ロシア民間航空当局は28日、36カ国の航空会社に対してロシアの領空を閉鎖するとの声明を発表した。
同局によると、この決定は欧州諸国がロシアで登録する航空会社や航空便に対して実施した飛行禁止への対抗措置と位置付けられている。
ロシアによるウクライナ侵攻5日目の28日午後、両国の代表団がベラルーシ国境で対面し、交渉を始めた。ウクライナのゼレンスキー大統領は開始前、侵攻するロシア兵に武器を置くよう呼びかけた。
ロシアの人権団体「OVDインフォ」は27日、ロシア政府がウクライナ侵攻を命令して以降、反戦の抗議に参加したとして、ロシア当局が同国各地で合計5942人を拘束したと報告した。
最新データによると、27日には57都市で2802人が無許可のデモに参加したとして拘束された。モスクワだけで1275人に上ったという。
28日はこれまでのところ、抗議が起きている様子はないという。
ロシア法では、大規模な集会...
ウクライナと同国に侵攻したロシアの協議が行われるベラルーシのマケイ外相は28日、ウクライナとロシアの代表団を迎え「ここでは完全に安心してほしい」と述べた。
マケイ外相は「ベラルーシ大統領は私に、あなたがたを迎えて、あなたがたの作業に必要なものをすべて提供するように求めた」と述べた。
さらに「ルカシェンコ大統領は今日の協議で、この危機のすべての問題に解決策が見つかることを心から願っている」「我々...
ロシアによる攻撃が続くウクライナの首都キエフで28日、36時間に及ぶ外出禁止令が解け、市内各地のスーパーマーケットには長蛇の列ができた。
外出禁止令は28日午前8時までを期限として、全住民に自宅待機を求めていた。
3軒のスーパーマーケットを回った現地のCNNプロデューサーは、極めて長い列ができていて、棚が空になるのが早かったと報告した。
再開した食料品店に並ぶキエフ市民。爆撃の始まった先...
英国防省は28日、ロシア軍地上部隊の大半がまだキエフ北方30キロ超の地点にとどまっていると述べた。
同省はツイッターへの投稿で「ロシア軍の前進は、初日の衝突でロシア軍の重要目標となったホストメルの飛行場を守るウクライナ軍によって遅くなっている」と述べた。
同省はまた、チェルニヒウやハリコフ周辺では激戦が続いているが、両都市ともまだウクライナの統治下にあると言及。兵站(へいたん)面での失敗や頑強...
2024年に実施される米大統領選をめぐり、政治イベントで模擬投票が行われ、共和党の候補者としてトランプ前大統領が1位となったことがわかった。
今回の模擬投票は、政治イベント「保守政治活動会議(CPAC)」の参加者に対して行われ、現時点で共和党の予備選が行われる場合、59%がトランプ氏に投票すると回答した。
フロリダ州のデサンティス知事が同28%で2位に入った。ポンペオ前国務長官が3位だったが得...
「まさかそんなことするはずがない」というのはプーチン氏には当てはまらないと、BBCモスクワ特派員のスティーヴ・ローゼンバーグ記者は考える。
ロシアによるウクライナ侵攻を受け、米国でウォッカに対する風当たりが強まっている。
これまでにオハイオ、ユタ、ニューハンプシャーの3州が酒販店に対し、ロシア産またはロシアブランドのアルコール飲料を売り場から撤去するよう求めた。この措置は主にウォッカが対象となっている。
ユタ州のスペンサー・コックス知事は26日、州営の酒販店に対して「ロシア産およびロシアブランドの製品を全て撤去」するよう指示。ロシ...
ロシアのウクライナ侵攻をめぐり、西側諸国はロシアの複数銀行を国際決済システム「SWIFT」から切り離すことで合意した。これまでは、これが対ロシア制裁としては最後の手段だと考えられてきた。
ロシアによるウクライナ侵攻は、スポーツ界にも影響を及ぼしている。競技団体がロシア代表チームに特別な規制をしたり、ロシアとの対戦を拒むチームが出たりしている。
2月27日はドイツにとって、本当に歴史的な日だった。オラル・ショルツ首相は昨年12月に就任したばかりだが、この日1日で、現代ドイツの外交政策を一変させた。
ロシアがウクライナに侵攻する中、両国の隣国ベラルーシが非核の地位を放棄する方向に進みだした。同国の当局は、27日の国民投票でこの動きが支持されたと述べた。
ベラルーシ中央選挙管理委員会によると、新憲法案について問う国民投票の投票率は78.63%で、新憲法案への賛成票が65.16%だった。新憲法案は同国の非核の地位を放棄し、またルカシェンコ大統領にさらに2期、立候補する機会を与える内容を含む。
...
ロシアのウクライナ侵攻に対する西側諸国の経済制裁を受け、ロシアの通貨ルーブルが28日、対米ドルで過去最安値に落ち込んだ。こうした事態に、ロシア中央銀行は政策金利を2倍以上引き上げた。
米ニューヨーク市の地下鉄駅で先週、帰宅途中の女性(57)がハンマーで頭部を何度も殴られた事件で、57歳の男が逮捕された。
ニューヨーク市警(NYPD)の発表によると、24日午後11時ごろ、地下鉄クイーンズ・プラザ駅で女性が突然、黒っぽいジャケットを着てつえを持った男に襲われ、頭の骨を折る重傷を負った。
男は女性を何度もけり、バッグを奪って徒歩で逃げたとされる。
NYPDの報道官は27日、CNN...
