日立ヴァンタラは2025年4月4日、AIシステム向けサーバー/ストレージ製品群「Hitachi iQ」に2つの新モデルを追加し、同日販売を開始した。1つは、米Hammerspaceのデータオーケストレーション技術を採用したスモールスタート可能な分散ファイルストレージである。もう1つは、NVIDIA B200を搭載したハイエンドGPUサーバーである。価格はいずれも個別見積もり。
日立製作所のストレージ/サーバー事業を承継した日立ヴァンタラは2025年2月25日、ファイルストレージの新機種「Hitachi Virtual Storage Platform One File(VSP One File)」を販売開始した。同年3月中旬の提供開始を予定する。価格は個別見積もり。これまでVSP Oneシリーズはブロックストレージを提供してきたが、ファイルストレージを追加した。
日立ヴァンタラは2024年11月13日、SANストレージ「VSP One 2U Block Appliance」にクラウドへのリモートコピー機能を追加した。クラウド上で提供しているストレージソフトウェア「VSP One SDS Cloud」との間で共通のデータを保持できるようになった。
ネットアップは2024年11月13日、複数のストレージ製品を刷新したと発表した。ブロックストレージ「ASA Aシリーズ」は全3モデルを、性能重視のオールフラッシュストレージ「AFF Aシリーズ」は6モデル中、エントリー3モデルを、容量重視のオールフラッシュストレージ「AFF Cシリーズ」(3モデル)は全3モデルをそれぞれ刷新した。
ピュア・ストレージ・ジャパンは2024年10月18日、オールフラッシュストレージの新機能群と新モデルを発表した。いずれも2025年度第4四半期(2024年11月~2025年1月)に提供する。新機能として、データをストレージ間で移動することなくティア(階層)を変更可能なZero-Move Tiering機能などを追加する。新モデル「FlashBlade//S100」はブレードサーバー型ストレージのエントリーモデルである。
ネットワールドは2024年10月9日、米VAST Dataのオールフラッシュ構成ファイル/オブジェクトストレージ「VAST Data Platform」を2025年度上半期から販売すると発表した。コントローラとストレージを分離してNVMeスイッチを介して接続するアーキテクチャを採用しており、両者をそれぞれ独立して増設・拡張できる。
CYLLENGE(サイレンジ)は2024年9月6日、ファイル共有・転送サービス「Smooth File」に、標準オプションとして、ローカルフォルダとの同期ツール「Smooth File Sync」を追加し、同年10月1日から提供すると発表した。Webブラウザ以外に、Windowsのエクスプローラからもファイルにアクセスできるようになる。
アシストは2024年8月30日、SIサービス「ファイルサーバー移行支援サービス」を提供開始した。オンプレミスのWindowsファイルサーバーを、AWSのWindowsファイルサーバーサービス「Amazon FSx for Windows File Server」に移行する。料金は要問い合わせ。移行対象サーバー数、データ量などにより異なる。
ネットアップは2024年7月30日、会見を開き、2024年に入ってから実施した製品アップデートの内容を説明した。会見では、性能、セキュリティ、AIの3つのポイントを挙げ、それぞれのアップデートについて紹介した。例えば、性能面では、オールフラッシュストレージ「NetApp AFF Aシリーズ」のラインアップを刷新し、性能を2倍に高めた。
SmartHRは2024年7月9日、クラウドストレージ「Everidays for SmartHR」を開発したと発表した。クラウド人事労務ソフト「SmartHR」の周辺アプリケーションの1つであり、IDとしてSmartHRのアカウントを使う。アクセス権限として、SmartHRの属性情報である「在籍区分」、「雇用形態」、「部署」などの情報を利用する。同クラウドストレージは、yettと共同で開発した。
SmartHRは2024年7月9日、クラウドストレージ「Everidays for SmartHR」を開発したと発表した。クラウド人事労務ソフト「SmartHR」の周辺アプリケーションの1つであり、IDとしてSmartHRのアカウントを使う。アクセス権限として、SmartHRの属性情報である「在籍区分」、「雇用形態」、「部署」などの情報を利用する。同クラウドストレージは、yettと共同で開発した。
日本ワムネットは2024年7月8日、大容量ファイル共有サービス「DIRECT! EXTREME(ディレクト エクストリーム)」に、クラウドストレージとの連携オプションを追加した。転送元/転送先としてクラウドストレージを選べ、データを一旦ローカル環境にダウンロードすることなく、クラウドストレージ間でデータを移動できるようになった。DIRECT! EXTREMEの月額料金(税別)は1万9800円から。クラウドストレージ連携オプションは1つのクラウドストレージあたり1万円。
日本ワムネットは2024年7月8日、大容量ファイル共有サービス「DIRECT! EXTREME(ディレクト エクストリーム)」に、クラウドストレージとの連携オプションを追加した。転送元/転送先としてクラウドストレージを選べ、データを一旦ローカル環境にダウンロードすることなく、クラウドストレージ間でデータを移動できるようになった。DIRECT! EXTREMEの月額料金(税別)は1万9800円から。クラウドストレージ連携オプションは1つのクラウドストレージあたり1万円。
JPサイバーは2024年7月5日、Amazon S3マウントツール新版「JPCYBER S3 Drive V9.0」をリリースした。新版では、稼働環境であるWindowsが動作するCPUの種類を増やし、x86版に加えてARM版を用意した。いずれもWindowsの64ビットOSでスタンドアロンで動作する。これにより、市場に出始めているAI PC(Copilot+PC)などのARM CPU搭載機でも使えるようになった。価格(税別)は、デスクトップOS用の「JPCYBER S3 Drive Desktop」で年額7980円。
