この夏の猛暑でビールの売上が大幅増! 好調のワケをキリンビールに聞いた

猛暑が続いた今年の夏。日中にちょっと出歩いただけでも大量に汗をかいてしまうので、熱中症対策に水分をこまめに補給するよう心がけていた方も多いでしょう。そして、暑い夏に飲みたくなるものといえば、やっぱりビール! これだけ暑いと、さぞビールの売れ行きもよかったのでは……? ということで、この夏のビールの売れ行きについてメーカーにお話しを伺いました。

 

今回お話しを伺ったのは、キリンビールのマーケティング本部 ビール類カテゴリー戦略担当の原 英嗣さん。新ジャンル(第三のビール)のブランドである「のどごし〈生〉」を担当されています。

↑キリンビールのマーケティング本部 ビール類カテゴリー戦略担当 新ジャンルチームでブランドリーダーを務める原 英嗣さん

 

――この夏のビールの売上はいかがだったのでしょうか?

原さん(以下、敬称略):ビール市場は13年連続で減少が続いていたのですが、キリンビールではこの6-8月は112%の増加となりました。メインブランドである「一番搾り」が好調なほか、今年の春から立ち上がった新ジャンルの「本麒麟」も予想を超える売れ行きになり、6月は前年比111%、7月は115%の伸びとなっています。わたしの担当する「のどごし〈生〉」も5月にリニューアルを行い、おかげさまで好調に推移しています。

 

――やはりこの暑さでビール需要が伸びた格好ですね。大ヒットとなった「本麒麟」も「のどごし〈生〉」もいわゆる新ジャンルの商品ですが、こちらはどのような違いがあるのでしょうか?

原:「本麒麟」はビールに近い味を追求し“力強いうまさとコク”を訴求しているのに対し、「のどごし〈生〉」は“ゴクゴク飲める爽快なうまさとキレのよさ”が特徴となっています。

 

――「のどごし〈生〉」は5月のリニューアル以降好調ということですが、どのように変わられたのでしょうか?

原:「のどごし〈生〉」は2005年に誕生したブランドですが、2011年をピークに近年は前年割れが続いていました。立ち上がりからこれまで10回以上のリニューアルを図ってきましたが、今回はユーザーの嗜好を徹底的にリサーチし、ユーザーが求めるものを前面に打ち出す方針に思い切って舵を切りました。

 

原:「のどごし〈生〉」の強みは、“生ビールのおいしさを追求した味わい”、“ゴクゴク飲める爽快なうまさ”、“サッと消える後口のキレのよさ”ですが、今回のリニューアルにあたって試醸を繰り返し、のどごし〈生〉史上、最高のキレ味を実現しました。イメージキャラクターに俳優の桐谷健太さんを起用した新CMでは、スッキリしたキレ味をストレートに伝えるような内容になっています。

 

また、新しくなったことをパッケージでもアピールすべく、「新」という文字を目立たせたデザインを採用しています。これは結構なチャレンジでして、社内でも賛否ありました。この新デザインでは麒麟の意匠も従来より大きくなっているんですよ。

↑「新!」の文字を強調した斬新なデザイン

 

――「新」という字が大きくて斬新ですね。ところで、最近は特に20~30代の若い世代を中心にビール離れが起きていると言われていますが、そういった層にはどのようなアプローチをされているのでしょうか?

原:40~50代に比べ、20~30代といった若い世代ではビールよりもチューハイが好まれる傾向はありますが、最近ではクラフトビールのような個性のあるビールを料理に合わせてペアリングを楽しむ、といった提案もしています。その一方で、「のどごし〈生〉」は、気軽に飲んで頂けるデイリービールとして訴求しています。

↑クラフトビールの「スプリングバレーブルワリー」シリーズ

 

――確かに平日の晩酌ではお手ごろな新ジャンルや発泡酒を、ゆっくり飲める週末にはクラフトビールを、というように飲み分けているといった話しをよく耳にします。そういえばアルコール飲料では高アルコールがトレンドになっていますが、「のどごし〈生〉」がアルコール度数を高めるといったことはありえるのでしょうか?

原:のどごしブランドではアルコール度数7%の「のどごし STRONG」をラインナップしていますので、高アルコール需要にはそちらで対応したいと考えております。ほかにも、糖質ゼロ・人口甘味料ゼロ・プリン体ゼロの「のどごし ZERO」という商品もあり、幅広いニーズに応えられるようにしています。

 

 

――のどごしブランドもどんどん拡大しているんですね。次はどのような商品が出てくるのか楽しみです。本日はありがとうございました。

 

この夏、大きく売り上げを伸ばしたビール市場ですが、好調の理由は“暑さ”だけでなく、変化するニーズに合わせた商品開発やシーン提案にもあるようです。いつも「何となく」ビールを選んでいる方は、料理や気分に合わせて商品を選んでみてはいかがでしょうか?

 

プロ直伝の飲み方でビールはますますおいしくなる! クラフトビールをもっと楽しむヒント

クラフトビールは一般的なピルスナータイプのビールと比べると、味わいや香りに特徴がある。ここでは、そんなクラフトビールを楽しむコツをプロが伝授。新しいビールの扉が開くはずだ。

 

 

グランドキリンが教えるビールをもっと面白くする方法

日本でビールといえばピルスナータイプが主流だが、世界には100種類以上のビールがある。そんなビールの奥深さを伝え、日本のビールをもっと面白くしたいと立ち上げられたのがキリンビールのクラフトビールブランド「グランドキリン」だ。「ホップ」の個性を最大限に引き出す「ディップホップ」製法を取り入れ、ユニークな商品を作っている。

 

ここではグランドキリンを例に、ビールの世界をより楽しむ方法をお伝えする。講師は、キリンビールが主宰するクラフトビールセミナー「CRAFT BEER ROOM」で講師を務める吉田 純さん。ちょっとしたコツを知れば、ビールがいままでの何倍も面白くなるはず。

 

【教えてくれた人】

キリンビール・吉田 純さん

クラフトビールのワークショップの講師。ワークショップはキリンビールのオンラインショップDRINXから申し込める。

 

 

【Hint 1】

香りの違いに注目しよう

ビールは、喉越しや泡のきめ細かさに注目しがちだが、実は香りも魅力のひとつ。なかでも様々なビアスタイルを楽しめるクラフトビールは、よりその違いを感じられる。ホップや副原料によって変わる香りに注目してみよう。

 

専用グラスを使うとより楽しめる!

ビールはグラスに移して飲むのがオススメ。特に卵型のグラスを使うと、左の図のようにグラス内に香りが充満し、香りを感じやすくなる。また、ワインのように軽くスワリングすると、グラスの壁にビールの膜ができ、より香りの特徴がわかる。

↑グランドキリンオリジナル 香り比べグラス

 

香り比べにぴったりのセットが登場!

グランドキリン
香り比べるビアパーティーBOX
オープン価格

ビールの香りを感じるのに最適な液量がわかる目盛り付きのグラス、「香り比べグラス」が付いたセット。3種類のグランドキリンが入っているから、買ってすぐ香り比べができる。

 

■セット内容
グランドキリン
JPL、IPA、WHITE ALE(350ml)/各1本
香り比べグラス/1脚

 

 

【Hint 2】

食事と組み合わせよう

ビールといえば枝豆や揚げ物! もちろんそれもナイスな組み合わせだが、それ一辺倒じゃもったいない。実はビアスタイルを変えていくことで、フルコースの最初から最後まで食事と一緒に楽しめる、それがクラフトビールなのだ。

 

ペアリングは色に注目!

ペアリング(食事とビールを組み合わせること)初心者は、まず色に注目しよう。淡い色のビールは白身魚などを使った淡い色の料理、色の濃いビールは牛肉などを使った色の濃い料理と合う。つまりビールと料理の色を合わせるのがコツだ。

 

ペアリングの入門に最適のセットが発売!

クラフトビールペアリングBOX
オープン価格

コストコ限定のビールセット。コストコの食材を例に、「JPL×プルコギビーフ」、「IPA×ピザ」、「WHITE ALE×ハイローラー」のように、ペアリングのコツが書かれたリーフレットが付属する。セットと一緒に食材を買って帰れば、自宅でペアリングパーティができる。

 

■セット内容

グランドキリン JPL(350ml)/3本 グランドキリン IPA(350ml)/3本 グランドキリン WHITE ALE(350ml)/2本
ペアリングガイド/1部

※コストコ限定

 

 

日本の感性を注ぎ込んだジャパン・ペールラガー

グランドキリン
JPL
オープン価格

国産ホップ「いぶき」を一部使った、グランドキリンオリジナルのビアスタイル。国産麦芽による豊かで香ばしい味わいと心地よい余韻、ラガーならではの引き締まった苦みと上質なキレが特徴だ。

【香り】
フローラルな香り

【おすすめのペアリングフード】
ライ麦パン、ゴーヤチャンプルー

ボディ:4/苦味:4/香り:4/甘味:3/酸味:1

 

 

複数のホップの香りが調和したインディア・ペールエール

グランドキリン
IPA
オープン価格

複数の個性豊かなホップを使用した、柑橘の爽やかさを感じる一本。ひと手間かけたホップを漬け込むことで、フルーティな香りとIPAならではの上質な苦味を引き出している。

【香り】
甘く熟した香り

【おすすめのペアリングフード】
ピクルス、ローストビーフ

ボディ:4/苦味:4/香り:5/甘味:3/酸味:1

 

 

まるで白ワインのような柔らかな小麦ビール

グランドキリン
WHITE ALE
オープン価格

一部に小麦麦芽を使用したやさしい味わいのホワイトエールスタイル。ホップは、「ネルソンソーヴィンホップ」を使っている。華やかな香りと柔らかな口当たりが絶妙に調和し、飲みやすい。

【香り】
白ワインを思わせる華やかな香り

【おすすめのペアリングフード】
ヨーグルト、白身魚のカルパッチョ

ボディ:3/苦味:3/香り:5/甘味:2/酸味:2

 

クラフトビールのワークショップ「CRAFT BEER ROOM× GetNavi」をレポート!

