Androidハンディ端末向けリッチクライアント「Biz/Browser HT」、オープンストリーム | IT Leaders

オープンストリームは2019年1月24日、マルチデバイスで動作するリッチクライアントソフト「Biz/Browser」のラインアップを拡充し、Android搭載ハンディターミナル向けの「Biz/Browser HT」を発表、同日提供を開始した。Windowsベースのハンディターミナルに加えてAndroidベースのハンディターミナルが増えていることを受けて製品化した。

UiPath、RPAロボットの管理サーバーをAWSで運用するためのAWSテンプレートを提供開始 | IT Leaders

UiPathは2019年1月24日、RPA(ロボットによる業務自動化)ソフト「UiPath」の管理サーバーソフト「UiPath Orchestrator」をAWS(Amazon Web Services)上で稼働させるためのテンプレート「Stack-UiPath on AWS」を発表、同日提供を開始した。AWS上にUiPath Orchestratorの環境を短期間で構築できる。
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CylanceがEDRソフトにPlaybook機能、脅威の検知から対処までを自動化 | IT Leaders

Cylance Japanは2019年1月24日、EDR(エンドポイント検知・対応)ソフト「CylanceOPTICS」の一部として、インシデントへの対処を自動化するPlaybook機能を提供すると発表した。脅威の検知から対処までを自動化できるようになる。米Cylanceが2019年12月20日に発表したリリースの抄訳として国内で発表した。

LIFULL、海外の住まい探しも手軽で便利に–新会社「LIFULL CONNECT」設立

LIFULLが海外の住まい探しも変えようとしている。1月24日、世界最大級のアグリゲーションサイトを運営する、スペインMitula Group Limitedの完全子会社化手続きを完了。2014年に子会社化したTrovit Searchとあわせ、新会社「LIFULL CONNECT(ライフル コネクト)」を立ち上げる。不動産アグリゲーションサイトのNo.1企業として、住宅を中心としたグローバルプラットフォームの構築を目指す。
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コールセンター応対履歴からAI教師データとFAQを自動生成、ベクストがツールを販売 | IT Leaders

ベクストは2019年1月24日、テキストマイニングエンジン「VextMiner」のオプションとして、コールセンターに蓄積したテキストデータからFAQやAI学習データを生成できる機能「VextMiner知識生成オプション」を発表した。コールセンターにAIを導入する予定の企業や、AI関連製品を開発するベンダーに対して提供する。
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音声でPCを起動する「ボイス起動」機能を搭載–NEC PC、春モデルPC

NECパーソナルコンピュータは、春モデルPCとして、Windows 10搭載PC世界初となる音声によるOS起動機能「ボイス起動」などを備えたLAVIE Desk All-in-one、大学生の声からキーボードデザインを刷新し使いやすさを改良したLAVIE Note Mobile、スタンダードノートのLAVIE Note Standardを刷新。Android タブレットの上位モデルとなるLAVIE Tab TE510/JAWもラインアップに加え、1月24日より順次販売を開始する
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ドローン同士の直接通信でニアミスを自動的に回避する実験に成功、NICT | IT Leaders

国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)、内閣府政策統括官(科学技術・イノベーション担当)の3者は2019年1月24日、ドローン(小型無人航空機)同士がニアミスを自律的に回避する実験に成功したと発表した。

アドビ、1月3度目となるセキュリティアップデートを公開–XSSの脆弱性に対処

アドビは米国時間1月22日、1月の3度目となるセキュリティアップデートを公開した。今回対象となった製品は、同社のコンテンツ管理スイートである「Adobe Experience Manager」と、同スイート内でデジタルフォームを作成するための「Adobe Experience Manager Forms」だ。
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京王電鉄バス、Webサイト「ハイウェイバスドットコム」にチャットボットを導入 | IT Leaders

京王電鉄バスは、高速バス予約サイト「ハイウェイバスドットコム」にチャットボットを導入した。利用者からの質問に、時間を問わず自動で即時対応できるようになった。チャットボットシステムを提供したユーザーローカルが2019年1月23日に発表した。

ビジネスチャット「direct」が外部サービスと“直接”つながる–プラットフォーム構想を語る

ビジネスチャット「direct」とチャットボット「daab」を提供するL is B(エルイズビー)は1月23日、ユーザーイベント「direct User Conference 2019」を開催。同社代表取締役/CEOの横井太輔氏はその中で、directを中心とする今後のプラットフォーム構想を語った。
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NTT東日本、AI-OCRとRPAを組み合わせて提供、紙帳票のデータ化からシステム投入まで自動化 | IT Leaders

