タイムカプセルとして埋めたいプラモとは!?――ガンプラが好きすぎる片桐仁がレコメンド

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題字/片桐 仁

 

ガンプラ大好き片桐仁がその魅力をお伝えする連載。今回は特別編として、ガンプラではなく、ドラゴンボールのプラモを紹介します!テーマはタイムカプセルとして埋めたいプラモを紹介します!

2016年にスタートしたFigure-riseStandard(フィギュアライズスタンダード)は、ひさびさに登場したドラゴンボールのプラモシリーズ。先日、放送が終了した「ドラゴンボール超」を、含むこれまでのドラゴンボールシリーズの主要キャラが発売されていてフィギュアのようにガシガシポーズをつけて遊べるのが特徴です。

 

ドラゴンボールのプラモは、2009年頃にMG(マスターグレード)でも出てたんですよね。

 

MGシリーズって、ガンダムプラモって印象が強いですけど、過去には「機動警察パトレイバー」とか「聖戦士ダンバイン」に出てくるメカも発売されてるんです。で、MG Figure-riseっていう「フィギュアプラモデル」のシリーズで「ドラゴンボール改」の孫悟空と超サイヤ人孫悟空が発売されたんですよね。力こぶが出るギミックがあったり、いろんなポーズがとれるので当時話題になりました。

 

 

今回紹介するのは、そのFigure-riseStandard の派生商品、フィギュアライズメカニクスのトランクスのタイムマシン。このシリーズは、劇中に登場するメカをFigure-riseStandardのフィギュアと同スケールでプラモ化しているんです。つまり、フィギュアを乗せて遊んだり、一緒に飾ったりできる。

 

↑このサイズ感! トランクスのフィギュアありきで作ってるのでとにかくでかい!

 

で、フィギュアにスケールを合わせてるから、めちゃめちゃデカい! たしかに漫画やアニメでも大きかった記憶があるけど、こんなに大きいとは! 高さが30センチもありますからね。とにかくこのサイズで発売してくれたのがうれしい! パーツ1つ1つが大きいんですが、コックピットのモニターまわりのディテールの作り込みとかほんとすごい。

 

↑ほぼパーツ2枚を重ねてあとはシールを貼るだけでこの完成度!

 

別売のFigure-riseStandard の超サイア人トランクスには、ちゃんとノーマル版のトランクスの顔も付いてるので、あの有名な初登場のシーンを再現できます!

 

↑トランクスが乗るとこんな感じ。ハンドルも握れます。

 

で、このトランクスの顔の造形がまた細かい! 目の青い部分、白い部分、眉毛が全部別パーツになってて、あのアニメの顔をうまく3D化しています。

 

↑謎のパーツを重ねていくと顔が完成!

 

 

 

↑この大きさでこの再現度、すごくない!?

 

今回のお題はタイムカプセルということで、息子の描いた絵や大事にしてるおもちゃをぎゅうぎゅうに詰めてみたんですが、中の空間が大きいので、たっぷり入りました。でも、こんなでかいもの、どこに埋めんのよ?って話ですね。

 

↑コックピットの部分が深いので思ったよりもたくさん入ります。

 

僕が小学校の頃は子どもの数が多かったこともあってか、未来の自分へメッセージ的なイベントもよくやっていて、僕も2度ほど自分宛に書いた手紙をカプセルに詰めて埋めた記憶がありますけど、最近はあんまやらなくなってるみたい。それこそ埋めるスペースもなかなかないしね。息子たちもやったことないって言ってました。でも、そういえば、僕も埋めたのは覚えてるんですが、掘り起こした記憶がまったくない! というわけで詰め込んだあとは、このまま押し入れに入れるのが安心!

というか、普通にカッコイイ収納ケースとして使えます。めちゃめちゃかさばるけど!

 

■商品情報

バンダイ Figure-riseStandard
超サイヤ人トランクス
2700円

ノーマル状態、超サイヤ人状態の2種の頭部パーツが付属。バーニングアタック、魔閃光のエフェクトパーツでバトルシーンが再現可能に!

 

 

Figure-riseMechanics
トランクスのタイムマシン
7344円

全長30㎝の特大サイズのためトランクスと併せてディスプレイ展開が可能。劇中に登場したセルの抜け殻も付属する。

 

 

©バードスタジオ/集英社・東映アニメーション

「これは相当楽しめるゲルググ」 本格フィギュア予約解禁で「魂ネイションズ」がランキング独占!

世間で注目を集めている商品が一目でわかるAmazon「人気度ランキング」。さまざまなカテゴリの注目商品がわかる同ランキングだが、商品数の多さゆえに動向を追いかけられていない人も少なくないだろう。そこで本稿では、そんなAmazon「人気度ランキング」の中から注目の1カテゴリを厳選。今回は「ホビー」のランキング(集計日:3月2日、朝)を紹介していこう。

 

人気フィギュアの予約解禁でランキングに異変?

●1位「スーパーミニプラ 勇者王ガオガイガー4 (4個入り) 食玩・ガム (勇者王ガオガイガー)」

●2位「METAL ROBOT魂 (Ka signature) 機動戦士ガンダムセンチネル[SIDE MS] ゼータプラス C1 約140mm ABS&PVC&ダイキャスト製 塗装済み可動フィギュア」

●3位「S.H.フィギュアーツ 仮面ライダービルド クローズチャージ 約145mm ABS&PVC製 塗装済み可動フィギュア」

●4位「DX超合金 マクロスデルタ VF-31Sジークフリード(アラド・メルダース機) 約260mm ダイキャスト&ABS&PVC製 塗装済み可動フィギュア」

●5位「ROBOT魂 機動警察パトレイバー [SIDE LABOR] グリフォン 約130mm ABS&PVC製 塗装済み可動フィギュア」

●6位「HI-METAL R 戦闘メカ ザブングル ブラッカリィ 約185mm ダイキャスト&ABS&PVC製 塗装済み可動フィギュア」

●7位「ROBOT魂 機動戦士ガンダム [SIDE MS] MS-14S シャア専用ゲルググ ver. A.N.I.M.E. 約130mm ABS&PVC製 塗装済み可動フィギュア」

出典画像:Amazonより出典画像:Amazonより

 

完成品フィギュアブランド「魂ネイションズ」の商品が、なんと2位から10位までを独占した。7位の同商品は、「機動戦士ガンダム」でライバルのシャア・アズナブルが搭乗する「モビルスーツ」。まるで絵がそのまま立体化したようなアニメフォルムと、圧倒的な可動域が特徴の「ver. A.N.I.M.E.」シリーズは、作中の名シーンを忠実に再現することもできる。

