#アトツギ 新世代の可能性をSNSに見つけた!

こんにちは!ものづくりコミュニティ・MAKERS LINK 主宰の栗原です。

いつもの夏とは違う「特別な夏」、いかがお過ごしですか?今年は長めのお盆休みをとった方も多かったかもしれません。うち(栗原精機)は、カレンダー通りの稼働にはしていましたが、ほんの一部の業界を除いて、仕事は相変わらず薄い状態です。私自身は、どこへ出かけるでもなく、ほぼステイホーム。遊びに来てくれる孫と水遊びの時間が唯一、夏らしいひとときでした。

SNS活用

さて、そんなわけで、少し持て余し気味の時間には、SNSを眺めていることが多かったですね。アカウントを作っただけで放ってあったTwitterも、ちょっと前に復活して、ちょいと積極的に書き込みなどしてみたりしました。

FacebookとInstagramは、これまでもけっこう頑張って使ってきましたが、Twitterは、やってみると、やっぱり面白い。フォロワーさんとのつながり感が強くって、お互いのリスペクトも感じられる場面にもたくさん遭遇しました。ネガティブなイメージを持っていて、ずっと敬遠してたのがちょっともったいなかった!

自己紹介がてら固定ツイートにしてみた下記の投稿には、思いのほかたくさんの反応(いいね!)をいただきました。年寄りがって嫌われちゃうかな?とも思いましたが、そうでもなく歓迎されてる(?)様子で、ちょっと安心。

#アトツギ

ハッシュタグ、#アトツギ をたどっていくと、たくさんの若い経営者or次期経営者に出会うことができます。ほんとにたくさんの若者が、まさしく事業継承の真っ最中、その奮闘ぶりを発信していて、正直、びっくりしました。彼らの中には一種の連帯感が生まれていることも分かります。

そんな中の、製造業、機械加工の会社を継がれれている何人かのひとをフォローさせてもらって、ときどきやりとりも。皆さん、とっても積極的で熱心で、会社経営のために情報吸収&発信を繰り返しています。例えば。。。

衰退といったキーワードばかり目立つ、日本の製造業ですが、いやいや、そんなことはない!厳しい時代であることは間違いないですが、そのぶん、しっかりとした次世代、アトツギたちがどんどん出現して、ガラリと世の中、変えていきますよ。私たちは、彼らの足を引っ張ることなく、確実にバトンを渡すために努力を惜しんじゃいけません。

原稿書いてる合間に、Facebookにも目をやると、もっとも有名なアトツギ三代目、由紀精密の大坪社長が、ちょうどこんな投稿を載せていました。すごく合点のいく内容だったので、引用掲載させていただきます。

<知ってもらうには?>

もう誰から聞いたか、何かを読んで知ったかすらも忘れてしまいましたが、人に何かを認知してもらうようになるには、同じ人に「三回」「別の媒体を介して」伝えることを意識しています。

公式Webサイト、SNS、展示会、メディア、口コミ、紹介、、、組み合わせはなんでもよいですが、例えば展示会でお会いした方が、「あ、このロゴどこかで見たことがある」と思ってくださっているとしたら、これがすでに二回目。そして、その時にはチャンスがなくても、その方がテレビを見ている時に由紀精密がたまたま出ていたら、「あ、知っている会社が出てる!」となり、この三回目でその会社がどういう会社か積極的に調べてくださったりして認知されます。

最近リリースしたアナログプレーヤーも、公式Webサイト、SNSでの告知、そしてプレスリリースをかけることでのメディアへの露出。もう一つ、リアルな体験として欠かせない試聴。この中には、自主的なPRだけでなく第三者評価が入るとなお良いですね。

こんなにアピールしているのに全然効果が出ない、と思ったときは、三回・別媒体から伝えられているかな?と考えて次のアクションにつなげています。

私たちものづくり企業はどうしても、設計・製造にかける時間に集中しがちですが、例えば浅岡さんの時計作りをみても、製造工程自体を詳細にSNSで伝えることが全体のブランディングに繋がりそこで多くのファンの心をつかんでいます。作る・伝えるをセットで、その背景にはストーリーがあるはずなので、そこが受け手の心に響くとよいですね。

思わず、何度、頷いたことか!なかなかリアルな場での営業活動がしにくい中、SNSの活用は必須であり、なお、様々なところでの情報発信をしていくことの大事さを、あらためて認識しました。

