ホームページは公開後の更新作業が最も重要な理由とその方法

こんにちは、テクノポートの上級ウェブ解析士の渡部です。ホームページは制作して公開して終わりではありません。むしろ、公開後の運営状況によってその効果は大きく変わります。公開後のホームページの更新をどのように行うか、その解析をするために私のようなウェブ解析士といった資格を持ったプロが存在します。

本日は、ホームページを更新する意味(メリット)とその方法についてご紹介します。

ホームページを更新する方法

まずは、ホームページを更新する方法についてご紹介します。

HTMLで書かれたホームページの場合

HTMLで書かれたホームページを更新する場合、以下の手順で行います。

FTP情報を入手する

サーバーを契約したときにもらえる、サーバー名・アカウント・パスワードの3つの情報を契約した会社に連絡するなどして入手します。

サーバーからデータをダウンロードする

FFFTPやFilezillaなどの専用ソフトにより、データをダウンロードします。

修正する

ここでは一例として、ホームページのテキストの修正方法を紹介します。ダウンロードしたファイルをそのまま開くとホームページが表示されてしまうので、メモ帳などのテキストエディタで開き、テキストを修正すれば完成です。

修正内容を確認する

修正後のファイルをダブルクリックで開いて内容を確認します。

本番アップロードする

FFFTPやFilezillaなどの専用ソフトにより、データをアップロードします。

CMSを使って作られたホームページの場合

最近ではホームページを制作する上でCMS「Contents Management System:コンテンツ・マネジメント・システム」を使用するケースが増えてきています。

弊社でも制作する場合は、基本的に「WordPress(ワードプレス)」という世界的に最も使われているCMSを利用しています。普段使っているブラウザで更新作業ができるので、更新のしやすさもありCMSでの制作が広がっています。

更新が簡単にできるワードプレス以外のCMS3選

次に、CMSの代表例を3つご紹介します。

Jimdo

Jimdo(ジンドゥー)はドイツのハンブルグに拠点を持つスタートアップ企業が運営しています。主なメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット

  • ソフトのインストールやサーバーの準備をしなくても利用できる
  • デザイン性の高いテンプレートが豊富にある
  • 機能は限られるが無料版もある

デメリット

  • 無料版では広告が出る(有料版では非表示)
  • SEOに弱く、上位表示が難しい
  • 無料版は独自ドメインが使用できない

ペライチ

ペライチは日本のベンチャー企業が運営しています。主なメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット

  • 名刺代わりのホームページとして最適
  • 初心者でも簡単に作成できる
  • ランディングページに特化

デメリット

  • 無料版では1ページしか作成できない
  • 編集画面が重い
  • 柔軟性が低い

WIX

WIX(ウィックス)はイスラエルの企業が運営しています。主なメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット

  • マウスの操作だけで簡単にホームページを作ることができる
  • おしゃれなテンプレートが豊富にある
  • プログラミングの知識が要らない

デメリット

  • 電話サポートがない
  • 無料版ではホームページ上にWIXの広告が表示される
  • 日本語対応が不十分

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ワードプレスでの更新方法

ここでは、世界的に最も使われているCMSの1つである、ワードプレスでの更新方法をご紹介します。

管理画面にログインする

ワードプレスのログイン画面にアクセスし、「ユーザー名」と「パスワード」を入力し、ログインボタンをクリックします。

新着情報、固定ページなど該当箇所の情報を書き換える(追加する)

ダッシュボードから左側にあるナビゲーションの「投稿」にカーソルを合わせ、「投稿一覧」をクリックした後、編集したい投稿記事のタイトルをクリックします。表示された内容に対し編集を行い、「更新」ボタンをクリックすれば完了です。

内容を確認する

更新後は、公開前に管理画面の右上にある「プレビュー」から「新しいタブでプレビュー」を選択します。内容に問題がなければ「公開」ボタンを押します。

注意点

ワードプレスで更新作業を行う際、以下のようなことに注意してください。

  • 更新内容が即時公開されるので、内容の確認は厳重にしましょう。
  • チームで更新する場合は、二重更新にならないよう、事前に更新する内容について確認し、共通認識を持つようにしましょう。
  • 後でどの部分をどう更新したか分かるように、更新内容を記録に残しておきましょう。

ホームページを更新するメリット

ホームページを更新するメリットの代表的なものとして、以下の2つが挙げられます。

ユーザーからの信頼を得ることができる

明らかに数年前から情報が更新されていないホームページの場合、「この会社は本当にちゃんと経営しているのか?」といったユーザーからの不信感につながります。更新頻度を高め、最新情報をこまめにアップすることで、「このホームページは最新情報をいつもあげていて、参考になる」といったユーザーからの信頼度アップにつながります。

クロール頻度がアップし、いち早く評価をしてもらえるようになる

高品質なコンテンツを更新し続けることで、クロール(クローラがウェブページを収集する)頻度が増し、ホームページ内で更新された内容が、Googleに評価されやすくなります。なお、ホームページを立ち上げて間もない場合はクロール頻度も少ないため、Googleサーチコンソールの機能であるURL検査ツールを利用し、該当ページへのクロールをリクエストするのも一つの方法でしょう。

