[球蹴男児U-16リーグ]憧れの先輩MF高橋大悟のようなセンスと負けん気持つレフティー、神村学園MF下川床

神村学園高の攻撃の中心、MF下川床勇斗
[5.3球蹴男児U-16リーグD1第1節 神村学園高 1-4 筑陽学園高 大津陸上競技場]

 憧れの存在は今年、卒業して清水でプレーする先輩MF高橋大悟神村学園高MF下川床勇斗は、ピッチの中で先輩レフティーに通じるような雰囲気を醸し出している。

 昨年、球蹴男児U-16リーグで2位に入り、U-16全国ルーキーリーグ交流大会に出場している神村学園は筑陽学園高と初戦。コンビネーションでの崩しからゴール前のシーンを増やしていたが、決めきることができず、逆に1-1から突き放されて黒星発進となった。

 下川床は「もっと中盤でボールを動かして、色々な選手がかかわってゴール前まで行きたかった。(個人的にも) ボールを失いすぎていたり、点を決められなかったことが凄く悔しかったです」と首を振る。

 だが、自らのテクニックを随所で発揮し、周囲の選手を活用しながらDFをかわしていく動きで存在感。ボランチの位置から幾度もゴール近くに迫っていたほか、左足の展開でサイド攻撃の起点になっていた。また、藤山卓コーチも認めていたのはボールを奪う感覚の高さだ。攻撃センス高いMFは守備面でもセンスの高さを発揮。相手の動きを予測してボールに絡むと、本人も特長の一つだという球際での泥臭く、執着心のある動きで奪い取り、味方の攻撃に繋げていた。

 登録は163cm、50kgと小柄。だが、攻守におけるセンスの高さや負けん気の強いプレースタイルは「(憧れは)高橋大悟選手です。どんな相手でも点決めれるし、チームを救える選手」という先輩MF高橋のようだ。昨年度、高橋は神村学園高のエースナンバー14番を背負って全国舞台で躍動したが、神村学園中の14番を背負っていたのが下川床だった。

 高橋の後継者になりうる可能性を持つ存在だが、日々の姿勢はまだまだ憧れの先輩には遠く及ばない。藤山コーチが“努力の化け物”と評していた高橋は全てをサッカーに懸けて取り組み、小さな身体でプロ入りを勝ち取った。高橋同様に覚悟を持って挑戦し続けなければ、彼に近づくことはできない。

 初戦で悔しい敗戦を経験したMFは翌4日、熊本学園大附高戦にトップ下で出場して1ゴール。「1、2年生で色々なことを学んで3年生で結果を残したいと思っています。(球蹴男児U-16リーグでは)得点王を狙っています」と語る下川床はこだわって成長を果たし、「チームを救える選手」だった高橋のようになる。

(取材・文 吉田太郎)
▼関連リンク
2018 球蹴男児U-16リーグ特集ページ

ジェラード氏がスコットランドの名門レンジャーズ監督に就任「新しい旅が待ち遠しい」

ジェラード氏がスコットランドの名門レンジャーズ監督に就任「新しい旅が待ち遠しい」
 スコットランド・プレミアリーグのレンジャーズは4日、リバプールの育成組織で監督を務めているスティーブン・ジェラード氏(37)が来季監督に就任したことを発表した。

 今夏から4年間の契約を締結。ジェラード氏は「私はレンジャーズの監督就任を光栄に思う。クラブの歴史と伝統に大きな敬意を持っている。レンジャーズで新しい旅を始めるのが待ち遠しい」とコメントを発表している。

 1980年生まれの同氏は幼少期から育ったリバプールで1998年にトップチームデビュー。2014-15シーズンまで17年間にわたって第一線で活躍した。15年1月からアメリカMSLのロサンゼルス・ギャラクシーでプレーし、16年11月に現役を引退。17年から古巣のアカデミーで職に就いていた。

[Rookie League]中村憲剛に憧れる小柄で巧い14番、日大藤沢MF猪狩が1G1Aの活躍

日大藤沢高MF猪狩祐真は1ゴール1アシストの活躍
[4.30 Rookie League A Group第2節 日大藤沢高 4-0 清水桜が丘高 時之栖うさぎ島1]
 
 日大藤沢高は30日、「2018 Rookie League」A Group第2節で清水桜が丘高と対戦。4-0で快勝し、開幕2連勝を飾った。

 連覇を狙う日大藤沢が連勝発進だ。前半7分、CKのこぼれ球に反応したMF猪狩祐真が左足シュートをゴール左上に突き刺して先制。さらに13分には猪狩のヒールパスでスイッチしたMF栗原丈が決めて2-0と突き放す。日大藤沢は後半にもFW清岡哉太と前日の鹿島学園高戦2発のFW信岡光がゴール。守備面でも鹿島学園戦の3失点からこの日は無失点で終えて早くも首位に立っている。

 この日、特に目立つ活躍をしたのが、川崎F U-15出身の猪狩だ。河内健奨コーチが「ウチで一番巧いです」という小柄なMFはトップ下で攻撃の中心に。前日、スタメンを外れたことをエネルギーにした猪狩は1ゴール1アシストと結果を残した。

 MF中村憲剛(川崎F)に憧れる猪狩の背番号は14。「川崎フロンターレ出身で中村憲剛選手に憧れている。(中村選手は)フロンターレの顔。憲剛選手は(Jユースではなく、)高校から大学行ってプロに入っている。自分は高校からプロに行きたい。トップ下なので得点に絡むこと。攻撃ではスルーパス配って得点に絡んで自分でチャンスも決める」。今は、憧れの選手と同じプロの舞台を目指し、一つ一つのパスの質にこだわってトレーニングに励んでいる。

 まずは同じ1年生ですでにAチームに登録されているDF宮川歩己やFW鈴木輪太朗イブラヒームに追いつき、そこで活躍することが目標だ。「(3年間の目標は)選手権国立で優勝するという目標にあるんですけれども、個人としては早くトップ行って結果残して、去年の植村(洋斗)選手と同じように(チームの)顔になりたい」。そのためにも、Rookie Leagueでの結果にこだわる。

(取材・文 吉田太郎)
▼関連リンク
2018 Rookie League特集ページ

「奈良最高やったわ」“急造GK”川崎F奈良竜樹が「DAZN週間ベスト5セーブ」に堂々ランクイン

「奈良最高やったわ」“急造GK”川崎F奈良竜樹が「DAZN週間ベスト5セーブ」に堂々ランクイン
 DAZNが4日、J1第12節の「週間ベスト5セーブ」を発表し、5位に“急造GK”を務めたDF奈良竜樹(川崎F)が堂々のランクインを果たした。

 奈良は2日に行なわれたJ1第12節浦和戦にセンターバックで先発出場したが、後半25分にGKチョン・ソンリョンが一発退場。すでにチームは3枚の交代枠を使い切っていた緊急事態で、奈良がゴールマウスを任されることになった。

 評価されたのは後半30分のプレー。PA内に進入した浦和MF長澤和輝に至近距離から決定的なシュートを放たれたが、体を張って阻止。チームのピンチを救うと、出場後は無失点で試合を終えた。SNS上では「奈良来たァ!」「奈良最高やったわ」「奈良は多摩川クラシコでキーパーやろう!」など、称賛の声が上がっている。

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2018シーズンJリーグ特集ページ

[球蹴男児U-16リーグ]熊本国府、筑紫台、長崎南山が開幕2連勝!:D2

熊本国府高vs柳ヶ浦高
2018 球蹴男児U-16リーグ

【Division2 1st Round】
第2節
5月4日(金)
[大津多目的(手前)]
熊本国府高 2-1 柳ヶ浦高
[熊]益田凛(33分)、岩永晴琉(62分)
[柳]沖永智哉(36分)
[MOM]毎床玲音(熊本国府)

筑紫台高 3-0 宮崎日大高
[筑]鬼木優吾(21分)、井上拓海(37分)、百武愛朋(56分)

ルーテル学院高 3-0 情報科学高
[ル]島崎大河(24分)、大塚龍斗(45+1分)、坂口眞汐(60分) 

[大津多目的(奥)]
鹿児島実高 10-2 西原高
[鹿]岡本祥慧(22分)、山崎蒼空(32分)、小濱駿4(42、45+1、48、72分)、桑原累2(65、81分)、中島凛大2(79、82分)
[西]池原弥輝(46分)、玉那覇礼人(80分)
[MOM]小濱駿(鹿児島実)

鵬翔高 2-7 佐賀東高
[鵬]永友大貴(60分)、藤澤正樹(70分)
[佐]小屋諒征(5分)、水本翔大(6分)、平川琉稀(57、59分)、太田隼磨(82分)、岡部羽弥(85分)、高瀬翔(90分+3)
[MOM]平川琉稀(佐賀東)

長崎南山高 5-3 佐賀商高
[長]竹内光琉(13分)、志田竜汰2(15、44分)、富川遥斗(65、81分)
[佐]俣野拓也(38分)、福永快斗(67分)、山下健人(82分)
[MOM]竹内光琉(長崎南山)
▼関連リンク
2018 球蹴男児U-16リーグ特集ページ

[球蹴男児U-16リーグ]東海大福岡が大津とドロー!長崎総附撃破の筑陽学園が2連勝!:D1

大津高vs東海大福岡高
2018 球蹴男児U-16リーグ

【Division1】
第2節
5月4日(金)
[大津球技場]
大津高 2-2 東海大福岡高
[大]半代将都2(25、61分)
[東]篠原智寛(22分)、瀬川瑠樹(70分)

[大津陸上競技場]
東福岡高 6-0 日章学園高
[東]野口明(2分)、本田良輔(21分)、上田瑞季(44分)、中平大介(61分)、増本一輝(66分)、岩井琢朗(86分)
[MOM]野口明(東福岡)

[熊本県運動公園補助]
神村学園高 4-1 熊本学園大付高
[神]玉代勢嵐(3分)、下川床勇斗(20分)、沖田陸2(45、48分)
[熊]岩本昂大(61分)
[MOM]沖田陸(神村学園)

