「韓国人の眉をひそめさせた」EL決勝でアトレティコファンが掲げた旗に物議

ELを制したアトレティコ・マドリー
 16日に行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)決勝のマルセイユアトレティコ・マドリーで、アトレティコの観客席で旭日旗が掲げられたことに対し、韓国側が抗議の姿勢を示しているようだ。

「決勝戦でまた旭日旗が登場し、韓国人ファンの眉をひそめさせた」と報じたのは韓国『中央日報』。FWアントワーヌ・グリエーズマンの2ゴールなどでアトレティコが3-0の快勝を飾った一戦について、「試合中、観客席で旭日旗が何度も画面に映った。準決勝第2戦でも観客席に旭日旗が登場して論議を呼んだが、決勝でも同じことが発生した」と指摘している。

 アトレティコサポーターは4日に行われた準決勝第2戦でも旭日旗を掲げており、韓国の広報専門家であるソ・ギョンドク氏は「アトレティコ・マドリーのユニホームが旭日旗と似た赤縞のデザインだとしても、サポーターが旭日旗を持って応援するのは間違いだ」と、アトレティコのクラブ関係者に抗議のメールを送っていたという。

 同氏はこの時にアトレティコサポーターによる旭日旗応援への制裁を要請しており、今回も何らかの動きに出るかもしれない。

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体験者が明かす…W杯メンバー選考とその苦悩

2002年6月9日、日本はロシアに勝利しW杯で初勝利
 ロシアW杯まで2か月あまりとなったところで、日本代表に西野朗新監督が就任。本大会のメンバーは“白紙”の状態に戻され、23人の行方の注目度は日に日に高まっている。
 いまから16年前……自国開催を目前に控え、日本はかつてないほどのサッカー熱に包まれていた。日韓W杯のメンバー選考にコーチとして立ち会った山本昌邦氏が、当時の記憶を紐解いてくれた。


ロシアW杯開幕まで1か月に迫った今月14日、35人の予備登録が締め切られた。国内合宿、テストマッチ(5月30日ガーナ代表戦@日産スタジアム)を経て、日本代表は5月31日に予定されている発表で、本登録23選手が決定する――。

 6月4日に締め切りとなる23人の本登録の選手は、予備登録に入った35人の中からしか選べなくなりますが、これは“準備”のための手順。W杯は大きなお金が動く大会で、選手もお金を稼いでしまうことから商業ビザを取る必要があるんです。ビザの取得には手間も費用も要しますから、予備登録を“第一段階”としてふるいをかけることになります。

 ほかにも理由はあります。本大会前にはFIFAが選手の情報を世の中に発信しなければならないのですが、誰が選ばれるかわからない状況から資料をつくるよりも、35人分のデータをつくっておいて、そこから23人分の情報を抜き出すほうが、混乱なく素早く処理できます。

 加えてFIFAの“演出”という側面もあると思います。35名が予備登録されればそれがニュースになり、さらに23名に絞ったタイミングでまたニュースになる。

 事務的な役割だけでなく、エンターテインメントの意味合いも含んでいるのが、予備登録なんです。一見、無駄なステップかもしれませんが、地球規模のビッグイベントを迎えるにあたって、平等性を保つためにも必要な手順だと言えるでしょう。

 ロシアW杯から予備登録のメンバーが30名から35名に増えたように、FIFAとしても大会とともにレギュレーションの部分も改善を重ねてきています。1998年のフランス大会から32チーム制になり、今回で6回目を数えようとしていますが、いよいよ成熟してきた感はありますね。

2002年5月ーー日韓W杯まで残すところ1か月。日本代表コーチだった山本昌邦は、予備登録のメンバーを含む26名とともに、欧州遠征に臨んでいた。誰が入って、誰が落ちるのか。世間からの注目が高まる中、“トルシエジャパン”は欧州遠征の帰国から数日後に23名を発表することになっていたーー。

 日韓大会のときも23名に絞り込むのが一番難しい作業でした。

 事前合宿から決勝まで、選んだ23人で1か月以上戦います。もし調子を落とした選手がいたら、調子が悪いまま大会を戦うことになるため、1人欠いた状況と等しくなってしまう。そこでコンディションがカギになるのですが、加えてチームの中での“役割”というのもすごく重要になってきます。

 まずは、スタメンで90分戦える選手。そこに、流れを変えられる選手や極端な特徴を持っているスペシャルな選手を加えていく。限られた人数で編成していく中で、複数のポジションを高いレベルでこなせる選手は非常に貴重な戦力になります。ユーティリティな選手が1人でもいると、戦術的にゆとりを持てるからです。

 いまは同じフォーメーションを使い続けて勝てるような時代ではありません。相手の弱点をいかに突くか、こちらの弱点を突かれたときにどうカバーするか。フォーメーションと選手の組み合わせを状況に応じて何百、何千もシミュレーションした上で、W杯本番では23人に落とし込んでいくわけです。

 もうひとつポイントとなるのが、23人の一体感。日韓大会では中山雅史(沼津)と秋田豊が最後の最後でメンバーに名を連ねました。彼らはメンバー発表直前の欧州遠征には帯同していません。欧州遠征ではレアル・マドリーとノルウェー代表に連敗してチームが追い込まれてしまったときに、「いまのチームで大会を戦い抜くのは厳しい。あの2人が必要だ」ということに気がつき招集することになったのですが、最後の23人を選ぶまでは苦悩の連続でした。

 ノルウェーで遠征最後の試合を終えた後、(フィリップ・)トルシエ監督、私を含めた3人のコーチングスタッフ、通訳の(フローラン・)ダバディの5人で、誰を選ぶかミーティングを行いました。模造紙に名前を書いていったのですが、証拠が残らないようにノートは一切とらない。ようやくメンバーが決まったところでトルシエ監督だけがメモをとって、模造紙はすべて細かく破いたうえで残さず処分し、「知っているのはここにいる5人だけ。これで漏れたらこの中の誰かだから」という状況にしました。

 メンバー発表当日、日本サッカー協会の人間ですら、中山と秋田の名前に驚いたくらい情報管理を徹底したのです。

2002年5月17日、運命の発表を行う30分前に日本サッカー協会にFAXが届いた。フランスにいるトルシエ監督から送られた最終メンバーのリストだ。日韓大会は日本が出場した5大会で指揮官の口から発表されなかった唯一のメンバー発表となった――。

 ノルウェーで23人の登録メンバーを決めた後、トルシエ監督が日本に戻るとメディアに追いかけまわされてストレスになるので、日本には帰らず、フランスで休養することを勧めました。自国開催を前にした異常な熱狂により、すでに彼のストレスはピークに達しようとしていたからです。こうして、故・木之本興三強化推進本部副本部長がメンバーリストを読み上げることになり、その後にトルシエ監督が帰国するという段取りに決まりました。

 一方、私は23人のメンバーリストを胸に秘めたまま26人の選手と同じ飛行機で帰国。W杯のメンバー入ることに人生を懸けている人ばかりですから、正直かなりつらかったです(苦笑)。「ここにいる全員が候補になっているけど、発表は当日の生放送のテレビを見てくれ。それがすべてだ」と選手に伝えて解散しました。

 じつを言うと、ほかにも懸念材料はありました。トルシエ監督の性格を考えると、何日か経ったら考えを改めて違う選手を選んでくるんじゃないか……。5人で徹夜でミーティングをして決めても、最終的な判断をするのは監督ですから。バランスを考え抜いた上で決めた23人だったので、代わっていたらどうしよう……と不安もあったんですけど、トルシエ監督が最終決定した23人はミーティングで選んだ23人と一緒だったので胸をなでおろしました(笑)。

1998年フランス大会にはじまった日本のW杯の歴史は、2018年ロシア大会で6回目を数える。西野朗監督のもと、日本代表はどのような23人で決戦に挑むのだろうか――。

 これまでW杯のメンバー入りをはたした日本人は78選手います。4大会でメンバー入りしているのは川口能活(相模原)と楢崎正剛(名古屋)で、3大会は中田英寿小野伸二(札幌)、稲本潤一(札幌)、遠藤保仁(G大阪)。フィールドプレイヤーとして3大会でメンバー入りしている4人は偉大ですよ。

 GKの2人は長きにわたって日本代表を支えた存在ですが、川口がフランス大会(1998年)とドイツ大会(2006年)、楢崎が日韓大会(2002年)と、レギュラーは交互に務めたので、川口が6試合、楢崎は4試合の出場にとどまっています。では、W杯に最も出場した日本人は誰かという話になると、やっぱり中田がすごい。日本人最多となる10試合に出場していて、そのすべてでスタメンを飾っています。

 中田の牙城に迫っていて(バヒド・)ハリルホジッチ前監督にも選出されていたのが、長谷部誠(フランクフルト)、本田圭佑(パチューカ)、岡崎慎司(レスター)、長友佑都(ガラタサライ)、川島永嗣(メス)の5人。南アフリカ大会(2010年)とブラジル大会(2014年)で選出されている彼らは、現在7試合に出場しています。仮の話をしますが、ロシア大会のメンバーに選出されてグループリーグ3試合に出場したら出場試合は「10」になって中田とタイ記録に。決勝トーナメントまで行ったら11試合出場で記録更新となります。

 どんなメンバーが選ばれるかに日本中の注目が集まっていますが、別の角度から注目してみるのもロシアW杯の楽しみ方のひとつだと思います。

(取材・文 奥山典幸)

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シメオネがグリエーズマンのバルサ移籍話に言及「もし退団するなら伝えたいことがある」

バルセロナ移籍が噂されているFWアントワーヌ・グリエーズマン
 アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督は、もしFWアントワーヌ・グリエーズマンが今夏にバルセロナへ移籍することになったとしても、その決断を尊重したいと考えているようだ。英『メトロ』が伝えた。

 グリエーズマンはUEFAヨーロッパリーグ(EL)決勝マルセイユ戦(3-0)で2ゴールを挙げて優勝を導き、マン・オブ・ザ・マッチも受賞。ついにアトレティコで自身初の主要タイトル獲得となったが、その一方でバルセロナへの移籍話も取りざたされている。

 報道によると、アトレティコと2022年まで契約を残しているグリエーズマンに対し、バルセロナは提示された契約解除金を支払うつもりでいるという。

 シメオネ監督はグリエーズマンがたとえ退団を決意したとしても、それを受け入れるだろうと発言している。

「彼が何を望んでいようとも、私はハッピーだよ。彼は自分の持っている全ての力を出してくれた。私は彼のことが大好きだ。もし来季も残ってくれるなら素晴らしい。ともに成長していける」