 

フィギュアやロボットを中心に、豊富なラインアップと高いクオリティの商品で全世界にファン層を拡大している「魂ネイションズ」。同商品の発売は2018年7月31日の予定だが、 3月1日から予約が解禁されたことにより大きな注目を集めたようす。

 

ネット上では「これは相当楽しめるゲルググですね」「アニメフォルムは可愛くていいなぁ」「届いたらどれだけ名シーンの再現を上手くできるかみんなで勝負しよう!」「ザクよりゲルググ派の自分にとっては絶対に買わなければならない商品」といった声が続出した。

 

●8位「NXEDGE STYLE ネクスエッジスタイル ガンダムセンチネル [MS UNIT] ガンダムMk-V 約100mm PVC&ABS製 塗装済み可動フィギュア」

●9位「聖闘士聖衣神話 聖闘士星矢 フェニックス一輝 初期青銅聖衣[リバイバル版] 約165mm ABS&PVC&ダイキャスト製 塗装済み可動フィギュア」

 

マスコットの呼び声も高い敵キャラが話題!

●10位「S.H.フィギュアーツ ドラゴンボール 魔人ブウ ―善― 約180mm ABS&PVC製 塗装済み可動フィギュア」

出典画像:Amazonより 出典画像:Amazonより

 

「ドラゴンボール」の敵キャラクター「魔人ブウ」がフィギュアになって登場。同商品も発売は2018年8月31日とかなり先だが、3月1日の予約開始で注文が殺到した。原作においては終盤に登場する最強クラスの敵でありながら、純粋で子どものような一面も持ち合わせた人気キャラ。同シリーズの特徴ともいえる広い可動域と豊富な交換用パーツで、無邪気な魔人ブウを演出することもできる。また、2017年9月に発売された「スーパーサイヤ人3 孫悟空」のフィギュアと戦わせてみるのもいいかもしれない。

 

魔人ブウの可愛らしさは原作ファンのみならずフィギュアファンのハートも掴んだようす。ネット上では「これは手に入れとく価値あるな」「可動域が広いと童心に返って遊べるからいいよね」「魔人ブウは完全にマスコット」「ホントに可愛いし色合いが自然な感じで素晴らしい」「カービィ、チョッパー、魔人ブウは3大ピンクマスコットだと思う」「ドラゴンボールシリーズのフィギュア集めないと」などの声が相次いだ。

 

大人向け本格フィギュアの予約開始に、ホビーファンから歓喜の声が上がった今回のランキング。次はどんな商品に注目が集まるか目が離せない。

酒井宏樹とネイマールも見た!PSGの試合に巨大な「ドラゴンボール」が現る

現地時間2月25日、フランスのナショナルダービー、パリ・サンジェルマン(PSG)対マルセイユの試合が行われた。

 

マルセイユに所属する日本代表DF酒井宏樹も先発したパルク・デ・プランスでの一戦では、こんな出来事が……。

PSG側のスタンドに登場したのは、巨大な「スーパーサイヤ人」!さらに、スタンド内にはドラゴンボールまであるぞ。

この孫悟空は現地でも話題になっている。

 

なぜこの大一番に、日本を代表する漫画のキャラクターが使われたのか…。「RMC Sport」によれば、そこにはある理由があるようだ。

 

1970年創設のPSGは、これまで国内リーグで6回優勝している。ドラゴンボールの「7つの玉を集める」というストーリーに沿い、7度目の優勝を掴み取れ! という強いメッセージだそう。

スタンドのドラゴンボールをよく見ると、すぐ上に「1986、1994、2013、2014、2015、2016」と優勝したシーズンの年号が「DB」はフランスでも有名だというが、なんとも凝った演出であり、日本人としてもちょっと嬉しくなる。

 

なお試合は、サポーターの強力な後押しを受けたPSGが3-0で完勝。2位との勝点差を14ポイントへ広げ、首位をさらに盤石なものとしている。

「震えるほどカッコ良かった」 ベジータのフィギュアがAmazonで人気急上昇!?

世間で注目を集めている商品が一目でわかるAmazon「人気度ランキング」。さまざまなカテゴリの注目商品がわかる同ランキングだが、商品数の多さゆえに動向を追いかけられていない人も少なくないだろう。そこで本稿では、そんなAmazon「人気度ランキング」の中から注目の1カテゴリを厳選。今回は「ホビー」のランキング(集計日:2月5日、昼)を紹介していこう。

 

大人気SF映画の食玩が人気急上昇!

●1位「チョコエッグ スター・ウォーズ2 10個入りBOX(食玩)」

出典画像:Amazonより出典画像:Amazonより

 

映画「スター・ウォーズ」のチョコエッグがランクイン。注目を集めたきっかけは、シリーズ最新作の映像公開にありそう。

 

アメリカの現地時間2月4日に、「スター・ウォーズ」シリーズのスピンオフ作品「Solo: A Star Wars Story」の初トレーラーがYoutubeにアップされた。同日開催の「スーパーボウル」(アメリカンフットボールリーグの王座決定戦)向けCMとして公開された動画にファンは大興奮。ここ日本でも「ついに映像公開キター!!」「感動して涙出てきた」「やっぱり、世界観の作りこみに期待できそう!」という声が相次いでいる。

 

映画の日本公開日は6月29日でまだ先となるが、待ちきれないファンがチョコエッグの購入に走ったのかも!?

 

●2位「Fate/Grand Orderウエハース2(20個入) 食玩・ウエハース (Fate/Grand Order)」

●3位「機動戦士ガンダム MOBILE SUIT ENSEMBLE 05 全5種セット」

●4位「タミヤ エアーブラシライトシリーズ No.1 スパーマックス エアーブラシ SX0.3D 74801」

●5位「ハマナカ 組ひもディスク H205-568」

●6位「DMEX-01 デュエル・マスターズTCG デュエル・マスターズ ゴールデン・ベスト(4パックセット)」

●7位「HUGっと! プリキュア キューティーフィギュア Special Set 食玩・ガム(HUGっと! プリキュア)」

 

アニメで大活躍を見せたキャラクターのグッズが登場!

