[MOM594]大阪体育大MF堀内颯人(4年)_殊勲の決勝弾、しかしその向上心は満たされず

大阪体育大MF堀内颯人
[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ supported by KIRIN]
[12.17 インカレ準々決勝 大阪体育大1-0福岡大 熊谷]

 完成度が高いチーム同士の対戦。その勝敗を分けたのは、大阪体育大MF堀内颯人(4年=奈良育英高)のスーパーショットだった。

 この試合で堀内は中盤3枚の一角としてプレー。前線と絡んでは攻撃に厚みを加え、守備では素早くプレスをかけてピンチの芽を潰していく。またセカンドボールへの反応も良く、大体大の“背番号8”は意図せずとも視界に入ってきた。

 その存在感が極まったのが前半22分。左サイドからMF浅野雄也(4年=四日市四郷高)がFKを蹴り、ファーへのボールをDF田中駿汰(3年=履正社高)がシュートするも、相手GKに阻まれる。こぼれ球はPA手前の堀内のもとへ。「枠に入れようと意識して」振り上げた足は、利き足の右足ではなく左足。精度はそんなに高くないという逆足シュートだが、真芯を捉えたボールは鋭い弾丸となってゴールに突き刺さった。

 殊勲を立てた堀内は「今日は良かった点はない」とあっさり。「基本的にはボランチ3枚の形で入って、前半は良かったけど、自分の中では運動量が課題」。実際に後半の運動量が落ちた堀内は、終盤には途中交代となっていた。

 攻撃を円滑にさせたパスや守備での貢献にも、「それは自分の特長。それができたことで今日の試合が良かったということはない」と自己評価。「得点を取っただけ。守備面でピンチもありました。今日の試合でいったら自分の中では評価できない」とそこに笑顔はなかった。

 堀内にとって今日の勝利は終わりではなく、あくまで目標は優勝にある。次戦・準決勝の相手は駒澤大。「(福岡大と)タイプは同じと言えると思うので、やれることは特に変わらない。その対策を今日明日にチームでやっていきたい。優勝は目標ですけど、一戦一戦確実に戦って、体大らしいサッカーを見せていきたい」。2回戦から中一日で戦った“今日”にも次戦に向けて動くと言い放つ。その向上心は無限大だ。

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(取材・文 石川祐介)

●第67回全日本大学選手権(インカレ)特集

[MOM2743]愛媛U-18 FW岡田蒼生(2年)_「負けん気が強くてプロ向き」の2年生FWが値千金のワンゴール

愛媛FC U-18のFW岡田蒼生が決勝点
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.16 プレミアリーグプレーオフ2回戦 愛媛U-18 1-0 新潟明訓高 広島一球]

 愛媛FC U-18のFW岡田蒼生(2年)が決めたのは、まさに値千金のワンゴールだった。もしあれを外していたら、結果は真逆だったかもしれない。

 試合を動かしたのは前半9分のワンプレーだ。CBを起点にしたビルドアップから相手選手の間(あいだ)でボールを受け、繋いで崩していく見事な攻撃を展開。スルーパスに抜け出したMF石田健真(3年)のクロスを、大外からPA内へ入っていた岡田が、浮き球のボールに走りながら合わせる難易度の高いシュートをしっかり押し込んだ。

「結果にこだわってプレーしようと思って試合に入っていたので、素直に嬉しかった。試合の入りが良かった結果だと思う。(ゴールは)チームとして目指している形だったので、結果に繋がって良かった」(岡田)

 とはいえ、実を言うと「ああいう形でちゃんとゴールを決められたのは初めて」だったそうで、「正直言って気付いたらボールが目の前に来ていた感じで、入ってしまってビックリした」と笑って振り返る。考えなくても体が動いていたのはトレーニングの賜物とも言えるが、“持っていた”のも確かだ。

 池田祐樹監督は殊勲の岡田について「お調子者ですね」と冗談を飛ばしつつ、「負けん気が強くてプロ向きの性格だと思っています。サッカーが上手くなりたいという気持ちが本当に強くて、人の話もしっかり聞ける選手」と評価する。ストロングポイントであるドリブルを果敢に仕掛ける姿勢も高く買っている。

「1対1のドリブルはもっと磨いていきたい。来年のプレミアリーグでは、自分がどこまでやれるか試したいし、楽しみたいと思います。将来的には突破もできるし、周りも使えるような選手になっていきたい」(岡田)

 チームとしても腕試しの場となるプレミアリーグ。より高いレベルで揉まれる中で、さらなるレベルアップを誓う。

(取材・文 川端暁彦)
●2018高円宮杯プレミアリーグ特集
●【特設】高校選手権2018

「先手必勝」の愛媛U-18がプレミア復帰!新潟明訓を下して四国勢初の参入戦突破

愛媛U-18がプレミア復帰を決めた
[12.16 プレミアリーグプレーオフ2回戦 愛媛U-18 1-0 新潟明訓高 広島一球]

 16日、高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2018 プレーオフ2回戦が行われ、愛媛FC U-18(四国/愛媛)が1-0で新潟明訓高(北信越/新潟)に勝利。熱戦の末、四国勢として初となる参入プレーオフを突破しての来季プレミアリーグ入りを勝ち取った。

 まさに「先手必勝」のゲームとなった。新潟明訓の田中健二監督が「相手の4-1-4-1に対し、こちらの3-4-3での守備が余りにもハマらなかった」と振り返ったとおり、序盤は完全な愛媛U-18ペース。相手のMF陣を軒並み捕まえられず、自由にボールを回されてサイドから切り崩されてしまった。

 対する愛媛U-18にとっては願ってもない流れだった。開始2分に右サイドからの攻めで最初の決定機を作ると、9分にもビルドアップから一気に加速して右サイドを切り崩す。MF美佐田誠大(2年)のスルーパスを受けたMF石田健真(3年)がダイレクトで折り返すと、最後はファーサイドにしっかり走り込んでいたFW岡田蒼生(2年)が押し込んで、先制点を奪い取った。

「何点取られるのかと思った」と田中監督が振り返ったように、最悪の流れに陥っていた新潟明訓だったが、前半18分にベンチからの指示でシステムを4-4-2に変更。もともと選手権予選まで採用していたこの布陣に戻したことで、ようやく守備がハマるようになってリズムを取り戻した。愛媛U-18のMF渡邊創太(3年)が「相手の思うツボになってしまった」と振り返ったように、以降の時間帯は新潟明訓の流れとなった。

 新潟明訓は前半33分にロングボールのこぼれ球からFW反町太郎(1年)が、37分にはPA左でフリーになっていたDF小澤将秀(3年)が思い切ってシュートを狙うが、いずれもゴールはならず。ハーフタイムを挟んでも流れは変わらず、後半4分にFKから絶好機を迎えるが、ここはゴールライン上で愛媛U-18の渡邊が死守。その後もロングスローも交えながら攻め立て、40分にはMF熊木唯人(3年)のミドルシュートがバーを叩くシーンもあったが、ゴールは遠かった。