そして、最後にお知らせ

10月7日から3日間、東京インターナショナル・ギフト・ショー LIFE×DESIGN内で開催される「町工場NOW!」に、ものづくりコミュニティ・MAKERS LINKとして出展いたします。共同出展に名乗りを上げてくれた企業さんは以下の通り。

Pit-A-Pat(ピットアパット)
デザイン事務所。金属加工品、皮革製品、名刺制作サービスなど
http://pitapat-tokyo.com/

株式会社グローバルテクノロジー
電子機器の開発、試作、量産
http://www.globaltechnology.jp/index.html

株式会社ブラスト工房
ガラス彫刻を中心に金属の表面加工など
https://blastkoubou.co.jp/

株式会社ワイ・エス・エム
想いを形にして関わる人の未来を照らし続ける照明器具
http://www.ysm-products.jp/ja

COOL MILLINGS
日本の金属切削加工業の未来を拓く町工場軍団
https://coolmillings.jp/

正直、いま、展示会に出展するの?という迷いもありましたが、展示会ってもの自体を、様変わりさせるくらいの、なにかしらを生み出そうと、一歩、踏み出すことにしました。オンライン活用して、会場に足を運んだ人以外にも、それこそ、世界中に情報発信するビッグチャンスにしたいと思います!どうぞご期待ください!

https://www.giftshow.co.jp/tigs/factorynow

切削加工屋、メガワークス伊那工場訪問記

こんにちは!ものづくりコミュニティ・MAKERS LINK 主宰の栗原です。

月一のルーチンでこの原稿を書かせてもらっていて、気づくと、自分自身の一ヶ月ごとの振り返りのきっかけになっているんですよね。ほんの短い期間なのですが、この一ヶ月にも、様々なことがあり、いろいろと考えさせられました。コロナ禍のこの不景気は、おそらく、回復という道は閉ざされたような気がしています。もちろん、業界、業種によって違いはあるのでしょうが、少なくとも多くの製造業、ものづくりに関わる人たちの様相は、過去にないほど厳しい状況だと思われます。

私自身も、大きな転換点に立っていると思いますし、重要な決断を下すタイミングにあることも承知しています。次の一ヶ月には、どんなことになっているのか。。。あ、ひとつだけ確実に変わっていることがあります。それは、私、栗原、年齢を一つ重ねて、ついに60代になっていること。(笑)

後継者のいない同業の会社

さて、先月の記事にも書かせてもらいましたが、切削加工屋集団、team COOL MILLINGS からの話題を。

メンバーの埼玉、吉川を拠点とするメガワークス株式会社、永井社長。後継者のいない同業の会社を引き継ぐという決断をしました。埼玉、伊奈町にあるその会社。30年以上にわたって技術を磨き続けてこられましたが、経営者も従業員である職人さんも高齢で、潮時と考えられていたそうです。しかし、取引のあった永井さんのぜひとも続けてほしいとの熱意に打たれ、ならばということで、設備も看板もすべてをそのまま譲るとおっしゃったとのこと。

7月の最初の土曜日。だいぶかたちが整ってきたという、その、メガワークス伊那工場を訪問してきました!

右から、永井社長。同行の有木製作所、有木さん。栗原精機から、三代目、栗原匠。旋盤担当、岩本。私、栗原。

さすがに歴史を重ねた工場内には、もはや不要となったものも多く、その整理などは、少しずつ手作業で進めている様子です。古い機械ばかりが並んではいますが、永井イズムが少しずつ浸透して、効率よく仕事ができるようになっていました。じつは、永井社長が、まず、手を付けたのはトイレ。週末にひとりでぴかぴかに磨き上げて、週明けに社員さんが出勤して、びっくり!そんな行動で、皆さんの心を引き付けたようです。

自分の給料を下げてくれ

ある日、ベテランの社員さんから、自分の給料を下げてくれと申し入れがあったそうです。このエピソード、心打たれます。以下は、永井さん自身のSNS投稿から抜粋です。

昨日の終業時に一番年配の社員さんが話があると声をかけてきました。まさか退職の話?ドキドキしながら話を聞きました。雇用契約書を見せて自分の条件を下げてもらえないかとの話。上げてくれとは言われた事ありますが、下げてくれと言われたのは初めてだったのでビックリしました。

