人とテクノロジを信じて政治家・小林史明氏が挑む「日本のアップデート」:後編

さまざまな業界がテクノロジによってさらに大きく変革をしつつあるいま、政治家はどのようにテクノロジをとらえ、どんな未来を成そうとしているのか。「人やテクノロジの持つ可能性、そしてアイデアを自由に発揮するために、古く疲れてしまったルールを、アップデートしていこう」を標榜し、テクノロジ業界のキャリアを有して自由民主党・衆議院議員で総務大臣政務官、内閣府大臣政務官を務める小林史明氏に聞いた(後編)。
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「データドリブンなデータセンター」が導くユーザーと事業者のデジタル変革 | IT Leaders

AIやディープラーニングなど先端技術を果敢に取り入れたITインフラサービスで知られるIDCフロンティア。デジタルトランスフォーメーションを目指す企業をサポートするには、データセンター事業者もそれに取り組む必要がある。2018年7月3日に開催されたクラウド&データセンターコンファレンス2018(主催:インプレス)のクロージング基調講演に、同社代表取締役社長の鈴木勝久氏が登壇。海外メガクラウド勢も含めて市場競争が激化する中、データセンター/クラウドサービス事業者が今後進むべき方向性について考察した。

データ流出の事後対応、脅威を抑える5つの手順(前)(データ流出の事後対応、脅威を抑える5つの手順)

 大手のサービスからデータが流出する事例は後を絶たない。データが悪用される前に手を打とうと、利用者は大わらわだ。実に不愉快に感じるデータ流出だが、既に日常的な出来事になっている。しかし、機密性が高いデータが不正アクセスを受けたとしても、完全なパニックに陥る必要はない。通常は、いくつかの基本的な手順を踏めば、脅威にさらされる可能性を抑えられる。
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“いたって真面目に考えた”–口づけの感覚演出もあるアズールレーン「ケッコンVR」

エムツーは、Yostarのスマートフォン向けゲーム「アズールレーン」をテーマとし、ゲーム内の“ケッコン”をVR技術で再現した「ケッコンVR」を開発。9月15~17日まで行われたアズールレーン一周年記念イベント「Azurlane 1st Anniversary」において先行体験会を実施した。
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松井証券、コールセンターにAIを導入、回答候補をオペレータに提示 | IT Leaders

松井証券は、顧客からの問い合わせに対応するコールセンターにAIを導入し、顧客との会話をテキスト変換するとともに、問い合わせに対する回答候補をオペレータに提示できるようにした。このためのシステムとして、オプティムの「AI Call Center Service」を導入した。オプティムが2018年9月18日に発表した。
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富士通、組み合わせ最適化問題の適用範囲を拡大する新技術、中分子創薬に適用可能に | IT Leaders

富士通研究所は2018年9月18日、富士通、富士通アドバンストテクノロジと共同で、組み合わせ最適化問題を高速に解くための専用のアーキテクチャ「デジタルアニーラ」において、ハードウェアに入力できる規模を超えて問題を解けるようにする問題分割技術を開発したと発表した。今回、30Kビット規模の計算が必要な中分子創薬の分子の安定構造探索問題が解けることを確認した。

アイテック阪急阪神、クラウド型のWeb無害化サービス開始、描画済み画像をブラウザに送信 | IT Leaders

アイテック阪急阪神は、Webページを画像に変換するという手法によってインターネットへのWebアクセスを安全にするクラウドサービス「Cloud Shield -i」を、2018年9月18日から販売する。ゲートウェイソフト「Ericom Shield」をSaaS型で提供するサービスであり、Ericom Shieldを国内で販売するアシストが2018年9月18日に発表した。

「ZOZOTOWN」の前澤友作氏、月旅行をする世界初の民間人に–SpaceXが2023年打ち上げ

「ZOZOTOWN」を運営するスタートトゥデイの前澤友作社長が民間人として世界で初めて月周回の宇宙旅行を体験する計画「#dearMoon」を発表した。2023年に打ち上げるSpaceXの新型ロケット「BFR」で旅立ち、月表面まで約125マイル(約201km)の地点を通過して周回し、地球へ帰還する予定だ。
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【GEARシリーズ】マルチフィールドショートパンツ

