第二のN高となる「S高」がつくば市に開校–授業にVRデバイスを本格導入したコースも

学校法人角川ドワンゴ学園は10月15日、茨城県つくば市にある筑波西中学校の廃校を再活用し、「S高等学校」(S高)を2021年4月に開校すると発表。あわせて、N高とS高ではドワンゴとバーチャルキャストによる開発・協力のもと、最新のVR技術とデバイスを活用した体験型の学びができる「普通科プレミアム」を、2021年4月より開始する。
Posted in 未分類

AI・遠隔診療を活用した「スマートクリニック」をベトナムに開業–メドリング

メドリングは10月15日、AIなどのデジタル技術を活用したスマートクリニック事業の1施設目として、10月31日よりベトナム・ハノイのイオンモール ハドン店内に現地ベトナム人富裕層向けのスマートクリニック「METiC(メティック)」を開設すると発表した。
Posted in 未分類

NDRベンダーの米ExtraHopが日本市場に注力、2021年Q1に日本法人設立 | IT Leaders

情報セキュリティのジャンルの1つであるNDR(ネットワークでの検知と対処)製品を手がける米ExtraHop Networksは2020年10月15日、日本向けの事業に注力すると発表した。これに合わせて、日本のカントリーマネージャーに福山貴也氏を任命した。2021年第1四半期(1~3月)には日本法人を設立する予定である。米ExtraHop Networksは、クラウド型のNDRサービス「Reveal(x)」(リヴィル・エックス)と、運用サービスが付いた「Reveal(x) 360」(リヴィル・エックス・サンロクマル)を提供する。

4足歩行ロボ「Spot」とドローンを組み合わせて建築現場の3D写真マップを製作–DroneDeploy

建築現場などの3Dデータ化サービスを手がけるDroneDeployは、ドローンからの空撮写真と、ソフトバンク傘下Boston Dynamics製4足歩行ロボット「Spot」で撮影した360°写真を組み合わせ、建物内部も含めた3D写真マップを製作するサービス「360 Walkthrough」の提供を始めた。
Posted in 未分類

ビットキーとオカムラが働き方と働く場をDXする「Work x D」開始

ビットキーは、新しい働き方を支援する、コネクトプラットフォーム「workhub」の提供を開始すると発表した。第1弾として、オフィス家具などを手掛けるオカムラと資本業務提携し、働き方のマネジメントを支援する「Work x D(ワーク・バイ・ディ)」を開始する。
Posted in 未分類

医薬品、医療機器の広告規制対応業務をAIで効率化――KPMG | IT Leaders

KPMGコンサルティングは2020年10月13日、医薬品や医療機器のプロモーションを行う際のコンプライアンス対応業務を支援するAIソリューション「GRACE(General Regulatory Affairs and Compliance Enhancer)」の提供を開始した。規制が強まり、負担が増えているプロモーション用コンテンツの審査業務を支援する。
Posted in AI

トヨタ自動車、豊田通商、デンソー、給与システムの共通基盤を構築、約15万人が対象 | IT Leaders

トヨタ自動車、豊田通商、デンソーの3社は、給与システムの共通基盤を構築する。現在トヨタ自動車が採用している人事パッケージソフトウェア「POSITIVE」を採用する。システムを3社共通基盤とすることで、対象従業員数は約15万人になる。POSITIVEを提供する電通国際情報サービス(ISID)が2020年10月15日に発表した。

TIS、アジャイル開発を定着させるサービスを強化、仮説検証ワークショップを提供 | IT Leaders

TISは2020年10月15日、企業全体にアジャイル開発の導入や定着を支援するサービス「アジャイルPMOサービス」を強化すると発表した。教育支援のための新機能として、レッドジャーニーが提供している仮説検証関連の研修・ワークショップを提供する。

バンナム、現実世界の地図情報を活用したスマホゲーム「PAC-MAN GEO」を配信

バンダイナムコエンターテインメントは、パックマンをテーマに地図情報を活用したスマートフォン向けゲームアプリ「PAC-MAN GEO」(パックマン ジオ)について、10月14日から配信を開始した。シンプルなゲームルールと操作性はそのままに、世界中の実在する地図がパックマンのステージとして楽しむことができる。
Posted in 未分類

