
月別: 2020年9月
楽天、オリジナル5Gスマホ「Rakuten BIG」発表–カメラ内蔵ディスプレイで6万9800円
国産のオンライン会議サービス「Desk@Cloud」、デジタルアーツが提供 | IT Leaders
国産のオンライン会議サービス「Desk@Cloud」、デジタルアーツが提供 | IT Leaders
JBS、Windows PCを遠隔でキッティングできるWindows Autopilot環境を構築するサービス | IT Leaders
NTTデータ、DevOpsのAI版「MLOps」を開始、短期間でAIシステムを構築・改善 | IT Leaders
都市課題をデジタルツインで解決する時代がすぐそこまで来ている
楽天モバイル、5Gプランを正式発表–月額2980円で音声データ使い放題、1年無料も継続
Dropbox、機能の一部として電子署名サービス「HelloSign」を利用可能に | IT Leaders
アシスト、JP1のシステム運用ログを可視化する「千里眼SaaS」を強化、障害の予兆を予測可能に | IT Leaders
技術職に就く米女性の半数が35歳までに退職–人事と女性の意識差も明らかに
クラス、家具付き賃貸を提供するサブスクサービス開始–家具のクリーニングも
「ハッピーに生きるための大原則は好きなことに集中すること」–元・日本MSの澤氏
NEC、自社グループの基幹システムをSAP S/4HANAに刷新、10カ国14拠点に導入済み | IT Leaders
イーロン・マスク氏:「脳インプラントは意思疎通を高速化する」
窓の外にはアラジンの景色–スマート窓「Atmoph Window 2」がディズニーとコラボ
製造業2代目・3代目社長のための「これから」の自社ブランディング
こんにちは。企業の「技術」と「想い」を伝えるブランディングC-OILING代表の大後 裕子(だいご ひろこ)です。
企業のブランディングには社内向けと社外向けがありますが、今回は早急に対策が必要な社外向けブランディングについてお話しします。というのも、オンライン化が進み、展示会やリアルな営業の機会が減った今、「今を乗り切ればどうにかなるだろう」ではなく「お客さまとの新しい関係構築の方法」が求められているからです。
2代目・3代目社長は大きな変革期に立たされています。それは、すぐそこまで迫っている5Gや6Gの普及、その流れに合わせて必要なウェブサイトの更新やSNS、会社説明の動画作成、さらにはオープンファクトリーなど、先代の会社経営の時にはなかった企業ブランディングが求められています。
デジタルからリアルに引き込む これからの製造業の見せ方
製造業は、どうしても現場や製品といった質をリアルに確認する必要があり、完全オンライン化というのは不可能な分野です。ではこれからのオンライン化の必要な流れの中で、新規のお客さま、既存のお客さまとの関係を深めていくかを考えた時、欠かせないことは
今までの企業ブランドの本質的な部分を残して変えていくことです。
その際に考えて欲しいことは、これからはオンラインとオフラインの立場が逆転するということです。今までは知りたい情報はまずはオフラインである自分の目でリアルに見たものの補足情報としてオンラインを好意的に受け入れていましたが、その逆の流れになるのです。つまり、基本がオフラインのデジタル上でものを見極め、実際にリアルで見た時により価値を感じたいと考えているのです。
例えば、オンラインでの施設の説明会を開催することで想いや技術のマッチ度の高いお客さまと繋がり、そのお客さまを招いてのリアルでの体験会や技術紹介の場を設けるといった、お客さまとの関わりをいかに作るかが重要になってきます。しかし、お客さまとの関係を深めるために、とにかく開催回数やリリース回数を増せばいいのかというと、違います。
「お客さまとの関係の密着度のステージ」がどの段階にあるのかを考える必要があります。
「お客さまとの関係の密着度のステージ」を大きく4つに分けて考える
- 認知層:その企業が何をしているか知っている
- 理解層:その企業が何を得意としているか理解している
- 好意層:その企業が得意としていることを好意的に感じている
- 愛着層:その企業が行なっている事業を応援したいと思っている
企業として2代目・3代目の製造業の社長が企業ブランドを見つめ直す時、これらの4つのステージに分けた時に、お客さまとの関係の現在地と目指すステージとのギャップを常に確認することが重要です。人間にも健康診断を行なってその年齢にふさわしいベストな体調を更新していくのと同じように、企業も年を重ねて起こる、企業ブランドとして未充足な部分を克服して最高の状態に持っていくことができます。
1年に1度の頻度でチェックを行い、KPI(重要業績評価指標)を設定して数値化することで、自分たちの行ってきた事業拡大のための行動の結果を確認することができます。
ブランドは一朝一夕で作ることはできません。しかし今まで企業が築いてきた時間と、これからの会社のあり方として「目指すべき姿」をブランディングとして定義することで、2代目・3代目の製造業の社長が、お客さまに愛される企業ブランドを構築することができます。
画面を折りたためる世界初のPC「ThinkPad X1 Fold」、10月13日発売へ
食の好みに合ったつくりおき献立を提案するアプリ–ニチレイ、試用版を提供開始
SDGsを達成するためのICT活用“全球自律神経”とは?
