選手権開幕記念!!小林悠サイン入りプーマスパイク&ボールを各1名様にプレゼント!

Instagramではサインりスパイクをプレゼント
 第96回全国高校サッカー選手権が30日に開幕した。同日の開会式および開幕戦が行われた東京・駒沢陸上競技場には、大会をサポートするプーマの特設ブースも登場。11月に発表されたばかりの新スパイク「FUTURE(フューチャー)」、今大会使用される「大会公式ボール」など同社製フットボール商品が展示された。

 ゲキサカでは、高校サッカー選手権の開幕を記念し、高校時代の選手権出場を糧に日本代表まで昇りつめたFW小林悠(川崎F)のサイン入りスパイク「PUMA ONE J
」、「大会公式ボール」を各1名様にプレゼントします。小林悠サイン入りボールの応募方法はゲキサカの公式Twitter @gekisaka をフォローしたうえで、こちらの「該当ツイート」をリツイート(RT)するだけ。RTいただいた方の中から抽選で1名様にプレゼントします。小林悠サイン入りスパイクは、プーマフットボール公式Instagram@pumafootball_jpをフォローし、「該当投稿」に「コメント」もしくは、「いいね」するだけ。「コメント」もしくは「いいね」した方の中から1名様に抽選でプレゼントします。
 
応募期間は1月9日(火)23時59分まで。詳細は下記をご参照ください。皆さまのご応募をお待ちしております。

Twitterではサイン入り大会公式ボールをプレゼント

■応募期間
2017年12月30日(土)~2018年1月9日(月)23:59
■参加方法
<小林悠サイン入りボール>
応募期間内にゲキサカの公式Twitter @gekisaka をフォローし、こちらの「該当ツイート」をリツイート(RT)してください。
<小林悠サイン入りスパイク>
応募期間内にプーマフットボールの公式Instagram @pumafootball_jp をフォローし、こちらの「該当投稿」に「コメント」もしくは「いいね」してください。

■当選発表
<小林悠サイン入りボール>
当選者様にゲキサカよりTwitterのDMにて、ご連絡させていただきます。
<小林悠サイン入りスパイク>
当選者様にゲキサカよりInstagramのDMにて、ご連絡させていただきます。

【利用規約】
<小林悠サイン入りボール>
・投稿にはTwitterへの登録が必要となります。
・投稿頂いた内容はTwitterタイムラインに投稿されます。
・「該当ツイート」のリツイート(RT)のご投稿して頂いたお客様のみ、キャンペーンの当選権利がございます。
・当選者の決定前に@gekisakaのフォローを解除されると抽選、選考の対象外となります。
・すでに@gekisakaをフォローされている場合は、抽選、選考の対象となります。
・記載メンション、#タグ、URLの変更・削除は抽選、選考の対象外となります。
・プログラム等による自動投稿は抽選、選考の対象外とさせて頂く場合がございます。
・当選した権利を第三者に対し譲渡・転売することはできません。オークションへの出展等転売行為は固く禁止させていただきます。
・当選者には、DM(ダイレクトメッセージ)にてご連絡いたします。
・賞品のお届け先は、日本国内に限らせて頂きます。
・Twitterもしくは当サイトの外部サーバー、ネットワーク環境などの不具合により投稿できなかった場合、本キャンペーンの一切の責任を負いかねますので、予めご了承ください。

<小林悠サイン入りスパイク>
・投稿にはInstagramへの登録が必要となります。
・投稿頂いた内容はInstagramに表示されます。
・「該当投稿」への「コメント」「いいね」のご投稿して頂いたお客様のみ、キャンペーンの当選権利がございます。
・当選者の決定前に@pumafootball_jpのフォローを解除されると抽選、選考の対象外となります。
・すでに@pumafootball_jpをフォローされている場合は、抽選、選考の対象となります。
・プログラム等による自動投稿は抽選、選考の対象外とさせて頂く場合がございます。
・当選した権利を第三者に対し譲渡・転売することはできません。オークションへの出展等転売行為は固く禁止させていただきます。
・当選者には、DM(ダイレクトメッセージ)にてご連絡いたします。
・賞品のお届け先は、日本国内に限らせて頂きます。
・Instagramもしくは当サイトの外部サーバー、ネットワーク環境などの不具合により投稿できなかった場合、本キャンペーンの一切の責任を負いかねますので、予めご了承ください。


●【特設】高校選手権2017

[MOM2384]長崎総合科学大附MF嶋中春児(3年)_“安藤以上“のパワーショット炸裂

前半17分、長崎総合科学大附高MF嶋中春児が先制ゴール
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.31 全国高校選手権1回戦 中京大中京高 0-3 長崎総合科学大附高 フクアリ]

 長崎総合科学大附高(長崎)は名将・小嶺忠敏監督が「どこからでも打てる。(C大阪内定の)安藤よりもシュート力があるからね」と評するMF嶋中春児(3年)のパワーショットが炸裂。拮抗した序盤に先制ゴールを叩き出した。

 今年2月の九州新人戦で東福岡高MF福田湧矢(3年、G大阪内定)や神村学園MF高橋大悟(3年、清水内定)をマンマークで封じ込んでいる注目MF嶋中だが、この日はベンチスタート。それでも、小嶺監督は緊張した選手もいてチームが上手く行っていないと見るや、立て直しのため、前半13分に早くも嶋中をピッチへ送り出す。

 すると、17分、クリアボールを拾ったMF小川貴之(3年)が「右に自分たちのユニフォームの色が2、3人見えたので、嶋中ならあの場面で決めてくれるなと思った」と縦パスを選択。手前の選手がスルーしたことによって足下でボールを受けた嶋中は豪快な右足シュートをゴール右隅へ突き刺した。

「スペース空いているなと思ったので、そこにいたらパスを出してくれた。落ち着いてやろうと心がけていました。思い切って打つのが得意なので、思い切り打とうかなと」と嶋中。大会直前に守備の甘さがあったことなどが影響して先発を外れ、アピールも必要だったMFは先制ゴールを「嬉しいですね」と素直に喜び、小嶺監督も「良いシュートを決めましたからね」と頷いていた。

 トップ下の位置でかなりハードワークしつつ、浮き球のコントロールなど巧さも見せていた。その嶋中は後半23分に左クロスから強引に中央へ仕掛けたプレーで小川の2点目のゴールを演出。試合終盤にはCBに入って中京大中京高の反撃を跳ね返した。

 この日、攻守両面で存在感を示した嶋中には負けたくない選手がいるという。それはインターハイ優勝校、流通経済大柏高のCB関川郁万(2年)だ。自分で決めて守って勝つことを身上とする注目DFに対し、嶋中は「一個下で自分も(主に)CBで、ヘディングも強いと聞いているので負けたくない。もう一回やりたいですね」。ともにCBのため、インターハイ準々決勝(1-2で敗戦)の際はマッチアップする機会が無かったというが、今大会で対戦が実現した際には競り勝つ意気込みだ。

 目標の日本一を勝ち取るため、また全国大会で自分自身を色々な人達にアピールするためにもこれからが大事。「出れればどこでもいいです。どこでも全力でやるという感じです」と意気込む嶋中が先発を奪い返して、チームのために、また試合を決めるような活躍をする。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校選手権2017

ラストプレーで超クリア!!FW坪井の1点守った富山一が東海大熊本星翔を下す

決勝点を挙げた富山一高FW坪井清志郎(3年)
[12.31 全国高校選手権1回戦 富山一高1-0東海大熊本星翔高 等々力]

 第96回全国高校サッカー選手権1回戦が31日に各地で行われた。等々力陸上競技場では3年連続28回目の出場となる富山一高(富山)と初出場の東海大熊本星翔高(熊本)が対戦し、富山一が1-0で勝利。2回戦は来年1月2日に開催され、2013年度大会以来4年ぶりの日本一を目指す富山一は、同じく2年ぶりの王座奪還を狙う東福岡高(福岡)と同会場で激突する。

 予選5試合で53得点を叩き出した富山一は開始直後から自慢の攻撃力を見せつけた。徳島ヴォルティス(J2)への加入が内定しているFW坪井清志郎(3年)にボールを集め、次々と相手のゴールを強襲。前半8分には坪井がドリブルでPA内左に抜け出すも、折り返しはGK深松裕太朗(3年)にセーブされる。さらに同17分、坪井がPA内左に切れ込んで放った左足のシュートは、再びGK深松にストップされた。

 相手の攻勢にバタついた東海大熊本星翔も徐々に落ち着きを取り戻し、攻撃の形を作り始める。しかし、富山一が相手守備のわずかな隙を逃さず、先制に成功した。前半26分、DF松本楓大(3年)の右クロスがブロックされてニアに流れると、走り込んだDF高浪陸(3年)のシュートも相手に防がれるが、こぼれ球を拾った坪井が右足を強振。ゴール前のDF泉太貴(2年)に当たりながらもネットを揺らし、スコアを1-0とした。

 後半に入ると富山一が相手にボールを持たせたことで、東海大熊本星翔の攻撃の時間も増えたが、5-3-2の堅い守備ブロックを崩せない。後半37分にはMF中川大暉(3年)の低いミドルシュートがGK吉田幸平(3年)に弾かれ、セカンドボールをFW一怜哉(3年)がプッシュ。ついにゴールを割ったかに思われたが、オフサイドポジションだったとして得点は認められなかった。

 その後、さらに攻勢を強めてゴールに迫った東海大熊本星翔。ラストプレーとなった後半アディショナルタイム2分には、右CKからMF花田駿(3年)が左足でクロスを入れると、FW渡辺力斗(3年)がヘディングシュートを放つ。飛び出したGK吉田幸平(3年)が処理し切れず、留守となったゴールにボールが向かったものの、富山一のDF小森颯(3年)がゴールライン付近で渾身のクリア。渡辺の“千金ヘッド”は幻に終わり、初出場の東海大熊本星翔は1回戦で涙をのむ結果となった。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)

(取材・文 阿部哲也)

●【特設】高校選手権2017

[MOM2383]仙台育英FW佐藤一輝(3年)_シュート3本でハット達成!! 「ライバル」郷家を突き放す

ハットトリックを達成した仙台育英高FW佐藤一輝(3年)
[12.31 全国高校選手権1回戦 仙台育英高3-2高松商高 ニッパツ]

 はるか先を行く“ライバル”に大差を付けるハットトリックだ。仙台育英高FW佐藤一輝(3年)は全国高校選手権1回戦で、セットプレーからのワンタッチシュート3本で今大会初の3得点を記録。共にベガルタ仙台ジュニアユースでプレーした青森山田高のFW郷家友太(3年)に闘志を燃やし、ひたすらゴールを求めてきた結果の大活躍だった。

「最初からハットトリックを狙っていた。注目選手がいる中、点を取れば自分も注目されるので」。後半アディショナルタイムに3点目を叩き込み、チームを劇的な勝利に導いた背番号9は、試合後の囲み取材で堂々と言い放った。自身にとってシーズン初めの県新人戦以来だというハットトリックは、今大会では全チームを通じて初めてのものとなった。

 ここであえて「注目選手」と表現したのは理由があった。中学時代のチームメートである郷家は、ヴィッセル神戸への加入が内定するなど、いまや世代屈指の有名選手。共に育ったクラブを離れて高校チームを進路に選んだ旧友に対して、「ずっとライバルだと思っていたので、(いまの差が)悔しくて勝ちたいと思っている」と名指しで闘志を燃やしていた。

 昨年度優勝の青森山田は1回戦シードのため、来年1月2日に初戦を迎える。すなわち、得点ランキングでは3点のリードを付けた形となった。しかし、そこに話が及ぶと「いえ、3点だけじゃ足りないと思う。アイツなら1試合で追い付かれる」と冷静な返答。また「チームの勝利のために、自分が決めれば勝てるから決めていきたい」と個人成績に固執しないことも強調した。

 この日は前半に2点を奪ったが、後半に2点を返されるという難しい展開。その1点目は佐藤一のバックパスミスから生まれており、反省もあったという。「1失点目に絡んでしまったことがあったので、借りを返さないといけなかった。返すことができて良かった」。チームのためにも必要なハットトリックだった。

 そんなアタッカーのモットーは「サッカーを楽しむこと」だという。決勝点のシーンも緊迫した場面だったが、「同じようなタイプ」というFW結城陽向(2年)と協力し、練習で実施していたコンビプレーを堂々と披露。後輩に相手DFをうまく足止めさせる形で自身が抜け出し、「緊迫した場面でも、アイツとだったらできても不思議じゃない」と楽しげに胸を張った。

 FW大迫勇也、FW岡崎慎司のプレー動画で点の取り方を学んでいるという18歳は、全国の大舞台で「綺麗なゴールばかりじゃなく、泥臭いゴールも狙うように、この1年やってきた。努力が報われると実感できてうれしい」と成功体験を得た。さらに、城福敬監督が「『お前のせいで流れが変わったが、最後はお前が決めたんだ』と伝えたい」と表現したように、わずか1試合で得がたい浮沈も経験した。

 ならば、それを次に生かさねばならない。「自分がミスをしても、続けていれば結果が出ることがある。それは人生みたいなもの」。指揮官はそう伝えるつもりだというが、佐藤一自身もここで立ち止まるつもりはないだろう。「攻められる場面が多くなるとは思うが、一回で決め切れるようにしたい」。2回戦の米子北戦に向けて、3つのチャンスを3本のシュートで結実させた初戦の再現を誓った。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)

(取材・文 竹内達也)
●【特設】高校選手権2017

歓喜は一瞬で落胆に…初出場・東海大星翔のFW一は幻の同点弾に涙止まらず

後半37分、東海大熊本星翔のFW一怜哉(3年)がゴールネットを揺らし、同点ゴールかと思われたが…
[12.31 全国高校選手権1回戦 富山一高1-0東海大熊本星翔高 等々力]

 一度は引いたはずの涙が再びこみ上げてきた。初出場の東海大熊本星翔高(熊本)は13年度の王者でもある富山一(富山)に0-1の惜敗。あと一歩及ばず、全国高校選手権初陣は初戦敗退に終わった。

 前半26分に先制を許す苦しい展開ながらDF中村豪主将(3年)を中心とした4バックが富山一の強力2トップに対抗。GK深松裕太朗(3年)のビッグセーブもあり、追加点を許さなかった。後半37分にはMF中川大暉(3年)のミドルシュートをGKが弾いたところにFW一怜哉(はじめ・れいや、3年)が詰め、素早く押し込んでゴールネットを揺らす。同点ゴールかと思われたが、無情にも副審の旗が上がり、得点は認められなかった。

「なかなかシュートチャンスが来なかったけど、最後の最後に来て。決めた瞬間は良かったと思ったけど、オフサイドフラッグが上がって……」。一はそこまで言うと言葉に詰まり、嗚咽した。「悔しくて……。でもまだチャンスは来ると思って、最後まで点を取りに行って、最後のCKもチャンスが来たけど、跳ね返された」。後半アディショナルタイム、MF花田駿(3年)の右CKからFW渡辺力斗(3年)が完璧なタイミングでヘディングシュート。しかし、これはゴールラインぎりぎりで富山一DF小森颯(3年)にクリアされた。

 その直後にタイムアップのホイッスル。「これがサッカーなんだなと。富山一は全国優勝もしているし、全国の差を感じた」と一は敗戦を受け止めた。結果は1回戦敗退となったが、新たな歴史を切り開いた事実は変わらない。今夏には東海大二高時代の78年以来となる全国高校総体出場を果たし、12年4月の校名変更後初の全国大会で1勝。2回戦で市立船橋高(千葉)に0-3で敗れたが、冬も激戦区・熊本を制し、全国高校選手権初出場を決めた。

 一が「夏(全国総体)は自分たちのサッカーができなくて、市船戦も守って守ってやっと3点に抑えたという試合だった。でも選手権では自分たちのサッカーを表現できた。最後まであきらめないプレーが、得点にはつながってないけどネットを揺らすことにつながったと思う」と胸を張れば、主将の中村も「こういう舞台でもできるんだということを後輩に見せられたと思う」と力説した。

 全国総体出場、全国1勝、そして全国選手権初出場。「歴史はつくれたと思うけど、来年もまた出場して、東海大星翔の校名を全国の常連にしてほしい。この悔しさを忘れずに戦ってくれると思う」。一はそう言って、スタメンに5人が名を連ねた2年生ら後輩たちに夢の続きを託した。

(取材・文 西山紘平)

●【特設】高校選手権2017

FW佐藤一輝が今大会初ハット!! セットプレー3発の仙台育英、粘りに粘った高松商を下す

FW佐藤一輝(3年、背番号9)のハットトリックで勝利した仙台育英高
[12.31 全国高校選手権1回戦 仙台育英高3-2高松商高 ニッパツ]

 第96回全国高校サッカー選手権は31日、1回戦15試合を行った。ニッパツ三ツ沢球技場(神奈川)の第2試合では、仙台育英高(宮城)が高松商高(香川)に3-2で競り勝った。来年1月2日の2回戦では、米子北高(鳥取)と対戦する。

 前半は仙台育英のセットプレーが猛威を振るった。5分、左サイドで獲得したFKをDF石川巧実(3年)がゴール前に蹴り込み、相手DFがクリアミス。低くこぼれたボールをFW佐藤一輝(3年)がワンタッチで蹴り込み、早々にリードを奪うことに成功した。

 負けじと高松商もMF河野龍雅(3年)、FW池谷柊斗(3年)が立て続けにゴールに迫ったが、ポストに阻まれて決め切ることができず。その後はフィジカルと球際の強さで上回った仙台育英攻撃陣を前に、防戦一方の展開が続いた。

 すると前半アディショナルタイム1分、仙台育英は右サイドでFKを獲得し、1点目と同様にキッカーの石川が長いボールを配給。高松商守備陣はまたしてもクリアできず、PA内でバウンドしたボールをMF佐藤圭太(3年)が頭でつなぐと、再び佐藤一が頭で押し込み、「良い時間帯」(城福敬監督)に追加点を獲得した。

 2点のリードを奪った仙台育英だったが、いずれもセットプレーで押し切った形であり、「流れは悪かった」と城福監督。シュート数は相手の2倍にあたる6本を数えたが、「サイド攻撃で枠を外してしまい、取れるべきところで取れていなかった」と満足のいく前半ではなかったという。

 そんな悪い予感が当たり、後半はハーフタイムにアジリティーの高いFW西村陸(3年)を投入した高松商の猛攻を受ける形となる。すると後半11分、前半に2得点を挙げていた佐藤一のバックパスが流れると、拾った池谷が素早く縦パスを供給。右サイドを抜け出したMF中野瑛登(3年)がドリブルで切れ込むと、カットインで相手守備陣をかわしてニアサイドに流し込み、待望の1点を返した。

 さらに直後、高松商は池谷に代わってFW横内和眞(3年)を入れると、後半18分、追撃の勢いそのままに試合を振り出しに戻す。DF林健信(3年)のロングボールに抜け出した西村が左サイドを突破すると、左足シュートで相手GK佐藤文太(1年)を強襲。起用されたばかりの横内がこぼれ球を押し込み、敗色濃厚だったアウェースタンドは歓喜に沸いた。

「後半は相手の早い攻撃に対し、受け身で始まるのは予想の範囲内。そこで点を取りに行くのではなく、正確にプレーしようと話していた」と後半の狙いを振り返ったのは城福監督。ところが、ミスを起点に2失点が続いてしまい、「2点のリードはああいう一つのプレーで流れが変わってしまう」と悔やんだ。

 その後は一進一退の攻防。仙台育英は途中投入のMF結城陽向(2年)が凄まじいスピードで抜け出し、高松商は西村を中心に素早いボールアプローチから攻撃を試みたが、互いにチャンスを生かせないまま時間が過ぎる。アディショナルタイムは3分、決定機をつくり出せないまま、このままPK戦に入るかと思われた。

 ところが後半アディショナルタイム3分、仙台育英は敵陣右サイド約25mの位置でFKを獲得すると、「本当は代えるつもりだった」(城福監督)というDF貝森海斗(3年)が左足で鋭いキックを送る。高松商守備陣がボールウォッチャーになったところで、ゴール前で反応したのは三たび佐藤一。豪快なヘディングでネットを揺らし、今大会初のハットトリックは劇的な決勝点となった。

 城福監督は「セットプレーが得点を分けるというのは理解している」と勝因を口にしつつ、「最後に取れたのはラッキーだった」とホッとした様子。「自分たちスタッフはPK戦に入る前提で動いていたが、懸命に点を取りに行くという覚悟を見せてくれた」と選手たちをねぎらった。

 2回戦の相手はプレミアリーグEASTに所属する米子北。指揮官は「切り替えは早いし、球際は強い。まさしく挑戦者の気持ちで臨んでいく」と厳しい戦いになると分析する。とはいえ、やすやすと道を譲るつもりはない。「濃い中身の80分間で、良い教訓になった」という試合を経験したチームの成長を踏まえ、「一泡吹かせたいね」と不敵な笑みを見せた。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)

(取材・文 竹内達也)
●【特設】高校選手権2017

J注目の2年生、松山工GK伊藤元太「悔しさは絶対に忘れない」

GK伊藤元太(2年)は「悔しさは絶対に忘れない」と話した
 愛媛県代表・松山工高の注目GK伊藤元太(2年)は初戦で大会を去ることになった。

 189cmの長身、小顔で手足の長い現代っ子を象徴するかのようなスタイルを武器とする伊藤のGK歴は短い。中学2年の終わりごろに行った練習試合で「GKをやれ」と言われたことで初めてプレーした。GK歴は3年ということだ。

 それまでボランチとしてプレーしていた伊藤だったが、思った以上にすぐに対応。そこからの急成長は周囲も驚くほどで、16年秋にはU-16日本代表候補に選出。J1のヴィッセル神戸やJ2のファジアーノ岡山の練習に参加する機会にも恵まれた。

 Jクラブの練習を経験することで、自身の更なる成長を実感できたという。ただ今大会で勝利に導くことが出来なかった悔しさは、伊藤を「まだまだGKらしさが足りない。キャッチング、セービング、すべてを基礎からやっていきたい」と初心に立ち返らせた。

 主将DF志摩奎人(3年)ら先輩たちからは「また来年戻ってこい」「まずは全国で1勝を目指せ」「絶対に俺たちを超えろよ」という言葉をもらった。「この悔しさは絶対に忘れない」と胸に言い聞かせた伊藤は、「ひたすら練習するだけです」と地元愛媛での鍛錬を誓った。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)

(取材・文 児玉幸洋)

●【特設】高校選手権2017

“伏兵”がシティの連勝を『18』でストップ…終了間際のPKを決められず大金星逃す

負傷交代したFWガブリエル・ジェズス
[12.31 プレミアリーグ第21節 クリスタル・パレス0-0マンチェスター・C]

 プレミアリーグは31日、第21節を行った。マンチェスター・シティは敵地でクリスタル・パレスと対戦し、0-0で引き分けた。

 前節ニューカッスルに勝利し、18連勝を飾ったシティ。その試合からスタメン3人を変更し、MFエリアキム・マンガラとMFリロイ・サネ、FWガブリエル・ジェズスが起用された。

 当然のように試合の主導権を握るシティは前半2分、左サイドから上がったクロスがファーサイドまで流れ、MFベルナルド・シウバが決定的なシュートを放つが、わずかに枠を外れる。9分には、GKエデルソンとマンガラの連携ミスからFWクリスティアン・ベンテケに決定機を与えてしまったが、失点は免れた。

 前半11分にアクシデント発生。ジェズスが負傷により、FWセルヒオ・アグエロとの交代を余儀なくされた。ジェズスは涙を流しながらピッチを後にした。28分には、アグエロが左サイドから切れ込み右足を一閃。これは相手の足に当たって、左ポストを叩いた。

 押しているのはたしかにシティだが、残留圏ギリギリのクリスタル・パレスもMFウィルフレッド・ザハとMFヨアン・キャバイエ、ベンテケを中心にシティに応戦。アグエロやMFケビン・デ・ブルイネらの多彩な攻撃を、集中した守備で耐え凌ぐ。