『自分はもう歳も70過ぎてこれから色々なことを学んで成長は出来ないと思います。50過ぎてマシニングを覚えてほぼ自己流のやり方しかできない。今の最先端の事はなかなかついていけないかもしれない、しかし、手を抜くとかそういう事はしないので心配しないでください。今まで通り頑張りますから、自分は前社長が廃業すると聞いてて廃業後は仕事が出来なくなると思っていました。しかし永井社長が引き継いでくれると聞いてまた仕事場に来ることが出来た。70過ぎて働きにこれる場所がある自分は幸せです。それだけで十分ですよ。これ以上の事は私の気が済まない』

というので、「わかりました、ありがとうございます。これからも一緒に頑張りましょう、私を助けてくださいね。」と受け入れました。本当に泣きそうになってしまいました。

こちらの工場では、試作品など、単品を短納期で収めることを得意としています。永井さんも、ベテラン職人の仕事の速さには、びっくりすると言っていました。メガワークス本社の方は、小型のマシニングセンターが主体ですので、全体として、かなり、仕事の幅が広がったと言えます。ここからは、社長の手腕にかかっていますね!

最後に

これも、永井さんご自身の言葉ですが。。。

メガワークスの経営指針書には企業使命が書いてあります。

【メガワークスの全ての基本は人です。働くということを通じて、人に愛されること、人に褒められること、人の役にたつこと、人から必要とされることを目指します。その為の場所の提供がメガワークスの使命です。】

まだまだ力の無い会社でM&Aなんてできるのか?と自問自答していましたが、事業を引き継いで本当に良かったと思います。コロナ禍で仕事は薄くこれから大変だと思いますが、社員さんの働く場を無くさない。そして、働く場の環境良くしていくことが自分のできることだと決意いたしました。

with コロナ?新しい生活様式?ものづくりはどこへ向かえばいいの?

こんにちは!ものづくりコミュニティ・MAKERS LINK 主宰の栗原です。

全国に出されていた緊急事態宣言も解除され、日常生活も徐々に戻りつつあるというところなのでしょうか?いわゆる「新しい生活様式」が試される、というわけですね。私も実際のところ、未だに、ほぼ外出せず、仕事場と自宅の往復(といっても、会社の上階に住んでいるので実質、一歩も外へ出ず)の生活を送っています。

肝心の仕事の方はどうでしょう?私の会社でも、収め先が大手メーカーさんの仕事がほとんど止まったまま。社員の出勤も週休3日を継続中です。考えられる対策は順次打ってなんとか凌いでいますが、さて、いつまで持ちこたえられるか。。。

前回の記事には、Facebookグループ・MAKERS LINKで取ったアンケート結果を報告させていただきましたが、我々、中小、零細の製造業にとっては、ほんとうに厳しい状況が続いています。一ヶ月経った今ですが、現状は変わっていないのでは?
https://keikakuhiroba-mfi.com/archives/21954

昨日は、中小企業支援機関・大阪産創館の方とリモートでお話をさせていただきました。製造業を覆っているこの不景気は、地域によって差があるのかどうか気になっていたのですが、やはり、関西圏でも状況は変わらないようですね。

さてさて、そんな中でも、モノカクの原稿を書かなくては。。。はて、いったい、何を題材にしたらよいのやら?いろいろと頭の中で、近頃あったことを巡らせていると、ちょっとしたいい話も、ぽつぽつと、やっぱり、あるもんです。今回の記事は、思いつくままに「いい話」ご紹介させていただこうと思います。

弊社の新規の仕事の話

まず、弊社の新規の仕事の話から。仲間内から依頼のあった仕事ですが、カメラ用の三脚をいろいろな用途に使うための「ネジアダプター」の製作をさせてもらいました。キャンプ、アウトドアの分野では、38explore というブランド名で、かなりの数のフォロアーを集める”カリスマ”さんの展開するアイテムなのです。

うちは、以前から、ラジコンカーや釣りのリールなど、ホビーの業界にパーツを提供させてもらっていた実績もあって、それが功を奏したかもしれません。今後も、こういう、よりユーザーに近い製品に力を注いでいきたいと思っているところです。

team COOL MILLINGS

このブログでも何回か宣伝させてもらってますが、金属切削加工屋軍団、team COOL MILLINGS のオフィシャルサイトを開設しました!

https://coolmillings.jp/

日本の金属切削加工業の未来を拓く町工場軍団。金属製品の「美しさ」を多くの人に届けたいという思いから、2020年、本格稼働開始。

このコピー、どうですか!気合入ってますよ!

