自然な手触りが新しい! 中国で「木製ドローン」が大人気

日進月歩するテクノロジー。ドローンも変化を続けています。これまでドローンは主にプラスチックを使って作られていました。しかし最近では、木材を使ったドローンが中国で開発されています。木材は軽量なうえ、強度が高いものなら頑丈。環境負荷低減にもつながります。同国のクラウドファンディングで目標金額の526%となる資金を集めた「ウッドクラフトドローン」をご紹介しましょう。

 

720pのハイビジョン撮影ができるクラフトドローン

DIYで組み立てられるこのクラフトドローンの原料は、カナダで創設されたNGOであるFSC(森林管理協議会)公認のトドマツ材。本体は20個のメインパーツと164個の補助パーツから組み立てますが、プラスチック製なのはプロペラおよびコンピューター部分だけ。

初心者でも簡単に操作できるように設計されているので、難しい操作方法の習得は不要。一定の高度を保ちつつ安定した飛行を楽しむことができます。飛行速度と上昇速度は毎秒2m。半径50メートルの可視範囲で操作することが可能です。

 

アプリを使ってWi-Fi経由でハイビジョン撮影もできます。学習能力があるコンピューターが、ドローンの安定した飛行を実現。カメラは1280×720の解像度なので、動画や静止画を十分撮影できます。

コントローラーも木材のパーツでできています(操作レバーだけ手触りの良いプラスティック製)。2.4GHzの無線通信で操作するため、ドローンまでの距離が多少あっても、離着陸や水平移動などはスムーズに行えます。

軸間距離は12センチで重量は79グラム。スマートで軽量なボディは持ち運びにも便利です。本体の木製パーツはレーザー加工により切り出されているため、各パーツのサイズや厚み、凹凸部の形はいずれも正確。本体が歪んだりすることはありません。

自由自在に変形可能なウッドクラフト仕様

本体の形状は自由自在に変更できます。X型、円型、正方形など4種類から選べる一方、自分の好きな形状に切り出すことも可能。完全にオリジナルのクラフトドローンを一から設計することができるんですね。

また、モジュールを交換することによって、ドローンに新しい機能を追加することも可能。GPSモジュールや超音波モジュール、スピーカー・音センサーモジュール・サーチライトモジュールなど、好みの機能を加えることでカスタマイズできるので、楽しみも広がります。

 

組み立てる工程も複雑ではないので、大人から子どもまでDIYを楽しめるうえ、木材に塗装をして個性的なドローンに仕上げることもできます。

 

残念なのは、本製品には防水加工が施されていないこと。なので、雨のときは使えません。

 

希望小売価格は日本円で約1万1300円ですが、クラウドファンディングでの購入なら約半額で入手可能です。手ごろな価格で初心者からドローンマニアまで、どんな人でも楽しめるDIYウッドクラフトドローン。世界に一台だけのオリジナル作品を作ってみてはいかがでしょうか?

 

【水中ドローンの秘密・後編】 話題先行の「水中ドローン」。そのリアルな性能はどうなのか? 水中映像を沢山撮ってきた

機械を水中を潜らせ、水中を探索する水中ドローン。前回は、その実体を水中ドローン社の土生修平さんにお聞きしましたが、後編の今回は、実際の水中ドローンを多摩川の水中に入れた様子を動画でご紹介します。

 

↑水中ドローン社代表の土生修平さん。趣味の釣りを通して水中ドローンに出会い、その素晴らしさに感動して、事業を興されたという、まさにミスター・水中ドローン

 

↑水中ドローン社の城市啓太さん。技術面での解説だけでなく、多摩川での実地体験にも協力してくださいました

 

 

実際に水中ドローンを水中に入れてみた!

水中ドローン社がある渋谷でのインタビューを終え「実際に動いてるところも見たいですね」と土生さんに言うと、「じゃあ、川に行ってみますか」とありがたいお返事。さっそく多摩川へと向かいました。

 

現場に着き、土生さんのクルマのハッチバックから出されたのは先ほど説明を受けた水中ドローン。コンパクトで大人1人で十分持てる約10kgという重量も、扱いやすそうに映りました。

 

わずか5分ほどの手際良いセッティングを終え、城市さんの手で、水中ドローンは素早く水中へと沈んでいきます。

 

 

 

水中ドローンを操作してみよう!

どんどん沈んでいく水中ドローン。頭ではわかってはいるものの、高価な水中ドローンが沈んでいく様子にやや不安を覚えながらも、土生さん、城市さんは淡々と操作。

 

モニタリングは専用パソコンと、操作はXboxのコントローラ。まるでゲームのようですが、これが一番便宜的とのこと。パソコンのモニタを見ると、川の中を動く水中ドローンとそこで暮らす魚たちの姿がありました。

 

 

水中ドローンが撮った動画がこれ

実際に水中ドローンが撮った動画がこれ。まるで自分自身が水中にいるかのようです。ときどき水中の壁にぶつかったりしながらも、すぐに軌道修正できるのも水中ドローンの魅力のように思いました。

 

モニタ動画中の右上にあるのが機械の水平状態を表示するグラフで、これを参考に水中ドローンを操作していきます。

 

 

水中ドローンを引き上げよう!

ひと通りモニタリングを試した後、水中ドローンを引き上げることに。水中の壁や地面に結構ガツガツぶつかっていた水中ドローンですが、無事に帰還することは出来るのでしょうか?

 

命綱兼データ通信用のケーブルを巻き上げ、水中ドローンを陸に持ち上げると、やはり城市さんはまず水中ドローンの損傷を細かくチェック。今回は特に何の問題もなく、帰還となりました。そして、濡れた水中ドローンを拭き、そのまままたクルマに詰め込み取材を終えました。

 

 

まだ市場規模は小さい水中ドローンですが、この機能を使って広がる未来は果てしなく大きいと感じました。興味のある方、ぜひ水中ドローン社のサイトもチェックしてみてください!

