三菱養和SCユース、9年ぶり東京制覇!! FC東京U-18に続き、東京Vユースにも完封勝利

9年ぶり優勝を果たした三菱養和SCユース
[2.11 東京都クラブユース選手権決勝 三菱養和SCユース 2-0 東京Vユース 味フィ西]

  第19回東京都クラブユースサッカー(U-17)選手権大会は11日、味の素フィールド西が丘で決勝戦を行い、三菱養和SCユース東京ヴェルディユースが対戦した。堅守を見せた三菱養和が2-0で勝利し、2009年大会以来9年ぶりの優勝を果たした。

 三菱養和は4日に行われたグループリーグ最終節のFC東京U-18戦(○4-0)に続いて、2試合連続でJユースの強豪を破っての王座奪還となった。増子亘彦監督が「調子に乗っちゃうヤツが多いので締めてきました」と話したように、大勝の次試合にも油断した様子はなし。東京Vのパスワークにも「スペースを与えず守ることができた」と満足のいく内容となった。

 もっとも、序盤は相手攻撃に食いつく場面が頻発し、危険なピンチをつくられることもあった。それでも「前から行っても取り切れないから、ステイすることにした」(MF冨久田和真、2年)とピッチ内の話し合いで守備システムを変更。その結果「前半10分からは落ち着いて対応できた」(増子監督)という流れをつかんだ。

 すると前半36分、三菱養和がビッグチャンスを呼び込む。左サイドを攻め上がったDF廣川虎太郎(2年)がクロスを送り、ファーサイドでFW栗原イブラヒムジュニア(1年)が頭で落とす。こぼれ球に反応したMF林壮真(2年)、FW勝浦太郎(2年)が立て続けにゴールを狙った。

 そして直後の前半37分、ついにスコアが動く。相手DFのシュートブロックで獲得したCKの流れから、右サイドをDF宮嶋俊弥(2年)が切り込んでクロス。PA内でボールを受けた栗原が左に持ち出して、低い弾道の左足シュートを狙うと、ボールはGK佐藤篤輝(1年)の脇をすり抜けゴールへ吸い込まれた。

 前半を1点ビハインドで終えた東京Vは「緊張感なのか、気負いなのか、『サッカー』ができなかった」(永井秀樹監督)という今ひとつの出来。そこで「相手のラインが高かったので裏に抜ける」という狙いを共有し、FW松橋優安(1年)を投入した。また、MF山本理仁(1年)をアンカーに配置するなど、布陣にもテコ入れを施した。

 すると、東京Vが徐々にペースを取り戻していく。後半20分、DF綱島悠斗(2年)のロングボールのこぼれ球から松橋がシュート。これは相手DFに阻まれたが、その後も中盤で山本が違いをつくり、前線とアンカーの役割を自在に担ったMF森田晃樹(2年)を中心に攻撃の糸口を探った。

 ところが後半30分、カウンターから三菱養和が追加点を奪う。右サイドを突破した宮嶋がファーサイドに鋭いクロスを送ると、左サイドから走り込んだFW宮本康生(2年)がドンピシャのヘッド。華麗にゴールネットを揺らし、東京都覇者に向かって大きく前進した。

 東京Vは後半39分、山本がボール奪取から単独突破で攻め込み、スルーパスを送るも味方に通らず。同41分には山本のキープからMF三浦雅人(2年)が右サイドを抜け出し、クロスに松橋がスライディングで合わせたが、ボールは無情にも大きく上に外れた。試合はそのままタイムアップを迎え、4年ぶりの優勝を果たすことはできなかった。

「もう一回やれたこと、やれないことを整理してリーグ戦に臨みたい。結果に左右されずにやっていく」。試合後、増子監督は優勝という結果に過度な喜びは見せなかった。あくまでも目標はプリンスリーグ関東で上位に食い込み、プレミアリーグ昇格をつかみ取ること。「一つ間違えればとんでもない方向に行く。連敗した時でもぶれずに信じてやれるような選手になってほしい」と一喜一憂しないことを強調した。

 もっとも、この試合ではFC東京戦でも得点を挙げ、チームのまとめ役として「なんだかんだで引っ張って行ける子」(増子監督)というMF松川隼也主将(2年)がインフルエンザで欠場。指揮官は「もしここで負けてしまえば彼に何か言われるでしょうから、選手たちは何としても負けるわけにはいかなかった」と密かな“勝利の価値”も明かしてくれた。

 一方、敗れた東京Vの永井監督は「前半が全て」と敗因を分析。「パスの本数が少なかった。おそらく前半は200本くらいだったが、400本はほしい。まだまだ改善の余地がある」とチームコンセプトであるパスワークの課題を指摘すると、「決勝だろうが変わらずにやれないとダメ」と心理面の向上にも注文をつけた。

「綺麗ごとかもしれないが、良いサッカーを追求し続けることが大事。それによって色んなこと(結果、選手の成長)がついてくる。頭の中を変えて、自分たちが新しいサッカーを作っていこうというところ」(永井監督)。昨季6位に終わったプリンスリーグ関東の今季開幕戦は、この決勝戦と同カードになる見込み。残り2か月弱、自らのスタイルに磨きをかけて、リベンジマッチに臨んでいこうとしている。

(取材・文 竹内達也)

休みは大事だよ…ケーヒル「家族と過ごすことで良くなることもある」

チェルシーDFガリー・ケーヒル
 プレミアリーグ2連敗中と調子の上がらないチェルシーだが、3日間のオフをとったDFガリー・ケーヒルら選手は12日に行われる第27節WBA戦をリフレッシュした状況で迎えることになる。

 第25節ボーンマス戦で0-3の完封負けを喫し、続く第26節ワトフォード戦ではMFティエムエ・バカヨコの退場の影響もあり、1-4で敗れたチェルシー。ここで、アントニオ・コンテ監督はWBA戦に向けて練習に時間を割くのではなく、選手たちに3日間のオフを与えたようだ。

 クラブ公式ウェブサイトによると、ケーヒルは「精神的な面を考えれば、オフを取ることは重要だ」と休むことの重要性を説いている。「一度フットボールを離れることで、エネルギーを蓄えた状態で再びフットボールに臨むことができる。それは必要なことだと思うよ。試合のことを忘れることではないけど、家族や他の人たちと過ごすことで良くなることもあるんだ」。

 リフレッシュした状態で臨むWBA戦以降、FA杯ハル戦や欧州CL決勝トーナメント1回戦バルセロナ戦、そして、プレミアリーグではマンチェスター・Uとマンチェスター・Cとの連戦と重要な試合が控えている。「厳しい日程が待ち構えている。2月が終わったときに良い順位にいられるようにしなければいけない」と気を引き締めたケーヒルは、「チーム一丸となって今までやってきたことをやるだけだ」と一戦必勝を目指す。

●プレミアリーグ2017-18特集

ユーベ7連覇を防げるか…ナポリは3位ラツィオを4発撃破、リーグ戦8連勝で首位走る

ナポリはリーグ戦8連勝で首位を走る
 セリエAは10日に第24節を行い、首位ナポリはホームで3位ラツィオと対戦し、4-1で勝利した。先制を許したナポリだが、逆転に成功してリーグ戦8連勝。昨季までで6連覇を達成している絶対王者ユベントスと勝ち点1差をつけて首位キープに成功している。

 開始早々に先制を許したナポリだが、その得点力は陰りを見せない。前半43分、ナポリの中盤を支えるMFジョルジーニョが絶妙な浮き球パスを最前線に放つと、反応したFWホセ・カジェホンが最終ラインを抜け出してPA内に進入。相手GKとの1対1から冷静にゴールを決め、前半で追いついてみせた。

 ナポリは後半9分にカジェホンのクロスからオウンゴールを誘発し逆転に成功。同11分にはDFマリオ・ルイの放ったシュートがMFピオトル・ジエリンスキに当たって弾道が変化し、相手GKの逆を突いてそのままゴールに吸い込まれた。ナポリは同28分、ジエリンスキがPA左からチップキックでゴール前にパスを出すと、走り込んだFWドリース・メルテンスがワンタッチで相手GKの虚を突いてゴールに流し込んだ。

 メルテンスの4試合連続弾となるダメ押しの4点目で、ナポリは4-1と勝利を収めた。強力攻撃陣を持つ3位ラツィオ相手に逆転に成功してリーグ戦8連勝。マウリツィオ・サッリ監督の戦術が浸透してひとつの完成形を見せるナポリだが、すぐ後ろからは前人未踏の7連覇を狙うユベントスが勝ち点1差で追いかけている。直接対決は4月となるものの、そこまでの間にどちらかが優勝戦線から脱落となるか。欧州5大リーグで今季一番熱い優勝争いから目が離せない。

●セリエA2017-18特集

ユーベ7連覇を防げるか…ナポリは3位ラツィオを4発撃破、リーグ戦8連勝で首位走る

ナポリはリーグ戦8連勝で首位を走る
 セリエAは10日に第24節を行い、首位ナポリはホームで3位ラツィオと対戦し、4-1で勝利した。先制を許したナポリだが、逆転に成功してリーグ戦8連勝。昨季までで6連覇を達成している絶対王者ユベントスと勝ち点1差をつけて首位キープに成功している。

 開始早々に先制を許したナポリだが、その得点力は陰りを見せない。前半43分、ナポリの中盤を支えるMFジョルジーニョが絶妙な浮き球パスを最前線に放つと、反応したFWホセ・カジェホンが最終ラインを抜け出してPA内に進入。相手GKとの1対1から冷静にゴールを決め、前半で追いついてみせた。

 ナポリは後半9分にカジェホンのクロスからオウンゴールを誘発し逆転に成功。同11分にはDFマリオ・ルイの放ったシュートがMFピオトル・ジエリンスキに当たって弾道が変化し、相手GKの逆を突いてそのままゴールに吸い込まれた。ナポリは同28分、ジエリンスキがPA左からチップキックでゴール前にパスを出すと、走り込んだFWドリース・メルテンスがワンタッチで相手GKの虚を突いてゴールに流し込んだ。

 メルテンスの4試合連続弾となるダメ押しの4点目で、ナポリは4-1と勝利を収めた。強力攻撃陣を持つ3位ラツィオ相手に逆転に成功してリーグ戦8連勝。マウリツィオ・サッリ監督の戦術が浸透してひとつの完成形を見せるナポリだが、すぐ後ろからは前人未踏の7連覇を狙うユベントスが勝ち点1差で追いかけている。直接対決は4月となるものの、そこまでの間にどちらかが優勝戦線から脱落となるか。欧州5大リーグで今季一番熱い優勝争いから目が離せない。

●セリエA2017-18特集

静かに復調!? C・ロナウド、17年の1試合平均得点は“0.33”も18年は…

今季初のハットトリックを達成したレアル・マドリーFWクリスティアーノ・ロナウド
 10日に行われたリーガ・エスパニョーラ第23節ソシエダ戦で今季初のハットトリックを達成したレアル・マドリーFWクリスティアーノ・ロナウドは、調子を上げて14日の欧州CL決勝トーナメント1回戦第1戦パリSG戦を迎える。

 今季はスタートでつまづいた。リーガ開幕前にバルセロナと対戦したスペインスーパー杯第1戦で、後半13分から出場して逆転ゴールを決める活躍を見せながらも、同37分に2度目の警告を受けて退場。この判定に納得ができずに主審を背後からわずかに右手で突き飛ばすシーンが確認されると、5試合の出場停止処分が科された。

 リーガでの初出場は第5節のベティス戦で、初得点は第8節ヘタフェ戦。その後もコンスタントに得点を積み重ねることができず、17年はリーグ戦12試合4得点にとどまった(1試合平均0.33得点)。18年に入っても第18節セルタ戦、第19節ビジャレアル戦ではノーゴールに終わっていたが、第20節デポルティボ戦で2ゴールを奪うと、続くバレンシア戦で2得点、そして今節のソシエダ戦でハットトリックを達成と着実にゴール数を増やしている。

 18年のリーグ戦では6試合7得点と1試合平均は1.17、ここ4試合(7得点)に限れば1試合平均は1.75まで上がってきている。得点王レースをリードするライバルのFWリオネル・メッシはすでに20得点(出場22試合)を記録。消化試合が同じ現在の状況でC・ロナウドは11得点(出場18試合)と、その差は9と開いているが、今後もゴールラッシュを続けてその差を縮めていくのだろうか。

●リーガ・エスパニョーラ2017-18特集

[MOM2426]FC東京U-18MF天野悠貴(2年)_「面に当てた」スーパーボレー!! 逆足クロスで先制弾もアシスト

3得点目のボレーシュートを叩き込んで喜ぶFC東京U-18、MF天野悠貴(2年)
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[2.11 東京都クラブユース選手権3位決定戦 FC東京U-18 4-1 町田ユース 味フィ西]

