【レビュー】中小製造業の未来を語りあう会

「こんにちは!会いに行ける町工場社長、栗原です!」と、いつもなら書き出すのですが、うーん、なんとなく、そう書きにくい。。。いや、ぜんぜん、お会いしますし、いろんな方とお話するの、大好きなんですけど、なんか、こう大きな声で言いにくい。世の中、この一ヵ月で、それこそ、妙な空気に包まれている感じです。

ウイルスの流行による病気も怖いですが、それよりも経済的な混乱、停滞による不況も、本当に怖いと思っています。ほんの一ヵ月前までは、そんな雰囲気には負けるものかと、遊びに出かけたり、飲みにも出歩いていたりしたのですが、さすがに、それは自粛せざるを得なくなりました。

ただ、そのおかげで、ぽっかりと時間ができたりして、世の中、落ち着いたら、あんなことやこんなこと、いろいろと考えを巡らせて楽しんでます。いいアイデアもぽこぽこと浮かんできて、ああ、はやくかたちにしたいな~、なんて。

中小製造業の未来を語りあう会(仮称)

さてさて、先月の記事の中で告知していた、由紀精密、大坪社長が発起人の「中小製造業の未来を語りあう会(仮称)」は、やはり、コロナウイルス流行の影響を考慮して、ウェブ配信に変更して開催となりました。2月24日当日、私も18:00の配信開始からびっちり3時間、パソコンの前を離れず、登壇者の皆さんのお話に耳を傾けておりました。この日、登壇されたのは、大坪さんと、Roland Bergerのグローバル共同代表兼日本法人、代表取締役である長島聡氏、経済産業省特許庁中小企業知財戦略総合支援調整官の西垣淳子氏、小川製作所取締役の小川真由氏。

冒頭の時間帯は、大坪さん自ら、由紀精密のお話から由紀ホールディングスで目指しているビジョンまで、たっぷりとお話されました。このあたりは、先月の私の記事にも書かせてもらったところも含まれていますので、よかったら、バックナンバー、ご覧くださいませ。→精密小径切削加工業の未来へ ~株式会社由紀精密 訪問記~

第二部からは、いよいよ、ゲストスピーカーのお三方を交えてのディスカッション。様々なデータを見ながらの見識の高い意見が次々に飛び出してきます。ふだん、町工場の現場での”べらんめい”口調に慣れきっている自分には、かなりハードル高め!はじめて目にする経済の専門用語(?)を、傍らのスマホで検索しながら、なんとか頑張ってついていくのが精いっぱい。はっきり言って、具体的な中身について、自分がここで紹介するのは、無理!

ってことで、しっかり簡潔にまとめられた記事がリリースされてるので、ぜひ、皆さん、こちらをお読みになってください!→モノづくりスペシャリストのための情報ポータル・MONOist

ここでは、私の中にいちばん印象に残った言葉を紹介するにとどめます。それは

コンセプトやイメージはあるがモノに落とし込めない『モノづくり知見のない顧客』を作るということが、モノづくり中小企業にとっての理想的な姿に近づく道だ。こうした顧客を作るのは大変だが、価格をたたかれることはない。

っていうところでです。

自分が常日頃考えていたことを、短い言葉で明確に表現してもらったという感覚です。たぶん、同じように製造業してる人たち、みんな頷いているんじゃなかろうかと。

読んでいただいた感想を、ぜひ、お聞かせいただきたいですね。「ものづくりコミュニティ・MAKERS LINK」でぜひ、ディスカッションいたしましょう!

なお、Facebookのイベントページでは、まだ、当日配信された動画が見らるようなので、こちらもご覧になってみてください。https://www.facebook.com/events/2228861864081407/

ここから、次のお題に持っていくのは、やや強引か?

