「ユーザーの6割がクラウドERPを選択、2020年もクラウド移行を推進」―SAPジャパンの鈴木氏 | IT Leaders

SAPジャパンは2020年2月19日、次期代表取締役社長の鈴木洋史氏が会見し、今後の抱負や、2020年に注力する5つの重点エリア、最新事例などを説明した。ユーザーのクラウドERPへの移行を推進するほか、ERP稼働後の定着を支援するカスタマサクセス部門の活動を強化する。

バックアップソフトウェアのVeeamが新版v10をリリース、仮想環境へのリカバリを高速化 | IT Leaders

データバックアップソフトを手がけるスイスのVeeam Softwareの日本法人であるヴィーム・ソフトウェアは2020年2月19日、データバックアップ製品群の新版「Veeam Availability Suite v10」を発表した。同日提供を開始した。新版では、NASバックアップ機能の強化や仮想マシンのインスタントリカバリ機能の強化など、150以上の強化を図った。

小田急電鉄とノキア、AIによる踏切異常状態検知に関する実証実験で協業

小田急鉄道は2月19日、踏切内の安全性向上を目指し、カメラ映像とノキアソリューションズ&ネットワークスが販売しているカメラ映像とAIによる異常状態検知システム「スペースタイムシーンアナリティクス」を用いた実証実験を実施すると発表した。
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電通、気象データから季節の造形を生み出す「サイバー和菓子」–六本木で提供

電通は2月17日、同社の社内横断フードテック・プロジェクトにおいて、未来の食体験の発信と新たな食産業の創出を目指すクリエイティブ集団「OPEN MEALS」の超未来型レストラン構想に向けた取り組みとして、気象データをもとに成形した実食できる「サイバー和菓子」をプロデュースしたと発表した。
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凸版印刷、小売業に向けて、デジタルデータを活用した販促施策を支援するクラウドサービスを提供 | IT Leaders

凸版印刷は2020年2月19日、小売業に向けて、デジタルデータを活用した販促施策を支援するクラウドサービス「リテール支援パッケージ」を発表した。CRM(顧客関係管理)を中心とした凸版印刷の小売業向けクラウドサービスと、トレジャーデータが提供するクラウド型のデータ分析サービス「Arm Treasure Data CDP」をパッケージ化して提供する。

ユニリタ、ETLを使ったデータ連携・加工処理をアウトソーシングできるSIサービスを提供 | IT Leaders

ユニリタは2020年2月19日、ETL(Extract/Transform/Load:抽出・変換・登録)基盤の構築と運用をユニリタにアウトソーシングできるSI(システム構築)サービス「データ変換・加工まるっとクラウド」を発表した。費用は、案件に応じて個別見積もりとなる。

精密小径切削加工業の未来へ ~株式会社由紀精密 訪問記~

こんにちは!会いに行ける町工場社長、栗原です!

2月も半ばを過ぎましたが、まだまだ寒い日が続きますね。それに、なんだかいろいろ、世間も騒がしく落ち着きません。早く気持ちよく春を迎えたいって心境です。

彩の国ビジネスアリーナ

そんなさ中ではありますが、ここのところ、私たち製造業界隈は、各地で展示会、イベントなどが、目白押し。ちょっとしたにぎわいを見せていました。埼玉でも、1月29、30日に「彩の国ビジネスアリーナ」が開催され、うち(栗原精機)も小さいながらブースを構えて、金属加工の製品サンプルなどを展示して、行き交うお客様にPRをしてきました。

先月、本格稼働しますよ!ってお知らせした、金属切削加工屋集団「COOL MILLINGS」の製品たちもたくさんの方々にご覧いただきました。なかなかの手応えも感じましたんで、さらに推し進めていきます!

