人目を気にせずクラブ感覚で楽しむ! 人気急上昇の「暗闇フィットネス」って何?

夏が近づき薄着になると、ボディラインががぜん気になり出しますよね。さらに、暑さや湿気に負けないよう、体力づくりや体調管理に取り組んでおきたい時期でもあるでしょう。

 

ランニングやフィットネス、ヨガなど、体をつくる方法はいくらでもありますが、どれも“続けられるか?”がカギ。体力的にも精神的にも追い込まれるばかりでは、忙しい時間を縫ってまで励む気にはなれませんから、楽しみながら長続きするスタイルを見つけたいものです。

 

その“楽しみながら続けられる”という理想を叶えてくれそうなのが、最近話題の“暗闇系”と呼ばれるフィットネスジム。ホットヨガで有名なLAVAを展開するベンチャーバンクが、2012年に日本初となる暗闇系フィットネスジムをオープン、以降人気の高まりによって急速に拡大させました。

 

まるでクラブで踊っているような感覚

「暗闇フィットネス」とは、リズムに合わせ、天井や壁に映し出されるプロジェクションマッピングや、ブラックライトで照らされたスタジオで行うトレーニングのこと。まるでクラブで踊るように体を動かすプログラムは、大音量で流されるアップテンポの曲にのって進むので、動きはハードながらも楽しめ、つい時間を忘れてしまうほどです。

 

「世界の最新フィットネス事情を常に把握し、いいと思ったフィットネスを日本人向けに開発・導入していきたいと考えていたところ、NYを中心にアメリカで大流行していたインドアバイクエクササイズにヒントを得て、日本初の暗闇系フィットネスであるバイクエクササイズジム『FEELCYCLE』をオープンしました。瞬く間に火がつき、暗闇で体を動かすことがそもそも日本人の気質に合うこともあって、たくさんのお客さまから支持をいただいています」(ベンチャーバンク・下渡さん)

 

暗闇フィットネスが人気急上昇中の理由3

1. 人のことを気にせずマイペースでレッスンを受けられる

暗闇でトレーニングを行ういちばんのメリットは、“人目が気にならない”ことでしょう。スタジオトレーニングでは、初心者から通い慣れている人、男性・女性、年齢層もさまざまな人が一緒にレッスンを受けるので、周りが気になってしまうのがネックでした。

「日本人は人目を気にする方が多く、これまではできる人と比較してできない自分を恥ずかしく思い、嫌になってトレーニングを継続できなくなる方がたくさんいらっしゃいました。それが、暗闇の中なら、汗をかこうが必死な顔をしようが、また上手にできなくても周りの人には分かりづらいので、レッスンに集中することができるんです」(ベンチャーバンク・下渡さん)

 

2. エンターテインメントに参加しているような空間で楽しめる

暗闇系と呼ばれるフィットネススタイルには、今やさまざまな企業が参入していますが、いずれもスタジオには大音量でアップテンポの曲が流れ、照明の演出や指導にあたるインストラクターのパフォーマンスによって、ライブやクラブに行ったような感覚になれるのが特徴。

「非日常の空間にいるような中で、ご自身を解放していただけるような演出を考えています。結果として、楽しいから続けられる、続くから身体が変わるという効果が感じられることが、人気の理由になっていると思います」(ベンチャーバンク・下渡さん)

 

3. 選べるエクササイズのバリエが豊富にある

・足以外の筋肉もしっかり鍛えられるバイクエクササイズ

日本初となった暗闇系フィットネス・バイクエクササイズは、スタジオ内に設置されたフィットネスバイクに乗り、インストランターの指導に合わせてペダルのリズムを変えたり、負荷を大きくしたりと身体を動かしていくプログラム。

「脚の回転だけではなく、プッシュアップ(腕立て伏せ)・エルボーダウン(お腹の力を入れて肘を下に曲げる)・クランチ(バイクの上での腹筋)・ダンベルやチューブを使用した上半身の筋トレなど、全身をバランスよく鍛えることができるプログラムになっています。45分間で有酸素運動と無酸素運動を効率的に実施でき、ペダルを脚に固定することで、自分で漕ぐよりずっと速いスピードで漕ぐことができるんです。サドルの位置も腰骨の高さまで上げて“引漕ぎ”をするので、内転筋やハムストリングスが鍛えられ、美しく引き締まった脚をつくることを目指しています」(ベンチャーバンク・下渡さん)

画像提供:ベンチャーバンク

 