オールフラッシュストレージを提供するピュア・ストレージ・ジャパンは2024年7月4日、説明会を開き、米国開催の年次イベント「Pure//Accelerate 2024」で発表した新機能群を説明した。複数のストレージで構成するクラスタから要件に合ったボリュームを切り出す「Pure Fusion」、AI学習向けに容量を問わずデータ転送性能でメニュー化した従量課金ストレージ、自然言語でストレージの管理が可能なAIコパイロットなどを今後提供する。
デル・テクノロジーズは2024年7月3日、ミッドレンジ統合ストレージ新モデル「Dell PowerStore 3200Q」を提供開始した。PowerStoreシリーズの他モデルはTLC(トリプルレベルセル)型のSSDを搭載しているが、3200QはQLC(クアッドレベルセル)型のSSDを搭載している。TLC搭載モデルと比べて、性能を落とすことなく容量単価を改善したとしている。同日さらに、ストレージOSの新版「PowerStoreOS 4.0」を提供開始した。OS新版では、データ削減率として5:1をうたう(従来版は4:1)。
丸紅ITソリューションズは2024年6月24日、クラウドストレージ活用支援サービス「Platform Door for Box」を発表した。個人のメールアドレスを持っていない従業員でも、WebブラウザとPlatform Door for Boxを介してクラウドストレージ「Box」にアクセスしてファイルの操作が可能である。Officeファイルをオンラインで編集する機能も提供する。
日立製作所のストレージ/サーバー事業を承継した日立ヴァンタラは2024年5月30日、ミッドレンジストレージの新機種「Hitachi Virtual Storage Platform One 2U Block Appliance」(VSP One 2U Block Appliance)を販売開始した。現行のミッドレンジストレージ(VPS Eシリーズ)の後継に当たる。新機種では、データ圧縮効率を高めるなどして、大量データを効率よく保存できるようにした。また、ランサムウェア対策に役立つ強化として、スナップショットからの復元時間を改善した。I/O負荷の低い時間帯に消費電力を抑える機能も搭載した。
パナソニック インフォメーションシステムズ(パナソニックIS)は2024年5月20日、Amazon S3互換クラウドストレージ「Wasabi Hot Cloud Storage」の販売を開始した。価格の安さを最大の特徴として挙げており、5TBで月額6670円(税別)から、データ転送量は無料である。開発会社は、米ワサビテクノロジーズ(Wasabi Technologies)。販売目標は、2024年度末までに8社。
ダイレクトクラウドは2024年3月12日、クラウドストレージ「DirectCloud」のオプションとして、利用頻度の低いファイルを保存する「DirectCloudウォームストレージ」を追加したと発表した。同年2月22日から提供している。料金は標準の「ホットストレージ」のおよそ半額で、これらを階層型で利用することで低コストとストレージアクセスの高速性を両立できる。今後は、ウォームストレージよりも低コストな「コールドストレージ」オプションの提供を予定している。
ツリーベルは2024年2月22日、ファイル共有/転送クラウドサービス「HAYABUSA TRANSZ on Cloud」を発表した。主要なクラウドストレージとファイルを共有/転送できる。独自の高速プロトコル/ファイル転送エンジンにより、ファイルサイズや個数、送信距離の制限なく、大容量ファイルを高速に転送できることをアピールしている。
NTT東日本は2024年2月21日、中堅・中小企業向けオンラインストレージ「コワークストレージ」のオプション「コワークストレージプラス」を同年2月28日から提供すると発表した。文書の申請・承認、レビュー、回覧などのワークフロー機能や保存したファイルの内容に応じてフォルダの自動仕分けなどの機能が利用できる。
NTT東日本は2024年2月21日、中堅・中小企業向けオンラインストレージ「コワークストレージ」のオプション「コワークストレージプラス」を同年2月28日から提供すると発表した。文書の申請・承認、レビュー、回覧などのワークフロー機能や保存したファイルの内容に応じてフォルダの自動仕分けなどの機能が利用できる。
ノークリサーチは2023年10月26日、中堅・中小企業における文書管理/オンラインストレージサービスの導入社数シェアを発表した。トップ3は「DocuWorks」(16.2%)、「Microsoft 365」(15.6%)、「eValue NS/V/Air」(12.4%)でサービスの内容・種別にバリエーションが見られる。
米ネットアップ(NetApp)日本法人のネットアップは2023年7月27日、説明会を開き、同社製品における直近のアップデート状況を説明した。筐体の2重化で堅牢性を高めたSAN専用ストレージの新シリーズ「NetApp ASA」、可用性などの保証プログラム「NetApp Advance」の拡充、ストレージOS「ONTAP」の刷新、AIデータ基盤のためのリファレンス構成を発表した。
NECは、同社のサーバー/ストレージ製品に日本IBMの分散ファイルシステムソフトウェア「IBM Storage Scale」を組み合わせたストレージシステムを2023年7月から販売する。日本IBMとの協業の一環として販売する。日本IBMが2023年7月10日に発表した。最小構成では容量数TBのエントリーモデルから入手可能である。導入支援サービスも提供可能である。