制作会社に依頼する場合

ホームページを更新したい場合、基本的にはまず制作会社に相談することをおすすめします。     運営、コンサルティングプランの契約をしている場合は、制作会社が対応してくれるはずです。

なお、運営にかかる費用は以下に示す通りとなります。

運営サポート費

大きく、保守費(5,000円~10,000円/月)、更新費用(5,000円~10,000円/月)、コンサル費用(30,000円~/月)があります。なお、依頼した制作会社ごとに契約プランがあると思いますが、会社によってその内容はさまざまです。更新費用が含まれているところもあれば、保守費だけの場合もあります。契約の前に内容を確認しておきましょう。

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単に更新をすればいいというものではない

新着情報を追加しただけの内容が伴わない変更では、本質的に「更新した」とは言えず、むしろ逆効果です。SEO対策を考慮したコンテンツの追加や、アクセス解析の情報を元にした新たなユーザー獲得のためのコンテンツの追加が、検索順位アップにつながる本質的な更新です。つまり、常にユーザー側の検索意図を深く追求し、価値ある情報を提供することが意味のある更新と言えるでしょう。

真の更新とは?

効果的な更新とするためには、その目的を明確にしておく必要があります。ここでは、以下の3つの目的に対しての更新方法をご紹介します。

アクセス数を増やしたい

ホームページのアクセス数が少ない状態から脱するためには、適切なSEO対策を行い、狙っているキーワードの検索順位を上げる必要があります。ただし、闇雲に更新を行っても非効率なため、ホームページのアクセス分析を行った上で効果的な更新を行いましょう。

問い合わせ数を増やしたい

「ホームページのアクセス数が多い割に問い合わせが少ない」という状態から脱するためには、検索されているキーワードと関連性の高いコンテンツをページ内に盛り込む必要があります。そうすることで、ユーザーが求める情報をより多く提供できるようになり、ユーザーの満足度が高まれば、直帰率を減少させることができます。

受注数を増やしたい

受注数を増やすためには、問い合わせ後の営業活動が重要となってきますので、ここまでくるとホームページでできる対策は限られてきます。これまでに獲得した問い合わせの内容を分析し、自社と相性の良いユーザーがどのような属性のユーザーなのかを考えてみましょう。

以上、ホームページを更新するメリットやその方法をご紹介しました。今後、ホームページを更新しようと思っている方はここで紹介したポイントを抑え、効果的な更新を進めていきましょう。

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Webサイトのページ表示速度の高速化を実現(ビフォー・アフター事例付き)

テクノポートの井上です。Webサイト制作を行う中で内容が膨らみ、より凝った動きを加えていった結果、ページ表示速度が遅くなってしまったということはありませんか?今回、弊社のお客様にモニターのご協力をいただき、ページ表示速度の改善を行いました。どれくらいの改善ができたか、どのように行ったかを紹介いたします。

結果からお伝えすると、下記のように大幅なページ表示速度の改善ができました。(もともとが遅すぎたというお話もありますが)
ご協力いただいた企業 荒川技研株式会社(https://a-giken.co.jp/

ページ表示速度ビフォー・アフター

ページ表示速度の重要性

ページ表示速度がなぜ重要か、主に「ユーザー視点」と「検索順位」の2つの理由が挙げられます。

サイトの離脱率に影響

2017年と2018年のGoogleの調査によると、ページ表示速度が1秒から3秒になると直帰率が32%増加、6秒になると106%増加、10秒まで遅くなると123%増加すると報告されています。 また、表示に3秒以上かかるモバイルページからは53%のユーザーが離脱するそうです。

SEO評価に影響

Googleは、2018年にモバイルページの検索順位の評価付け(速度が遅いとマイナスの評価を付ける)として、ページ表示速度を評価項目に取り込むと発表しました。ページ表示速度が遅く、ユーザーがストレスを感じるサイトは順位が下がる可能性があります。

ページ表示速度の確認方法

ページ表示速度について数値で表すことができれば、改善できたかどうかも計測できます。ページ表示速度を調べるにはいくつかありますが、一番メジャーなものはGoogleの「Page Speed Insight」です。

調べたいサイトのURLを入れるだけで、簡単に表示スピードを調べることができます。さらに調査結果に対して、改善点や改善方法をアドバイスしてくれます。

ページ表示速度を決定する3つの要因

では、ページ表示速度はどのように決まっているのでしょうか?ページ表示速度の決定要因を理解することで、改善の糸口が見えてきます。ページ表示速度は主に以下の3つの要因で決まります。

1.ネットワーク処理

通信量や通信回数によって表示スピードに影響を与える処理のことです。

2.レンタリング処理

サーバーから送られてきたデータを画面に表示させる処理のことです。HTMLデータやCSS、JavaScript処理、画像データも含まれます。

3.サーバー処理

プログラムやDB(データベース)からWebページの材料となるデータを生成するサーバー側の処理のことです。改善にはプログラム言語やDBの知識が必要となりますが、 レンタルサーバーの場合は編集不可能な場合がほとんどです。レンタルサーバーを使用する場合は、もともと高速なサーバーを選ぶことが大切になります。

「WP(WordPress)におすすめのレンタルサーバー」などで検索すると、いろいろ紹介されています。ちなみに弊社では、自社でも利用しているエックスサーバーをおすすめしています。他にも「ConoHa WING」がおすすめされているケースが多いようです。