 ただ、劣勢になりつつも、愛媛U-18の池田祐樹監督は「6試合連続無失点で来ているので、耐える展開になっても問題ないと思っていた」と振り返る。あえて割り切ったプレーをする時間帯もありつつ、DF伊藤友弥(3年)ら個々人も最後まで粘り強く戦う「愛媛らしさ」(池田監督)を崩さず。新潟明訓の猛攻を防ぎ切り、見事にプレミア参入を決めてみせた。なお、プレミア初年度に所属していた愛媛U-18は、2012年以来の復帰となる。

 一方、敗れた新潟明訓の田中監督は「本当に悔しいです」と涙を見せつつ、「でも選手たちが成長したところを見せてくれた。この大会で『北信越なめられているな』と感じることもあって、その意地を出していこうという話もしていた。本当にいいゲームをしてくれたと思うし、しっかり勇気持って繋いだり、自分たちの意思をもって縦パスを入れて中を崩そうと努力したところも本当に感動しました」と選手たちを大いに称えた。

(取材・文 川端暁彦)
●2018高円宮杯プレミアリーグ特集
●【特設】高校選手権2018

パリSGの+39も、マンCの+38も、バルサの+27も甘い!? オランダ2強の得失点差が何と…

パリSGの+39も、マンCの+38も、バルサの+27も甘い!? オランダ2強の得失点差が何と…
 圧倒的な強さを示してオランダの2強となっているPSVアヤックスの得失点差が凄まじいことになっている。

 第16節を終えたエール・ディビジで首位に立つPSVは15勝1敗の勝ち点45。驚くべきは得失点差で、わずか16試合で「+50」(57得点7失点)となっている。開幕から全試合得点を奪っているだけでなく、7得点が1度、6得点が3度と驚異的なゴールラッシュを披露している。

 だが、同じリーグに同じ得失点差のチームがいる。それが、14勝1分1敗の勝ち点43で2位につけるアヤックスだ。直近の第16節デ・フラーフスハップ戦では8-0の大量点で勝利しており、得失点差はPSVと同じく「+50」、57得点7失点とまったく同じ数字だ。ちなみに、両チームが対戦した第6節ではPSVが3-0の完封勝利を収めている。

 なお、他国リーグではパリSGが49得点10失点で「+39」、マンチェスター・シティが48得点10失点で「+38」、バルセロナが46得点19失点で「+27」、ドルトムントが41得点15失点で「+26」、ユベントスが33得点8失点で「+25」となっており、PSVとアヤックスの数字がいかに図抜けているかが分かる。

●オランダ・エールディビジ2018-19特集

「ボールが入ったら仕事しなければいけない」大津MF水野が高速ドリブルで強敵の守り攻略

大津高MF水野雄太は高速ドリブルで決勝点をアシスト
[12.16 プレミアリーグプレーオフ2回戦 矢板中央高 1-3 大津高 広島スタ]
 
 U-18日本代表MF水野雄太(3年)が抜群のスピードで大津高にプレミアリーグ昇格をもたらした。静岡学園高との初戦では高速ドリブルからのラストパスで決勝点をアシスト。この日も後半の決勝点は彼のスピードに乗ったドリブルとスルーパスによって生まれた。

 序盤はCB福島隼斗主将(3年)からのロングフィードが入っていた。だが、矢板中央高がSBではなく、SHをマークにつけて2対1で対応するなど警戒してくる中、なかなか良い形でボールを受けさせてもらうことができない。味方とのコンビネーションからシュートを打ち込んでいたが、不満の前半。それでも、「ボールが入ったら仕事しなければいけない」という10番は後半に大仕事をしてのける。

 後半9分、大津はカウンター攻撃。中央のMF松原亘紀が左サイドを駆け上がった水野にパスを繋ぐ。一気に前進した水野はDFを引きつけてスルーパス。FW大崎舜(3年)が決勝点となる右足シュートを決めた。

 矢板中央の右SBは関東屈指のSB後藤裕二(3年)で簡単には突破させてもらえなかったが、プリンスリーグ関東王者にとって嫌な存在になっていたことは確か。抜群のスピードと力強さも備える高速ドリブラーは、自分たちの代が落としてしまったことを悔やんでいたプレミアリーグ復帰を喜んだ。

 選手権では注目プレーヤーの一人だ。大会プレビュー雑誌の一つでは並み居るライバルたちを差し置き、単独で表紙に起用されていた。本人は「ビックリしました」と驚いていたが、U-18日本代表のアタッカーは大きな注目を集めている。“公立の雄”大津のエースとしてチームに初の全国タイトルをもたらすことができるか。

「得点にはこだわっていきたいと思っているし、自分が得点を狙うことで他の選手が空いてシュートフェイントからアシストもできると思う。チームが勝つために自分のゴールも大事なんですけれども、そこだけにこだわりすぎずにチームが勝つ方を選んでアシスト、ゴールをしていきたい」

 この日のように、対戦相手から警戒されることは間違いない。だが、その警戒を上回って大津に勝利と初優勝をもたらす。

(取材・文 吉田太郎)
●2018高円宮杯プレミアリーグ特集
●【特設】高校選手権2018

「ボールが入ったら仕事しなければいけない」大津MF水野が高速ドリブルで強敵の守り攻略

大津高MF水野雄太は高速ドリブルで決勝点をアシスト
[12.16 プレミアリーグプレーオフ2回戦 矢板中央高 1-3 大津高 広島スタ]
 
 U-18日本代表MF水野雄太(3年)が抜群のスピードで大津高にプレミアリーグ昇格をもたらした。静岡学園高との初戦では高速ドリブルからのラストパスで決勝点をアシスト。この日も後半の決勝点は彼のスピードに乗ったドリブルとスルーパスによって生まれた。

 序盤はCB福島隼斗主将(3年)からのロングフィードが入っていた。だが、矢板中央高がSBではなく、SHをマークにつけて2対1で対応するなど警戒してくる中、なかなか良い形でボールを受けさせてもらうことができない。味方とのコンビネーションからシュートを打ち込んでいたが、不満の前半。それでも、「ボールが入ったら仕事しなければいけない」という10番は後半に大仕事をしてのける。

 後半9分、大津はカウンター攻撃。中央のMF松原亘紀が左サイドを駆け上がった水野にパスを繋ぐ。一気に前進した水野はDFを引きつけてスルーパス。FW大崎舜(3年)が決勝点となる右足シュートを決めた。

 矢板中央の右SBは関東屈指のSB後藤裕二(3年)で簡単には突破させてもらえなかったが、プリンスリーグ関東王者にとって嫌な存在になっていたことは確か。抜群のスピードと力強さも備える高速ドリブラーは、自分たちの代が落としてしまったことを悔やんでいたプレミアリーグ復帰を喜んだ。