グーグル「Meet」、モバイル版にもバックグラウンドノイズの除去機能
TikTok、アプリ内に米大統領選ガイドを追加–偽情報対策で
FacebookとInstagramのアカウントを一元管理できる「Accounts Center」追加へ
高松市、行政手続のオンライン化に着手、NTT Com、NEC、STNetと活動 | IT Leaders
WorkVision、テレワーク端末のトラブルサポートを開始、リモート接続してアドバイスを提供 | IT Leaders
接触確認アプリ「COCOA」で通知を受けたらどうする?–PCR検査を経験した4人のリアル
クラッソーネ、空き家問題を先送りにしない–解体工事を頼みやすい「くらそうね安心保証パック」
手のひらをかざすだけ–アマゾン、独自の生体認証システム「Amazon One」発表
「Surface Duo」実機レビュー–デザインは美しいが使い勝手は今後に期待
NTTはなぜドコモを完全子会社化する必要があったのか–菅政権の料金値下げとの関係は?
「世界デジタル競争力」に見る日本の“本当の危機”─要素を詳細分析:第3回 | IT Leaders
「世界デジタル競争力」に見る日本の“本当の危機”─要素を詳細分析:第3回 | IT Leaders
ニコン、新型ミラーレスを10月14日に発表か–「Z 7II」「Z 6II」のティザーサイト公開
日本橋大伝馬町のアート拠点ビルで9周年イベント 草創期のクリエーターら集結
「新しいドコモを創業する」–新社長に井伊氏が就任へ、吉澤氏は「特命担当」に
Jabra、アクティブNC搭載の完全ワイヤレスイヤホン「Jabra Elite 85t」
JBL、LEDライトとアラームを備えたBluetoothスピーカー「JBL HORIZON 2」
福岡市、市役所の行政手続きをハンコレス化–市単独で見直しできる3800種類全てで
インテック、Microsoft 365に閉域網で直接接続するネットワークサービス、通信品質を確保可能に | IT Leaders
花王、サービスデスク業務をJBSにアウトソース、導入後半年でメール/VPNの問い合わせが半減 | IT Leaders
NTT、ドコモの完全子会社化を正式発表–約4.3兆円でTOB実施へ
DXYZ、集合住宅全体への顔認証「FreeiD」導入–エレベーター呼び寄せ、入室も顔パスで
仮想環境向けシステム監視ソフトウェアの新版「MIRACLE ZBX Virtual Appliance V5.0」 | IT Leaders
仮想環境向けシステム監視ソフトウェアの新版「MIRACLE ZBX Virtual Appliance V5.0」 | IT Leaders
GAテクノロジーズ、YouTubeでマンション内見「RENOSYルームツアー」
ファーウェイ、スマートウォッチ2機種を10月に発売–ストレスモニタリング機能など搭載
Uber Eats、事故時にヘルメット着用で2万円を給付–配達員の傷害補償制度を強化
従業員の健康チェックと管理を簡単に–L is B、「コロナ予防チェックボット」
世界スマートホームデバイス市場、コロナ禍でも4.1%増–スマートTVなど映像機器が人気
2020年度の国内量子コンピュータ市場は62億円、2030年度に2300億円に―矢野経済研究所 | IT Leaders
グルーポン、日本市場から撤退–クーポンは12月27日まで利用可能
グーグルの新型スマートスピーカー、発表前に情報が流出–店舗に陳列との情報も
日立、マイクロサービスへの移行を支援するSIサービス「マイクロサービステクニカルソリューション」を開始 | IT Leaders
「ものづくりビジネスセミナー 製造業のためのライティング 」開催レポート
