元国際線CAが教える! 出張をスマートで快適にする支度の極意

出張に行く、と決まったら、どんな荷物を準備しているでしょうか? 女性は、化粧品や替えのストッキング、ヘアケア用品など、宿泊の伴うとなると荷物が多くなりがちです。その上、仕事に必要なパソコンや充電器といった電子機器、資料などのかさばる持ち物がありますから、必要なものだけを賢くチョイスし、ミニマムにまとめて出発したいもの。

 

出張先で慌てないよう、スマートに移動できるパッキングのコツや、トラベルグッズにはどんな便利グッズがあるでしょうか? 仕事で国内外を飛び回っていた元ANAのキャビンアテンダントで、現在は商品企画コンサルタントをつとめる高城良子さんに、スピーディに準備しスマートに出張をこなすための極意を聞きました。

 

“スムーズな移動”を考慮して荷物を整える

ひとくちに「出張」と言っても、どんな手段を使ってどこへ移動するかで、内容はずいぶんと違います。土地勘がないところへ出かけるときは、駅名や場所に間違いがないか、下調べに注意が必要です。飛行機と新幹線、両方の乗り入れがある地域なら、どちらをチョイスするかなど、どのようなルートで行けばスムーズか、イメージしてみましょう。また、どんな乗り物を使うかでパッキングの方法を変えるのも大切だとか。

 

「衣類や化粧品、パソコンなどの重たい荷物はキャスターつきのスーツケースやボストンバッグに入れ、財布や携帯電話などすぐ取り出すものはポシェットタイプの肩掛けバッグに入れておくと、乗り場などで慌てずに済みます。新幹線では、キャスターつきのスーツケースだと置く場所に困るので、座席上の収納棚に乗せられるようボストンバッグにするか、一泊用の小さなスーツケースを使ってみてください。事前にチケットが押さえられる場合には、比較的スペースにゆとりがある出入口付近の席を取るのもいいでしょう。

 

飛行機での移動のときは、大きな荷物は預けた方が空港内の移動は楽ですが、到着後に荷物を受け取るまで時間がかかるので、余裕を持ったスケジューリングが必要です。また、電子機器は預けられませんから、飛行機を使うときはパソコンをスーツケースから出し、エコバッグなどに入れ替えて搭乗しましょう」(高城さん)

 

荷物の多さと行動パターンでバッグを選ぶ

出張するときに持っていきたいバッグについて、高城さんのおすすめを聞きました。「資料やサンプル品などを持って出張する場合は、キャスターつきのスーツケースがおすすめです。また、荷物が少なく済むときや、現地移動が多いときなどは、肩掛けのトラベルバッグなどを使いましょう」(高城さん)

 

・静かなキャスターと抜群の収納力のキャリー

少しずつ進化を続けている無印良品のハードキャリーは、2017年の春にキャスター部分が大きく変わったそう。静かで安定性がよくて収納力がある、高城さんもおすすめのキャリーです。


無印良品「キャリーバーの高さを自由に調節できるストッパー付きハードキャリー(19L)黒」
価格:1万2900円

「単輪のものから双輪に変わったことで動きが滑らかになり、静音性の高い素材になったことで、キャスターが発生する騒音を軽減しています。早朝のお出かけや凹凸のある道などでの移動が、以前よりスムーズになるでしょう」(無印良品・川尻淳子さん)

 

・使わないときの収納のことも考えたキャリー

キャリーバッグを買ったものの、出張の機会自体は少なくて置き場に困る、という人におすすめなのが、収納時に場所を取らない省スペース設計のこちら。使わないときに厚みを半分にして置いておくことができます。


無印良品「半分の厚みで収納できるソフトキャリーS」
価格9900円

「中のパネルを上げると厚みが半分になったり、SサイズをLサイズの中に入れても収納できたりと、使わないときのことを考えて設計しています。Sサイズは機内持ち込みが可能です。生地には撥水加工を施しているので、雨の日の移動も安心ですよ」(無印良品・川尻淳子さん)

 

・軽くて丈夫な持ち運びしやすいトラベルバッグ

2~3泊にも対応できる大きめのトラベルバッグです。高城さんおすすめのポイントは、軽さと丈夫さ。出張先で出歩くことが多いときにはキャスターつきのものより、肩に掛けてパッと持ち運びができるタイプが便利だそうです。


エルベシャプリエ「コーデュラナイロントラベルショルダーXL(ノワール/パプリカ)」
価格4万3200円

「ナイロン製なので汚れが付きにくく、付いても落としやすいのが魅力的です。丈夫で、見た目より収納力もあります。出張の往路には使用しなくても、荷物が増えることを想定して、折り畳んでスーツケースに入れていきますね」(高城さん)

 

宿泊はリラックスできる好きなホテルで

宿泊先を自分で自由に決められるなら、一緒に出張するメンバーがリラックスして宿泊できるよう、好みを押さえておくのもポイントです。高層階に不安がある人や非常口付近を好む人、特にタバコについては、禁煙の部屋でないと匂いが気になる人や、逆に喫煙できる部屋がいいと望む人がいるので、事前にリサーチしておきましょう。では、自分ひとりなら?

 

「自費で少しプラスしても、ぜひ自分が好きな時間を過ごせそうな宿泊先を選んで、移動を楽しめるようにプランニングすると快適です。同じビジネスホテルでも、大浴場やサウナがあったりマッサージやエステが受けられたり、また食事のおいしさもそれぞれ違います。レディースプランなどの特典が受けられるホテルもありますし、オーガニックのアメニティを揃えたホテルや、女性専用フロア完備のホテルなどもあります。仕事で行かなければならなくて億劫でも、気持ちを切り替えて、ホテルライフを楽しんだり現地で散策したりするなどのゆとりが持てると、出張が楽しくなりますよ」(高城さん)

 

快適に過ごせる持ち込み必須アメニティ

ホテルのアメニティが充実しているか心配なら、お気に入りのものを持って出かけましょう。出張が多い場合は、常にトラベル用のポーチにストックしておき、日常で使うものとは分けておくと、パッキングのときに慌てずに済みます。

 

・天然原料の歯磨き粉とナチュラル素材の歯ブラシ

合成界面活性剤不使用で天然原料をベースにした歯磨き粉と、環境のことを考えてつくられた竹製の歯ブラシのセット。ほどよいミントの香りがよく、高城さんは打ち合わせ前などの歯磨きにも使っているそうです。


ゴーウェル「トラベルセット ナチュラル トゥースペースト&トゥースブラッシュ」
価格2808円

「国産の牡蠣の殻を使ったホワイトニング歯みがきです。天然の海塩とペパーミントの香りで、爽快感が続きます。乾きやすく、汚れても洗えるコットンのポーチが付属しています」(go well ナチュラルハーティーマーケット・小松和子さん)

 

・お米からできた消臭スプレー

移動時や飲み会などで洋服にニオイがついてしまったとき、ホテルの部屋に入ってニオイが気になるときなどに高城さんが使うのは、こちらのお米からできた消臭スプレーです。天然成分なので空気中に撒いたり、肌に直接触れる衣類に噴射したりしても、安心して使えるのだそうです。


ファーメンステーション「お米でできた消臭スプレー コメッシュ」
価格1944円

「他の香りでごまかさすのではなく、天然の微生物がそこにあるニオイを吸収する無香料タイプのスプレーです。長時間の移動で蒸れてしまった靴や、出張のとき着替えられないスーツなどにもお使いいただけます」(ファーメンステーション・酒井里奈さん)

 

・飛行機やホテルで乾燥しがちなお肌に使えるバーム

乾燥した口元や目元など、高城さんはお肌全体に使うため常に携帯しているという、天然素材でできたリップバーム。


ブルーメ エデナ「ナリッシングリップバーム」
価格1782円

「マカデミアナッツオイルと東京利島産椿油を主性分に、オーガニックシアバター、アルガンオイル、モリンガシードオイルを配合しています。高知産の良質な柚子とジンジャー精油を使って、ほんのり香る微香タイプのリップバームです」(ブルーメコスメティクス・堤梓さん)

 

移動が楽に感じる出張ルック

出張で困ることのひとつに、「移動中に洋服がしわになる」「重たい荷物を持って歩くのでパンプスで足が痛くなる」など、服装にまつわるトラブルがあります。快適に移動するために、どんな服装をチョイスしたらよいか、高城さんおすすめのアイテムを聞きました。

 

・足が痛くならない! 軽くて脚がキレイに見えるパンプス

徒歩での移動が多くて困っていたときに高城さんが見つけたパンプスは、ビジネスシーンでも使えるシンプルなデザインと履きやすさが魅力のヒールシューズ。


ヒルズアヴェニュー「プレーンウェーブソールエア」
価格1万9440円

「軽量化とクッション性を両立させるパイロン製のソールを使っており、軽さはブランド史上最軽量の約175gです。脚をキレイに見せる4.5cmのヒール高ながらも、フロント部分との高低差を3cmに抑えたので、長時間履いたときの疲労を軽減します。艶やかなエナメルのブラック、ネイビーに、新色の2018AWはスエードとパイソン柄が登場し、暗くなりがちなビジネスファッションの差し色にも活躍してくれます」(ヒルズアヴェニュー販売店・PRAIA 大西博之さん)

 

・疲れにくいのにきちんと見えるビジネスファッション

長時間座っていなければならない新幹線や飛行機などでの移動は、洋服にシワがつきやすく、堅苦しい服は着ているだけで疲れてしまうものです。高城さんおすすめのブランド、スタニングルアーには、ほど良いゆとりがありながらも、ビジネスシーンにもきちんとして見える洋服が揃っています。

スタニングルアー
左:「STUNNING LURE × Dickiesコラボパンツ」
価格1万9440円

右:「ハイツイストニットブルゾン」
価格2万3760円

「パンツは、キレイなシルエットを保ちながら、ヒップまわりから足にかけてほど良いゆとりがあるつくりです。移動時にも疲れやすく、リラックスして履いていただけます。また、ニットブルゾンは軽い素材感でコンパクトにまとめられ、持ち運びに便利です。冷房対策に、一枚お持ちいただくのがおすすめです」(スタニングルアー・箭内亮介さん)

 

次の出張に向けてトラベルグッズを準備し、快適に過ごせるホテルやディナーの場所などを調べてみましょう。心身そろっての充実が、出張成功のカギです。

 

【プロフィール】


商品開発・PRコンサルタント 高城良子さん

タキアソシエイツ株式会社代表取締役。元ANA国際線キャビンアテンダント。商品企画開発。PR コンサルタント。現在、ホテル・旅館などリゾート施設の顧問として、オリジナルのお土産の開発、オーガニックアメニティの導入など、出張をともなう仕事も多い。

 

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2019年は国交樹立100周年! 「ポーランド」の知っておきたい文化情報8つ

今夏ワールドカップの対戦国として話題となったポーランド。近年では旅行先としてもますます人気を集めていますが、観光地としてはもちろん、カルチャーやグルメも興味深いのがこの国。そして2019年は、日本とポーランドの国交樹立100周年を迎えます。そこで、本稿では記念すべき年に向けて、ポーランドの文化に関する情報をまとめてご紹介します。

↑ポーランドの首都ワルシャワの風景

 

1:厳かだけど楽しい「結婚式」

日本では婚姻届を提出すれば、その日から2人は夫婦となります。しかし、敬虔なカトリックの国として知られるポーランドでは、少なくとも半年以上前から「結婚講座」を受けて、結婚の準備をしておく必要があるのです。そして、結婚式当日は誓いのキスさえできない厳かな雰囲気であるにも関わらず、その後の宴会ではひたすら食べて踊っての繰り返し。日本のように感動や驚きは求めません。

 

【詳しく読む】教会では誓いのキスをしない! 日本と全然違うポーランドの厳粛で愉快な結婚式

 

2:日本人旅行者もビックリするほどの「親日」ぶり

日本の文化が遠いヨーロッパの国でも愛されていると知ったら、誇りに思いますよね。ポーランドではグルメから娯楽、スポーツまで、日本のものがありふれています。お寿司はヨーロッパで最高と言っても過言でないレベル。黒澤明監督の映画やポケモンなどのアニメも広く見られています。そういえば先日、ポーランド人の友人にオススメのお店を聞くと、「あそこのラーメン屋さんがおいしいよ」という思わぬ返しがありました。外国人のほうが日本人よりも日本のことを知っているということはポーランドでもあります。母国のことはきちんと勉強しておきたいですね。

 

【詳しく読む】親日国・ポーランドの日本文化浸透度がスゴい! 寿司のレベルは日本人でも唸るレベル

 

3:あの商品、ポーランド製かも?