具体的な改善手段

ページ表示速度の決定要因がわかったところで、ではどうすれば改善できるのでしょうか?具体的な改善手段をいくつか紹介します。

プラグインを見直す(不要なプラグインの削除)

基本的にプラグインは少ないほうがよいです。利用していないプラグインは積極的に削除しましょう。

PHPのバージョンを最新にする

簡単にできて、大幅な改善が見込めるPHPのバージョンアップ。サーバーの管理画面から切り替えが可能です。バージョンアップする際には事前にバックアップをとることをおすすめします。

画像の読み込みを遅延させる

画像の読み込みを後回しにすることでページ表示速度を上げます。WordPress5.5以降は設定の必要がなく有効になったようですが、imgタグにwidthとheightの入力が必須です。

画像の容量を適切なサイズにリサイズする

サイズの大きい画像をそのままページに入れてしまうと、表示が遅くなります。必要最低限のサイズにリサイズした上でメディアにアップするようにしましょう。今までアップした画像のサイズをリサイズできるプラグインもあります。

WordPressキャッシュ化プラグインを導入する

代表的なキャッシュ化プラグインとして「WP Super Cache」があります。

記事を開くたびにHTMLファイルを動的に読み込むのではなく、静的なHTMLファイルを自動生成し、それを表示することによりサイトの表示速度を改善できます。

サーバーを見直す

WordPressの表示速度が速いとされるサーバーに切り替える方法です。移行は手間がかかりますが、大きく改善できる可能性があります。国内最速と評判が良いのは「ConoHa WING」のようです。

荒川技研株式会社の改善内容

今回行った修正内容は以下の通りです。

  • 画像圧縮(必要に応じたサイズ変更・圧縮後効果確認含む)
  • 画像遅延読み込み処理(JavaScript不使用 画像サイズ調査含む)
  • 動画遅延読み込み処理(JavaScript不使用 動画サイズ調査含む)
  • 画像、動画preload処理
  • JavaScriptファイルの遅延読み込み処理
  • キャッシュ・ファイル圧縮関連プラグイン最適化
  • ブラウザキャッシュポリシーの最適化

自社で取り組める内容もあれば、エンジニアにお願いしないとできないものもあります。まずは自社でできるものを試し、それでもうまく改善しない場合には制作会社に相談するとよいかと思います。

今回のケースでは、表示速度は大きく改善されましたが、それに伴い直帰率や離脱率の数値改善ができればという狙いがありました。しかし、数値を見る限り大きな変化は見られませんでした。

ECサイトはユーザビリティに関して非常に高いレベルを求められるが、BtoBのサイトの場合、そこまでの水準は求められないのではと考えています。ショッピングではなくビジネスとして、自社の要望にあった技術や加工を提供できる会社なのか、ユーザビリティよりも、コンテンツの中身をよく見ているのではと思います。

もちろんページ表示速度が速いに越したことはないので、あまりにも遅い場合は改善を検討してみてはいかがでしょうか?ページ表示速度の改善手法について紹介しました。参考にしていただければ幸いです。

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Googleアナリティクスよりも簡単、簡易的なアクセス解析ができるWordPressのプラグイン3選

こんにちは、テクノポートの渡部です。ホームページの運営をしていく中で、アクセス解析を行おうと思っても、Googleアナリティクスのタグを全ページに埋め込んだり、また、そこからとれるアクセスデータを解析したりと、中々ハードルの高いものです。しかし、Wordpressで制作をしたホームページであれば、プラグインを導入するだけで簡易的なアクセス解析ができるものがあります。本日はそんなプラグインを3つ紹介したいと思います。

WP SlimStat Analytics

ホームページを運営していく上で、アクセス解析をWordpressの管理画面上で見たいという方にお勧めです。

見られるデータ

PV(ページビュー)、UU(ユニークユーザー)、ブラウザ、直帰率など、おおよそ必要と思われるデータは見ることができます。

  • PV(ページビュー):どのページでもかまわないので、「表示された」回数。
  • UU(ユニークユーザー):ホームページに訪問してきた人数。
  • 直帰率:ホームページに1ページだけアクセスしてきて離脱したアクセスの割合。

メリット

アクセス解析に必要と思われるデータが、管理画面でほぼ見ることができ、アクセス解析という点だけでいえば非常に高機能なプラグインになっています。

デメリット

以前は日本語化されていないため、使いづらいという難点がありましたが、現状では日本語化もされていて特にありません。

WP Statistics

ややこしいデータ等は別として、とにかく自社のホームページにどれくらいのアクセスがあるのか把握したいと考えている人向けのプラグインです。

見られるデータ

PV、UU、ブラウザなど、WP SlimStat Analyticsに比べて、見られるデータは少ないですが、最低限必要と思われるデータは見ることができます。

メリット

視覚的にわかりやすく、管理画面上の解析画面だけでなく、投稿や固定ページ一覧にも「ヒット数」というものが追加され、普段からアクセス状況を把握できるようになります。

デメリット

詳細な直帰率などのデータは見ることができないので、あくまでどれくらいのアクセスがあるのかという情報ぐらいしか見られません。

Jet Pack

アクセス解析以外の設定もできる優れものですが、導入までのハードルが高く、「WordPress.com」経由でWordpressのホームページを作った方向けのプラグインだと考えた方が良いかもしれません。Wordpress.com経由でホームページを作ってないよという人はここはスルーしても良いかもしれません。