FEELCYCLE

プログラムの種類が130以上あるという先駆者ならではのスタジオ。「音楽にこだわりがあり、2018年3月にはapple musicのキュレーターとなり、プレイリストを公開しています。海外のアーティストコラボレッスンもあり、暗闇と照明演出の中、音楽と一体になりながら楽しく体を動かすことができます」(ベンチャーバンク・下渡さん) 六本木、自由が丘、銀座、新宿と都内の他に北海道から福岡まで全国展開しているスタジオ。いずれのスタジオも朝7時から23時まで営業しています。
https://www.feelcycle.com/

 

・効果的にカロリー消費できるトランポリン

1人用のトランポリンで、さまざまなジャンプステップをしながら45分間跳び続けるレッスンは、全身を効率よく鍛えられるトレーニングです。トランポリンは、たったの45分間で450?800kcalの消費ができると言われ、リンパの流れをよくする効果もあるとか。

「高く跳ぶのではなく、インナーマッスルの力を使って脚を引き上げる跳び方をするので、体幹が鍛えられます。また、トランポリンが衝撃を85%カットするので、アウターマッスルを使わず、細くしなやかな筋肉をつけることができますよ」(ベンチャーバンク・下渡さん)

画像提供:ベンチャーバンク

 

柔らかいマットで、関節に負担をかけずに跳べるよう設計されたトランポリンを使ったトレーニング。

「ランニングの1.7倍という驚異の消費カロリーは、NASAでも認められ、トレーニングにも取り入れられています。跳ぶときにバランスをとることで、自然と全身の筋肉を使うことになりますから、体幹と全身の筋肉を同時に鍛えられ、バランスのとれた引き締まった体をつくれるんです」(ベンチャーバンク・下渡さん)

 

junp one

銀座、渋谷、新宿、池袋、秋葉原、神戸と6箇所のスタジオで展開しています。簡単なステップで無理なく楽しめるトライアルレッスンあり。
https://www.jumpone.jp/

 

・男性にも人気のボクシング

もうひとつ、暗闇フィットネスで人気なのはボクササイズなのだとか。これを取り入れた暗闇フィットネスを展開しているb-monsterでは、ボクシング体験のない人にも楽しめるプログラムづくりをしています。

「お越しいただくほとんどの方がボクシング未体験ですが、3回くらい通っていただくと慣れて、ご自分のペースを掴んでいただくことができます。他のエクササイズと違う人気の秘密は、普通はあまり経験のない“パンチする”ということがストレス解消につながることでしょうか。また、パフォーマーはショーのように楽しめる工夫をしているので、初めての方は動きを覚えられなくても、気軽に見に行くつもりで来ていただきたいと思っています」(b-monsterパフォーマー・MARIさん)

 

このボクシングが、意外にもランニングや水泳などに比べ、脂肪燃焼に効果的なんだとか。その秘密とは?

脂肪燃焼に効果的なのは、有酸素運動と無酸素運動を繰り返すこと

トレーニングを楽しく続けるためには、やはり体の変化を感じられることが大切です。効果が早く実感できると、自然とやる気も出てくるはず。

 

「ランニングや水泳、ヨガなどと比較すると、ボクシングは消費カロリーがもっとも高い運動なんです。ですから、せっかくの運動をより効果的にするために、b-monsterでは45分のレッスンの中に、有酸素運動と無酸素運動を交互に繰り返すプログラムを組んでいます。心肺機能を向上させ、消費カロリーを上げるだけでなく、脂肪を燃焼しやすい体づくりを目指します。初回はハードなプログラムだと感じられるかもしれませんが、アフターバーンを含めて 1レッスンで1000kcalの消費が期待できるのは大きいですよね」(b-monsterパフォーマー・MARIさん)

 

ひとつの動きが全身の筋肉を動かす「キネティックチェーン」という理論

b-monsterのレッスンは、ひとりに1台与えられるサンドバッグを使って行います。パフォーマーが指示する数字をグローブで打つのですが、その前にしっかりと動きを覚えられるよう、シャドウボクシングでマスターします。

 

「はじめの10分くらいは軽く動き、心拍数を上げていく準備を整えます。最初からサンドバッグを打つのではなく、スクワットなど基礎運動をして身体を整え、その後にパンチの練習をします。最初はグローブをつけずにパンチを打つ練習をするのですが、慣れてきたら徐々にパンチのスピードを上げて、正しい姿勢で手が出せるようにしていきます」(b-monsterパフォーマー・MARIさん)

