こんにちは、テクノポートの渡部です。
ホームページにお問い合わせフォームを設置している方も多いと思いますが、とりあえずで設置していませんか?不思議に思うかもしれませんが、お問い合わせフォームから問い合わせをしようと思っても途中でやめる人がいます。ただ、このお問い合わせフォームは改善することで問い合わせが2倍になったという会社もあるそうです。本日はこのお問い合わせフォームの改善手法について紹介します。
改善のポイント
改善の大枠としては下記の2つです。
- 入力の手間を省く。
- 信頼性をあげる。
それでは具体的な改善内容についてみていきたいと思います。
Point1 入力項目はできるだけ少なく
必要となる項目は
- 「名前」
- 「会社名」
- 「メールアドレス」
- 「電話番号」
- 「お問い合わせ内容」
ぐらいで十分です。もしこれよりも多ければできるだけ減らすようにしてください。「住所」に関しては必須と思われるかもしれませんが、問い合わせ後の対応で分かることがほとんどですので、問い合わせ時に必須という訳ではありません。
「部署名」、「役職」、「FAX番号」など、お問い合わせフォームから情報をできるだけ得ようとするお問い合わせフォームで、しかも各項目が必須になってくると、入力途中で面倒になり、離脱する人が出てきかねません。
Point2 入力はコピペで済む様にできるだけ項目をまとめる
例えば住所の欄が
- 「郵便番号」
- 「都道府県」
- 「住所1(○○市など)」
- 「住所2(番地、建物名など)」
と分かれているフォームを見かけますが、入力する手間を考えると、「住所」と一つの項目の方がはるかに入力しやすいです。なぜならコピペで入力ができるからです。取得できる情報は変わらないので、できるだけまとめましょう。 他にも「姓」「名」と分かれていたり、「電話番号」「郵便番号」なども、入力箇所が複数に分かれていると、入力が面倒になるので、まとめておいた方がいいでしょう。
Point3 添付ファイルを送れるようにする
製造業のホームページの問い合わせは、新規の問い合わせでも、いきなり図面を送って見積もり依頼、なんていうことは珍しくありません。なので、添付ファイルを送れるようにしておく方がいいです。
お問い合わせフォームのプログラムによっては添付ファイルが送れないこともありますが、その場合は、
「添付ファイルを送りたい場合は、その旨をお問い合わせ内容に記載してください。こちらから自動返信メールが届きますので、そちら宛てにお送りください。」
といった文面を、わかりやすい場所に配置しておきましょう。
Point4 個人情報保護の文面を記載して信頼性をアップする
個人情報保護についての文面があると、それだけでも信頼性があがり、お問い合わせフォームの入力の心理的ハードルが下がります。お問い合わせフォームの上下どちらかに設置しておくといいです。もし設置していない方は下記にコピペできるテキストを用意したので、活用して下さい。
入力していただいた個人情報は、弊社への問い合わせ対応以外には使用しません。ご本人の同意がなければ第三者に個人情報を提供することもありません。取得した個人情報は、紛失や漏洩などが発生しないように安全対策を実施しています。
また、最近ではサイトの常時SSL化についても進めておくと、信頼性はアップします。
SSL化についてはこちら
Point5 電話番号(FAX番号)は大きめに表示する
製造業に身を置く方は、Webでのやり取りに慣れていない、もしくは納期が迫っていて急ぎで返事をもらいたい場合も多いので、お問い合わせフォームに入力しているうちに、受話器や、スマホに手が伸びる場合も少なくありません。そんなときの為に、お問い合わせフォームの近くに問い合わせ先の電話番号やFAX番号は大きめに表示させておきましょう。「お急ぎの方は直接下記までお電話下さい」といった文面があるとなお良いです。
お問い合わせフォームのハードルはできるだけ低く
上記、大掛かりな改修ではないので、できるものから進めてみてください。
また、お問い合わせフォームよりも問い合わせの名目が具体的な方がユーザーが問い合わせしやすい場合があるので、資料請求フォームや、技術相談やサンプルテスト申込フォームを別途作成し、最小限の問合せ項目でリードを集めるといった方法もあります。まずはリード情報を多く取得することが重要なので、見せ方を変えることで問い合わせを呼び込む方法も是非試してみてください。