 

水中ドローン社公式ストア

https://underwaterdrone.stores.jp/

 

 

撮影:我妻慶一

【水中ドローンの秘密・前編】 一般向けに作ったら、なんと企業にヒット! 「水中ドローン」をめぐるストーリー

空を飛ぶドローンが一般に認知されるようになって数年が経ちますが、最近新たに話題になっているのが「水中ドローン」。機械を水中を潜らせ、水中を探索するためのものですが、市場はまだ小さく、その実体もイマイチ掴みきれません。今回は日本で唯一の水中ドローン専門業者、その名も水中ドローン社の土生修平さんに、水中ドローンのすべてを聞きました。

 

↑水中ドローン社代表の土生修平さん。趣味の釣りを通して水中ドローンに出合い、その素晴らしさに感動して、事業を興されたという、まさにミスター・水中ドローン

 

 

日本は遅すぎた水中ドローン開発

――最近よく耳にする水中ドローンですが、空中を舞う、いわゆるドローンが登場してから開発されたものなのでしょうか?

 

土生修平さん(以下:土生) いえ、実は水中ドローンは歴史のある製品で、1960年代からアメリカ、イギリス、それとノルウェーの3か国で開発が進んでいたものです。ですからもう50年以上の歴史がある製品なんです。

 

これら先進国では、国がお金を投資して、水中を探索するロボットの開発を推進していたわけですが、日本では確かに耳慣れないですよね。弊社で本格的に水中ドローンの事業を始めたのもまだ1年くらい前です。

 

私は趣味で釣りをやっていたんですけど、なかなか下手クソでウマく釣れないわけです。そこで「水中にカメラを入れて、魚がいるところが見つけられないものだろうか」と思い、色々と調べていったところ、シリコンバレーで、水中ドローンの開発キットが売られているのを見つけまして。さっそく輸入して自分で組み立ててみたわけですが、これがすごかったんです。

 

作りやすく性能も良く、魚も沢山見られると(笑)。そこに感動しまして、「これは日本人にももっと知られるべきだし、きっと喜ばれるはずだ」と思い、弊社で取り扱いを始めるようになったんです。

 

↑水中ドローン社で取り扱ういくつかの製品のうち、代表的ハイスペックモデル。機能を最優先した無骨とも言える外観がヤケにカッコ良い

 

 

これまでの水中ドローンは1点ごとの特注が主流だった

――では、日本で水中ドローンを開発、販売されているところはそれまでになかったんですか?

 

土生 一般消費者に向けて販売されているところはありませんでした。

 

ただし、例えばNHKが水中映像を撮影するために特注で水中ドローンを作るとか、防衛関係や資源開発機関などでは、あくまでもワンオフ、一点モノとして水中ドローンを作り、採用してきたという例は多数ありました。

 

ただ、こういったプロ向けの特注水中ドローンというものは非常に高額なんです。1台で4ケタ万円することもザラで、一般消費者が購入するのは現実的でなかった。

 

そんななかで、私が出合った前述の水中ドローンの開発キットは、50万円前後と、その20分の1、10分の1くらいの値段で買うことができます。また、オープンソースで設計情報も公開されているので、直しやすく、メインテナンスも楽で使いやすい。そこも、これを広めたいと思った理由でした。

 

↑水中ドローン社の製品は、いずれも設計情報が公開されたものばかりで、メンテナンスやカスタムもしやすく、比較的安価なのが魅力です。価格帯は100万円前後と、それまでに比べればかなりの低価格を実現

 

 

 

水深300メートルまで潜れるモデルもある

――水中ドローン社で扱いを始めた製品は、水中何mまで潜り、操ることが出来るのでしょうか?

 

土生 弊社で扱っている水中ドローンでも、いくつかのグレードがありますが、だいたい水深30m~100mくらいは潜れます。さらに、5月にリリースした商品は300mまで潜ることができます。

 

――すごい潜りますね。それでもやはり一般消費者をユーザーに想定されているんですか?

 

土生 そうなのですが、釣り人を想定して販売を始めたところ、蓋を開けてみたら、ご購入いただく方の9割以上が企業ユーザーでした。

 

造船、漁業関係、建設コンサルタント、国の研究所など。これは想定外だったのですが、一方で「やはり水中ドローンのプロからの需要はかなり強いのだな」と思いました。同時に、水中ドローンが一般消費者に広まれば、例えば釣りだけでなく、様々な場面で活躍するかもしれないなと思いました。

 

↑技術面では、水中ドローン社のスタッフ、城市啓太さんが案内してくれました。大学で工学技術を学んだという城市さんもまた、水中ドローンの進化に魅せられたひとり

 

 

独特のスラスター配置で、ほぼ90度のカクカクした機敏な旋回も可能

――この水中ドローンですが、いわゆる空飛ぶドローンとは何が共通するんですか?

 

土生 空飛ぶドローンと動作原理的には同じです。実際、空飛ぶドローンを水中に入れても、しばらくの間は動きます。

 

ただ、水が入ると、やがて壊れてしまいますから、そのためにモーターにはブラシレスタイプを採用し、必要な部分のみ防水加工して作られたのが水中ドローンということになります。

 

――どうやって左右、前進後進などを操作するのでしょうか?

 

土生 スラスターという推進機が6つ付いているのですが、このスラスターを使って動作させます。

 

普通の船や潜水艦ですと、例えば左に曲がろうとしたときに、ある程度ゆったり旋回して左方向に行きます。しかし、水中ドローンの場合は、このスラスターのおかげで、左に曲がろうとしたときは、いきなりほぼ90度くらいでガクンと左に方向転換することができます。この機敏なところはウリの一つです。

 

――ライトやカメラは、もちろん水中専用のものですよね?

