新技術、新製品のプロモーション手法7選

こんにちは、テクノポートの渡部です。新技術や新製品を成功させるためには、効果的なプロモーションが不可欠です。この記事では、新技術や新製品のプロモーションにおける効果的な手法を7つご紹介します。それぞれの手法を活用して新技術や新製品の認知度を向上させ、売り上げにつなげていきましょう。

新製品・新技術のマーケティングが重要な理由

新製品や新技術の内容が優れている場合、プロモーションは必要ないと感じる方もいるかもしれません。しかし、優れた製品や技術でも、広い認知を得られなければ、その製品や技術も存在しないのと同じです。

製品や技術の魅力や利点を効果的に伝えるには、プロモーションが大切です。プロモーションで顧客の関心を引き付け、競合他社との差別化を図ることで初めて、新製品や技術の良さを理解してもらえます。新製品や新技術には素晴らしいポテンシャルがあるかもしれませんが、それを広く知らせるためにはプロモーションが不可欠なのです。

新製品・新技術のマーケティングが難しい理由

目新しいものであればマーケティングが簡単だと勘違いされがちですが、実はその逆で、目新しいものほどマーケティングが難しくなります。その理由の代表的なものとしては、以下の2つが挙げられます。

ユーザーのニーズが潜在的

画期的な製品や技術であるほど、ユーザーがその製品や技術を顕在的に必要としていないため、そもそもその良さをあまりわかってもらえない可能性が高くなります。

実績が乏しく信用を得られにくい

当然といえば当然ですが、新製品・新技術には実績がありません。自社でのテスト結果が提示できるとはいえ、それはあくまでもテスト結果に過ぎず、実際のユーザーの声ではありません。BtoBの製品では特に、導入実績がない商品や技術の採用はなかなかハードルが高いです。

詳しくはこちら

BtoBとBtoCの違い

BtoC向けの商品ではなくBtoBの新製品、特に新技術となるとマーケティングの難度がかなり上がります。その要因としては下記のようなものが挙げられます。

  • 基本的に一般消費者向けの商品と比べて単価が高い。
  • BtoCの場合、個人の意思決定で決まるのに対し組織としての意思決定になり、購入までのフローが長い。
  • キャッチコピーで感情的に意思決定がされることは少なく、論理的なデータが必要になる。

最終的な購入までのハードルが全体的に上がっているので、さまざまなプロモーション活動を通して高くなったハードルを越えていかなければなりません。

プロモーション手法7選

新製品・新技術のプロモーション手法としては、主に下記の7つが挙げられます。

広告キャンペーン

広告の中でも最も簡単な方法がリスティング広告です。ただし、新製品や新技術の場合は、先述の通り顕在化していない需要のキーワードのため、そのものの名前でキーワード対策をしてもあまり効果が見込めません。ターゲットの立場になって考え、課題を持っているユーザーが検索しそうなキーワードを考えてキーワード設定をしましょう。

プレスリリース

プレスリリースは、新製品や新技術に関する情報をメディアに提供する手法です。メディアが企業や製品に関心を持って報道してくれる可能性や、取材をして特集を組んでくれる可能性があります。プレスリリースを通じて、製品や技術の特徴、利点、リリース日などの情報を伝え、広く知らせることができます。

ソーシャルメディアマーケティング

ソーシャルメディアマーケティングは、プラットフォームを活用して製品や技術を宣伝する手法です。Facebook、Instagram、Twitterなどのプラットフォーム上でコンテンツを共有し、ターゲットの反応をみたり、ユーザーとのやり取りをすることで関係を構築します。BtoBの場合は、特に即時性や拡散性に利があるTwitterが適しています。投稿するだけでなく、プラットフォームの広告を通じて、製品や技術の特徴を視覚的に魅力的に伝えることもできます。

YouTube

新製品や新技術のプロモーションには、動画マーケティングの活用も有効です。製品や技術のデモンストレーションビデオ、チュートリアル、顧客の成功事例インタビューなどをYouTubeに投稿し、広範な視聴者に製品や技術について訴求します。YouTube用の広告動画を作成すれば、動画の視聴履歴からターゲットのペルソナに近い人にリーチできます。

イベントや展示会参加

製造業関連のイベントや展示会への参加してのデモンストレーションやプレゼンテーションは、直接顧客との接触ができるため、フィードバックを直に受け取ることができます。製造業関連の来場者は、一般消費者ではなく、企業の代表として新製品や新技術がないか来場している人も多いので、ターゲットの絞り込みという点では非常に優れている可能性があります。