唐突ですがCOOL MILLINGS の活動報告です

金属切削加工業の仲間と立ち上げた COOL MILLINGS の活動報告です。プロデューサーとして迎えた、Studio16 ART & DESIGN・渡辺 リシアさんにの手によって、着実とブランド構築の作業が進んでいますよ~。

我々のチームとしてのコンセプトを再度、固めているところです。

「金属切削加工業の未来を拓く。
そのために。。。
切削加工で作られた金属製品の美しさカッコよさを多くの人に知ってもらう。
どうやって。。。
COOL MILLINGS をブランド化して、魅力ある製品を世に送り出すことによって」

さて、これを短い明確な言葉で表したいと思ってます。来月にはきっと、新しい、ちょーいい感じのコピーをお披露目できるかと思いますよ~

商品の方も、少しずつですが進化しつつあります。正式販売、第一弾は、ジュラルミンブロックからの削り出し「テープカッター」になります!4月販売開始目指して準備中です!

ブランド、商品についてのお問い合わせは、栗原まで直接。(現在、WEBサイト準備中!)Instagramもやってるので、よかったら、見てやってください!https://www.instagram.com/krige09/

最後は宣伝になってしまいましたが、大目に見てくださいね!

【レビュー】中小製造業の未来を語りあう会

「こんにちは!会いに行ける町工場社長、栗原です!」と、いつもなら書き出すのですが、うーん、なんとなく、そう書きにくい。。。いや、ぜんぜん、お会いしますし、いろんな方とお話するの、大好きなんですけど、なんか、こう大きな声で言いにくい。世の中、この一ヵ月で、それこそ、妙な空気に包まれている感じです。

ウイルスの流行による病気も怖いですが、それよりも経済的な混乱、停滞による不況も、本当に怖いと思っています。ほんの一ヵ月前までは、そんな雰囲気には負けるものかと、遊びに出かけたり、飲みにも出歩いていたりしたのですが、さすがに、それは自粛せざるを得なくなりました。

ただ、そのおかげで、ぽっかりと時間ができたりして、世の中、落ち着いたら、あんなことやこんなこと、いろいろと考えを巡らせて楽しんでます。いいアイデアもぽこぽこと浮かんできて、ああ、はやくかたちにしたいな~、なんて。

中小製造業の未来を語りあう会(仮称)

さてさて、先月の記事の中で告知していた、由紀精密、大坪社長が発起人の「中小製造業の未来を語りあう会(仮称)」は、やはり、コロナウイルス流行の影響を考慮して、ウェブ配信に変更して開催となりました。2月24日当日、私も18:00の配信開始からびっちり3時間、パソコンの前を離れず、登壇者の皆さんのお話に耳を傾けておりました。この日、登壇されたのは、大坪さんと、Roland Bergerのグローバル共同代表兼日本法人、代表取締役である長島聡氏、経済産業省特許庁中小企業知財戦略総合支援調整官の西垣淳子氏、小川製作所取締役の小川真由氏。

冒頭の時間帯は、大坪さん自ら、由紀精密のお話から由紀ホールディングスで目指しているビジョンまで、たっぷりとお話されました。このあたりは、先月の私の記事にも書かせてもらったところも含まれていますので、よかったら、バックナンバー、ご覧くださいませ。→精密小径切削加工業の未来へ ~株式会社由紀精密 訪問記~

第二部からは、いよいよ、ゲストスピーカーのお三方を交えてのディスカッション。様々なデータを見ながらの見識の高い意見が次々に飛び出してきます。ふだん、町工場の現場での”べらんめい”口調に慣れきっている自分には、かなりハードル高め!はじめて目にする経済の専門用語(?)を、傍らのスマホで検索しながら、なんとか頑張ってついていくのが精いっぱい。はっきり言って、具体的な中身について、自分がここで紹介するのは、無理!