 シティは後半12分にMFイルカイ・ギュンドガンを下げて、チーム最多13得点と好調のMFラヒーム・スターリングを投入。対するクリスタル・パレスは32分、ザハがPA右から折り返したボールがファーサイドまで流れ、フリーのMFアンドロス・タウンセンドが右足で合わせるが、大きく外れ、絶好のチャンスを逃した。

 後半36分、シティは最後の交代カードでB・シウバに代えてMFヤヤ・トゥレをピッチに入れる。敵陣でパスを回す時間が長くなる一方で、クリスタル・パレスの守備を崩すことができず、シュートさえも打たせてもらない。すると、アディショナルタイム1分にスターリングがPA内でザハを倒してPKを献上。しかし、MFルカ・ミリボイェビッチのシュートをGKエデルソンがストップ。劇的な敗戦は免れた。

 シティは終了間際にデ・ブルイネが負傷退場。不安を残したまま試合を0-0で終え、2017年最終戦でシティの連勝が止まった。

●プレミアリーグ2017-18特集

[MOM2381]星稜MF西部悠大(2年)_県予選はスタンド応援、公式戦初出場で決勝点

決勝ゴールを奪ったMF西部悠大(2年)
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.31 全国高校選手権1回戦 星稜1-0松山工 ゼットエー]

 トップチームでの公式戦初先発初出場とは思えないゴール前での落ち着きだった。後半12分、星稜高(石川)は右サイドからチャンスを作ると、ゴール前で待ち構えたMF西部悠大(2年)の足もとにボールが入る。西部は落ち着いてボールをコントロールすると、DFを外してゴールに突き刺した。

 県予選はスタンドから応援していた選手だった。転機となったのは、選手権予選後に行われた石川県の新人大会。主力として出場した西部は、準々決勝の鵬学園戦で決勝ゴールを記録するなど、星稜の優勝に大きく貢献した。この大会での活躍が河崎護監督の目に留まり、選手権直前にAチームに抜擢された。

 京都府出身。星稜への進学は、3年前の選手権優勝を見て決めた。テレビ越しに見た黄色と緑のユニフォームの選手たちに憧れを強く持ったという。「この選手権も自分がテレビ越しに見ていたように優勝できればいいな」。
 
「ずっと下のチームでやっていた。普段の練習もBチームだった。ずっと言われてきたのは相手の陣地でボールをキープして、攻撃の起点になれと言われてきた」

 ゴール後に決定機逸があったことで、河崎護監督は「2回目は外しましたよね」と悪戯っぽく笑ったが、「彼はゴール前で落ち着ける選手。ヘディングでも足でも点が取れる。FWとして大成してほしい」と期待を寄せる。

「自分がというより、みんなで取ったゴールだと思う」と謙虚に語った17歳。今後の目標を問われると、「個人としてはチームを勝たせるゴールを決めること。チームとしては優勝です」とさわやかに、そしてはっきりと答えた。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)

(取材・文 児玉幸洋)

●【特設】高校選手権2017

星稜辛勝発進「小学生が起こすようなミス」…松山工は勝利届かず「近いようで遠い」

星稜が松山工に1-0で勝利した
[12.31 全国高校選手権1回戦 星稜1-0松山工 ゼットエー]

 第96回全国高校サッカー選手権1回戦が31日に行われ、ゼットエーオリプリスタジアムの第2試合では、星稜高(石川)が松山工高(愛媛)を1-0で下した。1月2日の2回戦では明秀日立高(石川)と対戦する。

 2年ぶりの出場で初戦を突破した星稜だが、河崎護監督の評価は厳しかった。「緊張していましたね。選手は固かった。前半はミスが多かった。そのミスも小学生が起こすようなミス。落ち着いてくれと心の中で祈るだけでした」。前半はFKで相手にゴールに迫られる場面もあり冷や汗をかかされるシーンも。3年前に優勝に導いた名将といえど、初戦の難しさを感じていた。

「ハーフタイムに修正をかけた。サイドに展開しないといけない。前半は全く右が機能していなかった。ただ0-0だったので、慌てることなかった。やることを整理して出来たのかなと思います」

 すると先制点は後半12分、指揮官が修正を加えた右サイドから生まれた。右サイドをドリブルで突破したMF岩岸宗志(2年)がクロスを上げると、ゴール前で待っていたMF西部悠大(2年)にボールが渡る。そして西部はボールコントロールからDFを外して、右足でゴールに蹴り込んだ。

 この1点を守り抜いた星稜が2回戦に進出した。河崎監督も「勝つだけを目標にしていた。内容は二の次、三の次、四の次くらい」とまずは初戦突破に安堵の表情。だが優勝した3年前のチームをイメージしながらチーム作りをしてきたと説明するも、「自信がないんですかね」とどこか物足りない様子。日本代表MF本田圭佑を育てた名将も「今日も指示は『頑張れ、『走れ』、『詰めろ』、『声出せ』とかだけだった」と苦笑いを浮かべながら、首をかしげるしかなかった。

 一方の松山工は、またも“勝利”が遠かった。2年前に同校としての初勝利を挙げているが、それはPK戦で得たもの。初戦敗退は出場6回目で5度目となった。坂本哲也監督は「(勝利は)近いようで遠いですね」とポツリ。指揮官は「ゴールも今日は遠かった。1-0のチーム作りをしてきたんですが…」と改めて全国大会の厳しさを痛感した様子。

 ただプロ注目のGK伊藤元太(2年)やFW向井和哉(2年)が最終学年を迎える来季への期待も集まる。「経験値は付いたと思う」と自らに言い聞かすように話すと、「今の力では全国では通用しないと痛感したと思う。帰ってから彼たちが課題を改善していきたい」とリベンジに向け、意欲を語っていた。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)

(取材・文 児玉幸洋)

●【特設】高校選手権2017

C大阪内定FW安藤瑞季が選手権初ゴール!勝ち続ける中で目指す「あと10点」と納得のいく「答え」

昨年は無得点に終わった長崎総合科学大附高の最注目FW安藤瑞季が選手権初ゴール(写真協力=高校サッカー年鑑)
[12.31 全国高校選手権1回戦 中京大中京高 0-3 長崎総合科学大附高 フクアリ]

「決めても『あと10得点』あるからクールで行こうと思っていたんですけれども、正直嬉しくて、感謝しかしていないです」。後半アディショナルタイムに待望の選手権初ゴールを決めた長崎総合科学大附高(長崎)のU-20日本代表候補FW安藤瑞季(3年、C大阪内定)は、溢れんばかりの笑顔の理由を照れながら説明していた。

 あと10点とは、日本代表FW大迫勇也(現ケルン)が鹿児島城西高時代に叩き出した10得点の大会記録(首都圏開催移行後)を上回る11得点まで積み上げる得点数のことだ。後半43分に右サイドを抜け出したFW荒木駿太(3年)がGKをかわすと、ゴール前の安藤へ狙いすましたラストパス。これを安藤が右足ダイレクトでゴールへねじ込むと、この日一番とも言えるような歓声の中で歓喜の輪ができた。

 前半、相手にマンツーマンマークされる中で思うようにボールを受けることができなかった安藤だが、後半はゴールに対する凄まじいまでの執念を見せていた。ボールを持てば仕掛けてパワーショット。それが大きく外れてスタンドへ飛び込もうが、豪快なバイシクルシュートを合わせそこなおうが、GKのファインセーブに阻止されようが関係無い。自分に守りが集中したところでヒールでのスルーパスを通すなど、冷静さを保ちながらも誰よりも貪欲にゴールを狙い続けたところへ荒木の“プレゼントパス”が通った。

「最後は(荒木)駿太とチームメートに救われました」と荒木とチームメートに感謝した安藤は、「自分もチームに貢献しようと思ってずっと走っていましたし、最後はそれが実ったかなと思います。大迫勇也さんの10得点を超えるためにはあと10得点足りない。長ければあと5試合、チーム一丸となって頑張りたいです」と力を込めた。

 小嶺忠敏監督は当初、安藤ではなく、荒木のゴールだと思っていた様子。それでも報道陣から安藤のゴールであることを確認すると、「彼は強引に点取る力があるけれど、最近不発だった。何か“きっかけ”があれば良いんじゃないかと思っていた」と喜んだ。

 最後の最後で決めた1点が大爆発への“きっかけ”となるか。大会得点記録更新を公言している安藤だが、それはチームが勝ち続ける中で達成されるものだと確信している。勝つことと得点の両方が目標。無得点で2回戦敗退に終わった昨年できなかったことを今年はやり遂げる意気込みでいる。

「去年は自分が試合に出ていながら2回戦でPK戦で負けている。納得のいく『答え』というのが全国大会で出ていない。その『答え』を出すためにこの大会で戦っていかないといけないなと思っています。点取るためにはチームが勝つのが絶対条件なので、次に繋がったと思います」。1試合の勝利と1得点では、まだ『答え』は出せていない。まずはこの日のように勝利を継続すること、得点で貢献することに集中して、18年1月2日の2回戦に臨む。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校選手権2017

中学までは野球部、サッカー歴3年目で選手権ピッチ「人生の宝物になった」

中学までは野球部、サッカー歴3年目で選手権ピッチ「人生の宝物になった」
[12.31 全国高校選手権1回戦 明秀日立3-0高知西 ゼットエー]

 夢の舞台はあっという間だった。初出場・高知西高の背番号13、FW梅原裕也(3年)は「最初は出られると思っていなかった大会。人生の宝物になった」と振り返った。

 梅原は中学校まで野球部に所属。サッカーは好きだったが、小学校で野球を先に始めていたため、中学校でも野球を続けたという。

 ただ高校進学と同時に、「新しいものに挑戦したい」との思いで、サッカー部の門を叩いた。最初は試合に絡むことは出来なかったが、自分たちの代になるころにはレギュラーFWに定着した。

 明秀日立についてはセットプレーの対応など、多くの対策をしてきたが、それでも力の差を見せつけられた。ただ「強かった」と振り返る梅原の表情からは、夢の舞台にたどり着いた達成感がにじんでいた。
 
(写真協力『高校サッカー年鑑』)

(取材・文 児玉幸洋)

●【特設】高校選手権2017

交代的中の米子北、逆転勝ちで2回戦へ! 山梨学院は注目FW加藤の先制弾生かせず

山梨学院高を逆転で下した米子北高が2回戦進出を決めた
[12.31 全国高校選手権1回戦 山梨学院高1-2米子北高 ニッパツ]

 第96回全国高校サッカー選手権は31日、1回戦15試合を行った。ニッパツ三ツ沢球技場(神奈川)の第1試合では、米子北高(鳥取)が山梨学院高(山梨)と対戦し、2-1で逆転勝ちを果たした。来年1月2日の2回戦では、仙台育英高(宮城)と戦う。

 先に主導権を握った米子北だったが、U-18日本代表FW加藤拓己(3年)にボールを集める山梨学院に対し、徐々に主導権を失っていく。空中戦は「競ったところで勝てない前提」(中村真吾監督)という覚悟で臨んではいたものの、寄せても崩れない加藤のポストプレーを止められず、前線で起点をつくられる場面が続いてしまった。
 
 すると前半23分、セットプレーから試合が動く。山梨学院はMF天野菖梧(3年)の突破から中盤左サイドでFKを獲得すると、MF増村有哉(3年)が低くて速いキックをゴール前に配球。ニアサイドに走り込んできた加藤が頭でそらし、軌道が変わったボールがゴール右隅に吸い込まれた。

 10年前にFW大迫勇也が記録した大会記録(10得点)の更新を目標と公言していた背番号9にとって、上々の滑り出しとなる今大会ファーストゴール。FKの直前には、キッカーの増村に対して、「触らなくてもゴールに入るようなボールを蹴ってくれ」と伝えていたといい、思い描いていたとおりの一撃で待望の先制点を奪った。

 ところが、一方の米子北も「FKからの失点は考えられること。気にしないようにしようと試合前から言っていた」(中村監督)と動揺はなし。前半29分、今大会から5人に増えた交代枠に手を付け、FW城市太志(3年)に代えてMF鍛治川友貴(3年)を入れると、戦況を一変させた。

 交代起用された背番号14が相手DFとMFの間を動き回って起点をつくったことで、前半31分、米子北が試合を振り出しに戻す。中盤右寄りで相手をうまくはがした鍛治川が右サイドにパスを送ると、素早く攻め上がったMF馬場琢未(3年)がふんわりとしたクロスを配給。ファーサイドに飛び込んだMF坂田二千翔(3年)が161cmの身体を精一杯跳躍させ、見事なヘディングで叩き込んだ。

 前半を1-1で折り返した米子北は後半、さらに攻勢に出る。7分、PA近くで鍛治川がノールック気味のパスを縦に送ると、受け取ったMF佐野海舟(2年)がゴール前に突破。GK大嶌宏汰(3年)をかわそうと試みたドリブルは惜しくも防がれたが、「海舟のシュートがそのまま入ると思わなかったので、こぼれてくるのを待っていた」という葉間田がゴール右隅に流し込み、逆転に成功した。

 1点ビハインドとなった山梨学院は後半19分、人数をかけた美しい展開でゴールを狙う。右サイドのDF天野祐介(3年)からのロングボールを加藤が胸で落とし、左サイドのDF森田和樹(3年)が縦に突破。アーリークロスを合わせたMF野村海(2年)のヘッドは相手に防がれたが、FW宮崎純真(2年)、MF平松柚佑(1年)が立て続けにシュートを放った。

 その後も山梨学院は、加藤を中心に攻撃を展開。主将として腕章を巻く坊主頭の大黒柱は、拍手とジェスチャーで味方を鼓舞し、全身を使ったアクションでボールを要求した。それに応えるかのように、同じ鹿島アントラーズジュニアユースつくば出身の後輩で、同じヘアスタイルの平松が次々とボールを奪取。ところが、激しく挟み込んでくる米子北守備陣を前に、なかなか危険な攻撃を繰り出せない。

 後半24分、葉間田に代えてMF高橋諒(2年)を入れた米子北は同31分、坂田に代わってDF田中秀磨(1年)を投入。フォーメーションを4-4-2から5-4-1に代えて、逃げ切りにかかった。「練習試合で何度かやっていた」(中村監督)という選手権仕様のオプションは安定感を発揮し、押し込まれる時間帯もあったが、危なげない対応を見せた。

 それでも山梨学院は後半35分すぎから、加藤を狙った猛攻を披露。警戒されながらも頭、胸にしっかり当ててマイボールにするエースに全てを託す形で、起死回生の1点を狙った。ところが、同36分にヘディングでつくったチャンスはファウルに終わり、同38分の裏抜けは相手DFがカバー。世代トップクラスのストライカーは最後までネットを揺らすことができず、悔しい1回戦敗退となった。

 山梨学院の安部一雄監督は試合後、「今年のチームは加藤が何もかもしてくれると頼りすぎてしまった」と敗因を指摘。「もうちょっと違う引き出しがあれば……」と悔しさをあらわにした。それでも「1年生もメンバーに入ってきているので、来年はもっと面白いチームになるはず」と来季に期待を寄せた。

 一方、米子北の中村監督は「ここまで研究してきたなかで、山梨学院さんは2トップを中心にまとまりのある良いチームだと思っていた。ここで勝っていけばチームが成長できると、対戦を楽しみにしていた」とリスペクトの気持ちを表現。選手起用とポジションチェンジで流れを変えたことについては「どの要素が効果的だったのかは分からないが、対応がうまくいった」と胸を張った。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)

(取材・文 竹内達也)

●【特設】高校選手権2017

清水内定MF高橋が圧巻の一撃!神村学園が8年ぶり初戦突破、秋田商は13年間初戦の壁破れず…

固さが目立った神村学園高だが2回戦進出を決めた
[12.31 全国高校選手権1回戦 秋田商高0-1神村学園高 NACK]

 4年ぶり5回目の選手権を戦う神村学園高(鹿児島)が、3年連続43回目の出場となる秋田商高(秋田)をエースの得点で下し、昌平高が待つ2回戦へと駒を進めた。

 攻撃時のミスが目立った両チーム。パスミスをしたり、無謀なドリブルをカットされたりと、自陣でボールを失い一気に相手の攻撃を受ける場面が目立った。「なんであんなにバタバタしているのか」と有村圭一郎監督は苦笑交じりに試合を振り返る。「(攻撃が)単調になってしまった。もう少し左右に振りたかった」、「ドリブルスタートが多くて。パスでもっとはがせたと思うんですけど、緊張があったのか長く持ち過ぎました」と指揮官は、普段どおりにプレーできなかったことを認める。

 停滞した試合展開を打破したのは、清水への入団が内定している神村学園の14番だった。前半終了間際の38分、秋田商のクリアミスを拾ったMF田畑拓武(3年)は、ゴールに背を向けていたMF高橋大悟(3年)へとパスをつける。ボールをコントロールした高橋は、振り向きざまに左足を一閃。ペナルティアリア外から放たれたシュートは、GKの左を抜けてゴールネットを揺らす。「高橋じゃないと決めてなかったと思います」と指揮官も絶賛のビューティフルゴールだった。

 続く前半アディショナルタイムにMF和田駿斗(2年)が決定機を迎えた神村学園だったが、GK成田佳輝(2年)がセーブ。後半3分にはMF原田啓史(3年)のスルーパスから和田がゴールネットを揺らしたが、判定はオフサイドとなり、追加点を奪えない。

 13年ぶりの初戦突破を目指す秋田商も反撃。高い位置からプレスをかけて神村学園のパスミスを誘うと、MF伊藤颯(3年)がペナルティエリアすぐ外でインターセプト。シュートではなくパスを選択したが、体を張った神村学園守備陣に阻まれてしまう。さらに、CKやMF出口陽介(3年)のロングスローでも好機を見出そうとするが、チャンスをものにできず80分を終えた。

 無事に初戦を突破し、「テクニックがあるチームなので、お互いにいいサッカーをしたい」と続く昌平戦への展望も語る神村学園の指揮官は、今年8月に他界した松澤隆司氏への想いを胸に選手権に臨んでいるという。松澤氏が指揮を執っていた鹿児島実業高で3年次に選手権制覇(静岡学園と両校優勝)を遂げている有村監督は、「松澤先生が作った鹿児島の高校サッカー」を改めて全国にアピールしたいと思っていたという。そのためには、選手権で勝利監督インタビューが必要だった。「なんとか勝たせてくれ(笑)」と選手たちに託した願いは実を結んだ。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)

(取材・文 奥山典幸)
●【特設】高校選手権2017

“カメレオン”明秀日立、目標の8強へまず1勝…初出場の高知西を寄せ付けず

明秀日立が快勝で2回戦へ
[12.31 全国高校選手権1回戦 明秀日立3-0高知西 ゼットエー]

 第96回全国高校サッカー選手権1回戦が31日に行われ、ゼットエーオリプリスタジアムの第1試合では2年ぶり2回目の出場となった明秀日立高(茨城)が、初出場の高知西高に3-0で勝利した。1月2日に行う2回戦では、星稜高(石川)と対戦する。

 4バックと3バック。明秀日立はカメレオンのようにシステムを使い分けた。「両方使えるようにしておきたいということです。いろんな形でトレーニングしてきている。今日は両ワイドの選手に対応するために、3人より4人がいいと思いました。どちらかというと、守備のことを考えての起用です」。3発快勝。33歳の青年指揮官、萬場努監督の口も滑らかだった。

 前半から明秀日立が攻め続けた。立ち上がり4分に獲得したFKをMF荒井慧伊大(3年)が直接蹴り込んで先制に成功。ただその後は前半18分のFW作山雅紀(2年)のボレーがクロスバーを直撃、同39分にはCKを頭でつないでDF高嶋修也(2年)が押し込んだヘディングシュートもポストに嫌われる。

 しかし慌てることなくゲームを進めると、守備面ではスタートの4バックから前半15分過ぎに3バックに変更。そして上手くハマらないとみると、4バックに戻すなど柔軟な対応を見せながらゲームを進めた。

 一方の高知西も徐々にボールを回し始めるが、明秀日立の強固なバックラインを崩すことが出来ない。セットプレーなどでゴール前でチャンスを作りかけるが、オフサイドトラップにことごとく引っ掛かり、シュートシーンさえまともに作ることができなかった。

 後半もボールを持ってゲームを進めたのは明秀日立。後半11分のFW二瓶優大(2年)のミドルシュートが枠上に外れて頭を抱える場面はあったが、同13分、左サイドを突破した荒井のクロスを相手選手に当たってこぼれると、MF伊里隼人(3年)が左足で蹴り込み、リードを2点に広げた。

 その後も明秀日立は選手交代を進めながら余裕を持った試合運びをみせる。そして後半34分にはエリア外左でボールを持った途中出場のFW橋本光希(3年)が右足を一閃。一直線に放たれたボールはゴール右隅に突き刺さった。

「ベスト8に入ろうという目標がある。明後日、明々後日と連戦をする準備もしてきた。いつか日本一になりたい。ベスト8に安定してなっているチームは入れている。そのためにはチームでまずはベスト8に入ることが目標かなと思っています」(萬場監督)

 連戦を考えれば、交代枠を使い切って勝てたことも大きい。交代枠を使い切る戦い方については「いつものこと」と話した萬場監督も、交代選手が得点してくれたことに手ごたえを持っている様子だ。途中出場でゴールを奪った橋本も「シュート練習はずっとやってきた。自信になります」と笑顔で話した。

 一方の高知西の寺尾拓監督は「一番失点してはいけない時間帯で失点してしまった。あれがすべて」と警戒していたセットプレー、そして前半4分という時間帯での“ダブルパンチ”を悔やむ。

 高知西は来年度からは中高一貫の中学校が新設され、来年度入学の中学1年生が高校3年生になる6年後には「高知国際高」に校名が変更となることが決まっている。

 県内有数の進学校のサッカー部を率いる坂本監督は「(初出場の)時期が良かった。OBからも多くのメッセージをもらったが、勇気を与えられたんじゃないか」と語ると、「例えば我々のリストには野球部出身の子がいる。たくさん差はあったと思うけど、何かを起こせるスポーツがサッカーだと思っているので、これからもそれを追及していきたい」と歴史的一歩を踏み出せた経験を前向きに捉えた。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)

(取材・文 児玉幸洋)

●【特設】高校選手権2017

[MOM2380]明秀日立MF伊里隼人(3年)_気合の五厘刈り、孝行息子のアピール

MF伊里隼人(3年)が攻守に存在感を放っている
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.31 全国高校選手権1回戦 明秀日立3-0高知西 ゼットエー]

 アピールの一撃だった。明秀日立高(茨城)が1点リードで迎えた後半12分、左サイドから上がったクロスがゴール前でこぼれると、ボランチの位置からゴール前に詰めていたMF伊里隼人(3年)の足もとにこぼれる。

「とにかく枠を外さないようにと思った」

 大事にそして強く左足から蹴り込まれたボールは、ゴール右隅に突き刺さった。

 萬場努監督が「チームの心臓。司令塔」と絶大な信頼を置く選手。ただ背番号10を付ける3年生だが、「正直まだ彼だけ進路が決まっていない」のだという。

 3人兄弟の末っ子。両親に負担をかけたくない思いから、お金を貰いながらサッカーができる環境を探している。

 両親には奨学金をもらいながら大学に行くことも勧められたが、兄姉も高校を出て働いていることから、「自分も稼ぎながら、親にも返せるようにしていきたい」と決意は固い。

 五厘刈りで自身を奮い立たせる。頭を丸めたのは大会2週間ほど前。「気合を入れるため」に自分でバリカンを頭にあてた。大会直前の開会式前日にも再び五厘で刈り揃えて、決戦に臨んでいる。

 ピッチ中央でひときわ目立つ五厘刈り。ただそれは頭が目立つからだけでなく、運動量豊富にどこでも顔を出すプレー面で存在感を放っているからこそだ。「寒いですけど、そこは気持ちで頑張ります」。孝行息子のアピールは続く。
 
(写真協力『高校サッカー年鑑』)

(取材・文 児玉幸洋)

●【特設】高校選手権2017

初めての選手権で“初めて見た”雪…宜野湾FW与那嶺琉「テンションが上がった」

1得点を奪った宜野湾高(沖縄)FW与那嶺琉(3年=8)
[12.31 全国高校選手権1回戦 旭川実高4-2宜野湾高 駒場]

 試合前にパラパラと降り出した雪は、前半途中には大きな結晶となって空から降ってくる。宜野湾高(沖縄)FW与那嶺琉(3年)は生まれて初めて見る雪が舞う中、初の選手権を戦った。

「初めて見た」という雪が降り始めたのは、試合前にロッカールームにいるときだった。「皆テンションが上がっていた」と雪を初めて見る選手も多く、練習を開始するときには「足が冷えたらうまく走れないと聞いていたので、カイロを靴に入れる選手もいた」ようだ。対戦相手は北海道代表の旭川実高。当然「雪に関しては相手に分があると思った」が、「けど、負けないように自分たちのプレーを出していこうと思った」と試合に臨んだ。

 前半7分に旭川実に先制されたものの、同28分に与那嶺が一時は同点となるゴールを記録する。「相手はバックパスが多かった」と相手のバックパスを奪い取ると、「試合前にGKの身長が大きいこと(188センチ)は確認していたので、横ではなく股下の方で行こう」と狙い通りの股下の抜くシュートでネットを揺らした。

 しかし、その後3点を奪われたチームは、後半35分にMF富田勇人(2年)のゴールで1点を返したものの、2-4で敗れて初戦で姿を消すこととなった。

 敗れはしたが、初めて見た雪が舞う中、初めて立った選手権の舞台は、「良い思い出になります」と白い歯を見せる。高校3年生の与那嶺にとって、高校最後の試合。今後は医療の専門学校に通い、「将来はサッカーをサポートできる仕事につければと思っています」と新たな夢を目指す。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)

(取材・文 折戸岳彦)

●【特設】高校選手権2017

「開始15分で点を取ろう」滝川二、“攻めの姿勢”で実践学園を振り切って初戦快勝!

