家電ライター「価格は問題にならない」3万7000円のバルミューダ「子ども用デスクライト」が高くない品質以外のワケ

バルミューダといえば、デザインに優れた扇風機などの空調家電や、トースターや電気ポットといったオシャレなキッチン家電で有名。ところが、9月6日、バルミューダが発表したのはなんとデスクライト。その名は「BALMUDA The Light(以下、The Light)」で、「子どもが使いやすいこと」を念頭に開発されたといいます。そして、価格はなんと3万7000円(税別)とかなり高価。当初はいったい誰が買うのか……と思うのですが、製品を見てから考えてみると、個人的には「価格は問題にならない」という結論になりました。以下でその理由をお伝えしていきましょう。

↑バルミューダの新製品「BALMUDA The Light」

 

頭上にセットすると手元が影になり、手元を照らすとまぶしいという課題

バルミューダによると、小さな子どもは大人より小さく視界の範囲も狭いため、集中するとノートなどに「被さる」ように絵や文字を書くことが多いのだそう。このため、デスクライトを頭上にセットすると、子どもの頭が光を遮って手元が影になります。かといって、手元を照らすためにライトの位置を離し、手元方向に光源を向けると、今度はライトの光が直接目に当たってまぶしい…という問題が。そのため、理想的なのは、シェードを下に向けても斜め前方にある手元に光を送れるライトだそう。

↑頭上にセットすると手元が影になります

 

↑手元に光源を向けると光が目に入ってしまう問題が

 

手術灯の技術を応用した「ForwardBeam Technology」で課題をクリア

一方、手を使う細かな作業で失敗できないものといえば、人の命を左右する「手術」でしょう。なんと、The Lightはこの手術時に利用する「手術灯」の国内シェアNo.1の山田医療照明と共同開発しています。手術灯の大きな特徴は手や器具などの「影」ができにくいこと。この手元の影を作らないために、手術灯は光を一度鏡などに反射させて光の経路をコントロールしています。

↑会場に展示されていた手術灯

 

↑手術灯が照らすパプリカの茎に中指をのせてみましたが、パプリカにはまったく影が落ちません。まるで魔法のよう

 

今回発表されたThe Lightも、LEDで作った光を一度シェード裏の鏡で反射させ、本体の斜め前を明るくする「ForwardBeam Technology(フォワードビームテクノロジー)」を採用しています。このため、頭をノートに近づけたとしても、本機なら手元は明るく、また「ライトの光がまぶしい」という問題もありません。

↑The Lightのシェード内部。LEDは3つ内蔵されていますが、すべて直接光が机に向かわないように処理されています。写真で見えると通り、複雑な形状をした鏡で反射した光を机の上に届けます(写真はカバーを外した状態)

 

↑発表会現場にあった体験コーナー。ライトは机の端で下を向いているのに、机中央が明るく照らされているのがわかります。これは不思議!

 

太陽光に近い光の波長を持ち、目に優しいLEDを採用

The Lightは、「光の質」も一般的なLED照明とは異なっています。実は、我々の多くが目にしているLED照明は「白色LED」と呼ばれるもの。その点、The Lightは「太陽光LED」と呼ばれるLEDを採用しています。白色LEDと太陽光LEDの違いは、ズバリ「光の波長」。一般的な白色LEDは「青色LED」の光を「蛍光体」に通すことで白く見せています。このため、光の波長を調べると「青」の波長がダントツに多いのがわかります。

↑黒い線が一般的な白色LED、破線が太陽の光、そしてオレンジの線がThe Lightの光の波長。The Lightの光は400~500nmの間のブルーライトが少ないのがわかります

 

ちなみに、この青の波長が現在よく知られている「ブルーライト」のことで、目の疲労をはじめ、さまざまな悪影響を指摘されています。一方、太陽光LEDは、もちろん青の波長はあるものの、白色LEDの半分ほど。より自然な太陽光に近い光の波長になっているのが特徴です。

 

「モノ本来の色が見える」のも利点だが、太陽光LEDは価格が高い!

太陽光LEDはブルーライトの影響が少なく「目に優しい」というだけではなく、「本当の色が見える」のも特徴。白色LEDは青の波長が強いため、「赤っぽい色がくすんで見える」という問題があったのですが、太陽光LEDだと赤もハッキリと見えます。このため、太陽光LEDは医療現場のほか、きちんと「色」を再現する必要がある美術館などでも使用されているとのこと。つまり、本機を使えば、子どもにモノの「本当の色」を見せることができるわけです。

↑会場にあった白色LED(写真左)とThe Light(写真右)の明かりの違い。白色LEDはバナナが少し黄緑がかっていたり、ミカンの色が褪せているように見えます

 

ちなみに、目に優しく、物本来の色を再現できる太陽光LEDが普及していない理由は、ズバリ「価格」。太陽光LEDは白色LEDよりもかなり高価なパーツなのです。また、白色LEDと比較すると、複雑な排熱処理を行う必要があり、そのための冷却機(ヒートシンク)も必要なのだそう。

 

ペン立てのライトアップなど、子どもが喜ぶ仕掛けが満載!

The Lightは「子ども向け」ということで「光」以外にもさまざまな工夫があります。ひとつは点灯時や明るさ変更時に電子ピアノのカワイイ音が鳴ること。

↑明るさの度合いは、正面のつまみで6段階から選べます。明るさを変えるたびに軽快な音がなるのも面白いですね

 

ふたつめは、本体スタンド部がペン立てになっていること。「デスクライトを置くと机が狭くなる」との考えで明かり付きハイデスクのような勉強机を購入するユーザーも多いですが、ペン立てと一体型ならば、机の上に物を置くことにも納得できそうです。ちなみに、デスクライトを点灯するとペン立て内部も光るというギミックもあり、子どもに受けそうですね。

↑スタンド部分がペン立てになっているほか、内部をライトアップできるギミックも

 

↑ペン立てのなかは汚れやすいものですが、中にはカバーがセットされており、簡単に洗うことができます。カバー底面は柔らかい素材で、鉛筆を下方向に挿しても折れないよう、工夫が施されています

 

愛着を持ってもらうため、デザインの完成度を90%に抑えた

みっつめはシールなどを貼って自分らしいデコレーションができること。「シールなんて、他のライトでも自由に貼ればよい」と思うかもしれませんが、実はシールを貼ったり、剥がしたりすると塗料が剥げる製品はかなり多いのです。だからThe Lightはシールをつけ剥がししても剥げにくい塗料を使用しているそう。

 

また、本体は植物ポットのようなカワイイデザインで、素人目には完成度が高いように見えますが、同社の代表取締役社長・寺尾 玄氏によると「あえて90%のデザイン」に抑えているのだとか。残り10%のデザインは子どもが自分の手で完成させることで、「このデスクライトは自分のもの!」という愛着を持って欲しいということです。

↑バルミューダの代表取締役社長・寺尾 玄氏

 

1点、注意したいのが、質量が約3.2kgと重いこと。子どもが不用意に倒せないのは利点ですが、移動は親がしないと危ないですね。その点を除けば、手元が影になりにくいこと、色がキレイに再現されること。そして、「手術灯の技術を応用している」というロマンと、ヒートシンクを採用してまで太陽光LEDを採用した根性……。「好きだから作った」という熱い思いを感じます。シールを貼っても剥げない塗料や、ペン立て内部のカバーなど、細かな部分がしっかり考慮されているのも高ポイント。その品質に、自腹で購入するのもアリかな……と思うほどでした。

 

6ポケットの存在、大人の需要も考えると、3万7000円は高くない

さて、冒頭で「価格が問題にならない」と言った理由は、先述の品質の高さがベースにあることと、もうひとつは、小学校入学時の「6ポケット」の存在です。「6(シックス)ポケット」とは、子ども一人に対し、両親2人+その両親(祖父母)4人=合計6人の財源があるという事実を指す言葉。この6ポケットの存在を踏まえ、「小学校の入学祝い」というイベントの重さを考えると、3万7000円という価格は高すぎず、安すぎず、手ごろな価格に思えるから不思議です。

 

さらに、The Lightは一定数の大人の需要もあるはず。筆者でいえば、ベッドやソファ横のサイドテーブルに置いて読書灯として使いたいですし、普通に仕事机に置いて資料読みやラフ描きの作業に使いたいです。また、バルミューダのデザインのファンも一定数いるので、そういった層も購入するはず。上手にデコレーションすればインスタ映えしますしね。そう考えるとこのThe Light、絶妙なラインを狙ってきたな……という印象。「さすがはバルミューダ」と、改めて思わせる製品でした。

↑会場には付属のシールでデコレーションしたThe Lightも展示されていました。付属シール意外にもさまざまなシールでデザインを楽しんで欲しいそう

 

ローストビーフもオートで調理? 「食欲の秋」に使いたい「グリル上手なオーブンレンジ」5選

うだるような暑さで食欲が沸かなかったという人も、涼しい日が増えるにつれて、美味しくご飯が食べられるのではないでしょうか。そこで今回は、「食欲の秋」に備えて、食材を上手に焼き上げるグリル機能つきのオーブンレンジをご紹介。火加減おまかせでローストビーフが作れる「ヘルシーシェフ」や、特殊なグリル皿で時短調理を可能にした「ビストロ」をはじめ、注目の最新モデルをお見逃しなく!

 

[その1]

バラバラの食材でもまとめて一気に調理できる!