 選手権では注目プレーヤーの一人だ。大会プレビュー雑誌の一つでは並み居るライバルたちを差し置き、単独で表紙に起用されていた。本人は「ビックリしました」と驚いていたが、U-18日本代表のアタッカーは大きな注目を集めている。“公立の雄”大津のエースとしてチームに初の全国タイトルをもたらすことができるか。

「得点にはこだわっていきたいと思っているし、自分が得点を狙うことで他の選手が空いてシュートフェイントからアシストもできると思う。チームが勝つために自分のゴールも大事なんですけれども、そこだけにこだわりすぎずにチームが勝つ方を選んでアシスト、ゴールをしていきたい」

 この日のように、対戦相手から警戒されることは間違いない。だが、その警戒を上回って大津に勝利と初優勝をもたらす。

(取材・文 吉田太郎)
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プロ内定6人擁した筑波大に「一瞬の隙」…駒澤大に“連敗”で散る

筑波大は8強で姿を消す
[12.17 インカレ準々決勝 筑波大1-2駒澤大 柏の葉]

 場所は同じ柏の葉公園総合競技場で行った関東リーグ戦の最終節、奇しくも前哨戦となっていた一戦を、筑波大(関東2)は0-1で落としていた。一方の駒澤大は筑波大を「一番強い相手」と見込んで、インカレへの自信に繋げていた。MF西澤健太(4年=清水ユース/清水内定)はその時に「勝った時の喜び方を見ていたら、僕たちとの試合にかける思いはすごかったんだなと感じた」という。

「いかにその気持ちを上回るかというところで試合に臨んでいた」

 しかし筑波大は後半21分に先制を許すと、同30分にCKのこぼれ球をFW犬飼翔洋(3年=中京大中京高)が押し込んで同点に追いついたが、喜びもつかの間、同32分に再び勝ち越されてしまう。結果的にまたも勝利への執念で上回られてしまった形。2年ぶりの優勝を目指した大会だったが、8強で終戦。無冠でシーズンの戦いを終えた。

 歯車がかみ合わない1年だった。昨年の関東王者だが、大黒柱のFW中野誠也(現磐田)が卒業。攻撃面に不安を残したままシーズンに突入すると、前期リーグは8位と不調。夏のタイトルである総理大臣杯には、関東予選であるアミノバイタル杯の初戦で敗れ、まさかの本戦出場を逃す結果に終わった。

 それでも後期は持ち直して、一時は優勝も狙える位置まで浮上したが、勝負所だった早稲田大との天王山をスコアレスドローで終えると、それを引きずるかのように、翌節にはV逸を決定させる土壇場での失点によるドロー。最終節では駒大に敗れるなど、失った流れを取り戻せないまま今大会を迎えていた。

 駒大相手の“連敗”。「狙い通りいったところもあったし、しのげていた部分もあったが、一瞬の隙があった」と振り返った小井土正亮監督だが、「力不足。分かっていても止められなかった」と言い訳はせず、きっぱりと完敗を認めた。

 6人がJリーグ入りを内定させることからも分かるように、来季は主力選手が卒業することになる。MF鈴木徳真(4年=前橋育英高/徳島内定)やDF鈴木大誠(4年=星稜高/徳島内定)ら下級生のころから試合出場を重ねてきた選手が多く、チーム作りを一から強いられることになる。

 ただし主力が抜けるからといって、今季序盤のような“失敗”は繰り返してはいけない。小井土監督は「また作り直しだなという感じはしますが、また新しい筑波を作る楽しみもある。いろいろと表現できる選手はいるので、また競争しながら強い筑波を作っていきたい」。

 西澤も「今年は3年生に助けられることも多かった。自信をもってほしいし、彼らが最上級生になることで面白いサッカーが出来ると思う。タイトルを獲れるチームになってほしいなと思います」と期待を寄せていた。

(取材・文 児玉幸洋)
●第67回全日本大学選手権(インカレ)特集

日本人4選手所属クラブの対戦相手は…EL決勝T1回戦の組み合わせが決定

日本人4選手所属クラブの対戦相手は…EL決勝T1回戦の組み合わせが決定
 UEFAヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメント1回戦の組み合わせ抽選会が12日に行われた。決勝トーナメント1回戦となるラウンド32は、第1戦を2月14日に行い、第2戦を同年2月21日に行う。

 MF南野拓実ザルツブルククラブ・ブルージュ、MF長谷部誠フランクフルトシャフタール、MF乾貴士ベティスレンヌ、DF長友佑都ガラタサライベンフィカと対戦する。

 以下、組み合わせ(左が第1戦ホーム)

プルゼニ(チェコ) vs ディナモ・ザグレブ(クロアチア)
クラブ・ブリュージュ(ベルギー) vs ザルツブルク(オーストリア)
ラピド・ウィーン(オーストリア) vs インテル(イタリア)
スラビア・プラハ(チェコ) vs ゲンク(ベルギー)
クラスノダール(ロシア) vs レバークーゼン(ドイツ)
チューリヒ(スイス) vs ナポリ(イタリア)
マルメ(スウェーデン) vs チェルシー(イングランド)
シャフタール(ウクライナ) vs フランクフルト(ドイツ)
セルティック(スコットランド) vs バレンシア(スペイン)
レンヌ(フランス) vs ベティス(スペイン)
オリンピアコス(ギリシャ) vs ディナモ・キエフ(ウクライナ)
ラツィオ(イタリア) vs セビージャ(スペイン)
フェネルバフチェ(トルコ) vs ゼニト(ロシア)
スポルティング・リスボン(ポルトガル) vs ビジャレアル(スペイン)
BATE(ベラルーシ) vs アーセナル(イングランド)
ガラタサライ(トルコ) vs ベンフィカ(ポルトガル)

●ヨーロッパリーグ(EL)18-19特集
●海外組ガイド

日本人4選手所属クラブの対戦相手は…EL決勝T1回戦の組み合わせが決定

日本人4選手所属クラブの対戦相手は…EL決勝T1回戦の組み合わせが決定
 UEFAヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメント1回戦の組み合わせ抽選会が12日に行われた。決勝トーナメント1回戦となるラウンド32は、第1戦を2月14日に行い、第2戦を同年2月21日に行う。

 MF南野拓実ザルツブルククラブ・ブルージュ、MF長谷部誠フランクフルトシャフタール、MF乾貴士ベティスレンヌ、DF長友佑都ガラタサライベンフィカと対戦する。

 以下、組み合わせ(左が第1戦ホーム)