8月に代官山で開催された「CRAFT BEER ROOM×GetNavi」では、吉田さんと日本一のコストコブロガー、コス子さんが登壇。その模様をレポートする!

 

1 ビールの基本を学ぶ

まずは吉田さんからビールの基本をレクチャー。実際にホップを手に取って香りをかいだり、グランドキリンで採用している製法と一般的な製法の違いを試したりしながら、ビールへの知識を深めてもらった。

 

 

2 ビールを飲み比べてみる

グランドキリン JPL専用グラスとプラスチックカップの比較からスタート! 同じビールでも、グラスを変えるだけで味や香りがまったく異なり、会場中がびっくり!

 

次にビアスタイルの異なるビール6種を飲み比べ! 好みはもちろん、食事や気分に合わせて選べるのがクラフトビールの楽しさだと学んだ。

 

 

3 フードペアリングを楽しむ

後半はコス子さん考案の「コストコの食材でつくるグランドキリンに合うつまみ」を試食。フードペアリングの奥深さを体験してもらった。

アトランティックサーモンのヨーグルトソース×WHITE ALE(写真左下)
サーモンにヨーグルトソースで爽やかさをプラス。ヨーグルトの酸味とホワイトエールが好相性だ。

チーズたっぷりプルコギビーフ×IPA(写真右上)
濃厚なプルコギビーフにはボディがしっかりしたIPAを。華やかな香りと苦味が牛肉にピッタリだ。

スパイシーロティサリーチキン×JPL(写真下)
チリとパプリカパウダーで仕上げたスパイシーな一品。キレと苦味のあるJPLによく合う味。

 

クラフトビールについてもっと知りたくなったら…多彩なビールの世界を冒険するスマホサイトをチェック!

マイビアクエスト
無料

 

ビールの世界を冒険しながら、ビールの知識を深めるサイト。クイズに答えるなどして経験値やポイントを貯めると、自分のキャラクターが成長したり、豪華賞品が当たる抽選に参加できたりする。

↑クイズを通して遊びながら、クラフトビールの楽しみ方を学ぶことができる

 

https://mybeerquest.jpにアクセス!

 

 

「クラフトビール」の正しい飲み方って知ってる?「グランドキリン」で学ぶクラフトビールの基本

「クラフトビール」が最近、ちょっとしたブームになりつつあります。とはいえ、「苦い……」「料理の邪魔をしそう」といったイメージを抱いている人もまだまだ多いはず。ですが、実はクラフトビールほどバリエーション豊かな楽しみ方ができるビールはないんです。

 

先日、GetNaviが開催したクラフトビールとコストコ食材のマリアージュを楽しむイベントでは、キリンビールの「グランドキリン」を通してクラフトビールをより深く知るための体験セミナーが開催されました。意外と知られていないクラフトビールの基礎知識、知っておいて損はありません!

 

そもそも「クラフトビール」って何? 実はアメリカと日本で異なる

そもそも「クラフトビール」とはどういったビールのことを指すのでしょうか? アメリカの「ブルワーズ・アソシエーション」というビール醸造者の協会では、「小規模であること」「独立していること」「伝統的であること」と定義されています。

 

アメリカのクラフトビールと聞いて日本人が思い浮かべる代表的な銘柄は「ブルームーン」ですが、これは大規模かつ独立していないブルワリーが製造したビールのため、アメリカではクラフトビールとは言えないそうです。

↑今回のイベントの講師の吉田さんはキリンビールでクラフトビール事業を担当している

 

そして、日本におけるクラフトビールの定義はありません。キリンビールでは「作り手の感性と創造性が楽しめるもの」をクラフトビールと呼んでいます。この定義では、ひと昔前に流行った地ビールや、キリンビールが手がけるグランドキリンなども、クラフトビールという一括りにまとめられます。

 

ホップ投入のタイミングがクラフトビールの味を左右する

ビールの基本となる原材料は、麦芽、ホップ、酵母、水です。クラフトビールも同様で、なかでも香りや苦味にとって重要なのが「ホップ」の存在。ホップはアサ科の植物で、ビールに使われるのは受粉前の雌株が持つ毬花(きゅうか)です。ホップを割るとなかに黄色い粉の「ルプリン」があり、これが香りや苦みのもとになります。

↑こちらがホップ。ホップの生産国・ドイツでは、ホップに安眠効果があると言われており、枕に入れたりアロマにしたりするのだとか

 

ホップが担う役割は大きく4つあります。

●ビール特有の「苦み」

●柑橘類や樹脂香などの「香り」

●炭酸が抜けたり酸化したりするのを防ぐための「泡立ち」

●ビール混濁菌の増殖の抑制

これらの効果のためにも、ビール作りにホップは欠かせない存在なのです。そして、ホップを投入するタイミングによって、香りや苦みの出方が大きく異なります。

 

ビール作りは、麦芽と湯をタンクに入れて”糖化”させるところから始まります。この麦汁をろ過→ホップを加えて煮沸→ホップかすの除去→酵母を加えて主発酵→低温で貯蔵した後、ろ過するのが一般的なビールの作り方です。ホップを加えて煮沸することで、香りが柔らかくなるのだとか。

 

それに対し、クラフトビールは貯蔵のタイミングでホップを加える「ドライホップ」製法が主流。低温での貯蔵中なので香りが飛びにくく、少し青臭い樹脂香が付きやすくなります。しかし、グランドキリンでは主発酵の段階でホップを加える「ディップホップ」製法というキリン独自の技術を採用しています。こうすることで、ホップ特有の嫌な匂いに酵母が吸着し、発酵が終わると回収されるため、ホップのいい香りだけが残るそうです。

 

イベントでは実際にドライホッピングと「ディップホッピング」の違いを体験! ホップを入れた容器に「一番搾り」を加えてホップを浸し、即席のドライホッピングを再現してみました。ドライホッピングした「一番搾り」と飲み比べるのは、「ディップホップ」製法で作られた「グランドキリン JPL(ジャパン・ペールラガー)」。

↑ドライホッピングを簡易的に再現。ビールにホップを加えると泡立ちが良くなった

 

ドライホッピングした「一番搾り」はホップ特有の強い香りや苦みがあるのですが、少し過剰な印象。それに対し、JPLのバランスの良さは際立っています。ホップを加えるタイミングひとつでこれだけ香りや味わいに差が出るのには驚かされました。

↑ドライホッピングが好みな人はクラフトビール上級者。香りや苦みの強いものを選ぶといい

 

グラスが違えば香りや味の感じ方が変わる

同じクラフトビールでも、グラスを変えるとまったくの別物になります。今回使用したのは、ドイツの名門グラスブランド「シュピゲラウ」とグランドキリンがコラボした「IPLグラス」。JPLをこのグラスとプラカップに注いで飲み比べます。

↑シュピゲラウは1521年に南ドイツで創業した老舗ブランド。ワイングラスのブランドとしても有名

 

IPLグラスにおいしくビールを注ぐには、グラスを45度に傾けて、ボウルの一番太いところから2〜3cm下あたりに液面がくるように静かに注ぎます。続いて、少し上からJPLを落とすようにして泡の層を3cmほど入れれば完成。残りのビールはプラカップに入れ、飲み比べてみます。

 

IPLグラスは中に香りがとどまりやすい卵型でありながら飲み口もある程度の広さがあり、中に鼻をしっかり入れることでJPLの国産ホップの香りが楽しめます。それに対し、ラッパ型のプラカップは同じビールなのにほとんど香りがしません。

 

また、JPLを口に含んでみても、IPLグラスは甘みが感じられるのに、プラカップだと最初に苦みがきます。これはIPLグラスは上を向いて飲むので舌先から喉までビールがスムーズに流れ込むのに対し、プラカップは下を向いたまま飲めるので口全体にビールが広がってしまうからなのです。

↑舌のどこに当たるかというのが重要。専用グラスとプラカップで香りや味が異なるのはワインと同じだ

 

さらに、IPLグラスは飲み進めていくと、グラスを横から縦に戻す際に泡が立ち、ビールの表面をきちんとフタしてくれます。これにより炭酸が抜けるのを防いだり、酸化による味の変化を抑えてくれたりするので、時間が経ってもおいしいビールが楽しめます。

↑IPLグラスはキリンのオンラインショップ「DRINX(ドリンクス)」で購入可能

 

ビアスタイルごとにグラスを増やすのはちょっと……という人は、ワイングラスで楽しむのもひとつの手です。ちなみに、「一番搾り」のようなスッキリした味わいのピルスナータイプはラッパ型のグラスのほうがおいしく飲めます。

 

料理に合わせたマリアージュを楽しもう

ビールは大きく分けると「ラガータイプ」と「エールタイプ」に分かれます。ラガータイプは「下面発酵」で、発酵が進むと酵母がタンクの底に沈殿します。低温でじっくり時間をかけて発酵させるので、比較的スッキリしたビールに仕上がります。

 

それに対しエールタイプは「上面発酵」。発酵が進むと酵母が上に浮いてきます。常温に近い温度で発酵するので、フルーティーで華やかな香りになりやすく、クラフトビールらしい味わいになります。

 

さらに、水、麦芽、ホップ、副原料を組み合わせていくことで、さまざまなクラフトビールが完成します。クラフトビールのビアスタイルは世界で100種類以上作られています。

↑クラフトビールはラベルのバリエーションが豊富なので、ジャケ飲みするのも楽しい

 

これだけ香りや味わいが異なれば、料理との組み合わせも無限大。今回のイベントでテイスティングしたのは、「グランドキリン WHITE ALE(ホワイトエール)」「COPELAND(コープランド)」「グランドキリン JPL」「よなよなエール」「グランドキリン IPA」「Afterdark(アフターダーク)」の6種類。