「ボクシングは一見、腕の力しか使っていないように見えますが、実は全身の筋力を使います。ただ、手を前に出してパンチをするだけなく、肩や股関節の力も動員して身体全体の力を使ってパンチするよう意識することで、高い運動効果が得られます」(b-monsterパフォーマー・MARIさん)

 

音楽のセレクトやパフォーマーにも注目して予約ができる

b-monsterは、プログラムやボクササイズもさることながら、高いパフォーマンスを提供しているパフォーマーたちにも注目が集まっています。

「それぞれが選曲やプログラム構成を考えているので、人気のあるパフォーマーの予約はキャンセル待ちになることも多いです。クラスによって雰囲気が違うので、何人かのパフォーマーを体験していただいて、好みのプログラムを決めるのがいいと思います。また、選曲にはそれぞれこだわりがあり、有名なDJや作曲家とコラボレーションしたプログラムもありますので、好きな曲に合わせて選べば、よりリラックスできるかもしれません」(b-monsterパフォーマー・MARIさん)

理想のボディラインづくりを意識するのはもちろんのこと、立ち仕事や座りっぱなしの姿勢で腰痛があったり、運動不足で身体の衰えを感じていたりする人は、暑い夏がやって来る前にしっかりと鍛えておきたいもの。無理なく継続して運動できるよう、まずはトライアルに足を運んでみましょう!

 

【スタジオ情報】

b-monster

銀座、青山、新宿、恵比寿、池袋、名古屋などにスタジオを展開している暗闇系ボクササイズジム(取材は恵比寿店)。トライアルの無料体験プログラムや入会に関するキャンペーンも随時実施中。

https://www.b-monster.jp/

 

何気ない日常を、大切な毎日に変えるウェブメディア「@Living(アットリビング)」で詳しく読む

at-living_logo_wada

【朝の1冊】目指すは夏までに引き締まったカラダ!失敗しないジム選びとは?ーー『フィットネスジム超入門』

世の中には、ダイエットに関する情報が山ほどある。

 

基本的には、「食事・運動・睡眠」この3つがしっかりとバランスよく取れていれば、肥満に悩むことはないはずなのだが、何かと甘い誘惑が多いのも事実。

 

「気づけばお腹周りが浮き輪のようだ…」「ズボンの上に乗るぷに肉をなんとかしたい」という人、そして「健康のために、少し減量しなくては!」という人も多いのでは。

 

ここはひとつ、夏までに体を引き締めるべく「ジムに通って成果を出す!」と决意したそこのあなたのために、今回は『無理なく! ケガなく!フィットネスジム超入門』(GetNavi・特別編集/学研プラス・刊)から、フィットネスジムの効果的な活用術をお伝えしよう。

 

 

 

失敗しないジム選びのポイント①

自分に合ったジムの種類を見極める

一口に「スポーツジム」といっても、その種類はさまざま。まずは、ジムの種類を見てみよう。

 

1つめに、ティップネスやコナミスポーツクラブなどの「会員制ジム」。ジムといえば、このタイプを思い浮かべる人が多いだろう。プールや大浴場、サウナなどが完備されている施設が多く、マシン以外にプールやヨガなどで汗を流せるスタジオメニューが充実しているのが特徴。金額も、回数や利用店舗の範囲などに応じて自由に選べる点もうれしい。月会費は平均すると1万2,000円~1万5,000円前後。

 

2つめが、一大ブームを巻き起こしたライザップをはじめとする「プライベートジム」。専用トレーナーがマンツーマンで指導してくれるので、確実に“結果にコミット”できるというわけ。その人の目的や体質にあわせたメニューを組んでもらえる上に、正しい食事法についてもしっかりアドバイスしてもらえる。月会費は30万円以上するが、本気で痩せたい人は、プライベートジムが理想のボディへの近道だといえるだろう。

 

3つめが、ここ数年増えている「24時間ジム」。その名の通り、24時間利用できるので、自分のライフスタイルに合わせて好きな時間に通えるのが魅力だ。女性限定のジムエリアを設けている施設もある。夜にジョギングをしたいけど、夜道を走るのは怖い…という女性にもおすすめだ。月会費は、8,000円程度。

 

 

失敗しないジム選びのポイント②

場所と利用したい時間帯をチェックして「通わなくなっちゃった」を防ぐ!