筑陽学園高 2-0 長崎総合科学大附高
[筑]岩崎巧2(28、34分)
[MOM]岩崎巧(筑陽学園)

鹿児島城西高 4-3 九州国際大付高
[鹿]和田秋斗3(18、61、90+3分)、藤原直哉(30分)
[九]堀金峻明(14分)、オウンゴール(17分)、磯谷駿(29分)
[MOM]和田秋斗(鹿児島城西)
▼関連リンク
2018 球蹴男児U-16リーグ特集ページ

セレッソ大阪のトップチームメンバー全42名の着用スパイクリスト

セレッソ大阪のスタメン
 J1セレッソ大阪の2018シーズンのトップチームメンバー全42名の着用スパイクを一挙に紹介する。(2018年4月時点での着用スパイク)

 着用スパイクのメーカー毎の内訳は、プーマ18名、ナイキ8名、アディダス7名、ミズノ6名、アシックス3名となっている。

 全42名の中で最も多く履かれているスパイクは、10名が着用しているプーマ「フューチャー18.1 NETFIT」。

全選手の着用スパイクは以下の通り。

GK 1 永石拓海
プーマ「フューチャー18.1 NETFIT」

GK 21 キム・ジンヒョン
プーマ「フューチャー18.1 NETFIT」

GK 27 丹野研太
ミズノ「レビュラV1 MIX」

GK 45 茂木秀
ナイキ「マジスタオーパス2」

DF 2 松田陸
プーマ「フューチャー18.1 NETFIT」

DF 3 茂庭照幸
ミズノ「モレリアウェーブ」

DF 4 藤本康太
プーマ「フューチャー18.1 NETFIT」

DF 5 田中裕介
プーマ「ワン 18.1 FG」

DF 14 丸橋祐介
プーマ「フューチャー18.1 NETFIT」

DF 16 片山瑛一
プーマ「フューチャー18.1 NETFIT」

DF 20 酒本憲幸
ミズノ「モレリア2」

DF 22 マテイ・ヨニッチ
プーマ「エヴォパワーVIGOR1」

DF 23 山下達也
アディダス「プレデター18.1」

DF 29 舩木翔
ナイキ「ヴェイパー12エリートFG」

DF 37 森下怜哉
ナイキ「ティエンポレジェンド7」

MF 6 山口蛍
ナイキ「ヴェイパー12エリートFG」

MF 7 水沼宏太
アディダス「エックス17.1」

MF 10 清武弘嗣
アディダス「プレデター18.1 ジャパン HG」

MF 11 ソウザ
ナイキ「ハイパーヴェノムファントム3 DF FG」

MF 15 木本恭生
ミズノ「レビュラV1 JAPAN」

MF 17 福満隆貴
プーマ「ワン17.1 FG」

MF 24 山村和也
アディダス「ネメシス17.1」

MF 25 山内寛史
アシックス「DSライトX-FLY3」

MF 26 秋山大地
プーマ「ワン18.1 FG」

MF 30 大山武蔵
プーマ「エヴォスピード17.SL-S FG」

MF 32 田中亜土夢
アディダス「プレデター18.1」

MF 35 沖野将基
ナイキ「マーキュリアルヴェイパー11」

MF 36 斧澤隼輝
アディダス「エックス17.1」

MF 38 西本雅崇
プーマ「フューチャー18.1 NETFIT」

MF 39 チャウワット
アディダス「ネメシス17.1」

MF 41 魚里直哉
ミズノ「モレリアNEO2」

MF 43 オスマル
プーマ「フューチャー18.1 NETFIT」

FW 8 柿谷曜一朗
ナイキ「ティエンポレジェンド7 FG」

FW 9 杉本健勇
ナイキ「ハイパーヴェノムファントム3」

FW 13 高木俊幸
アシックス「DSライト X-FLY3」

FW 18 ヤン・ドンヒョン
ミズノ「モレリア2」

FW 19 澤上竜二
プーマ「ワン17.1 FG」

FW 28 中島元彦
プーマ「ワン17.1 FG」

FW 31 山根永遠
プーマ「フューチャー18.1 NETFIT」

FW 33 米澤令衣
プーマ「フューチャー18.1 NETFIT」

FW 34 山田寛人
プーマ「ワン17.1 FG」

FW 40 安藤瑞季
アシックス「DSライトX-FLY3」


★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2018シーズンJリーグ特集ページ

分野研究家

ルールや名称も国々によってまちまちで、スペインではフットボール・サラ、ドイツではハレン・フースバル、イタリアではカルチェット、オランダでザールと呼ばれるものがそれに当たる。 #フットサル#サッカー#ユニフォーム
Posted in 未分類

分野研究家

ルールや名称も国々によってまちまちで、スペインではフットボール・サラ、ドイツではハレン・フースバル、イタリアではカルチェット、オランダでザールと呼ばれるものがそれに当たる。 #フットサル#サッカー#ユニフォーム
Posted in 未分類

伊藤達哉はHSV残留の救世主となるか…攻撃陣で唯一スタメン確保と現地紙

伊藤達哉はHSV残留の救世主となるか…攻撃陣で唯一スタメン確保と現地紙
 日本代表DF酒井高徳とFW伊藤達哉が所属するハンブルガーSVは5日に行われるブンデスリーガ第33節でフランクフルトと対戦する。独『ハンブルガー・モルゲンポスト』によると、伊藤は攻撃陣で唯一、スタメン入りが決まったようだ。

 残留争い直接対決となった前節ボルフスブルク戦で、伊藤は2得点に絡む活躍で勝利を呼び込み、存在感を高めている。チームは15試合連続未勝利と苦しみ、一時は最下位に転落したが、ここ数試合で勝ち点28までポイントを積み上げ、奇跡の逆転残留に望みをつないでいる。

 伊藤は直近4試合連続で先発すると、得意のドリブル突破で得点に絡み、チームも4試合で3勝と土壇場で意地を見せている。クリスティアン・ティッツ監督は3日朝、フランクフルト戦に向けた75分間の練習で戦術を確認。フォーメーションを試した中で、「攻撃陣では伊藤のみを固定して起用した」と同メディアは伝えている。

 17位のハンブルガーはプレーオフ圏16位ボルフスブルクと勝ち点差「2」まで追い上げており、ここが正念場。今節でボルフスブルクを上回る可能性もある一方、勝たなければクラブ史上初の2部降格が決定する可能性もある。目指すは昨季の残留劇の再現。伊藤がその救世主になるかもしれない。

●海外組ガイド
●ブンデスリーガ2017-18特集

アーセナルOB、エジルを痛烈批判「このシャツを着るに値しない」

アーセナルOB、エジルを痛烈批判「このシャツを着るに値しない」
 アーセナルOBマーティン・キーオン氏が、MFメスト・エジルを批判している。

 ヨーロッパリーグ(EL)準決勝で、アトレティコ・マドリーと対戦したアーセナル。ファーストレグは1-1で終え、3日に敵地ワンダ・メトロポリターノでのセカンドレグに臨んだ。

 突破のためには最低でも1ゴールが必要だったが、アトレティコの強固なブロックに苦戦。前半終了間際にFWジエゴ・コスタにゴールを許すと、最後まで得点を奪えず0-1で敗戦。2試合合計スコア1-2で、準決勝敗退となった。

 試合後、アーセナルで300試合以上に出場したキーオン氏は、『BT Sport 』でこの試合に先発したドイツ代表MFを批判している。

「適切なパフォーマンスではないね。すべてを出し切っていない。まだ多くのものを隠しているよ。誰かがそれを見つけるかもね」

 そして、今季限りでアーセン・ベンゲル監督が退任するアーセナルにとって、エジルは大きな問題になると語っている。

「新たな指揮官が来るかどうかわからないが、これは大きな問題になるだろう。(アーセン)ベンゲルは彼に大きな額を投資しているが、それに相応しいパフォーマンスをみせていない」

「彼は今夜、このシャツを着るに値しなかった。今シーズン、そんな場面は何度も見てきたよ。我々は彼にさらなる期待をしているので、その問題は掘り起こす必要がある。だから、言わなければならないんだ。(エジルは)W杯の勝者だ。選手はウソ泣きしているように思えたよ」

●プレミアリーグ2017-18特集
●リーガ・エスパニョーラ2017-18特集
●EL17-18特集

大迫勇也獲得へ、ハノーファーが話し合い…独『ビルト』が報じる

大迫勇也獲得へ、ハノーファーが話し合い…独『ビルト』が報じる
 ケルンに所属する日本代表FW大迫勇也の去就に注目が集まる中、独『ビルト』もハノーファー移籍を報じている。

 独『キッカー』が報じていた通り、ハノーファーの来季補強リストには大迫の名前が載っている。同クラブには過去にMF清武弘嗣(C大阪)やDF酒井宏樹(マルセイユ)が所属。「新シーズンに向けて新たな日本人を獲得するのか?」と同メディアは伝えている。

 もう一人の補強の目玉は20歳のDFジョーダン・トルナリガ(ヘルタ・ベルリン)。クラブは2日、スカウトセッションで両者について話し合いを行った。大迫獲得には500万ユーロ(約6億5200万円)以上が必要とされ、恩師のフリードヘルム・フンケル監督が指揮を執るデュッセルドルフも移籍先の有力候補とみられる。

 大迫は2014年冬に鹿島アントラーズから1860ミュンヘンに移籍。同年6月にケルンへ移籍し、今季は24試合に出場し、4ゴールを記録している。

●ブンデスリーガ2017-18特集
●海外組ガイド

[関西]大体大が無傷の開幕5連勝!桃山大は大量11得点で大勝、関大も今季初の連勝で勢い乗る:第5節

関大は今季初の連勝を達成
第96回関西学生サッカーリーグ1部


 第96回関西学生サッカーリーグ1部の第5節が2、3日に各地で行われた。首位の大阪体育大京都産業大に3発完封勝利。開幕5試合で全勝をキープしている。桃山学院大はFW毎熊晟矢(3年=東福岡高)の4得点を含む11ゴールで甲南大に圧勝。また、関西大はMF牧野寛太(3年=履正社高)の1ゴール1アシストで関西学院大に2-0の勝利を飾り、今季初の連勝を決めている。