NTT東日本は2019年1月23日、手書き文字を含めて96%以上の認識率を実現したAI-OCR(光学文字読み取り)サービス「AIよみと~る」を発表、同日提供を開始した。NTT東日本はまた、RPAソフト「WinActor」にサポートを付与した「おまかせRPA」も提供すると発表した。これらを組み合わせることで、紙帳票のデータ化からシステム投入までを自動化できる。

山梨中央銀行、AIを活用した対話型自動応答システムを導入、行内の問い合わせ業務を効率化 | IT Leaders

山梨中央銀行は、行内の照会応答業務を効率化するため、AIを活用した対話型自動応答システムを導入した。2019年1月から、職員から本社部門などへの電話やメールでの問い合わせを対象に試行利用する。対話型自動応答システムをサービスとして提供しているJSOLが2019年1月23日に発表した。
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NECとNTT、クラウドからエッジに処理を移動させて緊急時に必要な通信帯域を確保する実験 | IT Leaders

NEC、NTT、東京大学大学院情報学環中尾研究室、早稲田大学の4者は2019年1月23日、IoT機器が出力するデータを緊急度や重要度によって分類し、緊急度や重要度の高いデータを確実に収集できるようにする実証実験を開始したと発表した。実験は2018年12月中旬から中国地方で開始し、2019年3月まで本研究開発に取り組む。

ERPは5%以下で、CRM/SFAは28%─矢野経済研究所がSaaS利用率を調査 | IT Leaders

矢野経済研究所は2019年1月23日、ERP(統合基幹システム)やCRM(顧客関係管理)/SFA(営業支援)など業務システムにおけるSaaSの利用率に関する調査結果を発表した。ERPのSaaS利用率は財務・会計で2.8%、人事・給与で5.0%と横ばいが続いている一方、CRM/SFAのSaaS利用率は28.0%と順調に上昇している。

arcserve、バックアップアプライアンスに容量40TB/80TBの大容量モデルを追加 | IT Leaders

arcserve Japanは2019年1月23日、イメージバックアップソフトウェア「Arcserve Unified Data Protection」(Arcserve UDP)をプリインストールしたバックアップ用途のアプライアンス機器の新モデル「Arcserve UDP 8400 Appliance」および「Arcserve UDP 8420 Appliance」を発表した。新モデルは2019年2月1日に受注を開始する。納期は30日程度。

町工場ぶっちゃけ対談 vol.10

こんにちは!会いに行ける町工場社長、栗原です!2019年、皆さん、どんなスタートを切りましたか?我が家では、普段は離れて暮らす子どもたちも元旦には集合して、にぎやかにのんびりと過ごしました。なにしろ、初めて孫のいる正月ですからね、笑顔の絶えない、かけがえのない時間でした。

会社のほうは、カレンダーのめぐり合わせもあり、7日が仕事初め、いきなりのフル稼働です。もっとも、工場は一部の機械を年末年始の休み中も停めることなく稼働させてはいたのですが…。いやいや、仕事があっての町工場ですから、ほんとに、ありがたいことです。

さて、今回は、そんな希望に満ちた新しい年のスタートにふさわしく、素敵な若手経営者の方とじっくりとお話する機会がありましたので、その模様を、ぶっちゃけ対談第10弾として、お届けします。対談のお相手をいただいたのは、株式会社RDS、代表取締役の杉原行里(すぎはらあんり)さん。高校からイギリスに留学、そのまま大学に進んでデザインを学ばれたという経歴の持ち主です。会社はお父様が創業されていたのですが、病に倒れた後をお母様が引き継いでおられました。行里さんは2008年に入社、昨年、36歳で代表取締役に就任されました。

同社は、カーボン成型の技術を基に、モータースポーツ、航空宇宙、医療福祉の分野で、デザインから設計、製作まで完結させる先行開発を主たる事業とされています。

2013年にグッドデザイン賞を受賞されたドライカーボン製松葉づえを初めて展示会で拝見した時は、正直、驚きました。奇をてらったところは一切なく、あくまで使う人のためにあるデザイン。ただ、カーボンという素材の持つ美しさなのでしょうか、見とれてしまったのを覚えています。

 

このデザインを手がけたという行里さんと、じっくりとお話してみたいという願いがかなったのが、この対談というわけなんです。また、杉原さんにはもう一つ、WEBメディア「HERO X」編集長という顔があります。障がい者、健常者という枠を超えた「世界で一番、ボーダーレスなメディア」を掲げたHERO Xは、メディカル、テクノロジー、スポーツという3つのキーワードで、積極的な情報発信を展開しています。

すこし、前置きが長くなりましたが、ここから対談のスタートです。対談部分の執筆は、フリーライターの長井杏奈さんにお願いしました。それでは、お楽しみください!