滝川二高が初戦突破(写真協力『高校サッカー年鑑』)
[12.31 全国高校選手権1回戦 実践学園高 0-2 滝川二高 駒沢]

 前回大会8強の滝川二高(兵庫)が、前半から攻勢に出て2得点。その勢いをそのままに実践学園高(東京A)を振り切った。前回大会を超えるベスト4を目指して、1月2日、帝京大可児高(岐阜)と駒沢陸上競技場で2回戦を行う。

「前半の戦い方が全て。縦に速いチームということは分かっていた。前半は15分まで耐えようと話したのですが…それができなかったのが敗因です」

 試合後、実践学園の深町公一監督はそういって唇を噛んだ。否が応でも緊張する初戦、プラン通りに試合が進まないことの方が多い。だから、実践学園のプランが崩れたのはある意味いたしかたない。だが、滝川二はプランを遂行した。

「前回大会で前橋育英高(群馬)に負けて、それから立ち上がりの15分で点を取ろうと言ってきた。その経験があっての得点だったと思います。おかげさまで試合にいい形で入れました」と、滝川二の松岡徹監督は振り返る。

 試合開始直後から、滝川二はいきなりフルスロットルだった。立て続けにCKでチャンスを作り、ミドルシュートがバーを叩く。そして前半12分、相手のクリアのこぼれ球が浮き球に。これに反応した主将のMF稲田丈太郎(3年)が左足でダイレクトボレー。ゴールまで距離があったにもかかわらず、ボールはきれいにゴールへと吸い込まれた。

「前回大会時、1月5日に前橋育英さんと試合した時の選手が多く残っていて、彼らの中で何かがプラスになってと思います。加えて、駒沢であまり勝った印象がないのと、自分自身高校3年の時に帝京(東京)さんに負けた地でもある。そういった過去も含めて超えてほしいと」(松岡監督)

 選手権初戦でいきなり攻勢をしかけるにはリスクと勇気がいる。だが、想定通り15分までに先制した滝川二は、続く前半18分にも追加点を挙げる。中盤底からDF上出直人(3年)が縦にスルーパス。これがFW福嶋一輝(3年)につながり、前半で2点リードを奪うことに成功した。「福嶋はスタメンで使ったことがなかったんですけど、“点を取るかな”という根拠のない直感があって」先発に抜擢した松岡監督はしてやったりの表情だ。

 対する実践学園は、滝川二の圧力をなかなか押し返すことができない。3-4-3の中盤が下がってしまい、ボールを奪っても後方からの押し上げが届かないため、前線のFW前原龍磨(3年)、FW村上圭吾(3年)、FW武田義臣(3年)、3枚頼みの攻撃になってしまう。中央は厳しいプレスを受けるため、左サイドMF山内稔之(2年)、右サイドMF石本耀介(3年)とサイドからの打開を試みた。後半途中からはMF大関友樹(3年)が守備に奔走させられたためビルドアップが難しい。逆にサイドが攻撃に絡んだ時はチャンスが作れていただけに、自分たちの形が封じられてしまった印象が強いのではないだろうか。

 そして、滝川二のもう一つの強みは「選手層の厚さ」だ。「ハーフタイムの時点で交代枠が5枚使えるので、戦術的な理由というより、たくさん選手に試合を経験してほしい意味で代えていくという話はしてました。前回大会も、確か準々決勝までに23人使ったんじゃないかな」(松岡監督)と言うように、レギュラーと控えの差が小さく、誰がプレーしても「滝二スタイル」に支障をきたさない。特に過密日程となる今大会では、大きな武器になることは間違いなさそうだ。

(取材・文 伊藤亮)
●【特設】高校選手権2017

[MOM2374]滝川二MF稲田丈太郎(3年)_キャプテンが「あ、入っちゃった」先制ゴール!

MF稲田丈太郎(3年)がファインゴール(写真協力『高校サッカー年鑑』)
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.31 全国高校選手権1回戦 実践学園高 0-2 滝川二高 駒沢]

 滝川二高(兵庫)の「前半の15分までに得点する」プランを現実のものとしたのは、頼れるキャプテンMF稲田丈太郎(3年)が放った左足ボレーからのファインゴールだった。

「立ち上がりからずっと攻めててフィニッシュでも終われていた。だから自分も(フィニッシュで終わろうと)思い切って足を振ってみたところ、たまたまですけどいいところへ飛んでくれました。これまで、あんなシュートを決めたことはありません。トラップするという選択肢もありましたが、最初だし、何が起きるか分からないと思っていた。立ち上がりはシンプルに押し込んでシュートも多く打てていてできれば点を取りたいと思ってたところで“あ、入っちゃった”と」本人はそうはにかむ。

 この試合ではボランチに位置するも、元々FWとしてプレーしてきた。「幼稚園の年中くらいからサッカーを初めて、小・中とずっとFW。高校ではCBとFWという二刀流もしていましたが。今年は新人戦、インターハイと勝てなくて、ポジションがどうこう言っていられなくなりました。夏ぐらいからトップ下やボランチになったので、今のポジションは慣れ切っています」。

 点が取れるボランチ。それは背番号「9」を背負うことからも分かる。かつて岡崎慎司(レスター・シティ)など名だたる先輩ストライカーが背負ってきた番号だ。「岡崎さんの9番を背負って、また、昨年の9番だった山田裕也さんからも選手権前に連絡をもらって。僕も続いて活躍してやろうと考えていました。だからひとつ結果を残せてよかった。キャプテンとしてチームをまとめることが、9番としてはゴールを求められますから」。

 そう、稲田選手のもう一つの重要な役割はキャプテン。実は、滝川二にくるまでキャプテンの経験はなかった。だが、そのキャプテンシーに対する評価はすこぶる高い。「キャプテンを中心に選手たちでやってきたことが今日のゲームにつながったと思います。稲田はサッカーも勉強もリーダーシップがとれる選手。とても“滝二”らしいというか、監督の言いたいことを選手たちに代弁できる。それでいて受け身にならない。彼の人間性が、この試合の立ち上がりの勢いにつながったような気がします。べた褒めですけど(笑)」と、松岡徹監督は目を細める。

 実際、この試合前にも監督の思いを代弁していた。「立ち上がりから飛ばしていこうと。声やプレーの起伏で相手を圧倒すれば、そこで必ずチャンスが来るからと伝えました」。“滝二らしさ”とは美しさや華やかさよりも泥臭さや戦う姿勢を優先することを指す。偉大な先輩にも「勉強させてもらってます」と冷静に語るキャプテンが見据えるのは前回大会越えだ。

「前回大会で多くの2年生が出場させてもらって、前橋育英さんに負けたところからこのチームはスタートしている。前回を超えたいです」。前橋育英戦から約5日ほどでキャプテンになった稲田。そのキャプテンシーの集大成は、埼玉スタジアムへ行けるかどうか、で問われそうだ。

(取材・文 伊藤亮)
●【特設】高校選手権2017

[MOM2375]帝京大可児MF坂梨寿莉(3年)_発熱トラブルなんのその!値千金ゴールで予定通りHT交代

発熱トラブルも値千金のゴールを決めたMF坂梨寿莉(3年)(写真協力『高校サッカー年鑑』)
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.31 全国高校選手権1回戦 帝京大可児高 3-0 徳島北 駒沢]

「ポゼッション」という標榜するサッカーが根付いている帝京大可児高(岐阜)にあって、今年のチームはさらに「勝ちにこだわる」要素も加えられている。それが3得点無失点というこの日の試合につながったわけだが、それでも「前半0-0だったら慌てていたかもしれない」と堀部直樹監督は振り返る。

 そんな不安を解消してみせたのがMF坂梨寿莉(3年)の先制ゴールだった。左サイドからボールを受け、ゴールするまでには冷静な頭脳も働いていた。「ファーストタッチが良くなかったんですけど持ち直して。絶対相手が足を出してくるところだったので(それも頭に入れて)ワンタッチでいきました。入ってよかったです」。

 じつは坂梨は、昨夜に発熱していたというから驚きだ。「昨日の夜の段階で37度後半あって。すぐにインフルエンザの検査をして陰性だったので、いけるところまでいこうかと。逆に試合に出ないかも、と思っていたから一発決めてくれたのかもしれません」と堀部監督は笑う。

 坂梨選手自身も「開会式のあたりから頭が痛くなって…。きっと開会式で人と接触したからかもしれません。あと、頭もよく痛くなるので。それでも薬を処方してもらって、夜もチームメイトが飲み物や食べ物を持ってきてくれて。体調はよくなったり悪くなったりしていたのですが、夜の8時半には寝て。そうしたら朝には36.3度になっていました」と振り返る。

 通常、帝京大可児の先発は試合会場に着いてから告げられるものらしいが、堀部監督はホテルに出る前に先発を伝えたという。「自分は先発できないと思っていて、それでも腐らずにやろうと思っていたので、先発と聞いて『まさか』と思いました。前半でつぶれてもいいと言われていたので、自分の力を出し切ることだけに集中しました。それでも前半15分くらいに右足の太もも裏がつりそうになって。身体も思いと感じた」。

 加えて、試合開始までは感じなかった選手権初戦の緊張も、キックオフ後に襲ってきた。決して万全の状態とは言えない。だが、それでも貴重な先制ゴールを奪えたのは、日頃の鍛錬の賜物だろう。
 
 坂梨選手は予定通り前半で交代。後半はベンチから戦況を見守った。「前半は1-0でもどうなるかわからず、相手はこれまでCKなどで得点しているのは知っていたのでヒヤヒヤしました。(後半36分に)2点目が入って、ようやく楽に見られるようになりました」とチームに感謝する。

 ちなみに、試合後の体調は「ぜんぜん楽」。「県大会も嬉しかったですけど、選手権で挙げたゴールはこれまでのサッカー人生の中で1、2位を争う」体験をした坂梨選手は、1月2日の2回戦滝川二高(兵庫)戦でさらなる飛躍を誓う。

(取材・文 伊藤亮)
●【特設】高校選手権2017

パスワークに加味された勝負強さ。帝京大可児が徳島北を下して2回戦進出

ベンチメンバーと喜ぶFW久保藤次郎(3年)(写真協力『高校サッカー年鑑』)
[12.31 全国高校選手権1回戦 帝京大可児高 3-0 徳島北 駒沢]

 駒沢陸上競技場での1回戦第2試合は、帝京大可児高(岐阜)が、徳島北高(徳島)を3-0で完封し、2回戦へ進出した。来年1月2日、滝川二高(兵庫)と駒沢陸上競技場で2回戦を行う。選手権初出場となった徳島北だったが、初勝利は次回以降へのおあずけとなった。

 前半から多くのチャンスを作ったのは帝京大可児だった。前半17分、FW久保藤次郎(3年)が左サイドを上がり中央のMF坂梨寿莉(3年)へパスを通す。坂梨が相手の動きを見ながらこれを冷静に決めて先制する。

 だが、初戦の緊張からか、帝京大可児は続く得点チャンスをものにできない。前半31分にはPKを獲得するも、久保がクロスバーに当ててしまい追加点はならず。勢いは持続しているものの、どこかすっきりしない流れで前半を折り返した。

 徳島北は県予選4試合1失点と、堅守で勝ち上がってきたチーム。佐藤城介監督は、「できるだけ失点しない時間を作りたかった。前半もPKを外してくれたりしたので、しぶとく失点せずに後半得点したかったのですが…。前半は逆を取られる動きが多かったので、サイドに追い込むこと、そして、ボールを奪った後の処理に時間をかけないで逆サイドのスペースに展開することをハーフタイムに伝えたのですが、でも、バタついて近くでプレーしてしまいました」と悔しがる。

 だが後半、徳島北は体を寄せる激しいディフェンスと、そこから前線へのロングフィードでチャンスを作った。15分、29分のCKでは、ともにDF中道央樹(3年)の頭にボールを合わせる。17分にも右サイドのMF小林竜來(2年)の中央へのパスをFW富士智樹(2年)がスルー。フリーで受けたMF富永竜司(3年)がシュートを放つ。シュートはどれもゴールの枠をとらえることはできなかったが、やろうとしているサッカーの片鱗を見せてくれた。

 時間帯によっては押し込まれる展開になった帝京大可児だったが、しぶとく失点を防ぐと、後半36分に待望の追加点を挙げる。交代出場のDF藤光翔(3年)がボールを持ち込み放った右足の強烈なシュートはクロスバーへ。この跳ね返りを久保が押し込んだ。前半のPK失敗同様、ボールはクロスバーに当たったが、今度はゴールへと吸い込まれた。

「いい時間帯で先制したのに、PKを外してチームを苦しめてしまいました。それもあったので2点目を決めた時はやっとという思いと、申し訳ない思いが両方ありました。フリーでいてボールが転がってくるのを信じて待っている、自分らしい」と久保が語るゴール。これで徳島北の集中の糸が切れたか、後半39分にも藤光のセンタリングをDF大森大地(3年)が頭でねじこみダメ押しとなった。

 帝京大可児の堀部直樹監督が述懐する。「前半で決めるべきところを決めていればまた違う展開になっていたと思います。ただ、それが選手権の緊張なのかもしれません。いつもと違う環境を乗り越えられなかったのが前半。ただ、途中から下がり気味だった最終ラインが修正されて下がらなくなった。そのあたりからいつもどおりになっていったと思います」。

 帝京大可児といえばパスを主体としたポゼッションサッカーが特徴だ。だが、今年のチームはそれだけではないという。

「センターサークル付近でボールを奪うのは今年の選手は得意です。そして我慢強い。うまくいかない時間帯も耐えることができたのは、ここまで多くの試合を経験することができたからだと思います。帝京大可児=ポゼッションとなっているところに、今年は勝ちにこだわる要素を加味しています。県大会もインターハイ予選もそれで勝ってきましたし、戦い方は2つ、3つあります」

 これまでと一味違う“可児サッカー”。次に拝見できるのは1月2日だ。

(取材・文 伊藤亮)
●【特設】高校選手権2017

[MOM2379]日本文理MF久住玲以(3年)_2得点の10番、今日はコウチーニョで次戦はロナウジーニョ!?

2得点を奪った日本文理高(新潟)MF久住玲以(3年=右)
[12.31 全国高校選手権1回戦 日本文理高2-0立正大淞南高 駒場]

 イメージを膨らませる。中学生時代から続いているルーティンだという。試合前に有名なサッカー選手の映像を何度も見て、試合に臨む日本文理大(新潟)MF久住玲以(3年)が、選手権初戦前に選んだのはリバプールのブラジル代表MFコウチーニョだった。

 左サイドハーフの位置に入った久住は、この日はゴールで魅せた。前半14分、PA内でFW亀山来駆(3年)がファウルを誘って日本文理がPKを得ると、キッカーを託される。「あまり深く考えず、県大会と同じところに蹴った」ボールは、GK宮嶋岳(3年)にストップされて、「完全に読まれていた。ヤバいと思った」ものの、こぼれ球に自ら反応すると、今度はしっかりと左足で蹴り込んでネットを揺らし、チームに先制点をもたらした。

「たまたまこぼれてきたので、決められて良かったけど、(選手権初ゴールは)うれしいというよりも、ホッとした安心感が7割でした」

 さらに後半26分には、左サイドの高い位置でMF古木雄大(3年)がボールを奪うと、「走れば絶対に出してくれると信じて走った」とゴール前に走り込むと、ピンポイントクロスに飛び込んで鮮やかなヘディングでゴールを陥れる。「ヘディングであまり決めたことがなかったけど、高3になってからすごく練習をして、その結果が今日出て良かった」と笑顔を見せた。

 試合前には有名選手の動画を必ずと言っていいほど見るという背番号10。試合前日から試合前のバスで見る動画は自分でまとめており、リストはネイマールやコウチーニョ、ロナウジーニョとブラジル人選手が多く、「ドリブルが好きなので、ドリブルがうまい選手を見ている」とチェルシーのベルギー代表MFエデン・アザールもお気に入り。映像を見ることでイメージが膨らみ、試合中のプレーにも生かされるようだ。

 しかし、この日はコウチーニョのプレーを見て臨んだものの、「全然イメージどおりのプレーはできなかった」と苦笑い。そして、1月2日に行われる次戦旭川実高(北海道)戦に向けては、「ロナウジーニョを見て臨みます」とニヤリと笑った。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)

(取材・文 折戸岳彦)

●【特設】高校選手権2017

待望の一発に安堵…徳島内定の富山一FW坪井、東福岡戦は「3点取る」

富山一のFW坪井清志郎(3年)は前半26分に先制点
[12.31 全国高校選手権1回戦 富山一高1-0東海大熊本星翔高 等々力]

 エースの一発に胸を撫で下ろしたのは本人だけではなかった。富山一高(富山)は前半26分にFW坪井清志郎(3年、徳島内定)が先制点。右サイドで仕掛けたDF松本楓大(3年)のクロスからDF高浪陸(3年)がフィニッシュに持ち込むと、こぼれ球を拾った坪井が右足でゴールネットを揺らした。

「最近、点を取れていなかったので、自分が点を取って勝ちたい気持ちは強かった」。そう安堵の表情を浮かべた坪井は今年のプリンスリーグ北信越で24ゴール、選手権予選でも5試合で17ゴールを量産。しかし、今月のプレミアリーグ参入戦では1回戦の瀬戸内戦(2-1)、決勝の三菱養和SCユース戦(4-1)といずれもノーゴールに終わり、4年ぶりのプレミアリーグ復帰に沸くチームの中で喜び切れずにいた。

 待ちに待った背番号10のゴール。これには大塚一朗監督も「チームとして坪井が点を取れたことは良かった。坪井もお調子者なので、点を取ったらまた波に乗るんじゃないか」と目を細める。チームは最少得点での辛勝。「いつもはしっかり決めるところでふかしたりしていた」と、いつもと違う緊張感をチームに感じていた坪井は「次はチームとして硬さも取れて、もう少しいい状態でプレーできると思う」と指摘した。自分自身、この日はシュート3本で1点。「決めるべきところで決めないと、この先は難しくなる」と話す視線の先には来年1月2日の2回戦・東福岡戦がある。

 今夏に出場した出雲大社杯では決勝で東福岡と対戦し、6-3で勝っている。大塚監督は「向こうが『是非リベンジしたい』と言っていたので、それだけは嫌だなと。当たりたくなかった」と冗談交じりに明かしたが、その試合で1ゴールを決めている坪井は「勝てばチームにとって大きな自信になる」と返り討ちを誓う。

「毎試合、2点ぐらい入れないと、目標の10点以上は取れない。(東福岡戦は)3点取ることを目標にして頑張りたい」。08年度大会で当時鹿児島城西高(鹿児島)のFW大迫勇也(現ケルン)が樹立した1大会最多得点記録の10ゴールに並び、それを超えるために自身に課したノルマは1試合2ゴール。この日、取り逃した1ゴール分も含め、東福岡戦ではハットトリックを目指す。

(取材・文 西山紘平)

●【特設】高校選手権2017

[MOM2372]日章学園FW佐藤颯汰(3年)_J内定10番が期待に応える鮮やか2発も「もっと取らないと」

FW佐藤颯汰(3年)が2ゴールの活躍
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.31 全国高校選手権開幕戦 北陸高1-3日章学園高 西が丘]

 期待に応える仕事ぶりにも満足しなかった。ギラヴァンツ北九州内定FW佐藤颯汰(3年)は2ゴールの活躍を見せ、日章学園高(宮崎)を初戦突破に導いた。J内定選手として注目を集めるが、「意識されるのは分かっている。そのうえで結果を示さないといけない」とプレッシャーを跳ね返し、しっかりと結果を残した。

 まずは前半11分、DF神田陸(3年)のロングフィードで最終ラインの裏に抜け出し、MF河原淳(2年)にパス。エリア内に走り込んでさらにパスをさばくと、最後はDF阿部稜汰(1年)の右クロスを右足ハーフボレーで叩き込み、先制点。記念すべき選手権初ゴールに「1点目はうれしくて、やっと取れたっていう感じでした」と表情を崩した。

 “違い”を見せつけるように前半21分にも連続ゴール。「グラウンドがスリッピーだったので狙っていました」と相手のミスを突き、高い位置でボールを奪取。トラップから一瞬のスピードでエリア内に抜け出し、右足シュートをゴール左隅に突き刺した。

 この日は4-2-3-1の最前線で先発。前半35分からは2トップの一角に入り、後半22分からは右サイドハーフに下がった。日章学園は中高一貫校。「6年間ほぼ同じメンバーで、個人個人の特徴は分かっている」と連携には自信がある。流動的に前線の選手とポジションを入れ替え、息のあったコンビネーションを見せたが、初戦の硬さからかチームにはミスもあり、「縦パスが入ってきたときにミスなくおさめるのも自分の仕事。あとはもっと得点に絡んでいきたい」と反省も口にした。

 大会目標は得点王。「初戦の2得点に安堵感はあるか」と聞かれると、「それは全くないです。もっと得点を取らないといけない」ときっぱり。来年1月2日の2回戦は今年2度の対戦で勝てていない佐賀東(佐賀)との“九州対決”。「簡単に勝てる相手ではない。後ろからつないできて、中盤の選手に崩されるイメージ」と警戒を強める背番号10は「次の試合はミスをなくして、いい形で自分が起点になって勝ちたい」と力を込めた。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)

(取材・文 佐藤亜希子)

●【特設】高校選手権2017

大宮内定FW佐相が先制の昌平、広島皆実とのPK戦を制し選手権初勝利!