↑クラフトビールは料理とのマリアージュを楽しむのに最適なお酒。双方を引き立てる組み合わせを探してみよう

 

ホワイトエールは白ワインのような香りがする「ネルソンソーヴィンホップ」を使用し、小麦を使ったふくよかな優しい苦みとさっぱりした後味が特徴。白身魚のムニエルやカルパッチョ、バニラアイスなどに合うそうです。

 

コープランドは麦芽の甘い香りと品のいい苦みがあり、苦いビールが苦手な人も飲みやすいピルスナータイプ。とんかつやカルボナーラ、マルゲリータピザといった味の濃い料理に組み合わせるといいですよ。

 

JPLは国産ホップ(一部使用)と国産麦芽を使用。少し苦みがあって余韻を楽しめるので、豚の角煮など甘辛い味付けのものに良さそうです。

 

よなよなエールは、アメリカ産のカスケードホップに由来するグレープフルーツのような香りが特徴。フィッシュアンドチップスなどの揚げ物や酢漬けとの相性が良く、ガリに合わせて食べるのがおすすめ。

 

IPAは大量に使用するホップによる、香りと苦みが特徴的。苦みのあるビールなので苦みのある料理との相性がいいそうです。いまの季節なら「茗荷の炭火焼き」をぜひ。

 

アフターダークはラテのような豊かな甘味と少しの苦みが感じられます。チョコレートとのペアリングは試す価値アリ。食事とのペアリングを試す際は、ビール、食事、ビールの順にいただきましょう。こうすることで、最初はビールの残り香があるなかで食事を楽しめ、最後は食事の残り香とともにビールが楽しめます。

 

コストコ食材を使ったおつまみは簡単なのに本格的な仕上がり!

今回のイベントでは、コストコ情報ブログ「コストコ通」の管理人・コス子さんがクラフトビールに合うおつまみを監修。爽やかな口当たりのホワイトエールには「アトランティックサーモンのヨーグルトソース」、少し苦みのあるJPLには「スパイシーロティサリーチキン」、香りと苦みがしっかり効いたIPAには「チーズたっぷりプルコギビーフ」を合わせてました。

↑「アトランティックサーモンのヨーグルトソース」「スパイシーロティサリーチキン」「チーズたっぷりプルコギビーフ」が振る舞われた

 

アトランティックサーモン、ロティサリーチキン、プルコギビーフはコストコの人気商品。ビールの香りや味わいに合わせて、料理の味付けをさっぱりさせたりスパイシーにしたりすることで、ビールと料理がお互いの良さを高めてくれています。これこそがマリアージュ! コストコ食材はいずれもボリュームたっぷりなので、パーティなどでも大活躍です。

 

特に「チーズたっぷりプルコギビーフ」はホットプレートさえあれば完成する手軽さが魅力。プルコギビーフをホットプレートで炒めたら、ピザ用チーズを載せてフタをしてチーズが溶けるのを待つだけ。もともと味がしっかり付いているからこそ、少し手を加えるだけでいいのがうれしいですね。

↑今回はパナソニックの「IHデイリーホットプレート KZ-CX1」で調理。サイズが大きいのでたっぷりのプルコギビーフを一度に炒められる

 

実は今回体験したクラフトビールに関するセミナーは、「CRAFT BEER ROOM びあのわ」として定期的に開催されています。また、代官山、横浜、京都に店舗を構える「SPRING VALLEY BREWERY(以下SVB)」では、その場で醸造されたクラフトビールと料理を楽しむこともできます。SVBでしか飲めないクラフトビールもあるので、興味がある人はぜひ足を運んでみてください!

あえての”ノンアル派”が急増中! プロが教える「ノンアルコールビール」の選び方

ノンアルコールビールといえば、”クルマを運転するときに選ぶ”という消極的な理由で飲むものだと思っていませんか? 実は、最近はそういったシチュエーションだけでなく、食事中やお風呂上がりなど日常生活で飲む人も増えているそうです。

 

とはいえ、「できるだけビールに近い味がいい」と思うのがビール好きの本音。かくいう筆者もノンアルはめったに飲まないので、”ビールに近いかどうか”が基準だと思っていたのですが、どうやらそうではないようです。

 

そこで、日本ビアジャーナリスト協会でも活動しているビアライターの富江弘幸さんに、ノンアルコールビールを飲み比べながら選び方のポイントを教えていただきました!

↑1975年東京生まれ。法政大学社会学部社会学科卒業。卒業後は出版社・編集プロダクションでライター・編集者として雑誌・書籍の制作に携わる。その後、中国留学を経て、新聞社勤務。現在は日本ビアジャーナリスト協会ウェブサイトや『ビール王国』などで記事を執筆するほか、ビアジャーナリストアカデミーの講師も務める

 

 

一番搾り麦汁の香りと旨みが際立つ「キリン 零ICHI」

最初に富江さんに飲んでもらったのが、「一番搾り製法」を採用した「キリン 零ICH(ゼロイチ)」です。麦汁をろ過する際の二番麦汁を使わず、最初に流れ出た一番搾り麦汁だけを使用しています。

↑キリンビールの「キリン 零ICH(ゼロイチ)」

 

「ノンアルコールビールには珍しく、麦の香りや味がしっかり感じられます。一番搾りに比べると、スッキリ感がありますね。香りもフルーティー。全体的にはビールに近い印象ですが、甘みは控えめ。食事に合わせるのに良さそうです」(富江さん)

 

富江さんがビールとの違いについて触れましたが、その味に違いがあるのは当然のこと。なぜなら、ノンアルコールビールは普通のビールからアルコールを抜いているわけではなく、”まったく別の製法でビールに近いものを作っている”からなんです。そんな飲料をビールに近い仕上がりにする一番搾り製法は、技術革新の賜物と言えそうです。

 

 

透明な「オールフリー オールタイム」はサイダー感覚で

全国のコンビニ限定で販売されているサントリーの「オールフリー オールタイム」は、職場でも気兼ねなく飲めるようにと「透明」「ペットボトル入り」の2つの特徴を持ったノンアルコールビール。この見た目のインパクトで記憶している人も多いでしょう。

↑サントリーの「オールフリー オールタイム」

 

 

「香りはサイダーのようなフルーティーさがありますね。飲んでみると麦の感じはほとんどせず、酸味が少し強いめなのでスッキリします」(富江さん)

 

筆者も実際に飲んでみましたが、たしかにこれはサイダーみたい! ホップ由来の苦みも加えられているのですが、ほのかなライムフレーバーや強めの炭酸がサイダーのように感じさせるのかもしれません。

 

「視覚や嗅覚は味覚に影響を与えるのですが、オールフリー オールタイムはビールっぽさを求める人には少し合わないかもしれません。逆に、スポーツのあとや仕事の合間など、リフレッシュしたいときにいいですね」(富江さん)

 

 

フルーティーな香りが際立つ「サッポロ 麦のくつろぎ」

発酵由来の香り成分を組み合わせる「ナチュラル香味製法」で、ノンアル特有の「人工的な香りや後味」を改善したという「サッポロ 麦のくつろぎ」。富江さんもこのフルーティーな香りが気に入ったそうです。

↑サッポロビールの「サッポロ 麦のくつろぎ」

 

「サッポロといえば『サッポロ生ビール黒ラベル』がフラッグシップブランドです。黒ラベルはホップの爽やかな香りが立つ印象ですが、それに近いフルーティーな香りがします。この香りのおかげで、ビールの味にも少し甘みがあるように感じますね」(富江さん)

 

また、麦芽を使わずに苦味料でホップに近い苦味を出すなど、ビールっぽさをかなり意識しているようです。富江さんによると、「ビールよりは苦味が弱いものの、この苦味のおかげで喉が引き締められて次のひと口に切り替えやすい」とのこと。

 

 

苦味でビールらしさを演出する「アサヒ ドライゼロ」

ビールにはやっぱり苦味を重視するという人におすすめなのが、「アサヒ ドライゼロ」。普段から「アサヒ スーパードライ」を好んで飲んでいる人であれば、この再現性の高さに気付くはず。

↑アサヒビールの「アサヒ ドライゼロ」

 

 

「ほかのノンアルコールビールと比較すると、苦味が強いです。こうすることでビールらしさを出しているのでしょう。香りもスーパードライに近いですし、麦芽を使わないのにここまで近付けているのには驚かされます」(富江さん)

 

また、アサヒビールでは「アサヒ ドライゼロスパーク」という商品も8月末まで期間限定発売していました(現在は店頭在庫のみ)。ドライゼロと比較すると、炭酸の強さを130%に高めたペットボトル入りとなっています。

↑アサヒビールの「アサヒ ドライゼロスパーク」。8月末で販売終了

 

「味わいはドライゼロとほぼ同じですが、炭酸は非常に強いです。缶ビールや瓶ビールはグラスに注ぐ前提で作られているので、炭酸が強めに入っているのですが、これはグラスに注いでも缶から飲んでいるかのようですね」(富江さん)

 

 

どのビールの味に近いかで満足感が変わる

今回は5種類のノンアルコールビールを富江さんに飲み比べてもらいましたが、いずれもはっきりと特徴が異なりました。これだけ違うと、どう選べばいいのかがピンと来ていない人もいるでしょう。そこで富江さんが提案するのは、「自分がどのビールの味が好きかを知っておくこと」だといいます。

 

「そもそも”ビールの味”とひとことで言っても、アサヒスーパードライとサントリー ザ・プレミアム・モルツでは苦味、甘み、酸味、のどごし、香りがまったく異なります。そうなると、自分がどんなビールが好きなのか、どういった特徴をビールに求めているのかを意識することが重要なんです」(富江さん)

 

自分の好みを知るためにも、まずはいろんなビールに触れてみることが大切。さて、今夜も自分を知るためにいろんなビールを飲んでみるしかありませんね!