ってことで、しっかり簡潔にまとめられた記事がリリースされてるので、ぜひ、皆さん、こちらをお読みになってください!→モノづくりスペシャリストのための情報ポータル・MONOist

ここでは、私の中にいちばん印象に残った言葉を紹介するにとどめます。それは

コンセプトやイメージはあるがモノに落とし込めない『モノづくり知見のない顧客』を作るということが、モノづくり中小企業にとっての理想的な姿に近づく道だ。こうした顧客を作るのは大変だが、価格をたたかれることはない。

っていうところでです。

自分が常日頃考えていたことを、短い言葉で明確に表現してもらったという感覚です。たぶん、同じように製造業してる人たち、みんな頷いているんじゃなかろうかと。

読んでいただいた感想を、ぜひ、お聞かせいただきたいですね。「ものづくりコミュニティ・MAKERS LINK」でぜひ、ディスカッションいたしましょう!

なお、Facebookのイベントページでは、まだ、当日配信された動画が見らるようなので、こちらもご覧になってみてください。https://www.facebook.com/events/2228861864081407/

ここから、次のお題に持っていくのは、やや強引か?

唐突ですがCOOL MILLINGS の活動報告です

金属切削加工業の仲間と立ち上げた COOL MILLINGS の活動報告です。プロデューサーとして迎えた、Studio16 ART & DESIGN・渡辺 リシアさんにの手によって、着実とブランド構築の作業が進んでいますよ~。

我々のチームとしてのコンセプトを再度、固めているところです。

「金属切削加工業の未来を拓く。
そのために。。。
切削加工で作られた金属製品の美しさカッコよさを多くの人に知ってもらう。
どうやって。。。
COOL MILLINGS をブランド化して、魅力ある製品を世に送り出すことによって」

さて、これを短い明確な言葉で表したいと思ってます。来月にはきっと、新しい、ちょーいい感じのコピーをお披露目できるかと思いますよ~

商品の方も、少しずつですが進化しつつあります。正式販売、第一弾は、ジュラルミンブロックからの削り出し「テープカッター」になります!4月販売開始目指して準備中です!

ブランド、商品についてのお問い合わせは、栗原まで直接。(現在、WEBサイト準備中!)Instagramもやってるので、よかったら、見てやってください!https://www.instagram.com/krige09/

最後は宣伝になってしまいましたが、大目に見てくださいね!

精密小径切削加工業の未来へ ~株式会社由紀精密 訪問記~

こんにちは!会いに行ける町工場社長、栗原です!

2月も半ばを過ぎましたが、まだまだ寒い日が続きますね。それに、なんだかいろいろ、世間も騒がしく落ち着きません。早く気持ちよく春を迎えたいって心境です。

彩の国ビジネスアリーナ

そんなさ中ではありますが、ここのところ、私たち製造業界隈は、各地で展示会、イベントなどが、目白押し。ちょっとしたにぎわいを見せていました。埼玉でも、1月29、30日に「彩の国ビジネスアリーナ」が開催され、うち(栗原精機)も小さいながらブースを構えて、金属加工の製品サンプルなどを展示して、行き交うお客様にPRをしてきました。

先月、本格稼働しますよ!ってお知らせした、金属切削加工屋集団「COOL MILLINGS」の製品たちもたくさんの方々にご覧いただきました。なかなかの手応えも感じましたんで、さらに推し進めていきます!

さてさて、私たちもその一角にいる金属加工業界ですが、扱う素材、大きさ、工法など、様々で、もちろん工場の規模なんかも職人一人の工房から大企業の巨大工場まであって、たぶん、世界中を探しても、同じ工場なんて一つもないと思います。そんな中にあって、うち(栗原精機)の属する分類はといえば、切削加工、旋盤加工、精密、複雑形状、比較的小さな部品の量産、主に非鉄金属、などなどと枝葉に分かれていった、その先っちょみたいな工場ってことになります。

で、自分の知る限りでは、いちばん、同業として近いのが、神奈川県茅ケ崎市の株式会社由紀精密さんってことになろうかと。あ、いやいや、うちなんて、まだまだ肩を並べるレベルにはないですよ!ただ、使っている機械の種類だったり、創業からの生い立ちも含めて、共通点が非常に多いというのは事実なんです。