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シャープ
ウォーターオーブン ヘルシオ AX-XW500
楽天市場実売価格 12万9800円

2段調理ができる総庫内容量30Lの「ヘルシオ」シリーズ最新モデル。複数の食材を角皿に並べても、調理方法を選ぶだけで最適に調理する、画期的な「まかせて調理」の機能を搭載。肉や魚、野菜でも、少量でもたっぷりの量でも、冷凍・冷蔵・常温でも、まとめて調理してそれぞれの食材を最適な状態に仕上げます。

 

<注目ポイント>
・総庫内容量30Lの2段調理式
・画期的な「まかせて調理」機能を搭載
・無線LAN接続で「COCORO KITCHEN」の音声操作が可能
無線LANに接続することで、シャープ独自のAIoT(※)クラウドサービス「COCORO KITCHEN」が利用できます。例えば、音声によって状況に応じた操作画面を呼び出したり、家族の好みを分析・学習してオススメのメニューを提案したりといったことが可能に。

※AIoT……シャープの造語。IoT(モノがインターネットに接続して、相互に情報をやりとりすること)とAI(人工知能)を組み合わせたもの

 

[その2]

進化したグリル性能で時短調理を実現


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パナソニック
スチームオーブンレンジ ビストロ NE-BS1500
楽天市場実売価格 12万8402円

総庫内容量30Lにもかかわらず、高さ45cmのスペースに置ける設置スペースが業界最小のオーブンレンジです。センサーで食品の分量・温度差・位置などをチェックし、加熱時間をコントロールして効率よく加熱。またマイクロ波をらせん状に放射する「サイクロンウェーブ加熱」によって、食品の中央部分からじっくり温めます。

 

<注目ポイント>
・高さ45cmのスペースに設置できる業界最小のオーブンレンジ
・食品の中央部分から温める「サイクロンウェーブ加熱」
・チタンコートグリル皿によって調理時間を短縮
グリル機能では高反射チタンコートのグリル皿が採用され、上部ヒーターの温度上昇を早めました。さらにグリル皿の裏面素材を新しくすることで、従来品より最高温度が約30℃アップ。調理時間の短縮に成功しただけでなく、旨みが凝縮された美味しい料理に焼き上げます。

 

[その3]

「Wスキャン」機能によっておまかせの調理メニューが充実!


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日立
ヘルシーシェフ MRO-VW1
楽天市場実売価格 6万3942円

日立の「ヘルシーシェフ MRO-VW1」は、最高温度300度に対応した2段式。重量と温度を測定する「Wスキャン」機能を搭載し、おまかせの調理メニューが充実しています。温めでは、温度変化から食品と容器のバランスを推測。「おかず」「ごはん」「酒かん」など、9つのオートメニューによって食品に合わせた最適な温め方を選べます。

 

<注目ポイント>
・重量と温度を測定する「Wスキャン」
・食品に合わせた9つのオートメニュー
・火加減の難しいローストビーフも調理可能
さらに、火加減の難しいローストビーフも、200g~800gまでオートで調理可能。焼網を使えば表面全体を加熱することができるため、裏返さなくても両面を焼けます。また主菜1品、副菜2品を一度にまとめて作れるセットメニュー「おかずセット」も用意。3品を同時進行で作れるため、忙しい朝などの時間にはうれしいですね。

 

[その4]

石窯ドームならではの高火力でスピーディに調理


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東芝
石窯ドーム ER-SD7000
楽天市場実売価格 11万9100円

業界最高350℃の火力を誇る、石窯ドームのオーブンレンジです。食材の旨みや水分を高火力で閉じ込め、スピーディに調理。庫内全面から遠赤外線を放射することで、食材の内側にもしっかり熱を通します。また石窯ドームの丸みを帯びた構造と「角皿スリット」によって、焼きムラを防止。

 

<注目ポイント>
・石窯ドームのオーブンレンジ
・業界最高350度の火力
・470種類の豊富な自動調理メニュー
本体には文字が見やすく簡単に操作できるカラータッチ液晶パネルが採用され、トップ画面の色も好みに応じて選択可能。また470種類という豊富な自動調理メニューが取り揃えられており、レンジまかせで料理のレパートリーが格段に広がります。

 

[その5]

来客時に自慢したくなるスタイリッシュなデザイン


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バルミューダ
BALMUDA The Range K04A
楽天市場実売価格 4万2790円

シンプルでスタイリッシュなデザインの「BALMUDA The Range」。その美しい佇まいは、来客時に思わず自慢したくなるかも。操作音がギターやドラムなど楽器の音で構成されているのも魅力です。本体の操作部は、わかりやすく設計されていて、複雑な機能は一切ナシ。しかし「おまかせ自動あたためモード」「ほっとひといき飲み物モード」など、手間を軽減してくれる設定はしっかり備えられています。

 

<注目ポイント>
・シンプルでスタイリッシュなデザイン
・分かりやすい操作部
・幅広い調理に対応した深さ4cmの深角皿
オーブンモードでは100~250℃の温度設定を10度単位で選べるので、発酵や予熱調理にも対応。また深さ4cmの深角皿を使うことで、鶏の丸焼きなど大きな食材も調理できます。

 

※商品価格は、2018年8月22日時点の楽天市場の最安値を記載しています。

 

提供:楽天市場

【今日の1冊】夏のボーナス! 買いたい家電が多すぎる――『GetNavi 2018年7月号』

先日、2018年1月〜3月期の国内総生産(GDP)が年率0.6%マイナスになったとのニュースが流れてきました。そのニュースでコメンテーターの方が、「中古品売買の割合が高くなったことも影響しているんですかね〜」なんて話をしていましたが、私自身も確かに最近「中古品」を買うこと、そして自分が中古品を売ることに抵抗がなくなってきたなと感じます。

 

しかし、奥さん! そろそろ夏のボーナス時期ですよ!!  欲しかったアレとかコレとか、年に一度のお祭りだと思って新品を買っちゃいませんか? ボーナスの使い道は貯蓄するという方も多いかもしれませんが、今の最新家電に変えるだけで、生活スタイルもガラリとチェンジさせてくれるんですっ。今回は『GetNavi 2018年7月号』(GetNavi 編集部・編/学研プラス・刊)より、夏のボーナスでゲットしたい最新家電をご紹介します。

 

 

ボーナス前に買ってしまった「BALMUDA The Toaster‎

これまでオーブンレンジでパンを焼いていたのですが、焼き目もつかないし、なんと1枚のトーストを作るのに13分もかかっていました。日に日に帰宅時間が遅くなる旦那…、朝はいつもギリギリで朝食も食べたり食べなかったり。毎日の始まりの朝がシャキ! っとならず、夜も遅く疲れも取れていないようだから心配だなー、と思っていたある日「バルミューダのトースター買ったw」と旦那からメールが!

 

これからボーナス入るのに!?  いきなり家電買っちゃう!?  と、驚いたのですが、それが大正解でした。パンも3分で焼き上がり、焼き目もバッチリで、なにより美味しい。時間短縮になっただけでなく、「朝は美味しいパンを食べたい」という思いからか、帰ってくる時間も少しずつ早くなり、朝起きるのも余裕を持てるようになりました。

 

私も朝食をほとんど食べていなかったのですが、毎朝美味しそうな香りが漂うので食べるようになり、バルミューダが私たちの生活スタイルを変えたんです!!(笑)こうなってくると、他にもいろんな家電が欲しくなってきちゃうんですよね。

 

 

ビギナーは「ルンバ641」から始めよう

毎日のお掃除、面倒ですよね。人がいれば汚れるし、人がいなくてもホコリはたまる。我が家の掃除は、気になる汚れは気がついた時に乾拭きしつつ、週末に2人で1時間くらいかけてしっかり掃除をしております。そんなに広い家じゃないのに、ゆっくりしたい週末に掃除で時間を取られるのもなぁなんて思っていると、3万円台でルンバが買えるというではないですか! 今回は家電ライターの田中真紀子さんが「ルンバ641」を試した感想が掲載されていたので、こちらでご紹介させていただきます!

 

「3万円台というお手頃な価格なのに、さすがはルンバ!! ︎ 基本スペックが高く、価格以上の賢さ・清掃力を兼ね備えています。ロボット掃除機ビギナーさんなら、十分満足できる1台です」

(『GetNavi 2018年7月号』より引用)

 

17畳のリビング・ダイニングでお試ししたそうなのですが、ボタンをピッと押すだけで部屋の中を縦横無尽に走り、約40分で終わったそうです。ゴミは自分で掃除していた時よりもたまっていて、自分でやるよりもキレイになったんだとか。

 

さらに驚きなのは、充電がなくなったらルンバさんは自分で充電しに戻るんですって! 実売価格は3万9880円とのことなので、ボーナスさえあれば手が届く価格ですよね。うーん、欲しい(笑)。

 

 

やっぱり「ダイソン」も欲しいなぁ

ロボット掃除機もいいですが、コードレススティッククリーナーも気になりますよね。今までコードがついていて当たり前の掃除機でしたが、コードレスを家電量販店でお試ししてみたらとにかく使いやすい! 「スイスイスイ〜」という響きがぴったりだなと感じました。最近CMでも話題になっている「Dyson Cyclone V10 Fluffy」は、毎分最大12万5000回転をする新型モーターが搭載されており、重さは2.58キロ。ダイソンの魅力を家電コーディネーターである戸井田園子さんにチェックしたとのことなので、コメントを見てみましょう!

 

「高い集じん力で、ロール型ヘッドがフローリングで活躍。本体がやや長く、背が低い女性は若干扱いにくいかも。ゴミ捨てはパイプを外す必要がありますが、従来機よりラク」

(『GetNavi 2018年7月号』より引用)

 

なるほど。ちなみに実売価格 7万5380円とちょっとお高めなダイソン価格! ただ面倒な掃除も、軽い力でゴミを吸い込み、あっという間にキレイになるお部屋を見れば気分も上がって生活スタイルも変わっちゃうかもですね!

 

ロボット掃除機にするか、コードレススティッククリーナーにするか、要検討ですね!

 

 

省エネは当たり前! 体感温度を予測する「霧ヶ峰 FZシリーズ」

賃貸で暮らしていると、「エアコンを買う」というのはなかなかない機会なので、最新のエアコンについて全く知らなかったのですが、最近のエアコンはデザインもスタイリッシュでオシャレですし、専用アプリをダウンロードすると自宅外からスイッチをオンにすることもできたり、冷房・暖房だけでなく空気清浄の機能がついているなどすごすぎてついていけないレベルまで進化していました。特に「ムーブアイ」で有名な霧ヶ峰は最新AIを搭載したものすごいエアコンに進化していたんです!