ビアライターが飲み比べてわかった!コスパ最強な「高アルコールビール」の正しい選び方と飲み方

 

巷で大ブームの高アルコール飲料。1缶飲めばある程度気分良く酔えるので、家飲みでのコスパの高さは最強といわれています。

 

最初は「RTD(Ready to Drink)」と呼ばれる”注いですぐ飲めるお酒”、その代表例である缶チューハイで高アルコールブームに火が付きましたが、ここ最近はビールにおいても高アルコールのものが続々と登場しています。とはいえ、チューハイとは違い、ビールの味の違いは飲み比べないとわかりづらいもの。

 

そこで、日本ビアジャーナリスト協会でも活動しているビアライターの富江弘幸さんに、主要メーカーの高アルコールビールを飲み比べてもらいました。そこで判明したのが、高アルコールビールの意外と知られていない新たな飲み方だったんです!

↑1975年東京生まれ。法政大学社会学部社会学科卒業。卒業後は出版社・編集プロダクションでライター・編集者として雑誌・書籍の制作に携わる。その後、中国留学を経て、新聞社勤務。現在は日本ビアジャーナリスト協会ウェブサイトや『ビール王国』などで記事を執筆するほか、ビアジャーナリストアカデミーの講師も務める

 

 

アルコール感の強さや麦っぽさに違いがある

今回飲み比べるのは、「キリン のどごし STRONG」「アサヒ グランマイルド」「サントリー 頂〈いただき〉」「サッポロ LEVEL9贅沢ストロング」の4種類。日本メーカーの一般的な缶ビールが4〜5%なのに対し、これらは7〜9%のアルコール度数となっています。

 

普段はクラフトビールを飲む機会が多いという富江さん。 そんな富江さんはどのようなジャッジをするのでしょうか?

 

 

キリン のどごし STRONG(アルコール度数:7%)

↑黒い缶が目を引く「キリン のどごし STRONG」。酒税法上の区分は「リキュール」。キャッチコピーは「ガツンときてスカッと爽快」

 

 

「通常の5%のビールに比べると、アルコール特有のピリッとした感じがします。いわゆる、第三のビールらしい味わいですね」というのが富江さんの第一声。そう、今回紹介する高アルコールビールの多くが、「ビール」ではなく「リキュール」に分類されているのです

 

「アルコール度数が高いお酒は味のバランスを保つために甘みを強くすることが多いのですが、これも少し甘みを感じます。最初に麦っぽい味わいはほとんど感じませんが、あとから穀物の味わいを感じます。発酵度を高めて甘味を強くしすぎないことで、後味がスッキリしている印象。軽い苦みを感じるので、次のひと口に進みたくなりますね」(富江さん)

 

【特徴】
パンチ力あり。アルコールがガツンと来るものの、軽い苦みが次のひと口を誘う。

 

 

アサヒ グランマイルド(アルコール度数:7%)

↑今回登場したラインアップのなかで唯一「ビール」に分類される「アサヒ グランマイルド」。キャッチコピーは「続くやわらかなコク」

 

「アサヒ グランマイルド」が登場した背景には、今年4月に酒税法が変更になったことが挙げられます。スパイスや果物などこれまでに認められていなかった副原料を使ったものも「ビール」と呼べるようになったので、ビールメーカー各社がさまざまな副原料を使用したビールを登場させており、その流れのなかで誕生した銘柄です。

 

「アルコール度数が7%というだけあり、しっかりしたビールの味わいです。とはいえ、アルコールの香りをレモングラスで上手くマスキングしていて、同じ7%のビールのように”ガツン”と来るアルコール感はありません」(富江さん)

 

また、高アルコールビールは一気に飲み干さずに少しずつ飲むことから、時間が経ってからの飲み心地も富江さんはチェック。

 

「通常、ビールは時間が経つと嫌な苦みや香りが出やすいのですが、アサヒ グランマイルドはそういったことはないですね。同社のアサヒ スーパードライともまったく違いますし、ビールの新しい可能性を感じさせてくれるビールです」(富江さん)

 

【特徴】
アルコールを感じすぎず、ちびちびと飲みやすい。爽やかさもあってバランスがいい。

 

 

サントリー 頂〈いただき〉(アルコール度数:8%)

↑「サントリー 頂〈いただき〉」の品目は「リキュール」。キャッチコピーは「最高峰のコク刺激」

 

今回飲み比べたなかで、富江さんが万人受けしそうだと話していたのが「サントリー 頂〈いただき〉」です。以前は7%だったアルコールを今年2月から8%にして、使用する麦芽を増量するなどのリニューアルを加えています。

 

「麦っぽくて甘みが強いですね。アルコールの刺激は舌にピリッと感じます。甘みとアルコールをしっかり感じられるので、満足する人は多そうです」(富江さん)

 

ちなみにパッケージには「コク」が強調されているのですが、ビールにおけるコクとはどういうことなのでしょうか?

 

「いろいろな味が複雑に絡み合っていることを指す場合が多いです。たとえば、出汁をそのまま飲んでもコクはありませんが、味噌や醤油で味付けするとコクが生まれます。ビールの場合は、ベースに甘みがあって、そこに苦みや酸味が加わることで”コクがある”と言うんです。このビールもまさにそうですね」(富江さん)

 

【特徴】
甘みとアルコール感が強い。味の良さとアルコール度数の高さを求めるときに◎。

 

 

サッポロ LEVEL9贅沢ストロング(アルコール度数:9%)

↑今回紹介するなかではもっともアルコール度数の高い「サッポロ LEVEL9贅沢ストロング」。分類は「リキュール」

 

「アルコール度数9%だけあり、アルコール感がしっかりあります。とはいえ、それに負けない麦感もしっかりあって、”麦のお酒”という感じがすごくしますね」と、「サッポロ LEVEL9贅沢ストロング」を飲んだ富江さんは語ります。

 

「アルコールの刺激はほかのものよりも強いので、ビアカクテルや氷を入れて飲むのがおすすめです。ほかの高アルコールビールよりも甘みが控えめなので、割っても味を邪魔することはないはず」(富江さん)

 

【特徴】
アルコールの刺激や麦感を求める人に向く。ビアカクテルとして飲むのもアリ。

 

 

ビアカクテルという選択肢が増えるのも高アルコールならでは

高アルコールビールは、柑橘系のジュースで割ってもいいですし、ジュースを凍らせて氷を作り、それをビールに浮かべてもいいのだとか。

 

「オレンジジュースやレモネード、グレープフルーツジュースなどを使うのがおすすめ。氷をジュースで作ることで、味が徐々に変化していくのを楽しめます。ほかにも、トマトジュースで割ってレッドアイにしてもいいでしょう。トマトの青臭さが消えて、トマトジュースが苦手な人でも飲めるはずです」(富江さん)

↑ビアカクテルを作る際は1対1の配分がベスト。もともとのアルコール度数が高い高アルコールビールなら3.5〜4.5%になる

 

 

高アルコールビールは”酔いたいときのお酒”という認識が強いので、富江さんのこの提案はなかなか意外じゃないですか? また、「ビールに近いかどうか」を選ぶ基準にするものだと思っていた人にとっても、「自分がおいしいと思えるかどうか」を軸にすれば、その選択肢の多さに気付くはず。楽しくおいしく酔えるお気に入りの高アルコールビールを探してみませんか?

 

 

 

ビール好き外国人は「ノンアルコールビール」をどう評価する? 大手4社の代表作で検証してみた

日本の伝統料理や国民食、またはトレンドフードなどを様々な国の人に試食してもらう企画が本連載です。今回は透明色が出て再注目されている、ノンアルコールのビール風飲料でテスト。ビール好き外国人の評価はいかに?

 

新商品を中心に各メーカーのノンアルビールが集結

【左】ドイツ:チャン・ゼルコ さん

ブラウンシュバイク出身。ノンアル含め、週4〜5缶程度ビールを飲みます。

【中央】フランス:ヴァネッサ・ゴメス さん

パリ出身。週に約2〜3缶ビールを飲みますが、ノンアルコールは未体験。

【右】アメリカ:コリン・カナレ さん

ハワイ出身。毎日ビールを約2杯飲みます。ノンアルは体験済み。

 

 

【エントリーNo.1】

アサヒビール

アサヒドライ ゼロスパーク

実売価格201円/500㎖/0kcal

ビールらしいキレはそのままに、従来品比130%の高炭酸刺激に。8月までの限定商品でした。

 

【5点満点で評価】

チャンさん:3.5

ヴェネッサさん:4.0

コリンさん:4.0

→total=11.5/15.0

「バブリーでホップの香りも◎。一番ビールに近いのはコレかな」(コリンさん)

「炭酸が強くてフレッシュ。味は、最初は薄く感じたけど余韻はイイ苦みだね」(チャンさん)

 

 

【エントリーNo.2

キリンビール

キリン 零ICHI(ゼロイチ)

実売価格147円/350㎖/31.5kcal

独自の一番搾り麦汁を使用。麦のうまみを丁寧に引き出したおいしさを実現しています。

 

【5点満点で評価】

チャンさん:3.5

ヴェネッサさん:3.0

コリンさん:3.0

→total=9.5/15.0

「色味や炭酸の強さは悪くないわ。でも香りはもっと強いほうが好き」(ヴェネッサさん)

「ドイツに似た味の銘柄があるよ。少し甘みを感じるけどおいしいね」(チャンさん)

 

 

【エントリーNo.3】

サッポロビール

サッポロ 麦のくつろぎ

実売価格147円/350㎖/0kcal

発酵由来の香り成分を組み合わせる製法を採用。フルーティな香りと麦の味を実現しました。

 

【5点満点で評価】

チャンさん:2.5

ヴェネッサさん:2.5

コリンさん:2.0

→total=7.0/15.0

「惜しい! バナナガムのような甘いフレーバーが気になるよ」(コリンさん)

「これはドイツの白ビールのイメージかな。もっと自然な香りだとイイね」(チャンさん)

 

 

【エントリーNo.4

サントリービール

オールフリー オールタイム

実売価格147円/380㎖/0kcal

透明色で気軽に飲めます。ビールらしい味にほのかなライムフレーバーが加わり、爽やか。

 

【5点満点で評価】

チャンさん:3.5

ヴェネッサさん:3.5

コリンさん:3.0

→total=10.0/150.0

「見た目とのギャップが面白い! ビールの味は弱いけどおいしいわ」(ヴェネッサさん)

「甘くないトニックウォーターみたい。苦みがもっとあるといいかも」(コリンさん)

 

 

再注目を集めるノンアルコールビール、一番のお気に入りは?