のどかな寄居の町の中に現れたのは、ログハウスのようなオフィス

みなさん初めまして、フリーライターの長井杏奈です。2016年夏にフリーになって以来、ライターと司会という二足の草鞋を履きながら活動しています。学生時代に埼玉県草加市に住んでいたことからご縁があり、栗原さんとも色々な活動でお世話になっています。今回は、「町工場ぶっちゃけ対談」にお邪魔します!

ホームタウン草加から車で一時間半、のどかな寄居の町の中に現れたのは、ログハウスのようなオフィス。まさかこんなおしゃれな建物が迎えてくれるとは思わず、うっかりお隣の工場の駐車場に車を停めそうになりながらも、対談スタート!まずはRDSさんの事業について伺いました。

多角的な事業を行う株式会社RDS

杉:RDSは、多角的な事業を行っています。もともとデザインは得意だから、デザイン事業は勿論のこと、それから機械設計や構造解析ですね。一般的なCADに入っているものだけではなくて、今流行っているトポロジー解析とか。あとは、空力解析。簡易のものですが、風洞実験機も入っています。そういうものをやりながら、様々なところから解析をしていこうと。

栗:なるほど。

杉:社会的に取り上げられやすいものや、必要としているものにフォーカスすると、義足とか。東大と一緒に開発しているものもあります。クレイモデルは、車一台を粘土で削っちゃったりして。次に3Dプリンター事業。粉末造形やFDMなど、様々な3Dプリンターが入っています。明日ちょうど入るのが、ワークサイズが1m×1m×1mという巨大なもの。

栗:明日とは、すごいタイミング。

杉:はい。(笑)次に、モーションキャプチャー事業。これは映画とかゲームでよく使われますが、僕たちは人間工学的にどういう風な人間の動きがされているのかというのを調べたくて使っています。

栗:うん、うん。

杉:RDSはもうモータースポーツ事業はやめたのと言われるけど、そんなことはなくて。高齢者の方が増えていく未来を迎える中で、モータースポーツ事業などで培っている技術をいかに応用するか考えていました。その一つがパラリンピックだったり、パーソナルモビリティだったり。これは完全なる自負というかうぬぼれかもしれないですが、僕らの技術は最先端にあると思っています。

栗:そうだね。

杉:だからこそ、その技術をどう応用するか。この応用という言葉がすごくひっかかるというか、日本語は難しいなと思うんですけど。イメージで行くと、アイロボット社に近いかなと。もともと地雷探査機の会社だったのが、地雷を見つける代わりに、ゴミを見つける機械を作った。機能を省いていって、できたものです。

栗:でも今ちょっとなるほどと思ったのは、「省いていく」というのはシンプルに良いものにたどり着く道筋かな。色んなものをくっつけていくと、逆にブレていく気がする。

杉:それから、ベアブリックとコラボしたとき、だいたいの社員は、「そんなの意味ない」と言いました。100万円のおもちゃなんて買わないと。それに対し、「いやいや、そんなことないよ」というところから始まって。次に、ドライカーボン松葉づえ。

栗:RDSさんといえばこれ、というもの。グッドデザイン金賞を獲った。

杉:結構もう時間が経っていますが。笑

栗:何年前ですか。

杉:もう6年前です。金賞を獲りました。そもそも僕らが福祉分野を始めるきっかけになったのは、2011年の寺崎さんという方からの一通のメールでした。その方はたくさん自分でお金を貯金されて、松葉杖を作ってくださいと連絡されてきて。ただ、ものを作ってデザイン設計から最後までやるとなると、試作が入って、この流れは100万では出来ない。

栗:もちろん。

杉:でも僕は、いつか医療福祉に携わりたいと思っていたので、モニター契約してもらいました。お金はいらないから、とことん付き合ってくれと。彼は「RDSの松葉杖を使ってから、隠そう隠そうとしていた人生から、見せよう見せようとする人生に変わった」と言ってくれました。これまでの一番の問題は、個人所有を目的としたプロダクトが少なかったことです。

