ブランディングに欠かせない3つの条件とは?製造業・中小企業の小さく始める企業ブランディング(コーポレートブランディング)

新規顧客獲得!採用活動の充実!など、昨今企業ブランディングの重要性が今まで以上に高まっています。その理由は、新たな顧客からの受注や、優秀な人材の獲得に向けて、ターゲットから選ばれる企業になるためです。そのために各企業はさまざまな施策を展開しています。では、大手企業のように潤沢な資金や、余剰のあるマンパワーを持たない中小企業は、どのような施策を打つべきでしょう。

こんにちは。誇りある技術を持つ企業がシナジーを起こすブランディングC-OILING合同会社(シーオイリング合同会社)代表の大後 裕子(だいご ひろこ)です。

ブランディングで得るべきものは「企業に対する信頼」です。この記事では、小さく始めて大きく信頼を得ていくための企業ブランディングについて、欠かせない3つの条件などを挙げながら解説していきます。

ブランディングに欠かせない3つの条件

企業ブランディングを行う上で、欠かせない3つの条件があります。

【1】経営者の揺るぎない思い
【2】良い商品・サービス
【2】伝達チーム

1つずつ解説していきましょう。

【1】トップの揺るぎない志

企業ブランディングのスタートとなるのは「志」です。ブランディングではその過程の中で、さまざまな情報の中かから自社のあるべき姿を判断していくことの連続です。その上でトップの揺るぎない志が中心にあることは損得勘定ではない、企業の本質的な価値を見出すことができるのです。

【2】良い商品・サービス

弊社にブランディングのご依頼をいただくときに困ることがあります。それは、これと言って特徴もなく、改善も行われていない商品・サービスです。ブランディングで誤解されがちなのが、見た目を良くする=売れるようになるということです。たとえデザインを良くしてもそれは見せかけです。初回は依頼されてもリピートされることはないでしょう。ターゲットが「これは良かった」と思って再度購入したり、人に紹介する。そうした信頼の連鎖こそブランディングでは重要になります。ブランディングの大前提として、良い商品・サービスしかブランドになり得ないのです。

【3】伝達チームを作る

ブランディングをするには「良い商品・サービス」があることが必須条件ですが、逆にいうと業界おいて技術No.1のでなくても、競合他社との差異化は可能です。私がこれまで面談させていただいたクライアントの皆さんは、「志」を持ち、良い商品・サービスのため日々研鑽されている方ばかりでした。しかしそんな「つくる」ことに長けたクライアントの皆様の「伝える」ために割くリソースはつくることの1/10程度でした。つくる力が10だとしても、伝える力が1ではターゲットにその価値を伝達することができないのです。

「つくる」と「伝える」の両輪体制を持つ必要性

景気の良かった時代は、「つくる」ことだけやっていれば良い時代もありました。社会全体の役割分担が自然に形成され、「つくる人」「売る人」「伝える人」がそれぞれ分業し、みんなで協力し合って日本経済を回していました。その名残で、今でも日本には「つくる事」にのみ特化した会社がとても多いのです。

かつてのように、経営資源を「つくる」ことだけに集中させていては、会社が良くなることは難しいのです。つまり、これからは自前の「伝達チーム」を持つことが、企業ブランディングの条件なのです。「つくる」と「伝える」の両輪体制を、自社でしっかりと持つことが、ブランディングの差異化要因をきちんと伝言することにつながっていくのです。

企業ブランドを強くする「フォーカス」

伝える力の強いメッセージには、フォーカス(焦点)が絞られているという共通点があります。ブランディングの導入期に失敗しがちなのが、アイディアをたくさん盛り込んだ「全部のせ企画」です。

例えば、営業部からは「自社サービスをわかりやすく、パッケージングしたキャンペーンを打ち出したい」というアイデア。開発部からは「新しく搭載された機能についてより詳しい情報を」といった実に様々なアイデアが出てきます。もちろんどの部署もブランドの為を思っての発言です。しかし、それらのアイデアを全て採用していった結果、伝える力の弱い「全部のせ企画」が誕生してしまいます。そして、この全部のせ企画の厄介な点が、社内誰からも異議が出ないと言うことです。社内メンバーからすれば自分たちの意見が盛り込まれた満足のいく内容かもしれません。しかし、本来伝えるべきであるターゲットにとって読み取りにくい難解なものになってしまいます。

もし企業ブランドを強くしたいと思っているのであれば、相手が最も受け取りやすい伝え方にフォーカスを絞ることが重要なのです。

「売りたい」という下心が、ブランディングを停滞させる

ブランディングを行うのは、商品やサービスの価値を高め購買意欲を高めることも一つの目的です。しかし「売りたい」「買って欲しい」という下心があることで、先に述べたようなフォーカスの定まらない「全部のせ企画」が生まれます。その結果は皆さんのご想像通り、NGブランディングの完成です。

ブランディングで得るものは「企業に対する信頼」です。信頼があるからこそ依頼され、継続的にビジネスパートナーとして選ばれることはビジネスの原理原則です。経営者は下心を捨て、フォーカスを絞ることを選ぶことが、ターゲットからの「信頼」を獲得する最短ルートなのです。

まとめ

「つくる」ことに長けた製造業だからこそ、「伝える」というもう一つの車輪を持つことで、経営を安定させ長く走らせていくことが可能になります。今回の記事を参考に、まずは現時点で自社がブランディングに欠かせない3つの条件を明確に持っているかをチェックしてみることから始めてみましょう。

The post ブランディングに欠かせない3つの条件とは?製造業・中小企業の小さく始める企業ブランディング(コーポレートブランディング) first appeared on モノカク.

製造業ホームページ|デザインより前に見直すべき6つの項目(大手・中小企業別)

テクノポートの廣常です。自社のホームページを見直す際に、「デザインが古くなってきたから新しく作り替えよう」などと、デザインを起点にリニューアルを考えることがあるかと思います。

ですが、ここでデザインを考える前に見直していただきたい項目がいくつか存在します。当記事ではこれらの項目を、製造業の企業規模別(大手・中小)に掘り下げてご紹介します。現在、自社ホームページのデザイン見直しを考えている方向けのチェックリストとして活用いただければ幸いです。

「まずデザインを変える」は間違い

「訪問者数を増やしたいから、現状の古いデザインを変えよう」
「問い合わせが来ないのはホームページの見た目が古いからだろうか?」

自社のホームページを見直す際、このようにデザインベースで考えたことはないでしょうか?

デザインは直感的に取りかかりやすく、目が向きがちです。しかし、一番最初に考えるのは避けるべきだと考えます。これは製造業のホームページ上での課題(訪問者数が増えない、問い合わせが来ないなど)が、デザイン以外の側面によることが多いためです。

「訪問者数を増やしたいから、現状の古いデザインを変えよう」

→ デザインを変え、新しくサイトを制作すればおのずとアクセス数が増えると捉えている方もたまにいらっしゃるようなのですが、ここに直接的な関係はありません。

アクセスを増やすには、検索時に上位表示させる、広告を出すなど、別途集客対策を行う必要があります。

「問い合わせが来ないのはホームページの見た目が古いからだろうか?」

→ 極端な話をすれば、デザインがいくら古いままでも、発注者が必要とする情報が掲載されており、加工条件などが合いさえすれば問い合わせは獲得可能です。

アクセスがあるのに問い合わせが来ず悩んでいる場合は、「発注者が求めている情報を十分に掲載できているか」「問い合わせまでの導線が分かりやすいか」などを見直し、改善する必要があります。

デザインより前に見直すべき項目

では、自社のホームページを改善するためにデザインより前に何を見直すべきか、以下に大きく6つにまとめました。

ホームページの方向性

  • 目的 ホームページを運営する目的は何か
  • ターゲット どういった人に訪問してもらいたいか

ホームページの導線

  • 集客方法 ホームページに集客させる仕組みが構築されているか(SEO・広告など)
  • 訴求内容 訪問者が欲しい情報、自社の強みを伝えられているか

制作・運営面

  • 更新内容 どんな内容で更新(情報発信)をしていくか
  • 制作・運営体制 内製か、外注か

これらの6つの項目をまず見直すことで、現ホームページの課題や、どこを優先的に改善する必要があるかが見えてくるかと思います。

個々の項目については企業規模(大手・中小)によって傾向が異なります。以下に、企業規模別に各項目について触れていきます。

大手製造業の場合

大手製造業の場合、ブランディングをホームページの目的とするケースが多く見られます。ホームページには自社の顧客だけでなく、株主や一般消費者など幅広い層の訪問者が想定されるため、各ユーザーに沿った内容を配信する必要があります。

事例1 クボタ

出典:株式会社クボタ

食料・水・環境に関する社会課題を解決していく姿勢を、画像やキャッチコピーなどを活用して効果的に表現。コーポレートサイトの他、企業理念をより深掘りしたスペシャルサイトや、製品用サイトを別に構築しています。

事例2 ライオン

出典:ライオン株式会社

「新しい⽇常の習慣を、もっとさりげなく、楽しく、前向きなものへ。」と消費者へ寄り添ったイメージを与えながら、製品情報や研究開発体制に関する情報を展開。投資家情報にはイラストやグラフが用いられ、分かりやすく解説しています。

ホームページの方向性

目的

まず、ホームページ運営の「目的」から見直していきます。大手製造業の場合、既に知名度が高く、顧客もコンスタントに獲得できている場合が多いため、下記のようにイメージ形成に関する目的がよく挙げられます。

  • ブランディング
  • 社会貢献性のアピール
  • 企業としての印象アップ

ターゲット

目的にあわせ、誰にホームページを見てほしいか、ターゲットを検討します。ホームページに訪問するターゲット層が幅広いのも大手製造業の特徴です。

  • 自社顧客
  • 株主・投資家 ※上場企業の場合
  • 一般消費者

ホームページの導線

集客方法

自社のターゲットをホームページへたどり着かせるには、そのための仕組みを構築する必要があります。幅広いターゲットが想定されるため、入口もさまざまです。

集客方法 概要
SEO 特定の検索キーワードで自社のページを上位表示
オンライン広告 リスティング、ディスプレイ広告などの出稿
SNS Twitter, Instagram, Facebookなどの運営
メールマガジン ホームページでの更新情報などを発信
セミナー、展示会 来場者をホームページへ誘導