 指揮官はグリエーズマンのアトレティコ残留の希望ものぞかせつつ、「もし退団するのなら、私がいかに彼を愛しているかを伝えたい」と語った。

●リーガ・エスパニョーラ2017-18特集

シメオネがグリエーズマンのバルサ移籍話に言及「もし退団するなら伝えたいことがある」

バルセロナ移籍が噂されているFWアントワーヌ・グリエーズマン
 アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督は、もしFWアントワーヌ・グリエーズマンが今夏にバルセロナへ移籍することになったとしても、その決断を尊重したいと考えているようだ。英『メトロ』が伝えた。

 グリエーズマンはUEFAヨーロッパリーグ(EL)決勝マルセイユ戦(3-0)で2ゴールを挙げて優勝を導き、マン・オブ・ザ・マッチも受賞。ついにアトレティコで自身初の主要タイトル獲得となったが、その一方でバルセロナへの移籍話も取りざたされている。

 報道によると、アトレティコと2022年まで契約を残しているグリエーズマンに対し、バルセロナは提示された契約解除金を支払うつもりでいるという。

 シメオネ監督はグリエーズマンがたとえ退団を決意したとしても、それを受け入れるだろうと発言している。

「彼が何を望んでいようとも、私はハッピーだよ。彼は自分の持っている全ての力を出してくれた。私は彼のことが大好きだ。もし来季も残ってくれるなら素晴らしい。ともに成長していける」

 指揮官はグリエーズマンのアトレティコ残留の希望ものぞかせつつ、「もし退団するのなら、私がいかに彼を愛しているかを伝えたい」と語った。

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シメオネがアトレティコ退団のF・トーレスを称賛「偉大な遺産を残してくれた」

シメオネ監督がFWフェルナンド・トーレスを称賛
 アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督が今季限りで退団するFWフェルナンド・トーレスに賞賛の言葉を贈っている。英『スカイ・スポーツ』が伝えた。

 アトレティコの下部組織出身のトーレスは2007年、リバプールへの移籍でクラブを去ったが、2015年に復帰。そして今季終了後、2度目の退団をすることになった。シメオネ監督は絶大な人気を誇るクラブのアイドルについて、UEFAヨーロッパリーグ(EL)決勝マルセイユ戦(3-0)後、次のように語っている。

「フェルナンド・トーレスのためにも優勝できてよかった。私はこれまで、彼に何も与えられなかった。だが、彼は私たちの持つ全てを体現する選手だ」

「彼はチームメイトに対しても、クラブに対しても、偉大な遺産を残してくれた。日曜日の試合では、素晴らしい退団セレモニーが開かれることを望んでいる」

 アトレティコは20日のリーガ・エスパニョーラ第38節でエイバルとホームで対戦。これがF・トーレスにとってのラストゲームとなる。

 シメオネ監督は「まだシーズンは終わっていない。2位を確実にするためには、あと勝ち点1が必要だ。ライバルたちに実力を示すという意味でもね」と勝負にこだわる姿勢を示した。

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シメオネがアトレティコ退団のF・トーレスを称賛「偉大な遺産を残してくれた」

シメオネ監督がFWフェルナンド・トーレスを称賛
 アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督が今季限りで退団するFWフェルナンド・トーレスに賞賛の言葉を贈っている。英『スカイ・スポーツ』が伝えた。

 アトレティコの下部組織出身のトーレスは2007年、リバプールへの移籍でクラブを去ったが、2015年に復帰。そして今季終了後、2度目の退団をすることになった。シメオネ監督は絶大な人気を誇るクラブのアイドルについて、UEFAヨーロッパリーグ(EL)決勝マルセイユ戦(3-0)後、次のように語っている。

「フェルナンド・トーレスのためにも優勝できてよかった。私はこれまで、彼に何も与えられなかった。だが、彼は私たちの持つ全てを体現する選手だ」

「彼はチームメイトに対しても、クラブに対しても、偉大な遺産を残してくれた。日曜日の試合では、素晴らしい退団セレモニーが開かれることを望んでいる」

 アトレティコは20日のリーガ・エスパニョーラ第38節でエイバルとホームで対戦。これがF・トーレスにとってのラストゲームとなる。

 シメオネ監督は「まだシーズンは終わっていない。2位を確実にするためには、あと勝ち点1が必要だ。ライバルたちに実力を示すという意味でもね」と勝負にこだわる姿勢を示した。

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ブッフォンが今季限りでユーベ退団…去就については「いくつかのオファーがある」

GKジャンルイジ・ブッフォンが今季限りでのユベントス退団を発表した
 ユベントスのイタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォン(40)が17日に記者会見を行い、今季限りでユベントスを退団することを発表した。

 会長のアンドレア・アニェッリ氏と会見に臨んだブッフォンは「土曜日がユベントスでプレーする最後の試合になる」と、19日にホームで開催されるセリエA第38節のベローナ戦がユベントスの選手としてのラストゲームになると明言。今後については「いくつかの非常に興味深いオファーを受けている」と明かし、来週中に決定すると話した。

 パルマの下部組織で育ったブッフォンは17歳だった1995-96シーズンにトップチーム昇格を果たし、1995年11月のミラン戦でセリエAデビュー。2001年7月にGKとして当時史上最高額となる移籍金でユベントスに加入した。

 移籍1年目からスクデット獲得に貢献すると、2002-03シーズンには連覇を達成。2006-07シーズンにイタリアサッカー界を揺るがすカルチョ・スキャンダルでユベントスはセリエB降格を余儀なくされたが、ブッフォンはチーム残留を決意し、名門復権に尽力した。ユベントスではセリエAで9回、コッパ・イタリアで4回、イタリア・スーパー杯で5回の優勝を経験するなど、19個のタイトル獲得に貢献している。

 ユベントスの選手としては、これまで公式戦通算655試合に出場。また、イタリア代表では1997年10月にデビューを飾り、国際Aマッチ通算176試合に出場している。2006年のドイツW杯では7試合2失点の安定した守備でイタリアを優勝に導いた。

 ユベントスで17年プレーしてきたブッフォンは「私にとってユーベは家族であり、家族の1人として受け入れられていることを光栄に思っているよ」とクラブへの感謝を述べている。

●セリエA2017-18特集

[東海]土井智之が劇的な後半AT決勝弾!雨中の上位対決は常葉大浜松が静産大を破る:第2節延期分

MF土井智之が後半アディショナルタイムに劇的決勝弾を決めた
 第57回東海学生サッカーリーグ1部は13日、天皇杯予選の影響で延期となっていた第2節1試合分を行った。

 常葉大学浜松キャンパス静岡産業大の上位対決は、接戦のままスコアは動かない。ともにシュート数は2本と少ない状況で前半を折り返した。後半になっても展開は変わらることはなく、後半の45分間も互いにシュート2本で試合は後半アディショナルタイムに突入する。

 しかし、常葉大浜松のMF土井智之(3年=神戸弘陵高)が試合を大きく動かす。後半アディショナルタイム2分過ぎ、中央を突破した土井が右足シュートを放ち、ゴールネットに突き刺した。試合はそのまま終了し、劇的弾で常葉大浜松が雨中の激闘を制した。

結果は以下のとおり

【第2節】
4月14日(土)
[竜洋スポーツ公園サッカー場]
静岡産業大 0-1 常葉大学浜松キャンパス
[常]土井智之(90分+2)

●第57回東海学生1部L特集

「プレデター18.1」は内田篤人にピッタリ? スパイクマイスターによる足型診断も(16枚)

「プレデター18.1」を履くDF内田篤人
 アディダスの『プレデター18.1』は、最新のニット素材をアッパーに使用し、ニットならではのフィット感と、凸凹フィン加工のボールコントロール性能に、軽量性も併せ持った最先端スパイクだ。その革新的なスパイクの魅力をDF内田篤人(鹿島)に語ってもらった。

プレデター18の魅力を語り尽くせ!!内田篤人がスパイクの“プロ”と緊急座談会

アディダスの「プレデター18.1」を手に持つDF内田篤人
 アディダスが2017年11月に発売した「プレデター18.1」は、アディダスの伝統とイノベーションを融合した新しいサッカースパイクだ。1994年に登場した初代プレデターからの系譜を受け継ぎつつ、最新のテクノロジーを搭載。まったく新しいプレデターに進化を遂げ、ボールコントロールコンセプトのスパイクとして確固たる地位を築いている。DF内田篤人(鹿島)も昨年11月から実際に「プレデター18.1」着用し。履き心地の良さとボールコントロール性能の高さを実感している。

 ゲキサカでは今回、アディダスでスパイク開発を担当する山口智久氏、日本初のスパイクマイスターとしてゲキサカでもお馴染みのKohei氏に参加してもらい、内田と3人で座談会を実施。「プレデター18.1」の魅力を大いに語り合ってもらった。

座談会を行う(右から)内田篤人、山口智久氏、Kohei氏

山口 まず、あらためて「プレデター18.1」の主な性能をご説明させていただきます。「プレデター18.1」はボールコントロールがコンセプトのスパイク。最新のニット素材を使い、ソックス一体型構造で足をホールドしながらプレデターならではの凸凹フィン構造がプレイヤーのボールコントロールをサポートするのが特長です。昔のプレデターは今に比べてかなり重かったのですが、現在の「プレデター18.1」は軽量化を実現した中で、柔らかいニット素材を使いながら、それでもフィン構造を通じてしっかりとボールに力を伝えることのできるスパイクに仕上がっています。

前足部とインサイドに搭載された凸凹フィン加工がボールコントロールをサポートする

内田 このギザギザの部分ですか?

山口 そうです。この表面の凸凹加工がフィンです。

内田 これ、「フィン」って言うんですね。

山口 魚のヒレみたいな凸凹の形状をプレデターシリーズではずっとフィン形状という形で搭載しており、今回のものはその最新型になります。

内田 ピッチの芝生は水を撒いた影響で濡れていることが多いので、ボールが滑りやすいこともあるんですが、「プレデター18.1」はこの前足部の段差が摩擦を生み出してくれる感じがあって、ボールタッチもしやすい感触があります。正直、この加工はありがたいですね。

Kohei プレデターの系譜が活きている感じがして、フィン加工のボールグリップ性の高さは良いですよね。「プレデター18.1」の履き心地はいかがですか?

内田 履き口に高さがあるスパイクが好きなので、ニットの履き口気に入ってます。くるぶしとか足首を守ってくれている感じがして、安定感があるし、ニット素材のフィット感も良い。試合中の接触プレーで相手に蹴られたりすると、くるぶしのあたりはすぐ出血してしまうんですけど、「プレデター18.1」のようなハイカット形状のニットスパイクは足首をカバーしてくれるので、ケガの予防にもつながっていると思います。


ニットの履き口がフィット感と安定感をもたらす

Kohei なるほど。“足首の保護”という側面もあるということですね。ニットのフィット感はいかがですか?

