サーバーワークス、リモートワークの証跡を管理するサービス、Amazon WorkSpacesの操作を録画 | IT Leaders

サーバーワークスは2020年5月21日、同社が販売するクラウド型リモートデスクトップ「Amazon WorkSpaces」のユーザーに向けて、テレワーク環境における働き方を監視できるサービス「リモートワーク証跡管理サービス」を開始した。エンカレッジ・テクノロジの監視ツール「ESS REC NEAO」を提供する。フル機能の有償版と、機能を限定した無償版がある。有償版の価格(税別)は、Amazon WorkSpacesのデスクトップ1台あたり月額1500円。

ZenmuTech、ファイルをPCとクラウドに分割保存する情報漏洩、より多くのデータを保護可能に | IT Leaders

ZenmuTechは2020年5月21日、データを分割して無意味化する“秘密分散方式“を採用した情報漏洩対策サービス「ZENMU Virtual Desktop」の新バージョン「1.3」を発表した。新版では、保護できるフォルダの最大数を4から20に変更したほか、クラウド上の管理サーバーにログインする際のセキュリティを高めた。価格(税別)は、月額780円。

IT支出からも欧米企業のクラウドシフトが鮮明に─State of Tech Spend 2020解説[後編] | IT Leaders

「State of Tech Spend Report 2020」は今回が初回調査となる、米フレクセラのグローバルIT支出調査レポートである。前編で、欧米企業を中心としたグローバルのIT支出動向について全体の俯瞰から「攻めのIT」への投資、分散するIT調達などの観点で、分析を交えて確認してきた。後編では、ここ数年で世界的な潮流となっているクラウドファースト/クラウド移行への投資、主要な支出先ベンダーなどについて見ていく。

ラックランド、クラウドERP「SAP Business ByDesign」と出張・経費管理クラウド「SAP Concur」を採用 | IT Leaders

ラックランドは、中堅・中小企業向けクラウドERP「SAP Business ByDesign」と、クラウド型の出張・経費管理システム「SAP Concur」を同時に採用した。SAP Business ByDesignは、会計領域で利用する。それぞれ、2020年1月から導入プロジェクトを開始した。SAPジャパンとコンカー、およびシステム構築を手がけるMinoriソリューションズが2020年5月21日に発表した。

港湾運送大手の上組がSAP ERPの保守をリミニストリートに切り替え、S/4HANAへの移行を取りやめ | IT Leaders

港湾運送大手の上組は、SAP ECC 6.0(SAP ERP 6.0)のサポートを、第三者保守サービスを手がけるリミニストリートに切り替えた。これにより、S/4HANAへの移行を取りやめ、SAP ERP 6.0を使い続けられるようにした。SAP リミニストリートが2020年5月21日に発表した。

港湾運送大手の上組がSAP ERPの保守をリミニストリートに切り替え、S/4HANAへの移行を取りやめ | IT Leaders

港湾運送大手の上組は、SAP ECC 6.0(SAP ERP 6.0)のサポートを、第三者保守サービスを手がけるリミニストリートに切り替えた。これにより、S/4HANAへの移行を取りやめ、SAP ERP 6.0を使い続けられるようにした。SAP リミニストリートが2020年5月21日に発表した。

データベース監査ソフト「PISO」を年額制で提供、監査対象の基幹システムのクラウド化に対応 | IT Leaders

インサイトテクノロジーは2020年5月21日、データベース監査ソフトウェア「PISO」の販売形態を拡充し、従来の買取型のライセンスに加えて、新たにサブスクリプション(購読)型でも販売すると発表した。2020年5月25日から販売する。サブスクリプション価格(税別)は、監視対象サーバーの1CPUコアあたり年額18万円。

世界の製造業インタビュー④「巨大な先進国アメリカ」前編

テクノポート稲垣です。第4回目前半の今回は、アメリカのロックウェルオートメーション株式会社で品質管理のコンサルタントとして働く津吉政広さんにインタビューを行いました。津吉さんはこのモノカクでも記事を執筆頂いています。津吉さんのプロフィールはこちら。前編の今回は、

  • 「アメリカ企業のWebサイトを見る時に注意してみる内容は?」
  • 「日本企業の英語Webサイトとアメリカ企業のWebサイトの違いは?」
  • 「機械翻訳と人間の翻訳はすぐに分かるか?」
  • 「翻訳はネイティブに依頼するべきか?」

などの質問に対し、現地企業でコンサルタントとして働く方ならではの意見をお届けします。

津吉さんについて

津吉さんの経歴は?

