月別: 2021年9月
GM、自動運転技術の中国企業Momentaに332億円を出資–中国向け自動運転車の開発を加速
Braveブラウザー、ビデオ会議機能「Brave Talk」を提供–データ収集を防止
知らないではすまされない!中小企業に必要なWEBセキュリティ対策
マーコム・サポーターの椎名です。中小企業や個人事業主のマーケティング活動をサポートする傍ら、ライティング活動も行っています。今回は「Webのセキュリティ対策」をテーマに取り上げたいと思います。
Webサイトは常にサイバー攻撃の脅威にさらされています。いったん被害をうけてしまうと、その対策に多くの工数や費用が発生してしまいます。そればかりか、個人情報の流出など会社の信用を落とすリスクも高いです。
そして、この問題は大企業だけの話ではありません。むしろ、情報システム部門や専任担当者がいない中小企業や個人事業主のほうが、大きな問題にかもしれません。特にWeb制作に関わる担当者は、実際にこうした問題に真っ先に直面する可能性が高いでしょう。
そこで本記事では、そうした背景を受け、Web制作関係者が知っておくべきサイバー攻撃の脅威とセキュリティ対策について解説します。
サイバー攻撃の脅威
増大するWebサイトの脆弱性問題
Webサイトの脆弱性の問題が増えています。脆弱性とは、コンピューターのOSやソフトウェアにおけるセキュリティ上の欠陥のことです。プログラムの不具合や設計上のミスによるもので、これが増えることでサイバー攻撃を受けるリスクが高まります。
情報処理推進機構の発表によると、2020年のWebサイトに関する脆弱性の届け出件数は755件です。ここ1,2年で再び増加傾向にあり、2018年の238件から3倍以上となっています。
図1 脆弱性の届け出件数の推移(出典:情報処理推進機構)
狙われる中小企業
サイバー攻撃の中で、近年問題が増えてきているのがサプライチェーン攻撃という、中小含むすべての取引関係企業を狙ったものです。中小企業では、大手に比べるとセキュリティ対策が十分でありません。情報システム部門はなく、専任担当者がいない企業も少なくないでしょう。一般的に対策に関するリテラシーが低い傾向にあります。そのため、最終的な狙いは大手でも、サプライチェーンでつながっている中小企業がまず標的にされてしまうのです。
実際、中小企業でも攻撃を受けた企業は多いようです。 デジタル・インフォメーション・テクノロジー株式会社が実施した「中小企業のサイバー攻撃対策」に関する実態調査によると、従業員100名以上の中小企業の7割がサイバー攻撃を受けたことがあると回答しています。そのうち4割が「Webサイトが改ざんされた」としており、2割以上が「情報漏洩」の被害を受けたとしています。
WordPressの問題
Web関係で狙われやすいケースとして、中小企業でもよく利用されているWordPressがあげられます。Wordpressはオープンソースのコンテンツマネジメントシステム( CMS) で 利用者が非常に多く、 ターゲットになりやすいといえるでしょう。
WordPress上でも脆弱性が度々発見されています。主な被害として、コンテンツを改ざんされたり、マルウェアに感染し情報流出されたりといったものがあげられます。
サイト立上げ時に設定すべきセキュリティ対策システム
ここでは、Web制作担当者が、新たにサイトを立ち上げる際、対策しておきたいセキュリティシステムについてお話します。
ファイアウォール
ファイアウォールは、サイバー攻撃における ウィルスの侵入を遮断するシステムです。サーバーが提供するサービスを除き、使っていない侵入口(ポート)を塞ぐことで、ウィルスの攻撃から守る役割をもっています。
ファイアウォールの設定は、使用しているWebサーバーの種類によって、やり方が異なります。レンタルサーバーの共用サーバーの場合、運営会社があらかじ め設定してくれていますので、自分で設定する必要はありません。一方、専用サーバーやVPS、クラウドサーバーでは「iptables」というソフトウェアで設定する必要があります。設定する項目は、開閉するポートやプロトコル、アクセスを遮断する特定のIPアドレスです。