オールシーズンで快適に過ごせる速乾性素材のハーフパンツです。 シンプルなデザインにウエストの紐中心を片側に配置することで結びやすく使いやすいディティールが特徴。再帰反射のピスネーム付で視認性も高く、ランニング、ジムなど幅広いスポーツシーンでオススメです。 素材:ポリエステル100% サイズ:XS,S,M,L,XL,XXL カラー:WHITE,BLACK,NAVY,CHARCOAL,RED,SAX,F.YELLOW
ウェストヒップ前股上股下
XS: 68cm 94cm 25cm 20.5cm
S: 72cm 99cm 25.5cm 21cm
M: 76cm 104cm 26cm 21.5cm
L: 80cm 109cm 26.5cm 22cm
XL: 84cm 114cm 27cm 22.5cm
XXL: 88cm 119cm 27.5cm 23cm

(約/cm)

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みずほ銀行、ツールで結合テストを省力化、人手で50時間のテストを2時間に短縮 | IT Leaders

みずほ銀行は、海外法人向けネットバンキング「みずほGlobal e-Bankingシステム」の継続的な開発プロジェクトに、システム開発のテスト工程を省力化する「CA Service Virtualization」を導入した。人手で50時間かかっていたテストを2時間に短縮できた。ツールを販売したCA Technologiesが2018年9月18日に事例を公開した。

東京都新宿区が全庁プライベートクラウド基盤を刷新、顔認証やSDNを採用 | IT Leaders

東京都新宿区は、全庁プライベートクラウド基盤を刷新し、2018年4月から稼働させた。新たに導入したクラウド基盤「NEC Cloud System」の提供元であるNECが2018年9月18日に発表した。今回の刷新により、セキュリティを強化したほか、SDNの採用によって新サービスを素早く実現できるようにした。

ラック、信州大学、長野高専、長野県警、セキュリティの人材育成と犯罪対策で産学官連携 | IT Leaders

ラックは2018年09月14日、サイバーセキュリティ分野の人材育成と犯罪対策を目的に、産学官で連携すると発表した。ラック、信州大学、国立長野工業高等専門学校、長野県警察本部の4者が協力し、教育カリキュラムの開発・運用、演習や講演会の実施などを進める。2018年9月13日に、4者による協定の締結式を実施した。

ヤマサ醤油が基幹系システムを刷新、SAP S/4HANAと基幹系特化クラウドを採用 | IT Leaders

ヤマサ醤油は、基幹系システムを刷新する。ERP(統合基幹業務システム)として「SAP S/4HANA」を採用し、IaaS型クライドサービスとして伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)の「CUVICmc2」を採用する。伊藤忠テクノソリューションズが2018年9月14日に発表した。

ヤマサ醤油が基幹系システムを刷新、SAP S/4HANAと基幹系特化クラウドを採用 | IT Leaders

ヤマサ醤油は、基幹系システムを刷新する。ERP(統合基幹業務システム)として「SAP S/4HANA」を採用し、IaaS型クライドサービスとして伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)の「CUVICmc2」を採用する。伊藤忠テクノソリューションズが2018年9月14日に発表した。

人とテクノロジを信じて政治家・小林史明氏が挑む「日本のアップデート」:前編

さまざまな業界がテクノロジによってさらに大きく変革をしつつあるいま、政治家はどのようにテクノロジをとらえ、どんな未来を成そうとしているのか。「人やテクノロジの持つ可能性、そしてアイディアを自由に発揮するために、古く疲れてしまったルールを、アップデートしていこう」を標榜し、テクノロジ業界のキャリアを有する自由民主党・衆議院議員で総務大臣政務官、内閣府大臣政務官を務める小林史明氏に聞いた。
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“AIの民主化”を促すグーグルのML/DLサービス群と、それを支える最先端データセンター | IT Leaders

グーグルにとってマシンラーニング(機械学習)やディープラーニング(深層学習)はもはや前提の技術だという。同社は「TensorFlow」や「Cloud ML APIs」「Cloud AutoML」といったサービスをクラウドで提供し、AIの適用範囲の拡大と“民主化”を推し進めている。2018年7月3日に開催されたクラウド&データセンターコンファレンス2018 Summer(主催:インプレス)の特別講演に登壇したGCPデベロッパーアドボケイトの佐藤一憲氏が、有名な「TensorFlowによるキュウリの仕分け」や不良品検出などの事例を交え、「現場で使えるAI/ML/DL」の広がりを示した。
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メディア運営から事業領域拡大、KDDIの技術力で新たなスポーツ体験創出(メディアビジネス最前線)