最近、日本では輸入ショップ以外でも輸入品を見かけるようになりました。筆者が日本に帰ったときに立ち寄ったお店にポーランドの商品が置いてあったということも何度かあります。キャラメルの「クルフカ」や発酵食品の「ザワークラウト」、高級グラスの「クロスノ」だけでなく、ベリー系の冷凍食品、アルコール度数の高いお酒、羽毛布団、デオドラントなどもポーランド発の人気商品として売られているようです。

 

【詳しく読む】知らないと絶対に損! スーパーや100円ショップで買える「ポーランドの絶品フード&人気アイテム」4つ

4:見た目で判断するな! 意外と絶品「B級グルメ」

中欧のポーランドでは、西欧でよく見られるこってりした肉料理もあれば、東欧の素朴さと寒い国ならではのしょっぱさが味わえる料理がたくさんあります。クリスマスの「鯉の料理」を含め、そのほとんどが日本人の口に合うので、一度ポーランド料理を堪能するとハマってしまうこと間違いありません。真っ赤な野菜スープの「バルシチ」(写真上)や豚の血や贓物などが入ったソーセージの「カシャンカ」など、なかには材料や見た目で「これはちょっと…」と思ってしまうものもありますが、食べてみると、おかわりしたくなるほど、おいしいですよ。

 

【詳しく読む】日本人なら仰天すること間違いなし! 味は絶品なのに見た目で誤解されやすい「B級ポーランド料理」5選

 

5:日本人も納得! 日常的に飲む、おいしいドリンク

今年は世界中で猛暑が続き、ポーランドも例年以上にドリンクの消費が多かったようですが、この国でよく飲まれるものといえば、フルーツジュースの「コンポート」や野菜たっぷりの「ラバルバルのジュース」、発酵飲料の「クワス」。筆者が日本で暮らしていたときに飲むものは非常に限られていましたが、ポーランドに来てからはあらゆるドリンクを飲むようになりました。それも、ポーランドのドリンクは日本人の口に合うという証拠かもしれません。

 

【詳しく読む】日本人にも合うポーランドの飲み物を伝授! 飲まないと人生損する「絶品ドリンク」4選

 

6:ベーグルを生んだ国はポーランドだった!

フランスに住む人もポーランドのパンはうまいと言いますが、そのなかでも南ポーランドのクラクフだけで食べられる人気のパンがあります。それが、ポーランド語で「オブヴァジャネック」と呼ばれるベーグル。ずっしりと食べごたえがあるので腹もちもよく、忙しい朝やちょっと小腹が空いたときにピッタリ。ベーグルといえばオシャレなカフェで食べるイメージですが、本場では移動型の小さな屋台で買うことができます。味は4種類(塩、ゴマ、ケシの実、チーズ)あり、どこのお店でも45円程度で売られています(チーズだけ10円ほど高い)。

 

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7:日本と共通の祝日から分かる「文化の違い」

日本の祝日では、その休みを利用して家族とどこかへ旅行したり、友人とショッピングを楽しんだりする人が多いと思います。ポーランドでもそういった楽しみ方をすることはあるものの、教会の祝日が多く、どちらかというと家で家族や親戚と過ごすことのほうが多いかもしれません。両国には共通する2つの祝日があります。1月1日の元旦と5月3日の憲法記念日。しかし、ここから日本とポーランド人の違いが分かります。

 

【詳しく読む】日本とポーランドの意外な共通点! 「●●の日」が同じ日だった

 

8:高学歴が多いポーランドの秘密は「小学校」にあり?

ポーランドの教育費は大学まで原則無償であるため、進学率は高く、また教育システムは世界的にも上位に入ります。日本との違いは多くありますが、そのなかでも高校最後に受験する「マトゥラ」は、進学するしないに関わらず、よい成績を修めなければならないポーランドの卒業試験です。また、休憩が短く、掃除をしなくてもいいなど、学校は勉強するところと割り切っているところも、日本人にとっては新鮮ですね。

 

【詳しく読む】小学校でも留年アリ! 日本と方針が違いすぎて衝撃的な「ポーランドの学校教育」事情

 

マイナーな国と思われがちなポーランドですが、いまや両首都を結ぶ直行便は週5便、筆者の周りにも日本へ行ったことのあるポーランド人が増えています。来年は日本とポーランドの国交樹立100周年。ポーランドのことをもっと知る一年にしたいですね。

 

訪日外国人に人気の「スマートホステル」、人気の秘密は「エンタメ性」にあった

東京オリンピックを前に訪日観光客はますます増えている。観光庁の調査によると、訪日外国人旅行者数は2020年には年間4000万人まで上る見込み。そこで重要になるのが、“宿”だ。

 

観光客が快適に過ごせるかどうかは、宿の印象が大きく左右する。近年、多くのIoTデバイスが発表され注目を集めるなか、その最新技術を取り入れて訪日観光客からの高い人気を得ているのが、IoT体験型宿泊施設のスマートホステル「&AND HOSTEL(アンドホステル)」だ。

 

東京に4店舗、福岡に1店舗を構えるこのホステルになぜ、外国人観光客は魅了されるのか――。浅草に新たにオープンした旗艦店に訪れたら、その理由が分かった。

 

スマートホステルとは何なのか?

スマートホステルとは、客室内にIoTデバイスを備えているホステルのこと。And factoryが運営する「&AND HOSTEL」は、2016年8月に1号店を開業し、今年の8月1日に6店舗目となる「&AND HOSTEL ASAKUSA STATION」を浅草にオープン予定だ。

 

&HOSTELでは、チェックイン時にカギの代わりに専用のスマートフォンを渡される。部屋の開錠施錠はもちろん、室内のライトやテレビ、エアコンなどのさまざまな家電の操作がスマホをタップするだけで簡単に行えるのが最大の魅力だ。

 

↑IoTデバイスを備えた客室「IoT ROOM」は、8500円から1万2800円。照明のPhilips Hueに加え、MESH、iRemoconなどを利用可能

 

通常、IoTデバイスを操作するには、それぞれの専用アプリを使う必要があるが、&AND HOSTELでは、それらをひとつのアプリに一元化することで、より快適に利用できるようにした。

 

誰でも使えるように感覚的に操作できるデザイン

訪日観光客の心に刺さるのは、スマホをタップするだけで部屋の家電が自動で動く見た目のおもしろさだ。

 

なかでもポイントとなるのが、ただ「電気をつける」などの操作ではなく、「Wake up!」「I’m home!」「Go out!」「Concentrate」「Relax」「Sleep」の6シーンごとに複数の家電を一括で操作できる点。「I’m home!」は今回新たに加わったシーンだ。

 

例えば、起床時に「Wake up!」ボタンを押すと、カーテンが開き、照明がつき、スマートスピーカーから爽やかな音楽が流れ、空気清浄機が起動するなど、朝の目覚めに適した快適な環境が一瞬で整う。

 

利用した外国人観光客からは、その様子に「アメージング!」という喜びと驚きの声が多いと言う。

 

↑「Wake up!」「I’m home!」「Go out!」「Concentrate」「Relax」「Sleep」の6シーンを選択できる

 

専用アプリが対応するのは英語と日本語のみだが、「言葉が理解できなくても視覚的に操作できるようにデザインされている」とのこと。これも言語をハードルに感じる外国人観光客にとってうれしい点だろう。実際にIoTルームを体験してみると、タップひとつで部屋の様子があっという間に変わっていく様子は、見ているだけで気分が上がるエンターテインメントのようだった。

 

 

交流したい人へのニーズに応える

外国人利用者がホステルを選ぶ理由のひとつとして、他者との交流がある。そのニーズに応えるために、専用アプリはラウンジの混雑状況が確認できる機能も備える。「1階の共同スペースに人が集まっているからちょっと顔を出そう」と、コミュニケーションを取りやすい環境があるのも、外国人観光客から喜ばれている点だという。

↑ほかの宿泊客と交流できる共有スペースのラウンジ。BALMUDAの電子レンジやsirocaのコーヒーメーカーなども利用できる

 

また、シャワー室の空き状況もアプリから確認可能。私はホステルに何度か宿泊した経験があるが、ほかの利用者とシャワーの時間が被らないように何度も見に行くのが非常に面倒だったため、このシステムはありがたいと感じた。

 

↑シャワー室のロック。搭載したセンサーが、カギの開け閉めを判断し、専用アプリに情報を送信する仕組み

 

 

ホテルを起点として周辺の情報を得られる

「&AND HOSTEL ASAKUSA STATION」では、専用のスマホのほか、客室に用意された専用タブレット「tabii(タビー)」も利用できる。

↑専用タブレット「tabii」で周辺地図を表示。ほかにも、動画を観たり、観光情報を確認したりできる

 

タブレットで動画や音楽などのコンテンツを楽しめるだけでなく、ホテルを起点とした地図を参照できるのが特徴だ。

 

初めて訪れる土地で、コンビニやレストランなどを探すのは時間がかかるもの。しかし、tabiiを利用すれば、わざわざ自分のスマホで検索したり、フロントに行き方を聞く必要がない。とくに、周辺の地理に関するフロントへの問い合わせが多い外国人観光客のニーズに合ったサービスだ。

 

シティホテルやビジネスホテル、カプセルホテルなど既存のホテルとは異なるサービスで利用者を魅了するスマートホステル「&AND HOSTEL」。最新のIoTに触れたり、外国人観光客との交流を楽しんだり、グループで割安に宿泊したりと、外国人観光客だけでなく、もちろん日本人のニーズにも応える。ぜひこの機会に、ちょっとした非日常を楽しみにスマートホステルを活用してみてはいかがでしょうか。

国内旅行感覚では後悔する! 「ハワイ旅行」に持っていくと便利なもの5選

夏休み到来! 今年はどこに出掛けますか? 人気海外旅行先ランキングで、いつも上位に入っているハワイ。訪れる日本人の数も多く、主要観光地では日本語が通じやすいこともあって、国内旅行していると錯覚することがあるかもしれません。

しかし、ハワイはやっぱり外国。日本では当たり前にあるものがハワイにはなかったり、日本との違いを感じる場面も少なからずあります。そこで現地在住の筆者が、ハワイ旅行にぜひ日本から持って行くことをおすすめするアイテムをご紹介します。夏休みの旅行の準備に、ぜひ参考にしてみてください。

 

1:歯ブラシ・歯みがき粉

日本のホテルではビジネスホテルでも、部屋のアメニティとして、歯ブラシと歯磨き粉が用意されているのが普通。でもハワイのホテルでは部屋にない場合が多いんです。フロントに頼めばもらえることもありますが、ホテルによっては「自分で用意して」と言われる場合もあります。

現地のドラッグストアなどですぐに購入できますが、アメリカの歯ブラシは日本のものに比べてヘッド部分が大きくて使いにくため、日本から持っていったほうが無難でしょう。それに「歯を磨きたい!」と思ったときに、すぐに磨けないのはストレスに感じますよね。

 

2:スリッパ

ショッピングやビーチ遊びから帰って、ホテルの部屋でくつろぐときは、靴を脱いでゆっくりしたいですよね。日本のホテルでは簡易スリッパが用意されていますが、ハワイのホテルではほとんどありません。海に行くときに使うビーチサンダルをスリッパとして代用してもいいですが、簡易スリッパを持ってくれば、飛行機のなかでも使えるため便利です。

 

3:マスク

もう一つ飛行機のなかで持っていると役立つのがマスク。機内の空気はとても乾燥しているため、マスクをつけておけば、乾燥対策になります。行きの飛行機で「マスクが欲しい」と思って、帰りの便のために現地でマスクを探そうと思っても、ハワイではマスクはほとんど売られていません。性能の良い日本製を持っていくほうがずっといいでしょう。ただし、ハワイ到着後もマスクを付けていると、「感染症でも持っているのでは……」という目で周囲から見られる可能性もあるため、風邪などでない限りつけないほうがいいですよ。

 

4:ウェットティッシュ&ポケットティッシュ

ハワイ滞在中はビーチや公園などに出かけて、外出先でサンドイッチやおにぎりを食べることもあることでしょう。そんなときにさっと手を拭えるウェットティッシュは、やっぱり便利。食べ物をこぼしたときや洋服が汚れたときなどにも使えるうえ、かさばらないため、持っていって損はないはず。携帯用のポケットティッシュも、現地ではあまり見かけないため、日本から持って行くことをおすすめします。

5:クオーター(25セント硬貨)

コンドミニアム滞在派とレンタカー派の方は、持っていると役立つのが、現地で「クオーター」と呼ばれる25セント硬貨。コンドミニアムの共用洗濯機では、料金をクオーターで支払わなければならないタイプのものがあるんです。筆者が以前住んでいて、旅行者も多く滞在するコンドミニアムでは、共用洗濯機の料金は1回2ドル。クオーター8枚を毎回用意しなければならず、両替機があったのですが、1ドル札を入れても、4枚出てくるはずのクオーターがなぜか3枚しか出てきませんでした(クオーター1枚分は手数料として取られたのか?)。

 

また、レンタカーに乗って道端に駐車する「ストリートパーキング」を利用するときも、クオーターが役立ちます。クレジットカード払いができる料金メーターが増えてきていますが、旧式のものはコインしか入らず、クオーターがあると便利です。日本からわざわざ硬貨を持ってくる必要はありませんが、おつりでクオーターをもらったときは、それを別にしてキープしておくといいですよ。

 

ハワイ滞在を快適にするためには、日本から持ってくる荷物の工夫もやっぱり重要。ここで紹介したものも、ぜひ一緒に持って行ってみてはいかがでしょうか?