訴求内容

ターゲットによって訴求内容も異なるため、ホームページの見せ方に工夫が問われます。訪問者がTOPページから必要な情報に飛べるようバナーやボタンなどで分かりやすく誘導したり、ターゲットごとに専用のサイトを立ち上げるのも一つの手立てです。

ターゲット 訴求内容
自社顧客 研究開発・イノベーション関連情報、顧客インタビュー、社会貢献や環境問題に関するコラム記事 など
株主・投資家 IR資料、財務情報、企業理念・特徴・業績、経営計画 など
一般消費者 エンドユーザーへの姿勢、メッセージ など

制作・運営体制

更新内容

どのような内容で更新(情報発信)をしていくかを考えます。ブランディングを目的とする場合、TOPページや会社紹介など主軸となるページを頻繁に更新することは少なく、新着情報や、投稿式のコンテンツ(インタビュー、コラム記事など)の更新が主となるでしょう。自社からのお知らせやイベント等をすぐに告知できるよう、動的に情報をアップできる箇所を設けることをおすすめします。

制作・運営体制

前述の全ての項目を踏まえた上で、ホームページ制作・運営を内製するのか、外注するのかを検討していきます。自社で更新作業を行う場合は、WordPressなどのCMSを導入することで専門用語の知識がなくとも気軽に更新することが可能です。上記で考えた「どのような内容で更新していくか」という面とあわせて、運営体制(方法)を考えていきます。

中小製造業の場合

中小製造業の場合、新規顧客開拓をホームページの目的とするケースが多く見られます。問い合わせ獲得につなげられるよう、ホームページでは自社が何の会社なのか、顧客の課題をいかに解決できるかといった特徴を明確に訴求する必要があります。

事例1 協友製作所

出典:株式会社協友製作所

摩擦攪拌接合という希少な加工をアピールするため、加工時の写真や、それによって提供できる価値をキャッチコピーで表現。その他、加工製品の事例や納品までの流れなど、顧客を問い合わせへ導くための訴求コンテンツを掲載しています。

事例2 昭和電器

出典:昭和電器株式会社

幅広い樹脂材の中でも、技術難度が非常に高い「PPS(ポリフェニルスチレン)」の成形にターゲットを絞り、TOPページで効果的に訴求。PPS樹脂とは?いった基礎知識を紹介するコラムやコストダウンの提案など、発注者側に合わせたコンテンツを提供しています。

ホームページの方向性

目的

まず、ホームページ運営の「目的」から見直していきます。中小製造業の場合は、ブランディングなどのイメージ形成よりも、もっぱら新規顧客開拓を目的とするケースが多く見受けられます。

ターゲット

目的にあわせ、誰にホームページを見てほしいか、ターゲットを検討します。上記のように顧客開拓・セールス目的の場合、どのようなユーザーに自社の技術・製品を売りたいかを考え、そのユーザーの属性まで想像していきます。

属性:「企業規模」「業種」「役職/役割」「課題/ニーズ」

ホームページの導線

集客方法

自社のターゲットをホームページへたどり着かせるには、そのための仕組みを別に構築する必要があります。加工・製造先を探しているユーザーはWeb上での検索や、展示会での情報収集がほとんどであるため、下記のような手段で優先的に対策していきます。

集客方法 概要
SEO 特定の検索キーワードで自社のページを上位表示
オンライン広告 リスティング、ディスプレイ広告などの出稿
セミナー、展示会 来場者をホームページへ誘導

訴求内容

自社の強みばかりでなく、発注者が求めている情報が何かを第一に考え発信する必要があります。発注者(顧客)観点で自社の特徴を考え直した上で、見せ方を工夫してみてはいかがでしょうか。

TOPページ
ホームページを開いて一番初めに目に入るエリア(ファーストビュー)で、自社が何の会社なのか、どういった価値を提供できるかを明記。

製品・加工事例
自社の対応範囲をイメージしてもらいやすいよう、製品や加工事例を掲載。事例内には顧客が抱えていた課題、要望に対して自社がどのように応えたかも記載。

技術解説
他工法との比較や、加工後の物性値データ、よくある質問など、自社技術を選定してもらうためにあらゆる切り口で訴求。

品質管理・納期・コスト
発注者側が気にするQDC面について、検査体制、短納期実績、コストダウン事例など、根拠とともに訴求。

以下の記事において、技術者や購買調達の担当者が製造業ホームページのどのような情報を見ているかをより詳しくご紹介しています。ぜひご覧ください。

制作・運営体制

更新内容

どのような内容で更新(情報発信)をしていくかを考えます。よく「新着情報や社内ブログだけ更新していればよい」と考える方もいらっしゃいます。しかし、そうした更新だけではホームページが動いている印象は与えられるものの、顧客開拓・売上拡大には大きくつながりません。検索流入を意識したページ作成や、訪問者に沿った訴求内容で定期的に更新をしていくことが重要です。

また、事業体制等の見直しにより、拡販していきたい製品や技術が変わる場合もあるかと思います。その場合には、TOPでの訴求内容やキャッチコピーを変えるなどの大きな改修も必要となります。

制作・運営体制

前述の項目を踏まえた上で、ホームページ制作・運営を内製するのか、外注するのかを検討していきます。特に中小製造業の場合は、別の業務と兼任でホームページを担当しているなど、リソースの確保が厳しい場合も多いかと思います。ホームページの運営を丸ごと任せる、一部のコンテンツ制作のみ外注する、アップロード作業のみ外注する……など、外注企業との付き合い方はさまざまです。その点も踏まえて、自社にあった手法を検討することをおすすめします。

まとめ

以上、6つの見直すべき項目をご紹介しました。

これらの項目を見直した上でデザインの雰囲気、内容を考えることをおすすめします。「誰に・何を・どのように伝えるか」を明確にしているため、ゼロからデザインの方向性を考えるよりもイメージがより湧きやすくなるでしょう。デザインを検討される方は、製造業ホームページのデザイン事例に関する記事もございますので、こちらもご覧ください。

The post 製造業ホームページ|デザインより前に見直すべき6つの項目(大手・中小企業別) first appeared on モノカク.

脱!御用聞 | 製造業の営業×ブランディング3つのステップ

  • 「受注をとりたくて、また値引きしてしまった…」
  • 「納期が厳しいが受けるしかない…」
  • 「今回は苦しいけれど、きっと次につながるはず…」

このような営業結果が続いている場合は、「技術」と「価値」が結びついていない伝え方をしているのが、原因かもしれません。

こんにちは。誇りある技術を持つ企業がシナジーを起こすブランディングC-OILING合同会社(シーオイリング合同会社)代表の大後 裕子(だいご ひろこ)です。

企業が抱える3つの課題

①御用聞き・下請け体制を続けている

長年続く大口顧客との契約。非常にありがたいものですが、もし、売上高占有率(構成比率)が20%以上の販売先が1社でもあるようであれば早急な改善が必要です。気候変動や世界情勢による先行きの見えない時代で、ある日突然契約を打ち切られる可能性があります。このようなリスク回避のためにも、御用聞き・下請け体制から提案型の営業スタイルにシフトしていきましょう。

②商談が商品紹介で終わっている

やっと漕ぎ着けた商談でも、顧客に自社商品を魅力的に感じてもらわなければ意味がありません。しかし、商談で自社商品やサービスの紹介で終わっているケースがあります。「買って欲しい」というのはこちらの都合であり、顧客が価値を感じて購入決定するのとは別物です。商談で話している内容が商品紹介だけになっていないか、一度確認してみましょう。

③顧客の真のニーズに触れていない

顧客がほしいのは、「技術」そのものではなく「成果」です。
あくまでも「技術」は手段のひとつです。顧客の本当の目的は、高い技術自体でははく、自社の売上や効率アップだということを忘れてはいけません。 だからこそ、クライアントに本当に響くのは、ビジネスの成果につながる「成果」の提案です。単に製造を請け負う会社としてではなく、自社のブランドから顧客のビジネスを支援するという商談が、一歩進んだこれからの営業のあり方なのです。

営業×ブランディングで解決する3つのステップ

Step.01:既存顧客・休眠顧客へのアプローチ

新規顧客へのアプローチは、既存顧客・休眠顧客に対して5倍のコストがかかると言われています。コストというのは広告などの販促費だけでなく、時間などの人的コストなども含まれます。そこで、効果的なのが既存顧客・休眠顧客へのアプローチです。契約が途切れてしまった既存・休眠顧客に対して伝えていない情報はないでしょうか?まだ伝えていない自社の取り組みや新製品を持ってアポイントを取ることで、取引を再開するきっかけを作ります。

Step.02:事例の言語化・数値化

顧客にとって購入決定の材料となるのが、「事例」です。事例というのは過去に行ってきた案件の中で具体的に引き合いに出すことのできることです。ここでポイントなのが、「言語化」と「数値化」です。まず、技術系企業の場合、自社の技術を当たり前のものと捉えてしまい、端折ってしまいがちな工程もきちんと言語化する習慣をつけましょう。さらに工程において、数値化できるものは徹底的に数字に落とし込みます。そうすることで顧客は、事例からあなたの会社の商品やサービスの効果やメリットを理解しやすくなるのです。

Step.03:顧客のビフォー・アフター

購入決定への意欲をアップさせるために、もう一つできることがあります。それは、Step.02の事例の言語化・数値化と併せて、顧客のビフォー・アフターを伝えることです。顧客のそもそもの悩みは何であるか、またその悩みが解決された顧客はどうなったのか。あなたの会社の商品やサービスの効果やメリットと、顧客にもたらす変化を一連のストーリーとして伝えることができるで、顧客の期待感が増すのです。

裏取りされても慌てない ブランディングで対等な関係を構築する

最後になりますが、営業活動に出る前に、自社のブランドが整えておくこともポイントです。なぜなら営業活動ではアポイントが取れた直後に商談というケースは少ないものです。そのため、相手はアポイント獲得から商談までの間に、あなたの会社や事業の情報、お客様の声などの情報を事前に収集する、「裏取り」をしています。絶対に受注を取りたい商談の前でも、裏取りにも慌てないように日頃からブランディング施策を行うことで、営業活動も効果的に行うことができます。

The post 脱!御用聞 | 製造業の営業×ブランディング3つのステップ first appeared on モノカク.