4人がPKを成功させた昌平高が念願の“年越し”を達成
[12.31 全国高校選手権1回戦 昌平高1-1(PK4-3)広島皆実高 NACK]

 第96回全国高校サッカー選手権、NACK5スタジアムでは1回戦屈指の好カードである昌平高(埼玉)対広島皆実高(広島)が行われた。

「選手起用も含めて、大胆にやった」と試合後に明かした昌平の藤島崇之監督。「ディフェンス的な部分でゲームコントロールができるし、選手からの信頼度が高い」と評する吉田航(2年)をDF登録ながらボランチに起用。さらに、コンディション不良のMF山下勇希(3年)をベンチスタートにし、「前への推進力、高さ」を買ってMF伊藤雄教(2年)をトップ下で先発させた。

 立ち上がりからボールを握ったのは、地元の声援を受けて戦う昌平だった。両センターバック、DF石井優輝(3年)とDF関根浩平(2年)、ボランチから落ちてきたMF原田虹輝(2年)が最終ラインでボールを回し、サイドの隙を見つけては正確なミドルパスを散らしていく。それと同時に、何度も広島皆実守備陣と駆け引きをしていたFW佐相壱明(3年、大宮内定)の動きに合わせてボールを入れ、J内定ストライカーが巧みにボールをおさめていった。

 先制点が生まれたのは前半19分、敵陣でボールを持ったDF塩野碧斗(3年)が、ペナルティエリアへと浮き球を入れると、DFとGKの間のスペースに走り込んだ佐相が頭でピタリと合わせる。昌平が同校にとって選手権初となるゴールを挙げて、試合を動かした。「練習していたことだったので、練習の成果がここで出た」とホットラインでの得点に佐相は自信をのぞかせた。

 劣勢を強いられた広島皆実の仲本洋平監督は、早めに手を打つ。31分にセンターフォワードの森内幸佑(2年)を下げてFW若宮健人(3年)を投入。同時に3トップの配置を変えて、若宮を左ウイング、MF藤原悠汰(3年)を中央、FW岡本拓海(1年)を右に回す。すると、この交代策が功を奏する。交代から3分後、左サイドでボールを持った若宮がドリブルを開始、鋭い切り返しでDFを抜き去り、中央にボールを入れる。中で岡本がつめると混戦になり、最後はMF堤太一(2年)が押し込んで広島皆実が同点に追いつく。

 後半に入り、昌平は佐相にいいボールを供給することができなくなる。「相手が嫌な状況になる」と切り札の山下を投入すると、背番号7がチャンスをつくり出す。佐相とのワンツーで広島皆実を崩すと、ペナルティエリアすぐ外でファイルを受ける。CKでもキッカーを務めていた原田が右足で直接狙うも、ゴールポストに弾かれてしまう。37分には単身ドリブルで切り込んでシュートまで持ち込んだが、ゴールを割ることはできない。

 アディショナルタイム、昌平のミスに乗じて広島皆実がビッグチャンスを迎える。途中出場のMF田中博貴(1年)がボールを奪い右サイドを持ち上がると、ゴール中央へマイナスのパス。抜け出した堤がGK緑川光希(3年)と1対1の場面になったが、シュートは緑川に当たってゴールポストに跳ね返されると、緑川が両手でおさめる。「『やられたかな』というところをいままで何回も止めてきた」と藤島監督も賞賛するスーパーセーブでピンチをしのぐ。

 1-1のまま80分を終えて勝敗の行方はPK戦に委ねられる。最初の2人をともに成功させると、3人目で昌平の守護神・緑川がセーブ。3人が成功した広島皆実に対し、昌平は4人がゴールネットを揺らし、PK戦に勝利。昌平が選手権初勝利を飾った。

「高校時代、年越しできなかったので、すごくいい経験ができた」。FW玉田圭司(名古屋)と同学年だった習志野高では、3年次に選手権に出場したが1回戦で敗退していた指揮官にとっても、“選手権初勝利”となった。1月2日の2回戦では、昌平は神村学園高と対戦する。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)

(取材・文 奥山典幸)
●【特設】高校選手権2017

[MOM2378]旭川実FW圓道将良(3年)_U-18代表候補が沈めた「自分でもびっくり」鮮烈ボレー

2得点を奪った旭川実高(北海道)FW圓道将良(3年=9)
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.31 全国高校選手権1回戦 旭川実高4-2宜野湾高 駒場]

 嫌な流れを断ち切る、あまりにも鮮やかな一発となった。前半7分に先制しながらも、同28分に追い付かれた旭川実高(北海道)。しかし、同37分に9番を背負うFW圓道将良(3年)のスーパーゴールが勢いをもたらした。

 前半37分、右サイドからDF櫛部悠路(3年)が送ったクロスは相手選手に当たって軌道が変わるが、圓道は落ち着いていた。「周りに誰もいなかった」と周囲を確認すると、「良いところにボールが来たので『打つしかない』」と迷わず左足ダイレクトで合わせる。勢い良く飛び出したボールはゴールネットに突き刺さり、値千金の勝ち越しゴールが生まれた。

「思い切り振り抜いてみたら、良いところにボールが飛んだ。うまく行き過ぎました。あれは自分でもびっくり」とおどけつつも、2年連続で出場した選手権での自身初ゴールに、「去年は何もできなかったので、本当にうれしかった」と白い歯を見せた。

 さらに後半9分にMF山内陸(2年)の得点でリードを広げて迎えた同11分には、相手の連係ミスを見逃さずに自身2点目を流し込む。大舞台での勝負強さを発揮したが、「味方の守備が良かった」と相手のミスを誘う激しい守備を見せたFW西村歩夢(2年)への感謝を忘れなかった。

 今夏行われた高校総体ではベスト8に進出したチームの原動力となり、自身はU-18日本代表候補に選出された。初めての年代別代表候補の活動では「チームとはレベルが違う環境で、ついていくのが精いっぱいだった」ようだが、「チームに戻ってからも、練習からそのレベルでやっていこうと意識が高まった」と大きな刺激を受けた。そして、年代別代表候補に選ばれたことで、「周りからの見方も変わってきたと思うので、その名に恥じないようなプレーをしようと思っている」と自覚も芽生えている。

 初戦突破に貢献する2得点となったが、「もっとできると思うし、満足していない」と貪欲な姿勢を見せるアタッカーは、チームを勝利へと導くゴールを奪い、さらなる高みを目指す。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)

(取材・文 折戸岳彦)

●【特設】高校選手権2017

[MOM2377]昌平GK緑川光希(3年)_2つのビッグセーブで選手権初勝利に導いた「絶対的守護神」

監督、チームメイトからの信頼も厚い昌平GK緑川光希
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.31 全国高校選手権1回戦 昌平高1-1(PK4-3)広島皆実高 NACK]

 絶体絶命のピンチをスーパーセーブで救った。昌平高(埼玉)はFW佐相壱明(3年、大宮内定)の選手権初得点で先制に成功するも、前半のうちに広島皆実高(広島)に追いつかれ、後半は焦れる展開を強いられる。1-1のままPK戦に突入すると思われた後半アディショナルタイム、右サイドをMF田中博貴(1年)に突破されると、中央へボールを入れられてしまう。混戦になるがMF堤太一(2年)が抜け出すと、GK緑川光希(3年)と1対1の決定機に。逆転弾を許したと誰もが思った瞬間、GK緑川に当たったボールはゴールポストに跳ね返り、再び緑川の元にこぼれてきた。「あそこまできたら自分が止めるしかない」と覚悟する緑川だが、「入っちゃったかなと思ったんですけど、外れてくれてよかったです(苦笑)」と胸をなでおろした。

 試合は1-1のままPK戦に突入。「最後はお前がヒーローになるんだ」と藤島崇之監督に檄を飛ばされた背番号1は、再び大きな仕事をして期待に応えた。PK2-2で迎えた3人目。「1本目、2本目と逆(の方向)だった」GK緑川は、広島皆実の主将大石謙介(3年)と対峙する。短めの助走をとったシュートは、GK緑川が同じ方向に反応。手が弾いたボールは、またしてもゴールポストに当たると、今度はゴールラインを超えていった。「GKコーチと(PK戦に)入る前に話して『ボールだけを見るんじゃなくて全体を見ろ』と。落ち着いて見れたと思います」とヒーローはPK戦での秘策も明かした。

 昌平対広島皆実の観客は9366人。メインスタンドだけでなく、バックスタンド、ゴール裏も観客で埋まり、昌平はホームスタジアムの雰囲気で戦うことができた。「学校の方たちも応援にきてくれて、その方たちの前でPKで気持ちも上がったので、絶対止めるしかない」。見事な活躍を見せたGK緑川に対し、「(PK戦になっても)絶対的守護神・緑川がいるので。やっぱりあいつは頼もしいなと思います」と佐相も手放しで讃える。

 3年ぶり2度目の選手権を戦う昌平にとって、この日の勝利は、記念すべき“選手権初勝利”となった。「チーム全体で勝ったと思ってるんですけど、PK止めて勝ったのは自分としても自信になる」。昌平の最後の砦は、自信を胸に高みを目指す。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)

(取材・文 奥山典幸)
●【特設】高校選手権2017

「それが『加藤拓己という人間』なので」 初戦敗退後、山梨学院エースが見せた美学と決意

世代屈指のストライカーFW加藤拓己を擁したが、1回戦敗退に終わった山梨学院高
[12.31 全国高校選手権1回戦 山梨学院高1-2米子北高 ニッパツ]

 うつむく者、立ち尽くす者、地面に膝を付く者、倒れ込んで天を見上げる者――。悲劇の逆転負けを喫した山梨学院高(山梨)の選手たちが多種多様な仕草を見せるなか、世代屈指のエースFW加藤拓己(3年)はただ一人、足早にセンターサークルへと向かって整列していた。表情に険しさこそあれど、大げさな悲しみは見られない。ただそこには、「加藤拓己という人間」としての美学があった。

 負傷で出場できなかった昨年度を経て、初めて臨んだ全国選手権の舞台。U-18日本代表という肩書き、世代屈指のストライカーという名声、そうして向けられてきた世間の注目を裏切らない働きは見せつけた。米子北高との1回戦に臨んだ加藤は前半23分、左サイドからのFKを頭で合わせ、今大会初ゴールを記録。さらに味方から寄せられるロングボールをことごとくキープし、最前線で攻撃の起点を作り続けた。

 敗戦後、そんなエースの奮闘について安部一雄監督は「今年のチームは『加藤が何とかしてくれる』と頼りすぎてしまった。もっと引き出しがあれば……」と悔しそうに話した。しかしその一方で、加藤は自らに敗因を求めた。「自分たちが決め切れていれば勝てたので、攻撃陣の責任。とくに自分に責任があります」。過度に理解を求めない淡々とした口調からは、嘘のない想いが表れていた。

 そんな主将の責任感の強さは、ピッチ上での振る舞いにも見て取れた。最後の最後に見せた冒頭の場面は、その最たるもの。その理由を尋ねると「ほとんどのキャプテンはチームメートを立たせに行くし、それがよくあることだと思うんですが、自分は率先してやって見せるほうだった。だから真っ先に整列をした」と説明してくれた。

 もちろん、悔しさがなかったわけではない。「いまも悔しさを押し殺して泣かないようにしています。それが強さなのか分からないですけど、それが『加藤拓己という人間』なので。自分はそれを演じているだけなのかもしれないですが、チームを引っ張っていくうえで、自分は一番先にやろうと思ってきた」。そんなリーダーとしての美学が、彼を突き動かしていたという。

 とはいえ、取材対応中、その声が湿り気を帯びてくる場面も二度ほどあった。一つは「全校応援」を繰り広げてたスタンドに話が及んだ時。夏に前十字靭帯を負傷し、応援団長を務めた藤井威司紀(3年)について述べ、「アイツとはいつも一緒にいた。チームを別の形で引っ張ってくれて、その思いに応えられなかったのが一番情けない」と素直な感情があふれ出た。

 もう一度は、「人生の中で一番の分岐点」となった3年間を経て、早稲田大での次のステージに話が及んだ時。「あと4年間、しっかり大学で人間としても磨き上げて、プロへの道を切り開けるように努力して、もっともっと良い選手になって、Jリーガーに、W杯の舞台に……とやっていきたい」。強い言葉の裏には、悔しさを必死で乗り越えようとする気持ちが垣間見えた。

 悔しいからこそ、前に進まなければならない。「高校みたいに取り上げられることもなくなって、名前も売れなくなって、静かに成長していくんだと思いますけど……」とネガティブな展望を口にしたのは、4年間で自らを追い込むという覚悟の表れか。「いつかJリーグに内定したという時に、『あの時の加藤か、あの時よりパワーアップしているな』という選手になって帰ってきたいです」と今後の決意を見せ、高校サッカー生活に区切りをつけた。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)

(取材・文 竹内達也)

●【特設】高校選手権2017

初出場・日本文理が立正大淞南撃破!! 初勝利飾って“夢のその先”へ

2得点を奪った日本文理高(新潟MF久住玲以(3年=10)を仲間が祝福
[12.31 全国高校選手権1回戦 日本文理高2-0立正大淞南高 駒場]

 第96回全国高校サッカー選手権1回戦が各地で行われ、埼玉・浦和駒場スタジアムでは初出場となる日本文理高(新潟)と2年連続16回目の出場となる立正大淞南高(島根)が対戦。前半14分に先制した日本文理が後半26分に加点すると、立正大淞南の反撃を許さずに2-0の完封勝利を収め、初戦突破を果たした。

「おそらく、ハイプレスを狙う両チームなので、そういう展開になるだろうと予測していた。そこで気後れのないよう、立ち上がりのワンプレー、チームとしての最初のプレーに気持ちを入れていこうと伝えた」(日本文理・駒沢隆一監督)

 序盤から激しい攻防となった試合は前半14分、PA内でFW亀山来駆(3年)がファウルを誘って日本文理がPKを獲得。キッカーを任されたMF久住玲以(3年)のシュートは一度はGK宮嶋岳(3年)に阻まれたものの、跳ね返りを久住自らが蹴り込んで日本文理がスコアを1-0とした。リードを許した立正大淞南にはアクシデントが襲い、直前のプレーで負傷していたDF竹中響哉(3年)がプレー続行不可能と判断され、MF松近嘉莉歩(3年)との交代を余儀なくされた。

 後半に入ると、1点のビハインドを背負う立正大淞南が立ち上がりからゴールに迫る。同4分にはDF松井聡太(3年)、同6分にはFW衣川絢誠(3年)、同8分にはFW鶴野怜樹(2年)のラストパスから衣川が狙うもネットを揺らすには至らず。すると、相手の猛攻に耐えた日本文理が同25分、高い位置でボールを奪ったMF古木雄大(3年)の鮮やかな軌道を描くクロスに走り込んだ久住がヘディングで流し込み、リードを2点差に広げる。

 ここから立正大淞南の猛反撃が始まるが、後半28分に衣川、同35分にMF檜垣和志(3年)が放った至近距離からのシュートがGK相澤ピーター・コアミ(2年)の好セーブに阻まれてしまう。

「至近距離からの2本のシュートストップは、本当にチームを救った」と駒沢監督が振り返ったように、守護神のビックプレーによりゴールを守った日本文理守備陣の集中力は最後まで途切れず。たとえPA内にボールを運ばれようとも、2CBのDF長谷川龍一(3年)、DF松本勇貴(3年)らが体を投げ出してシュートをブロックするなど、立正大淞南の攻撃をはね返し続け、2-0のまま試合終了のホイッスルを聞くこととなった。

 初出場での初勝利に「やるからにはやっぱり勝ちたかった。2点のリードがあっても試合終了の笛が鳴るまでは、冷や冷やしていたので、本当にホッとしている」と胸をなで下ろした駒沢監督。「選手権に出ることが夢ではなく、夢のもう少し先に行こうということを目標に掲げてきたので、少しでも前に行きたい」と続く2回戦旭川実高(北海道)戦でも、一歩先へと進む勝利を目指す。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)

(取材・文 折戸岳彦)

●【特設】高校選手権2017

「年を越せて良かった」…“夏8強”の旭川実、宜野湾下して初戦突破

チーム3点目を奪った旭川実高(北海道)MF山内陸(2年=16)を仲間が祝福
[12.31 全国高校選手権1回戦 旭川実高4-2宜野湾高 駒場]

 第96回全国高校サッカー選手権1回戦が各地で行われ、埼玉・浦和駒場スタジアムでは2年連続6回目の出場となる旭川実高(北海道)と19年ぶり3回目の出場となる宜野湾高(沖縄)が対戦。前半を2-1として折り返した旭川実が後半に2点を加点すると、宜野湾の反撃を1点に抑えて4-2の勝利を収めて2回戦に駒を進めた。

 前半2分にFW圓道将良(3年)のシュートでゴールを脅かした旭川実が、前半7分に先制に成功する。高い位置で相手選手からボールを奪い取ったFW西村歩夢(2年)がPA内に侵入すると、左足シュートでゴールにねじ込みスコアを1-0とした。その後も攻勢を掛ける旭川実は同12分、MF中田怜冶(3年)がPA内からシュートを放つもポストを直撃するなど追加点を奪えず。

 一方の宜野湾は最終ラインのMF國仲洋秀(2年)が精度の高いフィードを左右に散らしてゴールに迫ろうとする。前半18分にはFW与那嶺琉(3年)のスルーパスから抜け出したDF照屋孝佳(3年)の狙いすました右足シュートがGK中塚勝俊(3年)に阻まれたものの、同28分に相手選手のパスミスを見逃さなかった与那嶺が中塚の股を抜くシュートでネットを揺らし、試合を振り出しに戻した。

 一進一退の攻防が続く中、前半37分に旭川実が再びリードを奪う。右サイドからDF櫛部悠路(3年)が送ったクロスは相手選手に当たって軌道が変わったものの、落下点に入った圓道が迷いなく振り抜いた左足はボールにジャストミート。左足ダイレクトで合わせたボールは鮮やかにゴールネットに突き刺さり、スコアを2-1とした。

 宜野湾の平田敦志監督が「何とか1-1で戻したかった」と悔やめば、旭川実の富居徹雄監督が「1-1のままいっていたら、どうなっていたか分からなかった」と振り返ったように、前半終了間際に奪った圓道の得点が旭川実に勢いをもたらし、後半立ち上がりに一気にリードを広げる。

 後半9分、圓道のパスに走りこんだMF山崎蒼太(3年)のシュートはGK金城滉大(3年)に弾かれたものの、こぼれ球に反応したMF山内陸(2年)が蹴り込んで3点目。さらに同16分には相手のミスを見逃さなかった圓道がこぼれ球をゴールに流し込み4点目を奪い、リードを3点差に広げた。

 3点のリードを許した宜野湾はDF仲原元気(2年)、FW田倉兆志(2年)、FW赤嶺結俊(2年)と交代カードを切って流れを引き寄せようと試みる。後半33分には、左サイドで切り込み役として存在感を放っていたMF名嘉眞颯(3年)のラストパスからMF富田勇人(2年)が決定機を迎えたが、シュートはゴールマウスを捉え切れず。だが直後の同35分、MF仲里啓夢(2年)が蹴り出したFKを富田が巧みにヘディングで合わせて1点を返した。

 しかし、反撃もここまで。夏の高校総体で北海道勢として23年ぶりのベスト8進出を果たした旭川実が逃げ切り、4-2の勝利を収めて初戦突破を果たした。「年を越せて良かった」と安堵の表情を浮かべた旭川実の富居監督だが、「内容的にもそんなに良くなかったし、これじゃ次は勝てない。どう戦うかをしっかり整理したい」と2日に行われる日本文理戦に向けて気を引き締め直した。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)

(取材・文 折戸岳彦)

●【特設】高校選手権2017

清水が2選手と契約更新

増田誓志と契約更新
 清水エスパルスは31日、MF増田誓志とDF二見宏志との契約更新を発表した。

 今年8月に加入した増田は、今季J1リーグ4試合で1得点をマーク。昨年7月に仙台から加入した二見は、25試合で1ゴールを記録していた。

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2017シーズンJリーグ特集ページ
●2018年Jリーグ移籍情報

ピンチ!キャプテン退団!(『それ自体が奇跡』第12話)

ピンチ!キャプテン退団!(『それ自体が奇跡』第12話)
30歳、結婚3年目、共働き。
夫は本気のサッカーを目指し、妻は違う男に惹かれ始めた。
初めて訪れる危機を二人は乗り越えられるのか!?
夢を追うすべての男女に贈る、話題の小説「それ自体が奇跡」をゲキサカで特別公開!



迷走の九月

 寝耳に水。片桐司が退団することになった。よりにもよって、キャプテン司がだ。
 司はゼネコン勤務。中学の途中までアメリカに住んでいたため、英語を話せる。それを見込まれ、シンガポールに転勤することになったのだ。正式な異動は十月一日らしいが、海外ということで、事前に通知された。そこは会社員。断るという選択肢はなかった。カピターレ東京のために会社をやめるという選択肢もなかった。
 シーズン開幕直後の小林恭太に続いて、二人め。しかもシーズン終盤。しかもキャプテン。衝撃は大きかった。できる限り練習にも試合にも出ますよ、と司は言ったが、無理はさせられない。チームとしても、司を抜きにしたフォーメーションを早めに確立しておく必要があった。リーグもそうだが、ウチの場合、関東を勝ち抜かなければ意味はないのだ。選手の追加登録は八月三十一日まで。今はもう九月。増員はできなかった。一人減。キャプテンというだけでなく、明朗とともにチームの中心として攻撃を組み立ててきたミッドフィルダーの、減。あく穴は大きい。
 監督は、システムを今までの四‐四‐二から四‐五‐一に変え、中盤を厚くした。細かく言えば、四‐二‐三‐一に近い形だ。センターのおれと拓斗と右サイドの智彦と左サイドの伸樹。それに光と至のボランチコンビはそのまま。中盤の前三人は、司に代わって入る悠馬と明朗と圭翔。つまりフォワードの圭翔を中盤に下げ、シャドーストライカーとして機能させる。
 これは賭けでもある。監督は勝負に出たな、とチームの誰もが感じただろう。圭翔を下げるということは、新哉をワントップに据えるということなのだ。元プロだが今なお無得点の新哉を。不安を覚えたメンバーもいたはずだ。おれはと言えば、監督の賭けに乗る気でいる。新哉はむしろワントップで活きる選手なのだ。それは初めからわかっていたが、圭翔もよかったので、ツートップにせざるを得なかった。そこへきての、司の退団。試してみるいい機会だろう。
 自分が指導者ならできなかった選択かもしれない。これまで五得点と結果を出している圭翔のポジションを変え、結果を出していない新哉のワントップにする。できない。おれなら、悠馬をそのまま司の位置に入れるとか、二宮要をスタメンでつかって悠馬はスーパーサブとして残すとか、そんな無難な選択をするはずだ。
 あくまでも暫定ではあるが、監督は試合前のミーティングで、司のあとのキャプテンに、何と、おれを指名した。
「いやいや。おれは今年入った新人ですよ」と辞退した。
「そういうことは関係ない」と監督は言った。「昨日入ったやつでも、まかせられると思えばまかせるよ」
 そして皆に問いかけた。
「誰か反対のやついるか?」
 手は挙がらなかった。
「いや、そう訊いたら手は挙げられませんて」
「じゃあ、賛成のやつは?」
 全員の手が挙がった。コーチの桜庭さんやトレーナーの成島さんやマネージャーの真希の手までもが挙がった。
「いや、その流れならこうなりますけど」
 おれがそう言うと、皆が笑った。
「逆に、貢さん以外誰がやるんですか」と明朗が言い、
「はい、決定」と智彦が言った。
「最年長のおっさんがキャプテンではないほうがいいような」とおれ。
「こんなときはいいんだよ」と監督。「困ったときはやっぱり歳上を頼る。おっさんを頼る。でもいいか? みんな、頼りすぎるなよ。困ったら全部貢にバックパスとか、そういうのはなしな」
「ういっす」
 だがそううまくことは運ばない。その試合は負けた。〇対二。完封負けだ。攻撃も機能しなかったが、守備も乱れた。その二つは分けられない。連動する。前がよくなければ、後ろにも影響が出る。守る時間が長くなると、攻撃への切り換えも遅くなる。結果、全体として押しこまれる。
「終わったことはしかたない。引きずるな。次、立て直すぞ」
「ういっす」
 立て直せなかった。個人的には、立て直そうと努力するところまでもいけなかった。そんな大事なときだというのに、おれ自身が、欠場を余儀なくされたのだ。
 きっかけは意外なことだった。おれに何かが起きたわけではない。左ひざに痛みが出たとか、ヘディングの際に相手とぶつかって鼻骨を折ったとか、そういうことではない。風疹になったのだ。おれがではなく、売場の黒須くんが。
 試合前日の土曜にそのことが判明した。朝、黒須くんは売場に電話をかけてきて、言った。すみません。今日は休みます。聞けば、朝起きたら顔に発疹があったという。腕などはあまり目立たなかったので、すぐには気づかなかったらしい。顔を洗ったあとに鏡を見て気づいた。ギョッとしたそうだ。はしかと水疱瘡は子どものころにやっている。たぶん、風疹。ということで、売場に電話をかけた。
 ツイてないことに、催事がある週だった。大催事ではないが、小さくもない催事だ。黒須くんから電話がきたことを増渕葵に聞かされて、あせった。その先の流れは簡単に想像できた。実際、そのとおりになった。中尾さんには自分から言った。微かな期待を込めて。
「明日。無理、ですよね?」
 明日休みをもらうのは無理ですよね? ということだ。中尾さんはおれを見た。少しためてから、こう返した。
「無理じゃないと思えるのか?」
「いえ、それは」
「黒須に無理して出てこさせるか? それで社員にもお客さまにも風疹をうつさせるか?」
 風疹が一日二日で治るわけがない。おれは午前のうちに監督に電話をかけ、事情を説明した。まあ、しかたないな、と監督は言った。そういうこともある。貢までもが転勤じゃなくてよかったよ。
 そのあとに、黒須くんからメールが来た。おれのスマホにだ。
〈病院に行ったら、やっぱり風疹だと言われました。明日、出勤になっちゃいますよね。本当にすみません〉
 昼の休憩のときに、こう返信した。
〈そんなのはいいよ。せっかくの機会だから、ゆっくり休んで〉
 試合前日。当日でなくてよかった。欠場という結果は変わらなくても、チームにかける迷惑の大きさは変わる。
 というわけで、翌日曜もおれは仕事に出た。丸一日、催事場でお客さまの相手をした。目がまわるような忙しさだったが、試合が頭から離れることはなかった。
 結果は、マネージャーの細川真希がメールで教えてくれた。
〈負けちゃいました。一対二。ウチの一点は悠馬くんです〉
 負け。ここへきての連敗。痛い。だが悠馬が点をとったのはよかった。悠馬自身、それでノっていけるだろう。あとは新哉だ。もう、譲られたPKでも何でもいいから、とにかく点をとってほしい。チームのためじゃなく、新哉自身のためにとってほしい。新哉が自分のために点をとることが、チームのためにもなるのだ。
 その後、ほかのチームの結果から、ウチが四位に落ちたことがわかった。四位。昇格圏外だ。残りは一試合。追いこまれた。最終戦で当たるのは、現在六位のチーム。そこにはもう三位以内の目はない。だが十五チーム中の六位。失点も多いが得点も多い。侮れない。ウチに代わって三位に上がったチームは、最終戦で二位のチームと当たる。星のつぶし合いになる。それがまだ救いだ。ウチは最低限勝たなければならない。引き分けでもアウト。絶対に勝たなければならない。得失点差は関係ない。とにかく勝点三が必要だ。
 こわいな、と思う。負けるのがこわいという感覚を味わうのは久しぶりだ。会社の部でプレーしていたときは、そんなことはなかった。三部から二部に上がれたらうれしいが、上がれなくてもそれはそれ。四部に落ちたとしてもそれはそれ。そう思っていた。
 ものごとは本当にうまくいかない。会社のサッカー部はつぶれてしまう。夫婦の関係はおかしくなってしまう。キャプテンは海外に転勤してしまう。黒須くんは風疹になってしまう。黒須くんの風疹が最終戦までに治らなかったら会社をやめようか。と、先走ったことを考える。今のレベルで体が動くのは、せいぜいあと二、三年。だから会社をやめない。ではない。だからこそやめる。気持ちはそちらへと動く。
 入団して八ヵ月。たかが八ヵ月。おれは自分が思いのほかこのカピターレ東京というチームを好きになっていることに気づく。
 初めは逃げ場だった。いわば駆けこみ寺だ。気軽に駆けこんでみたら、本気で修行をさせられる寺だった。だがおれは修行を楽しんだ。楽をしたという意味ではない。仕事で手を抜いたつもりもない。サッカーもやっていたからこそ、仕事もやれた。手を抜かずにやったからこそ、サッカーも全力でやれた。やっていいのだと思えた。
 体はキツい。試合に負けた日の翌朝は、本当に起きれない。一度遅刻しかけてからは、綾に頼むようになった。目覚ましもかけるけど起こしてくれ、自分で起きる努力はするけど起こしてくれ、と。会話がないなかで、そこだけはお願いした。
 もう中学生や高校生ではない。大学生ですらない。サッカーをやる必要はない。やるなら、自ら求めてやらなければいけない。チームそのものが好きでなければ、できない。プロ云々は関係ない。ただ動きたい。関わりたい。チームの草創期におれも関わっていたんだなぁ。と、あとでそのくらいのことは思いたい。暫定とはいえキャプテンまで務めたんだぜ。と、八十歳のときにそう言いたい。FIFAクラブワールドカップか何かでカピターレ東京がバルサとやる決勝の試合をテレビで観るときに。隣にいる八十歳の綾に。