その、COOL MILLINGS のメンバーでもある、埼玉、吉川を拠点とするメガワークス株式会社、永井社長。思い切った行動に打って出ました。もともと取引先であった会社の経営者が高齢のため工場を閉めると聞き、すべての設備と従業員さんを引き受ける決断をしたんです。

現状維持でさえ厳しいこの状況下、男気だけでできることじゃないですよ。もちろん悩んだろうし、計画を何度も練り直しただろうことは想像に難いです。でも、覚悟を決めて前進したことを称えずにはいられません。近いうちに工場をお訪ねして、詳しい話を聞いてきます。ここにもレポートを載せますから、ご期待ください。

縁というのも不思議なもの。たしか最初はネットで知ったんです。同じ地元川口で活動する、金属造形アーティストの犬塚晶久さん。口数少なく長髪の風貌で、すこし、近寄りがたい雰囲気も、いかにも、という感じの方ですが、なぜか、好きなんです、彼とお酒を酌み交わして語り合うのが。

その犬塚さんと、日本橋、コレド室町に店を構える「メタマテ」がコラボして、魅力的な新しい製品たちを生み出しました。私自身もメタマテさんとはただならぬ仲を自負していますんで、なんだか、身内のことのようにうれしいんです。こちらのプレスリリースに詳しいことが掲載されています。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000048481.html

由紀精密さんの話題

続いては、こちら、モノカクには2月に訪問記というかたちで紹介させていただいた、株式会社由紀精密さんの話題。https://keikakuhiroba-mfi.com/archives/21212

ちょうど、この原稿の締め切り日(6月10日)にプレスリリースが届きました!なんというグッドタイミング!

エンジニアリングの観点で自社設計したピュアオーディオ向けアナログプレーヤーを販売開始。由紀精密の精密旋削加工技術にこだわり抜いて生まれました。(プレスリリースより)http://audio-yukiseimitsu.com

大坪社長のFacebookで、こんな投稿もされてます。

やっぱり、精密加工ができる。機械設計ができる。プロダクトデザインができる。Webサイトを作れる。広報ができる。海外にも発信できる。これらを、すごい経営が苦しくても自社内に持ち続けてきたことは、間違ってなかったと思う。そして、それに共感してくれる素晴らしい社員のみんなに支えられ、今私はとっても幸せです♪

いやあ、これぞ、ものづくり!自分の理想に、いかに近づくことができるのか!やっぱり実践する力でしょ!有無を言わせぬ、ものづくり!由紀精密さんには、私も、でっかい刺激をもらってます。

最後に自分の製品

こんな素晴らしい製品の紹介の後で、最後に自分の製品の宣伝をするのは、若干、恥ずかしくもありますが。。。

町工場発、切削加工工場の現場から直送!ジュラルミン削り出しテープカッターが、いよいよ、日本橋、コレド室町に店を構える「メタマテ」さんにて発売の運びとなりました。

アルミニウムの中でも強度に優れ、航空機や自動車などの構造材としても用いられるA2017ジュラルミン材から、刃の部分も含め一体削り出しで製作しており、丈夫で永くご愛用いただける逸品となっております。

メタマテさんについては、昨年の9月に記事を掲載させていただいてますので、ぜひ、合わせてご覧ください。https://keikakuhiroba-mfi.com/archives/19947

さて、with コロナの時代、いったい、ものづくりはどこへ向かえばいいの?とため息交じりに原稿を書きはじめましたが、いろいろと話題を盛り込んでいるうちに、気持ちがかなり前向きに変わってきましたね!

確かな答えはどこにあるのか分かりませんが、”なにか”が見えてきた、そんな気がしてきました。皆さんはいかがですか?

【レビュー】中小製造業の未来を語りあう会

「こんにちは!会いに行ける町工場社長、栗原です!」と、いつもなら書き出すのですが、うーん、なんとなく、そう書きにくい。。。いや、ぜんぜん、お会いしますし、いろんな方とお話するの、大好きなんですけど、なんか、こう大きな声で言いにくい。世の中、この一ヵ月で、それこそ、妙な空気に包まれている感じです。

ウイルスの流行による病気も怖いですが、それよりも経済的な混乱、停滞による不況も、本当に怖いと思っています。ほんの一ヵ月前までは、そんな雰囲気には負けるものかと、遊びに出かけたり、飲みにも出歩いていたりしたのですが、さすがに、それは自粛せざるを得なくなりました。