デル・テクノロジーズは2023年6月23日、都内で説明会を開きし、プライベートイベント「Dell Technologies World 2023」(5月22~23日開催)で発表した主要なサービスを紹介した。従量課金型サービス「Dell APEX」の新サービス群と、サーバー機などのエッジ機器の初期導入と運用を簡素化する運用管理ソフトウェア「Dell NativeEdge」にフォーカスして説明した。Dell APEXでは、オンプレミスだけでなくパブリッククラウド上でもサービスを提供する。
小林製薬(本社:大阪市中央区)は、ファイルサーバーの移行にあたり、ファイルサーバーの使用状況を可視化してファイルの整理に役立てられるソフトウェアを活用した。分析の結果、現行ファイルサーバーで管理していた容量100TB規模のデータのうち、画像や動画などのサイズの大きなファイルや使用頻度が低いファイルを中心に、合計約20TBのデータを新たに契約したGoogle Driveに移行した。ファイルサーバー容量可視化システム「ZiDOMA data」を提供するARアドバンストテクノロジ(ARI)が2023年6月21日に発表した。
NECは2023年6月12日、クラウド型ストレージサービス「NEC Cloud Storage(St)」を提供開始した。パブリッククラウドやオンプレミスとの間でデータを頻繁にやり取りする使い方を想定した機能や料金体系を採用した。例えば、データを出し入れしてもコストがかからず、契約容量に応じた月額固定料金である。パブリッククラウドとは閉域網で接続している。データバックアップソフトウェアなどを動かすための仮想サーバー(IaaS)機能も提供する。国内ユーザーを対象に国内データセンターでサービスを提供する。
日立製作所は2023年6月6日、クラウドストレージ「Hitachi Virtual Storage Platform on cloud」(VSP on cloud)を提供開始した。同社のSANストレージ製品「Hitachi Virtual Storage Platform」(VSP)のソフトウェアをAmazon Web Services(AWS)の仮想サーバー上で動かし、これを保守運用サービス込みのクラウド型ストレージとして提供する。ソフトウェアはVSPと共通であるため、VSPが備えるストレージ機能を利用可能である。ストレージをオンプレミス環境からクラウドに移行する用途や、クラウドへのデータレプリケーション、DR(災害時復旧)などの用途に向く。価格は個別見積もり。
デル・テクノロジーズは2023年5月19日、多機能ミッドレンジ統合ストレージ「PowerStore」のOS「PowerStoreOS」を、新バージョン「PowerStoreOS 3.5」にアップデートしたと発表した。新版では、バックアップストレージ「PowerProtect DD」に直接データをバックアップできるようにしたほか、書き換え不能なスナップショットを使えるようにした。IaCやコンテナ管理機能を使ってストレージをプロビジョニング(配備)する機能も強化した。
ネットアップは2023年3月10日、SAN/NAS統合ストレージ「NetApp All Flash FAS」(NetApp AFF)において、容量重視の新シリーズ「NetApp AFF Cシリーズ」(3モデル)を発表した。これにより、同社のオールフラッシュストレージは、高速な「Aシリーズ」と容量重視の「Cシリーズ」の2シリーズ構成を採ることになる。今回同時に、Aシリーズのエントリモデル「NetApp AFF A150」も発表した。新モデルはいずれも、2023年3月下旬から販売を開始する。
ヒューレット・パッカード エンタープライズ(HPE)(日本ヒューレット・パッカード)は2023年2月2日、ストレージサーバー機「HPE Alletra 4000」の受注を開始した。同年3月中旬から出荷する。多数のストレージドライブを搭載可能なラックマウント型のPCサーバー機の新製品であり、任意のOSやストレージソフトウェアを動作させてストレージを構築可能である。
ダイレクトクラウドは2023年2月1日、AI-OCR機能を備えたクラウドストレージ「DirectCloud-OCR(β版)」の提供を開始した。指定フォルダに請求書のPDFファイル群をアップロードすると自動でテキスト化する。同社の法人向けクラウドストレージ「DirectCloud」と、LINEのAI-OCRサービス「CLOVA OCR」の連携によってAI-OCR機能を提供する。
リコーは2023年1月16日、ストレージ接続サービス「RICOH e-Sharing Service」を提供開始した。オンプレミスに設置したアイ・オー・データ機器のNASストレージ「APX2-ESS/RO5A」へのSMBファイルアクセスをクラウド経由で行えるようにする。ユーザーは、インターネットに接続した任意の環境から、社内のNASストレージにファイルアクセスできるようになる。
美容サロン用化粧品メーカーのミルボン(本社:東京都中央区)は、全社標準のファイル共有基盤としてクラウドストレージの「Box」を導入し、それまでバラバラだったファイル共有手段を統一した。現在、ほぼ全社員にあたる1150人(うち海外約200人)がBoxを利用している。メール添付ファイルをBoxのダウンロードURLに変換する「Mail2Cloud」も併せて導入した。導入を支援したマクニカが2023年1月11日に発表した。
ネットアップは2023年1月5日、サブスクリプションサービス「NetApp Keystone」のサービス内容を強化し、新たにクラウドストレージ「NetApp Cloud Volumes ONTAP」を対象にした。これにより。オンプレミスのNetApp製ストレージと、クラウド上のNetAppストレージサービスの双方を、サブスクリプション型で利用可能になった。
クロス・ヘッドは2022年12月20日、SIサービス「デジタル・ワゴン for ファイルサーバー」を発表した。既存のファイルサーバーの統合や、ファイルサーバーのクラウド移行を支援する。現環境のアセスメントからクラウド移行後の運用代行までをワンストップで提供する。
米ピュア・ストレージ(Pure Storage)日本法人のピュア・ストレージ・ジャパンは2022年12月9日、説明会を開き、同社のビジネス概況と2023年の企業ストレージ分野の展望を発表した。同社においてサブスクリプションサービスの売上が伸びていることを挙げたうえで、2023年に進むと見られるトレンドを解説した。