 

土生 もちろん、そうです。水中ドローンは前述の通り、基本の製作キットを組み立てれば、各ユーザーが様々なカスタマイズをすることが可能なので、一概には「これ!」と言い切れませんが、いま見ていただいているこの水中ドローンの場合、ライトが4基付いており、1基で1500ルーメンの明るさを実現します。

 

また、自動で明るさを調整するカメラが付いており、それを有線でつないだパソコンなどでモニタリングするというシステムになっています。

 

――それだけの機能を持って、重量的にはどれくらいですか?

 

土生 ケーブルなど諸部品込みで20kgくらいです。一般的に使うにあたっても無理のない重量ですから、より親しんでいただけると思います。

 

↑スラスターと呼ばれる推進機。このおかげで機敏な動きを実現

 

↑中央に搭載されているフルHDカメラ。レンズは小さいが、水中での撮影に十分力を発揮する

 

↑様々な機能を搭載しながら、総重量約20キロと扱いやすいのも魅力

 

 

水中ドローンに秘める様々な可能性

――素朴な疑問として、水中で水中ドローンがどこかにいなくなったり、あるいはサメか何かにかじられるようなことはないんですか?

 

土生 まず、命綱兼データ通信用ケーブルで繋いで水中に投入しますので、これがいなくなるということはないです。切れることも考えられなくはないですが、ケーブルにはケブラー繊維とツイストペアケーブルが4対入っていて切れにくく、さらにその4対のうち1対には水中GPSが入っているので、視覚で見失ったとしても、データで現在位置を確認することができます。

 

また、サメ問題ですが(笑)、海外のメーカーさんの動画で確かにかじられたのを見たことがあります。でも、その動画の絵的には「これは人間の手持ちカメラでは撮れない」というもので、なかなか迫力がありました。人間がサメにかじられたら大変ですが、あくまでも水中ドローンは機械ですからね。

 

そういった意味でも人間がこれまでできなかった水中探索、水中撮影を実現させるのが水中ドローンです。もっと様々なシーンで活躍する可能性を秘めた製品だと思います。人間のパートナーとして、これからもっともっと浸透していくと良いなと思っています。

 

↑横から見た水中ドローン。水中での様々な障害から、できる限り機械を守る構造になっています

 

 

↑ライトスペックモデル(参考商品)の水中ドローン。販売は未定だそうですが、これまで紹介したモデルよりも、さらに低価格を実現できそうだとのことです

 

 

ここまで話をうかがい「実際に水中で動くところを見たいですね~」と申し出たところ、なんとそのまま「川まで行ってやってみますか」と、土生さん。なんという太っ腹! というわけで次回は、実際に水中ドローンを川で動かした様子を動画でお届けいたします。お楽しみに!

航空法規制外ってこんなに手軽なん!? 「Tello」こと革新的ミニドローンで空撮を知ろう

手軽に楽しめる入門用として最適なトイドローンが、じわじわとその数を増やしていってます。その中でも直近でひときわ注目を集めたのが、Ryze Techがドローン大手であるDJIと共同開発した、超小型ドローン「Tello」です。早々にその実機が手に入ったので、実力を検証してみたいと思います。Telloは質量が約80gと、航空法適用外の200g未満を遥かに下回る超軽量ボディが特徴です。実売価格は1万2800円。

 

↑Telloの本体。折りたたみ式ではないので、この状態のまま飛ばしたり、しまったりする。サイズ的には手のひらからはみ出る程度

 

航空法適用外となると、飛行禁止区域でも申請なしで飛行させることができるので、飛ばせる範囲が一気に広がります。もちろん、人混みや空港の近くなどでは飛ばせませんが、それでも規制適用のドローンに比べれば、飛ばす場所を厳選しなくても、ドローンを使った楽しみが広がります。

 

ただ軽いだけのトイドローンであれば、他にもたくさん発売していますが、Telloの特徴として、空中で操作していない時に安定してその場に居続けられること、つまりホバリングがあげられます。Telloは2つのビジョンセンサーと気圧センサーを搭載しているため、安定して空中でホバリングすることができるのです。ドローンの良さのひとつは、操縦している時に操作を誤ってしまっても、指を話せばその場に居続けるという安心感ですが、トイドローンのサイズ感で実現しているのはすごい。

 

↑本体底面にある2つのビジョンセンサー。これが地面との距離を測り、安定したホバリングを実現する

 

↑本体とほとんど同じサイズのバッテリー。質量の大半を占める

 

ドローンと言えば空撮です。小型ボディながら720p/30fpsの高解像度動画と、500万画素の静止画が撮影できるカメラを搭載しています。技術協力元のDJIと言えば、単品でも売られるほどの高性能ジンバルを思い浮かべる人もいると思いますが、Telloのカメラは小型なので固定式です。しかし、電子式映像ブレ補正を搭載しており、滑らかな映像で撮影できます。

 

充電は本体とUSB充電器をmicroUSBケーブルで接続するだけです。予備を購入し、いっぺんに充電したいのであれば、別売りの充電器の購入をオススメします。

 

↑720pの動画が撮影できる固定式カメラを搭載

 

↑本体にはmicroUSB端子がついており、直接充電ができる

 

↑小型ながらプロペラガードを備えている

 

操作はスマートフォンの専用アプリを使い、ソフトコントローラーを使います。ゲーム機のコントローラーでも代用可能です。離陸は専用ボタンを押して表示されるレバーをスライドさせれば自動的に離陸。一定の高さまで飛ぶとその場でホバリングしてくれます。筆者が操作してみた印象としては、非常にシンプルな離陸操作のため、初めての人でもすぐに操作できると感じました。

