今月の乗ってよかったクルマ3台ーーCX-3に、クラリティPHEVに、ポロGTI

本記事では、プロが最近乗って良かったと思ったモデルを厳選して、コンパクトにお届けします。今回は、マツダのクロスオーバーSUV、CX-3の大幅改良モデルをフィーチャー。そのほか、ホンダの燃料電池車に追加されたプラグイン・ハイブリッドや、人気のフォルクスワーゲン ポロのスポーティモデルGTIと、多彩なラインナップを試乗して紹介します!

 

 

その1

エンジンを一新して快適な走りを手に入れた

マツダ CX-3

(SUV)

SPEC【XD Lパッケージ(4WD/AT)】●全長×全幅×全高:4275×1765×1550㎜●車両重量:1370㎏●パワーユニット:1756㏄直列4気筒DOHCディーゼル+ターボ●最高出力:116PS/4000rpm●最大トルク:27.5㎏-m/1600〜2600rpm●WLTCモード燃費:19.0㎞/ℓ

乗り心地が滑らかになりエンジンの力強さもアップ

CX-3は2015年に登場以来、早くも4回目のアップデートとなりました。今回の改良では初めて内外装のデザインをリニューアルしたことも話題となりましたが、注目したいのは何といってもエンジンが一新された点です。本車の主力となるディーゼルターボエンジンは、排気量1.5ℓから1.8ℓに拡大。さらに、昨年追加された2ℓガソリンエンジンも改良されています。足まわりの仕様変更、専用タイヤの採用、シート構造の見直しなどもあり、より快適な走りを手に入れました。

 

今回は、ディーゼルとガソリンの両方に試乗しましたが、いずれも従来モデルからの進化を実感できました。乗り心地は格段に滑らかになり、エンジンは日常域における力強さが大幅にアップしています。また、フロント/リアドアの外板や、リアドアガラスを厚くしたことで、静粛性を高めたのも好印象。スタイリッシュな外観のクルマという印象が強かったCX–3は、走りの質感と快適性が向上して、一層魅力的なモデルとなりました。

 

【注目ポイント01】操縦性はスポーティ

新開発タイヤの採用や足回りの仕様変更などの効果で、従来モデルと比べて乗り心地が格段に滑らかになりました。その一方で、持ち前のスポーティな操縦性は損なわれていません。

 

【注目ポイント02】質感も使い勝手も向上

室内では、前席の構造材が変更されたほか、パーキングブレーキを電動化したことでセンターコンソールのデザインを一新。質感に加えて使い勝手も向上しています。

 

【注目ポイント03】ディーゼルは1.8ℓターボに

ディーゼルエンジン(上)は、実用燃費の向上を図り1.8ℓに拡大。2ℓガソリン(下)も燃焼室や冷却まわりなど、細部を磨いて全域のトルク向上と燃費改善を実現しました。

 

 

その2

EV航続距離はPHEVのなかでもトップ

ホンダ

クラリティ PHEV

(セダン)

SPEC【EX】●全長×全幅×全高:4915×1875×1480㎜●車両重量:1850㎏●パワーユニット:1496㏄直列4気筒DOHC+モーター●エンジン最高出力:105PS/5500rpm●エンジン最大トルク:13.7㎏-m/5000rpm●モーター最高出力:184PS/5000〜6000rpm●モーター最大トルク:32.1㎏-m/0〜2000rpm●WLTCモード燃費:24.2㎞/ℓ●EV航続距離:101㎞

 

FCV仕様をはるかに凌ぐユーザビリティを獲得した

珍しいFCV(燃料電池車)として知られるホンダ クラリティに、プラグイン・ハイブリッド(PHEV)仕様が追加されました。そのシステムはガソリンエンジンに電気モーター、総電力量17kWhのバッテリーを組み合わせたものですが、最大の魅力はEV走行時の“アシの長さ”。JC08モードよりリアルに近いとされるWLTCモードで101㎞という航続距離は、数あるPHEVのなかでもトップの性能なのです。

 

実際に試乗すると、満充電時のEV走行はやはり最高でした。日常的な使用環境ならエンジンの出番はなく、室内は常に静粛。水素充填の不便さが否めないFCVに対して、本車が大きなメリットを持つことは間違いありません。

 