 逆足クロスで先制ゴールを呼び込むと、目の覚めるようなスーパーボレーで得点も記録。指揮官も「今日のマン・オブ・ザ・マッチでしょう」と推挙する大活躍だった。1得点1アシストのFC東京U-18MF天野悠貴(2年)は、自身が決めたチームの3点目を「気持ちよかったです」と笑顔で振り返った。

 町田ユースとの3位決定戦にボランチで先発した天野は前半12分、セットプレーの流れから「自己判断」で左サイドを駆け上がると、「しっかり面に当てて蹴った」という左足クロスでFW今村涼一(2年)のヘディングをアシスト。序盤は相手にビッグチャンスをつくられていただけに、試合の流れを引き寄せる貴重なプレーだった。

 さらに前半40分のプレーは圧巻だった。今村の右CKが相手DFにクリアされると、こぼれてきた浮き球に合わせてPA外から右足を一閃。落ち着いたフォームで繰り出されたシュートはゴール右隅に向かって鋭い軌道を描き、見事にゴールネットを揺らした。

「リラックスして面に当てれば入るとあらためて思いました。蹴った瞬間に『来たな』と思ったので、もうゴールは見なかったですね」。そんな“自画自賛”の一撃には佐藤一樹監督もびっくり。「そこにストロングがある選手ではないですが……」と苦笑いも見せつつ、「非常に気持ちよくプレーしていましたね」と目を細めていた。

 本人いわく「練習でもあまり決まったことがない」というシュートではあったが、たんなるラッキーゴールではない。「世界のクラブチームを見ても、シュートを蹴ってプレーを終わらせている」とフィニッシュへの意識は日頃から高めており、「蹴って終わらせれば入る可能性もありますから」とイメージは持っていたようだ。

 さらにこの日の活躍の裏には「もっとできると思っていたので後悔した」という1週間前の出来事があったという。右サイドバックで先発したグループリーグ最終節の三菱養和SCユース戦(●0-4)では指揮官から「撃沈していた」と低評価。「あの試合でイチからやり直して来ることができた」。名誉挽回を期して臨んだ一戦で見事に結果を残した。

 新シーズン初めての公式大会を良い形で終えた新3年生の目標は、高円宮杯プレミアリーグ初優勝を含む2冠を達成した“昨年超え”だ。「最上級生が少ない学年ではあるけど、去年のチームを超えて行けるようなチームにしたい。そのためにはみんながキャプテンのつもりで息を合わせてやっていこうと思っています」。同じボランチのMF寺山翼主将(2年)をプレーで支えた背番号26は、チームのリーダーシップをも担う覚悟を見せていた。

(取材・文 竹内達也)

[新人戦]「選手権は選手権」新チーム公式戦初黒星の前橋育英は初心に戻って積み重ねる

立ち上がりから積極的に仕掛けていた前橋育英高FW室井彗佑だが、1点が遠かった
[2.11 群馬県新人大会決勝 前橋育英高 0-1 桐生一高 下増田運動場A]

「去年の人たちを越すには去年の人たち以上に頑張らないといけない。チーム全体が分かっていると思う。これからだと思うので頑張っていきたい」

 0-1で敗れた群馬県新人戦決勝後、前橋育英高FW榎本樹(2年)は、選手権で初の日本一に輝いた先輩たち以上の努力をしていくことを誓った。この敗戦を糧にするしかない。その思いをピッチでプレーした選手、ピッチサイドで応援していた選手全員が感じたはずだ。

 数的優位に立ったことが油断を生んだか。開始5分にDFライン背後へ抜け出したFW室井彗佑(2年)が相手GKの退場を誘発。残り75分間を11人対10人で戦うことになった。細かいコンビネーションにチャレンジしながら攻めた前橋育英だが、重心を後ろに置いた桐生一の守りを切り崩すことができない。

 室井や榎本がドリブルシュートへ持ち込み、左CKからMF小栗秀哉(2年)が決定的なヘディングシュートを放つシーンもあったが、奪われたボールを桐生一高に繋がれて押し返されるなど相手を飲み込めなかった。

 そして、シュート数7-0で前半を終えて迎えた後半2分、セットプレーから失点。後半開始からMF秋山裕紀(2年)、同10分からFW高橋尚紀(2年)と昨年のチームで全国舞台を経験している選手たちを投入したものの、桐生一の壁は厚い。攻め急いでロングボールが増えてしまう中でも決定機を作り出した前橋育英だったが、CB山原康太(2年)の決定的なヘッドが2度クロスバーを叩き、MF高橋優斗(2年)のバイシクルシュートもDFのスーパークリアに阻まれた。

 相手の3倍以上となる16本のシュートも実らずに0-1で敗戦。この日不在だった山田耕介監督に代わって指揮を執った櫻井勉コーチは「選手権は選手権。初心に戻ってやれと言われているようなもの」と指摘し、「昨年は昨年で今年は今年。しっかりと積み上げないといけない」と改めて引き締めていた。

 実績、昨年の活躍など関係なしの競争が再スタートする。選手権決勝の決勝ゴールによって知名度を上げた榎本は、無得点に終わったことについて「これが自分の実力なんでここから(プレッシャーを)乗り越えないといけない。ここからなので、この負けをバネに頑張りたい」と語り、「プレッシャーとかもあったんですけれども、それに勝てないのではまだまだ」とチームとしての力不足も認めた。

 1学年上の先輩たちは新人戦、インターハイ予選、選手権予選、プリンスリーグ関東、そして選手権も優勝。敗戦をバネに努力を続け、偉大な先輩たちに一歩でも近づく。 

(取材・文 吉田太郎)

「ゴールへの嗅覚はあいつに似ているかも」、ガットゥーゾは急成長FWに盟友を重ねる

FWパトリック・クトローネ(右)はフィリッポ・インザーギのようなゴールへの嗅覚を持つ
[2.10 セリエA第24節 SPAL0-4ミラン]

 セリエAは10日に第24節を行い、ミランは敵地でSPALと対戦し、4ー0の勝利。FWパトリック・クトローネは自身初となるセリエAでのドッピエッタ(1試合2得点)を決めた。

 開始早々にクトローネが先制点を決める。右サイドからMFスソがインスイングのクロスを上げ、ファーサイドのDFアレッシオ・ロマニョーリがヘディングシュート。相手GKにはじかれたところを反応鋭くクトローネが押し込んだ。後半20分にはスソがPA右から左足シュート。相手GKにはじかれたところを再びクトローネが体で押し込み、一度左ポストに当たったものの、再度ねじ込んで追加点を決めた。

 ジェンナーロ・ガットゥーゾ監督は試合後、クトローネについて「彼はまだ創意工夫して、改善しなければいけない。チームのためにもっと学ばないとね」と辛口評価。また、ゴールへの鋭い嗅覚を持つクトローネがフィリッポ・インザーギ氏と比較されることに対し、「たしかにインザーギと似ているかもしれない。でも技術的にはまだまだだから、もっと主張して技術的な点で成長しないと」とかつての盟友と重ね、成長を期待していた。

●セリエA2017-18特集

「実りある」大敗を乗り越えたFC東京U-18、町田ユースに4発快勝で3位入賞

前半12分、FC東京はFW今村涼一(2年)が先制ヘッドを叩き込む
[2.11 東京都クラブユース選手権3位決定戦 FC東京U-18 4-1 町田ユース 味フィ西]

 第19回東京都クラブユースサッカー(U-17)選手権大会は11日、3位決定戦を味の素フィールド西が丘で行い、FC東京U-18FC町田ゼルビアユースが対戦した。前半に3点を重ねたFC東京が終始優勢を保ち、後半にも追加点を奪って4-1で完勝。グループリーグ最終戦では思わぬ大敗(●0-4)を喫した昨季の「高校年代王者」だったが、名誉挽回を期して臨んだ一戦で意地を見せた。

 4日に行われた三菱養和SCユース戦に敗れた後、FC東京の佐藤一樹監督は選手たちに「ぶっ倒れるまで走ったヤツがいたか。全てを出し切ったヤツがいたか」と厳しく問いかけたという。そこで奮起したメンバーは、日々の練習から意識改革を実施。「前のめりになって、良いトレーニングができた」という1週間を過ごして、今大会最後の一戦に臨んだ。

 しかし、先に決定機をつくったのは町田だった。前半2分、右サイドを駆け上がったMF北野拓海(2年)がクロスを送ると、ゴール前でMF佐藤陸(2年)がヘディングシュート。惜しくも右上に外れたが、敵将が「あれが決まっていれば、流れがどうなるか分からなかった」とうなるビッグチャンスだった。

 ところが、このプレーで目が覚めたFC東京はその後、立て続けにチャンスをつくる。前半5分、FW今村涼一(2年)の左CKをMF寺山翼が頭で合わせると、同6分にはDF鈴木智也(2年)がオーバーラップから左足クロスを配給。MF小林里駆(1年)のアプローチは相手DFに阻まれたが、一気に流れをつかみにかかった。

 すると前半12分、ついにスコアが動く。セットプレーの流れからMF芳賀日陽(2年)がボールをキープし、左サイドを突破したMF天野悠貴(2年)にパス。「あまり得意ではない」という左足で鋭いクロスを送ると、ファーサイドに飛び込んだ今村が低い位置から頭で叩き込んだ。

 先制点で勢いがついたFC東京は前半24分、芳賀のパスを受けた小林がPA内でDF野呂光希に倒されてPKを獲得。キッカーの小林が自ら決めて、リードを2点に広げた。一方の町田は同28分、FW齊藤滉(2年)の突破でFKを獲得。同39分には、野呂のクロスにFW前田陸斗(1年)らが詰めたが、いずれもゴールを脅かすには至らなかった。

 攻勢を緩めないFC東京は前半40分、見事なファインショットでリードを広げる。今村の左CKは相手DFにクリアされたが、こぼれ球がPA外で待っていた天野の下へ。バウンドした浮き球をリラックスしたフォームから右足ダイレクトで叩くと、鋭い弾道を描いたボールがゴール右隅へと吸い込まれていった。

 3点のビハインドを負ってしまった町田はハーフタイム、指揮官がメンバーの「ケツを叩いた」(竹中穣監督)。3日の東京Vユース戦(●2-3)では前半の内容が低調だったといい、この日もその流れは変わらず。最終ラインのビルドアップが「ただ回しているだけ」だったため、「ゼルビアのストロングポイント(前線の突破力)が全然生きていない」ことを問題視し、守備陣2人を交代して後半に臨んだ。

 すると町田が徐々にペースをつかみ、後半14分、主将の一撃で1点を返す。野呂の右CKがゴール前に送られると、手を伸ばしたGK飯塚欣士(2年)ら守備陣がいずれもクリアできず。ファーサイドで待っていたMF鈴木舜平(2年)が左足インサイドで華麗に合わせ、ゴール右隅に叩き込んだ。

 ここからは両チームともに交代選手を多数起用する方針を見せ、フレッシュな選手たちがアグレッシブなプレーを見せる。FC東京はDF湯本創也(1年)と昨季のチャンピオンシップにも出場したDF草住晃之介(2年)が最終ラインで身体を張り、町田はMF甲斐稜人(1年)、MF八木直人(1年)らが攻撃を活性化させた。

 ところが互いに球際での争いが続くばかりで、目立ったチャンスはつくれない。それでも後半アディショナルタイム2分、FC東京は途中出場のMF沼田航征(1年)のパスをFW久保征一郎(1年)がつないで、PA内を突破したFW横田峻希(1年)がGK市橋和弥(2年)に倒されてPKを獲得。これを横田が自ら決めて、スコアを4-1とし、そのままタイムアップの笛を迎えた。

 三菱養和戦での大敗から立ち直ったFC東京は見事な大勝劇。佐藤監督は「ガツンと頭を叩いて頂いたのがありがたかった」と、直後の決勝戦で優勝を決めた街クラブへの感謝を口にした。もっとも、昨季は日本クラブユース選手権、チャンピオンシップの2冠を果たした王者にとって、3位入賞は満足できる結果ではない。今大会を「何となくタイトルを取るより、実りある敗戦となった」と総括した指揮官は「謙虚さ、ひたむきさ、真摯さを外したら東京じゃない」とあらためて強調し、これから本番を迎える新シーズンへの決意を述べていた。

(取材・文 竹内達也)

“市船ライン”群馬・布新監督の下で永藤再出発「2020年意識」

[2.11 練習試合 大宮2-0群馬]

 ザスパクサツ群馬が元市立船橋高監督の布啓一郎氏(57)を監督に招へいして、再建を図っている。J3開幕までちょうど1か月となったこの日、大宮との練習試合を戦い終えた布監督は「選手が積極的に取り組んでくれている」と0-2で敗れた結果よりも、内容面を前向きに評価した。

