SEO対策の成果とは?成果を確認してPDCAを回す方法

こんにちはテクノポートの永井です。

今回はSEO対策を行った記事の成果の確認方法とその後どのように対応すればいいのかを紹介します。

SEO対策の成果とは

SEO対策の成果は「検索順位」ですが、成果がでるまでに一定期間必要です。また、結果は日々変動するため継続的に確認していかないといけません。

成果が現れるまでの期間

SEO対策を施した記事の順が変動するまで約1ヶ月〜3ヶ月、長いときは6ヶ月かかることもあります。また、コンテンツの作り方によっては順位が下がる可能性もあるので、注意してください。

順位は一気に上がる場合もありますし、徐々に上がっていくこともあります。競合のコンテンツが弱い場合は一気に上がり、競合もSEO対策を施している場合は徐々に上がっていくことが多いですが、いずれにしろGoogleが良いコンテンツと判断すれば順位は上がっていきます。

チェックポイントとしては、記事公開後1ヶ月で順位を確認します。順位が少しでも上がっている場合はそのままで大丈夫ですが、全く変わらない、もしくは下がった場合はコンテンツを見直したほうがよいでしょう。

次に3ヶ月後に順位を確認します。大体この段階での順位が標準的な順位になりますので、さらに順位をあげようと思った場合はコンテンツの見直しが必要になります。

ただし、競合のコンテンツが強く、かつ自社の順位もある程度高い場合は順が入れ替わるまでさらに時間がかかる場合もあります。

公開から6ヶ月後の順位は確定順位として考えてよいでしょう。

順位は毎日変化する

検索順位は毎日変動するため、順位を正確に追いかけたい場合は毎日順位を確認しなければなりません。毎日の確認が手間な場合は、パスカルというツールを利用してみても良いと思います。テクノポートはパスカルを使っています。

また、順位は検索する地域でも変わってくるため、絶対値を評価することは難しくなってきています。順位を決める場合は、「自分のPCでの検索結果を正とする」など基準を決めるなど工夫すれば問題ありません。

検索順位が上がらなかったときの対応

検索順位が上がったときは特に何もする必要はありませんが、順位が上がらなかったときは記事の見直しなどを行っていく必要があります。ただし、ドメインの古さなど変更できない内容もありますので、注意が必要です。

ドメインの古さを確認する

SEO対策をするために情報を網羅して記事を作ったが、順位が思った以上に上がらないというケースがあります。そんなときは「ドメインの取得日」を調査してみてください。

ドメインの古さが検索順位に影響を与えているケースがよくあります。Googleは信用できる情報源が出している内容を上位表示する傾向にあります。

製造業関係の場合、古いドメイン=長期間会社を維持している=信頼できる企業とGoolgeが判断し、検索順位に影響がでることがあります。

内容が十分あるにも関わらず検索順位が上がらない場合は、上位10サイトのドメインの古さを確認してみましょう。 ドメインの取得日は「who is」というサイトで確認できます。

10サイトすべてのドメインが自社のものよりも古かった場合、ドメインの影響によって上位表示されていない可能性があります。その場合、順位を上げることはかなり難しくなる可能性があるため、コンテンツ数を増やすなど大がかりなSEO対策が必要です。逆に、1サイトでも自社より新しいドメインがあった場合、コンテンツを見直すことで順位を上げることは可能でしょう。

記事をリライトをする

すでにSEO対策を施したページであれば、記事を新しく作るのではなく、リライトすることをおすすめしています。リライトの内容は主に3つです。

  1. 上位10サイトと比較して自社のコンテツがどのようなものになっているか分析
  2. 記事のボリュームを増やす
  3. 自社のオリジナルを入れる

記事の目標は「検索者が求める情報がすべて掲載しているもの」になります。Googleは同じような情報を掲載したサイトの場合、情報量が多いものを上位に表示する傾向にあります。そのためには、検索順位の上位サイトが掲載している情報は掲載し、それにプラスして自社のオリジナル情報を掲載することが大切です。