【注目ポイント01】室内はくつろぎ感をアピール

充電&給油口の開閉スイッチが3つもあるのはPHEVならではですが、室内の作りは基本的にFCVと同じ。バッテリーは床下に搭載されるが、室内空間の広さは十分です。

 

【注目ポイント02】容量はFCVより大幅にアップ

FCV仕様は巨大な水素タンクにスペースを取られてしまいますが、PHEVでは512ℓもの荷室容量を実現。後席が分割可倒式となるため、長尺な荷物の積載も可能です。

 

 

その3

パワフルな走りは“ホットハッチ”に相応しい

フォルクスワーゲン ポロ GTI

(ハッチバック)

SPEC●全長×全幅×全高:4075×1750×1440㎜●車両重量:1290㎏●パワーユニット:1984㏄直列4気筒DOHC+ターボ●最高出力:200PS/4400〜6000rpm●最大トルク:32.6㎏-m/1500〜4350rpm●JC08モード燃費:16.1㎞/ℓ

 

ボディサイズに見合わない重厚な乗り心地を味わえた

フォルクスワーゲンの高性能なスポーツモデルに与えられる伝統ある称号「GTI」を冠したポロが、日本に上陸しました。エンジンはゴルフGTIと共通の2ℓターボを採用し、最高200馬力&最高トルク32.6㎏-mのパワーを備えています。全長約4mのコンパクトボディでこれを実現したのは圧巻で、“ホットハッチ”に相応しい性能でしょう。

 

パワフルではあるものの、ドライビングフィールに粗さはありません。わずか1500rpmで最大トルクに到達するエンジンは、日常域での扱いやすさも感じさせました。引き締まった乗り心地は上々で、ボディサイズに見合わない重厚感をも味わえるほど。速いだけでなく、ちょっと贅沢なコンパクトカーとして、オススメしたい一台です。

 

【注目ポイント01】エンジンはゴルフ譲りの2ℓ

ポロGTIで初採用となる2ℓターボエンジンは、ゴルフ用がベース。先代に対して出力が8馬力、トルクは7.1㎏-m向上しています。ミッションはツインクラッチの新世代ATです。

 

【注目ポイント02】チェック柄シートなどを継承

GTIの伝統でもあるチェック柄のシートファブリックや、トリムパネルをはじめとするレッドのアクセントで、室内はスポーティな装いになります。快適装備も充実しています。

 

文/小野泰治 写真/宮門秀行

マツダが2018年のユーザー参加型イベントの協賛概要を発表

マツダは、マツダ車ユーザーが「走る歓び」を体感できるドライビングレッスンイベント、および参加型モータースポーツイベントの2018年における協賛計画を発表した。

マツダは’14年よりドライビングレッスンイベントや参加型モータースポーツイベントへの協賛を強化。より充実したカーライフを過ごせる機会づくりをサポートしているが、今年は昨年から引き続き「Be a driver.マツダ・ドライビング・アカデミー」「マツダファン・サーキット・トライアル」「マツダファン・エンデュランス」「ロードスター・パーティレースⅢ」「グローバル MX-5カップジャパン」の5つのイベントに協賛する。

 

この中で、ドライビングレッスンイベントの「Be a driver.マツダ・ドライビング・アカデミー」、モータースポーツイベントである「マツダファン・サーキットトライアル」と「マツダファン・エンデュランス」、そして「ロードスター・パーティレースⅢ」は、いずれもユーザーが愛車で参加できるイベント。日常運転に役立つ知識の習得から、サーキットでのスポーツ走行体験まで幅広くカバー。各イベントともに若年ドライバーからベテランまで、多くのマツダ車ユーザーが参加している。

 

また、「マツダ ロードスター(輸出名:MX-5)」による世界統一ワンメイクレースの国内シリーズ戦「グローバル MX-5カップジャパン」では、世界一のMX-5レーサーを目指すドライバーたちが、夢の実現に向けて真剣勝負を繰り広げている。

各イベントの紹介サイト、主催団体のURLは下記の通り。

 

■ドライビングレッスンイベント

概要紹介サイト:http://www.mazda.com/ja/innovation/drivingacademy/

Be adriver.マツダ・ドライビング・アカデミー

・主催: 株式会社ビースポーツ(岡山国際サーキット、スポーツランドSUGO、鈴鹿サーキットでの開催時)(公式ホームページ: http://driving-academy.mazda-fan.com/outline.html)