栗:要は、かっこよくない。

杉:そういうデザインに、情緒を付与し選択肢の余白を広げようということで。そしてこれを見たパラリンピアの森井大輝選手が訪ねてきた。そこからパラリンピックへの取り組みが始まりました。2013年のことです。

栗:じゃあもう、松葉杖で。

杉:彼は松葉杖を使いませんが、あの技術と心意気みたいなもの感じてくれて。

栗:これが本当にきっかけになって発展したと。

杉:今、森選手にはシーティングや部品を、CFRPや3Dプリンターでギアを提供しています。埼玉出身で深谷出身の、5つのメダルを獲得した取った村岡桃佳選手のギアの多くはRDSで提供しています。夏目堅司選手に関しては、フレームからフルで作っています。

HEROXというメディアが伝えるもの

杉:パラリンピア選手のために研究を続けているうちに、選手たち自身が、使っている道具のサイズがあってないのを知らないと気づきました。これは今までの人たちが悪いのではなくて、技術が介入されていなかった。これって、栗原さんとか僕らとか、ものづくりをやっている人からすると、ちょっとギャップがありますよね。そのギャップをどう埋めようかということで、HEROXが生まれました。

http://hero-x.jp/

栗:めちゃくちゃかっこいいじゃないですか。

杉:ありがとうございます。(笑)ハンディキャップの話をするのではなく、そこに隠された技術やテクノロジーが、いかに自分事化していくかということを伝えられるかが大切だと思っています。色々な研究を一過性のものにしないためには、メディアをもって伝えた方が面白いんじゃないかというのが、HEROXを立ち上げた第一の理由です。

栗:いいね、メディアで伝える。

杉:眼鏡をしている人はハンディキャップ、という認識はないですよね。昔は眼鏡をかけているといじられませんでした?

栗:数が少なかったからね。

杉:そう、マイノリティ・マジョリティの関係性なんですよね。2019年には、伊達眼鏡している人すらいる。ファッションとしての選択肢が付与されたことによって、おしゃれなものになっていった。これは良い事例だなと思っています。そういうものもHEROXの中で自分事化したいんです。いつか、歩けなくなる日は必ず来る。そのときに、自分はどういうものが欲しいかを伝えきれていないといけないよねということで、HEROXを立ち上げました。

栗:やっていることが、昔自分が考えていたことと少し似ている。でも、全然レベルが違うから、最近ちょっとジェラシーを感じている(笑)。でもものづくりという共通項があるじゃない。スポーツもそうだし、メディアを使い始めたというのもそう。自分で作るというのはすごい。

杉:2020年を契機に、オリンピック・パラリンピックを通過点として、僕らはどんな未来を迎えたいのだろうと。そのときにこういうメディアがあっても面白いんじゃないかなと思ったのと同時に、そう思ってくれている人が結構多いんです。

栗:メディアをやることは絶対正解だと思う。レベルが違う話をするから恥ずかしいんだけど……。昔、地域で子供たちを集めてラグビーのチームを作りたいと思った。そのころちょうど、メールマガジンとかが出始めてきて。お金かけずに自分でもできるからやってみたら、少しずつ読んでいく人も増えて、「これメディアじゃん」と思った。当時、地域広報をやっているとか、紙媒体のメディアをやっている人に声をかけて、メルマガと紙のメディアをくっつけて地域の情報サービスをやりましょうと。こっちはラグビーチームを作りたい、でもまずはメディアを作って、そこに人が集まって来たら、小出しに、するという考えでやった。これがそこそこ上手くいった。

杉:今よくSNSに載せてらっしゃるのがチームですよね。

栗:そうそう。ラーメンブームが始まったころだから、好きでもないのに草加のラーメン屋さんに取材に行って勝手にランキングとかつけて配信したら、まあまあ人気になった。

杉:SNSとかYoutubeの先駆けかも。

オンリーワンって本当に価値あるもの?

