
月別: 2020年11月
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BtoB製造業のWebサイト運営手法まとめ
多くの企業がWebサイトを新規制作(リニューアル)する際の投資は積極的に行いますが、運営に関する投資には消極的となります。弊社では新規制作(リニューアル)以上に運営に投資するほうが投資対効果が高いと考え、様々な分野の企業のご支援を行ってまいりました。
その中で培ったWebサイトのアクセスアップ手法について、どの企業でも実践できる最低限やっておきたい分析と改善手法についてご紹介します。
アクセス数を増やすための分析と改善手法
アクセス数を増やすためにはSEO対策を行い、狙っているキーワードの検索順位を上げることが最も効果的です。ただし、やみくもに更新を行っても非効率なので、下記手順に従い、Webサイトのアクセス分析を行った上で効果的な更新を行っていきます。
ターゲットキーワードの検索順位を確認
Search Consoleを使い、狙っているキーワードの検索順位を確認します。Search ConsoleをWebサイトに導入していない方は、下記記事を参照の上導入を進めてください(弊社運営メディア「モノカク」の記事へリンクします)。

Search Consoleの検索パフォーマンスを見ると、Webサイトにどのようなキーワードでアクセスがあるのかを見ることができます。まずは、狙っているキーワードの検索順位をチェックしていきましょう。
検索順位が順調に上がっている場合
キーワードの検索順位が順調に上がっている場合は、これ以上SEO対策を頑張ってもアクセス数がアップする効果が期待できないので、次ステップの「アクセスキーワードから新しい市場を発見する」を行ってみてください。
検索順位が順調に上がっていない場合
次に検索順位が上がっていない場合ですが、まずはどのページをSEO対策するのかが効果的かを調べるために、該当キーワードでランディングしているページ(該当キーワードで検索した際に検索結果に表示されているページ)をチェックします。
チェック方法は、キーワードをクリックし「クエリ」の表示を「ページ」に切り替えます。そうすると、URLが表示されますので、どのページがランディングページとなっているのかが分かります。
ランディングページが分かったら、そのページに集中してコンテンツを追加していきます。この際に「ユーザが求めているコンテンツ」を多く増やしていったほうがSEO効果があります。ユーザが求めている情報とは何かを下記方法を使い調べていきましょう。
キーワードプランナーの関連キーワードを調べる
Googleが提供する「キーワードプランナー」には、キーワードの検索需要に加え、該当キーワードと関連性の高いキーワード(キーフレーズ)を紹介してくれます。これらのキーワード(キーフレーズ)に関わるコンテンツをWebページに掲載することで、該当キーワードの検索順位も上がりやすくなります。
検索結果に表示されるサジェストキーワードを調べる
Googleでキーワード検索すると最下部に「〇〇に関連する検索キーワード」というものが表示されます。これはいわゆる「サジェストキーワード」というもので、検索キーワード+どのようなキーワードで他のユーザは検索する傾向がある、ということを検索エンジンが教えてくれるものです。サジェストキーワードにはユーザの検索意図(何を知りたいのか)が表れるので、どのようなコンテンツを掲載すべきかの良い材料となります。
対策キーワードで上位表示している他社サイトを調べる
該当キーワードで検索した際に上位表示されているWebサイトがどのようなコンテンツを掲載しているか参考にしてください。この際に留意するポイントは下記となります。
- 情報をコピペするなど、他社サイトのコンテンツを盗むようなことは絶対にしない
- 上位表示しているWebページの特性(タイプ)を掴む(※1)
- どのぐらいのコンテンツ量(テキストの文字数)を掲載しているのかを把握する
注意点として、広告スペースに表示されているWebサイトはSEOとは無関係なので、自然検索スペースに表示されているWebサイトの内容を参考にしてください。1ページ目に表示されているWebサイトには一通り目を通すと良いでしょう。
※1)Webページの特性(タイプ)には、キーワードを解説する情報が多く載っている「知識系ページ」、キーワードに関する専門家が解説している「権威系ページ」、キーワードに関わりの深い業者などを紹介する「まとめ系ページ」など、キーワードによりどのタイプのWebページが上位表示されやすいかが異なります。
その他、やるべき基本的な改修について
質の高いコンテンツが掲載されていても下記が出来ていないと検索エンジンに評価されづらくなりますので、基本的な改修事項として抑えておきましょう。
- METAタグ(タイトルと説明文)は正しく入っているか
- Hタグの正しい利用ができているか
- 画像にALTが入っているか。
アクセスキーワードから新しい市場を発見する
Search Consoleの検索クエリを確認していると、様々な発見があります。その発見を通じて新しい市場を見出すことで、さらなるアクセスアップの可能性が出てきます。具体的には下記のような発見が期待できます。
異分野ターゲットの使用キーワードを発見
狙っていたキーワードと同じ意味だが、業界や分野が変わることによってその呼ばれ方が違う場合があります。このような関連性が高いが呼び方が異なるキーワードをGoogleがうまく解釈して検索表示してくれることがあります。このようなキーワードを発見することで隣接する市場の開拓につながったりします。
想定外のキーワードによるアクセスを発見
全く想定していなかったキーワードによるアクセスを発見することで、想定していなかった分野への市場開拓の可能性が出てきます。特に利用用途の幅広い技術などでは想定外のキーワードから市場が広がるケースが多々あります。
上述した2つの発見について、なかなかイメージが沸かないという方もいらっしゃると思いますので、弊社が支援しているお客様のWebサイトで実際に行った3つの改善事例をご紹介します。
例①:超音波はんだ技術のアルミ接合への活用
超音波はんだ技術をPRするためのWebサイトを立ち上げたR社は、同技術の異素材を接合することができる点を一番の強みだと考え、硝子と金属の接合ができることを全面に押し出してPRしていましたが、この分野は利用用途が少なくアクセスの増加もいまいちでした。
そんな中、Search Consoleのデータを分析していると、アルミと関連性の高いキーワードによるアクセスが多いことが分かりました。さらに調べてみると、アルミ同士の接合は難易度が高く困っている技術者が多いことが分かり、この分野にターゲットを絞ったページを追加することでアクセスアップに繋げることができました。
例②:発泡スチロール加工技術の工業分野への応用
発泡スチロール加工技術をPRするためのWebサイトを立ち上げたD社は、イベントで使用する企業の文字やロゴオブジェといった、発泡スチロールの加工性と軽さを活かした分野へのPRを中心に行っていました。
