新技術、新製品のプロモーション手法7選

こんにちは、テクノポートの渡部です。新技術や新製品を成功させるためには、効果的なプロモーションが不可欠です。この記事では、新技術や新製品のプロモーションにおける効果的な手法を7つご紹介します。それぞれの手法を活用して新技術や新製品の認知度を向上させ、売り上げにつなげていきましょう。

新製品・新技術のマーケティングが重要な理由

新製品や新技術の内容が優れている場合、プロモーションは必要ないと感じる方もいるかもしれません。しかし、優れた製品や技術でも、広い認知を得られなければ、その製品や技術も存在しないのと同じです。

製品や技術の魅力や利点を効果的に伝えるには、プロモーションが大切です。プロモーションで顧客の関心を引き付け、競合他社との差別化を図ることで初めて、新製品や技術の良さを理解してもらえます。新製品や新技術には素晴らしいポテンシャルがあるかもしれませんが、それを広く知らせるためにはプロモーションが不可欠なのです。

新製品・新技術のマーケティングが難しい理由

目新しいものであればマーケティングが簡単だと勘違いされがちですが、実はその逆で、目新しいものほどマーケティングが難しくなります。その理由の代表的なものとしては、以下の2つが挙げられます。

ユーザーのニーズが潜在的

画期的な製品や技術であるほど、ユーザーがその製品や技術を顕在的に必要としていないため、そもそもその良さをあまりわかってもらえない可能性が高くなります。

実績が乏しく信用を得られにくい

当然といえば当然ですが、新製品・新技術には実績がありません。自社でのテスト結果が提示できるとはいえ、それはあくまでもテスト結果に過ぎず、実際のユーザーの声ではありません。BtoBの製品では特に、導入実績がない商品や技術の採用はなかなかハードルが高いです。

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BtoBとBtoCの違い

BtoC向けの商品ではなくBtoBの新製品、特に新技術となるとマーケティングの難度がかなり上がります。その要因としては下記のようなものが挙げられます。

  • 基本的に一般消費者向けの商品と比べて単価が高い。
  • BtoCの場合、個人の意思決定で決まるのに対し組織としての意思決定になり、購入までのフローが長い。
  • キャッチコピーで感情的に意思決定がされることは少なく、論理的なデータが必要になる。

最終的な購入までのハードルが全体的に上がっているので、さまざまなプロモーション活動を通して高くなったハードルを越えていかなければなりません。

プロモーション手法7選

新製品・新技術のプロモーション手法としては、主に下記の7つが挙げられます。

広告キャンペーン

広告の中でも最も簡単な方法がリスティング広告です。ただし、新製品や新技術の場合は、先述の通り顕在化していない需要のキーワードのため、そのものの名前でキーワード対策をしてもあまり効果が見込めません。ターゲットの立場になって考え、課題を持っているユーザーが検索しそうなキーワードを考えてキーワード設定をしましょう。

プレスリリース

プレスリリースは、新製品や新技術に関する情報をメディアに提供する手法です。メディアが企業や製品に関心を持って報道してくれる可能性や、取材をして特集を組んでくれる可能性があります。プレスリリースを通じて、製品や技術の特徴、利点、リリース日などの情報を伝え、広く知らせることができます。

ソーシャルメディアマーケティング

ソーシャルメディアマーケティングは、プラットフォームを活用して製品や技術を宣伝する手法です。Facebook、Instagram、Twitterなどのプラットフォーム上でコンテンツを共有し、ターゲットの反応をみたり、ユーザーとのやり取りをすることで関係を構築します。BtoBの場合は、特に即時性や拡散性に利があるTwitterが適しています。投稿するだけでなく、プラットフォームの広告を通じて、製品や技術の特徴を視覚的に魅力的に伝えることもできます。