今年のノンアルコールビールは強炭酸や透明ドリンクブームの影響を受けた新作が登場し、再注目を集めています。そこで今回は大手4社の代表作を集め、ビール好きの外国人に試飲してもらいました!

 

「アサヒとキリンはビールの味に近いけど、サッポロとサントリーは独自路線だね」(コリンさん)

特に「オールフリー オールタイム」には3人ともビックリ。

「最もビールの味からは遠いわね。でも味や香りの完成度は高いと思うわ。飲みやすいし、リフレッシュには最適ね」(ヴァネッサさん)

 

そして総合的に高評価を得たのは、今回の4本のなかで最も新しいあの限定商品でした。

「アサヒはキレのある苦みと強炭酸が心地よかった。日本のビールっぽかったよ!」(チャンさん)

 

日本一のビール「アサヒ スーパードライ」を有するアサヒビール。その開発力はダテじゃりませんでした!

 

 

【今月の1番人気!】日本一のビール作りがノンアルにも生きている

日本で一番飲まれているビール「アサヒ スーパードライ」。このクリアな辛口が外国人のイメージする日本のビールだとすれば、同社のノンアルが高評価なのは納得できます。

 

 

LIFE PEPPERとは?

外国人ネットワークを活用し、日本企業の海外進出支援とインバウンド観光支援を行う。市場調査からWeb広告までサービスの幅は広く、外国人のアサインもできる総合マーケティング企業です。

 

 

文/中山秀明 イラスト/マガポン 撮影/石上 彰(gami写真事務所)

 

 

これが酒税法改正の恩恵だ! 終わらない暑夏に飲むべきビールは副原料にこだわったニュータイプ

これまでビール飲料は、原料の違いによって「ビール」「発泡酒」「第三のビール」などと分けられてきました。ビールとは「麦芽比率が67%以上で副材料は米、麦、トウモロコシのみに限定されるアルコール飲料」のことです。そこに果実や香味料が含まれるものは、発泡酒。また、麦芽以外の原料でつくられたビール風味の飲料は、第三のビールと呼ばれ、新ジャンルを確立してきました。ところが、2018年4月の酒税法改正によってビールの定義が変わり、多くの副原料が認められるようになったことで、市場は新たな盛り上がりを見せています。

 

ビールがよりおいしく感じるシーズンに、その動向は気になるもの。そこで、今回の改正が消費者にどんな影響を及ぼすのか、どのようなビールが新登場したのか、フードアナリストの中山秀明さんに聞きました。

 

酒税法改正でビール飲料の価格差がなくなっていく

酒税法とは、そもそもお酒の税率について定められた法律。お酒は、原材料の比率やアルコール度数などによって、税率が変化します。

 

「これまでビールは約77円、発泡酒は約47円、第三のビールは約28円が酒税でした(すべて350mlの場合)。今後は2020年から段階的に、ビールの減税が計画されています。反対に他2種類は増税し、最終的に2026年には、すべてのビール類の税率が55円に一本化される予定なんです。この改正によって、商品の価格差がなくなっていくので、『ビールより安いから発泡酒を飲もう』という発想は変わるでしょうね。また、これまでのビールの価格も2020年以降安くなっていくと思うので、ビール党の人にはうれしい改正となります」(中山さん、以下同)

 

認められるようになった副原料は10種類

今回の新税制にともない、ビール類飲料に認められる原材料も見直されました。たとえば、これまで果実やハーブなどを副原料に使うと、ビールとして認められず発泡酒扱いになっていたのですが、今後は副原料を添加しても、その重量が麦芽の5%以下であればビールと認められるようになったのです。

 

「今回認められたのは、下記の10種類です。今までは、レモンを使用したものに“レモンビール”という商品名をつけることはできませんでしたが、これからはビールという名称が使えるようになります。これを受けて、副原料を使ったビールがより多く発売されており、消費者としてはバリエーション増によって選ぶ楽しみが増えるでしょう」

 

【ビールへの添加が認められるようになった副原料】
果実/コリアンダー・コリアンダーシード/胡椒や山椒などの香辛料/ハーブ/野菜/ソバやゴマ/はちみつや黒糖といった含糖質物・食塩・みそ/花/茶・コーヒー・ココア(これらの調製品を含む)/牡蠣・昆布・わかめ・かつお節

 

各社の新ビールは香りや味が豊か!

酒税法改正を受け、どのようなビールが発売されているのでしょうか? 早速、各社の商品を見ていきましょう。

 

・飲みやすいのに高アルコールの「アサヒ グランマイルド」

4月に発売されたアサヒビールの新しいビール「アサヒ グランマイルド」は、「ゆっくり時間をかけて楽しむお酒」をテーマに作られており、飲みごたえのあるアルコール分7%であることが最大の特徴。

 

「7%とアルコールはやや高めなのでパンチは強めですが、アルコール臭が控えめなので、とても飲みやすい印象があります。ビール独特のアルコール臭を軽減させ、飲みやすさを考えて副原料にスターチやレモングラスを使用しているのだとか。レモングラスの風味は意識しないと感じないレベルで、定義拡大ビールというよりは、正統派ビールに近い印象です」


アサヒビール「アサヒ グランマイルド 350ml」
225円(編集部調べ)
アサヒビールお客様相談室 Tel:0120-011-121

 

・ほうじ茶を使った香ばしい味わいの「HOJICHA Brown Ale」

キリンビールのクラフトビールブランドであるSVB(スプリングバレーブルワリー)のファンクラブ「CLUB SVB」の会員と、直接コミュニケーションを取りながら共創したビールです。旨味に着目して昆布や炒り玄米などの副材料を使って開発を進め、焙煎した麦芽とほうじ茶の香ばしさを感じられるように作られました。

 

「キリンは自社のクラフトビアブランドを持ち、個性的なビールの開発を積極的にしながらバリエーションを増やしています。また、お茶という意外な副原料を使っていながらも、ビールを飲んだという感覚をしっかり感じられます。飲んだ後に喉の奥から鼻に抜けるほうじ茶の香ばしさと、柔らかく漂う麦芽の風味が特徴的で、特にお寿司や和菓子などに合いそうです」


SVB「HOJICHA Brown Ale(330ml×6本)」
2332円
キリンビールお客様相談室 Tel:0120-111-560

 

・塩と胡椒が麦の旨味を引き出す「Innovative Brewer グルメビア」

マイルドな塩味でお馴染みの岩塩・アルペンザルツと、皮を削ってシャープな辛味になった黒胡椒で麦のおいしさを引き出したビールです。ライムピールを加え、爽やかな味わいが楽しめます。

 

「Innovative Brewerブランドは、昨年10月の立ち上げ以降、既存のビール概念に縛られない自由な発想でビールを発売しています。塩胡椒という挑戦的な味わいも、この会社ならではでしょう。一見、塩と胡椒でトガった味というイメージを持つかもしれませんが、塩胡椒は縁の下の力持ち的な立ち位置で、一口目から複雑さを持ったどっしりとした旨味を感じられます。また、ライムの酸味による後キレのよさがあり、余韻が爽快です」


ジャパンプレミアムブリュー「Innovative Brewer グルメビア 350ml」
288円(編集部調べ)
サッポロビールお客様センター Tel:0120-207800

 

・カリブ海を思わせる爽やかさ「海の向こうのビアレシピ〈柑橘の香りの爽やかビール〉」

6月から数量期間ともに限定で、コンビニエンスストアのみで発売されているこちらのビールには、数種類のホップとフレッシュな香りが楽しめます。

 

「サントリーは、新ブランドを立ち上げ、チャネルや数量を限定して多彩なスタイルを市場投入しています。こちらのビールも数量限定で、コンビニエンスストアのみの販売に絞っています。味は軽やかでスカッと爽快。シトラスがほんのり香るフレーバービールという印象です。フルーティさよりも、フレッシュさを強調するために柑橘が使われているように感じました。メキシコのピルスナービールの飲み方でおなじみの、ライムを入れて飲むビールを彷彿とさせる爽やかさです」


サントリー「海の向こうのビアレシピ〈柑橘の香りの爽やかビール〉350ml」
220円(編集部調べ)
サントリーお客様センター Tel:0120-139-310
※限定商品ですので店頭にない場合もございます。

 

このほかにも、各社からさまざまなビールが登場しています。たとえば、高知の生姜や静岡のわさび、緑茶、和歌山の山椒、沖縄の黒糖など、地元の名産を使ったビールなども新発売に。この夏は、たくさんのビールを飲み比べる楽しみがありそうですね。

 

【プロフィール】


フードアナリスト/中山秀明さん

フードアナリスト・ライター。なかでもビールに関する執筆が多く、大手メーカー、マイクロブリュワリー、ブリューパブ、クラフトビアレストランなど、小売り、外食問わず全国各地へ取材に赴いている。

 

取材・文=吉川愛歩 撮影=矢部ひとみ 構成=Neem Tree

 

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【8月22日】「クラフトビール×コストコ食材」のマリアージュを堪能できる無料イベント開催決定!!

キリンビールがとことんこだわったクラフトビールシリーズ「グランドキリン」。ここ数年勢いを増しているクラフトビール市場において、特に存在感を放っている注目のブランドです。そのグランドキリンを試飲しながらクラフトビールについて学べる無料イベントが、8月22日(水)に開催されることが決定しました!