●8位「ドラゴンボールZ Grandista - Resolution of Soldiers - VEGETA バンプレスト プライズ」

出典画像:Amazonより出典画像:Amazonより

 

「ドラゴンボール」シリーズの人気キャラクター・ベジータのフィギュアが急上昇。アニメで披露した活躍ぶりが注目度アップに繋がったのだろうか。

 

アニメ「ドラゴンボール超」では現在、宇宙同士の存亡をかけたバトルロイヤル「宇宙サバイバル編」が行われている。多くの宇宙が戦いのなかで消滅していき、残っているのは孫悟空やベジータ率いる第7宇宙と第11宇宙の2つのみ。そして、2月4日に放送された第126話ではベジータが第11宇宙の強豪戦士・トッポを見事に撃破。

 

ネット上では「ベジータがカッコ良すぎるだろ…」「守りたい人がいるからこそベジータは強くなれたんだな」「ベジータの成長ぶりに涙が流れる…」「今までも原作リスペクトなシーンはあったけど、今回は震えるほどカッコ良かった」と盛り上がりを見せた。同商品の購入者からも「クオリティが高すぎる」「ドラゴンボール好きなら買って後悔しないはず!」「原作ベジータそのもので超絶カッコ良い」好評を呼んでいる。

 

●9位「刀剣乱舞 ONLINE すわらせ隊4 全5種セット」

●10位「クラフト社 革工具 ガラス板 12×9cm 8681」

 

「スター・ウォーズ」に「ドラゴンボール」と、キャラクターグッズが人気を集めた今回のランキング。次回は一体どんなアイテムが急上昇するのか目が離せない!

アニソンもヘヴィメタも、僕らの青春はここが原点だった! 影山ヒロノブ、高崎晃、井上俊次……40年後のレイジー伝説

「ドラゴンボールZ」の主題歌を聴いていると、なんだか勇気が湧いてくる。「Crazy Nights」のハードドライヴィンなギターと重厚なドラムにヤラレてヘヴィー・メタルを知った。──多感な時期を送っていた僕らに、刺激と元気を与えてくれたミュージシャンたちの原点は、ここにあった!

 

2017年、デビュー40周年を迎えたロックバンド、レイジー。アニソン界の“永遠の”プリンスとしてパワフルな活動を続ける影山ヒロノブ、その彼を擁するJAM Projectのプロデューサーであり、多くのアニソンや声優アーティストを送り出しているレーベル、ランティスの社長である井上俊次、そして世界にその名を轟かせるヘヴィ・メタル・バンド、ラウドネスのギタリスト、高崎晃。いまだ多大な影響を及ぼす3人の出発点は、並みならぬ実力を備えていたアイドル・バンドだった。現代のロックバンドとくらべてももちろんのこと、当時も類を見ない個性で人気を博していた彼らの伝説を紐解きながら、レイジーというバンドを今と、未来に語り継ぐ!

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伝説1……日本のロックバンドとして史上最年少でデビューした!

レイジーがデビューしたのは、1977年の夏。ヴォーカルのミッシェル(影山ヒロノブ)、ギターのスージー(高崎晃)、キーボードのポッキー(井上俊次)、ベースのファニー(田中宏幸)、ドラムスのデイビー(樋口宗孝)──5人のメンバーは当時、2つ年上のデイビー以外は高校2年生。“史上最年少ロックバンド”のフレコミで売り出された。

井上「もともと小学校や中学校の幼なじみがベースになってるグループっていうのも、当時は珍しかったみたいです。藤田浩一さん(アウト・キャスト)、森本太郎さん(ザ・タイガース)、かまやつひろしさん(ザ・スパイダース)、岡村右さん(パープル・シャドウズ)といったGS(グループサウンズ)をやられていた方々がプロデューサーやディレクターだったりしたので、GSもほとんどプロデュースされて作られたものでしたけど、僕らはその流れの最後だったかも知れないですね」

高崎「レイジーは、ほぼ10代の時の活動なんですよね。解散したのは20歳になってほんの数か月ぐらいやったから」

井上「オーディションに受かったのが高1の終わり、2月でした。かまやつさんにスカウトされて、その年の4月には地元の大阪から上京して、7月にはデビューしてましたから。その当時の大人たちが考えていたのは、当時人気だったベイ・シティ・ローラーズにあやかった〈和製ベイ・シティ・ローラーズ〉。とにかく若くって、そんなふうになれる子たちをいち早くデビューさせたいっていう思惑が絶対あったと思います」

高崎「GSの人たちにとっては、あの時の再来みたいなね、そういうのを願ってた部分はあったんじゃないですかね」

影山「GSも当時の洋楽をコピーしたり、実はそういうことをしてましたよね。そこはレイジーも一緒で、TVでは伝わらないけど、ライヴではそんな感じでしたから」

井上「いちばん初めのライヴでもレインボーとかやってましたからね」

TVの向こうではアイドルだったが、ステージではとことんロックンローラーだったレイジー。そのアンビバレンスな魅力こそレイジーの個性であり、幅広い層のファンを魅了した要因でもあったのだ。

↑77年7月25日に発売されたレイジーのデビュー・シングル「Hey! I Love You!」(作詞:森雪之丞/作曲:馬飼野康二)は、ベイ・シティ・ローラーズを意識したポップなロックンロールナンバー↑77年7月25日に発売されたレイジーのデビュー・シングル「Hey! I Love You!」(作詞:森雪之丞/作曲:馬飼野康二)は、ベイ・シティ・ローラーズを意識したポップなロックンロールナンバー

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伝説2……デビューのきっかけはたった1曲のカヴァーだった!

デビューのきっかけとなったオーディションというのは、大阪・朝日放送制作の「ハロー・ヤング」というTV番組。ここで彼らは、ディープ・パープル「Burn」のカヴァーを披露した。

井上「かまやつさんが審査員をされていて、収録が終わってから……」

高崎「スタッフの人が『かまやつさんが呼んでるよー』って。で、楽屋に行って、何の話なんかなと思ったら」

影山「そこでもう『東京来ない?』って言われました(笑)」

高崎「ウチらは行く気満々やったけど、親に話したら『大丈夫か?』って。そりゃあ心配しますよね」

井上「まだ高校2年やったしね。将来を考えてエスカレーター式の学校行ってたヤツもいたし。それでまあ、たっかん(高崎晃)の家にみんなの親が集まって会議して。僕たちは2階でその様子を伺ってて」

高崎「でもね、かまやつさんってウチらの曲を1曲しか聴いてない(笑)。それも他人の曲やし、フルサイズで演奏してないし。僕のこと『もろリッチーだね』って褒めてはくれたけど」