株式会社由紀精密

由紀精密さんといえば、ものづくりに関わる方であれば、ほぼ、皆さんご存知かもしれません。2017年のことですが、現在の天皇陛下、当時の皇太子殿下が、茅ケ崎までご視察にいらっしゃったというほどの、日本を代表する会社なんです。

社長の大坪正人さんは、三代目。創業は正人さんのお爺様で、1950年と言いますから、ちょうど70年前ということになりますね。スタートは小さなネジ工場だったそうです。ちなみにうち(栗原精機)は、1968年に私の父親が小さな卓上旋盤を中古で買って仕事を始めたのが最初です。日本が高度成長期を迎えていた頃でしょうか。由紀精密さんは正人さんのお父様が二代目として、機械もだんだんと自動化されて生産性も高まり、それぞれ、数年のうちに、家内工業から本格的な工場を稼働するようになっていったんですね。

大きな転機はバブル崩壊でしょうか。大量生産、大量消費の時代が終わり、私たちのような町工場であっても、独自の技術や得意分野など、時代を生き抜く術を磨いていなくては、あっという間に淘汰されてしまう、厳しい現実に直面することになります。

日本経済が低迷期に入った中、そうやってなんとか生き延びてた我々に、次に襲い掛かってきたのは、言わずと知れたリーマンショック!2008年から2009年にかけてのこの時期、多くの中小製造業者が、また、消えていきました。

大坪さんが由紀精密に入社されたのは2006年、30歳のときと伺っています。そのリーマンショックの2~3年前ってことになりますか。最初に取り組んだのは、これまでの精密部品加工に加え、メーカーや研究機関からの難しい要望に応えられるようにと、機械設計部門を立ち上げたことだったそうです。そのころ、私はすでに二代目社長として奮闘していました。まだ40代半ば。一職人として機械に向かってバリバリと働いていました。まだ、おそらく設備面でも従業員数でもだいたい同じくらいの規模だったのではと思います。どん底を味わったという経験も同じだったはずです。

由紀精密の名が大きくクローズアップされるようになったのは、設計部門での開発力と加工技術が一体のものとなっていった時期と重なります。2011年、世界最大規模の航空宇宙機器見本市であるパリ航空ショーに初出展。同じ加工業界にいて、かねがね噂は耳にしていましたが、このあたりからの躍進ぶりは驚愕でした。まさに、研究開発型町工場として、その名を世界に知らしめたと言えます。また、同じ茅ケ崎の工業団地の企業とグループを作り活動をしていたことも話題となっていました。それは単なる同業組合などとは全く違い、経営面での情報共有や共同して海外への販路展開を行うなど、時代の先端を突き進んでいく姿勢には驚かされました。

その後の飛躍的な成長については、ここに改めて紹介するまでもありませんが、世界中の大手メーカーや宇宙航空研究開発機構(JAXA)などと取引するに至っています。2017年には由紀ホールディングスを設立して、専門分野で高い技術をもちつつ、事業承継などに悩みを抱える中小製造業をグループ化し、さらなる発展強化へと導く事業も行っています。

一方株式会社栗原精機

一方、私も自社の持つ技術だけで会社を成長させることに限界を感じていましたし、得意先と下請けというの関係性の中で生かされている状況からも、何とか抜け出したいという思いも持っていました。そこで行きついた先が、ものづくりに関わる人たちの横のつながりを作ろうという考えだったわけです。5年、6年かかりましたが、MAKERS LINKがいくらか、その役割を果たし始めているといったところです。

こうやって並べて紹介させてもらうのは、ほんとに、おこがましいというか、お恥ずかしい限りなんですが、うち(栗原精機)も世代交代を間近に控えて、三代目候補として昨年の4月に入社した長男ともども、大坪社長はじめ、由紀精密のスタッフの皆さんとは親しくさせていただいております。お会いするたびに新しい発見があり、勉強になりますし、なんといっても、元気をいただいています。