IPS(Intrusion Prevention System)
IPSは、不正な通信を監視し、通信を遮断するセキュリティシステムです。ファイアウォールを通過してしまった悪意のあるアクセスを検出します。
IPSが防御するのは、コンピューターのOSやミドルウェア層への攻撃です。例えば、トロイの木馬などの不正プログラムや、Webサイトやサーバーに大量の通信を送り込み、正常なシステム動作を停止させるDoS攻撃を回避できます。
なお、IPS製品には、「ネットワーク型」「ホスト型」「クラウド型」の3タイプあり、監視する役割内容が異なります。導入費用や工数も変わってくるので目的をしっかり定めた上で製品を検討することをおすす めします。
WAF(Web Application Firewall)
WAFは、Webアプリケーションへの脆弱性に対する不正な攻撃から守ります。アクセスのパターンを検知し、通信許可と拒否の判断を行う仕組みです。Webページを不正操作する「クロスサイトスクリプティング」やデータベースを改ざんする「SQLインジェクション」などの不正トラフィックに有効となります。
WordPressの場合、WAFのプラグインが無料で提供されています。また、レンタルサーバー会社の共用サーバーを利用する場合も、標準で装備されていることが多いです。
日ごろから気を付けたいセキュリティ対策
ここでは、Web制作関係者が、業務の中で意識しておきたいセキュリティ対策についてお話します。よく言われていることなので、当たり前の話に聞こえるかもしれませんが、うっかりすると放置しがちになってしまうこともあるので普段から注意しておくとよ いでしょう。
不要なアプリケーションは削除せよ
使っていないアプリケーション、サービスを残しておかずに削除しておきましょう。例えば、WordPressで フリーで便利に使えるプラグインが多くあるので、ついあれこれ入れてしまうことがあります。しかし実際には使わず放置してしまう。これは、セキュリティ上問題となってしまいます。
悪用されるリスクだけでなく、サイトの表示速度にも影響するので必要ないものは削除しておきましょう。
OS・ソフトウェアは常に最新状態に
サーバーOSやソフトウェアのアップデートは、発見された脆弱性に対するセキュリティパッチが施されていることが多いです。放置しておくと攻撃対象になるので、忘れずに最新版にアップデートしておきましょう。
WordPress の場合、管理画面上で、現在使われているバージョンの情報や更新情報が確認できます。プラグインのアップデートも必要です。管理画面上で通知されるので、サイトの更新がしばらくない場合でも、コマメにチェックすることをおすすめします。
複雑なパスワードを設定せよ
管理者パスワードが容易に推測しやすいものや、他と共通で使いまわすのよくありませんは 。自動生成パスワードで総当たり攻撃するブルートフォースアタックを仕掛けられ、不正ログインされるリスクがあります。
パスワードの問題は、Web関係者に限らずすべての人に当てはまる話ですが、特に管理者用のパスワードが破られると被害が大きくなるので注意しましょう。
まとめ
今の時代 、専門知識がなくても手軽にWeb制作ができる環境が整っています 。そして、クラウド上でさまざま なアプリケーションを利用 できます。しかしながら、それらの中にはサイバー攻撃の対象となる脆弱性が潜んでいるものがたくさんあります。
最近では、中小企業を狙ったサプライチェーン攻撃も増えてきました。中小企業の場合、情報システムに関する知見が社内のどこにもない場合が多いです。Web制作も含め、総務・事務系スタッフがいくつもの業務を兼任して回していることも普通にあるでしょう。
被害を受けてしまってからでは遅いのです。Webを立ち上げる際に、どんなセキュリティシステムを導入すべきなのか、日ごろどんなことに気を付けなければならないのか、最低限の知識でよいので頭にいれておくことをおすすめします。具体的な設定方法などは、ネットに初心者向けの情報がたくさんあるのでチェックしておくとよ いでしょう。
The post 知らないではすまされない!中小企業に必要なWEBセキュリティ対策 first appeared on モノカク.