 

センサーが住宅機能、外気温や日射熱など熱源の影響を感知。室温が変わる前に各人の体感温度を先読みし、冷暖房を行う

(『GetNavi 2018年7月号』より引用)

 

どれだけ賢いの!?

 

さらに、運転が停止していても室温が28度以上になると冷房を開始してくれる機能まであるんです! 「暑すぎて寝れない」「冷房で冷えてコリが…」とか悩むことがなくなるってことですもんね。ちなみに実売価格は32万1840円。さすがにお高い買い物ですし、賃貸の方はなかなか替えられないと思いますが、ボーナスをどーんとエアコンに使える日を楽しみに頑張って働こうと思います(笑)。

 

『GetNavi 2018年7月号』には、夏のボーナスもらえないから引き続き節約生活だよーという人にも優しい「Amazon 楽天市場 ベストバイ」特集も紹介されています。家電だけでなく、食料品やインテリアなどお得に買える売れ筋アイテムがたっぷり紹介されているので、自分へのご褒美として『GetNavi 2018年7月号』を楽しんでみてはいかがでしょうか?

 

 

【書籍紹介】

GetNavi 2018年7月号

著者:GetNavi編集部(編)
発行:学研プラス

読者の「賢い買い物」をサポートする新製品情報誌。話題のスマートフォンから薄型テレビ、パソコン、デジタルカメラまでベストバイを断言!

kindlleストアで詳しく見る
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Bookbeyondで詳しく見る

空気清浄機は「空清特化&フィルター交換型」がおすすめ!「蔦屋家電コンシェルジュ」が教える空気清浄機の選び方

空気清浄機は多々あれど、清浄性能にこだわるなら空気清浄機能に特化したタイプを選ぶ手もあり。 今回は、「ライフスタイル提案型」家電店として知られる二子玉川 蔦屋家電の敏腕コンシェルジュ・久保雄一さんに、単機能空気清浄機の選び方とオススメモデルを教わりました!

 

「二子玉川 蔦屋家電」とは?

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家電だけでなくインテリアや本なども販売する「ライフスタイル提案型」家電店。専門知識と経験が豊富な「コンシェルジュ」による、顧客に寄り添ったアドバイスに定評があります。

二子玉川 蔦屋家電の詳細はコチラ

 

教えてくれたのはこの人!

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二子玉川 蔦屋家電 住コンシェルジュ

久保雄一さん

家電メーカーの研究所勤務を経て、2013年、二子玉川 蔦屋家電を展開するCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)に入社。顧客への商品購入提案のほか、商品選びなどにも携わっています。

 

「コストがかかっても上質な空気のためにフィルター交換型を選ぶお客様も多いです」(久保さん)

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空気清浄機は大きく分けて、空気清浄機能特化タイプと加湿機能付きタイプの2種類。加湿機能付きは1台2役で使える利点があり、国内モデルはこちらが主流だが、近年は特化型を選ぶ人も多いです。

 

二子玉川 蔦屋家電の住コンシェルジュ・久保雄一さんによれば、特化型のメリットはなにより「お手入れを軽減できること」だそう。

 

「加湿機能付きを使う場合、定期的なお手入れは必須。特に加湿運転をしなくなる春先に内部の水を抜いていないと、ウイルスや雑菌の温床になります。一方、特化型でフィルターを半年や1年ごとに交換するタイプは、フィルター購入費用はかかりますが、日々のお手入れはほぼ必要なくなります」

 

そんな久保さんがすすめる製品は以下の4機種。ブルーエアは独自の多層フィルターと汚れをマイナス帯電させる技術で、高い空気浄化性能を長期間維持できます。一方、ラビットエアーやバルミューダ、カドーはフィルターで捕集した汚れを分解し、フィルター性能が回復するのが特徴。

 

「もちろん、加湿機能付きがよくないわけではありません。部屋に空気清浄機と加湿器を置くスペースがない方には、加湿機能付きをオススメする場合もあります」(久保さん)

 

これから花粉の季節到来。久保さんに「花粉対策」視点での空気清浄機の選び方も聞いてみました。

 

「花粉は普段、浮遊しているものと思いがちですが、実は夜になると床に落ちます。そこで有利なのは、大風量に加え、下から吸って上から出す方式のもの。今回紹介したなかではバルミューダとカドーが該当します。ブルーエア480iも位置はサイドながら上方から下方まで全面吸引し、花粉除去力は申し分なしです」(久保さん)

 

その1

粒子イオン化技術と大風量で 微細な汚れまでも強力除去

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Blueair(ブルーエア)

Blueair Classic 480i

9万7200円

吸引した汚れをマイナス帯電し、プラス帯電したフィルターで捕集する技術で0.1μm以上の微粒子を99.97%除去します。目の粗さの異なる3枚のフィルター素材を重ねて折り畳んだ独自開発のフィルターを採用。フィルターは大小の汚れの捕集力が高く、しかも目詰まりを起こしにくいです。6か月ごとのフィルター交換で水洗いなどの手間なく完全に初期性能を取り戻せるのも魅力。専用アプリとWi-Fiで連携し、屋内や屋外の空気環境をモニタリングできます。

SPEC●適用床面積:〜33畳●最大風量:9.9㎡/分●運転音:32-52dB(A) フィルター交換目安:約6か月●消費電力:最大60W●CADR:タバコ煙280/ホコリ300/花粉300●センサー:PM2.5/VOC/温度/湿度●サイズ/質量:W500×H590×D275㎜/約14㎏

 

【フィルターをチェック!】

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目の大きさの異なる3枚のフィルターを重ねて圧着し、折りたたんで吸着面を最大化。1枚構成のものよりゴミ除去性能が高く、目詰まりもしにくいです。

 

【久保さんのレコメンド】

半年ごとのフィルター交換で高い集じん性能を常にキープ

「大風量と高度なフィルター技術で抜群の集じん能力。空気清浄力の目安となるCADR値は文句なしの高さで、タバコ煙、ホコリ、花粉ともしっかりと除去してくれます。半年に一度のフィルター交換でお手入れの肉体的負担を減らせるほか、内部構造もシンプルで、本体内にたまったホコリが掃除しやすいのも特徴。木造の茶の間や座敷で使う場合、障子や襖が多く気密性が高くないので、より適用畳数が大きいBlueair Classic 680iもオススメですね」(久保さん)

 

その2

多彩な空気浄化性能と インテリア性が魅力十分!

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Rabbit Air(ラビットエアー)

MinusA2 空気清浄機

6万4584円 北斎やゴッホなどの絵を用いたパネルに着せ替え可能なハイデザイン機。ブラシレスモーター採用で、パワフル空気清浄と静音性を両立します。フィルター除去したアレル物質をバイオの力で分解し、フィルター性能が長持ち。

SPEC●適用床面積:〜45畳●最大風量 6.2㎡/分●運転音:25.6-51.3dB(A)●フィルター交換目安:約1〜2年●消費電力:最大61W●CADR:タバコ煙193/ホコリ200/花粉208●センサー:粒子/ニオイ/光●サイズ/質量:W544×H508×D178㎜/8.8㎏

 

【フィルターをチェック!】

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写真左から「ミディアム」、「BioGS HEPA」、「カスタマイズ」「スーパー活性炭」と多数のフィルターを搭載。ほかにプレフィルターも装備しています。

 

【久保さんのレコメンド】

自分のニーズに合わせて フィルターを選べるのが◎

「『カスタマイズフィルター』は、細菌防御用、毒素吸収用、ペットアレルギー用、消臭用から選べます。自分のライフスタイルに合わせた性能にチューニングできるのがポイントです」 (久保さん)

 

その3

Wファンや酵素フィルターなど 先進機能をいち早く導入!

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BALMUDA(バルミューダ)

AirEngine

4万9896円

SPEC●適用床面積:〜36畳●最大風量:10.5㎡/分●運転音:15-60dB(A)●フィルター交換目安:約1年●消費電力:最大72W●PM2.5除去性能:23分で99%以上除去●センサー:ニオイ/ホコリ/照度●サイズ/質量:W250×H700×D250㎜/約8.0㎏

 

【フィルターをチェック!】

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360°酵素フィルターの酵素が捕集した細菌を分解しウイルスを不活化。触媒脱臭ユニットでニオイやシックハウス症候群の原因物質も除去します。

 

【久保さんのレコメンド】

Wファンの大風量と 高いフィルターが魅力

「2個のファンを使った大風量、汚れを分解して吸着力を維持するフィルター性能の高さは魅力。タワー型のシンプルなフォルムは、デザインを重視する人に特にオススメです」(久保さん)

 

その4

 気品あふれる円筒ボディに 高性能フィルターを搭載!

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cado(カドー)

AP-C200-PS

5万9400円

継ぎ目のない円柱形のステンレスボディが美しい限定プレミアムモデル(※)。360°吸引と真上への強力送風で続き部屋の空気清浄が可能だ。フィルター上の光触媒が菌や汚れを分解し、フィルター吸着力を自己再生。

SPEC●適用床面積:〜22畳●最大風量:4.3㎡/分●運転音:29-59dB(A)●フィルター交換目安:約1年●消費電力:最大33W●CADR:タバコ煙140/ホコリ153/花粉160●センサー:ニオイ/ホコリ/照度●サイズ/質量:φ242×H652㎜/6.3㎏  ※ステンレスモデルは販路限定モデル。 白・黒(各5万2920円)もラインナップしています

 

【フィルターをチェック!】

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青色LEDを活性炭フィルターに照射。フィルター上の光触媒皮膜が吸着した有害物質や花粉などを二酸化炭素と水に分解し、集じん力が再生します。

 

【久保さんのレコメンド】

送風技術・フィルター性能・ デザインのすべてが上質

「タワー型で全方位から吸って真上に吹き上げる空気の流れは理想的。フィルターも高性能で、PM0.09まで除去できます。1枚のステンレス板から成形した円筒型デザインも美しいです」(久保さん)

●価格は2018年1月15日現在の店頭価格(税込)です

 

自己満足から“ユーザーがうれしい”モノ作りへ。バルミューダ流「モノ・こと・時間」の作り方

自然界の風を再現する扇風機「The GreenFan」や、最高の香りと食感を実現するトースター「BALMUDA The Toaster」など、斬新なアイデアでヒット商品を生み出しているバルミューダ。創業者である寺尾 玄氏はなんと、元ミュージシャンという異色のキャリアの持ち主だ。

 

ロックスターの夢を諦めた、家電にはまったくの素人が事業を起こし、度重なる倒産の危機を乗り越え、導き出した経営哲学。現在バルミューダが掲げる「ものより体験」というポリシーは、どのように形成していったのでだろうか? 製品の開発エピソードを振り返りながら、ヒットの裏に隠された「寺尾 玄の理念」に迫る。そこから見えてきたのは、この時代を生き抜くためのヒントだった。

 

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値段が高いから売れないんじゃない。人々に必要とされるものを作らないから売れないんだ

——バルミューダは、パソコンの周辺機器から扇風機、トースターやレンジと、これまでいろいろな商品を発売してきました。それに合わせて、ものづくりのポリシーも変わってきたんでしょうか?