そんな中、たまたま問合せのあった工業系のお客様からのオーダーを受注することをきっかけに、Search Consoleのデータを見返したところ、僅かながら工業系のユーザが探しているであろうキーワードを発見することができました。
発泡スチロールの工業用途を調べてみると、治具での活用が行われていたり、EMC測定現場で干渉しない材料として利用されているなど、様々な用途が見つかりました。そこで、工業系のユーザからアクセスを獲得するためのページを作成しアクセスアップを図りました。
例③:時代によって成長する市場を開拓
吸音材を扱っているA社では、オフィス、教育現場、飲食店を中心に吸音対策をソリューションとして提供していました。もともと需要の多かったオフィス分野ですが、Search Consoleを念入りに調べてみると、会議室での反響音対策に対する需要が強まっているように感じました。
調べてみると、TV会議システムの普及により会議室内での反響音を気にする会社が増えていることが分かりました。そこで、会議室内でのTV会議システムの音声がクリアになることを訴えることでアクセスアップに繋げることができました。
以上、どこの会社でも行えるアクセスアップの手法を中心にご紹介させていただきました。個人的には技術系の企業であれば、やはり自社の技術を違った用途に広げていくといったところがWebマーケティングの醍醐味であると考えています。そのような展開をお考えの企業様がいらっしゃれば、ぜひお気軽にご相談いただければと思います。
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図面を用意せずに金属加工部品を発注する方法
株式会社CatallaxyのMitsuri編集部です。私たちのミッションは「未来の製造業をつくる」です。”未来の製造業をつくる”とは「無人工場を作って人類の生活水準を向上させる」ことです。人類の生活水準を向上させるにはモノづくりの限界費用を抑えることが必要だと考え、Mitsuriという金属加工の商取引プラットフォームを開発しています。
今回は、金属加工に欠かせない図面をテーマに執筆いたしました。
図面は製品の条件を簡潔に集約する重要な役割をもち、設計者とその後の工程担当者を繋ぐコミュニケーションツールです。企画・構想、設計、加工、組立・調整、検査、販売・納品の各工程において、図面は欠かせません。
なぜ図面が必要なのか
製品は顧客のニーズを満たすために作ります。ニーズには、機能・形状・大きさの他に、品質・価格・期間など様々なものがあります。作ろうとしている製品のニーズを簡潔に整理するために、図面を書きます。
また、モノづくりの工程には多くの人が関わります。製品の条件を集約しておかないと、製作に関わる人の間で情報が共有できません。
このように図面は、モノづくりにおいて重要な役割を果たしています。
図面にはルールがある
図面には、書き方の共通ルールがあります。一定のルールにしたがって書かれなければ、図面本来の役割が果たせないからです。図面を見れば加工に必要な全情報が把握でき、読み手が変わっても同じ理解がなされる必要があります。
(1)部品図・組立図・部品リスト
図面は、部品図・組立図・部品リストから構成されます。取り扱いやすさ、見間違えの防止、図面の流用のしやすさの観点から、図面1枚に複数の部品は書きません。
組立図には組み立て時の部品の位置関係を書きますが、部品ひとつひとつの細かな寸法までは書きません。図面の簡潔さを保つため、情報量が多くなりすぎないようにします。
(2)JIS規格
こういったルールを統一して標準化しているのがJIS規格です。JIS規格とは日本の工業標準化促進を目的とした国家規格です。図面をJIS規格に基づいて作成すれば、互換性を保つことができます。
(3)表題欄
図面作成日、設計者名、図面番号なども図面に必要な情報です。これらの基本情報は、図面右下の表題欄に書きます。
さらに細かなルール詳細については、Mitsuriの「図面の基礎」をご確認ください。
WebCADで図面がなくても発注できる仕組み
これまで書いた通り、図面には守るべきルールがたくさんあります。専門知識のない一般個人が金属加工を発注したいと思っても、図面がきちんと書けないことがネックになって依頼できないことがありました。
さらに、個人にとってはどこの会社に依頼すればいいのか、どういう方法で見積り依頼すればいいのかすら、よく分からないことが多いです。
Mitsuri金属部品カタログ
Mitsuriの金属部品カタログでは、お探しの形状・特徴の金属部品を選択し、Web上で細かな寸法や位置を入力すると、リアルタイムで画面に反映されます。完成したら、カートに追加するボタンをクリックして、そのまま簡単に工場に発注できます。
WebCADで作成したデータが工場に送信されて図面の役割を果たすため、自分で図面を書く必要がありません。
また、自動的に対応可能な工場が選ばれるので、自分で工場を探し出す負担もありません。
図面の必要性と、WebCADを用いた図面のいらない発注をご紹介しました。Mitsuriでは、製造業の学習コンテンツ発信を定期的に行っています。ご興味ある方はMitsuriの運営メディアもご覧ください。
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BtoB製造業のWebサイト制作時の企画手法まとめ
Webサイトは公開後に定期的かつ適切な更新を行うことが大事ですが、もちろん制作(リニューアル)時に行う企画も非常に重要な工程となります。筋の良い企画を立てられれば、公開後に更新を一切行わずとも一定の成果を挙げるWebサイトも少なくありません。当記事では、成功の確率を高めるためのWebサイトの企画手法についてご紹介していきます。
戦略の立案 3C分析とは
まずは、戦略を構築する上で必ず抑えておきたいフレームワークである「3C分析」についてご紹介します。3C分析とは、顧客=Customer、競合=Competitor、自社=Companyのそれぞれの頭文字である3つのCを指しています。Webマーケティングを成功させる上で重要なことは、「ターゲット顧客がたくさんいる市場を選ぶこと」、「競合他社が少ない市場を選ぶこと」、「自社の強みが活きること」。この3つの条件が揃う戦略を立てることです。中小企業の経営者であればランチェスター戦略を学んでいる方も多いと思いますが、考え方はほぼ同じと言ってよろしいかと思います。
製造業のWebマーケティングの場合、特に「競合他社が少ない」というポイントを抑えることが重要であると考えています。なぜなら、せっかく下請脱却を狙ってWebマーケティングを始めたのに、競合他社が多い市場を狙ってしまうと、そこで価格競争に巻き込まれます。それでは下請でコストダウンを要求される環境と変わらないからです。
モノカク内に3C分析を使った企画手法に関する詳細記事がありますので、こちらもご参照下さい。