 大体大の勢いが止まらない。攻撃の要であるFW林大地(3年=履正社高)を中心に確実に得点を重ねていくと、京産大のシュートを前半2本、後半4本としっかり抑えてゴールを割らせず。3-0で勝利した大体大は開幕5試合無失点での5連勝とし、首位を守っている。

 2位のびわこ成蹊スポーツ大近畿大と対戦した。後半25分、FW牛田敦也(2年=徳島ユース)がDF大西裕斗(4年=洛北高)のFKをPA内で合わせて先制点を奪い、最後まで守り切ったびわこ大が1-0で勝利して2連勝。5試合を終えて4勝1分で2位をキープし、首位の大体大を追いかけている。

 桃山大は大量得点が目立つ今季リーグ戦において最多となる11得点をマーク。前節にハットトリックを記録した毎熊が今節は4得点を決め、FW小松光樹(4年=立正大湘南高)もハットトリックを達成した。MF若山修平(2年=静岡学園高)は2ゴール1アシストを、MF佐藤碧(3年=大分高)も1ゴール2アシストを決めるなど攻撃陣が大ブレイクし、11-3で甲南大を破っている。得失点差を稼いだ桃山大は順位を5位から3位に上げた。

 4位関西大は関学大と対戦。前半10分、FW大久保優(3年=東山高)が牧野の左CKを頭で合わせて先制に成功する。すると後半16分、牧野がFKを右足で直接沈め、2-0で勝利。第2節、第3節とドローに終わっていた関大が今季初の連勝で、上位進出に勢いをつけ始めた。

 阪南大は昇格組の同志社大に2-1で勝利した。同志社大は前半19分、FW竹田そら(3年=岡山学芸館高)が左サイドの混戦を抜け出してゴールを決めて先制。しかし阪南大も反撃に出ると、前半20分にはMF中村亮(4年=鹿児島城西高)がPA内の混戦から同点弾を決める。後半20分にFW草野侑己(4年=JFAアカデミー福島)が
4試合連続となる得点で逆転勝利。順位を6位から5位に上げている。

 8位の大阪学院大は9位の立命館大と対戦した。前半38分にDF田中真照(2年=大院大高)が右CKから先制点を決めると、後半からはゴールラッシュ。後半18分、35分にはMF和田幸之佑(3年=久御山高)が2連弾を決め、4-0で2試合ぶりの勝利を飾った。

 大型連休の連戦は続き、次節は5日に全6試合が行われる。

結果は以下のとおり

【前期第5節】(5月2日)
[J-GREEN堺・S8フィールド]
桃山学院大 11-3 甲南大
[桃]毎熊晟矢3(5分、5分、65分)、若山修平2(6分、34分)、小松光樹3(12分、59分、60分)、今吉晃平(45分+3)、佐藤碧(65分)、印藤虎太郎(79分)
[甲]田村浩都(30分)、井上海(84分)、鐵晶次(87分)

阪南大 2-1 同志社大
[阪]中村亮(26分)、草野侑己(65分)
[同]竹田そら(19分)

(5月3日)
[キンチョウスタジアム]
立命館大 0-4 大阪学院大
[大]田中真照(38分)、井上泰斗(51分)、和田幸之佑2(63分、80分)

関西大 2-0 関西学院大
[関]大久保優(10分)、牧野寛太(61分)

[山城総合運動公園球技場B]
大阪体育大 3-0 京都産業大
[大]田中駿汰(14分)、林大地(62分)、西田恵(85分)

びわこ成蹊スポーツ大 1-0 近畿大
[び]牛田敦也(70分)

●第96回関西学生リーグ特集

[なでしこ]INAC神戸が初黒星で開幕連勝ストップ、長野Lは鈴木陽がハットトリック:第4節

 なでしこリーグ1部の第4節が3日に行われた。唯一の開幕3連勝だったINAC神戸レオネッサは敵地でアルビレックス新潟レディースに0-1で敗戦。前半29分にDF久保田麻友に頭で決められた得点がこの試合唯一の得点になってしまった。

 浦和レッズレディースは敵地でマイナビベガルタ仙台レディースに2-0で勝利。MF加藤千佳とFW菅澤優衣香のゴールによって、2試合ぶりの勝利を挙げた。

 AC長野パルセイロ・レディースセレッソ大阪堺レディースに4-0で大勝。FW鈴木陽がハットトリックを決める大活躍だった。この結果、INACと浦和L、そして長野Lの3チームが勝ち点9で並んだ。順位は1位INAC、2位浦和L、3位長野L。

 日テレ・ベレーザノジマステラ神奈川相模原と0-0で引き分け。ジェフユナイテッド市原・千葉レディースが日体大FIELDS横浜に2-0で勝利したため、5位に後退した。

 第5節は6日に行われる。

第4節
5月3日(木)
新潟L 1-0 I神戸[デンカS]
[新]久保田麻友(29分)

マイナビ 0-2 浦和L[ひとめS]
[浦]加藤千佳(6分)、菅澤優衣香(31分)

ノジマ 0-0 日テレ[ギオンス]

長野L 4-0 C大阪堺[長野U]
[長]齊藤あかね(15分)、鈴木陽3(28分、55分、73分)

ジェフL 2-0 F日体大[秋フロ]
[ジ]深澤里沙(60分)、瀬戸口梢(68分)

第5節
5月6日(日)
ノジマ 12:00 ジェフL[ギオンス]
C大阪堺 12:00 新潟L[JG堺S1]
F日体大 13:00 長野L[ニッパツ]
I神戸 13:00 マイナビ[ノエスタ]
浦和L 14:00 日テレ[浦和駒場]

●なでしこリーグ2018特設ページ

フランス代表DFコシールニーに悲劇…アキレス腱断裂でロシアW杯絶望的か

ローラン・コシールニーはW杯絶望的か
 アーセナルに所属するフランス代表DFローラン・コシールニーは3日、ヨーロッパリーグ(EL)準決勝第2戦アトレティコ・マドリー戦でアキレス腱を痛め、ロシアW杯出場が絶望的となった。『スカイ』が伝えている。

 前半7分、相手との接触はなかったが、コシールニーは足を踏み外したか、右足首あたりを押さえてピッチに倒れ込んだ。前半12分に負傷交代となり、担架でピッチから運び出された。アキレス腱断裂となれば長期離脱は避けられない。

 アーセン・べンゲル監督は「スキャン検査で奇跡を祈るしかないが、最初に見た感じはあまり良くなかった。断裂している可能性があるようだが、見ただけで判断することは誰にもできない」と症状についてコメント。W杯出場のチャンスについて聞かれると、「スキャン検査次第だ。アキレス腱を断裂していた場合はW杯出場の可能性はない」と現実を見つめた。

 32歳のコシルーニーはロシアW杯終了後に代表を引退することを宣言していた。

●プレミアリーグ2017-18特集
●EL17-18特集

ポドルスキが治療のため一時帰国…左腓腹筋肉離れで全治約8週間

ポドルスキが治療のため一時帰国…左腓腹筋肉離れで全治約8週間
[故障者情報]

 ヴィッセル神戸は4日、FWルーカス・ポドルスキが神戸市内の病院で検査を行った結果、左腓腹筋肉離れで全治約8週間と診断されたことを発表した。

 第12節のFC東京戦で負傷。今季、主将を務めるポドルスキはリーグ戦11試合に出場し、3得点の活躍でチームを牽引していただけに、神戸にとっては痛手となる。ポドルスキは治療のため一時帰国する。

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2018シーズンJリーグ特集ページ

アトレティコが6年ぶり決勝進出!監督不在もコスタV弾で3度目のEL制覇へ王手(16枚)

前半アディショナルタイム2分のFWジエゴ・コスタのゴールが決勝点に
 ヨーロッパリーグ(EL)は3日、準決勝第2戦を行った。ワンダ・メトロポリターノではアトレティコ・マドリー(スペイン)とアーセナル(イングランド)が対戦。1-0で勝利したアトレティコが2戦合計2-1とし、6年ぶりの決勝進出を決めた。

●プレミアリーグ2017-18特集
●リーガ・エスパニョーラ2017-18特集
●EL17-18特集

アーセナルは無念のEL敗退…ベンゲル監督、有終の美を飾れず(16枚)

アーセナルを率いた22年間でアーセン・ベンゲル監督は欧州タイトルと縁がなかった
 ヨーロッパリーグ(EL)は3日、準決勝第2戦を行った。ワンダ・メトロポリターノではアトレティコ・マドリー(スペイン)とアーセナル(イングランド)が対戦。1-0で勝利したアトレティコが2戦合計2-1とし、6年ぶりの決勝進出を決めた。

●プレミアリーグ2017-18特集
●リーガ・エスパニョーラ2017-18特集
●EL17-18特集

5日ドバイで来年開催のアジア杯組み合わせ抽選会へ…日本は第1ポット

5日ドバイで来年開催のアジア杯組み合わせ抽選会へ…日本は第1ポット
 アジアサッカー連盟(AFC)はあす5日、来年1月5日から2月1日にかけてUAEで開催されるアジア杯の組み合わせ抽選会をドバイで行う。

 日本は開催国のUAE、前回王者のオーストラリア、イラン、韓国、サウジアラビアと同じ第1ポットに入っており、同じポット国との対戦はない。

第2ポット:中国、シリア、ウズベキスタン、イラク、カタール、タイ
第3ポット:キルギス、レバノン、パレスチナ、オマーン、インド、ベトナム
第4ポット:北朝鮮、フィリピン、バーレーン、ヨルダン、イエメン、トルクメニスタン