栗:一時期オンリーワンというのが流行った。でもよくよく考えると、うちしかできないなんじゃなくて、うちしかやらないだけなんじゃないかと。要は、真似してこないということは、真似する価値がないくらいの。そんなに素晴らしい技術だったり、そういうことだったら、お金持ちだったり資本力があるところが必ずやるよねと。

杉:やるでしょう。(笑)

栗:真似されないのは、チヤホヤされているだけで、大した価値がないんじゃないか。あいつがやっておけばいいくらいのレベルというか。

杉:なんか、わかりますその気持ちは。

栗:ただ、おやじが生きているときはそんなことは言えなかった。みんなそうやって、匠の技とか言って、うちのおやじのことをすごく持ち上げてくれていて。それが実際に商売になっていたから。おやじが他界してから、本来だったら匠の技で仕事をしていたからつぶれないとおかしいんだけど、つぶれない。だから、大丈夫。70過ぎたおじいちゃんじゃないと作れないものなんて、そんなに世の中には求められてはいなくて、ちゃんと置き換えできる。

メーカーズバンクの立ち上げ

杉:よくブログで書かれているじゃないですか。メーカーズバンクとか。

栗:それをわかりやすく実践できる方法は何かないかと、会う人会う人にずっと投げているが、なかなか進まないというか。ただ考えとしては、クラウドファウンディングにイマイチピンと来てないところがあるから、もうちょっと直接投資にしたい。

杉:クラウドファウンディングを運営している友人が、クラウドファンディングは宣伝ツールだと。

栗:そうなっちゃってる。

杉:開発資金だけを集めるというのは、中々難しいですよね。資金がショートしますから。7割か8割まで出来て、残りを。

栗:むしろそこまでいってないと、クラウドファウンディングはできない。

杉:広告としてとらえて、多くの人に共感してもらうためのものが、クラウドファウンディングだったりすると思います。

栗:クラウドファウンディングって、あともうちょいのところまで行ってないとできない。とってもいい考えやアイディアがあるのに、資金が集まらないからスタートすらできないというのがもったいない。

杉:テーマを一個決めたらどうですか。

栗:何かいっこやればいいんだよな、とは思っている。

杉:同じテーマで5チームくらいあったら、いい意味で競争真理を煽る意味でも。

栗:実際に具体的な事例を作れる土俵を作ると、動くかなとは思っている。

杉:メーカーズバンク、楽しみです。

栗:なんとかやっていきたい。

杉:会社を立ち上げたんですよね。

栗:合同会社メイカーズリンクを立ち上げた。要は、もう一人の思いだけではきつくなってきたから。せっかくやり始めたことだし、自分自身も年齢を考える時期に来ているし。一年、二年の話ではないが、どうせやっていくならこっちの事業もちゃんとできるようにしたいなと。

杉原さん、栗原さん、それぞれのリーマンショック

栗:もともとお父さんが会社を経営されていたわけだけど、継ぐ気はなかったの?

杉:あったっちゃ、あったんでしょうね。向こうの芸大でプロダクトデザインをやっていましたし。ただ、反骨精神というか。

栗:わかります、わかります。

杉:承認欲求に近いけど、認めてもらうには同じ土俵で戦っても、と。必ず創業者の方がすごいじゃないですか。それは間違いないと思う。ちょっと、自分にもっと力をつけて箔をつけたうえで、勝負しに行こうかなと思っていた矢先に、父が亡くなって。僕が大学生の時です。

栗:まだ学生の時に。

杉:ちょうど大学四年の時。そこからあっちで仕事をして。僕が入ったのは、2008年。ちょうどリーマンショックの時。

栗:2008年だと、モロだね。うちはリーマンの前年までものすごく良くて、さあこれからという時に、ちょうど新しい機械を発注した。でも、状況が状況になって。キャンセルしようかと思ったけど、もうその時点で全然仕事がなかったのよ。だから、どうせつぶれるなら、最後に機械を買ってからにしようと思った。

杉:最新機械を。

栗:借金は、もういくらか増えても大して変わらないし。せっかく買いたくて楽しみにしてたから、やめるのをやーめたと。

杉:良い決断でしたね。僕のリーマンの経験は、ちょっと栗原さんと違っていて。リーマンの前を知らないんです。だから過去の売上を見ると、どうやってここまで上がるのか、意味が分からなかった。(笑)僕はどん底からのスタートだから、上るしかなかった。そこから一度も落ちたことがないという。それを経験して、また大きくなるのかなとは思います。

経営者として仕事を引き継ぐということ

栗:うちももうすぐ自分の息子に引き継ごうと思っていて。自分の経験は父親がやっている延長線上で色んなことを決めてきてしまった。途中反発もしたが。でもなんだろう、やっぱり自分の父親をそのままに超えることはできない。

杉:息子さんおめでとうございます。確かに親父との勝負は分が悪いですよね。(笑)尊敬しているから勝負になりにくいというか。ま、大変ですよね。

栗:大変だということが、どれだけ伝えられるか。

杉:僕の考えで、サラリーマンが良いとか悪いとかではなく、経営者の子供は、自分の生まれ育った環境が当たり前に感じる。他の人がすごく時間をかけて養っていくものを、僕らは生まれた時から見ているから、自然と持っているんじゃないかと思いますよ。そういう意味では大丈夫なんじゃないですか。

栗:言葉として大変だぞとか責任重大だぞと言っても、そんなことはわかっていると言うに決まっている。

杉:一番は人間関係じゃないですか?

