Webマーケティング費用まとめ

製造メーカーに勤務する傍ら、製造業・技術系ライターとして活動している森野 真です。国立高専機械工学科卒。機械設計や生産管理など、製造業で10年以上の実務経験があり、現場を知る人間ならではの執筆を得意としています。

近年コロナ禍の影響で直接営業が困難なことから、製造業においてもWebマーケティングを導入したいと考える企業が増えています。導入にあたってすべてを自社で行えば費用はかかりませんが、社内のリソースを大きく割いてしまいます。また社員がWebマーケティングに精通していない場合も多く、効率的にWebマーケティングを行う際は業務の外注をうまく活用することが不可欠です。

本記事ではモノカク内の記事を中心に、Webマーケティングに必要な費用についての記事をまとめてみました。Webマーケティング導入を検討している方や、導入にあたって費用面に不安を抱えている方はぜひ参考にしていただけたら幸いです。

Webサイト制作

Webマーケティングを導入する上で、はじめに挙げられるのはWebサイト制作です。「Webマーケティング」という言葉が聞き慣れなくても、Webサイトをリニューアルしオンライン経由での集客を増やしたいと考えている企業は多く存在します。

Webサイト制作の費用に関して、あらかじめ決められた金額というものはほとんどありません。製造業の加工費用と同様で、状況や要望によって費用は大きく変動します。

基本的な金額として、数万円〜10万円程度であることが多いですが、これはあくまでシンプルにWebサイトの制作だけを依頼した場合です。デザインはテンプレートを使用したものになることが多く、必要なテキストや画像は自身で用意する必要があります。とにかく価格を抑えたい場合の最低価格と捉えておくとよいでしょう。

以下の記事ではWebサイト制作費用に関して、製造業で機械加工を発注する際に照らし合わせてわかりやすく解説しています。

Webサイト運用

Webサイトは「制作して終わり」ではありません。管理を自社で行っていく場合でも、運用する際はドメイン管理費やサーバー管理費などの費用が必ずかかります。

また問い合わせを増やすためにはアクセス状況の解析や、継続的なコンテンツ制作など日々のアップデートが不可欠です。これらを外注する場合は、Webサイトの制作費とは別に費用が発生する場合がほとんどです。

Webサイト運用の大まかな費用ですが、最低限必要な費用として月間で数百円〜数千円、さらに運営サポートを外注する場合には追加で数千円〜数万円程度がかかります。

以下の記事ではWebサイト運用に必要な維持費から、Webサイトをより良くしていくための費用まで、実例を挙げながら細かく解説しています。

Web広告

Web広告は低予算から始められることや、即効性があること、ターゲット層を細かく設定できることなど様々なメリットがあります。予算が限られている中小企業などでも短期間で大きな成果を出せる場合があり、仕組みを理解すればこれからWebマーケティングを導入する企業にも始めやすい施策です。

一方で社内の人員に頼り切ってしまうと、大きくリソースを割いてしまったり、社内担当者に確かな知識がなく効果が出にくかったりと、問題を抱えることもあります。

すべてを外注任せにすることは得策ではありません。しかし、外注を活用することで社外のノウハウや最新のトレンドを取り入れることができますので、効率的な成果に繋がりやすくなります。

Web広告を外注する場合の費用としては、広告費の20%程度としている場合が多く、中には定額制のサービスもあります。またコンテンツ制作も含めて依頼する場合、費用は業者によって大きく変動しますが、コンテンツごとに別途10万円〜数十万円程度が必要となります。

以下の記事ではWeb広告の主なタイプ別費用やその効果について詳しく解説しています。

動画マーケティング

幅広い世代にスマートフォンが普及したことにより、各企業が動画を活用したマーケティング活動に力を入れています。動画はテキストや写真などの静止物に比べて記憶に残りやすく、短時間で多くの情報を伝えることができます。

動画マーケティングはYouTubeやSNS、既存の動画プラットフォームなどを利用すれば費用はほとんどかかりません。社内に動画制作や動画マーケティングに精通している人材がいる場合は、非常に導入しやすい施策と言えます。

社内に知識やノウハウがない場合は動画マーケティングを外注することになります。動画マーケティングは、成果を出す上で映像制作そのものよりも、その後の配信戦略のほうが重要です。外注先が映像制作においてどんなに高度な技術を備えていても、マーケティングに精通していなければなかなか成果は生まれません。