見られるデータ

PV(ぺージビュー)、リファラなど。キーワードは見れますが、SSL対応のためほとんど見れません。

  • リファラ:ホームページにアクセスしてきたリンク元。

メリット

アクセス解析以外にも、画像サイズの最適化によるサイトの表示高速化、SNSとの連携、投稿における関連記事の表示機能など、アクセス解析以外の機能が充実しています。

デメリット

WordPress.comのアカウントが必要なので、Wordpress.com経由でホームページを作成していない方は導入までの道のりが少し長く感じるかもしれません。

【番外編】All in One SEO

WordPressの管理画面からアクセス解析ができるプラグインではありませんが、このプラグインを入れることで、googleアナリティクスでアクセス解析をするためのタグを簡単に埋め込むことができます。またSEO対策に重要な設定であるMETAタグの内容の書き換えができるなど、様々な設定をすることができます。

見られるデータ

PV、セッション、UU(ユニークユーザー)、ランディングページ、地域、リファラ、ブラウザなど、アクセスに関するほぼすべてのデータを見ることができます。(Googleアナリティクス経由)

メリット

何と言っても取得できる情報量の多さにあります。検索結果のSSL通信の影響でキーワードは取得できなくなってしまいましたが、それでもホームページを運営していく上で必要なアクセスデータは網羅できると言っていいと思います。

デメリット

googleのアカウントが必要になります。データを見るには管理画面ではなく、googleアナリティクス側で見ることになります。見られる情報がありすぎて、どれを見ていいかわからないということにもなりかねません。

アナリティクスの見方についてはこちら

まとめ

アクセス解析でさえ、プラグインを入れるだけで簡単に情報が取れるようになるのがWordpressでのホームページの運用の良いところです。弊社ではホームページの自社運営ができるテーマの開発も行っておりますので、お気軽にご相談ください。

投稿って何?ワードプレスにある投稿をうまく使う方法5選

こんにちは、テクノポートの渡部です。ワードプレスでホームページを制作することが多くなってきましたが、ワードプレスはもともと「ブログ」を構築するためのシステムです。このモノカクというサイトもワードプレスで制作されており、まさに今読んでいるこの記事はブログとなる「投稿」のシステムを利用して書かれています。

投稿と固定ページ

まず投稿とは一体何か?コーポレートサイトを作成する場合は、基本的に「固定ページ」からページを作成します。こちらで作成するほうが、メニューなどへの反映もしやすく、階層構造も構築しやすいからです。これらのページは頻繁には更新しないため、デザインして作成することが多く基本的には独立した会社概要やお問い合わせなどのページを作成するときに使います。

一方「投稿」はまさにブログのイメージで、テーマに沿って記事を作成し、それを「カテゴリ」や「タグ」、または時系列で整理して見るなど、自動で一覧ページが作成されることになります。カテゴリとは各記事を分類するもので多数のブログの記事からテーマに沿った記事を見つけやすくするための情報です。タグとは、各記事毎のキーワードとなるような情報のことで、カテゴリをまたがって同じ情報が付くこともあります。

ではブログとしてではなくコーポレートサイトをワードプレスで制作した場合、この投稿はどのように活用すればいいのか?ただ、ブログとして活用する方法もありますが、「ブログとして書くことなんてないよ」という方もいらっしゃると思いますので、本日は投稿を上手く活用する方法を5つ紹介したいと思います。

ブログ

いきなりですが、一番そのままの使い方で、社員、社長の日常ブログとして活用する方法。社長や社員の顔が見えるという意味では使わないよりは良いかと思いますが、ネタ切れになって最終更新が2年前、といったことも珍しくありません。そのまま使うよりは目的を持って活用したほうが効果も実感できますので、これから紹介する活用方法も検討してみてください。

活用例:第一フォーム株式会社

採用ブログ

通常のブログと似たような使い方ですが、昨今の採用難の状況の中で採用ブログとして活用する方法です。社内の雰囲気や社長の考えをダイレクトに伝えられる採用ブログは求職者が見てることも多く、対企業向けに制作をしたホームページでも、投稿を活用することで採用にも効果的なホームページを同居させることができます。

活用例:リングアンドリンク採用ブログ

お知らせ、イベント情報

会社からの活動報告、展示会に出展する場合の情報など、会社からちょっとしたお知らせとして活用する方法です。多方面に活動している会社ではセミナー公演情報や、イベントに参加する情報、メディアの掲載についてなど、会社から発信したいタイムリーな情報もたくさんあると思います。様々な情報がごった返すことになる投稿でも「カテゴリ」や「タグ」情報を付与できますので、情報を整理して発信することもできます。

活用例:デジタルファクトリー株式会社(中央右に新着情報があります)

製品事例、製作事例

固定ページとして作成することが多い製品事例ですが、日々の製作、製品事例を投稿していくという活用方法です。守秘義務の関係で製作したものをすぐにアップするというのは難しいかもしれませんが、固定ページを編集するよりも気軽に自分で更新がどんどんできるので、多数の事例を掲載することができます。

活用例:有限会社宮内製作所(オーダーメイド事例)