つい月会費の金額でジムを選びがちだが、実は大きなチェックポイントがある。それは、立地条件。ジム通いを挫折してしまった人の多くは「忙しくて通えなくなった」ケースがもっとも多いのだそう。

 

主に、週末に利用しようと思っている人は、家から無理なく通える店舗が第一。平日、会社帰りに汗を流したい人は、会社近くの店舗がいいだろう。両方の可能性がある場合は、家と職場の中間地点…と考えがちだが、どちらからも少し距離があるとなると、結局行かなくなる可能性大である。

 

ちなみに私は、かつて恋人の家の近くの店舗で登録したことがあるが、結局数回しか行かず、しかもその相手とはほどなくして別れたという苦い経験がある。また、会社帰りに通おうと職場近くのジムを登録したこともあるが、汗を流してお風呂に入ったあと、再びメイクをするのが億劫で、結局すぐに登録店舗を変更した。

 

「利用したい時間と混雑時間がダブっていないか」という点も、意外に盲点だが重要だ。いつも定員オーバーでプログラムに参加できなかったり、目的のマシンが使えなかったりしたのでは、貴重な時間を割いて通っているのに意味がない。通おうと思っている時間帯とマシンの数やプログラム内容を、事前に確認しておこう。

 

いずれにしても、実際に施設に行って見学することは必須だ。設備も立地も金額も問題ないが、なんとなく雰囲気が自分に合っていない、通いたいと思えない…ということもあるので要注意。

 

いざトレーニング! 効果を出すためのルール3

通うジムの種類と店舗が決まったら、いよいよトレーニング開始だ。とはいえやみくもに行ったり、見よう見まねでなんとなくやるのではもったいない。せっかく通うなら、効率的に効果をしっかりと出したいものだ。

 

そのための重要なルールを3つ、本書からピックアップしてお伝えしよう。

 

正しいやり方・正しい姿勢を意識する

せっかく長時間トレーニングをしても、マシンの基本的な使い方が間違っていたり、姿勢が悪くフォームが乱れたりしていてはNG。効かせたい場所に負荷がかからず、場合によっては怪我をする危険性もある。鍛えたい場所を決めたら、その部位に負荷をかけられるマシンを選び、正しいフォームで30分。これで、しっかりと効果が得られるトレーニングができる。ジムにトレーナーがいる場合は、自分のフォームをチェックしてもらおう。

 

 

トレーニングは週2~3日、中1~2日空けるのが効果的

やる気になっているときは毎日でも通いたくなるものだが、実は週に2~3回、中1日から2日空けるのがベストなのだそう。というのも、トレーニングを行った後は、損傷した筋繊維が一定の休息をとることで、前よりも太く強くなろうとする「超回復」という性質があるためだ。効率よく筋力をアップさせたければ、1~2日の休息日をしっかり確保しよう。

 

 

③「約8割の負荷でやめる」が賢いトレーニング法

最近メディアで「追い込み系」のトレーナーが話題なこともあり、ジム初心者は特に、張り切ってジムに行き、体力の限界までがむしゃらに頑張りたくなるかもしれない。しかし、無理に肉体を追い込むのはおすすめではないそうだ。正しいトレーニングを正しいフォームで、正しい頻度行えば、8割の負荷で十分だという。「あと2~3回くらいならできる」ところでトレーニングを終えると、体力的にはもちろん、精神的にも負担がなく、長くジム通いが続けられるだろう。

 

 

このほかにも『無理なく! ケガなく! フィットネスジム超入門』には、具体的なトレーニング法や太らない外食メニューの選び方なども詳しく紹介されている。

 

お金をかけないで痩せられる方法は、たくさんある。でも、人間は弱い生き物だ。なんの縛りもないと、かえって続かないことが多い。反対に、「お金を払っている」ということが理由付けとなって、ダイエットに励めるものなのだなぁ。

 

ちなみに、現在本気で体重がヤバイことになっている私は、24時間ジムを検討中。仕事の合間はもちろん、子どもが寝てから通おうかなどと目論見中である。

 

夏目前。今年は自信を持って水着が着られるように、フィットネスジム通いをはじめてみてはいかだだろうか。

 

 

【書籍紹介】

無理なく! ケガなく! フィットネスジム超入門

著者:ゲットナビ編集部
発行:学研プラス

近年、店舗数が大幅に増加している24時間ジムの選び方から使い方までがわかる完全ガイド。プロが考案した目的別の効果的なトレーニングメニューを多数収録。さらに、外食と自炊、両方の食事方法や、買って損しないウェア&グッズについても解説。

kindlleストアで詳しく見る
楽天Koboで詳しく見る
Bookbeyondで詳しく見る

登録店舗数は世界で8000店以上! ジムの「つまみ食い」ができる「ClassPass」とは?