ライターに権威をつける

ライターの紹介をしている場合は、ライターに権威をもたせることも効果的です。例えば、資格やこれまでの実績などです。

Googleは信用できる情報源が出している内容を上位表示する傾向にあります。特に、E-A-T(イーエーティー)を重視しています。

  • Expertise:専門性
  • Authoritativeness:権威性
  • Trustworthiness:信頼性

E-A-Tは上記の略で、これらを満たしていると評価が上がります。

例えば、ベアリングの記事であれば、ベアリングメーカーが書いたもの、その中でもベアリング設計1級を持っている人が書いたものは評価が上がる傾向にあります。

これからSEO対策を行う場合はライターの紹介もしてくとよいでしょう

まとめ

今回はSEO対策の成果を確認してPDCAを回す方法について紹介しました。

  • SEO対策は成果が出るのに時間がかかる(1〜3ヶ月、最長6ヶ月)
  • 順位は毎日変化するので自動チェックツールがおすすめ
  • ドメインの古さが順位を左右することもある(古いほうが強い)
  • 記事のリライトは効果的
  • E-A-Tを意識して記事を書くと効果的

弊社は技術ライティングの請負も行っていますので、SEO対策でお困りでしたらご相談ください。

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【BtoB】SEO対策を強化するための記事の書き方

こんにちはテクノポートの永井です。今回はSEO対策を強化するための記事の書き方を紹介します。

SEO対策の進め方

まずはSEO対策の進め方と本記事の内容をお伝えします。

ステップ1:SEO対策するためのキーワード選ぶ

まずは「どんなキーワード」でSEO対策するかを検討します。これによって下記が目安として把握できるようになります。

  • アクセス数がどれくらいになるか
  • SEO対策の難易度

具体的な検討方法については参考記事を確認してみてください。

【参考記事】

SEO対策においてもっとも重要なキーワード選定について徹底解説
https://keikakuhiroba-mfi.com/archives/27405

ステップ2:SEO対策するための記事を作る

キーワードが決まったら具体的な記事を作っていきます。本記事の内容になります。

ステップ3:SEO対策ができているかどうか確認をする

ステップ2で制作した記事が必ずしもSEO対策ができているとは限りません。そのため、記事の検索順位を定期的に確認する必要があります。確認方法は「検索順位チェックツールGRC」を使うことをおすすめしています。

もちろん実際にGoogleの検索窓で検索していただいても大丈夫ですが、検索順位は日々変動するためGRCを使って毎日自動でチェックできる体制を作ったほうがよいでしょう。

ステップ4:記事のリライトをする

検索順位が10位に満たなかった場合、記事のリライトを行います。リライトの目安は記事を公開してから3ヶ月で、長くても6ヶ月以内で行ったほうが良いでしょう。具体的な方法については参考記事を確認してみてください。

【参考記事】

記事のリライト方法がわかる!SEOで効果を出すコツとは?
https://keikakuhiroba-mfi.com/archives/26219

SEO対策はGoogleが基本

SEO対策の目的はGoogleで上位表示させることです。

そのためには、Googleの検索アルゴリズムを理解し、それに沿った記事を書かなければなりませんが、Googleは具体的な検索アルゴリズムを公表していません。

ただ、「検索結果を決める主な要因」と「使命」は公開しています。その2つを理解し、それに沿った記事を書くことでSEO対策が可能になります。「検索結果を決める主な要因」と「使命」は下記の通りです。

Googleが検索結果を決める主な要因(一部抜粋)

  • コンテンツの新しさ
  • 検索キーワードが出現する回数ページのユーザー エクスペリエンスの質など
  • 内容の信頼性や権威
  • 情報の質の高さ

Googleの使命
関連性と信頼性が最も高い情報を提供する

簡単に言うと「検索者がそのページだけで、課題が解決する内容」になります。これだけ聞くと何を書いていいかわからなくなりそうですが、安心してください。

現時点でGoogleがどういった記事を「いい記事」と判断しているか探す方法があります。

それは、具体的に検索してみることです。選んだキーワードで検索してみて、上位に表示されているページはGoogleが「いい記事」と判断したことになります。

そのため、SEO対策する際は上位の記事を参考にして、情報を追加することでGoogleから評価されやすい記事を書くことができるようになります。

【参考】
Googleの仕組み:https://www.google.com/intl/ja/search/howsearchworks/algorithms/

SEO対策用の記事を作成手順

ステップ1:Googleが評価しているサイトを調査する

まず、どういった記事がGoogleから「いい記事」と判断されているか調査します。調査方法はSEO対策キーワードで実際に検索してみて、上位10記事(1ページに表示されている記事)をすべて確認します。