動画マーケティングの費用としては、動画制作だけの依頼で10万円〜30万円程度、高度なものになると数十万円〜数百万円が必要です。さらにYouTubeコンサルやSNS広告運用など、マーケティング面も依頼する場合は、内容に応じて追加で数十万円程度がかかります。

以下の記事では動画マーケティングの手法や活用方法に加え、項目別の費用目安についても詳しく解説しています。

https://douga-kanji.com/posts/movie-marketing

SNS マーケティング

SNSマーケティングは、TwitterやInstagramなどのSNSを活用したマーケティング活動のことです。情報の伝達・拡散が速いことや、今までアプローチできなかった客層にも情報を届けられることなど、多くのメリットがあります。

SNSマーケティングを導入する際は、社内担当者がどこまでできるかを把握し、外注にどの程度依頼するのが適切なのか明確にすることが重要です。また何を目的としてSNSマーケティングを行うかによって運用内容は様々であり、それに伴って外注費用も変わります。

SNSマーケティングの外注費用として、目安は初期費用で20万円〜30万円程度、月間費用として数万円〜数十万円程度が必要です。

以下の記事ではSNSマーケティングの外注費用相場と運用内容について、予算を決める上でのポイントなども含めて詳しく解説しています。

まとめ

製造業においてもWebマーケティングを導入する企業が増えていますが、Webマーケティングの導入には外注をうまく活用することが重要です。本記事ではWebマーケティングを外注する際に必要な費用について、モノカク内の記事を中心にまとめてみました。

Webマーケティングの外注費用は手法によってはもちろん、何を目的とし、どこまでを外注先に依頼するかによって大きく変動します。そのため外注先を決める上でも状況に応じて適切な選択が必要です。

テクノポートは製造業向けのWebマーケティングにおいて多くの実績があります。Webマーケティングに関するお悩みはぜひお気軽にご相談ください。

The post Webマーケティング費用まとめ first appeared on モノカク.

SNSマーケティングの費用相場と外注費

製造業勤務、機械系エンジニアライターの藤田です。製造業は自社製品の販売や採用マーケティングのためにSNSを活用できます。 これまでSNSマーケティングを活用してこなかった企業には、リーチできていなかったターゲットにも自社製品の情報を届けられるメリットがあります。しかしながら、初めてSNSマーケティングを実施する場合には、外注の費用がどの程度かかるのか事前に確認が必要です。今回の記事では、SNSマーケティングの外注費用相場と、運用する内容について解説します。

SNSマーケティングの費用相場

SNSマーケティングは、月額の運用費用がかかります。また、企業によっては、初期費用も必要です。

初期費用

SNSマーケティングの初期費用は20~30万円程度です。初期費用がかからない会社もあるので、事前に確認しましょう。

月額料金

価格帯に応じてサービス内容が異なります。主な価格帯と内容は以下の通りです。

  • 10万円以下
    定期的な記事の作成や投稿代行費用など、最低限の作業です。
  • 10~30万円
    定期的な記事作成や投稿に加えて、コメント返信、レポートなどが含まれます。
  • 50万円以上
    記事コンテンツの企画、記事作成、分析、レポート、定期ミーティング、SNS広告運用が含まれます。

SNSマーケティングはどんな作業に費用がかかる?

SNSマーケティングは各社さまざまな料金プランがあります。どのような内容が費用に含まれるかを詳しく紹介します。

初期費用に含まれる内容

  • アカウント開設
    Twitterの企業公式アカウントやFacebookのビジネスアカウントなどを開設します。
  • 利用規約、ポリシー作成
    SNSをどのように使うのか、禁止行為、個人情報の利用方法などを明記します。例えば、「LINEで商品の情報発信をする」など、使うSNSと発信する情報を記載します。
  • 方針決定
    記事のトンマナやターゲットのペルソナ、コンプライアンスなどを協議し、決定します。
  • 目標値設定
    KGI、KPI、ロードマップなどを決めます。例えば、「Twitterのインプレッション数を現状の50%向上させる」 などのように数値目標を決めます。
  • コンテンツ企画
    投稿する記事のコンテンツを企画します。
  • 想定コメント問答集、炎上時の対応方針
    コメントに返答するリストや炎上時の対応方針を決めます。
  • 広告運用方針
    SNS広告はTwitter、Facebook、LINE、Instagramのどれに出すのか、費用や期間などの方針を決めます。