コンテンツマーケティング

最近弊社でも相談を受けることが多くなってきた活用方法です。コンテンツマーケティングの目的はいくつかありますが、主な目的の一つに潜在的なニーズを持っているユーザーからのアクセスを集める事があげられます。SEOの観点から言ってもワードプレスの投稿を活用してページを量産すればかなりの集客効果が見込めます。ただし、コンテンツの質についても一つ一つ吟味しなければいけません。どのようなターゲットにどのような情報を届けるのかという企画が重要になりますが、弊社でも企画からご提案させて頂いておりますので、悩んでいる方は御相談頂けたらと思います。

活用例:株式会社丸福繊維(お役立ち情報)

 

いかがだったでしょうか?ワードプレスのテーマの中には「カスタム投稿」といって、上記の様な投稿のシステムが専用で用意されているものもあります。例えば弊社開発をした「TP-BASIC」には「お知らせ」と「事例」を専用のカスタム投稿として用意しています。それぞれ、表示、非表示も設定できるようになっていますので、必要なカスタム投稿だけ使用することができます。

ブログなんて書くことがないと思うかもしれませんが、ブログとしてそのまま活用するのではなく、上記の様な活用の方法を考えてみてください。

SEOに強いって本当?ワードプレスを使ったホームページ制作

こんにちは、テクノポートの永井です。最近、弊社ではWordPress(ワードプレス)を利用してWebサイトを作ることがほとんどになってきました。その大きな理由としては以下が挙げられます。

  • 感覚的に使用できる
  • さまざまな機能を簡単に追加できる(プラグイン)
  • SEOに強い

1と2は実際に操作すればわかりますが、3について疑問に思っている人が多いのではないでしょうか。そこで、今回はワードプレスがSEOに強いと言われている理由について深堀りし、ぜひみなさんにも実行していただければと思います。

そもそもSEO対策とはなんでしょうか?

SEOは検索エンジンの最適化を行う“Search Engine Optimization” の略語です。検索エンジンはGoogle、Yahoo、Bingのように何かを検索するときに使うサービスです。最適化とは検索エンジンに自社のサイトをきちんと理解してもらうことを言います。

そして、SEO対策は検索エンジンが出す検索結果の上位に自社のサイトを表示させることです。表示順位が上がることで自社サイトをクリックしてもらいやすくなり、そこから問い合わせが増えることで結果として売上が上がるようになります。だからこそ、各社がSEO対策に力を入れているのです。

SEO対策って具体的に何をすることなんでしょうか?

具体的には、検索エンジンがどのようなページを上位に表示させるかを知った上で、自社のサイトが狙ったキーワードで上位に表示されるようページを作り込みます。

Googleは「ユーザー(検索者)が求めているコンテンツを上位に表示する」という考えがあります。基本的にはユーザーの目線に立ったコンテンツ(ページの内容)であるかどうかが最も重要になりますが、それだけでは上位に表示されません。例えば、ページの内容はもちろん、ページタイトル、ディスクリプション、見出しなどのテクニック的な部分まで幅広い内部対策が必要になります。

本来そういったテクニック面にはHTMLなどの言語知識が必要となってきますが、ワードプレスならそれらを誰でも簡単に設定できるようになっています。直接タグを書き込むという煩雑な作業も必要ありません。

SEO対策の漏れを最小限にするのがワードプレス

ディスクリプションの設定、タイトルタグ、見出しタグの設定と、上位表示するために必須なSEO対策はさまざまです。これらを漏れなく全てのページに設定しなければなりませんが、作業に時間がかかってしまいます。ひとつでも漏れがあると、検索順位に影響が出るかもしれません。

ワードプレスはそのような設定の漏れを最小限に留めてくれます。各種設定やプラグインをインストールして管理するだけでSEO対策が可能です。

見出しタグや画像設定を容易に

見出しタグは、ページの構造を整理し、コンテンツの内容を検索エンジンやユーザーに伝える要素として重要です。こうしたユーザー理解への配慮がSEO効果につながります。
ワードプレスは自分で見出しタグを記入する必要がなく、下記の画像のように文字を選択→見出し選択で自動的にタグ付けが可能です。

ワードプレス 見出し入力画面

また、画像に関しての細かい設定もボタン1つでできます。

画像挿入後、上記のような画面で調整できます。
代替テキストを設置することで、ネットの接続が悪く画像が読み込めなかった際にも「製品A(の写真)」「○○加工の様子」などと代わりに文字を表示させることが可能です。ユーザーの内容理解につながるだけではなく、検索エンジンが画像の情報を読み込む手助けとなり、画像検索からも自社サイトへの流入が狙えます。

また、画像のサイズもワードプレス上で自由に調整可能です。ページ内の画像が大きすぎる場合、読み込むスピードが遅くなり、画像が完全に表示される前にページから離脱される可能性があります。ページ表示の速度も、SEO対策をする中で重要な要素であることを覚えておきましょう。

さらにプラグインで各種対策も漏れなく

ワードプレスにはテクニック面のSEO対策を自動で行ってくれるツール(プラグイン)があります。拡張機能として必要なプラグインを各自インストールし、用いるという形です。

例えば、SEO対策に役立つプラグインとして人気な「All in One SEO Pack」をインストールすれば、下記のように決められた枠に情報を入力していくだけでSEO対策の基本となるタイトルやディスクリプションなどの設定が完了します。