・主催: 富士スピードウェイ株式会社(富士スピードウェイでの開催時)
(公式ホームページ: http://www.fsw.tv/freepage/1513/

 

■参加型モータースポーツイベント
概要紹介サイト:http://www.mazda.com/ja/innovation/motorsports/

 

マツダファン・サーキットトライアル(MFCT)

・主管: 株式会社ビースポーツ
(公式ホームページ: http://circuittrial.mazda-fan.com/

 

マツダファン・エンデュランス(マツ耐)

・主管: 株式会社ビースポーツ
(公式ホームページ: http://endurance.mazda-fan.com/

 

ロードスター・パーティレースⅢ

・主催: 株式会社ビースポーツ

(公式ホームページ: http://www.party-race.com/

 

グローバル MX-5カップジャパン

・主管: 株式会社ビースポーツ
(公式ホームページ: https://mx-5cup.jp/

 

・販売代理店: 株式会社キャロッセ
http://www.cusco.co.jp/products/mazda_global_mx-5_cup.html

マツダの最新ガソリンエンジン技術の将来性がイタリアで高く評価

スカイアクティブXは技術史に名を残す?

マツダの次世代ガソリンエンジンである「SKYACTIV-X(スカイアクティブ・エックス)」が、イタリアのミラノにおいて、将来性が期待される自動車技術に贈られる「Q Global Tech Award」を受賞した。

 

「Q Global Tech Award」は、創刊1956年のイタリアの自動車専門誌「Quattroruote(クアトロルオーテ)」誌が主催する欧州の自動車業界の重要イベントのひとつ「Quattroruote Day」において選出されるアワード。これには「クアトロルオーテ」誌をはじめ、世界15カ国の自動車専門誌の委員が参加しているが、「SKYACTIV-X」は今年、技術史に最も名前を残すような革新的な技術として評価された。

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今回、受賞の対象になったマツダの「SKYACTIV-X」は、ガソリンエンジンならではの伸びの良さに、ディーゼルエンジンの優れた燃費・トルク・レスポンスといった特長を融合した革新の内燃機関。マツダ独自の燃焼方式「SPCCI(火花点火制御圧縮着火)」により、ガソリンエンジンにおいて圧縮着火を制御する技術の実用化に世界で初めてめどを付けることが可能となった。

 

その結果、シャープなレスポンスやトルクフルで爽快な加速感、これまで以上の低燃費・環境性能を高次元で両立、エンジン単体の燃費率を現行の「SKYACTIV-G」と比べて最大で20~30%程度改善することを目指している。

 

この受賞について、マツダの藤原 清志(ふじわら きよし)専務執行役員は、受賞に際して次のように述べた。「このような素晴らしい賞をいただき、本当に嬉しく思います。この技術の実現に向けてブレークスルーを成し遂げた私たちのエンジニアを心から誇りに思います。量産前のタイミングで、このような高い評価をいただけたことは、これから最後の機能開発や品質確認などを進めていくチームメンバーにとって大きな励みになります。皆さまからの大きな期待を励みとして、最後の作り込みをしてまいります」

マツダ・ビジョン・クーペが最も美しいコンセプトカーに選出!

マツダは2月1日、フランスのパリで開催中の「第33回フェスティバル・オートモビルズ・インターナショナル(国際自動車フェスティバル)」において、現地時間の1月30日に「マツダ VISION COUPE(ビジョン・クーペ)」が「Most Beautiful Concept Car of the Year賞」に選出されたことを発表した。

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この賞は、著名な建築家やファッションデザイナーなどの選考委員によって、その美しさ、デザインにおける創造性や新しいトレンドを最も体現しているコンセプトカーに贈られるもの。2016年に「Mazda RX-VISION」が同賞に選出されており、マツダでは次世代デザインを牽引するふたつのコンセプトカーでの受賞となる。

 

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マツダのデザイン・ブランドスタイルを担当する前田育男常務執行役員は受賞に際して次のようにコメントしている。
「ビジョン・クーペでは光のリフレクションで生命感を表現するという、魂動デザインの新しい方向性に挑戦しました。日本の繊細な美意識を反映したこのクルマが、RX-VISIONに続き芸術の都パリで認められ大変光栄に思います。今後も日本の自動車メーカーとしてのアイデンティティを持ち、世界を魅了する美しいクルマを作っていきたいです」

 

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ビジョン・クーペは、2017年に世界初公開されたマツダの次世代デザインビジョンモデル。デザインテーマ「魂動(こどう)-Soul of Motion」を日本の美意識にもとづき深化させ、伸びやかでシンプルなワンモーションフォルムを創造している。また、マツダのデザインヘリテージである「ルーチェロータリークーペ」などの美しさを礎として、エレガントで上質なスタイルを追求したものだ。

 

このビジョン・クーペはオテル・デ・ザンヴァリッドで開催中のコンセプトカー展示会において1月31日から2月4日(現地時間)まで展示された。

 

 

 

マツダ「RX-9」が450馬力の次世代ロータリー搭載で2019年発売へ!?