 布監督は常勝軍団・市立船橋高を作り上げた、高校サッカー界では言わずと知れた名将。しかし2003年に同校監督を退職し、世代別日本代表の監督に就任したが、思うような成果を残せなかった。昨年までは岡山でコーチを務め、今年より初めてJクラブの監督を任されている。

 託されたのはチームの再建とJ2復帰。そこで呼び寄せたのが、3年前の市立船橋高で10番を背負っていたMF永藤歩(20)だった。高校時代に1度顔を合わせたことがあるという程度の面識だったが、布監督は永藤に獲得オファー。1年目は11試合、2年目は19試合出場と、山形で順調にキャリアを積んでいた永藤だが、「1年間、試合に出続けたい。2020年のオリンピックを意識」して“市船ライン”でのオファーを二つ返事で快諾した。

「縁あって、群馬に来られることになった。自分が出来ることで貢献したい。布さんから話を聞いて、一緒に戦いたいという気持ちと強く感じた。布さんは市船を築いてこられた方。厳しいということは聞いていますが、直接の面識があまりない中で、見ていただいていたのは嬉しかったです」

 必ず成長する。強い意志を持ってシーズンに臨む。「開幕からどんどん試合に出て、J3でも活躍すれば見てくれる人もいると思うので、厳しい環境で頑張っていきたい」。永藤の活躍があれば、それだけ群馬のJ2復帰にも近づく。「J2に昇格しようという選手間の意思は固まった。みんなで最後に笑って終われるようにしようと話し合った。チームのために全力で戦いたいです」。 

(取材・文 児玉幸洋)
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1年でのJ1復帰を目指す大宮、新戦力が順調仕上がり「声援が力になった」

[2.11 練習試合 大宮2-0群馬]

 1年でのJ1復帰という目標に向け、新戦力が順調な仕上がりをみせている。大宮アルディージャは11日に行った群馬との練習試合に新加入選手6人が先発。前半26分に名古屋から加わったFWシモビッチのミドルで先制すると、終了間際には新潟から加入したDF酒井宣福のクロスをFW大前元紀が押し込んで、快勝した。

 心強いのは昨季J2で18得点を記録したシモビッチの加入。前線のターゲットマンとしての役割だけでなく、抜群の足もとのテクニックを披露。無料開放されたNACK5スタジアムに詰めかけた約9000人のサポーターを満足させるのに十分な“デビュー戦”だったが、本人は「シンプルにいいタッチが出来た」と、いたって涼しげだ。

 開幕が半月ほど違うJ3クラブとの練習試合で一概に比較はできないが、新戦力のプレーぶりは期待感を煽る。特に右MFでプレーしたMF嶋田慎太郎(←熊本)、ボランチに入ったMF三門雄大(←福岡)はボールに絡むシーンが多く、加入したばかりとは思えぬ存在感を見せていた。

 決意の移籍。22歳の嶋田は下部組織時代から過ごした熊本を離れ、完全移籍での大宮加入を決断した。「成長したい」という思いからだったが、新天地で試合に出ないと意味がない。いきなり勝負のつもりで、新天地での1年目に臨んでいる。

「声援が自分の力になった。すごくいい雰囲気だなと感じた」と笑顔で振り返った新本拠地、NACK5スタジアムでの初陣。これからはここを舞台に、サポーターと喜びを分かち合うための戦いが始まる。「自分を表現していくことが大事になってくる。どんどん表現していきたい」と気合も十分だ。

(取材・文 児玉幸洋)
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[新人戦]桐生一の注目レフティー・田中、数的不利の中で存在感示して決勝アシストも反省忘れず:群馬

桐生一高は新エースのMF田中渉が存在感ある動き
[2.11 群馬県新人大会決勝 前橋育英高 0-1 桐生一高 下増田運動場A]

 選手権優勝校の前橋育英高を破った桐生一高は、新エースのMF田中渉(2年)が随所でセンスの高さを発揮していた。前半5分に退場者を出して数的不利を強いられた桐生一だが、その影響の大きさを感じさせないような試合運びができたのは田中の存在が大きかった。

 10人になった後にトップ下からボランチへポジションを移した田中は、味方が繋いで来たボールを1タッチで繋いだり、寄せてきたDFの逆を取ってキープしてみせる。そして相手に隙あれば「スルーパスは結構武器なので。味方も足速いのでチャンスになる」というスルーパスにチャレンジ。あわやのシーンを作り出していた。

 一方で前半はプレースキックがニアでクリアされるシーンが目立っていた。それでも後半2分、「後半、1回ファー狙おうと思って出した」という左足CKでCB中野就斗(2年)の決勝ゴールをアシスト。後半は前掛かりになった相手の背後、サイドのスペースを突くパスでビッグチャンスを演出するなど、勝利に大きく貢献した。

 前半からハイペースで走り続けたことが影響したか、試合終盤は運動量が落ちてミスが増えたことも確か。より精度を上げないといけないと感じる試合にもなった。「(パスの精度やチャンスメークは)自分の持ち味なのでもっと出さないといけない。精度が低いのでもっと上げていかないと厳しくなる」と反省。前橋育英から勝ち取った白星を今後も重ね、全国に出ることが自身の将来の可能性を広げることも理解している。

 今年昇格するプリンスリーグ関東(4月開幕)も自身をアピールするチャンス。本来はよりパスを繋いで攻める桐生一の中で、注目レフティーはより存在感を示し、チームを勝利へ導いて評価を得る。

(取材・文 吉田太郎)

FW小川航基が3戦連続弾!磐田は湘南との練習試合で逆転勝利

 ジュビロ磐田は11日、湘南ベルマーレと45分×4本の練習試合を行い、3-1で勝利した。

 1本目はスコアレスで終えた磐田だが2本目で失点を食らい、0-1で折り返す。すると、3本目の3分にFW小川航基がゴール。小川は4日のFC町田ゼルビア戦(5-1)、8日のV・ファーレン長崎戦(4-4)に続き、3試合連続の得点となった。4本目には38分にMF針谷岳晃が、40分にMF荒木大吾がゴールを決めて逆転に成功。試合は3-1で磐田の逆転勝利に終わった。

 クラブ公式サイトには、DF大井健太郎のコメントが掲載。練習試合を終え、「出来ているところと、出来ていないところがありますが、最初の試合よりも今日の試合の方が非常に良かったと思います」と振り返り、「今は、チームとしてやりたい事を、新加入の選手と昨年からいた選手と擦り合せている段階ですけど、上手くいきつつあると感じていますし、キャンプ前よりもだいぶ良くなってきていると思います」と手応えを語っている。

 また、今年のキャンプを振り返り、「キャンプに来て、今まで見えなかったところが見えてきた選手もいますし、寝食を共にしたことにより一段と結束力も高まりました」とチームの親睦も深まったよう。「このキャンプで得たものを生かし、守備でも攻撃でも昨年よりワンランクアップしたチームにしていきたいと思います」と新シーズンに向けて意気込んでいる。

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FW小川航基が3戦連続弾!磐田は湘南との練習試合で逆転勝利

 ジュビロ磐田は11日、湘南ベルマーレと45分×4本の練習試合を行い、3-1で勝利した。

 1本目はスコアレスで終えた磐田だが2本目で失点を食らい、0-1で折り返す。すると、3本目の3分にFW小川航基がゴール。小川は4日のFC町田ゼルビア戦(5-1)、8日のV・ファーレン長崎戦(4-4)に続き、3試合連続の得点となった。4本目には38分にMF針谷岳晃が、40分にMF荒木大吾がゴールを決めて逆転に成功。試合は3-1で磐田の逆転勝利に終わった。

 クラブ公式サイトには、DF大井健太郎のコメントが掲載。練習試合を終え、「出来ているところと、出来ていないところがありますが、最初の試合よりも今日の試合の方が非常に良かったと思います」と振り返り、「今は、チームとしてやりたい事を、新加入の選手と昨年からいた選手と擦り合せている段階ですけど、上手くいきつつあると感じていますし、キャンプ前よりもだいぶ良くなってきていると思います」と手応えを語っている。

 また、今年のキャンプを振り返り、「キャンプに来て、今まで見えなかったところが見えてきた選手もいますし、寝食を共にしたことにより一段と結束力も高まりました」とチームの親睦も深まったよう。「このキャンプで得たものを生かし、守備でも攻撃でも昨年よりワンランクアップしたチームにしていきたいと思います」と新シーズンに向けて意気込んでいる。

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[新人戦]選手権予選決勝のリベンジ!桐生一CB中野が決勝ヘッド:群馬

後半2分、前橋育英高CB中野就斗が決勝ヘッド
[2.11 群馬県新人大会決勝 前橋育英高 0-1 桐生一高 下増田運動場A]

 桐生一高はCB中野就斗(2年)が値千金の1点を叩き出した。後半2分、左CKをファーサイドで引き出すと、豪快な決勝ヘッド。「練習でもあそこはチャンスになることが分かっていたので、あそこで要求して良かったです。嬉しかったです」と喜んだ。

 中野は、同じく前橋育英高と戦った選手権予選決勝でも先発フル出場。その試合は後半終了間際の失点で敗れていたが、落ち着いた守りで相手の攻撃を跳ね返し続ける。

 特に、選手権全国決勝で劇的決勝点を決めてヒーローになっている前橋育英FW榎本樹(2年)に対しては、「選手権(予選)で当たっているので絶対に負けられないと思っていた」と意地で食らいついた。榎本にシュート3本を許したが、身体を張って得点を許さず。前半5分に退場者を出して大半の時間帯を数的不利で戦いながらも1-0で勝ち、先輩たちの悔しさを一つ晴らした。

 今年、桐生一はプリンスリーグ関東に昇格する。「参入が決まったので、チームのモチベーションも上がっている。プリンスに向けていい方向に向かっている」と中野。まずは県内1冠を果たした桐生一のチームリーダーは、4月開幕のプリンスリーグ関東で前橋育英やJアカデミーからの白星を重ねることを誓っていた。

(取材・文 吉田太郎)

ミュラーがついた嘘!? 「僕はクロスを上げようとしたんだ」

バイエルンFWトーマス・ミュラー
 10日に行われたブンデスリーガ第22節でシャルケと対戦したバイエルンは2-1の勝利を収め、首位を快走。この試合で2得点に絡んだのがFWトーマス・ミュラーだった。

 まずは前半6分、左サイドを駆け上がったDFダビド・アラバからパスを呼び込み、ミドルレンジから強烈な右足シュートを枠内に飛ばすと、GKラルフ・フェーマンが弾いたボールをFWロベルト・レワンドフスキが押し込んで先制点を導く。

 そして前半29分にシャルケに同点に追い付かれて迎えた同36分には自らネットを揺らす。右サイドでボールを持ったFWアリエン・ロッベンのパスから敵陣深くに駆け上がると、角度のない位置から右足のシュート。ニアサイドを抜いたボールがネットを揺らし、決勝点となるゴールが生まれた。

 クラブ公式ウェブサイトによると、ミュラーは自身の得点場面を振り返り、「(ユップ・ハインケス)監督は、僕が嘘をついたと言うと思うよ。だって、僕はゴール前にクロスを上げようとしたんだからね」と明かしている。

 しかし、クロスではなくシュートを選択。その理由は「腰があまり良くない状態だった」ことで無理な体勢での折り返しはせず、「GKはああいう状況でクロスを警戒するけど、僕は中を見る時間がなかったからシュートを打ったんだ」と説明。しかし意表を突いたニアを抜くシュートは見事にネットを揺らし、「少し運が良かったよ」と語っている。

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[MOM2425]桐生一GK吉田陸人(2年)_前半5分から緊急出場のGKが前育撃破の原動力に

好守でチームを救ったGK吉田陸人
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[2.11 群馬県新人大会決勝 前橋育英高 0-1 桐生一高 下増田運動場A]

 出番は試合開始後わずか5分で訪れた。前半5分、桐生一高は守備範囲の広さが特長のGK杉浦駿介(2年)が抜け出してきた相手FWを止めるためにPAを大きく飛び出す。だが、タックルがファウルとなり、一発レッド。「状況も掴めていなかった」というGK吉田陸人(2年)に出番が訪れた。

 この日は守護神候補のGK渡辺渓人(1年)が怪我明けのためにベンチ外。吉田は3番手とも言える立ち位置だったが、この逆境の中でコーチ陣も「予想以上だった」と驚くほどのプレーを見せる。

 前半、選手権決勝で決勝点を決めている前橋育英高FW榎本樹(2年)らのシュート冷静にストップ。「正直、めちゃくちゃ緊張していたんですけれども、試合前に動画とか見ていた。プロのGKのセーブ集とか見ていて自分のいいイメージを作っていた」というGKは、前半を無失点で乗り切ると、後半も選手権優勝校に得点を許さない。

 24分には右サイドから崩されてニアサイドへ決定的なシュートを放たれたが、ワンハンドで阻止すると、こぼれ球からのシュートも守りきる。直後にも足で決定的なシュートをストップしていた吉田は、退場した杉浦の会場外から叫ぶ声にも勇気づけられて集中力を切らさない。
 
 試合終盤、「最後の時間帯は自分でも『早く終われ』という気持ちが強くて。でも焦れたりしてはいけない。全体に声がけして落ち着かせるところとか、(クリアなどのプレーを)はっきりさせることを意識していました」と吉田は振り返る。そして、アディショナルタイムの大ピンチもDFのスーパークリアで難を逃れて1-0で試合を終えると、緊急出場したGKは満面の笑顔を見せていた。

 公式戦出場は「公式戦は中3以来になるくらい」という吉田の3、4本はあったファインセーブによって選手権日本一の前橋育英を撃破。チームにとって自信になるであろう勝利は、吉田自身にとっても大きな1勝となった。「良いアピールになったと思います」。この白星を自信に成長を遂げ、桐一の守護神の座を目指す。

(取材・文 吉田太郎)

[新人戦]前橋育英敗れる!75分間を10人で戦い抜いた桐生一が群馬決勝でライバル撃破!

