放出することで床濡れを防ぎます。加湿量を4段階で調整可能です。●サイズ/質量:約φ200×H890㎜/約2.2㎏ ●加湿方式ハイブリッド式 ●適応床面積※プレハブ住宅洋室の場合・約10畳 ●最大加湿量350㎖/h ●タンク容量約3.0ℓ