All in One SEO Pack 設定画面

設定するのに適切な文字数が記載されていたり、検索時にどのように表示されるかが一目で表示されたりなど、初心者にも非常に分かりやすい仕組みになっています。

All in One SEO Packは他にも、SEO対策に必要な細かな設定が可能です。

  • XMLサイトマップの生成:サイト全体の情報(更新時期、カテゴリー、URLなど)が含まれたXML形式のファイルを生成できます。これをGoogle Search Consoleに登録することで自社のサイト情報を検索エンジンにより効率的に読み込んでもらえるようになります。
  • 重複コンテンツのチェック:サイト内に同様のコンテンツがある場合、Googleからの評価が下がってしまう可能性があります。
  • noindex設定:重複している、あるいは質が低いコンテンツなどを検索時に表示させないことで、悪い評価を受けるのを回避するものです。
  • ソーシャルメディア設定:TwitterやFacebookなどSNSでシェアをするときに、説明文や画像をどのように表示させるか設定するものです。適切に拡散され、注目が集まれば間接的なSEO効果が期待できます。

また、プラグインを利用することで、SEO対策の見える化が可能になり、漏れのない対策ができます。
他にもSEO対策ができるさまざまなプラグインがありますので、一度ぜひ調べてみてください。

スマートフォンへの対応が簡単

ワードプレスのテーマにはスマートフォンで閲覧した場合に、文字の大きさや全体のレイアウトを自動で調整してくれるレスポンシブ対応のものがあります。スマートフォンに対応していないWebサイトは、スマートフォンで検索したときに上位に表示されにくい傾向にあります。

そのため、スマートフォンに対応してくれるワードプレスのテーマを使うことで、PC版、スマホ版の両方でSEO対策が可能です。

製造業系のWebサイトであれば、依然としてPCからの閲覧がメインになると思いますが、それでもスマホで情報収集する人は増えてきています。また、自社アピールとしてSNSを活用されている企業は、スマホでのSEO対策が重要です。SNSがスマートフォンから気軽に閲覧されやすい特徴があることから、そこからのアクセスにも備えて両方の表示に対応したサイト作りをおすすめします。

まとめ

ワードプレスがSEO対策をしやすい理由について解説しました。自社サイトへのアクセス数向上のためSEO対策は必須ですので、ぜひワードプレスをご検討ください。
また、ワードプレスにはデザインだけでなくSEOに関しての対策も考えたさまざまなテンプレートが用意されています。弊社でも「製造業専用のテンプレート」を販売していますので、お気軽にお問い合わせください。

WordPressで作成したホームページを公開する方法

数々の困難を乗り越えて、Wordpressでのホームページの完成させた方へ。おめでとうございます。そしてこれまでの制作作業お疲れ様でした。作成した新たなホームページが公開されるまであと少しです。公開の作業に関しては、少し専門的な知識も必要になりますが、そういった知識が無くても公開できるように方法を紹介しますので、是非挑戦してみてください。

Step1:プロ、もしくは詳しい人に依頼する

いきなり正反対の方法から入りますが、これが一番のオススメです。Wordpressでのホームページの制作はHTML等の知識が無くても進められますが、こと公開に関しては、サーバーにアクセスをしてファイルを編集するなどの作業が伴います。最悪の場合、これまでの苦労が水の泡になる可能性もあります。有料になるケースがほとんどだと思いますが、まずはプロに依頼することを検討してみてください。弊社でも公開作業を承りますので気兼ねなくご連絡ください。

Step2:Wordpress管理画面で公開作業をする

コストを出来るだけ抑えたい。そういった知り合いがいないということであれば、ご自身で公開作業をすることになります。

まずはWordpress側で公開作業をします。設定→一般の項目の「サイトアドレス(URL)」だけを変更します。全くの新規で作成している場合は公開予定のURLがそのまま入力されていますが、リニューアルなどでテスト環境で制作を続けてきていた場合、公開を予定しているURLとは違うURLになっていると思います。

例えば「http://example.com/wp」になっているのを「http://example.com」に変更するといった作業です。

注意点としてWordpressアドレス(URL)は絶対に変更しないで下さい。変更してしまった場合、今まで慣れ親しんだ管理画面にすらアクセスができなくなり、詳しい人に相談もできない場合は、これまでに苦労が水の泡になる可能性もあります。変更するのはサイトアドレス(URL)の方です。

サイトアドレス(URL)の方は変更すると一時的にこれまで見れていたホームページが見れなくなります。見られなくなるといっても、管理画面にはアクセスできる状態なので、元に戻すのはすぐにできます。一旦落ち着きましょう。これまでに設置してあるWordpressを読み込んでいないために起こる現象で、正常な現象になります。

Step3:サーバー(FTP)側の設定をする

見られなくなるといっても、管理画面にはアクセスできる状態なので、元に戻すのはすぐにできます。一旦落ち着きましょう。これまでに設置してあるWordpressを読み込んでいないために起こる現象で、正常な現象になります。

そこで、次はサーバーにアクセスして、ファイルの位置などを変更する必要があります。具体的には下記の手順になります。

  • Step3-1:サーバーにアクセスをして、Wordpressアドレス(URL)内にある「index.php」をダウンロードする。
  • Step3-2:ダウンロードしてきた「index.php」を編集する。
  • Step3-3:編集した「index.php」をサイトアドレス(URL)の場所にアップロードする。