確認するところは主に下記3つです

  1. 何ジャンルの記事か(知識系、製品紹介系、改題解決系、比較系など)
  2. 見出し
  3. 文章量

特に、記事のジャンルは必ず確認してください。Googleは検索キーワードから検索者が求める情報を推測して必要なページを表示しますが、十分推測できない場合、様々なジャンルを表示します。

Googleが選んだジャンルには偏りが生じるため、どのジャンルだと選ばれやすいか、どのジャンルは選ばれていないか検討するために、上位10サイトのジャンルは必ず確認しましょう。

【参考記事】
記事のジャンル:https://keikakuhiroba-mfi.com/archives/22791

ステップ2:記事のジャンルを決める

SEO対策用の記事を書くときにはじめに決めるのは「記事のジャンル」です。ジャンルは様々ありますが、決め方は上位10サイトのうち最も多いジャンルから、自社で制作可能なジャンルを選びます。

例えば、比較系の場合、「おすすめ人気ランキング」や「最も使われている◯◯選」など、製品を比較するサイトが多くなります。BtoBの場合、自社製品と競合製品を直接比較することも難しいため、このようなジャンルはパスします。

また、知識系の場合、「◯◯とは」が多くなりますが、上位サイトを確認してみて、情報を追加できるようであれば、知識系の記事は有効になります。

ステップ3:構成(目次)を決める

記事のジャンルが決まったら、次に目次を書きます。目次の書き方は特にありませんが、上位10サイトがどのような見出しを使っているかを確認し、洗い出しを行ったほうがいいでしょう。

ここでの注意点は「自社のオリジナル情報を必ず入れる」ことです。

上位10サイトとほとんど同じ情報しか掲載していないページは、Google的には無価値になります。また、コピーコンテンツとして評価される可能性もあります。そのため、自社のオリジナル情報を入れて、自社記事の価値をGoogleに認めてもらわなければなりません。

では、どういった情報がオリジナル記事になるのか?

簡単にいうと「検索では手に入りにくい情報」、つまり貴社に聞かなければわからない情報です。例えば、独自の品質管理方法、サービス、課題解決事例などがそれに当たります。ここが一番むずかしいところになりますが、振り絞ってみてください。

ステップ4:記事を書いて公開

目次ができたら後は記事を書いて公開です。記事を書く際は、「ですます」の語尾の統一や誤字に気をつけていただければと思います。できれば、第三者のチェック体制があるといいでしょう。

また、文字量についてですが、上位10サイトと同等かそれ以上の文字量であれば問題ありません。ただ、文字量が多ければいいというわけではありませんので、注意してください。

SEO対策の効果が現れる期間は3ヶ月〜6ヶ月です。ある程度期間を置いた後に、実際の検索順位を確認してみて、順位が上がっていなければリライトするか別ジャンルで記事を追加してみてください。

人気のキーワードは1記事だけでは上位に上がらず、数本同じテーマで記事を書かなければならない場合もあります。それも上位10サイトのサイト全体を調査することでどれくらいの記事数が必要かわかりますので、根気よく続けてみてください

まとめ

今回はSEO対策を強化するための記事の書き方を紹介しました。まとめると下記の手順になります。

  • ステップ1:Googleが評価しているサイトを調査する
  • ステップ2:記事のジャンルを決める
  • ステップ3:構成(目次)を決める
  • ステップ4:記事を書いて公開

弊社は技術ライティングの請負も行っていますので、SEO対策でお困りでしたらご相談ください。

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検索意図をコンテンツ制作に役立てる方法(サプライヤー企業)

テクノポートの井上です。Webサイトを作る際に「ターゲットユーザーを意識したコンテンツ作りが重要」というお話はよく聞くと思います。ではどうすればターゲットユーザーに合わせたコンテンツが用意できるのでしょうか?今回はGoogleで検索するユーザーの検索意図とコンテンツへの活用方法について紹介します。

検索意図とは?