MFTフレームワーク
3C分析の他に、製造業のWebサイト企画を行う上で役立つ「MFTフレームワーク」というものもあります。こちらのフレームワークはどちらかというと装置や機械など最終製品を作っていらっしゃるメーカーの方が活用しやすいものかと思います。
MFTとは、Market(市場)、Function(機能)、Technology(技術)の略です。PRしたいと考えている技術をどの市場へ売り込もうかと考える時に、いきなりターゲットとなりそうな市場を考えようとするとどうしても視野が狭くなってしまいがちです。そこで、技術と市場の間に「機能」を挟むことによって、技術を活用できる市場を幅広く検討できるようになります。このフレームワークを使うことでターゲットとする市場を幅広く効率的に見つけ出す事ができます。
詳細は下記記事に詳しく書かれていますので、こちらをご参照下さい。

キーワード市場調査
大まかな戦略が決まったら、次にどのようなキーワードで新規顧客を獲得していくか、について考えていきます。キーワードは下記3つの基準によって選定していきます。
- アクセスが稼げるか
そのキーワードで検索している回数が多く、競合サイト数が少ない方がアクセスを稼ぎやすいです。両者を調べることでアクセスの稼ぎやすいキーワードを選定します。 - コンバージョンする(問い合わせに繋がる)か
候補として挙げたキーワードでWebサイトにアクセスするユーザが最終的に問合せを行うのかを考えます。普段顧客と接している営業担当者などの意見も聞きながら定性的に判断します。 - 自社の強みと合致するか
候補キーワードで検索したユーザが自社と他社を比較検討した場合に、優位性があるかどうかを判断します。実際にそのキーワードで検索した時の検索結果で競合する会社と自社を見比べます。
具体的な選定方法や進め方に関しては下記詳細記事をご覧ください。

