製造業の集客に強いホームページ制作会社の選び方

こんにちは、テクノポートの渡部です。企業がホームページを持つのが当たり前になった今では、そのホームページの制作会社は数多く存在します。しかも仕事内容としてはホームページの制作と同じにもかかわらず、金額に大きな幅があり、「どの制作会社に依頼していいのかわからない」という方も多いと思います。

そこで本日はホームページ制作会社のうち、製造業を得意とし、その中でも集客力の強いホームページ制作会社の選び方を紹介します。また、最後には弊社も含め、いくつか弊社で厳選したホームページ制作会社を紹介します。

製造業にホームページが重要な理由

企業がホームページを持つのが当たり前になりましたが、それは製造業においても同様です。BtoCの企業に比べると、重要度が低いように感じられますが、実際はむしろ製造業の方が重要度が高いと思われます。

プッシュ型の営業が不向きな製造業界、効率がいい

自社製品を持たない受注生産がメインの製造業の場合、こちらから仕掛けていく形のプッシュ型の営業は不向きです。いくら仕事を受けられる能力があっても、既に頼んでいる外注先がいますし、また、そのタイミングで依頼する仕事がなければ受注にはつながりません。ニーズのあるタイミングで向こうから問い合わせをしてくれるホームページであれば、商談から受注への確度が高く、効率よく営業活動を行うことができます。

また、中小の製造業の場合、専任の営業ではなく社長や現場の人が営業を兼務していることも少なくありません。そのため、「こちらから仕掛けていく営業には人員も時間もかけられない」といった事情を抱えている会社も多いと思います。ホームページがあれば、「忙しいときにこそ種まきを」と言われるように、現場が忙しいときでも営業PRをしてくれます。

ホームページを介しての新規外注先の探索が主流

インターネットのインフラが広まったことと、外注先を探す担当者の年齢も若くなったことが相まって、企業の外注探しもその手法が変わってきています。外注先を探す担当者は、まずはGoogleで検索という行動が刷り込まれている世代なので、検索で自社の情報がヒットしないと、いくら高い技術と設備があっても外注探しの土俵に乗ることもできません。

今やホームページは製造業の営業の主戦場です。もちろん紹介や展示会も依然として効果の高い営業ツールではありますが、効率と費用対効果を考えるとホームページに軍配が上がります。

ホームページ制作プロジェクトを成功させるためには?

コストをかけてホームページを制作するのであれば、そのコストに見合う成果を出さなければなりません。ホームページ制作プロジェクトを成功させるためには、下記の3点を押さえておきましょう。

1、何のためのホームページか明確にしておくこと

ホームページの制作を始めると、決めないといけないことがたくさん出てきます。また、制作の期間が長くなると、最初にホームページを制作する目的が何だったかわからなくなることがあります。方向性が迷子にならないように、最初に決めた「何のためのホームページなのか」の軸はブレないように注意しましょう。ここがブレてしまうと、何をもって成功とするのか評価できないので、最も大切です。

2、集客コンテンツでアクセスを集めること

ホームページを作るからには、集客をしてユーザーを集める必要があります。デザイン性を重視してしまい、集客に関しての対策がおろそかになってしまうと、単なる自己満足のホームページになってしまいます。集客力の元となるSEO対策をしたコンテンツを作成し、ホームページへのアクセスを集めましょう。

3、アクセスから問い合わせへの導線があること

アクセスを集めるだけで満足してはいけません。アクセスしてきたユーザーから問い合わせを獲得するまでがホームページの仕事です。ホームページを訪問してきたユーザーに、自社の技術について理解してもらい、問い合わせを獲得できる仕組みを作りましょう。

制作会社選びで重要なポイント

数あるホームページ制作会社の中で、どの制作会社に依頼するのかについて、選ぶポイントをいくつか紹介しますので、自社にとって一番大切なポイントを決めて、業者選びをしてください。

集客に重要なSEO対策に長けているかどうか

今や群雄割拠のインターネットの戦場で、ホームページへのアクセスを集めるには、SEO対策が不可欠です。そのSEO対策も時代が進むにつれて、その対策方法も変化してきているので、今の時代に合ったSEO対策をしている制作会社を選ぶのがポイントです。

