PCも“SIMフリー”の時代! Wi-Fiルーターを持ち歩かなくてもOKなモバイルノートPC3選

出先や出張先でモバイルノートPCからインターネットに接続する場合、これまではモバイルWi-Fiルーターを活用するのが一般的でした。モバイルWi-Fiルーターは月額3000円程度で契約でき、高速・大容量通信ができるのが特徴。しかし、ルーターを常に持ち歩かねばならず、バッテリーの充電などにも気を配る必要があります。

 

最近ではスマートフォンを介してネットに接続する「テザリング」が人気となっていますが、こちらもスマホのバッテリーに気を配ったり、契約プランの通信制限を超えないように気を使わねばならず、手軽な反面、常用するにはやや不自由なところも。

 

そんななか、国内外のPCメーカーからは直接SIMカードを挿入してモバイル通信が行えるLTE対応のノートPCが登場しています。スマホで普及しているMVNOのように、手ごろな料金で利用できる格安SIMを使えば、月1000円程度からモバイル通信が可能。ノートPCだけで通信できるので、ルーターやスマホのバッテリーを気にする必要もありません。

 

今回はLTE対応の最新モバイルノートPC3モデルを紹介します。

 

1.キーボードに定評のあるモバイル機

レノボ
ThinkPad X280(20KFA01RJP)
実売価格27万5507円

●OS:Windows 10 Pro ●CPU:インテル Core i5-8250U(1.6GHz)/インテル UHD グラフィックス 620 ●メモリ:8GB ●ストレージ:SSD 256GB ●ディスプレイ:ノングレア12.5型 フルHD(1920×1080ドット) ●インターフェイス:USB Type-C×2、USB 3.0×2、HDMI、マイクロSDカードリーダー、マイク/ヘッドホン ●バッテリー:約15.4時間 ●サイズ/重量:W307.7×D209.8×H17.8mm/約1.13kg

ビジネス用ノートPCとして定評のあるThinkPadシリーズの最新モバイルモデル。前モデル「X270」よりも薄型・軽量化を果たし、より持ち歩きやすく進化しました。また、堅牢性も高く、米国国防総省が定める調達基準「MIL-SPEC」にも準拠。LTEモジュールを内蔵し、nano SIMカードを挿すだけでモバイル通信が利用できます。第8世代インテル Core プロセッサー(Coffee Lake-S) 搭載。

 

【SIM/LTE】

nano SIM対応(対応LTEバンド:1/3/8/18/19/26/28/41)

主要キャリアのネットワークに対応しているので、ほとんどの国内SIMフリーサービスで安心して使用可能。SIMカードスロットは本体の背面にあり、手軽に抜き挿しできます(マイクロSDカードリーダー兼用)。複数の端末でSIMカードを使い回している人には便利です。

 

【こんな人にオススメ】

ThinkPadシリーズの特徴であるタイピングしやすいアイソレーションタイプキーボードを搭載。ディスプレイも目が疲れにくいノングレア(非光沢)仕様で、長時間の文字入力作業に最適です。書類作成やテキスト入力をメイン用途で考えている人にオススメ。

↑ThinkPad独自のトラックポイントを備えたキーボード

 

2.珍しいDVDマルチドライブ搭載モバイル機

パナソニック
Let’s note SV7(CF-SV7LFGQR)
実売価格23万40円

●OS:Windows 10 Pro ●CPU:インテル Core i5-8250U(1.6GHz)/インテル UHD グラフィックス 620 ●メモリ:8GB ●ストレージ:SSD 256GB ●ディスプレイ:ノングレア 12.1型 WUXGA(1920×1200ドット) ●インターフェイス:USB Type-C×1、USB 3.0×3、HDMI、VGA、イーサーネット (RJ-45) ポート、SDカードリーダー ●バッテリー:約14時間 ●サイズ/重量:W283.5×D203.8×H24.5mm/約1.024kg