アメリカに来てロックウェルオートメーション(産業用オートメーション事業に特化した世界最大規模の企業)にジョインしたのが2000年なので、もう20年くらいになります。

その前は日本のリライアンスという会社に4年ほどいました。ただ、ロックウェルオートメーションがリライアンスを買収したという経緯も考えると計24年今の会社で働いていることになります。

現在の業務内容は?

現在の業務内容は、ロックウェルオートメーションでリーンシックスシグマの導入を行っています。リーンシックスシグマ※とは品質管理をターゲットにしたもので、統計などを使って品質を高めることがメインの目的になります。

※リーンシックスシグマについて詳細は以下の記事を参考にしてご確認ください。
海外のものづくりの現場で使われているリーンシックスシグマとは?

私の立場は開発部隊に属しているわけではなく、開発部を助ける立場です。先ほど述べたリーンシックスシグマには組織があり、私はマスターブラックベルトという立場で全体の総括みたいなことを行っています。

渡米前から英語は話せたのか?

渡米前は英語は全然話せませんでしたよ。ですが、エンジニアとしてコードが書けたので英語がそこまで流暢ではなくても意思の疎通は十分にできました。

アメリカのWebサイト事情について

アメリカ企業のWebサイトを見る時に特に注意して見る内容は?

製造業に関する英語Webサイトに関して、注意して見る内容は4つあります。

1つ目は、自分の地域にコンタクト先があるかどうかです。アメリカと言っても広いので、例えばアメリカでもウィスコンシン州に支店があるかどうか、などです。

2つ目は、導入実績例、3つ目は、データシート(※1)等の詳細な情報が入手可能かどうかです。

※1 データシートとは製品の仕様が書かれたドキュメントのことです。製造業では一般にデータシートのようなドキュメントを基に設計を行うため、英語で書かれたデータシートの情報が手に入るかは重要になるそうです。(Datasheetの画像検索結果

4つ目は、Secureサイト(※2)かどうかです。アメリカではほとんどがSecureサイトなので、逆にSecureでないと気になります。

※2 Secureサイト、SSLについての詳しい内容は以下の記事を参考にしてください。
「保護されていない通信?」「http://」と「https://」の違いについて

補足情報

日本の大手企業でサイト全体をSSL(通信データを暗号化し保護する仕組みのこと)を導入しているところが増えてきているが、中小企業になると全体の約3割程度しか導入していない。

アメリカで日本企業の英語Webサイトを見る時に注意して見る内容は?

製造業に関する日本企業の英語Webサイトに関して言えば、大きく3つあります。

1つ目は、商習慣があっているかどうかです。具体的には、クレジットカードが使えるかどうかをはじめとする決済方法の問題、為替の問題などが挙げられます。アメリカではビジネスの取引でもクレジットカード決済が主流です。もちろんすごく大きな金額の取引になると話は変わってきますが、エンジニアが製品を購入するレベルの話だと会社のクレジットカードを使って購入するケースが多いです。

2つ目は、返品可能かどうかということです。アメリカでは返品が自由な企業がほとんどなので、日本企業から商品を購入する時は特に確認します。

3つ目は、支店のサポートが受けられるかどうかです。これはアメリカ国内に支店があった方が直接やり取りできて、より有利になります。

日本企業のサイトがアメリカのGoogle検索でヒットすることはあるか?

あります。例えば、”Industrial robots”で検索すれば、FANUCがでてきます。アメリカのロボット業界でもFANUCは有名で強いですね。他にも、業界のリーディング企業であるオムロン、川崎重工、安川電機などは数ページ後ろの方に出てきます。

日本企業の英語Webサイトが改善すべきことは?