さてさて、私たちもその一角にいる金属加工業界ですが、扱う素材、大きさ、工法など、様々で、もちろん工場の規模なんかも職人一人の工房から大企業の巨大工場まであって、たぶん、世界中を探しても、同じ工場なんて一つもないと思います。そんな中にあって、うち(栗原精機)の属する分類はといえば、切削加工、旋盤加工、精密、複雑形状、比較的小さな部品の量産、主に非鉄金属、などなどと枝葉に分かれていった、その先っちょみたいな工場ってことになります。

で、自分の知る限りでは、いちばん、同業として近いのが、神奈川県茅ケ崎市の株式会社由紀精密さんってことになろうかと。あ、いやいや、うちなんて、まだまだ肩を並べるレベルにはないですよ!ただ、使っている機械の種類だったり、創業からの生い立ちも含めて、共通点が非常に多いというのは事実なんです。

株式会社由紀精密

由紀精密さんといえば、ものづくりに関わる方であれば、ほぼ、皆さんご存知かもしれません。2017年のことですが、現在の天皇陛下、当時の皇太子殿下が、茅ケ崎までご視察にいらっしゃったというほどの、日本を代表する会社なんです。

社長の大坪正人さんは、三代目。創業は正人さんのお爺様で、1950年と言いますから、ちょうど70年前ということになりますね。スタートは小さなネジ工場だったそうです。ちなみにうち(栗原精機)は、1968年に私の父親が小さな卓上旋盤を中古で買って仕事を始めたのが最初です。日本が高度成長期を迎えていた頃でしょうか。由紀精密さんは正人さんのお父様が二代目として、機械もだんだんと自動化されて生産性も高まり、それぞれ、数年のうちに、家内工業から本格的な工場を稼働するようになっていったんですね。

大きな転機はバブル崩壊でしょうか。大量生産、大量消費の時代が終わり、私たちのような町工場であっても、独自の技術や得意分野など、時代を生き抜く術を磨いていなくては、あっという間に淘汰されてしまう、厳しい現実に直面することになります。

日本経済が低迷期に入った中、そうやってなんとか生き延びてた我々に、次に襲い掛かってきたのは、言わずと知れたリーマンショック!2008年から2009年にかけてのこの時期、多くの中小製造業者が、また、消えていきました。

大坪さんが由紀精密に入社されたのは2006年、30歳のときと伺っています。そのリーマンショックの2~3年前ってことになりますか。最初に取り組んだのは、これまでの精密部品加工に加え、メーカーや研究機関からの難しい要望に応えられるようにと、機械設計部門を立ち上げたことだったそうです。そのころ、私はすでに二代目社長として奮闘していました。まだ40代半ば。一職人として機械に向かってバリバリと働いていました。まだ、おそらく設備面でも従業員数でもだいたい同じくらいの規模だったのではと思います。どん底を味わったという経験も同じだったはずです。

由紀精密の名が大きくクローズアップされるようになったのは、設計部門での開発力と加工技術が一体のものとなっていった時期と重なります。2011年、世界最大規模の航空宇宙機器見本市であるパリ航空ショーに初出展。同じ加工業界にいて、かねがね噂は耳にしていましたが、このあたりからの躍進ぶりは驚愕でした。まさに、研究開発型町工場として、その名を世界に知らしめたと言えます。また、同じ茅ケ崎の工業団地の企業とグループを作り活動をしていたことも話題となっていました。それは単なる同業組合などとは全く違い、経営面での情報共有や共同して海外への販路展開を行うなど、時代の先端を突き進んでいく姿勢には驚かされました。

その後の飛躍的な成長については、ここに改めて紹介するまでもありませんが、世界中の大手メーカーや宇宙航空研究開発機構(JAXA)などと取引するに至っています。2017年には由紀ホールディングスを設立して、専門分野で高い技術をもちつつ、事業承継などに悩みを抱える中小製造業をグループ化し、さらなる発展強化へと導く事業も行っています。

一方株式会社栗原精機

一方、私も自社の持つ技術だけで会社を成長させることに限界を感じていましたし、得意先と下請けというの関係性の中で生かされている状況からも、何とか抜け出したいという思いも持っていました。そこで行きついた先が、ものづくりに関わる人たちの横のつながりを作ろうという考えだったわけです。5年、6年かかりましたが、MAKERS LINKがいくらか、その役割を果たし始めているといったところです。

こうやって並べて紹介させてもらうのは、ほんとに、おこがましいというか、お恥ずかしい限りなんですが、うち(栗原精機)も世代交代を間近に控えて、三代目候補として昨年の4月に入社した長男ともども、大坪社長はじめ、由紀精密のスタッフの皆さんとは親しくさせていただいております。お会いするたびに新しい発見があり、勉強になりますし、なんといっても、元気をいただいています。