一般的な月謝制スポーツジムに入会しても、なかなか行く時間がない。入会してもすぐに飽きてしまう。あるいはピラティスやホットヨガもちろん、格闘技系エクササイズや米国で大人気のスピニングもかじっておきたい――。そんな悩みや希望を持つ自分に合わせてジムが選べたらと思っている方はいませんか?

 

1つのスポーツジムやヨガスタジオに固定せず、好きなフィットネス・エクササイズを幅広く楽しみたいという思いは、著者が住むアメリカのニューヨークやサンフランシスコの人々の間でも見られます。特に「運動している自分が大好き」なアメリカ都市部の若者は、スタバより多いかもしれないヨガ教室やフィットネススタジオを自分の都合に合わせて使いこなしたいというニーズを強く持っています。そこにうまくヒットしたのが、ニューヨーク発のオンラインサービス「ClassPass(クラスパス)」です。

メンバーになれば、提携しているヨガスタジオやスポーツジム、フィットネスにボクシング、そして格闘技などのレッスンをどこでも使えるサービスです。アメリカの各都市のほか、イギリス、カナダ、オーストラリアでも展開中で、利用可能な店舗は世界で8000店舗以上あるとのこと。

 

月額15ドル、45ドル、60ドル、115ドルのメンバータイプがあり、それぞれ利用できる回数や、同じスタジオ利用の制限回数が決まっています。例えば、45ドルタイプは1か月間で異なるスタジオのレッスンが3つ受けられる仕組み。厳密には、回数ではなくポイント制(英語ではCreditと呼んでいます)になっていて、1クラス通常8ポイントが必要のところ、時間や人気度に応じて必要ポイントが少なくなっていたりします。

サービス開始当初はニューヨークのフィットネスが月額99ドルで無制限に利用可能というモデルだったようで、それで全米で一気に有名になったそうです。その後は無制限利用はできなくなり、利用限度も制限されて、費用的には一般的なレベルに戻っています。その流れを受けてか、初期の立ち上げ時の触込みに比べ、現在は「同じスタジオに通う回数が制限される」「使わないポイントの翌月繰越しはできない」「退会する際の引き止めが激しい」などの否定的な意見も見られます。ちなみに筆者も退会を心に決めたものの、あの手この手の引き止め策にまんまとはまってしまい、月15ドルで1回利用コースの最低ラインをずっと続けています。

 

とはいえ、スタジオ側にもかなりのメリットが見てとれます。まずはマーケティング的な意味合いです。星の数ほどあるスタジオから選択してもらうためには、実際に使ってもらうのが一番。単独にマーケティングするのは大変ですが、このクラスパスのプラットフォームに参加することで、新しいお客さん獲得の可能性が広がります。

 

次に、イールドマネジメント的なものです。ホテルや飛行機の販売と同じ考えですが、空き枠をいかに埋めて収益を最大化するかという点で、空いている時間や直前のレッスンをクラスパスで解放することで1人でも多くのお客様を呼び込むことができます。

 

好きなクラスだけつまみ食い

ニューヨークやサンフランシスコでは、ジムやスタジオは目的別に細分化されていることが多い「あれもこれもやりたい」という場合には不便です。ワークアウト方法も多種多様で、エクササイズの流行もすぐに変わるので、ジムを選ぶのも一苦労。その点、クラスパスは選択肢が多く、自分の気分で選べるので魅力的です。3月19日時点で著者が登録しているサンフランシスコ・ベイエリア(サンノゼなど含む)の選択可能なスタジオ数は499件ある一方、本社があるニューヨークではシティーエリア(ブルックリンなどを除く地域)だけでおよそ1000件もあります。ヨガにしても、インストラクターの個性やスタイルがとても重要視されるので、好きなクラスだけつまみ食いできるのは極めて都合が良いのです。

また、都市をまたがっての利用も可能なので、出張中や旅行中にも気軽に使えることも人気の理由の1つ。シリコンバレーも広いのですが、サンフランシスコ市内に住みながらサンノゼのオフィスに通う人も少なくありません。その場合、自宅周辺やオフィス近くのジムを利用できるという自由度はとても心強いですね。

 

 

独りじゃもう頑張れない君へ。体力の限界を集団で体感するフィットネス「レズミルズ」

105か国、何百万人ものフィットネスユーザーを熱狂させるプログラム、LES MILLS(レズミルズ)。その独自のフィットネストレンドが体験できる「レズミルズライブ東京2017」が昨年開催された。日本中から5000名のファンを集めたそのイベントでは、いったい何が行われたのか!?