<「それ自体が奇跡」の購入はこちら>

▼第1話から読む
○30歳サラリーマンがJリーガーを目指す!?(第1話)
○ある日突然、夫が本気のサッカーを始めたとき、妻は……(第2話)
○入社13年目でやらかしてしまった痛恨のミス(第3話)
○30歳のDF、試合で体が動かない!(第4話)
○試合の翌日、起きられずに会社に遅刻!?(第5話)
●エピソード一覧へ



<書籍概要>

■書名:それ自体が奇跡
■著者:小野寺史宜
■発行日:2018年1月9日(火)
■版型:四六判・272ページ
■価格:電子版 500円(税別・期間限定)、単行本 1,450円(税別)
■発行元:講談社
■kindle版の購入はこちら

[MOM2376]米子北MF鍛治川友貴(3年)_途中起用で流れ一変!プラン通りの逆転劇を牽引

途中出場で逆転劇を呼び込んだ米子北高MF鍛治川友貴(3年)
[12.31 全国高校選手権1回戦 山梨学院高1-2米子北高 ニッパツ]

 出番が訪れたのは前半29分、ベンチスタートの背番号14が試合の流れを一変させた。強力な攻撃陣を擁する山梨学院高(山梨)に挑んだ高校選手権1回戦、米子北(鳥取)のMF鍛治川友貴(3年)はビハインドを取り返すためのスーパーサブとして登場。チームが記録した全2得点の起点となり、歓喜の逆転勝利を呼び込んだ。

 米子北は前半23分、山梨学院高のエースFW加藤拓己(3年)にセットプレーから先制され、劣勢を強いられてしまう。そこで白羽の矢が立ったのは「早い時間から出番があるかなと思っていた」という鍛治川。「自分が流れを変えるしかないと思って、負けていたのでチャンスをつくろう」という思いでタッチラインをまたいだ。

 そしてピッチに立ってからわずか2分後、さっそく結果を出した。鍛治川は中盤右寄りでボールを受け、右サイドにスルーパスを配給すると、走り込んだMF馬場琢未(3年)が高弾道のクロス。ファーサイドでMF坂田二千翔(3年)が頭で合わせ、チームにとって待望の今大会初得点を記録した。

「相手はSBがクロスに弱いと聞いていたので、サイドから攻撃できるようにパスを出そうと思っていた。トップ下で受けて、サイドにつけて逆サイドが仕留めるというプラン」。まさに、そんな言葉どおりの同点劇。さらにその後の前半も、約10分間でチーム唯一となるシュート2本を放つなど、積極性を見せつけた。

 そしてハーフタイムが明けた後半7分、米子北は再び鍛治川を起点として得点を奪う。PA近くで前方にパスを送ると、MF佐野海舟(2年)が突進を開始。そのドリブルは相手GKに止められたが、FW葉間田累(2年)が落ち着いて流し込んだ。鍛治川は後半にもシュート2本を放つなど、途中起用で攻撃を牽引する堂々の活躍を見せ、試合後には「やってやったなという気持ちはすごくある」と笑顔を見せた。

 ただ、その言葉の後には「けど……」がついてきた。今日のプレーを自己採点すると「50点くらい」といたって辛口。「もっと前を向いてドリブルをしかけながら、シュートの精度を上げていかないといけない」と、チャンスがありながら生かせなかった部分に反省点を見いだした。

 また、中村真吾監督は別の課題も指摘する。「うまい選手なんですよ。でも、献身性が他の選手より劣るので、スタートからは出られていないんです」。もっとも、この日は終盤にオプションとして採用した5-4-1の左サイドで「与えられた役割は守ることだろうと思った」(鍛治川)と奮闘し、「すごく気持ちが乗っていて、しっかり動けていた」(中村監督)と上々の評価を得た。

 ならば、それを継続するしかない。「これからどういう使い方になるかは分かりませんが……」という指揮官の言葉は期待の証。「自分としては、ゴールを狙ってチームを勝たせるようにしたい」と意気込むハイスキルなアタッカーは、目に見える“結果”を求めて2回戦に臨もうとしている。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)

(取材・文 竹内達也)

●【特設】高校選手権2017

待望していた選手権は試練の舞台に。“静岡のファンタジスタ”清水桜が丘FW白井は負傷、そしてPK失敗に泣く

清水桜が丘高のFW白井海斗は怪我をおして出場。奮闘したが、悲運のエースに
[12.31 全国高校選手権1回戦 清水桜が丘高 1-1(PK3-5)高川学園高 フクアリ]

待望してきた選手権は注目エースにとって試練の舞台となった。清水桜が丘高(静岡)は“静岡のファンタジスタ”ことFW白井海斗主将(3年)が一週間前ほどの練習で左肘を脱臼する大怪我。開幕直前に練習復帰したものの、満足にプレーできる状況ではなく、この日はベンチスタートとなった。

 決して試合内容が良くない中でもチームメートたちが粘って前半を0-0で折り返すと、後半8分に白井が登場。13分には、右サイドを緩急のつけたドリブルで打開して決定的なラストパスを通した。

 DFラインからのパスを1タッチでピタリと味方の足下につけたほか、柔らかいボールタッチなど技術力を発揮。白井の登場でチームは押し込む時間帯を増やした。だが、本来の彼の出来とは程遠い内容。接触プレーを避けてか、サイドでボールを受けての浮き球パスでは脅威となりきることができず。チームも33分にFW大屋寛太(3年)が放ったヘディングシュートがクロスバーを叩くなど1点を奪うことができない。

 そして35分に失点。38分には右SB山田温人(3年)の突破からニアサイドの白井が粘ってシュートを放つ。このこぼれ球をMF松下祐也(3年)が右足で決めて同点に追いついた。だが、PK戦で4人目として登場した白井の右足シュートがGKに止められて敗戦。白井は「左手があまり使えないこともあったので自分ができることを最大限にやって、自分が得点して勝ちたかったんですけれども、仕事ができなくて残念でした。走る部分では全然問題なかったんですけれども自分の力不足を感じました」。注目エースは負傷、そしてPK失敗という不運が重なり、わずか1試合で姿を消した。

 白井の才能を認め、1年時から先発として起用してきた大瀧雅良監督は「海斗というエースが怪我をし、エースがPKを外したんだからウチとしてはベストゲームじゃないですか」
と語った。1年時からエースとして戦ってきた白井だが、過去2年の選手権は予選敗退。それでも今年、静岡県予選でMVPを獲得する活躍を見せてチームを選手権全国大会まで引き上げた。だが、「桜が丘の名前を全国に広められるような結果を残したい」「プロの人の目に引っかかるようなプレーをしていきたい」と強い思いを持って臨んだ選手権では結果を残すことができなかった。

 清水商高時代に3度の選手権日本一を経験している大瀧監督は選手権について「やってきたことの試験を受ける舞台」と説明する。その舞台で力を発揮しきれなかった白井は後輩たちへ向けて「1、2年生は悔しそうにしていた。勝って上のレベルで経験をさせてあげたかった。1、2年生がこの悔しさを糧にして、この舞台に戻ってきてくれることを期待しています」と語った。白井は強豪・順天堂大へ進学。この日、「試験を受ける舞台」で納得の行くプレーをすることができなかったFWは、この悔しさを持ち続けて成長に繋げ、次のステージで飛躍を遂げる。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校選手権2017

[MOM2373]高川学園GK安部洋一郎(3年)_PKは「10何本蹴ってやっと1本くらい」のGKが読みピタリ。好守で勝利導く

PK戦4人目、シュートを止めた高川学園高GK安部洋一郎がガッツポーズ。(写真協力=高校サッカー年鑑)
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.31 全国高校選手権1回戦 清水桜が丘高 1-1(PK3-5)高川学園高 フクアリ]

 1-1で突入したPK戦。高川学園高のGK安部洋一郎(3年)は4人目が勝敗を分けると感じていたという。「相手の4番目の時にこれを決めるか、止めるかで勝敗が大きく決まると思っていたのであそこで止められて良かったです」。勝負を左右すると分析していた清水桜が丘高の4人目は、注目エースFW白井海斗(3年)だったが、シュートを完璧に止めたGKが前半のビッグセーブも含めてヒーローになった。

 PK戦では相手の助走のリズムを見て跳ぶ方向を選択。白井は時間を掛けて助走し、リズムを変えてきていたが、それはスカウティングで分析済みだった。「元々分析はしていて、ゆっくり助走取ってくるので、最後まで我慢して対応しようと思っていました。わざと右にキックの直前にフェイントを入れて元々左に止めることを決めていました」。一つフェイントを入れて左へ跳ぶと、読み通りに飛んできたボールを完璧セーブ。直後に左SB浜下光輝(3年)がシュートを決めて高川学園が勝利した。

 読み、反応を見る限り、PKを得意としている印象だったが、実はPK戦を得意としているのではないという。「(練習でも)10何本蹴ってやっと1本止めてくれるくらい」と苦笑いする。それでも、先制直後に同点ゴールを献上してしまったこの日は、切らさずに心の準備を整え、臨んだPK戦で大仕事をした。

 前半28分には抜け出してきた相手アタッカーとの1対1をストップ。34分にもPAから決定的なシュートを放たれたが、「DFがニアを切ってくれていたのでファーのところに身体を残しておこう」と1ハンドでセーブした。CB田近洸貴(2年)らDFラインの奮闘やクロスバーに救われるシーンもあったが、「ゴールに入らなかったら点にはならない。とにかくゴールを守ることを考えていました」という守護神の、ここぞの場面でのファインセーブが高川学園を3年ぶりの初戦突破へと導いた。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校選手権2017

北九州、MF加藤弘堅との契約更新を発表

北九州が加藤弘堅と契約更新
 ギラヴァンツ北九州は31日、MF加藤弘堅(28)との契約更新を発表した。

 今季リーグ戦29試合で1ゴールを記録した加藤。クラブを通じて「シーズン途中に思うようにいかないこともあると思いますが、最後に笑うためにやる事やるべきことに責任持って一日一日努力していきます」とコメントしている。

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2017シーズンJリーグ特集ページ
●2018年Jリーグ移籍情報

[MOM2371]東福岡MF木橋朋暉(3年)_驚異の左足、会場どよめく圧巻FK弾

1ゴールアシストの活躍で初戦突破に貢献した東福岡MF木橋朋暉(3年)
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.31 全国高校選手権1回戦 尚志高0-3東福岡高 等々力]

 圧巻のダメ押しFK弾に会場もどよめいた。東福岡高(福岡)は2-0で迎えた後半アディショナルタイムにPA右外でFKを獲得。角度のない位置からMF木橋朋暉(3年)が左足を振り抜くと、豪快にニアサイドを破り、ゴールネットに突き刺さった。

 キックの直前、主審に注意されてポイントを少し下げてから蹴ることになった木橋。「ちょっと内側に置いたら戻された」と苦笑いしたが、「でも、気持ちは変わらなかった。ファウルをもらったときから直接狙おうと思っていた」と迷いなく振り抜いた。

「自分の武器である左足のキックを見せられて良かった」。小さいころからキックにこだわり、「いろいろ考えながら壁に向かってボールを蹴ってきた」というレフティーが意識するのは日本を代表するキッカーであるMF中村俊輔(磐田)。「映像を見て、自分で試す」と、参考になる部分は積極的に取り入れてきた。

 4月9日に行われたプレミアリーグWEST開幕節の神戸弘陵戦(2-2)でも直接FKを決めている木橋だが、「大きい舞台では久々。気持ちよかったし、スッキリした」と白い歯をこぼす。森重潤也監督は「キック力はある。その前から狙えと言っていたが、ようやく狙ってくれた」と明かすと、「彼自身の自信になると思うし、相手にも直接FKがあると分かれば、その他のパターンが生きる。今日の1点は今後につながる1点」と、その意義を強調した。

 前半33分にもゴールライン際のドリブル突破からマイナスのクロスでMF沖野直哉(3年)の先制点をアシストした。「県予選の準決勝でもああいう形があった。自分が持ったとき、ニアに沖野くんが飛び込んできてくれた。今日も走ってくるのが見えたので、そこにパスするだけだった」。1得点1アシストの左サイドアタッカーだが、連覇を狙った前回大会はベンチ入りを果たせず、チームも準々決勝で東海大仰星に敗れた。この日の舞台は当時と同じ等々力陸上競技場。「2年連続でここで負けたくなかった」というリベンジを果たし、2大会ぶりの日本一へ好発進を切った。

(取材・文 西山紘平)

●【特設】高校選手権2017

東福岡がV奪還へ3発発進!!「持ち味」の堅守で尚志を完封

後半アディショナルタイム、ダメ押しの直接FKを決めたMF木橋朋暉にMF福田湧矢が抱きつく
[12.31 全国高校選手権1回戦 尚志高0-3東福岡高 等々力]

 第96回全国高校サッカー選手権は31日、1回戦を行い、等々力陸上競技場の第1試合では東福岡高(福岡)が尚志高(福島)を3-0で下し、初戦を突破した。来年1月2日の2回戦では富山一高(富山)と対戦する。

 東福岡はMF福田湧矢主将(3年、G大阪内定)、MF田村和玖人(3年)、MF青木真生都(3年)の中盤3枚が抜群のキープ力とテクニックで攻撃を組み立て、両サイドからチャンスをうかがった。しかし、尚志も球際で厳しく競り合い、決定的な場面はつくらせない。逆にシンプルなカウンターとセットプレーで東福岡ゴールに迫る場面をつくった。

 東福岡の森重潤也監督が「尚志も力のあるチーム。そんな簡単に点が入るとは思っていなかった。球際やスピードのところで押し負けている感じはした」と振り返った序盤戦。尚志は前半22分、GK宗像利公(3年)からのロングキックをフリックしたボールにMF加野赳瑠(3年)が反応し、シュートまで持ち込んだが、GK松田亮(2年)にキャッチされた。同24分にはPA右手前の絶好の位置からDF沼田皇海(2年)が左足で直接FKを狙うが、壁をかすめてクロスバーを越えた。

 前半25分にもカウンターからFW二瓶由嵩(2年)の横パスをFW中井崇仁主将(3年)が左足ミドルで狙ったが、GKの正面を突いた尚志。同32分にはPA右の角度のない位置でFKを獲得すると、沼田が再び左足で直接狙ったが、GK松田の手をかすめたボールは惜しくもクロスバーを叩いた。

 ヒヤリとさせられた東福岡だったが、直後に先制点を奪う。前半33分、MF木橋朋暉(3年)が左サイドのゴールライン際をドリブル突破。マイナスに折り返したところにMF沖野直哉(3年)が走り込み、左足で流し込んだ。森重監督も「落ち着いてサイドを崩して点を取った。沖野が入ってくるタイミングで点で合わせたクロス」と納得の形。少ないチャンスを確実に生かし、嫌な時間帯でリードを奪った。

 東福岡は1-0で折り返した後半開始からDF西田翔央(2年)に代わってDF斉藤諒(3年)がセンターバックに入った。加野の突破をU-18日本代表DF阿部海大(3年、岡山内定)が1対1で止めるなど、尚志に反撃を許さず、果敢に追加点を狙う。後半16分、木橋の右FKからファーサイドのDF長尾宏清(3年)がヘディングで叩きつけるが、GK宗像がセーブ。同19分のFW守田怜司(3年)のミドルシュートもGKの正面を突いた。

 尚志は後半20分、加野に代えてFW十鳥仁寛(3年)を投入。同29分に沼田に代えてDF黒澤誓哉(2年)、同30分にはMF長谷秀皐(3年)に代えてMF加瀬直輝(2年)をピッチに送り込むなど、次々と選手を入れ替えたが、1点が遠かった。

 逆に東福岡は後半33分、途中出場のMF福田翔生(2年)がPA内に切れ込み、GKと1対1からシュート。これはGK宗像の好守に阻まれたが、こぼれ球を拾った福田湧が宗像のファウルを誘い、PKを獲得した。自らキッカーを務めた福田湧は冷静にGKの逆を突き、ゴール右に流し込む追加点。2-0と勝利を決定づけた。

 後半アディショナルタイムにはPA右から木橋が左足でニアサイドを破る圧巻の直接FK弾。3-0とダメを押すと、守備陣も無失点に抑え、初戦を完封勝利で飾った。福岡県予選も4試合連続完封で5大会連続の全国切符をつかんだ東福岡。キャプテンの福田湧は「選手権は5年連続で出ているけど、(県予選無失点は)ずっとなかった。今は守備がこのチームの持ち味」と胸を張る。伝統のサイド攻撃からの攻撃力に堅守も備えた“赤い彗星”が2大会ぶりの王座奪還へ、まずは第一関門を突破した。

(取材・文 西山紘平)

●【特設】高校選手権2017

弟が止められ兄がPKを…G大阪内定の東福岡MF福田湧「最初に決めろよと」

東福岡は後半33分にMF福田湧矢主将(3年、G大阪内定)がPKを獲得
[12.31 全国高校選手権1回戦 尚志高0-3東福岡高 等々力]

 弟の“ミス”はきっちりと兄がカバーした。東福岡高(福岡)は1-0で迎えた後半33分、MF福田湧矢主将(3年、G大阪内定)のスルーパスから途中出場のMF福田翔生(2年)が抜け出す。GKと1対1の絶好機で福田翔のシュートはGKに阻まれたが、こぼれ球を福田湧が回収。切り返そうとしたところでGKに倒され、PKを獲得した。

 このPKを福田湧が自ら決めて2-0。勝利を決定づける追加点となったが、「最初に決めろよと思った。結果的に自分が決められたので良かったけど」と思わず苦笑いした。1対1を止められた福田翔は福田湧の実弟。自分のゴールがうれしくないわけはないが、「兄としては(弟に)決めて輝いてほしいという気持ちもある」というのは偽らざる本音だ。

 県予選でも兄弟でピッチに立ったことはあるが、やはり全国大会は特別だ。「この舞台に立つのは小さいときからの夢だったので、うれしかった」。福田翔は双子で、弟の福田凌生(りょう)は北九州高の2年生。今年5月7日に行われた総体予選2回戦では東福岡と北九州が対戦し、兄弟3人がそろって出場した。「3人がピッチに立ったけど、9-0でやっちゃいました」。結果は東福岡の圧勝。冗談交じりに振り返る笑顔は弟愛に溢れていた。

「(試合に)出たら決めろと言っていた。いい抜け出しだったけど、あとはどうだろう。あそこで決めていたら最高だった」。あえて弟に厳しい言葉を投げかけるのは兄としての務めか、主将としての責務か。G大阪入団が内定している“ヒガシの10番”は「自分が点を取って勝たせる。点に絡むことにこだわりたい」と、次なる戦いに視線を向けた。

(取材・文 西山紘平)

●【特設】高校選手権2017

北九州DF弓崎恭平が富山に完全移籍「成長した姿を見せれるように」

 カターレ富山は31日、ギラヴァンツ北九州のDF弓崎恭平(25)が2018シーズンより完全移籍で加入することを発表した。

 2015年に福岡大から加入した弓崎は、今季リーグ戦10試合に出場し、1ゴールを記録。クラブを通じて「富山の皆様に認めてもらえるようなプレーができるよう努力していきたいと思います」と意気込みを語った。

 また、北九州を通じては「3年間地元でプレーをさせてもらい、たくさんのサポーターの皆さまから声をかけていただいて本当にありがとうございました。いただいた応援を力にして、カターレ富山でしっかりと成長した姿を見せれるように頑張って努力したいと思います」とコメントしている。

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2017シーズンJリーグ特集ページ
●2018年Jリーグ移籍情報