サイトマップの作成 ページ別の役割分担を考慮する
サイトマップを作成する際は各ページの役割を考慮しましょう。各ページの役割を意識して企画することで、新規顧客獲得に繋がる集客力の強いWebサイトを作成することができます。
アクセスを獲得するページ(ランディングページ)
まず初めにご説明するのは「アクセスを獲得するためのページ」です。このページは、ユーザが検索エンジンを使いWebサイトを探す際に、最初に辿り着くページとなります。アクセスを獲得するためには、検索結果の上位に表示される必要があり、SEO対策を施す必要があります。そのため、キーワード調査を行った上でどのようなキーワードでSEO対策するか、検索上位表示させるためにはどのようなページ構成にするか、といった点を考えていく必要があります。
製造業のWebサイトで言うと、製品紹介、加工事例、技術説明、加工材料紹介などのページがその役割を果たすことが多いです。
ユーザを口説くページ(訴求ページ)
次にご説明するのは「ユーザを口説くためのページ」です。検索エンジンを使いアクセスしたユーザがランディングページに辿り着きますが、ユーザに対し自社の魅力を存分に伝えるために、このページへ誘導する必要があります。他社のWebサイトと比較検討された際に、口説き文句となるコンテンツを掲載することで、ユーザからの問合せを獲得するのに大きく貢献します。
製造業のWebサイトで言うと、品質の高さ、短納期対応、ソリューション(課題解決)事例、他技術との比較などのページをその役割を果たします。
問合せを獲得するためのページ(クロージングページ)
最後に「問い合わせを獲得するためのページ」です。問合せページを設けることは当たり前のことですが、ユーザが問合せしやすく(問合せしたく)なるよう工夫を施しているWebサイトは意外と少ないものです。どのようなクロージングページを設けるかで問い合わせするか否かの判断が分かれる場合がありますので、手を抜かないようにしましょう。
製造業のWebサイトで言うと、一般的な問合せページ以外にも、技術相談窓口、資料ダウンロードページ、サンプルテスト依頼ページなどのページがその役割を果たします。また、BtoBの場合は必ず問合せ前に会社紹介ページが見られるので、ここも手を抜かないように注意してください。
サイトマップ例
ページの役割分担を意識したサイトマップの作成方法に関しては下記記事もご参照下さい。

主要ページ制作時の注意点
Topページ
TOPページの構成を上からざっくり言うと、ヘッダー、メインビジュアル、メインコンテンツ、CTA(問合せページへの誘導コンテンツ)、フッターとなります。それぞれ作成時の注意点は下記のとおりです。
- ヘッダー・・・社名、住所、電話番号は必ず設置する。Webで問合せしたいユーザ向けに必ず右上に問合せへの誘導バナーを設置する。
- メインビジュアル・・・自社の技術や製品が一目でわかる画像を使用する。キャッチコピーについては次ページ参照。
- メインコンテンツ・・・主要下層ページの概要とリンクを必ず網羅的に掲載する。技術者は仕事でWebサイトを見ているので、とにかく欲しい情報がどこにあるのかを分かりやすくすることが重要。
- CTA(問合せページへの誘導コンテンツ)・・・なるべく前ページ共通で設置する。
- フッター・・・ページ数が膨大でなければサイトマップを設置する。フッターにも社名、住所、電話番号は必ず設置する。
技術・製品の紹介ページ
技術・製品の紹介ページはランディングページと訴求ページを兼ね備えるケースが多いページです。離脱率が上がらないように、TOPページ同様、デザインにもこだわりましょう。ページに掲載するコンテンツを作成する際の注意点は下記のとおりです。
- キャッチコピーは下記に注意して作成する。
−具体的な表現を使うこと
−機能訴求でなく課題解決を意識する - 冒頭に「どのような課題を解決できるか」「どのような特徴があるか」について記載することで、ユーザに対し「自分に関係のある情報が掲載されているかどうか」の判断をさせる。
- TOPページ同様、一通り見て、自分の欲しい情報がどこにあるのか分かりやすくする。そのため、情報が多くなりすぎる場合は、当ページには概要だけを記載し、詳細ページへのリンクを設置する。
- ページのボリュームが多くなりすぎる場合は、画像やイラストを効果的に掲載するなど、読みやすくなる工夫を行う。
加工事例ページ(加工業者向け)
加工事例は自社の技術力をPRするための絶好のコンテンツです。事例を充実させることで、Google検索での上位表示効果もありますので、なるべく多くの情報を掲載するよう心がけましょう。
①1ページ1製品と一覧ページを作る
製品ページで検索順位を上げるためには、1製品に対して1ページを持ち、その中に製品の詳細情報を掲載しましょう。また、ホームページに辿り着いた後に、他の製品を探しやすいように製品の一覧ページ(カテゴリごとのページ)を作ることもお忘れなく。
②製品写真と特徴を掲載する
製品の写真はできるだけ入れましょう。人の目線はまずは画像に向かい、その後文字に向かいます。文字だらけのページは読み飛ばされやすいため、製品写真は必要です。
ただ、写真が綺麗であることにこだわる人もいますが、そこまでこだわらなくても構いません。言い方は乱暴かもしれませんが、目的である「技術力を相手に伝える」ことができればOKです。そのため、写真が悪くても、それを補足するためのテキスト情報があれば大丈夫です。詳細情報の例としては下記のものが挙げられます。
詳細情報例:材質、サイズ、精度、幾何公差、ロット数(試作かor量産かを伝えたい)、業界、加工方法(設備など)、納品先、値段、備考 など
もちろん掲載できないものも多いかと思いますが、掲載できるものについてはすべて掲載しましょう。
③SEO対策を意識する
検索エンジンがページを評価する際に大切にしている項目はtitle(タイトル)とdescription(ディスクリプション)です。タイトルは35文字程度、ディスクリプションは120文字程度、と言われていますので、必ず記入しましょう。大切なことは「検索してもらいたいキーワード」を入れることです。
加工事例ページの制作方法に関しては下記記事もご参照ください。