国内旅行感覚では後悔する! 「ハワイ旅行」に持っていくと便利なもの5選

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しかし、ハワイはやっぱり外国。日本では当たり前にあるものがハワイにはなかったり、日本との違いを感じる場面も少なからずあります。そこで現地在住の筆者が、ハワイ旅行にぜひ日本から持って行くことをおすすめするアイテムをご紹介します。夏休みの旅行の準備に、ぜひ参考にしてみてください。

 

1:歯ブラシ・歯みがき粉

日本のホテルではビジネスホテルでも、部屋のアメニティとして、歯ブラシと歯磨き粉が用意されているのが普通。でもハワイのホテルでは部屋にない場合が多いんです。フロントに頼めばもらえることもありますが、ホテルによっては「自分で用意して」と言われる場合もあります。

現地のドラッグストアなどですぐに購入できますが、アメリカの歯ブラシは日本のものに比べてヘッド部分が大きくて使いにくため、日本から持っていったほうが無難でしょう。それに「歯を磨きたい!」と思ったときに、すぐに磨けないのはストレスに感じますよね。

 

2:スリッパ

ショッピングやビーチ遊びから帰って、ホテルの部屋でくつろぐときは、靴を脱いでゆっくりしたいですよね。日本のホテルでは簡易スリッパが用意されていますが、ハワイのホテルではほとんどありません。海に行くときに使うビーチサンダルをスリッパとして代用してもいいですが、簡易スリッパを持ってくれば、飛行機のなかでも使えるため便利です。

 

3:マスク

もう一つ飛行機のなかで持っていると役立つのがマスク。機内の空気はとても乾燥しているため、マスクをつけておけば、乾燥対策になります。行きの飛行機で「マスクが欲しい」と思って、帰りの便のために現地でマスクを探そうと思っても、ハワイではマスクはほとんど売られていません。性能の良い日本製を持っていくほうがずっといいでしょう。ただし、ハワイ到着後もマスクを付けていると、「感染症でも持っているのでは……」という目で周囲から見られる可能性もあるため、風邪などでない限りつけないほうがいいですよ。

 

4:ウェットティッシュ&ポケットティッシュ

ハワイ滞在中はビーチや公園などに出かけて、外出先でサンドイッチやおにぎりを食べることもあることでしょう。そんなときにさっと手を拭えるウェットティッシュは、やっぱり便利。食べ物をこぼしたときや洋服が汚れたときなどにも使えるうえ、かさばらないため、持っていって損はないはず。携帯用のポケットティッシュも、現地ではあまり見かけないため、日本から持って行くことをおすすめします。

5:クオーター(25セント硬貨)

コンドミニアム滞在派とレンタカー派の方は、持っていると役立つのが、現地で「クオーター」と呼ばれる25セント硬貨。コンドミニアムの共用洗濯機では、料金をクオーターで支払わなければならないタイプのものがあるんです。筆者が以前住んでいて、旅行者も多く滞在するコンドミニアムでは、共用洗濯機の料金は1回2ドル。クオーター8枚を毎回用意しなければならず、両替機があったのですが、1ドル札を入れても、4枚出てくるはずのクオーターがなぜか3枚しか出てきませんでした(クオーター1枚分は手数料として取られたのか?)。

 

また、レンタカーに乗って道端に駐車する「ストリートパーキング」を利用するときも、クオーターが役立ちます。クレジットカード払いができる料金メーターが増えてきていますが、旧式のものはコインしか入らず、クオーターがあると便利です。日本からわざわざ硬貨を持ってくる必要はありませんが、おつりでクオーターをもらったときは、それを別にしてキープしておくといいですよ。

 

ハワイ滞在を快適にするためには、日本から持ってくる荷物の工夫もやっぱり重要。ここで紹介したものも、ぜひ一緒に持って行ってみてはいかがでしょうか?

古き良き時代にタイムスリップできる「英国式保存鉄道」の魅力

保存鉄道とは、英語では「Heritage Railway(ヘリテージ・レイルウェイ)」、または「Preserved Railway(プリザーブド・レイルウェイ)」などと呼ばれ、その名の通り昔活躍していた車両を復元、維持して乗客を乗せる私有鉄道のことだ。私有鉄道といっても民営会社ではなく保存団体が運営していることが多く、従業員の大部分はボランティアが支えている。イギリス人の鉄道遺産に対する情熱があってこその存在だ。

 

基本的には観光客向けに運行されており、公共交通機関としての地元客による利用は基本的に想定されていない。値段も同じ距離を走行する一般の旅客鉄道と比べると割高で運行日も限定されている。

↑保存鉄道の目玉である蒸気機関車。写真の8572号機は1920年代に製造された古参で木造客車も同年代のものだ

 

保存鉄道と一口に言っても規模は大小様々で、普通の旅客鉄道と同じ「標準軌」と呼ばれる線路幅を有し、全長36kmに及ぶ長大なものもあれば路線長が1kmにも満たない小さな場所もある。「ナローゲージ」と呼ばれる線路幅が小さいものも存在し、その種類は様々だ。

↑ディーゼル機関車なども保存鉄道で動態保存されている。写真は客車を牽引するClass 50ディーゼル機関車

 

純粋な「観光鉄道」とは異なり、保存鉄道はある特定の時代を車両だけではなく駅舎の装飾や乗務員の服装まで再現している。1番多く見受けられるのが、20世紀初頭の雰囲気を残し、蒸気機関車と当時の古い客車を走らせている鉄道だ。

 

ほかにも蒸気機関車が廃止され、1960~70年代の気動車やディーゼル機関車を主に走らせる鉄道もあれば、鉱山鉄道や湾港鉄道などで現役時代のように貨物列車を走らせたり、さらには旧型の路面電車を野外博物館で運行したりとバラエティに富んでいる。現在ではおよそ150種類もの保存鉄道がイギリス中で営業しており、世界的に見ても保存鉄道大国と言える。

↑セバーン・バレー鉄道のハイリー駅(Highley station)に入線する列車と到着を待っていた乗客たち

 

保存鉄道の発端と成り立ち

イギリスでの保存鉄道運動は、1951年にイギリス初の保存鉄道となったウェールズのタリスリン鉄道から始まったといえる。ここは1866年開業し、採掘場のスレート石を運ぶ鉱山鉄道と地元民の脚を兼任したナローゲージ鉄道であった。しかし採掘場の閉鎖とそれに伴う地元住民の減少で廃線の危機を迎えていたが、ボランティアの手によって列車の運行が継続され、いまとなってはウェールズ指折りの保存鉄道、そして有名観光地となっている。

↑タリスリン鉄道と同様にウェールズのナローゲージ鉄道の1つであるヴェール・オブ・ライドル鉄道。「標準軌」の路線は線路幅が1435 mmだがここは603 mmと狭く作られている

 

タリスリン鉄道のようにほとんどの保存鉄道はそのためだけに新しい路線を建設したのではない。例えば1960年代には「ビーチング・アックス」と呼ばれるイギリス国鉄による不採算路線の大規模閉鎖が行われ、現在営業している標準軌の保存鉄道もこのときに廃線となった線区を転用しているものが多い。以後多くの保存鉄道が発足していき、一般の旅客鉄道では廃止になった車両に行き場を与えた。そしてかつての鉄道産業遺産の動く姿が見られ、後世にその技術と魅力を伝える貴重な場として成長していく。

↑一時期は廃線になったが、セバーン・バレー鉄道で保存鉄道の一部として復活したアーリー駅(Arley station)

保存鉄道の楽しみ方

上記のように保存鉄道は大小様々だが、ここでは基本的に1番メジャーな標準軌の蒸気機関車を主に扱う保存鉄道を基準に紹介していく。

 

まず訪問することを決めたら運行日を確かめておく必要がある。5月~8月の繁忙期では毎日運行しているところもあるが、基本的に土日と祝日の運転となる。12月~2月頃は冬季メンテナンスを行い、その間は運休となるので要注意だ。

↑蒸気機関車は人気の的だが、ほかにも地味だが歴史的に重要な車両も動態保存されている。写真は国鉄時代に製造されたレールバスで安価な製造コストと運行費用で採算の悪い地方路線を救った

 

保存鉄道の楽しみ方といっても様々な方法がある。昔ながらのコンパートメントでゆっくり揺られながら汽車旅そのものを楽しむのもよし。鉄道を移動手段として使い沿線の街を観光したり、海辺や田舎でハイキングを堪能したりするのもよい。保存鉄道側も来客を呼び込むのに力を入れており、様々なイベントを年中企画している。以下ではその魅力的なイベントを簡単に紹介する。

↑ゆったりとしたレトロな内装でふかふかの座席で汽車旅が楽しめる

 

多種多様の保存車両が活躍する「ガーラ」

鉄道ファンにとってやはり保存鉄道の1番魅力は動態保存されている車両だろう。かつて本線で現役だった蒸気機関車などが動き、生きている姿を目の当たりするのは非常に喜ばしいことだ。そのようなファンのために多くの保存鉄道では年に数回「Gala(ガーラ)」と呼ばれる祭典が行われる。その保存鉄道に在籍する機関車や車両のみならず、ほかの鉄道からもゲストとして機関車などが招集され、数日間高頻度で運転が行われる。

↑セバーン・バレー鉄道の2018年春のSLガーラでゲストとして登場した60163号機「Tornado」。この機関車は2008年に新しく製造されたことで一目置かれている

 

↑ガーラでは旅客列車だけでなく貨物列車などの展示走行も見られる

 

例えばイングランド中部に位置するセバーン・バレー鉄道の2018年春のSLガーラでは3月中旬の3日間にわたって開催され、ゲスト機関車4機を含めた総勢8機体制で毎日45分置きに列車を走らせていた。列車を撮影する目的の「撮り鉄」や乗るためやってきた「乗り鉄」、SLが好きな子どもと一緒の家族連れなどで大いに賑わった。ガーラは一度に多くの車両と触れ合える機会なので、鉄道ファンにはぜひおすすめしたいイベントだ。

↑保存鉄道はボランティアの方の協力が必要不可鉄だ。車掌の制服に身を包み、乗客の乗降を見守る

 

大人も子どもも楽しめる様々なイベント

鉄道ファンももちろん大事な保存鉄道の顧客だが、一般のマニアでない人が訪問するのも大切な収入源だ。子どもに保存鉄道に興味を持ってもらい、新しいことを学んでほしいという意味で特に家族連れを意識したイベントが多くみられる。既存のSLをかの有名なキャラクター「機関車トーマス」として仮装させて列車を走らせるトーマスイベントや、クリスマスのときにサンタさんからプレゼントがもらえるクリスマスイベントなどが開催される。

↑イングランド中部に位置するグレート・セントラル鉄道の列車。ここはイギリスで唯一複線区間を保有している保存鉄道で注目を浴びている

 

もちろん大人だけで楽しめるものもあり、なかでも人気なのが「Murder Mystery(マーダー・ミステリー)」、つまり殺人事件の犯人当てゲームだ。主な概要としては役者たちがストーリーの登場人物たちを演じ、乗客に演劇のように話を展開する。しかしあるとき悲鳴が響きわたり、そのうちの1人が死体で発見されてしまう。その後の登場人物たちの証言などから本当の犯人を当てる参加型のゲームなのだ。これがかなり好評で、いつも満員御礼の保存鉄道も少なくない。

 

ほかにも1940年代の戦時中を再現したものもあり、当時の軍服を着た方や戦線へ派遣される兵士のコスプレをした方なども参加する。さらに大規模な保存鉄道だとクラシックカーの展示会や第二次世界大戦で活躍した戦闘機によるデモ飛行も行われ、当時にタイムスリップしたような気分になる。

↑セバーン・バレー鉄道の1940年代テーマの運行日では当時の英首相、ウィンストン・チャーチルの仮装をする方も現れた

レトロな空間で豪華な食事「ディナートレイン」

保存鉄道のもう1つの大きな魅力は車内での食事だ。レトロな装飾をまとった客車の中でふかふかの椅子に座りながら、ゴトゴトと蒸気機関車が牽く列車でフルコースの食事が堪能できる。イギリスと日本から昔ながらの食堂車がほぼ消えてしまったいま、このように再び旅情あふれる体験ができるのが売りだ。ドレスコードがありスーツやドレスを着用しなければならない高級なディナーから、カジュアルな服装でリーズナブルな値段で参加できるランチなど幅広い種類がある。

↑ウェスト・サマーセット鉄道の食堂車の様子。通常は予約が必要だが、この食堂車は一般の列車についており、気軽に食事が楽しめる

 

↑保存鉄道のディナー列車で提供されるメニューの一例。ラムロースにポテトと旬の野菜

 

このほかにも伝統的なイギリスと紅茶とお菓子を堪能できるアフタヌーンティーが提供される列車や、地ビールやエールなどが生で飲める「Ale Train(エール・トレイン)」なども頻繁に運行されており、保存鉄道を訪問した際には食事も楽しむことをおすすめする。

↑一部の列車ではビュッフェカウンターがあり、ドラフトビールや地元のエール酒などが堪能できる

 

このようにイギリスの保存鉄道は様々な楽しみ方があり、列車が特別好きな人でなくても十分に満足できるだろう。もし一度イギリスを訪問する機会があれば近くの保存鉄道へ寄ってみてほしい。そこにはきっとほかでは味わえない世界が広がっている。

↑ノース・ヨークシャー・ムーア鉄道のゴースランド駅で発車を待つSL。ここの駅は「ハリー・ポッター」シリーズの映画で登場し、人気スポットとなっている

 