プルゼニ(チェコ) vs ディナモ・ザグレブ(クロアチア)
クラブ・ブリュージュ(ベルギー) vs ザルツブルク(オーストリア)
ラピド・ウィーン(オーストリア) vs インテル(イタリア)
スラビア・プラハ(チェコ) vs ゲンク(ベルギー)
クラスノダール(ロシア) vs レバークーゼン(ドイツ)
チューリヒ(スイス) vs ナポリ(イタリア)
マルメ(スウェーデン) vs チェルシー(イングランド)
シャフタール(ウクライナ) vs フランクフルト(ドイツ)
セルティック(スコットランド) vs バレンシア(スペイン)
レンヌ(フランス) vs ベティス(スペイン)
オリンピアコス(ギリシャ) vs ディナモ・キエフ(ウクライナ)
ラツィオ(イタリア) vs セビージャ(スペイン)
フェネルバフチェ(トルコ) vs ゼニト(ロシア)
スポルティング・リスボン(ポルトガル) vs ビジャレアル(スペイン)
BATE(ベラルーシ) vs アーセナル(イングランド)
ガラタサライ(トルコ) vs ベンフィカ(ポルトガル)

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「綺世は別格」五輪エース候補との定位置争い…法政大のハイタワーFW松澤、先発抜擢で持ち味発揮

先発に抜擢された法政大FW松澤彰(3年=浦和ユース)
[12.17 インカレ準々決勝 関西学院大1-3法政大 浦安]

 小回りの効く守備陣を揃える関西学院大に対し、最前線に起用されたのは今季わずかリーグ戦4試合出場のハイタワーだった。法政大FW松澤彰(3年=浦和ユース)は身長190cm。インカレ準々決勝で待望の先発出場を勝ち取ると、粘り強いポストプレーで好機を連発し、チームの2点目をアシストした。

 今季の関東大学リーグでの出場記録はわずか4試合。「去年より全然出場機会も少なくなっている」と現状を見つめる21歳だが、その理由は明白。法政大の1トップには、東京五輪代表にあたるU-21日本代表のエース候補、FW上田綺世(2年=鹿島学園高)が君臨しているからだ。

「綺世は別格ですよね。自分とタイプは違うけど、得点能力は高いし、自分にないものを全部持っている。かといって、自分がストロングポイントにしていることも程よくできる。全部の能力が高いので、勝手にライバルだと思ってるって感じです」(松澤)。1学年後輩にあたるが、その力関係に疑いはない。

 ただ、出場機会を諦めるつもりもない。「綺世がいるなかで自分がどうやっていくかを葛藤してきて、自分がやれることをやるしかないと思っている。インカレまでにいろんなことを整理してやってきた」。前回大会ではジョーカー起用で得点を連発。良い記憶もある大会に照準を絞ってきたようだ。

 初戦の新潟医療福祉大戦は後半終了間際からの起用。だが、ここで出場する予感はあったという。対戦相手の関西学院大はCBコンビの身長がいずれも170cm台前半。「相手のCBが高さがないというスカウティングがあったので、自分の役割をやり切ろうと思っていた」(松澤)。指揮官の要求を心に留め、キックオフのホイッスルをピッチ上で迎えた。

「立ち上がりから行くぞ!」——。そんな掛け声が上がった法政大イレブンは序盤からロングボールを松澤めがけて蹴り込むと、開始早々にポストプレーからFWディサロ燦シルヴァーノ(4年=三菱養和SCユース)に決定機。さらに前半2分、ディサロの落としから松澤がボレーで狙った。いずれも得点には結びつかなかったが、ゲームプランを徹底する気概を示した。

 その後も激しいプレッシャーをかけてくる関西学院大に対し、松澤へのミドルパスが一つの逃げ道として機能。相手に身体を寄せてスクリーン役となったり、つま先でピタリと止めるトラップで前線の起点となっていた。そして後半24分、自身のポストプレーからMF大西遼太郎(3年=磐田U-18)に落とすと、これがチームの決勝点となった。

 試合後、松澤は「自分の役割はやり切れたと思う」とこの一戦を総括。「点を取ることは課題だった」と悔いは残しつつも、「綺世と違う持ち味を出す」という最低限のミッションは果たしたと言える。ただ、前回大会を準優勝で終えた法政大にとって、ここは単なる通過点。それは松澤にとっても同じだ。

 昨年12月24日、法政大はインカレ決勝の舞台で流通経済大に1ー5の大敗。松澤自身は後半15分、負傷退場した上田との交代でピッチに立ったが、シュート1本さえ放つことができなかった。「決勝まで行ったけど、結局は綺世頼みだった。決勝で綺世がいなくなって、自分も頑張ろうと思ったけど何もできなかった」。

 悔しい気持ちは受け止めているが、かといって過度に背伸びするつもりはない。「自分はどんな形であっても、身体を張って、ボールを収めて、ゴール前で怖い選手になろうと思っている。それができればチームも勝てる」。すべては昨季わずかに届かなかった42年ぶり戴冠のため。「絶対に優勝できる」という強い覚悟を携え、3日後に迫る順天堂大戦に臨む。

(取材・文 竹内達也)

●第67回全日本大学選手権(インカレ)特集

「綺世は別格」五輪エース候補との定位置争い…法政大のハイタワーFW松澤、先発抜擢で持ち味発揮

先発に抜擢された法政大FW松澤彰(3年=浦和ユース)
[12.17 インカレ準々決勝 関西学院大1-3法政大 浦安]

 小回りの効く守備陣を揃える関西学院大に対し、最前線に起用されたのは今季わずかリーグ戦4試合出場のハイタワーだった。法政大FW松澤彰(3年=浦和ユース)は身長190cm。インカレ準々決勝で待望の先発出場を勝ち取ると、粘り強いポストプレーで好機を連発し、チームの2点目をアシストした。

 今季の関東大学リーグでの出場記録はわずか4試合。「去年より全然出場機会も少なくなっている」と現状を見つめる21歳だが、その理由は明白。法政大の1トップには、東京五輪代表にあたるU-21日本代表のエース候補、FW上田綺世(2年=鹿島学園高)が君臨しているからだ。

「綺世は別格ですよね。自分とタイプは違うけど、得点能力は高いし、自分にないものを全部持っている。かといって、自分がストロングポイントにしていることも程よくできる。全部の能力が高いので、勝手にライバルだと思ってるって感じです」(松澤)。1学年後輩にあたるが、その力関係に疑いはない。

 ただ、出場機会を諦めるつもりもない。「綺世がいるなかで自分がどうやっていくかを葛藤してきて、自分がやれることをやるしかないと思っている。インカレまでにいろんなことを整理してやってきた」。前回大会ではジョーカー起用で得点を連発。良い記憶もある大会に照準を絞ってきたようだ。

 初戦の新潟医療福祉大戦は後半終了間際からの起用。だが、ここで出場する予感はあったという。対戦相手の関西学院大はCBコンビの身長がいずれも170cm台前半。「相手のCBが高さがないというスカウティングがあったので、自分の役割をやり切ろうと思っていた」(松澤)。指揮官の要求を心に留め、キックオフのホイッスルをピッチ上で迎えた。

「立ち上がりから行くぞ!」——。そんな掛け声が上がった法政大イレブンは序盤からロングボールを松澤めがけて蹴り込むと、開始早々にポストプレーからFWディサロ燦シルヴァーノ(4年=三菱養和SCユース)に決定機。さらに前半2分、ディサロの落としから松澤がボレーで狙った。いずれも得点には結びつかなかったが、ゲームプランを徹底する気概を示した。