内田 ソックスを履いているままの延長線という感じで、足がピッタリと包まれている感触は好きですね。前のモデル(エース17.1)と比べたらニット自体も柔らかくなっていますし、ニット素材ならではのフィット感というか、足がキュッと包まれている感触があります。足と一体化している感じで、靴ひもを強く締める必要がないくらいピッタリとフィットしてくれています。

Kohei 「エース17.1」と比べたら断然フィット感が良くなってますよね。私もそれは感じました。他に「プレデター18.1」で気に入っている部分はありますか?

内田 ボールをカーブさせたいときや回転をかけたいときにフィン加工の摩擦が役立っていますし、スタッドのグリップ性も良いですね。足首ごと全体的にニットがカバーしてくれていることでしっかりと踏ん張れます。Jリーグのピッチは綺麗ですが、ACLなど日本と違うピッチコンディションでプレーするときもちゃんとグリップが効くというか、足元が全然グラつかない安定感が気に入っています。

Kohei ニットのフィット感に安定感、ボールコントロール性が兼備されてる感じですね。内田選手は昔から天然皮革のスパイクを履かれてきましたが、ニットのスパイクに履き替えることに違和感はなかったですか?

内田 特に違和感はなかったですね。結構なんでも履きこなせちゃうので(笑)。

Kohei 内田選手は高校時代に「プレデターパルス」を履かれていましたが、昔のプレデターと今のプレデターを比較してどういう違いを感じますか?

内田 昔のプレデター、全然覚えてないです……(笑)。

Kohei 当時のプレデターの写真を用意してきました。これです。

左がプレデターパルス、右がプレデター18.1

内田 (写真を見て)あー、このスパイクね! 思い出しました。その黒・白・赤のカラーは印象に残っています。昔のプレデターはこういう色使いの印象が強いですね。名波(浩)さんとかも履いていましたよね? このころのプレデターは結構重かった印象があるので、今のほうが断然軽いと思います。フィット感も今のほうが良くなっていますし、ボールに触れた感触というか、どこでどのくらいボールタッチしているかという感覚も「プレデター18.1」のほうが分かりやすいですね。見た目とか色とかは昔のプレデターのほうが好きですけど(笑)。

山口 “軽さ”の面では今のプレデターのほうが断然軽く感じられますか?

内田 そうですね。軽さは昔のプレデターと今のプレデターの大きな違いだと思います。「プレデター18.1」を履いていても、“このスパイク重いな”という印象はないですし、快適に履けています。高校のころは取替え式のプレデターをよく履いていたので、その印象もあるかもしれません。やっぱり取替え式のほうが重いじゃないですか。あのころは取替え式のスパイクを履けることがうれしかったんですよ。県大会とかで勝ち進まないと天然芝のグラウンドで試合ができなかったので。

Kohei 高校時代のスパイクに対する思い入れが聞けて感激です。好きな“スパイクの色”はありますか?

内田 黒です!

山口 毎回言ってますよね。黒のスパイクが好きだって。

内田 こういうインタビューのときは毎回言ってます。黒のスパイクってやっぱりカッコいいんですよね、自分の中で。(アディダスに)「真っ黒なスパイクを出してください」ってリクエストしているのに出してくれないんですよ。テスト用のサンプルスパイクって真っ黒じゃないですか。あれでいいんですよ。あの真っ黒なスパイクが一番好きです。あとはシンプルなデザインが好きですね。

山口 黒以外で、好きなスパイクの色を強いて挙げるなら?

内田 赤かなー。鹿島カラーだし。

Kohei 好きなスパイクの色は人それぞれ好みがありますよね。今まで履いてきたスパイクの中で特に思い入れのあるスパイクはありますか? 内田選手が高校時代から今まで履いてきたスパイクの写真を用意してきました。

タブレットに映し出された過去の着用スパイクの写真を見る

内田 思い入れのあるスパイクは結構ありますよ。プレデターパルスはシュータン(靴のベロ部分)の折り返しのところのゴムバンドをどの位置に通すか、いろいろ試行錯誤しながら履いた思い出があります。

山口 「あの試合に勝ったときのスパイク」という形で思い入れのある選手もいれば、試合やプレーに関係なく、純粋にスパイクそのものに思い入れがある選手もいると思いますが、内田選手の場合はどちらですかね?

内田 どちらかというと試合かな……。試合中にスパイクが脱げちゃって、(田中マルクス)闘莉王さんにスパイクを拾ってもらったときは、このスパイクを履いていたなとか、そういう印象は残っています。

Kohei スパイクを履くときのゲン担ぎはありますか?

内田 特にはないです。ピッチに右足から入るぐらいですかね。あとは気が付いたときに左足からピッチを出るとか。

山口 どっちの足からスパイクを履くとかもないですか?

内田 特に決めてないです。スパイクを履くときのルーティーンはないですね。

Kohei 試合での固定式スタッドと取替え式スタッドの選択はご自分でなされていますか?

内田 そうですね。それは自分で決めています。ドイツにいたときは試合ではほぼ取替え式スタッドを使用していました。ドイツのスタジアムのピッチはかなり緩いですし、試合前に水もかなり撒かれるので、取替え式スタッドでないと滑ってしまう。固定スタッドのスパイクを履いて試合で滑った日には、そのあと1~2か月ぐらいは試合で起用してもらえなくなったりするので。そういうところは厳しいというか、ちゃんとしておかないといけない部分ですね。

山口 日本のピッチだと取替え式のスパイクはほぼ要らない感じですよね?

プレデター18.1のソールにはダイヤモンド型スタッドを搭載

内田 自分の場合は日本だと固定式のスパイクで十分ですね。芝生も短いし、日本のほうが綺麗に整備されているので、固定式スタッドのほうがプレーしやすいです。

山口 ACLや過去の代表戦など、アジアのピッチはどうですか?

内田 中東のスタジアムのピッチはやっぱり芝生が柔らかいですね。ドイツとはまた違った柔らかさで、芝がホワホワしているんですよ。だから代表戦のときとかは取替え式スタッドを選ぶことが多かったですね。

山口 今、中東で試合をするとなったら固定と取替え、どちらを選ぶことが多くなりそうですか?

内田 どうだろう。ケースバイケースで、試合のピッチコンディションを見て選ぶと思いますよ。中東の中でもスタジアムによってピッチ状態は全然違いますから。

Kohei そういうところは今の中高生も参考になりますね。各試合会場のグラウンドコンディションに合わせて固定式か取替え式かしっかり選び分けるのは大事なことですよね。スパイクの手入れに関する話もお聞きしたいのですが、プロになってからスパイクの手入れはどうしていますか? チームのホペイロの方に任せている感じですか?

内田 そうですね。シャルケにはエキップマネージャー(ホペイロ)がいましたし、ベルリンにもエキップマネージャーがいたので、基本的にはそういう方にスパイクの手入れは任せていました。でもシャルケのときは試合で使うスパイクは自分で選んで、試合前日に専用のバッグに入れておかないと試合会場まで持っていってくれなかったので、試合前日に自分で手入れすることもありました。自分が履くスパイクなので自分で手入れするのは当然ですよね。雨が降っているときはボールが濡れているので、ボールタッチするたびにアッパーの汚れが自然にキレイになったりすることもあって、これで手入れはオーケーというときもありました(笑)。入念に磨いてピカピカにするというよりは、必要最低限に綺麗にしておけば大丈夫というスタンスでしたね。

山口 かといって、内田選手の場合はスパイクを頻繁に新しくすることも少ないですよね?

内田 すぐに新しいスパイクに履き替えることはしないです。提供してもらったら、その分をしっかりと履き込んでいくタイプですね。物持ちはいいほうです(笑)。

山口 練習はこっちを履いて、試合ではこっちというような使い分けもしていますよね?

内田 試合用と練習用は分けています。スパイクが伸びすぎたり緩くなったりするのは嫌なので、練習用スパイクは2~3足で回しながら、試合用は1足を決めて、練習用と試合用で使い分けています。

Kohei 練習用スパイクと試合用スパイクの使い分けは今の中高生も参考になりますね。中高生は毎日の練習でガンガン使用するので、練習用と試合用を分けることで試合用スパイクを休ませることもできますし、手入れする時間も取れますからね。最後にもし良かったら素足を見せていただけませんか? 足型を見てその人にどういうスパイクが合うかという足型診断もやっていまして、日本のトップのプロ選手がどういう足型をしているのか興味があって、もし良かったら是非お願いします。

内田 そういうことならいいですよ。でも、右足と左足でだいぶ大きさが違うんですよね。

Kohei 人差し指が一番長いギリシャ型の足型ですね。横幅は標準ぐらいで、甲も標準ぐらいの高さです。サッカー選手としてはかなり綺麗な足だと思います。指もスラッとしていますし、大きな変形なども見受けられません。私もギリシャ型なんですが、他には親指が一番長いタイプのエジプト型の足型もあって、人間の足は大きく分けてこの2つの足型に分類されます。ちなみに「プレデター18.1」は前足部の形状が真ん中で先細っているので、ギリシャ型の足型なら履きこなしやすいスパイクだと言えます。幅や甲の高さを見ても、内田選手の足に「プレデター18.1」は問題なく合うスパイクですね。ありがとうございました!