寺尾 玄社長(以下、寺尾):はい、変わってきました。創業時と同じポリシーでやっていたら、現在のバルミューダはなかったと思っています。振り返ってみると、大きく3つの段階がありました。ひとつ目は創業時。自分が欲しいと思う、カッコイイものを作ることしか考えていなかった時代です。そんな考えで商品を作っても、人々に受け入れてもらえるはずがないですよね。でも当時の私は、売れない理由を価格のせいにしたり、お客さんのせいにしていました。リーマンショックの影響が残っていた2009年、私を含めて3人の会社で、年商が4500万円、決算が1400万円の赤字で借金が3000万円。そして、注文は1か月間で1件もこない……。これで終わったと思いました。結局、会社が倒産寸前になるまで、ビジネスで最も重要なことに気が付けなかったんですね。

2003年発売の「X-Base」(実売価格3万7584円〜)。アルミから削り出して作られた、ノートPCの冷却台。温度差によって生じる空気の対流を利用し、平均してマイナス7℃という高い冷却性能を確保した↑2003年発売の「X-Base」(実売価格3万7584円〜)。アルミから削り出して作られた、ノートPCの冷却台。温度差によって生じる空気の対流を利用し、平均してマイナス7℃という高い冷却性能を確保した

 

2008年発売のLEDデスクライト「Airline」(実売価格8万6400円)。スプリングとウエイトを内蔵したハイブリッドバランス機構によって、ユーザーによってちょうどいい位置へ、静かに軽く動きぴたりと止まる。アルミ中空構造によるソリッドなデザイン。鏡面仕上げされたホワイトとブラックの2色↑2008年発売のLEDデスクライト「Airline」(実売価格8万6400円)。スプリングとウエイトを内蔵したハイブリッドバランス機構によって、ユーザーによってちょうどいい位置へ、静かに軽く動きぴたりと止まる。アルミ中空構造によるソリッドなデザイン。鏡面仕上げされたホワイトとブラックの2色

 

——それは、どういう気付きだったんでしょうか?

寺尾:会社から自宅への帰り道にファミリーレストランの前を通るんですが、世の中は未曾有の金融危機で自分の会社は潰れそうになっているのに、店内ではお客さんが楽しそうに食事をしているんです。その姿を見たときに、はっきりとわかったんです。商品が高いから売れないんじゃない、人々に必要とされるものを作ってこなかったから売れないんだ、と。もう少し早く気が付けばよかったんですが、タイムマシーンは持っていませんからね。まだ会社が存続しているうちに、人の役に立つものを作って、結果ダメでも前に倒れようと思いました。そんな想いで無心になって開発に取り掛かったのが、「GreenFan」(現在「The GreenFan」)という扇風機でした。

2010年に登場し、バルミューダのブレイクスルーとなった商品が、扇風機「GreenFan」。羽根の構造をイチから見直し、“扇風機の風に直接当たると不快”というイメージを根底から覆した。DCモーターにより消費電力を極限まで抑えられ、2011年の東日本大震災を契機に高まった節電需要にも応え、さらに注目を浴びることとなった。最新モデルは「The GreenFan」(実売価格3万8860円)↑2010年に登場し、バルミューダのブレイクスルーとなった商品が、扇風機「GreenFan」。羽根の構造をイチから見直し、“扇風機の風に直接当たると不快”というイメージを根底から覆した。DCモーターにより消費電力を極限まで抑えられ、2011年の東日本大震災を契機に高まった節電需要にも応え、さらに注目を浴びることとなった。最新モデルは「The GreenFan」(実売価格3万8860円)

 

最大の特徴は、二重構造の羽根。羽根を内周と外周で分割することで、速度の速い風と遅い風を同時に作り出し、元々の風がもつ渦を打ち消すことに成功。これによって“自然界の風”を再現した↑最大の特徴は、二重構造の羽根。羽根を内周と外周で分割することで、速度の速い風と遅い風を同時に作り出し、元々の風がもつ渦を打ち消すことに成功。これによって“自然界の風”を再現した

 

本当はものが欲しいのではなく、使ったときの経験や体験が欲しいんじゃないか

——2010年に発売された「GreenFan」は、普通の扇風機の10倍もする高価格で驚きました。ところが、自然の風を再現する新しい扇風機として、大ヒットしましたね。

寺尾:人に必要とされるものが作れたんだなと思いました。その後、サーキュレーターや空気清浄機などの空調家電でラインナップを広げていくんですが、実はもう一度危機に陥るんです。

——なぜですか?

寺尾:今度は、多すぎる在庫です(苦笑)。「GreenFan」が評価されたので、作れば売れると思ってしまいました。でも扇風機が売れるのは、夏の3か月間だけなんです。例えば、ひと夏で5万台くらいの販売計画を立てるとします。売れ行きを読み間違えると、1万台くらい在庫になってしまう。これらが売れるのは次の年です。つまり、数億円分が倉庫で1年も眠ることになるんです。夏の商品も冬の商品も、季節家電はすべて同じ。在庫を持つことは、恐ろしいほどの事業インパクトになるんです。実際に倉庫まで足を運んで、自分の目で在庫の山を見たとき、“ものを売ろう”と思っていた根性が間違っていたと気付きました。

 

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——“ものを売る”ことが間違っていた、と? では何を売るんですか?

寺尾:例えば30万円の時計を買ったとします。980円で売ってるキャラクター時計でも機能は同じなのに、なぜ人は高価な時計が欲しくなるのか? それは所有する歓びであったり、他人から見られる自分の品質にお金を出しているわけですよね。人はたくさんものを買いますが、本当はものが欲しいのではなく、使ったときの経験や体験が欲しいんじゃないかと、自分なりの仮説を立てたんです。

「ものより体験」。この仮説をもとに開発した商品が、「BALMUDA The Toaster」でした。このトースターは、デザインも音も焼き具合の制御もすべて、パンを口に入れる瞬間のために作ったんです。つまり、体験のためだけ。お客さんが「BALMUDA The Toaster」を使って食べるトーストの素晴らしさを作っているんだという想いで商品を作ったら、すごく上手くいきました。現在も「ものより体験」というポリシーで商品企画をしていますし、今のところそれが上手くいってるんだと思います。

バルミューダが初のキッチン家電として発売し2度目のブレイクスルーをもたらした「BALMUDA The Toaster」(実売価格2万4732円)。最初に注入する5ccの水が焼き始めにパンを蒸気で包み込み、焼き上がりまで細かく温度制御を行うことで、中はふわふわ外はカリッとおいしさが閉じ込められたトーストを焼ける。同製品の大ヒットは、大手家電メーカーが次々と高級トースターを発売するムーヴメントを作り出した↑バルミューダが初のキッチン家電として発売し2度目のブレイクスルーをもたらした「BALMUDA The Toaster」(実売価格2万4732円)。最初に注入する5ccの水が焼き始めにパンを蒸気で包み込み、焼き上がりまで細かく温度制御を行うことで、中はふわふわ外はカリッとおいしさが閉じ込められたトーストを焼ける。同製品の大ヒットは、大手家電メーカーが次々と高級トースターを発売するムーヴメントを作り出した

 

——その「BALMUDA The Toaster」は2015年に発売されましたが、今までにどれくらい売れているんですか?

寺尾:発売から2年半経っていますが、売れ行きは30万台を超え、2017年11月には過去最高のセールスを更新しました。今月(2017年12月取材時)はそれをさらに上回る勢いです。仮説が当たっていたという感覚を、強く抱かせる結果だと思います。でも私は、少し違和感も感じているんですよ。

——右肩上がりで順調に売れている商品なのに、ですか?

寺尾:個人的にはここまで売れると思っていなかったので、現状とのギャップを感じているんです。でもこの“違和感”こそが重要なポイントです。少しでも違和感を感じたとき、自分の予想と違ったときは、徹底的にその理由を考えるようにしています。それは、不調のときも好調のときも同じ。だから予想を上回る販売なら、なぜだ? と徹底的に考え、それを次に生かしていきます。思ってもないことが起こるのが人生ですし、そのときが考えどき。私は少なくともひとつの仮説を立てて、次に行動するときはその仮説を信じて行動します。これを繰り返してきたので、以前と比べると失敗することが減りましたね。以前と比べると、ですけど(笑)

——失敗を回避するための心掛けですね。

寺尾:そうです。でも、失敗を避けるために挑戦をしないという考え方は間違っています。挑戦して失敗するのは、とても大事なことですから。私も失敗は大嫌いだし、したくないことナンバー1です。でも失敗という経験がないと、よりよい自分になれないんですね。失敗は最良の学びの場ですから。

 

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五感で感じられるものを“うれしさ”まで昇華しないと、お客さんの心には残らないと思うんです

——バルミューダの最新作として、2017年末に「BALMUDA The Range」が発売されました。この商品も、「ものより体験」をコンセプトに開発されたわけですよね?