 その後も激しいプレッシャーをかけてくる関西学院大に対し、松澤へのミドルパスが一つの逃げ道として機能。相手に身体を寄せてスクリーン役となったり、つま先でピタリと止めるトラップで前線の起点となっていた。そして後半24分、自身のポストプレーからMF大西遼太郎(3年=磐田U-18)に落とすと、これがチームの決勝点となった。

 試合後、松澤は「自分の役割はやり切れたと思う」とこの一戦を総括。「点を取ることは課題だった」と悔いは残しつつも、「綺世と違う持ち味を出す」という最低限のミッションは果たしたと言える。ただ、前回大会を準優勝で終えた法政大にとって、ここは単なる通過点。それは松澤にとっても同じだ。

 昨年12月24日、法政大はインカレ決勝の舞台で流通経済大に1ー5の大敗。松澤自身は後半15分、負傷退場した上田との交代でピッチに立ったが、シュート1本さえ放つことができなかった。「決勝まで行ったけど、結局は綺世頼みだった。決勝で綺世がいなくなって、自分も頑張ろうと思ったけど何もできなかった」。

 悔しい気持ちは受け止めているが、かといって過度に背伸びするつもりはない。「自分はどんな形であっても、身体を張って、ボールを収めて、ゴール前で怖い選手になろうと思っている。それができればチームも勝てる」。すべては昨季わずかに届かなかった42年ぶり戴冠のため。「絶対に優勝できる」という強い覚悟を携え、3日後に迫る順天堂大戦に臨む。

(取材・文 竹内達也)

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[MOM593]順天堂大MF柳澤亘(4年)_王子の左足炸裂「ガチの早稲田」破るスーパーゴール

同点弾を叩き込んだDF柳澤亘(4年=八千代松陰高)
[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ supported by KIRIN]
[12.17 インカレ準々決勝 早稲田大1-2順天堂大 味フィ西]

「大学4年間で早稲田に勝ったことはなかったし、自分が出た試合で初めてガチの早稲田だった」。順天堂大MF柳澤亘(4年=八千代松陰高)が反撃の狼煙を上げる技ありショットを突き刺した。

 序盤は関東王者・早稲田大に主導権を握られ、前半6分にリーグ得点王FW岡田優希(4年=川崎U-18)に先制点を献上。その後も岡田に左サイドを破られ、順天堂大は前半16分、早くも交代カードを切る。右サイドハーフで先発した柳澤は本職の右サイドバックに下がって“岡田封じ”を担い、その後はシュートを打たせなかった。

 1点ビハインドで後半に突入。柳澤は攻撃参加の機会が限られる中、後半立ち上がりの反撃でタイミングよく前線に上がった。後半3分、DF石上輝(4年=堀越高)のクロスからこぼれたボールに反応し、右サイドから中に切れ込んで左足を一閃。「置き場所も良かったので落ち着いて蹴れた」と鋭く巻いたシュートをゴール左隅に突き刺した。

「点を取る選手じゃないのでたぶん初めて」と自身も記憶にないようなスーパーゴール。「練習はしていて、縦にいくことがバレてきたので、中に仕掛けていくのが課題だった」というイメージ通りのカットインから「ガチの早稲田」、U-21日本代表GK小島亨介(4年=名古屋U18)を破る貴重な同点弾。勢い止まらず、後半15分には石上のダイビングヘッドで逆転に成功した。

 守っては後半途中からポジションを移したMF相馬勇紀(4年=三菱養和SCユース)とも「初めて」対峙。周囲と連携してJ内定アタッカー2人を抑え、追加点を与えなかった。周囲から“王子”と評される甘いマスクのレフティーは「ガチの早稲田を相手にしたこの試合に出られて、結果を出せて良かった」と胸を張った。

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(取材・文 佐藤亜希子)

●第67回全日本大学選手権(インカレ)特集

[MOM592]法政大MF大西遼太郎(3年)_「意外なヒーロー」が2得点! 前回決勝は無念の退場、悔しさ忘れぬ“潰し役”

準々決勝で2ゴールを決めた法政大MF大西遼太郎(磐田U-18=3年)
[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ supported by KIRIN]
[12.17 インカレ準々決勝 関西学院大1-3法政大 浦安]

 昨年のインカレ決勝では無念のレッドカード。リベンジに燃える“つぶし役”が成長の跡を見せつけた。法政大MF大西遼太郎(磐田U-18=3年)は準々決勝の関西学院大戦、同点で迎えた後半に2ゴールを挙げ、2年連続でのベスト4入りに大きく貢献。ディフェンスに持ち味を誇る選手ではあるが、この1年間で培ってきた攻撃センスが炸裂した。

 昨年12月24日、法政大は流通経済大とのインカレ決勝で1-5の大敗を喫した。2年生ながら主力の座をつかんでいた大西は、後半25分に2枚目の警告を受けて退場。「チームはそこから崩れてしまった。この大会と言えば真っ先にその思い出が蘇るし、その場面は今でも覚えている」。時間が経ったとはいえ、悔しさが薄れることはない。

 だからこそ、今大会には「同じように決勝まで行って、今度は優勝するしかない」という力強い決意で臨んでいる。サブ組を織り交ぜて臨んだ初戦の新潟医療福祉大戦はベンチスタートだったが、ハーフタイム明けからの出場で決勝点をアシスト。良いイメージを残したまま、チームにとって2試合目の準々決勝で今大会初先発を果たした。

 自身のビジョンを「まずは守備が特長なので、そこで違いを見せて『アイツめちゃくちゃ奪うな』って思われるような選手になること」と語るように、中盤センターを務める選手の中では守備に重きを置くタイプ。だが、攻撃時にはダブルボランチが前後の関係になっており、前目のポジションを担う大西は前線との絡みも積極的にこなす。

「攻撃はずっと課題だったけど、この1年間で前との関わり方は良くなってきていると思う。あまり意識はしていないけど、昨年は守備の役割がはっきりしていたのが、今年は前で関わる回数が増えてきた」と成長も自覚。この日の前半は相手のボールポゼッションに身体を寄せるなど、見慣れた持ち味を発揮する機会が多かったが、ハーフタイムが明けると成長した攻撃性が花開いた。

 まずは後半24分、中盤で前を向いた大西は縦への浮き球を預けると、前方へとランニング。ポスト役のFW松澤彰(3年=浦和ユース)からリターンを受け、PA左に走り込んだ。「ドリブルというより、球際で勝ったという感じ」。得意の球際で相手のプレスを押し切り、そのまま抜き去ると、GKの意表を突くループシュートでふわりと決めた。

 さらに後半40分、2点目はこぼれ球に飛び込む形だった。MF紺野和也(3年=武南高)の折り返しに合わせたMF青柳燎汰(4年=前橋育英高)のシュートは相手に阻まれたが、すかさず寄せてダイレクトでシュート。攻撃に絡んでいく姿勢に加え、「セカンドボールは自分の長所。こぼれ球はずっと狙っている」という守備時の経験も生かした一発だった。