プレデター18.1について語り尽くした(左から)山口智久氏、内田篤人、Kohei氏

 サッカー選手にとってスパイクは欠かすことのできない“相棒”だ。内田篤人が現在愛用している「プレデター18.1」はニット素材のフィット感に、軽量性、ボールコントロール性能が組み合わさった最先端スパイク。選手のパフォーマンスを最大限サポートしてくれるのは間違いない。

“バケモン”“ヤバイ”興國のスーパールーキー、FW樺山諒乃介。目指すは代表入りと「大迫超え」

興國高のスーパールーキー、FW樺山諒乃介はインハイの悔しさを選手権でぶつける
 来季からのレノファ山口加入内定が決まった左SB起海斗(3年)が「バケモンです。あんな選手、見たことないです」と語り、J注目の快足アタッカー・10番FW村田透馬(3年)は「(中学時代の彼の)動画を見た時に、興國の中でも『ヤバイ』みたいになっていた」と明かす。

 今年、FW大垣勇樹(現名古屋)、MF西村恭史(現清水)、FW島津頼盛(現金沢)と3選手をJリーグに送り出した“育成の興國高”の逸材たちが認めるスーパールーキー。入学からまだ1か月強のFW樺山諒乃介(1年)について、賛辞ばかりが聞こえてくる。

 大阪の強豪、RIP ACE時代にクラブユース選手権関西大会でMIPに選出されるなど注目されていたエースは、高円宮杯プレミアリーグのJクラブユースや高体連の強豪などが争奪戦を繰り広げた末、大阪の新鋭・興國で3年間プレーすることを決めた。「Jは環境良いんですけれども、僕自身、高校サッカーがテレビで見ていて格好良くて、元々性格が目立ちたがり屋なので、一発(高校サッカーで上を)目指したいのとプロになりたいと思って決めました」。他にも理由がある。まず一つめは同じ中学校出身の村田の存在だ。

 所属していたクラブチームは違ったものの、中学時代、村田とは一緒に遊んだり、軽くボールを蹴る機会もあった先輩なのだという。その村田は興國の2年間で飛躍的成長。「俺が中3になった時に(村田)透馬くんを見たら化けていて、足速かったくらいの人がここまでドリブル上手くなっていた。興國を選んだ理由は透馬くんの存在が大きかった」と説明する。

 また興國の、常に判断力を求められるサッカーにも刺激を受けた。そのドリブルスキルの高さ、左右両足から放つキック、シュート、スピードに対する評価も高い樺山だが、飛び抜けた身体能力がある訳ではない。それだけに「技術とかサッカーIQで勝っていくスタイルが良かった」という樺山は現在、興國で徹底的に“魅せる”プレーと個人戦術を磨いている。

 入学直前の春休み、Aチームに帯同して行った鹿児島遠征では選手権16強の神村学園高(鹿児島)相手にスーパーミドルでゴール。先輩たちをまた驚かせたFWは、4月のインターハイ予選初戦でも先輩たちを押しのけて先発出場し、2ゴール1アシストを記録している。

「ネイマールとか、ロナウジーニョとか、ブラジル人のサッカーが格好いい。魅せて、自分も楽しみつつ、周りも楽しませて、会場を沸かせる。何よりも自分、目立ちたがりなので目立って『格好いい』とか、『凄い』と言われたい。それを言われた時は調子いいし、そのあとのプレーも良いんです」。注目ルーキーは観衆から「格好いい」、「凄い」と常に言われる選手を目指す。

 インターハイ予選は雨中の6回戦(13日)で関西大北陽高にPK戦で敗戦。延長戦を含めてフル出場した樺山はテクニックとスピードを発揮し、チャンス、決定機を作り出したというが、夏の全国出場を果たすことはできなかった。それでも内野智章監督が「あのピッチコンディション、あの緊張感の中で1年とは思えないドリブルや発想は強烈でした。間違いなく1年生としては興國史上最高です」と絶賛する選手は、悔しさを糧に成長を遂げる。課題の運動量をより増やし、シュート精度向上にもこだわってどんな試合でも結果を残す。

 現在の目標は年代別の日本代表入り。「めっちゃ入りたいです。外国人とか、自分よりもめっちゃ能力高いやつとやって、抜けて成功体験を重ねたい」。経験したことのないような高いレベルで揉まれながら、より成長を加速させたいという思いがある。

 インターハイ予選で敗退したことで、代表入りへのアピールをする機会は限られてしまった。だが、国体選抜などで評価を上げ、今年代表入りの目標を達成すること。そして、高校サッカーで「目立つ」ためにも、冬の選手権には必ず出場しなければならない。「大迫(勇也)選手が10点(首都圏開催移行後の得点記録)。全国出たら、あれを超えたい。自分はネイマールとかブラジルの選手に憧れていて、観客を沸かせるサッカーが好き。見せつつも、大迫選手を超えるように」と語る樺山。出鼻をくじかれたが、ここから上へ登り続けて必ず高校サッカー界を驚かす存在になる。

(取材・文 吉田太郎)

新潟でのデビュー戦は古巣横浜FM戦…GK田口潤人が気迫セーブ、飯倉とはユニ交換

GK田口潤人が古巣戦を戦い終えた
[5.16 ルヴァン杯A組第6節 横浜FM2-1新潟 ニッパツ]

 試合後、ピッチ中央でGK同士がユニフォームを交換するシーンが見られた。アルビレックス新潟のGK田口潤人が、“憧れの先輩”横浜F・マリノスのGK飯倉大樹と同じピッチに立った。

「飯倉さんは僕が1年目の時から、何もできない時から面倒を見てもらって、ご飯も連れていってもらったり。プロサッカーをスタートさせてからいろんなアドバイスをくれた。今日対戦するということで負けたくないと思っていたけど、やっぱり飯倉さんのキャッチング技術は流石だなと思った。GKスキルの差を感じた。改めて越したいなと思いました」

 想像との違いはあれど、“マリノス戦のピッチ”は、夢の瞬間だったに違いない。田口は横浜FMの下部組織出身。年代別代表に名を連ね、15年にトップチームに昇格。ただトップチームでの出場はなく、17年に藤枝MYFCに期限付き移籍。J3で21試合に出場したが、同年オフに契約満了が発表になった。

「改めてマリノスのサポーターの方の声援を感じた。でもそれ以上にアルビのサポーターの方がアップの時、試合中も声をかけてくれて、プレーのたびに『田口ナイス』と声をかけてくれて、アルビのサポーターの後押しをすごく感じた。だからそういった中で結果を出したかったです」

 悔しい結果。ただし新潟でのデビュー戦だったが、後半にビッグセーブを連発するなど、見せ場を十分に作っていた。いずれも止めるは難しいシュートだった2失点については「自分のポジショニングのミス」と反省した田口。通過点を戦い終えた21歳GKは「いいシュートという見方もあると思うけど、自分のポジショニング、壁の配置と枚数、結果論かもしれないけど、もっと出来た。これを糧にしないといけない。ああいうところで冷静になって対応できるように、練習から意識的にやっていきたい」と更なる成長を誓っていた。

(取材・文 児玉幸洋)

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Jリーグが“報復行為”神戸MF郷家友太の処分内容を発表

ルヴァン杯の鳥栖戦で一発退場した神戸MF郷家友太
 Jリーグは17日、ヴィッセル神戸MF郷家友太(18)の処分が決定したと発表した。処分内容は1試合の出場停止。対象試合は20日のJ1第15節・札幌戦となる。

 郷家は16日に行われたルヴァン杯グループステージ第6節・鳥栖戦(1-1)の後半17分に鳥栖DF高橋祐治に倒された際、報復行為のように相手を蹴り上げてしまい、一発退場を命じられた。

 Jリーグは「(公財)日本サッカー協会競技および競技会における懲罰基準に照らして審議した結果、同選手のファウルされた勢いでフィールドに倒れた際、相手選手の下腹部付近を両足で蹴った行為は、『乱暴な行為』に相当すると判断、1試合の出場停止処分とする」と説明している。

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日韓大会の“デマ”にも言及…韓国紙がW杯の「忘れたい黒歴史」を振り返る

韓国代表がW杯の黒歴史を振り返る
 韓国『朝鮮日報』が「『このシーンは、忘れてください』···歴代W杯の韓国代表黒歴史」と題し、韓国代表の苦い記憶の数々を振り返っている。

 韓国のW杯初出場は1954年スイス大会。初戦のハンガリー戦でW杯史上最多タイの点差となる0-9の惨敗を喫すると、続くトルコ戦も0-7で大敗した。1大会おける16失点は歴代最多となっている。

 失点に関しては他にも不名誉な記録を持っており、2002年日韓大会の3位決定戦トルコ戦(2-3)で喫した開始11秒の失点は歴代最速。同紙では「ホン・ミョンボの致命的なミスのせいだった」と指摘している。

 韓国は退場劇でもインパクトを残してきた。同紙は「1998年フランス大会のメキシコ戦でのハ・ソッチュ(現アジュ大監督)の退場は、まだ多くの人々に鮮やかな記憶として残っている」とし、先制直後に後ろからのタックルでレッドカードを受けたハ氏を紹介。1-3の逆転負けを喫した原因になったとして、長い間非難に苦しめられたという。

 図らずも世界から注目を浴びてしまった一発退場もあった。1986年メキシコ大会のアルゼンチン戦(3-1)では、ホ・ジョンム氏がマラドーナ氏に対する激しい守備でレッドカード。当時、このシーンが外信写真を通じて伝えられ、「『テコンドーサッカー』という皮肉を受けた」と、同紙は回想している。

 また、同紙は「デマによる混乱も発生した」と、ピッチ外でのトラブルも紹介。2002年日韓大会の準決勝で韓国がドイツに0-1で敗れた翌日、「ドイツの選手が禁止薬物を使用したため、韓国が決勝に進出することになった」という偽ニュースが広がり、W杯組織委員会と大韓サッカー協会に問い合わせの電話が殺到したという。

 さらに2006年ドイツ大会では、審判の微妙な判定の末に0-2で敗れたスイス戦後、「100万人以上がFIFAに再試合を要求」というデマが回ったようだ。数十万の韓国サポーターがFIFAのホームページに同時アクセスしたと見られ、同紙は「FIFAが韓国IPの接続を遮断する笑えないハプニングまで起った」と自虐的に振り返った。

 今回のロシアW杯で9大会連続10回目の出場となる韓国。グループリーグではF組に入り、6月18日にスウェーデン、23日にメキシコ、27日にドイツと対戦する予定となっている。

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W杯へのサバイバル…JFAがガーナ戦のメンバー発表を当日ライブ配信

18日にガーナと対戦する日本代表
 日本サッカー協会(JFA)は17日、日産スタジアムで30日に開催されるキリンチャレンジ杯のガーナ代表戦に向けた日本代表メンバーの記者発表会見を、インターネットでライブ配信することを発表した。18日の13時から『JFA.jp』(http://www.jfa.jp/jfa_tv/)にて行われる。

 なお、ガーナ戦は30日の19時25分にキックオフ予定。テレビ朝日系列で生中継される。

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ギグス率いるウェールズ、メキシコ戦に向けてメンバー発表…ベイルはCL決勝のため招集外

ウェールズ代表のメンバー発表
 ウェールズサッカー協会は16日、ウェールズ代表メンバー32人を発表した。同代表は28日にカルフォルニアでメキシコ代表と戦う。

 ライアン・ギグス監督は、MFアーロン・ラムジー(アーセナル)やFWハル・ロブソン・カヌ(WBA)、MFジョー・レドリー(ダービー・カウンティ)を代表に呼び戻し、U-21代表から7人を選出した。

 一方で、今月26日にUEFAチャンピオンズリーグ決勝を控えているレアル・マドリーのMFガレス・ベイルや、リバプールのGKダニー・ウォードとFWベン・ウッドバーンの招集を見送った。また、MFジョー・アレン(ストーク・シティ)とDFニール・テイラー(アストン・ビラ)は怪我のためメンバーから外れている。