 

レズミルズとリーボックが共同で開催する「レズミルズライブ」は、東京以外にもロンドン、ベルリン、パリ、トロント、フィラデルフィア、シドニー、上海などの主要都市を回るグローバルツアー。各地をレズミルズのトップインストラクターが回り、そこには数百名が一堂に会してプログラムを行う。そのプログラムにはプラスチックのバーベルを使ったBODYPUMP(ボディパンプ)、ボクシングや空手などの動きを取り入れたエクササイズのBODYCOMBAT(ボディコンバット)、30分の高強度インターバルトレーニングを行うLES MILLS GRIT(レズミルズグリット)など、全16プログラムで構成されている。

 

今回筆者が体験したのは、ボディコンバット、レズミルズグリットの2種類。普段から身体は動かしているものの、ほぼフィットネスプログラムは初体験。フィットネスの“ノリ”も分からないまま、会場に足を踏み入れた。

 

短時間で高い脂肪燃焼効果を得られる「レズミルズグリット」

5000名以上の参加者が集まっているだけあって、会場はものすごい熱気。ランニングや自転車などのスポーツイベントにはよく参加するのだが、同じ身体を動かすイベントなのに、どうも雰囲気が違う。なんだか浮かれているような感じ。

 

それも当然、このイベントは「ライブ」なのだ。海外アーティストのライブと同じ。国内外からレズミルズの人気インストラクターが集まり、ファンの前でプログラムを行う。会いに行けるアイドル、ではなく、一緒にトレーニングできるアイドル、といった感じなのだ。それゆえにプログラムが終わった後、お気に入りのインストラクターと握手や写真撮影をするなんて光景が、会場のあちこちでみられた。

 

さて最初のプログラムは、レズミルズグリット。時間は30分だが、その間、心拍数を最大近くまで高めて行う。いわゆるHIIT(ハイ・インテンシティ・インターバル・トレーニング)だ。短時間だが脂肪燃焼効果があるため、今ではさまざまなプロ選手もトレーニングに取り入れているという。つまり……キツいってことですね(笑)。

ハイテンションなインストラクターが登場して、プログラムはスタート。基本的に30秒動いて、10秒休んで、また動いての繰り返し。動き自体はサイドステップ、ヒザを抱え込んでのジャンプなど、難しくはない。

しかし早々にガツンと身体に効いてくる。こういうとき「ボディブローのように……」という表現があるが、そんなジワジワしたものじゃない。横っ面を激しく殴られた感じ。10秒のインターバルが待ち遠しいが、その時間で完全には回復しない。

本当はヒザを抱え込んでジャンプしなくてはいけないが、そんなことは、もうできない。しかも、まだ15分しかたっていないじゃないか……。

時々、インストラクターがステージから降りてきて、参加者をあおる。

 

ちなみにこれが「グリット」の際に計測した心拍数のデータ。下の方にある、青と緑のゾーンがいわゆる有酸素運動に最適な心拍ゾーン。赤は100mダッシュなどの際に到達する最大心拍数に近いゾーン。基本的に赤のゾーンに近いところで心拍数が推移しているので、30分近くダッシュを繰り返していたような状態だったと言える。そりゃキツいわ。

終わった直後はもう、口もきけないような状態。脚をガクガクさせて、床にへたり込む参加者も多かった。しかしこんな状態になるまで追い込めてしまうのが、グループレッスンのすごいところ。ひとりではこうもいかない。同じ目的をもつ参加者と一緒にやることで、半ば強制的な感じではあるが、動けてしまったという感じだ。

 

パンチやキックを基本に徐々に心拍数を高めていく「ボディコンバット」

次のプログラムは約40分後、レズミルズの中でも一番人気があるという、ボディコンバット。“ライブ”がはじまると華やかな照明で彩られ、まるでアーティストのようにインストラクターがステージ上に登場。そして最新の音楽で盛り上げていく。

レズミルズは3か月に1度、最新の楽曲、振付が提供されるのが特徴のひとつ。さらに振り付けも科学的に裏付けされた効果的な動きになっている。もちろん、ボディコンバットも同じだ。

ステージ上では複数のインストラクターがパンチとキックをくり返し、それを見ながら全身を鍛えていく。先ほどの「グリット」とは違い、独特な振り付けのため、初めのうちは戸惑ったが、何とかついていける。パンチやキックを基本として、ジャンプやスクワットを組み合わせていき、徐々に心拍数を高めていく。時間は60分。最大で740kcalを消費するという。

ステージ上のインストラクターがカッコいい。彼らの動きに乗せられて、またもやかなり追い込んでしまった。グリットほどヘトヘトにはならないが、気持ちよく汗をかける、そんなプログラムだった。