寺尾:「BALMUDA The Toaster」で「ものより体験」というコンセプトを打ち出してから、おいしさに関係する商品を発売してきました。でも、おいしさイコール素晴らしい体験ではないんです。

——違うんですか?

寺尾:はい。「おいしい」が、本当うれしさに直結して選ばれるものなのでしょうか。例えば、仕事の会食で行った星付きレストランと、子供と山登りした帰りに腹ペコで立ち寄ったチェーン店の牛丼屋。味の上質さでは星付きレストランのほうが上でしょう。でも、どっちを体験したいかと聞かれたら、私は後者を選びます。つまり、ものを食べるときは、おいしさよりも大事なものがあると思うんです。それが“うれしさ”。おいしい、美しい、気持ちいいといった五感で感じられるものを、うれしさまで昇華しないと、お客さんの心には残らないと思うんです。

「BALMUDA The Range」の話に戻りますが、電子レンジって便利の象徴ですよね。火を使わず、お湯も沸かさずに、あんなに短時間で簡単に温かい食べ物が出来上がってくる。そんな魔法のような製品は、マイクロウェーブの発明以前は存在しませんでした。もう、そもそも電子レンジというもの自体が素晴らしいですよね。でも、電子レンジが当たり前の家電になって、そのことを忘れてしまっている。箱の中で何かが起きている、そのワクワク。それをどう表現するかが、「BALMUDA The Range」の企画の始まりでした。

2017年12月に新発売された電子レンジ「BALMUDA The Range」(実売価格4万6980円(ホワイト、ブラック)/5万8860円(ステンレス))。バルミューダが送り出す4作目のキッチン家電。搭載されているのはレンジの「温め」「解凍」、オーブン機能とシンプルで、ユーザーを惑わせない。出来上がりには“チン”の代わりにギターの音がモードごとに音階を変えて流れてくる遊び心も↑2017年12月に新発売された電子レンジ「BALMUDA The Range」(実売価格4万6980円(ホワイト、ブラック)/5万8860円(ステンレス))。バルミューダが送り出す4作目のキッチン家電。搭載されているのはレンジの「温め」「解凍」、オーブン機能とシンプルで、ユーザーを惑わせない。出来上がりには“チン”の代わりにギターの音がモードごとに音階を変えて流れてくる遊び心も

https://www.balmuda.com/jp/range/

 

寺尾:ここでもっとも重要視したのが、“簡単さ”です。レンジはキッチンの行動を簡単にするために生まれたのに、操作が複雑すぎると感じていました。これをあるべき姿にしようとしたのが企画の始まりです。それに加えて“ちょっとうれしい”という感覚を、機械で表現できないかと試行錯誤して作り上げた商品なんです。この商品がお客様のご家庭に入って、ちょっとうれしいなって思わせることができるかは、まだわかりません。これからです。ベストは尽くしました。

——バルミューダはものをつくりながら、その先に人を見ているわけですね?

寺尾:そうです。結局、全人類が欲しがるものは、素晴らしい人生なんだと思います。人生は体験の積み上げなので、そのひとつひとつの体験を少しでも素晴らしいものにすることが、メーカーができる最大の社会貢献だと思うんです。私が「ものよりこと」ではなく「ものより体験」と言っている理由は、“時間”という概念にあります。デザイン家電には美しさという“こと”が含まれていますが、その喜びは一瞬で、使ったときにどれだけうれしいか、驚くか。それには、時間が必要なんです。その時間軸の考え方が、私が「ものより体験」と言っている理由なんです。

 

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人生は短い。だからやりたいことをやれるのが幸せなんだと思います

——では、寺尾さんが想う、素晴らしい人生とは?

寺尾:人それぞれだと思いますけど、自分にとっては持てるエネルギーをすべて使って完全燃焼することですね。やりきるということが、私にとっての素晴らしい人生。とにかく燃え尽きたい。

——ミュージシャンとして活動していた頃は、燃え尽きることができなかったのでしょうか?

寺尾:燃え尽きるために必要なのは、やっぱり夢なんですね。やりたいことしか夢中になれないですし、夢中にならないと燃え尽きることはできないですよね。私は最後のバンドが解散したときに、もう自分にできることが残っていないと思ってしまった。つまり、その時点でやりきっていたんですね。夢が終わったと実感したんです。

——もう音楽への未練はないですか?

寺尾:自分がロックスターになろうとは、もうまったく思いません。今は、この会社こそがバンドであり、ひとつひとつの商品が歌なので。つまり、バルミューダがロックスターになればいいんです。世界中の人が、この会社が提供する商品に驚き、喜んでくださるというのが、私が目指しているバルミューダ像です。それは家電メーカーというよりも、ロックスターのイメージですね。

——創業当時はおもしろい商品を作っていたのに、企業規模が大きくなると身軽ではなくなり、迷走してしまう企業も少なくありません。バルミューダは現在社員90名の会社で、今後もますます成長していくことと思います。常におもしろい商品を開発していける企業であるためには、何が大切だと思いますか?

寺尾:今おっしゃった“迷走してしまった企業”とは、大きくなったからという理由だけではないと思います。創業者がいなくなったということも大きな要因じゃないでしょうか。例えば創業者は、会社がまだなかった時期を知っています。2代目や3代目、はたまた6代目の社長は、先代からバトンを引き継いだ時期から社長業が始まる。このバトンだけは死守しなければ、と思うのではないでしょうか。

それに創業者は、わざわざ創業しているので、何か理由があるわけですよね。他の人を喜ばせようという想いから起業に繋がっていくんだと思います。人の役に立ちたいと思って仕事をしている人と、会社を守っていくために仕事をしている人では、目的が違います。人間は人間のことが好き、それが社会基盤です。だから、人の役に立とうという魂が欠如したら、その会社は活躍することができなくなるかもしれません。

——バルミューダにはどんな未来が待っていると思いますか?

寺尾:100年後にはなくなっているかもしれません。繰り返しになりますが、会社は人の役に立つためにあり、続けるためにあるものではないと思います。すべてのものは有限です。永遠のものなんてないんだから、その事実をはっきりと認めたほうがいいと思います。どうやって終わるかわかりませんけれど、この会社はいつか必ず終わります。我が命もまたそう。それがわかっているから、存分に働けるうちに働き、世の中と驚かせる商品を開発していきます。

——最後に、今日もどこかで働いている読者にメッセージをお願いします。

寺尾:自分はやりたいことをやっているか?と自問自答することが大切だと思います。人生は短いです。もたもたしているうちに、引き返せない場所まで行ってしまうかもしれない。だから、やりたいことをやれるのが幸せなんだと思います。やりたいことじゃないと、夢中になって頑張ることはできませんから。

 

【プロフィール】

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バルミューダ 代表取締役 / 寺尾 玄
1973年生まれ。高校中退後、ヨーロッパを放浪。ブルース・スプリングスティーンに憧れ、帰国後に音楽活動を開始する。2001年のバンド解散後、ものづくりの道へ。下町の工場へ飛び込み、設計や製造に関するノウハウを頭と体に叩き込む。2003年、有限会社バルミューダデザイン設立。2011年4月に社名をバルミューダ株式会社へと変更する。近著「行こう、どこにもなかった方法で」(新潮社)

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『行こう、どこにもなかった方法で』
1728円/新潮社

 

取材・文=馬渕信彦、@Living編集部 撮影=真名子

 

何気ない日常を、大切な毎日に変えるウェブメディア「@Living(アットリビング)」

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家電のプロは「最新の空気清浄機」をどう見たか? 主要5モデルの実力チェック!

今シーズン登場した大手空気清浄機メーカーの最新モデルは、各社の最新技術を投入した意欲作揃いです。そんな最新モデルのなかから5機種を厳選。“家電のプロ”戸井田園子さんが、それぞれの実力をじっくり検証しました。

 

チェック人

家電コーディネーター 戸井田園子さん

戸井田

消費者目線に立った製品評価でおなじみ。空気清浄機の主要機種は欠かさず自宅でチェックしています。

 

空気清浄機利用者の悩みは花粉と面倒なフィルター掃除

空気清浄機の最近のトレンドは「花粉・ニオイ除去」「メンテナンスの軽減」。花粉除去に関しては、室内で気になる空気の汚れに「花粉」を上げる声が多く、それに対する機能を各社強化しています。メンテナンスに関してはフィルター掃除の自動化の流れができつつあります。

 

今回試した5機種のなかで、パナソニックと日立は花粉除去に効果的な気流制御技術を採用しています。ニオイ除去ではダイキンがツインストリーマにより有害化学物質を分解し、脱臭力が従来の2倍に向上。ダイソンは花粉からニオイ、有害ガスまで捕集できる高機能フィルターを採用しています。フィルターの手入れの手軽さでは、自動掃除機能採用の日立とシャープに注目。さらに「IoT化」もトレンドのひとつに。シャープはAIoTクラウド連携の自動運転機能を強化し、新たな可能性を示しています。

 

その1

花粉撃退気流など様々な気流で室内の空気を清浄!

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パナソニック

加湿空気清浄機 F-VXP90

実売価格8万3850円

ハウスダストのなかでも重い花粉を効率的に吸引する気流など多彩な気流を搭載。花粉除去性能は従来の約2倍に向上しました。OHラジカル量がナノイーの10倍の「ナノイーX」で脱臭力もアップ。●サイズ/質量:W398×H640×D268㎜/11.8㎏ ●空気清浄適用床面積〜40畳 ●空気清浄時間8畳/約7分 ●最大加湿量870㎖/h ●フィルター交換目安約10年

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2本の気流で床上の花粉を本体下部に導き吸引。送風と吸気が干渉せず、花粉が舞い上がりにくいです。

 

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フィルターは簡単に着脱。集じんフィルターは掃除機でホコリ除去。脱臭フィルターは手入れ不要です。

 

戸井田’s CHECK 

状況を先読みする独自のプログラムで快適!