 以下、ウェールズ代表メンバー

▽GK
ウェイン・ヘネシー(クリスタル・パレス)
クリス・マクスウェル(プレストン)
アダム・デイビス(バーンズリー)
ルーク・ピリング(トレンメア・ローバーズ)

▽DF
ベン・デイビス(トッテナム)
デクラン・ジョン(レンジャーズ)
アシュリー・リチャーズ(カーディフ)
アシュリー・ウィリアムズ(エバートン)
クリス・メファム(ブレントフォード)
トム・ロッキャー(ブリストル)
リーガン・プール(ノーサンプトン・タウン)
ジェイ・ロドン(チェルトナム・タウン)
クリス・グンター(レディング)
コナー・ロバーツ(スウォンジー)
アダム・マシューズ(サンダーランド)
キャメロン・コックス(カーディフ)

▽MF
アンディ・キング(スウォンジー)
マシュー・スミス(マンチェスター・C)
リー・エバンス(ウィガン)
ジョー・レドリー(ダービー・カウンティ)
ジョージ・トーマス(レスター・シティ)
ダニエル・ジェームズ(スウォンジー)
アーロン・ラムジー(アーセナル)
ライアン・ヘッジス(バーンズリー)
トム・ローレンス(ダービー・カウンティ)
ジョージ・ウィリアムズ(セント・ジョンストン)
ハリー・ウィルソン(ハル・シティ)
マーリー・ワトキンス(ノリッジ)
デイビッド・ブルックス(シェフィールド)

▽FW
サム・ボークス(バーンリー)
トム・ブラッドショー(バーンズリー)
ハル・ロブソン・カヌ(WBA)

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清水、田川欣哉氏がクリエイティブディレクター就任…ブランド価値向上を図る

清水、田川欣哉氏がクリエイティブディレクター就任…ブランド価値向上を図る
 清水エスパルスは17日、ブランド価値の向上を図るため、株式会社Takramとパートナー提携を締結したことを発表した。

 目的はクラブを取り巻くスピーディーな環境の変化に対応し、これまでの取り組みの整理・分析を行うとともに、「ブランド価値の向上」を図るためとしている。

 それに伴い、同社代表の田川欣哉氏がクリエイティブディレクターに就任することも合わせて発表になっている。

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ロンヨンジャパンの商品をご購入いただいたお客様へ

フットサル  オリジナルユニフォーム作成なら ロンヨンジャパン

お世話になっております。

ロンヨンジャパンの斎藤です。

 

最近暑くなったり寒くなったりと、気候の変化が激しいですね!

皆様体調管理にはお気を付けください♪

 

さて、日頃から弊社ロンヨンジャパンをご愛顧いただき、誠にありがとうございます。

弊社のロンヨンジャパンの商品をより長くお使いいただく為の、

お取り扱いに関して簡単にご説明させていただきます!

 

ユニフォーム お取り扱い

 

なお弊社のハイエンドユニフォームとスタンダードユニフォームは、

昇華という生地に直接インクが浸透しているプリント方法を使用しておりますので、

色落ちなどの心配はございません!

他に色落ちのする衣服と一緒に洗濯すると移染してしまう場合がございますので、ご注意ください。

 

また、圧着プリントにて作成している商品に関しては、

永らく使用していると剥がれてくる場合がございます。

 

上記のお取り扱い方法を参考にしてくださいね☆

お問い合わせをお待ちしております。

 

お問い合せはこちら

最新FIFAランク発表:日本は60位から変わらず“ワースト更新”回避…首位ドイツなど上位陣も変動なし

日本代表は前回の60位から変わらなかった
 国際サッカー連盟(FIFA)は17日、最新のFIFAランキングを発表した。日本代表は前回の60位から変化はなし。2000年2月の62位に次ぐ歴代ワースト2番目の順位のままとなっている。

 上位ではドイツが9か月連続で首位をキープしたほか、2位のブラジルから47位のナイジェリアまで変動はなかった。

 ロシアW杯で日本と同じグループHに入ったライバル国を見ると、ポーランドが10位、コロンビアが16位、セネガルが28位。日本は6月19日にコロンビア、24日にセネガル、28日にポーランドと対戦する予定となっている。

順位は以下の通り(※はロシアW杯不出場の国)

1.(1)ドイツ(欧州)
2.(2)ブラジル(南米)
3.(3)ベルギー(欧州)
4.(4)ポルトガル(欧州)
5.(5)アルゼンチン(南米)
6.(6)スイス(欧州)
7.(7)フランス(欧州)
8.(8)スペイン(欧州)
9.(9)チリ※
10.(10)ポーランド(欧州)
11.(11)ペルー(南米)
12.(12)デンマーク(欧州)
13.(13)イングランド(欧州)
14.(14)チュニジア(アフリカ)
15.(15)メキシコ(北中米カリブ海)
16.(16)コロンビア(南米)
17.(17)ウルグアイ(南米)
18.(18)クロアチア(欧州)
19.(19)オランダ※
20.(20)イタリア※
21.(21)ウェールズ※
22.(22)アイスランド(欧州)
23.(23)スウェーデン(欧州)
24.(24)アメリカ※
25.(25)コスタリカ(北中米カリブ海)
26.(26)オーストリア※
27.(27)北アイルランド※
28.(28)セネガル(アフリカ)
29.(29)スロバキア※
30.(30)ウクライナ※
……………
35.(35)セルビア(欧州)
36.(36)イラン(アジア)
40.(40)オーストラリア(アジア)
42.(42)モロッコ(アフリカ)
46.(46)エジプト(アフリカ)
47.(47)ナイジェリア(アフリカ)
55.(55)パナマ(北中米カリブ海)
60.(60)日本(アジア)
61.(61)韓国(アジア)
66.(66)ロシア(欧州)
67.(70)サウジアラビア(アジア)

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3月に不良品ユニで謝罪の北九州、6月からオンラインショップ販売再開へ

北九州が不良レプリカユニフォームに関する対応を発表した
 ギラヴァンツ北九州は17日、不良レプリカユニフォームに関する対応を発表した。

 クラブは3月15日、一部のレプリカユニフォームについて「粗悪な縫製」「不適切なサイズ(一般的なサイズ表示より明らかに小さいもの)」「エンブレムの加工不良」といった不良状態が確認されたことを受け、公式サイト上で謝罪。オフィシャルオンラインショップの販売を一時停止したほか、相談窓口を設置するなどして対応を行っていた。

 今回の発表によると、不良状態が確認された2月5日までの注文分は5月28日、2月6日以降の注文分(GK2ndレプリカユニフォームを含む)は5月31日より順次発送するという。また、オフィシャルオンラインショップでの販売も6月1日から再開する。

 クラブは公式サイトを通じ、「楽しみにお待ちいただいているお客様には、大変長らくお待たせしまして誠に申し訳ございません。商品の発送、販売再開まで今しばらくお待ちいただきますようお願い申し上げます」とコメントした。

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これぞお手本“ゴールにパス”名古屋3年後入団大学生MFの落ち着きが「エロい」と話題

MF児玉駿斗の初ゴールが話題だ
 ネット上の表現を見ていると「エロい」や「変態」といった表現がある。この場合はいやらしい場面で使われる言葉ではない。またサッカーだけではないが、超人的なプレーに対する最上級の誉め言葉として使われている。

 そんな「エロいゴール」が、16日のルヴァン杯で決まったと話題だ。決めたのは名古屋グランパスの19歳MF児玉駿斗。東海学園大に在学する2年生で3年後の入団内定が発表になった話題の選手だ。

 特別指定選手に登録後、出場2試合目、先発は初となった児玉は、1点リードで迎えた前半41分、カウンターから左サイドのスペースに走り込んでボールを受ける。すると、エリア手前からG大阪守備陣をあざ笑うかのようなタイミングで右足を振り、グラウンダーのシュートを右隅に流し込んだのだ。

 枠内にパスを出すかのような柔らかいタッチ。ネット上ではレアル・マドリーのドイツ代表MFトニ・クロースのようなお手本のようなシュートだと話題を集め、何よりプロ初先発の大学生が見せた落ち着きが、「エロい」という表現で称えられている。



 名古屋の公式サイトによると、試合後、児玉は「カウンターの状況から、自分にパスが出てきた瞬間に『いけるな』と思いました。隅を狙って、感覚でシュートを打ちました。相手が足を出すか出さないかで、股抜きを狙うことも考えていました。結果として足は出てきませんでしたが、シュートはいいコースにいったので良かったです」。また風間八宏監督も「彼の能力の一端を見せてくれた」とコメントしている。

 冷静な判断力。異例の3年後内定については様々な声が聞こえるが、児玉本人の能力に疑いようがないことは、このゴールで一目瞭然だ。


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ネイマール、W杯へ向け懸命のリハビリも不安吐露「今までで一番辛い」

ネイマールが不安を吐露
 W杯出場へ向けリハビリを続けているパリSGブラジル代表FWネイマールが、苦闘の日々を明かした。

 ネイマールは2月25日のリーグ戦で右足第5中足骨を骨折。W杯出場に間に合わせるため、手術を実施し、現在はブラジルで懸命のリハビリに励んでいる。

 しかし『ジャーナル・ナシオナル』のインタビューに答えたネイマールは、「僕以上にナーバスな選手、僕以上に不安を感じている選手もいないだろう」と不安を吐露している。

「辛い日々が続いている。今まで僕が体験したなかでも一番辛いかもしれない。リハビリをしている選手はみんなナーバスになるものだけど、僕以上にナーバスな選手はいないと思うし、僕以上に不安を感じている選手もいないだろう」

「ここではみんなが僕を励ましてくれる。すごく嬉しいよ。毎日のリハビリやストレスも乗りこえていこうって思える。だけどいろんなことが自分の頭を駆け巡った。恐怖を感じている」

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「スポーツライター平野貴也の『千字一景』」第71回:帰還(明治大、小野雅史)

明治大から大宮アルディージャ入りを決めたMF小野雅史
“ホットな”「サッカー人」をクローズアップ。写真1枚と1000字のストーリーで紹介するコラム、「千字一景」

 挫折が成長への道だった。ジュニアからユースまでJクラブの大宮アルディージャで育ち、U-17日本代表の選出歴もある。順調なキャリアだった。しかし、高校3年生だった2014年、大宮はユースから2人の選手がトップ昇格を果たしたが、その中にMF小野雅史の名前はなかった。

 明治大で4年になった小野は今年4月、「ユースでは、トップに上がることだけを考えていたので(昇格できなかったショックは)大きかったし、初めての感情だった。でも、大学に入って本当に良かった。明治じゃなければ、今はない」と人生の岐路を振り返った。

 当時、大宮ユースの指導スタッフから「見返せ」と言われ、3年時の夏の日本クラブユース選手権では4試合で3得点をたたき込み、冬には高円宮杯プレミアリーグ参入戦でゴールを奪って、後輩に新しいステージを用意した。