変化はできても変容ができない日本の実態─課題解決の糸口は? | IT Leaders
FTCのカーン委員長、反トラスト法の執行方針を説明
ファーウェイCFO、米司法省と司法取引で合意
ファーフェイCFO、米司法省と司法取引で合意
三井化学、市況商品の価格変動をAIで予測する実証、AIモデルをdotDataで構築 | IT Leaders
「Apple TV+」の加入者数は北米で2000万人未満–アップルが労働組合に報告との報道
循環型社会は「メルカリ創業時から頭にあった」–山田進太郎氏が描く未来図
不動産仲介のLIR、顧客情報の入力やタグ付けをRPAで自動化、月あたり60時間を削減 | IT Leaders
「Googleフォト」のロック付きフォルダー、さらなる「Android」デバイスでリリースへ
プラグ、商品パッケージの「デザイン」をAIが自動生成–1000案の中からトップ100を表示
中国人民銀行、仮想通貨関連の取引など全面的に禁止
次期総裁は再びジャパンアズナンバーワンの夢を見られるのか!?ロボットはやっぱり面白い2
パナソニック、電力供給とデータ伝送を実現する「HD-PLC」は現代の二股ソケット
[ブックレビュー]入門にはうってつけ–「サクッとわかる ビジネス教養 行動経済学」
丸の内で美大選抜アートアワード東京 専用サイトやニコ動でリモート配信も
「ジャパネットたかた」がライブコマースに本格参入–西川貴教さんらが天の声に
スクエニ、テーブルトークRPGをモチーフにした新作「Voice of Cards ドラゴンの島」
KDDI、iPhoneとiPadの「故障紛失サポート 」保証期間を永年化–当初は4年間
SIE、PS5「DEATH STRANDING DIRECTOR’S CUT」を発売
メルカリ、丸井の通販の購入商品をメルカリの「持ち物リスト」と連携–2社のデータ連携で
ホンダ、Googleの車載OSを採用–北米で2022年後半から
入会・予約・決済システム「hacomono」の予約機能がアップデート–1対1予約にも対応
入会・予約・決済システム「hacomono」の予約機能がアップデート–1対1店舗にも対応
西京銀行、次期勘定系システムに「BankVision」を採用、メインフレームからAzureに転換 | IT Leaders
西京銀行、次期勘定系システムに「BankVision」を採用、メインフレームからAzureに転換 | IT Leaders
ロイヤルホスト、てんやなど350店舗の紙帳票を電子化─ロイヤルフードサービス | IT Leaders
ロイヤルホスト、てんやなど350店舗の紙帳票を電子化─ロイヤルフードサービス | IT Leaders
TIS、単品通販向けのECサイトテンプレートを販売、Commerce Cloudで利用可能 | IT Leaders
クリエイティブジャパン、IoT開発環境が2万円未満で揃う「ELTRESアドオンIoT開発キット」 | IT Leaders
ひきこもり相談でeスポーツ活用–日本学生esports協会と東大阪市が連携協定を締結
インフォラボ、Node.jsとReactによるWebアプリケーション開発基盤「Buddy2」 | IT Leaders
Twitter、ビットコインでの投げ銭を可能に
Twitter、ビットコインでの投げ銭を可能に
任天堂、シリーズ新作「ベヨネッタ3」を2022年に発売–最新映像を公開
任天堂、シリーズ新作「ベヨネッタ3」を2022年に発売–最新映像を公開
Celonis World Tour 2021 Japanを2021年10月に開催、ニコンシステムと豊田通商のプロセスマイニング事例を紹介 | IT Leaders
スマート窓「Atmoph Window 2」が「DEATH STRANDING」とコラボ
スマート窓「Atmoph Window 2」が「DEATH STRANDING」とコラボ
グーグル、顔の動きでスマホを操作できる新機能を発表
Nintendo Switch OnlineにNINTENDO 64とメガドライブタイトルも遊べる新料金プラン
問い合わせにつなげるためのSEOキーワードの選び方
テクノポートの井上です。今回は、お問い合わせをより増やすために、SEO対策の際の最適なキーワード選定について紹介いたします。