製造業の業界知識や、理解力があるかどうか

製造業ホームページの制作経験がない制作会社に依頼してしまうと、専門用語への理解がないため、打ち合わせにどうしても時間がかかってしまいます。また、業界にある程度の知識がないと、自社の技術を欲するようなターゲットのペルソナを想像できません。「金型」というキーワード一つ取っても、使用する業界や素材も様々。さらに金型に関わる工程のうち、金型を製造しているのか、金型を使って成形しているのかによっても内容は大幅に変わってきます。細かな業種分類も含め、広く製造業の実績のある会社が望ましいでしょう。

マーケティングの企画力があるかどうか

会社概要や事業内容、設備情報を掲載するだけではホームページへアクセスを呼び込むことはできません。集客からそのアクセスを問い合わせに呼び込むまでにはしっかりとした企画を立てなければなりません。また、ただ問い合わせも呼び込むだけでなく、実のある問い合わせを呼び込めるような企画力があるかどうかも制作会社選びのポイントです。

サポート体制がしっかり整っているかどうか

ホームページは制作して終わりではありません。その後の更新作業の内容によって、効果が格段に違ってきます。制作会社の中には、制作だけしてサポートのプランがないところもありますので、制作後のサポート体制がしっかり整っているかどうかについても確認しておきましょう。

製造業に特化したおすすめ業者一覧

上記の条件を満たすおすすめの制作会社を弊社を含めいくつか紹介します。

テクノポート株式会社

(出典:テクノポート株式会社マーケティングサイト

テクノポート株式会社(弊社)は「技術をマーケティングする」製造業に特化したホームページ制作会社です。広告などを使わず、ホームページのSEO対策でアクセスを集めて、新規顧客開拓営業に使えるホームページの制作をしています。ホームページの制作も新規顧客開拓の枠組みだけでなく、技術の用途開発用のホームページの制作などの企画も扱っており、製造業の幅広いニーズに対応することができます。

株式会社NCネットワーク

(出典:株式会社NCネットワーク

株式会社NCネットワークは日本最大の製造業ポータルサイト「Emidas」を運営する会社で、日本全国にネットワークがあります。また、日本国内以外にもアメリカや中国、ベトナム、タイにも拠点があり、海外進出を考えている製造業への支援となるサービスもあります。経営層や社員には製造業の現場で働いた経験のある人も多く、中小の製造業に最も近いホームページ制作会社だといえます。

株式会社アイリーラボ

(出典:株式会社アイリーラボ

株式会社アイリーラボは、ものづくりの現場やセールス営業の経験がある担当者が在籍する、製造業・BtoBに強いホームページ制作会社です。本社は長野にありますが、東京、名古屋、関西圏での実績もあり、オンライン会議で全国対応も可能です。製造業のためのホームページ活用セミナーを定期的に無料で開催しているため、気になる方は一度参加してみてはいかがでしょうか。

株式会社クイックリー

(出典:株式会社クイックリー

株式会社クイックリーは、西日本に拠点を置く、製造業の中でも特に中小の企業に特化したホームページ制作会社です。この会社も、Webプランナーが製造業経験者で、徹底したヒアリングでその会社に合った集客プランを考えてくれます。無料で自社のホームページについて解析レポートの作成キャンペーンをしているので、現状のホームページの悩みを抱えている方は、一度こちらから相談してみてはいかがでしょうか。

株式会社デジタルベリー

(出典:株式会社デジタルベリー

株式会社デジタルベリーは、ホームページだけでなく、パンフレットやデジタルカタログ、動画制作など、メディアの制作を一貫した企画で依頼できる会社です。数多くの商品を扱っている製造業の場合は自社の製品検索システムの構築なども依頼できます。ほとんどの営業ツールの依頼が出来るので、自社のPRメディアを一括でまとめて依頼したい会社におすすめです。

まとめ

いかがだったでしょうか?それぞれに会社の特徴はありますが、問い合わせをして実際に担当者と話をして詳細を聞いて見ていただけたらと思います。ホームページの制作会社の選定の参考になれば幸いです。