オススメの保存鉄道8選

魅力的な場所はイギリス全土に広まっているが、こちらでは筆者のオススメの保存鉄道8選を紹介する。

1- セバーン・バレー鉄道(Severn Valley Railway):その名の通りイギリス最長のセバーン川の中流に沿って線路が引かれている。豊富な客車類と大規模なガーラが魅力。途中のハイリー駅の博物館も必見。http://www.svr.co.uk/

2- スワネッジ鉄道(Swanage Railway):海岸のリゾート、スワネッジを起点とする保存鉄道。近くの海岸線は恐竜の化石がよく見つかるため「ジュラシック・コースト」と呼ばれており、様々な興味深い地形や地層が観測できる。https://www.swanagerailway.co.uk/

3- グレート・セントラル鉄道(Great Central Railway):一部複線区間を保有する大規模な保存鉄道。せわしなく蒸気機関車が動き回り、まるで現役当時の様子を見ているよう。ここのダイニング列車はお手頃な値段で楽しめる。http://www.gcrailway.co.uk/

4- ブルーベル鉄道(Bluebell Railway):イングランド南部に位置し、ロンドンから気楽に日帰りで訪問できる。19世紀に製造され未だに乗客を運ぶ蒸気機関車と客車は必見。https://www.bluebell-railway.com/

5- ノース・ヨークシャー・ムーア鉄道(North Yorkshire Moor Railway):ヨークシャーの丘陵地帯の国立公園の中を通る鉄道。素晴らしい眺めが拝める他、夏季にはフィッシュ・アンド・チップスが有名な港町、ウィットビーに乗り入れる。「ハリー・ポッター」シリーズの撮影に使用されたゴースランド駅も人気。https://www.nymr.co.uk/

6- ダートマス蒸気鉄道(Dartmouth Steam Railway):イングランド南西のダート川の河口を目指す鉄道。汽船などにも乗れて一日満喫できる。https://www.dartmouthrailriver.co.uk/explore

7- ウェルシュ・ハイランド鉄道(Welsh Highland Railway):ウェールズのナローゲージ鉄道の一つ。可愛らしい客車に揺られて眺めるウェールズの山々は絶景。展望車の一等席にも追加料金で乗れる。http://www.festrail.co.uk/

8- ビーミッシュ博物館(Beamish Museum):北イングランドに位置する20世紀初頭の街を再現した野外博物館。街中には保存された昔ながらの二階建ての路面電車やバスが走っており、タイムスリップした気分になれる。上記の保存鉄道とは異なるが訪問をおすすめする。http://www.beamish.org.uk/

バイクファンは一生に一度行って欲しい! オーストラリアのフィリップ島で繰り広げられるGPと同島の魅力

オーストラリアのビクトリア州にあるフィリップ島。メルボルンから、東へ車で2時間ほど行ったところにあり、本土とは大橋でつながっています。この島はコビトペンギンの生息地として知られると同時にモーターサイクルファンにとっては見逃せないグランプリ会場にもなっています。10月に開催が決まっている2018年のグランプリ。フィリップ島の魅力と併せて、グランプリの詳細をお伝えします。

 

コビトペンギンの生息地

(出典:Visit Victoria / Phillip Island Nature Park)

 

フィリップ島はコビトペンギンの生育地として、観光スポットの一つになっています。コビトペンギンは昼間餌を探して海に出かけるのですが、日が暮れると海から上がり海岸の砂丘に作られた巣に戻ります。群れをなして、よちよち歩く姿――「ペンギンパレード」――を見るために、たくさんの観光客がやって来るのです。

(出典:Visit Victoria / Underground viewing at the penguin parade, Phillip Island)

 

コビトペンギンが見られるのは日没後。冬場は寒いながらも日暮れが早いので、待ち時間も短いですが、夏は夜の10時近くにならないと日が暮れません。そのため、ペンギンも海から上がってこないので、見学の際は時間調整が必要。見学には一般席以外に、地下にあるコビトペンギンと同じ目線で見学できるガラス張りの特別エリアもあります。席のタイプにより、料金は$26.20~$67.50となっています。

 

モーターサイクルファンの聖地

(出典:Visit Victoria / Australian Motorcycle Grand Prix)

 

そんなフィリップ島のもう一つの魅力、それは島内に作られたモーターサイクルのサーキットで行われるレースです。ここでは国内外の大会やイベントが開かれるので、フィリップ島サーキットはモーターサイクルファンの聖地とも言われています。

 

1956年にオープンしたフィリップ島サーキットはバス海峡に面したエリアに位置しており、美しい海を背景に繰り広げられるレースは、フィリップ島ならではのエキサイティングなイベントになっています。

(出典:Visit Victoria / Australian Motorcycle Grand Prix)

 

モーターサイクルファンにとって見逃せないのが、毎年開かれるモーターサイクルのグランプリ。今年の開催日程は10/26~28日となっており、すでにチケット販売も始まっていてます(オンラインで購入可能)。チケットには1日券と3日券の2種類があり、価格は$60~$1695。日数と見学席タイプにより価格が異なります。

 

この大会ではバイクのサイズによって異なる3種類のレースが展開されます。そのなかでも、グランプリは1000cc4ストロークのマシンで競うメインのレースで、出場ライダーは24人。スペインから9人、イタリアから5人、その他イギリスやドイツなどから参加します。日本からは中上貴晶がホンダに乗って出場予定。

 

レースでは、まず練習が4回行われてから予選、そしてさらにウォームアップ後、本レースになります。グランプリの賞金は残念ながら公表されていません。ただ、グランプリより下位レベルのレース「Moto2」の賞金をみると3000ユーロ(約38万円)になっているので、グランプリの賞金はこれを超える額になっていることは確かでしょう。

その他の見どころ

コアラ保護センター

(出典:Visit Victoria / Koala Conservation Centre)

 

コアラ保護センターはフィリップ島の中央付近にあります。センター内には「ボードウォーク(木と木を結ぶ高架歩行帯)」が設置されているので、コアラの生息を高みから観察することができます。

 

エコボートツアー

(出典:Visit Victoria / Seal Rock – Phillip Island)

 

エコボートツアーはボートに乗って、フィリップ島に生息する野生のアザラシを見る90分のツアーです。

 

チャーチヒル島ヘリテッジファーム

(出典:Visit Victoria / Churchhill Island)

 

チャーチヒル島はフィリップ島と陸続きの島ですが、ここには歴史の長い農場があり、羊の毛刈り見学や馬車など、オーストラリアの農場体験を楽しむことができます。

 

このように、たくさんの見どころがあるフィリップ島。モーターサイクルファンのみならず、動物好きの人や家族連れなど、だれにでも楽しめるこの島は、一度は行ってみる価値があると思います。旅行計画のなかに、このフィリップ島も入れてみるのはいかがでしょうか。

何が書いてある? それっていったいどんな意味?「御朱印」の真実

お寺や神社で参拝したときにいただく「御朱印」。墨書の内容も印のデザインも、それぞれの社寺オリジナルなので、集めるのも楽しいものです。

 

では、そもそも御朱印にはどんな意味があり、なんのためにいただくのでしょうか? “御朱印ブーム”のなか、まるでスタンプラリーのような感覚で集印することで見逃されがちな、本来の意味や、そこになにが書かれているのかなど、御朱印の基本をチェックしてみましょう!

 

Q1.「御朱印」ってどんなもの?

寺院や神社で、参拝の証としていただける印状のこと。B6判くらいの和紙などに、社寺やそこの本尊の名前が墨書され、朱色の印が押されます。

 

Q2. 歴史的にはいつから存在する?

その歴史は意外に浅く、江戸時代以降とされています。元々は、四国八十八箇所や西国三十三箇所といった巡礼の際に、“信者が奉納した写経と引き換えにもらうもの”でした。その名残で「納経印」とも呼ばれています。この元をたどると、鎌倉時代にさかのぼるともいわれています。

旅が一般化するにしたがって“現地にたしかに行った”証として、一般の人々に浸透していったと考えられます。神社には、明治時代に広まったようです。

 

Q3. 御朱印にはなにが書かれている?

お寺か神社か、さらに宗派によっても書かれる内容が異なります。一例を挙げてみましょう。

 

・寺院の御朱印

お寺の御朱印では、中心になるのは御本尊やお堂、宗祖の名。下のように、お寺が大事にする経文が書かれることもあります。

↑京都・宝厳院の御朱印

 

1:謹んで拝みます、を意味する「奉拝」
2:御本尊の名など ここでは「念彼観音力」(ねんぴかんのんりき)という法華経の経文
3:参拝日
4:寺院名 寺が置かれた山の名“山号”が添えられることも
5:この寺院を表すモチーフの印 ここでは「嵐山羅漢」の印。寺院内や周辺に並ぶという奉納された石仏のこと
6:御宝印・三宝印
7:寺院印

 

また、日蓮宗では「妙法」と書いたものを「御朱印」、題目「南無妙法蓮華経」を書いたものを「御首題」と呼んで区別しています。お寺によっては、すでにほかの御朱印が書かれた帳面には御首題は書かず、御朱印に限る場合もあるようです。

 

・神社の御朱印

神社の御朱印は、比較的シンプル。神社名や神社印が中心となります。

↑京都・貴船神社の御朱印

 

1:御祭神名
2:神社名
3:参拝日
4:神社印
5、6:神社にゆかりのある印やモチーフ

 

Q4. お札とはどう違う?

社寺で授与されるものといえば、「お札」があります。これはお祓いや祈祷がされ、その社寺の神仏のいわば“分身”としていただくもの。対して御朱印は、あくまで参拝した証明書ですから、正確にはご利益を求めるものではありません。

ただし、神職や僧侶の直筆によって、本尊のお名前などを墨書したものですし、御朱印を受ける=社寺に参拝して功徳を積むことでもあるため、謹んで受け保管すべきです。

 

Q5. いただくときのお参りはどうすればいい?

通常、お寺や神社に参るときと同様です。正しい手順については、こちらを参照してください。

 

Q6. 御朱印はどうやって保管すればいい?

「御朱印帳」を持参して書いていただく、あるいは社寺が用意した紙に書いて授与される、のいずれかです。御朱印帳は、オリジナルを売店で販売している社寺があるほか、文房具店や雑貨店でもさまざまなデザインのものが販売されています。

また持ち帰った御朱印や御朱印帳は、仏壇や神棚があれば上げるといいでしょう。ただ、社寺でいただいたという謹んだ気持ちで粗末に扱わなければ、本棚などに保管して問題ありません。

↑一般的な御朱印帳。中ページは屏風のような蛇腹折りになっている。榛原「御朱印帳」1836円

 

Q7. 社寺に行かなくても授与される?

御朱印とは参拝した証明書。本来は険しい旅を経て霊場を巡ることでご利益を得ようとした巡礼の証ですから、その場に行っていただくのが基本です。ただし一部の社寺では、健康上の理由で現地に行かれない人のために郵送に対応しているところもあるようです。

社寺に行くのはあくまで参拝が目的ですから、御朱印集めが目的にすり替わってしまったり義務感とならないようにご注意を!

 

さて、上で例に挙げた御朱印はすべて京都の社寺のもの。どういったところでいただけるのでしょうか?

さて、そんな御朱印を集めるのにもってこいのチャンスがあります。京都の由緒ある社寺10社をめぐる、新緑のシーズン限定の御朱印拝受ツアーです。

 

古都の社寺を巡り御朱印をいただく

京都といえば、春の桜か秋の紅葉。そんなイメージが強いのですが、実は合間のシーズンにも京都の美しさを充分に堪能できることは、まだあまり知られていません。

京都の1年を通して大きな寒暖差が奏功して、秋は赤々と色づく紅葉が、春に新しい葉をつけ徐々に葉の緑が色濃くつやを増していく、これもまた美しい季節なのです。緑の色合いを変化させながらも春から夏まで長く楽しめるので、前々から予約し予定を合わせて出かけたのに時機を外してしまった……そんなハズレがないのも、またオフシーズンなので人も少なめで交通機関にもホテルにも比較的余裕があるのもうれしいところです。

 

近年は、この“青もみじ”に合わせて特別拝観や庭園のライトアップを行う社寺も増えています。そういったチャンスを生かして、社寺をめぐって歴史や美しさにふれながら御朱印をいただきましょう。それこそ御朱印をいただく本懐というものですね。

 

・貴船神社

全国に500社ある「貴船神社」の本社。鴨川の源流に位置して、水、降雨・止雨を司る龍神、高龗神(たかおかみのかみ)を祀っており、1300年前には建て替えが行われたと伝わるほど、起源は古くまでさかのぼります。

 

所在地=京都府京都市左京区鞍馬貴船町180
電話番号=075-741-2016
受付時間(御朱印の授与)=9:00〜17:00 ※ライトアップ期間中は時間延長
http://kifunejinja.jp/index.html

↑本宮につながる石段の灯篭と青もみじのコントラストが美しい

 

↑特別御朱印では、左下に青もみじと、同社が水神を祀っていることにちなんだ波紋をかたどった印が押される

 

↑上写真の参道など、神社の各所を照らし出す「新緑のライトアップ」も期間限定で実施(2018年5月26日・27日、夕暮れ〜20時)
↑絵馬発祥の地とされる同社。このシーズン限定で、青もみじの絵馬が登場する

 

↑京都市内の料亭の料理人たちも汲みにくるという御神水

 

