日: 2021年10月22日
VR向けに再構築した「バイオハザード4」–Oculus Quest 2版が発売
空き家戸建の活用の「空き家リノベラボ」、世田谷と大田区で運用開始
ソフトバンクと東京海洋大学、水中で光無線通信の実証に成功
フードボックスのノンピ、SDGsを取り入れた「サスティナブルフードシリーズ」
NoCode Japan、ダウンロード不要のワクチンパスポートアプリ「スマートコロナパス」
ドコモとUR都市機構、団地内をロボットが自動配送–スマート技術活用の実証実験
LiveSmart、スマートホーム専用コンセント型Wi-Fi–コンセントにさすだけでネット環境構築
日産自動車ら、横浜市で乗合型移送サービスの実証実験–急な坂道や狭い道、駅から遠い住宅地などを運行
1人あたりのアプリ関連支出、日本が149ドルでトップ–増加率はパンデミック初期から鈍化
NEC、業務担当者のデータ分析力をAIで補完する人材育成サービスを提供 | IT Leaders
三菱UFJ銀行、AIによるATM不正取引検知の実証実験、不正取引全体の94%をAIが発見 | IT Leaders
Volocopter、大阪で2023年にもeVTOL空中タクシーの公開試験飛行を実施へ
アマゾン傘下のZoox、シアトルで自動運転車をテストへ
日立、UNIXサーバー「EP8000」にPower 10搭載のハイエンドモデル「E1080」、性能が向上 | IT Leaders
ハウスコム、シングルファミリーの住まい確保を後押し–初期費用と賃料を設定できる「スマートレント」で
ソニー、フルサイズミラーレス「α7 IV」を海外発表–α1同等の画像処理エンジン採用
マイクロソフト、「Windows 10 November 2021 Update」(21H2)を準備中
製造業デジタルマーケティングのアンケート調査から見えてきた課題
テクノポートの井上です。先日弊社で製造業のお客様向けに「デジタルマーケティングにおける取り組みに関する実態調査」という名目でアンケート調査を行いました。
今回はデジタルマーケティングにおいて、最も多くの方が課題と感じている「戦略の立案」について、原因の考察と解決の手段についてご紹介いたします。
戦略の立案に課題を抱える企業が多い結果に
デジタルマーケティングというテーマから、WebやITスキルについての課題が多いかというと、そういうわけではなく、戦略の立案に関する課題が一番多い結果となりました。理由として考えられることは、戦略の企画立案は、受託加工が主の中小製造業では不得意な領域である場合が多いということです。また、外部に協力要請するにしても一般的なWeb制作会社では製造業に知見のある会社は少なく、その結果、戦略の企画立案段階で業務が滞るようになることが考えられます。
Web制作会社との公開後の打ち合わせでは、「コンテンツボリュームをたくさん増やしましょう、そのためには事例をたくさん増やしましょう」というアドバイスのみで、そこまで多くの事例が載せられない製造業者の場合、それ以上の進展がなく終わってしまっているケースも多いと聞きます。
まず、戦略的な話を外部を交えて行うのか、自社で考えるのかが決まっていないことが原因だと考えられます。Webマーケティングを円滑に遂行するためには、自社に何が不足しているのか、外部に委託する際にはどの範囲をフォローしてほしいかを明確にする必要があります。そのためにすべきことは、Webマーケティングの流れと必要となる知識やスキルを理解し、それに対し自社でできる範囲を知ることです。それができれば、後は誰がどのようにやるかを決めていくだけですので、やることの明確化ができるようになります。
Webマーケティングの主な流れ
ここでは、Webマーケティングのおおまかな流れと、必要となるスキル・知識について紹介します。ただ、Webマーケティングというと領域が広くなるので、今回はわかりやすくするためにWebサイト制作の流れに合わせて説明します。
企画立案
Webサイトに問い合わせを呼び込むための戦略を立てます。どのようなターゲットにどのような価値を提供するかを企画し、その後、戦略を成功させるためにWebサイトにどのような形で落とし込んでいくかを決めます。
サイト制作
上記で決定した内容に沿ってサイト制作を行います。
分析
制作・公開したサイトが戦略のもとでうまく機能しているかどうか、アクセスやキーワード、お問い合わせ状況の分析を行います。
更新、改善
分析した内容をもとにどのように改善すればいいかを考え、次の更新につなげていきます。
Webマーケティングに必要な知識・スキル
Webマーケティングにはどのような知識やスキルが必要になるのかも見ていきましょう。
マーケティング知識と企画力
戦略の立案、改善策の考案をするのに必要となるスキルです。よりよい企画を作るためには、所属する業界の知識も必要となります。
SEO知識・広告知識
どのように見てもらうか・知ってもらうかを考えるための集客に関する知識が必要になります。
コンテンツ作成スキル
ページを作るためのコンテンツを作り出すスキルです。最近では執筆代行にて外部に委託することも増えてきているように、コンテンツの作り方にもノウハウがあります。
Web制作スキル
決められた事項にもとづいて、忠実にWebに反映させるITスキルです。
情報分析スキル
Web解析士という資格があるように、Googleアナリティクスなどのアクセスデータをどのように分析し評価をするかという部分にはスキルが必要になります。アクセスデータは見ることはできるけれど、どのように解釈すればよいかわからないという方は多いです。
企画遂行能力
決められたものを期日通りに進めていく、スケジュール管理を含む企画遂行力が必要となります。
コミュニケーション能力、調整力
Webマーケティングは、ほとんどの場合一人ですべてを遂行することはできないため、社内や外部とのやりとりを円滑に行い、周りを巻き込んでいく必要があります。
実行者を決定し、やってみる
「Webマーケティングの主な流れ」を理解した上で、知識・スキルを保有する者を選定し、実行に移します。一人ですべてを受け持つことは難しいため、以下のような役割分担が必要です。
- マーケティング、SEO知識、情報分析(マーケティングディレクター)
- コンテンツ作成(製造技術者)
- Web制作スキル(Webエンジニア)
外部委託する際の注意点
自社では対応が難しく、外部委託する際には、どこまでを求めるかを明確化することをおすすめします。冒頭にあったように、「戦略の立案がボトルネックとなり停滞するケースが多い」というアンケート結果があります。
マーケティング企画立案からの協力が必要な場合に、コンサルティング会社に依頼するケースが最近では増えてきているようです。ただ、コンサルティング会社に依頼する場合、費用もそれなりにかかります。
- 一般的なWeb制作会社の運営サポート費(数万円)
- 一般的なコンサルの月額費用(数十万円)
そのような理由で、手前味噌になってしまいますが、製造業専門で業界の知識を保有し、マーケティングが得意な会社ということで、弊社テクノポートにご依頼いただくケースが非常に増えています。以上、デジタルマーケティングにおける、戦略立案に関する課題の原因と解決手法について紹介しました。
参考にしていただければ幸いです。
製造業のデジタルマーケティング実態調査
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000055603.html
The post 製造業デジタルマーケティングのアンケート調査から見えてきた課題 first appeared on モノカク.