製造業の集客手法大全

こんにちは、テクノポートの渡部です。今回の記事では製造業の集客について、方法やうまくいくコツなど全体像について紹介します。

製造業の集客が重要な理由

こちらから仕掛けている営業スタイルは、以下のような理由があるのでなかなか難しく、相手から来てもらうような集客の仕組みを作ることが重要になってきます。

コロナ禍で飛び込みなどの営業が難しい

もともと、飛び込みなどの営業活動をしているところも少ないとは思います。昨今は、さらにコロナ禍の影響もあって来訪をお断りしている企業も多く、ますますこの手法は難しくなっています。

プッシュ型の営業は効率が悪い

製造業に限らずですが、こちらから仕掛けていく営業スタイルは効率が悪いです。

新規開拓にかける労力の余裕があまりない

製造業の営業担当者は開拓に特化した営業をすることは少ないといえます。製造や開発担当、社長が兼任している場合も多く、新規開拓に多くの労力をかけられない状況にあります。

主な集客先

向こうから来てもらうような仕組みづくりをするとして、それの終着点をどこにするのかには、Web上・リアルといくつかあります。

自社ホームページへの集客

まずは、自社ホームページです。ホームページへの閲覧者を増やすことによって、確度の高い問い合わせを獲得することができます。

出展する展示会や、自社で開催するイベントへの集客

営業活動の一環として定期的な展示会への出展や、ワークショップやオンラインセミナーなどを開催している企業も多いと思います。コロナ禍ではありますが、リアルの展示会も増えつつあります。現在、展示会に足を運ぶ人の購買意欲は高いことが多いので、うまく自社のブースへ集客ができれば、その場で商談まで進めることができます。また、単独主催のイベントへの参加者は確度がかなり高いリードとなるので、うまく集客できれば新規顧客獲得の大きな要素となります。

SNSアカウントへの集客

直接的にすぐに顧客になるリードではありませんが、Twitter、Instagram、Facebook、YouTubeなど、自社で運営しているSNSアカウントのフォロワーを増やすことで、長期的に潜在的なリードを獲得することができます。

自社ホームページへの集客

自社ホームページへ集客するための具体的な施策について解説します。

SEO対策による集客

ホームページへのアクセスを伸ばすためのSEOの施策については、こちらの記事に完全ガイドがあります。他にも様々な記事がモノカク内にありますので、探してみてください。

広告出稿による集客

SEOによる集客は即効性があるわけではなく、また、施策を行ったからといって必ずアクセスが集まると保証されているわけではありません。どうしてもアクセスを集める必要がある場合は、リスティング広告による集客も検討してみてください。

製造業のポータルサイトに登録することによる集客

飲食店のポータルサイトにぐるなびや食べログがあるように、製造業にも専門のポータルサイトがあります。これらに登録することで、検索からの直接集客だけでなく、これらのポータルサイト経由での集客が期待できます。基本的には無料で登録できますので、集客に困った場合はこちらに登録するのも一つの施策です。

出展する展示会や、自社で開催するイベントへの集客

定期的に開催されている展示会は、直接その場で対面して商談できるというメリットはありますが、出展にはそれなりの費用と、準備などの労力がかかります。自社のブースへうまく人を集客できなければ、出展にかかった人員もコストも無駄になってしまいます。出展するからにはしっかりと集客したいものです。

メールマーケティング、DMによる集客

自社の顧客リストやこれまでの名刺交換をしたリード情報などに、メールや招待状を送付して集客する方法です。メールマーケティングに関しては、こちらの記事で解説していますので、参考にしてみてください。

SNSなどでの告知による集客

展示会は期間中の「出展しています」という発信はもちろんのこと、展示会に出展する1週間ぐらい前から、出展しますと継続的に発信していく必要があります。また、1回投稿するだけでなく、同じ投稿でも、日を分けて数回投稿するほうがいいです。SNSの投稿はすぐに埋もれてしまうため、フォロワー全員がその日の投稿を見るとは限りません。

また、期間中は、1日に1回の投稿だけにとどまらず、SNS上のフォロワーやフォローしている他の企業のアカウントとお互いに投稿し合うなど、他のアカウントとの相乗効果も狙うとよいです。

中でも自社ホームページへ集客がおすすめ

集客先をいくつかあげましたが、中でも力を入れるのであれば、自社のホームページに力を入れることをおすすめします。理由は以下の通りです。

最終的な着地点は自社Webサイト

他にも集客先はいくつかありますが、どの集客先に誘導するにしても自社のホームページを経由することが多く、最終的には自社のホームページに行き着くことがほとんどです。

集客の効果が永続的に続く

一時的なイベントや展示会の集客に力を入れても、そのイベントが終われば、その施策の効果はなくなってしまいます。しかし、ホームページは常に存在するものなので、実施した施策の効果が永続的に続きます。

リーチできる可能性のあるユーザーが圧倒的に多い

展示会やイベントであればそこに来場できる可能性のある人、SNSであればそのSNSのアカウントを持っている人にターゲットは限られます。しかし、ホームページであればターゲットユーザーに制限はなく、リーチできる可能性のあるユーザーの数が圧倒的に多いです。また、英語のホームページを用意すれば、海外にも可能性は広がります。

探す人が増加傾向で社内での閲覧制限がない

基本的に製造業の集客のターゲットは、同じ製造業の購買担当者です。大手の会社の場合、社内のネットワークから、FacebookやTwitterなどのSNSのサイトにアクセスできない会社もまれにあります。また、わからないことがあったらまずは検索エンジンというぐらい、検索エンジンの利用頻度は増加傾向にあるので、そこに対してもっとも有効なのは自社のホームページです。

まとめ

いかがだったでしょうか。おすすめしている自社のホームページへの集客については、このモノカクの中にテクニックの記事が多数投稿されていますので、ぜひ自社に合ったテクニックを探してみてください。

The post 製造業の集客手法大全 first appeared on モノカク.

製造業のポジショニング戦略/差別化を超える3つのポイント

「顧客からもっと選ばれるように、会社の認知活動をしよう!」

と意気込み、WEBサイトの作成や、SNSの立ち上げ、WEB広告の運用などに、思いつくまま費用を投じてしまっていないでしょうか?

こんにちは。誇りある技術を持つ企業がシナジーを起こすブランディングC-OILING合同会社(シーオイリング合同会社)代表の大後 裕子(だいご ひろこ)です。

こういった活動も効果がないわけではありませんが、実はこれらの認知活動を始める前にやるべき事があります。それは、自社の業界における「ポジション」を定める事です。

顧客は、原材料だけでなく人件費のなどあらゆるコストが高騰する現代において、企業成長を支えてくれるビジネスパートナーを求めています。だからこそ会社の規模に関わらず、自社だけのニッチな領域を見つけ出し、自分たちが最も得意とする市場でシェア1位を目指す、効果的なブランディング戦略を用いる必要があります。

ポジション戦略をするメリット

ポジション戦略をすることのメリットは、競合他社を無くなる事です。自社だけしかいないニッチトップになることで得られるメリットについて詳しく3つの観点からお話しします。

①競合他社との差異が明確になる

競合他社の商品・サービスに目を配ることなく、独自の領域に対してより専門性を深めていくことが可能です。

②購入意欲が高い顧客からの問い合わせ

自社の専門性や、得意領域を明確に提示できるようになると、「○○の△△ならここに聞けば違いない」という、事前に下調べを済ませた顧客から問い合わせが来るようになります。

③顧客満足度が高まる

顧客自身が求めていた商品・サービスが、相談から依頼・納品まで受け続けることができるので、自然と顧客満足度が高まります。

独自ポジショニングを確立する3つのポイント

ニッチな領域を見つけ出すということは、自社が最も役に立つ場所(ポジション)を定めるということです。やり方としては、自社が影響を及ぼす範囲を「どの業界の」→「どの工程の」→「誰にとっての」というように、どんどんとピントを絞っていくイメージです。その上で、やってはいけない3つのポイントをご紹介します。

1.価格だけで勝負しない

価格だけを打ち出すことは、確立しようとしているポジションに競合他社の参入を許す要因になります。

2.技術力だけで勝負しない

技術力だけを打ち出すことも、競合他社の参入を許す要因になります。せっかく築いたポジションも、競合他社が最新の機械装置を導入した事によって、1位をすり替えられてしまうケースもあります。

3.なんでもできますと言わない

差異を明確にすることは、自社でやらない領域を明確にすることでもあります。新しい知識や技術を習得することは長期的にはメリットがありますが、短期的な視点では作業を効率化できず、コストがかさんだり、競合他社に負けてしまうことも考えられます。

技術力×顧客サービスで創る独自ポジション

先にも述べたように、顧客は企業成長を支えてくれるビジネスパートナーを求めています。だからこそ、自分たちの技術に固執することなく、技術に裏付けされた知見を持ってできる顧客サービスが新たな価値を生み出します。ただ作るだけではなく、顧客のビジネスに対して先回りした商品・サービスは技術力一本で勝負してきた中小企業であっても、短期間で技術力だけでなく顧客サービスの比重を増やして、価値を高めていくことは不可能ではありません。自社を客観的に調査し、他者との差異を明確にしたポジショニングによって、自社の強みを最大限に生かすことができるか考えてみましょう。

広域的な広告活動をするよりも、自社のポジションを明確にしてからブランディングや認知活動を集中的に行うことで、短期間で効果を得やすくなります。自社だけのニッチトップ領域を創り、経営に効果的な認知活動を行いましょう。

The post 製造業のポジショニング戦略/差別化を超える3つのポイント first appeared on モノカク.