マツダ「RX-8」後継モデルとされる「RX-9」のテストミュールがついにニュルブルクリンク付近捉えられた。2017年10月の東京モーターショーでは見られなかったが、やはり「RX-9」は進行中なのである。

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テストミュールは「RX-8」でフロントエアダクトが拡大されているようだが、ボディの延長や拡大はされておらず、開発は初期段階のようだ。

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昨年からマツダは2個のターボチャージャーに、電動スーパーチャージャーを加えた3つの加給システムを持つ「トリプルチャージャー」や、ドアが5から15度上方に向けて開く「スワンウィングドア」、スポーツカー用格納式リアスポイラーなどの特許を申請しており、「RX-9」に採用される可能性もありそうである。

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しかし、何と言っても次世代ロータリーエンジン「SKYACTIV-R」が気になるところで、800cc×2の1.6リッターで450psものパワーを発揮するという。FRで全長4440mm、全幅1910mm、全高1180mm、車重は1300kg~1350kgと予想されている。

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ワールドプレミアは2019年内に「RX-VISION」のようなグラマラスな姿で登場することになりそうだ。

【1分でわかるマツダCX-8】“3列SUV”の至福を堪能せよ!インテリアの質感までこだわったマツダの最新作

これまでもSUVを出してきたマツダが、年末に新型モデルを投入しました。本モデルは「大人がきちんと座れる」をコンセプトに、インテリアにとことんこだわっています。ここでは、そんなこだわりの数々を紹介します。

 

色や素材の一つひとつに吟味を重ねたこだわりモデル!

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マツダ CX-8

319万6800円~419万400円

国内市場向けのSUVでは最上位となる3列シート・クロスオーバーモデル。3列目まで「大人がきちんと座れる」パッケージングを実現。デザインは風格や質感にこだわり、インテリアの色や素材の一つひとつに吟味を重ねています。

SPEC【XD Lパッケージ4WD】●全長×全幅×全高:4900×1840×1730㎜●車両重量1830㎏●パワーユニット:2188㏄水冷直列4気筒DOHC16バルブ直噴ターボ●カタログ燃費:17.6㎞/ℓ

 

20171224_bln05_2↑3列シートで6〜7人乗り。空間の広さに加え、質感の高いインテリアによって快適な乗り心地を実現します

 

20171224_bln05_3↑ボーズの音響システムをオプションで用意。ボーズとマツダのエンジニアが共同で丁寧に音作りを行っています

 

 

SUVのイメージを覆す快適かつ上質な空間を実現

17年2月にミドルサイズのCX-5、6月にはコンパクトなCX-3と、継続的にSUVをリリースしてきたマツダが、年末に“本命”の新型CX-8を投入しました。ファミリー向け3列シートといえばミニバンが定番ですが、取り回しの良い“3列SUV”は最近のトレンド。

 

とはいえ、どうしても“3列目”に割けるスペースが限られてしまうのが課題でした。CX-8では「大人がきちんと座れる」パッケージングを標榜し、快適な空間を実現。CX-5より全長は伸びましたが、取り回しの良さも上々。上質なインテリアも含めて、SUVのイメージを覆す意欲作といえます。

マツダのCMでおなじみ “Zoom-Zoom”ってどんな意味? 日常英語の豆知識

マツダの車のCMで「Zoom-Zoom」というフレーズが使われているのをご存知でしょうか? さらに昔のCMでは「♪Zoom Zoom Zoom♪」という曲が使われていたのを覚えている方もいらっしゃるかと思います。(私は当時「ズンズンズン」だと思っていました…)

 

この “Zoom-Zoom” ってどんな意味なのか、気になったことはありませんか?

 

“Zoom-Zoom” って何?