 高卒プロにはなれなかったが、大学で試合に出る自信はあった。スペースを使う感覚、状況判断、左足の精度と武器は持っていた。ところが、対人練習の多い明治大では、上級生に打ちのめされた。当時の4年生は、ほとんどがプロになった世代。「本当に苦しんだ。相手を抜けないし、ワンツーとかも通用しないし、守備でもフィジカルが足りなくて簡単にやられた」と苦い思いをさせられた。一つの転機だった。悔しさを味わい、弱点克服に挑んだことで、プレーの幅は大きく広がった。

「本当に悔しくて、やっていく中で、ドリブルとか個人で相手をはがす部分ができてきた」

 4年生になった今季は10番を背負い、中盤でボールを奪い、前を向いて攻撃的なパスを放ち、前に出てシュートを狙える選手になった。大宮のアカデミーで磨いてきた巧さという武器を生かすベースが整った。今季の関東大学1部では第2、3節で連続ゴール。強烈なミドルもたたき込んだ。小野は「プロでプレーしている仲間に早く追いつきたい。まず、今のチームを勝たせること。その中でほかの選手との違いを作り出したい」と目標を語った。

 シーズン前には大宮のキャンプにも参加し、攻撃的MFとしてプレー。良い手ごたえを得て話が進み、5月16日に来季の大宮加入が発表された。取材で話を聞く度に「大宮に戻りたい」と言い続けた男は、大学でたくましさを増し、悲願の大宮入りにこぎ着けた。クラブから評価されたのは、前を向いたときの攻撃力だ。大宮への帰還は、成長を証明する挑戦になる。技巧、頭脳だけに頼らず、球際で激しく戦いながらゴールを目指す。進化した姿を示すときがやってきた。

■執筆者紹介:
平野貴也
「1979年生まれ。東京都出身。専修大卒業後、スポーツナビで編集記者。当初は1か月のアルバイト契約だったが、最終的には社員となり計6年半居座った。2008年に独立し、フリーライターとして育成年代のサッカーを中心に取材。ゲキサカでは、2012年から全国自衛隊サッカーのレポートも始めた。「熱い試合」以外は興味なし」

▼関連リンク
スポーツライター平野貴也の『千字一景』-by-平野貴也

J2徳島“野戦病院”今月離脱と状況発表8人の異常事態…MF狩野健太は鼻骨と眼窩壁骨折

京都戦で狩野健太は後半17分に交代していた
[故障者情報]

 徳島ヴォルティスで故障離脱者が続出している。17日、クラブはMF狩野健太が左鼻骨および眼窩壁骨折と診断されたと発表。同選手は12日の京都戦で負傷した。また、9日の練習中に負傷したGK長谷川徹も右足関節内外側靭帯損傷で全治4週間から6週間と診断されたことを発表している。

 徳島はMF杉本太郎が右ハムストリングス肉離れで全治6週間。FW呉屋大翔が右足関節前方インピンジメント症候群で全治3か月。MF井澤春輝が右膝内側側副靭帯損傷、外側半月板損傷で全治4か月。

 MF岩尾憲が右肩鎖関節脱臼で全治4週間。DFキム・ジョンピルが右足関節前方インピンジメント症候群で全治2か月。さらに3月に右膝を負傷したFWナタン・ジュニオールのブラジルへの一時帰国も発表になるなど、今月に入って8人の離脱が発表になる異常事態となっている。

 ただしチームは現在、今季2度目の3連勝中と好調。順位は勝ち点20で9位。

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「もし退団するのであれば…」 シメオネ監督はグリエーズマンのバルサ移籍容認へ

バルセロナ行きが噂されているアトレティコ・マドリーFWアントワーヌ・グリエーズマン
 UEFAヨーロッパリーグを(EL)制覇したアトレティコ・マドリーだが、ディエゴ・シメオネ監督は決勝戦で2得点を挙げたFWアントワーヌ・グリエーズマンが移籍を望んだ場合、引き留めようとはしないという。イギリスメディア『メトロ』が報じている。

 16日に行われたEL決勝、グリエーズマンは前後半に1点ずつを奪うと、終盤にも1点を追加したA・マドリーが3-0で勝利した。シメオネ監督は準決勝で下された退席処分の影響で、決勝でベンチ入りすることはできなかったが、その後の取材には応えたようだ。

「彼が何を望んでいようとも、私はハッピーだよ」。そう切り出した指揮官は「彼は自分の持っているすべての力を出してくれた。彼のことは大好きだ。もし来季も残ってくれるなら素晴らしい。ともに成長していける」と述べ、バルセロナ行きの話が持ち上がっている後輩をねぎらった。

「もし退団するのであれば、私がいかに彼を愛しているか伝えたい」。なお、A・マドリーとグリエーズマンとの間には契約期間が残っているため、解約金が発生する移籍となる。

●リーガ・エスパニョーラ2017-18特集 

牛乳配達員からロシアW杯へ…イングランド代表GKが紡いだ奇跡の成功物語

イングランド代表に選ばれたGKニック・ポープ(バーンリー)
 ロシアW杯のイングランド代表に選ばれたGKニック・ポープ(26、バーンリー)の経歴に注目が集まっているようだ。イギリス紙『ガーディアン』は今年3月、代表初選出を受けて特集記事を掲載。その驚くべき経歴が淡々と記されている。

 事の始まりは16歳の頃。当時プレーしていたイプスウィッチのユースチームを追放され、N・ポープは路頭に迷うこととなった。まずは収入を得るため牛乳配達員のアルバイトを開始。その後、ウエスト・サフォーク大で勉学に励むかたわら、実質8部リーグ所属のベリー・タウンFCでプレーするようになった。

「ビジネスマーケティングとスポーツ科学を学びながら、ソーハムにある村の外れで牛乳配達員をしていました。ノンリーグでは150試合に出ることができ、これはアカデミーでは不可能だったと思います。選手として成長するのを助けてくれましたね」

 一時はリザーブ・チームが所属する実質11部のリーグ戦にも出場していたN・ポープだったが、徐々に頭角を現してきた2010年にはトップチームの実質7部昇格に貢献。すると、11年に転機が訪れた。わずか100ポンド(約17000円)の週給とは言え、リーグ・ワン(実質3部)のチャールトンFCに加入することができたのだ。

 もっとも、成功物語が始まるのはまだ先のこと。チャールトンには2016年まで所属したが、大半のシーズンはローン移籍で下部カテゴリに放出され、4~6部をウロウロしていた5年間。だが、真面目に取り組んでいれば“拾う神”もあった。16年、資金が乏しい中でプレミア昇格を決めたバーンリーに、控えGKとして招かれることとなった。

 ほどほどの期待を背負ってやってきたN・ポープだったが、16-17シーズンはリーグ戦への出場はなし。しかし、17年9月16日のプレミアリーグ第4節、GKトム・ヒートンの負傷により、途中出場でプレミアデビューの機会をつかんだ。それはロシアW杯の代表発表から、わずか8か月前のことだった。

 そこからはメキメキと秘めた才能を発揮し、リーグ戦33試合連続スタメンでチームのプレミア残留に大きく貢献。セーブ率76.5%は、他のどのイングランド人GKよりも高いものだった。そして今年3月、初めてA代表に招集されると、5月16日、GKジョー・ハートを差し置いてロシアW杯に臨む23人の中に名前を連ねた。

「私の野心はこのチームの誰よりも大きい。ハングリーでなければならないし、自分のことを証明したい。リーグ・ワンに居たころは、(ローン移籍先の)リーグ・ツーで1試合プレーすることが目標だった。ただ、私は私ができる最高のGKになることを夢見ている。バーンリーにはトップカテゴリを楽しむために来た。ただ、今はイングランドでプレーすることが目標なんだ」

 初招集の際には、そんな野望を淡々と語っていたというN・ポープ。W杯出場のためには共に選出されたGKジョーダン・ピックフォード、GKジャック・バトランドの壁が立ちはだかるが、レスター・シティをプレミア制覇に導いたFWジェイミー・バーディと共に、すでに“苦労人”の希望の星となっていることは間違いなさそうだ。

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アーセナル、元主将の36歳に監督就任オファーへ…ベンゲルとの年齢差は『32』

マンチェスター・シティのアシスタントコーチを務めるミケル・アルテタ氏
 アーセナルは17日、選手として5シーズンにわたってプレーしたミケル・アルテタ氏(36)に新監督就任の打診を行うようだ。もし就任が実現すれば、68歳のアーセン・ベンゲル前監督との年齢差『32』という急進的な若返り策。スポーツ専門メディア『スカイ』が報じている。

 アーセナルではキャプテンを務めたアルテタ氏は2015-16シーズンに現役を引退。16年夏からはマンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督のもと、アシスタントコーチとして指導経験を積んでいる。

 22年間にわたって指揮を執ってきたベンゲル監督の後任には、他にユベントスのマッシミリアーノ・アッレグリ監督、元アーセナルのパトリック・ビエラ氏が挙げられているが、最有力候補に挙がっているのは36歳の若き指導者のようだ。

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エバートン、サム・アラダイス監督を解任…わずか6か月間の短期政権に

エバートンを解任されたサム・アラダイス監督
 エバートンは16日、サム・アラダイス監督を解任したと発表した。昨年11月、ロナルド・クーマン前監督の後を継いだ“ビッグ・サム”だったが、わずか6か月間の短命政権となった。

 エバートンは今季、アラダイス就任時の13位から徐々に上昇を見せ、8位でフィニッシュ。イギリス国営放送『BBC』によると、デニス・バレット・バクセンデイルCEOは「厳しい時期に安定をもたらしたことには感謝している。だが、新たな監督を据えることで長期計画のプロセスを始める決定をした」と理由を述べているという。

 契約は2019年夏まで残っていたが、任期途中での解任劇。後任にはワトフォードのマルコ・シルバ監督をはじめ、シャフタールのパウロ・フォンセカ監督の名が挙げられているが、フォンセカ監督は同日に発表されたウエスト・ハムのデイビッド・モイーズ監督の後任とも目されているようだ。

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ラストチャンスで『初戴冠』…フェルナンド・トーレス「ここで優勝するのが小さな頃からの夢だった」

アトレティコ・マドリーでの初タイトルを手にしたFWフェルナンド・トーレス
[5.16 EL決勝 マルセイユ 0-3 A・マドリー]

「小さい頃から“僕のクラブ”で優勝することが夢だったんだ」。幼少期からアトレティコ・マドリーのファンだったFWフェルナンド・トーレスは今季限りで退団予定。最後のチャンスとなったUEFAヨーロッパリーグ決勝で、待ちに待った初タイトルをようやく獲得した。スペインメディア『アス』が喜びのコメントを伝えている。