製造業ホームページ集客 失敗パターン6選|SEO・広告

テクノポートの廣常です。今回は製造業のホームページ集客において、よくある失敗パターンと解決策をご紹介します。

ホームページ集客の重要性

ホームページを通じて「問い合わせを増やしたい」「新規顧客や業界を開拓したい」と考える方は多くいらっしゃるかと思います。

その際に重要なのが、まずはホームページへのアクセス数を確保することです。

以下の図は、自社のホームページにユーザーが訪問し、問い合わせ後、受注にまで至る流れの中で
それぞれの数の関係性を表したものです。

このイメージから分かるように、当然ですが受注数は「アクセス数>問い合わせ数>受注数」の関係性で定まります。
もちろん、アクセス数が据え置きの場合でも

  • 問い合わせ率向上:ホームページ内のコンテンツや導線を工夫し、訴求力を高めて問い合わせ率を向上させる
  • 受注率向上;問い合わせ後の営業活動方法を見直すことで受注率を向上させる

といった改善策により受注数増加を見込めますが、やはり母数となるアクセス自体が少なければ、限られた数のユーザーの中で問い合わせを獲得することも厳しくなります。まずはホームページの入口を広げ、自社がねらいとするユーザーのアクセスを増やし、その上で問い合わせへとつなげていくことが重要です。

失敗に陥るケース

こうした重要性を理解した上で、いざ集客に注力しようとするも、失敗してしまう考え方やケースが存在します。

※ ここでの失敗とは、大きく以下の2点を想定しています。
– そもそもアクセス数が増えない
– アクセスはあるものの、自社がねらいとする層と異なるユーザーの訪問が多い

デザインを刷新すれば自然にアクセスが増えると考えている

まず、「デザインを刷新すれば自然にアクセスが増える」と考える方もいらっしゃいますが、あまり適切ではありません。いくらページの見た目に凝ったとしても、その前に新規のユーザーに見てもらえるための仕組みを構築しなければアクセスは増えず、停滞する一方です。この”新規のユーザーに見てもらえるための仕組みづくり”として、代表的なのが以下の2点です。

・SEO対策

GoogleやYahoo!などで、特定の語句で検索した際に自社のページを上位に表示させるための対策

・オンライン広告

Web上で表示される広告。代表的なものとしては、検索時の結果に併せて表示される「リスティング広告」や、関連するサイトや媒体にバナーで表示される「ディスプレイ広告」など

デザインや、自社の強みをどう表すか?といった「見せ方」とは別に、こうした集客手段をしっかりと検討し準備することで初めて、ユーザーに見てもらえるホームページが完成します。

集客手段の選定や、実施内容が適切でない

失敗に陥るケースとして次に挙げられるのが、集客手段の選定や、実施内容が適切でないケースです。
前述にて主な集客手段を挙げましたが、それぞれにメリット・デメリットがあります。

項目 メリット デメリット
SEO
  • 上位表示を獲得できれば、費用がかからずにアクセスを獲得できる
  • 効果が現れるまでに時間がかかる
  • ページを用意するための労力やノウハウが必要
オンライン広告
  • 出稿後即日効果が出る
  • 継続して表示させるにはコストがかかる

自社の目的や効果を出したい期間、コスト、運営体制などあらゆる観点から自社にあった手段を選ばなければ、思った効果へと結びつかなかったり、アクセス数の維持ができない可能性があります。

定期的な効果検証や改善ができていない

最後に挙げられるのが、定期的な効果検証や改善ができていないケースです。Webはアップデートの波も早く、日々進化し続けているため、以前まで効果のあった施策が効かなくなるということも十分に起こり得ます。また製造業界においても、それまで主体であった対面での営業活動からホームページ活用へと切り替える企業が増えてきています。言い換えれば、その分競合となるホームページが増加傾向にあるということです。

こうしたWebの進化や、競合環境に左右されずに安定的なアクセスを得るには、一度集客施策に取り組んだきりで終わってしまわず、定期的な効果検証、改善を行うことが必要となります。この3つのケースを裏返すと、ホームページでの集客を成功させるためには、自社にあった適切な集客経路の構築と施行、さらに定期的な見直しを継続的に行うことが肝となります。

【集客手段別】よくある失敗パターン

失敗に陥るケースの概要3つをお伝えしたところで、次は具体的な内容としてSEO・広告の2つを掘り下げ、よくある失敗パターンをご紹介します。各手段を進めるステップに沿ってお伝えします。

SEO編

施策ステップ
キーワード選定 → コンテンツ作成・公開 → 順位や流入数の確認

・自社にあったキーワード選定ができていない

SEO対策を進める上でまず重要なのが「キーワード選定」です。どういった検索語句で自社のページを上位に表示させ、狙いとするユーザーに見てもらうか?を検討する工程ですが、そもそもこの選定が誤っていると、

  • アクセスが集まらない
  • 自社の事業と関係のないユーザーのアクセスが増えてしまう

といった状況に陥ります。

・狙ったキーワードで上位を表示できていない

キーワード選定を終え、次に当たりやすい課題が「狙ったキーワードで上位表示できていない」という状況です。上位表示できていない場合の要因としては、大きく以下の2つが挙げられます。

  • ユーザーの検索意図、ニーズに沿っていない
  • ページの権威性が低い

・上位を獲得したもののクリックがされていない

最後に考えられるのは、「上位を獲得しているもののクリックがされていない」ケースです。上位(10位以内)に表示されているのにあまりにもクリック数が少ない場合、ユーザーの興味をうまく引けていない可能性があります。

オンライン広告編

※広告にもさまざまな種類がありますが、今回はBtoB製造業の方が活用される可能性の高いリスティング広告に絞ってご紹介します。

施策ステップ
キーワード選定 → 広告文、ランディングページ作成 → 出稿

・出稿キーワードが適切ではない

まず初期段階として考えられるのが「出稿キーワードが適切ではない」ケースです。リスティング広告は検索結果に関連して表示がされるため、こちらも出稿するキーワードの選定が重要となります。出稿するキーワードを手当たり次第に増やしても、広告内容がそのキーワードの検索意図に沿っていなかったり、自社の事業と関係が薄ければアクセスを得ることは難しいでしょう。

・広告が上位表示されていない、表示自体されていない

次に、適切なキーワードにて出稿をしても、広告が上位に表示されない、あるいは表示自体されないといったケースがあります。リスティング広告の検索順位は「広告ランク」の高さで決まり、広告ランク=入札単価×品質スコア で定まります。

そのため、順位を引き上げるには単価・品質どちらかの見直しが重要です

・閲覧はされているがクリックがされていない

最後に挙げるのが、上位に表示もされており、閲覧はされているもののクリックがされていない といったケースです。この場合、考えられる要因としては以下の通りです。

  • 出稿キーワードと広告内容が合っていない
  • 自社の事業と関係のない検索語句で表示がされている

まとめ

製造業ホームページの集客において考えられる失敗パターンをSEO・広告といった集客手段別にご紹介しました。アクセスが増えないための要因を探す参考となれば幸いです。

The post 製造業ホームページ集客 失敗パターン6選|SEO・広告 first appeared on モノカク.

ホームページリニューアルのタイミングとそのメリット

こんにちは、テクノポートの渡部です。ホームページを公開してからしばらく運用して、リニューアルを考えるタイミングがあると思います。しかし、具体的にどのようなタイミングでホームページをリニューアルするべきか悩む方もいるでしょう。今回はホームページをリニューアルするのに適した3つのタイミングを解説します。また、リニューアルによって得られるメリットも紹介します。

機能的、技術的タイミング

ホームページのデザインや、サイトを構成するための技術は日々進歩しています。「流行しているデザインや新しい技術を取り入れる」という目的は、ホームページをリニューアルするきっかけの中で、大きな理由の一つです。

デザイン面

デザインが古く感じられるとユーザーの離脱が増えてしまいます。他社のホームページを見て流行をつかみ、古くなってきたと感じたらリニューアルしましょう。

スマホ対応

以前はPCでホームページが閲覧される場合が多かったですが、現在ではスマホでも閲覧されることも増えてきています。ホームページは、スマホで閲覧されたときにも見やすいレイアウトにする必要があります。レスポンシブ対応のシステム導入のために、リニューアルをするケースもあります。WordPressなどのCMSを導入すると、スマホに対応したホームページを簡単に作ることができます。

HTMLからCMSへの切替

HTMLで書かれたホームページからWordPressなどのCMSへリニューアルすると更新性が上がり、管理しやすくなります。ホームページを頻繁に更新する場合は、WordPressなどのCMSへのリニューアルをおすすめします。

コンテンツの整理

ホームページを公開してコンテンツを増やしていくと、コンテンツが多すぎてどこにあるのか分かりづらくなる場合があります。ユーザーがコンテンツを探しやすくするためにも、内容を見直して整理しましょう。

マーケティングタイミング

ホームページリニューアルのタイミングは、マーケティングを強化したいときが最も多いです。

マーケティング効果の強化

これまではホームページをマーケティングに活用していなかった企業も、作り直してうまく活かしていきたいと考えるタイミングがあります。特に現在はコロナ禍で対面での営業活動がしづらい状況であるため、「オンラインでマーケティングをしたい」という企業が増えています。弊社にも、さまざまな企業から「リニューアルしてマーケティングを強化したい」との問い合わせをいただいています。