YouTube

新製品や新技術のプロモーションには、動画マーケティングの活用も有効です。製品や技術のデモンストレーションビデオ、チュートリアル、顧客の成功事例インタビューなどをYouTubeに投稿し、広範な視聴者に製品や技術について訴求します。YouTube用の広告動画を作成すれば、動画の視聴履歴からターゲットのペルソナに近い人にリーチできます。

イベントや展示会参加

製造業関連のイベントや展示会への参加してのデモンストレーションやプレゼンテーションは、直接顧客との接触ができるため、フィードバックを直に受け取ることができます。製造業関連の来場者は、一般消費者ではなく、企業の代表として新製品や新技術がないか来場している人も多いので、ターゲットの絞り込みという点では非常に優れている可能性があります。

メールマーケティング

顧客や見込み顧客に対してメールを送信する手法です。新製品や新技術に関する情報や特典を提供し、顧客の関心を引き付けます。個別のセグメントに合わせたメッセージを送信することで、より高い効果を期待できます。

クラウドファンディング(BtoC)

一般の人々からの資金提供を募り、プロジェクトを支援してもらう方法ですが、近年ではBtoCの新商品のプロモーションに使われることが多くなりました。新製品のプロモーションとしてプラットフォームを活用し、新製品をリターンとして予約販売のような形でマーケティングします。

継続的に効果を得るには

以上、新製品・新技術のプロモーション手法について解説しました。ただ、これらはコストもかかりますし、効果はその時限りです。時間がかかり、即効性はありませんが、製品情報や技術情報についてコンテンツを作成して、自社のWebサイトへの掲載も同時進行で進めてください。上記のプロモーションで興味を持ったユーザーが自社のサイトに訪れることもあると思います。

継続的に自社のPRをしていくために、自社のWebサイトでの発信も忘れないようにしましょう。弊社では自社サイトを使ったWebプロモーションをはじめ、さまざまなプロモーションのご相談を承っておりますので、「プロモーションがうまくいかない」と感じている方は、お気軽にご相談ください。

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新技術・製品のWebマーケティング成功術

テクノポートの徳山です。本記事では、BtoB製造業が新技術・製品をWebマーケティングする際に気をつけたいポイントについて解説します。新技術・製品をWebマーケティングしているがうまくいかない方や、どのように進めればよいか分からない方はぜひご覧ください。

新技術・製品のWebマーケティングが難しい理由

これまでの経験から、新技術・製品のWebマーケティングには特有の難しさがあると感じています。まずは、新技術・製品のWebマーケティングがなぜ難しいのかについて解説します。

理由1 検索ユーザーのニーズが潜在的

新規性が高く、画期的な技術・製品であればWeb上で情報がすぐに広まると思われる方が多いかもしれません。しかし、BtoCの商品と違い、SNSなどで情報が拡散される機会に乏しいBtoBの技術・製品は、地道に認知を獲得していく必要があります。

認知度を向上させるためにSEO対策などを行い、自然検索ユーザーの獲得を行いたいところですが、新規性の高い技術・製品であるほどユーザー側のニーズが潜在的なことが多く、情報が広まりづらいという課題があります。

ユーザーのニーズが潜在的な場合、ユーザーが検索キーワードを思いつかないため、検索需要が生まれません。そのため、検索ユーザーの獲得が難しく、情報が広まりづらいのです。

理由2 実績が乏しく信用を得られにくい

新技術・製品を導入検討するユーザー側の心理としては、新規性の高い技術・製品ほど導入リスクが高いため、導入に慎重にならざるを得ません。そのため、技術・製品に対する信用力を少しでも高められるような情報を欲しています。