栗:それも伝えている。父親として何が伝えられるんだと思ったら、仕事には直接関係してない人脈とか。あとはやっていることを見るしかない。実際自分は、父親から何も教わらなかった。

杉:仕事に関しては、直接僕も教わらなかったですね。人付き合いや生き方は教わりましたけど。

栗:うちに息子が来たからといって、機械の技術を教えても仕方ないと思う。

杉:それは僕も思います。栗原さんが現役なのに、二人で同じ方向行くよりは、体力ガンガン使って外に行って新しいものを吸収する方が良いですね。

栗:自分が若い経営者で駆け出しのころ、父親が教えてくれないから、外で会社の経営のことを教わった。周りに良い先輩がいて色んなことを教えてくれたが、だんだんいなくなってきた。自分がそういう立場になってきたけど、偉そうに言うのは性に合わないから、面白いと思う人に会いに行って、色んなことを聞いて。

杉:僕らも、本当に色んな人に助けてもらいながら。100年先の未来を作るのは難しいので、一歩先の未来を出せるように。何事もチャレンジ。あたかも経験したような脳内操作に負けないように。失敗したことないのにイメージがついたりとか、人からの話で。

栗:否定からはいる人もいる。

杉:常に肯定から入って、やってみなきゃわからないと思えば、何事も出来るようになる。

栗:やってみなきゃわからないなら、やらないという選択はないと思う。でもやらないという選択肢を選ぶ人が多い。

杉:勇気ある決断かもしれないが、とはいえ飲み会の席で愚痴ばかり言うのは好きじゃない。夢のある話の方が心がほっこりして翌日の活力になるというか。言霊として返ってくるから、前向きなことを心がけながら。

栗:今度はちょっと、お酒を飲みましょう。

杉:ぜひぜひ。

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対談を終えて

いかがでしたか?杉原さんとは親子ほどの年の差があるんですが、話がはずんで、とても楽しい時間を過ごすことができました。それは、思うに、杉原さんの好奇心旺盛なところによるところが大きかったのかも。私のMAKERS LINKでの活動のことや、やりたいこと、やろうとしてることを、ほんとよく知ってくれていて、それだけでも、めちゃくちゃうれしかったです!

最後に約束したこと、ぜひ、実現したい。お酒飲んで、ラグビーの話もミニ四駆の話も、時間気にせず語り合えたらって思います。実は、この対談の前後に、杉原さん、ラジオ番組にゲスト出演されていていたんですよね。電波通じて流れてくる話、あ、この前、じかに聞いたぞ!なんて、一人、興奮していました。深夜にもかかわらず(苦笑)

番組のホームページには、その様子がブログで紹介されていますので、ぜひ、こちらもチェックしてみてください。
文化百貨店 FM YOKOHAMA 84.7 CULTURE DEPARTMENT
https://seitaro-design.com/radio/

■株式会社RDS http://www.rds-design.jp/
■HERO X http://hero-x.jp/
■ものづくりのコミュニティ・MAKERS LINK http://maker-s.link/
■未来志向型若手経営者グループ 草加リンク https://www.facebook.com/soka.rinc/
長井安奈さんは、草加リンクのメンバーです!

WebRTCの音声・ビデオ通話を録画・翻訳可能に、NTT Comのクラウドサービス | IT Leaders

NTTコミュニケーションズは2019年1月23日、音声通話やビデオ通話の機能をWebサイトやスマートフォンアプリに容易に実装できるクラウドサービス「Enterprise Cloud WebRTC Platform SkyWay」(以下、SkyWay)を強化した。SkyWayを通じてクラウドにアップロードした音声やビデオを、翻訳サービスなどの外部サービスと連携させられる機能「Media Pipeline Factory」を新たに用意した。

アグレックスとEduLab、AI-OCRとデータ処理・補正技術を組み合わせたデータ入力サービス | IT Leaders

TISインテックグループのアグレックスと、教育サービス事業およびAI事業を展開するEduLabは2018年1月22日、EduLabのAI-OCR(光学的文字認識)ソフト「DEEP READ」をオンプレミス環境で活用するデータエントリーサービスを2019年4月から提供すると発表した。