検索意図とは、Google、Yahooなどの検索エンジンでユーザーがキーワード(検索クエリ)で「検索をした目的」のことです。目的と言っても一言で表せないくらいさまざまですが、ユーザーの考え、欲求、悩みなどの行動心理を含めて検索意図と呼びます。

検索意図の重要性

Webマーケティングにおいて、検索意図がなぜ重要なのでしょうか?Google検索は、ユーザーに対して最適な情報をいち早く探せるようにアルゴリズムが日々進化しています。すごくシンプルな考え方ですが、SEO対策をする上で非常に重要な要素です。

すなわち検索する際の検索意図を読み取ることができれば、必要な情報を的確に提供することができ、検索上位に表示されやすくなります。そのため、キーワード対策のためには、コンテンツボリュームをむやみに増やすのではなく、検索意図に合ったコンテンツを一つずつ用意することが重要です。

検索意図の4つの分類

検索意図は大きく下記の4つの分類に分けられます。

  • 「〇〇を知りたい(KNOW)」
  • 「〇〇に行きたい(GO)」
  • 「〇〇したい(DO)」
  • 「〇〇を買いたい(BUY)」

このユーザーのカテゴリごとの検索意図を満たすコンテンツ作りをすることで、問い合わせにつなげやすくなると言われています。

さて、BtoB製造業の場合はどうでしょう?製造業のキーワードを上記の分類で分けた際に、一部を除き、ほとんどが「〇〇を知りたい(KNOW)」に属すると言えます。例外は一般的な製品を取り扱うメーカーの製品名です。例えばボルトやナットなどです。

そのため、サプライヤー企業の場合は「〇〇を知りたい(KNOW)」に属すると考えてよいでしょう。実際にはより細分化して検索意図を読み取る必要があります。

検索意図の簡単な調べ方

検索意図を理解するために、検索意図の簡単な調べ方について3つ紹介します。

1.サジェストキーワード

サジェストキーワードとは、グーグル検索窓にキーワードを入れたときに表示される「候補キーワード」のことです。基本的には、ユーザーの“検索頻度”や“起点キーワードとの関連度合い”に応じて表示されています。

サジェストキーワード

2.関連キーワード

関連キーワードとは、検索エンジンで検索したキーワードに関連する、もしくは連想されるキーワードのことを指します。Googleでキーワード検索した際に、ページの下部に10個程表示されます。 入力した検索キーワードの同義語や類義語まで含むため、キーワードの検索ニーズを知る際の手がかりとなるでしょう。

関連キーワード

3.上位表示されているサイトから予測

キーワードを検索した際に表示されるサイトを調べることでも検索意図は読み取れます。Googleがユーザーの検索意図に応じて上位に表示させるということは、逆に返せば上位に表示されているサイトは検索意図に応えたサイトだからです。

検索意図をまとめて探せるおすすめツール

検索意図をより詳しく調べるために「ラッコキーワード」というツールを紹介します。

ラッコキーワードは無料で関連キーワードを一括で調べてくれるツールです。サジェスト・関連キーワードだけでなく、共起語を調べたり、「Yahoo!知恵袋・教えて!goo」の投稿されているQ&Aを調べることもできます。ユーザーの検索意図を探したいときには非常に便利です。(BtoCよりのQ&Aの方が多いですが。)

ロストワックス

検索意図をコンテンツ作りにどう活かすか?

キーワードの調査方法までわかったところで、次にコンテンツ作りに反映させる方法を紹介します。今回は「ロストワックス」という加工キーワードで簡易的に調査し、その後の流れを説明します。下記は「ロストワックス」にてキーワードを整理した表です。

検索意図表

ユーザーの整理

キーワード抽出したものに対して、ターゲットとするユーザーが調べるワードかを精査します。今回の場合では、法人の設計開発者をメインターゲットとして見ていきます。 表から推測できる内容として、「指輪」「個人」などは除外してよいキーワードとなります。

ユーザーの意図の整理

ターゲットユーザーの検索意図の整理を行います。ユーザーの検索意図は主に3つあると想定しています。

1.情報収集段階

その加工方法自体がどんなものなのか?特徴や原理を理解し製品に使える加工方法か大枠を理解したい。

2.加工方法の比較

さまざまな加工方法がある中で適切な加工方法かどうかを知りたい。(コストメリット、精度、数量、材質など)

3.外注先の選定

その加工方法ができる会社を探したい。

ユーザーの意図に合わせた適切な答えを用意

ターゲットユーザーの検索意図を整理したら、それに該当する答えが必要となるコンテンツです。意図に合った答えをコンテンツとして用意します。

検索意図からユーザーの欲しい情報を考えコンテンツ化する方法について紹介しました。コンテンツ作りの参考にしていただければ幸いです。

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