新規事業部の立ち上げ

自社の中で新たな事業部を立ち上げて、新たなビジネスを始めるタイミングでリニューアルする場合もあります。ホームページで新しいビジネスのプロモーションができるので、マーケティングに活用しやすいです。

注力する部門の方向転換

注力するビジネスを変更するタイミングでホームページをリニューアルする場合もあります。例えば、BtoB製造業において、従来は板金加工のビジネスに力を入れていたけれど、溶接のビジネスに方向転換したい場合などです。

顧客ターゲットの拡大

ターゲットを変更するタイミングもホームページをリニューアルするタイミングの一つです。例えば、BtoBの顧客に機械加工をしていたけれど、個人からも受注するよう拡大する場合などです。

外部要因によるタイミング

上記以外にも外部要因でリニューアルをするタイミングがあります。

補助金・助成金

IT導入補助金や小規模事業者持続化補助金など、ホームページのリニューアルに使える補助金も増えてきました。補助金をもらえるタイミングでホームページをリニューアルする場合もあります。ただし、補助金の利用には制限を設けている場合がありますので、詳しくは運営団体にお問い合わせ下さい。

ホームページリニューアルのメリット

ホームページをリニューアルするメリットを紹介します。

デザインの一新により洗練され、企業イメージがアップする

ホームページのイメージアップと共に、リニューアルによって最新の情報を発信しているという印象をあたえられます。

最新の技術を取り入れることで更新がしやすくなる

ホームページは作って終わりではなく、定期的な情報更新が必要です。最新の技術を導入すると、使いやすいホームページにリニューアルできます。
例えば、WordPressを使うと簡単にお知らせを追加できるなど、更新がしやすくなります。

再構成することで情報が整理され、SEO対策の強化が期待できる

リニューアルによってSEOで強化したいキーワードの整理やターゲットの再設定ができます。大胆なSEO対策を打てるので、それによって集客力の強化が期待できます。

まとめ

ホームページリニューアルのタイミングとメリットについて解説しました。最も多いタイミングはマーケティング強化を目的としたリニューアルです。ホームページのリニューアルは企業のイメージアップやSEO対策、更新のしやすさなどのメリットにもつながります。テクノポートでは、お客様のホームページリニューアルやSEO対策などを支援できます。興味のある方はお気軽にお問い合わせください。

The post ホームページリニューアルのタイミングとそのメリット first appeared on モノカク.

BtoB製造業の「ブランディング」 優良顧客獲得には”技術×姿勢”でアピールを最適化

今回は、不安定な状況が続く現代で、企業が利益を確実に上げていく企業価値のアピール方法についてお話ししていきます。原油高が急速に進み、燃料・原材料価格の高騰が続く中で、企業は今まで以上に利益を確保することが求められています。こんにちは。誇りある技術を持つ企業がシナジーを起こすブランディングC-OILING合同会社(シーオイリング合同会社)代表の大後 裕子(だいご ひろこ)です。

製造業にとって、原材料費価格変動は会社の業績に直結します。しかしこの変動のビッグウェーブはいつ訪れるか、もしくは立て続けに訪れる可能性もあります。

  1. コストカットして値上げをせずにやり過ごす。
  2. 原材料費の値上げについて先方に説明する。
  3. 自社の知識や対応力もトータルで評価してくれる”優良顧客”と繋がる。

いかがでしょうか?もちろん1は現実的ではありません。2も1回目の説明はスムーズに進んでも2回目・3回目の値上げの際に関係が途絶えてしまう可能性もあります。そこで、私たちが今からできる対策として『3自社の知識や対応力もトータルで評価してくれる”優良顧客”と繋がる。」という考え方があります。

BtoB企業に取っての「優良顧客」とは何か

まず先に「優良顧客」について、ここでの定義をしておきます。

【優良顧客の定義】

  1. 御社の技術を信用して仕事を依頼してくれる。
  2. 長く付き合いができる。
  3. 発注者、受注者が対等な関係と捉えている。
  4. 業界知識やリテラシーがある。

いかがでしょう?多くの人が考える良い会社の定義として、自社の事業だけを伸ばすのではなく、業界に対しての自社ができることを考えられる企業ではないでしょうか?そして、自社でもこういった顧客とつながることが多ければ、経営面でも精神面で安定を獲得できるイメージができますよね。

自社の技術を”15秒”で説明できますか?

「優良顧客」を含め、多くの人は一度に多くの情報を受け付けることができません。会社のアピールを最適化するために、伝える情報を「15秒に厳選する」という方法があります。
15秒というと、約60文字くらい喋ることができます。感覚として短いテレビCMと同じ長さ(番組提供枠のCMは30秒)だと覚えておくと良いでしょう。

製造業では市場ニーズから、技術の横展開をしていった結果「自社の核となる技術」の存在が薄れてしまったり、対応可能な技術の全てを伝えようとするケースがあります。しかし、人が一度に聞き取れる情報、さらには記憶しておける情報はとても少ないのです。伝えるべき情報を厳選し、繰り返し伝える方が、受け取る相手にとって印象に残りやすいのです。

自社の姿勢を”開示”していますか?

この記事を読んでいるあなたは、「価格」や「短納期」だけで自社を選んで欲しくはないと思っているのではないでしょうか?製造業の技術は一朝一夕で獲得できない、”価値あるもの”です。だからこそ「安く買う」を目的にした顧客から目をつけられてしまうことは危険です。

そういった危険な顧客から目をつけられず、「優良顧客」を惹きつけるためには、会社として開示しておかなければいけない情報があります。それは「自社の姿勢」です。

【例】

  • 精度に自信がある
  • 多品種小ロットに自信がある
  • 企画から相談に乗れる

同じ技術カテゴリーの競合他社でも、技術習得にはそれぞれ”背景”があります。そしてその背景は、創業時期・地域・社長の個性などから、1社1社全く違います。

実は、「優良顧客」にとって、同じ技術カテゴリーから自社のパートナーとなる企業を探すのは実は重労働なのです。そこで、あなたの会社が「どのような技術」×「どのような姿勢」であるかを意識的に開示することができれば、「優良顧客」の目に留まりやすい状況を作り出すことができるのです。

”技術×姿勢”でアピールを最適化

「優良顧客」も目まぐるしい時代の変化の中で、自社の成長を支えるパートナーを探しています。その上で、あなたの会社が持つ幅広い技術の中でも「核となる技術」と、その技術を裏付ける「自社の姿勢」を意識的に提示することは必須です。対面でもネット上でも漏れることなく、自社の知識や対応力もトータルで評価してくれる優良顧客と繋がるアピールの最適化を行いましょう。

The post BtoB製造業の「ブランディング」 優良顧客獲得には”技術×姿勢”でアピールを最適化 first appeared on モノカク.

製造業のホームページにデザイン性が必要な3つの理由

デザイン性の高いホームページは、新規顧客獲得・休眠顧客との関係復活・採用活動における優秀な人材獲得など、企業にとってさまざまな効果をもたらします。しかし「技術が売り」である製造業にとって、ホームページのデザイン性はどの程度必要なのでしょうか?

こんにちは。誇りある技術を持つ企業が シナジーを起こすブランディングC-OILING合同会社(シーオイリング合同会社)代表の大後 裕子(だいご ひろこ)です。

製造業のホームページリニュアルの話をすると

  • 「あそこの社長は若いから、見た目にこだわりがあるのだろう」
  • 「うちは、デザインなんて言うのは柄じゃないから必要ないよ」

と言って、デザイン性を高めることに対して敬遠されるケースが多々あります。

しかし本当は、技術がある製造業こそホームページのデザイン性にこだわることが重要です。なぜなら多くのお客さんは心理的にデザイン性の高いページを熱心に閲覧する傾向があります。そこで今回は、ブランディングの視点からホームページのデザイン性と営業力の関係について話をしたいと思います。

なぜホームページにデザイン性が必要なの?

まずこの記事でお話しする「デザイン性が高い」ことに対して3つの定義をお話しします。

  1. 視覚的に好感がもてる
  2. 事業内容とビジュアルに一貫性がある
  3. 事業内容がわかりやすく掲載されている

いかがでしょう?テキストだけで並べると想像が湧かないかもしれませんので、この3つの定義を、営業担当を想像してみましょう。

  • 清潔感のあり、好感の持てる服装や髪型をしている。
  • 商品やサービスに対して過小評価や過大評価をせず、誠実に話してくれる。
  • 自社技術や業界知識についてわかりやすく説明してくれる。

この営業担当にだったら仕事を頼んでみたいと思うのではないでしょうか?製造業のホームページも同じように「話を聞いてみたい」「仕事を依頼したい」と思われる視覚的要素やわかりやすいコンテンツの設計が欠かせないのです。

製造業のホームページにデザイン性が必要な3つの理由

製造業のホームページにデザイン性が必要な3つの理由は下記の通りです。

  1. 良いビジュアルの一般化
  2. 細部へのこだわり
  3. お客さんの負担を軽減

詳しい内容を一つずつ解説していきます。

1.良いビジュアルの一般化

日本におけるデザインの進化は年々早まっています。私たちは日常的に「かっこいいホームページ」「美しいホームページ」を見慣れています。つまり、皆さんのお客さんにとっても良いデザインは「普通」のものになってきていると言うことです。

飲食店でも、10年ほど前にはたくさんあった少し汚い、言い換えると味のある定食屋や焼き鳥屋なども、ずいぶん減ってきましたよね。現代では綺麗なお店には美味しい料理があると言う考えが一般化してきたのです。企業のホームページでも同じように、良いデザインの会社は良い仕事をしてくれると言う印象を持たれやすいのです。

2.細部へのこだわり

ホームページというのは、日常の業務で表すと大抵が最後のステップになることが多いものです。日々の生産、営業活動、事務作業、人事管理と業務を進めてやっと手をつけられると言う方も多いのではないでしょうか?だからこそホームページのデザイン性は、仕事の最後、細部まで手を抜いていないかと言う判断基準に関わるのです。忙しくてつい後回しにしていることは、いつか大きな歪みを生む可能性があります。日々の生産におけるこだわりを、お客様の目に届くホームページでも同じように表現することが重要です。

3.お客さんの負担を軽減

お客さまは数ある競合他社から、より良い取引先を見つけたいと思っています。しかし、お客さんが口コミや紹介以外で取引先を探す際、「1番手前にある情報」から取引先を精査しなければいけません。その1番手前にある情報とは現代ではホームページなのです。

ホームページのデザイン性によって、皆さんの会社がお客さんの選考から外れてしまうことは、自社にとってもお客さんにとっても機会損失になってしまいます。だからこそ事前にホームページのデザイン性を高めておく必要があるのです。

まとめ

先の話でホームページを営業担当で例えた通り、現代においてホームページは、お客さんが最初に目に入れるあなたの会社の営業担当なのです。

自社のこだわりの技術や、製造に対する思いがお客様の目に留まり、話を聞きたいを思われるデザイン性の高いホームページ制作を心がけましょう。

The post 製造業のホームページにデザイン性が必要な3つの理由 first appeared on モノカク.