桐生一高が選手権日本一の前橋育英高を撃破
[2.11 群馬県高校新人大会決勝 前橋育英高 0-1 桐生一高 下増田運動場A]

 前育敗れる! 平成29年度群馬県高校サッカー新人大会決勝が11日に行われ、選手権日本一の前橋育英高桐生一高が激突。前半5分にGKが退場するアクシデントを乗り越えた桐生一が1-0で勝ち、3年ぶり5回目の優勝を果たした。

 前橋育英の新チームに早くも黒星がついた。前半5分に退場者を出した桐生一にシュート16本を浴びせたが、決定的なシュートがクロスバーを叩くなど最後まで1点を奪うことができずに0-1敗戦。不在の山田耕介監督に代わって指揮を執った櫻井勉コーチは「ウチの詰めの甘さ。現状の力がはっきりと出た」と敗戦を受け入れていた。

 開始わずか5分、勝敗の行方を大きく左右するようなプレーが起きた。縦パスで相手DFラインの背後を取った前橋育英FW室井彗佑(2年)を、PAから大きく飛び出したGK杉浦駿介(2年)がファウルで止めてしまい、一発レッド。立ち上がり、コンビネーションよく攻めて押し込んでいた桐生一にとっては痛すぎる展開となった。

 それでもCB中野就斗主将(2年)は「一人ひとりが責任持ってやらないとスペースが空いてやられてしまう。10人になっても戦えることを見せたかった」と振り返る。前橋育英にボールを支配され、押し込まれたものの、桐生一も注目レフティーMF田中渉(2年)とMF梅林幹(2年)を中心に奪ったボールを細かなパスワークで繋いで前進。田中のスルーパスや左MF若月大和(1年)の仕掛けからチャンスになりかけるようなシーンも作る。

 前橋育英は室井の抜け出しやドリブルシュート、また選手権決勝で劇的な決勝点を決めている注目FW榎本樹(2年)のボールキープやドリブルシュートでゴールを脅かす。だが、数的優位を得ていることが逆に焦りとなったか、攻め急いでボールを失うシーンも多発。CB中野やCB角野寛太(2年)中心に跳ね返す桐生一が凌ぎきって前半を終えた。

 前橋育英は後半開始から選手権で先発を経験している新司令塔候補・MF秋山裕紀(2年)とMF高橋優斗(2年)を投入。だが、開始直後に桐生一が先制点を奪う。2分、桐生一は田中の右CKをファーサイドの中野が打点の高いヘッドで豪快なゴール。「自分たちの代で(前橋育英に)絶対に勝ってやろうと思っていた」という中野が渾身のガッツポーズをし、青いユニフォームの選手たちが主将を祝福する。数的不利を強いられている桐生一がスコアを動かした。

 前橋育英はすぐさま反撃開始。秋山のフィードから高橋優が抜け出し、セットプレーからも決定機を作る。だが、ゴール至近距離からのシュートを交代出場のGK吉田陸人(2年)に立て続けに止められてしまうなど、1点を奪うことができない。逆に桐生一はスピードのあるFW楠大樹(2年)を投入し、田中のパスから決定機。前橋育英はGK山口瞬(2年)のファインセーブで何とか2点目の失点を逃れていたものの、苦しい試合展開となった。

 前橋育英ベンチの櫻井コーチから「(逆境を乗り越える力を)試されているぞ」という声が飛ぶ。だが、遠かった1点。前橋育英は36分に右FKからCB山原康太(2年)のヘディングシュートがクロスバーをヒットすると、アディショナルタイムにも再びクロスバーにシュートが阻まれてしまう。桐生一は後半、より守勢となったものの、GK吉田やDF陣がゴール手前で必死の守りを見せ続けて1-0で勝利。75分間を10人で戦い抜いた桐生一が前橋育英を破った。

 桐生一は今年、田野豪一監督がS級ライセンスを受講。指揮を執った中村裕幸コーチは「プリンスがけの試合で圧力を経験している。(攻められても)動じなかったですね」と語る。昨年12月のプリンスリーグ参入戦に2年生中心のメンバーで臨み、3年生中心の実践学園高や東海大相模高に勝利している桐生一はその経験が活きた。

 そして、「打倒・前育」のエネルギーも間違いなく勝因に。押し込まれても集中力を欠かさず、特に終盤、GKが反応できないシュートをDFがゴールラインまで戻ってクリアするなど守り抜いた。中野は「(前橋育英とは)選手権県内で0-1だったので、あまり差はないと思っていた。(相手は)日本一になっているので、ここで倒せばいいなというモチベーションになっていた。(今年、)群馬と言えば、桐一と言われるようなチームにしていきたい」と誓い、田中は「(プリンスリーグ含めて)全部勝っていきたい」と意気込んだ。

 今年、桐生一は昇格したプリンスリーグ関東でも前橋育英と同じステージで戦うことができる。10人でもパスワークの巧さなどを見せていたチームはより厳しい環境の中で大きな成長を遂げるか。まずは自信に繋がる1勝。群馬県勢初の選手権日本一を果たした宿敵の前に、今年は桐生一が何度も立ちはだかる。

(取材・文 吉田太郎)

シモビッチ&大前の2発で大宮が群馬下す!新加入6人が先発、高卒ルーキーFW佐相は途中出場

高卒ルーキー・FW佐相壱明は途中出場 ※写真は高校時のもの
 大宮アルディージャは11日、NACK5スタジアム大宮でザスパクサツ群馬と練習試合を行い、2-0で勝利した。

 大宮の先発はGK笠原昂史(←水戸)、DF渡部大輔、DF菊地光将、DFキム・ドンス、DF中村太亮(←磐田)といった守備陣を配置。また、中盤にはMF三門雄大(←福岡)、MF大山啓輔、MF酒井宣福(←新潟)、MF嶋田慎太郎(←熊本)を起用し、前線にはFWシモビッチ(←名古屋)とFW大前元紀が入った。先発メンバーのうち、6名が新加入選手となる。

 前半26分に大宮が先制。シモビッチが放ったシュートは群馬のGKに阻まれるもそのままゴールへと吸い込まれた。前半を1-0で折り返した大宮は後半から笠原に代えてGK塩田仁史を投入。また、後半14分にはシモビッチに代えて高卒ルーキー・FW佐相壱明(←昌平高)を出場させた。

 試合終了間際の後半44分に大宮がダメ押しの追加点。酒井の折り返しをファーサイドの大前が押し込んでリードを2点に広げた。そのまま試合は終了し、大宮が2-0で勝利を収めている。

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「最も才能ある選手の一人」 ペップが「感謝を伝える言葉が出てこない」とベタ褒めするのは…

MFケビン・デ・ブルイネと抱擁をかわすジョゼップ・グアルディオラ監督
 10日に行われたプレミアリーグ第27節でレスター・シティと対戦したマンチェスター・シティは、エースのFWセルヒオ・アグエロの4得点などで5-1で快勝した。

 クラブ公式ウェブサイトによると、チームを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督は、試合後に一人のフィールドプレーヤーを絶賛。それは、4ゴールを奪ったアグエロではなく、中盤の核となるベルギー代表MFケビン・デ・ブルイネだった。

 昨季18アシストを記録してクラブ記録を更新したデ・ブルイネは、今季リーグ戦第27節終了時点で全試合に先発出場しているように、指揮官から絶対的な信頼を寄せられている。レスター戦でも先発出場を果たして前半3分にMFラヒーム・スターリングの先制点をお膳立てすると、後半3分と同8分にはアグエロへのラストパスで得点を導き、3アシストを記録してチームの大勝に貢献した。

 全試合先発出場を続けるだけでなく、しっかりと結果を残すデ・ブルイネに対し、グアルディオラ監督も「感謝の気持ちを伝える言葉が出てこない」と称賛する。

「僕らが抱える選手の中で、ベストプレーヤーの一人だ。疑いの余地はない。一番走り、一番戦う姿勢を見せてくれる選手で、僕の人生で見てきた中で最も才能ある選手の一人だよ」

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酒井宏所属のマルセイユ、今月末にパリSGとの“フランスダービー”2連戦が決定

DF酒井宏樹とFWネイマールは再び対戦となるか
 日本代表DF酒井宏樹所属のマルセイユは6日のクープ・ドゥ・フランス(フランス国内杯)ラウンド16でペロンナ(2部)と対戦。ベンチスタートの酒井は出場しなかったものの、9-0と圧勝した。

 この勝利により昨季成績のベスト16を越えて8強入りを果たしたマルセイユ。28日に行われる準々決勝の対戦相手が抽選によりパリSGに決定した。直前の25日にもリーグ1第27節で対戦する両者。パリとマルセイユという大都市間のライバル関係にあることから、ル・クラスィク(フランス・ダービー)ともいわれる両者の対戦だが、次のダービーは中2日を空けての2連戦となった。

 昨夏にMFルイス・グスタボやDFアディル・ラミの加入、GKスティーブ・マンダンダやFWルーカス・オカンポスの復帰など補強に努めたマルセイユは直近の公式戦10試合で8勝2分、リーグ戦では3位と好調をキープしている。首位パリSGとの今季最初の対戦となった10月22日のリーグ1第10節では2-2のドローに終わっており、現在リーグ上位に位置する両者の2連戦は熱い戦いが予想される。

 直近の試合では左SBとして起用されることが多い酒井だが、本職左SBのDFジョルダン・アマビィが負傷から復帰。酒井がどのポジションで起用されるかにも目が離せない。

 一方で心配なニュースもある。10日の第25節・サンテティエンヌ戦(2-2)ではマンダンダが右太腿の負傷となっており、クラブは約2週間の離脱を発表。今季のゴールを守ってきた守護神の離脱という不安要素がある中で、マルセイユはパリSGの超強力攻撃陣とどう戦うか。一筋縄ではいかない試合となりそうだ。

●海外組ガイド

C大阪の新加入FW高木がデビュー戦V弾「理想の形でスタートできた」(8枚)

決勝点となるデビュー弾を挙げたFW高木俊幸
 富士ゼロックススーパー杯2018が10日に埼玉スタジアムで行われ、セレッソ大阪川崎フロンターレに3-2で勝利した。

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顔面に飛び蹴りで一瞬ヒヤリ…柿谷とGKチョン・ソンリョンは激突後に握手(8枚)

前半7分にFW柿谷曜一朗が清武の左クロスに飛び込むと、振り上げた右足がGKチョン・ソンリョンの顔面を直撃
 富士ゼロックススーパー杯2018が10日に埼玉スタジアムで行われ、セレッソ大阪川崎フロンターレに3-2で勝利した。

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顔面に飛び蹴りで一瞬ヒヤリ…柿谷とGKチョン・ソンリョンは激突後に握手(8枚)

前半7分にFW柿谷曜一朗が清武の左クロスに飛び込むと、振り上げた右足がGKチョン・ソンリョンの顔面を直撃
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早くも開花! 桜軍団が得意の埼スタで今季初タイトル獲得(12枚)

ゼロックス杯制覇を呼び込んだC大阪サポーター
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「最後は和也が遊んじゃいましたが…」2アシストの杉本健勇が山村をイジる(4枚)

負傷からの復帰戦で2アシストを記録したFW杉本健勇
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「最後は和也が遊んじゃいましたが…」2アシストの杉本健勇が山村をイジる(4枚)

負傷からの復帰戦で2アシストを記録したFW杉本健勇
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青空に映えるスカイブルー! J1王者として臨んだ川崎Fサポーター(12枚)

埼スタに集まった川崎Fサポーター
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待ってました…259日ぶりにピッチに戻ってきたロイス