米ミシガン州のデトロイト動物園協会は、感染力が強く致死性の高い鳥インフルエンザの懸念があるとして、感染予防のためデトロイト動物園の鳥類を屋内の施設に移すよう指示した。
米農務省やミシガン州農業地方開発局は24日、デトロイトから約200キロ西部のカラマズー郡で放し飼いにされている家禽(かきん)ではない鳥の群れで、鳥インフルエンザウイルスを確認していた。同様の感染はここ数週間の間に米各地で報告され...
ロシア軍は28日、ウクライナ領空の制空権を確保したと主張した。
ロシア防衛省の報道官は「ウクライナ領土全体での制空権を確保した」との声明を発表した。
CNNはこの声明を独自に検証できていない。ロシア軍は戦争開始以降、軍事作戦に関して不正確な主張をしてきた。
ウクライナ政府の当局者はCNNの取材に対し、同国の諜報(ちょうほう)によれば、ベラルーシがロシア軍によるウクライナ侵攻について直接的に参加する可能性のある準備を進めていると明らかにした。
同当局者は、ベラルーシはロシアに領土の利用を認めるだけでなく、国境を越えることも許していると指摘した。
ウクライナ政府に近い別の情報筋によれば、ウクライナの諜報に加えて、バイデン米政権からもウクライナ政府に対...
米連邦議会でのマスク着用義務が28日以降、解除されることになった。担当医のブライアン・モナハン氏が27日に発表した。
モナハン氏は米疾病対策センター(CDC)が25日に出した新たな指針に基づき、「各自の判断でマスクを着用することもできるが義務付けはしない」とする通知を出した。
新指針によると、新型コロナウイルスの感染レベルが低または中程度の地域では、高リスクの人を除いてマスク着用が不要とされた...
ブラジルのボルソナーロ大統領は27日、ウクライナのゼレンスキー大統領を批判し、ブラジルはウクライナ問題で「中立的な態度をとる」として対ロシア制裁を行わない考えを示した。
ボルソナーロ氏は休暇中の記者会見で、ウクライナ人が「国の命運をコメディアンに託した」と述べた。ゼレンスキー氏には俳優やコメディアンの経歴がある。
ボルソナーロ氏はさらに、ブラジルはロシアの肥料に依存していて、ロシアに敵対する行...
ロシアのウクライナ侵攻による民間人犠牲者が、日に日に増えている。ウクライナの人権当局は、24日の侵攻開始から27日までに、民間人だけで210人が犠牲になったとしている。この中には子供も含まれる。
ウクライナに対する西側諸国の軍事援助がどのように急拡大したか、BBCのロズ・アトキンス司会者が説明する。
ロシアによるウクライナ本格侵攻4日目の27日は未明から、ウクライナ第2の都市ハルキウで激しい戦闘が起きるなどした。同国のゼレンスキー大統領は同日夜、今後24時間が極めて重要になると述べた。
サッカーのイングランド・プレミアリーグの強豪チェルシーのロシア人オーナー、ロマン・アブラモビッチ氏は26日、クラブの管理や運営について、同クラブの慈善財団の管理者に委ねると発表した。
これより前にはロシアによるウクライナへの侵攻が始まっていたが、情報筋によれば、今回の発表はクラブの評判を守るための動きだという。
アブラモビッチ氏は声明で、「わたしは常に、心からクラブにとって最大の利益となるよう...
国際柔道連盟(IJF)は27日、「ウクライナで続く戦争」を理由に、ロシアのウラジミール・プーチン大統領の名誉会長職と親善大使職を停職とすると発表した。
IJFは25日、ロシアのカザンで5月20~22日に開催予定だった「2022グランドスラム」の中止を発表していた。
IJFのマリウス・ビゼール会長は25日の声明で、「我々スポーツ界は互いを支え、我々の普遍的な価値を守るため、常に平和と友好、調和と...
米ホワイトハウスのサキ報道官は27日、ロシアのプーチン大統領が核兵器を含めた「抑止力」の警戒態勢を引き上げたことについて、一方的に事態を深刻化させ、脅威を作り出すこれまでのパターンを繰り返していると批判した。
サキ氏はABCの番組に出演し、「これは、今回の衝突を通じて、我々が目撃しているプーチン大統領のパターンだ。さらなる侵攻を正当化するために存在しない脅威を作りだしている」と指摘。国際社会と...
国際サッカー連盟(FIFA)は27日、ロシアのウクライナ侵攻に対する制裁として、同国内での国際試合開催を禁止し、国名や国旗、国歌の使用も認めないとの措置を発表した。
FIFAは声明でロシアによる軍事侵攻を非難し、平和の回復と建設的対話の開始を強く呼び掛けた。
そのうえで、欧州サッカー連盟(UEFA)、国際オリンピック委員会(IOC)と連携し、ロシアの国際試合ホーム戦はすべて中立地での無観客試合...