テクノポートの廣常です。2020年9月3日に、大阪産業創造館にて弊社「技術ライティング事業」による「ものづくりビジネスセミナー 製造業のためのライティング 自社の製品・技術を文章でわかりやすく伝えよう」が開催されました。
昨今では新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、Webでの情報収集がさらに活発化しています。膨大な情報が溢れているWeb上において自社の製品・技術を効果的にアピールするために、今こそ問われているのが文章を書く(ライティング)能力です。
そこで、製造業に特化したライティングのコツをお伝えする場として当セミナーが開催されました。ライティングを課題とされている企業など多くの方が参加され、ありがたいことに会場は満席となりました。今回はその様子をレポートとしてお送りします。
技術ライティング事業とは
弊社テクノポートでは、2020年4月より新サービス「技術ライティング事業」を展開しています。技術ライティング事業とは、製造業の現場経験や工業に関する知見を持つライターによる、技術系企業のためのコンテンツ制作サービスです。過去のモノカクの記事でも紹介されていますので、こちらもご参照ください。
発注者向けの専門的な内容から、学生向けの採用コンテンツまで、用途とターゲットに応じて正しくわかりやすく書きあげられるのが、技術系ライターの強みです。テクノポートがもつ、製造業専門のデジタルマーケティングのノウハウと掛け合わせることで、マーケティング戦略からコンテンツ制作まで一気通貫での支援が可能となりました。
講師紹介
石川玲子
工学部機械工学科を卒業後、自動車業界や家電業界で機構設計系のエンジニアとして勤務。第二子出産を機にフリーライターとして独立し、工業系に特化したライターとして活動中。
執筆実績:リコー(展示会出展記事)、協和電装(採用ページ)、ミスミグループ、他
書籍執筆実績:図解 ヤバすぎるほど面白い物理の話(宝島社)
セミナーの様子
14時から約2時間にわたり、石川さんによる技術ライティングセミナーが行われました。セミナーの内容は大きく「書く前に意識すべきこと」「書くための準備」「実際に書く際のポイント」と段階的な構造になっており、合間には新製品のPR文章を作成するなどの実践的なワークも行われました。
書く前に意識すべきこと
まず、文章を書く上で最も大切なことは「他者目線」に立つこと、つまり他者(世間一般)に理解してもらえるような文章を書くという意識をもつことが重要だと石川さんは述べます。
以下に、「他者目線」に立って修正した文章の例を挙げます。
ここから分かるように、「専門用語や仲間内しか通じない言葉、省略された語を避けること」「伝えたいこと(製品の強み・どんな価値が提供できるか 等)を整理し、具体的に記載すること」が他者に理解してもらう上で重要となってきます。
書くための準備
上記のことを意識した上で、文章を書く準備に入ります。
まずはじめに、
- 誰にどんな目的で読んでもらうのか(企業か個人か、発注先の探索か求人応募なのか 等)
- 書く内容(製品紹介、サービス紹介、研究開発史 等)
を決めます。そうすることで、「文章の型」と「文章中に盛り込むべき情報」が自ずと決まる、と石川さんは述べます。セミナーでは型と情報の組み合わせがいくつか紹介されましたが、以下にその一例を挙げます。
例) 書く内容が「製品紹介」の場合
このように情報を型に沿って並べていくことで、誰でも分かりやすい文章を書くことができます。
また、伝わりやすい文構成として「3分割」という考え方も紹介されました。興味のある方はこちらをご覧ください。
実際に書く際のポイント
準備段階を経て、ようやく書く作業へと入っていきます。
