こんにちは!ものづくりコミュニティ・MAKERS LINK 主宰の栗原です。
いつもの夏とは違う「特別な夏」、いかがお過ごしですか?今年は長めのお盆休みをとった方も多かったかもしれません。うち(栗原精機)は、カレンダー通りの稼働にはしていましたが、ほんの一部の業界を除いて、仕事は相変わらず薄い状態です。私自身は、どこへ出かけるでもなく、ほぼステイホーム。遊びに来てくれる孫と水遊びの時間が唯一、夏らしいひとときでした。
SNS活用
さて、そんなわけで、少し持て余し気味の時間には、SNSを眺めていることが多かったですね。アカウントを作っただけで放ってあったTwitterも、ちょっと前に復活して、ちょいと積極的に書き込みなどしてみたりしました。
FacebookとInstagramは、これまでもけっこう頑張って使ってきましたが、Twitterは、やってみると、やっぱり面白い。フォロワーさんとのつながり感が強くって、お互いのリスペクトも感じられる場面にもたくさん遭遇しました。ネガティブなイメージを持っていて、ずっと敬遠してたのがちょっともったいなかった!
自己紹介がてら固定ツイートにしてみた下記の投稿には、思いのほかたくさんの反応(いいね!)をいただきました。年寄りがって嫌われちゃうかな?とも思いましたが、そうでもなく歓迎されてる(?)様子で、ちょっと安心。
5年くらいかけてやろうと計画してた事業承継を、1年以内に実行すると決めた!時代がガラリと変わるんだから、のんびりしたこと言ってられない!
公言することで、まさしく、有言実行するのだ! pic.twitter.com/6pOHi8UBi9
— 町工場栗原精機の社長 (@krige09) July 30, 2020
#アトツギ
ハッシュタグ、#アトツギ をたどっていくと、たくさんの若い経営者or次期経営者に出会うことができます。ほんとにたくさんの若者が、まさしく事業継承の真っ最中、その奮闘ぶりを発信していて、正直、びっくりしました。彼らの中には一種の連帯感が生まれていることも分かります。
そんな中の、製造業、機械加工の会社を継がれれている何人かのひとをフォローさせてもらって、ときどきやりとりも。皆さん、とっても積極的で熱心で、会社経営のために情報吸収&発信を繰り返しています。例えば。。。
これはアトツギの方には見てほしいツイート。何で継ぐのか?何のために?と自分に問いかけたことがあるだろうか。ただ、なんとなく継ぐのじゃもったいない。どうせならデカくしてやりたい!とか新しい事業をやりたい!とか持ってると良い。私は継ぐと決めて、親父に全て話した。何をどうしたいかをね。 https://t.co/PePTBewJcf
— 黒田けーた|町工場の三代目経営者 (@kurodakeeta) August 15, 2020
衰退といったキーワードばかり目立つ、日本の製造業ですが、いやいや、そんなことはない!厳しい時代であることは間違いないですが、そのぶん、しっかりとした次世代、アトツギたちがどんどん出現して、ガラリと世の中、変えていきますよ。私たちは、彼らの足を引っ張ることなく、確実にバトンを渡すために努力を惜しんじゃいけません。
原稿書いてる合間に、Facebookにも目をやると、もっとも有名なアトツギ三代目、由紀精密の大坪社長が、ちょうどこんな投稿を載せていました。すごく合点のいく内容だったので、引用掲載させていただきます。
<知ってもらうには?>
もう誰から聞いたか、何かを読んで知ったかすらも忘れてしまいましたが、人に何かを認知してもらうようになるには、同じ人に「三回」「別の媒体を介して」伝えることを意識しています。
公式Webサイト、SNS、展示会、メディア、口コミ、紹介、、、組み合わせはなんでもよいですが、例えば展示会でお会いした方が、「あ、このロゴどこかで見たことがある」と思ってくださっているとしたら、これがすでに二回目。そして、その時にはチャンスがなくても、その方がテレビを見ている時に由紀精密がたまたま出ていたら、「あ、知っている会社が出てる!」となり、この三回目でその会社がどういう会社か積極的に調べてくださったりして認知されます。
最近リリースしたアナログプレーヤーも、公式Webサイト、SNSでの告知、そしてプレスリリースをかけることでのメディアへの露出。もう一つ、リアルな体験として欠かせない試聴。この中には、自主的なPRだけでなく第三者評価が入るとなお良いですね。
こんなにアピールしているのに全然効果が出ない、と思ったときは、三回・別媒体から伝えられているかな?と考えて次のアクションにつなげています。
私たちものづくり企業はどうしても、設計・製造にかける時間に集中しがちですが、例えば浅岡さんの時計作りをみても、製造工程自体を詳細にSNSで伝えることが全体のブランディングに繋がりそこで多くのファンの心をつかんでいます。作る・伝えるをセットで、その背景にはストーリーがあるはずなので、そこが受け手の心に響くとよいですね。
思わず、何度、頷いたことか!なかなかリアルな場での営業活動がしにくい中、SNSの活用は必須であり、なお、様々なところでの情報発信をしていくことの大事さを、あらためて認識しました。
そして、最後にお知らせ
10月7日から3日間、東京インターナショナル・ギフト・ショー LIFE×DESIGN内で開催される「町工場NOW!」に、ものづくりコミュニティ・MAKERS LINKとして出展いたします。共同出展に名乗りを上げてくれた企業さんは以下の通り。
Pit-A-Pat(ピットアパット)
デザイン事務所。金属加工品、皮革製品、名刺制作サービスなど
http://pitapat-tokyo.com/
株式会社グローバルテクノロジー
電子機器の開発、試作、量産
http://www.globaltechnology.jp/index.html
株式会社ブラスト工房
ガラス彫刻を中心に金属の表面加工など
https://blastkoubou.co.jp/
株式会社ワイ・エス・エム
想いを形にして関わる人の未来を照らし続ける照明器具
http://www.ysm-products.jp/ja
COOL MILLINGS
日本の金属切削加工業の未来を拓く町工場軍団
https://coolmillings.jp/
正直、いま、展示会に出展するの?という迷いもありましたが、展示会ってもの自体を、様変わりさせるくらいの、なにかしらを生み出そうと、一歩、踏み出すことにしました。オンライン活用して、会場に足を運んだ人以外にも、それこそ、世界中に情報発信するビッグチャンスにしたいと思います!どうぞご期待ください!