リコーは2022年10月3日、クラウドストレージサービス「RICOH Drive」を提供開始した。エッジデバイスやアプリケーションとのデータ共有・連携に向く。容量は無制限で100世代までのバージョン管理に対応する。セキュリティ機能として、ファイル暗号化や通信経路暗号化だけでなく、ユーザーごとのアクセス制限やログ管理、端末認証、2段階認証などを備える。RICOH Driveのアカウントを持たない外部ユーザーとのファイル送受信では、メールアドレス認証とワンタイムパスワードの発行によって誤送信を防ぐ。
デル・テクノロジーズは2022年9月29日、従量課金型ストレージサービス「APEX Data Storage Services」(ADSS)を強化し、ユーザー自身による管理が可能なオプション機能を追加したと発表した。容量使用率の監視やリソースの増減など、より多くの日常的な管理を自社で行えるようになる。なお、ADSSは、ユーザー企業が管理するオンプレミスのデータセンターにデル・テクノロジーズが保有するストレージ資産を設置し、これを容量ベース課金で利用できるサービスである。
CDNサービスを手がける米Cloudflare(クラウドフレア)は2022年9月21日(米国現地時間)、クラウド型オブジェクトストレージ「Cloudflare R2 Storage」を提供開始した。特徴は、Amazon S3互換APIを備えたクラウドストレージを、クラウドから外部への下り通信(エグレス)料金なしで使えることである。
デル・テクノロジーズは2022年9月6日、分散ブロックストレージシステム「Dell PowerFlex 4.0」を提供開始した。PowerFlexは、SDS(分散ストレージソフトウェア)を搭載したサーバー機を複数台束ねて、1台のストレージとして運用可能である。新版「PowerFlex 4.0」では、SANのプロトコルとしてiSCSIよりも高速なNVMe over TCPを使えるようにした。さらに、NAS(NFS/SMB)機能を新たに搭載した。
デル・テクノロジーズは2022年5月25日、多機能ミッドレンジ統合ストレージ「Dell PowerStore」のOS「Dell PowerStoreOS 3.0」にアップデートしたと発表した。新バージョンのOSを搭載した製品の国内提供を開始した。性能は、読み取り/書き込みの混合ワークロード速度を最大50%高速化した。容量は、筐体あたりの最大容量が66%増えた。
デル・テクノロジーズは2022年8月22日、ハイエンドストレージ「Dell PowerMax」の新モデル「Dell PowerMax 2500/8500」を提供開始したと発表した。既存モデル「同2000/8000」の後継モデルにあたる。新モデルは、性能が最大2倍、ストレージ密度が最大14倍に向上している。機能面では、新たにNAS(SMB/NFS)を追加した。
デル・テクノロジーズは2022年8月19日、従量課金型ストレージサービス「APEX Data Storage Services」(ADSS)において、同社の販売パートナ各社が順次提供開始したと発表した。デル・テクノロジーズが同年7月14日から提供しているサービスであり、今回新たに販売パートナ経由でも購入できるようになった。
デル・テクノロジーズは2022年7月14日、ストレージサービス「APEX Data Storage Services」の国内提供を開始した。デルが保有するストレージ資産をオンプレミスに設置し、容量ベースの従量課金制で利用できる。クラウドサービスのように必要なサービスレベルを選択してスケールアップ可能である。
ピュア・ストレージ・ジャパンは2022年6月9日、ストレージ利用モデル「Evergreen//」を刷新し、ハードウェアを購入しつつストレージの使用量に応じて利用料金を支払う新たな利用モデル「Evergreen//Flex」を発表した。ストレージ使用量が30%程度までなら、既存の保守モデル「Evergreen//Forever」よりもEvergreen//Flexの方が安くなるとしている。
デル・テクノロジーズは2022年5月25日、ストレージ製品群の新版を発表した。同年7月から順次提供を開始する。多機能ミッドレンジ統合ストレージ「Dell PowerStore」は、性能と容量を向上させた。ハイエンドの高速SANストレージ「Dell PowerMax」とSDSアプライアンス「Dell PowerFlex」は、新たにNAS機能を追加した。
アシストは2022年5月13日、ハイブリッド型オンラインストレージサービス「Citrix ShareFile」の販売を開始した。エンドユーザーは、Citrix ShareFileが提供する共有フォルダを介して、Dropboxなど各種クラウドストレージサービスやオンプレミスのファイルサーバーにアクセスする。価格(税別)は、最安価エディション「Standard」が最小構成の5指名ユーザーで年額10万6000円。開発会社は、米Citrix Systems。
ネットワールドは2022年4月26日、Amazon S3互換クラウドストレージ「Wasabi Hotクラウドストレージ」を販売開始した。ライセンスの販売に加えて、日本語によるヘルプデスクサポートを24時間365日体制で提供する。開発会社は、米Wasabi Technologies。ライセンスの参考定価(税別)は、容量25TBが年額44万7037円、容量100TBが年額178万8150円など。
キオクシアは2022年4月13日、分散型SANストレージソフトウェア「KumoScale」の新版「KumoScaleバージョン3.20」を提供開始した。NVMe over Fabrics(NVMe-oF)接続のブロックストレージサービスを提供するストレージソフトウェアであり、NVMe SSDを搭載したストレージノードで動作する。複数のSSDをプール化し、NVMeネームスペースによる論理分割が可能である。NVMe-oFのトランスポートは、RoCEv2(RDMA over Converged Ethernet)またはTCP/IPが使える。