 日本は1992年、00年、04年、11年と歴代最多となる4度の優勝を誇るが、15年の前回大会ではベスト8でまさかの敗退。準々決勝敗退は96年大会以来5大会ぶりとなった。今大会から出場枠が従来の16から24か国に増えており、日本は2大会ぶりの優勝を目指す。

CL最多タイの乱打戦に…決勝進出のリバプール、レアルの3連覇阻止なるか(20枚)

リバプールがレアル・マドリーが待つ決勝に駒を進めた
 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)準決勝第2戦が2日に行われた。第1戦を5-2で先勝したリバプール(イングランド)は敵地でローマ(イタリア)と対戦し、2-4で敗れた。しかし、2戦合計7-6で2006-07シーズン以来、11年ぶりの決勝進出を決めた。

●プレミアリーグ2017-18特集
●セリエA2017-18特集
●欧州CL17-18特集

ローマ、奇跡の再現ならず…怒涛の追い上げで意地の4ゴール(12枚)

ローマは準々決勝に続く、奇跡の突破とはならなかった
 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)準決勝第2戦が2日に行われた。第1戦を5-2で先勝したリバプール(イングランド)は敵地でローマ(イタリア)と対戦し、2-4で敗れた。しかし、2戦合計7-6で2006-07シーズン以来、11年ぶりの決勝進出を決めた。

●プレミアリーグ2017-18特集
●セリエA2017-18特集
●欧州CL17-18特集

南野は通算2G1Aで快進撃に貢献…ザルツブルク、ホーム無敗のままEL終幕

ザルツブルクFW南野拓実
 FW南野拓実所属のザルツブルクは3日、UEFAヨーロッパリーグ準決勝第2戦でマルセイユとホームで対戦した。第1戦の0-2敗戦から立ち直り、90分間を2-0で終えて延長戦に持ち込んだが、そこで1点を奪われ敗退。ホーム無敗のままELが幕を閉じた。

 試合後、ザルツブルクの公式ツイッター(@RedBullSalzburg)は「とても素晴らしい国際シーズンだった」と投稿し、チームのサポーターに感謝を述べた。4強進出は1993-94シーズン以来なんと24年ぶり。準々決勝、準決勝ではいずれも第1戦を複数得点差で敗れながら、第2戦で僅差を演じる勝負強さを見せ、歴史に残る偉業を果たした。

 日本人選手として16年ぶりの決勝進出はならなかったが、15年から加入した南野も大きな貢献を果たした。決勝トーナメント1回戦第1戦の後半アディショナルタイムに貴重な同点弾を叩き込むと、準々決勝第1戦ではアウェーゴールを記録。準決勝第2戦でも終盤に起用されるなど、期待の高さを感じさせた欧州シーズンだった。

 ザルツブルクは2016年11月30日のリーグ戦を最後に、ホームで1年半にわたる無敗記録を継続中。国内リーグでは残り4試合の状況で、2位と勝ち点11差の独走中。史上初の5連覇は決定的となっており、来季もまた欧州カップ戦に挑んでいく。

●海外組ガイド

浦和指揮官が「特別」な鹿島戦へ…川崎F守護神に関して“異例の注文”も

鹿島戦に臨む浦和オズワルド・オリヴェイラ監督
 浦和レッズは5日、第13節の鹿島アントラーズ戦を迎える。オズワルド・オリヴェイラ監督にとっては、Jリーグ3連覇を果たした古巣との再会戦。前日会見では「特別なクラブ」への想いを口にしつつ、前節川崎フロンターレ戦での“接触”について意見を述べた。

 浦和は4日、公式サイトを通じて、前日会見のやり取りを公開した。「たくさんの思い出がもちろんあります。鹿島で本当にいい時期を過ごしました。鹿島市(※鹿嶋市)の人々、クラブ、選手、スタッフ全員で本当にすばらしい5年間を過ごすことができたと思っています」。オリヴェイラ監督は就任3試合目で“特別な場所”に乗り込むことの感慨を口にした。

 だが、サッカー界において仕事場が変わるのはよくあること。「浦和が成功するために私はベストを尽くしたいと思っています。鹿島で作り上げた歴史、そしてお互いのリスペクトは残っていくと思いますが、相手が鹿島であっても何かが私のやることに変わりはありません」と、任されたチームの勝利に集中すると誓った。

 その後、選手との関係性や鹿島対策を口にした指揮官だったが、報道陣からの問いかけがないことを確認し、「私の方から最後に一言、お伝えいたします」と自ら切り出したという。話の矛先は川崎F戦でGKチョン・ソンリョンのチャージを受けて負傷したFWアンドリュー・ナバウトのことだった。

「右肩を脱臼し、それに伴う小さな骨の欠損もあります」と症状を説明し、「サッカーは格闘技ではありませんので、ボールを忘れて相手に向かっていくことはやってはいけないことだと思います」と主張。「W杯の中断期間まで彼を起用することはできなくなりましたので、私たちにとってそれは非常に痛い」と状況を述べた。

 そのうえで「浦和だけではなく、オーストラリア代表にも影響するかもしれません」と事の重大さを強調すると、「GKが退場だけで処分が十分だったのかどうか。これで1試合の出場停止だけだったらアンフェアだと思います。なぜなら、アンドリューが出場できない試合はそれより多いからです」とアピール。「アンドリューがプレーできるようになったら、フロンターレのGKも試合に出場できるという処分はいかがでしょうか」と異例の注文を行っている。

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2018シーズンJリーグ特集ページ

歴史的成績で『1/3』を終えた広島だが…過去13シーズンの独走V、逆転Vを調べてみた

首位を独走中のサンフレッチェ広島
 ロシアW杯に中断期間を設定するため、例年以上に過密な日程を強いられている今季のJ1リーグ。2月下旬の開幕から約2か月あまりが経過したが、すでにシーズンの3分の1にあたる第12節を終えている。

 現在の順位表を見ると、昨季は残留争いの渦中にあったサンフレッチェ広島が10勝1分1敗という歴史的な強さで首位を独走中。さらに、2位のFC東京とは勝ち点8差、3位のコンサドーレ札幌とは3試合分にあたる9差がついている。

 だが、まだ22試合を残しているのも事実。3分の1を終えた時点で首位だった『1/3王者』のチームはどんなシーズンの結末を迎えるのだろうか。現行18チーム制になった2005年以降、『1/3王者』にまつわる13年間のデータを調べてみた。

 なお、2ステージ制で行われた15~16年は年間勝ち点による最終順位に着目。東日本大震災が発生した11年など、各チームの試合進行にバラツキが生じたシーズンは、12試合終了時点の成績で独自に順位を集計した。

■どれほどのチームが首位を守り続けたのか?

 『1/3王者』がJ1リーグを制した例は、09年の鹿島アントラーズ、11年の柏レイソルの2回しかない。3分の1時点で2~3位チームが優勝した例は6回あり、上位争いの中で首位を守り抜くのは簡単ではなさそうだ。

 一方で独走を守り抜くことの難しさも表れた。05年の鹿島は12節終了時点で2位と9差をつけていたが、勝ち点10差の3位だったガンバ大阪の逆転優勝を許した。前述した09年の鹿島は2位と勝ち点5差の独走だったが、11年の柏は1差の僅差から制していた。

 また、『1/3王者』の栄誉を獲得しておきながら、失速したチームもあった。13年の大宮アルディージャは14位、17年のガンバ大阪は10位でフィニッシュ。大宮は3分の1時点で2位と勝ち点5差をつけていたが、独走からの大転落となった。

■どの順位であれば逆転優勝が可能か?

 3分の1終了時点で4位以下だったチームが、シーズン優勝を果たした年は5回あった。中でも目を引くのが14年のG大阪だ。第12節を終えた時点での勝ち点はわずか12、降格圏に迫る15位。だが、そこから快進撃を見せ、『1/3王者』鳥栖との勝ち点12差を一気に抜き去ると、2位だった浦和を終盤に振り切った。

 また、07年の鹿島も10位(勝ち点17)からの逆転優勝。2年前に苦杯をなめたG大阪との『8』差をひっくり返した。なお、鹿島は07~09年にかけて3連覇を果たしているが、07年は10位、08年は6位からの逆転優勝で、09年にようやく『1/3王者』からのシーズン優勝に至った。

■では、今季は……?

 ここまでのデータを整理すると、『1/3王者』がシーズンを制することは珍しく、大きく転落するケースもあることが分かった。また、優勝するチームは2~3位につけている場合が多く、時には2桁順位からの逆転優勝も起こっているようだ。

 すなわち、現在の広島が安泰であるとは言いがたく、まだまだ逆転が起こりうる。勝ち点10差の4位川崎フロンターレまでは現実的な可能性があり、14年レベルの大逆転が起きれば5位セレッソ大阪(勝ち点差11)、6位ジュビロ磐田(同13)あたりにも望みはありそうだ。

 ちなみに、広島はこの13年間、最多タイにあたる3度にわたってJ1リーグを制しているが、3分の1終了時点の順位は12年2位、13年5位、15年3位。いずれも上位にはつけているが、独走スタートを経験したことはない。華々しいスタートを切った今季の『1/3王者』にとって、これまでとは異なる真価が問われることになりそうだ。

以下、過去の『1/3王者』と最終順位

05年:鹿島アントラーズ(3位)/優勝:ガンバ大阪(『1/3王者』と勝ち点10差)
06年:ガンバ大阪(3位)/優勝:浦和レッズ(同3差)
07年:ガンバ大阪(3位)/優勝:鹿島アントラーズ(同10差)
08年:浦和レッズ(7位)/優勝:鹿島アントラーズ(同8差)
09年:鹿島アントラーズ(優勝)☆
10年:清水エスパルス(6位)/優勝:名古屋グランパス(同3差)
11年:柏レイソル(優勝)
12年:ベガルタ仙台(2位)/優勝:サンフレッチェ広島(同5差)
13年:大宮アルディージャ(14位)/優勝:サンフレッチェ広島(同9差)
14年:サガン鳥栖(5位)/優勝:ガンバ大阪(同12差)
15年:浦和レッズ(2位)/優勝:サンフレッチェ広島(同6差)
16年:川崎フロンターレ(3位)/首位:浦和レッズ(勝ち点差なし)
17年:ガンバ大阪(10位)/優勝:川崎フロンターレ(同3差)