製造業のサイトではありませんが、楽天グローバルマーケットのサイトは、海外に住む日本人の間では、日本企業の英語Webサイトの良くない例として有名です。例えば、下記のページの”Oneでゆるwinding”って何のことでしょうね。(笑)

https://global.rakuten.com/en/store/sacom/item/ehhv24p/

楽天グローバルマーケットのサイトを見てもらえば分かりますが、商品名に日本語が混じっていたり、日本語の写真サンプルをそのまま使っていたり、英語の文章が読めなかったりと、ある意味結構笑えます。(笑)あと、これはWebサイトの内容とは直接関係ないかもしれないですが、楽天グローバルマーケットが対象とする顧客が不明です。

なぜかと言うと、アメリカ人が楽天グローバルマーケットで商品を買うことは少ないと思いますし、アメリカに住む日本人がターゲットなら英語に自動翻訳する必要もないですよね。

日本企業の英語Webサイトとアメリカ企業のWebサイトとの違いは?

端的に言うと、アメリカ企業は製品中心、対して日本企業は会社中心、という印象を受けます。例えば、アメリカ企業のWebサイトでは、トップページに新製品を出していることが多く、会社のイメージは後ろのページに隠れているイメージがあります。

一方で、日本企業の英語Webサイトは社長メッセージだとか会社の事業方針などが目につきやすい箇所に配置されているイメージがあります。具体的な例としては、都ローラー工業の英語Webサイトを見ると、社長のメッセージが顔写真と一緒に最初の方のページに出てくるところが、日本的で微笑ましいですよね。

出典:Miyako Roller Industry

翻訳について

Google翻訳でも十分意味は通じるか?

結論、通じないことが多いと思います。Google翻訳でも無いよりはましかもしれませんが、意味が通じない可能性もあると思います。製造業に関して言うと、技術的な内容は言い回しが違ったり、単語が違ったりすると通じなくなってしまうことがあると思います。

また、意味が通じないのであればまだ良いですが、文章が誤解されたときは大きな問題に発展するかもしれないですよね。最悪の場合、Google翻訳がもとで誤解が生じ、法的な問題に発展することがあるかもしれません。

機械翻訳と人間の翻訳はすぐ分かるか?

すぐに分かります。特に言い回しが違うと感じることが多いです。例えば、自動翻訳された文章は、文章表現の方法や使用する構文の選択が不自然なことが多いです。個人的には受け身の文章が多用されていたりすると、自動翻訳を疑ってしまいますね。

翻訳はネイティブに依頼すべきか?

お願いするべきだと思います。特に製造業をはじめとする技術系の企業が、自社の技術や製品をWebサイトを通して伝えたい場合には、適切な言い回しを選択できるネイティブに依頼するのが無難だと思います。

専門用語の選択など、自社でできる翻訳は事前に行い、分からない文章だけを依頼する形が良いと思います。

まとめ

いかがでしょうか?冒頭の4つの質問に対する答えをまとめると、

「アメリカ企業のWebサイトを見る時に注意してみる内容は?」
→ 1. コンタクト先があるか、2. 導入実績例、3. データシート等の詳細情報、4. Secureサイトかどうか

「日本企業の英語Webサイトとアメリカ企業のWebサイトの違いは?」
→ アメリカ企業は「製品中心」、日本企業は「会社中心」

「機械翻訳と人間の翻訳はすぐに分かるか?」
→ すぐに分かる。言い回しが適切ではないことが原因

「翻訳はネイティブに依頼するべきか?」
→ 依頼するべき。文章表現はネイティブに任せた方が無難。

となります。後編の次回は、日本企業のイメージ、アメリカの商習慣、コロナウイルスの影響について掘り下げていきます。具体的には、

  • 「日本企業に対するイメージは?」
  • 「アメリカと日本の商習慣の違いは?」
  • 「日本企業とアメリカ企業のメールのやり取りの違いは?」
  • 「コロナウイルスで会社にどのような変化があったか?」

などの質問に答えて頂きました!後編を読んで頂くと、日本企業とアメリカ企業のビジネスに対する考え方、文化の違いなどを感じて頂けると思います。今回の内容がアメリカへの事業展開に関心のある方の参考になれば幸いです。

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