SEOキーワードの選定の意義
SEO対策の目的は、より多くのユーザーに自社を見て知ってもらい、仕事につながる問い合わせを獲得することです。SEO対策における最適なキーワード選定を行うことで、需要が多く競合が少ないキーワードを狙えたり、アクセスは少ないけれど問い合わせにつながりやすいキーワードを狙ったりできるようになります。
逆にキーワード選定を間違えると、必死にSEO対策をしても問い合わせにつながらないケースもあります。そのため、SEO対策においてキーワード選定は非常に重要です。
最適なキーワードの選定で解決できる可能性のある課題
キーワード選定をしっかり行うことで、現状のさまざまな問題を解決できる可能性があります。ただ、下記に挙げる問題をすべて解決できるわけではなく、キーワード選定ミスは問題の要因の一つと言えます。
キーワード選定の前に覚えておきたいこと
キーワード選定をする前に必ず覚えていただきたいことがあります。それは「1ページ、1キーワードの原則」です。
SEO対策というと、関連するキーワードをできるだけたくさん盛り込む方が、いろいろなキーワードで見られアクセスを稼げると考えられがちですが、実際にはそうではありません。検索上位に表示されるためには、1ページにつき1つのキーワードを設定するのがSEO対策のセオリーとなっています。理由として、現在のGoogleは、単語のつながりや前後の文脈などからページの内容を理解して評価する傾向が強いためです。
例えばタイトルでは、キーワードがたくさん詰め込まれたものよりも、キーワードを絞り文脈のあるタイトルの方がGoogleに理解され評価が高くなります。そのため、幅広いキーワードでとりあえず検索上位を狙う方法よりも、1ページ1キーワードに絞った方がアクセス数が伸びる結果につながります。そのため、いくつもキーワード対策を行いたいと考えるならば、それに合わせたページをそれぞれ用意する必要があります。
各ページとキーワードの紐付け
キーワード候補の選出方法
ではまず、キーワード候補を選出していきます。選出の手法は主に、自社・競合・市場分析から抽出します。
自社分析①:事業細分化
自社分析②:MFTフレームワーク
競合分析
競合サイトを分析しキーワードを収集していきます。
- 競合と考えられる会社HPを確認
- 掲載されている文章から使われているキーワードを抽出
- 自社で用意したキーワードと比べ不足分を補う
- 自社では使っていない言い回しや表現方法を確認する
市場分析①:キーワードプランナーの活用
「キーワードプランナー」とは、Webサイト作成や広告に役立つキーワードを見つけたり、キーワードごとの月間検索数を確認したりできるツールです。検索ボリュームの多い、関連するキーワードをまとめて調べることができます。
市場分析②:サジェストキーワードの活用
「サジェストキーワード」とは、検索エンジンがユーザーに対して提案するキーワードのことです。検索窓で文字を入力した際に、予測として自動で出てきます。おすすめのツールとして、「ラッコキーワード」があります。無料で利用できるキーワードリサーチツールで、関連キーワードの収集に便利です。
キーワードの需要・競合調査
次に抽出したキーワードのWeb上での需要競合調査を行います。抽出したキーワードは分類分けを行い、エクセルなどにまとめておくと整理がしやすくなります。
主要キーワードの選定基準
次に抽出したキーワード候補から主要キーワードを選定していきます。主要キーワードの選定の基本は「需要が多く、競合が少ないキーワードを探すこと」です。キーワードの需要は多いほど良いですが、多すぎると競合も増えるため、ほどほどを狙うのが良いと考えられます。
キーワード選定の際のおおよそ目安
- 検索需要:100~1,000程度
(1,000を超える検索需要は競合も多いケースがほとんど) - 競合サイト数:10,000,000未満
他にも選定する際に見た方が良い基準を3つ紹介します。
①想定するユーザーが探す可能性のあるキーワードか?
検索ボリュームがあっても、ターゲットとするユーザーが利用しないキーワードでは意味がありません。ユーザー像をしっかり想定し、ユーザーの立場で考える必要があります。
②自社の事業との関連性は高いか?