米宇宙企業スペースXのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は26日、ロシアの侵攻による停電に見舞われているウクライナで、衛星インターネット接続サービス「スターリンク」の提供を開始したと発表した。
マスクCEOは「スターリンクのサービスがウクライナで稼働した」とツイートし、「さらに多くの端末が向かっている」とした。
これに先立ちウクライナのフョードロフ副首相兼デジタル転換相は同日、ツイッター...
ウクライナ軍はトルコ製ドローン(無人機)によるロシア軍への攻撃が成功したと主張した。
ウクライナ軍は27日、ドローンが装甲車を破壊する画像を公開し、BUK地対空ミサイルのシステムに対し攻撃が実行されたと述べた。
軍司令官はドローン攻撃がキエフ北西100キロの町の近くで行われたと語った。
ウクライナ政府は昨年からトルコからドローン「バイラクタルTB2」の調達を始めている。
米グーグル傘下の動画投稿サービス「ユーチューブ」と交流サイト大手フェイスブックの親会社メタがロシアの国営メディアに対し、自社のプラットフォーム上でのコンテンツの収益化に制限をかける動きをみせている。
ユーチューブは26日、「ロシア・トゥデー(RT)」など一部の国営メディアのチャンネルに対し、プラットフォーム上でのコンテンツの収益化を一時的に停止すると明らかにした。こうしたチャンネルに対する推奨...
ウクライナの代表団が現地時間の28日午前、ベラルーシ国境付近でロシア側と協議する見通しとなった。
ウクライナのゼレンスキー大統領はこれまで、ロシア側と協議には応じるが、ロシア軍の攻撃拠点となっているベラルーシでの会合は拒否するとの意向を示してきた。
大統領府によると、ベラルーシのルカシェンコ大統領が27日、ゼレンスキー氏との電話会談で、ウクライナ代表団の派遣から帰国までの間、ベラルーシ領内の航...
欧州連合(EU)の行政トップ、フォンデアライエン欧州委員長が27日のテレビインタビューで、EUがウクライナの参加を望むと発言した。
フォンデアライエン氏はニュース専門局ユーロニュースの番組で「我々はたとえばウクライナ市場の単一市場への統合について、ウクライナと行う手続きがある。我々はエネルギー供給網などでは非常に緊密な連携がある」と述べた。
さらに「我々が非常に緊密に作業し、時間をかけて彼らが...
ウクライナ政府は、首都キエフ近郊にある空軍基地へのロシア軍の攻撃で、世界最大の航空機「アントノフ225ムリーヤ」が破壊されたと発表した。公式ツイッターアカウントで伝えた。
クレバ外相は「ロシアはムリーヤを破壊したかもしれないが、強く自由で民主的な欧州の国家という我々の夢は決して破壊できない」と述べた。ムリーヤは「夢」を意味する言葉。
機体はホストメリにある空軍基地の格納庫にあった。基地では24...
米ニューヨーク州のホークル知事は27日、州内の学校の児童・生徒に対するマスク着用義務を3月2日に撤廃すると発表した。新型コロナウイルスによる入院者数が州全土で大幅に減ったことを受けた措置。
ホークル知事によると、感染率が高い地域では自治体の判断で引き続き学校でのマスク着用を義務付ける可能性もある。保護者が学校に通う子どもにマスクを着けさせることも可能だとした。
「ついにこの日が来た」とホークル...
ウクライナの人々がロシア軍による首都キエフへの侵入に対して抵抗を続けるなか、3マイル(約4.8キロ)超のロシア軍の部隊がキエフへ続く道路を移動していることがわかった。衛星運用会社マクサーの衛星画像で明らかになった。
マクサーによれば、ロシア軍の車列を捉えた画像は現地時間27日午前10時56分ごろのもの。ロシア軍は、キエフの北西約60キロに位置する町に近い「P―02―02」という道路を移動している...
ロシア軍による侵攻を受けているウクライナの内務省は27日、これまでに判明している民間人の死者は352人と明らかにした。
内務省によれば、死者の中には少なくとも14人の子どもが含まれる。
負傷者は1684人で、116人の子どもが含まれている。
米国のトランプ前大統領は26日、ロシアのプーチン大統領に対する称賛について擁護する姿勢を示したほか、ウクライナのゼレンスキー大統領については「勇敢な男」と語った。トランプ氏は先ごろ、プーチン氏がウクライナ東部のルガンスクとドネツクの独立を承認した動きについて、「天才的」な行為などと称賛していた。
トランプ氏の今回の発言は、フロリダ州オーランドで開催された政治イベント「保守政治活動会議(CPAC...
ウクライナ南部沿岸のベルジャンシクの首長代行は、ロシア軍が進軍しベルジャンシクを制圧したと発表した。
ベルジャンシクは人口10万人で、小さな海軍基地がある。
首長代行はフェイスブックで住民に向けたメッセージを投稿。「数時間前、皆さんも私も重装備の軍と兵隊が市内に入り、街中を進軍したのを見た。これを知りすぐに全住民に通知しようと試みた。住民が避難所に隠れる機会を確保するためだ」と述べた。
さらに...