「多彩な運転モードで集じん性抜群。状況を先読みするなど、独自のプログラムで自動運転し、人が操作しなくても快適性を高めてくれます」

 

その2

AIで空気環境や使い方を学び最適な自動運転を選択

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シャープ

プラズマクラスター加湿空気清浄機 KI-HX75

実売価格8万1460円

AIが空気環境や使い方を学習する機種。クラウド上のAIと連携し、花粉の時期には自動で花粉除去運転に切り替わります。空気清浄の効果が実感できるモードやフィルター自動掃除機能を装備。●サイズ/質量:W405×H666×D316㎜/約12㎏ ●空気清浄適用床面積〜34畳 ●空気清浄時間8畳/9分 ●最大加湿量750㎖/h ●フィルター交換目安約10年

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部屋の隅々に風が行き渡る循環気流を実現。プラズマクラスターがホコリの静電気を除去し、効率良く集じんします。

 

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本体背面の「自動掃除パワーユニット」がプレフィルターを定期的に掃除。ゴミ捨ては約半年に1回。

 

戸井田’s CHECK 

人工知能が自ら考えて空気清浄するのが新しい

「AIで状況に合わせて運転する次世代型。フィルター自動掃除で手入れを軽減し、プラズマクラスターで付着菌やニオイの抑制も期待できます」

 

その3

増強したストリーマで花粉や有害ガスを分解

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ダイキン工業

加湿ストリーマ空気清浄機 MCK70U

実売価格6万3500円

●サイズ/質量:W395×H600×D287㎜/12.5㎏ ●空気清浄適用床面積〜31畳 ●空気清浄時間8畳/9分 ●最大加湿量650㎖/h ●フィルター交換目安約10年

放電量を増やしたツインストリーマでフィルターに捕集した花粉を芯まで分解。有害ガスの分解スピードや脱臭性能が2倍に向上しました。集じん力が持続する「TAFUフィルター」を新採用。

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集じん力が持続する「TAFUフィルター」を搭載し、電気集じんユニットをなくしたことで、メンテナンス性が向上しました。

 

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フィルター上部に2つのストリーマユニットを搭載。フィルターに効率良く照射できる設計です。

 

戸井田’s CHECK 電気集じん部を省略してメンテの手間を軽減!

「独自の電気集じんの長所を残しつつ、電気集じん部をなくして手入れを省手間化。加湿を併用しても空気清浄能力が落ちないのは同社のみです」

 

その4

従来比約2.5倍の吸い込み速度で花粉を素早く捕集する!

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日立

自動おそうじ クリエア EP-NVG110

実売価格9万1580円

8畳の清浄時間わずか6分の高性能モデル。従来機種の約2.5倍の吸い込み速度の気流で花粉を素早く捕集する「快速花粉」気流を新搭載しました。自動掃除機能でプレフィルターの清潔さを維持。●サイズ/質量:W360×H673×D291㎜/13.4㎏ ●空気清浄適用床面積〜48畳 ●空気清浄時間8畳/6分 ●最大加湿量約800㎖/h ●フィルター交換目安約10年

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背面両側からワイドに吸気。「快速花粉」気流は斜め前への送風で花粉の多い床上付近に気流を起こします。

 

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緑色の自動お掃除ユニットが、運転48時間ごとにプレフィルター上を移動しながらホコリを除去。

 

戸井田’s CHECK 

自動掃除機能をはじめメンテのしやすさが光る

「自動お掃除機能搭載に加え、前面パネルがガラス製で手入れがラク。洗って脱臭力が回復する脱臭フィルターを採用しているのも魅力です」

 

その5

PM0.1や有害ガスを高性能フィルターで徹底除去

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ダイソン

Dyson Pure Hot+Cool Link

空気清浄機能付ファンヒーター

実売価格6万5780円

360°集じんの空気清浄機と扇風機、ファンヒーターを融合。フィルターの活性炭量を増やし、室内の有害ガスの捕捉・分解能力を高めました。専用アプリで室内の空気の状態をモニター可能。●サイズ/質量:W222×H632×D222㎜/4.01㎏ ●空気清浄適用床面積〜8畳 ●空気清浄時間畳/約30分 ●加湿機能非搭載 ●フィルター交換目安約1年(※1日12時間使用の場合)

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PM0.1レベルの粒子を99.95%除去し、清浄な空気で送風。ホルムアルデヒドなどのガスも逃しません。

 

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360°グラスHEPAフィルターはメンテ不要で1年で交換。手入れは本体に付いたホコリの除去のみです。

 

戸井田’s CHECK 

空気清浄できる涼風・暖房機器として大活躍!

「いち早くIoTに対応した機種。純粋な空気清浄機としてより、きれいな空気で涼風・暖房できるのがうれしい。設置性も群を抜いています」

 

番外編

デザインで選ぶ加湿器

2017年下半期は、加湿機能が充実しているうえに洗練されたデザインの製品が続々と登場しています。部屋に置いて使うものだからこそ、インテリア性も十分に考慮して選びたいですね。

 

デザインで選ぶ加湿器その1

上から水を注ぐだけのタンクレス構造!

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バルミューダ

Rain Wi-Fiモデル

実売価格4万9680円

上から水を注いで給水できる加湿器。本体に取り入れた空気を酵素フィルターで分解し、清潔な蒸気で加湿します。操作は本体上部のリングを回して押すだけ。スマホ操作も可能です。●サイズ/質量:φ350×H374㎜/約5.7㎏ ●加湿方式気化式 ●適応床面積※プレハブ住宅洋室の場合・約17畳 ●最大加湿量600㎖/h ●給水ボウル容量4.2ℓ

 

デザインで選ぶ加湿器その2

大容量の流線型ボディで給水の手間が省けて便利

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シロカ

5L加湿器 SD-C111

実売価格5980円

たまご型ボディがインテリアとしても楽しめる加湿器。容量5ℓで、最大加湿量でも約12時間加湿できる。超音波式なのでミストが熱くならず、子どものいる家庭でも安心。●サイズ/質量:約φ230×H300㎜/約1.3㎏ ●加湿方式超音波式 ●適応床面積※プレハブ住宅洋室の場合・約10畳 ●最大加湿量350㎖/h ●タンク容量約5.0ℓ

 

デザインで選ぶ加湿器その3

除菌とカルシウム除去性能が大幅に向上した超音波式

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カドー

超音波式加湿器

STEM620

実売価格4万5900円

床や壁が濡れないマイクロミストで部屋全体を加湿。特殊抗菌プレートが水槽内のカビや雑菌を99.9%以上除菌します。水道水内のカルシウム成分除去性能も大幅アップ。●サイズ/質量:φ270×H855㎜/4.3㎏ ●加湿方式超音波式 ●適応床面積※プレハブ住宅洋室の場合・27畳 ●最大加湿量600㎖/h ●タンク容量2.3ℓ

 

デザインで選ぶ加湿器その4

のびやかなラインで床濡れを軽減する加湿器

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ドウシシャ

ハイブリット式加湿器

実売価格1万7150円

インテリア性の高いデザインを採用したハイブリット式。高さ89㎝の吹出口からミストを放出することで床濡れを防ぎます。加湿量を4段階で調整可能です。●サイズ/質量:約φ200×H890㎜/約2.2㎏ ●加湿方式ハイブリッド式 ●適応床面積※プレハブ住宅洋室の場合・約10畳 ●最大加湿量350㎖/h ●タンク容量約3.0ℓ

家電ライターが選ぶ「トースター大賞」はどれ? 話題の高級トースター3モデルを4項目で実力チェック

近年、トースターでは、機能性を高めた高級モデルが登場し注目を集めています。買うなら少しでも自分に合ったものを選び、末永く使いたいところですね。そこで今回は家電ライター小口 覺さんに依頼し、パナソニック、シロカ、バルミューダの高級トースター3機種の「焼き上がり」「調節しやすさ」「メンテナンス性」「使い勝手」の4項目を、各5点満点でテストしてもらいました!

 

味の安定と実用度を 重視して評価した結果は?  

トースターはそれぞれ加熱方式に独自性があります。トーストの焼き上がりに注力したバルミューダ、フライの温めや焼き芋、モチなどもオートキーで設定できるパナソニック、余熱なしでノンフライ調理を可能にしたシロカと、得意技は三者三様。今回は食パンと総菜パンで味の評価を行いました。

 

エントリーその1

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パナソニック

コンパクトオーブン NB-DT51

実売価格1万4540円

外はこんがり、中までしっかり温まる「遠赤外線ダブル加熱」を採用。●サイズ/質量:約W331×H263×D305mm/約3.3kg

 

焼き上がり:4.5/5点

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食パンは外はしっかり、中はしっとりと焼けました。総菜パンも表面が焦げるようなことがありませんでした。

 

調節しやすさ:5/5点

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焼き色は専用のボタンにより5段階に調節できます。タイマー設定もデジタルでわかりやすいです。

 

メンテナンス性:5/5点

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庫内が広く手を入れて掃除しやすいです。パンくずトレイも簡単に引き出せます。焼き網は着脱可能です。

 

使い勝手:5/5点

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庫内に高さがあるので、背の高いパンなども調理可能。奥が見やく、調理状態も確認しやすいです。

 

エントリーその2

シロカ ハイブリッド オーブン トースター ST-G111

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シロカ

ハイブリッド

オーブン トースター ST-G111

実売価格2万4300円

瞬間発熱ヒーターと、熱風循環方式を採用。ノンフライ調理も可能です。●サイズ/質量:約W350×H229×D362mm/約4.2kg

 

焼き上がり:4.5/5点

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食パンの焼き上がりはちょうど良かったです。火力が強く、総菜パンなどは焦げやすい場合があります。

 

調節しやすさ:4.5/5点

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加熱モードの切り替え(4種類)や温度設定が可能です。タイマーはアナログのダイヤル式を採用。

 

メンテナンス性:5/5点

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パンくずトレイは容易に引き出せます。焼き網は固定の線枠に載せるタイプで水洗いもしやすいです。

 

使い勝手:5/5点

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食パンを4枚同時に焼けます。家族の多い、もしくはたくさん食べる家庭にはありがたいですね。