実は先日も、新しい設備をされたとお聞きして、さっそく工場をお訪ねして見せていただきました。

新しく導入されていたのは、シチズンマシナリー社、R04と、スター精密社、SR20-IVの2台の自動旋盤。医療機器や高級腕時計などの分野に求められる、超小径精密部品の量産加工に力を発揮する機械です。現在の主力の5軸複合加工機やNC自動旋盤などと相まって、幅広いニーズに応えるラインナップとなったという印象を受けました。

さらに、工場内の生産管理システムとして積極的にIoTを活用されているということで、これも勉強になりましたね。IoTに関しては「工場にデジタルの眼を」とうたう、ファクトリー・サイエンティストという人材育成の取り組みをも行っているとか。詳しくはこちら

日本の中小製造業を未来へと導く先駆者、由紀精密、大坪社長、いやはや、ほんとに、お世辞抜きにすごいなって思っちゃいます。ただね、機械や加工の話をしてるときは、無邪気に目が輝いていて、同じ仕事の仲間って感じもするんですよ。(大坪さんが私と息子の間に入って記念写真)

次に大坪さんとお会いするのは、この原稿が投稿されたすぐあとってことになりそうです。大坪さん自身が発起人となって開催する「中小製造業の未来を語りあう会(仮称)」という催しがあるのですが、その人脈の広さから、あっという間に参加希望者が集まって、これまたびっくり!ここでまた、どんなお話が聞けるのか、いまからワクワクです。来月、その報告も書きたいと思いますので、皆さんも楽しみにしていてください。

最後にお知らせをひとつ

2月26日から28日の三日間、第24回機械要素技術展が開催されます。例年と違い会場が幕張メッセとなっています。行く予定にされている方は、お間違いないように!

由紀精密さんも出展されるとのこと(ブース番号15-5)ですので、この機会にぜひ、その技術力に触れてみてください。展示会の詳しい情報は下記をご覧ください。(なお、今回は栗原精機/MAKERS LINK の出展はありません)

次回セミナー講演予定の株式会社由紀精密はどんな会社??

日経ものづくりにて株式会社由紀精密がデータサイエンティストの育成に注力している記事を拝見しました。IoTありきで現場改善をするのではなく、まずは自社でデジタル化に関して、何が必要で何が必要ではないのかしっかり判断できる体制を作ること。その結果、膨大なデータを処理する必要性が出てくれば、その際はIoTも検討の選択肢に入れるという考え方で、そのために必要な人材としてデータサイエンティストを育成するという内容でした。今後、中小の製造業でも必要となる人材なのだと感じました。

先日、同社の工場を見学させて頂いたのですが、とてもきれいに整理整頓されていましたが、最先端のIoTを取り入れた工場ではなく、アナログとデジタルをうまく融合させ、現場で使いやすいを一番に考えた工場という印象を受けました。多種少量を主とする加工業なので、がっつりIoTを取り入れるよりも、ある程度柔軟性のあるアナログを残しつつデジタル化を図ることの方が自社の強みを活かしやすいと仰っていました。

前置きが長くなってしまいましたが、次回セミナーで講演して頂く予定の由紀精密がどんな会社なのか簡単に紹介いたします。

株式会社由紀精密の事業内容と業績

会社名 株式会社由紀精密
代表取締役 会長 大坪 由男
社長 大坪 正人
資本金 3,500万円
設立 1961年7月
従業員数 47名(パートタイマー7名含む)
住所 本社 / 茅ヶ崎工場
神奈川県茅ヶ崎市円蔵 370
横浜ファクトリー
〒222-0033 神奈川県横浜市港北区新横浜3-18-5 アイズビル9階
東京オフィス
〒104-0031 東京都中央区京橋2-6-14 日立第六ビル6F
海外拠点
海外拠点 フランス 会社名:YUKI Précision SAS
Immeuble New Deal 2c 24 Rue Salomon Reinach 69007 Lyon FRANCE