ただ、そのおかげで、ぽっかりと時間ができたりして、世の中、落ち着いたら、あんなことやこんなこと、いろいろと考えを巡らせて楽しんでます。いいアイデアもぽこぽこと浮かんできて、ああ、はやくかたちにしたいな~、なんて。

中小製造業の未来を語りあう会(仮称)

さてさて、先月の記事の中で告知していた、由紀精密、大坪社長が発起人の「中小製造業の未来を語りあう会(仮称)」は、やはり、コロナウイルス流行の影響を考慮して、ウェブ配信に変更して開催となりました。2月24日当日、私も18:00の配信開始からびっちり3時間、パソコンの前を離れず、登壇者の皆さんのお話に耳を傾けておりました。この日、登壇されたのは、大坪さんと、Roland Bergerのグローバル共同代表兼日本法人、代表取締役である長島聡氏、経済産業省特許庁中小企業知財戦略総合支援調整官の西垣淳子氏、小川製作所取締役の小川真由氏。

冒頭の時間帯は、大坪さん自ら、由紀精密のお話から由紀ホールディングスで目指しているビジョンまで、たっぷりとお話されました。このあたりは、先月の私の記事にも書かせてもらったところも含まれていますので、よかったら、バックナンバー、ご覧くださいませ。→精密小径切削加工業の未来へ ~株式会社由紀精密 訪問記~

第二部からは、いよいよ、ゲストスピーカーのお三方を交えてのディスカッション。様々なデータを見ながらの見識の高い意見が次々に飛び出してきます。ふだん、町工場の現場での”べらんめい”口調に慣れきっている自分には、かなりハードル高め!はじめて目にする経済の専門用語(?)を、傍らのスマホで検索しながら、なんとか頑張ってついていくのが精いっぱい。はっきり言って、具体的な中身について、自分がここで紹介するのは、無理!

ってことで、しっかり簡潔にまとめられた記事がリリースされてるので、ぜひ、皆さん、こちらをお読みになってください!→モノづくりスペシャリストのための情報ポータル・MONOist

ここでは、私の中にいちばん印象に残った言葉を紹介するにとどめます。それは

コンセプトやイメージはあるがモノに落とし込めない『モノづくり知見のない顧客』を作るということが、モノづくり中小企業にとっての理想的な姿に近づく道だ。こうした顧客を作るのは大変だが、価格をたたかれることはない。

っていうところでです。

自分が常日頃考えていたことを、短い言葉で明確に表現してもらったという感覚です。たぶん、同じように製造業してる人たち、みんな頷いているんじゃなかろうかと。

読んでいただいた感想を、ぜひ、お聞かせいただきたいですね。「ものづくりコミュニティ・MAKERS LINK」でぜひ、ディスカッションいたしましょう!

なお、Facebookのイベントページでは、まだ、当日配信された動画が見らるようなので、こちらもご覧になってみてください。https://www.facebook.com/events/2228861864081407/

ここから、次のお題に持っていくのは、やや強引か?

唐突ですがCOOL MILLINGS の活動報告です

金属切削加工業の仲間と立ち上げた COOL MILLINGS の活動報告です。プロデューサーとして迎えた、Studio16 ART & DESIGN・渡辺 リシアさんにの手によって、着実とブランド構築の作業が進んでいますよ~。

我々のチームとしてのコンセプトを再度、固めているところです。

「金属切削加工業の未来を拓く。
そのために。。。
切削加工で作られた金属製品の美しさカッコよさを多くの人に知ってもらう。
どうやって。。。
COOL MILLINGS をブランド化して、魅力ある製品を世に送り出すことによって」

さて、これを短い明確な言葉で表したいと思ってます。来月にはきっと、新しい、ちょーいい感じのコピーをお披露目できるかと思いますよ~

商品の方も、少しずつですが進化しつつあります。正式販売、第一弾は、ジュラルミンブロックからの削り出し「テープカッター」になります!4月販売開始目指して準備中です!

ブランド、商品についてのお問い合わせは、栗原まで直接。(現在、WEBサイト準備中!)Instagramもやってるので、よかったら、見てやってください!https://www.instagram.com/krige09/

最後は宣伝になってしまいましたが、大目に見てくださいね!