 

男女を問わず、“できるビジネスパーソン”がランニングをしたり、ジムで身体を鍛える時代。「ひとりでストイックに」ではなく、みんなでワイワイと、しかもオシャレで楽しく。ひとりで追い込めない時にはグループフィットネスを利用してみては? ステップ台を利用した「ボディステップ」、ヨガや太極拳、ピラティスがベースになった「ボディバランス」などプログラムもたくさんある。

 

「本当は雨も降ってたし、やめようと思ったけど来てよかった」という参加者の声が聞こえてきたが、まさにそのとおり。キツいフィットネスも最新の音楽、インストラクター、同じファンから力をもらえるレズミルズなら、続けることができるかもしれない。

 

写真/武智佑真

遠赤外線とスチームでサラサラ汗をかく! 富士山溶岩の上で楽しむ最新ホットヨガの仕組み

無理のない動きで、自分の体のペースに合わせて行えるヨガは、20〜40代の女性を中心に根強い人気があります。ヨガは、心拍数を上げずに呼吸を整えながらポーズをとる有酸素運動なので、ランニングや運動が苦手な人でも初めての人でも、ゆっくり楽に行うことができることが、その人気の秘密です。

 

また、ヨガには体の様子を見ながら少しずつ負荷をかけていくことで、固まった筋肉を柔らかく伸ばして新陳代謝をアップし、血行を良くする効果が。なかでも39℃前後の室温に保たれたスタジオで行うホットヨガは、さらに汗をかきやすく、新陳代謝の促進につながるとして支持されているのです。

20180225_yoga_000

 

ただし、暖房を使って室内を温める従来のホットヨガは、空気が乾燥しやすく、温度を下げないために換気が十分にされないという難点がありました。

 

これを解消するため、新しいスタジオをオープンしたのが、フィットネスクラブの大手「ティップネス」。床下に敷き詰めた薬石と溶岩プレートから放たれる遠赤外線、また床下の装置から発生する水蒸気で、足元から室内を温めるスタジオ「マグマ・スパ・ステューディオ HOTLUX」です。ここでどんなホットヨガが体験できるのか、最新スタジオについてティップネス営業推進部の宮本智子さんに聞きました。

20180223_suzuki_39↑ティップネス営業推進部の宮本智子さん

 

クリーンな空気の中で、体の芯まで温めほぐす

「地熱と同じシステムで温められた室内に60分いると、体の芯がしっかりと温まり、72時間はその保温効果が持続すると言われています。例えば入浴などでからだを温める場合、熱いお湯に長く浸かっているのは、なかなかしんどいですよね。富士山溶岩プレートから出る遠赤外線効果によって間接的にからだを温めるこのスタイルであれば、じっくりと発熱状態に持っていくことができるので、楽に発汗できるんです」と、宮本さん。

20180223_suzuki_38↑「HOTLUX」スタジオの仕組み図。熱源が水の層とプレートを温め、遠赤外線とスチームを発生させます

 

さらに、富士山溶岩プレートを導入することで、かく汗も質が変わるといいます。「その発汗は、汗腺からではなく、皮脂腺から出るサラサラした汗であるのが特徴です。また、溶岩プレートの下にある装置から発生する水蒸気で、室内を湿度60%以上を保てるので、楽な呼吸でヨガを行うことができるんです」

 

しっかりと体が温まって皮脂腺から発汗することで、冷え性対策になるのはもちろんのこと、デトックスや新陳代謝がよくなり、美肌効果も得られるとか。「夏でもオフィスやデパートの強い冷房で、体の芯が冷えてしまっている女性は多いですから、どの季節でもからだを温めるということが、大切になるんですよ」

20180223_suzuki_37↑スタジオの内観。床にはぎっしりと富士山溶岩プレートが敷き詰められています

 

“マグマヨガ”ともいわれる、富士山溶岩プレートの上でのヨガがもたらす効果を知ったところで、続いてここ「HOTLUX」ではどんな方法でレッスンを行うのか、インストラクターに解説してもらいました。

 

また宮本さんは、健康のためにフィットネスに取り組む時間のない20〜30代の女性たちにこそ、体験して欲しいと話します。

 

「仕事や子育てで忙しい日々を送るこの年代の女性は、なかなかフィットネスに行く時間をとる余裕がないのでしょうね。何かしなければという思いはあってフィットネスクラブの会員になってはみたものの、続かないので会費だけが口座から落ちていく……という状態になってしまいがちです。多種多様なマシンを使ったトレーニングは何をしてよいのかわからないという声もよく伺います。