ウクライナ南部ベルジャンシクの首長代行は、ロシア軍が進軍しベルジャンシクを制圧したと発表した。
ベルジャンシクは人口10万人で、小さな海軍基地がある。
首長代行はフェイスブックで住民に向けたメッセージを投稿。「数時間前、皆さんも私も重装備の軍と兵隊が市内に入り、街中を進軍したのを見た。これを知りすぐに全住民に通知しようと試みた。住民が避難所に隠れる機会を確保するためだ」と述べた。
さらに「少し...
ロシアによるウクライナ侵攻開始から4日目の27日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、戦略核部隊に「特別警戒」を命令した。西側諸国がロシアに「非友好的な行動」をとったことを理由にしている。これと前後して、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は同日、ロシアの同盟国ベラルーシとの国境沿いで「前提条件なし」の交渉に応じると発表した。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領が、ロシアの侵攻に抵抗し、国民を鼓舞し続ける姿が注目されている。
ロシアのプーチン大統領によるウクライナへの襲撃は、第2次世界大戦後の欧州史における劇的な分岐点だ。そこからは軍事行動の端緒やタイミング、今後起こりそうな展開についての極めて重要な疑問が浮かび上がる。ジョージ・W・ブッシュ元米大統領による2003年のイラク攻撃、あるいはイラクの独裁者、サダム・フセイン元大統領による1990年のクウェート侵攻以来、今回プーチン氏が踏み切った攻撃ほど無謀な様相を呈し...
2019年に大統領に当選したゼレンスキー氏は、それまで政治経験ゼロの人気コメディアン、人気俳優だった。あれから3年近くたった今、ゼレンスキー氏はロシア軍の侵攻を前に国民を鼓舞し、世界的に注目される指導者となった。
ロシアの侵攻開始から3日目となったウクライナの戦況で英国防省は26日、ロシア軍の大半は首都キエフから30キロの地点に進駐しているとの最新の諜報(ちょうほう)を明らかにした。
ロシア軍がこれまで被った損失は多大とみられ、ロシア大統領府が認め、あるいは予期していたより大きいと分析した。ウクライナ軍による全土での頑強な抵抗は続いているともした。
ロシアは制空権をまだ掌握しておらず、ウクライナはロシア...
ロシアの侵攻を受け抗戦を指揮するウクライナのゼレンスキー大統領が首都キエフからの退避を勧める米政府の打診を退けたことが26日にわかった。在英ウクライナ大使館がツイッター上で明かした。
大統領は米国の申し出に対し「戦闘が続いている。必要なのは弾薬であり、(退避のための)乗り物ではない」と応じたという。同大使館は「ウクライナ国民は自らの大統領を誇りに思っている」とたたえた。
ゼレンスキー大統領は2...
ロシア軍の侵攻を受け欧州各国が相次いでウクライナへの武器供与に踏み込む動きが加速してきた。
チェコとオランダは26日に、ポルトガルは25日に軍事支援を発表。この3カ国はいずれも北大西洋条約機構(NATO)の加盟国。チェコのフィアラ首相は850万米ドル(約9億8600万円)超相当の武器をウクライナ側が望む場所に送る方針を表明。
機関銃、軽機関銃、狙撃用ライフル銃、短銃や相応の弾薬類が含まれ、「ウ...
ロシアの侵攻を受けウクライナ指導者が国民に抵抗を呼びかけるなかで地元のテレビ局は27日までに、火炎瓶の製造方法を伝える番組を放映した。
登場の人物が有色の液体をガラス製の瓶に流し込む場面や、布地を使って瓶にふたをする図柄などを紹介した。
ウクライナ国防省は25日、ロシア軍が首都キエフに迫るなかで国民に火炎瓶をつくり、占領者に立ち向かうことをツイッター上で呼びかけてもいた。
ポーランド・サッカー協会のクレシャ会長は26日、ワールドカップ(W杯)欧州予選のプレーオフで来月予定されていた対ロシア戦を拒否すると表明した。
クレシャ氏はツイッターに「これ以上の言葉ではなく、行動を起こす時だ」と書き込み、ロシアのウクライナ侵攻に抗議して試合を拒否すると言明。スウェーデン、チェコとの間で、国際サッカー連盟(FIFA)に共同声明を出す交渉を進めていると述べた。
プレーオフでは、...
米当局者はCNNに対し、ウクライナに侵攻したロシア軍がウクライナ軍による「予想より強固な」抵抗に遭い、軍への補給で予期されなかった問題が起きているとの見方を示した。
ロシア軍は人員、装甲車両、航空機で予想より大きな被害を受けている。これはウクライナの防空システムが侵攻前の米国による情報分析よりも有効に機能していることが理由のひとつとなっている。国防幹部はまた、ウクライナ空軍と防空システムが制空...
米首都ワシントンやニューヨークなど各地の都市で26日、ロシアによるウクライナ侵攻に抗議するデモが展開された。
デモにはウクライナ出身者や支援者らが集まった。ニューヨーク市の中心街タイムズスクエアでの集会に参加した首都ウクライナ出身の女性はCNNとのインタビューで、侵攻の始まった3日前から眠れない夜が続いていると訴えた。泣きながらニュースを見たり、ウクライナにいる家族や友人への連絡を試みたりして...