検索のボリュームがあったとしても、自社の事業と関連性が低いと問い合わせにつながりません。検索するユーザーの意図と自社の事業との関連性を確認しましょう。
例:切削加工業者
キーワード 半導体装置 ↔ 半導体装置部品 ↔ 半導体装置部品加工
③サイト検索での競合コンテンツボリュームの確認
検索した際に表示される競合サイトのコンテンツボリュームも確認が必要です。(特にECサイトが多く出てくるキーワードは、ECサイトのボリュームに太刀打ちできるコンテンツボリュームを確保することはできないため、注意が必要)
キーワード選定のコツ:さまざまな角度でキーワードを分析する
キーワード一つを選ぶ際には、さまざまな角度で分析します。
- ①同義・類義関係:意味が似ている言葉や同じ言葉
機械加工=切削加工 - ②包含関係(上位・下位・部位語)
金属加工>切削加工>旋盤加工 - ③共起関係:複合ワードなど
「切削加工 精密」「切削加工 東京」
キーワード選定のコツ:ロングテールSEO
主要キーワード以外に細かな需要のあるキーワードを集めることも重要です。
- ビッグキーワード:検索需要が多いキーワード
- ロングテールキーワード:複合キーワードなどの検索需要の少ないキーワード
比較してみると、「ロングテールキーワード」はアクセスは少なくとも、具体的なキーワードの方が問い合わせにつながる確率は高いです。そのため、細かなキーワードからの流入も同時並行で集められるように、意識してキーワード対策をすることをがおすすめします。
以上、問い合わせにつなげるためのSEOキーワードの選び方について紹介しました。参考にしていただ頂けたら幸いです。
The post 問い合わせにつなげるためのSEOキーワードの選び方 first appeared on モノカク.
Facebook、VR/AR責任者ボスワース氏を新CTOに
スクエニ、フルリメイクした「アクトレイザー・ルネサンス」を発売
アップル、「macOS Catalina」「iOS 12.5.5」で脆弱性を修正–既に悪用の可能性
サーバーワークスの「ファイルサーバー移行サービス」、要件ヒアリングから構築・運用まで支援 | IT Leaders
アップル、訴訟が終了するまでEpicを「App Store」に復帰させず
アップル、訴訟が終了するまでEpicを「App Store」に復帰させず
カプコン、拡張コンテンツ「モンスターハンターライズ:サンブレイク」–2022年夏発売
コンカー、経費精算「Concur Expense」とSuica利用履歴の自動連携オプションを有料で提供 | IT Leaders
EU、スマホの充電端子をUSB Type-Cに統一する法案–「iPhone」にも影響
新4K8K視聴機器1000万台を突破–東京2020大会も後押し、2024年には2500万台へ
マイクロソフト、Windows 11搭載の新Surface Pro 8など発表–2画面Android端末も
パナソニック、「エアリーソリューション」–ダウンフローで清潔・快適な空気環境
Facebook、ザッカーバーグ氏を守るため数十億ドル支出か
AIが生成したフェイク顔映像を自動判定するWeb API、国立情報学研究所が開発 | IT Leaders
データアナリティクスにおける“攻め”と“守り”:第4回 | IT Leaders
e-Janネットワークス、ハイブリッド勤務向けの「CACHATTOリモートデスクトップ」、同時接続ライセンスで提供 | IT Leaders
グーグル、ニューヨークのオフィスビルを約2300億円で購入へ
アマゾン創業者ベゾス氏の気候変動対策基金、自然保護に向け1000億円規模を拠出
データバックアップ新版「PowerProtect Data Manager v19.9」、VMwareとNASのバックアップを高速化 | IT Leaders
BASE、ネットショップの売上金で直接支払える「BASEカード」を提供
Uber、徒歩での配達を全国主要都市に拡大–名古屋・大阪・福岡など
ウイングアーク1st、BIツール新版「Dr.Sum Ver.5.6」、Pythonによるデータ処理が可能に | IT Leaders