メールマーケティング

顧客や見込み顧客に対してメールを送信する手法です。新製品や新技術に関する情報や特典を提供し、顧客の関心を引き付けます。個別のセグメントに合わせたメッセージを送信することで、より高い効果を期待できます。

クラウドファンディング(BtoC)

一般の人々からの資金提供を募り、プロジェクトを支援してもらう方法ですが、近年ではBtoCの新商品のプロモーションに使われることが多くなりました。新製品のプロモーションとしてプラットフォームを活用し、新製品をリターンとして予約販売のような形でマーケティングします。

継続的に効果を得るには

以上、新製品・新技術のプロモーション手法について解説しました。ただ、これらはコストもかかりますし、効果はその時限りです。時間がかかり、即効性はありませんが、製品情報や技術情報についてコンテンツを作成して、自社のWebサイトへの掲載も同時進行で進めてください。上記のプロモーションで興味を持ったユーザーが自社のサイトに訪れることもあると思います。

継続的に自社のPRをしていくために、自社のWebサイトでの発信も忘れないようにしましょう。弊社では自社サイトを使ったWebプロモーションをはじめ、さまざまなプロモーションのご相談を承っておりますので、「プロモーションがうまくいかない」と感じている方は、お気軽にご相談ください。

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ホワイトペーパーの広告手法

テクノポートの卜部です。今回の記事では、ホワイトペーパーによるリード獲得を効果的に行うWeb広告手法をご紹介します。

ホワイトペーパーの役割

ホワイトペーパーはマーケティングにおいてどのような役割を果たすでしょうか。獲得リード数を上げることと、獲得したリードを育成すること、この2つが主な役割です。特に獲得リード数を上げることに関して、ホワイトペーパーは強力な武器になります。

ほとんどのBtoB会社がWebサイト上でユーザーのリード情報を取得するポイント(コンバージョンポイント)として「資料請求」と「問い合わせ」のフォームを設置しています。「資料請求」と「問い合わせ」は、その会社に興味があり内容を深く知りたいユーザーしかアクションを起こしません。

「資料請求」と「問い合わせ」の前段階でその会社のサービスに関わるテーマに興味を持つユーザー層、つまり潜在層のリードを広く獲得する手法がホワイトペーパーになります。

ホワイトペーパーダウンロードの導線

ホワイトペーパーをダウンロードしてもらい、顧客のリード情報を得るための動線には次の2つがあります。広告から直接リードを取る手法は見逃されやすいですが、有用な手段です。

WebサイトもしくはLPに誘導

コーポレートサイトやオウンドメディアなどのWebサイト上にホワイトペーパーを設置する方法です。また、広告用のLPを個別に作り、そこにホワイトペーパーを置く方法もあります。

この方法は、Web広告から一度Webサイトや広告用LPなどのランディングページにユーザーを飛ばし、そこからフォーム入力をしてもらう導線です。そのため、広告クリックからホワイトペーパーダウンロードまでにサイト遷移というワンクッションの動作が置かれることになります。

検索広告(リスティング広告)では直帰率が50%前後、バナータイプのディスプレイ広告では直帰率が80%前後まで上ることもあるため、その分広告費用は無駄になってしまいます。その解決策として今回おすすめしたいのが、次のリード獲得型広告です。

広告から直接DL(リード獲得型広告)

広告表示の段階で顧客のリード情報を入力してもらい、ホワイトペーパーなどをダウンロードしてもらう手法があります。つまりランディングページがなくとも広告配信のみでリードが獲得できます。

リード獲得型広告を提供している媒体は次になります。

Meta広告 = Facebook(Instagram)広告

FacebookとInstagramに配信可能な広告です。広告をクリックするとその画面上で入力フォームが表示され、入力→送信→完了の表示遷移もすべて広告画面上で完結できます。

参考情報:Meta広告マネージャでリード獲得広告を作成する | Metaビジネスヘルプセンター
https://www.facebook.com/business/help/375478503258484?id=735435806665862

Google検索広告(Googleリスティング広告)

Googleの検索広告の広告表示オプションには、リードフォームという機能があります。こちらはGoogleの検索エンジンの検索結果の上部に表示された広告をクリックすると、そのまま入力フォームが立ち上がる仕様になっています。