「ここまで結果にこだわってきて、こういう場で決められたのは自信になった」という大西に対し、長山一也監督も「意外なヒーローが出てきた」と驚きを口にする。だが、アミノバイタル杯決勝の明治学院大戦でもゴールを決めるなど、大舞台には相性が良い。指揮官は「強い相手との結果を残すのは大事なこと」と教え子の成長に目を細めた。

 もっとも、本人は「攻撃はセンスがないので、もっと上手くなればいいけど……」とやや冷静。あくまでも守備で違いを見せたい構えだ。準決勝の順天堂大戦ではMF名古新太郎(4年/鹿島内定)とのマッチアップが予想され、攻守でキーマンとなる。「(名古は)大学ナンバーワンの選手でもあると思う。勝ちたいとは思うけど、過信はできないので粘り強く戦いたい」と控え目に意気込んだ。

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(取材・文 竹内達也)

●第67回全日本大学選手権(インカレ)特集

[MOM591]駒澤大MF坂本和雅(4年)_人生初の“本気”、サッカー人生集大成に燃える

MF坂本和雅が大学初のマルチゴールで勝利に導いた
[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ supported by KIRIN]
[12.17 インカレ準々決勝 筑波大1-2駒澤大 柏の葉]

 駒澤大(関東4)が筑波大(関東2)を2-1で破った。後半21分にMF坂本和雅(4年=聖和学園高)が右クロスを合わせて先制点を決めると、同点とされた直後の同32分には再び坂本がゴールネットを揺らす。

 得意の左足で奪った大学初のマルチゴール。背番号14は「自分が取ったというより、みんなで奪った得点」と笑顔を弾けさせた。

 坂本にとって、柏の葉公園総合競技場は相性の良い場所だった。4年前の全国高校選手権、ドリブル軍団聖和学園の高速レフティーとして注目を集めた坂本は、柏の葉で戦った秀岳館高との1回戦でハットトリックを記録。同年のプリンスリーグ東北で得点王を獲得した実力を存分に発揮した。

 そしてこの日の2ゴール。4年前も今大会同様に初戦で4-1。ただし2戦目は0-3で落としていたことで、「今回もヤバいかも」という気持ちがあったというが、自らの活躍でそんな不安に打ち勝った。

 サッカー人生は今大会を最後にピリオドを打つ。勝負の年と位置付けていた昨年、5月の練習中に右足前十字靭帯を断裂。9か月ほどのリハビリを余儀なくされた。そして復帰後に行ったトルコ遠征で、海外の選手を相手に実力が通用しなかったことで、決心した。「もともとサッカーに情熱をかけているようなタイプではなかった」と未練もないという。

 決心がつくと、行動も早かった。6月に就職活動を始めたが、1か月後、最初に受けた企業である人材紹介などを行うキャリアデザインセンターから内定通知をもらった。「すぐ決めて、サッカーに集中しようと思った」。残りのサッカー人生を楽しむことだけに切り替えた坂本は、関東リーグ戦で5得点を決める活躍。母校を8年ぶりのインカレ出場へと導いた。

 埼玉県出身の坂本。仙台で高校生活を送るために初めて親元を離れが、「寮生活がとても嫌だった」。そのため、大学は実家から通えるところという条件で探し、高校の監督の紹介で駒大に進学することになった。その甲斐もあり、大学生活は「エンジョイしました!」と言い切れるほど、充実したものになったという。

 男ばかり3兄弟の末っ子で、言動からも伺える奔放な性格の持ち主だが、今大会はサッカー人生最後という思いがやはり強く、目の色を変えているのは誰が見ても明らか。秋田浩一監督も愛弟子の変化に「ディフェンスを頑張っていた。こんなこと初めて。駒大の選手らしくなった」と目じりを下げずにはいられない様子。

 坂本自身も自覚は十分にあり、「人生で初めて気持ちを込めてやっているという感じ」。これが本当の実力。今の坂本の目にはサッカー人生を有終の美で飾ることしか見えていない。

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(取材・文 児玉幸洋)

●第67回全日本大学選手権(インカレ)特集

リバプールとバイエルンが激突!! 4連覇狙うレアルはアヤックスと…CL決勝T1回戦組み合わせ決定

リバプールとバイエルンが激突!! 4連覇狙うレアルはアヤックスと…CL決勝T1回戦組み合わせ決定
 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)決勝トーナメント1回戦の組み合わせ抽選会が17日に行われた。決勝トーナメント1回戦にあたるラウンド16は、2月12、13日と19、20日にそれぞれ第1戦、3月5、6日と12、13日にそれぞれ第2戦が行われる。

 大会4連覇を狙うレアル・マドリー(スペイン)はアヤックス(オランダ)、昨季準優勝のリバプール(イングランド)はバイエルン(ドイツ)、MF香川真司が所属するドルトムント(ドイツ)はトッテナム(イングランド)と対戦することになった。

 以下、組み合わせ(左が第1戦ホーム)

シャルケ(ドイツ) vs マンチェスター・シティ(イングランド)
アトレティコ・マドリー(スペイン) vs ユベントス(イタリア)
マンチェスター・ユナイテッド(イングランド) vs パリSG(フランス)
トッテナム(イングランド) vs ドルトムント(ドイツ)
リヨン(フランス) vs バルセロナ(スペイン)
ローマ(イタリア) vs ポルト(ポルトガル)
アヤックス(オランダ) vs レアル・マドリー(スペイン)
リバプール(イングランド) vs バイエルン(ドイツ)

●チャンピオンズリーグ(CL)18-19特集

西日本対決は関西王者に軍配! 大阪体育大が福岡大を破り、2年ぶり4強進出

大阪体育大が2年ぶりにベスト4進出
[12.17 インカレ準々決勝 大阪体育大1-0福岡大 熊谷]

 第67回全日本大学サッカー選手権(インカレ)は17日に準々決勝が行われた。熊谷スポーツ文化公園陸上競技場では大阪体育大(関西1)と福岡大(九州1)が対戦。大体大はMF堀内颯人(4年=奈良育英高)が決めた1点を守り切り、1-0で2年ぶりのベスト4進出を決めた。

 大体大は2回戦・静岡産業大戦(2-0)から先発を2人変更。DF林尚輝(2年=立正大淞南高)とMF西田恵(3年=関大北陽高)を起用した。松尾元太監督が「少し配置を変えて、中盤の枚数を増やした」と語るように、関西王者は4-3-3の布陣を敷く。アンカーに林尚が入り、堀内とMF平田健人(4年=星稜高)との中盤3枚で支配権を奪っていった。