成果が劇的にアップしたホームページのリニューアル事例7選

こんにちは、テクノポートの上級ウェブ解析士の渡部です。弊社ではこれまで、製造業を中心に数多くのホームページのリニューアルに携わってきました。ホームページをリニューアルする際には、これまでにあったホームページを一新することで不安もあると思います。今回はホームページをリニューアルする流れと気を付けるポイント、そして弊社で携わった中で特に成功した事例をいくつか紹介したいと思います。

現ホームページの問題点を洗い出す

最初は現状認識です。現行のホームページの問題点を洗い出しましょう。

リニューアルの目的を明確にする

ホームページを新しくするなら、何のためにリニューアルするのかを明確にします。次の3点を意識してください。一つ目は新規顧客開拓です。しっかり企画を作り込めば、ホームページは24時間働く営業マンになります。二つ目は技術用途開発です。自社技術のPRだけではなく、技術の応用例や今まで利用された実績を提示し、お客様の関心を集めます。三つ目は採用です。自社が「採用に力を入れていること」や「受け入れ体制が整っていること」をアピールできます。

自社ホームページの立ち位置の考え方の詳細は、こちらの記事にも書いています。参考にしてください。

提案依頼書を用意する

ホームページのリニューアルでは提案要望書(RFP)を用意するといいです。提案要望書は外注先に出す仕様書です。具体的にはリニューアルの目的や予算、スケジュールなどをまとめておくといいでしょう。必須ではありませんが、打ち合わせがスムーズになります。

提案依頼書の詳細はこちらの記事で紹介しております。参考にしてください。

リニューアルにかかる期間

ホームページのリニューアルにかかる期間は一般的な10~25ページ程度のホームページで3か月から4か月です。50ページや100ページ以上ある場合は4か月以上の期間がかかる場合もあります。また、ページ数だけではなくデザイン変更など項目の数によって期間は異なります。

リニューアルにかかる費用

一般的なホームページのリニューアルにかかる費用の相場はおおよそ50万円から100万円です。この基本的な金額に加えて、専門的な内容の追加やWebマーケティング、SEO対策、デザインの刷新など、追加項目が増える度に金額も増加していきます。また、ページ数によっても値段は変動していきます。お困りの際は、外注先に相見積もりを取って値段の比較をしましょう。

外注先を決める

ホームページのリニューアルの外注先を選ぶ際には、次の3点を意識してください。一つ目は自社の技術なり、業界に関する制作経験があることです。技術の知見を持っていると打ち合わせもスムーズに進みます。二つ目はマーケティング戦略を立てられる会社を選ぶことです。今まで手がけた会社の企画書や実績を示してもらい、安心して依頼できる会社を選びましょう。三つ目は成果が出るまで付き合ってくれる会社を選ぶことです。リニューアル後のサポートの有無や、具体的な支援の事例などをあらかじめ聞き取っておきましょう。

外注先の決め方の詳細はこちらの記事をご覧ください。

リニューアル時の注意点

新規の立ち上げでなく、リニューアル時には次の3点に注意してください。一つ目はリニューアル前のデータの取得です。リニューアルの成果をデータで確認できるようにしましょう。二つ目は反響があるコンテンツやPV数が多いコンテンツを把握しておくことです。ユーザーの興味がある内容のため、マーケティング戦略に役立ちます。三つ目はリダイレクト設定です。できれば同じURLを使うのが理想ですが、それが難しい場合は、301リダイレクト設定を利用し、「NOT FOUND」といったエラーの発生を防ぎましょう。

リニューアル時の注意点に関する詳細はこちらの記事にまとめてあります。ぜひ、ご覧ください。

リニューアルでの成功例

弊社がお客様へ実施したホームページのリニューアルによる成功例を紹介します。

株式会社富士産業

株式会社富士産業の事例は、Webマーケティングの切り口を変えて成功した事例です。製造業でありながら一般の人にもわかりやすく、問い合わせしやすいホームページを作成しました。具体的な取り組みは、新規事業である製作金物を全面に押し出した新しい切り口でのPRです。さらに競合他社と差別化した製作金物系のキーワード対策を盛り込みました。その結果、問い合わせ数が月数件から数十件へと急増。さらに、ターゲットにしていた設計事務所やデザイン会社からの引き合いもいただきました。

株式会社富士産業の事例に関する詳細はこちらのページからご覧になれます。

司フエルト商事株式会社

司フエルト商事株式会社の事例は、現行のホームページの見せ方を変えて、営業効率が向上した事例です。取り組み内容は、コンテンツページを見やすく、わかりやすくした点です。具体的には、扱う商品を「素材」「業界」別で分類していたものを「機能」別へ変更。さらに、「素材」の詳細な解説記事を追加し、お客様のニーズを満たすコンテンツを充実させました。リニューアルの結果、お客様からは「見やすくなった」と好評。さらに、具体的な問い合わせが増加し営業効率が向上しました。

司フエルト商事株式会社の事例に関する詳細はこちらのページからご覧になれます。

森田テック株式会社

森田テック株式会社の事例は、20年ぶりにホームページを刷新して成功した事例です。具体的には、製品のコンテンツページを拡充しながら検索順位向上のためのSEO対策を実施。その結果、製品のひとつである「アンテナカプラ」は検索順位一位を獲得し、「シールドボックス」も検索順位10位以内に改善しました。お客様からの問い合わせも、半年に一回だったものから月数回へと大幅に増加し、ホームページを通して仕事の獲得にもつながりました。

森田テック株式会社の事例に関する詳細はこちらのページからご覧になれます。

株式会社モリセ精工

株式会社モリセ精工の事例は、明確に伝えるターゲットを絞って成功した事例です。具体的な取り組みとしては、自社のアピールポイントよりも「誰に届けるか」を重視したホームページを作成しました。同社の事例では研究開発者に届くキーワードを設定。研究開発者が興味を引く記事を執筆しました。その結果、問い合わせ数がゼロから週2-3件以上にまで増加し、受注率も3割以上を獲得しています。また、ターゲットにしていた大手研究開発部門からの問い合わせも獲得しました。

株式会社モリセ精工の事例に関する詳細はこちらのページからご覧になれます。

株式会社小羽皮革

株式会社小羽皮革の事例は、クリーニング業界ではWebマーケティングは後発ながらも、強みにマッチした市場の選定により成功した事例です。具体的には、クリーニングに関するお客様の検索キーワードを調査し、それに対応するコンテンツページを作成。さらに、工場の作業風景を写真に撮り、自社の技術の信頼性を伝える記事も用意しました。リニューアルの結果、エンドユーザーからの問い合わせも多く、新規取引先の獲得を数多くしました。

株式会社小羽皮革の事例に関する詳細はこちらのページからご覧になれます。

昭和電器株式会社

昭和電気株式会社の事例は、PRする製品を絞って成功した事例です。具体的な取り組みは競合他社がひしめき合っている汎用プラスチックの分野ではなく、技術難度が非常に高い「PPS(ポリフェニルスチレン)の成形」にターゲットを絞りSEO対策を実施し、検索上位を獲得しました。その結果、ホームページを通じて新規顧客の獲得。さらに、ホームページリニューアルを通して、「社内のモチベーションも向上した」とのことです。

昭和電器株式会社の事例に関する詳細はこちらのページからご覧になれます。

株式会社長野サンコー

株式会社長野サンコーの事例は、Webマーケティングにおいて難度の高い量産案件の受注に成功した事例です。具体的にはSEO難度の高いキーワードによる検索上位を狙い、技術コンテンツページを掲載。狙ったキーワードでの上位掲載を実現しました。リニューアル後は、これまでの年に数件の問い合わせから毎月3件以上へと増加。さらに1年も経たずして、超大型の量産案件の受注に成功しました。

株式会社長野サンコーの事例に関する詳細はこちらのページからご覧になれます。

まとめ

ホームページをリニューアルする上での流れと気を付けるポイント、そして弊社で携わった中で特に成功した事例を紹介しました。ホームページを通した新規顧客開拓や狙った顧客への効率的なマーケティングにお困りの方は、一度ご連絡ください。

The post 成果が劇的にアップしたホームページのリニューアル事例7選 first appeared on モノカク.

動画をWebサイトに活用し訴求力UP!動画活用のメリットや手法を紹介

テクノポートの井上です。最近、企業で動画をWebサイトにも活用したいという相談を多くいただきます。以前と比べ、インターネットの通信速度も格段に早くなり、スマホでも動画がストレス無く見られるようになったこと、また、簡易的に動画を作れるようになったなど、さまざまな要因で企業の動画活用が加速しています。

動画活用 Webサイト

今回はその動画をWebサイトに活用するメリットや手法について紹介します。

​​Webサイトに動画を使用するメリットとは?