負傷から復帰したドルトムントMFマルコ・ロイス
 約8か月半ぶりの復帰となった。10日に行われたブンデスリーガ第22節ハンブルガーSV戦で、ドルトムントFWマルコ・ロイスがピッチへと戻ってきた。

 ロイスは昨年5月のDFBポカール決勝フランクフルト戦で右ひざ前十字じん帯を部分断裂。6月7日に手術を受けると、長らくリハビリの日々が続いた。しかし、12月半ばにはボールを使ったトレーニングを行い、今年に入ると1月3日にはチーム練習の一部に参加し、少しずつ完治に向けて進んでいた。

 そしてハンブルガーSV戦で、ついに復活を果たす。今冬加入したFWミヒー・バチュアイと縦関係の2トップを組んでピッチに立ったロイスは、後半26分までプレーしてチームの2-0の勝利に貢献した。クラブ公式ウェブサイトによると、259日ぶりの復帰を果たしたロイスは、「全体のパフォーマンスは最高ではなかったけど、今はとにかく勝つこと。勝ち点3を獲得することが大切なんだ」と勝利したことが大事だったと強調している。

●ブンデスリーガ2017-18特集

去年1年で忘れかけていた“感覚”…大久保が嗅覚を呼び起こす追撃弾(4枚)

1-3の後半アディショナルタイム2分に追撃弾を奪ったFW大久保嘉人
 富士ゼロックススーパー杯2018が10日に埼玉スタジアムで行われ、セレッソ大阪川崎フロンターレに3-2で勝利した。

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小林悠は大久保との再タッグに手応え「ヨシトさんが近くにいてくれて…」(8枚)

大久保との2トップの手応えを語ったFW小林悠
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大久保との2トップの手応えを語ったFW小林悠
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「高校でも全国に出れるレベルではなかった」川崎Fルーキー守田が“驚いたこと”(4枚)

後半7分に右サイドバックの田坂と交代し、大舞台に立ったMF守田英正
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J1王者の川崎F、猛追見せるも昨季ルヴァン杯のリベンジ失敗(20枚)

C大阪に2-3で競り負けた昨季J1王者の川崎F
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鹿児島に内定していたFWキリノが正式契約

FWキリノは2季ぶりのJ復帰となる
 鹿児島ユナイテッドFCは11日、加入内定となっていたFWキリノと正式に契約を締結した。契約期間は2018年2月1日から12月31日までとなる。

 ブラジル出身のキリノはこれまで札幌、湘南、甲府、大分でプレーし、16年には大分でJ3を戦ってる。1月12日に加入内定の一報が流れており、このたび正式契約となった。

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鹿児島に内定していたFWキリノが正式契約

FWキリノは2季ぶりのJ復帰となる
 鹿児島ユナイテッドFCは11日、加入内定となっていたFWキリノと正式に契約を締結した。契約期間は2018年2月1日から12月31日までとなる。

 ブラジル出身のキリノはこれまで札幌、湘南、甲府、大分でプレーし、16年には大分でJ3を戦ってる。1月12日に加入内定の一報が流れており、このたび正式契約となった。

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84/126が示す圧倒的攻撃力…パリSG、CLレアル戦で大型補強の価値が試される

好調パリSGが欧州CLでレアルに挑む
[2.10 リーグ1第25節 トゥールーズ0-1パリSG]

 リーグ1は10日に第25節を行い、パリSGは敵地でトゥールーズと対戦し、1ー0で勝利。FWネイマールの決勝点で勝利を収め、リーグ戦では2位モナコ(勝ち点53)と12差の勝ち点65で首位を独走している。

 地元メディア『ル・パリジャン』によると、パリSGが今季公式戦で決めた全ゴール数は126。そのうち84ゴールはネイマール、FWキリアン・ムバッペ、FWエジソン・カバーニ、MFアンヘル・ディ・マリアによるものだという。

 それぞれのゴール数、アシスト数の詳細は、ネイマールが28ゴール16アシスト、カバーニが28ゴール6アシスト、ムバッペは15ゴール14アシスト、ディ・マリアが13ゴール11アシストとなっており、圧倒的な攻撃力で得点に絡んでいることがわかる。

 昨夏に超大型補強として加入したネイマール、ムバッペ。その金額から賛否両論が叫ばれたものの、最高のお膳立てをする2人のおかげもあり、カバーニはFWズラタン・イブラヒモビッチが保持していたクラブ最多得点記録の156ゴールを更新した。

 また、今季序盤は出番も少なく波に乗り切れなかったディ・マリアもここにきて復調。リーグ戦で得点を量産し、7日のクープ・ドゥ・フランス(フランス国内杯)ラウンド16のソショー戦(4-1)ではハットトリックを記録している。

 攻撃陣4人が絶好調のパリSG。来週14日にはUEFAチャンピオンズリーグ2連覇中のレアル・マドリーとの対戦が控えている。10日のリーガ第23節ではFWクリスティアーノ・ロナウドが今季初のハットトリックを記録し、ここにきて勢いに乗るレアル。新興メガクラブは絶対王者を破ることができるのか。大型補強の答えが示される。

●欧州CL17-18特集

エースが初ハット&5発大勝!! レアル、調子上向きでパリSG戦へ…ジダン「準備はできている」

5得点を奪って大勝したレアル・マドリー
 10日に行われたリーガ・エスパニョーラ第23節でソシエダと対戦したレアル・マドリーは、FWクリスティアーノ・ロナウドの今季初となるハットトリックなどで5-2で大勝。弾みをつけて14日の欧州CL決勝トーナメント1回戦第1戦パリSG戦に臨む。

 クラブ公式ウェブサイトによると、チームを率いるジネディーヌ・ジダン監督は「インテンシティや決定力、意欲を持ってプレーしてハーフタイムまでに素晴らしい結果を手に入れた。素晴らしいレベル、素晴らしいプレー、チャンスやゴールのある45分間だった」と4得点を奪った前半を特に高く評価しつつ、視線をパリSG戦へと向けた。

「今はしっかりと休み、明日からチャンピオンズリーグのことを考えなければならない。我々全員が試合に向けて準備できているし、それが重要なんだ」

 また、ハットトリックを達成したC・ロナウドについても言及。「彼はゴールのために生きているんだ。今日3ゴールを決めたから、パリSGは間違いなく彼を警戒しなければならないだろう。彼がゴールを決めるのはチームにとって常に良いことだよ」と、大一番を前に結果を残したエースを称賛している。

●リーガ・エスパニョーラ2017-18特集

U-16代表、チェコに完封勝利で2連勝…大会を2位で終える

 UAE遠征中のU-16日本代表は10日、『U-16 4か国トーナメント』の第3戦でU-16チェコ代表と対戦し、1-0の完封勝利を収めた。2勝1敗となった日本は2位で大会を終えた。

 日本は初戦のベルギー戦を0-3で落とし、第2戦のUAE戦で2-1の勝利を収め大会初白星を飾って最終戦を迎えた。日本サッカー協会(JFA)によると、前半は互いに決定機を作れないまま前半を折り返すが、58分にピッチへと送り込まれたFW大澤朋也が試合を動かす。

 60分、MF山内翔の浮き球のパスに反応した大澤がダイレクトボレーでゴールを陥れ、スコアを1-0とした。その後、日本に追加点こそ生まれなかったものの、チェコの反撃を許さずに逃げ切って1-0の完封勝利を収めた。2連勝を収めた日本は、2勝1敗の2位で大会を終えた。

 以下、試合記録

U-16日本 1-0(前半0-0)U-16チェコ
▼得点
60分:大澤朋也
▼スターティングメンバー
GK:佐々木雅士
DF:末次晃也、半田陸、荒木遼太郎、中野伸哉
MF:横川旦陽、山内翔、西川潤(88分→谷口大晟)、三戸舜介(77分→森田翔)
FW:青木友佑(58分→大澤朋也)、田中禅
▼サブメンバー
GK:山田大樹
DF:向井颯、松本太一
MF:角昂志郎

「任命していただき驚きましたが…」、群馬の新キャプテンにDF舩津徹也が就任

DF舩津徹也が群馬の新キャプテンに就任
 ザスパクサツ群馬は11日、2018シーズンのキャプテンと副キャプテン、選手会長を発表した。キャプテンにはDF舩津徹也が、副キャプテンにはMF風間宏希とMF松下裕樹が就任。選手会長にはDF川岸祐輔が就いた。

 新キャプテンに就任した船津はクラブ公式サイトを通じて、「キャプテンに任命していただき驚きましたが、責任感を持って務める覚悟です」とコメント。「1年でJ2の舞台に戻れるように、監督、スタッフ、選手一丸となって今シーズン戦い抜きます。シーズン最後に、J2に復帰して、ザスパクサツ群馬に関わる皆さんと一緒に喜びをわかちあって一緒に笑いましょう!」と意気込みを伝えている。

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俺流レーシングデザイン!! プーマ新スパイク「フューチャー」結び方No.1は誰だ!?

アッパー全体にシューレースを通すことができる
 プーマは2月1日、新スパイク「FUTURE(フューチャー)」の発売を開始した。アッパー全体にNETFITテクノロジーを採用することで、プレーヤーが自由にシューレースを通すことができ、それぞれの好みに合ったフィット感とデザインの調整が可能。結び方には無数のパターンがあり、各プレーヤーのプレースタイル、個性を表現することができる。

■足幅、プレースタイルで選ぶ


1、足幅が狭いプレーヤー向け
内側と外側から足を固定することで、スパイクの内部で足がスリップすることを防ぐ

2、足幅が広いプレーヤー向け
不要な締め付け感を取り除き、フィッティングに安定感をもたらす

3、ゴールマシーン
アシンメトリー(左右非対称)に通すことでキッキングエリアを最大化

4、ファンタジスタ
フラットなキッキングエリアで閃きや創造性のあるプレーを引き出す

5、スピードスター
内側と外側をクロスさせることで瞬時に加速するスプリントをサポート

小林悠(川崎F)



つま先から足首に向かうにつれて幅が広くなるように設定

■キム・ジンヒョン(C大阪)



結び目を外側に位置させ、テープでまとめることでキックの妨げにならないように配慮

阿部浩之(川崎F)



シューレースをオレンジに変更し、つま先に近い位置から幅を広く設定

伊東純也(柏)



内側と外側の幅を大きく使って固定

車屋紳太郎(川崎F)



最後に紐を通す部分を足首の深い位置に設定することで、足首周りの安定性を向上

プーマフットボール公式Instagram「@pumafootball_jp」でも随時結び方を公開中!!

湘南退団のGKタンドウ・ベラピがAリーグ移籍

 湘南ベルマーレは11日、昨季限りで退団したGKタンドウ・ベラピがウェリントンフェニックスFC(Aリーグ/オーストラリア)に移籍することが決まったと発表した。16年に湘南に加入したベラピだが、昨季は公式戦での出場はなかった。

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C・ロナウドが今季初ハット!! レアル、“47秒弾”を皮切りに5発大勝

今季初のハットトリックを達成したFWクリスティアーノ・ロナウド
[2.10 リーガ・エスパニョーラ第23節 R・マドリー5-2ソシエダ]

 リーガ・エスパニョーラ第23節2日目が10日に開催され、レアル・マドリーソシエダをホームに迎えた。前半1分にFWルーカス・バスケスの得点で先制したレアルは、エースのFWクリスティアーノ・ロナウドが今季初ハットトリックを達成するなど5-2の勝利を収めた。

 試合開始47秒でいきなり試合を動かしたのはホームのレアルだった。左サイドでボールを受けたC・ロナウドが対面するDFアリツ・エルストンドをかわしてクロスを送ると、ファーサイドに走り込んだL・バスケスがヘディングで合わせてネットを揺らし、スコアを1-0とした。さらに同27分にはMFマルコ・アセンシオのパスから左サイドを駆け上がったDFマルセロのグラウンダーのクロスをC・ロナウドが右足で流し込み、リードを2点差に広げる。

 攻撃の手を緩めないレアルは前半34分、右サイドのL・バスケスのパスを呼び込んだMFトニ・クロースが狙いすました右足ミドルでゴールを陥れ3点目。さらに同37分にはクロースが蹴り出したCKをC・ロナウドがヘディングで合わせてネットを揺らし、前半だけで4点のリードに成功した。

 4-0とレアルが大量リードして後半を迎えると、後半29分にFWホン・バウティスタにゴールを決められてソシエダに1点を返されたものの、同35分にMFガレス・ベイルのシュートのこぼれ球をC・ロナウドが押し込み、自身今季初ハットトリックを達成してレアルがリードを再び4点差に広げる。同38分にMFアシエル・イジャラメンディにネットを揺らされ2失点目を喫したレアルだが、逃げ切って5-2の勝利を収めた。