 朝日新聞社が朝日放送テレビと共同で展開する「バーチャル高校野球」のライブ中継(地方大会と全国大会)がスポーツメディア「SPORTS BULL(スポーツブル)」で2018年7月4日から8月21日にかけて実施された。地方大会では709試合を、全国大会については全55試合を視聴できるようにした。
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メディア運営から事業領域拡大、KDDIの技術力で新たなスポーツ体験創出(メディアビジネス最前線)

 朝日新聞社が朝日放送テレビと共同で展開する「バーチャル高校野球」のライブ中継(地方大会と全国大会)がスポーツメディア「SPORTS BULL(スポーツブル)」で2018年7月4日から8月21日にかけて実施された。地方大会では709試合を、全国大会については全55試合を視聴できるようにした。
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バンナム、DMM VR THEATERで次元を超えたアイマスMRライブを再演

バンダイナムコエンターテインメントは9月15日、神奈川県横浜市にあるDMM VR THEATERにて、「アイドルマスター」のキャラクターによるホログラフィックライブイベント「THE IDOLM@STER MR ST@GE!! MUSIC♪GROOVE☆2nd SEASON」の公演を開始した。リアルタイムのコミュニケーションもとれるライブステージの第2弾となっている。、
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パナソニックとぴあ「チケッティングの電子化」でスポーツ観戦を変える

パナソニックとぴあが、スタジアムの次世代化に乗り出した。9月14日、両社はチケッティングの電子化によるスタジアム・アリーナの体験価値向上の取り組み開始について発表。11月には、パナソニックスタジアム吹田で新たなスタジアムサービスに関する実証実験も実施する
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自殺ゲーム「モモチャレンジ」の恐怖–高校生は自らDMも

自殺ゲーム「MOMO(モモ)チャレンジ」がインターネット上で流行中だ。匿名の相手から送られてくる「チャレンジ」をこなすうち、内容がエスカレートしていき、最終的には自殺に至るというものだ。アルゼンチンの12歳の少女の死は、このゲームとの関連性が疑われている。
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ときメモ世代に贈る–スマホゲーム「ときめきアイドル」独断偏見インプレッション

CNET Japanの編集記者が日々の取材や暮らしの中で気になったサービスやウェブで話題のトピックなど気になっていることを紹介していく連載「編集記者のアンテナ」。今回はコナミデジタルエンタテインメントのスマートフォン向けゲームアプリ「ときめきアイドル」を取り上げる。同社の「ときめきメモリアル」シリーズの新展開と位置付けられたタイトルであり、当時を知るようなゲームファンの心をつつく仕掛けが取り入れられている。
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私が「iPhone XS」を買わない理由

「iPhone X」の大きなブレークスルーの1つとされ、「iPhone XS」にも搭載される機能は、使いやすさと生産性という点で大きなマイナスポイントでもあると筆者は考えている。
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ディサークルがグループウェア新版「POWER EGG 3.0」、システム連携やスマホ画面刷新など | IT Leaders

ディサークルは2018年9月14日、Web型グループウェア/ワークフローソフトのメジャーアップデート版「POWER EGG 3.0 Ver3.0c」を発表、同日提供を開始した。新版では、他システムとの連携機能を強化したほか、スマートフォン画面を刷新した。価格(税別)は、グループウェア機能が1ライセンス4000円、汎用申請ワークフローが1ライセンス6000円など。

日本橋、三重テラスで「鈴鹿墨展」 書家やアーティスト競作、墨の調合体験も

三重県の特産品「鈴鹿墨」を使った書や墨絵などの作品展示やオリジナル墨製造体験を中心としたイベント「第23回 鈴鹿墨展」が9月15日・16日、日本橋室町の三重県文化情報発信拠点「三重テラス」(中央区日本橋室町2、TEL 03-5542-1035)の2階イベントスペースで開催される。 #日本橋経済新聞
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スマホの操作や動きでECサイト利用者の心理をリアルタイムに判定、富士通が実証実験 | IT Leaders

富士通は、EC(電子商取引)サイトを閲覧している消費者の関心や迷いを、モバイル端末のタッチ/スクロール操作や揺れなどからリアルタイムに判定する実験を、総合スポーツ量販サイト「ヒマラヤオンラインストア」(ヒマラヤが運営)で実施すると発表した。判定結果に応じてメッセージを切り替えることによって、売上やサイト回遊率、滞在時間などが向上するかどうかを調べる。

