Webサイトにいれるべきコンテンツの紹介

こんにちはテクノポートの永井です。

Webサイトを制作する際、製品紹介ページや会社概要、企業の強みなどさまざまなページを作るでしょう。その中でも、これだけは絶対に作ったほうがいいページを紹介します。

ターゲットは課題を解決するための手段を求めている

Webサイトを制作する前に、問い合わせをもらいたい「ターゲット」が何を求めているかを想像してみましょう。ターゲットが企業(BtoB)の場合、適当に製品を探しているのではなく何かしらの目的を持って探しています。そして、目的の多くは「課題を解決する」ことです。不具合対応、生産性の向上、品質の改善など仕事の中で出てくる課題を解決するために、インターネットを使い製品を探しています。

このとき、ただ単に製品を探しているわけではなく、できるだけ安く質の高いものを探していると考えられます。ただし、安ければいいというわけではありません。使いやすさや壊れにくさなど長期的に使うことを前提とした上で、コストパフォーマンスの良いものを探しています。

さらに、選定の失敗は会社の不利益になってしまうため、絶対に失敗したくないという思う企業が大半でしょう。ターゲットがほしい情報をまとめると、下記のようになります。

  • 課題を解決できるかどうか
  • コストパフォーマンが優れているかどうか
  • 信頼できる製品であるかどうか

Webサイトを作るときは、この3つの情報を押さえておきましょう。

課題解決に特化したページの制作

課題解決に特化したページの役割

  • SEO対策
  • 課題と直結した訴求

ターゲットは課題を解決したいと思っているので、課題解決に特化したページは必ず制作しましょう。ターゲットは抱えている課題に関連するキーワードで調査している可能性が高く、課題解決に特化したページを制作することで、SEO対策と製品の訴求を一度に行うことができます。

また、課題は一つではなく、複数掲載しましょう。1人のターゲットが抱えている課題は一つですが、ターゲットが複数になれば複数の課題が出てきます。そうなると、ターゲットが検索するキーワードや訴求内容も変わってきます。

自社の製品を不特定多数のターゲットに見てもらいたい場合は、解決できる課題ごとにページを制作するのがおすすめです。

事例

NISSHA株式会社:https://connect.nissha.com/filmdevice/filmdevice_column/
株式会社アドレック:https://www.adrec-jp.com/archives/case

製品のスペックページの制作

製品のスペックページの役割

  • 製品比較されたときの訴求

ターゲットは類似製品の情報を集めて比較検討してから製品を決めてます。そのため、競合製品と比較された場合に、自社のメリットや実力がひと目でわかるような表やグラフを作りましょう。

ターゲットはWebサイトや商社などから情報収集を行っているため、製品についての知識はある程度持っていると考えられます。場合によってはかなり細かな情報も知りたいと思っていますので、製品のスペックで出せるところはすべて出してください。

また、他社製品や類似製品と比較できる表も効果的(https://microvu.jp/prd_compare/)です。比較する際は自社をPRするのも大切ですが、公平性を持った比較をすると信頼につながるでしょう。

事例

株式会社 スペック・ジャパン:https://speckjapan.com/archives/530

お客様の声ページの制作

お客様の声ページの役割

  • 安心感の訴求

お客様の声は訴求力が高いので、必ず制作してほしい項目です。

ターゲットは失敗しないために「使った人の感想」を求めています。どういった企業がどのように使って、どういった結果が得られたのか、どういったところに不満があるのか、などネットには掲載されていないリアルな情報を求めているでしょう。

自社のサイトに掲載されているお客様の声は営業目的で効果が薄いと思われがちですが、実はそんなこともありません。製品に不満があった場合はお客様の声として掲載していただけないので、お客様の声に掲載されている企業は少なくとも製品を高く評価しています。

お客様の声を掲載するためにはお客様にインタビューしたり、掲載の許可が必要だったりと他のページとは公開手順が異なりますので早めの動き出しが大切です。

事例

テクノポート株式会社:https://marketing.techport.co.jp/case_category/product/

まとめ

メーカーがWebサイトのコンテンツとして制作するべきページは下記の3種類です。

  • 課題解決に特化したページ
  • 製品のスペックページ
  • お客様の声ページ

Webサイトで成功するためにはターゲットのニーズを想定したページづくりが大切です。
弊社はWebサイトの企画から制作、運営まで一貫して行っています。Webサイト制作でお困りでしたらお気軽にご相談ください。

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コンテンツマーケティングの運用におけるポイントを解説

製造業のエンジニアで、製造業系ライターとして活動している一之瀬です。

さまざまな業界でコンテンツマーケティングが注目を集めており、製造業でもコンテンツマーケティングに取り組む企業が増えてきました。一方で、すでに取り組んでいる企業、これから取り組みたいと考えている企業の中には、コンテンツマーケティングの運用について、具体的に取り組むべき項目や失敗しないためにはどうすればいいか知りたい人もいるでしょう。