 

↑デフォルトでは、左側のコントローラーの上が上昇、下が下降、左右が旋回、右側のコントローラーの上が前進、下が後退、左右が左右の移動となる

 

↑画面左上の上矢印のアイコンをタップすると、離陸のポップアップが表示される

 

操縦してみた感覚としては、ちょっとセンシティブな印象でした。ドローンを操縦した経験があればなおのことそれがわかり、慣れるまでは丁寧に少しずつ動かさないと、一気に移動してしまう感じです。狭めの部屋だとあっという間に壁に到達してしまうので、どの程度の操作がTelloに反映するかをしっかり身体に叩き込んでおく必要があります。

 

スマホの画面には絶えず、Telloが撮影した映像が表示されます。たまに映像がストップしたりしましたが、基本的にはリアルタイムで表示してくれます。TelloにはストレージやmicroSDカードスロットがないので、撮影したデータはすべてスマホに記録されるので、このデータの伝送がうまくいかないと、ちゃんと撮影できない仕組みですが、そこは特に問題はありませんでした。

 

↑庭から離陸。狭いので障害物に当たらないよう、慎重に操作した

 

カメラには電子手ブレ補正機能も入っているため、ホバリングの安定性も作用して、簡単に自撮り撮影も行えました。手を伸ばしてスマホをかざすこともなく、自撮り棒よりも自由に角度、距離調整もできるので、自撮りマシンとしてもかなり優秀だと感じました。

 

せっかく航空法適用外機なので、外でも飛ばしてみました。以前、ドローン関連の取材で、屋根の点検をするサービスについて伺っていたことを思い出し、ドローンを操作して屋根の様子を確認してみることに。2階建ての民家とは言え、屋根まで飛ばすとなると、なかなかの高さになります。

 

そして高さが増すごとに風も強くなって煽られるわけですが、Tello最大の弱点と言えるのが、この風なのです。機体が軽いからこそ、航空法適用外なのですが、風に流されやすいのです。なので、ちょっと目を離した隙に風に流されて視認できなくなってしまいがちなので、十分確認を怠らず操縦しましょう。また、住宅街だとWi-Fiが混線してしまう可能性もあるので、あまり遠くに飛ばさないようにするのも大事です。

 

↑屋根の上まで到達。普段見ることができない場所が見られた

 

↑さらにもう少し高度をとって、屋根の向こう側の景色も撮影

 

Telloは、DJIのMavicシリーズなどで採用されているフライトモードを備えています。その場で1回転旋回して撮影したり、1点を中心にして周囲を1周しながら撮影したりという、自動操縦から撮影まで行うモードです。画面をスワイプした方向にフリップ(宙返り)をしたり、手のひらからトスして離陸、後方に上昇しながら撮影、バウンスしながら飛行など、様々な動作が設定されています。特に周囲を1周しながらの撮影は、自操では難易度が高いので、自動だとありがたいです。

 

↑フライトモードは全部で6パターンの動作を用意

 

イメージがわきにくいかもしれないので、実際にフライトモードで撮影した動画を2種類ご覧ください。

 

筆者を中心に360度回転しながら撮影するCircle。途中からスマホから手を離しており、自動で飛んでいるのがわかります。

 

機体の場所はそのままに360度回転しながら撮影する360°。多少、画面がぐらつくところもありましたが、基本、キレイに撮れています。

 

手軽で、操縦が簡単で、キレイな動画や写真が撮れるTello。しかも1万円ちょっとで買えてしまう価格帯となれば、もはや買わない理由は見当たりません。もし、購入するのであれば、専用ケースと予備のバッテリーも一緒に買うことをオススメします。

 

ドローンを試してみたいけど、高価であったり、安価なのは操縦しにくかったりすることが多いですが、Telloはその懸念を払拭してくれるほどの出来栄え。単純にラジコン感覚で飛ばすのも面白いですし、空撮で撮ったことのない写真を撮影する楽しみを味わってみるのも、ドローンならではの楽しみ方です。特に空撮をちょっと試してみたいという方には、かなりノーリスクでトライできる魅力的な製品と言えるでしょう。

小さくて超安定するドローン「Mavic Air」で遊べ! 空飛ぶ高級カメラと言いたくなる画質に感動するよ

小型ドローンのMavicシリーズのなかで、さらに小型部類に入るMavic Airは、携帯ゲーム機並のサイズながら3軸ジンバルと4Kカメラを搭載し、本格的な空撮を楽しめる折りたたみ式ドローンです。

 

3方向検知やGPSなどさまざまなセンサーを搭載しており、操作も至極簡単に行えます。既存の製品で言うと、最上位機のMavic Proと入門機SPARKのちょうど中間に位置する製品です。後ろ側にもセンサーがついているので、実はMavic Proよりも高機能な部分もあったりします。
けれども、3軸メカニカルジンバルでブレの無い動画の撮影ができ、最大4K30fpsの高解像度の映像の記録もできるため、機能面はMavic Pro同等と言っても過言ではありません。最大伝送距離もMavic Proと同じく80mなので、ほぼ同じ画質、距離での空撮ができるわけです。

 

打って変わって重さは430gとSPARKに近い感じのいいとこ取りです。最大飛行時間も21分とSPARKの16分、Mavic Proの30分の間です。前置きが長くなりましたが、早速ウキウキで飛ばしてみました。

 

 