井上「若さっていうのがポイントだったのかも知れないね」

高崎「今みたいにネットもないし、譜面とかも売ってない時代に、ディープ・パープルの『Burn』を一所懸命コピーして。この曲ってかなりの演奏力がいるから、なかなかまわりでも演ってるヤツいなかったね」

井上「たっかんの家にオープンリールのテープがあって、そこに録音したやつを遅く再生させて」

高崎「当時の技術だから1オクターブ下がるんけど、速いフレーズはそうやって音を拾って、リッチー(・ブラックモア)がアドリブで弾いてたようなやつまで真似してたわけやから。ギターもそうやけど、こんなキーボード弾いてるヤツも見たことないし、歌ってるヤツも見たことないし、それを友達同士でやってたわけやからね、ウチらは」

井上「たっかんはその当時からフェンダーのストラトキャスターを持っててね。友だちのなかでフェンダー持ってる人なんていなかったし、ひぐっつぁん(樋口宗孝)はラディックのスネアとペダルを持ってて。一流の楽器を買うぐらい覚悟持ってやってたっていうね」

高校生には難易度の高い楽曲をカヴァーしていたという演奏スキルはもちろんだが、それではまだ満足しない、もっと大きなステージを目指したいという5人のマインドを見抜いていたのだろうか? いずれにしても、ムッシュの目に狂いはなかったというわけだ。

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伝説3……稀代のヒットメイカーたちが曲を提供していた!

先述の通り、〈和製ベイ・シティ・ローラーズ〉をテーマに、つまりはアイドル性の高いバンドとして売り出された彼らは、本人たちの志向を半ば封印するような歌謡曲テイストの楽曲を、職業作家/ヒットメイカーたちから授かることになる。

高崎「普通は自分たちのオリジナルが良くて、それが認められてプロになってくでしょ。オレらはコピーやってただけで『君たち上手いね』ってそこからだったわけだから、自分たちで曲なんか作られへんかったし、詞も書けなかった。だから作家の先生の曲を演奏してたわけでね」

井上「かまやつさんは僕たちを誘う時に、デビュー曲はバッド・カンパニーのポール・ロジャースに書いてもらうからって言ってたので、それはもうカッコイイ曲ができるんじゃないかなと思って東京に来たんだけど」

高崎「『夜明けの刑事』っていうTVドラマのエンディングテーマを奥さんのマチ・ロジャースが作ってたから、これはあり得へん話じゃないなと思ってたんだけど」

影山「僕らのプロデュース陣が3、4人いたなかで、かまやつさんはいちばん最初に声をかけてくれた人だったんだけど、ちょっと勢力争いみたいなことがあって、だんだん離れていっちゃってたんですよ」

井上「のちにかまやつさんに訊いたんですよ。そしたら『あれは、バンドを成功させるために自分が身を引いた』って言ってはりました」

影山「かまやつさんはGS時代に苦い思いもされてたし、オレたちの気持ちがわかっちゃうから、もっとアイドルっぽく売り出したいっていう人たちとぶつかることになるって思ったんですよ」

高崎「それでもかまやつさん、アルバムの時に曲書いてくれたね」

影山「『ハロー・ロスアンジェルス』だ!」

高崎「その当時、ウチらLAとか行ったこともないのにな(笑)」

影山「初めてまともに海外行ったのは、たっかんたちラウドネスだからね、レイジー後のバンドで」

井上「考えたら、その時代のいちばんトップの作家さんにいっぱい書いてもらったね」

高崎「ユーミンにも詞を書いてもらったやろ」

井上「都倉俊一さんとかね。アルバムでは杉真理さんとか」

影山「『ロックン・ロールさえやってりゃ』でしょ。あっ、この曲かっこいい!って思った」

高崎「ちょっとオシャレな感じやったよな?」

井上「僕たちにしては難しいコードがいっぱいでね。そういう作家さんたちからの刺激を受けて、僕たちもちょっとずつ曲を書くようになっていったっていう」

高崎「なんやかんや、いろいろ勉強になったよね。自分が好きな曲だけやってたらそういうのは吸収できないから。メタルやったら、ギターの音言うたら歪んでてハードドライヴなやつかクリーンかって感じやけど、そのあいだの音っていうのもあるわけで、そういうのはもしメタルしかやってへんかったら出されへんからね」

さらに名前を挙げれば、井上鑑、なかにし礼、加瀬邦彦、浜田金吾、近田春夫、水谷公生、伊達歩(伊集院静……名だたる作家陣によって編まれた楽曲をパフォーマンスしていくなかで、ミュージシャンとしてのポテンシャルを高めていった5人。だがそれは、レイジーというバンドを大きくさせていくとともに、やがては爆発、新星を生み出すきっかけになったと言えるだろう。

↑シングル「ハローハローハロー」発売時の衣装はミリタリールック。ヴィジュアルの面でもグループ・サウンズのDNAが注入されていた↑シングル「ハローハローハロー」発売時の衣装はミリタリールック。ヴィジュアルの面でもグループ・サウンズのDNAが注入されていた

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伝説4……ライヴでは音響に嫌がられるほどの爆音を鳴らしていた!

高崎「TVではアイドルでしたけど、ライヴになると、めちゃくちゃハードロックな音を鳴らしてましたからね。それはデパートの屋上であろうがどこであろうが。シングルの曲もやり慣れてくると、だんだんハードになってったりしてね」

影山「かなり爆音でね! デビュー曲の『Hey! I Love You!』とかも、ずいぶん変わったね。最初の頃はこぢんまりしてたんだけど、最後のほうのライヴではちょっとシャッフルっぽい感じで昔のハードロックみたいな。ドラムもすごく重くって」

井上「お客さんのこと考えてない音やったな(笑)」

高崎「だいたいドラムがデカいからな(笑)」

影山「ドラムもデカいし、たっかんのギターもデカいし」

高崎「ドラムがデカかったらまわりも上げんとドラムしか聞こえなくなるから、だからそうなる。当時のマーシャルアンプなんて、ボリュームにツマミはあるけど、音量はそんなに変わらないっていう」

影山「〈2〉ぐらいでフルボリュームみたいなね」

高崎「だから、スピーカーキャビネットをどこの方向に向けようかっていうのをいつも考えてて。真ん前に向けるとヴォーカルアンプの音に勝ってしまうんじゃないかっていうぐらいデカいし、音声の人には怒られるし、って。後ろ向けて鳴らしたり、上に向けて鳴らしたこともあった」

井上「TV番組の収録で、オーケストラと一緒にやらなあかん曲があって、たっかんのアンプを後ろに向けてたら、その人たちから『やってらんねえよ!』って怒られたよね」

高崎「そういうの、オレは今でもあんねん(笑)」

↑81年、解散宣言をした公演の模様を収録したライヴ・アルバム『燃えつきた青春』のインナースリーブより。ヴィジュアルもずいぶんとマッチョなイメージに↑81年、解散宣言をした公演の模様を収録したライヴ・アルバム『燃えつきた青春』のインナースリーブより。ヴィジュアルもずいぶんとマッチョなイメージに

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伝説5……黒歴史として封印された曲がある!