 

その点ヨガは、インストラクターにならって一時間取り組むという明確な目的がありますし、一時間だけレッスンに行こう、という手軽さが人気を呼んでいるんです」

20180223_suzuki_36↑インストラクターの児島美加さん。HOTLUXは、溶岩プレートから直接温めるためヨガマットは不要。スタジオへは身軽な状態で行かれます

 

HOTLUXならではのレッスンの特徴については、インストラクターの児島さんが解説してくれました。

 

「レッスンは60分間。途中で常温のお部屋に戻って水分補給をする休憩時間を設けています。普通のヨガとの違いはあまりないのですが、頭を下げるポーズは行わず、気持ちよく伸ばしたりひねったりできるポーズを中心に行います。この部屋にいるだけで汗をかく状態ですので、あまり無理をせずゆっくりじっくりとポーズをつくっていきます。

 

あとは汗をすごくかくので、メイクを落としていただいてからのレッスンを推奨しています。皮脂腺からしっかり汗を出していくことで、肌が温泉に入ったようにつやつやになるんですよ」

 

しっかりと湿度が保たれた室内は、そこにいるだけでもじんわりと汗をかき、からだの末端まで気持ちよく温まります。ぜひ一度体験してみてはどうでしょうか。

 

Studio Data

20180223_suzuki_35
ティップネス新百合ケ丘
マグマスタジオ「マグマ・スパ・ステューディオ HOTLUX 新百合ヶ丘店」
住所:神奈川県川崎市麻生区上麻生1-4-1 小田急新百合ヶ丘エルミロード7F
TEL:070-1490-0347 / 070-1275-2066
営業時間:平日10:00-23:00/土曜10:00-22:00/日・祝10:00-20:00

 

構成/Neem Tree  取材・文/吉川愛歩 撮影/山本雅世

 

何気ない日常を、大切な毎日に変えるウェブメディア「@Living(アットリビング)」

at-living_logo_wada

 

「通いやすいかも」「利用しやすそう」ファミマ、フィットネス事業に参入にネットは期待の声

11月30日、「ファミリーマート」が24時間フィットネス事業に参入することを発表。ネット上で「いつも開いているってすごい利用しやすいな」「いろんな方向性で今コンビニが進んでいる!」と話題になっている。

出典画像:ファミリーマート公式サイトより出典画像:ファミリーマート公式サイトより

 

ファミマで健康管理ができる時代に!!

「ファミリーマート」がフィットネス事業に参入した目的は「高まる健康志向への対応と加盟店のさらなる事業拡大」。新たに「Fit&GO」というブランドを立ち上げ、より便利で快適なサービスを目指し、5年後をめどに300店に拡大する展開を考えているという。

 

1号店は2018年2月中旬ごろ東京・大田区に出店され、「Fit&GO」の会員募集は12月ごろから開始される。会員になると、専用のIC式バンドで好きな時間にトレーニングができるようになり、入館記録などを基に利用者の安全管理も実施。また、ファミリーマート店舗にはサプリメントなどの健康食品やタオルやボディーソープなどの日用品を販売し、その他フィットネスジムや健康、美といった親和性の高い商品の品揃えを強化するそうだ。

 

このニュースがネットで拡散されると、「24時間のフィットネスジムとかいろいろあるけど、コンビニとの組み合わせは頭いいなぁ」「近場のファミマにフィットネスとかできたら通うわ」「コンビニにできたら通いやすいかも」「フィットネスクラブの入会って敷居が高い感じがするから、もっと安く気軽に入れる場所ってイメージが作れれば上手くいきそう」「日本のコンビニはすごい」といった期待の声が上がっている。

 

異業種への参入が続くコンビニ業界!

ファミリーマートはフィットネス以外にも「コインランドリー」サービスも発表しており、2019年度末までに500店を展開予定。異業種のサービスを取り入れ、より便利な店舗を目指している。

 

コンビニが異業種に参入する流れはここ最近続いており、「セブン‐イレブン」は「セブンなないろ保育園」というフランチャイズ加盟店の従業員向け保育園を展開。またセブン‐イレブンは、ソフトバンクグループのOpenStreetと協業で自転車シェアリングシステム「HELLO CYCLING」を発表し、専用の駐輪場を2018年度中に設置する考えを明らかにしていた。

 

コンビニの異業種参入が続々と決まっている現在。今後は“コンビニ”という型にとらわれない、もっと便利で使いやすいサービスが拡充していくかもしれない。