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2018シーズンJリーグ特集ページ

[関東]“早明戦”制した早大が4連勝で首位!王者・筑波大、流経大がようやく初勝利:第4節

筑波大は今季初勝利
 関東大学リーグは3日に第4節を行った。開幕3連勝同士の激突となった“早明戦”、早稲田大明治大の一戦は、前半17分に決まったMF相馬勇紀(4年=三菱養和SCユース)のゴールによって、早稲田大が1-0で勝利した。

 そして無失点の3連勝で首位に立っていた順天堂大が、東京国際大に2-3で競り負け、初勝利を献上する波乱。この結果、早稲田大のみが開幕4連勝で首位となった。

 昨季王者・筑波大法政大を2-0で下し、今季初勝利。MF三笘薫(3年=川崎U-18)が2ゴールを挙げる活躍を見せた。昨年のインカレ王者・流通経済大桐蔭横浜大に2-1で競り勝ち、こちらも今季初勝利を挙げた。

 駒澤大東洋大を1-0で下し、3連勝。専修大国士舘大を相手に0-2で折り返した後半に3得点を奪って逆転勝ちした。東洋大と国士舘大は開幕から白星がない状態が続いている。

 第5節は6日に行う。

5月3日(木・祝)
順天堂大 2-3 東京国際大[柏の葉]
[順]旗手怜央(11分)、大谷京平(33分)
[東]町田ブライト2(13分、44分)、石田勇大(73分)

筑波大 2-0 法政大[柏の葉]
[筑]三笘薫2(65分、81分)

専修大 3-2 国士舘大[多摩陸]
[専]氣田亮真(57分)、鈴木厚太(66分)、中杉雄貴(89分)
[国]田場ディエゴ(8分)、高橋利樹(14分)

流通経済大 2-1 桐蔭横浜大[多摩陸]
[流]伊藤敦樹(23分)、高澤優也(78分)
[桐]橘田健人(49分)

明治大 0-1 早稲田大[浦和駒場]
[早]相馬勇紀(17分)

東洋大 0-1 駒澤大[江戸陸]
[駒]中原輝(56分)

●第92回関東大学L特集

ノイアー不在を埋めたGKウルライヒ、欧州CLで痛恨ミスも「これまでで最高のシーズンだった」

『ビルト』のインタビューに応えたバイエルンGKスベン・ウルライヒ
 ドイツ紙『ビルド』は3日、バイエルンGKスベン・ウルライヒのインタビューを公開した。UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)準決勝でのミスについて初めて言及し、チームメートからの温かい言葉に感謝の気持ちを述べた。

 レアル・マドリーをホームに迎えた欧州CL準決勝の第2戦。イーブンスコアでの後半開始直後、29歳の守護神に悪夢がふりかかった。MFコレンティン・トリッソのバックパスに対応する際、FWカリム・ベンゼマのプレスに慌ててクリアミス。無人のゴールに流し込まれ、敗退を決定づける失点となってしまった。

「バックパスが入ったとき、ベンゼマがシュートしようとしているように見えたので、1対1の状況に対処しようとした。しかし、彼は突破してきた。私は手で取ろうと思ったが、(PA外のため)手で取ることはできない。その後、足で対応しようとしたが、間に合わなかった」。つらい記憶を呼び起こし、当時のことを振り返った。

 試合後、このシーンを2回ほど見たといい、「間違った判断によるミスだった」と振り返ると、「100回のプレーで1度起こるかどうかというもの」と評価。「GKはミスができないポジションだが、8か月間はミスをしていなかった。いま起こってしまった悲劇だ」と悔やんだ。

 もっとも、GKマヌエル・ノイアーを欠いて戦った今シーズン。ブンデスリーガ6連覇に導き、国内杯、欧州CLでも安定したプレーを見せたウルライヒの貢献度は計り知れない。「とても良いシーズンだった。私は良いゲームをたくさん演じたし、ハイレベルで強いチームだった。これまで経験した中で、最高のシーズンだった」

 その意見にはチームメートも同調する。MFハメス・ロドリゲスらは試合後、ウルライヒを「誰も批判すべきじゃない」と擁護。これについては「みんなとても素晴らしい人たちだ。誰もがわれわれをチームだと言うよ。そこは間違いなんかじゃない」と感謝の言葉を述べている。

●ブンデスリーガ2017-18特集

[球蹴男児U-16リーグ]日章学園MF日吉は逆転負けを反省。「3年になった時に圧倒的な力で勝てるように」

日章学園高MF日吉悠真(左)がスルーパスを狙う
[5.3球蹴男児U-16リーグD1第1節 日章学園高 1-3 東海大福岡高 大津球技場]

「1失点目した時にそこから自分も含めて流れを変える声がけだったり、プレーが出せなかった。それが敗因だったと思います」。日章学園高(宮崎)のMF日吉悠真は逆転負けした試合について、そう分析した。

 前半、日章学園は最終ラインから正確にパスを動かしてビルドアップ。中盤中央の日吉、MF((
徳重来輝}}、MF倉田晃志朗の3人が少ないタッチで細かくボールを動かし、そこからのサイド、オープンスペースへの配球でチャンスを作り出す。

 6分には倉田が右オープンスペースへパスを通すと、抜け出した快足MF日野海士がDFを置き去りにしてそのまま右足シュートを決める。だが、その後にチャンスを作りながらも2点目を奪うことができず。逆転された後半終盤にもチャンスを作りながら決めきることができず、逆にダメ押し点を奪われてしまった。

 日野も「いい時間帯に先制もできてそのあとも自分たちの流れでやれていたんですけれども、いい時間帯に次の1点が取れなかったのが課題だったと思います。(個人的にも) もっとラストパスの質だったりを上げて決定的な仕事をしなければいけない」と首を振っていた。

 系列の日章学園中出身選手8人が先発したこともあり、連係面の良さを見せていたことは確か。ここから自分たちの良さを磨いて、より強いチームへ成長していく。1年生チームで結果を残してトップチームに上がることを目標に掲げる日吉は「日章中から4年目ということもあって阿吽の呼吸があると思う。新しく加わった選手とも合わせて行ければいい。選手権で優勝することが一番の目標なので、1年のうちからレベルアップして3年になった時に圧倒的な力で勝てるようにしていきたいと思います」。目標を実現へ向けて球蹴男児U-16を貴重な成長な場にする。

(取材・文 吉田太郎)
▼関連リンク
2018 球蹴男児U-16リーグ特集ページ

マドリード勢の“ダブル”制覇なるか…過去にはミラノの両雄だけが達成

レアル・マドリーとアトレティコ・マドリーが欧州カップの頂点をうかがう
 スペインの首都マドリードを本拠地とするが2大欧州カップ戦の王座を狙っている。UEFAチャンピオンズリーグはレアル・マドリー、UEFAヨーロッパリーグはアトレティコ・マドリーが決勝に進出。同一都市のクラブがともに優勝すれば、1993-94年以来24年ぶり2回目のこととなる。

 欧州CL準決勝でバイエルンを破ったR・マドリーは、現行制度となって初めての3連覇を狙う。UEFAチャンピオンズカップ時代から数えて過去12回の優勝も史上最多。欧州を牽引してきた“白い巨人”がさらなる偉業を重ねるかにも注目が集まる。

 EL準決勝でアーセナルを撃破したA・マドリーは過去最多に並ぶ3回目の優勝を狙う。現行ELでは最多3回の優勝を誇るセビージャとともに、8シーズンで5度にわたってスペイン勢が頂点に立っている。フランス・リヨンで行われる古豪マルセイユとの決勝に挑む。

 単一都市がダブル優勝を果たしたのは1993-94シーズン、ともにミラノを本拠地とするミランインテルが制した24年前のみ。ミランは欧州CL決勝でバルセロナを4-0撃破。インテルはUEFA杯決勝でザルツブルクを下している。

 なお、同一州に対象を拡大すれば、1996-97シーズンにドルトムントが欧州CL、シャルケがUEFA杯を制したのが最後。ともにノルトライン・ベストファーレン州を本拠地としており、『ルール・ダービー』が白熱することで知られている。

●欧州CL17-18特集
●EL17-18特集

[関西U-16~Groeien~2018]新規参入の三田学園が近大和歌山に4発勝利:G2リーグ

三田学園高vs近大和歌山高
関西U-16~Groeien(育てる)~2018

【G2リーグ】
第2節
5月3日(木)
[近大和歌山高G]
三田学園高 4-1 近大和歌山高
[三]田中利珠(4分)、山内大成(11分)、松村颯大(34分)、黒瀬太軌(60分)
[近]伊藤光洋(90分+1)
[MOM]田中利珠(三田学園)

5月4日(金)
[東海大仰星高G]
野洲高(17:00)東海大仰星高

5月12日(土)
[草津東高G]
大阪産大附高(16:00)草津東高

5月13日(土)
[フレスカG]
奈良育英高(15:00)滝川二高

[金光大阪高G]
金光大阪高(17:00)近大附高
▼関連リンク
関西U-16~Groeien~2018特集ページ

日本人所属クラブの欧州ファイナルは16年ぶり2度目、決勝は“ライバル”のホームで開催

欧州カップ決勝に日本人として初めて立ったMF小野伸二
 UEFAヨーロッパリーグの決勝カードが3日、決定した。DF酒井宏樹所属のマルセイユと過去2度の優勝を誇るアトレティコ・マドリーが対戦。日本人所属クラブが欧州カップ戦決勝に出場するのは、2001-02シーズンのフェイエノールト以来、16年ぶり2度目となる。

 3日に行われたEL準決勝で、マルセイユはFW南野拓実所属のザルツブルクに延長戦で劇的な勝利をおさめた。酒井は4月下旬に負った怪我の影響で出場できなかったが、クラブにとって欧州カップ戦決勝進出はFWディディエ・ドログバらを擁した2003-04シーズン以来の快挙となった。