78年2月の発売された3枚目のシングル「赤頭巾ちゃん御用心」。オリコンシングルチャートに初めてランクインしたこの曲で、レイジーの知名度は一気に上がる。しかし、ハードロック好きの少年たちにとって、愛らしいコスチュームや演奏中のアクションなど、アイドル路線の極みとも言うべきコンセプトで仕立てられたこの曲でブレイクしたことは、素直に喜べるものではなかった。とくに高崎は、“この曲を演奏しないこと”を再結成の条件としたほど。

影山「まだ封印してます(笑)」

高崎「カヴァーしてる人もおるけどな」

井上「『赤頭巾ちゃん御用心』はそういう方々のカヴァーで楽しんでいただくってことで」

高崎「いい曲なんやけど、やらん」

影山「たっかんは、曲だけじゃなくて、衣装とか振付とかその当時の黒歴史がともに甦ってくるのが嫌なんだよね」

高崎「普通にあれをやってるんだったら『ええ曲やね』って思うんやけど、派手なジャンプスーツ着てさ、ピンク・レディーみたいに足をパカパカやったり」

井上「僕も、演奏しなくていいから振付しなさいって言われて」

影山「サビで盛り上がるところからキーボードが抜ける(笑)。弾かずに踊ってるから、急に音の厚みが減るっていう」

井上「それってどうなのよって(笑)」

影山「しかもあの衣装、1着しかなかったんですよ。替えがないからめっちゃたいへんでしたよ。ファブリーズみたいなものが、まだない時代ですからね」

高崎「でもまだみんな子供やったから、そんなに臭いってこともないし」

井上「爽やかな汗の匂い(笑)」

高崎「今やったら、えらいことになるけどな(笑)」

↑78年2月5日に発売した「赤頭巾ちゃん御用心」(作詞:杉山政美/作曲:都倉俊一)のスマッシュヒットによって、レイジーは人気アイドルの仲間入り↑78年2月5日に発売した「赤頭巾ちゃん御用心」(作詞:杉山政美/作曲:都倉俊一)のスマッシュヒットによって、レイジーは人気アイドルの仲間入り

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伝説6……音楽のプロたちからも認められていた!

歌番組のみならず、バラエティー番組の“歌のコーナー”などからもお茶の間に向けてその魅力を伝えていたレイジー。アイドル的なチャーミングさはもちろんだが、高校生としては稀な彼らのパフォーマンス・スキルも、わかる人はちゃーんと見ていた。

井上「遠藤賢司さんが会長になって、〈レイジー男だけのファンクラブ〉っていうのを作ってくださったんですよ。そういう、ちょっと音楽のスペシャリストの方たちが応援してくださったのはかなり励みになりましたね」

高崎「〈男だけのライヴ〉っていうものやったな」

影山「やったやった、大阪のジェイルハウス!」

高崎「解散に近づいてた頃やったけど、こんなに男のファンがおるんやってびっくりしたけどな。かまやつさんも来とったし」

井上「その時、かまやつさんに『解散するんです!』って打ち明けて」

影山「そう、たしかその次の日が“解散宣言”の日じゃない?」

井上「忘れもしない、かまやつさんに解散することを打ち明けたら、『そうなんだあ、じゃあ、踊りに行こう!』ってディスコに連れてってもらって」

影山「うんうん、うっすらと覚えてる」

いつも全力、若く頼もしいレイジーのメンバーたちは、大人たちからも非常に愛されていた。また、第1期活動後期には、男惚れする部分もその音楽観から垣間見せるようになり、男子ファンも増加。その、言わばマッチョな成分の多くは、ラウドネスが継承していくわけだが。

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伝説7……日本のテレビで初めてギブソンのフライングVを演奏した!

アイドル・バンドでありながら高い演奏力を持つ、といったことも含めて、いろいろな部分で定形外の存在だったレイジー。それだけに、彼らしかやっていない、彼らが最初、といったエピソードもあった。

高崎「(ギブソンの)フライングVをTVに出て初めて弾いたのはオレが初めて、っていうことは言われたりするね。で、〈夜のヒットスタジオ〉に出た時に、誰だか忘れたけど外タレのゲストが来てて、オレのフライングVをえらく欲しがってね。アメリカ帰ったらどこでも買えるんちゃうのって思ったけど、生放送終わってからも『それ売ってくれへんか』みたいなこと言うてて(笑)」

加えて、レイジーが日本一だったであろうエピソードは?と訊くと……。

高崎「〈屋上の帝王〉でしたね。ありとあらゆるデパートの屋上で営業しまくって、行ってないデパートはないんちゃうかっていうぐらい行きまくって。最初の頃は10人も集まらないぐらいだったんやけどね、それがもう、どこ行ってもこれ以上人入れたら危ないでってなるぐらいまでなって」

影山「無料のコンサートで、そこでサイン会をして、ファンの人たちにレコードを買ってもらって」

高崎「そのデパートのなかに山野楽器が入ってたりっていう」

影山「奥田民生さんも初めてレイジーを観たのはデパートの屋上だったって言ってた」

高崎「斉藤和義も屋上でレイジー観た言うてたわ(笑)」

 

↑第1期レイジーのラスト・アルバムとなった『宇宙船地球号』(80年12月16日発売)。アイドルを脱却し、彼らがもともと目指していたハードロック路線に立ち帰った作品。発表当時よりも後年になってから評価され、いまでは日本のハードロックの金字塔ともされている。(『宇宙船地球号』1851円/ソニー・ミュージックダイレクト)↑第1期レイジーのラスト・アルバムとなった『宇宙船地球号』(80年12月16日発売)。アイドルを脱却し、彼らがもともと目指していたハードロック路線に立ち帰った作品。発表当時よりも後年になってから評価され、いまでは日本のハードロックの金字塔ともされている。ジャケット画は生賴範義。(『宇宙船地球号』1851円/ソニー・ミュージックダイレクト)

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伝説8……人気絶頂ながらたった3年半で解散してしまった!