12.1型のコンパクトボディにDVDマルチドライブを搭載したビジネス向けモバイルノートPC。シリーズ伝統のシルバーボディと天板のボンネット構造を採用し、高い堅牢性を実現。最新の第8世代インテル Core プロセッサー(Coffee Lake-S) 搭載により、高い処理性能と省エネルギー性を両立しています。USB Type-CはUSB PD(Power Delivery)に対応しており、USBコネクタからの給電が可能。USB PD対応の大容量モバイルバッテリーを使って充電することもできます。

 

【SIM/LTE】

nano SIM対応(対応LTEバンド:1/3/8/18/19/21/28/41)

主要キャリアのネットワークに対応しているので、ほとんどの国内SIMフリーサービスで安心して使用可能。SIMカードスロットはバッテリーパックスペースにあり、基本的にはSIMカードを挿したまま使うことになります。本体にはワイヤレス通信を簡単にON/OFF切り替えられる「無線切り替えスイッチ」を搭載。省電力化にも役立ちます。

↑スイッチの切り替えで簡単にワイヤレス通信をON/OFFできる

 

【こんな人にオススメ】

モバイルノートPCとしては貴重なDVDマルチドライブ搭載モデル。CD-RやDVD-Rなどを使ったデータの受け渡しやディスクメディアの読み・書きが必要なビジネスマンに最適です。

 

3.海外でも使えるグローバルな1台

VAIO
VAIO S13(VJS13290111B)
実売価格19万2013円

●OS:Windows 10 Home ●CPU:インテル Core i5-7200U(2.5GHz)/インテル HD グラフィックス 620 ●メモリ:4GB ●ストレージ:SSD 128GB ●ディスプレイ:ノングレア13.3型 フルHD(1920×1080ドット) ●インターフェイス:USB 3.0×3、HDMI、VGA、イーサーネット (RJ-45) ポート、SDカードリーダー ●バッテリー:約12時間 ●サイズ/重量:W320.4×D216.6×H15~17.9mm/約1.06kg

VAIO S13シリーズで初めてLTEに対応。第7世代インテル Core プロセッサー(Kaby Lake)を搭載し、モバイルノートPCでもパワフルな性能を実現しています。Windows 10のストアアプリからデータプランを購入して通信できる「Windows 10データプラン」対応SIMを同梱。必要な時に必要な分だけ購入できるプリペイド型なので、無駄なくデータ通信が行えます。本体のカラーはブラックとシルバーを用意。

↑カラーはシルバーとラックの2色から選べる

 

【SIM/LTE】

micro SIM対応(対応LTEバンド:1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/21/25/26/28/29/30/38/39/40/41/66)

豊富なLTEバンドに対応しており、国内のキャリアのほか海外キャリアにも対応。キャリアアグリゲーションに対応しているので、下り最大450Mbpsの高速通信も行えます。ほかのモデルと異なりmicro SIMなので注意が必要。SIMカードスロットは底面に備えています。

 

【こんな人にオススメ】

LTEバンドは幅広い帯域に対応。海外で現地のSIMカードを購入して使用するなど、世界各地でモバイル通信が利用できます。また、同梱されるSIMカードで「Windows 10データプラン」を利用すれば、SIMカードを入れ替えることなく世界各地のキャリアのデータプランを購入可能。海外出張が多いビジネスマンにオススメのモデルです。

 

社外や出張時にノートPCでネット通信をよく利用する方は、LTE対応のモバイルノートPCを検討してみてはいかがでしょうか。

 

この秋買いたいモバイルPC本命機!――VAIO最新モデルに受け継がれる「名機」のDNA

激動の時代を乗り切り、先進性を追求してきたVAIOのDNAは、とりわけモバイルPCに色濃く現れています。最新のSシリーズに至る進化と変遷を振り返り、改めてその魅力に迫ります!