【レビュー】中小製造業の未来を語りあう会

「こんにちは!会いに行ける町工場社長、栗原です!」と、いつもなら書き出すのですが、うーん、なんとなく、そう書きにくい。。。いや、ぜんぜん、お会いしますし、いろんな方とお話するの、大好きなんですけど、なんか、こう大きな声で言いにくい。世の中、この一ヵ月で、それこそ、妙な空気に包まれている感じです。

ウイルスの流行による病気も怖いですが、それよりも経済的な混乱、停滞による不況も、本当に怖いと思っています。ほんの一ヵ月前までは、そんな雰囲気には負けるものかと、遊びに出かけたり、飲みにも出歩いていたりしたのですが、さすがに、それは自粛せざるを得なくなりました。

ただ、そのおかげで、ぽっかりと時間ができたりして、世の中、落ち着いたら、あんなことやこんなこと、いろいろと考えを巡らせて楽しんでます。いいアイデアもぽこぽこと浮かんできて、ああ、はやくかたちにしたいな~、なんて。

中小製造業の未来を語りあう会(仮称)

さてさて、先月の記事の中で告知していた、由紀精密、大坪社長が発起人の「中小製造業の未来を語りあう会(仮称)」は、やはり、コロナウイルス流行の影響を考慮して、ウェブ配信に変更して開催となりました。2月24日当日、私も18:00の配信開始からびっちり3時間、パソコンの前を離れず、登壇者の皆さんのお話に耳を傾けておりました。この日、登壇されたのは、大坪さんと、Roland Bergerのグローバル共同代表兼日本法人、代表取締役である長島聡氏、経済産業省特許庁中小企業知財戦略総合支援調整官の西垣淳子氏、小川製作所取締役の小川真由氏。

冒頭の時間帯は、大坪さん自ら、由紀精密のお話から由紀ホールディングスで目指しているビジョンまで、たっぷりとお話されました。このあたりは、先月の私の記事にも書かせてもらったところも含まれていますので、よかったら、バックナンバー、ご覧くださいませ。→精密小径切削加工業の未来へ ~株式会社由紀精密 訪問記~

第二部からは、いよいよ、ゲストスピーカーのお三方を交えてのディスカッション。様々なデータを見ながらの見識の高い意見が次々に飛び出してきます。ふだん、町工場の現場での”べらんめい”口調に慣れきっている自分には、かなりハードル高め!はじめて目にする経済の専門用語(?)を、傍らのスマホで検索しながら、なんとか頑張ってついていくのが精いっぱい。はっきり言って、具体的な中身について、自分がここで紹介するのは、無理!

ってことで、しっかり簡潔にまとめられた記事がリリースされてるので、ぜひ、皆さん、こちらをお読みになってください!→モノづくりスペシャリストのための情報ポータル・MONOist

ここでは、私の中にいちばん印象に残った言葉を紹介するにとどめます。それは

コンセプトやイメージはあるがモノに落とし込めない『モノづくり知見のない顧客』を作るということが、モノづくり中小企業にとっての理想的な姿に近づく道だ。こうした顧客を作るのは大変だが、価格をたたかれることはない。

っていうところでです。

自分が常日頃考えていたことを、短い言葉で明確に表現してもらったという感覚です。たぶん、同じように製造業してる人たち、みんな頷いているんじゃなかろうかと。

読んでいただいた感想を、ぜひ、お聞かせいただきたいですね。「ものづくりコミュニティ・MAKERS LINK」でぜひ、ディスカッションいたしましょう!

なお、Facebookのイベントページでは、まだ、当日配信された動画が見らるようなので、こちらもご覧になってみてください。https://www.facebook.com/events/2228861864081407/

ここから、次のお題に持っていくのは、やや強引か?

唐突ですがCOOL MILLINGS の活動報告です

金属切削加工業の仲間と立ち上げた COOL MILLINGS の活動報告です。プロデューサーとして迎えた、Studio16 ART & DESIGN・渡辺 リシアさんにの手によって、着実とブランド構築の作業が進んでいますよ~。

我々のチームとしてのコンセプトを再度、固めているところです。

「金属切削加工業の未来を拓く。
そのために。。。
切削加工で作られた金属製品の美しさカッコよさを多くの人に知ってもらう。
どうやって。。。
COOL MILLINGS をブランド化して、魅力ある製品を世に送り出すことによって」

さて、これを短い明確な言葉で表したいと思ってます。来月にはきっと、新しい、ちょーいい感じのコピーをお披露目できるかと思いますよ~

商品の方も、少しずつですが進化しつつあります。正式販売、第一弾は、ジュラルミンブロックからの削り出し「テープカッター」になります!4月販売開始目指して準備中です!