岐阜FW難波宏明が契約更新「来季も力尽きるまで頑張ります」

難波宏明と2018シーズンの契約を更新
 FC岐阜は31日、FW難波宏明と2018シーズンの契約を更新したことを発表した。同選手は今季リーグ戦37試合で9得点を記録。クラブを通じて「来季も力尽きるまで頑張ります」と意気込んでいる。

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2017シーズンJリーグ特集ページ
●2018年Jリーグ移籍情報

「今年も発表が大晦日になりましたが…」千葉が34歳DF近藤直也と契約更新

千葉が近藤直也と契約更新
 ジェフユナイテッド千葉は31日、DF近藤直也(34)との契約更新を発表した。

 今季J2リーグ38試合に出場し、4ゴールを決めた近藤はクラブを通じて「今年も発表が大晦日になってしまいましたが、来シーズンもジェフの一員として1年間戦えることを本当に嬉しく思います」と契約更新を喜んだ。

「シーズン当初は安定した戦いがなかなか見せられず苦戦しましたが、最後に7連勝とジェフらしいサッカーを見せることができ、選手サポーターが本当に一体となって戦えました。最後に見せたようなジェフのサッカーを来シーズンはスタートから見せていけるようにしっかり準備していきます。サポーターのみなさんにはホーム最終戦のような満員のスタジアムを毎試合お願いし、僕らは毎試合満員になるような面白くて強いサッカーを見せられるように頑張ります!」

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2017シーズンJリーグ特集ページ
●2018年Jリーグ移籍情報

福岡が神戸移籍ウェリントンの後釜を確保!長身FWトゥーリオを完全移籍で獲得

シャペコエンセからトゥーリオ・デ・メロが福岡に加入
 アビスパ福岡は31日、シャペコエンセ(ブラジル)よりFWトゥーリオ・デ・メロ(32)が完全移籍で加入すると発表した。

 フランスのリールやイタリアのパレルモ、スペインのバジャドリーなどでプレーした経歴を持つトゥーリオは、身長193cmの長身ストライカー。今年8月に行われた浦和レッズとのスルガ銀行チャンピオンシップで来日し、フル出場していた。

 クラブを通じて「アビスパでプレーすることになり本当に幸せです。アビスパのユニホームに袖を通し、自分にできる全てを捧げることができる喜びを感じています。一日も早く仲間たちと一緒にピッチに立ち、目標達成に向けて戦いたいです」とコメントしている。

 なお、福岡は26日、今季リーグ戦で19ゴールを記録したFWウェリントンがヴィッセル神戸へ移籍することを発表していた。

 以下、クラブ発表のプロフィール

●FWトゥーリオ・デ・メロ
(トゥーリオ・ビニシウス・フロエス・デ・メロ)
■生年月日
1985年1月31日(32歳)
■身長/体重
193cm/90kg
■国籍
ブラジル、フランス
■経歴
アトレチコMG(ブラジル)-オールボー(デンマーク)-ル・マン(フランス)-パレルモ(イタリア)-リール(フランス)-エビアン(フランス)-バジャドリー(スペイン)-シャペコエンセ(ブラジル)-スポルチ・レシフェ(ブラジル)-シャペコエンセ(ブラジル) 
■2017シーズン出場記録
ブラジル1部リーグ:24試合7得点
カップ戦など:9試合2得点

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2017シーズンJリーグ特集ページ
●2018年Jリーグ移籍情報

モウリーニョが判定に不満、吉田麻也のハンドを主張「明らかにPK」

ジョゼ・モウリーニョ監督が判定に不満
 マンチェスター・ユナイテッドは30日、プレミアリーグ第21節サウサンプトンと対戦し、スコアレスドローに終わった。ジョゼ・モウリーニョ監督は、PKが見逃されたと判定に不満を示した。クラブ公式サイトが伝えている。

 リーグ戦2戦連続ドローで首位マンチェスター・シティ(勝ち点58)と勝ち点15差を付けられた2位のユナイテッド。ホームで勝って新年を迎えたいところだったが、開始8分に脳震盪の疑いがあったFWロメル・ルカクが負傷退場。その後は一進一退の攻防が続いたが、最後のところで精度を欠き、勝ち点1を分け合う結果に終わった。

 試合後、モウリーニョ監督は「選手たちの姿勢、気持ちについては満足している。何の文句もない。大半の選手は、連戦の疲れもある中で非常に高い創造性を見せてくれた」と選手たちを評価。「チャンスを生かせず、クロスがゴール前に飛んだが決められなかった」と課題も残ったが、主審の一つの判定が試合結果に大きな影響を及ぼしたとモウリーニョ監督は分析する。

 その場面は前半32分、PA内のMFジェシー・リンガードが華麗なボールコントロールで浮かして相手をかわしにいった際、カバーに入ったサウサンプトンDF吉田麻也の腕にボールが当たった。しかし、クレイグ・ポーソン主審は笛を吹かず、ユナイテッドにPKは与えられなかった。

 主審の判定を尊重しつつも、モウリーニョ監督は「彼は素晴らしい審判で、欧州でも将来が楽しみな存在だけに、今日の判定は残念だ。そして、そのシーンが今日の試合のキーポイントの1つだった。明らかにPKが与えられるべき場面だった。0-0という結果で終わった以上、明らかなPKが与えられなかったのは特に重大なポイントだ」と不満を示した。

●プレミアリーグ2017-18特集
●海外組ガイド

分野研究家

縫い合せユニフォームを作る場合二つのパターンがある。 #フットサル#サッカー#ユニフォーム#グラデーション#カスタマイズ#高品質#着心地#保障#ロンヨン
Posted in 未分類

YS横浜がFW辻正男と契約更新「みんなで上位目指して頑張ります!」

 Y.S.C.C.横浜は31日、FW辻正男との契約更新を発表した。

 クラブを通じて「来シーズンもY.S.C.C.でプレーすることになりました!相手の脅威にもっとなれるように日々努力し、全力でプレーしてチームに貢献したいと思います。みんなで上位目指して頑張ります!」とコメントしている。

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2017シーズンJリーグ特集ページ
●2018年Jリーグ移籍情報

「チームの歴史に名を残せるように…」広島、パトリックのレンタル期間延長を発表

パトリックは来季も広島で
 サンフレッチェ広島は31日、サルグエイロ(ブラジル)から期限付き移籍で在籍しているFWパトリックについて、期限付き移籍期間を延長すると発表した。期間は2018年2月1日から2019年1月1日まで。

 今年7月から広島でプレーしているパトリックは、J1リーグ15試合で4得点を記録。広島のJ1残留に貢献した。クラブを通じて「今シーズン途中から加入したとき、チーム状態はよくありませんでしたが、2018年はシーズン始めから広島でスタートすることができます。サンフレッチェ広島のタイトル獲得に貢献し、チームの歴史に名を残せるように頑張ります」とコメントしている。

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2017シーズンJリーグ特集ページ
●2018年Jリーグ移籍情報

広島FWネイサン・バーンズがAリーグ復帰へ「いい経験ができた」

FWネイサン・バーンズがオーストラリアリーグのウェリントン・フェニックスに復帰
 サンフレッチェ広島は31日、FWネイサン・バーンズ(29)がオーストラリアリーグのウェリントン・フェニックスに完全移籍することを発表した。

 元オーストラリア代表FWは2015年7月にFC東京に加入。今年7月から広島に加入したが、出場機会はなかった。J1リーグでの通算成績は26試合3得点。なお、ウェリントン・フェニックスでは2014~15年にもプレーしており、リーグMVPに選出された経歴も持つ。

 クラブを通じて「サンフレッチェ広島ではいい経験をすることができました。コーチングスタッフや選手の皆さんと一緒に仕事ができたことをうれしく思います。J1に残留することができ、本当によかったです。
これから私は新しいチャレンジに向かいたいと思います」とコメントしている。

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2017シーズンJリーグ特集ページ
●2018年Jリーグ移籍情報

インテル連敗止まるも公式戦ここ6試合でわずか1得点…長友は出番なし

インテルの連敗は止まったが…
[12.30 セリエA第19節 インテル0-0ラツィオ]

 セリエAは30日、第19節を行った。日本代表DF長友佑都の所属するインテルはホームでラツィオと対戦し、0-0で引き分けた。長友はベンチ入りしたが、出場しなかった。

 インテルは16日のウディネーゼ戦で今季初黒星を喫すると、そこから歯止めが利かなくなる。23日のサッスオーロ戦も落とすと、27日のコッパ・イタリア準々決勝で行ったミランとのダービーマッチも延長戦の末に敗れていた。

 ラツィオとの一戦を0-0で引き分け、何とか連敗は止めたインテルだが、これで公式戦3戦連続無得点。3日のキエーボ戦では今季最多の5得点を決めるなど、好調だった攻撃陣が以降の公式戦6試合でわずか1得点と不振に陥っている。

 公式サイトによると、試合を振り返ったルチアーノ・スパレッティ監督は「今季終わりに多くの勝点が必要となる。今日の試合は強さ、信念、正当なメンタルを持って正しい方法で戦った」と、連敗を止め、勝ち点1を獲得したチームを評価。DFダルベルトも「ライバルチームの1つから、貴重な勝点1を獲得した。全体的に良いパフォーマンスだった」と語った。
 
 なお長友はこの日も出番なしに終わった。リーグ戦はこれで7戦出番なし。ただ先日のコッパ・イタリアのミラノダービーにフル出場したように、指揮官の評価は現状では“カップ戦要員”のようだ。

●海外組ガイド
●セリエA2017-18特集

京都と契約更新も…元日本代表FW大黒将志、来季はレンタルで栃木へ

大黒将志が栃木へ
 京都サンガF.C.は31日、FW大黒将志(37)と2018シーズンの契約を更新し、栃木SCへ期限付き移籍すると発表した。なお、期間中は京都と対戦するすべての公式戦に出場することはできない。

 元日本代表FWはクラブを通じて「来シーズンは栃木SCへ期限付き移籍することになりました。サンガで一緒にプレーした選手、スタッフ、サポーター、会社の方々、スポンサーの方々、サンガに関わる全ての人に感謝しています。京都サンガのこれからの活躍を心から祈っています。またお会いできることを楽しみにしています。ありがとうございました!」とコメントしている。

 以下、クラブ発表のプロフィール

●FW大黒将志
(おおぐろ まさし)
■生年月日
1980年5月4日(37歳)
■身長/体重
178cm/73kg
■出身地
大阪府
■経歴
G大阪ユース-G大阪-札幌-G大阪-グルノーブル(フランス)-トリノ(イタリア)-東京V-横浜FC-東京V-FC東京-東京V-横浜FM-杭州緑城(中国)-横浜FM-杭州緑城(中国)-京都-杭州緑城(中国)-京都-山形
■通算出場記録
J1リーグ:204試合69得点
J2リーグ:191試合90得点
天皇杯:20試合14得点
カップ戦:34試合12得点
リーグ2(フランス):19試合6得点
セリエA(イタリア):10試合
中国特級:24試合4得点

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2017シーズンJリーグ特集ページ
●2018年Jリーグ移籍情報

栃木MF西澤代志也と契約更新「仲間たちの想いを背負って」

栃木、西澤代志也と契約更新
 栃木SCは31日、MF西澤代志也(30)と来季の契約を更新したことを発表した。同選手は今季J3リーグで20試合に出場した。

 クラブを通じて「来季も栃木のために頑張ります!J3に降格してしまってから今まで一緒に戦ってくれた仲間たちの想いを背負い、J2で頑張りたいと思います。引き続き栃木SCへのご声援を宜しくお願いします」とコメントしている。

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2017シーズンJリーグ特集ページ
●2018年Jリーグ移籍情報

[12月31日 今日のバースデー]

Japan
GK杉本拓也(鳥取、1989)*シュートストップに自信を持つGK。11年の特別指定選手を経て、鳥取に加入した。
MF湯澤洋介(水戸、1990)*密集をすり抜ける鋭いドリブル突破が特長のアタッカー。京都への移籍が発表された。

World
FWセイドゥ・ドゥンビア(スポルティング、1987、コートジボワール)*脅威的なスピードが武器。柏や徳島でのプレー経験も持つFW。

Former
GKグレゴリー・クーペ(元パリSGほか、1972、フランス)*フランスリーグ随一といわれた守護神。冷静な判断力を持っていた。

Others
俵万智(歌人、1962)
江口洋介(俳優、1967)
大黒摩季(歌手、1969)
東貴博(Take2:タレント、1969)
中越典子(女優、1979)
村主章枝(フィギュアスケート、1980)
市井紗耶香(タレント、1983)

チェルシーがストークに5発完勝!5戦無敗で2位に浮上

ペドロ・ロドリゲスらのゴールでチェルシーが快勝
[12.30 プレミアリーグ第21節 チェルシー5-0ストーク・シティ]

 プレミアリーグは30日、第21節を行った。チェルシーはホームでストーク・シティと対戦し、5-0で快勝した。この結果、マンチェスター・ユナイテッドをかわして2位に浮上している。

 チェルシーは前節ブライトン戦からスタメン3人を変更。MFセスク・ファブレガスとMFティエムエ・バカヨコ、MFエデン・アザールに代えて、MFダニー・ドリンクウォーターとMFウィリアン、FWペドロ・ロドリゲスが起用された。

 試合は早々に動く。前半3分、チェルシーは右サイドでFKを獲得し、ウィリアンが蹴り込んだボールをDFアントニオ・リュディガーがヘッドで合わせ、先制点。さらに9分、左サイドからペドロが上げたクロスが相手に当たりながも、ペナルティーアーク左脇のドリンクウォーターのもとへ。ドリンクウォーターがトラップから右足を振り抜くと、GKも動けないシュートがゴール右隅に決まり、2-0とした。

 ドリンクウォーターの移籍後初ゴールでリードを広げたチェルシーは前半23分にも追加点。ウィリアンの横パスをペナルティーアーク内で受けたペドロが右足シュートをゴール左隅に流し込み、3-0で前半を終えた。

 後半もチェルシーが主導権を握る。28分、ウィリアンが獲得したPKを自ら決めて、4-0。終了間際の43分には、DFダビデ・ザッパコスタがPA手前から左足を振り抜き、ゴール右隅に沈めた。試合は5-0でチェルシーが完封勝ち。2位ユナイテッドが引き分けたため、5試合負けなし(4勝1分)のチェルシーが2位に浮上している。

●プレミアリーグ2017-18特集

ルカク負傷交代…マンU、吉田の“ハンド疑惑”も痛恨ドローで3位転落

マンチェスター・ユナイテッドに得点を与えなかった吉田麻也
[12.30 プレミアリーグ第21節 マンチェスター・U 0-0 サウサンプトン]

 プレミアリーグは30日、第21節を行った。マンチェスター・ユナイテッドはホームでDF吉田麻也の所属するサウサンプトンと対戦し、0-0で引き分けた。吉田はフル出場している。

 リーグ戦2戦連続ドローで、首位マンチェスター・シティと勝ち点15差となってしまったユナイテッド。前節バーンリー戦から先発3人を変更し、MFヘンリク・ムヒタリアンとDFビクトル・リンデレフ、MFジェシー・リンガードが起用された。

 ユナイテッドは前半4分、MFポール・ポグバの大きなサイドチェンジから右サイド深くのMFフアン・マタがクロスを供給。吉田の前に走り込んだFWロメル・ルカクがヘッドで合わせるが、クロスバーを越えていった。サウサンプトンも7分にチャンス。PA右からのマイナスの折り返しを、フリーとなっていたMFジェームス・ワード・プラウズが左足で狙うも、GKダビド・デ・ヘアのファインセーブに阻まれた。

 オープンな立ち上がりとなったが、前半8分にアクシデント発生。DFベスレイ・フートと競り合ったルカクが後頭部に打撃を受け、ピッチに倒れ込む。脳震盪の可能性があるため、ルカクは担架でピッチを後に。代わってFWマーカス・ラッシュフォードが投入された。

 徐々に攻勢を強めたユナイテッドは前半32分、リンガードがPA内でボールを浮かせて相手をかわしにいった際、カバーに入った吉田の腕にボールが当たったが、主審は笛を吹かず。44分には、左サイドからムヒタリアンがクロスを供給し、フリーとなっていたリンガードが頭で合わせるが、うまくミートできず、前半をスコアレスで終えた。

 一進一退の攻防が続く中、サウサンプトンは後半5分、右サイドからワード・プラウズがグラウンダーのクロスを入れると、斜めにゴール前に走り込んだFWシェーン・ロングが右足で合わせるが、これもGKデ・ヘアの好セーブに阻まれた。

 ユナイテッドは後半10分にムヒタリアンを下げて、FWアントニー・マルシャルを投入。だが、DFフィルヒル・ファン・ダイクのリバプール移籍が決まったサウサンプトンの守備を崩すことができない。

 後半36分には、右サイドのFKからマタがゴール前に入れると混戦となり、密集の中でMFネマニャ・マティッチが強引に右足を振り抜く。これがゴール左隅に向かい、ポグバが押し込んだが、オフサイドと判定されてゴールは認められず。試合はスコアレスで終了し、ユナイテッドは3位に順位を落とした。

●プレミアリーグ2017-18特集
●海外組ガイド

分野研究家

ホールディング - 相手を押さえつける行為 #フットサル#サッカー#ユニフォーム#グラデーション#カスタマイズ#高品質#着心地#保障#ロンヨン
Posted in 未分類

ディバラ2発でユーベが17年白星フィニッシュ!首位ナポリを勝ち点1差で追走する

FWパウロ・ディバラが2得点
[12.30 セリエA第19節 ベローナ1-3ユベントス]

 セリエAは30日、第19節を行った。ユベントスは敵地でベローナと対戦し、3ー1で勝利。2017年ラストゲームを白星で飾った。

 開始6分でユベントスが均衡を破る。中盤のMFサミ・ケディラからパスを受けたFWゴンサロ・イグアインがPA右からシュートを放つがゴール右ポストを直撃。しかしPA左に跳ね返ったところをMFブレズ・マトゥイディが左足で押し込んで、先制に成功する。

 前半を1-0で折り返すと、後半14分にベローナが同点に追いつく。ユベントスにも所属していたDFマルティン・カセレスが中盤でボールをカットすると、ドリブルから右足を一閃。ゴール左に突き刺して1-1と試合を振り出しに戻した。

 しかしユベントスは、FWパウロ・ディバラが9月23日の第5節・トリノ戦(4-0)以来となる2得点の活躍を見せる。後半27分、左サイドのDFステファン・リヒトシュタイナーがグラウンダーのクロスを放ち、PA中央に走りこんだディバラが右足で合わせて勝ち越しに成功。その5分後の同32分、ディバラはドリブル突破でPA内に入り込むと、5人に囲まれながら右足を振り抜いてこの試合2点目を決めた。

 ディバラが今季リーグ戦14点目となる活躍を見せ、ユベントスは3-1でリーグ戦3連勝達成。首位ナポリと勝ち点1差の2位で17年を終えた。18年初戦は1月3日のコッパ・イタリア準々決勝で、トリノとのトリノダービーとなる。

●セリエA2017-18特集

サラー2発のリバプール、岡崎出場のレスターに逆転勝ち!2017年を12戦無敗で終える

モハメド・サラーが2ゴール
[12.30 プレミアリーグ第21節 リバプール2-1レスター・シティ]

 プレミアリーグは30日、第21節を行った。FW岡崎慎司の所属するレスター・シティは敵地でリバプールと対戦し、1-2で敗れた。2試合ぶりのベンチスタートとなった岡崎は、後半18分にピッチに入ったが、年内ラストマッチで得点を奪うことはできなかった。

 3試合白星から遠ざかっているレスターは、前節ワトフォード戦(1-2)から先発4人を変更。DFクリスティアン・フクスとMFダニエル・アマーティ、MFビセンテ・イボーラ、MFデマライ・グレイが起用された。一方、DFフィルヒル・ファン・ダイクの加入が決まったリバプールは、前節スウォンジー戦(5-0)から5人を入れ替え、GKロリス・カリウスとMFサディオ・マネらが先発した。

 試合は開始早々に動く。レスターは前半3分、DFジョエル・マティプを見逃さなかったイボーラが最終ラインの裏へスルーパス。PA右からMFリヤド・マフレズが折り返したボールをFWジェイミー・バーディが右足で押し込み、先制に成功する。なお、バーディは2014年8月以降、“ビッグ6”相手に22点目となった。

 その後はリバプールが主導権を握る。前半7分、FWロベルト・フィルミーノのスルーパスをPA左で受けたマネが中央に折り返し、FWモハメド・サラーが絶妙なタッチでシュートコースを作ったが、左足シュートは枠の左に。20分には、フィルミーノとのワンツーからPA右に侵入したサラーがループシュートで狙うも枠に飛ばすことはできなかった。

 前半の終盤は焦りもみられたリバプールだが、後半の立ち上がりに同点に追いつく。7分、マネのヒールパスを受けたサラーがPA内で相手をかわして左足シュートを沈め、1-1。試合を振り出しに戻すと、21分には、フィルミーノのくさびのパスをMFジェームス・ミルナーがヒールパス。サラーがDFハリー・マグワイアと体を入れ替えて抜け出し、冷静に左足シュートを決めた。

 後半18分にバーディとマフレズを下げ、岡崎とFWイスラム・スリマニを投入していたレスター。岡崎が強引にシュートに持ち込むなど、前線で存在感を示したが、決めきれず。終盤にはパワープレーに出たが、最後まで同点ゴールを奪うことができなかった。試合は1-2でタイムアップ。レスターは年内ラストマッチを黒星、一方のリバプールは12試合負けなし(8勝4分)で2017年を終えた。

●海外組ガイド
●プレミアリーグ2017-18特集

ミランの17年ラストゲームはドロー、先制許すもチャルハノール弾で追いつく

MFハカン・チャルハノールが同点弾を決めた
[12.30 セリエA第19節 フィオレンティーナ1-1ミラン]

 セリエAは30日に第19節を行い、11位のミランは敵地で8位のフィオレンティーナと対戦し、1ー1でドロー。2017年のラストゲームは痛み分けとなった。

 27日のコッパ・イタリア準々決勝・インテル戦(1-0)で勝利したミランは中2日で第19節に挑む。4-3-3の布陣で最前線にはインテル戦で決勝点を決めたFWパトリック・クトローネが入った。

 一方、同じく26日のコッパ・イタリア準々決勝でラツィオに0-1で敗れたフィオレンティーナは中3日での試合になる。ラツィオ戦では先発になったFWフェデリコ・キエーザはベンチスタート。FWジオバンニ・シメオネが最前線に入った。

 前半序盤は互いに決定機をつくれず、終了間際にフィオレンティーナがミランのゴールを脅かす。MFマルコ・ベナッシのスルーパスを受けたFWシメオネがPA左からゴールに迫るが、飛び出したGKジャンルイジ・ドンナルンマのセーブに遭う。

 直後のアディショナルタイム1分過ぎには、左サイドからMFジョルダン・ベレトゥがクロスを放ち、MFジウ・ディアスが頭で合わせるが、再びドンナルンマが臆せず防ぎ、ゴールを割らせない。フィオレンティーナは得点できず、またミランはシュート数0本で前半を0-0のまま折り返す。

 後半26分にフィオレンティーナが均衡を破る。中盤のベレトゥが左にサイドチェンジすると、DFクリスティアーノ・ビラーギが左足クロスをPA内に放ち、ゴール前のシメオネが頭で合わせてゴールに突き刺した。しかしミランは失点から3分後の同29分、MFスソがPA右で個人技から左足シュートを放ち、GKがはじいたところをMFハカン・チャルハノールが押し込んで、1-1の同点に追いついた。

 試合はそのまま1-1で終了。ともに勝ち点1を分け合った形となり、中位陣からの脱出とはならなかった。18年最初の試合は、フィオレンティーナは1月5日にホームでインテルと、ミランは6日にホームでクロトーネとの対戦になる。

●セリエA2017-18特集

夫がサッカーするなら、妻も本気出します(『それ自体が奇跡』第11話)

夫がサッカーするなら、妻も本気出します(『それ自体が奇跡』第11話)
30歳、結婚3年目、共働き。
夫は本気のサッカーを目指し、妻は違う男に惹かれ始めた。
初めて訪れる危機を二人は乗り越えられるのか!?
夢を追うすべての男女に贈る、話題の小説「それ自体が奇跡」をゲキサカで特別公開!



