
日: 2020年9月24日
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「ものづくり企業のメディア露出を叶えるには?製造業系Webメディアとの付き合い方」セミナーレポート
テクノポートの菊地です。先日、弊社技術ライティング事業主催「元MONOist編集者が語る!製造業Webメディアとの付き合い方」オンラインセミナーが開催されました。
当日の受講者は技術ライティングサロンの会員(ライター)が多かったのですが、企業の広報担当者にとっても為になる内容でしたので、「企業のメディア露出・取材を叶えるポイント」に絞ってセミナーレポートをお送りします。
元MONOist編集者が語る!製造業Webメディアとの付き合い方
講師紹介
Facet 小林由美様
【経歴】
町工場でのトレースや設計補助、メーカーでの設計製造現場での実務を経験した後、アイティメディア株式会社に入社。「MONOist」の立上げから参画し、月間100万PV以上の業界最大手サイトに成長させるべく尽力した。MONOistの編集記者として約12年間、技術解説記事の企画や執筆の他、広告企画および制作、イベント企画など、幅広く携わる。2019年には3D設計コンサル企業の株式会社プロノハーツにジョインし、広報・マーケティング担当として従事する傍らで、製造業に特化したライティング事業を展開する。2020年独立。
【主な執筆歴】
- アイティメディア「MONOist」「TechFactory」「キーマンズネット」
- 日経BP「日経ものづくり」「日経クロステック」
- メイテック「fabcross」
- 金森産業「PlaBase」「Chematels」※編集部運営支援
セミナー内容
- 製造業系Webメディア紹介(特徴別に解説)
- Webメディアのビジネスの課題
- 編集の現場が置かれている状況(一般メディアとオウンドメディア)
- 記事を企画し、公開されるまでのおおよその流れ
【取材をしてもらいたい企業向け】
- メディアに取材をしてもらうためには?
- こういうことはしてはいけない
【ライター向け】
- 外部寄稿者に求められるスキルや資質
- メディアとのコンタクト(営業)のしかた
製造業系Webメディアとは
工業系、製造業系の記事を取り扱っている大手(月間300万PV〜1000万PV程度の規模)Webメディアを運営元別にご紹介します。
新聞・出版社系メディア
日経クロステック(日経BP)
特徴:有料会員限定の記事が多い。ニュースが多く、旬な企業や最新の技術などを取り上げることが多い
ニュースイッチ(日刊工業新聞)
特徴:20〜40代がターゲット。工業系の業界ニュースを幅広く扱っている。読みやすさを意識して短めの記事が多い
広告系メディア
マイナビニュース(マイナビ)
特徴:ニュース系の記事が中心で時々解説記事。IT、半導体、エレクトロニクス系の記事が多い。
Web専業メディア
MONOist(ITmedia)
特徴:長編の読み物が多い。技術解析や取材記事も充実している。工程と業界でジャンルを作って記事分類している。
EE Times Japan(ITmedia)、EDN Japan(IT media)
特徴:技術的難易度が高め
この他にも、出版系企業以外が運営しているWebメディア(オウンドメディア)などが数多く存在します。各メディアのPV数や読者層はメディアガイド(媒体資料)に掲載されているので、気になるメディアについては「媒体名 メディアガイド」で検索をして調べてみましょう。
企業のメディア露出・取材を叶えるには
企業の広報担当なら誰しもが知りたいメディア露出や取材の獲得について、編集の現場にいた小林さんから、様々な方法が紹介されました。
記者・編集者が求めている情報作り
メディアの記者や編集者は、読者のために記事を作っています。なので、読者が興味を持ちそう、必要だと思ってもらえそうな製品やサービスなどの情報を求めています。製造業系WebメディアはBtoCではなくBtoBを中心としたメディアであるため、派手であることや有名であること、大規模であることなどは取り立てて求められないのだそうです。例えば、
- 読者の関心を強く引きそうな自社の取り組み(開発体制、人材育成、今であればリモートワークやDXに関する取り組みなど)
- トークイベントやワークショップのようなイベントの開催
またニュース性の高いメディアであれば、新しいことや未公開であることも取材されやすくなるポイントになります。
プレスリリースでの発表
過去のモノカクの記事でもプレスリリースについて紹介していますが、小林さんもプレスリリースによる情報配信をお勧めしています。また、プレスリリースの作成というとPR会社などに依頼をするイメージもあるようですが、自分たちで用意してもまったく問題ないと小林さんは話していました。有名企業のプレス向けページに掲載されているプレスリリースを参考にしてぜひ書いてみてください。
送り先は、過去の名刺などで記者個人の連絡先などがわかれば一番良いのですが、特定の担当者などがわからない場合はサイトに掲載されている「お問い合わせ」や「プレスリリース送付先」などのフォームまたはメールアドレスでも十分だそうです。特に大手メディアや編集部が機能しているメディアほど公開している窓口からの情報は必ずチェックをしているとのことでした。
発表会の開催
新型コロナウイルス感染症の影響もあり、発表会はオンラインでの開催がおすすめされました。オンラインの場合は、会場費用もかからず拘束時間も30分程度などで済むため、企業側の負担も少ないため中小規模の製造業でも実施しやすく、拘束時間の短さや移動の必要がないことから記者の参加もしやすいと言われています。発表会を開き、記者を呼ぶことができれば、プレスリリースの配信だけの場合よりも記事化や掲載の可能性が格段と高くなります。
招待方法は2つ。
- 自社でSNSを行っている場合は、まず発表会の案内を投稿する。
- PR手帳記載の連絡先に連絡するか、各メディアの「情報提供」のメールやフォームからご案内を出す。
展示会での取材
小林さんは、「展示会に出展した時は、記事にしてもらえる&編集記者と知り合いになれるチャンス!取材してもらいやすい環境を積極的に作ろう」と話していました。取材しやすい環境づくりについて、展示会前の事前準備と当日の体制に分けて紹介します。記者、メディア関係者かどうかは「報道」の腕章で判断することができます。
事前準備
自社出展情報をSNS告知、メディアに対しても連絡をします。また展示品は記事に写真が掲載されてもよいものをなるべく用意し、ちょっと目立つ展示物やパネル置いてアイキャッチにします。
当日
突然訪れた記者に対して、しっかり質疑応答できる営業や広報の担当者、代表などを必ずブースに待機させましょう。離席する際も連絡がすぐ取れるようにして、チャンスが来たときにしっかりと対応をします。また、ブースの一歩前に出て取材しやすい空気を作ることも大切です。
せっかくの機会も、準備不足やコミュニケーションの悪さで逃してしまうケースも少なくないようです。広報担当者だけでなく、経営陣や営業担当者などとも取り組むと効果が得られやすいのではないでしょうか。
継続的なコンタクト
最後に心構えとして、記事化に至らなくても継続的なコンタクトの継続が広報活動の成果に繋がるので、腐らずにコツコツとメディアへの情報発信とコンタクトを繰り返すことが肝心です、と小林さん。1回の取材で記事にならなくても、名刺を入手することができれば継続的にコンタクトをとることが可能になります。
一部分ではありますが、今回は「元MONOist編集者が語る!製造業Webメディアとの付き合い方オンラインセミナー」について企業広報の視点からご紹介をしました。技術ライティング事業では今後も、企業のコンテンツ制作に役立つ知識・技術や、製造業の経験のある方のライターとしてのスキルアップ支援に関する内容を中心にオンラインセミナーを多数開催する予定です。当事業やセミナー開催については、Webページ並びにご登録いただければメールマガジンにて、随時お知らせ致します。
ご質問等ありましたらお気軽にお問い合わせください。