の3段階になります。「index.php」の編集箇所については、ダウンロードしていたファイルを「メモ帳」等で開き

require(‘./wp-blog-header.php’);

require( dirname( __FILE__ ) . ‘/wp/wp-blog-header.php’ );

に変更します。「/wp」の部分はWordpressアドレス(URL)にあって、サイトアドレス(URL)にはない今回削除した文字列になります。基本的には最終行に書かれているかと思います。

FTPに関してはFTP接続ソフトがなくても各サーバーのコントロールパネルからもアクセスができますが、FTPソフト等を使う場合は下記記事を参考にしてください。また、編集の仕方についても触れているので参考にしてみてください。各サーバーのコントロールパネルからのFTPの接続方法などは各サーバーのコントロールパネルのマニュアルを参照してください。

サイトアドレス(URL)のところに「index.html」等のファイルがあると競合してしまいますので、旧サイトのデータは丸ごとダウンロードしておいてローカルで保存をしておき、サーバー上のデータは削除してください。

Step4:再度Wordpressの管理画面から設定する

Step3が完了したらTOPページは見れるようになっているかと思いますが、そこから別のページに飛ぼうとするとエラーになってしまうと思います。最後の仕上げとして「.htaccess」のデータを編集しないといけません。とは言っても管理画面から設定ができるのでご安心下さい。

設定→パーマリンク設定と開き、

設定を保存をしてください。何も変更しなくて構いません。こうすることで「.htaccess」のファイルが自動生成されます。

Step5:公開チェックをする

具体的な公開作業については以上ですが、テスト環境で設定していたリンク等が本番環境では違うURLになっていることもありますので、一通り確認をしてみてください。

 

いかがでしたでしょうか?公開作業はについては少し知識と技術が必要なので、Step1でお伝えしたように、できれば専門の方に依頼することをおススメします。公開作業については弊社でも承りますし、不具合が生じたという場合もお力になれるかもしれませんので、気軽にご相談ください。

【製造業向け】ワードプレスのオススメ有料テンプレート5選

こんにちはテクノポートの永井です。今回はホームページを簡単に作るためのwordpress(ワードプレス)のテンプレートをご紹介します。

昔はメモ帳などのテキスト編集ソフトで一文字ずつコードを書く手法が主流でしたが、近年ではより簡単にできるようにワードプレスというブラウザ上で動くシステムを利用することが多くなりました。

ワードプレスの良さは、

  1. 視覚的に編集ができること(ワード感覚)
  2. 様々な機能を簡単に付け加えられること
  3. 多くのテンプレートが存在すること

があげられます。デメリットとしては、

  1. デザインが限られる(専門的な知識が必要になる)
  2. システムの更新によるエラーが発生する場合がある
  3. 使い方が独特なので、慣れるまでに時間がかかる

などがありますが、それでもメリット部分が大きいので、ワードプレスを使う例は増えています。

ワードプレスを簡単に使うためには、テンプレートを導入することです。テンプレートには有料版と無料版があり、有料版のほうがデザイン性、機能性に優れています。(有料テンプレートの費用はだいたい1万円〜5万円です)

ただし、有料テンプレートは各社がいろいろと出しているため、どのテンプレートを選べばよいのか迷うところです。

今回は製造業のホームページ制作にオススメのテンプレートを5つ紹介します。

1.TCDのNANO

TCDが企業向けに開発したテンプレートです。

デモページ:http://tcdwp.fun/tcd065/
価格:34,800円(税込)(2019年6月27日)

誰が見てもわかりやすい配置とデザイン性が特徴的です。メニューに写真が掲載できるため、ユーザーにとっても使いやすいように設計されています。シンプルでわかりやすく、強みを打ち出したいという方にオススメです。

2.TCDのORION

Youtubeを画面に入れ込むことができるテンプレートです。

デモページ:http://tcdwp.net/tcd037/
価格:12,980円(税込)(2019年6月27日)

ホームページで大切と言われているファーストビューに徹底的にこだわったテンプレートで、画像を多く使用できるように設計されています。画像の綺麗さがそのままホームページの綺麗さになるような設計ですので、文字ではなく画像を使って訴求したいという方におすすめです。

3.レスポンシブWordPressテーマ No.266[ミニマルグレー]


シンプルを追求したテンプレートです。

デモページ:http://demo-wp.net/responsive_266/
価格:4,980円(税込)(2019年6月27日)

シンプル追求しながらもデザイン性のある設計になっています。BtoBの場合はおしゃれなページよりも、欲しい情報への行きやすさと情報が正確に掲載されていることが重視されます。本当にシンプルにしたいという方にオススメです。

4.isotypeのMONOMANIA

スクロール時に少し動きをつけることで、閲覧者の注目を集められるテンプレートです。

デモページ:http://demo-isotype.blue/monomania/
価格:27,000円(税込)(2019年6月27日)

スクロールごとに文字や画像が動きながら入ってくるようになっているため、全体を見てもらいやすいようになっています。また、コンテンツごとに背景色を変えることで、見やすさも兼ね揃えたテンプレートになっています。画像を大きく使うデザインですので、特徴ある技術をアピールしたい場合などに向いています。