ウクライナ東部ドニプロには、まだロシア軍が侵攻してきていないが、市民は最悪の事態に備えている。BBCのサラ・レインズフォード記者は、公園で火炎びんを作る女性たちを取材した。
ウクライナ西部リヴィウでは、ロシアの侵攻から逃れるため、何千人もの人が鉄道でポーランド国境へと向かおうとしている。
ロシアによるウクライナ侵攻開始から3日目の26日、首都キーウ(キエフ)への攻撃は続いたが、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は政権を維持し、徹底抗戦を国民に呼びかけると共に、国際社会の支援を要請している。この間、西側諸国は対ロ金融制裁の強化と、ウクライナへの武器供与支援強化を決定した。
人権団体「OVDインフォ」は26日、ロシア国内で発生した反戦の抗議デモで、24日以降に合計2692人が拘束されたと報告した。
OVDインフォによると、モスクワでは少なくとも1370人が拘束された。抗議は少なくとも27都市で続いているという。
ロシア連邦捜査委員会は24日、反戦抗議への参加は違法だと警告。違反行為は犯罪経歴として記録され「その人物の将来に跡を残すことになる」と述べていた。
ロシア軍による攻撃が続くウクライナの首都キエフ近郊で、27日未明に2つの大きな爆発が起き、市南西部の空が光った。
2度目の爆発は午前1時前に発生した。
これらの爆発はキエフの南約30キロにあるバシリキーウ付近で起きたとみられる。ここには大きな軍飛行場や複数の燃料タンクがある。
ウクライナ当局によると、この地域では25日夜に激しい戦闘があった。
米欧は26日夜、ロシアの一部の銀行を国際決済ネットワークの国際銀行間通信協会(SWIFT=スイフト)から排除する金融制裁を発表した。
米国と欧州委員会、フランス、ドイツ、イタリア、英国、カナダが共同声明を出した。
各国はこの中で、ロシアのプーチン大統領に「この戦争は戦略的な失敗であること」を共同で思い知らせると表明。対象の銀行は国際金融システムから締め出され、国際的な業務能力が損なわれると説明...
日本政府は27日、北朝鮮が飛翔(ひしょう)体を発射したと発表し、弾道ミサイルの可能性があると指摘した。
首相官邸は、詳しい情報が入りしだい公表すると述べた。
韓国軍合同参謀本部も同日、北朝鮮から東方へ飛翔体が発射されたと報告。正体や数は不明としている。
北朝鮮は今年、対米防衛の強化と「一時的に停止している全活動の再開」を掲げ、ミサイル実験を加速させてきた。先月は短距離ミサイルを中心に、過去最多...
欧州連合(EU)とアメリカ、および同盟諸国は、ロシアの複数銀行を国際決済システム「SWIFT」から切り離すことで合意した。ロシア中央銀行の外貨準備も規制対象にする。
ロシアによるウクライナへの攻撃が続く中、世界各地にある有名なランドマークがウクライナ国旗の色と同じ青色と黄色でライトアップされ、ウクライナへの連帯を示した。
米ニューヨークのエンパイアステートビル、英ロンドンの観覧車ロンドンアイ、独ベルリンのブランデンブルク門、パリのエッフェル塔が青色と黄色のライトに照らされた。
米ニューヨークのエンパイアステートビル=25日/Gary Hershorn/Getty Images
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ロシアによるウクライナへの攻撃が続く中、世界各地にある有名なランドマークがウクライナ国旗の色と同じ青色と黄色でライトアップされ、ウクライナへの連帯を示した
ロシアの侵攻を受けるウクライナで、首都キエフのクリチコ市長が午後5時から午前8時までの夜間外出禁止令を26日夜から発令する。首都のより効果的な防衛と住民の安全確保が目的だとしている。
禁止令は28日午前まで続く予定。
クリチコ氏は「外出禁止の時間帯に路上にいる市民は誰であれ、敵の破壊工作部隊や偵察部隊のメンバーとみなされる」「状況を理解してもらい、外出しないようにしてほしい」と述べた。
バイデン米大統領は25日、引退を表明した連邦最高裁のスティーブン・ブライヤー判事の後任に、首都ワシントン連邦控訴裁のケタンジ・ブラウン・ジャクソン判事(51)を指名した。指名が承認されれば米国史上初めて黒人女性の最高裁判事が誕生する。
バイデン氏はホワイトハウスでジャクソン氏を紹介。「海外で自由が攻撃されるのを目の当たりにしている今日、私は憲法上の責務を遂行して米国内の自由を守るためにここにい...
黒人女性として初めて米連邦最高裁判事に指名されたジャクソン判事は、「またとない名誉に身が引き締まる思い」だと話した。
ウクライナのポドリャク大統領上級顧問は26日朝、ロシア軍が首都キエフ市内に「最大限の装備」を持ち込もうとしていると述べた。
ただ「現在は郊外や周辺地域の状況はコントロール下にある」との認識を示した。
同氏はウクライナのテレビ局に対し、市内に「破壊工作や偵察の部隊」が入っていると述べた上で、警察や地域自衛部隊が活動的に動いていると語った。
ウクライナの内務省は同日早く、キエフ市内の路上で戦闘が進...