月額料金に含まれる内容

  • 定期投稿、記事作成、定期ミーティングなど
    原稿案も外注先に任せるのか、自社で作成するのかで金額が変わってきます。また、月1回の定期ミーティングをして、インプレッション数やフォロワー数の分析結果などをレポートしてもらう場合は金額が上がるでしょう。他には定期的にコンテンツ企画会議などをする場合もあります。
  • 写真、動画投稿
    投稿記事に写真や動画を付けるかどうか、また写真の質によっても金額が変わります。
  • 他ユーザーへのアクション
    ペルソナに該当するユーザーをフォローしたり、フォロワーの投稿に「いいね」をしたりするサービスもあります。他の製造業の公式アカウントとコラボすることもあります。
  • KPI保証オプション
    目標フォロワー数やインプレッション数の達成を保証するオプションをつけることができます。

広告運用費用

SNS広告は、月額料金とは別に費用が必要になる場合があります。SNS広告とは、TwitterやFacebookのタイムラインや検索結果画面に出す広告です。定期投稿に加えてさらに多くのリード獲得を狙うときや、新製品発表のタイミングに合わせてプロモーションするときに広告を出します。

SNSマーケティングにいくらかけるか

SNSマーケティングにいくらかけるかは、どのように決めていけばいいのでしょうか。ポイントは以下の2点です。

目的を決める

まず、SNSマーケティングの目的を決めます。定期的な記事投稿は、長期的にコンテンツを閲覧していくことでファンになってもらえる可能性があります。その後、見込み顧客となり自社製品やサービスを購入してくれるかもしれません。一方、新製品リリースのタイミングで一気に集客したい、話題づくりがしたいなどであればSNS広告がおすすめです。

自社人材でできる範囲を決める

どのくらいの予算をかけるかについては、自社人材がどこまでできるかによっても変わってきます。企画案を出し、分析ができるならば、定期投稿、記事作成だけ依頼すればいいので安くできるでしょう。一方、分析やレポート、改善提案ミーティングなどをすべて任せるのであれば高くなってきます。まずは一番安いプランから始めてみて、途中で変更するのもいいでしょう。

まとめ

何を目的としてSNSマーケティングをするかによって運用内容は変わります。それに伴い、外注費用も変わってきます。定期投稿を依頼して、製品発売タイミングではSNS広告を出すなど、さまざまなやり方があるので事前に相談しましょう。目的と予算などを外注先と話し合い運用内容を決めることで、SNSマーケティングをより効果的に実行できるはずです。

The post SNSマーケティングの費用相場と外注費 first appeared on モノカク.

コンテンツマーケティングの費用相場と外注費

製造業のエンジニアで、製造業系ライターとして活動している一之瀬です。

コロナ禍の影響で対面での営業が難しくなり、webマーケティングに取り組む製造業が増えています。webマーケティングにはweb広告やSNSマーケテイング、コンテンツマーケティングがあり、自社サイトの認知度向上を目的としてコンテンツマーケティングに取り組む企業が増えています。

コンテンツマーケティングに初めて取り組む際に気になるのは、「費用はどの程度かかるのか?」という点ではないでしょうか?コンテンツマーケティングに必要な費用は外注内容によって異なります。依頼する内容と費用相場について解説します。

コンテンツマーケティングにかかる外注費用の種類

コンテンツマーケティングにかかる外注費用は、立ち上げタイミングで必要な初期費用と運用をしていく中で定期的に必要になる継続費用に分類できます。

初期費用

コンテンツマーケティングを立ち上げる際には、戦略企画、コンテンツマーケティング用のサイト制作、サイト立ち上げ時に掲載するためのコンテンツ制作、分析用のマーケティングツール導入などが必要です。

これらの項目にかかるのが初期費用です。自社で対応できる場合には外注する必要はありませんが、いずれの項目も専門的な知識や経験が求められます。web制作に精通していないのであれば、立ち上げをスムーズに進めるために、すべて外注するかコンサルティングを受けながら取り組むのがおすすめです。

立ち上げの段階で方向性がずれてしまうと、時間と費用をかけても狙い通りの成果が得られない場合があります。成果に繋げるために、専門家の知恵を借りながら取り組みましょう。

継続費用

コンテンツマーケティングは短期の成果には繋がりにくく、長期的な取り組みが必要です。そのため、コンテンツマーケティングをサポートしてくれる企業に依頼する場合は、月額制での契約が一般的になります。