設備情報ページ(加工業者向け)
設備一覧は自社の生産能力を伝える上で重要な項目です。設備一覧の更新は定期的に行い、新しい設備を導入した際は必ず新着情報に掲載してください。設備一覧に必要な項目は下記の2点です。
①機械の種類、ワークサイズ、台数などの基本情報の掲載
必ず掲載しないといけない情報が機械の種類、ワークサイズ、台数です。特に、量産対応が可能な場合は「台数」を記載してください。付属情報として、機械メーカー、機械写真、年式もあるとよりわかりやすくなります。
機械写真:カタログに載っている画像データ場合もあります。現場が汚いから載せたくないという場合は一度機械商社等に問い合わせてくみてください。
年式:新しいと最新のマシンを使っている印象を、年式が古いと減価償却が完了しておりコストが安い印象を与えられます。特に、購買は年式を見る傾向にあります。
②公差、幾何公差の掲載
加工可能な公差を掲載することで、設計者が貴社の技術力を理解できるようになります。ただし、大きさや形状によって対応可能な公差も変わってくるため、あくまで参考値として掲載してください。また、公差を測定できるエビデンスとして、検査装置も合わせて入れることをおすすめします。
設備紹介ページの制作方法に関しては下記記事もご参照ください。

顧客事例ページ(メーカー向け)
【タイトル】
・タイトルで読者に伝えるのは「要約」と「関係性の判断材料の提供」です。読者に自分と関わりの強い事例がどれか、一目で分かるようにしてあげましょう。
・タイトルは話の全体像がわかること、インパクト(衝撃)よりもフック(ひっかかり)を意識して作成します。
・タイトルに限らず、全体を通じて「読者の頭の中にある言葉」を意識して使うようにしましょう。
【第一段落:導入後の効果】
・導入効果は可能な限り定量的に表現し、読者に「先を越されて悔しい」と思わせることができることがベストです。
・具体的にどのような提案を受けどのような施策を実施したかの説明。
【第二段落:導入前の状況】
・導入前の課題は読者が共感できる情報を記載します。
・候補サービスは、自社サービス以外に課題解決のためにどのようなサービスを検討したかを記載します。
・信頼性や客観性を高めるために「採用理由」だけではなく「比較基準」も書くことが大事。
【第三段落:製品(技術)の使用感】
実際に現場で導入された後の使用感についてをお話いただきます。期待値とのズレや想定外のメリットなど、導入前に想定していたこと、想定していなかったことの両方を書きます。
【第四段落:まとめ 】
アドバイスでは、課題解決のためのサービス選びを行う際のコツや注意点を語っていただきます。サービス選定中の読者へ役立つ情報提供を心がけてください。
導入事例の制作方法に関しては下記記事もご参照下さい。