実は先日も、新しい設備をされたとお聞きして、さっそく工場をお訪ねして見せていただきました。

新しく導入されていたのは、シチズンマシナリー社、R04と、スター精密社、SR20-IVの2台の自動旋盤。医療機器や高級腕時計などの分野に求められる、超小径精密部品の量産加工に力を発揮する機械です。現在の主力の5軸複合加工機やNC自動旋盤などと相まって、幅広いニーズに応えるラインナップとなったという印象を受けました。

さらに、工場内の生産管理システムとして積極的にIoTを活用されているということで、これも勉強になりましたね。IoTに関しては「工場にデジタルの眼を」とうたう、ファクトリー・サイエンティストという人材育成の取り組みをも行っているとか。詳しくはこちら

日本の中小製造業を未来へと導く先駆者、由紀精密、大坪社長、いやはや、ほんとに、お世辞抜きにすごいなって思っちゃいます。ただね、機械や加工の話をしてるときは、無邪気に目が輝いていて、同じ仕事の仲間って感じもするんですよ。(大坪さんが私と息子の間に入って記念写真)

次に大坪さんとお会いするのは、この原稿が投稿されたすぐあとってことになりそうです。大坪さん自身が発起人となって開催する「中小製造業の未来を語りあう会(仮称)」という催しがあるのですが、その人脈の広さから、あっという間に参加希望者が集まって、これまたびっくり!ここでまた、どんなお話が聞けるのか、いまからワクワクです。来月、その報告も書きたいと思いますので、皆さんも楽しみにしていてください。

最後にお知らせをひとつ

2月26日から28日の三日間、第24回機械要素技術展が開催されます。例年と違い会場が幕張メッセとなっています。行く予定にされている方は、お間違いないように!

由紀精密さんも出展されるとのこと(ブース番号15-5)ですので、この機会にぜひ、その技術力に触れてみてください。展示会の詳しい情報は下記をご覧ください。(なお、今回は栗原精機/MAKERS LINK の出展はありません)

NDES、ものづくり業界向けクラウドサービス「Manufacturing-Space」に新版 | IT Leaders

NTTデータエンジニアリングシステムズ(NDES)は2020年2月18日、ものづくり業界向けのクラウドサービス「Manufacturing-Space」の新版「Version 4.5」を発表した。同年3月9日から提供する。新版では、ファイルをアップロードするだけで同期しないモードを追加した。データ管理サービス「データコンシェルジュ」の価格(税別)は、基本料(年間契約)が月額1000円。データ容量が100GBの場合、月額1万2000円となっている。

富士通、事業所内にローソンレジなし実験店舗をオープン、カメラで商品を判別し退店時に自動決済 | IT Leaders

富士通は2020年2月18日、コンビニエンスストアからレジをなくした実験店舗を、同社事業所内にオープンさせると発表した。店内に設置したカメラや重量センサーで来店客や商品を判別し、退店時に自動で決済が完了する。実験期間は、2020年2月26日から2020年5月25日まで。2020年3月16日以降は、入店時の本人識別に手のひら静脈認証と顔認証も導入する。

富士通、事業所内にローソンレジなし実験店舗をオープン、カメラで商品を判別し退店時に自動決済 | IT Leaders

富士通は2020年2月18日、コンビニエンスストアからレジをなくした実験店舗を、同社事業所内にオープンさせると発表した。店内に設置したカメラや重量センサーで来店客や商品を判別し、退店時に自動で決済が完了する。実験期間は、2020年2月26日から2020年5月25日まで。2020年3月16日以降は、入店時の本人識別に手のひら静脈認証と顔認証も導入する。

侵入の60%は盗んだ認証情報と既知の脆弱性が原因―セキュリティ研究機関IBM X-Forceが報告 | IT Leaders

日本IBMは2020年2月18日、セキュリティ研究開発機関「IBM X-Force」が2019年におけるサイバーセキュリティの状況をまとめたレポート「IBM X-Force脅威インテリジェンス・インデックス2020」を発表した。被害にあったネットワークへの最初の侵入のうち60%は、以前盗んだ認証情報またはソフトウェアの既知の脆弱性を利用しており、攻撃者は相手を欺くことなく侵入が可能だった。米IBMが2020年2月11日(現地時間)に発表したプレスリリースの抄訳として発表した。