 

その3

バルミューダ BALMUDA The Toaster

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水蒸気でパンの表面をカリッと焼き上げるスチームテクノロジーを採用。●サイズ/質量:約W357×H209×D321mm/約4.3kg

 

焼き上がり:5/5点

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トーストのカリッとした焼き上がりは圧倒的。中もモッチリ。総菜パンでは差が感じられにくい。

 

調節しやすさ:4/5点

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トーストやクロワッサンなど、パン中心の4種類のモードと3つの温度設定が切り替えられます。

 

メンテナンス性:4/5点

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本体を持ち上げないとパンくずトレイが引き出しにくいです。焼き網は着脱できるので水洗い可。

 

使い勝手:4.5/5点

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調理前に専用カップで水を吸水口に注ぎます。ひと手間がかかりますが、これを儀式として楽しみたいです。

 

トースター大賞:パナソニック コンパクトオーブン NB-DT51

総評:どんなパンやメニューも 失敗することなく焼き上げる

NB-DT51は、これといった弱点が見当たらない、オールラウンドなトースター・オーブンです。メンテナンス性など日常的な使い勝手が良く、庫内に高さがあるため、トースト以外の用途にも活用しやすいです。前面には多くのメニューボタンが備わり、料理の初心者もワンタッチで調理できます。反面、デザインはオシャレとは言い切れず、設置スペースもそれなりに必要な点で、シロカやバルミューダを選ぶ余地もあります。

家電ライターが選ぶ「トースター大賞」はどれ? 話題の高級トースター3モデルを4項目で実力チェック

近年、トースターでは、機能性を高めた高級モデルが登場し注目を集めています。買うなら少しでも自分に合ったものを選び、末永く使いたいところですね。そこで今回は家電ライター小口 覺さんに依頼し、パナソニック、シロカ、バルミューダの高級トースター3機種の「焼き上がり」「調節しやすさ」「メンテナンス性」「使い勝手」の4項目を、各5点満点でテストしてもらいました!

 

味の安定と実用度を 重視して評価した結果は?  

トースターはそれぞれ加熱方式に独自性があります。トーストの焼き上がりに注力したバルミューダ、フライの温めや焼き芋、モチなどもオートキーで設定できるパナソニック、余熱なしでノンフライ調理を可能にしたシロカと、得意技は三者三様。今回は食パンと総菜パンで味の評価を行いました。

 

エントリーその1

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パナソニック

コンパクトオーブン NB-DT51

実売価格1万4540円

外はこんがり、中までしっかり温まる「遠赤外線ダブル加熱」を採用。●サイズ/質量:約W331×H263×D305mm/約3.3kg

 

焼き上がり:4.5/5点

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食パンは外はしっかり、中はしっとりと焼けました。総菜パンも表面が焦げるようなことがありませんでした。

 

調節しやすさ:5/5点

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焼き色は専用のボタンにより5段階に調節できます。タイマー設定もデジタルでわかりやすいです。

 

メンテナンス性:5/5点

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庫内が広く手を入れて掃除しやすいです。パンくずトレイも簡単に引き出せます。焼き網は着脱可能です。

 

使い勝手:5/5点

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庫内に高さがあるので、背の高いパンなども調理可能。奥が見やく、調理状態も確認しやすいです。

 

エントリーその2

シロカ ハイブリッド オーブン トースター ST-G111

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シロカ

ハイブリッド

オーブン トースター ST-G111

実売価格2万4300円

瞬間発熱ヒーターと、熱風循環方式を採用。ノンフライ調理も可能です。●サイズ/質量:約W350×H229×D362mm/約4.2kg

 

焼き上がり:4.5/5点

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食パンの焼き上がりはちょうど良かったです。火力が強く、総菜パンなどは焦げやすい場合があります。

 

調節しやすさ:4.5/5点

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加熱モードの切り替え(4種類)や温度設定が可能です。タイマーはアナログのダイヤル式を採用。

 

メンテナンス性:5/5点

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パンくずトレイは容易に引き出せます。焼き網は固定の線枠に載せるタイプで水洗いもしやすいです。

 

使い勝手:5/5点

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食パンを4枚同時に焼けます。家族の多い、もしくはたくさん食べる家庭にはありがたいですね。

 

その3

バルミューダ BALMUDA The Toaster

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水蒸気でパンの表面をカリッと焼き上げるスチームテクノロジーを採用。●サイズ/質量:約W357×H209×D321mm/約4.3kg

 

焼き上がり:5/5点

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トーストのカリッとした焼き上がりは圧倒的。中もモッチリ。総菜パンでは差が感じられにくい。

 

調節しやすさ:4/5点

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トーストやクロワッサンなど、パン中心の4種類のモードと3つの温度設定が切り替えられます。

 

メンテナンス性:4/5点

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本体を持ち上げないとパンくずトレイが引き出しにくいです。焼き網は着脱できるので水洗い可。

 

使い勝手:4.5/5点

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調理前に専用カップで水を吸水口に注ぎます。ひと手間がかかりますが、これを儀式として楽しみたいです。

 

トースター大賞:パナソニック コンパクトオーブン NB-DT51

総評:どんなパンやメニューも 失敗することなく焼き上げる

NB-DT51は、これといった弱点が見当たらない、オールラウンドなトースター・オーブンです。メンテナンス性など日常的な使い勝手が良く、庫内に高さがあるため、トースト以外の用途にも活用しやすいです。前面には多くのメニューボタンが備わり、料理の初心者もワンタッチで調理できます。反面、デザインはオシャレとは言い切れず、設置スペースもそれなりに必要な点で、シロカやバルミューダを選ぶ余地もあります。

41才独身宅に、バルミューダのオシャレンジがやってきた! 3週間使ったら、最高すぎて「買う」以外の選択が見当たらない…

筆者は41才独身、彼女ナシ。そんな筆者が今年の9月、バルミューダがオシャレな電子レンジ「BALMUDA The Range(バルミューダ ザ・レンジ)」を発売すると聞いたとき、コレは欲しい! と思いました。

 

私事で恐れいりますが、筆者の狭小アパートは、玄関のドアを開けると「レンジと目が合う」といったイメージで、冷蔵庫の上の電子レンジが、事実上の玄関の「顔」となっています。現在、その「顔」となっているのが、中古5000円で買った古ぼけたモデル。風水でも「玄関は重要」といいますから、これでは運気が上がりそうもありません。

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代わりにこのオシャレンジBALMUDA The Range(以下The Range)を置いたなら、筆者宅のイメージが劇的に変わるのではないか。もしかしたら、運気も良くなったりして…そんな妄想を働かせた筆者は「長期レビューをします」という建前でメーカーに依頼し、本機を使わせてもらうことにしました。

 

そして、3週間ほどともに生活して返却したいま、深刻な「ロス」に苦しんでいる状況です。以下で「The Range」と過ごした、黄金の日々を振り返っていきましょう。

 

大ヒットしたトースターと同様、やっぱりデザインに注目

さて、まずは本機を開発した「バルミューダ」とはどんな会社なのか、製品を知るために、少々触れていきましょう。バルミューダは2003年、寺尾 玄(てらお・げん)氏によって創業。オシャレなPC冷却台やLEDデスクライトなどを開発していましたが、リーマンショックの影響で倒産の危機に。しかし2010年、自然に近いやさしい風を実現する扇風機「GreenFan」を開発し、起死回生の大ヒットを飛ばします。

↑バルミューダの社長、寺尾 玄氏。基本、ジーンズに洗いざらしのシャツというスタイルです↑バルミューダの社長、寺尾 玄氏。基本、ジーンズに洗いざらしのシャツというスタイルです

 

以降は加湿器、ヒーター、空気清浄機など優れたデザインの空調家電で定評を得て、2015年、オーブントースター「BALMUDA The Toaster」で調理家電に進出。「BALMUDA The Toaster」は2万円台という高額ながら、累計20万台以上を販売する大ヒットに。続いて「BALMUDA The Pot」(電気ケトル)、「BALMUDA The Gohan」(炊飯器)を次々と発売し、今回、同社4番目の調理家電「BALMUDA The Range」の発売に至りました。

20170906-s4 (4)↑バルミューダのキッチンシリーズ。左からBALMUDA The Pot、BALMUDA The Gohan、BALMUDA The Range、BALMUDA The Toaster

 

寺尾氏がプロデュースする同社の製品は、とにかくデザインがいい。「BALMUDA The Toaster」は、「世界一うまいトーストが焼ける」との謳い文句でしたが、筆者からすると、機能以上にトータルのデザインが印象的。外観、質感から操作音、ツマミのアイコンひとつとっても従来の品とは一線を画していて、このチューニングが絶妙なのです。そして、今回の「The Range」のコンセプトは、「キッチンを楽しくするオーブンレンジ」。外観のイメージは「レストラン」とのこと。さて実物はいかなるものか? 期待が高まります。

 

やはり違う……! 置いただけで空気がシックに変わった

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とある休日、筆者宅に「The Range」が到着。本体カラーは一番高い「ステンレス」でお願いしました。箱から出してみると…おお、意外にデカイですね。ネットで見た上の写真(写真はブラック)では引き締まった印象で、トースターくらいの大きさかと思っていたのですが……。意外に「ハコ」感があり、奥行きも結構あります。

 

ただ、設置してみると、う~ん、やっぱりたたずまいが違う。置いただけで明らかに空気感がシックに変わりました。新しいのに、ずっとそこにあるかのような……。表面の微妙なシボ(凹凸)加工、真鍮を思わせる温もりのあるカラーリング、黒みがかった取っ手の渋い光沢に、なんだか品格が感じられます。

20171215-s5-(19)↑筆者宅のコンパクト冷蔵庫の上にもしっかり設置できました。本体の下にはスカートのような黒い土台が。ディスプレイのレトロなフォントも特徴です

 

20171215-s5 (13)↑側面から見た本機

 