ウクライナの首都キエフでロシア軍の侵攻による戦闘が激しさを増す中、中国の外交高官の1人は、国家主権を保護する中国の長年の方針を擁護するとともに、その方針は「ウクライナ問題にも等しく当てはまる」との認識を示した。
劉暁明・中国政府朝鮮半島事務特別代表は「中国はすべての国の主権と領土の一体性が尊重と保護に値し、(国連憲章の)目的と方針が誠実に守られるべきだと考える。中国の姿勢は一貫し、かつ明確であ...
ウクライナ首都キエフで26日未明、空港付近にある集合住宅がミサイルかロケットの直撃を受けた。現場からの写真には、建物の10階あたりが大きな衝撃を受けた様子が写っている。
写真では集合住宅の複数の区画の外壁が吹き飛び、内部が黒くなり、残骸が垂れ下がっているように見える。空中にはまだ煙が漂っている。
キエフのクリチコ市長によると、緊急対応要員が現場に出動したものの、被害の程度は分かっていないという...
重武装したロシア軍部隊がウクライナの首都キエフに急速に迫っており、米当局者は数日以内に同市が陥落する可能性があると警鐘を鳴らしている。
両国の軍事力があまりに不均衡なことから、ウクライナのゼレンスキー大統領は西側諸国に対し、ロシア軍をウクライナから排除するため制裁以上の措置を取るよう訴えた。
以下に両国の軍事力の比較を示す。
国防費
クリミア半島北部アルミャンスクを移動するロシアの戦車=/...
国連難民高等弁務官事務所は24日、ロシアのウクライナ侵攻によって10万人以上が家を追われているとし、最大500万人が避難を余儀なくされる可能性があると推計した。
ウクライナの北隣にあるベラルーシのルカシェンコ大統領は26日までに、ロシアのプーチン大統領と会談し、ロシア製の短距離弾道ミサイル「イスカンデル」や地対空ミサイルシステム「S400」のベラルーシ内への配備を協議する見通しを示した。
同国国営のベルタ通信が報じた。会談ではベラルーシとロシアの西方にある地域情勢を見すえた両国の強化策を話し合うとした。
「軍と相談し、イスカンデルやS400の導入が望ま...
ウクライナの内務省は26日、首都キエフ市内の路上で戦闘が進行中だと市民に警告した。
内務省はフェイスブックへの投稿で、市民に向けて以下の呼びかけを行った。
「落ち着いて、できるだけ注意を払って。避難所にいれば今はそこから動かないで。家にいれば窓に近づかず、ベランダには出ないで。屋内に隠れて、たとえばバスルームの中に入り、銃弾のかけらなどで負傷しないように何かで身を覆って。サイレン(空襲警報)を...
中国外務省の報道官は25日、ロシアによるウクライナ侵攻やウクライナ情勢に関する30件以上の質問に直接答えることを避けながら、侵攻の事実を認定しない姿勢を維持した。
定例会見で、全ての国の主権と領土保全は尊重されるべきだとの従来の立場を主張。また、「ロシアの安全保障問題に関する合法的な懸念は理解する」と繰り返し、全ての当事者に自制を促し、事態のさらなる悪化を防ぐよう求めた。
半面、ロシアを支持す...
米ワシントンのシンクタンク「戦争研究所」によると、ウクライナに侵攻したロシア軍は首都キエフの近郊にあたるウクライナ北部の一部を掌握した。ここにはチェルノブイリの立ち入り禁止区域も含まれる。
ロシア軍はクリミア半島の北方にあるヘルソンにも侵入した。
戦争研究所の情報に基づいて、ロシア軍が占領した地域を地図で示す。赤い部分が占領地域となる。
赤色はロシアが占領した地域を示す/Source: Institute ...
バイデン米大統領がブリンケン国務長官にウクライナに対する最大3億5000万ドル(約400億円)の安全保障及び防衛の支援を即座にするように指示した。ホワイトハウスが25日遅くに公表した。
以前にも6000万ドル、2億5000万ドル規模の支援があり、3度目となる。
国務省は間もなく、より具体的な内容について声明を発表する予定。
バイデン氏とウクライナのゼレンスキー大統領は25日、40分間の電話会談...
