日: 2020年9月18日
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オンライン展示会の良さを検証「TECHNO-FRONTIER」に参加しました
テクノポートの井上です。展示会に代わる新たな営業手段として、今急速に注目を集めているのがオンライン(バーチャル)展示会です。その先駆けとして、9/8~9/18に「TECHNO-FRONTIER」がオンライン展示会として開催されました。今回は実際に参加した体験をもとにオンライン展示会について考察しました。
従来の展示会とオンライン展示会の違い
展示会の良い点は、多くの会社の製品を手に取って見ることができ、対面での会話ができることだと思います。反面、情報収集に関してはWebを通じた手段の方が、より多くの情報を入手することができます。では、そのメリット、デメリットをオンライン展示会に切り替えた場合に、どのように機能するのでしょうか?
TECHNO-FRONTIERとは
引用:TECHNO-FRONTIER バーチャル展示会2020
TECHNO-FRONTIER は、モータ/電源/センサなどの要素技術をはじめ、製品設計に関する幅広い製品・技術の展示と、最新技術動向が学べるシンポジウムが同時開催するオンライン展示会です。毎年、幕張メッセにて開催されていましたが、現状のコロナ禍の影響により、今年はオンラインに切り替わりました。
例年400~500社が出展していたことから比べると、120社程度と今年の出展社は少ないようです。展示会場を押さえ出展準備を計画していたところに、急遽オンラインに切り替えたのですから、仕方ない部分はあると思います。むしろコロナ禍により製造業のPRの場が少ない中、このようなPRの場を迅速に作って頂いたことは大変ありがたいことだと思います。
開催期間が長いのはオンライン展示会の特徴のようです。今回の展示会は9/8~9/18(土日含まず)、本日までの計8日間の開催です。
参加してできること
基本的には以下の2つです。
講演・セミナーの視聴
毎日4コマ(計32コマ)の講演が組まれています。ひとつの講演が30~40分ほどですべて無料で視聴できます。
各出展ブースへの訪問
各ブースへの訪問でできることは下記の内容です。各会社によって、対応項目は若干異なりました。
- オンライン商談
- 展示サービスの資料/動画の閲覧
- 企業情報の閲覧
- 資料ダウンロード
- アンケート
- お問い合わせフォーム
- お気に入り追加
残念ながら、チャット機能は無く、オンライン商談については、その場で商談できるというものではなく、予約をとって後日という流れでした。
良かった点
- 移動の手間無し、すぐに参加、何度でも参加できる
- 気になる講演を選んで、気軽に参加できる
- 必要な情報のみをじっくり見られる
- コロナ感染の心配無し
特に講演はこれからはオンラインで良いのでは?と思うぐらい気軽に参加することができました。途中参加、途中退出も可能です。必要なところだけ聞くということもできます。
気になる点
- 実物を手に取ることができない
- その場での商談、雑談ができない
- 臨場感や人が集まっている製品に注目する等、自分の目的以外から気付きを得る機会が少ない
通常の展示会に慣れているせいで、展示会に来たという感じはせず、当たり前ですがWebを閲覧しているという感覚です。通常のHP等の閲覧と何が違うのか?というと少し違いがわからなくなりますが、様々な企業を横断的に閲覧できるという利点があると思います。ただ、その場合に展示会である必要があるのか?技術を横断的に見れるポータルサイトでも良いのでは?という新たな疑問が生まれ、オンライン展示会の立ち位置がまだはっきりしない気がしました。
実物を手にとることができないという点についてはどうしてもクリアにならないと思いますが、下記の2点が満たされていれば、オンライン展示会の優位性が出るのではと考えます。
- リアルタイムで情報交換できる(チャット機能等の搭載)
- 横断的に技術を調べられる(技術ベースでの検索システムの導入)
最後に
コロナ禍でなかなか展示会に出展しづらい、そもそも展示会が開催されない、出展しても来客が見込めないかもしれないという状況が続いていますが、従来の展示会自体のあり方を考えるタイミングに来ているとも言えます。
例えば、有名な話では2019年の東京モーターショーでは、アウディ、ポルシェ、ボルボ、BMWなど海外ブランドのほぼ撤退しました。SNS等のメディアの台頭により、行かなくても情報を入手できる時代が来ており、費用対効果の面を見直す企業が増えているためです。
反面、オンライン展示会では合理的に感じる一方、出展する側、参加する側、どちらも目的意識を持った参加でないと意味が無いものになります。例えば、参加する側は、目的が無くとも眺めている中で新しい気付きや発見があったり、出展社側も近くのブースに挨拶するところから商談が生まれたり、というような偶発性が無いのがオンラインです。
一長一短がありますので、うまくどちらも組み合わせた展示会が今後は期待されていると思います。以上、オンライン展示会「TECHNO-FRONTIER」に参加しての考察でした。出展社側目線での考察はまたの機会できればと思います。
最後になりますが、今回の様なオンライン展示会にご興味がある方に向けた無料セミナーのご案内です。
セミナータイトル:オンライン展示会で確実に成果を上げる3つの鉄則
~ウィズコロナでも新規顧客を獲得する方法とは?~
日時:2020年9月29日(火)13:30~14:30
セミナー詳細URL:https://keikakuhiroba-mfi.com/archives/seminar/23030
ご興味ある方はお気軽にご参加ください。