「企業データ基盤」はこう創る!─ANAの“顧客体験基盤”構築の要諦 | IT Leaders

「心臓部にはデータとアナリティクスのプラットフォームが存在する」──これは米ガートナーのアナリストに「デジタルビジネス時代の企業情報システムは、どんなアーキテクチャであるべきか?」と聞いたときの回答である。IoTもAIも中核にはデータが存在するので当然だろう。では、“データとアナリティックスのプラットフォーム”はどのように実装されるのか。全日本空輸(ANA)が稼働させた「CE基盤」は、その有力な答の1つになり得るものだ。

セガ、3分間のリアルタイムストラテジー「リボルバーズエイト」の配信を開始

セガゲームスは1月22日、スマートフォン向けリアルタイムストラテジーゲーム「リボルバーズエイト」の配信を開始した。本作は、さまざまな特徴を持つ8枚のカードを駆使し、3分間のバトルに挑み、相手のタワー破壊を目指すリアルタイムストラテジーゲーム。登場するヒーローは、おしゃれ&SNS大好き女子となった赤ずきんや日雇いアイドルのシンデレラ、ホストとなった金太郎など、おとぎ話をモチーフにしつつ、イメージを飛び越えたキャラクターとなっている。
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3社が規格統一した「アミューズメントICカード」にタイトー「NESiCA」も参入

タイトーは1月22日、アミューズメント施設で使用できる各社共通の「アミューズメントICカード」対応するサービスの運用を開始を発表。あわせて、2月14日から全国のタイトーステーションならびにタイトーFステーションにおいて「アミューズメントICカード」対応のNESiCAを発売する。
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行動ブロック型のマルウェア対策ソフトにサーバーOS向けの新製品、Blue Planet-works | IT Leaders

Blue Planet-worksは2019年1月21日、マルウェアからWindows Serverを守るソフトの新製品「AppGuard Server」を発表した。不正なコマンド実行や重要プロセスのメモリー情報搾取など、サーバーOSに対する不正な行為をブロックすることによって、様々な攻撃からサーバーOSを守る。2018年12月26日から提供しており、価格はオープン。

脅威検知から端末切り離しまでを省力化、APRESIA、ディアイティ、ソフォスの3社が連携 | IT Leaders

APRESIA Systems、ディアイティ、ソフォスの3社は2019年1月22日、会見を開き、3社の製品を組み合わせることで可能になるセキュリティ対策についてアピールした。3社の製品を連携させて、サイバー攻撃の検出、分析、端末のネットワークからの切り離し、という一連の処理を自動化する。この使い方をアピールするべく3社でタッグを組んで協力し合う、としている。

再春館製薬所がAIをコールセンターに導入、問い合わせ内容に応じて担当者を自動で選出 | IT Leaders

基礎化粧品「ドモホルンリンクル」などを手がける再春館製薬所は、コールセンターにAI(人工知能)を導入し、問い合わせの内容に応じて最適な担当者を自動で選出する仕組みを構築し、実証実験を開始した。実験期間は、2018年12月10日から2019年2月28日まで。再春館グループのシステム開発会社である再春館システムが2019年1月17日に発表した。

日立の運用管理ソフト新版「JP1 Version 12」、クライアント用ジョブ管理でRPAを含めて自動化 | IT Leaders

日立製作所は2019年1月22日、運用管理ソフトウェア群の新版「JP1 Version 12」を発表した。2019年1月23日に販売を開始し、2019年1月31日以降順次出荷する。新版では、クライアント環境向けのジョブスケジューラで、RPA(ロボットによる業務自動化)ソフトを含めた処理を自動で制御できる「JP1/Client Process Automation」を新製品として追加するなど、いくつかの強化を施した。

イーオン、レッスン出席回数に応じてキャッシュバックする新プログラム

英会話教室を運営するイーオンは1月22日、レッスン出席ごとにau WALLETプリペイドカードへの最大100円(不課税)のキャッシュバック(チャージ)をすることで、生徒の定期的な通学を後押しするプログラム「イーオンバリュープログラム」を、2月1日に開始すると発表した。
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ZenmuTech、秘密分散型の情報漏えい対策ソフトを刷新、将来の外部デバイスの選択肢を拡大 | IT Leaders