そこでこの記事では、コンテンツマーケティングの運用において、取り組む必要がある内容や注意点について解説します。コンテンツマーケティングの導入を検討している方や運用に困っている方は、参考にしていただけたらと思います。

コンテンツマーケティングの運用

コンテンツマーケティングとは、有益で説得力のあるコンテンツを発信することでターゲットを引き寄せ、知識を深め、考え方を知ってもらい、自社の顧客として獲得するマーケティング手法です。

コンテンツマーケティングを運用していくためには、以下の項目に取り組む必要があります。それぞれの項目について、具体的な内容や取り組みのポイントを解説します。

  1. 目標(KPO)の設定
  2. 発信するコンテンツの企画
  3. コンテンツの作成、公開、拡散
  4. 効果測定と検証

1.目標(KPI)の設定

コンテンツマーケティングは、取り組み始めてからすぐに契約などの成果に繋がる施策ではないため、目標(KPI)の設定が難しいです。そこで、AIDMAやAISCESなどのフレームワークを用いて、ユーザーの行動段階ごとにKPIの設定をすると効果的です。

AIDMAは、「Attention:認知」「Interest:興味関心」「Desire:欲求」「Memory:記憶」「Action:行動」の頭文字を取ったもので、消費者が商品を知ってから購入するまでのプロセスを示したフレームワークです。

また、AISCEASはインターネット検索を考慮したフレームワークで、「Attention:認知」「Interest:興味・関心」「Search:検索」「Comparison:比較」「Examination:検討」「Action:行動」「Share:共有」の頭文字を取ったものです。

2.発信するコンテンツの企画

KPIの設定ができたら、選定したターゲットとKPIに対して、効果が見込めるコンテンツの企画を行います。コンテンツの企画は一つだけでなく、複数の企画を立案するのが一般的です。

企画段階で失敗してしまうと、コンテンツの作成や作成したコンテンツの拡散に時間と費用をかけてもKPIの達成には繋がりません。自社単独では、コンテンツの企画に関するノウハウがない場合には、外部の専門家に依頼することが効果的です。失敗のリスクを大きく減らせる可能性があります。

3.コンテンツの作成、公開、拡散

発信するコンテンツの企画が完成したら、自社内もしくは外注によりコンテンツの作成を行います。代表的なコンテンツとしては文章、動画、画像、イラストなどが挙げられます。これらを複数組み合わせたコンテンツも効果的です。

検索エンジン最適化(SEO)を考慮したコンテンツの作成を行うことで、自社を知らない見込み顧客にコンテンツを届けられる可能性があります。また、自社のSNSアカウントなどで拡散を行うことで、多くのユーザーにコンテンツを見てもらえるでしょう。

4.効果測定と検証

作成したコンテンツに対する効果測定と検証を行います。あらかじめ設定したKPIに対して、実際の状況がどうなっているのかを定量的に検証することが重要です。

AIDMAやAISCEASの観点でKPIを設定していれば、それぞれのステップごとに検証を行うことで、ボトルネックとなっている箇所やうまくいっている箇所を明確にできます。その結果をもとに、コンテンツの見直しや新たなコンテンツの企画に繋げられます。

コンテンツマーケティング運用時の課題と運用会社

実際にコンテンツマーケティングの運用を始めると、さまざまな課題が生じます。生じた課題を解決するためには、運用会社に相談をするのがおすすめです。

コンテンツマーケティング運用時の課題

コンテンツマーケティング運用における課題として代表的なものに、コンテンツ制作をする際の社内リソーセス不足や効果的な戦略の欠如、予算の制約、効果測定の難しさが挙げられます。

これらの課題はいずれも、外部のコンテンツマーケティング運用会社に協力を依頼することで、解消できる可能性が高くなります。

コンテンツマーケティングの運用会社

コンテンツマーケティングを運用会社と協力して行う場合、運用会社は慎重に選定する必要があります。コンテンツマーケティングを得意とする運用会社の中でも、BtoB向け、海外向け、動画活用などそれぞれ得意分野が異なるからです。

前評判だけで十分な調査をせずに運用会社を決定してしまうと、十分な効果を出せないことがあるため、自社の取り組みたい領域を得意としている運用会社を見つけましょう。

まとめ

コンテンツマーケティングの運用は、KPI設定、コンテンツ企画、コンテンツ作成と拡散、効果測定と検証という流れで進めていきます。それぞれの工程で、重要なポイントを抑えて取り組むことが重要です。

実際にコンテンツマーケティングに取り組むと、社内リソーセス不足や戦略立案、効果測定などに課題が生じることがあります。自社だけでは解決することが難しいため、運用会社など、外部の専門家に相談することをおすすめします。

テクノポートは、製造業向けのコンテンツマーケティングの実績が多数あります。コンテンツマーケティングの運用に関する豊富なノウハウも保有しているため、状況に応じた適切なサポートが可能です。ぜひお気軽にご相談ください。

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