Mavic Airには専用のケースがついており、一見するとニンテンドー3DSかな?と思うほどの小ささです。ここに折りたたまれたMavic Airが入っています。プロペラを展開してみても、サイズ感はあまり変わらない感じです。付属のプロペラガードを取り付けてみて、ちょっと大きくなった感じです。同梱されているコントローラーも小型サイズ。スマホを装着することで空撮した映像をライブで見ながら操作することもできます。手に持った第一印象としては、とにかく軽いってことですね。本体とコントローラーを持ち歩いてもまったく苦にならない重さで邪魔にはなりません。

 

↑専用ケースにすっぽりと入り、持ち運びやすくなっている。ケースはハードケースで鞄の中に入れても衝撃などで破損する心配は少ない

 

↑プロペラを展開した状態

 

↑プロペラガードを装着。ガードはアタッチメント式で簡単に取り外しができる

 

↑コントローラーにスマホを装着したところ

 

起動する前に、スマホに専用アプリを入れてペアリング、手順に合わせて進めていきます。ローカライズされていないのでちょっと戸惑うかも知れませんが、そんなに複雑ではないので、たぶんすぐに扱えると思います。ペアリングには本体のQRコードをアプリのカメラ機能で読み込むのですが、ちょっとQRコードの位置がプロペラの影になりがちで、室内だと読み込みづらい印象でした。

 

さて、いざフライトです。

 

本体とコントローラーをリンクさせたらフライトを開始します。スマホアプリには自動離陸ボタンがあるので、自動的に離陸し、一定の高さ(1メートルちょっとくらい)まで上がると、ホバリングして滞空し続けてくれます。このホバリングこそドローンの真骨頂なわけですが、Mavic Airは小型ながら、かなり安定したホバリングをみせてくれます。

 

↑何も動かしていないと滞空状態になるので、操作にパニクってしまったら、操作レバーから手を離すのが基本

 

今度は高度を取ってみようかと上昇してみます。みるみるMavic Airの大きさが小さくなっていき、目を離すと視認できなくなるかも知れないくらいまで飛ばしてみました。スマホの画面では40~50メートルくらい。一応、最大伝送距離が80メートルなので、まだまだ飛ばせそうですが、視認できる範囲での飛行となるとこれくらいが限度なのかも。まあ、40メートルと言うとビルの13階くらいに相当するので、結構な高さですよ。

上空に上がれば、それだけ風も強くなり、スマホの画面では強風注意の表示が出ました。その状態でもホバリングは安定しており、流されることはありませんでした。このあたりは本当に安心感がありますね。

 

↑20メートル過ぎあたりで、目視だとかなり小さくなっていく

 

↑40メートルくらいからの撮影。良い感じで空撮感が出ている!

 

他の小型ドローンだと、安定性もさることながら、バッテリー持ちが悪く少し飛ばしただけで、すぐにバッテリー残量の低下を示すアラートが出たりすることが多いです。しかしMavic Airの場合、最大21分飛ばすことができ、実質10分以上は楽しめます。

 

10分楽しめれば、結構満足できるので、やはりこの位のバッテリーは欲しいところです。もちろん、何回も飛ばしたくなりますし、何人かで飛ばす場合は、その人数分の予備バッテリーは用意したいところですが。

 

プロペラの動作音、風切り音も微小です。格段に静音というわけではないので、室内で飛ばしたりするときには音が気になったりしますが、もちろん外では気にならないのでこのあたりもありがたいところです。

飛ばしたあと、撮影した写真もみてみましょう。

 

↑撮影当時、咲き誇っていた満開の桜を上空から撮影

 

↑自撮りもバッチリ!

画質的には満足がいくものでした。解像感は高いですし、奥行き感も感じられます。高度から撮影できるドローンならではの画角はこれまでになく魅力的です。超望遠デジカメや360度カメラ、水中デジカメなど、機能特化のカメラを使った時と同様の感動がありますね。ある意味、特殊なデジカメと言っても良いかも知れません。

そういう意味では鞄の中にいつでも忍ばせておけるサイズはありがたいです。あとは飛ばす場所がもっとあれば良いのですけどね。

 

注目の資格「ドローン管制士」とは?「ドローン ザ ワールドクラブ」が新たなビジネス展開を発表

ドローンに関するコンテンツの開発や運営を行うドローンネットは、4月4日よりドローンビジネスの活用を支援する「ドローン ザ ワールドクラブ」のスカイビジネス会員の展開を開始しました。

 

ドローン ザ ワールドクラブは、ドローンの写真の売買ができるフォトストックサイトの「SKYSTOCK(スカイストック)」、遠隔でドローンの様子がわかるシステムの「DRONE SCOPE(ドローンスコープ)」、ドローン操縦者とドローンを使った業務を委託したい会社をマッチングさせる「SKYCLOUD(スカイクラウド)」、ドローンスコープの管制官の育成や登録を行う「ドローン管制士」の4つの業務で展開しています。

↑ドローンネット 執行役員 営業本部長 野尻 孝さん

 

↑ドローンネット 執行役員 営業管理本部長 北野圭一さん

 

 

スカイビジネス会員になるための入会金などはかかりませんが、月額費用として7980円(税別)が必要となります。会員になると4つのコンテンツの48のオリジナル商品とサービスを受けられることができます。また、サービスや商品は今後も増えて行く予定です。

↑スカイビジネス会員になると、48のコンテンツの恩恵を受けられるようになります

 

↑ドローン空撮素材専門のマーケットプレイス「SKYSTOCK」。写真や動画の販売は会員のみとなっているが、購入は誰でも可能

 

注目の資格「ドローン管制士」とは?