 店には、催事場とはまた別にイベントスペースがある。そこでは展覧会をやったりする。美術展だけでなく、もっとくだけたアニメ展や映画展をやったりもする。ものによっては、千円程度の入場料をとる。ただ、展示内容は微妙なことが多い。
 それではダメだ、ということで、店としてそのイベントを強化することが決まった。展覧会の質を高め、より有意義な情報を発信していこう、となったのだ。そして十月の異動を前に、イベント企画プロジェクトチームなるものが立ち上げられることが決まった。ベースは販売促進課のなかの企画係だが、人員を増やすことにしたらしい。
 新プロジェクト、しかも内容が内容なので、社内から希望者を募るという。現在の所属は問わない。売場であろうと外商であろうと関係ない。性別も年齢も関係ない。条件は社員であることのみ。
 従業員通用口のわきと社食のわきに設置されている掲示板に、その通知が貼られた。初めは何とも思わなかった。転居したら届は早く出せだのマイナンバーは他人に明かすなだのといったいつもの通知と同じ感じで読んだ。従業員通用口のわきで一度。社食の出入口で一度。その二度めは、ちょっと時間をかけて読んだ。でもそれだけ。その場でどうということはなかった。
 その後、帰りの下り電車に乗っているときにそのことを思いだした。新プロジェクトのメンバーに選ばれると、販売促進課に異動することになるらしい。そしてイベントスペースにおける催しの企画運営専従員として動く。制服組でなくなる。これまでわたしは、紳士服部にしかいたことがない。そのなかでちょこちょこ動いただけだ。靴、洋品、そしてカジュアル。ガラリと環境が変わるような異動はしたことがない。
 イベント。新プロジェクト。募集。ちょっと心が動いた。自分が惹かれているのを感じた。高卒。紳士服以外は未経験。しかも三十一歳。応募したところで通らないとは知りつつも、惹かれた。やってみたいな、と思った。貢が好きにしたから私も好きにする。そういうことではない。意趣返しなんかでは、まったくない。ただ動きたかった。自分で何かをしたかった。
 まず初めに、わたしは柴山マネージャーに相談した。新プロジェクトのメンバー募集に手を挙げたいんですけど、と言ってみた。
「ほんとに?」と柴山さんは驚いた。「何でまた急に」
 無理のない反応だ。適当に、とは言わないが、まあ、ここまで無難にやってきた。人事評価は、低いこともないが高いこともないだろう。
「やってみたいなぁ、と思って」とわたしは言った。「知識も経験もまったくないんですけど」
「そんなのはあとからどうにでもなるからだいじょうぶ。でも、本当に、本気?」
「だと思います。じゃなくて、本気です」
 売場の奥にある狭い事務所。デスクは三つ。マネージャー席と端末操作用の席とその他作業用の席。その事務所に柴山さんと二人きり。もちろん、わたし自身がそのタイミングを狙った。
「ダメですか?」
「いえ、ダメなんてことはない。ただ、ちょっと突っこんだことを訊くわね。こんな時代だとセクハラになっちゃうだろうけど、大切なことだからあえて聞かせてほしい。子どもは、いいの?」
「あぁ」
「綾さんは今、三十一よね。仮に手を挙げて採用されたとする。それから一年二年で、子どもができたからやめます、もしくは休みます、ではちょっと厳しいと思うの。本当はそんなのダメなんだけどね、でも現実には、手を挙げといて何なんだって言われちゃう。下手をすれば、田口くんまで言われるかもしれない。じゃあ、何年続けたらいいのかってことになると難しいけど。二年は言いすぎかもしれない。でも一年だと、うーん、となっちゃうかな」
「それはだいじょうぶだと思います」
「そう?」
「はい。思いますじゃなくて、だいじょうぶです」
 わたしの意思がどうこうじゃない。今のわたしと貢の関係を考えたら、さあ、子どもをつくりましょう、とはならない。現にここ数ヵ月そういうことはしてない。
「それと、もう一つね。これはマネージャーとして、一応、訊いておきたいんだけど」
「はい」
「売場に不満があるとか、そういうこと?」
「いえ、そうじゃないです」
「もしそうならそうでいいから、正直に答えてね。その答がどうであれ、綾さんの不利になるようなことはしない。それは約束する。今後の売場のためにも、事実を知っておきたいの。わたしの責任かもしれないし」
「そんなことじゃないです。まったくないです」
「麻衣子さんとはやりづらいとか、そういうことでもない?」
 具体的な名前が出てきて、ちょっと驚いた。例えば奈良恵梨佳あたりが何か言ったのかもしれない。麻衣子さんほんとキツいですよぉ、とか。わたしは事実をありのままに言う。
「ないです、ほんとに。正直、やりやすいかと言われたらあれですけど、やりづらいなんてことはありません。そんなふうに見えますか?」
「見えない。綾さんはうまくやってる。って、これ、麻衣子さんを悪く言ってると思わないでね。麻衣子さんは麻衣子さんでよくやってくれてる。商品知識もあるし、事務能力も高い。仕事と子育てを両立してるんだからすごい。わたしなんかは本気で感心しちゃう」
 わたしなんか。独身女性、ということだろう。柴山さんは四十一歳の今も独身。離婚歴があるわけではない。単に未婚。
「本当に、売場がいやだからじゃない?」
「ないです。もしそうなら、もっと早くにその件で相談してますよ」
「ならよかった。じゃあ、わたしのほうから販促に言っとくわよ。あとで何か書類を書いてもらうと思う」
「わかりました。よろしくお願いします」
 柴山さんは最後に笑顔で言う。
「綾さん、ほんとにどうしたの?」
「どうしちゃったんでしょう」
「でもね、自分からそう言ってくれて、わたし、実はすごくうれしい」
「そう言ってもらえると、わたしもうれしいです」
「もっと自信を持っていいと思うわよ。綾さんにはお客さまを引きつける力がある。納得して商品を買ってもらうスキルもある」
「そんな。大げさですよ」
「大げさじゃない」
「今年は大きなミスもしちゃいましたし」
「パンツの裾上げのこと?」
「はい」
「でもそのお客さまがまた売場にいらしてくれてるわけでしょ? そんなこと、普通できないわよ。わたしでも麻衣子さんでもできない」
「それは大げさですって」
「だから大げさじゃない。わたしね、無駄に人をほめないようにしてるの。その代わり、ほめるべき人のことは本気でほめる」
 その言葉はかなりうれしかった。お世辞だとしても。
 で、予想どおりというか何というか、麻衣子さんからはあとでチクリと言われた。
「スキルも何もないのに手を挙げても、通らないんじゃないかな」
 柴山さんが洩らしたのではない。販促から届けられた書類を、麻衣子さんが受けとってしまったのだ。別に隠すつもりもない。それはそれでよかった。
「わたしも通らないと思います」と麻衣子さんに言った。
「そう思うのに、応募するわけ?」
「はい。やってみたかったんで。麻衣子さんもどうですか?」
「わたしはいい。そういうの、興味ないし。二人に手を挙げられたら、紳士服部としてもいい迷惑でしょ」
 新プロジェクトのメンバー募集に手を挙げたことを、貢には言わなかった。落ちたら恥ずかしいから、ではない。不確定な段階でわざわざ言うことでもないと思っているうちに、何となく言いそびれたのだ。もちろん、亮介にも言わなかった。できる人ぶりを見せつけたあなたのせいでもあるんですよ、と言ってみたい気はしたけど。



<「それ自体が奇跡」の購入はこちら>

▼第1話から読む
○30歳サラリーマンがJリーガーを目指す!?(第1話)
○ある日突然、夫が本気のサッカーを始めたとき、妻は……(第2話)
○入社13年目でやらかしてしまった痛恨のミス(第3話)
○30歳のDF、試合で体が動かない!(第4話)
○試合の翌日、起きられずに会社に遅刻!?(第5話)
●エピソード一覧へ



<書籍概要>

■書名:それ自体が奇跡
■著者:小野寺史宜
■発行日:2018年1月9日(火)
■版型:四六判・272ページ
■価格:電子版 500円(税別・期間限定)、単行本 1,450円(税別)
■発行元:講談社
■kindle版の購入はこちら

熊本がユース出身の中京大MF坂本広大を獲得「火の国魂を持って全力でプレーします」

中京大MF坂本広大がユース時代を過ごした熊本へ
 ロアッソ熊本は30日、中京大に所属するMF坂本広大(22)の2018年シーズン新加入が決定したことを発表した。

 坂本は熊本ジュニアユースと熊本ユース出身で、2013年に2種登録でトップチームに在籍した経験もある。来季加入に際し、クラブ公式サイトを通じて「ジュニアユース、ユースの6年間、育てていただいたクラブで再びプレーできることを大変嬉しく誇りに思います。熊本の男として覚悟と責任を持ち、火の国魂を持って全力でプレーします。応援よろしくお願いします!」とコメントした。

以下、クラブ発表プロフィール

●MF坂本広大
(さかもと・こうだい)
■生年月日
1995年9月20日(22歳)
■身長/体重
175cm/71kg
■出身地
熊本県熊本市
■経歴
ソレッソ熊本-熊本Jrユース-熊本ユース(※2013年2種登録)-中京大

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2017シーズンJリーグ特集ページ
●2018年Jリーグ移籍情報

「日本でプレーできる喜びと責任を感じる」元専修大、新潟シンガポールDF柳育崇が新潟へ完全移籍

専修大時代のDF柳育崇
 アルビレックス新潟は30日、アルビレックス新潟シンガポールからDF柳育崇(23)の完全移籍加入が決定したことを発表した。

 鹿島の下部組織出身の柳は専修大から新潟シンガポールへ今季加入。ルーキーイヤーでSリーグ22試合に出場し、2得点をマークした。

 Jリーグ初挑戦にあたり、クラブ公式サイトで「加入することが決まり、目標であった日本でプレーできる喜びと責任を感じています。 一年で必ずJ1へ戻るために、全力を尽くしてチームの勝利に貢献できるようがんばります」と抱負を語っている。

以下、クラブ発表プロフィール

●DF柳育崇
(やなぎ・やすたか)
■生年月日
1994年6月22日(23歳)
■身長/体重
187cm/83kg
■出身地
千葉県
■経歴
鹿島Jrユース-八千代高-専修大-新潟シンガポール
■出場歴
Sリーグ:22試合2得点
リーグカップ戦:5試合
シンガポール杯:5試合

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2017シーズンJリーグ特集ページ
●2018年Jリーグ移籍情報

C大阪、U-23でJ3出場のMF大山武蔵&MF沖野将基と契約更新

C大阪はMF沖野将基ら2選手と契約を更新
 セレッソ大阪は30日、MF大山武蔵(19)とMF沖野将基(21)の2選手との2018年シーズンの契約を更新したと発表した。

 大山は今季、セレッソ大阪U-23としてJ3で25試合に出場。沖野も同じくC大阪U-23としてJ3で27試合に出場して1得点を挙げている。

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2017シーズンJリーグ特集ページ
●2018年Jリーグ移籍情報

「恩返しするために」、城南FCのDFペ・スンジンが5シーズンぶりに横浜FCへ復帰

DFペ・スンジンが5シーズンぶりに横浜FCへ復帰する
 横浜FCは30日、城南FC所属のDFペ・スンジン(30)を完全移籍で獲得したことを発表した。

 ペは韓国・蔚山大から2007年に来日。横浜FC、草津、徳島を経て、12年シーズンより横浜FCに復帰し、14年シーズンから韓国の仁川ユナイテッドに移籍していた。

 ペはクラブ公式サイトを通じて、「2007年横浜FCに加入し、プロ選手に成長するようにしてくれたチームに再び恩返しをするため帰って来ました。そして私を忘れずに再び呼んでくださったフロントの方々に感謝の言葉を申し上げます」とコメントしている。

以下、クラブ発表のプロフィール

●DFペ・スンジン
(BAE Seung Jin)
■生年月日
1987年11月3日(30歳)
■身長/体重
182cm/74kg
■出身地
大韓民国
■経歴
蔚山大-横浜FC-草津-横浜FC-徳島-横浜FC-仁川ユナイテッドFC-安山警察庁サッカー団-城南FC
■出場歴
J2リーグ:185試合9得点

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2017シーズンJリーグ特集ページ
●2018年Jリーグ移籍情報

大宮が3選手と契約更新…34歳MF金澤「今の状況は目指して戦ってきた結果ではない」

大宮がMF金澤慎、DF菊地光将、DF高山和真と契約更新
 来季J2を戦う大宮アルディージャは30日、MF金澤慎(34)、DF菊地光将(32)、DF高山和真(21)の3選手との契約更新が決まったことを発表した。

 金澤は今季J1リーグ戦で10試合に出場。クラブ公式サイトを通じて「今の状況は、ファン・サポーターの皆さん、選手たち、そしてチームに関わる全ての方々とともに目指して戦ってきた結果ではないことがとても悔しいです。自分自身、目標を見つめ直し、もう一度初心に帰って、まずは来シーズンを全力で戦い抜きたいと思います」と巻き返しを誓っている。

 22試合で2得点を記録した菊地も「皆さんの期待に応えられず、降格という結果に終わってしまい申し訳なく思います」とJ2降格を謝罪。来季に向け、「J2は本当に厳しいリーグだと思いますが、一年でJ1に戻るというクラブの目標を達成できるように、そして皆さんの期待に応えられるように頑張りたいと思います」と意気込んだ。

 また、大宮の下部組織出身で今季11試合に出場した高山は、「一年でJ1に復帰できるように、ファン・サポーターの皆さんをはじめ、大宮アルディージャに関わる全ての人が一丸となって、ともに戦いましょう!」と共闘を呼びかけている。

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2017シーズンJリーグ特集ページ
●2018年Jリーグ移籍情報

YS横浜が明海大MF柳雄太郎の新加入を発表

 Y.S.C.C.横浜は30日、明海大のMF柳雄太郎(22)が新加入することが決定したと発表した。同選手はクラブ公式サイトを通じ、「今まで支えてくれた方々に感謝の気持ちを忘れずに、1日もはやくピッチに立ち、チームの力になれるように日々全力を尽くします。応援よろしくお願いします」とコメントしている。

以下、クラブ発表プロフィール

●MF柳雄太郎
(やなぎ・ゆうたろう)
■生年月日
1995年9月18日(22歳)
■身長/体重
174cm/63kg
■出身地
新潟県
■経歴
長岡ビルボードFCジニアユース-帝京長岡高-明海大

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2017シーズンJリーグ特集ページ
●2018年Jリーグ移籍情報

「熱い応援がエネルギーになる」横浜FCのDF渡邉将基が契約更新

横浜FCのDF渡邉将基が契約更新
 横浜FCは28日、DF渡邉将基(31)と2018年シーズンの契約を更新したことを発表した。

 同選手は今季J2リーグ戦で12試合に出場。クラブ公式サイトを通じて「今シーズンの悔しい思いを来シーズンに晴らすためにも、ファン、サポーター、横浜FCに関わる全ての方々で、J1昇格と言う目標に向けて一丸となりましょう。熱い応援が我々のエネルギーになります」とコメントした。

 また、11月21日に第一子となる長女が誕生していたことも併せて発表している。

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2017シーズンJリーグ特集ページ
●2018年Jリーグ移籍情報

清水、MF六平光成&DF角田誠と契約を更新

MF六平光成(左)とDF角田誠
 清水エスパルスは30日、MF六平光成(26)、DF角田誠(34)の2選手との2018年シーズンの契約を更新したと発表した。

 六平は今季J1は25試合に、カップ戦は3試合に、天皇杯は2試合に出場した。角田は今季J1は19試合に出場して1得点を記録し、カップ戦では2試合に、天皇杯では2試合に出場し1得点を挙げている。

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2017シーズンJリーグ特集ページ
●2018年Jリーグ移籍情報

「簡単ではないJ2を勝ち上がってみせます」甲府DF橋爪が来季の契約更新

DF橋爪勇樹が甲府と契約更新
 ヴァンフォーレ甲府は30日、DF橋爪勇樹(27)と来季の契約を更新したことを発表した。

 プロ5年目の橋爪は今季、J1リーグ戦23試合、カップ戦3試合に出場。クラブ公式サイト上で新シーズンに向け、「降格させてしまった責任と、もう一度這い上がる強い覚悟を持ち、1年で厳しく、そして簡単ではないJ2リーグを勝ち上がってみせます。 また、その目標を達成した上で、残留争いをするチームではなく上位を狙える進化したヴァンフォーレ甲府を次のJ1で魅せられるように、甲府の為に全力を尽くします」と強い決意を示している。

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2017シーズンJリーグ特集ページ
●2018年Jリーグ移籍情報

11年U-17W杯出場のGK牲川、沼津に期限付き移籍

 アスルクラロ沼津は30日、ザスパクサツ群馬所属のGK牲川歩見(23)を期限付き移籍で獲得したことを発表した。移籍期間は2018年2月1日から19年1月31日までとなる。

 年代別代表にも招集されてきた牲川は11年にU-17W杯にも選出。リオ五輪候補にも選出されていたものの、最終的には落選していた。2017年シーズンはジュビロ磐田からザスパクサツ群馬に期限付き移籍しており、来季からは沼津に期限付きの移籍となる。

 群馬の公式サイトを通じて、「1年間という短い間でしたが群馬に加入できたことはすごく光栄でした。苦しいシーズンでしたがこの経験を糧に来シーズン頑張りたいと思います」とコメント。沼津の公式サイトでは「一日も早くチームの戦力として力になれるように全力でプレーしていきます」と語っている。

以下、クラブ発表のプロフィール

●GK牲川歩見
(にえかわ・あゆみ)
■生年月日
1994年5月12日(23歳)
■身長/体重
195cm/90kg
■出身地
静岡県
■経歴
磐田U-18-磐田-鳥栖-磐田
■出場歴
J2リーグ:21試合0得点
J3リーグ:11試合0得点
※JリーグU-22選抜として出場
天皇杯:2試合0得点

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2017シーズンJリーグ特集ページ
●2018年Jリーグ移籍情報

岐阜がMF田中パウロ淳一の契約更新&入籍をダブル発表

岐阜がMF田中パウロ淳一の契約更新と入籍を発表
 FC岐阜は30日、MF田中パウロ淳一(24)と2018年シーズンの契約を更新したことを発表した。また、今年9月に入籍していたことも併せて発表している。

 岐阜加入2年目の田中は今季、大木武新監督の下で右ウイングを主戦場に活躍。J2リーグ戦36試合で5得点を記録し、いずれもキャリアハイの数字を更新した。

 来季に向けてクラブ公式サイトを通じ、「来シーズンもFC岐阜でプレーできることを大変嬉しく思います。皆さんと勝利の喜びを分かち合えるように精一杯プレーします。これからもよろしくお願いします。また、私事ではありますが、今年9月に入籍しましたので、ご報告させていただきます。幸せな笑いに満ちた家庭を築いていきたいと思います。その為にも、より一層の覚悟を持ってチーム始動日から全力で頑張ります」とコメントしている。

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2017シーズンJリーグ特集ページ
●2018年Jリーグ移籍情報

「このタイミングで離れるのは悩みました」、甲府DF新里亮が磐田に完全移籍

DF新里亮が磐田に完全移籍
 ジュビロ磐田は30日、ヴァンフォーレ甲府所属のDF新里亮(27)を完全移籍で獲得したことを発表した。

 新里は甲府のクラブ公式サイトを通じて、「このタイミングでチームを離れるということに対してとても悩みました。しかし、1人の選手としてもっと大きくなるために今回の移籍を決断しました」とJ2降格のクラブへの思いをコメントしている。

 また、磐田の公式サイトでは「ジュビロ磐田の一員になれることを大変嬉しく思います。チームの勝利のために全力でプレーします」と決意を語った。

以下、クラブ発表のプロフィール

●DF新里亮
(しんざと・りょう)
■生年月日
1990年7月2日(27歳)
■身長/体重
184cm/70kg
■出身地
愛知県
■経歴
岡崎城西高-中京大-水戸-甲府
■出場歴
J1リーグ:47試合0得点
J2リーグ:94試合2得点
カップ戦:8試合0得点
天皇杯:7試合0得点

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2017シーズンJリーグ特集ページ
●2018年Jリーグ移籍情報

千葉のアルゼンチン人GKルイス・オヘーダが契約満了

 ジェフユナイテッド千葉は30日、アルゼンチン人のGKルイス・オヘーダ(27)が2017年シーズンをもって契約満了となることを発表した。

 同選手は今年8月に完全移籍で加入し、J2リーグ戦5試合に出場。クラブ公式サイトを通じて「いつも力強く応援して下さった、ジェフファミリーすべての方々に感謝しています。いつの日か、再びジェフのユニフォームを着て、やり残したことに立ち向かうチャンスが来ることを願っています。皆さん、本当にありがとうございました」と感謝を述べている。

以下、クラブ発表プロフィール

●GKルイス・オヘーダ
(Luis Alberto Ojeda)
■生年月日
1990年3月21日(27歳)
■身長/体重
183cm/78kg
■国籍
アルゼンチン
■経歴
ウニオン・サンタフェ-AAアルヘンチノス-ウニオン・サンタフェ-ベナドスFC(メキシコ)-ベラクルス(メキシコ)
■出場歴
J2リーグ:5試合

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2017シーズンJリーグ特集ページ
●2018年Jリーグ移籍情報

山形が浦和DF茂木のレンタル延長を発表「必ずJ1昇格を達成できるように」

山形DF茂木力也がレンタル延長
 モンテディオ山形は30日、浦和レッズから期限付き移籍しているDF茂木力也(21)に関し、期限付き移籍期間を延長することが決定したと発表した。移籍期間は2019年1月31日まで。なお、浦和と対戦する全ての公式戦に出場可能となっている。

 茂木は今季、J2リーグ戦34試合に出場。守備的なポジションを中心にコンスタントに出場機会をつかみ、最終節の岐阜戦(4-1)では移籍後初ゴールを記録した。

 来季に向け、クラブ公式サイトで「常に上を目指してプレーをしていき、今年以上に結果にこだわって必ずJ1昇格という目標を達成できるように、努力していきます」と意気込みを語っている。

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2017シーズンJリーグ特集ページ
●2018年Jリーグ移籍情報

FC東京が一気に7選手の契約更新を発表

FC東京が7選手の契約更新を発表
 FC東京は30日、DF丸山祐市(28)、MF米本拓司(27)、FW前田遼一(36)、DF小川諒也(21)、GK廣末陸(19)、MF橋本拳人(24)、MF東慶悟(27)の7選手について、2018年シーズンの契約に合意したことを発表した。

 FC東京は今季J1で5年ぶりの二桁順位となる13位で終了。来季は長谷川健太新監督(52)が指揮を執ることが決まっている。

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2017シーズンJリーグ特集ページ
●2018年Jリーグ移籍情報

北九州が大卒ルーキー・琉球FW前田央樹ら3選手を完全移籍で獲得

 ギラヴァンツ北九州は30日、FW前田央樹(23)、MF川上竜(23)、DF川島將(25)の3選手を完全移籍で獲得したことを発表した。

 大卒ルーキーの前田は昨季阪南大からFC琉球に加入。今季はJ3で26試合に出場して3得点を挙げた。琉球のクラブ公式サイトを通じて、「非常に悩んだのですが 地元福岡でプレーしたいという気持ちが強くこのような決断に至りました」と経緯を説明。北九州の公式サイトでは「地元でもある福岡県でプレーさせていただける喜びを噛み締め、ギラヴァンツ北九州のために自分の持てる力全てを出して、J3優勝J2昇格に貢献できるよう頑張りますので、応援よろしくお願いします」と伝えている。

 同じく大卒ルーキーの川上は昨季に福岡大から福島ユナイテッドFCに加入。J3で32試合に出場した。福島の公式サイトを通じて、「シーズン直前にも関わらず自分を受け入れてくれた社長、フロントスタッフ、現場スタッフ、チームメイトの皆様に感謝したいです」と感謝を示し、北九州の公式サイトでは「北九州の皆様。初めまして。川上竜です。地元でプレーできることに感謝してギラヴァンツ北九州のJ2昇格に貢献できるようにひたむきに努力します」と決意を語った。