アイドル・バンドとして人気を誇ったレイジーだが、やがて自分たちが本来目指していた音楽を追究するべく、80年夏のツアーで〈ヘヴィー・メタル宣言〉をする。その年の暮れに発売されたアルバム『宇宙船地球号』でその意志を実らせたかのように思えたが、翌81年2月18日東京・調布グリーンホールにて行われたコンサートで「若さっていうのは、=チャレンジすること」とファンの前で解散を宣言。

影山「『宇宙船地球号』は、やっと自分たちの思い描いていたことをやれたんだけども、それをやったことによって同じハードロック、っていうかロックのなかで、自分に何が合っているのかもわかっちゃったんですね」

↑81年2月18日、レイジーは東京・調布グリーンホール公演にて解散宣言を行った↑81年2月18日、レイジーは東京・調布グリーンホール公演にて解散宣言を行った

 

同年10月には、先陣を切って影山ヒロノブがソロ・デビュー。11月には高崎と樋口を擁するラウドネスが、翌82年には井上と田中を擁するネバーランドが活動をスタートさせる。

井上「僕と宏幸はネバーランドを結成して、『あした色のスニーカー』という曲でデビューしたんですけど、実はその曲に決まる前、ディレクターから、阿久悠先生に詞を書いてもらったらいいんじゃないかって話しが来て。で、阿久先生は詞が先だったので書いていただいた歌詞を見させてもらったんですよ。そしたら“オレたちは大阪から来たんやで〜”みたいな詞で……恐れ多くも断ったんです(笑)。そのあと、別のプロデューサーさんが書いてこられた曲も聴かせてもらって『イヤや!』って言うてたら、『おまえらもう勝手にしろ!』って言われて。それで出来たのが『あした色のスニーカー』なんですよ」

影山「僕が“アニソン界のプリンス”って呼ばれるようになったのは『ドラゴンボールZ』あたりからなんですけど、アニメや特撮の曲を初めて歌ったのは85年の『電撃戦隊チェンジマン』で、その当時ディレクターに言われたのは、“そろそろアニメの歌も特撮の歌も、ロックじゃなきゃスピード感やパワーが釣り合わなくなってきてる”って。ひと昔前みたいにフルバンド編成でやってるわけにもいかなくなってきて……っていう境目だったと思うんですね。それでとにかくロックシンガーを探してた、と。ディレクターは当然レイジーのことを知ってたとは思いますけど、僕はソロになってからしばらくはちょっと落ち込んでいたので、ひさびさにレコーディングのお声がかかった時、めっちゃうれしかったのを憶えてますね」

↑89年、TVアニメ「ドラゴンボールZ」の主題歌「CHA-LA HEAD-CHA-LA」を歌ったことで、影山ヒロノブはアニソン歌手としてその存在を一気に広めた。(『アニメ「ドラゴンボール」放送30周年記念 ドラゴンボール 神 BEST』3000円/日本コロムビア)2018年2月14日には日本コロムビアから『影山ヒロノブBEST』(仮)が発売予定↑89年、TVアニメ「ドラゴンボールZ」の主題歌「CHA-LA HEAD-CHA-LA」を歌ったことで、影山ヒロノブはアニソン歌手としてその存在を一気に広めた。(『アニメ「ドラゴンボール」放送30周年記念 ドラゴンボール 神 BEST』3000円/日本コロムビア)2018年2月14日には日本コロムビアから『影山ヒロノブBEST』(仮)が発売予定

© バードスタジオ/集英社・フジテレビ・東映アニメーション

 

一方、高崎と樋口がいるラウドネスの作品は海外でもリリースされ、国内外で高い評価を獲得。三者は別の音楽性を追求するがために離れていったわけだが、やがて“アニソン”という同じフィールドのなかに立つこと機会も巡ってきた。

高崎「70年代のアニソンって、4ピースのバンドサウンドとか、そんなんじゃなかったからね。だいたいオーケストラとかフルバンドでね。それが今じゃ、ギターの音が歪んでるのもあたりまえみたいになってるじゃないですか」

井上「自分たちのスタイルを変えずにタイアップできるような時代になっていきましたから。それこそラウドネスがやった〈オーディーン〉の曲も、“まさにラウドネス”でしたからね」

高崎「あれは、『Crazy Nights』っていう曲が売れたあとだったんで、そういう曲がほしいって言われて、そっくりな曲を書きました(笑)」

↑米アトランティックと契約し、全米デビュー盤となったラウドネスのアルバム『Thunder In The East』(85年1月21日発売)。ビルボードチャートで最高位74位を記録、半年間に渡ってランクインした。さらに次作『Lightning Strikes』は64位にランクイン↑米アトランティックと契約し、全米デビュー盤となったラウドネスのアルバム『Thunder In The East』(85年1月21日発売)。ビルボードチャートで最高位74位を記録、半年間に渡ってランクインした。さらに次作『Lightning Strikes』は64位にランクイン

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伝説9……デビューから40年間ずっと現役!

81年に解散、98年に再集結後は、断続的に活動を続け、2017年にデビュー40周年を迎えたレイジー。オリジナル・メンバーの田中と樋口は鬼籍に入ってしまったものの、残る3人は各々のフィールドで大きな影響力を持つ存在、もはやリヴィングレジェンドと言ってもいい活躍を見せている。40周年を記念してひさびさにリリースされたシングル『Slow and Steady』では、3人それぞれが作曲を手掛け、うち2曲では、デビュー曲「Hey! I Love You!」を手掛けた森雪之丞が詞を託している。

井上「森先生とは、かまやつさんのお別れ会で何十年ぶりかにお会いしたんですよ。そこでまあ、『40周年なので曲を作ろうと思ってるんですよ』、って話をしたら、『じゃあ、詞を書くよ』って言ってくださって」

影山「僕は『ドラゴンボールZ』をはじめとして何十曲も森先生の詞を歌ってるんですけど、お会いするのは久しぶりでした。『ミッシェルのこと気になってたんだよお、何にもしてやれなくてゴメンねえ』って言われて(笑)。いやいやオレ、世界でいちばんご恩をもらってますよ!って」