5.テクノポートのTP-Basic

最後に弊社が製造業向けに開発したテンプレートを紹介します。

デモページ:http://wpdemo.techport.co.jp/
価格:9,720円(税込)(2019年6月27日)
詳細:https://techport.co.jp/tpbasic/

製造業のホームページに必要だと思われる要素をデザインの中にすべて詰め込み、「設備一覧」「事例」については専用の入力システムを用意しています。デザインはシンプルでわかりやすいように設計し、企業の強みをアピールしやすいものになっています。

まとめ

ホームページのデザインについては好みの部分も多いと思いますので、ご紹介したテンプレートから選ぶのもいいですし、他のテンプレートを使うのも良いと思います。

テンプレートを選ぶ際には

  • 閲覧者が欲しい情報にたどり着きやすいか
  • 質の高い情報を掲載できるようになっているか

に気をつけて選んだほうが良いでしょう。特に、テンプレートを使うとトップページの自由度は低くなりますので気をつけてください。

無料では機能不足?ワードプレスの無料テーマと有料テーマの違い

こんにちはテクノポートの渡部です。

ホームページの自作するツールの一つ、ワードプレスのインストールをなんとか完了させて、最初の課題がとして挙げられるのが、「ワードプレスのテーマはどうしたらいいのか?」という課題です。インストール初期にテーマもあたっていますが、本当に最低限の機能しかなく、ホームページを運営していくという観点でいえば不十分です。となるとテーマを載せ替えることになりますが、このテーマには無料のものもあれば有料のものもあります。テーマを最初から自分で作るという選択肢もありますが、今回はホームページの自作の為に、既存のテーマを使用するということを前提に考えたいと思います。

この無料と有料にはどのような違いがあるのでしょうか?無料でも十分なのでしょうか?

無料のテーマのメリットとデメリット

無料テーマのメリット

  • 無料
  • 最初は気軽にテーマの変更ができる
  • 無料とはいえ無数にテーマがある

何よりもメリットとして大きいのが無料ということです。それゆえ最初は気軽にテーマを変更できることも、無料であることのメリットと言えます。また、無料というと選択肢が少ないように感じるかもしれませんが、実は無数に存在します。ワードプレスの管理画面から「外観」→「テーマ」と進み、テーマを追加をクリックしてみてください。追加できるテーマが大量に出てきます。

無料テーマのデメリット

  • 日本語に対応しているのはほんの一部
  • 自社の目的にあったテーマが見つからない可能性がある
  • 不具合等に対応してくれるサポートがない
  • カスタマイズが難しい

テーマは無数にありますが、日本語に対応しているのはほんの一部で、その中で自社の目的合ったテーマが見つからない可能性があります。基本的にワードプレスはブログとしての位置付けなので、ブログに最適化されたものが多いです。また、基本的にはカスタマイズや不具合にサポートはありません。すべて自分で何とかするしかありません。HTMLやCSSの知識の無い方にとって、無料のテーマから自分の思い通りのサイトのに仕上げるのは苦難の道と言えるでしょう。

とはいえ、無料でも日本語の対応をしているコーポレートサイトに最適化されたテーマがあるのも事実です。「ワードプレス 無料 テーマ」等で検索をすると、お勧めのテーマを紹介している記事がいくつも出てくるので、参考にしてみてください。

有料テーマのメリットとデメリット

有料のテーマについてですが、金額としては1万円を切るものから、高くても3万円以内です。この金額を高いと捉えるか、安いと捉えるかは皆様次第ですが、下記のメリットを考えるとかなりのお買い得だと思います。

有料テーマのメリット

  • 目的に対応したテーマを選べる
  • コーポレートサイトを制作する上で特別な機能が備わっている
  • カスタマイズしなくても使える
  • デザイン面で無料よりも洗練されている
  • 細かいところの装飾が行き届いている
  • 不具合に関してサポートを受けられる

有料のテーマは様々な目的に合わせてテーマが作成されているので、自分の目的にあったテーマが見つかります。例えば飲食店向けのテーマでも、日本食向け、イタリアン向けなど、細分化されているものもあります。その目的に合わせて必要と思われる機能が備わっており、カスタマイズしなくてもマニュアルを見ながら必要事項を入れていくだけでサイトが完成することもあります。

またデザイン面においても、こだわりが細部まで行き届いていて無料よりも洗練されたホームページができがあります。有料ということもあり、不具合等に対してサポートが受けられることも大きなメリットです。

有料テーマのデメリット

  • そのテーマ特有の特別な機能を使っていた場合、気軽にテーマを変更できない
  • テーマが被る可能性がある

上記の様に有料テーマには、そのテーマ専用の機能や入力フォームが備わっていることが多いため、それを利用して制作したコンテンツはテーマを変更したときに引き継げないことがほとんどです。また有料のテーマのうち、人気のあるテーマは多くの人が使用しているので、テーマが他のサイトと被ってしまうこともあります。

 

いかがだったでしょうか?今までに有料のテーマはと二の足を踏んでいた方も、そんなに大きな金額ではないので、一度試してみて頂けたら幸いです。

現代のSEO対策の観点から言って、結局はコンテンツとして何が書かれているかの方が重要なので、無料テーマからカスタマイズを頑張るよりは、有料テーマを使って、コンテンツの作成に注力をした方が効率がいいです。