 酒井は依然として、16日の決勝への出場は不透明な状況であるが、もしピッチに立てば16年前にフェイエノールト所属だったMF小野伸二(札幌)以来のこと。当時の大会名はUEFAカップ。その時は決勝戦でドルトムントを3-2で下し、28年ぶりの優勝を飾っている。

 なお、16日の決勝戦はフランス・リヨンで行われる。当地をホームとするリヨンとは『ショック・ドゥ・オリンピック』と呼ばれるダービーマッチを戦うため、ホーム気分で戦うことは難しいかもしれないが、母国開催に集結するサポーターの後押しは得られそうだ。

●EL17-18特集

[MOM2495]東海大福岡MF山根優汰(1年)_声とパス、守備で逆転勝ちへ導いた司令塔

東海大福岡高の10番MF山根優汰
[5.3球蹴男児U-16リーグD1第1節 日章学園高 1-3 東海大福岡高 大津球技場]

 東海大福岡高は3-1で逆転勝ち。中盤でチームの舵取り役を担い、守備面での貢献度も高かった10番MF山根優汰(1年) がマン・オブ・ザ・マッチに選出された。

 山根は前半、中盤の人数が多い日章学園高に1タッチ、2タッチのパスを動かされ、主導権を握られたことから、「後半は間を閉じたりすることを意識していました」。チームメートのFW瀬川瑠樹も「優汰がしっかりと中盤で声出して枚数もちゃんと整えてくれて、攻撃も守備も良くなった」と感謝していたように、声と、的確なポジショニング、そして相手の守りを広げるパスでチームに流れを引き寄せる。

 逆転して迎えた終盤は味方の運動量が落ち、再び押し込まれたものの、「声を出したり、自分が速く予測したりしてチームに貢献しようとしていました」という山根は、勝つためにやるべき仕事をやり通して白星へと導いた。

 プレッシャーの中でも落ち着いてボールを動かすプレーが印象的なゲームメーカーだが、憧れの選手に上げるのは、守備面での評価高いフランス代表MFエンゴロ・カンテ。「身長は高くないけれども、(カンテは)予測速くして大きな選手相手にもやっている」。登録163cmの自身と同じように小柄でもその予測の速さと運動量の多さで強敵の攻撃を食い止めるボランチを参考に攻守で戦える選手になる。

「(東海大福岡は)全国を狙えるところにいると思いますし、これからの意識次第で全国に行けると思います。これから負けなしで1年間流れに乗って、それから2年後のインターハイや選手権へ1年から流れに乗せられればと思います」。目標はチームメートたちとともに全国へ出場すること。福岡U-15出身の実力派MFは高い意識を持って目標達成を目指す。

(取材・文 吉田太郎)
▼関連リンク
2018 球蹴男児U-16リーグ特集ページ

酒井宏樹が日本人2人目の欧州カップ制覇に王手!マルセイユが延長劇的弾でEL決勝進出

DF酒井宏樹が16年ぶりに欧州カップ戦の決勝に挑む
[5.3 EL決勝T準決勝第2戦 ザルツブルク2-1マルセイユ]

 ヨーロッパリーグ(EL)は3日、決勝トーナメント準決勝第2戦を行った。日本代表DF酒井宏樹が所属するマルセイユ(フランス)は敵地でFW南野拓実が所属するザルツブルク(オーストリア)と対戦した。ザルツブルクが90分間で2得点を決めたため、2試合合計2-2となり延長戦に突入。しかし延長後半にマルセイユが得点を決め、2試合合計3-2で決勝進出を決めた。負傷中の酒井はメンバー外に、ベンチスタートの南野は後半39分から出場した。

 負傷中の酒井は準決勝第1戦、第2戦ともに欠場したが、ヨーロッパリーグの決勝戦に挑むことになる。MF小野伸二(北海道コンサドーレ札幌)がフェイエノールトで2001-02シーズンにUEFAカップ優勝を達成して以来、日本人2人目の欧州制覇に近づいた。

 第2戦で勝利がほしいザルツブルクだが、前半はマルセイユの守備に阻まれてシュートは4本と少なく、ほとんどノーチャンスに終わった。マルセイユはDFロランドが負傷中のために急造センターバックとして起用されているMFルイス・グスタボが安定感を発揮し、危なげなく試合を運んだ。

 0-0で迎えた後半8分に均衡が崩れる。ザルツブルクはMFアマドウ・ハイダラが中盤でパスを受け、ドリブルで中央突破。PA内に入り込むと、右足シュートをゴール右に流し込んだ。1-0と先制に成功し、2試合合計では1-2とリードを縮めた。

 一気にリズムを掴んだザルツブルクは後半20分にさらに追加点。MFクサファー・シュラーガーが相手のクリアミスをPA右で拾う。そのまま右足シュートを放つと、途中でDFブナ・サールが軌道を変えてしまい、マルセイユはオウンゴールを献上してしまった。2-0と点差を広げたザルツブルクは、2試合合計でも2-2と同点に追いついた。

 ザルツブルクは後半39分に南野を投入。しかし2試合合計2-2のまま、90分間で決着はつかず、試合は延長戦へと突入する。南野は延長前半12分にはパスからチャンスをつくると、直後にはPA左に進入しドリブル突破を仕掛けるなど、攻撃で存在感を発揮した。

 マルセイユは延長前半12分に、負傷によりベンチスタートとなっていたロランドを投入し、センターバックで先発のグスタボを一列前に配置する。すると0-2で迎えた延長後半11分、FWディミトリ・パイェの右CKをロランドが右足で合わせ、1-2と1点を返し、2試合合計3-2と勝ち越しに成功した。

 焦るザルツブルクは延長後半14分にハイダラが2回目の警告で退場処分となり、試合はそのまま終了。マルセイユは第2戦は1-2で敗れたものの、2試合合計3-2で14年ぶりの決勝進出を決めた。なお、決勝戦は5月16日にリヨン(フランス)で開催され、マルセイユはアトレティコ・マドリー(スペイン)と戦う。

●海外組ガイド
●EL17-18特集

22年間で欧州タイトルに縁がなかったベンゲル…アーセナル、ELベスト4敗退で花道飾れず

アーセン・ベンゲル監督はアーセナルで欧州タイトル獲得とはならなかった
[5.3 EL準決勝第2戦 A・マドリー1-0アーセナル]

 今季限りでアーセナルを退任するアーセン・ベンゲル監督は、最後までヨーロッパでのタイトルに縁がなかった――。

 3日、アーセナルはヨーロッパリーグ(EL)準決勝第2戦でアトレティコ・マドリー(スペイン)の本拠地ワンダ・メトロポリターノに乗り込んだ。ホームでの第1戦を1-1で終え、アーセナルとしては早い時間に得点が欲しかったが、前半7分にDFローラン・コシールニーが負傷交代を余儀なくされると、前半アディショナルタイムに失点。後半もなかなかチャンスを作ることができず、0-1で敗れた。

 2戦合計1-2で決勝進出を逃したアーセナル。1996-97シーズンから始まったベンゲル体制で、ヨーロッパでの初タイトル獲得とはならなかった。データサイト『オプタ』によると、ベンゲル体制のアーセナルは、ヨーロッパの舞台で216試合を戦い、戦績は110勝48分58敗だったという。

●プレミアリーグ2017-18特集
●リーガ・エスパニョーラ2017-18特集
●EL17-18特集

[球蹴男児U-16リーグ]守備から立て直し、交代選手躍動!東海大福岡が日章学園に逆転勝ち!

東海大福岡高FW瀬川瑠樹は決勝ゴールを決めた
[5.3球蹴男児U-16リーグD1第1節 日章学園高 1-3 東海大福岡高 大津球技場]

 九州の強豪校が長期に渡るリーグ戦を通して1年生選手の育成および指導者のレベルアップを図る「2018 球蹴男児U-16リーグ」が3日に開幕した。上位リーグ「Division1」の日章学園高(宮崎)と東海大福岡高(福岡)との一戦は、東海大福岡が3-1で逆転勝ちしている。

 先制したのは日章学園だった。前半6分、10番MF倉田晃志朗が相手DFラインの背後へミドルパス。これに反応したMF日野海土が快足を活かしてDFを振り切り、右足で先制ゴールを決めた。

 先発8人が日章学園中出身の日章学園が、連係面で一日の長があることを示す。中央のMF日吉悠真とMF徳重来輝、倉田の3人がテンポの良いパス交換から大きな展開。この日はAチームでレギュラーを張るDF古賀照也が不在だったものの、スピーディーな攻撃で東海大福岡を振り回した。

 東海大福岡は落ち着いたゲームメーク光る10番MF山根優汰とMF寺岡樹偉を配球役に反撃。FW瀬川瑠樹のシュートなどで反撃したが、前半は0-1のまま終えてしまう。だが、後半2分に交代出場のMF米田大輝が同点ゴール。そして、守備の距離感を意識して相手の縦パスに対応した東海大福岡が流れを引き寄せる。

 19分には米田がペナルティーアーク右側の位置でFKを獲得。FKキッカーの瀬川が低い弾道の右足シュートを左隅に決めて勝ち越す。「FKは自分の持ち味。前半(のFK)は少し遠くて天然芝ということも考えていなかった。フカしてしまったけれど、その修正踏まえて抑えて蹴ったのがいいところに蹴ることができた。自分としては自信のつくゴールになった」と瀬川。前半のFKの反省を活かし、貴重な1点をもたらした。

 日章学園は交代出場のFW栃原大輝が抜け出しからGKをかわしに行ったシーンやFW小野大斗の突破、クロスから決定機を迎えるシーンもあったが、決めきることができない。逆に東海大福岡は34分、交代出場のFW永江青渚が巧みなステップで相手の守りを攻略し、左足シュートを決める。