会社紹介ページ
会社紹介ページは企業の信用力を判断してもらうための大切な項目であり、最も見られるページです。会社概要はもちろん、理念や代表挨拶も見られているので、しっかりとした内容のものを作りましょう。会社紹介の主な役割は下記4点があります。
- 自社の信用力を伝える
- 自社の生産規模を伝える(加工業者の場合)
- 自社の場所を伝える
- 自社のビジョンを伝える
会社紹介に必要な項目は下記のものが挙げられます。
- 代表挨拶
代表挨拶はホームページの訪問者に代表者の考えを知ってもらい、親近感や納得感を持ってもらうためのコンテンツです。 - 基本情報(会社概要)
会社紹介を書く上で欠かせないのが、会社概要です。会社概要の項目は表にして、見やすく作ってください。
項目例:会社名、代表者名、事業内容、住所、TEL、FAX、創立、設立、資本金、売上、社員数、主要取引先、取引銀行 - 拠点の地図
ホームページ上にgoogleマップを掲載できるので、所在地をぱっと見で知ってもらうことができます。 - 沿革
事業の歴史が長い場合は、信用力向上につながるため、記載したほうが良いでしょう。
会社紹介の制作方法に関しては下記記事もご参照下さい。

以上、いかがでしたでしょうか。Webサイトの企画は上述した様々な手法をもとにじっくり時間をかけて行いましょう。
BtoB製造業のWebサイト制作時の企画手法まとめ
Webサイトは公開後に定期的かつ適切な更新を行うことが大事ですが、もちろん制作(リニューアル)時に行う企画も非常に重要な工程となります。筋の良い企画を立てられれば、公開後に更新を一切行わずとも一定の成果を挙げるWebサイトも少なくありません。当記事では、成功の確率を高めるためのWebサイトの企画手法についてご紹介していきます。
戦略の立案 3C分析とは
まずは、戦略を構築する上で必ず抑えておきたいフレームワークである「3C分析」についてご紹介します。3C分析とは、顧客=Customer、競合=Competitor、自社=Companyのそれぞれの頭文字である3つのCを指しています。Webマーケティングを成功させる上で重要なことは、「ターゲット顧客がたくさんいる市場を選ぶこと」、「競合他社が少ない市場を選ぶこと」、「自社の強みが活きること」。この3つの条件が揃う戦略を立てることです。中小企業の経営者であればランチェスター戦略を学んでいる方も多いと思いますが、考え方はほぼ同じと言ってよろしいかと思います。
製造業のWebマーケティングの場合、特に「競合他社が少ない」というポイントを抑えることが重要であると考えています。なぜなら、せっかく下請脱却を狙ってWebマーケティングを始めたのに、競合他社が多い市場を狙ってしまうと、そこで価格競争に巻き込まれます。それでは下請でコストダウンを要求される環境と変わらないからです。
モノカク内に3C分析を使った企画手法に関する詳細記事がありますので、こちらもご参照下さい。

MFTフレームワーク
3C分析の他に、製造業のWebサイト企画を行う上で役立つ「MFTフレームワーク」というものもあります。こちらのフレームワークはどちらかというと装置や機械など最終製品を作っていらっしゃるメーカーの方が活用しやすいものかと思います。
MFTとは、Market(市場)、Function(機能)、Technology(技術)の略です。PRしたいと考えている技術をどの市場へ売り込もうかと考える時に、いきなりターゲットとなりそうな市場を考えようとするとどうしても視野が狭くなってしまいがちです。そこで、技術と市場の間に「機能」を挟むことによって、技術を活用できる市場を幅広く検討できるようになります。このフレームワークを使うことでターゲットとする市場を幅広く効率的に見つけ出す事ができます。
詳細は下記記事に詳しく書かれていますので、こちらをご参照下さい。

キーワード市場調査
大まかな戦略が決まったら、次にどのようなキーワードで新規顧客を獲得していくか、について考えていきます。キーワードは下記3つの基準によって選定していきます。
- アクセスが稼げるか
そのキーワードで検索している回数が多く、競合サイト数が少ない方がアクセスを稼ぎやすいです。両者を調べることでアクセスの稼ぎやすいキーワードを選定します。 - コンバージョンする(問い合わせに繋がる)か
候補として挙げたキーワードでWebサイトにアクセスするユーザが最終的に問合せを行うのかを考えます。普段顧客と接している営業担当者などの意見も聞きながら定性的に判断します。 - 自社の強みと合致するか
候補キーワードで検索したユーザが自社と他社を比較検討した場合に、優位性があるかどうかを判断します。実際にそのキーワードで検索した時の検索結果で競合する会社と自社を見比べます。
具体的な選定方法や進め方に関しては下記詳細記事をご覧ください。