クラフトビール×コストコ食材のマリアージュを堪能

新作ビールを試せるだけでなく、本イベントではなんと、あのアメリカ発の会員制スーパー「コストコ」の食材を使った料理とのマリアージュも楽しめます! 料理を監修するのは、人気ブログ「コストコ通」の管理人で、コストコの第一人者としてテレビ出演や雑誌への寄稿なども行っているコス子さん。いったいどんなマリアージュが提案されるのか、非常に気になりますね!

※写真はイメージです

 

さらに、イベント内ではクラフトビールについて基礎から知ることができる講座も開催予定とのこと。こだわりのビールを片手に美味しい料理に舌鼓を打ちながら、クラフトビールのうんちくまで語れるようになる、しかも参加費は無料…!! 「クラフトビールについて知りたい」「コストコ食材とビールのマリアージュが気になる」「とにかく美味しいビールが飲みたい」などなど、少しでも気になるところがあれば要チェックのイベントと言えそうです。

 

【イベント概要】

日時:8月22日(水) 19時~21時ごろ

場所:GOBLIN代官山(代官山駅から徒歩3分)
https://goblinspace.jp/space/goblin-daikanyama/

参加費:無料

定員:40名(事前予約制/応募多数の場合は抽選)

参加は下記の応募フォームよりご応募ください。
https://pf.gakken.jp/user/op_enquete.gsp?sid=GNW&mid=003235Ez&hid=8CBVaBqIW_0

 

 

 

ホムパは「月2回」が当たり前!? 夏におすすめキリンのアレンジレシピ3選

暑い夏には、キンキンに冷えた飲み物でホームパーティを楽しむという人も多いのでは? そんなときにおすすめなのが、ビールやチューハイのアレンジです。キリンとイケアは先日、ホームパーティにおすすめなドリンクを提案するコラボイベントを開催しました。そのなかでも、特に目を引いた「氷結」や「キリンレモン」を使ったアレンジレシピを3つご紹介しましょう。

 

 

【その1】さわやかな甘みでスッキリ! ヨーグルト氷で飲む氷結

暑い夏には「旅する氷結ヨーグルモサワー」とヨーグルトを組み合わせたレシピがぴったり。甘すぎないヨーグルトの酸味がくせになります。

 

作り方はいたって簡単。製氷皿で凍らせたヨーグルトをグラスに入れ、「旅する氷結ヨーグルモサワー」を注ぐだけなんです。

 

↑「旅する氷結ヨーグルモサワー」+ヨーグルト氷でアレンジ。甘すぎないヨーグルトの風味がおいしい一品

 

ヨーグルト風味の飲料に、さらにヨーグルトを追加するとくどそうですが、さっぱりとして飲みやすい甘さでした。今年はヨーグルトソーダが流行っていますが、こちらも夏らしいさわやかさがプラスされた一杯です。

 

 

【その2】パクチー好きならたまらないパクチー氷

近年、パクチーをこよなく愛する“パクチスト”なる人が生まれるほど、パクチーの人気が高まっています。そんなパクチーを氷にするのが「氷結パクチーモヒート」。パクチーの味が苦手な人でも飲みやすいのが特徴です。

 

まずは、製氷皿にパクチーと水を入れてパクチー氷を作ります。グラスにパクチー氷を入れたら、「氷結ストロングシチリア産レモン」を注いで完成。パクチーの風味をより味わいたい人は、生のパクチーをトッピングするとよいでしょう。

 

 

↑「氷結ストロングシチリア産レモン」+パクチー氷+パクチーのアレンジドリンク。レモンとパクチーは意外と相性がよい

 

パクチー氷は、生のパクチーを入れるよりも、苦みが抑えられて飲みやすいため、パクチー初心者の人にもおすすめです。

 

 

【その3】「キリンレモン」がゼリーに変身

紹介されたアレンジレシピは、飲料だけではありません。「キリンレモン」を使えば、「炭酸クラッシュゼリー」が作れるんです。

 

↑「キリンレモン」+ゼラチンで作る「炭酸クラッシュゼリー」。ゼリーは意外にもとろっとした食感。好みのフルーツを添えれば、見た目も華やかなデザートが完成

 

材料は、キリンレモン(450ml)1本、ゼラチン 10g、水 大さじ6、ガムシロップ 小さじ2、フルーツ 適量、ミントの葉 適量。

 

最初に耐熱ボールにゼラチンと水を入れ、ふやかします。電子レンジで20~30秒ほど加熱して、バットに移し、キリンレモンとガムシロップをゆっくり注いで混ぜ合わせます。あとは冷蔵庫で1時間冷やせばOK。

 

フォークなどで崩したゼリーと、ひと口大にカットしたフルーツをグラスに盛りつけます。最後にミントを添えたら完成です。

 

炭酸のシュワっとした口当たりがゼリーのとろりとした食感とあいまって、いくらでも食べれそうでした。見た目も華やかなので、夏のデザートにぴったり。子どもたちにも喜ばれるでしょう。

 

 

ホムパで活躍するイケアの家具も紹介

イケアからは、ホームパーティに役立つ一人暮らしの部屋にぴったりな家具が提案されました。

 

↑一人暮らしをイメージした部屋。イケアの家具でトータルコーディネートされている

 

一人暮らしの部屋では、なかなかゲスト全員が座るスペースを確保しづらいものです。そこで活躍するのが、シングルベッドを二つ積み重ねる仕様のスタッキングベッド「ウトーケル」です。普段はベッドとして利用できますが、上下にセパレートし、ソファーとしても使える一石二鳥な逸品。

 

↑スタッキングベッド「ウトーケル」マットレス2枚付き(4万3970円、税込)。ベッド2台のサイズは、高さ46×長さ205×幅83cmでシングルサイズのみ。普段は一段のシングルベッドが、上のベッドを持ち上げることで二つに分かれ、L字ソファとして利用できる

 

 

ドリンクや食事を置くテーブルは、みんなが使いやすい位置に置きたいものです。それを実現するのが、コーヒーテーブル「ラッレロード」。テーブルの脚にキャスターが付いているので、自由に動かせるのがポイント。また、下のラックには、雑誌やタオルケットなどを収納できます。

 

↑コーヒーテーブル「ラッレロード」(6999円、税込)。サイズは、長さ51×幅51×高さ51cm。テーブルの脚にはキャスターが付いているので、移動も簡単。下のかごには、雑誌や本のほか、タオルケットなどを収納するのにも便利

 

 

イケアが実施した調査によると、20代~30代の男女がホームパーティを開く頻度は、平均で2.04日/月と驚きの結果が出たとのこと。同じくらい定期的にホームパーティを開催しているという人も、一度もしたことがないという人も、夏のおもてなしにぴったりなアレンジレシピを試してみてはいかがでしょうか。

【大人気体験教室】手ぶらで「ビールづくりを体験」できるキリンの教室に行ってみた

大人のロマンといえるのが酒づくり。ただ、大掛かりな機材のほかに免許も必要なので、気軽にできるものではありません。これを叶えてくれるのが体験教室です。今回、大人気を博しているキリンのビールづくり体験教室に参加する機会を得ました。工程のレポートや、完成後の試飲レビューなどをお伝えしたいと思います!

 

数種類のビアスタイルから好みで選べる

体験教室の会場となるのはキリンビール横浜工場。ほぼ毎週の土日と隔週で水曜日に開催されています。スケジュールは朝から夕方までじっくり学ぶもので、この日は9時半に集合。6人でひとつのグループとなり、まずは約40分間、ビールのつくり方やできあがる種類などを勉強。

 

そのなかから、今回自分たちがつくるビールのスタイルを選択しました。一番搾りに代表されるポピュラーな「ピルスナー」や「黒」のほか、「ボヘミアンピルスナー」「赤」「ボック」があり、筆者のグループは「ボヘミアンピルスナー」をチョイス。

↑「ボヘミアンピルスナー」は、通常のピルスナーよりもアルコール度数やホップ香が強いスタイル。ビアスタイルを選べるのも、この体験教室の魅力といえるでしょう

 

その後理科室のような部屋に移動して、ビールづくりがはじまりました。各グループにキリンのビール醸造家さんが講師としてサポートしてくれるので安心です。とはいえ、当然にして手を動かすのは参加者の仕事。分量、温度、混ぜる時間などの注意点は講師が細かく教えてくれますが、基本的にはグループ内で助け合いながら作業をしていきます。

↑エプロンも貸し出してくれます

 

最初は沸かしたお湯に麦芽を入れる工程へ。これは山中湖に水源を持つ丹沢・相模湖水系の水源から取水したもので、工場内でさらに磨いているそうです。そして、まずは麦芽を煮込んででんぷんを糖にする、糖化の作業へ。

↑適温になったお湯に、麦芽を投入

 

↑麦芽といっても、つくりたいビアスタイルによって種類は様々。筆者のチームはピルスナー麦芽を使用しました

 

↑筆者はGetNavi本誌のフード担当・鈴木翔子さんと一緒に参加。昔からビールづくりには興味津々だったそうで、この日は真剣に取り組んでいました

 

狙ったおいしさに仕上げるためには、温度を一定に保たせるとともに絶対焦がさないことが重要。工場では機械で行いますが、小規模の体験教室では人力。上手に混ぜることが必要不可欠です。グループ一丸となって交代でゆっくりと混ぜ、糖化させる工程を終了。これで麦汁ができ上がりました。

↑理科の実験でおなじみの「ヨウ素液」この色が紫色になるとでんぷんがある証拠ですよね。つまり、これがクリアになっているということは、でんぷんが糖になったということ

 

 

ホップを投入してランチや工場見学へGO

頑張った結果、糖度は18.7度に。これはイチゴやリンゴよりも甘い数値とのこと。そして次はこの麦汁をろ過。キリンの商品でも有名な、一番搾り麦汁ができ上がります。この時点で、各グループの一番搾り麦汁を飲み比べてみました。