アセンテック、USBメモリー型シンクライアントに新版、実行できるWebアプリを限定可能に | IT Leaders

アセンテックは2018年9月14日、USBメモリー型のシンクライアント製品「Resalio Lynx 300」(スタンダードモデル)と「Resalio Lynx 500」(上位モデル)の新バージョン4.0を発表した。新版では、実行できるアプリケーションを限定できる「キオスクモード」を搭載した。

RPA「WinActor」を従量課金制で提供する新サービス、NTT-ATが2018年度内に開始 | IT Leaders

NTTアドバンステクノロジ(NTT-AT)は2018年9月13日、RPA(ロボットによる業務自動化)ソフト「WinActor」を従量課金制で利用できる新サービス「WinActor Cast on Call」を発表した。ライセンス売り切りや定額制のサブスクリプションではなく、利用した分だけ従量型で課金する形になる。価格体系は未定。2018年内に複数の実証実験を開始し、2018年度内に商用サービスを開始する。
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RPA「WinActor」を従量課金制で提供する新サービス、NTT-ATが2018年度内に開始 | IT Leaders

NTTアドバンステクノロジ(NTT-AT)は2018年9月13日、RPA(ロボットによる業務自動化)ソフト「WinActor」を従量課金制で利用できる新サービス「WinActor Cast on Call」を発表した。ライセンス売り切りや定額制のサブスクリプションではなく、利用した分だけ従量型で課金する形になる。価格体系は未定。2018年内に複数の実証実験を開始し、2018年度内に商用サービスを開始する。
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Nintendo Switch用ファミコン型コントローラ発売–オンラインサービス向けに

任天堂は9月14日、インターネットプレゼン番組「Nintendo Direct 2018.9.14」を放送。そのなかで、オンラインサービス「Nintendo Switch Online」の加入者限定商品として、「ファミリーコンピュータ コントローラー」を発売すると発表した。加入者向けサービスとして配信されるファミコンソフトを、当時の感覚で楽しむことができる。
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シェアリングエコノミーが自動車業界に与える影響

シェアリングエコノミーの影響を大きく受ける自動車業界

シェアリングエコノミーの普及により、最も大きな影響を受けるのが自動車業界と言われています。このブログを読んでいる方の中で自動車業界の仕事に携わっている方も多くいらっしゃると思います。

そこで、今回のブログでは自動車業界におけるシェアリングエコノミーの一般知識から、現状どのような動きが起こっていて、将来的にどのような変化が起こり得るのかについて書いていきます。

自動車業界におけるシェアリングエコノミーの一般知識

自動車業界のシェアリングサービスと言えば、Uberなどの相乗りサービスや、タイムズなどの車を借りることのできるサービスが代表的かと思います。これらのサービスは総称してモビリティサービスと呼ばれ、カーシェアとライドシェアの2種類に分けられます。

市場がどれくらい成長しているかというと、カーシェアで言えば2010年に1万人強だった会員数は2017年に初めて100万人を突破(公益財団法人交通エコロジーモビリティ財団)するなど、成長性は非常に高いです。

※公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団調べ

具体的にどのようなサービスがあるか

タイムズカーシェア

法人対個人におけるカーシェアの分野ではタイムズカーシェアがダントツで利用者数が高いサービスです。法人版サービスでは運転者の利用状況だけでなく従業員の運転傾向なども分かりとても便利です。弊社でも数年前に社有車をすべて売却し、カーシェアに切替えたことで大きなコストダウンを図ることができました。

Anyca

個人対個人におけるカーシェアの分野ではDeNAが運営するAnycaが、特に都心部で伸びています。弊社社員もオーナー側で利用していますが、外車でMT車という特殊な車種にもかかわらず、月の駐車場代ぐらいはペイできるそうです。

Uber

ライドシェアは世界的にはUberが有名ですが、日本での利用者は少ない状況です。日本では、自家用車を用いるライドシェアは「白タク行為」として禁止されており、交通不便な過疎地域等でしか認められていません。海外では都心部での利用が中心となるため、この規制が緩和されない限り日本での利用促進はないでしょう。しかし、日本の都心部では流しのタクシーがそこらじゅうを走っていますから、規制が緩和されても利用者は海外ほど伸びないのでは、とも言われています。