 3-0で迎えた後半終了間際、なおも絶大な人気を誇る背番号9に待望の出番が訪れた。交代の相手は2ゴールを挙げたFWアントワーヌ・グリエーズマン。稀代のエースと抱き合ったかつてのエースがピッチに足を踏み入れると、フランス・リヨンに集まったサポーターのムードは最高潮に達した。

 そして2分後、歓喜の瞬間がやってきた。「この幸せを説明することは難しいよ。チャンピオンに返り咲くための機会を得るため、とても長い時間が掛かったことを考えるとね」。11歳からアトレティコのユニフォームに身を包み、キャリア最盛期はイングランドで時を過ごした34歳は、復帰3年目で手にした念願のトロフィーを何度もサポーターに向けて掲げてみせた。

「感情のレベルで言えば最高潮だよ。偉大なチームと最高の世代でプレーする幸運を持っていたけど、小さな頃から“夢”に集中してきたんだ。“僕のチーム”で優勝するんだ、ってね」。トップデビューの2000年は2部、クラブを離れた07年は7位だったA・マドリー。「僕がクラブを離れた時は考えもしなかったよ」と感慨深げに語っている。

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マルセイユ10番MFパイェは涙の負傷交代…思い出される“2年前”の悲喜

涙を流してピッチを後にするマルセイユMFディミトリ・バイェ
[5.16 EL決勝 マルセイユ 0-3 A・マドリー]

 2年前とは異なる涙を流しながら、MFディミトリ・パイェは試合途中でピッチを退いた。自国開催で快進撃を見せた当時の“レ・ブルー”とは対照的に、10番を失ったこの日のマルセイユはほとんど輝きを放つことができなかった。

 2016年6月10日、フランスサッカーの聖地・サンドニで行われた欧州選手権のフランス対ルーマニア戦。大観衆が詰めかける開幕戦を迎えた開催国代表は、1-1のまま終盤を迎えていた。このまま行けば痛い引き分けスタート。だが、ここで戦況を一変させたのがパイェだった。

 後半44分、PA外の右斜め45度から左足を振り抜くと、ボールは一直線にゴール左上隅へ突き刺さる。スコアは2-1。アディショナルタイムに大観衆からスタンディングオベーションが贈られると、人目もはばからず涙を流した。メンバー当落線上だった立場を振り返ってのものだった。

 そんなパイェに1年11か月後、悲劇が訪れた。自国のリヨンで迎えたUEFAヨーロッパリーグ決勝、マルセイユは前半21分に不用意なミスから失点。同点に向けて攻勢をかけようという矢先だったが、同31分、背番号10がアクシデントに見舞われる。

 かねてより傷めていた股関節の痛みが突然再発し、プレーを続行することが不可能に。MFマキシ・ロペスとの交代でピッチを退場。落胆する観客からは大きな拍手、共にフランスを背負うFWアントワーヌ・グリエーズマンからは励ましの言葉が贈られたが、当の本人は悲嘆の涙に暮れながらベンチへ向かっていった。

 大舞台で決勝で涙の退場――となると、欧州選手権でのポルトガルFWクリスティアーノ・ロナウドが思い出されるが、その負傷がパイェとの接触だったのもまた奇縁か。悲劇の10番にとっては、明日17日に予定されているフランス代表のメンバー発表に向けても、影を落とす結果となってしまった。

●EL17-18特集

EL決勝で2度も舞った“ピエロ・ダンス”…A・マドリーFWグリエーズマンが成し遂げたこと

“ピエロ・ダンス”を披露するA・マドリーFWアントワーヌ・グリエーズマン
[5.16 EL決勝 マルセイユ 0-3 A・マドリー]

 “ピエロ・ダンス”で話題を集めるストライカーがこの日、伝説をつくった。アトレティコ・マドリーFWアントワーヌ・グリエーズマンはUEFAヨーロッパリーグ(EL)決勝で2得点を記録し、6年ぶり3度目の優勝に大きく貢献。過去2度の優勝時も当時のエースが2点ずつ決めており、偉大なレジェンドに肩を並べる形となった。

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)グループリーグで3位になったため、ELには決勝トーナメントからの参戦となったA・マドリー。1回戦、2回戦、準々決勝、準決勝と全てのラウンドで得点を奪い続けてきたグリエーズマンは、この日もチームの攻撃を牽引して見せた。

 前半21分、マルセイユ守備陣の不用意なミスからMFガビのパスを受け、GKとの1対1を制して1点目。後半4分には、MFコケのスルーパスに反応し、後方から猛スピードで駆け抜け、チップキックで流し込んだ。終盤にもMFガビが1点を追加し、グリエーズマンにとっては初のタイトルを獲得した。

 現行EL初代王者となった09-10シーズンはFWフォルラン(傑志)が、2度目の制覇の11-12シーズンはFWラダメル・ファルカオ(モナコ)が決勝で2得点。27歳のフランス人ストライカーはこの日の2ゴールで、クラブのタイトルを導いた偉大な先人に並んだ。

 さらに欧州CL、ELの両方で2ゴールを記録したフランス人は初めて。グリエーズマンにとっても、欧州カップ戦での年間8ゴールは自身最多となった。データサイト『オプタ』はチーム得点のうち40%以上に関わっているとも指摘しており、まさにグリエーズマンの活躍あってのタイトル獲得だった。

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仙台DF板倉滉は“戦友”久保とマッチアップ、渡邉監督は「いやらしかった」と16歳を称える

仙台DF板倉滉(手前)と対峙したFC東京MF久保建英
[5.16 ルヴァン杯GL第6節 FC東京0-1仙台 味スタ]

 世間の注目が集まる16歳の前に立ちはだかったのは、共に昨年5月のU-20W杯を闘い抜いた“戦友”だった。左ストッパーで先発したベガルタ仙台DF板倉滉は、右サイドハーフのFC東京MF久保建英とマッチアップ。対人戦ではほとんど敗れることなく、「結果的にゼロで終われてよかった」と振り返った。

 板倉にとっては5学年差の相手だが、リスペクトの言葉は惜しまない。「5回あるうちの4回を止めても、チャンスをつくれるような選手」(板倉)。実際にこの試合でも久保は、果敢なドリブル突破と鋭いスルーパスを随所に見せ、FC東京がつくった決定機の大半に関与。仙台の渡邉晋監督も「久保くんのポジショニングがいやらしかった」と指摘していた。

 ただ、最後までゴールを割らせることはなかった。前半は中盤低めに降りてくる久保を捕まえられない場面が続き、空いたスペースで「スライドの遅さでスキをつくってしまった」と反省も。だが、後半はシステムを修正して「無理に行かず」にしっかり対処することで、「崩されることはなかった」(渡邉監督)という45分間を演出した。

 前日15日にはトゥーロン国際大会(26日~6月9日)に出場するU-21日本代表に選ばれ、大事な“東京五輪世代”の一翼を担う。「選んで頂けたことはうれしいし、やらなきゃいけないなという気持ち。ただ、目の前の試合に全力で挑もうという気持ちは変わらない」。まずは20日のリーグ第15節鹿島戦に集中し、迷いなくフランスへ向かおうとしている。

(取材・文 竹内達也)
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長谷部所属のフランクフルト、新指揮官にヒュッター氏…過去には南野、久保を指導

ザルツブルクを指揮していたアディ・ヒュッター氏
 MF長谷部誠、FW鎌田大地が所属するフランクフルトは16日、来季の指揮官にアディ・ヒュッター氏(48)が就任すると発表した。過去にはFW南野拓実、FW久保裕也を指導した経験を持つ。

 現在指揮を執っているニコ・コバチ監督が来季からバイエルンに移籍するため、後任探しが急務となっていたフランクフルト。2014-15シーズンまでザルツブルク、15-16シーズンから今季までヤングボーイズの監督を務めていたヒュッター氏に白羽の矢を立てた。

 契約期間は2021年までの3年間。ドイツ紙『キッカー』日本版によると、クラブのフレディ・ボビッチマネージャーは「まさにサッカーの専門家という人物であり、ありとあらゆる経験を積んできた。これまでの彼のあゆみは印象的なものであり、継続して複数のクラブでそこまで恵まれているわけではない状況の中から、ハードな取り組みにより結果を導き出してきた」と述べている。

 フランクフルトはすでにリーグ戦を8位で終え、残すは19日に行われるDFBポカール(ドイツ国内杯)決勝のみといった状態。もし、その一戦でバイエルンに勝利すれば、来季のUEFAヨーロッパリーグ出場権を手にすることができる。

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[5月17日 今日のバースデー]

Japan
GK山岸範宏(北九州、1978)*『山の神』。努力を惜しまない選手で、14年のJ1昇格POで劇的決勝ヘッドを決めたGK。
GK岡本昌弘(愛媛、1983)*守備範囲が広く、攻撃的なセービングを見せるGK。シュートストップも持ち味。
MF永田亮太(讃岐、1985)*立命館大出身。フィジカル、守備能力に加えて決定的なパスが出すことができるMF。
DF金正也(仙台、1988)*駒澤大出身。フィジカルコンタクトに強く、空中戦でも安定感があるDF。
DF米倉恒貴(G大阪、1988)*瞬間的なスピードと鋭いクロスが武器のDF。
DF菅沼駿哉(G大阪、1990)*G大阪ユースで宇佐美と同期。空中戦の強さだけでなく、強さや速さも備えたDF。
GK三浦龍輝(磐田、1992)*足もとのスキルやビルドアップ能力が高いGK。
DF中村俊貴(群馬、1993)*フィジカルが強く、足もとの技術もあるDF。
MF小暮大器(愛媛、1994)*運動量豊富でスピードがあり、パスセンスも高いMF。C大阪U-18出身。
MF川上翔平(福島、1995)*FC東京アカデミー、東京国際大出身のMF。勢いある突破が持ち味。
DF橋岡大樹(浦和、1999)*浦和ユース出身のU-19日本代表DF。恩師である大槻毅新監督の登用で頭角を現した。
FW根木洸希(C大阪、2000)*C大阪U-18所属の2種登録選手。プレミアWESTで結果を残している。

Former
MFホルスト・ケッペル(元ボルシアMGほか、1948、ドイツ)*97年に浦和を指揮した。その後は母国で古巣ボルシアMGなどの監督を務めた。

Others
大八木成男(経営者、1947)
坂井真紀(タレント、1970)
井ノ原快彦(V6:タレント、1976)
皆川賢太郎(アルペンスキー、1977)
松田宣浩(野球、1983)
生野陽子(アナウンサー、1984)
アンゴラ村長(にゃんこスター:芸人、1994)
朝長美桜(HKT48:アイドル、1998)