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BtoB製造業のWebサイト制作において大切なこと

マーコム・サポーターの椎名です。中小企業や個人事業主のマーケティング活動をサポートする傍ら、ライティング活動も行っています。今回はBtoB製造業のWebサイト制作について取り上げたいと思います。

BtoB製造業がWebサイトを新規あるいはリニューアルを検討する際、どういったことに気をつけておきたいのか、そのポイントも解説。また、BtoCのサイト制作との違いやおすすめの制作会社についても取り上げます。

BtoB製造業のWebサイト制作とは

BtoB製造業におけるWebサイトは、誰のためにどんな目的でどんな情報を提供するものでしょうか?ここでは、まずWebサイトの役割と目的について解説します。さらに、BtoBサイト制作の上で求められる事項や、BtoCサイトとの違いについて説明します。

BtoBサイトの役割と目的

BtoBサイトの役割は、企業活動や対象によってさまざまです。

営業活動においては、その対象は「顧客」です。顧客が製品・サービスの購入を比較検討する際、必要な情報を提供できることが役割となります。

ターゲットがまだ取引実績のない未知の顧客の場合、Webサイトは集客の役目も担っています。これは、見込み客を集め、情報提供で醸成し、問い合わせなど次の行動喚起を促すことです。一方、既存顧客に対する継続的なサポート情報の提供や、問い合わせ対応などのアフターフォローもその役割に入ります。

BtoBサイトの役割は、営業に関することだけではありません。株主やステークホルダーに向けた経営情報を開示する役割、ブランドイメージを構築する役割も担っています。

このように、BtoBサイトはいろいろな役割をあわせもっていますが、目的は主に2つに集約されます。ひとつは、「見込み顧客の獲得と、生涯顧客価値LTVの最大化」であり、もうひとつは、「企業の存在を知ってもらい、信頼関係を構築し、ファンになってもらうこと」です。

見込み客を獲得するBtoBサイトの 制作に求められること

重要なのは、情報発信したい見込み顧客は誰なのかを明確にすることです。対象となるターゲットを決めた上で、そのターゲットの課題に働きかける情報の提供を検討します。

どのような情報が必要になるのかは、ターゲット顧客の購買プロセスや営業フローを整理した上で検討しましょう。実際に営業活動する上で、どの段階でどんな情報が必要になるのか、その活用用途まで落とし込む必要があります。

その上で、見込み客との接点を作り、問い合わせや資料請求につなげるための導線設計を行うことも重要です。その際、情報提供の順番についても考えたほうがよいでしょう。見込み顧客の行動パターンを調べ、各検討プロセスで顧客が必要となる順に情報を提供していくことが求められます。

BtoB製造業のWebサイト制作とBtoCのWebサイト制作の違い

BtoBとBtoCで大きく違う点は、ターゲットが組織か個人かです。BtoB製造業の見込み客は、特定の人物・属性が対象ではありません。購買は複数の人間の承認プロセスを経て決定されます。そのため、「企業が抱える課題やニーズ」に対して、解決策を提供できるサイト設計が望まれます。

企業にはさまざまな部門組織があり、役職や役割によって求める情報は異なります。顧客の役割・立場にあわせて異なるコンテンツの設計が必要です。

また、BtoBビジネスは成約までにかかる時間が長いのも特徴です。BtoCサイトなら、ユーザー心理をついた魅力的なコピー文で、商品・サービスを衝動買いさせることも可能ですが、BtoBはそれがありません。中長期的に有益な情報を提供し続けることで、ユーザーの興味を段階的に高める施策が有効でしょう 。

さらに、BtoCと違い、Webサイトでビジネスが完結することはほぼありません。Webサイトの問い合わせは最終ゴールではなく、その後、実営業との連携が必要になります。オンラインとリアルの両方でビジネスをつなぐことが求められるのです。

BtoBサイトの制作準備で押さえておきたいこと

では、実際にWebサイトを制作するにあたって、どんなことに気を付けて準備にあたればよいのでしょうか? ここでは、制作時のポイントや、おすすめの制作会社についてお話します。