↑鍋から透明の筒状になった麦汁ろ過機に移し、そこからポンプでさらに濾していきます

 

↑各グループの一番搾り麦汁。黒ビールや赤ビールをつくったグループの液色は濃くなっています

 

↑感想は、ピュアな味わい! ホップが入っていないので苦みがなく、発酵していないのでアルコールや炭酸もなし。そのぶん麦の甘みをダイレクトに感じました

 

そのあとはホップを投入する工程へ。これは雑菌を抑えたり、泡立ちをよくしたり、ビールらしい香りや苦みを付けたりする大切な素材です。産地や種別によって様々なホップがあり、まずはその違いをかぎわけて体感。

↑生のホップは非常に繊細なので、乾燥させたものを使うのが主流。固めて凝縮させたものが粒状の「ペレット」で、加工前の状態になっているものが「毬花」(まりはな)です

 

そのあと実際にホップを手に取り、濾し終わった麦汁に入れて午前の部は終了。ホップの添加は続きますが、そこはキリンの講師にお任せし、参加者はランチへ。

↑全員でペレットを手に、鍋の中へ。ベースはチェコ・ザーツ産のファインアロマホップで、苦味調整のためにビターホップも使用

 

↑料理はメインをハンバーグ、またはサーモンから選べるほか、ライスorパンも。ドリンクは午後の作業があるためビールは飲めませんが「キリン 零ICHI」ならOK

 

ランチも体験教室のプランに含まれています。これを敷地内のレストランで食べ、そのあとはミニシアターへ移動。キリンビールの歴史のVTR視聴からはじまる工場見学へ。

↑VTRは数分ですが、凝った内容で楽しめます

 

↑工場見学も様々な場所を見られます。これは空缶洗浄機。大釜の内部やボトリング、ラベリングなどの一部はCGやプロジェクションマッピングの技術を用いて見せてくれます

 

 

体験教室終了後もお楽しみは盛りだくさん!

工場見学のあとは、午前の部屋に戻ってビールづくりの最終工程へ。ホップを入れることで、味にどんな変化が出たのかを確かめるために再度味見。そして糖度も測りました。その次は麦汁を勢いよく回して撹拌し、ホップなどを沈殿させてクリアにします。

↑午前のとは違うタイプの糖度計でチェック。基準値に達していたので、ここまでの作業がうまくいっていたことを実感

 

↑うぐいす色に見えるのは、ホップなどの沈殿物の山。かき混ぜることで液体の中央にまとまるのです

 

そして作業としては最後の工程へ。ホップで風味付けされた麦汁を保存容器に移し、ビール酵母を注入。これによって発酵が進み、アルコールが生成されるとともに炭酸が発生して完全版のビールとなるのです。

↑ビーカーに入っているのがビール酵母。これにて終了ですが、このあとの管理やボトリングは講師の方々がやってくれます

 

体験教室終了後は、最初に集まったホールに集合。ここでお疲れ様会を兼ねた乾杯と、受講した認定証の授与式や記念撮影を行い、解散となりました。横浜工場がある敷地内にはクラフトビアレストラン「SPRING VALLEY BREWERY YOKOHAMA」や、ジンギスカンやバーベキューが楽しめる「レストランビアポート」があります。もっと飲みたい方はここでくつろぐといいでしょう。

↑キリン一番搾りのほか、一番搾りプレミアムやキリン一番搾り〈黒生〉も飲めます

 

↑工場限定のレアな「亀田の柿の種」もひと袋付いてきます。こちらは別途、同施設内の売店で購入可能

 

↑「SPRING VALLEY BREWERY YOKOHAMA」

 

やがて体験教室から約6週間後。初夏を迎えたちょうどいい時季に、待望のビールが届きました! 冷やして飲んでみると、缶で売られているビールとは違う、パワフルな風味を感じました。やや粗削りなニュアンスもありながら、これが手作りならではの味ということでしょうか。とにもかくにも大満足!

↑特製ラベルが貼られた、330mlのビールが10本!

 

↑通常のピルスナーよりもパンチがあります。これはアルコール度数や苦みの強さが特徴の「ボヘミアンピルスナー」だからでしょう

 

ビールづくり体験は、申し込み方法が2パターンあり。横浜工場のホームぺージからか、キリンのECサイト「DRINX」からとなります。前者は1組4~6名の抽選式で3万円となり、約2~3か月前から応募開始。後者は2名1組で申込む形となり、先着順で1万円。なお今回はラガー(下面発酵)ビールをつくる会でしたが、月1~2回はエール(上面発酵)ビールをつくる会も開催されています。よりレアで人気も高いですが、気になる方はぜひチェックを!

 

【PLACE DATA】

キリンビール 横浜工場

住所:神奈川県横浜市鶴見区生麦1-17-1

アクセス:京浜急行線「生麦駅」より徒歩約10分

 

アサヒ、サントリー、キリンの定番ビールを徹底比較! 担当者に聞く「泡」へのこだわりとは?

大手各社のド定番ビールが、実は「泡」にこだわっていることをご存じですか。 しかも、なかには専用の簡易サーバーまで用意するブランドも。各担当者から泡へのこだわりを聞くとともに、フードアナリスト・中山秀明氏が実力をチェックしました!

 

泡持ちに寄与する成分が向上してさらにクリアに!

アサヒビール
スーパードライ
実売価格225円

辛口やキレ以外に、泡のおいしさも魅力。しかも今春新たな醸造管理技術を導入し、ビールの泡持ちに寄与する成分を約1割高めることに成功。より洗練されたクリアな味に進化しました。

 

【こだわりポイントをメーカー担当者が解説】

アサヒビール・マーケティング第一部
松葉晴彦さん

新たな醸造管理技術で泡持ちと切れ味がアップ!

仕込み・発酵・ろ過の工程において新たな醸造管理技術を導入しています。さらにビールの泡持ちに寄与する成分を従来品に比べ約1割高め、キレ味が向上するように脂質酸化物も低減させています。

 

【缶にかぶせるだけのオリジナルサーバーを試してみた】

ギフトセットなどでゲットできる、「うまさ実感サーバー」を使用。乾電池で駆動するタイプで、缶にセットしワンプッシュで注げます。

 

↑左がそのまま注いだもの。右がオリジナルサーバーで注いだもの 

クリーミーな泡と、スーパードライのキレのある味とのメリハリが楽しめます! 抽出部がソフトなプラスチック製となっていて、着脱や洗浄が簡単な点も秀逸。ドライのファンはぜひ入手しましょう!(フードアナリスト・中山秀明さん)

 

 

うま味や香りの豊かな素材が生み出すコク深く華やかな味

サントリー
ザ・プレミアム・モルツ
実売価格231円

うま味豊かなダイヤモンド麦芽やアロマホップを独自の技で醸造し、コク深く華やかな香りを実現。そのこだわりの製法と、注ぎ方で実現したクリーミーな泡を「神泡」と呼びます。

 

【こだわりポイントをメーカー担当者が解説】

サントリービール・プレミアム戦略部
中野景介さん

厳選された麦芽と製法でクリーミーな泡を実現

きめ細かな泡には麦芽由来のたんぱく質が必要不可欠。そのため、麦芽100%であるとともに、たんぱく質が豊富なダイヤモンド麦芽を使っています。ダブルデコクション製法(※)で素材の良さを引き出すのもポイントです。

※麦芽本来のうま味とコクを余すことなく引き出すための製法。一部の麦汁を仕込み釜で2回煮出し、濃厚な麦汁を作る。

 

缶にかぶせるだけのオリジナルサーバーをお試し!

キャンペーン中の「神泡体感キット」を使用。このキットには電動式と手動式があり、今回はより手軽にゲットできる後者で試してみました。

↑左がそのまま注いだもの。右がオリジナルサーバーで注いだもの

おいしいのはもちろん泡を付けるのが楽しい

店レベルとまではいきませんが、サーバーを使った方がきめ細やかでもちのいい泡が作れます。味もよりまろやかになり、口あたり良好。自分で泡を付けるという所作も面白くてイイですね!(フードアナリスト・中山秀明さん)

 

うまさの長持ちする麦芽が泡をもきめ細やかに!

サッポロビール
黒ラベル
実売価格211円

世界中の生産者と協働契約栽培に取り組む同社独自の「旨さ長持ち麦芽」を採用。味や香りを新鮮に保ち、うま味と爽やかさに加え、きめ細やかな泡も魅力です。

 

【こだわりポイントをメーカー担当者が解説】

サッポロビール・ブランド戦略部
田邊稔博さん

独自開発した麦芽が味と香りと鮮度を保つ!

独自開発した「旨さ長持ち麦芽」は、味と香りを新鮮に保ち、泡持ちの良さをアップさせます。この麦芽は2011年のクオリティアップから黒ラベルで一部使用していて、ご家庭でも生ビールのクリーミーな泡を楽しんでいただけます。

 

ビール泡品質向上への取り組み

酵母や原料の研究に始まり、工場・流通・店までの一貫した取り組みが農芸化学会技術賞を受賞。それらの卓越した技術が集結し、品質が保たれているのです。

 

【こちらも注目!】

世界150か国で愛される“泡の代名詞”的存在「ギネス」

ほかのビールとは異なる特殊な方法で泡を作るビールがあります。それがギネス。世界150か国で愛飲され、「クリーミーなビール」といえばギネスを思い浮かべる人も多いでしょう。そんな唯一無二の泡の秘密を紹介をします!