4つの業務のなかで特に注目したいのが、ドローン管制士です。今年の夏に解禁されると目されているドローンの遠隔操作(目視外飛行)をする上でも重要な資格となります。このドローン管制士は、現場にいるドローンパイロットにドローンスコープを使って遠隔から指示を出すことができ、現場の映像などをリアルタイムで確認することができるようになっています。

↑今夏の解禁が見込まれている目視外飛行。将来的には山間部のみならず、都市部での荷物輸送にも展開される予定

 

ドローン管制士になるには、「ドローン管制士4級」の資格が必要で、ドローン ザ ワールドの会員が受講することができます。この「ドローン管制士4級」は、5月18日よりドローン ザ ワールド東京麹町DN店と仙台フォーラス店にて開講するとのこと。さらに6月1日より各店舗でも順次開講する予定です。

 

↑ドローン管制士4級の講習の開始に先駆け、すでに資格を保有しているドローンネットの管制士。女性の活躍が見込める職業としても注目されている

 

「ドローン管制士4級」は公的な資格ではない民間資格ですが、スカイクラウドでドローン業務を委託したい企業にとってのひとつの指針にはなりそうです。

 

店舗運営も拡大。アイドルユニットも

ドローン ザ ワールドはドローン製品の販売やドローンサービスの情報発信の場として、実店舗の展開もしています。先のドローン管制士4級の講習なども受けられるようになっており、各都道府県に最低でも3店舗を設置するとのことで、2021年には300店舗に拡大する計画です。それにともないスカイビジネス会員の登録者数も2021年に3万登録を目指すとのこと。

↑各店舗にはドローンの体験場なども用意され、さまざまなドローンに関する相談ができる

 

また、ドローンネットは、2017年11月に芸能事務所のホリプロとのタイアップにより、歌って踊れて飛ばせるドローンアイドルユニット「DRONE VENUS(ドローンビーナス)」も結成。航空法の知識や操縦技能をドローンビーナス全員が身に付けて発信していくことで、ドローンを安全に、楽しく使えることをアピールしていくそうです。

↑ドローンネットは、ホリプロとタイアップし、日本初となる女性タレント限定の「ドローンビーナス」を結成するなど、エンタメ&情報サービスのコンテンツを事業展開

 

ドローンの商用利用が間近に迫ってきているのは確実で、ドローン管制士はまさに新しい職業として定着する可能性を秘めています。気になる人は、いまのうちにドローン ザ ワールドの店舗に話を聞きに行ってもいいかもしれませんよ。

 

屋根の上には危険がいっぱい――ドローンで日本の屋根を安全に管理する「日本屋根ドローン協会」が発足

先日、都内にて「日本屋根ドローン協会」の設立発表会が開催されました。日本屋根ドローン協会は、ドローンを使って屋根の点検を円滑に行えるように、屋根の点検補修をするリフォーム業者や瓦業者など屋根事業のスペシャリストとドローンアプリ開発会社、大学、弁護士などドローン技術に関わる有識者が理事を務める団体です。

 

日本屋根ドローン協会発足の理由としては、点検の安全性と人員不足の解消が挙げられています。一般に、屋根の点検は職人が屋根にハシゴをかけ屋根にのぼり、目視で確認します。このとき、命綱などを付ける慣習はなく、屋根から転落する事故が起きているとのことです。その数、年間846件もあり、そのうち40件が死亡事故となっています。

↑屋根点検は命綱や足場もなく屋根を歩いて点検をしなくてはならない

 

さらに職人の数は1997年をピークに右肩下がりで減っており、現在はピーク時から28%も減ってしまっています。

↑年間40件もの死亡事故が発生。また、職人のなり手も少なくなっています

 

そこでドローンの出番というわけです。実際にドローンで屋根の点検をすると屋根にのぼる必要がないので、安全に点検ができるようになります。また、点検作業もこれまで2時間近くの時間がかかっていましたが、ドローンであれば約10分で完了することもあるそう。さらに屋根から人が撮影したよりも上空から撮れるので、屋根全体を撮影することができ、側面などさまざまな角度から撮影でき、より細かい点検作業ができるようになるわけです。お客さん側からしても、すべての点検場所が確認できるので、ちゃんと点検できているか、余計な場所の補修まで見積もりに入っていないかといった確認もできます。

↑屋根の点検を行うドローン。カメラの性能やドローンの安定性などを考慮し、DJIのファントムが推奨されています

 

↑アプリはドローン専用のものではなく、屋根の点検のために新たに作成されたもの。今後は映像から屋根のサイズが測れるような機能も搭載していくとのこと

 

「ドローンそろそろ派」に朗報! 入門ドローンの筆頭・KUDORNE「4K Nano Drone」を飛ばしてみた

空撮映像が手軽に撮れるアイテムとして、すっかり定着したドローン。ただ、実際に飛ばそうとすると、航空法で飛行禁止区域が定められていたりと多くの規制が存在し、なかなかハードルが高いのが実情です。そんな中、注目を集めているのが“トイ・ドローン”などと呼ばれる軽量なドローンです。200g以下の機体は航空法の飛行許可申請の対象外となるので、 比較的自由に飛ばせるのがその理由になります。

 

こうしたトイ・ドローンはカメラが付いていても、低解像度であることが多いのですが、KUDRONEの「4K Nano Drone」(実売価格:2万7400円)という製品は、その名の通り4K解像度での撮影が可能。どんな感じで使えるのか、試してみました。

 

180213tama09

 

クラウドファンディングサービス「Indiegogo」で瞬く間に目標金額を突破し、製品化された4K Nano Drone。こんな感じのケースに入っているので、アウトドアに持ち出して飛ばすのにも便利です。

 

↑ケースも片手で持ち運びできるサイズ感で便利↑ケースも片手で持ち運びできるサイズ感で便利

 

早速飛ばすための準備をします。本体にバッテリーとmicroSDカードを挿し込みます。バッテリー込みでの本体重量は86gと軽量。USBで接続するコンパクトな充電機も付属しているので、モバイルバッテリーでも充電できます。この種のトイ・ドローンはバッテリーの持続時間が短く(このモデルは最長8分)、撮影しながら飛ばしているとすぐにバッテリーが切れてしまうため、手軽に充電できる機能は必須です。