JCB、みずほ銀行、富士通、エンドユーザーのID情報を相互に運用する実証実験を開始 | IT Leaders

ジェーシービー(JCB)、みずほ銀行、富士通の3社は2020年10月15日、デジタル化した個人の属性情報(ID情報)を異業種間で流通・連携させる実証実験を開始すると発表した。JCBおよびみずほ銀行と取引がある富士通国内グループ社員約100人が参加し、2020年10月から2021年1月までの4カ月間実施する。

世界の製造業⑫「ロシア」

テクノポートの稲垣です。今回は世界の製造業ヨーロッパ編の第五弾として「ロシアの製造業」を紹介します。

世界最大の国土を有するロシアですが、東南アジアに比べ日本製造業企業の進出先として候補に挙がることは多くないと思います。しかし、2020年1月の調査によると、在ロシア日系企業の68%が2019年の営業利益見通しを黒字と回答しています。同データからも分かるように、ロシア市場は日本企業にとって利益の見込める市場であると言えます。

今回は、そんなロシア製造業を日本企業の視点から掘り下げていきたいと思います。

基本情報

  • 正式名称:ロシア連邦(Russian Federation)
  • 首都:モスクワ(Moscow)
  • 大統領:ウラジーミル・プーチン(2000年5月~2008年5月、2012年5月~)
  • 首相:ミハイル・ミシュスティン(2020年1月~)
  • 通貨:ロシア・ルーブル(1ロシア・ルーブル=1.37円 ※2020年10月2日時点)
  • 人口:約1億4680万人
  • 面積:約1710万km2
  • 公用語:ロシア語
  • 宗教:ロシア正教、イスラム教、仏教、ユダヤ教
  • 平均寿命:男67.5歳、女77.6歳

経済の特徴

強み

  1. 天然資源:世界銀行の推定によると、ロシアが有する天然資源の価値は75兆USドル(天然ガス、木材、鉱物等)
  2. 経済安定性:公口座(政府の資金)と外部口座が強固であるため、外部からの障害による影響を受けにくい
  3. 市場規模:ロシアの名目GDPは1.64兆円(世界で11番目に大きい市場規模)
  4. 変動相場性:ロシア・ルーブルの為替レートが固定されていないため、外部環境に柔軟に対応することができる

弱み

  1. 人口変動:人口は1993年まで単調増加していたがその後は増加、減少を繰り返す
  2. インフラ未整備:2018年の調査によるとインフラ整備度ランキング世界61位(投資の不足が主な原因)
  3. 技術力:外国の技術への依存度が高い(アメリカとヨーロッパ諸国によりオフショア開発を阻害されているため)

産業構造

まずはロシアの産業構造の調査結果を紹介します。下の図はロシアの国内総生産(GDP)における各経済部門の占める割合の遷移を示したグラフです。


データ引用元:Russia : Sectoral composition of the economy of Russia| TheGolobalEconomy.com

グラフと関連データから以下のことが分かります。

  • 製造業と農業が減少傾向、サービス業が増加傾向
  • 世界のGDPの1.96%を占める(世界第12位)

現状

  • 製造業のGDPは前年比10%マイナス成長見通し(新型コロナウイルスの影響により、鉱業と輸送車両分野で深刻な打撃を受けたため)
  • 天然ガスによる収益はGDPの3.7%、天然資源による収入がGDPの15.5%を占める

今後

  • 2021年のGDPは2.7%の上昇、2022年のGDPは3.1%の上昇見通し(2022年に新型コロナウイルスの影響から完全に回復する予想)
  • 2020年から2022年にかけて、原油価格の下落により政府の予算が赤字に転じる見通し

製造業全体

次にロシアの製造業の調査結果を紹介します。下の図はロシアの製造業が生み出す付加価値の遷移を示したグラフです。(縦軸は10億U.Sドル)


データ引用元:Russia : Manufacturing value added| TheGolobalEconomy.com

グラフと関連データから以下のことが分かります。

  • 2016年以降、製造業が生み出す付加価値は増加が続く
  • 2019年の製造業が生み出す付加価値額は2兆225億ドル(世界第8位)

現状

  • 製造業のPMI(Purchasing Managers’ Index:購買担当者景気指数)は2020年5月に31.3を記録するも、翌月以降急速に回復し2020年8月に51.1を記録
  • 2020年の製造業の生産高は現在も減少傾向が続く(2020年8月の生産高は前月比-8.0%

今後

  • 2020年のGDPは前年比-4.5%が達成可能である見通し(消費者主導型分野の回復、国家主導型製造業の落ち込み等が要因)
  • 専門家によると、2020年の製造業の生産高は4.7%の減少見通し(2021年は3.4%の増加見通し)