しかし、新技術・製品の場合、導入実績が少ないことが多く、さらにBtoBの場合、Webサイトに掲載する導入事例コンテンツなどの掲載ハードルが高いのが一般的です。

導入事例は信用力を得るための最適なコンテンツですが、これを容易に掲載できないことが、新技術・製品のWebマーケティングをより難しくさせます。

新技術・製品のWebマーケティングを成功させるポイント

次に、前段でお話しした新技術・製品のWebマーケティングが難しい理由に対し、それぞれの解決策をお伝えします。

解決策1 認知度の向上を図る方法

Webマーケティングを活用し、潜在層のユーザーの獲得および認知度向上を図る手段は以下のようなものがあります。

切り口を変えたキーワードでSEO対策を行う

前述したとおり、新技術・製品に対するニーズが潜在的な場合、その技術や製品を探す検索需要が生まれにくいため、SEO対策を行う場合は対策するキーワードにひと工夫が必要です。

MFTフレームワークなどを使い、技術(製品)の情報を棚卸したうえで、機能系キーワードや用途系キーワードなど、違った切り口で対策できそうなキーワードを探したり、すでに市場で流通している競合技術・製品の名称を利用したキーワードの採用を検討しましょう。

キーワード連動型以外の広告(ディスプレイ広告など)を使う

Web広告を使うのであれば、キーワード連動型の広告よりもディスプレイ広告など、属性ターゲットに合わせて表示できる広告がおすすめです。ディスプレイ広告であれば、検索キーワードを思いつかない潜在層のユーザーへも広告を表示できるため、認知向上につながります。

メディアの広告を使う

新技術・製品の見込顧客になりそうなユーザーがよく見るWebメディアやポータルサイトを探し、バナー広告、記事広告、メールマガジン広告などを行うのも、認知向上のための良い手法です。

また、個人的なおすすめはYouTuberの活用です。例えば、ターゲットが製造業向けの技術・製品であれば、ものづくり太郎さんなどにPRしてもらう方法です。

YouTubeの視聴者は先進的な情報を欲していますので、まだ世の中に知れ渡っていない技術(製品)ほど相性がよいと考えられます。例えば、こちらの動画では、他の競合技術との比較的な見せ方をしてくれています。マスメディアではこのような企画を採用してもらうことは難しいのではないでしょうか。

解決策2 信用を獲得するための方法

次に、二つ目の問題点であった「信用を獲得しづらい」に対する解決策です。

事例は実名を伏せてでも掲載する

事例は顧客インタビューを行い、ボリューム満点のコンテンツに仕上げ、実名を掲載するのがベストと思われがちですが、場合によってはユースケースと利用されている業界だけでも十分に信用を獲得することができます。

事例の体裁はケースバイケースで、顧客が求めるもの(信頼が欲しいのか、フィット感が欲しいのか、ストーリーが欲しいのか)に合わせて工夫しましょう。

ちなみに、実名公開許可を得る際に最もハードルが低いのは、会社概要などに掲載する「主要取引先の紹介(会社名をテキストで載せるだけ)」です。どうしても実名公開許可を得たい場合は、主要取引先の紹介での許可を依頼しましょう。

実験事例を詳しく掲載する

公開できる導入事例がない場合は、自社(もしくは関連会社)で行った実験事例や利用実績などでもよいので掲載しましょう。実験事例は、顧客事例よりも信用力が落ちますが、掲載可能なコンテンツの自由度が高いというメリットがあります。

導入事例では許可をもらえないような写真や動画、データなどを駆使し、信頼してもらえるようなコンテンツ作りを心がけましょう。

技術(製品)提供者の権威性を示す

技術(製品)を提供する企業の権威性を高められるようなコンテンツを掲載するのも、信用を得るために重要なことです。経営者や社員の経歴、受賞歴、取得資格など、権威性を示せるような情報はなるべく多く掲載しましょう。

そのような情報に加え、会社のビジョンやミッションなどを明記することも重要です。Webサイトを訪れたユーザーが決裁者であれば、ビジョンへの共感が信用力の乏しさをカバーすることも十分に期待できます。

以上、BtoB製造業が新技術・製品をWebマーケティングする際に気をつけたいポイントについて解説しました。テクノポートでは、数多くの新技術・製品のWebマーケティングを支援してきた実績がございます。現状の活動に課題をお持ちの方は、お気軽にご相談いただければ幸いです。

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