Webサイトに動画を活用することのメリットは大きく3つ挙げられます。

文字で伝えるより短時間で多くの情報が伝わる

Forrester ResearchのJames McQuivey博士によると、1分間の動画は一般的なWebページの3600ページ分の情報量と言われています。とてつもない数字です。

視覚に訴えかけられるため印象に残りやすい

メラビアンの法則というものがあります。1971年にアメリカの心理学者、アルバート・メラビアンが提唱した法則です。「人がコミュニケーションをとる時に、どんな情報に基づいて印象が決定されるのか」を検証し、その割合を示しています。

  • 視覚情報 55%
  • 聴覚情報 38%
  • 言語情報 7%

視覚と聴覚で93%を占めており、印象決定に大きく影響していると言われています。

滞在時間が増えSEO的にもプラスと言われている

動画自体をWebサイトに埋め込むことはプラス要因にはなりません。しかし、動画をWebサイトに埋め込むことで、ユーザーの滞在時間が延びます。直帰率が改善されれば、Googleから「有益なコンテンツを提供しているページ」と評価される可能性は十分にあります。

Webサイトで動画を使用するデメリットとは?

デメリットは以下の内容が主に挙げられます。

使い方によってはサイト表示スピードを落とす

動画は容量が多くそのまま掲載して自動再生をすると、Webサイトの表示スピードが大きく落ちます。表示スピードが遅くなることはSEO的にも悪影響です。

質の良い動画作成には時間やコストがかかる

質の良い動画を作ろうと思うと外注せざるを得ず、その場合内容によりけりですが数十万から数百万と費用がかかり、企画構成には時間を要します。

飛ばし読みができない

本のように目次があって、部分的に情報収集することができません。見出しなどを作ることはできますが、文章と比べると使いづらさがあります。

動画のホームページ上での使い方

動画をWebサイトで使う上で必ず考えたほうが良い点は、何のために使うかです。単純にWebサイトに掲載されている内容を動画に変えただけでは意味がありません。ユーザーにとって動画のほうが良い理由を見つけ活用します。

下記にいくつか例を挙げます。製品紹介や使い方動画に関しては手法や特徴を伝えることを目的としているため、伝わりやすさが上がります。自動再生で動的なサイトに変化させ会社を印象付けるための活用方法もあります。

製品紹介動画

例:株式会社アドレック https://www.adrec-jp.com/

使い方動画

例:アルビテクノロジー株式会社  https://www.albitech.co.jp/youtube/

TOPページの背景動画として活用

例:有限会社鳴滝工業 http://naru-taki.com/

ページの動的なコンテンツとして利用

例:株式会社xtia https://xtia.co.jp/applications

効果的な尺の長さってどれくらい?

大手マーケティング企業の「HubSpot社」の調査によると、最適な動画の尺について以下のように記載しています。

  • Twitter:45秒
  • Facebook:45秒~1分
  • Instagram:30秒
  • Youtube:2~3分

Webサイトの場合、サービスや商材をより深く理解したいという目的から長尺の動画でも見られる傾向があります。そうは言っても、単純に長いだけの動画では飽きられてしまうため、ユーザーの目的に合わせた有益な情報を用意する必要があります。

動画の挿入方法について

ホームページ制作で動画を追加する方法は2つあります。

  • Youtubeなどの外部プラットフォームからタグを持ってきて貼り付ける
  • <video>タグを用いて直接サーバー内の動画を貼り付ける

Youtubeなどの外部からの閲覧も期待できるため、製品説明や使い方動画はYoutubeからのタグがおすすめです。背景動画や自動再生などはサーバーに直接アップするほうが良いかと思います。その際にはデータ容量などの調整も必要です。

Webサイトでの動画の活用方法について紹介しました。Webサイト作りの参考にしていただければ幸いです。

The post 動画をWebサイトに活用し訴求力UP!動画活用のメリットや手法を紹介 first appeared on モノカク.

「見た目が重要」の誤解。サイト制作における本当に必要なデザインの要素

ひと目見た時に「おっ!かっこいい!」と思うコーポレートサイトでも、実はお問い合わせや、会社のブランディングに繋がっていないケースがあります。今回はその原因について、アメリカの心理学者が導き出した「メラビアンの法則」を通して、解決策をお話ししていきます。

こんにちは。誇りある技術を持つ企業が シナジーを起こすブランディングC-OILING合同会社(シーオイリング合同会社)代表の大後 裕子(だいご ひろこ)です。

  • 「今のコーポレートサイトのままでは問い合わせが増えない」
  • 「WEB制作会社に方向性をどう伝えたらいいのかわからない」

そのようにお悩みの方にとって、サイト制作の前にこの「メラビアンの法則」を理解しておくことで1つの解決策が浮かび上がってくるでしょう。

3つのVから学ぶメラビアンの法則

メラビアンの法則とは、1971年にカリフォルニア大学の心理学者であるアルバート・メラビアン氏が提唱したものです。例えば「これは得意です」という言葉を、暗い表情や低い声のトーンで言われた場合、受け取る相手は「本当は苦手なのでは?」と感じるのが一般的ですよね。

メラビアンの法則はこのような「言語」「聴覚」「視覚」の3つの要素に矛盾した情報を得たときに、人はどの情報を優先して受け取るのかを調べたものです。研究の結果、コミュニケーションには「言語情報7%(Verbal)」「聴覚情報38%(Vocal)」「視覚情報55%(Visual)」の割合で影響しているという「メラビアンの法則」が導き出されたのです。

言語情報と非言語情報とは?

先に述べたメラビアンの法則の3つの要素についてもう少し詳しく解説します。

メラビアンの法則の3つの要素

  • 言語情報7%(Verbal):言葉そのものの意味
  • 聴覚情報38%(Vocal):声の質・速さ・大きさ・口調
  • 視覚情報55%(Visual):見た目・表情・しぐさ・視線

言語情報は、話の内容や言葉そのものの持つ意味を指す「言語表現」と呼ばれるものです。例えば、画像がつかないメールやSNSなどのコミュニケーション方法です。伝えたいことの本心や含みを持たせたい部分が伝わりにくい場合があります。

聴覚情報は、声の大きさやトーン、速さや口調などが該当する「非言語表現」です。楽しそうに話している人の話に対して、話の内容はさておき、つい聞きたくなるというシーンでも見受けられますね。

視覚情報は、表情やジェスチャー、視線の動き、相手の見た目などの「非言語表現」です。特に視覚情報は文章よりも60,000倍も早く脳に伝達されるという調査結果もあります。そのため、デザインなどの視覚的要素が重要視されているのです。

ベストセラーになった「人は見た目が9割」といった著書のもとにもなっているのが、この言語情報7%の「言語表現」と聴覚情報38%と視覚情報55%を足した「非言語表現」合計93%という数字なのです。

内容は受け取り側がジャッジする

では、見た目や雰囲気が良ければ、全てのビジネスやコミュニケーションが解決するのか?という疑問が浮かんでくると思います。そこで、メラビアンの法則を活用するために重要なことをお伝えします。それは、3つの要素が揃っていない場合、「視覚情報>聴覚情報>言語情報」の順番に優先されるという「3Vの法則」です。

メラビアンの法則の実験では、声のトーンや表情を変えて、「maybe(そうかもしれない)」と言われた場合、どのような印象の変化があるかを実験しました。この実験では、普通の口調より、強い口調の「maybe」の方が同じ単語でも、より説得力を感じたという結果が出ています。

また別の実験では、「好き」「嫌い」「普通」からイメージされるそれぞれ3つの単語(合計9つ)を使います。この9つの単語に対して「好き」「嫌い」「普通」という声のトーン(聴覚情報)で録音を行います。また、「好き」「嫌い」「普通」を想起させる表情をした顔写真を1枚ずつ用意しました。「視覚情報」「聴覚情報」「言語情報」がバラバラで矛盾した組み合わせにしたものを被験者に聞かせ、その後の印象について調査しました。

その結果、「視覚情報」「聴覚情報」「言語情報」の3つがどれか1つでも一致しない矛盾を感じた場合、視覚情報>聴覚情報>言語情報の順番に優先されることが判明したのです。

「見た目が最重要」ではなく、視覚・聴覚・言語情報の一致が重要!

一般的には「見た目が最重要」と思われがちですが、ビジネスやコミュニケーショにおいて重要なことは、「視覚情報」「聴覚情報」「言語情報」、この「3V」の要素を揃えるということです。

コーポレート制作において、デザインという視覚的な要素は確かに重要です。しかし、写真に写っている社員や経営者の表情やテキストによるメッセージ、または保有する技術や実績などの言語情報など、会社のブランドイメージがトータルで整っていることで、見る人の信頼感を構築することができるのです。ぜひ今回の記事を参考に、3Vの揃ったサイト制作を目指しましょう。

The post 「見た目が重要」の誤解。サイト制作における本当に必要なデザインの要素 first appeared on モノカク.

twitterの呼びかけを元に地方からの採用に成功

こんにちは、テクノポートの渡部です。緊急事態宣言の解除も解除され、仕事の量も戻ってきているのではないでしょうか?仕事量の増加に合わせて、これまで抑えていた採用も視野に入っているかもしれません。

今回、弊社のお客様で、このモノカクでも何度も紹介している栗原精機様にお伺いした際、採用がうまくいったお話をお聞きしたので、皆様にシェアしたいと思います。

きっかけはホームページのアクセスデータから

今年の4月にサポートでお伺いし、アクセス解析のデータを見たところ、ある日のアクセスが跳ね上がっていることが分かりました。アクセス元をたどってみるとツイッターからのアクセスが急増しており、その日にツイートしていた内容は採用に関する内容でした。そのこともあって採用のページの更新をするという打ち合わせをさせて頂き、6月には下記のようなツイートをしたところ・・・・。