ZenmuTechは2019年1月22日、データを分割して無意味化する秘密分散方式を採用した情報漏えい対策ソフト「ZENMU for PC」の新バージョン5.0を発表、同日販売を開始した。新版では、秘密分散アルゴリズムを刷新した。これにより、仮想ドライブへのアクセス速度を向上したほか、分散片の大きさを2Kバイト半分の1Kバイトまで小さくした。

ソニー、テレビとオーディオ事業を統合–ソニーホームエンタテインメント&サウンドプロダクツ発足

ソニーは、テレビ事業を担うソニービジュアルプロダクツとビデオとサウンド事業を担うソニービデオ&サウンドプロダクツを統合し、「ソニーホームエンタテインメント&サウンドプロダクツ株式会社」を発足すると発表した。
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個人認証・アクセス管理型セキュリティ製品市場は堅調な伸びが続く─ミック経済研究所 | IT Leaders

ミック経済研究所は2019年1月21日、個人認証とアクセス管理型セキュリティ市場を中心に捉えたマーケティングレポート「個人認証・アクセス管理型セキュリティソリューション市場の現状と将来展望2018年度版」を2018年12月に発刊したと発表した。2018年度の同市場は、前年対比105.0%の653億円強になると見込む。

NTT西日本ほか、パブリッククラウド接続サービスにGoogle Cloud Platformを追加 | IT Leaders

NTT西日本とNTTスマートコネクトは2019年1月21日、パブリッククラウドに対して閉域網で接続するサービス「クラウド クロス コネクト」に、Google Cloud Platform(GCP)との接続プランを追加した。また、閉域接続時のパブリッククラウド側の設定を代行するオプション「ゲートウェイ設定代行」も追加した。

「人事労務freee」と「SmartHR」がAPI連携–得意な機能の相互活用で効率化

 freeeならびにSmartHRは1月21日、両社がそれぞれ展開しているクラウド人事労務ソフト「人事労務freee」と「SmartHR」とのAPI連携開始を発表した。それぞれのサービスが得意とする機能を活用することができ、人事労務領域の業務効率をさらに高めることができるという。
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先進ユーザーが皆、DevOpsやコンテナに取り組む理由─クリエーションライン安田忠弘社長 | IT Leaders

業務システム/アプリケーションの開発において、先進的なオープンソースソフトウェア(OSS)の活用が当たり前になった。競争優位を生むITを獲得するために、OSSの活用スキルがユーザー企業にも問われるようにもなったが、素のOSSをそのまま使うのはやはり難度が高い。クリエーションラインはそんなユーザーへの支援を生業とするエンジニア集団である。代表取締役社長の安田忠弘氏に、OSS、それからDevOpsやコンテナといった昨今の開発トレンドについていろいろ尋ねてみた。

5G時代が到来、国内DC/クラウド事業者の“生き残り策”は?─データセンター調査報告書2019 | IT Leaders

企業のITインフラの稼働環境として、外部の商用データセンターやクラウドサービスの利用が定着して久しい。大きく広がった選択肢の中から、自社に最適なITインフラ/サービス事業者を選ぶ際には、この分野の動向を把握しておく必要がある。インプレスが2019年1月24日に刊行する年次調査レポート「データセンター調査報告書2019[クラウド併存時代のデータセンター「生き残り」策]」では、事業者の全体動向や今後の強化点など、サービスの選定にあたって観点となる項目が網羅されている。

日本HP、バッテリーパックの自主回収プログラムの対象を追加

日本HPは1月18日、1月5日から実施している一部のHP製ノートPCおよび、モバイルワークステーションに搭載されたバッテリーパック(保守サポートで修理交換したバッテリーパック含む)の自主回収プログラムについて、その後の調査により、回収対象が増加したと発表した。
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アドビが収録した最も画数の多い漢字–居場所は“食”にあった

「Creative Cloud」を展開するアドビだが、デザインに欠かせないフォントメーカーの顔も持っている。2018年11月には、同社の「源ノ角ゴシック」にて、日本最多の画数の漢字となる「たいと」(84角)と「びゃん」(56角)が収録されることでTwitterなどSNSを中心に話題となった。
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TIS、製造業の調達購買業務を支援するクラウドサービス「LinDo購買クラウドサービス」を開始 | IT Leaders

TISは2019年1月21日、製造業向けの業務アプリケーション群「LinDo Applications」を拡充し、調達購買業務を支援する新サービス「LinDo購買クラウドサービス」を発表した。これまでオンプレミス版として提供してきた「LinDo購買」の機能をクラウド形式で提供する。価格(税別)は、月額30万円から。販売目標は、2021年までに50社。