 一方、1回戦から連戦の福大は、3試合ともにスタメン変更なし。4-4-2の持ち味を生かす布陣を敷き、目標の4強進出を懸けて大一番に挑んだ。

 大体大は前半6分、FW林大地(3年=履正社高)がハイプレスからボールを奪ってPA左に入り込むも、守備陣に潰されてチャンスを逸する。福大も同7分、DF饗庭瑞生(3年=立正大淞南高)のロングフィードからFW梅田魁人(3年=高川学園高)が収めてPA左へ。しかし大体大守備陣の素早い対応に手を焼き、フィニッシュまで持ち込めない。

 大体大は前半15分、平田が右サイドへ大きく蹴り、DF木出雄斗(2年=星稜高)が右足アウトサイドでシュートを打つが、ゴール左外にわずかに逸れる。互いに敵陣まで踏み込むが両守備陣は堅実に守り切り、大きな決定機がないまま試合は進んでいく。

 すると、大体大がスーパーゴールで均衡を崩す。前半22分に左サイドでFKを得ると、大体大はMF浅野雄也(4年=四日市四郷高/水戸内定)が左足でファーサイドにキック。PA右のDF田中駿汰(3年=履正社高)が豪快にシュートを打つも、GK真木晃平(2年=大分U-18)のビッグセーブに阻まれる。ボールはPA手前にころがっていくと、待ち構えた堀内が左足を一閃。一直線の弾道がゴールに突き刺さり、大体大が先制に成功した。

 先制を許した福大は前半30分、2試合連続ゴール中のスーパーサブ・FW今田源紀(2年=九州国際大付高)を投入。大体大は同41分に福大の波状攻撃を浴びるが、DF菊池流帆(4年=青森山田高/山口内定)らの気合いのディフェンスで乗り切っていく。前半アディショナルタイムには再び福大が攻勢に出るも、MF河原創(3年=大津高)のドリブルに堀内が体を入れて対応。ファウルを誘発して流れを切り、嫌な時間帯での失点を防いだ。

 福大は後半からMF大熊健太(3年=FC東京U-18)に代えてFW花田佳惟斗(3年=興國高)を入れ、より前線からの圧力を増していく。すると後半3分にビッグチャンスが訪れる。福大は敵陣に入り込み、PA右に流れたボールを梅田がマイナス方向に落とすと、DF青山生(4年=筑陽学園高)が渾身のシュート。しかし、力が入り過ぎたボールはゴール上に大きくはずれていった。

 福大の猛攻に対して、大体大はアンカーの林尚、CBコンビの菊池と田中が堅守を構築。特に菊池は「オリャー!」という得意の掛け声とともに何度も攻撃を跳ね返す。数えた限りでは10回以上にも及ぶ掛け声にスタンドの応援団も呼応。大体大が雰囲気を盛り立てていった。

 終盤に勢いをつけた福大だが得点には至らず、大体大が1-0で勝利。福大の乾真寛監督は「(2回戦の)明大戦で我々はすべてを出し切って勝利した。そのままメンバーを使ったのはちょっと厳しかった」と後悔を見せる。「ただ、交代で入ったメンバーが応えてくれたし、後半は見応えのあるサッカーだった」と選手を労いながらも、2年連続での準々決勝敗退には悔しさを覗かせた。

 大体大の松尾監督は、守り切った試合内容に及第点を与える。「本来やりたい形での攻撃ではなく、相手の良さを崩すという部分に重きを置いていた。苦しい中でも失点なしで勝てたということは大きかった」と手応えも語った。

 大体大の次戦は駒澤大。福大から駒大という対戦の順番は、奇しくも夏の総理大臣杯と同じ流れになる。ハードワークを得意とする駒大に対し、松尾監督は「うちの特徴は守備。良い守備からどう攻撃につなげていくか。浮足立たずに隙を見せずプレーして、しっかり勝ち切りたい」と意気込んだ。

(取材・文 石川祐介)
●第67回全日本大学選手権(インカレ)特集

「前半で終わってもいいくらい」に走った大津MF大竹が先制ゴール

前半43分、大津高MF大竹悠聖が先制ゴール
[12.16 プレミアリーグプレーオフ2回戦 矢板中央高 1-3 大津高 広島スタ]
 
 大津高はインターハイ優秀選手の万能型MF大竹悠聖(3年)が先制ゴールを決めた。前半43分、大津はCB福島隼斗主将(3年)の絶妙なスルーパスで右サイドを抜け出したSB岩本侑大(3年)が中央へ折り返す。これをニアへ走り込んだFW奥原零偉(3年)がスルー。クロスするようにゴール前に飛び込んだ大竹が右足で先制ゴールを流し込んだ。

「(1回戦の)静学戦はあんまり自分がいいプレーできていなかったので、きょうは前半で終わってもいいくらいのプレーでどんどんゴールに狙っていこうと危険な場所に入っていきました」。前半から運動量を増やして走り回った大竹が貴重な1点をもたらした。

 今年、FWやボランチも務めてきた大竹はこの日、右MFとしてプレー。前半17分にポスト直撃の右足シュートを放ったほか、重心の低いドリブルで相手のチャージをかわして前進したり、スルーパスで決定機を演出するなど存在感のあるプレーを見せた。

 細かなミスはあったが、豊富な運動量と攻撃力を求められてのSH起用に応えるプレーで勝利とプレミアリーグ昇格に貢献。インターハイで3試合連続ゴールを記録し大会優秀選手に選出されているアタッカーは強豪・桐光学園高戦から始まる選手権へ向けて、「派手なプレーとかはできないと思うんですけれども、しっかり守備や攻撃で貢献できるように頑張っていきたい」と意気込んだ。

(取材・文 吉田太郎)
●2018高円宮杯プレミアリーグ特集
●【特設】高校選手権2018

「前半で終わってもいいくらい」に走った大津MF大竹が先制ゴール

前半43分、大津高MF大竹悠聖が先制ゴール
[12.16 プレミアリーグプレーオフ2回戦 矢板中央高 1-3 大津高 広島スタ]
 
 大津高はインターハイ優秀選手の万能型MF大竹悠聖(3年)が先制ゴールを決めた。前半43分、大津はCB福島隼斗主将(3年)の絶妙なスルーパスで右サイドを抜け出したSB岩本侑大(3年)が中央へ折り返す。これをニアへ走り込んだFW奥原零偉(3年)がスルー。クロスするようにゴール前に飛び込んだ大竹が右足で先制ゴールを流し込んだ。

「(1回戦の)静学戦はあんまり自分がいいプレーできていなかったので、きょうは前半で終わってもいいくらいのプレーでどんどんゴールに狙っていこうと危険な場所に入っていきました」。前半から運動量を増やして走り回った大竹が貴重な1点をもたらした。

 今年、FWやボランチも務めてきた大竹はこの日、右MFとしてプレー。前半17分にポスト直撃の右足シュートを放ったほか、重心の低いドリブルで相手のチャージをかわして前進したり、スルーパスで決定機を演出するなど存在感のあるプレーを見せた。