合計24件のリツイート、166件のいいねとかなりの反響があり、実際にホームページのアクセスもかなり増えていました。そういった背景もあり、今回はtwitterと自社のホームページを使って採用活動を進めてみようということになり、プロジェクトを進めてみることにしたそうです。

採用ページの更新と簡易応募フォームを設置

その後、採用ページの内容を最新の内容に書き換え、ホームページから簡易的に応募ができるようなgoogleフォームを設置しました。

採用ページの詳細についてはこちらからご確認下さい。

応募フォームは本当に簡素化していて、名前に至っては匿名でもOK。履歴書などの提出も必須ではなく、気軽に応募して欲しいという思いを込めての設置になりました。

実際に3名からの応募が。うち2人を採用。

採用情報を更新後に、twitterにて告知しました。

twitterの反応は6月のツイートまではいきませんでしたが、実際に応募フォームから3名からの応募がありました。うち1人はお断りしたそうですが、1人は大学の夏休み期間だけという期間限定のアルバイトの形で採用しました。

もう1人は東北の20代男性からの応募でした。東北の製造業の会社で働いており、製造の現場から社内の他部署へ配置転換があったタイミングで、栗原精機のtwitterが目に止まったそうです。仕事内容としてやはり現場でモノづくりがしたいと感じていたところで応募後、採用に至り、2021年10月から栗原精機で働いています。

面接もオンラインではなく、東北から車で直接来社したとのことで、面接時にはもう採用を決めていた栗原さんからその話を受けて東京の引っ越し先を探してから東北に帰ったとのことでした。

左:twitter発信での採用をやってみようと発案した栗原匠さん
中央:今回、東北からの転職で栗原精機に入社した武田さん
右:栗原精機のtwitter運営をしている栗原社長

日頃のつぶやきだけではないSNSとの付き合い方

MAKER-LINKの運営をしているということもあって、栗原社長のフォロワーは3,000人以上います。日頃は日常のつぶやきや、イベントの告知などが主な使い方ですが、ホームページとの併用で採用活動にも十分に効果を発揮しました。応募数こそ少なかったという感想でしたが、それでも2/3で採用できる人材からの応募があったということでかなり満足のいく結果とのことです。

皆様のSNSにはどれくらいのフォロワーがいますか?仕事に関係する問い合わせが来ることは少ないかも知れませんが、今回のような採用で役に立つなど、意外なところで力を発揮するかもしれません。それにはある程度のフォロワーは必要になりますが、twitterを日頃使っている方はこういった使い方も検討してみてください。

The post twitterの呼びかけを元に地方からの採用に成功 first appeared on モノカク.

社員の仕事の質が上がる 会社理解度が高まるウェブサイトの作り方

こんにちは。企業の「技術」と「想い」を伝えるブランディングC-OILING代表の大後 裕子(だいご ひろこ)です。

今回は、社員が読み返したくなるサイトは会社を強くするという話をさせていただきます。消費者のライフスタイルの変容が大きい今、受注の件数や内容に変化が続いています。この変化が続くことは中小企業にとって売上の増減が左右されるだけではなく、社員のモチベーションも同時に左右されます。営業スタイルのリアル対面からオンラインへの移行や、生産作業のクオリティやスピードの変革期に伴い、今がウェブサイトを作り直すタイミングなのでは?と感じているならば、まず売上が上げるウェブサイトを目指すのはもちろんです。しかし、その1回目の新規取引を契約すると同時に、継続的な取引をしたくなる会社へとステージアップしておくことが重要です。

ウェブサイト目的は直近の売上増加だけではない

会社のウェブサイトをリニューアルする際に「社外に向けてもっと発信するものにしたい」とおっしゃる経営者の方が多くいらっしゃいます。そんな時私は「どうせでしたら、社外だけでなく社内に対しても影響力のあるウェブサイトの方が良くありませんか?」とお話しをしています。この話をすると、大概の経営者の方は目からうろこが取れたような顔をされますが、実際に担当者と話をするのは社員です。営業担当や製品作業担当が質問を受けた時、目の前の製品についてだけではなく、会社について同じレベル感で語れるとお客様から会社への信頼は強固なものとなります。

社内に対して影響力のあるウェブサイトは、経営者が考える会社にとっての本当のお客様像、そしてそのお客様たちの抱える課題は何であるかを社員たちと共有できる、日々の業務に反映できる強力な財産になるのです。

社員は「本当のお客さん」を知っているか?

経営者の視点からすると、社員が自ら学習してスキルを上げることや、目の前の見積書や設計図だけではなく、1年後や3年後を見込んだ取引を考えるようになって欲しいと考えるものです。しかし、社員にとって自分のスキルが上がる事自体に楽しみを見出すことは、実はなかなか難しいものなのです。「自分が頑張って何になるのだろう?」「課題が増えるのは大変だから嫌だな。」社員にとっての仕事とは、目の前の業務をクリアしていくことになってしまいがちです。

しかし、この負のループから抜け出す有効な方法があります。それは社員が自分のお客さんを知ることです。自分の仕事の目的が明確な場合、その目的に対してスキルを高めることは楽しいことになります。ちょうど中学生が部活の県大会優勝という目的に向けて自主練習やチーム練習に自ら進んで取り組むのと同じです。自分のした仕事が誰のためになるかという目的に対して「やりがい」を感じながらスキルアップする成長のループ生まれます。自社のお客様像とその課題をクリアにしたウェブサイトは、社員育成の観点からも、自分たちの会社の目的を日々目にできるツールとして重要な役割を果たすことができるのです。

社員が読み返したくなるサイトは会社を強くする

この記事を読んでいるあなたが、経営者としてウェブサイトのリニューアルを考えているなら、まず目の前の課題である新規顧客を獲得ができる事は大前提として捉え、一度契約をしたら長く付き合える企業づくりができるウェブサイトを目指しましょう。それは社員が会社に対する理解度、お客様に対する理解度を高め、能動的にスキルアップやお客様との関係構築する力を育てます。ウェブサイト作りは社外への発信だけではなく、社員育成という視点も持つ事で継続的な売り上げの向上を見込める生きた財産となり、会社を強くするカギになる事を覚えておきましょう。

ホームページで使う配色のポイント

ものづくり経革広場の井上です。今回はホームページをデザインする際の配色のポイントについてご紹介します。これだ!という正解が決まっているわけではないですが、基本的な考え方はありますのでポイントを絞ってご紹介いたします。

まずはじめに考える3つの色

ホームページを作る際にはメインカラーを先に決め、ベースカラー、アクセントカラーの順番で決めていきます。一つのHPを例に紹介します。有限会社宮崎製作所

メインカラー(上記の画像の紫)

メインカラーは、企業のロゴやコンテンツなどに使われる色です。メインカラーは企業の印象を大きく左右するため、色がもたらす効果についても考慮した上で決める必要があります。色がもたらす効果についてはこちらの記事を参照ください。https://keikakuhiroba-mfi.com/archives/13434

ベースカラー(上記の画像の背景色の白)

ベースカラーはホームページの背景となる色です。コンテンツの見やすさに大きく関わってきます。最近では白が一番使用頻度が高くなっています。目立たない色にするほうが写真や文字に集中でき、まとまった仕上がりにできること、また、メインカラーとの相性を考える際に合わせやすいことが理由として挙げられます。

アクセントカラー(上記の画像のオレンジ)

アクセントカラーは強調色とも言われ、メリハリや立体感を出すために部分的に使われる色のことです。 ホームページの印象を引き締めることができます。アクセントカラーは、メインカラーと色相の離れた色を選ぶのが一般的です。例えば、メインカラーが青ならアクセントカラーは赤やオレンジなど、色相の離れた色にすることで色鮮やかになります。同系色で揃えたい場合は濃い色をアクセントカラーとして利用します。

3つの配色方法

補色色相

補色色相(ほしょくしきそう)とは、ある色と色相環上で165~180度隔たりがある色、すなわち対向する位置にある色のことです。
参照:試験に出る色彩用語

色の差が大きいため、ダイナミックな印象やカジュアルな印象を与えることが可能になります。また、補色を少量用いることで、主となる色を強烈に引き立てることもできます。

対照色相

対照色相(たいしょうしきそう)とは、ある色と色相環上で120度から165度の隔たりがある色のことです。先程のHPの紫とオレンジもこれにあたります。
参照:試験に出る色彩用語

補色と色あいが近く、ダイナミックな印象を与えることができます。補色と比べると色の距離は近く、選択肢も多いため、より多彩な印象形成が可能です。ロゴなどでは、補色よりも多く使われる配色です。

有彩色と無彩色

青や赤、黄などの色味を持ったすべての色を有彩色と呼び、白と黒およびそのグラデーション上に位置する灰色などの色味を持たない色を無彩色と呼びます。無彩色単色では無機質で固い印象になりがちですが、色味がないため、どんな有彩色と組み合わせても馴染む特性があります。

配色のポイント

色数はできるだけ少なく

色がまとまりなく感じるのは色数が多い場合だけです。有彩色と無彩色の2色のときにまとまりがないと感じることはありません。3色、4色と多くの色を取り入れようとすると、とたんに配色が複雑になります。つまり、出来る限り色数を抑えることがうまくまとめるポイントです。

色だけで目立たせたり意味を伝えようとしない

色数を増やそうとするのではなく他の方法と併用することが必要です。字を太くする、大きくする、左上に配置するなど他の方法で目立たせることもできます。そして何よりも大事なのは文字情報です。文字がしっかりしていれば、むやみに色付けしなくても、大事な情報は伝わります。

まとめ

配色についてはプロのデザイナーさんでも悩むぐらいに難しいものです。記事を書くにあたり色について調べましたが、本当に奥の深い分野です。また、受け取る人の属する社会や文化によっても色の与える印象は異なります。基本の配色だけは抑えた上で、色だけに頼らず、文字やそのサイズ、太さなどトータルでしっかり伝わる形を作ることが重要だと思います。