 

モバイル性と実用性を追求し続ける孤高のブランド

VAIOは、そもそもソニーから発売されたWindows PCのブランド。なかでも注目すべきはモバイルPCです。

 

初代となる「バイオノート505」は紫色に近いバイオレットカラーで注目を集めましたが、“薄型・軽量かつ実用的な性能”という一面を持ち、このDNAは後のモデルにも引き継がれています。2000年代は極薄設計で高性能な「バイオノート505エクストリーム」や手のひらサイズの「VAIO type U」など、先進的なモデルを次々に開発しました。そして現在もSIMスロット搭載した「Sシリーズ」が多くのモバイラーに支持されています。

 

デスクトップ機に迫る高性能機や、ポケットサイズの小型機まで幅広く開発してきたVAIOですが、特にインパクトの強かったモデルを紹介していきましょう。

 

バイオノート505 PCG-505 >>> VAIO S11への進化の過程

・1997年 初代VAIOノート・PCG-505を発売。PCには珍しく紫色のボディーを採用。

・1998年 VAIO C1発売。画面比率4:3が主流の時代に、横長な1024×480を採用。

・2003年 PCG-X505/P発売。薄さと軽さを追求し、モバイラーたちに高く評価される。

・2008年 VAIO type Z発売。デスクトップPCの性能を超える高性能機として登場。

・2012年 VAIO Duo発売。画面をスライドさせタブレット型に変形することができた。

・2014年 ソニーから独立。翌年クリエイター向けのVAIO Z Canvasなどを発売。

・2017年 VAIO S11 VJS11290511T発売。耐久性と軽量性をさらに高める。

 

1997年:“銀パソ”ブームに火を付けた505

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ソニー(当時)

バイオノート505 PCG-505

発売当時価格25万円前後

紫色に近いバイオレットカラーを本体に採用したVAIOの初代モバイルPC。当時は地味なカラーが中心だったノートPCにインパクトを与え、後のマグネシウム合金などを採用した“銀パソ”ブームの立役者となりました。

 

2003年:モバイルの未来を先取りしたVAIO史上屈指の名機

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バイオノート505エクストリーム

PCG-X505/P

発売当時価格30万円前後

日本初のカーボンファイバー積層板を採用した超極薄・軽量PC。突出したデザイン・性能で多くのファンを魅了しました。

 

2006年:究極の小型設計を実現したUシリーズ最後の逸品

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VAIO type U

VGN-UX90PS

発売当時価格20万9800円〜

手のひらサイズの超小型モバイルPC。当時のストレージはHDDが一般的でしたが、16GBのSSDを採用していました。

 

2009年:ジーンズのポケットに収まる超コンパクト設計

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VAIO type P

VGN-P70H

発売当時価格10万円前後

1600×768ドット表示の横長液晶を採用。発表会でジーンズのポケットに収めるパフォーマンスが印象的でした。

 

2012年:VAIO初の2in1モデル独自機構で素早く変形

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VAIO Duo11

SVD1129CJB

発売当時価格15万円前後

画面部分がスライドする変形機構を搭載。ワンアクションでタブレットPCからノートPCに切り替わります。

 

2017年最新モデル:強さと軽さを兼ね備え性能にも優れる極上モバイル

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VAIO

VAIO S11 VJS11290511T

実売価格17万5820円

●OS:Windows 10 Home●ディスプレイ:11.6型(1920×1080ドット)●CPU:Core i5-7200U●メモリ:4GB●ストレージ:SSD128GB●サイズ:W283.4×H17.9×D195.5mm●質量:約0.86kg

天面にUDカーボン素材を採用し、強度を保ちつつ、約0.86kgの軽さを実現したモバイルPC。SIMロックフリーのLTE回線に対応し、単体でオンラインに接続できます。USB 3.0に加え、VGAやHDMIもサポートしており、プロジェクターなどへの接続もスムーズです。

20171025_suzuki9↑本体背面にSIMスロットを装備。格安SIMなどに幅広く対応し、外出先でも快適にネットに接続できます

 

協力:楽天市場