米Dropboxの日本法人は2022年4月14日、クラウドバックアップツール「Dropbox Backup」の国内提供を開始した。Dropbox のバックアップ機能に基づいた同ツールは、新しい復元フロー、PCでのバックアップ管理の設定など、バックアップに対するユーザーの声やありがちな問題を解消するかたちで機能強化されている。
ネットアップは2022年3月29日、「NetApp ランサムウェア対策 クイックスタート パッケージ」の販売を開始した。NAS/SAN統合ストレージ機器のエントリーモデル「NetApp FAS2720」と、ITインフラを監視してランサムウェアなどによる異常アクセスを検知するSaaS型クラウドサービス「Cloud Insights」を組み合わせたパッケージ製品である。ファイルサービスに対するサイバー攻撃を早期に検知して復旧できるようになる、としている。市場想定価格(税別)は、実効容量29TBで324万円。
ネットワールドは2022年3月30日、Kubernetes環境向けストレージソフトウェア「Portworx(ポートワークス)」を提供開始した。コンテナ基盤のKubernetes環境で使える永続ストレージである。サーバー内蔵の物理ドライブ(HDD/SSD)や外付けディスクアレイ、クラウドのブロックストレージなど各種ストレージを永続ボリュームとして提供する。同製品は、2020年9月に米Pure Storageが買収した米Portworx社が開発した。ネットワールドは、製品ライセンスの販売に加えて、Portworx専用の日本語サポート窓口を提供する。無料のハンズオンセミナーなどのトレーニングサービスも提供する。
NECは2022年3月30日、データレスクライアントサービス「NEC Cloud File Sync」を発表した。同年4月1日から提供する。PC上で作成したデータをクラウドにコピーし、PCのシャットダウン時にPCからファイルを削除するサービスである。PCを使っていない時はPC上にファイルが存在しないことから、PCを介したファイルデータの漏洩を効果的に防げる。価格(10%消費税込み)は、1ユーザーあたりクラウドストレージ100GBの利用料込みで月額1500円から。
NECは2022年3月30日、データレスクライアントサービス「NEC Cloud File Sync」を発表した。同年4月1日から提供する。PC上で作成したデータをクラウドにコピーし、PCのシャットダウン時にPCからファイルを削除するサービスである。PCを使っていない時はPC上にファイルが存在しないことから、PCを介したファイルデータの漏洩を効果的に防げる。価格(10%消費税込み)は、1ユーザーあたりクラウドストレージ100GBの利用料込みで月額1500円から。
東芝デジタルソリューションズは2022年3月7日、情報漏洩対策サービス「ZENMU Virtual Drive」の販売を開始した。データを分割して無意味化する“秘密分散方式”を採用した情報漏洩対策サービスである。ファイルを2つに分割し、1片をPCの内蔵ディスクに、もう1片をクラウドストレージやUSBメモリーなどの外部ストレージに分散保管する仕組み。2片が揃わないとデータを読み取れないので、1片が漏洩しても情報は漏洩しない。
日立製作所は2022年2月24日、SANストレージ「Hitachi Virtual Storage Platform」(VSP)のストレージ仮想化機能を強化した。複数の異機種ストレージを束ねて論理的に1台のストレージとして利用する機能を強化し、新たにクラウドストレージも束ねられるようにした。2021年10月に発表済みの機能であり、本日(2022年2月24日)付で利用できるようにした。同日、SDS(ソフトウェア定義型ストレージ)とハードウェアをセットにした導入パッケージの提供も開始した。
日立製作所は2022年2月24日、SANストレージ「Hitachi Virtual Storage Platform」(VSP)のストレージ仮想化機能を強化した。複数の異機種ストレージを束ねて論理的に1台のストレージとして利用する機能を強化し、新たにクラウドストレージも束ねられるようにした。2021年10月に発表済みの機能であり、本日(2022年2月24日)付で利用できるようにした。同日、SDS(ソフトウェア定義型ストレージ)とハードウェアをセットにした導入パッケージの提供も開始した。
NECネッツエスアイは2022年2月7日、クラウド型オブジェクトストレージ「Wasabi」(米Wasabi Technologiesが開発・運営)を提供開始した。特徴の1つは、シンプルな料金体系を採用し、利用料だけで使えることである。価格(税別)は、最小構成の100TBで月額8万3000円。10TB単位で容量を追加可能。
丸紅ネットワークソリューションズは2022年2月1日、クラウドストレージサービス「M-Drive」を提供開始した。ローカルドライブやファイルサーバーと同等の操作性、可用性とセキュリティ機能群、小規模からのスモールスタート、といった特徴がある。操作性については、Webブラウザ画面だけでなく、Windows標準のエクスプローラでアクセス可能である。価格(10%消費税込み)は、最安価プラン「スタート」(5ユーザー、100GB)で月額3300円。
ネットアップは2021年12月23日、SAN/NAS統合ストレージ「NetApp All Flash FAS」(NetApp AFF)の最上位モデル「NetApp AFF A900」を発表した。2022年1月下旬から提供する。既存モデル「A700」の後継に位置し、A700と比べて性能が最大で50%向上した。さらに、新たにNVMe over TCP(NVMe/TCP)を採用した。