BtoB製造業のWebサイト制作時に気を付けるポイント

BtoB製造業でWebサイトを制作する際、まず注意しなければならないことは、「企業の業態や営業スタイルによってWebサイトに求められる役割が異なる」ということです。企業戦略にそってサイト設計をしていくことが求められます。

コンテンツ設計する際には、自社の強み(USP)や競合他社のサイトのメッセージをよく研究しておくことも重要です。その上で、顧客目線の集客キーワードを考えていきます。

また、顧客の業態や役割・立場によってサイトの訪問目的や収集情報も異なるため、複数の顧客像(ペルソナ)を設定し、各々に対しどこでどんな情報を提供すべきか考えなければなりません。対象となるユーザーがWebサイトでどういう使い方をしているか、実際にサイトにアクセスしてもらい、使い勝手を検証しておくのもよいでしょう。

Webサイトは、顧客獲得以外にもさまざまな目的・用途に対する情報を織り込んでいかなければなりません。どうしても情報過多となってしまい、複雑なサイト構造になりがちです。ユーザーが迷子にならないようUI設計の最適化を図る必要があるでしょう。

BtoB製造業のWebサイト制作に特化した制作会社一覧

では、具体的にホームページ制作を始めるにあたって、どこの制作会社に依頼すればいいのでしょうか?ここでは「どこにお願いしていいのかわからない」という方に向けて、製造業に強いおすすめのホームページ会社をいくつかご紹介します。

・株式会社WEB STAGE(ステージグループ)https://www.w-stage.jp/

引用:株式会社WEB STAGE(ステージグループ)

制作実績が200業種で15,000件以上と、豊富な実績経験がある制作会社です。お客様ごとに専任のWebアドバイザーをつけており、制作から運用までサポートできる体制が整っています。

・株式会社クイックリー https://www.seizo-web.com/

引用:株式会社クイックリー

製造業専門のWeb制作会社です。製造業の現場経験のあるコンサルタントが担当しています。中小体制の企業にフォーカスされており、製造装置や部品・材料などさまざまな製造業で200社以上の実績があります。サイト公開後も1カ月間の無償修正サービスがあります。

・株式会社NCネットワーク https://corporate.nc-net.com/

引用:株式会社NCネットワーク

工場検索エンジン「エミダス」、製造業・技術系Q&Aサイト「技術の森」など各種メディアを運営する会社です。同社が運営する製造業ポータルサイトでホームページを公開できます。専門誌やメルマガでの情報発信も可能です。

・テクノポート株式会社 https://marketing.techport.co.jp/

引用:テクノポート株式会社

製造業を中心とした技術系企業のマーケティング支援を専門に行っており、このモノカクの運営会社です。サイトの企画・制作から、Web集客・運用コンサルティングまで一貫して対応しています。技術用語の分かる技術系ライターを揃えており、技術系コンテンツの実績が豊富です。

Webサイト制作会社を選ぶポイントには、会社の実績、料金やサービス内容、サポート体制などいろいろあるでしょう。ここで、ご紹介したおすすめのホームページ制作会社は、そうした視点に加え、なによりも重要な「顧客目線のコンテンツ制作」に視点をあてて選出しています。

まとめ

BtoB製造業におけるWebサイトの目的として、見込み顧客の獲得や認知・信頼関係の構築があります。見込み顧客の獲得において、Webサイトの役割は、「顧客が製品・サービスの購入を比較検討する際、必要な情報を提供できること」です。

情報発信したい見込み顧客像を明確化し、ターゲットの課題に働きかける情報の提供を検討しましょう。見込み客との接触から問い合わせまでの導線を作り、顧客の検討プロセスに沿って情報を提供していくことが求められます。

業態や営業スタイルによって求められるWebサイトは異なるため、企業戦略にそってサイト設計を行いましょう。その上で、自社の強みを伝えるメッセージや、顧客目線の集客キーワードの検討が必要です。

そうした顧客が求める情報や自社の強みをより第三者目線で伝えるために、外部のWeb制作会社を活用するのも有効な手段となります。自社と類似の業種での知見・実績が豊富な制作会社とタッグを組むのがおすすめです。

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