井上「『Slow and Steady』っていうタイトルは、たっかんがつけてくれてね。まあ、記念で曲を作ろうねって話になって、せっかくだからみんなで1曲ずつ書いて3曲にしようっていう。シングルの価格で3曲(+各曲のインスト)って、普通、ウチの会社でこんな企画があがったら、そんなんあかんわって言いますけど(笑)」

影山「歌ってて感動しますよね。自分の人生と重なるというか、たぶん井上くんもたっかんも同じようなことを思ってると思うんだけど、いろんなことがあって今ここに立ってて、でもまだ終わったわけではなくて。今からでも未来が自分を呼んでるっていう感覚にグッとくる年齢なので、歌ってても気持ちいいです」

井上「『1977』っていう曲も、タイトルはたっかんが考えてね。はじめ、どんなエピソードがある?って森先生からメールをいただいて、結構リアリティーのあるものを送ったら、めちゃ大阪弁が入ってる詞が返ってきて(笑)。たっかんからも詞のイメージを伝えてもらって、書き直してもらった感じなんですけど、ここでも森先生にNGを出すっていうね(笑)。この曲ではたっかんがドラムとベースを演奏してて、そのドラムはひぐっつぁんのキットを使ってね」

高崎「だから、2曲目だけドラムのサウンドがぜんぜん違ってるんですよ」

井上「アニバーサリー的要素も含めてなんで、これはもしかしたら次へのスタートかもしれないし。コツコツ作っておいて、いくつか曲が貯まったらまた出したいねって」

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『Slow & Steady』1296円/Lantis
レイジーのデビュー40周年記念シングル『Slow and Steady』。収録曲「Wandering Soul」「1977」「Happiness〜二人で過ごすX’mas 〜」はそれぞれ井上、高崎、影山が作曲。

 

そんな3人にとって、40年たった今、レイジーとはどういう存在になっているのだろうか?

井上「12月27日にライヴをやるんですが、次の日にたっかんはラウドネスでライヴ。カゲさんはJAM Projectのツアーの後半戦が残ってて、1月5日からツアー再開。みんな自分の居場所に戻っていくわけです。僕も、ランティスの社長っていう普段の仕事に戻っていく。レイジーっていうのは実家に帰ってくるようなイメージなんかなあって。実家に帰った時、テーブルのキズが懐かしかったりするじゃないですか。そういう感じやと思います。ちょっとリラックスできるし」

影山「今、みんないろんな人と仕事してますけど、当時から一緒ってオレたちだけしかいないわけで。学生の頃からおんなじ時間を共有して、それがこの業界に入ったきっかけだったという事実は、このあともずっと存在するわけだから、ホント、実家みたいなものなのかなって」

井上「帰るところが2つあるって素晴らしいね」

高崎「そう、もうソウルフレンドみたいな感じやね。この何十年かで俊次もカゲもイイ曲を書いてるなあって思うし、将来的にはまたいろんな音楽を一緒に作りたいなって思います」

そう聞いたからには最後に、この伝説を付け加えておきたい。

伝説10……ソウルフレンドとしていまだ絆は健在である!

 

【影山ヒロノブ:リリース情報】

影山ヒロノブ『A.O.R』3240円/ランティス
2017年、レイジーのデビュー日と同じ7月25日に発表された影山ヒロノブのアルバム『A.O.R』。アース・ウィンド・アンド・ファイアーやシカゴなどを手掛けてきた有名プロデューサー、デヴィッド・フォスターも編曲家として名を連ねている40周年記念盤。

 

【高崎晃:リリース情報】

LOUDNESS『Rise To Glory -8118-』2497円/ワードレコーズ
2018年1月26日に世界で同時リリースされるラウドネスのニュー・アルバム『Rise To Glory -8118-』。バンド史上最大規模のワールド・ツアーも予定されている。

「めっちゃ面白くて寿司どころじゃない(笑)」 フリーザ様の丁寧な接客が「シュールすぎる」と話題の「はま寿司」

「はま寿司」が注文タッチパネルの音声に、フリーザ役の声優・中尾隆聖を起用。フリーザの声に接客してもらうシュールな光景が話題になり、「めっちゃ面白くて寿司どころじゃない(笑)」「これは落ち着かないww」といった声が上がっている。

出典画像:「はま寿司」公式サイトより出典画像:「はま寿司」公式サイトより

 

フリーザの接客がシュールすぎる!

回転寿司チェーンではもはや一般的となりつつある、タッチパネルでの注文方式。食べたいものを食べたいだけ注文でき、「同じネタを何個頼んでも恥ずかしくないしラクチン」「気兼ねなく何でも頼めるから助かる」と、その気軽さから絶大な人気を博している。

 

そんな中話題になっているのが、大手回転寿司チェーン「はま寿司」のタッチパネル。注文完了時や商品が届く時に流れる自動音声が、ドラゴンボールに登場する名悪役「フリーザ」の声とそっくりなんだそう。

 

タッチパネルで商品を選んで注文すると流れてくるのは、「ご注文、ありがとうございました」と丁寧にお礼するフリーザの声。商品が到着する際にも、「まもなく到着します。お取り忘れにご注意ください」と真心のこもったアナウンスを提供してくれる。

 

フリーザの声で接客されることに違和感を感じる人も多いようで、「丁寧な接客なのにフリーザ様の声だと落ち着かないww」「これはシュールすぎて笑う」との声が。「私の戦闘力は53万です」というフリーザの名台詞から、「お会計は53万です、とか言われそう…」とイメージする人の声も相次いだ。

 

CMにもフリーザ様の声が使われていた!?

はま寿司がフリーザ役の声優・中尾隆聖を起用したのは、タッチパネルの音声に有名声優を起用する「有名声優ナレーション」という企画の一環。今回は同企画の第一弾で、中尾のナレーションを聞けるのは12月20日までの期間限定となっている。第二弾以降も有名声優を起用する予定で、ネット上では「ピカチュウとかだったら面白いのに」「悟空も聞きたいでしょ」など次の声優を楽しみにする人が多く見られた。

 

また、はま寿司は6月に放映したCMでも中尾を起用している。「は、は、はま寿司!」「お、お、大とろ!」「きゅ、きゅ、90円!」と軽快なテンポで中尾の声が流れるCMで、「フリーザ様が歌ってる!」「これもフリーザ様の修行の一環なんだろう…」と大きな話題になった。

 

CMに続きタッチパネルでもフリーザの声が使用されるあって、SNSなどでは「まさかフリーザ様ははま寿司にご就職なさったのか…?」「フリーザ様ははま寿司で雇われたんだな」といった声も。最恐悪役のフリーザ様から丁寧な接客を受けたい人は、ぜひはま寿司まで足を運んでみては?