ピュア・ストレージ・ジャパンは2021年12月16日、オールフラッシュストレージ「FlashArray//Xシリーズ」の上位モデル「FlashArray//XLシリーズ」を発表した。筐体のサイズを3Uから5Uに大型化し、性能(最大36GB/秒)と容量(最大5.5PB)を高めた。2022年前半には、クラウド型で提供しているストレージ管理サービス「Pure1」の機能を拡張し、新たにクラウドストレージのようにメニューを選ぶだけで要件に合致したボリュームを配備できる「Pure Fusion」機能を追加する。
日立製作所は2021年11月16日、SANストレージ「Hitachi Virtual Storage Platform E390」の販売を開始した。ストレージ仮想化機能に特徴があるSANストレージ「Hitachi Virtual Storage Platform」(VSP)のうち、NVMe接続SSDを搭載する最新シリーズ「Eシリーズ」の最安価モデルに相当する。価格(税別)は、NVMe接続SSD(1.9TB)×3基、iSCSI接続の最小構成で、836万1000円または月額34万4000円。
日立製作所は2021年10月5日、SANストレージ「Hitachi Virtual Storage Platform」(VSP)において、ストレージ仮想化機能を強化した。複数の異機種ストレージを束ねて論理的に1台のストレージとして利用する機能を強化し、新たにクラウドストレージも束ねられるようにした。これにより、企業データをクラウドに移行したり、クラウド上に企業システムを構築したりしやすくなった。同日、VSPの新モデルと、新製品となるSDS(ソフトウェア定義型ストレージ)の販売を開始した。価格はいずれも個別見積もり。
サーバーワークスは2021年9月22日、「ファイルサーバー移行サービス」の提供を開始した。オンプレミスのファイルサーバーをクラウド(AWS:Amazon Web Services)に移行する。ユーザーの要件に合わせて適切なストレージサービスを選定し、データ移行やその後の運用までサポートを提供する。
アルプスシステムインテグレーション(ALSI)は2021年8月25日、クラウドストレージ「セキュアクラウドファイルサーバー」の提供を開始した。アップロードしたファイルを自動で暗号化するクラウドストレージである。AWS(Amazon Web Services)のWindowsファイルサーバーサービスとALSIのファイル暗号化ソフトウェアを組み合わせている。
米IBMは2021年7月20日(米国現地時間)、オールフラッシュ型ストレージ「IBM FlashSystemファミリー」に、書き換え不能なコピーデータを生成する「セーフガード・コピー」機能を追加すると発表した。ランサムウェアによってデータを書き換えられた際に、コピーデータから復旧できるようになる。同機能はハイエンドストレージ「DS8000ファミリー」の搭載技術をベースにしている。
ジーデップ・アドバンスは2021年7月13日、オールフラッシュ構成のストレージサーバーで利用できる並列ファイルシステム「WekaFS」(米Weka.IOが開発)を発表した。低遅延で高スループット/高IOPSのストレージを要求する用途に向く。同日、国内での販売を開始した。最小構成は6ノード(ストレージサーバー6台)で、ノード間は200Gb HDRのInfiniBandで接続。データは各ノードに分散したSSDにストライピングして書き込む。NVMe over FabricやNVIDIA GPU Direct Storageで通信し、低遅延で高スループットを実現する。価格は、オープン。
NonEntropy Japanは2021年7月6日、会見を開き、IPFSを用いたストレージサービス事業の取り組みについて説明した。クラウドストレージのようなGUIで簡単にIPFSストレージを利用できる「IPFS SOUKO」は、2021年4月後半にβ版をリリースした。IPFS SOUKOの下位サービス基盤で、HTTPのAPIを介してIPFSストレージにアクセスできるゲートウェイ「IPFS gateway」については、現在は社内利用に閉じているが、今後はサービスとして提供する予定である。
Amazon S3互換のストレージサービスを手がける米Wasabi Technologiesは2021年6月24日、日本法人「Wasabiテクノロジーズジャパン」(本社:東京都渋谷区)を設立したと発表した。APAC(アジア太平洋)市場の中核拠点として機能する。さらに今回、海外を含む販売代理店を介して日本国内からサービスを提供する拠点として、NTTコミュニケーションズのデータセンター(東京)に機材を設置した。このデータセンター設備は、今後6カ月で大規模な拡張を予定している。
ネットアップは2021年6月17日、SAN/NAS統合ストレージ「FASシリーズ」に、実効容量15TBの最小構成モデル「NetApp FAS2720A」を追加し、同日販売を開始した。価格(税別)は120万円から。
デル・テクノロジーズは2021年6月3日、仮想環境のサーバー/ストレージ資源をサーバー機の台数を増やすことによって拡張できるHCIアプライアンス「Dell EMC VxRail」を刷新した。ベースとなるPCサーバーを新機種に刷新して性能を高めたほか、コンピューティング専用ノード「VxRailダイナミックノード」を新たに用意した。
ヒューレット・パッカード エンタープライズ(HPE、日本法人名:日本ヒューレット・パッカード)は2021年5月27日、ストレージシステムの新ブランド「HPE Alletra(アレットラ)を発表し、同日に提供を開始した。同時発表のSaaS型ストレージ管理ツール「Data Services Cloud Console(DSCC)」に対応する。HPE Alletraの価格(税別)は下位モデル(HPE Alletra 6000シリーズ)で2420万円から。
ヒューレット・パッカード エンタープライズ(HPE、日本法人名:日本ヒューレット・パッカード)は2021年5月27日、ストレージシステムの新ブランド「HPE Alletra(アレットラ)を発表し、同日に提供を開始した。同時発表のSaaS型ストレージ管理ツール「Data Services Cloud Console(DSCC)」に対応する。HPE Alletraの価格(税別)は下位モデル(HPE Alletra 6000シリーズ)で2420万円から。