※同社ホームページより

創業は1950年、当時は電機、電子関連のネジづくりを主に行っていた会社で、1991年の2億5千万の売上をピークに売上は減少の一途をたどっていたそうです。廃業間近というタイミングで2006年に現社長の大坪正人さんが常務として入社し、その後V字回復、急激に業績を伸ばし、当時の取引先とは全く分野の異なる航空宇宙業界、先端医療業界など技術力を求められる業界に飛び込み、実績と信頼を作り、2017年には天皇陛下も皇太子時代に視察されたという超優良企業です。当時の様子はこちら

売上高は年10%のペースで拡大し続け、2019年現在は2006年の4~5倍にまで売上を伸ばしています。

メディアに取り上げられた取り組みの一部

超精密コマ

※同社ホームページより引用

由紀精密は、2012年全日本製造業コマ大戦にて初代王者となりました。何種類もの試作を作ってたどりついた独楽は、3分間以上回り続ける高い技術力を世に知らしめ、注目を浴びました。まるで止まっているかのように見える独楽はアート作品とも呼べるでしょう。

製品紹介ページはこちら

超精密腕時計

※同社ホームページより引用

日本を代表する独立時計師である浅岡肇さんと、工具メーカーのOSGとの共同プロジェクトで生み出された製品でムーブメントからオリジナルで設計して作るというこだわりぶり。特に売れなくても技術を売る宣伝効果は充分あったそうです。

製品紹介ページはこちら

INDUSTRIAL JP

※同社ホームページより引用

INDUSTRIAL JPは日本の町工場をレーベル化するプロジェクトで、主役は、日本のテクノロジーを支える高い技術力を持った町工場です。緻密な製造工程の映像と音、音は気鋭のトラックメーカーがリミックスしています。動画で見て頂くとその世界観に吸い込まれる中毒性があります。映像なしの作業BGMとしてもオススメです。

動画を見たい方はこちら

世界最小ハンドスピナー

※同社ホームページより引用

ミネベアミツミ株式会社が開発した直径1.5mm世界最小のボールベアリングが使われている世界最小のハンドスピナーの製作に協力。遠心力の問題で強度が必要になり、強度を保てる大きさとの兼ね合いに苦労されたそうです。

製品紹介ページはこちら

次回のセミナーで知ってもらいたいこと

広報、ブランディングの重要性

特に注力して行っているのが広報です。中小製造業で広報というのは聞き慣れないですが、顧客開拓の必要性から考えても必要性が高い課題です。由紀精密では大坪社長の入社当時から、特にWebマーケティングに力を入れています。

人を活かす人材育成

由紀精密らしさを各社員が考え、自発的に取り組んでもらえるような育成に力を入れています。各方面で任せられるスペシャリストの育成に取り組んでいます。

ホールディングスの思想の根本

なぜ、ホールディングスを作ろうとしたの??そこにはそれぞれの会社の強みを引き立たせ、魅力ある中小製造業の集合体を実現させる理想と強い思いがあります。

次回セミナーのご案内

次回のセミナーは10月24日(木)を予定しています。ご興味を持っていただいた方は是非お気軽にご参加ください!!

【セミナー概要】
共同企画:テクノポート×メーカーズリンク×ものづくり学校
テーマ:技術磨き宇宙へ!! 由紀精密3代目の挑戦
講師:株式会社由紀精密
代表取締役社長 大坪正人
期日:10月24日(木)
時間:18:00~21:00(受付開始時間17:30~)
場所:世田谷ものづくり学校
1F:IID Gallery(101号室)
住所:東京都世田谷区池尻 2-4-5
参加費:4,000円

→お申し込みはこちらから