ウクライナに侵攻したロシア軍に降伏するのを拒み、ロシア軍を罵倒した後に砲撃されて死亡したウクライナの国境警備隊13人に25日、英雄の称号が与えられた。
ロシア軍によるウクライナ侵攻で占拠されたチョルノービリ(チェルノブイリ)の原子力発電所で、放射線量の上昇が記録された。一方で専門家らは、新たな惨事が起きる可能性は「極めて低い」としている。
米国防総省高官は25日、ロシアによるウクライナ侵攻が始まって以降、発射されたミサイルの総数は少なくとも200発に達したと報告した。
弾道ミサイルや巡航ミサイルが混在しており、主に地上や空中から発射されたと記者団に語った。
ミサイルの一部は民間人の住宅地に着弾したとも分析。これに伴って民間人に犠牲者が出たのかは把握していないとした。意図的に住宅地を標的に選んだのかも現段階では不明ともした。
マルカロワ駐米ウクライナ大使は25日、ウクライナ北部にあるチェルノブイリ原子力発電所の管理業務を行う職員92人がロシア軍の人質となっていると明らかにした。ワシントンでの記者会見で語った。
職員が人質となっているため、シフト業務や発電所の厳格な規則に従った運用ができていないと述べた。発電所に対する責任は今やロシア軍にあり、原子力規制機関や他国にこうした状況にあると警告の連絡を入れているとも語った...
ウクライナ南部ヘルソン州ヘニチェスクで24日、武装したロシア兵の前に地元の女性が立ちはだかり、「あなた誰、何しに来たの」と詰問する様子が撮影された。
男子テニス世界ランキング1位のダニル・メドベージェフ選手と7位のアンドレイ・ルブレフ選手が今週、ロシアによるウクライナ侵攻に相次いで言及した。
昨年全米オープンを制したメドベージェフ選手は24日、メキシコでの試合に勝利後、ウクライナ情勢に言及。「望むのは平和だけ」「今この瞬間、テニスはそれほど重要ではない」と語った。
そのうえで「テニス選手であることで世界に平和を広めたい」と述べ、ジュニアやプ...
ロシアが25日、同国によるウクライナ侵攻を非難する国連安全保障理事会決議に拒否権を行使した。これに対し、50カ国がロシアの拒否権行使は権限の乱用にあたるとする共同声明を出した。
声明は米国のトーマスグリーンフィールド国連大使が安保理会合後に読み上げた。その周囲には署名した国々の多くの代表が並んだ。
トーマスグリーンフィールド氏は「ここに立つ我々は今日、安保理には紛争防止と戦争災禍の回避という厳...
ロシア軍のウクライナ侵攻が3日目に入った26日、首都キーウ(キエフ)市内での戦闘や爆撃の情報が相次いでいる。ウクライナ保健省によると、これまでに子供3人を含め民間人と兵士が計198人死亡した。ウクライナのゼレンスキー大統領は同日、「国を守る」とキーウ市内から呼びかけたほか、「ここへ来てこの国を守ろうと思う人は誰でも、来てください。武器は提供します」と応援を呼び掛けた。
ウクライナのヤリナ・アリエバさんと夫のスビャトスラフ・フルシンさんはロシアの侵攻が始まったわずか数時間後に結婚した。結婚初日に2人が行ったのは、ライフル銃を受け取って国を守る準備を進めることだった。
当初の予定では2人は5月に結婚式を挙げるはずだったが、自分たちの将来がどうなるか分からなくなったため、前倒しを決めた。
アリエバさんとフルシンさんは2人とも、主に志願者で構成されるウクライナ軍の一...
ロシアの侵攻を受けるウクライナの当局は、首都キエフの東郊で戦闘が起きていると述べた。
当局は「敵はトロイエシナの近くのCHP-6を攻撃しようとしている。軍が戦っている」と述べた。
キエフでは爆発が目撃されている。目撃者の映像によれば、26日早朝には軍の基地があるキエフ北西部で爆発が起きた。
キエフ市内のCNN取材班は市の西部と南部で大きな爆発音を聞いた。地平線近くの空には連続する明るい閃光(せ...
アメリカ、欧州連合(EU)、イギリス、カナダは25日、ウクライナ侵攻をめぐり、ロシアのプーチン大統領とラヴロフ外相の資産凍結など、制裁を決定した。
ウクライナ大統領の報道官は25日夜、「ウクライナは停戦と平和について協議する準備ができた状態を保っている。それが我々の変わらない姿勢だ」と述べた。
ロシアは先ごろ、双方の隣国ベラルーシの首都ミンスクでウクライナ側と協議することを提案していた。
ロシア大統領府のペスコフ報道官は、ウクライナはポーランドの首都ワルシャワでの協議を逆提案してきたと述べた。
ニキフォロフ報道官は、我々が交渉を拒絶したと...
米ホワイトハウスは25日、ロシアのプーチン大統領に制裁を科すと発表した。
ウクライナ侵攻を受けてロシア経済や大統領の側近に代償を科す取り組みが行われる中、プーチン氏はこれまでで最も高位の制裁対象者となる。
欧州連合(EU)や英国、カナダも同日、プーチン氏やロシアのラブロフ外相を対象とした制裁を導入すると発表した。
ホワイトハウスのサキ報道官はプーチン、ラブロフ両氏への米国の制裁について、欧州の...
ロシア軍による首都侵攻が迫ると懸念される中、ウクライナのゼレンスキー大統領は25日夜、首都キーウ(キエフ)の市街地から、国民に連帯と抵抗を呼び掛ける動画を、フェイスブックに投稿した。
ウクライナの駐イスラエル大使は25日夜、CNNに対し、ウクライナのゼレンスキー大統領がイスラエルのベネット首相にウクライナとロシアの交渉の仲介で支援を要請したと明らかにした。
コルニチュク大使は「我々の大統領はイスラエルがロシア、ウクライナ両国と良好な関係を持ち、交渉を促進するのに活用しうる唯一の民主主義国家だと考えている」と述べた。
コルニチュク氏は、以前の停戦交渉が行われた隣国ベラルーシの...