ダイレクトクラウドは2021年5月7日、同社が提供する法人向けクラウドストレージ「DirectCloud-BOX」のオプションとして、新たに「AI-OCR」機能を提供すると発表した。同年6月1日から提供する。文字情報の読み取りやテキストデータ化が可能になる。
デル・テクノロジーズは2021年4月22日、多機能ミッドレンジストレージ「Dell EMC PowerStore」のラインアップを拡充し、より低価格なエントリーモデル「Dell EMC PowerStore 500」を追加したと発表した。2021年5月4日に受注を開始し、2021年6月10日から提供する。価格は個別見積もり(2万8000ドルから)で、構成にもよるが、これまで最も安価だった既存モデル「Dell EMC PowerStore 1000」よりも約30%安い。同日、Dell EMC PowerStoreのストレージOS新版「PowerStoreOS 2.0」も発表した。新OSでは、NVMe over Fibre Channelを使えるようにしたほか、Intel Optane SCMとNANDフラッシュを階層型で使えるようにした。
ジャストプレイヤーは2021年1月14日、WebDAV型のクラウドストレージサービス「TeraCLOUD」のファイル共有機能を強化した。フォルダー単位で共有設定ができる「フォルダー共有」機能を追加した。指定したフォルダーに対して、共有リンクURLを発行できる。TeraCLOUDの価格(税別)は、有料アカウントの場合、最小構成のストレージ容量「300GB」プランが月額880円または年額8800円。一部機能に制限があるが、無料プランもある。無料プランのストレージ容量は10GB。
伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は2020年12月18日、ネットアップのストレージ機器をサブスクリプション(購読)方式で利用できる「NetApp Keystone」を提供すると発表した。価格(税別)は、月額50万円から。販売目標は、周辺システムの構築や保守、運用サービスとあわせて3年間で10億円。
伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は2020年12月18日、ネットアップのストレージ機器をサブスクリプション(購読)方式で利用できる「NetApp Keystone」を提供すると発表した。価格(税別)は、月額50万円から。販売目標は、周辺システムの構築や保守、運用サービスとあわせて3年間で10億円。
KADOKAWA Connectedは、ドワンゴの動画コミュニティサービス「ニコニコ」において、静止画像などの保存に使っているオブジェクトストレージを、クラウドストレージの「RSTOR」(米RSTOR製)に置き換える。グループ各社の社内ファイルサーバーのバックアップストレージとしても利用する。現在は容量300TBで契約しており、2020年11月から稼働させている。オンプレミスのストレージおよびAmazon S3 Glacierを用いた従来システムと比べて、約10分の1のコスト削減になると試算している。RSTORを販売したTwoFiveが同年12月10日に発表した。
日立製作所は2020年12月9日、ユーザー企業のオンプレミス環境に配置した同社製ストレージを、パブリッククラウドのストレージサービスのように従量課金型で利用できる「日立従量課金型データ基盤ソリューション」を発表した。同日販売を開始した。最短1週間で導入できるとしている。料金は個別見積もりだが、「メガクラウドベンダーのビジネス向けメニューと同等」としている。
デル・テクノロジーズは2020年11月26日、オブジェクトストレージ機器「Dell EMC ECS EXシリーズ」のラインアップを拡充し、オールフラッシュ構成の新モデル「Dell EMC ECS EXF900」を追加した。同日提供を開始した。同容量程度の既存モモデル「ECS EX300」と比べてデータ転送性能は約21倍、1秒あたりのトランザクション数は約19倍に向上した。価格(税別)は、4250万円から。
KDDIは2020年10月28日、KDDIのデータセンター上に設置した物理ストレージを閉域ネットワーク接続を介して利用可能なクラウドストレージ「Zadara(ザダーラ) Cloud Storage」を発表した。同年11月末から提供する。ブロック/ファイル/オブジェクトの各タイプのストレージをサポートするうえ、業務システムが要求する性能やセキュリティを担保したとしている。ストレージ利用料金(時間あたり課金)と閉域ネットワーク接続料金(月あたり課金)を合わせて月額料金で提供する。クラウドストレージ基盤ソフトウェアの開発会社は米Zadara Storage。
オージス総研は2020年10月15日、社外のユーザーとの間で安全にファイルを受け渡せるようにする法人向けファイル転送サービス「オフィス宅ふぁいる便」をリニューアルすると発表した。刷新でファイル保存領域の初期容量を1GBから10GBに増やしている。同年11月2日から提供する。
クラウドシフトの影響もあって、エンタープライズストレージ業界は右肩下がりのトレンドにあると言われる中、好調に成長を続けているのが、オールフラッシュストレージ専業の米ピュア・ストレージ(Pure Storage)だ。企業カラーのオレンジをあしらったハードウェア筐体のイメージが強いが、本来の強みとするソフトウェア技術や、顧客のニーズをとらえた提供モデルの強化拡充に注力している。ピュア・ストレージ・ジャパン 代表取締役社長の田中良幸氏と同社 市場開発部 部長の藤井洋介氏に、ユーザーのストレージ利用の変化やそれを踏まえた事業戦略などを聞いた。