 日章学園は守備範囲の広さを見せていた相手の188cmGK金旻灝をはじめとした東海大福岡守備陣から2点目を奪うことができず。守備から立て直し、交代出場の選手たちが躍動した東海大福岡が逆転勝ちした。

 瀬川は「初戦で勝てばまず波に乗れる。自分たちはそういうチーム。きょうからの4日間全部勝って、その後の試合も全部勝って、その後の自分たちの試合や先輩たちの試合にいい波を作れたらいいなと思います」。“華麗なる猛虎”こと東海大福岡の1年生たちがこの逆転勝ちから勢いに乗る。

(取材・文 吉田太郎)
▼関連リンク
2018 球蹴男児U-16リーグ特集ページ

[5月4日 今日のバースデー]

Japan
FW大黒将志(栃木、1980)*常に前を向いてゴールを目指す姿勢が魅力。決定力も高い。
DF高橋峻希(神戸、1990)*抜群の突破力とユーティリティー性が武器。運動量も豊富。
DF山越康平(大宮、1993)*打点の高いヘディングとロングフィードを含めたビルドアップに特長がある総合力の高いDF。
MF幸野志有人(長崎、1993)*JFAアカデミー福島の1期生。運動量が豊富でテンポの良いパスが持ち味。
MF水野泰輔(藤枝、1993)*視野の広さとテクニックを兼ね備えたMF。
FW石田雅俊(沼津、1995)*市船出身。独特のリズムから生まれるドリブルと正確なシュートが武器。
MF田中陸(柏、1999)*千葉県白井市出身のMF。18年に柏U-18からトップチームに昇格した。

World
MFフェルナンジーニョ(マンチェスター・C、1986、ブラジル)*インターセプトや跳躍力をいかした空中戦の強さが武器。
MFセスク・ファブレガス(チェルシー、1987、スペイン)*バルセロナの下部組織出身。正確なパス、広い視野、テクニックを備えたセンターハーフ。
MFラジャ・ナインゴラン(ローマ、1988、ベルギー)*推進力と展開力があり、豊富な運動量も持ち合わせるMF。

Former
DF波戸康広(元横浜FM、1976)*攻撃力が売りのSB。現在は横浜FMでアンバサダーを務める。

Others
菊池桃子(タレント、1968)
たむらけんじ(タレント、1973)
光永亮太(歌手、1980)
谷花音(タレント、2004)

アトレティコが6年ぶり3度目のEL制覇に王手!“重戦車”D・コスタのV弾でアーセナル撃破

先制点を決めたジエゴ・コスタ
[5.3 EL準決勝第2戦 A・マドリー1-0アーセナル]

 ヨーロッパリーグ(EL)は3日、準決勝第2戦を行った。ワンダ・メトロポリターノではアトレティコ・マドリー(スペイン)とアーセナル(イングランド)が対戦。1-0で勝利したアトレティコが2戦合計2-1とし、6年ぶりの決勝進出を決めた。なお、決勝戦は16日にパルク・オリンピック・リヨン(フランス)で開催され、アトレティコはマルセイユと戦う。

 2011-12シーズン以来、6年ぶり3度目のEL制覇を目指すアトレティコ。4月29日のリーガ・エスパニョーラ第35節アラベス戦(1-0)は、FWアントワーヌ・グリエーズマンやMFサウール・ニゲスらを温存し、この試合に臨んだ。第1戦からスタメンは3人変更。MFガビとMFビトーロ、FWジエゴ・コスタが先発起用された。なお、退席処分となったディエゴ・シメオネ監督はスタンド観戦となっている。

 今季限りでアーセン・ベンゲル監督の退任が決まっているアーセナルは、1993-94シーズンに制したUEFAカップウィナーズ杯以来の欧州タイトルを狙う。直近のプレミアリーグ第36節マンチェスター・ユナイテッド戦(1-2)では、若手を多く起用し、主力を温存。この試合は第1戦と同じ11人を送り込んできた。

 第1戦は1-1に終わり、アウェーゴールを決めたアトレティコが優位な状況。アーセナルとしては、最低でも1点が必要だ。そんな中、アーセナルにアクシデント発生。前半7分、相手との接触はなかったが、DFローラン・コシールニーが芝に足を取られ、右足首あたりを押さえてピッチに倒れ込む。治療後、担架で外に運び出され、DFカルム・チャンバースと交代。アーセナルは早々に守備の要を欠くことになった。

 ボールの主導権を握ったのはアーセナルだが、ラストパスで精度を欠くなど、思うようにシュートまでつなげることができない。対するアトレティコは、グリエーズマンとD・コスタを中心に前線からプレスをかけ続け、37分、38分にはFKからMFコケ、グリエーズマンが惜しいシュートを放ち、チャンスを作る。すると、前半終了間際にスコアが動いた。

 アトレティコは前半アディショナルタイム2分、GKヤン・オブラクが前線に大きく蹴り出し、こぼれ球をMFトーマス・パルテイがグリエーズマンにつなぐ。グリエーズマンは、左サイドからゴール前へ斜めに走り込んだD・コスタにスルーパスを通し、D・コスタはDFエクトル・ベジェリンを腕で抑えながら左足で沈め、前半を1-0で終えた。

 まずは1点を返したいアーセナルは後半7分、FKの流れからウィルシャーのパスをPA中央で受けたMFアーロン・ラムジーが右足シュートを放つが、ミートできず枠を外れる。縦に素早い攻撃を遂行するアトレティコは8分、PA右でパスを受けたD・コスタがDFシュコドラン・ムスタフィをかわし、シュートモーションに入ったが、カバーに戻ったチャンバースに阻まれ、追加点のチャンスを逃した。

 試合は完全にアトレティコペース。D・コスタのポジショニングの良さとフィジカルの強さが際立ち、追加点は奪えないが、アトレティコの攻撃を牽引する。後半22分、PA左でD・コスタが相手を引きつけ、マイナスに折り返すと、フリーのグリエーズマンが落ち着いて左足を振り抜いたが、相手のブロックに阻まれた。

 流れを変えたいアーセナルは後半23分、ウィルシャーに代えて背番号77をつけるMFヘンリク・ムヒタリアンを投入。27分には、左CKの流れから相手のクリアボールをPA手前で回収したムヒタリアンが右足ボレー。これはわずかにクロスバー上に外れ、その後アーセナルがゴールに迫るシーンを作るが、同点に追いつくことができない。

 アトレティコは後半38分、得点だけでなく、前線からの守備でも走り回ったD・コスタがピッチに倒れ込み、FWフェルナンド・トーレスとの交代でピッチを去った。アーセナルとしては攻勢を強めたいところだが、43分にPA内でのチャンバースのパスミスからトーレスにシュートを打たれるなど、アトレティコの攻撃を止めるのが精一杯。試合はアトレティコが1-0で逃げ切り、2戦合計2-1として3度目のEL制覇に王手をかけた。

●プレミアリーグ2017-18特集
●リーガ・エスパニョーラ2017-18特集
●EL17-18特集

[MOM2494]筑陽学園MF三浦州人(1年)_キックとキープ力に自信のレフティー、流れ変える先制弾

筑陽学園高MF三浦州人は流れを変えるゴールを決めた
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[5.3球蹴男児U-16リーグD1第1節 神村学園高 1-4 筑陽学園高 大津陸上競技場]

 筑陽学園高の指揮を執った生井隼人コーチは「先制点でチームの硬さが取れた。彼のところでタメができていた」とMF三浦州人(1年)をマン・オブ・ザ・マッチに推した理由について説明していた。

 筑陽学園はハイプレスがハマらず、苦しい序盤。だが、13分に三浦が「岩崎(巧)くんからいいボールが来て、切り返した時に守備があまり来ていなかったので思い切って打ったら入りました」というゴールを決めて先制する。

 このゴールで流れを変えた筑陽学園は1-1に追いつかれたものの、43分に三浦のスルーパスで左中間を抜け出したFW大嶋遥人(1年)が一度シュートを止められながらもこぼれ球を左足で決めて勝ち越しに成功する。

「キープ力とキックの精度は高い方だと思います。きょうは、キープしながらゴールに繋げて行く部分が出せたかなと思います」と自己分析する三浦の活躍によって、リードしたまま前半を折り返した筑陽学園は、後半にも2点を追加し、開幕戦を4-1で勝利した。

 この日、快勝に貢献した1年生レフティーは「サッカー強くてヒガシ(東福岡を)倒したくて入りました。チームを引っ張ってヒガシを倒すくらいやっていきたい。左足を活かしてどんどんゴールに向かって行く選手になっていきたいです」と意気込む。筑陽のエースナンバー7番を背負った三浦は、細かなパスの精度、守備の部分も貪欲に向上させて、必ず目標を実現する。

(取材・文 吉田太郎)
▼関連リンク
2018 球蹴男児U-16リーグ特集ページ

[球蹴男児U-16リーグ]勢いある攻守で神村を4発撃破!筑陽学園が快勝発進!