サイトマップの作成 ページ別の役割分担を考慮する
サイトマップを作成する際は各ページの役割を考慮しましょう。各ページの役割を意識して企画することで、新規顧客獲得に繋がる集客力の強いWebサイトを作成することができます。
アクセスを獲得するページ(ランディングページ)
まず初めにご説明するのは「アクセスを獲得するためのページ」です。このページは、ユーザが検索エンジンを使いWebサイトを探す際に、最初に辿り着くページとなります。アクセスを獲得するためには、検索結果の上位に表示される必要があり、SEO対策を施す必要があります。そのため、キーワード調査を行った上でどのようなキーワードでSEO対策するか、検索上位表示させるためにはどのようなページ構成にするか、といった点を考えていく必要があります。
製造業のWebサイトで言うと、製品紹介、加工事例、技術説明、加工材料紹介などのページがその役割を果たすことが多いです。
ユーザを口説くページ(訴求ページ)
次にご説明するのは「ユーザを口説くためのページ」です。検索エンジンを使いアクセスしたユーザがランディングページに辿り着きますが、ユーザに対し自社の魅力を存分に伝えるために、このページへ誘導する必要があります。他社のWebサイトと比較検討された際に、口説き文句となるコンテンツを掲載することで、ユーザからの問合せを獲得するのに大きく貢献します。
製造業のWebサイトで言うと、品質の高さ、短納期対応、ソリューション(課題解決)事例、他技術との比較などのページをその役割を果たします。
問合せを獲得するためのページ(クロージングページ)
最後に「問い合わせを獲得するためのページ」です。問合せページを設けることは当たり前のことですが、ユーザが問合せしやすく(問合せしたく)なるよう工夫を施しているWebサイトは意外と少ないものです。どのようなクロージングページを設けるかで問い合わせするか否かの判断が分かれる場合がありますので、手を抜かないようにしましょう。
製造業のWebサイトで言うと、一般的な問合せページ以外にも、技術相談窓口、資料ダウンロードページ、サンプルテスト依頼ページなどのページがその役割を果たします。また、BtoBの場合は必ず問合せ前に会社紹介ページが見られるので、ここも手を抜かないように注意してください。
サイトマップ例
ページの役割分担を意識したサイトマップの作成方法に関しては下記記事もご参照下さい。

主要ページ制作時の注意点
Topページ
TOPページの構成を上からざっくり言うと、ヘッダー、メインビジュアル、メインコンテンツ、CTA(問合せページへの誘導コンテンツ)、フッターとなります。それぞれ作成時の注意点は下記のとおりです。
- ヘッダー・・・社名、住所、電話番号は必ず設置する。Webで問合せしたいユーザ向けに必ず右上に問合せへの誘導バナーを設置する。
- メインビジュアル・・・自社の技術や製品が一目でわかる画像を使用する。キャッチコピーについては次ページ参照。
- メインコンテンツ・・・主要下層ページの概要とリンクを必ず網羅的に掲載する。技術者は仕事でWebサイトを見ているので、とにかく欲しい情報がどこにあるのかを分かりやすくすることが重要。
- CTA(問合せページへの誘導コンテンツ)・・・なるべく前ページ共通で設置する。
- フッター・・・ページ数が膨大でなければサイトマップを設置する。フッターにも社名、住所、電話番号は必ず設置する。
技術・製品の紹介ページ
技術・製品の紹介ページはランディングページと訴求ページを兼ね備えるケースが多いページです。離脱率が上がらないように、TOPページ同様、デザインにもこだわりましょう。ページに掲載するコンテンツを作成する際の注意点は下記のとおりです。
- キャッチコピーは下記に注意して作成する。
−具体的な表現を使うこと
−機能訴求でなく課題解決を意識する - 冒頭に「どのような課題を解決できるか」「どのような特徴があるか」について記載することで、ユーザに対し「自分に関係のある情報が掲載されているかどうか」の判断をさせる。
- TOPページ同様、一通り見て、自分の欲しい情報がどこにあるのか分かりやすくする。そのため、情報が多くなりすぎる場合は、当ページには概要だけを記載し、詳細ページへのリンクを設置する。
- ページのボリュームが多くなりすぎる場合は、画像やイラストを効果的に掲載するなど、読みやすくなる工夫を行う。
加工事例ページ(加工業者向け)
加工事例は自社の技術力をPRするための絶好のコンテンツです。事例を充実させることで、Google検索での上位表示効果もありますので、なるべく多くの情報を掲載するよう心がけましょう。
①1ページ1製品と一覧ページを作る
製品ページで検索順位を上げるためには、1製品に対して1ページを持ち、その中に製品の詳細情報を掲載しましょう。また、ホームページに辿り着いた後に、他の製品を探しやすいように製品の一覧ページ(カテゴリごとのページ)を作ることもお忘れなく。
②製品写真と特徴を掲載する
製品の写真はできるだけ入れましょう。人の目線はまずは画像に向かい、その後文字に向かいます。文字だらけのページは読み飛ばされやすいため、製品写真は必要です。
ただ、写真が綺麗であることにこだわる人もいますが、そこまでこだわらなくても構いません。言い方は乱暴かもしれませんが、目的である「技術力を相手に伝える」ことができればOKです。そのため、写真が悪くても、それを補足するためのテキスト情報があれば大丈夫です。詳細情報の例としては下記のものが挙げられます。
詳細情報例:材質、サイズ、精度、幾何公差、ロット数(試作かor量産かを伝えたい)、業界、加工方法(設備など)、納品先、値段、備考 など
もちろん掲載できないものも多いかと思いますが、掲載できるものについてはすべて掲載しましょう。
③SEO対策を意識する
検索エンジンがページを評価する際に大切にしている項目はtitle(タイトル)とdescription(ディスクリプション)です。タイトルは35文字程度、ディスクリプションは120文字程度、と言われていますので、必ず記入しましょう。大切なことは「検索してもらいたいキーワード」を入れることです。
加工事例ページの制作方法に関しては下記記事もご参照ください。