クラウドシフトの影響もあって、エンタープライズストレージ業界は右肩下がりのトレンドにあると言われる中、好調に成長を続けているのが、オールフラッシュストレージ専業の米ピュア・ストレージ(Pure Storage)だ。企業カラーのオレンジをあしらったハードウェア筐体のイメージが強いが、本来の強みとするソフトウェア技術や、顧客のニーズをとらえた提供モデルの強化拡充に注力している。ピュア・ストレージ・ジャパン 代表取締役社長の田中良幸氏と同社 市場開発部 部長の藤井洋介氏に、ユーザーのストレージ利用の変化やそれを踏まえた事業戦略などを聞いた。
大塚商会は2020年9月2日、クラウドとオンプレミスを組み合わせて容量と速度を両立させたファイルサーバー製品「ハイブリッドファイルサーバー」を発表、同日提供を開始した。Azure File Syncを用いて、オンプレミスのデータをAzureに同期させる仕組みである。利用頻度の低いファイルはメタデータだけをオンプレミス側に保持することで、オンプレミス側の容量圧迫を防ぐ。価格(税別)は、保存容量1Tバイトで月額3万6000円。容量追加オプションは、1Tバイトあたり月額1万8000円で、最大5Tバイトまで拡張できる。
TwoFiveは2020年9月1日、Amazon S3互換のクラウドストレージ「RSTORマルチクラウドプラットフォーム」(以下 RSTOR)を発表した。特徴として、TCPのオーバーヘッドを廃した高速なデータ転送、価格の安さ、各種パブリッククラウドとの接続性、――などをアピールしている。同日付で東京データセンターを新設し、稼働を開始した。2020年中に大阪にもデータセンターを開設する。価格(税別)は、保存量1Tバイトあたり月額800円で、データ転送にともなう費用は発生しない。開発会社は、米RSTOR。
米Cloudian(日本法人はクラウディアン)は2020年8月27日(米国現地時間)、コンテナ運用基盤「Kubernetes」の環境下で、同社のオブジェクトストレージ「Cloudian HyperStore」をセルフサービス型で動的にプロビジョニングできるツール「Kubernetes S3 Operator」をリリースしたと発表した。コンテナアプリケーションに外部ストレージを簡単に割り当てられるとしている。GitHubから入手して無料で利用できる。
データダイレクト・ネットワークス・ジャパンTintri事業部は2020年8月5日、サーバー仮想化環境に特化したストレージ製品「Tintri VMstore」のオプション「Tintri SQL Integrated Storage」を販売開始した。Microsoft SQL Serverを使っている時に、ベータベース単位でストレージ性能を可視化し、QoSを制御できる。
NECは2020年7月21日、SANストレージ「iStorage Mシリーズ」のミドルレンジモデルを刷新し、新製品3機種の販売を開始した。2020年8月27日から出荷する。2020年7月21日には、データバックアップ専用ストレージ「iStorage HSシリーズ」で利用できる「クラウド遠隔バックアップサービス」も開始した。
デルとEMCジャパンは2020年7月1日、ソフトウェア定義型ストレージを採用したストレージアプライアンス「Dell EMC VxFlex」の名称を「Dell EMC PowerFlex」にリブランドしたと発表した。これに合わせて、レプリケーション機能やスナップショット機能を強化した。価格は、個別見積もり。
デルとEMCジャパンは2020年6月24日、スケールアウト型のファイル共有ストレージ「Isilon」のブランド名称を「PowerScale」に変更したと発表した。これに合わせて、新たに容量11Tバイトの小容量から利用できる新モデルを追加した。OSの機能面では、Amazon S3互換プロトコルでデータにアクセスできるようにした。価格はオープンかつ個別見積もりで、販売代理店はSB C&S、ダイワボウ情報システム、ネットワールドの3社。
デルとEMCジャパンは2020年6月24日、スケールアウト型のファイル共有ストレージ「Isilon」のブランド名称を「PowerScale」に変更したと発表した。これに合わせて、新たに容量11Tバイトの小容量から利用できる新モデルを追加した。OSの機能面では、Amazon S3互換プロトコルでデータにアクセスできるようにした。価格はオープンかつ個別見積もりで、販売代理店はSB C&S、ダイワボウ情報システム、ネットワールドの3社。
ピュア・ストレージ・ジャパンは2020年6月11日、オールフラッシュストレージ「FlashArray//Xシリーズ」のOS新版「Purity//FA 6.0」を発表した。新たに、ブロックストレージとしての使い方だけでなくファイルストレージとしても使えるようにした。また、更新データをリアルタイムに長距離レプリケーションできるようにした。
ICT総研は2020年6月8日、クラウドストレージサービスの市場動向調査の結果を発表した。クラウドストレージの利用者数は、Googleドライブがトップで、iCloud drive、Dropbox、Microsoft OneDriveが続く。有料サービスの利用者は14.2%。満足する理由の1位は、データ保存容量の大きさである。
富士通は2020年5月28日、サーバー台数を増やすスケールアウトによってデータ容量を増やせるSAN(iSCSI)ストレージの新製品「ETERNUS Data Service Platform」(ETERNUS DSP)を発表、同日販売を開始した。最小3ノード60Tバイトから最大32ノード約3ペタバイトまで規模を拡張できる。汎用PCサーバー機に分散ストレージソフトウェアを搭載して提供する。
富士通は2020年5月28日、サーバー台数を増やすスケールアウトによってデータ容量を増やせるSAN(iSCSI)ストレージの新製品「ETERNUS Data Service Platform」(ETERNUS DSP)を発表、同日販売を開始した。最小3ノード60Tバイトから最大32ノード約3ペタバイトまで規模を拡張できる。汎用PCサーバー機に分散ストレージソフトウェアを搭載して提供する。
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