・宝厳院

臨済宗天龍寺の塔頭(たっちゅう)寺院のひとつ。素朴な茅葺の山門と、室町時代に嵐山を借景として作られた回遊式庭園が有名です。この庭園「獅子吼(ししく)の庭」へは、春と秋の特別拝観時のみ入場できます。

 

所在地=京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町36
電話番号=075-861-0091
春の特別拝観=3月17日〜6月30日
営業時間=9:00〜17:00
http://www.hogonin.jp/

↑庭の中央部にある、獅子がうずくまっているような形の巨石「獅子岩」。ちなみに「獅子吼の庭」の“獅子吼”とは、仏が説法するという意味だとか。庭を散策しながら、人生の心理や道を肌で感じ、心を癒すという

 

↑特別御朱印では、「獅子吼の庭」をプリントした厚めの紙を使用している

 

↑苔むして禅宗らしい素朴さが感じられる茅葺門。御朱印は門を入って左の売店で受けられる

 

・常寂光寺

百人一首にも詠まれた“小倉山”は、当時京都中心部から牛車などで日帰りできる観光地として貴族に愛された場所。ここ日蓮宗・常寂光寺の土地には、平安時代に藤原定家の山荘「時雨亭」があったとされています。

 

所在地=京都府京都市右京区嵯峨小倉山小倉町3
電話番号=075-861-0435
拝観時間=9:00〜17:00
http://www.jojakko-ji.or.jp/

↑ふもとにある仁王門。仁王像は、運慶作とされている

 

↑特別御朱印は黄色の紙に書かれている。これは、かつて経文など寺の重要な書物に、虫除けのために使っていたウコン紙をモチーフにしたものだとか

 

↑庭園が小倉山の傾斜地に広がっており、てっぺんの展望台まで登ると、京都市内を見渡す抜群の眺望を拝める

 

↑嵯峨野名物の竹林と、青もみじの競演が見事

 

【旅情報】

「古都京都の青もみじ&御朱印めぐり」

新幹線の往復チケットと特別御朱印授与券、その御朱印めぐりに便利な1dayチケットがセットになったプラン。上記3社寺をはじめ京都市内の10社寺(上のほか、下鴨神社、河合神社、神護寺、東福寺、曼殊院門跡、東寺、北野天満宮)とコラボレーションしており、各所で特別御朱印が受けられます。

↑京阪電車・叡山電車1dayチケット(特別版)、京都地下鉄・嵐電1dayチケット。さらに特別御朱印授与券2枚が付き、10社寺から2ヶ所でこのツアーだけの特別御朱印を受けられる。3ヶ所目以降でも、台紙を提示すれば代金を払って拝受が可能

 

また6月中旬までの限定開催日のみ、通常非公開の瑠璃光院が庭のもみじをライトアップしており、このツアーのオプションとして、予約で参加が可能。この機会に訪れてみては?

 

・瑠璃光院

岐阜の浄土真宗無量寿山光明寺を本坊とする支院。水を引き入れた庭園が美しく、特に2階の書院にあるテーブルに写り込んだ「瑠璃の庭」は、SNSでも話題。通常非公開ですが、春と秋のみ特別拝観を行っています。

 

所在地=京都府京都市左京区上高野東山55
電話番号=075-781-4001
春の特別拝観=4月15日〜6月15日
拝観時間=10:00〜17:00
ライトアップ実施日=2018年5月26日・27日、6月2日・3日・9日・10日
ライトアップ時間=19:00〜20:30
※ライトアップは別途予約が必要です
http://rurikoin.komyoji.com/
http://souda-kyoto.jp/travelplan/rurikoin_yase_sp/

↑今回初めて、自慢の庭園がLEDでライトアップされる。日中は冴え冴えと美しい青もみじが幽玄な雰囲気に一変。ライトアップ各日人数限定

 

↑瑠璃光院の徒歩圏内にある「八瀬もみじの小径」も同時にライトアップ。こちらは公道なので、予約不要

 

撮影・取材・文=@Living編集部

 

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「モスクワの空港」が飛躍的に進化!! 手荷物受取場にウキウキのロシア国民

近年、モスクワの空港が飛躍的に進化しています。この数年で、外国からの玄関口である空港が見直され、パスポートコントロールなどの窓口が増設されました。また、空港内はソビエト連邦時代の面影は全くなく、明るく綺麗でモダンな装い。なかでも特に便利に感じるのは、手荷物受取場(バゲージクレームエリア)の改善です。海外便の発着も多い2つの主要空港とともに、その画期的なサービスを紹介します。

 

ロシアの2大玄関口

↑シェレメチボ空港

 

最近までモスクワの空港といえば、ソビエト時代の面影を残したレトロなものでした。コンクリートがむき出しで、電球がところどころ切れて薄暗く、綺麗とは程遠い場所。しかも、パスポートコントロールでは窓口が少なく、長蛇の列。並んでから出るまで数時間かかるのが当たり前でした。

 

現在、ロシアの2大空港といえば「ドモジェドヴォ空港」と「シェレメチボ空港」。前者は施設の改築や増設が、ロシアでいち早く行われたところです。それによって、海外の航空会社が多数就航できるようになり、「ロシア最大級の空港」としての風格が高まりました。

 

後者は、東ヨーロッパで一番規模の大きい元国営航空会社アエロフロートの拠点となっている空港。サッカーW杯などの影響を受けて多額の投資が行われ、現在急ピッチで施設の改修やサービスの改善が進んでいます。

 

そんな2つの空港はインスタグラムを公開しており、それぞれの特徴が上手に発信されています。ドモジェドヴォ空港は、空港の昔といまを比較した写真や安全性に関する物事、日々働くスタッフの仕事ぶりなどを紹介しています。

↑ドモジェドヴォ空港

 

その一方、近代化著しいシェレメチボ空港のインスタグラムは、増設されたターミナルの新しいショップ情報や、空港を利用するフォロワーの様子をコメント入りでリポストしたり、「夜の空港探検」など、オリジナリティー溢れる企画を配信したりしています。

 

旧ソ連時代には、軍や政府が使用するイメージだった空港も、現在では国民に情報を開示することで、以前よりオープンなイメージに変化。特にシェレメチボ空港は国内線が多く、ロシア国民の利用率が高いこともあって、国民に根ざしたフレンドリーな空港というイメージが定着しつつあります。

シェレメチボ空港の改革が大好評

このように、とても近代的になった両空港ですが、最近シェレメチボ空港が改善した「あるもの」がロシア国民に高く評価されています。それは、前述の手荷物受取場の改善。手荷物が搬出されるベルトコンベアーと同じフロアにカフェや免税店、鉄道のチケット売り場などが併設されているのです。同じようなフロアは他国の空港でも見られますが、重要なのはロシアの空港のサービスがソビエト時代と様変わりしたということ。

 

先日見たときは、手荷物が見つかるまでの間に、小さな子ども連れの家族が免税店を行き来していて、子どもが退屈しないようにしていました。また、若い乗客は待っている間にカフェでコーヒーを飲んでいた一方、あるビジネスマンは、待ち時間にモスクワ中心部までの鉄道チケットを買っていました。

筆者自身も空港に着いた後にお土産を買い足したいときがあるので、コンベアーのフロアに免税店があることは助かります。先日は私が免税店で買い物をしている間に、主人がモスクワ中心部までの鉄道チケットを買っていたので、手荷物が出てきた後もスムーズに帰路につくことができました。

 

2つの主要空港は、ロシアでトップレベルのデザイナーチームによって設計された空港です。デザインを近未来的にすることで、ソビエト連邦時代の暗く古い面影を完全に消し去り、過去のものにしました。さらに、手荷物受取場に色々なサービスを集中させるという画期的な試みは、利用者が時間を有効に使う後押しとなり、荷物を待つストレスから解放することにも成功したのです。両空港はロシアの近代化の象徴かもしれません。

今夏のリフレッシュ旅行にいかが? 南国リゾート「石垣島」まったり弾丸旅

ビーチや星空など、自然豊かなリゾート地として知られ、少し足を延ばせば、竹富島などの離島にも気軽に訪れることができちゃう石垣島。ということで、今回は航空会社・バニラエアの機内誌「バニラプレス 2018年6-8月号」の記事より、7月1日より同エアラインが新たに就航する南国リゾート・石垣島の魅力をご紹介!

↑熱帯魚たちが歓迎してくれる石垣島の美しい海/PIXTA

 

【魅力①ダイビング】マンタのすむ海に優しく包まれる

石垣島の周辺の海域は平均水温が20度以上で安定していて、1年中ダイビングを楽しめる人気のエリア。特に8月は29度近くまで水温が上昇するメインシーズンだ。おすすめのダイビングスポットは川平湾で、マンタの遭遇率がとても高い。6~9月は小魚、キンメモドキやスカシテンジクダイの大きな群れが見られる。遭遇したら今までに見たことのない別世界を満喫できるはず!

↑川平湾周辺では、高い確率でマンタに会える!/PIXTA

 

↑美しいサンゴ礁と熱帯魚。神秘的な世界を楽しめる

 

【魅力②星空】きらびやかな星たちが降り注ぐ

↑今、人気急上昇中の石垣の星空。島のいたるところで絶景が見られる

 

比較的大気が安定し、空気が澄んでいるため、観測できる星の数が多いことで知られる石垣島。2018年4月には国際ダークスカイ協会が、日本で初めて西表石垣国立公園内を星空保護区に認定したほど。観測スポットはさまざまで、バンナ公園、川平湾、そしてクルーズ船に乗ってもいい。さらに石垣島天文台に行けば、より詳しく星の形を観測できる。7~10月中旬までは天の川がくっきりと見られる人気のシーズン。晴れた日にはぜひロマンチックなひとときを ♡

↑石垣島天文台では土日祝日の夜に1晩に2回、天体観望会を開催!

 

【魅力③川平湾】透き通った海が心を洗う

石垣島最大の観光スポットが、川平湾。透明度の高い美しい海を展望台から眺めるだけで心が癒される。ここではグラスボードに乗っての水中観賞が定番。きれいなサンゴ礁や熱帯魚を間近で見ることができる。またもっと楽しみたい人には、川平湾内にある無人島へ上陸して探検できるツアーがオススメ。さらにカヤックに乗って無人島に上陸し、シュノーケリングを楽しめるツアーもある。自分の好みで選んでみては!

↑透明度の高い海が魅力の川平湾。世界的にも認められた極上スポット/PIXTA

 

裸の付き合いは国境を越える! 「サウナ」から見るロシア人と日本人の共通点

日本人の風呂好きは世界でも周知の事実ですが、ロシア人の熱いサウナ愛についてはご存知でしょうか? ロシアのサウナは湿度が高く「蒸し風呂」とも呼ばれ、都市部ではアパートに「一人用サウナ」がついているほど。今回はこのロシア式サウナの特徴と、モスクワっ子が憧れるサウナの聖地「サンドゥニ」をご紹介します。日本人なら理解できるところも多いロシア人のサウナ文化を見ていきましょう。

 

日本人もびっくりロシア式サウナとは?

ロシア人にとってサウナは日本人のお風呂のようなもの。ロシア人は家に洗面所ほどの大きさの一人用サウナを設置してしまうくらい、サウナが大好きな国民なのです。

 

サウナの滞在時間も3~4時間ほどと非常に長め。その理由にはロシアの独特な入浴スタイルがあり、休憩室のようなスペースで、食事やお茶をつまみながら、休憩スペースとサウナを行き来するのです。

 

一般的には休憩スペースに大きなテーブルが置いてありますが、高級な所になると「プール」や「ジャグジー」、さらに「ダーツ」や「ビリヤード」まで設置しているところも。そこでロシア人は仲間たちと語らい、お茶やお酒を酌み交わし、ゲームをするのです。これは、いわゆる「裸の付き合い」で、日本人の銭湯の感覚にも似ていますね。

 

ロシアのサウナでは欠かせないものが「フェルトの帽子」「敷物」「白樺の葉」の3つです。熱い石のうえに水をかけて蒸気を充満させるロシア式は、湿度や温度がフィンランド式サウナより高く、温度は90~100度に設定されています。

 

高湿度のため体感温度はさらに暑く、フェルトの帽子なしでは熱気が直接頭に当たってクラクラしてしまうほど。小さい座布団のような敷物は自分が座る場所に敷くために使う一方、白樺の葉は血行促進用で、それを使って身体を叩くのがロシアの習慣。後述する高級サウナの「サンドゥニ」では、「叩き師」なる方たちが白樺で利用者の身体を万遍なく叩くそうですが、その加減がとても上手で、まるでマッサージのようだと評判。

 

日本同様、ロシア式サウナでもサウナ後に必ず水風呂に入ります。ロシアの場合はサウナの後にシャワーで冷水を浴びたり、冷たいプールに入ったり、または冬ならそのまま雪に飛び込むということもあります。

憧れの聖地「サンドゥニ」とは?