【月額契約で対応してもらえる項目】

  • サイトに掲載するためのコンテンツ(記事・動画)制作
  • 広告用のパンフレット
  • コンテンツマーケティング用のSNS運用 など

どのような内容を依頼するかによって、必要な費用が異なります。

これらの項目は、コンテンツマーケティングに関する専門的な知識を持った企業に依頼するのがおすすめです。しかし、中には予算が十分確保できない場合もあるでしょう。その場合には戦略立案やサポート部分だけを外部に依頼し、コンテンツ制作やSNSの運用はアドバイスに基づいて自社で取り組むことも可能です。

成果を出したい期間と予算のバランスを取りながら、どのような内容で契約していくのか決めていく必要があります。

コンテンツマーケティングの費用相場

コンテンツマーケティングの費用相場について、1本あたりのコンテンツ制作費とそれを含んだ月額費用の相場について紹介します。はじめに、コンテンツ1本あたりの相場ですが、依頼をしたいコンテンツのボリュームや専門性の高さ、インタビューの有無によって大きく変わります。

1本あたりの単価 依頼したいコンテンツの内容
0.5万円~1万円 ネットで集めた情報のみで執筆できる
1万円~3万円 ネットで集めた情報を元に、不足分をライターが補う
3万円~5万円 特定分野における専門知識が必要
5万円以上 インタビューが必要な場合や難易度が高い専門知識が必要

表1.コンテンツ1本あたりの単価

つぎに、月額費用の相場も依頼したい内容により大きく幅があります。コンテンツ制作分に関しては、表1の内容が参考になるでしょう。

月額費用 依頼したい内容
10万円以下 運用中のオウンドメディアに掲載するコンテンツ制作のみ
10万円~30万円 コンテンツ制作、アクセス解析
30万円~50万円 コンテンツ制作、コンテンツのメンテ、アクセス解析、SNS運用
50万円以上 上記に加え、メディア全体のSEO対策やアップデート、動画コンテンツの制作など

表2.コンテンツマーケティングの月額費用

ここで紹介した費用相場は一例であり、専門性が高く専門的な知識を持った人が希少な場合などは、費用が高額になる傾向があります。

コンテンツマーケティングの費用対効果

コンテンツマーケティングに取り組む際には、費用対効果が重要です。どのような点に注意して判断していけばいいかを紹介します。

長期的な視点で考えることが重要

コンテンツマーケティングは、広告などとは異なり短期的に効果が出にくい取り組みです。コンテンツをwebサイトに掲載し、それを検索結果の上位に表示させ、訪問してくれたユーザー候補に見てもらうことで、初めて自社を認知してもらえる可能性があります。

後から振り返ると、取り組んでいる項目が正しかったと判断できても、実際に運用している際には結果が見えにくいため、短期視点での判断は誤ってしまう可能性があります。そこで、施策に取り組み始める時点で数か月程度は継続すると決めてから、取り組むとよいでしょう。

費用対効果を図る際の観点

コンテンツマーケティングの費用対効果を図るためには、まず取り組む目的を明確にする必要があります。目的の例としては、検索順位の上昇、サイトへの新規流入数の増加、サイト滞在率の上昇、問い合わせ率の向上などが挙げられます。

長期目線で考える必要があるため、あらかじめ立てた目標に対してどの程度達成できていれば継続するのかなど、マイルストーンをいくつか明確にしておくことで、撤退の判断がスムーズにできます。

外注内容の最適化

知識がない中でコンテンツマーケティングを外注する場合、コンサルタント会社にすべて任せてしまいたくなりますが、継続する中で知識を身に着け、外注内容の最適化をする必要があります。

コンサルティングとコンテンツ制作をすべて任せていた状態から、少しずつ自社でコンテンツを作るように変更することやコンテンツ制作の方針を変更することも必要な場合があります。

外注内容を最適化するために、任せっぱなしにせず自社でも収集した情報を整理し、工夫を続けることで、費用対効果を高めることができるでしょう。

まとめ

コンテンツマーケティングは、何を目的にするかによって必要な施策が変わってきます。必要な施策が変われば必要な外注内容とその費用が変わってくるため、他社の事例を参考にするだけでなく自社の状況から外注内容を整理することが重要です。

外注費用の相場だけを見ていてもわからないことが多いため、まずは一度専門家に相談してからどうするか考えるのがおすすめです。コンテンツマーケティングを取り入れていきたい方は、テクノポートが協力できるため、ぜひ一度相談してください。

The post コンテンツマーケティングの費用相場と外注費 first appeared on モノカク.