日本企業の進出状況

ここからは日本企業の視点からロシアの製造業市場を調査した結果です。下の図はロシアに進出した日本企業数(拠点数)の遷移を示したグラフです。


データ引用元:海外在留邦人数調査統計|外務省

グラフと関連データから以下のことが分かります。

現状

  • 2016年の調査によると、製造業は進出企業の43.0%を占める
  • 2016年の調査によると、進出企業の64.7%がモスクワ州に拠点を設けている

今後

  • 2020年6月の調査によると、2021年以降もロシア市場で事業を継続する在ロシア日系企業は約8割
  • 2020年6月の調査によると、事業の拡大を図る在ロシア日系企業の数は約半減

ロシアに進出した日本製造業企業

フラット合成株式会社

▶基本情報

  • 本社:北海道札幌市
  • 従業員数:20人(海外駐在1名含む)
  • 事業内容:プラスチック素材の製造・販売

▶概要

プラスチック製品の製造、プラスチック素材の販売を行う企業。1989年にロシアにサケ・マス人工増殖孵化機器の輸出を開始し、2012年に同地域に事務所を設立。同社は、人工孵化機器のプラスチック製容器の製造に加え、養殖の成功率を高める技術の提供も行う。現在は、ロシア政府の方針によりサケマスの孵化施設の建設が盛んであるサハリン州で販路を拡大。

株式会社ニッコー

▶基本情報

  • 本社:北海道釧路市
  • 従業員数:96人
  • 事業内容:食品加工機械設備の製造・販売

▶概要

食品加工ロボットシステムの企画から製造・販売まで手掛ける企業。ホタテ貝加工機をはじめとする水産加工機械を主軸商品に、2009年ロシア企業との販売代理店契約を締結。「顧客ニーズに対応したものづくり」を基本軸に装置改良を行い、海外パートナー企業との信頼関係を構築。

和同産業株式会社

▶基本情報

  • 本社:岩手県花巻市
  • 従業員数:256人
  • 事業内容:草刈り機、除雪機器、農業機械の製造・販売

▶概要

中・大型除雪機器の国内生産台数トップ企業。2017年秋にジェトロが主催する日露中小企業交流会への参加を機に、2018年に同社初の国際展示会への出展。同年にロシア現地企業とのパートナー契約を締結。現在は、製品購入後のサポート体制構築と海外各地で部品供給先の確保に力を入れている。

まとめ

今回はロシアの製造業と産業構造を日本企業の視点から調査しました。調査の結果、国家主導型製造業は新型コロナウイルスの影響により大きな落ち込みを記録し、回復に時間を要している印象を受けます。

今回紹介したロシアに進出した日本製造業企業はいずれも、ロシアの地理的特徴を上手く利用し自社の製品を販売していることが分かります。今回の内容がロシア進出に関心のある方の参考になれば幸いです。

分散環境での仕事が当たり前に–「G Suite」が「Google Workspace」に変更

Googleは10月6日、生産性スイート「G Suite」を「Google Workspace」にリブランドすると発表した。リモートワーク中心の働き方に合わせて、メッセージング、ミーティング、ドキュメント、タスクなどの機能を統合する。新しい働き方のニーズを満たす一体化した体験の提供を目指す。
Posted in 未分類

住友ベークライト、海外4拠点の主要業務を「Oracle Fusion Cloud ERP」で刷新 | IT Leaders

高機能プラスチック製造などを手がける住友ベークライトは、海外4拠点(マカオ、マレーシア、インドネシア、シンガポール)の販売・生産・調達・在庫・会計の各業務をクラウドERP「Oracle Fusion Cloud ERP」で刷新する。導入を開始しており、マカオ拠点で稼働を開始した。海外4拠点におけるサプライチェーンから会計までの経営情報の一元化、業務の標準化、内部統制の強化、――が目的。日本オラクルが2020年10月14日に発表した。

リコー、「RICOH コンテンツ活用&業務効率化サービス」を開始、文書管理やワークフローを効率化 | IT Leaders

リコージャパンは2020年10月14日、国内中堅企業向けに、文書管理やワークフローを効率化するクラウドサービス「RICOH コンテンツ活用&業務効率化サービス」を発表した。同年10月19日から首都圏エリアで販売を開始し、2021年1月以降全国に拡大する。