 川島は昨季は藤枝MYFCに所属し、J3で31試合に出場して3得点を記録。藤枝の公式サイトを通じて、「昨年の途中から藤枝MYFCへ加入し1年半プレーをしてきました。一緒に戦ってきたチームメイトやスタッフ、クラブ関係者やスポンサーの方々、サポーターの皆様、そして自分を藤枝MYFCによんでくださった監督に対しては感謝の気持ちしかありません」と感謝を伝え、北九州の公式サイトでは「クラブが掲げるJ2復帰という目標に向けて、たくさんの応援してくださるサポーターの皆さまに恥じぬよう、自分が持っている力を最大限発揮してチームの勝利に 貢献できるよう頑張りたいと思います」とコメントしている。

以下、クラブ発表のプロフィール

●FW前田央樹
(まえだ・ひろき)
■生年月日
1994年4月9日(23歳)
■身長/体重
178cm/78kg
■出身地
福岡県
■経歴
福岡U-18-阪南大-琉球
■出場歴
J3リーグ:26試合3得点

●MF川上竜
(かわかみ・りゅう)
■生年月日
1994年10月25日(23歳)
■身長/体重
177cm/73kg
■出身地
福岡県
■経歴
福岡U-18-福岡大-福島
■出場歴
J3リーグ:32試合0得点

●DF川島將
(かわしま・のぶゆき)
■生年月日
1992年2月4日(25歳)
■身長/体重
183cm/77kg
■出身地
東京都
■経歴
東久留米総合高-東京国際大-栃木ウーヴァ-群馬-藤枝-群馬-藤枝
■出場歴
J2リーグ:11試合0得点
J3リーグ:43試合4得点
天皇杯:1試合0得点

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2017シーズンJリーグ特集ページ
●2018年Jリーグ移籍情報

東京VのGK太田が富山に期限付き移籍「来てくれてよかったと言ってもらえるように」

 カターレ富山は30日、東京ヴェルディのGK太田岳志(27)が期限付き移籍で加入することを発表した。

 太田は2015年に岐阜から東京Vに加入。しかし、2016年以降は公式戦の出場から遠ざかっていた。

 富山のクラブ公式サイトを通じ、「カターレ富山のJ2昇格、そして最後にサポーターの皆さんに太田が来てくれてよかったと言ってもらえるように頑張りますので、応援をよろしくお願いします」と活躍を誓っている。

以下、クラブ発表プロフィール

●GK太田岳志
(おおた・がくし)
■生年月日
1990年12月26日(27歳)
■身長/体重
190cm/82kg
■出身地
三重県
■経歴
暁高-大阪学院大-岐阜-東京V
■出場歴
J2リーグ:20試合
天皇杯:2試合

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2017シーズンJリーグ特集ページ
●2018年Jリーグ移籍情報

中央大MF池谷友喜が来季熊本へ加入「県民に元気を 子供達に夢を 熊本に活力を」

 ロアッソ熊本は30日、中央大からMF池谷友喜の2018年シーズン新加入が決定したことを発表した。

 熊本の下部組織出身の池谷はクラブ公式サイトを通じ、「大学4年間を経て、ジュニアユース・ユースと過ごさせていただいた思い入れのある熊本で、プロ選手としてスタートする機会をいただき、大変嬉しく思います」とコメント。

 続けて「これまで僕を支えてくれた、両親、友人、指導者の方々、またクラブや熊本に関わる全ての方々への感謝の気持ちを胸に、『県民に元気を 子供達に夢を 熊本に活力を』与えられるようなプレーと活動で、一つ一つ恩返ししていきたいと思います」と意気込みを語った。

以下、クラブ発表プロフィール

●MF池谷友喜
(いけや・ゆうき)
■生年月日
1995年6月27日(22歳)
■身長/体重
163cm/60kg
■出身地
熊本県熊本市
■経歴
熊本Jrユース-熊本ユース(※2013年2種登録)-中央大

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2017シーズンJリーグ特集ページ
●2018年Jリーグ移籍情報

甲府が千葉からレンタル中のDF阿部を完全移籍で獲得

甲府がレンタル中のDF阿部翔平を獲得
 ヴァンフォーレ甲府は30日、ジェフユナイテッド千葉から期限付き移籍していたDF阿部翔平(34)が完全移籍で加入することを発表した。

 阿部は今年3月、千葉から2シーズンぶりに甲府へ復帰。J1リーグ戦24試合に出場し、1得点を記録した。来季は千葉と同じJ2での戦いとなる。経験豊富な34歳DFは甲府のクラブ公式サイトを通じ、「ヴァンフォーレ甲府が再びJ1の舞台で戦うために全身全霊を尽くしたいと思います。 また、山梨県全体で団結し、『ひとつ』となり、この1年間を戦い抜くことがとても重要だと思っています。 目標を達成できるよう共に戦いましょう」とコメントした。

 一方、古巣の千葉に向けては「チームに復帰することを信じていてくれた、サポーターの皆様には申し訳なく思っています。来年は、対戦相手として再会することになりますが、良いプレーで、良い試合をお見せできるように頑張りたいと思います。短い期間でしたが、ジェフユナイテッド市原・千葉で過ごせた日々を糧にして、これからのサッカー人生を歩んでいきたいと思います」と感謝を述べている。

以下、クラブ発表プロフィール

●DF阿部翔平
(あべ・しょうへい)
■生年月日
1983年12月1日(34歳)
■身長/体重
170cm/72kg
■血液型
A型
■利き足

■出身地
神奈川県
■経歴
市立船橋高-筑波大-名古屋-甲府-千葉-甲府-千葉
■出場歴
J1リーグ:317試合3得点
J2リーグ:33試合1得点
カップ戦:39試合1得点
天皇杯:18試合
ACL:21試合

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2017シーズンJリーグ特集ページ
●2018年Jリーグ移籍情報

ルカクは年末もフル稼働、モウリーニョ「休ませるわけにはいかない」

苦しい台所事情のユナイテッドはFWロメル・ルカクの酷使が続く
 マンチェスター・ユナイテッドは30日、プレミアリーグ第21節で日本代表DF吉田麻也所属のサウサンプトンと対戦する。

 2017年のラストゲームに向けて、ジョゼ・モウリーニョ監督はFWロメル・ルカクの起用法に関してコメントしている。29日、クラブ公式サイトが伝えている。指揮官はサウサンプトン戦を前にした会見に臨み、ルカクとFWズラタン・イブラヒモビッチが完全にフィットしている状態ではないと言及。長期療養していたイブラヒモビッチについて、完全復帰まで時間を要することを語ったという。

「ルカクを休ませるわけにはいかない」とモウリーニョは語り、「プレミアリーグで20試合、90分間プレーするということは、ストライカーにとっては信じがたい快挙だ」とここまでの働きをねぎらう。また「ルカク自身には不満はない」と語りつつ、「20試合、90分間プレーしていることについては、彼(ルカク)のパーソナリティやキャラクターがあればこそだ。直接的な要因になったとは言わないが、いくつかの失点のシーンに彼は絡んでいた」と現状のルカク酷使が遠からず失点に絡んだことを悔やんでいた。

 ルカクとイブラヒモビッチのダブル起用に関しては「それはありうることだが、それを可能にするには2人ともがベストのコンディションである必要がある。そして現時点ではそうではない」と慎重を貫くモウリーニョ。「片方は、現在のチーム状況から言ってまったく休息をとることができていない。それなのに彼はいつも全力でプレーしている」と無理を強いてしまっている現状を嘆いた。

 現在ユナイテッドはDFクリス・スモーリング、DFマッテオ・ダルミアン、FWアントニー・マルシャル、MFアントニオ・バレンシアが負傷中で、サウサンプトン戦のラインアップからも外れている。また、MFマイケル・キャリック、MFマルアン・フェライニ、DFエリック・バイリーも欠場が確定しており、ユナイテッドの苦しい台所事情が少しずつ深刻化している。

●プレミアリーグ2017-18特集

今季チーム最多41試合出場…広島DF宮原、名古屋へのレンタル延長が決定

広島DF宮原和也が名古屋への期限付き移籍延長
 名古屋グランパスは30日、サンフレッチェ広島から期限付き移籍中のDF宮原和也(21)について、移籍期限の延長が決定したことを発表した。

 期間は2018年2月1日から2019年1月31日まで。契約により、広島と対戦する全ての公式戦に出場できない。

 宮原は今季、J2リーグ戦でチーム最多の41試合に出場し、1年でのJ1復帰に大きく貢献した。

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2017シーズンJリーグ特集ページ
●2018年Jリーグ移籍情報

熊本がMF中山雄登と契約更新…今季17試合に出場

熊本がMF中山雄登と契約更新
 ロアッソ熊本は30日、MF中山雄登(26)と2018年シーズンの契約を更新したことを発表した。同選手は今季、J2リーグ戦17試合、天皇杯1試合に出場。来季は在籍5シーズン目となる。

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2017シーズンJリーグ特集ページ
●2018年Jリーグ移籍情報

中学時代から10年間…熊本の生え抜きMF嶋田が大宮に完全移籍「凄く難しい決断」

熊本MF嶋田慎太郎が大宮に完全移籍
 大宮アルディージャは30日、ロアッソ熊本からMF嶋田慎太郎(22)が完全移籍で加入することを発表した。

 嶋田は下部組織から2014年にトップ昇格し、今季でプロ4年目。2015年からレギュラーに定着し、これまでJ2リーグ戦通算113試合で12得点をマークしている。新天地となる大宮のクラブ公式サイトを通じ、「J1昇格に向けて自分の持っているもの全てを出し切り、チームに必ず貢献します。よろしくお願いします!」とコメントした。

 また、ジュニアユース時代から在籍してきた熊本のクラブ公式サイトでは「中学生から10年間、自分はこのクラブ、町に育てられてきました。今年は自分の力不足でこのような結果になってしまった事は大変申し訳なく思っていますし、このような形でチームを去る事は凄く難しい決断でした」と複雑な胸中を明かしている。

 それでも「一サッカー選手として新たな所でチャレンジしたい成長したいと思い決断しました」と語り、「ロアッソ熊本で過ごした10年間はとても素晴らしいものでしたし、このクラブに関わる全ての人に本当に感謝しかありません。10年間本当にありがとうございました。ずっとロアッソ熊本は僕の憧れです」と感謝を伝えた。

以下、クラブ発表プロフィール

●MF嶋田慎太郎
(しまだ・しんたろう)
■生年月日
1995年12月5日(22歳)
■身長/体重
166cm/58kg
■出身地
熊本県益城町
■経歴
熊本Jrユース-熊本ユース-熊本
■出場歴
J2リーグ:113試合12得点
天皇杯:4試合1得点

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2017シーズンJリーグ特集ページ
●2018年Jリーグ移籍情報

盛岡GK中島宏海が契約を更新「感謝を勝ちに繋げられるように」

 グルージャ盛岡は30日、GK中島宏海(24)と2018年シーズンの契約を更新したことを発表した。

 中島は今季のJ3リーグ戦で3試合に出場。クラブ公式サイト上で「来年もみなさんと一緒に闘えること感謝しています。この感謝を勝ちに繋げられるように頑張りますので、よろしくお願いします」とコメントしている。

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2017シーズンJリーグ特集ページ
●2018年Jリーグ移籍情報

広島が16年得点王ウタカの契約満了を発表…今季はレンタルでFC東京に在籍

16年に広島で得点王に輝いたFWピーター・ウタカ
 サンフレッチェ広島は30日、FC東京に期限付き移籍していたFWピーター・ウタカ(33)と契約満了に伴い、来季の契約を結ばないことを発表した。

 ウタカは2016年に広島へ期限付き移籍で加入。同年にJ1リーグ戦で19ゴールを挙げ、得点王に輝いた。シーズン終了後にレンタル元の清水から完全移籍したが、今季はFC東京に期限付き移籍。J1リーグ戦25試合で8得点、カップ戦8試合で2得点を挙げる活躍を見せたものの、今月5日に期限付き移籍期間満了が発表されていた。

以下、クラブ発表プロフィール

●FWピーター・ウタカ
(Peter UTAKA)
■生年月日
1984年2月12日(33歳)
■身長/体重
178cm/79kg
■出身地
ベルギー
■経歴
ロイヤル・アントワープ-オーデンセ(デンマーク)-大連阿爾濱(中国)-北京国安(中国)-上海申キン(中国)-清水-広島-清水-広島-FC東京-広島
■代表歴
ナイジェリア代表:9試合3得点

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2017シーズンJリーグ特集ページ
●2018年Jリーグ移籍情報

福岡の武藤コーチが今季限りで退任

 アビスパ福岡は28日、トップチームコーチの武藤覚氏(41)が2017年シーズンをもって退任することを発表した。同氏は2015年にアシスタントコーチに就任。2016年から現職を務めていた。

 クラブ公式サイトを通じ、「J1昇格、降格、プレーオフ決勝と様々な経験をする中で、選手、スタッフと共に必死になって、多くの試合を戦えたことは財産です。クラブ関係者、ご支援いただいたスポンサーの皆様、力強い声援を送り続けていただいたファン・サポーターの皆様、アビスパに関わる全ての皆様に心よりお礼申し上げます」とコメントしている。

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2017シーズンJリーグ特集ページ
●2018年Jリーグ移籍情報

大宮、ユースの大塚監督が来季トップチームのコーチに

 大宮アルディージャは30日、現在ユースの大塚真司監督(42)が2018年シーズンよりトップチームのコーチに就任することが決定したと発表した。

 大塚監督は2011、12年にも大宮のコーチを歴任しており、6年ぶりの復帰となる。クラブ公式サイトを通じ、「選手、チームの成長のために、一日一日を大切に頑張ります。そして、シーズン終了後にはファン・サポーターの皆さんとともに、J1復帰の喜びをわかち合いたいと思います!」と決意を語った。

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2017シーズンJリーグ特集ページ
●2018年Jリーグ移籍情報

大宮が大塚慶輔氏のフィジカルコーチ就任を発表

 大宮アルディージャは28日、フィジカルコーチに大塚慶輔氏(40)が就任することを発表した。

 大塚氏は2014年から町田のフィジカルコーチを務めていたが、今季限りで退任。大宮のクラブ公式サイト上で「大宮アルディージャの一員になれたことを光栄に思います。J1復帰のために精いっぱい努力いたします。皆さん、どうぞよろしくお願いいたします!」とコメントしている。

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2017シーズンJリーグ特集ページ
●2018年Jリーグ移籍情報

FC東京MF野澤が愛媛に期限付き移籍…今季は岐阜レンタルで14試合出場

FC東京MF野澤英之が愛媛にレンタル
 愛媛FCは30日、FC東京のMF野澤英之(23)が期限付き移籍で加入することを発表した。移籍期間は2018年2月1日から2019年1月31日まで。契約により、2018年シーズン公式戦でFC東京との対戦には出場できない。

 野澤は今季、FC岐阜に期限付き移籍し、J2リーグ戦14試合に出場。クラブ公式サイトを通じ、「愛媛FCの勝利に貢献し、クラブの目標を達成できるように頑張ります。自分の持っている全てを出し切りたいと思いますので、応援よろしくお願いします」と意気込みを述べている。

以下、クラブ発表プロフィール

●MF野澤英之
(のざわ・ひでゆき)
■生年月日
1994年8月15日(23歳)
■身長/体重
180cm/71kg
■出身地
埼玉県
■経歴
FC東京U-15深川-FC東京U-18-FC東京-岐阜-FC東京
■出場歴
J1リーグ:9試合
J2リーグ:14試合
J3リーグ:39試合1得点
カップ戦:4試合
天皇杯:2試合

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2017シーズンJリーグ特集ページ
●2018年Jリーグ移籍情報

アザールがチェルシーとの契約延長拒否?レアルへの思いを父が明かす

MFエデン・アザールは憧れのレアルを目指す
 チェルシー所属のMFエデン・アザールが、クラブとの契約延長について難色を示している。29日、ベルギーメディア『ル・ソアール』が伝えている。

 2020年まで契約を残しているアザールだが、その活躍ぶりから他クラブからは勧誘の声が途切れない。チェルシーはエースに対して契約延長を提示したものの、現在拒否されているという。父のティエリ・アザール氏によると、アザールはレアル・マドリーへ移籍するために延長を断ったと語っている。

「レアルからの関心に応えるために延長を断った」と話すティエリ氏だが、「現在まだレアルからの呼びかけはない」と即実現するということではないようだ。アザールはかねてからジネディーヌ・ジダンへの憧れを語っているものの、チェルシーもエースの移籍を容認するわけにはいかない。慰留を目指すチェルシーと移籍を臨むアザールたちのやり取りは今後大きく注目を浴びそうだ。

●プレミアリーグ2017-18特集

「もう無理だと思った」一度はプロを諦めかけたMF藤澤、“恩人”琉球を離れ鹿児島への移籍を決断

琉球MF藤澤典隆が鹿児島に完全移籍
 鹿児島ユナイテッドFCは30日、FC琉球からMF藤澤典隆(29)が完全移籍で加入することを発表した。

 関西大出身の藤澤はJFLのSAGAWA SHIGA FCやドイツ下部リーグのクラブを渡り歩き、2014年に琉球へ加入。ここまでJ3リーグ戦通算121試合に出場し、16得点をマークしている。鹿児島のクラブ公式サイトを通じ、「J2昇格する為に全てをかけて移籍してきました。自分を必要としてくださった感謝の気持ちをプレイや結果で示したいと思いますのでよろしくお願いします」と挨拶した。

 一方、琉球のクラブ公式サイトでは移籍決断までの苦悩を明かしている。

「私には小さい頃に目指したJ1のプロのサッカー選手という夢がありました。しかし大学を卒業し紆余曲折を繰り返し、歳を重ねていくにつれて自分にはもう無理なんだと思ってました。でもその可能性をもう一度示してくれたのは紛れもなくFC琉球です。本当に感謝してもしきれません。そんな恩あるチームを昇格させる事なくこれからと言う時に去ってもいいのかと、本当に本当に悩みました」

 藤澤は「一選手として悩んだ結果環境を変えてまた一から日々を過ごし成長し、信頼や実績を掴み取る決意をしました」と決断に至った経緯を語り、「4年間藤澤という選手を叱咤激励していただきありがとうございました。琉球と共にJ 2昇格出来ることを心から願ってます。4年間本当にありがとうございました!」と感謝のメッセージを送った。

以下、クラブ発表プロフィール

●MF藤澤典隆
(ふじさわ・のりたか)
■生年月日
1988年8月23日(29歳)
■身長/体重
170cm/64kg
■出身地
京都府
■経歴
陵成中-広島ユース-関西大-SAGAWA SHIGA FC-SCビクトリア06(ドイツ)
■出場歴
J3リーグ:121試合16得点
天皇杯:5試合1得点

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2017シーズンJリーグ特集ページ
●2018年Jリーグ移籍情報

分野研究家

ワンポイントとしてチーム名を入れる場合には袖に入れる場合が多いが、意外と目立たないこともある。 #フットサル#サッカー#ユニフォーム#グラデーション#カスタマイズ#高品質#着心地#保障#ロンヨン
Posted in 未分類

水戸DF田向が契約更新「みんなで熱い1年にしましょう!」

水戸DF田向泰輝が契約更新
 水戸ホーリーホックは30日、DF田向泰輝(25)と来季の契約を更新したことを発表した。

 田向は今季J2リーグ戦で23試合に出場。クラブ公式サイトで「2017シーズンは個人的には不甲斐ないシーズンでした。2018シーズンはまたみなさんの前で泥臭くひたむきに走り回る姿を見せられるように頑張ります。2018年みんなで熱い1年にしましょう!」とコメントしている。

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2017シーズンJリーグ特集ページ
●2018年Jリーグ移籍情報

盛岡と契約満了のDF守田、栃木ウーヴァFCへの移籍決定

 グルージャ盛岡は30日、今季限りで契約満了となっていたDF守田創(25)が栃木ウーヴァFC(来季より関東1部)に完全移籍することを発表した。

 鳥栖U-18出身の守田は2011年にトップ昇格し、2013年から当時東北1部の盛岡へ。今季はJ3リーグ戦25試合で2得点を挙げたが、11月23日に契約満了が発表されていた。

以下、クラブ発表プロフィール

●DF守田創
(もりた・そう)
■生年月日
1992年5月14日(25歳)
■身長/体重
173cm/61kg
■出身地
熊本県
■経歴
アリアンサ熊本FC-鳥栖U-18-鳥栖-盛岡
■出場歴
J2リーグ:1試合
J3リーグ:94試合2得点
カップ戦:1試合
天皇杯:3試合

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2017シーズンJリーグ特集ページ
●2018年Jリーグ移籍情報

栃木がDF菅&MF宮崎と契約更新…菅は第二子誕生も同時発表「パワーをJ2で爆発させる」

栃木がDF菅和範、MF宮崎泰右と契約更新
 来季のJ2復帰が決まっている栃木SCは30日、DF菅和範(32)、MF宮崎泰右(25)と契約を更新したことを発表した。

 菅は今季のJ3リーグ戦23試合に出場し、2得点をマーク。また、契約更新と併せ、28日に第二子となる女の子が誕生していたことも報告している。

 来季で栃木7シーズン目となる32歳DFは、クラブ公式サイトを通じて「2018シーズンは栃木SCがJリーグに昇格して10年目です!新たな門出の年に、J3で溜め込んだパワーをJ2で爆発させ、J1目指して突撃していきましょう!そして私事ではありますが、12月28日、二児の父親になりました。頑張ってくれた妻、いつも笑顔で僕たちを幸せにしてくれる息子、そして僕達家族を選び元気に産まれてきてくれた娘に感謝したいと思います。J2のピッチの上で、熱くてカッコいいヒーローみたいな父親でいれるよう、今まで以上に責任感を持ち、謙虚にサッカーに向き合いたいと思います! 」とコメントした。

 一方、宮崎は今季J3リーグ戦で20試合に出場。来季に向け、「今シーズン、チームとしては昇格という素晴らしい結果を出すことができましたが、個人としては結果がついてこなかった悔しいシーズンでした。来シーズンこそはチーム、サポーター応援してくれる全ての人のためにゴール、アシストという目に見える形で恩返しをしていきます!」と活躍を誓っている。

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2017シーズンJリーグ特集ページ
●2018年Jリーグ移籍情報

3位チェルシーが2017年ラストゲームへ…コンテ監督「トップ4で終えればそれは成功」

アントニオ・コンテ監督がストーク・シティ戦に向けて会見を行う
 チェルシーは29日、30日に行われるプレミアリーグ第21節・ストーク・シティ戦に向けてアントニオ・コンテ監督が会見を行った。

 コンテ監督は「新たなニュースはない」と怪我人追加の情報はないことを明かす。「全ての選手がプレー可能だ。ブライトン戦に出場した選手も問題なくプレーできるだろう。(チャーリー)ムソンダとダビド・ルイスの状態は良くなっている。ストーク戦では難しいかもしれないが、ノリッチ戦では問題ないはずだ」と2選手についても復活を予告した。

 30日に行われる試合については「明日のストーク戦は難しい試合になるだろう。昨シーズンも年末に対戦したが、ホームで非常に苦しんだよ」と対戦を振り返り、「あの試合のことはよく覚えているし、明日の試合でも注意して臨まないとね」と指揮官は油断せずに気を引き締めた。

 現状3位に位置しているチェルシー。2位マンチェスター・ユナイテッドとの勝ち点も「1」と縮まっている。「このリーグでトップ4フィニッシュを決めれば、それは成功と言えるだろう。毎シーズン6チームが優勝を争うのはプレミアリーグだけだよ」と先を見据えつつ、現状にはある程度満足しているようだ。

 また月曜日から開かれる移籍市場については、「移籍市場で求めている選手を獲得することができれば良いね。でも今はこのチームで戦うことができてハッピーだよ」とコメント。「自分は監督だ。選手たちと全力を尽くし、ピッチで結果を出さなければいけない。移籍市場ではクラブがこのチームをよりよくするために動いてくれるはずだ」と自らの役割に徹することを語った。

●プレミアリーグ2017-18特集