参考情報:リードフォーム アセットについて – Google 広告 ヘルプ
https://support.google.com/google-ads/answer/9423234?hl=ja

LinkedIn広告

LinkedInは世界最大級のビジネス特化型SNSです。LinkedIn上で配信できるLinkedIn広告でも、広告をクリックすると広告上でフォームが立ち上がり、フォーム送信をクリックすることで登録が完了するフォーマットがあります。

参考情報:LinkedInリード獲得フォーム – 概要 | Marketing Solutions Help
https://www.linkedin.com/help/lms/answer/a426365/linkedin-?lang=ja

Eight広告

Eightは日本製の名刺管理アプリですが、この媒体の広告にも入力フォームを追加することができます(Lead Generation Option)。またログインユーザーの情報が自動的にフォームに入力されるため、ユーザーは入力の手間が省かれます。

参考情報:広告メニュー – Eight Marketing Solutions
https://materials.8card.net/eight-marketing-solutions/plans/

ホワイトペーパーDLのための広告手法

ホワイトペーパーをダウンロードしてもらうためのWeb広告媒体はリード獲得型広告だけではありません。Webサイトや広告用LPへ遷移させ、そこからホワイトペーパーをダウンロードさせる動線でも様々な広告媒体があります。

次に各広告媒体の特徴を整理してご紹介します。世の中には様々なWeb広告媒体がありますが、特にBtoBのホワイトペーパーと相性のよい媒体のみ紹介します。

Facebook・Instagram広告

  • 特徴:職業や役職などビジネスセグメントに関するターゲティングが可能。Facebookは細かなキャリア情報などを登録ユーザーが直接入力しているため、その情報を元にしたターゲティングの精度が高いのが特徴です。
  • 利用者世代:Facebook 40〜60代/Instagram 10~40代
  • クリエイティブ:バナー広告、動画広告
  • 目的:認知、リード獲得
  • 奨励予算:5万円程度/月~

検索広告

  • 特徴:検索エンジンで検索されたキーワードがフックとなり広告が表示されます。これはバナー広告などのプッシュ型の広告と比較し、プル型の広告と呼ばれます。ピンポイントで検索ユーザーに広告を表示できるため、コンバージョン率が媒体で一番高い傾向にあります。
  • 利用者世代:Yahoo! 30代以上/Google 全年代
  • クリエイティブ:テキスト広告
  • 目的:リード獲得
  • 奨励予算:10万円程度/月~

Googleファインド広告

  • 特徴:Gmail、YouTube、Googleアプリ(ディスカバー)に配信されるバナー広告です。配信面が良質かつ多くの人が目にする箇所ですので、ディスプレイ広告よりもクリック率やコンバージョン率が高い傾向にあります。また、ターゲティングもキーワードでのターゲティングが精度が高いです。
  • 利用者世代:20~30代
  • クリエイティブ:バナー広告
  • 目的:認知、リード獲得
  • 奨励予算:5万円程度/月~

Twitter広告

  • 特徴:ビジネス面の情報収集ツールとしてもよく活用されるTwitter。特定のアカウントをフォローしているユーザーや、特定のキーワードを最近つぶやいたユーザーなど、Twitter特有のターゲティングが可能です。
  • 利用者世代:20~40代
  • クリエイティブ:テキスト広告、バナー広告、動画広告
  • 目的:認知
  • 奨励予算:5万円程度/月~

LinkedIn広告

  • 特徴:Linkedinは特にビジネスに興味を持つユーザーが活用し(特に外資系が強い)所属している企業名や業種など、経歴などでターゲティングをすることが可能です。しかし、他のSNSに比べ全体のユーザー数が少ないため、リーチの面では劣る場合があります。
  • 利用者世代:20~40代
  • クリエイティブ:バナー広告
  • 目的:認知
  • 奨励予算:5万円程度/月~

Eight広告

  • 特徴:Eightは名刺管理ツールの役割も持っているため、その情報を元に部署・職位・地域・従業員規模・売上規模などでターゲティングができることに特徴があります。
  • 利用者世代:30~40代
  • クリエイティブ:バナー広告
  • 目的:認知
  • 奨励予算:40万円程度/月~