ブランド、商品についてのお問い合わせは、栗原まで直接。(現在、WEBサイト準備中!)Instagramもやってるので、よかったら、見てやってください!https://www.instagram.com/krige09/

最後は宣伝になってしまいましたが、大目に見てくださいね!

金属切削加工屋集団「COOL MILLINGS」2020 いよいよ本格稼働!

こんにちは!会いに行ける町工場社長、栗原です!

2020年のスタート、皆さんはどうお過ごしですか?昨年末には刺激的な出来事がたくさんあった反作用か、新年は、仕事始めからすでに半月経っていますが、どうもまだ本調子でないような(苦笑)。そんな、私、栗原ではございますが、今年も一年、よろしくお付き合いいただければ幸いです。

もうすぐ、丸7年

さて、ものづくりを語り合う場としてのコミュニティとして、Facebookグループ「MAKERS LINK」を立ち上げてから、早いもので、もうすぐ、丸7年が経とうとしています。

メンバーの数は、1500人を超えてなお、少しずつですが、増えて続けております。投稿されている内容を見ても、新しく加わった方の新鮮な情報が毎日のようにアップされていて、とても刺激的です。一方で、管理人である私を含め、古株連中の他愛もない会話も、それはそれで、場を和ませるよい効果をもたらしていたりもします。

そもそも、7年前に、グループを作るにあたって主に声をかけたのが、自分の身近な同業他社の社長たちでした。ものづくりのフィールドは大手メーカーだけのものだったのが、SNSの広がりをきっかけに、個人のアイデア、情熱が新しい製品を生み出す時代に入るんだって!そんな時代に俺たち請け負い加工屋はどうやって生き抜いていけばいいんだ?って熱く真剣に話す場としての、MAKERS LINKだったわけです。

MAKERS LINK自体は、あっという間に、加工屋親爺の輪を超えて、ものづくりに興味関心ある皆さんのコミュニティに成長しましたが、そもそもの加工屋たちは、確かな腕と最新のマシンを武器に、現代日本の請け負い町工場が置かれた現状に風穴を開けるべく技術屋集団を立ち上げ。それが「金属切削加工屋集団 COOL MILLINGS」というわけです。

金属切削加工屋集団 COOL MILLINGS

モノカクにも、もう何度も書いているので、すでにお馴染みかもしれませんが、あらためて、メンバーを紹介させていただきます。

写真、右から、

  • メガワークス株式会社 永井 義昭 (マシニング加工/埼玉県吉川市)
  • 有限会社アキモト・パーツ 秋元 勝実 (自動旋盤加工/埼玉県さいたま市)
  • 有限会社有木製作所 有木 久治 (マシニング加工/埼玉県草加市)
  • 株式会社栗原精機 栗原 稔 (自動旋盤加工、マシニング加工/埼玉県川口市)

合言葉として標榜するのは、

町工場[street factory]から
素敵カッコいい[cool designs]
削り出し製品[millings]を

つまり、金属加工製品を単なる部品から、商品として魅力ある最終製品にまで高めようとの意気込みなんです。金属を削って、モノを作ることに関しては、まあ、それなりのキャリアを持つメンバーたちです。これまでも、それなりに面白いものを作ってきました。

新メンバーの加入

そして、さらに、2020年、ここに、ブランディングプロデューサーとして、Studio16 ART & DESIGN・渡辺 リシアさんに加わってもらうことになりました!
https://studio16.co/

写真は、打ち合わせに来社いただいたときのもの

渡辺さんとは、もうずいぶん前になりますが、自分の出展する展示会にたまたま立ち寄っていただいたのがご縁でしたが、昨年、Studio16さんが手掛けた「最高の釣り車・X-TRAIL FISHING PRO」のプロジェクトに削り出しの銘版を提供させていただき、グッと親密な関係になりました。
https://xtrail-fishingpro.com/

まずは、しっかりとブランドコンセプトを固めて、WEBを立ち上げて、皆さんに製品をお届けできるようにしたいと思います。7年越しでようやく本格的にスタートする「COOL MILLINGS」にぜひぜひご期待ください。

COOL MILLINGS の情報は、随時、Facebookグループ「MAKERS LINK」に投稿していきますので、チェックしてみてください!