設備情報ページ(加工業者向け)
設備一覧は自社の生産能力を伝える上で重要な項目です。設備一覧の更新は定期的に行い、新しい設備を導入した際は必ず新着情報に掲載してください。設備一覧に必要な項目は下記の2点です。
①機械の種類、ワークサイズ、台数などの基本情報の掲載
必ず掲載しないといけない情報が機械の種類、ワークサイズ、台数です。特に、量産対応が可能な場合は「台数」を記載してください。付属情報として、機械メーカー、機械写真、年式もあるとよりわかりやすくなります。
機械写真:カタログに載っている画像データ場合もあります。現場が汚いから載せたくないという場合は一度機械商社等に問い合わせてくみてください。
年式:新しいと最新のマシンを使っている印象を、年式が古いと減価償却が完了しておりコストが安い印象を与えられます。特に、購買は年式を見る傾向にあります。
②公差、幾何公差の掲載
加工可能な公差を掲載することで、設計者が貴社の技術力を理解できるようになります。ただし、大きさや形状によって対応可能な公差も変わってくるため、あくまで参考値として掲載してください。また、公差を測定できるエビデンスとして、検査装置も合わせて入れることをおすすめします。
設備紹介ページの制作方法に関しては下記記事もご参照ください。

顧客事例ページ(メーカー向け)
【タイトル】
・タイトルで読者に伝えるのは「要約」と「関係性の判断材料の提供」です。読者に自分と関わりの強い事例がどれか、一目で分かるようにしてあげましょう。
・タイトルは話の全体像がわかること、インパクト(衝撃)よりもフック(ひっかかり)を意識して作成します。
・タイトルに限らず、全体を通じて「読者の頭の中にある言葉」を意識して使うようにしましょう。
【第一段落:導入後の効果】
・導入効果は可能な限り定量的に表現し、読者に「先を越されて悔しい」と思わせることができることがベストです。
・具体的にどのような提案を受けどのような施策を実施したかの説明。
【第二段落:導入前の状況】
・導入前の課題は読者が共感できる情報を記載します。
・候補サービスは、自社サービス以外に課題解決のためにどのようなサービスを検討したかを記載します。
・信頼性や客観性を高めるために「採用理由」だけではなく「比較基準」も書くことが大事。
【第三段落:製品(技術)の使用感】
実際に現場で導入された後の使用感についてをお話いただきます。期待値とのズレや想定外のメリットなど、導入前に想定していたこと、想定していなかったことの両方を書きます。
【第四段落:まとめ 】
アドバイスでは、課題解決のためのサービス選びを行う際のコツや注意点を語っていただきます。サービス選定中の読者へ役立つ情報提供を心がけてください。
導入事例の制作方法に関しては下記記事もご参照下さい。

会社紹介ページ
会社紹介ページは企業の信用力を判断してもらうための大切な項目であり、最も見られるページです。会社概要はもちろん、理念や代表挨拶も見られているので、しっかりとした内容のものを作りましょう。会社紹介の主な役割は下記4点があります。
- 自社の信用力を伝える
- 自社の生産規模を伝える(加工業者の場合)
- 自社の場所を伝える
- 自社のビジョンを伝える
会社紹介に必要な項目は下記のものが挙げられます。
- 代表挨拶
代表挨拶はホームページの訪問者に代表者の考えを知ってもらい、親近感や納得感を持ってもらうためのコンテンツです。 - 基本情報(会社概要)
会社紹介を書く上で欠かせないのが、会社概要です。会社概要の項目は表にして、見やすく作ってください。
項目例:会社名、代表者名、事業内容、住所、TEL、FAX、創立、設立、資本金、売上、社員数、主要取引先、取引銀行 - 拠点の地図
ホームページ上にgoogleマップを掲載できるので、所在地をぱっと見で知ってもらうことができます。 - 沿革
事業の歴史が長い場合は、信用力向上につながるため、記載したほうが良いでしょう。
会社紹介の制作方法に関しては下記記事もご参照下さい。

以上、いかがでしたでしょうか。Webサイトの企画は上述した様々な手法をもとにじっくり時間をかけて行いましょう。