 エースの今季初ハット、5得点での大勝と勢いを持ったレアルは、14日に行われる欧州CL決勝トーナメント1回戦第1戦パリSG戦に臨む。

●リーガ・エスパニョーラ2017-18特集

20歳の生え抜きクトローネがドッピエッタ!復調ミランは4発完封勝利

ミランが4発ゴールラッシュで勝利
[2.10 セリエA第24節 SPAL0-4ミラン]

 セリエAは10日に第24節を行い、ミランは敵地でSPALと対戦し、4ー0の勝利。12月27日のコッパ・イタリア準々決勝インテル戦(1-0)の勝利から公式戦8試合負けなし(5勝3分)と復調を見せている。

 前節・ウディネーゼ戦(1-1)はDFダビデ・カラブリアの退場から同点に追いつかれてドローに終わったミラン。しかし今節は攻撃陣がブレイクし、序盤から試合を有利に運んでいく。

 前半2分、右サイドのMFスソが精度の高い左足クロスを上げると、ファーサイドのDFアレッシオ・ロマニョーリが頭で合わせる。相手GKにはじかれるが、FWパトリック・クトローネが好反応を見せてゴールに押し込んだ。追加点を狙うミランだが、そのまま1-0で前半を折り返す。

 後半20分にミランは待望の追加点。右サイドから再三仕掛けるスソが巧みなドリブルでPA右に入り、左足シュートを放つ。相手GKに阻まれるがそこには再びクトローネ。体で押し込んだボールは一度左ポストに当たるが、再びゴールに押し込んでドッピエッタ(一試合で2得点)を決めた。

 ミランは後半28分、相手GKの味方へのアンダースローをMFルーカス・ビリアがカット。ゴール右に狙いすましたシュートを放ち、3点目を決めた。後半45分にはMFリカルド・モントリーボからのパスを受けたFWファビオ・ボリーニが、PA左からの豪快な左足ダイレクトでダメ押しの4点目。ミランは4-0のゴールラッシュで勝利を収め、暫定順位を8位から7位に上げた。

●セリエA2017-18特集

ヘーレンフェーンが上位遠のくドロー…先発の小林祐希は2戦連続で途中交代

先発のMF小林祐希は前節に続いて途中交代
[2.10 エールディビジ第23節 ヘーレンフェーン1-1ローダ]

 エールディビジ第23節が10日に行われ、MF小林祐希の所属する9位ヘーレンフェーンはホームで17位ローダと対戦し、1-1で引き分けた。開幕23試合連続スタメンの小林は後半18分に途中交代している。

 6日の第22節ズウォレ戦(2-3)から中3日で臨んだヘーレンフェーンは、前半35分にローダのFWマエッキー・ヌゴンボに決められ、2試合連続で先制点を許した。

 ヘーレンフェーンは0-1の後半18分に2枚替えを敢行。小林とMFミヘル・フラープ、FWレザ・グーチャンネジャドとFWヘンク・フェールマンを交代した。

 すると後半29分、フェールマンのアシストからFWアーバー・ゼネリがネットを揺らし、同点に追いつく。その後も反撃を仕掛け、最終的にシュート数20対6、ポゼッションで75%対25%と圧倒したが、勝ち越し点は最後まで奪えなかった。

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川島出場もゴール守れず…1月好調のメスは一転、2月は公式戦3連敗

GK川島永嗣はゴールを守り切れず
[2.10 リーグ1第25節 メス0-1モンペリエ]

 リーグ1は10日に第25節を行い、日本代表GK川島永嗣所属のメスはホームでモンペリエと対戦し、0ー1で敗戦。川島はフル出場したものの、ゴールを守り切れず。1月の公式戦6試合は4勝1敗1分と好調だったメスだが、2月の公式戦3試合は3連敗となった。

 2日の第24節・マルセイユ戦(3-6)、7日のクープ・ドゥ・フランス(フランス国内杯)ラウンド16・カーン戦(2-2 PK2-3)と公式戦2連敗を喫しているメス。1月の好調は鳴りを潜め、1部残留を目指すチームには再び暗雲が立ち込めている。

 モンペリエは前半24分に先制に成功。中盤でボールを奪ってショートカウンターを仕掛け、FWアイザック・ムベンザがPA右からグラウンダーのクロスを上げる。川島は一瞬クロスを止めに行くか躊躇。しかしボールは目の前を通り過ぎ、ファーサイドのFWジョバンニ・シオがゴールに押し込んだ。

 メスもシュート11本とゴールを狙い続けたが得点ならず。0-1で敗戦し、リーグ戦2連敗。11日に試合を行う18位リール(勝ち点25)、19位トロワ(勝ち点24)との勝ち点差を縮めることができなかった。

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「東京五輪への推薦状」第53回:「ゴールしかない」自分の居場所で結果を残す“大吉男” G大阪FW原田烈志

ガンバ大阪ユースFW原田烈志はNEXT GENERATION MATCHで1ゴール
 2020年東京五輪まであと2年。東京五輪男子サッカー競技への出場資格を持つ1997年生まれ以降の「東京五輪世代」において、代表未招集の注目選手たちをピックアップ

 富士ゼロックス・スーパーカップに際して行われる恒例行事『NEXT GENERATION MATCH』。U-18 Jリーグ選抜と日本高校サッカー選抜が相撃つこの試合では、参加全選手のアンケートが実施されて、公開されている。『サッカー以外の特技』なんて項目もあるのだが、そこに「運がいい」と回答している選手がいる。ガンバ大阪ユースのFW原田烈志である。

「いや、本当に自分は運がいいんですよ。おみくじを引くとほぼ毎回大吉で、ビンゴゲームではすぐに上がれる。引きは強いですね」(原田)

 そういう「運」かよ!……と突っ込みたくなる気持ちもあるが、思えば4試合6ゴールで得点王に輝く大活躍を見せた昨年12月のJリーグ・インターナショナルユースカップでも、「自分は運がいい」と言っていた。その時はゴール前で“おいしい”ボールをもらえたことについてのコメントだったはずだが、ゴール前での“たまたま”を信じて走り込み続けるプレーをやめない“原田らしさ”の源泉は、自分が“持ってる”ことへの確信なのかもしれない。

 原田はここまでのキャリアで大きな脚光を浴びてきた選手ではない。代表歴のある選手がズラリと居並ぶG大阪ユースの中で考えればなおさらだろう。活躍を期して臨んだ昨季のリーグ戦も途中まではなかなか出番を得られなかった。だが、ついにポジションを勝ち取った後半戦では8試合7得点と大爆発。結果で周囲を納得させて、ポジションをもぎ取ってみせた。

「自分は結果しかない。ゴールしかできない」(原田)

 特別体が大きいわけでもないし、華麗なドリブルを見せられるわけでもなく、スルーパスで魅せるタイプでもない。そういう自覚があるからこそ、自分の居場所であるゴール前へのこだわりを強烈に持っている。「絶対に1点は決める」というシンプルな目標を立てて各試合に臨み、そして結果を残し続けている。

 NEXT GENERATION MATCHでのゴールも、何とも“原田らしい”ものだった。FW棚橋尭士(横浜F・マリノスユース)のクロスに鋭く反応してのワンタッチシュート。こういうのは“おいしい”ゴールに見えがちだが、「この辺に来るやろな」と思って動き出す感覚は、原田がG大阪ユースの激しい競争を生き抜くために磨いてきた個性そのものだ。「(投入時は0-2で負けていたので)3点取るつもりだった」という本人からすると、納得のいく結果ではなかったようだが、静かなインパクトは残した。

 まだ2種登録もされていないし、年代別日本代表へ選ばれたこともない。だからこそやはり、本人は周囲の評価を覆していくために「結果を残すしかない」と言う。「自分はゴールしかない」と言い切れるメンタリティは、もはや個性だ。

「楽しかったし、もっとやりたかった」と語るJリーグ選抜で過ごした時間は、「年代別日本代表に入りたい」という気持ちを加速させた。そのためには、やはりゴールを積み重ねていくしかないだろう。

「早くJ3にもデビューしたいし、プレミアリーグでは得点王になりたい」

 青と黒の名門で成長を続ける点取り屋は、“運”だけでは決して達成できない数字を積み上げ、夢への階段を駆け上がる。

執筆者紹介:川端暁彦
 サッカー専門新聞『エル・ゴラッソ』元編集長。2004年の『エル・ゴラッソ』創刊以前から育成年代を中心とした取材活動を行ってきた。現在はフリーランスの編集者兼ライターとして活動し、各種媒体に寄稿。著書『Jの新人』(東邦出版)。
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アグエロが圧巻4ゴール!岡崎欠場のレスターを首位シティが粉砕

セルヒオ・アグエロが圧巻の4ゴール
[2.10 プレミアリーグ第27節 マンチェスター・C 5-1 レスター・シティ]

 プレミアリーグは10日、第27節を行った。FW岡崎慎司の所属するレスター・シティは敵地でマンチェスター・シティと対戦し、1-5で敗れた。岡崎は怪我のため欠場した。

 前節バーンリーと引き分けに終わったシティは、スタメンを2人変更。DFビンセント・コンパニとDFダニーロに代えて、DFアイメリック・ラポルテとMFオレクサンドル・ジンチェンコを起用した。対するレスターも前節スウォンジーから2人を入れ替え、DFダニー・シンプソンとFWケレチ・イヘアナチョに代え、DFベン・チルウェルとMFマッティ・ジェームズがスターティングメンバーに名を連ねた。なお、シティ移籍が叶わずトレーニングを休んでいたMFリヤド・マフレズがベンチに復帰した。

 終わってみればシティの完勝だった。ポゼッション率は70%で圧倒し、シュートも19本(枠内11本)を浴びせ、守備でもレスターのシュートを2本に抑えた。試合が動いたのは、開始早々だった。前半3分、右サイドでボールをキープしたMFベルナルド・シウバが後方に落としたボールからMFケビン・デ・ブルイネが素早くクロス。これをMFラヒーム・スターリングが右足で押し込み、先制に成功した。

 だが、レスターもすぐに追いつく。前半24分、得意の縦に早い攻撃からDFニコラス・オタメンディに一度は止められたが、パスミスから敵陣中央でFWジェイミー・バーディがボールを受け、縦に仕掛ける。味方のフォローはなかったが、単独突破から右足シュートをゴール左に決め、1-1。試合を振り出しに戻した。

 だが、後半はシティのエースのゴールラッシュだった。まずは3分、デ・ブルイネがスターリングとのパス交換からPA左に侵入。中央へ折り返したボールをFWセルヒオ・アグエロが右足で合わせ、2-1と勝ち越す。8分には、GKカスパー・シュマイケルの中途半端なクリアから最後はデ・ブルイネのパスをPA内で受けたアグエロが右足で流し込み、リードを広げた。

 勢いに乗るシティは後半32分、バックパスを受けたGKシュマイケルが前に蹴り込んだボールがアグエロの足もとに入り、難なくアグエロがハットトリック達成する。トドメは終了間際の45分、PA左手前でMFフィル・フォーデンのパスを受けたアグエロが右足を一閃。強烈なシュートがクロスバーをかすめながらもゴールネットを揺らし、5-1でシティが完勝した。

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●プレミアリーグ2017-18特集

頭抱えた得点機逸…森岡が移籍後初ゴール逃したアンデルレヒト、下位相手に完封負け

トップ下で先発したMF森岡亮太
[2.10 ベルギーリーグ第26節 オーステンデ2-0アンデルレヒト]

 ベルギーリーグ第26節が10日に行われ、MF森岡亮太の所属する3位アンデルレヒトは敵地で14位オーステンデと対戦し、0-2で敗れた。加入後2戦目となった森岡はトップ下で先発し、後半31分までプレーしている。

 前節の最下位メヘレン戦(2-2)に続き、下位との対戦となったアンデルレヒト。勝ち点の取りこぼしは避けたいところだったが、前半7分にMFレアンデル・デンドンケルが相手のクロスの処理を誤り、オウンゴールで先制点を献上する。

 前半15には相手の右CKから混戦となり、最後はDFアントニオ・ミリッチに押し込まれて0-2。同39分にPA後方右で縦パスを受けた森岡がターンから中央へ切れ込み、左足でシュートを放つも、大きく枠を外れた。

 後半も攻勢を強めるアンデルレヒトは後半5分にPA手前中央でFKのチャンス。デンドンケルのシュートが壁に当たると、こぼれ球を拾ったPA内中央の森岡がダブルタッチで相手DFをかわし、体勢を崩しながら左足で流し込もうとする。しかし、カバーに戻ったDFにスライディングで阻まれ、思わず頭を抱えた。

 後半27分にアンデルレヒトがデンドンケルの一発退場で数的不利に陥ると、移籍後初ゴールを逃した森岡は同31分にDFジョズエ・サと交代。チームは最後まで1点が遠く、0-2の完封負けで4戦勝ちなし(3分1敗)となった。

