IT導入補助金とは
IT導入補助金は、中小企業・小規模事業者等がITツール(ソフトウェア、クラウド利用費、導入関連経費等)を導入する経費の一部を補助するものです。導入企業の中小企業・小規模事業者等の生産性の向上を図ることを目的としています。IT導入補助金は昨年から始まりましたが、今年は昨年の100億円から予算が大幅に増え、500億円の予算となっています。現在3次募集がスタートしたところですが、まだまだ予算も多く残っているようで、補助金の獲得は十分に期待できます。弊社でも9割を超えるお客様が採択されました。
3次募集要項
- 補助額 : 1/2以内(上限50万円)
- 対象 : 従業員数300名以下の中小製造業者
- 募集期間:2018年9月12日(水) 〜 2018年11月19日(月)
※3次公募は、2週間毎に審査を行い、複数回採択となっております。
補助金対象
- 社内外HP作成費、1年間のWebサーバー利用料(既存HP更新、改修は対象外)
- 契約記載の運用開始日から1年分の問合せ&サポート保守費用
- パッケージソフトの本体価格
- クラウドサービスの導入・初期費用
- クラウドサービスにおける契約記載の運用開始(導入)から1年分のサービス利用料・ライセンス・アカウント料金 パッケージソフトのインストールに関する費用
- ミドルウェアのインストール費用
- 動作確認費用、ITツール導入に伴う教育・操作指導・事業計画に関わるコンサル費(※関連会社、取引会社への説明会費用などは対象外)
補助金の対象になるかどうかは、導入を検討しているサービスを取り扱う業者がIT導入補助事業社であり、そのサービスがIT導入支援ツールに登録されていることが条件になります。
よく頂くご質問
申請の手間は?
できる限り申請を簡略化する方向性のようです。理由としては50万円の補助金をとるために手間がかかるなら申請をする方が減ってしまいます。また、一社あたりの補助最大額50万円で予算500億円を消費するとなると、10万社に行き渡る計算です。審査する側も大変な労力がかかります。そのために補助支援事業者を立て、申請代行を行う形式とし、さらに書類は郵送ではなくWeb上で申請まで完結する仕組みを採っています。弊社でも申請代行を行っていますが、慣れてしまえば非常に簡単に申請代行できました。
採択される確率は?
相当高い確率での採択が期待できます。弊社でも9割以上で採択されており、ほぼ通ると考えていただいても良いぐらいです。ちなみに、3次募集の期限は11/19までとなっています。1次2次は全体の締め切りを待って採択結果を出していました。しかし、3次は2週間毎に審査を行います。全体を見てその中から採択するというやり方ではなく、条件さえ満たしていれば通るということではないでしょうか?(※あくまで個人的な推測ですが)
採択されなかったらどうなるの?
この質問の意図は通らなくても契約しなければいけないのか?ということだと思いますが、規約上、採択されてから契約したものでないと補助金は出ず、採択前に契約したものは無効です。そのため、通らなくても契約しなければいけないわけではありません。通ればやるという心構えで大丈夫です。また、採択されなかった際に、補助金無しでも導入したいのか、来年度に再度チャレンジを検討すればよいかと思います。
何からスタートすれば
前述の通り、自社で申請スタートすることができません。サービス提供することができるIT導入補助事業者を選定し、補助事業者から招待メールを受け取るところからスタートします。
準備が必要なもの
直近3期前までの下記の赤丸部分の数値が必要となります。2期とありますが正確には3期分必要でした。その他、履歴事項全部証明書は場合によって必要になることがあります。それさえご準備いただければ、特に印鑑等も必要なくWeb上で申請まで進めることができます。
申請の手間がそこまでかからず、非常に採択率の高い補助金ですので、ITツールの利用(HPのリニューアルなど)を検討の際はぜひ活用していただければと思います。