本機はトビラを開けると、電源が入る仕組み。操作音がギターの音だそうだけど、実際どんな感じ? とモードスイッチ(モード切替のレバー)をいじってみると…ジャララン、ジャララン、ポロロン…という音が。「OVEN」のときだけくぐもった音になるのも小憎らしいです。

20171215-s5 (8)↑モードスイッチ。アイコンはわかりやすく、かわいらしいです

 

「キャンセル(CANCEL)ボタン」や「START/OKボタン」を押す(決定する)と、硬くて小さなドラムを叩いたような、「タンッ」という音。元ミュージシャンという寺尾氏のこだわりが見てとれます。うん、これは楽しい。子どもが夢中でレバーを回す姿や、思い悩んだ大人がぼんやりとレバーを回して癒される…といったシーンも目に浮かびますね。ちなみに、温めたものを庫内に放置しておくと、1分ごとにギター音が鳴ります。通常のレンジの、あおるような警戒音に比べて、やさしく促してくれるのがうれしいです。

↑庫内はフラットでお手入れしやすかったです↑庫内底面はフラットで、ふき取りもラク

 

冷凍ごはんとアツカンはややぬるいが、気になるほどではない

さっそく、握りこぶし大の冷凍ごはんを温めてみました。操作はモードスイッチをごはんのアイコンに合わせて「1杯」か「2杯」をダイヤルで選択し、「START/OKボタン」を押すだけ。温めが始まると、レンジからツッツッ…カッツ、ツッツカカッ、とリズムを取る音が聞こえてきます。このときは、必要に応じて、指パッチン(フィンガースナップ)を織り交ぜるのもオススメ。気分が盛り上がりますよ。

 

なお、このリズム音は30秒経つと消えるので、無人の台所でずっとリズムを刻んでいる…ということもありません。ちなみに、ギター音がイヤだという方は、通常の「BEEP」音に設定することが可能。音量は無音を含む4段階で調整できます。

20171215-s5 (9)↑CANCEL(キャンセル)ボタンとダイヤル。CANCELを長押しすると各種設定が可能

 

操作音がわかる動画はコチラ(※音声が出ます)

「ジャララン」と鮮明なギター音がしたら、冷凍ご飯の温めが完了。ちなみに、オペレーションが終わると、ディスプレイには「ENJOY」(楽しんで)の表示が出ます。「good luck」や「bon voyage」に通じる粋な計らいに、ちょっぴり心が温かくなりますね。さて、ご飯の仕上がりはというと、まだ温めが足りない印象。冷凍ご飯の「1杯」は150gが目安で、今回、それよりは少ないと思うのですが……。おそらく、長期間の冷凍でカッチカチになっていたためでしょう。もう一回「1杯」で温めるとちょうどよく温められました。

 

そして、冬の楽しみといえば、日本酒の熱燗ですね。その点、本機はドリンク用のモードとして「コーヒー」と「ミルク」のほかに、「アツカン」を用意しています。さすがオトナのレンジ、わかっている! なお、この「アツカン」は「1杯」(1合目安)のみ選択可能。徳利に日本酒1合を入れ、「アツカン」モードで温めたところ…徳利がちょっと大きかったからでしょう、ややぬるめの仕上がりに。もう一回「アツカン」で温めると、ちょうどいい熱さになり、まろやかでおいしく仕上がりました。

 

設定の「仕上がり温度調節機能」で低(低め)/標準/高(高め)を選択することもできますが、筆者はそれ以上のあっつあつが好きなので、他のドリンクと同様、「2杯」以上も選択できれば良かったな…と。とはいいつつ、やっぱり手軽で楽しいので、従来は湯せんしていたところを、本機で温めることが多くなりました。

20171215-s5 (2)↑アツカンは1杯のみ選択可能。コーヒー、ミルクは3杯まで選択できます

 

その温もりに救われる日もある

「The Range」を借りて1週間。機械っぽくないところがいいな、と思うようになりました。たとえば平日の夜、仕事帰りに焼き鳥の缶詰を買って温めたとき。本機を開けたとき、筆者の手元を照らしたオレンジ色の光が温かく、まるで「オカエリ」と言っていてくれているようで……。「アツカン」とともに楽しむわびしい晩酌が、少しだけ救われた気がします。

↑取っ手のウラにLEDを搭載し、手元を照らしてくれます。上からやわらかな光が落ちるさまは、いかにも地元洋食店の夜のたたずまいを思わせ、温かさと親しみを感じます。外観はレストランをイメージしたというのも納得

 

風邪で会社を休み、コンビニ弁当を温めたときは、ガラス越しのコンビニ弁当がとてもキレイに見え、うっとり見つめていると解像度の高いのギター音が……。だるくて気分も落ち込んでいたのですが、これまたちょっと救われました。こういった感覚は、普通のレンジでは味わえませんね。

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角皿を使ってリア充のようなオーブン料理が簡単にできた

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さて、本機でもうひとつ、忘れてはならないのが、オーブン用の角皿の存在です。幅365×奥行264×高さ42mmというちょうどいいサイズ。ネット上でその使い方の例(上写真)を見て震えました。なんてリア充(※)なんだろう……。陽だまりのなかで、丸鶏にナイフを入れるかッ…!

※リア充…リアル(現実の世界)が充実している状態、またはその人物

 

筆者もやってみたい…とはいえ、丸鶏を手に入れるのは難しい…そこでネットで調べて「村井さんちのぎゅうぎゅう焼き」という料理を見つけて、これを作ることにしました。こちらは滋賀県在住の翻訳家、村井理子さんという方がSNSにアップして話題になったメニュー。材料をぎゅうぎゅうに詰めて焼くだけの料理で、簡単かつ見栄え良し。角皿のままで出してもOKとのことで、今回の趣旨にはぴったりです。

20171215-s5 (3)↑付属の角皿。サイズ比較用にティッシュを置いてみました

 

今回は、鶏もも肉を使ったぎゅうぎゅう焼きを作りました。市販のハーブ塩で下味をした鶏もも肉と、味がよく出るソーセージやベーコン、きのこやパプリカ、じゃがいもやにんじん、玉ねぎ、冷凍ブロッコリーなどをテキトーに敷きつめて塩、こしょう、オリーブオイルを回しかけ、「The Range」で焼くだけ。ちなみに、火が通りにくいじゃがいもやにんじんは、「The Range」でレンジ加熱しておくと失敗がありません。

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オーブン調理は「余熱あり」「余熱なし」が選べるので、今回は「余熱あり」を利用。まずはなにも入れずにスタートすると、やがて例のギター音が鳴って余熱が完了。あとは食材を載せた角皿を入れて、もう一度スタートボタンを押せばOKです。焼き始めると、いままでの我が家では決してかぐことのなかったかぐわしい香りが……。ああ、これがリア充の家庭に流れる香りなのですね……。

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「ジャララン」とギター音が鳴って完成。ちょっと焼きすぎてしまいましたが、上出来ではないでしょうか。食べてみると、全部の食材がジューシーで香ばしいです。玉ねぎひとつとっても最高にウマイ。時は土曜の昼下がり、先日の風邪は抜けきっていませんが、これは飲むしかないでしょう!

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大量の「ぎゅうぎゅう焼き」をつまみに、始めはビール、その後は赤ワインでほろよい気分を楽しみました。いままでこういう休日を過ごしたことはありませんでしたが、なかなかいいものですね。今度、友人を招いて振舞ってみようか。あ、来てくれる人いないか……。一瞬、自分がリア充だと錯覚させてくれるのも、「The Range」のなせる魔法かもしれません。

 

振り返ればThe Rangeがいる幸せ。返却したら「ロス」がひどすぎる…

楽しい月日はあっという間に過ぎ去るもの。初めて会ったその日から3週間が経ったころ、「The Range」との日々は、あっけなく終わりを迎えました(返却の期日が来ました)。使ってみて思うことは、「やっぱりデザインいいな」と。確かに、本機は温めに多少の温度ムラはありますし、温めの仕上がりがイメージよりちょっとぬるいこともあります。「必要十分な機能が整理されて搭載されている」といった印象で、他社の上位機種のように、スチームオーブンや高精度のセンサーがあるわけでもありません。でも、それが一体何だというのでしょう。そういう問題ではないのです。

 

たとえば一人、仕事から帰って玄関のドアを開けると、本機が目に入って、ほらカッコイイ。キッチンで作業していて、何気なく振り返ると…ほらカッコイイ。振り返ればヤツ(The Range)がいる幸せ……。そのせいか、本機が来てからレンジを使う機会も増えましたし、レビュー抜きにしても「今日は何を焼こうか」と考えたり、「友達呼ぼうか」と血迷ってみたりと、生活の意識の部分が変わりました。つまり、The Rangeには、人を変えるだけの力があるということ。本機に出会って、改めて「モノを持つ喜び」ってこういうことなんだなあ、と実感した次第です。

20171215-s5 (15)_edited-1↑ありし日の「The Range」

 

しかし、あまりにも愛着を持ってしまったばかりに、「The Rangeロス」が大きすぎました。玄関を開けると、アレ、何かが足りない……。この部屋、こんなにしょぼかったっけ? と夢から覚めたような状態です。だから、筆者は決心しました。これはもう「買おう」と。でも、5万4500円(税抜)の一括はムリ……。というわけで、一刻も早く「The Range」のある日に戻りたい、でもいまはまだ…と苦悩の日々を送っているわけなのです。

 

BALMUDA The Range

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●サイズ/質量:W450mm×D412mm×H330mm(突起物含む)/約12kg●庫内寸法:W353× D293×H168mm●カラー:3色(ブラック、ホワイト、ステンレス)●価格(直販サイト):ブラック、ホワイト4万3500円(税抜)、ステンレス5万4500円(税抜)●総庫内容量・庫内形状: 18L フラット庫内●消費電力:電子レンジ1270W、オーブン1130W●電子レンジ手動出力:100W、500W、600W、800W●オーブン温度調節:40°C(発酵)、100〜250°Cまで10°C単位●コード長:約1.4m●パッケージ内容:本体、角皿(W365×D264×H42mm)、取扱説明書(保証書付)