エース2発のアトレティコが6季ぶり3回目のEL制覇!マルセイユは完敗…ベンチの酒井宏は出番なし

アトレティコ・マドリーが6季ぶり3度目のEL制覇を果たした
[5.16 EL決勝 マルセイユ 0-3 A・マドリー]

 ヨーロッパリーグ(EL)は16日、フランスのパルク・オリンピック・リヨンで2017-18シーズンの決勝戦を行い、日本代表DF酒井宏樹所属のマルセイユ(フランス)とアトレティコ・マドリー(スペイン)が対戦。アトレティコが3-0で優勝を決めた。ベンチスタートの酒井に出番は回ってこなかった。

 フランス勢初のEL優勝を狙うマルセイユは4-2-3-1のシステムを採用。GKは守護神のスティーブ・マンダンダを起用した。最終ラインは酒井がベンチスタートで右SBに攻撃的なDFブナ・サール、CBにはDFアディル・ラミ、負傷中のDFロランドに代わり急造SBを務め続けているMFルイス・グスタボ、左SBにDFジョルダン・アマビィを配置。ボランチにはMFアンドレ・ザンボ・アンギッサ、MFモルガン・サンソンを置き、2列目には右にMFフロリアン・トバン、トップ下にFWディミトリ・パイェ、左にMFルーカス・オカンポスを並べ、最前線にFWバレール・ジェルマンを起用した。

 6シーズンぶり3回目の優勝を目指すアトレティコは、準決勝第1戦で退席処分となったディエゴ・シメオネ監督が引き続きベンチに入れずスタンド観戦に。4-4-2のシステムで、GKにはヤン・オブラク、最終ラインは右からDFシメ・ブルサリコ、DFホセ・ヒメネス、DFディエゴ・ゴディン、DFルーカス・エルナンデスを配置。中盤はボランチにMFガビ、MFサウール・ニゲス、右MFにアンヘル・コレア、左MFにコケを起用し、2トップにはFWアントワーヌ・グリエーズマン、FWジエゴ・コスタを置いた。

 戦力と経験値の差から先制したいマルセイユは序盤から攻勢に出るが、アトレティコが一瞬の隙を突いて得点を奪う。前半21分、マルセイユはザンボ・アンギッサが最後方のマンダンダからのパスをトラップミス。すると、アトレティコはガビがこぼれたボールをダイレクトで前線に送り、パスを受けたグリエーズマンが冷静に左足シュートを沈めた。

 前半31分、追いかけるマルセイユにさらなるトラブルが発生。鼠径部を負傷していたパイェがプレー続行不可能に。涙を流しながらピッチを去り、MFマキシム・ロペスと交代した。マルセイユは苦しい状況で前半を0-1のまま折り返した。

 後半に入り、アトレティコはブルサリコに代えてDFフアンフランを投入。すると後半4分に追加点を挙げる。マルセイユのスローインをカットしたアトレティコは、コケがPA左にスルーパスを通すと、トップスピードのグリエーズマンが左足でチップキック。マンダンダを避けたボールはゴール左にゆっくりと吸い込まれ、2-0となった。

 マルセイユは後半10分にオカンポスに代えてMFクリントン・エンジーを、29分にはジェルマンに代えてFWコスタス・ミトログルを投入。36分には右サイドのサンソンがアーリークロスを送り、ミトログルが頭で合わせたボールはゴール左ポストを叩くも、ボールは無情にもゴールラインを割らず。38分には、アマビィがPA左外から左足シュートを放つが、オブラクにしっかりキャッチされた。

 2点差のアドバンテージを生かし続けたアトレティコが最後まで隙を見せず、後半44分にはPA右でパスを受けたガビがダメ押しの3点目。終了間際には今季退団を表明しているFWフェルナンド・トーレスが投入され、試合は3-0で終了した。アトレティコは11-12シーズン以来となる3回目のEL制覇。マルセイユは無念の完敗となり、負傷から復帰したばかりでベンチに入っていた酒井は、決勝でプレーすることはなかった。

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ルヴァン杯では3戦連続フル出場…FC東京18歳MF品田愛斗「J1につながるかは自分次第」

3試合連続フル出場を果たしたFC東京MF品田愛斗
[5.16 ルヴァン杯GL第6節 FC東京0-1仙台 味スタ]

 FC東京U-18からトップチームに昇格したFC東京MF品田愛斗はルヴァン杯グループリーグで3試合連続フル出場を果たした。アカデミーの先輩であるMF梶山陽平とコンビを組み、攻撃の起点を担おうとしたが、プレーオフステージ進出には貢献できず。「J1のメンバーに比べると物足りない」と自身の現状を述べた。

 すでにグループリーグ敗退が決まっていたが、「絶対に勝とう」と意地を見せるべく臨んだ第6節の仙台戦。ダブルボランチを組む梶山とは前後の関係に位置し、「前目でボールに関わって、攻撃を組み立てる」という役割を担った。

 前半は「何をするかがハッキリしなくて、少しずつ迷い合っていた」と停滞したが、後半は「得点力がある選手で、考えていることが分かる」というMF久保建英とのコンビネーションで前に出る場面も。だが、「シュートが打てなくて残念だった」と振り返ったように、積極性が出せないまま1試合が終わってしまった。

「これまでやってきたことは出せているし、通用している部分は出せている」と手応えはあるだけに、目に見える結果を出したいところ。「この経験が(J1の)リーグ戦につながるかどうかは自分次第。もっとトライしたい」。そう意気込んだ言葉のとおり、今後もJ3に参戦中のU-23チームで満足することなく、J1リーグを戦うトップチームに“トライ”していくことが大切になりそうだ。

(取材・文 竹内達也)
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頭部負傷も決定的ヘッド、FC東京FW矢島輝一「あれを入れられるか、入れられないかが…」

前半の接触で顔をゆがめるFC東京FW矢島輝一
[5.16 ルヴァン杯GL第6節 FC東京0-1仙台 味スタ]

 味の素スタジアムでの初先発を果たしたFC東京FW矢島輝一だったが、憧れの地での初ゴールにはわずかに届かなかった。「あれを入れられるか、入れられないかが、これからのサッカー人生に響く」。“東京”を愛するストライカーはこの悔しさを胸に刻み、次なる出番に向けて努力を続けていく。

 この日のFC東京がもっともゴールに近付いたのは後半13分。左サイドを突破したMFリッピ・ヴェローゾがクロスを送り、ファーのFW富樫敬真がボレーで折り返すと、背番号23が得意の頭で反応した場面だった。「足で行こうか迷ったけど、あの時の最善の選択だった」。だが、うまくゴール左隅を突いたように思われたボールは、GK川浪吾郎が懸命に右手を伸ばして阻んだ。

 前半の激しい接触プレーで頭部を負傷し、「びっくりするほど腫れていた」という患部にテーピングを巻いてプレーしていた矢島。試合前に長谷川健太監督が「若手に何度もチャンスがあると思うなよ」と発破をかけられていたこともあり、終始闘志あふれるプレーを見せていたが、後半20分にFW原大智との交代でピッチを退いた。

 ルヴァン杯の敗退が決まったことで、今後トップチームの公式戦はJ1リーグ戦のみ。これまで以上に出番をつかむのは難しくなるが、やるべきことは変わらないと考えているようだ。「J3や練習でメンバーに入れない時にも、高いモチベーションでやってきたから、ここで出番をつかむことができた」。ここまでのプロセスが23歳の心を支えている。

 J1リーグ戦では前節の札幌戦(△0-0)で初めてベンチ入り。拮抗した熱戦の中で出番を得ることはできなかったが、好調の続くチームの戦力として数えられていることは明らかだ。「今後J1での出番が近付いてくるようにやっていきたい」。そんな力強い決意はトップカテゴリのフィールドで見せつける。

(取材・文 竹内達也)
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森保ジャパン初招集の浦和DF橋岡大樹、開幕前に想像していた“2つの自分”

森保ジャパンに初招集された浦和レッズDF橋岡大樹
 開幕前、2つの自分を想像していたようだ。試合に出られている自分と出られていない自分。だが、どちらの立場であろうとも、真摯にサッカーに打ち込む姿勢は変わらない。ルーキーながらも先発出場を続ける浦和レッズDF橋岡大樹は、着実に一歩ずつ歩を進めている。

 今季、下部組織からトップチームに昇格すると、4月4日のルヴァン杯第3節広島戦で先発出場を果たしてトップチームデビュー。そしてJ1リーグでは第7節神戸戦から8試合連続でスターティングメンバーに名を連ねているように、定位置を確保した。一気に存在感を高めている若武者は開幕前、「試合に出れている自分を想像していた」と語る一方で、「試合に出れていない自分も想像していた」という。

 まずは、試合に出られている時。「試合に出れているときは、周りから『良かったね』という言葉をもらえるけど、自分は満足せずにやっていかないといけないし、出れていない時期の自分を忘れずにやっていこうという気持ちだった」。そして、試合に出られていない時。「出れないことが続いても、練習から腐らずに人一倍、120パーセントでやっていこう。プラスアルファで、他の人よりもいろいろな練習に取り組もうとしていた。それは当たり前かもしれないけど、そこを意識しようとした」。

 試合に出ていても満足せずに、より高みを目指していく。そして、たとえ試合に出られなくても、決して腐らずに自らを高めていく。どちらの立ち場であっても、自身を成長させていこうとする姿勢に変わりはなかった。

 日々成長を遂げ、浦和でレギュラーを張るようになった男は、前日に発表されたトゥーロン国際大会に臨むU-21日本代表メンバーに選出された。チームを率いる森保一監督は「我々の戦力に間違いなくなってくれる選手」と期待を寄せており、橋岡自身も「本当にうれしかった」と“森保ジャパン”初選出を素直に喜んだ。

 しかし、すぐさま表情を引き締める。「でも、呼ばれただけで満足しているわけにはいかないし、そこで結果を出さないと意味がない。レッズからU-21に呼ばれたのは1人なので、そこでしっかり結果を出したい」。飛び級招集となり、チームメイトは年上の選手となるが、浦和を代表して合流する以上、爪痕を残そうと闘志を燃やす。そして、浦和で先発出場を続けることで「自信が最初の頃よりあるのは当たり前」と胸を張りながらも、謙虚な姿勢は変わらない。

「自信はあるけど、それが過信になってはいけない。自信はしっかり持ちつつ、それを良い方向に持っていける謙虚さは絶対に忘れてはいけないので、そこは忘れずに代表でやってきたい」。東京五輪まで、あと2年。「一つの目標」と語る本大会のメンバー入りを果たすためにも、一歩目となるトゥーロン国際大会でインパクトを残したいところだ。

(取材・文 折戸岳彦)
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