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敵将賞賛。泥臭さ、粘り強さだけではない日本高校選抜の強み

日本高校選抜は技術面の高さも発揮して2-1で勝利
[2.10 NEXT GENERATION MATCH U-18 Jリーグ選抜 1-2 日本高校選抜 埼玉]

「今日の試合は自分たちらしさが出た試合だと思う。試合前から自分たちらしく泥臭く、粘り強く戦おうと意識していたので、そこが出せたことは本当に嬉しかったですけれども、これから(目標とするデュッセルドルフ国際ユース大会で)優勝するために成長するために頑張りたいです」

 日本高校選抜のMF田部井涼(前橋育英高)は、U-18Jリーグ選抜に2-1で競り勝ったNEXT GENERATION MATCHの試合後記者会見でそう口にした。

 試合前から相手の技術レベルの高さを理解していた。Jリーグアカデミーで磨き上げられたU-18Jリーグ選抜の選手たちは年代別代表経験者も多数。ただし、技術面では劣っても、泥臭さ、粘り強さでは絶対に負けない。それを誓って戦い抜いた。

 U-18Jリーグ選抜のCB江川慶城主将(京都U-18)は、序盤良い形で試合に入りながらも、高校選抜の勢いやしたたかに隙を突いてくる戦いを賞賛。「(自分たちは)不用意なミスで奪われたり、なかなかプレッシャーがかからない状況になって高校選抜さんはそこを上手くついてきた」。加えてU-18Jリーグ選抜の指揮を執った岸本浩右監督(京都U-18)は、高校選抜の技術レベルの高さを説明していた。

「まずベースの技術がしっかりしている、短いパス、長いパスを正確に、速く通してくる。それはさすが各高校で鍛えられていると思います。その技術を支えているのは泥臭さや粘り強さだと思いますが、決してそれだけではなく、しっかりとした技術がある」

 硬さのあった立ち上がりこそ、不用意なミスが多発していた高校選抜だが、個々の技術面の高さ、「長年同じチームで活動しているんじゃないかと思うくらい」(U-18Jリーグ選抜・岸本監督)のコンビネーションによってチャンスを作り続けたことがU-18Jリーグ選抜に流れを傾けさせることを阻んだ。加えて彼らが明確な“武器”だと考えている「泥臭さ」と「粘り強さ」をしっかりと発揮した高校選抜が、昨年に続いてNEXT GENERATION MATCHを制した。

(取材・文 吉田太郎)
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8戦ぶりに沈黙破った! 久保裕也、冨安加入のシントトロイデン相手に1G1A

FW久保裕也が8試合ぶりにゴール
[2.10 ベルギーリーグ第26節 ゲント3-0シントトロイデン]

 ベルギーリーグ第26節が10日に行われ、FW久保裕也の所属する4位ゲントはホームでDF冨安健洋所属の10位シントトロイデンと対戦し、3-0で勝利した。20試合連続スタメンの久保は1ゴール1アシストを記録。リーグ戦8試合ぶりの得点で今季7ゴール目とし、後半38分までプレーした。冨安は1月8日の加入発表から5戦連続でベンチ外となっている。

 久保がついに沈黙を破った。前半11分、最終ラインからロングフィードが送られ、右サイドに流れた久保が反応。ヘディングで中央につなぐと、PA内右でFWランヘロ・ヤンハが相手DFと競ってこぼれたボールにフリーで走り込む。そのまま右足で豪快にゴール左へ突き刺し、先制点を挙げた。

 久保は昨年12月9日に行われた第18節コルトライク戦(2-1)以来、8試合ぶりとなるゴール。2018年の初弾で今季得点数を『7』とした。

 早い時間帯にスコアを動かしたゲントは、後半5分に相手の退場で数的優位に立つ。同11分には久保が中央で複数の相手DFを引き付け、タイミングよく左へパス。PA内左で受けたFWロマン・ヤレムチュクが右足でシュートを放つと、DFをかすめたボールが右のサイドネットに吸い込まれ、久保のアシストでリードを2点に広げた。

 さらに後半20分、MFトマス・フォケの右クロスをニアのヤンハが右足で押し込み、ダメ押しの3点目を奪う。久保は3-0の同38分にMFニコラス・ラスキンと交代。チームは無失点で逃げ切り、2試合ぶりの白星で5戦無敗(3勝2分)となった。

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U-19代表MF上月の“基準”は同世代のイングランド代表選手たち。高校3年生で先輩FW久保のような活躍期す

今年、トップチームでの活躍を誓うMF上月壮一郎(京都U-18)
[2.10 NEXT GENERATION MATCH U-18 Jリーグ選抜 1-2 日本高校選抜 埼玉]

 昨年世界で激闘を繰り広げたイングランドの選手たちが、明確な“基準”になっている。後半開始からU-18Jリーグ選抜の右SHを務めたMF上月壮一郎(京都U-18)は、昨年のU-17W杯日本代表メンバーでもある大型アタッカー。この日は得点こそ絡むことはできなかったが、右サイドから縦に仕掛けて決定的なクロスも上げた。

 得意とするのは左サイドからカットインしてのラストパスやシュート。本人は「左から縦で抜くのは課題になっていた。試したかった」と残念がったが、昨年は何もできなかったという右サイドのプレーで手応えを得た部分もあったようだ。

 1月のU-19日本代表スペイン遠征でチームメートとなったMF横山塁やU-17W杯の僚友、MF中村敬斗の右サイドでのプレーを見習いながらどちらのサイドでも力を発揮できるように変化しつつある。

 U-19日本代表のスペイン遠征は刺激になった部分が多かったという。「行く前からスペインは絶対に強いと分かっていた」というU-19スペイン代表との対戦。全く自分の良さを出せなかったと首を振る上月だが、それでも国内の同世代との対戦ではなかなか体験することのできない「やれなかった」部分は「刺激になりました」。

 世界のスタンダードを再確認。そのスペインでもU-17W杯でPK戦の末に敗れたイングランドの衝撃を上回るものは無かった。「(イングランドのレベルは)ユースの中では全然いない。イングランドは自分の中でスタンダードに置きたい」と考えている。

 対戦した選手たちはすでにイングランドプレミアリーグなどに戦いの場を移している選手も。だからこそ、ユースレベルでできることに満足すること無く、上月は次のステージでの戦いを見据えている。

「ユースでは手応えも感じているので少しでも早くJリーグでデビューしたい。イングランドの選手もプレミアでデビューしていたりするので自分もJリーグでデビューしないとめっちゃ遅いと思う。(世界一のプレーヤー、ワールドカップ優勝という)夢から逆算したら今ここのレベルでやっているのは遅いと思いますし、それを考えたらトップに早く出たいです」

 京都U-18の先輩で現日本代表のFW久保裕也は高校3年時にJ2で10得点をマーク。そしてA代表へと駆け上がった。「(久保の高校時代の活躍は)凄く自分の中で意識していて、自分最近全然結果を残していないですけれども、久保選手のように高3とか関係なくトップで出て活躍してオリンピックのメンバーとかに絡んでいきたい」。今年1月にトップチームへ2種登録された上月は、久保のように高校3年生のシーズンでの活躍で未来を切り開く。

(取材・文 吉田太郎)
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ネイマール決勝弾!パリSGはリーグ戦3戦無失点で3連勝、来週14日のレアル戦へ

FWネイマールが決勝点を決めた
[2.10 リーグ1第25節 トゥールーズ0-1パリSG]

 リーグ1は10日に第25節を行い、パリSGは敵地でトゥールーズと対戦し、1ー0で勝利した。

 前節・リール戦(3-0)で2連勝を達成したパリSG。最前線にFWネイマール、FWキリアン・ムバッペ、MFアンヘル・ディ・マリアを配置した。しかし、前半は互いにシュートの応酬となるも得点には結びつかず。0-0のまま後半へと折り返した。

 後半からパリSGが少しずつペースを掴む。すると後半23分、ムバッペからのサイドチェンジを受けたネイマールがPA左から巧みな切り返しでシュートコースをこじ開け、左足シュート。相手DFに当たって軌道が変わり、そのままゴールへと吸い込まれた。

 その後もネイマールを中心に攻撃を仕掛けたパリSGだが追加点は奪えず。1-0で試合は終了し、リーグ戦3試合無失点で3連勝とした。2位モナコと勝ち点12差で首位を独走するパリSGは、来週14日にUEFAチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦でレアル・マドリーと対戦する。

ネイマール決勝弾!パリSGはリーグ戦3戦無失点で3連勝、来週14日のレアル戦へ

FWネイマールが決勝点を決めた
[2.10 リーグ1第25節 トゥールーズ0-1パリSG]

 リーグ1は10日に第25節を行い、パリSGは敵地でトゥールーズと対戦し、1ー0で勝利した。

 前節・リール戦(3-0)で2連勝を達成したパリSG。最前線にFWネイマール、FWキリアン・ムバッペ、MFアンヘル・ディ・マリアを配置した。しかし、前半は互いにシュートの応酬となるも得点には結びつかず。0-0のまま後半へと折り返した。

 後半からパリSGが少しずつペースを掴む。すると後半23分、ムバッペからのサイドチェンジを受けたネイマールがPA左から巧みな切り返しでシュートコースをこじ開け、左足シュート。相手DFに当たって軌道が変わり、そのままゴールへと吸い込まれた。

 その後もネイマールを中心に攻撃を仕掛けたパリSGだが追加点は奪えず。1-0で試合は終了し、リーグ戦3試合無失点で3連勝とした。2位モナコと勝ち点12差で首位を独走するパリSGは、来週14日にUEFAチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦でレアル・マドリーと対戦する。

分野研究家

選手とお揃いなら応援も盛り上がること間違いなし #フットサル#サッカー#ユニフォーム#グラデーション#カスタマイズ#高品質#着心地#保障#ロンヨン
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選手権決勝で対峙したライバルが最も信頼できる仲間に。ダブルボランチ組んだ2人のリーダー、田部井、宮本が高校選抜を白星へ導く

日本高校選抜の主将を務めるMF田部井涼(前橋育英高、前列右から2人目)と副主将のMF宮本優太(流通経済大柏高)の2人のリーダーがチームを勝利へ導いた
[2.10 NEXT GENERATION MATCH U-18 Jリーグ選抜 1-2 日本高校選抜 埼玉]

 1月8日に埼玉スタジアムで開催された選手権決勝戦。そこで対峙した2人の主将がこの日、ダブルボランチでコンビを組んで日本高校選抜の勝利に貢献した。

 選手権優勝校・前橋育英高(群馬)のボランチ、MF田部井涼主将と同準優勝校・流通経済大柏高(千葉)のボランチ、MF宮本優太主将。いずれも攻守の切り替え速く、球際激しい攻防戦、そして後半アディショナルタイムの決勝点によって勝敗が決した選手権決勝戦は、多くの関係者たちから「ベストゲーム」と評されたほどの90分だった。

 それから約1か月で迎えた埼玉スタジアムでのNEXT GENERATION MATCH。宮本は「バスで(埼玉スタジアムに)来た時に『1か月前にここでやっていたんだな、もう一回来れると思っていなかったな』という話をしました」と振り返る。

 1か月前、宮本にとって「本当に一番イヤな選手だった。ましてキャプテン同士でマッチアップするので負けたくなかった」という存在の田部井は今回、隣でプレーする仲間に。この2人が序盤、やや守備のバランスを崩して、硬さも目立った日本高校選抜を立て直した。

 田部井は「前半の入りが悪かったので、修正のところは自分と優太のところで言っていました」と説明する。献身的なランニングをする前線やSHの選手の動きが無駄にならないように、またU-18Jリーグ選抜の選手との1対1で負けないこと、入れ替わってくる相手のマークがズレないように2人は声をかけ続けた。

 そして前半26分、左足の展開力を見せ続けていた田部井のスルーパスを起点とした攻撃から、MF井上怜(市立船橋高)が先制ゴール。さらに34分には田部井が「秘密兵器」という宮本の右ロングスローからFW飯島陸(前橋育英高)が加点する。

 田部井が「(宮本は)特長として運動量があって助けてもらった。そこのバランスという部分では、自分といい感じで試合の中で進めていたので相性は良かったと思います」と語り、宮本が「(田部井は) 展開力も凄いですし、自分が出たらカバーしてくれる。バランスを気にして自分がやりやすいようにしてくれている。見習わないといけない部分ばかり。自分にないリーダーシップの面もありますし、サッカー選手としての能力は自分よりも数段上を行っていると思います」と評するお互いの活躍、奮闘もあって日本高校選抜は2-1で勝利した。

 今回の埼玉合宿の期間中に日本高校選抜の主将は田部井、副主将は宮本が務めることが決まった。2人のキャプテンシーは周囲も認めるところ。事前にどちらが主将になってもリーダーシップを取ってチームを引っ張ること話していたのだという。現在は目の届きにくいところなどを確認しあいながら、チームをレベルアップさせている。