アメリカのサイトが発表した「ドラゴンボールの変身シーントップ10」に外国人が大盛り上がり!

様々なトップ10ランキングを発表しているアメリカのサイト「WatchMojo」が、11月16日に「ドラゴンボールの変身シーントップ10」をYouTubeに公開。世界中から反響のコメントが集まり、話題になっている。

出典画像:東映アニメーション「ドラゴンボールZ」公式サイトより出典画像:東映アニメーション「ドラゴンボールZ」公式サイトより

 

一番カッコいい変身はどのシーンに!?

今回のランキングは、アニメ「ドラゴンボールZ」や「ドラゴンボールGT」から、現在放送中の「ドラゴンボール超」(フジテレビ系)までに登場した変身シーンの中からトップ10を発表するというもの。さっそく発表されたランキングをご紹介しよう。

 

ドラゴンボールの変身シーントップ10

10位:悟空のスーパーサイヤ人4「ドラゴンボールGT」

9位:悟空の超サイヤ人ブルー界王拳「ドラゴンボール超」

8位:フリーザ最後の変身「ドラゴンボールZ」

7位:ベジータのスーパーサイヤ人ゴッド「ドラゴンボールZ 復活の『F』」

6位:パーフェクトセル「ドラゴンボールZ」

5位:ベジータのスーパーサイヤ人「ドラゴンボールZ」

4位:悟空の身勝手の極意「ドラゴンボール超」

3位:悟飯のスーパーサイヤ人2「ドラゴンボールZ」

2位:悟空のスーパーサイヤ人「ドラゴンボールZ」

1位:悟空のスーパーサイヤ人3「ドラゴンボールZ」

 

この動画のコメント欄は海外のネットユーザーからの声で埋め尽くされており、「スーパーサイヤ人3が1位なのは正しい!」「スーパーサイヤ人3の変身シーンに釘付けになっちゃったよ」「やっぱり悟空のスーパーサイヤ人3がナンバーワン!」といった納得の声が。

 

また、「オレ的には悟飯のスーパーサイヤ人2が1位だけどね!」「身勝手の極意が1位のはずだ!」「身勝手の極意はトップ3に入れるべき」「なぜ未来トランクスが入っていないんだ…」「ほとんどが『Z』からじゃないか」といった思い思いのコメントも書き込まれている。

 

鶴ひろみさんに世界から追悼の声が続出!

今回の動画コメント欄には「R.I.P Japanese voice of bulma」「R.I.P Hiromi Tsuru」など、今月16日に大動脈解離のため亡くなった、ブルマ役の鶴ひろみさんを偲ぶ声も続出している。

 

19日に放送された「ドラゴンボール超」の番組終盤には、鶴さんを悼むテロップが流され、視聴者から「ドラゴンボールという作品はこれからも生き続け、ブルマの声もなくなることはない! 心からお悔やみ申し上げます」「この先も『孫くん』の声は忘れることないだろうな」「テロップを見て、『あぁ、本当にいなくなってしまったんだなぁ』と悲しく虚しい気持ちになってしまいました」などの声が上がっていた。

 

さらに、鶴さんへの追悼の声は海を越えて海外からも。SNSなどからは「鶴さんの声がまだ頭の中に残ってる。あなたを忘れることは無いでしょう」「彼女が安らかに眠らんことを」といった声が世界から続出。日本時間の11月17日には「Hiromi Tsuru」がアメリカのグーグルで急上昇ワード1位を獲得している。

「化け物コンテンツだな…」バンダイの決算発表、ドラゴンボールがワンピースにトリプルスコアで圧勝!

バンダイナムコホールディングスが、2018年3月期の第2四半期の決算を発表。これで今年度上半期の実績が出そろったわけだが、2017年3月期の決算に続き、またしてもドラゴンボールが凄まじい活躍を見せている。

出典画像:「ドラゴンボールZ ドッカンバトル」公式サイトより出典画像:「ドラゴンボールZ ドッカンバトル」公式サイトより

 

昨年度は機動戦士ガンダムが圧勝! ドラゴンボールが2位に

まず、今年5月に発表された2017年3月期の通期実績をおさらいしておくと、グループ全体のIP(知的財産)別の売り上げは、トップが「機動戦士ガンダム」の743億円。そこに続いたのが「ドラゴンボール」の611億円と、トップ2を長寿アニメが占めることに。そこから大きく差が開いて、現役でジャンプに連載中の「ワンピース」が304億円で3位。

 

その後「仮面ライダー」(223億円)、「スーパー戦隊」(210億円)、「アンパンマン」(106億円)、「妖怪ウォッチ」(104億円)と子ども向け作品が続き、大きいお友達の支持を集めているはずの「プリキュア」は75億円という結果に。ハマる大人は多くても、グッズを買う人はあまりいないのかもしれない。

 

予想を大きく上回ったドラゴンボールに驚きの声

この時に発表されていた2018年3月期“上半期計画”では、ガンダムが328億円、ドラゴンボールが184億円、そしてスーパー戦隊が132億円、ワンピースが130億円と、ワンピースは4位に転落する予想が立てられていた。しかし今年11月に発表された決算を見てみると、上半期はドラゴンボールが431億円、ガンダムが327億円という結果に。ガンダムはほぼ予想どおりだったが、ドラゴンボールが異常な伸びを見せ、ついにトップに躍り出た。

 

ワンピースは144億円、スーパー戦隊が102億円でワンピースが3位の座を守り抜いたものの、ドラゴンボールとの差はほぼトリプルスコアという状態に。これには「ドラゴンボール強すぎる! 化け物コンテンツだな~」「さすがドラゴンボール。世界的コンテンツってところを見せつけたな」と大反響。アプリゲーム「ドラゴンボールZ ドッカンバトル」の世界的ヒットも影響が大きいといわれている。

 

また、妖怪ウォッチが前年度の上半期実績60億円から、およそ3分の1の21億円に落ち込んだことも話題に。「妖怪さん…」「妖怪ウォッチ大丈夫か?」と心配の声も上がっているが、今年12月には「妖怪ウォッチバスターズ2」が発売される予定。通期見込みは63億円となっているため、下半期で大きく伸びるという算段のようだ。クリスマス商戦に乗っかり、見事復活を果たせるだろうか。