そして、モスクワっ子憧れの聖地「サンドゥニ」。1808年にサンドゥニ夫妻が「貴族たちの交流場」としてサウナを始め、200年以上にわたってナンバーワンの座を不動のものとしています。ランク別の3つの男性用サウナと2つの女性用サウナがあるほか、8つのジャグジーやプール付きの個室も完備。

 

いまでこそ民間に開放されましたが、それでもやっぱり「高級サウナ」、入場料だけで2800ルーブル(約5600円)します。タオルなどは200ルーブル(約400円)で借りられるので、手ぶらでも大丈夫。また、サンドゥニのロゴが入った「サウナ用の帽子」(300ルーブル〔約600円〕)が人気で、思い出に買って帰る人も多くいます。

ちなみに、サンドゥニは19世紀建造のロシア最高峰の建造物で、その優雅な内観は現在も多くの人たちを魅了し、癒し続けています。

 

サウナで深まる家族や友人との絆

ロシア式サウナは、汗を流すことにより得られるリラックス効果はもちろん、フィンランド式よりも湿度が高いので喉にも良く、風邪などにもよいと現地では言われています。また、休憩スペースを行き来するその独特なスタイルは、ただのサウナというよりも1つの完成された娯楽。家族や友人と楽しい時間を過ごすことができるでしょう。

 

一昔前は日本でも良く耳にした裸同士の付き合い。それがロシアでは現在も日常的に行われていることに少し驚きつつも、日本人としてはロシア人との共通点を感じずにはいられません。ロシアにお越しの際はぜひサウナに行ってみてください。

これはマジで欲しい!! 自動追尾機能や未来派素材などこだわりが半端ないスーツケース4選

旅行好きや、仕事で遠方に出張するビジネスマンにはスーツケースが必須ですね。スーツケースの中には多くの荷物を入れたり、時には大事な精密機器を入れることもあります。そこで今回は、耐衝撃性にこだわったり、あるいは自動追尾機能を搭載したりなど、機能性を徹底追求したスーツケースをご紹介。移動が楽になる製品ばかりなのでぜひチェックして下さい!

出典画像:Travelmate Robotics 公式サイトより

 

[その1]

障害物も避ける自動追尾機能

出典画像:Travelmate Robotics 公式サイトより

Travelmate
Travelmate Robotics
世界で初めて自動追尾機能やAI(人工知能)を搭載したスマートスーツケース「Travelmate Robotics」。内蔵センサーがユーザーを感知して、適度な速度と距離感で自動追尾してくれます。さらに障害物を避けながらの移動も可能。付属のGPSタグを使えばスーツケースの位置を確認できるので、紛失時や盗難被害に遭った際も安心です。

 

<注目ポイント>
・適度な速度・距離感でユーザーを自動追尾
・障害物も避ける
・スーツケースの重量をアプリで確認可能
専用アプリを連動させることで、スーツケースの重量を確認することも可能。スマートフォンから施錠・開錠もできるので、コードをシェアすれば家族や友達にも施錠・開錠の権限を与えられます。

 

[その2]

“木馬”のように跨がれるスーツケース

出典画像:Kamacraft 公式サイトより

Kamacraft
JetKids BedBox
子どもとの旅行をより楽しくしてくれるスーツケース「JetKids BedBox」。“木馬”のおもちゃのように、スーツケースに子どもを跨がせて引くことができます。4カ所についたキャスターは操作性も良く、子どもが引いて歩いても重さを感じさせません。

 

<注目ポイント>
・子どもでも簡単に引ける
・子ども用の機内ベッドにも変形
・コンパクトでスリムなデザイン

コンパクトでスリムなデザインなので飛行機内へ持ち込めます。スーツケースは高さを調節できる仕組みになっており、子ども用の小さいマットレスも付属。イスの高さに合わせて置き、その上にマットレスを敷けば乳幼児を横にできます。

 

[その3]

音速で飛行する戦闘機と同じ素材

出典画像:PROTEX公式オンラインショップより

PROTEX
FP-32N SPECULAR
PROTEXの耐久性と耐衝撃性に徹底的にこだわったスーツケース「FP-32N SPECULAR」なら、精密機器の輸送も問題ありません。スーツケースに使われている素材「ポリカーボネート」は、音速で飛行する戦闘機にも採用されています。“未来”をコンセプトにデザインされた鏡面ボディも特徴の1つ。

 

<注目ポイント>
・ポリカーボネートを使用
・未来的な鏡面ボディのデザイン
・耐久性と静音性に優れたキャスターを採用
ボディの上部と側面には、デザイン性と軽量性を両立させたアルミハンドルを搭載。グリップのカラーに合わせて、ハンドルのアルミ部分には「ブラックアルマイト加工」が施されています。耐久性と小回り、静音性を兼ね備えた新開発のキャスターは、移動をスムーズにしてくれること間違いなし。

 

[その4]

3つに分離するスタイリッシュな“押す”スーツケース

出典画像:バガブー 公式サイトより

バガブー
バガブー ボクサー
人間工学に基づいて作られた「バガブー ボクサー」は、“引く”ではなく“押す”タイプのスーツケース。手押し車のように4つのキャスターが滑らかに動くことでスムーズに移動できます。前足についたキャスターはギミック1つで収納可能。デコボコ道など、押して移動するには不便な道では引いても使えます。

 

<注目ポイント>
・押しても引いても使える
・シャーシとケースが分離可能
・スタイリッシュでオシャレなデザイン

スーツケースはシャーシ・トラベルケース・キャビンケースの3つに分離できます。短期間の旅行ではシャーシとキャビンケースのみにしたりと、様々なシーンで使い分けることも。3つのアイテムは個別でも購入できます。キャビンケースの代わりになる本革の専用ラップトップも販売されているので、好みのスタイルを追求してみては?

え、4人に1人しか持ってないの? 日本人の「パスポート保有率」が低い理由

GWや年末年始には海外で過ごす人たちの出国・帰国ラッシュがニュースになります。しかし、外務省が発表した2017年の年間旅券統計によると、日本人のパスポート保有率は4人に1人。意外に少ないと思いませんか?

■諸外国のパスポート保有率は?

Forbesの記事によると、アメリカのパスポート保有率は42%(2017年)。カナダは66%(2016年)、イギリス(イングランドおよびウェールズのみ)は76%(2016年)。いずれも日本より高い率です。

 

日本人がパスポートを保有しない、すなわち海外へ行かない理由のひとつには、島国という地理的条件もあるでしょう。日本人の場合、パスポートを使うためには、文字通り「海の外」へ行くことになるので移動も大変です。

 

その点、陸続きのヨーロッパなどは隣の国へ買い物に行ったり、友人を訪ねたりするのも気軽にでき、外国がずっと身近。ヨーロッパでは多くの国がシェンゲン協定を結んでいるので、適用国間は自由に移動でき、パスポートチェックもありません。イギリスも日本と同じ島国ですが、たとえばロンドンからパリまではユーロスターという高速列車で約2時間半と近く、国内旅行感覚です。

 

ちなみに中国人のパスポート保有率は意外に低く、まだ5%程度だといわれます。ただ、今後上がっていくことは間違いないでしょう。

 

■海外旅行に興味が湧かない3つの理由

海外へ行かない理由は人それぞれですが、以下のような理由からそもそも海外旅行に興味がない人もいます。

 

1.周囲の人が行かない

海外志向には地域差があります。パスポート保有率を都道府県別に見ると、1都3県(東京・神奈川・埼玉・千葉)で国内全体の約4割を占め、ワースト3の青森・岩手・秋田は1桁台。周りの人が行かなければ海外旅行の話題になることも少なく、自然とレジャーの選択肢からはずれていきます。最近は地方の空港から直接海外に飛ぶこともできますが、行き先は限られます。

 

また地方の中小企業は長期休みを取りづらいこともあり、休めたとしてもカレンダーどおりのハイシーズンなら旅費は高め。そんな状況で海外に行くのはかなりの旅行好きに限られてしまい、行く人と行かない人に大きく分かれてしまう傾向も。

 

2. 準備が面倒

海外旅行には、パスポートの申請・更新をはじめ、両替や保険加入、スマホの海外利用設定など、プラスアルファの準備が必要。さらに、現地ではチップの習慣などに戸惑うことも。これらも旅行の醍醐味として楽しめればいいですが、面倒だと思ってしまうと重い腰が上がらないようです。

 

3.日本で十分満足できる

南北に長く、四季のある日本は魅力の宝庫。雪山からビーチ、大自然から大都会まであらゆるスタイルの旅行を楽しむことができるので、わざわざ海外に行かなくても……と考える人もいます。また、昔に比べて海外旅行も気軽に楽しめるようになり、テレビやSNSでも簡単に情報が得られるようになったため、“未知の世界への憧れ”のようなものは薄れつつあります。

 

■世界1位の自由度!使いやすい日本のパスポート

先ごろ、コンサルティング会社のザ・ヘンリー&パートナーズが発表したパスポートの自由度をはかる調査「Henley Passport Index 2018」では、日本はシンガポールとともに1位になりました。実に180の国や地域に、ビザなし(または簡易なアライバルビザ)で行くことができます。そんな便利なパスポートを使わないのはちょっともったいないかもしれません。

 

海外旅行には、そこでしかできない体験や得られない刺激がたくさんあります。もちろん、自分の国の理解を深めるのも大切ですが、旅行を計画するときは、国内か国外を意識しすぎず、柔軟に選択肢を広げてみてもよいかもしれません。

 

【著者プロフィール】

古屋江美子

ライター。AllAbout旅行ガイド。旅行やグルメを中心にウェブや雑誌、会員誌などで執筆。2010年の出産後は、子育て・家族旅行の分野にも活動の場を広げる。2012年に故郷である山梨県の「やまなし大使」に就任

富士山より高い山に13の天文台! ハワイが天文研究の聖地のわけ

日本の天文研究において、重要な役割を担っているのが、単一鏡として世界一の大きさを誇る、口径8.2メートルの「すばる望遠鏡」。このすばる望遠鏡が設置されているのが、ハワイということはあまり知られていないかもしれません。

 

そんなすばる望遠鏡の観測用焦点「カセグレン焦点」に取り付けられる「メトロロジカメラ」が2018年4月、開発地の台湾からハワイに到着。動作試験が行われたのち、本格的な天文研究に利用されていくのですが、そもそもなぜ日本の天文研究がハワイで行われているのでしょうか?

 

天文研究の条件が揃う理想の場所

© 国立天文台

 

すばる望遠鏡が設置されているのは、ハワイ島マウナケア山の山頂です。マウナケアは標高4205メートルと、ハワイの最高峰。海のイメージが強いハワイですが、山頂には雪が積もるような、富士山よりも高い山がそびえ立っているのです。

 

太平洋の真んなかという場所で、これだけの高い標高があるうえ、晴天率がとても高く、空気が乾燥しており、風位が安定しているそう。そんな天体観測に最適な条件がすべて揃った場所が、このマウナケア山頂なのだとか。さらに人口が少なく豊かな自然があふれるハワイ島では、夜になると周囲は闇に包まれるように真っ暗になります。大都会のような“光汚染”がなく、その点でも天文研究に適しているのです。

 

そのため、マウナケア山頂には、日本のほか、アメリカ、カナダ、イギリスなど世界11か国、13の天文台が集まっており、まさに天文研究の聖地と呼べる場所なんです。このエリアはハワイ大学によって管理され、各国の研究機関に土地が貸し出されています。

 

ちなみに、すばる望遠鏡が設置された場所から、車で約2時間のマウナケアの山麓には、事務室、研究室、さらに観測装置を調整する実験室などがある国立天文台ハワイ観測所の本部も設置されています。

すばる望遠鏡を見学する際に気をつけたいこと

© 国立天文台

 

そんな最先端の天文研究が行われているすばる望遠鏡では、16歳以上の方なら一般見学もできます。ハワイ島の観光旅行では、マウナケアの山頂を訪れて星空や朝陽を眺めるツアーが人気ですが、これと一緒にすばる望遠鏡を見学できるものもあります。さらに、事前に予約をしておけば、個人で見学することも可能。観測所の職員の方がガイドをしながら、展望デッキからなかの様子を約45分かけて案内してくれるそうです。

 

ただし注意しておきたいのは、山頂までのアクセス方法。標高2775メートルの位置に「オニヅカ・ビジター・センター」というインフォメーションセンターがあり、一般車で向かえるのはここまで。それより先は舗装されていない急勾配の道をのぼっていくため、四輪駆動車でないと行くことができません。さらに高山病を予防するために、高地に体を順応させることが大切。すばる望遠鏡のウェブサイトでは、オニヅカ・ビジター・センターで1時間以上休憩をとることがすすめられています。また、周囲の天候や緊急作業などにより、見学が休止になる場合もあります。

© 国立天文台

 

ハワイで行われている、世界の天文研究。マウナケア山頂のすばる望遠鏡まで行くことは、なかなか簡単なことではありませんが、ハワイ旅行のひとつの選択肢として考えてみても面白いかもしれません。

 

英語を「身に付ける」ならカナリア諸島へ! 「ヨーロッパのハワイ」の言語的な魅力

「ヨーロッパのハワイ」と言われるカナリア諸島をご存知でしょうか? 筆者の住んでいるロシアの人々にとってこの島々は定番のリゾート地で、とても過ごしやすい気候が特徴です。人懐っこくて陽気なスペイン人、平均気温約20℃の過ごしやすい気候、輝く太陽の下ゆっくりと流れる時間。4つの国立公園と3つの世界遺産もあり、壮大な自然と豊かな歴史がある楽園です。

 

公用語はスペイン語ですが、リゾートなので英語の使用も可能。ヨーロッパからの観光客がほとんどで、アジア系の民族やアジアの言語を聴く機会はほとんどありません。日本語が飛び交うハワイより、朝から晩まで英語漬けになるカナリア諸島での生活のほうが、英語のスキルを上げたい方にとっては刺激的でしょう。詳しくは後述しますが、本稿ではそんなカナリア諸島の魅力を紹介したいと思います。