米財務省、ランサムウェア取引に関与したとみられる仮想通貨取引所に制裁
米財務省、ランサムウェア取引に関与したとみられる仮想通貨取引所に制裁
製造業の採用ブランディング。遠くない未来のために考える経営とウェブサイトの関係
製造業の経営にとって一つの課題は「採用」です。自社の仕事の面白さをどのように伝えればいいのか各社頭を抱えています。
こんにちは。企業の「技術」と「想い」を伝えるブランディングC-OILING合同会社(シーオイリング合同会社)代表の大後 裕子(だいご ひろこ)です。
そのホームページは新卒者にも見られています
「うちの会社の強みは、スピーディでお客さんに寄り添ったコストで対応することです。今後若手も採用して、会社の活性化を図りたいんです!」そう話してくださった社長さんがいらっしゃいました。しかし、その会社ホームページは、若手の採用は難しいのと感じるものでした。
何故かというと、その企業のホームページは全面に「短納期・低コストを実現!」と大きく書いてあるものでした。確かに、集客の手法のひとつに、安さや短納期を全面に押し出したホームページを作成するという手法もあります。これは初見のお客様にとって魅力的なものです。結果として、検索数やお問い合わせの数を一定数増やす助力になっていることは確かでしょう。
しかし、採用の視点からそのホームページを見たとき、学生や転職希望者はどう感じるでしょう?安心して応募の問い合わせに進むことができるしょうか?求職者たちが見るのは採用ページだけではありません。企業のホームページもじっくりと閲覧しているのです。デジタルネイティブ世代である彼らにとって、いくつものサイトをまたいで情報の真偽を検索・比較することは当たり前なのです。だからこそ、採用ページだけ取り繕うことはできないのです。
採用ページと企業ページの統一はされていますか?
採用ページと企業ページで発信しているメッセージ性やデザイン的な雰囲気の統一性は重要です。例えば、企業を一人の人として捉えた時、話す人によって言うことを変える人物に対して安心できません。それと同じです。企業としての一貫性のないメッセージや見せ方では、求職者は安心して応募に踏み出すことはできないのです。
私たち人間はなるべくリスクを避けることで生き残り、進化を遂げてきました。先ほどの企業でも、話をじっくりと聞いていけば、安さの裏には魔法や根性ではない、コストを削減するための素晴らしい工夫や独自のノウハウがありました。しかしその事実が求職者たちに伝わらないホームページでは、安さの裏にいわゆる過労やブラック企業ではないか?という本当は存在しないリスクを避ける行動に出てしまい、結果的に応募をしない選択をするのです。
もしあなたの会社が2年後3年後といった、遠くない未来のための人材確保を考えているのであれば、企業の持つ仕事の魅力を理解し、客観的に伝えられることは、企業にとっての必須条件であることを忘れないでください。
採用ブランディングは自社の強みを見直すチャンス!
募集職種や福利厚生が同じような条件だった場合に、学生にとって就活の決定打となるのは、会社のトータルの雰囲気です。雰囲気とは、長年企業がひとつ一つの仕事に向き合いながら培われてきた企業文化です。採用を強化したいのであれば、その雰囲気が企業をどの角度から見ても統一されていることが重要です。ものづくりの世界では「神は細部に宿る」と言われていますが、会社のコアである社長のうちに秘めた事業や社員への思いが、製品のクオリティだけでなく、それを知る窓口であるウェブサイトといった細部にまで宿らせることと同じではないでしょうか。
だからこそ、企業のホームページや採用ページから、企業理念や社長のメッセージ、さらには社長の顔写真まで見られていることを、忘れてはいけないのです。
採用ブランディングは、あなたの会社の強みを見直すチャンスです。そしてあなたの会社の遠くない未来、中心核になってくれるメンバーと繋がるための施策です。まずは難しく考えすぎずに、顧客に喜ばれている要因や、そのための仕事のポリシーは何であるのかを改めて見出すことから始めてみましょう。
The post 製造業の採用ブランディング。遠くない未来のために考える経営とウェブサイトの関係 first appeared on モノカク.