文章を整える基礎として、以下の6つのポイントが挙げられました。
1.短く言い切る(一文を長くせず「。」で区切る)
2.語尾をそろえる(「だ、である」または「です、ます」)
3.主語は文章のはじめに出す
4.修飾語と被修飾語はくっつける
5.同じ単語を連用しない
6.箇条書きや表も活用し、シンプルに表現する
これらの項目を全て同時に意識しながら文章を書こうとすると難しいかもしれません。文章を書き始める際、2〜5までの項目は一度置いておき、書き終えて読み返す時に確認されることをおすすめします。
また、公開前に今一度確認すべき項目として文章のマナーや法律に関しても触れられていました。学んだその瞬間から活用できる実践的なテクニックが多く、参加者の方も頷きながら積極的にメモを取られている様子が見受けられました。
セミナー終盤、石川さんはライティング能力を鍛える手段として「他人の文章を批判的に見て、文章の粗さや分かりにくい部分を探す。そしてなぜそう感じたのか、自身で言語化すると良い」と述べられました。 当セミナーで挙げられていたポイントを一つの指標として、他人の文章の良い点・改善点を探してみたり、試しに短い文章を書いてみたりすることから始められてはいかがでしょうか。
Q&A
セミナー中には参加者の方からの具体的な質問も多く寄せられました。以下にいくつかの質問と石川さんの回答を掲載いたします。
文章量について
Q. ブログ記事などを書く際、文字数のボリュームはどれくらいが良いか。
A.1000文字〜3000文字の間に収めるのがベスト。
- 1000文字程度:読者にさらっと読んでほしい場合
- 3000文字程度:読者に深く読んでほしい場合 (電車での一駅分、とイメージ)
これ以上はなかなか読まれず、重たい印象を与えてしまう。また、1000文字が厳しい場合は最低限500文字は超えないと軽い印象となる。
Q. 記事の文章量が多くなり過ぎてしまう場合どうすればいいか。
A.文章量が多くなる要因と対策方法として以下を薦める。
要因1:書きたい内容に関して熱が入りすぎてしまい、余計な文章・表現が多い。
対策:一通り記事を書いたのち、一晩置いてから推敲する。これが難しい場合はせめて一度別の作業をした後に取り組むなど頭を冷やしてから行う。 重複している表現がないかどうか等の見直しを。
要因2:1つの記事にテーマを複数盛り込んでいる。
対策:1記事1テーマが基本。別記事に分けるなどの対策を。
Q. 逆に文章が思いつかない場合は?
A.文章は自分の中に素材が集まっていないと書けない。業界や製品知識、自分の考えなど情報量不足を疑い、そこを増やしてみることから始めてはどうか。
キャッチコピーについて
Q. キャッチコピーはどのように考えたら良いか。
A.以下の方法を紹介する。
- 文章の見出しとしてつける場合
先に本文を書き、その後に全体の内容を鑑みて、「文章の要約」となる見出しを考える。 - 製品につける場合
単語(その製品の特徴を表す言葉、売りにしていきたい部分等)を思いつく限り単語カードに書き、机に全て並べる。そこからピンとくる組み合わせを探す。あまりにも曖昧な表現は製品の魅力が通じなくなるため、実態が伝わるような具体的な表現を。
ライティングについてさらに興味を持たれた方は、石川さんの記事もお読みいただけたらと思います。
以上、2020年9月3日に開催した「ものづくりビジネスセミナー 製造業のためのライティング 自社の製品・技術を文章でわかりやすく伝えよう」のご紹介でした。技術ライティング事業では、今後も継続してセミナーを開催する予定です。当事業やセミナー開催については、Webページ並びにご登録(ライター希望の方はこちら)いただければメールにて、随時お知らせ致します。
ご質問等ありましたらお気軽にお問い合わせください。