自動車メーカーの取組み

このような流れに最も影響を受ける自動車メーカー各社も黙っているわけではありません。国内外のメーカーの動向、更には新規参入企業がどのような動きを行っているかを紹介していきます。

国内外メーカー カーシェア事業の取組み

日本や欧米の自動車メーカー各社もカーシェアおよびライドシェアの分野へ参入を行っています。下記のように欧米のメーカーは積極的に取り組んでおり、関連サービスも手掛けている企業が少なくありません。

※出典:三井住友銀行レポート「自動車シェアリングの動向」

日本では、トヨタ、ホンダ、日産がカーシェア事業に取り組んでいますが、市場のほとんどはレンタカー事業を行っていたタイムズやオリックスといった会社に席巻されている状況です。

ライドシェアは新規参入企業が増加

ライドシェアに関しては自動車メーカーだけでなくIT企業を中心に様々な企業が出資や参入を行っています。ライドシェアの分野では、サービス事業者が自動車を保有する必要がありませんから参入障壁が低く、激戦市場になることが考えられます。既に自動車メーカーだけでなく、下記のような様々な企業が参入しています。

※出典:三井住友銀行レポート「自動車シェアリングの動向」

自動車業界への影響

上述したようにシェアリングサービスの成長率は高く、徐々に自動車業界に与える影響は大きくなると考えられます。具体的に自動車業界にどのような影響があるのかを考えます。

普及のポイントは「乗り捨て」が出来るようになるか

日本ではまだレンタカーと同じように、借りる場所と返す場所が同じ「ラウンドトリップ方式」が主流ですが、乗り捨て(ワンウェイ方式と呼びます)が出来るようになれば爆発的普及となるのではないかと考えています。

ワンウェイ方式が可能になれば、通勤や営業時の移動などでちょい乗りする、という需要を拾えるようになりますし、帰省時に使えるようになったりと、利用用途が一気に広がります。

GMが乗捨サービスを開始(Maven(メイブン))

GMが運営しているカーシェアサービス「Maven」は、世界でも珍しい乗り捨ても可能なサービスです。
参考:スマホで解錠・返却可能なGMのスマートカーシェアリングサービス「Maven」が目指す未来とは?(by Gigazine)

Times Car PLUS × Ha:mo

日本では都内でワンウェイ方式のカーシェアができないか、カーシェア業界最大手のタイムズが実験的にスタートしています。ワンウェイ方式では通勤や営業時の移動などが中心となるため、「Ha:mo(ハーモ)」という一人乗りの自動車を開発し普及を目指しているようです。

自動車業界にどのような影響があるのか

カーシェアの利用者が増えると、自動車の生産台数が減るのではないかと思われるかもしれませんが、地方での自動車保有者は減らないと予想されるのと、都心部でも自動車未保有者の自動車利用率が向上することから全体の生産台数は減らないのではないかと言われています。

ただ、自動車業界にとって新規参入業者が増え業界全体の再編が行われることは避けられないと思われ、下記のような変化が起こるのではないかと思います。

  • 自動車メーカーの中心顧客が個人ではなくカーシェア事業者へ変化
  • 乗り捨て専用の自動車、電気小型自動車が多く登場する
  • 自動車を製造するのが自動車メーカーだけとは限らない(IT業者の参入)
  • 電気自動車(=家電に近い)製造における異業種サプライヤーとの競争
  • 異業種からの新規参入者に対しては、自動車製造のノウハウを持っているサプライヤー側が主導権を握れる可能性が高まる

変化に対する準備と心構え

ものづくり経革広場の読者の中には自動車業界に携わるサプライヤー企業の方が多くいらっしゃると思います。サプライヤー企業はこの変化に対し、どのような準備を行い、どのような心構えを持つべきなのでしょうか。

個人的な考えとしては、様々なプレイヤーが参入し業界のルールが大きく崩れる中で大きな強みとなるのが「スピード」だと思います。変化の激しい業界の中で常に勝者となるのはスピードの早い企業です。そういった企業との取引にいかについていけるかが鍵になるのではないでしょうか。

日本のサプライヤー企業は中国に比べスピード感に劣ると言われています。しかし、これからの時代でそれは命取りになるかも知れません。下記は以前にもご紹介した4コマ漫画ですが、これが笑い事にならない時代になるかも知れませんので、今から心して準備する必要があるかも知れません。

※出典:カデーニャファクトリー