DSP広告

  • 特徴:DSP広告は、各社独自のデータ収集や配信面の設定でターゲットに合わせた広告媒体が多いです。例えばIPアドレスをベースに企業単位でバナーを配信できる媒体や、クレジットカード情報をベースに高年収層へのターゲティングができる場合があります。
  • 主な媒体:Logicad、ADMATRIX DSP、ExLead-DSP など
  • クリエイティブ:バナー広告
  • 目的:認知
  • 奨励予算:各社

媒体の優先順位

ここまで、様々な広告媒体を紹介しました。この中からどの広告を出稿すべきか、その優先順位を紹介します。主にリード獲得が目的となる場合は、次の順番で媒体を試すことをおすすめします。

  1. Google検索広告
  2. Yahoo!検索広告
  3. Facebook・Instagram広告

まずはこの3つが最優先媒体です。検索広告はコンバージョン率が高く、Facebook・Instagram広告はユーザー数も十分におりターゲティングも正確です。この3つの媒体を試して効果が出ない場合は、他の媒体をランダムで試してみましょう。

まとめ

ホワイトペーパーを用意しただけでは、うまくダウンロード数が伸びない場合があります。その場合はWeb広告の出稿も視野に入れ、今回の記事で紹介した媒体を試してみてください。

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印刷業界のSEOコンテンツの作り方(実際の制作手順を解説)

こんにちは。テクノポートの卜部です。今回の記事では、印刷会社のSEOコンテンツの作り方を実際の手順に沿って具体的なキーワード選定から見出し構成の作り方まで解説します。

実際の調査に使ったスプレッドシートを公開しておりますので、それを見ながらこの記事を読み進めてみてください。

SEOコンテンツの作り方の手順は以下の通りです。

  1. キーワードの洗い出し
  2. キーワードの分類
  3. 対策キーワードを決める
  4. 一つのキーワードを選びコンテンツを作っていく
  5. ニーズの調査
  6. 競合ページの調査
  7. 見出し構成を作成する
  8. 構成に基づきライティングを行う
  9. 公開作業を行う

それでは実際に印刷会社を仮想的に定義し、SEOコンテンツを作っていきましょう。

印刷業界のSEOコンテンツの作り方(実際の制作手順を解説)

印刷会社の仮想設定

今回SEO対策を行う仮想会社の概要を以下の通とおりとします。この会社のコーポレートサイトにSEOコンテンツを追加していきます。

<会社概要>

会社名:株式会社プリント
住所:千葉県四街道市
社員数:42名
業務内容:印刷・デザイン・制作・出版
印刷対象:パンフレット・カタログ・DM・チラシ・パッケージ・雑誌・ポスター・シール・看板・名刺
出版商品:フリーペーパー「街歩き」・「らーめんガイド」。両方とも四街道市内の店舗などに設置されている。
強み:低価格が強み

キーワード調査

キーワードの洗い出し

次に、会社の事業内容に関連するキーワードを調べます。これにはキーワード調査ツールを使います。今回はラッコキーワードとGoogle広告キーワードプランナーを使用しました。

次の3つの軸で関連キーワードの洗い出しを行います。

  • 印刷会社
  • 提供しているサービス名
  • フリーペーパー

<説明>

  • 「印刷会社」はターゲットとする顧客が印刷会社を探す際に用いるキーワード群です。
  • 「提供しているサービス名」は「印刷対象物」と「印刷」「デザイン」のかけ合わせで調査します。今回「印刷対象物」が10品目ありますので、10×2で合計20個のキーワードを調査しました。
  • 「フリーペーパー」は今回自社でフリーペーパーを出版しているので、その広告主に検索ヒットさせることを目的としています。

3軸で調査したキーワード一覧は次の通りです。スプレッドシートで作成しておりますので以下URLをご覧ください。

「印刷会社」
調査ツール:ラッコキーワード
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1EjBntrudXq1vX28s49G1mFlLXLVbjbsyE-FhmfgEaZE/edit?usp=sharing

「サービス名」※ABC列
調査ツール:Google広告キーワードプランナー
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1EjBntrudXq1vX28s49G1mFlLXLVbjbsyE-FhmfgEaZE/edit#gid=1562474816

「フリーペーパー」※ABC列
調査ツール:ラッコキーワード
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1EjBntrudXq1vX28s49G1mFlLXLVbjbsyE-FhmfgEaZE/edit#gid=641341900