 

 

キリン
ドラフトギネス
実売価格303円

1759年に誕生し、いまや世界150か国以上で愛されている黒ビール。ロースト麦芽による香ばしい風味とクリーミーな泡が、リッチな味わいを生み出しています。開栓時に、缶の中に入っている独自のボール型ウィジェットの穴から窒素ガスと炭酸ガスが放出され、シルキーな泡を生みだしているのです。

 

 

 

 

 

 

 

これは最高に楽しい! カインズ限定「グランドキリン DIXクラフトBOX」で知るクラフトビールの新たな楽しみ

キリンビールが展開するクラフトビール「グランドキリン」シリーズ、皆さんもう飲んでみましたか? クラフトビールといえば、日本ではまだまだ小さな市場ではありますが、現在急成長を遂げている新ジャンルのビールです。

そんなグランドキリンが、ホームセンターのカインズとコラボして、「グランドキリン DIYクラフトBOX」を発売中です。クラフトビールで「DIY」ってどういうこと? そこで今回は、キリンビールの企画部でグランドキリンのブランドマネージャーを務める白石大悟さんに、その楽しみ方を教えてもらいました。

 

 

フレーバーバッグをセットして45秒間漬け込むだけ

グランドキリン DIYクラフトBOXには、3種類のグランドキリン、それぞれに合うフレーバーバッグ、ビールを注ぐための蓋付きグラスが入っています。そう、各ビールをグラスに注いでフレーバーバッグで香り付けを楽しむというのがこのDIYセットなんです。

↑1セットあれば3種類のビールのDIYが楽しめる

 

↑ポイントとなるのが3種類のフレーバーバッグ。各パッケージに使用するビールが書かれている

 

まずは、「グランドキリン WHITE ALE」の香り付けに挑戦! WHITE ALEは、白ワイン、つまりマスカットのようなホップの香りが楽しめるのが特徴。クラフトビールのなかでもかなり華やかな味わいが際立った銘柄です。

 

よく冷えたWHITE ALEを泡が立たないようにグラスに注ぎましょう。続いて、レモンピールのフレーバーバッグをホルダーにセットし、キャップに取り付けたら、グラスに漬け込み開始。しっかり蓋をして、グラスをゆっくり逆さまにして45秒待ちます。

↑グラスには1缶分のビールは入らないので、ビフォーアフターを飲み比べて楽しもう

 

↑45秒間待つ工程が”DIY”感を一番感じるポイント。どんなビールになるのか期待感が高まる

 

漬け込み終えたら、あとはグラスに注いでさっそく試飲! 何もしていないWHITE ALEに比べ、レモンのビターさが感じされ、より味わいに深みが増した感じがします。味が変わるというよりは香りに変化が生まれ、まるで別のビールを飲んでいるような気分に。

↑左がビフォー、右がアフター。色の変化はなく、香りや味わいだけが変わる

 

ちなみに、香り付けだけなら他のフレーバーでもいいのではと思われるかもしれませんが、これがベストな組み合わせなのだそう。「20〜30種類は組み合わせるフレーバーを試しましたが、みんながよく知っていて、ベストなパートナーはこれなんです!」と白石さんはおっしゃっていました。

想像とは違う結果になるのもDIYの楽しみのひとつ

WHITE ALEと同様の方法で、「グランドキリン IPA」にはシナモンのフレーバーバッグを漬け込みます。もともと、ホップの華やかかつ甘い香りと、苦味が感じられるIPA。

↑IPA(アイピーエー)とは、インディアペールエールの略称。香りも苦味も強いのでインパクトがある

 

ここにシナモンを加えると、かなりインパクトのあるクラフトビールになると想像していたんです。しかし、結果は以外にも、非常に穏やかなシナモンの戻り香だけが残り、少しスイーツのような雰囲気になりました。

 

このシナモン、IPAだけでなく後述のJPLとの相性もいい反面、WHITE ALEとは違いの味が感化してしまうのだとか。組み合わせ方は何かと複雑ですが、こうやってセットになっているとすぐに試せるのがいいですね。

 

 

ホップの香りを高めるのもフレーバーバッグの役目

「グランドキリン JPL」は、ホップのハーブ感とキレの良さが特徴。そんなJPLに合わせるのはドリアバジルです。

↑JPL(ジェーピーエル)は、ジャパン・ペールラガーの略称。シンプルで飽きのこない日本スタルのクラフトビールだ

 

これはかなり爽やかな仕上がりで、よりハーブ感が引き立てられています。モヒートとも少し近い雰囲気があり、”緑っぽさ”があるんです。これはチーズやトマトソースを使うイタリアンに合わせると良さそう。

 

よりDIY感を出したい人は、使い終えたグラスを使って、オリジナルのフレーバーに挑戦してもいいかもしれません。「WHITE ALEはレモンハーブの紅茶やアールグレイで香り付けしてみるのもアリ。試作では、ミントを使うと爽やかな印象が強くなりました」(白石さん)とのこと。また、WHITE ALEとJPLは「クミン」との相性も良かったそうです。

 

逆に、いずれのビールもジンジャー(生姜)との相性はイマイチ。シャンディガフなどのビアカクテルはありますが、ジンジャーの香りが勝ちすぎてしまうのだとか。香りの組み合わせ方は奥深いですね。

 

「グランドキリンDIYクラフト BOX」は、日本全国のカインズ店頭やオンラインショップで計3000セット限定の発売となっています。価格は2980円(税込)。これからの季節のキャンプに持っていくのはもちろん、父の日ギフトにもおすすめです。クラフトビールの新しい楽しみ方をグランドキリンで体験してみましょう。

昼からグイッといっちゃう?爽やかな「一番搾り 匠の冴」で意外な食事との組み合わせを発見!

休日の昼下がりから、プシュッと缶ビールを開けるのって最高の贅沢ですよね。そんな爽快な気分のときに飲みたくなるビールが4月3日(火)に新登場します。その名も「一番搾り 匠の冴(さえ)」。

 

「一番搾り」といえばキリンのフラッグシップブランドですが、「匠の冴」はキリンとセブン&アイ・ホールディングスの共同開発により生まれたビールです。お酒を飲み始めた頃から“ビールといえば一番搾り”派の筆者が、さっそくその味をご紹介したいと思います!

 

 

「スッキリしている=味が薄い」ではないのがスゴイ

↑「一番搾り 匠の冴」は、350ml缶221円(税込・以下同)、500ml缶286円で販売される。これは通常の一番搾りと同じ値段だ

 

缶をひと目見るだけでは、これまでの一番搾りとはデザインが少し異なるものの、あまり大きな差はないような印象を受けます。

 

今回はセブン&アイとの共同開発とはいえ、従来の一番絞りのパッケージを踏襲することで、ちょっと高級な感じが。そう、“共同開発だから安物”というわけではないんです。

 

まずはひと口いただいてみると……かなりスッキリした味わいです。ビールの苦みが苦手な人も、この澄み切った味わいなら抵抗なく飲めると思います。

↑口に含んだ瞬間から軽やかさがわかる。喉ごしもよく、外国産のピルスナービールのような印象を受けた

 

こう書くと、「じゃあもともとビール派の自分には物足りなさそうだな」と思われるかもしれませんが、そんなことはないのでご安心を。一番搾りならではの麦芽の旨みがしっかり感じられるので、飲んだあとの満足感もあります。

 

かく言う筆者も、「スッキリ」と「薄い」は同義だと思っていたのですが、まったくそんなことはありませんでした。むしろ、最近はビールを何杯も続けて飲むのは飽きてしまうと感じていたので、雑味のない味わいの匠の冴なら何杯も続けて飲めそうです。

 

 

おいしさの秘密は「氷点下熟成」にアリ

匠の冴は、これまでの一番搾りが追求していた「麦芽100%」による混じり気のない麦芽だけの旨みと、「一番搾り製法」による一番搾り麦汁だけを使った純度の高い旨みに加え、新たな製法を試みています。

 

新製法は「氷点下熟成」と呼ばれるもので、通常の一番搾りは1~3℃で熟成するのに対し、匠の冴は凍る手前の氷点下の温度帯で熟成させています。こうすることで、すっきりした味わいに仕上げる際の雑味になるタンパク質などが取り除かれるのだとか。

↑左が匠の冴、右が一番搾り。飲み比べてみると、匠の冴はかなりライトな飲み心地で、一番搾りのほうが麦の旨みを強く感じたのは新たな発見だった。

 

アルコール度数は、一番搾りと同じ5%なので、“新たなバリエーションの一番搾り”として捉えると良さそうです。

 

 

スッキリしているから合わせる料理の幅も広い

今回の試飲会では、セブンプレミアムの商品とのペアリングの一例が紹介されました。試食したのは、「サバとトマトのさっぱりマリネ」「ちょっと大人のポテサラ塩辛クラッカー」「クリームチーズスフレ」の3点です。

 

サバとトマトのさっぱりマリネは、「さばの塩焼き」とミニトマトをマリネしてバジルを添えた一品。コンビニ惣菜がこんなにオシャレなメニューに変身するのが意外です。脂ののったサバとスッキリした匠の冴との相性も抜群。マリネには白ワインを合わせるのが一般的ですが、ビールと合わせるのもアリだなと思わされます。

 

ポテサラ塩辛クラッカーは、「ポテトサラダ」と「熟成いか塩辛」を組み合わせたザ・おつまみ。ポテサラとビールが合うのはわかるのですが、塩辛とビールも実はイケる! 匠の冴に雑味がないので、この組み合わせもお酒が進みます。

 

意外だったのが、「クリームチーズスフレ」と匠の冴の組み合わせ。筆者もたまにデザートにビールを合わせていただくことはあったのですが、結局は両者が味を主張しすぎて決しておいしくはなく……。

 

セブンプレミアムのクリームチーズスフレには、ミルクのコクと爽やかな酸味があります。それらの味わいを匠の冴が優しく包んでくれるので、デザートすらスッキリいただけました!

「一番搾り 匠の冴」は4月3日より全国のセブン‐イレブン、イトーヨーカドー、ヨークベニマル、ヨークマート等で購入できます。どんどん暑くなるこれからの季節、匠の冴でスッキリしたビールの良さを知ってみてください。