 

↑文字通り手のひらサイズ。目のように光る青色LEDがカッコいい↑文字通り手のひらサイズ。目のように光る青色LEDがカッコいい

 

↑スマホで本体を操作する。「Kudrone」のアプリをダウンロードし、Wi-Fiでドローン本体と接続しておけばOK。2回目からは、アプリを起動すると自動接続する↑スマホで本体を操作する。「Kudrone」のアプリをダウンロードし、Wi-Fiでドローン本体と接続しておけばOK。2回目からは、アプリを起動すると自動接続する

 

↑アプリを起動して、画面の右上にある自動離陸ボタンをタッチするとプロペラが作動。画面上のバーをスワイプすると離陸が始まる。勝手に離陸してしまわないように配慮されている↑アプリを起動して、画面の右上にある自動離陸ボタンをタッチするとプロペラが作動。画面上のバーをスワイプすると離陸が始まる。勝手に離陸してしまわないように配慮されている

 

↑飛んだ飛んだ!↑飛んだ飛んだ!

 

↑小さな機体ですが、GPSとジャイロセンサーを搭載しているので、機体は精密に自動制御される。ただ、なにぶん軽量なので風の影響は受ける様子。↑小さな機体ですが、GPSとジャイロセンサーを搭載しているので、機体は精密に自動制御される。ただ、なにぶん軽量なので風の影響は受ける様子。

 

ソニー製の4K対応カメラを搭載しているだけあって、映像はなかなかキレイです。以下の動画を観てもらえればわかりますが、飛ばしながら撮影しても映像がブレることもなく、遊具の色も精細に再現されています。速度が上がると、周辺部にややブロックノイズが入っているように感じられますが、気になるレベルではありません。このクオリティであれば、手軽に空撮体験ができそう。ただ、感度はあまり高くないようで、日が暮れてくると撮影は厳しい感じでした。

 

 

動画だけでなく、静止画を撮影することもできます。ただ、静止画を撮影する際は、ドローンを動かしながらだとブレてしまうため、一度動きを止めてから撮影したほうが良さそう。機体が静止していれば、きちんとピンの合った写真が撮れます。カメラの映像は、スマホの画面に常に表示されているので、それを確認しながら画角が決められるのも便利でした。

 

↑撮影した静止画。草木も明瞭に撮影できている↑撮影した静止画。草木も解像度高く明瞭に撮影できている

 

本当は趣味の自転車で走っているところなどを撮影したかったのですが、動くものを追従しながら撮影するには、機体のコントロールをきちんと練習したほうが良さそう。基本的な動きを身に付けるには、風の影響を受けない屋内で練習するのが良さそうです。屋内でも飛ばしてみましたが、風に流されることがないので、とても安定していて、コントローラーから手を離せばその場に静止してくれるので、初心者でも安心して飛ばすことができます。

 

空撮用のドローンとしては、DJIの「Phantom」シリーズや「Mavic」シリーズが有名ですが、導入には初期投資が大きいのが悩みどころ。冒頭に触れたように飛ばす場所が限られてしまうのもデメリットです。手軽に飛ばせてそれでいて高画質の撮影が楽しめる、4K Nano Droneのようなモデルはドローン入門用にはうれしい存在になりそうです。

 

実際に空撮を手がけている本職のドローン・パイロットの人たちに聞いても、軽量なトイ・ドローンは機体をコントロールするテクニックを練習するには適しているとのこと。「Phantom」シリーズなどの高級機には多くのセンサーが付いていて、風の中でも機体を制御してくれますが、ドローンを自由に操る技術を身に付けるには、そうした制御がないモデルで練習しておく必要があるようです。手軽に空撮を楽しみながらテクニックを身に付ける。そんな使い方がマッチしているように感じました。

「数値で確認した方が絶対に良い」ドローンを飛ばす時の必須アイテムとは?

世間で注目を集めている商品が一目でわかるAmazon「人気度ランキング」。さまざまなカテゴリの注目商品がわかる同ランキングだが、商品数の多さゆえに動向を追いかけられていない人も少なくないだろう。そこで本稿では、そんなAmazon「人気度ランキング」の中から注目の1カテゴリを厳選。今回は「DIY・工具・ガーデン」のランキング(集計日:1月10日、昼)を紹介していこう。

 

ドローンを飛ばす際は風速計が必須?

●1位「両面砥石・包丁研ぎ Moosky #1000/#4000 家庭用・プロ 中砥石/仕上砥石 ステンレス・鋼両用 ゴム台付き」

●2位「デジタル 風速計 簡単・手軽 風速計測 温度計搭載 軽量コンパクト ポケットアネモメーター(風速計&温度計)」

出典画像:Amazonより出典画像:Amazonより

 

コンパクトな「デジタル風速計」が2位にランクイン。同商品の重量は68gとかなり軽量で持ち運びが楽なうえ、温度計も搭載されているので汎用性も高い。さらに0~30km/hまでの風速を測ることができる本格仕様。

 

どうやら風速計は近年話題の“ある趣味”においては必須アイテムのようで、同商品の関連アイテムでもその趣味に関わる付属パーツなどが多く挙がっていた。その話題の趣味とは、様々な分野で大活躍の「ドローン」。ドローンを飛ばす際には風速計で風を確認しながらコントロールするのが本格派の技術らしい。

 

ネット上でも「ドローン飛ばす際には風速計があるといいね」「感覚に頼るより、ドローン飛ばす時は数値で確認した方が絶対に良い」「自分の技量を見分けるのにも役立つ」といった声が上がっていた。