キーワードの分類

ツールにより関連キーワードを調べました。

次に、洗い出した関連キーワードの一つ一つを見て、誰が何を知りたく検索しそうかを考えます。複数のターゲットセグメントが検索しそうなキーワードもあります。自社のターゲットとなる人、もしくは会社担当者が検索しそうなキーワードを大まかにピックアップします。

今回弊方では次のように分析しました。

<考察>

印刷会社

  • 「求人」「仕事内容」「志望動機」など求人情報検索のキーワードが多いため、これらは除外する。
  • 印刷会社+「エリア名」は求人情報検索のキーワードでもあるが、見込み顧客が依頼先を見つけるキーワードでもあるので対策する。
  • 「印刷会社 安い(検索Vol:140)」などは安価な依頼先を探す見込み顧客の検索キーワードのため対策する。
  • 「印刷会社 個人向け(検索Vol:140)」は個人が依頼先を探すキーワードであるため、個人がターゲットの場合は対策する。
  • 以下のような印刷会社+印刷物のキーワードは、対象製品の印刷を依頼しようとしている見込み顧客が検索するキーワードでもあるため、対策する。

「印刷会社 漫画(検索Vol:70)」「印刷会社 名刺(検索Vol:70)」「印刷会社 パンフレット(検索Vol:50)」「ペットボトル ラベル 印刷会社(検索Vol:50)」「名刺 印刷会社 おしゃれ(検索Vol:40)」

サービス名

  • 「チラシ」「名刺」とのかけ合わせキーワードの検索ボリュームが特に多いが、これは比較的規模の小さい個人事業をされる方が検索している量も含まれている。小ロット生産に強みがある場合は、こちらのキーワードも対策する。
  • すべてのかけ合わせキーワードが一定量検索ボリュームがある。検索ボリュームがあるゆえに競合ページが強く、上位表示が叶いそうにない場合は「エリア」の語を入れ、3語キーワードでの対策を集中的に行うことも効果的だと考える。

フリーペーパー

  • 広告主が検索するであろうキーワードは「フリーペーパー広告(検索Vol:260)」「フリーペーパー 粋(検索Vol:140)」「フリーペーパー 掲載 無料(検索Vol:90)」「フリーペーパー 広告料金(検索Vol:90)」などがある。

対策キーワードを決める

キーワードの調査と対策が必要だと考えられるキーワードのピックアップを行いました。これらを踏まえ、次の方向性で対策をしていこうと思います。

<方向性>

  • 「千葉」「四街道」×「印刷会社」のキーワードをおさえたい。TOPページのメタタイトルを次にする。「千葉県四街道市の印刷会社 – 株式会社プリント」
  • サービス名は検索ボリュームが多く魅力的なキーワードが多いが、実際に検索してみると競合ページが大手ばかりでドメインパワーも強いため、エリアや価格に関するキーワードも追加し3語のかけ合わせキーワードで対策することにする。キーワード再調査。
  • フリーペーパーも2語だとエリア範囲が広すぎるため、「千葉」「四街道」のキーワードのかけ合わせが有効化。キーワード再調査。

キーワード再調査

上記箇条書きの下の2つの部分について、サービス名関連のキーワードに「エリア」と「安い」を追加したものと、フリーペーパーに「エリア」を追加して再調査を行いました。

「サービス名」※EFG,IJK列
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1EjBntrudXq1vX28s49G1mFlLXLVbjbsyE-FhmfgEaZE/edit#gid=1562474816

「フリーペーパー」※FGH列
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1EjBntrudXq1vX28s49G1mFlLXLVbjbsyE-FhmfgEaZE/edit#gid=641341900

再調査した結果を受け、以下考察を行いました。

<考察>

  • 「エリア」×サービス名は「千葉」とのかけ合わせで数個検索ボリューム10のものがあり、四街道はすべて10以下であったため、「千葉」をターゲットキーワードとする。
  • フリーペーパーとのかけ合わせは「千葉」「四街道」どちらも10以下であったため、エリアは含ませない。

<対策キーワード>

  • 対策キーワードは以下の通りとします。

印刷会社関連

千葉四街道 印刷会社

サービス関連関連

千葉 パンフレット 印刷
千葉 カタログ 印刷
千葉 DM 印刷
千葉 チラシ 印刷(10)
千葉 パッケージ 印刷
千葉 雑誌 印刷(10)
千葉 ポスター 印刷
千葉 シール 印刷(10)
千葉 看板 印刷
千葉 名刺 印刷(10)
パンフレット 印刷 安い(260)
カタログ 印刷 安い(30)
DM 印刷 安い(90)
チラシ 印刷 安い(720)
パッケージ 印刷 安い(20)
雑誌 印刷 安い
ポスター 印刷 安い(1,000)
シール 印刷 安い(720)
看板 印刷 安い
名刺 印刷 安い(1,300)