マツダのCMで使われている “Zoom-Zoom” というキャッチコピー。ご存知ない方もいるかもしれないので、念のため↓(動画が始まるとすぐに出てきます)

一瞬でしたね。分かりましたか?

 

この “Zoom-Zoom” はかなり前から使われているキャッチコピーで、CMでは車がちょっとアップで映し出されたりしているので、その「ズーム」かなぐらいに私は思っていました。

 

それが、10年以上経ったある日、その本当の意味を突然知ることになったのです。

 

“Zoom-Zoom” はカメラの「ズーム」ではない

“zoom” と言えばカメラの「ズーム」を思い出す人が多いと思うのですが、このマツダの “zoom-zoom” はちょっと違うんです。

 

私が “zoom” の意味を知るきっかけになったのは、ある英語の童謡を聞いた時です。

 

子どもが今よりも小さい頃に通っていた幼児クラスで、先生とお母さんたちが子どもたちに童謡を歌う時間がありました。

 

他のお母さんたちは自分が子供の頃から聞いたり歌ったりしている曲ばかりなのでスラスラ歌えるのですが、私は英語の童謡を全く知らなかったので、何が何だか分からずに、ただ聞いているだけでした。そんな時、ある歌にこんな歌詞が出てきたんです。

 

The wheels on the bus go round and round.
round and round.
round and round.
(中略)
The motor on the bus goes zoom, zoom, zoom.
zoom, zoom, zoom.
zoom, zoom, zoom.

 

この歌は『Wheels on the bus』という割と有名な歌で、擬音語がたくさん出てきます。「バスの車輪がぐるぐる回る」から始まって「バスのモーターがzoom zoom zoomと鳴る」という箇所が出てきます。

 

実はこの “zoom” は、車などがスピードをあげて走る時の「ブーン」を表しているんです。そして、この “zoom” こそがマツダのCMの “Zoom-Zoom” の正体なんです。

Mazda Miata (zoom-zoom)

 

“zoom” の意味とは?

“zoom” とは、何かがサッと早いスピードで動くのを表す単語で、車などの乗り物・ロケットなどによく使われます。Merriam-Webster Dictionaryによると、

 

(always followed by an adverb or preposition) informal;
to move quickly
・Cars were zooming[=speeding] down the highway.

 

と書かれています。動詞と名詞の意味がありますが、上の歌詞にあるように擬音語としても使われます。

 

そして、マツダの公式ブログにも “Zoom-Zoom” が使われている背景について、こんな説明がありました(以下、抜粋して引用します)。

 

マツダブランドの世界観を表現したメッセージ「Zoom-Zoom」。
実はこちら、英語で「ブーブー」を意味する子ども言葉なのです。

皆さんは、街ゆくクルマを飽きることなく目で追いかけていた日のことを今でも覚えていますか?
子どもの頃、「ブーブー!」と声をあげ、風を切って走り回った、あの楽しさ。
ビュンビュンと走っていく車を夢中で見ていた、あのわくわく感。

Zoom-Zoom「子どもの時に感じた、動くことへの感動 」は、動くことへの感動を愛し続ける全世界の方々と、走る歓びを分かち合うための合言葉。
マツダはZoom-Zoom感、走る歓びにあふれたクルマをつくりつづけていきたいと願っています。

 

ということなんだそうです。

 

“zoom” には「ズーム」の意味も

そして、英語の “zoom” は上で紹介した意味だけではなく、カメラが「ズームする」 という意味でも使われます。

 

The TV cameras zoomed in on the winner’s face.

I zoomed in on her face to show her reaction.

The camera zoomed out to show a wider view of the scene.

(Merriam-Webster Dictionary)

 

この意味で使う場合には “zoom in/out” という形になるんですね。ということで、今回はちょっとした豆知識をお届けしました。

 

【URL】
活きた英語のちょっとした使い方や覚え方などを紹介する日刊のウェブマガジン
「日刊英語ライフ」 https://kiwi-english.net/

トヨタとマツダにデンソーも加わりEV戦略の新会社を設立し、各ブランドにふさわしいEVの開発を進める

資本提携により次世代車の開発や米国での合弁生産など、幅広い提携に踏み切ったトヨタ自動車とマツダが、第1弾ともいえる協業に着手する。その内容は大方の予想どおり電気自動車(EV)の開発・生産に向けたもので、国内サプライヤー最大手のデンソーも参画。3社連合で世界的なEVシフトに対応する構えだ。

