
日: 2021年7月2日
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検索意図を読み取る4つの検索クエリとは
こんにちは、テクノポートの渡部です。先日、弊社のオンラインセミナーにて、「SEOに強いランディングページの作り方と具体的制作事例」と題しましてセミナーをさせて頂きました。セミナーのアーカイブはこちらでご覧になれます。
本日はその中でも、参加頂いた方に好評だった、検索クエリについて解説します。
現在の検索エンジンのアルゴリズム
現在の検索アルゴリズムは、ユーザーの検索意図に合致するコンテンツを上位表示するようにプログラムされています。以前はページ内にキーワードを上手く散りばめたり、被リンクの獲得によるSEO対策で効果を上げることができました。しかし、現在はそのようなテクニックのウェイトは低くなっており、コンテンツの作り込みをして、本当の意味でユーザーが求める情報を発信しないと検索順位が上がらなくなってきています。
そこで重要になってくるのがユーザーの「検索意図」です。
検索意図とは?
簡単に言うとそのキーワードで検索をする人が何を求めているか?ということです。
具体的に「ラーメン」と「チャーハン」の2つのキーワードについてみていきたいと思います。どちらも「料理名」という点では同じカテゴリです。ですが、検索結果には大きな違いが出ます。
「ラーメン」の検索結果
私が東京都墨田区に住んでいることもあり、近くにあるラーメン屋の情報が掲載されているページが検索結果として多く表示されます。これは検索エンジンが下記のような流れで検索結果を表示しているものと思われます。
- ユーザーはラーメンが食べたいのだろう
- ユーザーの近くのラーメン屋の情報が書かれたサイトを上位に表示させよう
このように「ラーメン」と検索した人の検索意図に沿って検索結果を表示させています。
「チャーハン」の検索結果
チャーハンの検索結果では、チャーハンを提供しているであろう中華料理屋さんの情報が出るのではなく、チャーハンのレシピや、うまく作るコツ、さらには関連する動画などが表示されました。こちらは検索エンジンが下記のような流れで検索結果を表示しているものと思われます。
- ユーザーはチャーハンを作りたいのだろう
- チャーハンのレシピ情報が書かれたサイトを上位表示させよう
このように、同じカテゴリのキーワードでもその検索意図が何かによって検索結果は大きく違うものになります。この検索意図には大きく4つのグループがあると言われています。
- Knowクエリ
- Goクエリ
- Doクエリ
- Buyクエリ
それぞれについて詳しく解説します。
Knowクエリ
料理名でいうと「満漢全席」など、その料理そのものについて詳しく知りたいという意図が含まれたキーワードです。
Goクエリ
上記で取り上げた「ラーメン」や「ハンバーガー」などそのキーワードに関する場所に行きたい意図が含まれたキーワードです。
Doクエリ
上記で取り上げた「チャーハン」の他、「シチュー」など、そのキーワードについて何か行動を起こしたいという意図が含まれたキーワードです。
Buyクエリ
例えば「ミネラルウォーター」、「高級肉」などそのキーワードの物を購入したいという意図が含まれたキーワードです。
製造業サイトにおける必要な対策コンテンツ
ではそれぞれに応じて、製造業のWebサイト制作において下記のようなコンテンツを用意しておくと、SEO対策として有効です。
Knowクエリ
Knowクエリに対して対策することが、製造業のサイトが集客をするのに最も向いています。用意するページは説明形コンテンツを中心に構成し、加工法であれば加工に関する概要、工程の説明や、他工法との違いなどをコンテンツとして用意すると良いです。材料の名前であれば、物性値や利用用途などをまとめるのも効果的です。
Goクエリ
製造業サイトの場合、そこでの体験が求められていることは少ないので、対策するのは難しいです。ただ、GoクエリはGooglemapとの連携が強いので、Googleビジネスなどをしておくと、社名検索時に自社へのアクセスをスムーズに誘導できます。
Doクエリ
製造業の仕事内容としてすぐに行動を起こすようなケースは少ないですが、機械のトラブルや修理などを本業としている企業はこれまでの修理実績の一覧などをコンテンツとして提供しておくと対策コンテンツとなります。また、Q&Aコンテンツや、トラブルシューティングのコンテンツなどもDoクエリの対策コンテンツとしては有効です。
Buyクエリ
多くのショッピングサイトとの競合になるため、正直言って対策は難しいです。対策するとすれば、他の多くのショッピングサイトと同様に商品を一覧で並べたり、各製品の仕様一覧を一つ一つ掲載したりと、多くのページを作成する地道な対策が必要になります。対策をしようとしているキーワードがこのクエリに当てはまると思った場合は、何か別のクエリに代わりそうなキーワードを組み合わせてフレーズとして対策すると良いでしょう。
まとめ
検索エンジンでキーワードを打ち込む人は、必ず何か意図があって検索をしています。現在の検索エンジンは、その検索意図を汲み取って表示させるところまで進化してきました。検索する人が本当に知りたい情報をコンテンツ化することが一番のSEO対策になりますので、検索ユーザーの立場に立って、用意するコンテンツを考えてみてください。