ウクライナのゼレンスキー大統領は25日夜の演説で、「今夜は非常に困難なものになる」と述べ、ロシア軍は総力を挙げてウクライナの抵抗を打ち破ろうとするだろうとの見通しを示した。
ゼレンスキー氏は「我々は持ちこたえなければならない」とも訴え、「ウクライナの運命が今決まろうとしている」との認識を示した。
深夜に発表したメッセージでは1日を振り返る場面もあり、「困難だが勇敢な1日だった。我々は南、東、北...
ウクライナのゼレンスキー大統領は25日深夜、動画メッセージを発表し、ロシア軍が北と東から首都キエフに迫っていることを明らかにした。
ゼレンスキー氏はこの中で、「我々の主要目標はこの殺りくを終わらせることだ。敵の損失は甚大であり、きょうは我が国の国境を越えて領土に侵入した兵士数百人が殺された」と述べた。
一方で「残念ながら、我々も損失を被っている。ウクライナ人はロシアの侵略に対して英雄的な抵抗を...
ウクライナに侵攻したロシア軍の戦車が25日、首都キーウ(キエフ)中心部から約20キロのオボロン地区に初めて侵入した。市内では銃声が響き渡っている。
パキスタンの首都イスラマバードの裁判所は24日、著名外交官の娘の首をはねて殺害したとして殺人罪で起訴された男に死刑判決を言い渡した。パキスタンではこの事件をきっかけに、ドメスティックバイオレンス(DV)の被害者を守る対策の強化を求める声が強まっている。
有罪判決を受けたのはザヒール・ジャファー被告(30)。昨年7月、イスラマバードの高級住宅街にある同被告の家族の家で、外交官の娘のノール・ムカダ...
ウクライナ当局によると、24日朝のロシアによるウクライナ侵攻以降、首都があるキエフ地域の予備役に約1万8000丁の銃が実弾付きで支給された。
国防相と軍参謀総長が共同声明を出し、より多くの武器が到着する予定で、「我々のパートナーから現代兵器や他のリソースの追加支援を間もなく受けられる」と述べた。
ゼレンスキー大統領は24日、キエフや他の主要都市を含む広範な軍の動員を命令した。国境警備隊によると...
24日未明、筆者はこの歴史ある都市(リビウ)で目を覚ました。携帯電話の警告音がひっきりなしにうなり声をあげている。数日前から予想されていたロシアのウクライナ侵攻が、ついに始まったのだ。
マイケル・ボチュルキウ氏
通りには人影がなく、ひっそりと静まり返っていたが、夜明けの最初の光が差し込んでくるにつれ、不安と恐怖がその場を支配した。空襲警報が市内の要塞や教会に響き渡る。いかにもウクライナ...
ロシアのプーチン大統領は24日、ウクライナで軍事作戦を開始した。西側の主要国はそれ以前から数週間にわたり、攻撃が差し迫っていると警鐘を鳴らしていた。
だがロシアによるウクライナ侵攻はまた、数年にわたる緊張の高まりにより引き起こされたものでもある。以下の6枚の地図は、現状に至った出来事の数々を解説する手助けとなる。
冷戦以降のNATO
冷戦の終結以降、さらに多くの国々が北大西洋条約機構(NATO...
ロシアとプーチン氏、そしてウクライナがこの事態に至るまで、冷戦後のロシアを西側はどう読み違えたのか、これは新しい冷戦の始まりなのか、BBCのジョン・シンプソン国際担当編集長が解説する。
ウクライナ軍の幹部は25日、同軍が北からのロシア軍の進撃を阻止することに成功していると明らかにした。
同幹部によると、ウクライナ軍は首都キエフの北に位置するチェルニヒウ地区で、ロシア軍の突破作戦の撃退に成功。敵軍の車両はチェルニヒウからセドニウの方向へ退却したと述べた。また近隣のホロドニアにいた車両もセメニウカまで退却したという。
しかしロシア軍は24日、キエフ州ホストーメリにある空港を奪った...
ロシアによるウクライナ侵攻2日目の25日朝、首都キーウ上空で巨大な爆発が起きる様子が撮影された。
BBCウクライナ語のマルタ・ショカロ編集長が、首都キーウ(キエフ)で体験したロシアのウクライナ侵攻初日を振り返った。
ウクライナのゼレンスキー大統領は25日午前、新たな動画メッセージを発表し、ロシアの侵攻への抵抗を呼び掛けるとともに、味方の国々に対しわずか数時間で2度目となる批判を行った。
ゼレンスキー氏はフェイスブックの動画で「今朝、我々はひとりで国を守っている状況だ。昨日と同様、世界で最も強力な国は遠くから傍観している」と述べた。米国を指した発言とみられる。
また「ロシアは昨日制裁を科されたが、これだけで...