前半43分、筑陽学園高FW大嶋遥人が左足で勝ち越しゴール
[5.3球蹴男児U-16リーグD1第1節 神村学園高 1-4 筑陽学園高 大津陸上競技場]

 九州の強豪校が長期に渡るリーグ戦を通して1年生選手の育成および指導者のレベルアップを図る「2018 球蹴男児U-16リーグ」が3日に開幕し、昨年2位の神村学園高(鹿児島)と同4位・筑陽学園高(福岡)との一戦は筑陽学園が4-1で勝った。

 序盤は硬さのあった筑陽学園だが、13分にFW岩崎巧からのパスを受けたMF三浦州人が切り返しから豪快に決めて先制点。24分には神村学園CB稲田翔真に同点ゴールを決められたものの、43分には三浦からのスルーパスを受けたFW大嶋遥人が一度GKにシュートを止められながらもこぼれ球を左足で決めて2-1とする。

 筑陽学園は後半、前線からのハイプレスが機能。そして、「50mは6.3です。相手よりも速くボールに行くところとかは自信がある。スピードを活かしたドリブルとかでチームにチャンスをつくる」という10番FW岩崎や、左利きでアイディアもある三浦、大嶋の前線の勢いある攻撃で神村学園を押し込む。

 後半3分には、レフティーの司令塔・MF大塚剣士が左足PKを決めて3-1。一方の神村学園は10番MF下川床勇斗が印象的な動きを見せていた。ボールを奪う感覚にも優れたMFは味方を活用しながら局面を何度も突破。左足の展開力も備えた大塚は厳しいチェックを受けてもFKを奪う巧さがあった。

 また、SB松井大翔が左サイドからスピードを活かした攻撃参加を連発する。粘り強い守りから彼らの攻撃力や連動した崩しで追撃しようとした神村学園だったが、筑陽学園は生井隼人コーチが「真ん中が良く守ってくれていた」と振り返ったように、CB木京孝太とCB上甲隼輔の両DFらがゴール前で身体を張って得点を許さない。

 逆にアディショナルタイム、筑陽学園は交代出場のFW塩塚玲生がダメ押しゴールを決め、4-1で勝った。国体選抜候補の岩崎は筑陽学園に進学した理由について「福岡県内でも優勝狙える位置にいるし、自分を成長させてくれる」と説明し、球蹴男児U-16の目標については「初戦勝っていいスタートを切れたので、明日からも頑張りたい。全部勝つのを目標にしていくけれども、一つ一つの試合で自分たちの力を出して、みんなが成長できるようにしたいです」と誓った。全18試合のリーグ戦で地力をつけて、福岡を突破し、全国で勝つチーム、個人になる。

(取材・文 吉田太郎)
▼関連リンク
2018 球蹴男児U-16リーグ特集ページ

主審ハンド見逃しが物議…4強で散ったバイエルン、失意の守護神は「信じられないミス」謝罪(16枚)

ミスから失点を招いたGKスベン・ウルライヒ
 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)準決勝第2戦が1日に行われ、レアル・マドリー(スペイン)とバイエルン(ドイツ)が2-2で引き分けた。2試合合計4-3で上回ったレアルが3年連続16度目の決勝進出を決めた。

●欧州CL17-18特集

[球蹴男児U-16リーグ]東福岡は小柄なドリブラー・酒井が攻撃を活性化。1G1Aの活躍

後半、複数のDFに囲まれながらも鮮やかな突破を見せた東福岡高MF酒井大斗
[5.3球蹴男児U-16リーグD1第1節 大津高 4-3 東福岡高 大津球技場]

 東福岡高は1-2の後半序盤から投入されたMF酒井大斗(1年)が1ゴール1アシストの活躍を見せた。

「本当はスタメンで出たかったのもあったけれど、スタメンで出られなかった。負けている状況でしたし、途中出場で体力もあったのでしっかりと結果を残していきたいと思っていました」という160cmのドリブラーが東福岡の攻撃を活性化した。

 後半17分には1タッチのラストパスでFW日高駿佑(1年)の同点ゴールをアシスト。その後も右サイドからの非常に切れ味のあるドリブルで2人、3人とかわしてチャンスを作り出した酒井は、2-4の43分にゴールも奪う。日高のスルーパスからオフサイドギリギリで抜け出すと、ファーストタッチこそやや流れたものの、立て直してから右足シュートをゴールへ流し込んだ。

 ただし、本人はチャンスメークしたプレーも、ゴールについても不満げ。右サイドを完全に破ってGKとDFの間にラストパスを入れたシーンは味方に合わせられなかったことを悔しがり、ゴールはパスを引き出すタイミングの悪さとトラップの乱れに首を振った。

 自分のプレーに妥協はしない。そう感じさせるような言葉を発していた酒井が東福岡に進学した理由ははっきりとしたものがある。小学6年時に選手権福岡県予選決勝で東福岡が九州国際大付高に1-0で勝った試合を見て、MF中島賢星(現岐阜)ら東福岡の選手たちの動き、勝利に「鳥肌が立った」ほど興奮し、東福岡でプレーしたいと考えたからなのだという。「中3の時(FCグローバル)に色々誘ってもらったけれども一番最初に行きたいと思ったところに来た」。その東福岡で持ち味の初速のスピードを活かした突破やシュート、クロスを磨き、スタメンを勝ち取ってチームに多くの白星をもたらす。

(取材・文 吉田太郎)
▼関連リンク
2018 球蹴男児U-16リーグ特集ページ

[MOM2493]大津DF金子遼太郎(1年)_CB転向1か月で見せた好守。勝ち越し弾も

大津高CB金子遼太郎は好守で勝利に貢献
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[5.3球蹴男児U-16リーグD1第1節 大津高 4-3 東福岡高 大津球技場]

 スコアは4-3の撃ち合いに。互いに攻撃の目立つ結果となったが、大津高の古閑健士監督はマン・オブ・ザ・マッチにインターセプトを連発していたCB金子遼太郎(1年)の名を推した。

 大津に入学するまではボランチだったが、入学するタイミングでCBへ転向。そこから1か月ほどで先発を任されるまでになった。古閑監督は「安定しているし、ぐっと力が入るところがある。カバーリングもいい」とコンバートの理由を説明していたが、その金子が読みと守備能力の高さを活かして東福岡の攻撃をよく食い止めていた。

 金子はインターセプトの本数を増やすことができたことについて納得の表情。加えて1-1の後半7分にはMF荒木慶翔のCKから「いいボールが来た。ほとんど触るだけだったのでそこに集中して当てられたので良かった」というゴールを決めてみせる。そして、終盤にはチームメート同士で声を掛け合いながら守り、東福岡の反撃を凌ぎきった。

 DF同士の距離感が悪かったところなどを反省。それでも荒木が「守備が結構できる選手。自分は逆なので尊敬しています。急にCBになってそれでこなせているので凄いと思います」と称賛するなど、金子はその守備能力の高さによって信頼を得ている。

 ボランチへの未練がゼロではないが、憧れの選手がMFイスコからCBセルヒオ・ラモスに変わってきたこともCBで成長するという思いの表れだ。この日つけた5番は現鹿島のCB植田直通らが背負った番号。「伝統がある5番なので頑張っていきたいです」と語るCBが、目標の日本一を大津で達成するためにCBで進化を続ける。

(取材・文 吉田太郎)
▼関連リンク
2018 球蹴男児U-16リーグ特集ページ

[球蹴男児U-16リーグ]1年生もアツい戦い繰り広げた宿敵対決。大津が4-3で東福岡に撃ち勝つ

後半35分、大津高はMF坂本充(右)が決勝ゴール
[5.3球蹴男児U-16リーグD1第1節 大津高 4-3 東福岡高 大津球技場]

 九州の強豪校が長期に渡るリーグ戦を通して1年生選手の育成および指導者のレベルアップを図る「2018 球蹴男児U-16リーグ」が3日、開幕。開幕戦で組まれた大津高(熊本)と東福岡高(福岡)のビッグマッチは連覇を狙う大津が4-3で勝った。
 
 大津のMF荒木慶翔は「中学のときのチーム(ブレイズ熊本)の上手い人(MF青木俊輔、左SB野口明)が行っていたので、負けたく無かった。まだこれからもたくさん試合があるけれど、東福岡に勝てたのは自分的には結構嬉しい。他のチームにも勝っていきたいと思います」と素直に勝利を喜んでいた。

 九州の高体連チームとして唯一高円宮杯プレミアリーグを戦う東福岡と、昨年はプレミアリーグで戦っていた“公立の雄”大津。今年の九州新人戦決勝でも対戦(大津が3-1で勝利)している両雄の対戦は、互いに“1年生らしい”ようなミスも散見していたが、ライバル校の選手、関係者も唸るような高いスキルの応酬、スピード感の速い展開となった。

 立ち上がりの2分に大津は左サイドを崩してFW宮原愛輝がいきなり決定的なヘッド。大津はその後もセンス高い10番MF藤井瑛斗やMF一橋昌樹らがボールを動かし、仕掛けていく。だが、先制したのはすぐに試合に慣れてボール保持の時間を増やしていた東福岡。14分、テンポよく右から左へボールを動かすと、最後はMF上田瑞季のパスから左サイドでDFをかわしたFW原田卓郎が右足シュートを叩き込んだ。

 181cmCB重枝幸助と184cmCB左座佑真中心に守る東福岡は30分にも上田がクロスバー直撃のミドルシュート。流れよく試合を進めていたが、大津は28分、CB本多陸也の縦パスで抜け出した宮原が右足シュートをねじ込んで同点に追いついた。

 そして後半7分には、後半に動きが好転してパススタイルの中心になっていた荒木のCKからCB金子遼太郎がヘディングシュートを決めて勝ち越し。東福岡も17分にMF酒井大斗のダイレクトパスからFW日高駿佑が決めて同点に追いつくが、大津は直後に交代出場のFW長友陸翔が決めて再び勝ち越す。

 東福岡は交代出場の160cmドリブラー、酒井が右サイドで存在感。2、3人かわしてラストパスを供給するなど相手DFを脅かす。だが大津は最終ラインでよくインターセプトしていた金子らを中心に守ると35分、左ロングスロー後の混戦から交代出場のMF坂本充が右足シュートを決めて4-2。対してサイドからチャンスを作る東福岡も43分に日高のスルーパスで抜け出した酒井が右足で決めて再び1点差とする。

 3分以上のアディショナルタイムを消化する前に試合終了の笛が鳴り、一時騒然。再開後も東福岡がゴールを目指したが、「(選手たちも)絶対に負けられない相手、となっていました」(古閑健士監督)、「最後の方は走りの勝負だという、そういうところで耐えられたので良かった」(金子)という大津がライバルに1点差で競り勝った。

 荒木は大津での3年間の目標と、球蹴男児での目標について「大津での目標は3年間ずっと試合に出続けること。球蹴男児では3連覇を絶対にしないといけない」ときっぱり。目標達成、3年間の進化へ向けて大津が好スタートを切った。

(取材・文 吉田太郎)
▼関連リンク
2018 球蹴男児U-16リーグ特集ページ