「優太はリーダーシップが凄いので、自分が言うよりは優太が本当にチーム引っ張ってくれていますし、合宿前から2人で引っ張っていくのは自分たちで話し合っていたのでそれを意識してできたのは良かった」(田部井)。

 1か月前までライバルだった2人は今、誰よりも信頼することのできるチームメート、リーダーに。彼らにとって約1か月ぶりとなる埼玉スタジアムでのゲームは協力しあって勝利することができたが、これで終わりではない。ダブルボランチでコンビを組む2人のリーダーが厳しさを持ってチームを締め、またメンバー全員が力を発揮できるように意見を出し合って、高校選抜にとって最大目標であるデュッセルドルフ国際ユース大会での優勝へ導く。

(取材・文 吉田太郎)
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[2月11日 今日のバースデー]

Japan
FWウェリントン(神戸、1988、ブラジル)*湘南と福岡をJ1へ導いた昇格請負人。高い得点力で攻撃陣を引っ張る。
FW鈴木武蔵(長崎、1994)*ジャマイカ人の父と日本人の母を持つ快足FW。裏への飛び出しを武器とし、日本人離れした身体能力をいかしたプレーが魅力。
FW田川亨介(鳥栖、1999)*大型レフティー。スピードとセットプレーの強さが武器。

World
FWアリツ・アドゥリス(ビルバオ、1981、スペイン)*空中戦に強く、前線でボールを収めることができるFW。
MFラファエル・ファン・デル・ファールト(ミッティラン、1983、オランダ)*アヤックスユース育ち。複数のポジションをこなす元オランダ代表のMF。
DFルカ・アントネッリ(ミラン、1987、イタリア)*スピードと運動量を武器とするDF。

Former
GKリカルド・ペレイラ(元ベティスほか、1976、ポルトガル)*PKストップが武器だった元ポルトガル守護神。
MFマーク・ブレッシアーノ(元パルマほか、1980、オーストラリア)*豊富な運動量と献身的な守備が持ち味のMF。

Others
鳩山由紀夫(政治家、1947)
佐藤可士和(デザイナー、1965)
小畑健(漫画家、1969)
出水麻衣(アナウンサー、1984)
木崎ゆりあ(元AKB48:アイドル、1996)

ドラマは最後に待っていた…エイバル、AT劇的弾でレガネス撃破

[2.10 リーガ・エスパニョーラ第23節 レガネス0-1エイバル]

 リーガ・エスパニョーラ第23節2日目が10日に開催され、MF乾貴士が所属するエイバルレガネスのホームに乗り込み、1-0の完封勝利を収めた。スターティングメンバーに名を連ねた乾は後半40分までプレーしたが、得点には絡めなかった。

 前節、セビージャに5-1で圧勝するなど、ここ11戦で7勝3分1敗と好調を維持するエイバルだが、この日はレガネス守備を崩し切れずになかなか決定機を創出できない。しかし、レガネスにも好機らしい好機を作らせず、スコアが動かないまま前半終了のホイッスルが吹かれた。

 0-0のまま後半を迎えても得点が生まれずに試合が進むと、同15分には左サイドでボールを拾った乾のクロスからFW{{ファビアン・オレジャナ}がヘディングシュートを放つも、ボールはゴール左に外れる。さらに同21分にはFWキケ・ガルシアのパスを受けた乾が左足で狙ったが、シュートは枠を捉え切れなかった。

 すると後半39分、DFディミトリス・シオバスが2度目の警告を受けて退場し、エイバルが数的優位に立つ。同40分に乾がピッチを後にして迎えた同アディショナルタイム、ジョルダンが蹴り出したCKをDFイバン・ラミスがヘディングで叩き込み、エイバルが劇的弾で1-0の勝利を収めた。

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長谷部フル出場のフランクフルト、最下位ケルンに4発勝利!! 大迫、鎌田はベンチ外

4-2で勝利したフランクフルト
[2.10 ブンデスリーガ第22節 フランクフルト4-2ケルン]

 ブンデスリーガは10日、第22節2日目を各地で行い、MF長谷部誠とFW鎌田大地所属のフランクフルトがFW大迫勇也ケルンに4-2で勝利した。長谷部はリベロの位置でフル出場。鎌田、大迫はメンバー外となり、日本人対決はならなかった。

 先にスコアを動かしたのはフランクフルトだった。前半16分、縦パスに抜け出したFWルカ・ヨビッチがPA内右寄りに走り込み、ダイレクトでゴール前にグラウンダークロス。ファーサイドのFWアンテ・レビッチがワンタッチで押し込み、1点リードとした。

 その後は最下位ケルンが立て続けにチャンスをつくる。ところが前半35分はMFミロシュ・ヨイッチ、同36分にはFWジョン・コルドバがフリーでシュートを放つも、いずれも長谷部がシュートブロックで立ちはだかり、同点ゴールを許さなかった。

 ケルンは前半アディショナルタイム1分、敵陣右サイドからのFKをDFヨナス・ヘクターが蹴り込むと、DFフレデリク・セーレンセンがヘッド。相手DFが触れたこぼれ球をセーレンセンがボレーで合わせたが、GKルーカス・フラデツキーが横っ飛びでセーブした。

 1点リードで後半を迎えたフランクフルトだったが11分、PAギリギリでボールを受けたFWシモン・テロッデを長谷部が倒してしまい、主審はファウルを宣告。ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の審議の結果、PK判定が下され、キッカーのテロッデが落ち着いて決めて、試合は振り出しに戻った。

 ところが後半12分、勝てば2位浮上の可能性もあるフランクフルトはベンチスタートとなっていたエースFWセバスチャン・アレを投入し、勝ち越しを狙う。すると直後の同13分、敵陣左サイドでFKを獲得すると、MFマリウス・ボルフがゴール前へクロスを配給。ニアサイドでハイジャンプを見せたDFマルコ・ルスが頭で合わせ、すぐさま勝ち越しに成功した。

 さらにフランクフルトは後半19分、敵陣でのFKをボルフが蹴り込み、ニアサイドでルスがフリック。相手DFヨナス・ヘクターの足に当たったボールがゴールに向かい、GKティモ・ホルンが両手で阻んだが、ゴール前でDFシモン・ファレットがプッシュし、リードを2点に広げた。

 後半21分、フランクフルトはDFダニー・ダ・コスタのスルーパスに反応したボルフがPA内右から右足で叩き込み、スコアは4-1に。ところが同28分、ケルンはMFマルセル・リッセのFKをテロッデが頭で合わせ、1点を返した。その後はお互いにチャンスをつくれないままタイムアップのホイッスル。ケルンは12月13日のバイエルン戦(●0-1)以来、5試合ぶりの敗戦となった。

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守備崩壊マインツ、10戦連続複数失点で3連敗…武藤は奮闘も無得点

無得点に終わったマインツFW武藤嘉紀
[2.10 ブンデスリーガ第22節 ホッフェンハイム4-2マインツ]

 ブンデスリーガは10日、第22節2日目を各地で行い、FW武藤嘉紀所属のマインツは敵地でホッフェンハイムに2-4で敗れた。2トップの一角で先発した武藤は前半の攻撃を牽引したが、得点を挙げることはできなかった。

 前半11分、PA外でボールを受けた武藤が相手に身体を当てられながらもキープし、ワンツーの形でPA内に侵入。相手DFに倒されるも、ファウルを告げるホイッスルは鳴らず。武藤は主審に抗議するジェスチャーを見せた。

 さらに前半15分、武藤はDFジュリオ・ドナーティのクロスに頭で合わせたが、惜しくも枠外。同20分には、味方のロングボールにPA内で反応し、競り合いの直前に激しく身体を寄せた相手DFに倒されたが、またしてもPK判定は下されなかった。

 すると前半27分、ホッフェンハイムがスコアを動かす。ショートカウンターを起点としたパスを受けたMFセルジュ・ニャブリが鋭いターンからスルーパス。抜け出したFWアダム・シャライが相手DFより先に触って、ゴールに流し込んだ。

 それでもマインツは前半28分、敵陣左サイドで獲得したFKをDFダニエル・ブロシンスキがゴール前に配給。GKオリバー・バウマンの真正面でFWエミル・ベルグレーンがバックヘッドで流し込み、すぐさま同点に追いついた。

 ホッフェンハイムは前半43分、ニャブリが右サイドをドリブルで突破し、シュートはGKロビン・ツェントナーがブロック。再びボールを拾ったニャブリが中央に鋭いクロスを配給し、ニアサイドでシャライが頭で合わせたが、ボールはクロスバーを叩いた。

 マインツは後半15分、武藤が左サイドで起点をつくると、縦パスに抜け出したブロシンスキがクロスを配給。ニアサイドに飛び込んだベルグレーンがヘディングで狙ったが、わずかに左へ外れた。その後は互いに球際の争いが激しくなり、試合がヒートアップした様相を見せる。

 そんな後半22分、再び試合が動く。ホッフェンハイムはPA外右で獲得したFKをニャブリが蹴り込み、ファーサイドからの折り返しをFWマルク・ウートがボレー。これは相手DFに阻まれたが、こぼれ球を拾ったFWアンドレイ・クラマリッチが連続シュートで押し込んだ。

 さらにホッフェンハイムは後半29分、中盤でボールを受けたMFデニス・ガイガーが右サイドにパス。シャライがPA内にカットインし、相手DFの股間を抜いてゴールネットを揺らした。シャライはこれがこの日2点目。ユニフォームを脱いだ行為にはイエローカードが提示された。

 マインツは後半35分、左サイドを突破したブロシンスキのクロスをファーサイドでニャブリが頭でクリア。ボールはゴール方向に転がり、ゴールポストで跳ね返ったボールをベルグレーンが押し込み、1点差に詰め寄った。

 ところが後半43分、ホッフェンハイムはゴール正面約30mでFKを獲得。キッカーのクラマリッチが鋭いキックを繰り出すと、豪快なスライスボールが壁の脇をすり抜け、ゴール左隅に突き刺さった。これでスコアは4-2。試合はそのままタイムアップを迎え、マインツは10試合連続複数失点で3連敗となった。

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香川、ボランチで先発も負傷交代…ロイス復帰のドルトはバチュアイ連発で2連勝

MF香川真司は後半17分に負傷交代
[2.10 ブンデスリーガ第22節 ドルトムント2-0ハンブルガーSV]

 ブンデスリーガは10日、第22節2日目を行い、MF香川真司の所属するドルトムントはホームでDF酒井高徳とFW伊藤達哉が所属するハンブルガーSVと対戦し、2-0で勝った。香川は8試合連続で先発したが、後半17分に負傷交代。連続フル出場は7試合でストップした。酒井は5バックの右サイドバックでフル出場。伊藤はベンチ外だった。

 ドルトムントは昨年5月27日に行われたDFBポカール決勝で右膝前十字靱帯を部分断裂し、長期離脱していたFWマルコ・ロイスが約8か月半ぶりに復帰。1月の移籍市場でチェルシーから加入したFWミヒー・バチュアイと縦関係の2トップを組み、先発のピッチに立った。

 ロイスの復帰に伴い、システムも4-3-3から4-4-2に変更。香川はMFユリアン・バイグルとダブルボランチを組み、右サイドにMFクリスティアン・プリシッチ、左サイドにFWアンドレ・シュールレが入った。

 前半20分、香川のスルーパスに反応したバチュアイは惜しくもオフサイド。ハンブルガーSVも同29分、酒井の右クロスからFWボビー・ウッドが右足を振り抜いたが、至近距離でDFのブロックに遭い、前半は互いに見せ場少なく、スコアレスで折り返した。

 後半立ち上がりの4分、ドルトムントの新エースがゴールネットを揺らす。PA内右に抜け出したプリシッチのシュート性のクロスにバチュアイがオンサイドの位置から飛び出し、左足でスライディングシュート。デビュー戦となった前節のケルン戦(3-2)で圧巻の2ゴール1アシストを記録したベルギー代表FWが2戦連発となる先制点を奪った。

 1点をリードしたドルトムントだったが、後半14分、香川にアクシデントが襲う。相手PA手前でパスを出した際に左足首を痛めたか、自らプレーを中断してピッチの外へ。ベンチ前で治療を受けていたが、そのまま同17分にMFマフムード・ダフードと交代した。

 復帰戦のロイスも後半27分、MFマリオ・ゲッツェとの交代でベンチに下がったドルトムント。終盤はハンブルガーSVに押し込まれる時間もあったが、後半アディショナルタイムにゲッツェのダメ押しゴールで2-0と突き放し、2連勝を飾った。これでペーター・シュテーガー監督就任後は7試合負けなし(4勝3分)。好調なチームを引っ張ってきた香川の状態だけが気がかりだ。

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