 

「ヨーロッパのハワイ」と呼ばれるゆえん

カナリア諸島は、大西洋上にある7つの火山島からなるスペイン領の群島。大陸から離れているために固有の生物種が多く、原生種である竜血樹など複数の生物種・生態系が保護されています。気候は比較的温和で、年間降水量は200㎜前後と少なく、いつもカラッとした天気。観光客は北欧やイギリスなどのヨーロッパから年間約1000万人が訪れ、スペイン本土に比べ物価が安く、治安もよいので人気のリゾートとなっています。

 

1つ1つの島がそれほど大きくなく、一番大きく観光客も多い「テネリフェ島」でも東京都と同じくらいの面積。ですが、スペイン国内では最高峰のテイデ山も有し、空港も島の北と南に1つずつあり、とても活気にあふれています。

リゾートなのでホテルがたくさんある一方、個人で宿を貸すところも多く、親身なオーナーたちが滞在をサポートしてくれます。同じ宿に泊まる人同士の交流もあり、宿が小さければ小さいほどコミュニケーションは濃密に。美味しいレストランや安いスーパーなど、色々な情報交換もできるでしょう。私は滞在中、ベランダでお茶を飲んでいたら、向かいのベランダにいる老夫婦から、一緒にお茶を飲もうと誘われたことがあります。日本から来たと言うと、いろいろ質問してくれ、思いがけず楽しいひとときを過ごすことができました。

ヨーロッパの旅行客がよく利用するアパートメントホテルは、ウィークリーマンションのようで必要なものはすべて揃っています。食事も近所のスーパーに買い出しに行き、自分で作るというスタイル。現地の物を使って料理をするのも、なかなか楽しいのではないでしょうか。もちろん近くのレストランへ行ったり、美味しいところを見つけて通ったりしてもいいでしょう。朝は、シリアルを買いコーヒーを入れ、ゆっくり部屋で朝食をとるのも優雅。または近くのベーカリーで、美味しい焼きたてパンを買ってくるという選択肢もあります。すべてはあなた次第、気楽な旅ができるでしょう。

小さい島なので、定期的に通るバスでいろいろなところへ行けて非常に便利です。港のほうは、オープンカフェやレストランが多く夜はとても賑わいます。繁華街方面はアラモアナショッピングセンターのような活気があって、毎日通っても飽きることはないでしょう。山のほうへ行けば、美しい南国の鳥たちの公園があり、そこで行われるバードショーでは大きい鳥から小さい鳥まで、ありとあらゆる鳥たちが私たちの頭上から大空に羽ばたき、華麗なパフォーマンスを披露してくれます。また、動物園や植物園もあり、日本ではお目にかかれないようなカナリア諸島の固有種を見ることも可能。

カナリア諸島では大型ショッピングモールが至る所にあり、現地で何でも揃うので、身軽に来てこちらで足りないものを揃えるスタイルを試してみるのもいいかもしれません。

 

そして、高い山々と澄んだ空が広がるカナリア諸島は星を見るのにも絶好の場所です。「ラ・パルマ島」には天文台がありますが、展望台まで行かずともホテルからでも、ため息が出るほどの無数の星を見ることができます。星空の下、旅への思いを馳せるのも良いでしょう。

英語はもう怖くない

そんな美しいカナリア諸島でできることが英語の実践。ここはスペイン領ですが、観光客はスペイン語ができなければ英語を使えます。現地の人々は英語のネイティブではありませんし、観光客だって母国語が英語でないヨーロッパの人々が大多数。2014年のカナリア自治州政府データによると、イギリス411万人 、ドイツ291万人、ついで、スウェーデン55万人、ノルウェー51万人、オランダ43万人 となっています。イギリス人の観光客は多いですが、英語ができないからといって臆することはありません。

 

ここでは完璧な英語よりも「伝える英語」が必要なのです。私自身も実際カナリア諸島で変圧器を探していたときに、その単語を忘れてしまっていましたが、とっさに「電圧を変える物」と説明したところ、無事変圧器を見つけることができました。小さな出来事でしたが、その意味は大きく、私はこの経験から、単語を知らなかったり忘れてしまったりしたときには、違う単語や言い回しで説明する術を身につけていきました。この技は、単語を詰め込む座学では培われなかったと思います。

 

ここはハワイと違って日本語ができる人などまずいないわけですから、否が応でも英語を喋るしかありません。ジェスチャーや絵などを使って必死に伝えようとすることは、英語を話すことに対する恥ずかしさや恐怖心を取り除き、英語に対する意識を変えることにもつながるかもしれません。

 

英語に関してそのような問題を抱えている方は、カナリア諸島をぜひ検討してみてください。

人気ホテルのキャンセルを狙う裏ワザも!意外に知らないホテルの裏側

ホテルでチェックアウトするときに部屋を片付けちゃいけないってホント!? ホテルの部屋から持って帰っていいものとダメなものは!? ビジネスホテルとシティホテルの違いは? …などなど、ホテルについて知らないことって意外にありませんか。ホテルの専門家が紹介する「人気ホテルのキャンセル枠をゲットする方法」も合わせてご紹介します。

■チェックアウトするときに部屋を片付けちゃいけない!?ゴミはゴミ箱へ!? 正解は?

「ホテルのチェックアウト時に部屋をきれいにするのはやめましょう」というホテル利用者のSNS投稿が話題になった。使用したモノとしていないモノを明確にし、ハウスキーパー(客室清掃スタッフ)の負担を減らしましょう、との趣旨だろう。確かに、ベテランのハウスキーパーは取材に対し、「使用したかしていないかは一目でわかる」と明かす。

 

一方で、以前に話題になったのが、ハウスキーパーと思われる人物が「いらないものは全てゴミ箱へいれてもらえると助かります」と呼びかけたこと。分別の習慣がある利用者からすると、客室のゴミ箱に何もかも投入するのは抵抗感があるかもしれませんが、忘れ物を取り扱う側のホテルの事情も絡んでいるようです。

 

もっと詳しく知りたい方はコチラ>>ホテルのチェックアウト時、部屋を片付けちゃいけない!?意外と知らないハウスキーパーの「ホンネ」

 

■人気ホテルを使いこなす! シティホテルとビジネスホテルの違いは?

ビジネスホテルの対義的表現として「シティホテル」がある。シティホテルとは、宿泊というホテル本来の機能に加え、レストランやバンケットルーム、ジムやショッピングアーケードといったパブリックな機能も有するホテルを指す。サービスも、ドアマンからベルボーイ、コンシェルジュを配置し“フルサービス”でゲストを迎える。国際的には、本来のホテルとはこのような施設をいう。

 

では、最近登場した「ハイクラス型ビジネスホテル」とはどのようなホテルなのでしょうか。いま人気のホテルについて、さらには予約が取れないホテルのキャンセルを優先的にゲットできる裏ワザについてもご紹介します。

もっと詳しく知りたい方はコチラ>>ローコスト型かハイクラス型か。ビジネスホテルはどう使い分けるのが賢いのか?

 

■その備品、本当に持ち帰ってOKなもの?

「日本人の63%がホテルの備品を持ち出している」らしい。

 

旅行者が持ち出したことがあると申告しているものは、「洗面道具」「お茶」「文具」「ティッシュ」「タオル」「ハンガー」「リモコン電池」と、実にあらゆるものを持ち帰っています。

 

あらゆるものを持ち帰っているようですが、許されることなのでしょうか。持ち帰りOKのものとNGのものの境界線は?そしてNGの物を持って帰ってしまったとき、ホテル側ではどのような対処をしているのでしょうか。

もっと詳しく知りたい方はコチラ>>ホテルの客室からアレを持ち帰ったらいったいどうなる?

 

著者プロフィール

citrus 編集部

citrus(シトラス)は各界の専門家が監修する「SNS配信型ウェブメディア」。「カジュアルに知性をアップデート」をコンセプトに、単なる一次ニュースではない、専門家ならでは視点・解釈をプラスした有益で信頼感のある情報をお届けします

ちょっとした休暇にもピッタリ! 「直行便」を利用して行ける穴場の国5つ

ゴールデンウィークの予定はお決まりですか? 海外旅行を検討されている方のなかには飛行機の乗り継ぎに不安がある方もいるかと思います。しかし、直行便を利用して行くことのできる国は30か国以上にも及ぶことをご存知でしょうか(2017年時点)? 本稿では、そのなかでも一度は行ってみたい穴場の国を5つ厳選しました。

 

なかには去年や今年、直行便を就航/再開した注目の国もあります。近場のアジアもいいですが、一見遠そうに思える国々も直行便なら近く感じられるかもしれません。

 

1:シンガポール(直行便で6~7時間)

日本から6〜7時間で行くことのできるシンガポールは、国内の主要空港から毎日直行便が出ています。東南アジア屈指の経済力と治安の良さを誇り、家族連れでも安心できるのが最大の魅力。

 

国土面積が淡路島ほどしかないことからも短い旅行にはピッタリです。またコンパクトな国である一方、人種や宗教は多種多様、食文化も中華から東南アジア、ヨーロッパ本場のものまでさまざま。子どもから大人まで飽きないアトラクションが多くあり、誰が行っても飽きない数日間を過ごすことができるでしょう。

 

直行便情報(2018年4月現在)

◆運行会社:シンガポール航空、日本航空、全日空 、ジェットスター・アジア航空、デルタ航空、シルクエアー

◆シンガポールのハブ空港:チャンギ国際空港

◆路線…羽田〜チャンギ(毎日運航)、成田〜チャンギ(毎日運航)、関空〜チャンギ(毎日運航)、名古屋〜チャンギ(毎日運航)、福岡〜チャンギ(毎日運航)、沖縄〜チャンギ(週3便)、広島〜チャンギ(週3便)

 

2:フィンランド(直行便で10時間30分)

北欧諸国の一つであり、日本人から愛されつづけるムーミンやマリメッコ、イッタラの発祥でもあるフィンランド。オーロラやありのままの大自然も楽しむことができ、心に落ち着きを与えてくれそうな国です。2017年には独立100周年をむかえ、記念企画やイベントが多く催されたことで大きな話題になりました。

 

そんなフィンランドの首都ヘルシンキと日本の所要時間は約10時間30分。長く感じられますが、空港に降りたてば意外にも多くの日本人がいたり、日本語表示もあるのでホッとすることでしょう。

 

直行便情報(2018年4月現在)

◆運行会社…フィンエアー、日本航空

◆フィンランドのハブ空港…ヘルシンキ・ヴァンター国際空港

◆路線:成田〜ヘルシンキ(毎日運航)、関空〜ヘルシンキ(毎日運行)、名古屋〜ヘルシンキ(毎日運航)、福岡〜ヘルシンキ(週3便)

3: ポーランド(直行便で11時間)

旧東欧圏、中央ヨーロッパに位置するポーランドは世界中から観光客が年々増えつづけ、また治安が安定しているので一人でも安心して旅行ができる国です。

 

2016年から日本への直行便がスタートし、首都ワルシャワまで約11時間ほどの所要時間となりました。ワルシャワはショパンの故郷として有名であり、クラシックファンの多い日本人にとっては憧れの地。また世界遺産第一号が2つあり、そのいずれもがポーランドの京都といわれる古都クラクフと近郊に位置します。東西南北に見どころが溢れているため、一度ならず二度も訪れたくなるかもしれません。

 

直行便情報(2018年4月現在)

◆運行会社…ポーランド航空

◆ポーランドのハブ空港…ワルシャワ・ショパン国際空港

◆路線…成田〜ワルシャワ(週5便)

 

4:スペイン(直行便で14時間)

南欧スペインもポーランドと同じく、2016年から日本への直行便を就航しました。1998年に撤退して以来、18年ぶりの運航再開となります。気になる所要時間は14時間とヨーロッパの中でも長めですが、以前は最短でも16時間でした。

 

スペインの見どころは大きく分けて首都マドリード、バルセロナ、バスク地方の3つがあります。天才建築家や芸術家を多く生みだしてきた国でもあり、個性的な世界遺産建築や美術品には目が釘付けになるでしょう。日本で馴染みのあるバルやタパス、チュロスはスペイン発祥ですが、ぜひ本場で味わってみたいものです。

 

直行便情報(2018年4月現在)

◆運行会社…イベリア航空

◆スペインのハブ空港…マドリード国際空港

◆路線…成田〜マドリード(週3便)

 

5: エジプト(直行便で14時間)

最後に紹介するのはアフリカ大陸に位置するエジプトです。直行便は2013年に運航停止となりましたが、エジプト政府の意向もあって2017年から運航が再開されました。所要時間は約14時間。

 

世界七不思議の一つであるピラミッドが存在するエジプトは、古代から現代まで多くの人々を魅了してきた国です。最も透明度が高く、美しいと称される紅海でのダイビングも観光客に大人気。治安がまだ安定しないこともあって個人旅行は難しいですが、ツアーを利用すると安全にエジプト旅行を楽しむことができます。

 

直行便情報(2018年4月現在)

◆運行会社…エジプト航空

◆エジプトのハブ空港…カイロ国際空港

◆路線…成田〜カイロ(週1便)

今回紹介した5つの国の中で、興味を持った国はあったでしょうか。直行便というだけで海外旅行のハードルも少し下がり、ドキドキや不安などのストレスが軽減されるはずです。早く到着した分、有意義な時間を満喫し、思いきり海外での休暇を楽しんでみてください。

飛行機ならプレミアムエコノミー、船なら花火クルーズで少し贅沢な旅を――『ちょっと豪華な乗り物の旅 』

先日、初海外に行って来ました! 夜中に日本発、朝にハワイ着の便だったので「おっ、飛行機の中で眠れるし、起きてハワイとか最高じゃん!」と思っていたのですが…全然寝られないっ!! こんなに飛行機の旅って大変だったのですね。ゴールデンウィークに続々と海外に行く方を、今までは「海外ですか。ふ〜ん」とあまり関係ないように思っていましたが、これからは「あの長い飛行機の旅を…お疲れ様です」と思ってしまいそうです(笑)。でもそんな飛行機旅も「プレミアムエコノミー」以上になれば乗り心地が違うというじゃありませんか〜!