フリーペーパー関連

フリーペーパー広告(260)

一つのキーワードを選びコンテンツを作っていく

それでは、決めた対策キーワードの中から一つを選んで実際にコンテンツを作成してみましょう。今回コンテンツを作るキーワードは次のものとします。

千葉 チラシ 印刷(検索Vol 10)

ニーズの調査

「千葉 チラシ 印刷」を検索するユーザーは、何の情報を知りたいと思っているでしょうか。ここでも関連キーワードの調査を行います。「チラシ 印刷」の関連キーワードを洗い出してみましょう。

「チラシ 印刷」
調査ツール:ラッコキーワード
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1EjBntrudXq1vX28s49G1mFlLXLVbjbsyE-FhmfgEaZE/edit#gid=589181698

<考察>

  • 「安い」「料金」「激安」などのキーワードから、料金体系の説明はマストで入れる必要がある。
  • 「即日」「最短」「最速」などのキーワードから納期に関する説明を入れる。
  • 「ポスティング」のキーワードから、ポスティングを代行できる場合は説明を入れる。また代行していない場合でもその旨を記載する。
  • 「用紙」「紙質」のキーワードから、用紙の種類や特長を説明する。
  • 「小ロット」「1000枚」「少量」のキーワードから、生産ロットに関する説明を入れる。「店舗」のキーワードから店舗とオンライン注文など注文方法を説明。
  • 「a4」「b4」のキーワードから、用紙サイズに言及。
  • 「カラー」のキーワードからカラー色やモノクロの価格体系も説明する。
  • 「持ち込み」から持ち込み対応の説明も加える。

競合ページの調査

次に上位5位のページを調べてみましょう。※時期や検索者により表示順位は異なります。

1位 千葉県のおすすめ印刷会社7選【2022年最新版】|アイミツ
https://imitsu.jp/list/printing/chiba/

2位 アクセア 千葉駅前店 | ポスター印刷、ラミネート、パネル、製本、オンデマンド印刷のアクセア
https://www.accea.co.jp/map/chibaekimae.html

3位 千葉市のおすすめ印刷会社11社を徹底比較【2022年度版】 | 千葉市で印刷会社を探すなら「比較ビズ」
https://www.biz.ne.jp/list/printing/12_chiba/chibashi/

4位 チラシ | 千葉で印刷なら株式会社みつわ|オンデマンド印刷|企画制作
https://mitsuwa-printing.jp/bill

5位 キンコーズ・千葉中央店 – コピー・プリント・ポスター・名刺・製本などオンデマンド印刷のキンコーズ・ジャパン
https://www.kinkos.co.jp/store/chiba/cb001/

<考察>

  • おすすめ◯選の記事が2ページ入っている。
  • 大手のアクセアとキンコーズが入っている。
  • 地元の印刷会社である株式会社みつわが表示4位に入っているため、コーポレートサイトのサービスページでも上位表示が可能であることを確認できる。
  • 株式会社みつわのページの内容を確認すると「スタイル・形状」と「制作の注意点」のみで、これよりも充実したページコンテンツの作り込みが必要。

見出し構成を作成する

ニーズと競合ページの調査を行ったあと、その内容を踏まえて構成を作っていきます。弊方が考えた構成は次になります。

構成
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1EjBntrudXq1vX28s49G1mFlLXLVbjbsyE-FhmfgEaZE/edit#gid=2050288430

構成に基づきライティングを行う

構成に基づいて実際の執筆を行います。ここでは詳細を省きますが、構成を作成することによって書く内容は決まったので、後は内容をできるだけわかりやすく執筆していきます。

公開作業を行う

ライティングしたテキスト情報と集めた素材などをレイアウトし、コーポレートサイト上に公開します。

まとめ

今回は、印刷会社のSEOコンテンツの作り方を手順に沿って実際に行ってみました。キーワードの内容は違えど、どの業界でもフローや考え方は同じです。ぜひ参考にしていただき、自社サイトのSEO対策を強化していきましょう。

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