欧米メーカーがEV開発に経営資源を集中させる中、3社連合によりEV開発の体制を整え、全方位で次世代車の開発をスピードアップさせるのが狙いだ。

 

3社は共同出資で新会社「EV C.A.Spirit株式会社」を設立。資本金は1000万円と立ち上がりの規模はそう大きくなく、出資率もトヨタが90%、マツダが5%、デンソーが5%とトヨタ主導で、代表取締役にはトヨタ副社長の寺師茂樹氏が就任。本拠は名古屋のミッドランドスクエア内に置かれ、社員は各社から出向するエンジニア主体の40人程度とされている。

 

英国やフランスの政府がEVシフトを宣言し、中国がEV優遇政策を進め、アメリカでもカリフォルニア州がEV比率を高める政策を打ち出しているが、一方でいまだ世界におけるEVの販売比率は1%以下に過ぎない。とはいえ、今後EVの販売台数が増えていくのは確実で、今から手を売っておかないと競争に出遅れる可能性は高い。今回の3社連合もそうした将来を見据えたもので、お互いの開発技術や生産技術を出し合いながら、エンジニア同士の交流を図っておこうというものだ。

 

また、現時点では3社の協業ながら、他のメーカーやサプライヤーの参画も可能なオープンな体制を目指しており、トヨタの子会社のダイハツはもちろん、資本系列のあるスバルが加わってくる可能性は高い。当面は互いに出資した「EV C.A.Spirit」がEVに関する技術開発を手がけ、そこにトヨタとマツダが開発委託をする形となるが、同社がノウハウを蓄積しながら他メーカーの委託を受けるという形も考えられる。

 

機構が比較的単純なEVは、家電のような画一化に陥る恐れがあるとされており、それを防いで付加価値を持続するにも、それぞれのメーカーが持つ見識やセンスは欠かせない。独自にEVブランドを立ち上げている欧州メーカーに対し、トヨタ、マツダ連合がどんな具体策を出してくるのか!? 次の動きに期待したい。

 

 

 

【東京モーターショー2017】マツダからは「魁 CONCEPT」と「VISION COUPE」のふたつのコンセプトカーが初披露

「『走る歓び』でクルマを愛する人に人生の輝きを提供する」をブーステーマに掲げたマツダからはふたつのコンセプトカーがアンヴェールされた。

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ガソリンエンジンの新しい形とも言えるSKYACTIV-Xと次世代の車両構造技術を融合した「マツダ魁CONCEPT」が世界初公開。マツダが次世代のクルマ造りを具現化したコンパクト・ハッチバックだ。そして、将来のデザインビジョンを示した「MAZDA VISION COUPE」はマツダらしいエレガントな佇まいを醸し出す。

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また、発売日が12月14日とアナウンスされている3列シートのクロスオーバーSUVであるCX-8も展示されていた。

 

ガソリンエンジンならではの伸びの良さと燃費やトルク・レスポンスに優れたディーゼルエンジンの特徴を融合させたSKYACTIV-X。SPCCI(Spark Controlled Compression Ignition)というマツダ独自の燃焼方式によって、ガソリンエンジンで圧縮着火を制御する技術の実用化に初めて目処をつけた。そのメカニズムは、まず既存のガソリンエンジンより燃料の薄い混合気を圧縮し、その後スパークプラグで膨張火球炎を作りシリンダー内の混合気をさらに圧縮。すると混合気が急速かつ同時多発的に燃焼する。この火花点火と圧縮着火のシームレスな切り替えで圧縮着火の成立範囲を大幅に拡大できたことで動力性能と環境性能を妥協なく両立している。

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魁CONCEPT

20171030_hayashi_LV_08↑SKYACTIV-Xだけでなく、次世代車両構造技術「SKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTURE」も採用することで洗練された走行性能の実現も目指すハッチバックモデルとなっている

 

VISION COUPE

20171030_hayashi_LV_09↑エレガントで上質なスタイルを伸びやかな4ドアクーペとしまとめた「VISION COUPE」。さらに、シンプルなフォルムながらマシンとしての性能の高さを感じさせるシルエットだ

 

 

電動化技術だけでなく内燃機関のブラッシュアップによって、それぞれを適材適所で展開するマルチソリューションが地球環境に対するマツダの回答だろう。