 

 

そこで今回は『ちょっと豪華な乗り物の旅 大人のたしなみシリーズ』(学研パブリッシング・編/学研プラス刊)より、移動の時間まで楽しめちゃうちょっと大人な贅沢旅についてご紹介いたします。

 

 

長距離飛行機に乗るなら「プレミアムエコノミー」がオススメ

どこでも寝られるから、6時間くらいの飛行機は問題ないだろ! と完全に甘く見ていました。これから海外に行くよ、という方は少し気持ちのハードルを上げておきましょう。何度も行かれている方も、次回はちょっと贅沢して「プレミアムエコノミー」クラスを選んでみるのはいかがでしょうか? 座席がエコノミーより20センチ近く余裕があって、機内食もちょっぴりリッチなんだとか。「でも、お高いんでしょ?」と思った方、実はそんなでもないというのです!

 

値段はエコノミーよりも上がるが、ビジネスクラスに比べるとかなり割安で、年末年始や夏の繁忙期を避ければヨーロッパやアメリカへの10万円代のチケットも手に入る。

(『ちょっと豪華な乗り物の旅 大人のたしなみシリーズ』より引用)

 

しかもプレミアムエコノミーは、一般人では利用できない空港ラウンジも入れる! シャンパンとスイーツを嗜んでから、のんびり搭乗できるなんて出発前から旅が始まっているかのようですよね。

 

比較サイトも多くあるので、今までエコノミーだけで検索されていた方は一度「プレミアムエコノミー」も候補に入れて検索してみてください。あら、これくらいならいいかもねって気持ちになりますよ! 帰りは現地のお土産を見たりしたいですし、とりあえず往路だけ変更してみると気分もアガっていいかもしれませんね♪

 

 

1950年代後半のJALファーストクラスの添乗員は着物だった!?

『ちょっと豪華な乗り物の旅 大人のたしなみシリーズ』には、約60年前のJALファーストクラスの写真が掲載されていたのですが、ビートルズが初来日した時に来ていたハッピは、ファーストクラスに乗ると着られたものだったそうです。また添乗員さんは着物で接客しており、「世界一のサービス」と言われていたそうです。

 

着物といっても、客室サービス用のそれはちょっと特殊で、上下が別々になったセパレートタイプだった。狭いトイレで5分か10分で着替えなければならないので、そういう工夫がなされたのだろう。帯も簡単に装着できるワンタッチ式のものだったらしい。

(『ちょっと豪華な乗り物の旅 大人のたしなみシリーズ』より引用)

 

緊急時にスムーズな動きができないなどの理由から現在はなくなってしまったそうなのですが、2020年に始まる東京オリンピクに向けて、こういうサービスを再開してみるのもいいかもしれませんよね。でもファーストクラスなんて、宝くじが当たったりしない限り乗れないだろうな〜(遠い目)。

 

 

ぶっちゃけ船旅っていくらかかるの?

船の旅と聞いて思い浮かべるのは、タイタニックのようなドレスを着ているお金持ちしか参加できない…と思いますが、現代はそんなこともないとのこと。

 

客船の種類はサービスの違いで分類できる。値段の目安は1泊5万円から25万円のラグジュアリークラス、2万円〜7万円のプレミアムクラス、8000円から4万円のカジュアルクラスだ。

(『ちょっと豪華な乗り物の旅 大人のたしなみシリーズ』より引用)

 

ちなみに、クルーズの料金には宿泊代、移動運転費用、1日3色の食事代、軽食や夜食、船や部屋によっては酒代、プールなどの施設利用、ショーなどの観覧費用も含まれているので、船の中でお金を使う必要がないと思うとお得かもしれませんよね。大きな船だったら、あまり船酔いも気にならなそうですし、3年後くらいまでにお金を貯めて船の旅に出かけてみようかな。

 

 

船旅未経験なら、2泊3日の花火大会クルーズがオススメ

しかし、実際に行くとなると知らないことが多すぎてドキドキしちゃうので、まずは国内の船旅から初めてみるのはいかがでしょう。近年、チケットが取れにくく人気になっているのが、「花火大会クルーズ」。2泊3日程度で、海を会場にした花火大会をなんの障害もなく独占できちゃうだけでなく、美味しいご飯を食べながら見れちゃうんです。ポイントがまとまっていたので、ご紹介しますね!

 

Point 花火大会クルーズのポイント

1 クルーズ初心者に最適の日程

2 海が穏やかな時期に集中

3 メリハリのある旅を堪能

4 船上から優雅に花火見学

5 花火から反対側の客席でも配慮あり

(『ちょっと豪華な乗り物の旅 大人のたしなみシリーズ』より引用)

 

価格は10万円前後からあったので、予算とスケジュールに合わせて検討してみると夏休みの最高の思い出が作れますね。想像しただけでもリッチな気分!

 

『ちょっと豪華な乗り物の旅 大人のたしなみシリーズ』には、飛行機・船に加えて、鉄道の旅、バスの旅も紹介されています。陸・海・空、あなたならどのリッチ旅を選びますか? ゴールデンウィーク、そして夏休みの参考にしちゃいましょう。

 

 

【書籍紹介】

ちょっと豪華な乗り物の旅 大人のたしなみシリーズ

著者:学研パブリッシング(編)
発行:学研プラス

船、旅客機、観光列車、特別な高速バスなど、バラエティに富んだ「ちょっと豪華な乗り物」の旅を取り上げる旅行ムック。乗り物の案内やその利用法、おすすめの旅行プランなどをビジュアルルポで紹介。「少し贅沢な乗り物旅」に思わず出たくなるガイドブック。

kindlleストアで詳しく見る
楽天Koboで詳しく見る
iBooksで詳しく見る
Bookbeyondで詳しく見る

絵本のような世界がポーランドにあった! ペイントアートの村「ザリピエ」の魅力

絵本の世界と称される町や村の多くはフランスやドイツなど、ヨーロッパ各地に存在します。そして、その1つが今回紹介するポーランド南部にある小さな村、ザリピエ(Zalipie)。花模様の独特な「ペイントアート」が盛んなことで知られ、民家や教会、消防署、木までも華やかな模様が描かれてある、おとぎ話のような世界です。ザリピエ旅行は、数か月後に迫ったペイントコンテストが終わった後からベストシーズンとなりますので、いまからチェックしておきましょう。

↑ 目を奪われそうなほど華やかなザリピエの民家

 

ザリピエは、ポーランドいちの観光都市として知られるクラクフから北東へ約100キロの場所に位置します。近年は右肩上がりで海外からのポーランド旅行者が増えており、ザリピエの知名度も高くなってきました。

 

村の中心部には木造の民家が建ち並び、いたるところにカラフルな花模様が描かれています。絵本やおとぎ話の世界と呼ぶにはピッタリ、観光客は一軒一軒をつい写真におさめたくなってしまうにちがいありません。

↑ ペイントアートを広めた女性とその家族が住んでいた家

 

花模様は家のなかや犬小屋にも見られ、壁や天井、階段はもちろん、キッチン用具から子どものおもちゃにまで個性的な花模様を見ることができます。そのすべてが凝ったハンドメイドの絵柄であり、ごくふつうに生活する村人たちが描きあげたもの。現地で売られているお土産も何ひとつ同じものはありません。

 

ザリピエに住む人々は伝統的な花模様の描き方を学校で学んでおり、またそのようなレッスンも一般人向けに行われています。数時間で終わる観光客向けのコースもあれば、数週間と泊まり込みでみっちり教え込んでくれるコースもありますが、これらは要予約。現地では日本人の作品も展示されていました。

↑ 日本人が描いたザリピエ模様の作品

ザリピエでこのような花模様が描かれるようになったのは19世紀末のこと。煙突から出るススで黒くなってしまった壁や天井を塗りかえ、そこに花模様を描きはじめたのがきっかけでした。最初は模様を描くための色も限られていましたが、やがて粉末絵の具が一般的に購入できるようになると途端に村がカラフルになっていったそうです。

↑ 第54回ペイントコンテストの告知

 

村人たちが腕を奮うペイントコンテストも毎年開催されており、観光で訪れるのはこのコンテストが終わった直後から夏にかけての時期がベストシーズン。ペイントコンテストは移動祝祭日である「聖体の祝日」のあとの週末に開催されます。2018年は5月31日が聖体の祝日であるため、6月初旬の週末にコンテストが開催されるでしょう。

↑ 作業所にもなっている文化センター「Dom Malarek」

 

ザリピエにはDom Malarek(ドム・マラレック:ペインターの家)という文化センターがあり、そこでザリピエの見どころを記した地図がもらえます。最近ではちょっとしたカフェのような場所もでき、また宿泊施設もあるのでますます観光しやすくなりました。

↑ 生産が追いつかないほど人気のザリピエのお土産

 

ポーランド旅行の際はぜひザリピエに訪れ、村が誇る伝統アートに触れてみてください。のんびりした田舎風景と鮮やかな花模様、人懐こっい村びとたちに心が癒されること間違いありません。

 

 

【LCC節約術】アジア旅行をお得に楽しむための4つのコツ

近年、学生から社会人まで気軽に海外旅行を楽しめるようになってきました。その原因の1つはは格安航空(以下、LCC)。日本でLCCが登場してから10年以上が経過し、今や4人に1人はLCCを利用したことがあるという調査結果も出ています。

 

国内線に乗るような感覚で行けるアジアや、低価格の航空券は誰もが魅力を感じてしまうところ。さらに東南アジアは物価が安いため、トータル予算も低く設定することができます。ゴールデンウィークが近づきつつあるいま、LCCを最大限に活用するコツを本稿で4つに分けて紹介していきましょう。

 

1:行き先は決めなくてもいい

LCCを利用して行くことのできる国は韓国、台湾、香港、シンガポール、ベトナムなどと多くありますが、これらのなかで行きたい国を前もって選ぶ必要はありません。むしろ、これらの行き先があなたを選ぶような感覚で航空券を探すと、旅行計画のワクワク感が倍増します。

 

時期やイベントを考慮して行き先を絞っていくのもいいですが、好条件で絞れば絞るほど航空券の値段は上がっていきます。あえて雨季をねらい、観光客の少ないシーズンに旅をするのもいいでしょう。

 

2:メールマガジンを購読する

LCC航空券をお得に手に入れたいという方は、それぞれのLCCのメールマガジンを購読しましょう。お得な情報をいち早くゲットする方法は、何よりもメールマガジンとなります。

 

新規路線の就航やそれに伴う記念セール、時には1000円以下で航空券を購入できるというラッキーなセール情報が飛び込んでくることもあります。それらの美味しい情報はネットのニュースを見てからや、友人から教えてもらってからでは売り切れてしまっていたり、値段が高騰してしまっていることもしばしば。お得な情報はリアルタイムで受け取れるようにしておきましょう。

3:早く購入すればするほど安いとは限らない

お得に航空券を購入するためにはタイミングが重要ですが、早く購入すればするほど安いとも限りません。例えば、新年であれば必ずと言っていいほどニューイヤーセールが開催されるので、そういったイベントが近ければ待ってみるというのもアリです。

 

また週末は航空券が高くなる傾向にあり、特に金曜日の夕方発、日曜日帰国というのは値段が高くなります。平日中頃の出発とすると値段が下がりますし、週末旅行でも帰国日を月曜日にズラすだけで節約ができるでしょう。

 

4:週末旅行のテーマを決める

行き先が近場のアジアだとしても、週末を利用しての海外旅行は慌ただしい弾丸旅行のイメージがあります。一度の旅行でやりたいこと、行きたい場所などを詰め込みすぎず、何かテーマを決めていれば落ち着いた旅行計画を立てることができるでしょう。

 

例えば、台湾であれば夜市や屋台グルメを堪能する、タイであればオイルマッサージなどリラクゼーションを満喫するなど、欲張らず一つの目的に集中してみてください。その合間に時間があれば観光やショッピングを楽しむ、それくらいの気楽さを持つことができれば短い滞在でもゆったりした旅行になります。

LCCを最大限に活用するためのコツはいかがでしたか。一般的にLCCは初めて利用するときのハードルが高く、一度利用すればリピーターになりやすいと言われます。まだ利用したことのない方はセールなどお得なチャンスをねらって、気軽に海外へ飛び出してみましょう。