 

●3位「マキタ(makita) ラウンドブラシセット品 A-37471」

●4位「ノムラテック カギの収納ボックス ニューキーストックハンディ シルバー N-1297」

●5位「三栄水栓 シャワーホース マットホワイト PS30-86TXA-MW」

●6位「マキタ(makita) フレキシブルホース A-37568」

●7位「グリーンパル PCロート 12cm クリア」

●8位「powseed (パワーシード) 精密 ESD ピンセット 防磁 静電防止 9本セット ツイーザー エクステツイーザー (電解防錆黒色皮膜) 極細 黒 収納袋付」

出典画像:Amazonより出典画像:Amazonより

 

細かい作業に最適な「精密ピンセット」が8位にランクインした。パソコンの基盤をいじる時などに必要なアイテムだが、ラインストーンをつまんだりネイルアートやつけまつ毛の取り扱いにも役立ってくれる。同商品は非磁性・耐酸・耐腐性に優れたステンレス製なので、磁気を寄せつけたくない時の作業にも最適。

 

2017年12月8日から10日にかけて、左右分割型自作キーボードキット「Helix」という商品の購入者募集が行われ、「Helix GB(Group Buy)」という言葉が話題になった。この「Helix」は、はんだごてを使う自作キットで、2018年1月下旬より随時発送される予定。Twitter上では「#Helix祭り」のハッシュタグをつけたつぶやきが盛り上がり、中には「作る際には精密ピンセットが必要だからみんな買っておこう!」といった声も。これも同商品が急上昇した要因の1つかもしれない。

 

また購入者からは「磁気を寄せつけないのはありがたい。パソコンの手入れにすごく役立つ」「使いやすくて重宝してます」「プラモ用に使ってるけど今まで使っていたものと比べられないくらい良い」と好評のようす。

 

●9位「【PicoRico】 吸音 防音 ウレタンフォーム 波型 スポンジ ブラック 50cm× 50cm×2.5cm 18枚 セット」

●10位「SHiZAK ピンバイス ハンドドリル 10本セット 0.8-3.0mm 小型 ハンド ドリル ステンレスピンバイス クルミ・プラスチック・真珠等用 穴あけドリル 穴あけツール 手芸 DIY工具 手動ドリル 精密 木工 電源不要 騒音なし (10本セット)」

 

急上昇ワードランキングに入った商品は品切れになってしまうことも少なくない。気になる商品があったら早めにチェックしよう。

「発想が斜め上過ぎて笑った」 ドローンを使った“残業抑制サービス”が話題

ブルーイノベーションと大成、NTT東日本の3社が共同で、ドローンによるオフィス内巡回システム「T-FREND」を開発。12月7日の記者会見で“残業抑制”への活用を発表して「ツッコミどころの多い残業対策だけど面白い!」と話題になった。

出典画像:「大成株式会社」公式サイトより出典画像:「大成株式会社」公式サイトより

 

オフィス内で社員の退社を促すドローンが登場!

「T-FREND」とは室内向けドローンの自律飛行システムで、利用する企業がドローンの巡回時間やルートを設定すると全自動飛行を行ってくれる。ブルーイノベーションの提供する屋内自己位置推定システムにより、GPSによる位置情報の取得を必要としない自動飛行が可能に。夜間であっても問題なくオフィス内を巡回する。

 

さらにNTT東日本の提供する光アクセスサービスと「ギガらくWi-Fi」や「クラウドゲートウェイ クロスコネクト」などを組み合わせることで、インターネット回線を使わないクラウドとの閉域ダイレクト接続を実現。「T-FREND」のドローンはカメラでオフィス内を撮影してくれるのだが、秘匿性の高い映像データを、大容量かつ高速・安全に利用出来るようになった。

 

そんな「T-FREND」はオフィス内警備への運用も想定されているのだが、より注目を集めたのが“残業抑制サービス”への利用方法。記者会見によると、同サービスでは退社時刻になるとドローンが自動的に離陸して、「蛍の光」の音楽を再生しながら社員の退社を促すという。大成の加藤憲博氏は取材陣の前で「働き方改革に向けて、残業抑制のためのツールをお探しのお客様にこのサービスを提供していきたい」とコメント。ちなみにドローン屋内飛行の実用化や“残業抑制”への転用は業界初の試みだ。

 

斬新な残業対策だが、「T-FREND」が様々なメディアで取り上げられるとSNSなどでは「『蛍の光』を流しながら飛ぶドローンがシュールすぎる(笑)」「ドローンの飛行音うるさいし確かに帰りたくはなるかも」「発想が斜め上過ぎて笑った」「SF作品とかでありそう」と面白がる人が続出。また「働き方対策って“社員を追い出す”対策じゃないような…」といったツッコミもされている。

 

ハイテクな残業対策

「T-FREND」以外にも、ハイテクなシステムを使った“働き方対策”は様々。例えばmofmofが提供する「My-ope office(マイオペ オフィス)」という人工知能チャットボットは、社内問い合わせや業務上の疑問に自動で答えてくれる。決まりきった質問などへの回答を人工知能に任せることで、業務の効率化が可能。今年10月には「My-ope office」で残業時間を減らす取り組みを協業実施する企業を募集しており、残業対策としても有用性が期待されているようだ。

 

また社員個人が活用できる残業対策としては、近年“残業証明アプリ”なるものが話題になっている。「ソフィアライト株式会社」の開発した「残業証明アプリ」は、GPS位置情報で勤務時間を自動的に記録。未払いの残業代をもらいたい時は「請求代行ボタン」をタップすると、弁護士がデータを元にして残業代請求を代行してくれる。

 

現在社会問題となっている“残業”だが、数々の新しい技術が突破口を開いてくれるかも?