 細かなミスはあったが、豊富な運動量と攻撃力を求められてのSH起用に応えるプレーで勝利とプレミアリーグ昇格に貢献。インターハイで3試合連続ゴールを記録し大会優秀選手に選出されているアタッカーは強豪・桐光学園高戦から始まる選手権へ向けて、「派手なプレーとかはできないと思うんですけれども、しっかり守備や攻撃で貢献できるように頑張っていきたい」と意気込んだ。

(取材・文 吉田太郎)
●2018高円宮杯プレミアリーグ特集
●【特設】高校選手権2018

坂本和雅が2発!!自信みなぎる駒澤大、同点被弾直後の勝ち越し弾で筑波大破り9年ぶり4強

駒澤大がMF坂本和雅(14)の2発で勝利した
[12.17 インカレ準々決勝 筑波大1-2駒澤大 柏の葉]

 第67回全日本大学サッカー選手権大会の準々決勝が17日に行われ、柏の葉公園総合競技場では駒澤大(関東4)が筑波大(関東2)に2-1で競り勝ち、9年ぶりとなる4強に勝ち上がった。19日の準決勝では大阪体育大(関西1)と対戦する。

 駒澤大からは自信がみなぎっていた。筑波大は秋田浩一監督も「一番強いと思っている」と評価するほどの相手。そこに11月24日の関東リーグ最終節、場所は同じ柏の葉で1-0で勝利したことが、イレブンに今大会を戦う上での相当の自信を与えていた。

 2回戦から中1日。先発5人を入れ替えてきた筑波大に対し、駒大は全く同じメンバーで試合に臨んだ。「能力のある選手がいないので」と自虐した秋田監督だが、「疲労はありますけど、そこを頑張るところが駒大のサッカー」と自分たちのサッカーに自信があるからこその選択でもあった。

 ただ試合は序盤こそ駒澤大が圧力をかけるが、徐々にボールが持てる筑波大がチャンスを生み出していく。しかしこれも駒大の強み。フィジカル自慢の両CB、DF星キョーワァン(3年=矢板中央高)とDF伊勢渉(4年=神戸国際大附高)が中心となって相手の攻撃を跳ね返し続ける。前半終了間際には筑波大に押し込まれかけたが、何とか耐えて無失点で前半を終えた。

 そしてスタミナに自信がある駒大には、この前半の無失点が更なる勇気を与えていた。「相手の時間が長いというのもイメージ通り。前半を抑えたのが大きかった」(星)「前半0-0なら勝てる自信はあった」(伊勢)と、この時点で選手たちはすでに勝利への道筋を見出していたという。すると後半21分、ついに試合を動かす先制点が駒大に生まれる。

 MF鈴木隆作(4年=駒澤大高)とMF中原輝(4年=ルーテル学院高)の縦関係で右サイドを崩すと、ゴール前に鋭いクロスボールが入る。FW室町仁紀(4年=東京Vユース)とFW安藤翼(4年=長崎総合科大附高)がつぶれてボールはMF坂本和雅(4年=聖和学園高)まで届く。そして坂本は体ごと投げ出すようにして飛び込み、先制点を奪った。

 しかし筑波大もそう簡単には負けない。後半30分の左サイドからのCKのチャンス。MF西澤健太(4年=清水ユース)が蹴ったボールがゴール前の混戦を生むと、最後はFW犬飼翔洋(3年=中京大中京高)が押し込む。駒大のフィジカルに対抗して先発に抜擢しされた3年生FWの得点で、試合が振り出しに戻った。

 だが駒大の心が折れることはなかった。直後の後半32分、左サイドのスローインを繋ぐと、中原が坂本にラストパス。坂本は利き足である左を豪快に振り抜き、勝ち越し点を奪う。同点とされたことで落胆するのではなく、逆に筑波大に生まれた心の隙を見逃さなかった駒大が、勝負を制した。

 星が「正直追いつかれたけど、行ける気がした」と振り返るように、今、駒大イレブンは何事にも動じない、強い心で戦うことが出来ている。次戦の大阪体育大は、総理大臣杯の準々決勝で延長戦の末に敗れた相手。「最高のシチュエーション」(星)とイレブンも闘志をたぎらせる。

「チームとしてまたひとつ成長できた」と話したのは主将のMF大塲淳矢(4年=藤枝東高)。「厳しい試合を乗り越えたことで成長できた。ここでもう一個、乗り越えていきたい」。意識は先へ先へ。「強い筑波大」に連勝した駒大に、恐れる相手などもういない。

(取材・文 児玉幸洋)
●第67回全日本大学選手権(インカレ)特集

前回準Vの法政大、大西2発でベスト4進出! 関西学院大の猛攻は水際で阻止

3点目が決まって喜ぶ法政大の選手たち
[12.17 インカレ準々決勝 関西学院大1-3法政大 浦安]

 第67回全日本大学サッカー選手権大会(インカレ)は15日、準々決勝を各地で行い、浦安市運動公園陸上競技場では関西学院大(関西2)と法政大(関東3)が対戦した。MF大西遼太郎(3年=磐田U-18)の2ゴールなど、着実に加点した法政大が3-1で勝利。19日の準決勝では2年連続の決勝進出を懸けて、リーグ戦では五分の戦績だった順天堂大(関東6)と戦う。

 立ち上がりに主導権を握ったのは法政大。先発に抜擢された長身FW松澤彰(3年=浦和ユース)にボールを集めると、FWディサロ燦シルヴァーノ(4年=三菱養和SCユース/北九州内定)とのコンビで一気に敵陣へと襲い掛かった。関西学院大も徐々にペースを取り戻し、セットプレーからMF安羅修雅(1年=履正社高)、DF本山遥(1年=神戸U-18)が立て続けにゴールへ迫った。

 このピンチで身体を張った法政大は前半19分、相手のクリアミスに乗じたディサロがフリーで抜け出すも、シュートはGK妻鹿寛史(4年=立正大学淞南高)がビッグセーブ。それでも同20分、中央でMF陶山勇磨(1年=帝京長岡高)と大西が絡んで左サイドにボールを送ると、ディサロの左足シュートは再び妻鹿に阻まれたが、こぼれ球に詰めたMF橋本陸(3年=西武台高)が押し込んだ。

 その後は関西学院大が一方的にボールを握った。前半28分、右サイドのMF中野克哉(4年=京都橘高/京都内定)が果敢なドリブルで攻め込むもGK吉田舜(4年=前橋育英高)が阻止。しかし同43分、MF山本悠樹(3年=草津東高)、DF藤田大輝(4年=兵庫県立西宮高)とつないだボールを安羅が受けると、カットインからのシュートが相手に当たってネットに吸い込まれ、前半終了間際に追いついた。

「立ち上がりにセットプレーでピンチがあったけど、粘り強く失点せず対応できたことが良かった」と振り返ったのは法政大の長山一也監督。同点でのハーフタイムはプラン通りだったが、先制した後にズルズルとリトリートしてしまうような場面が続いたことを受け、「戻ることに頭が行き過ぎていたので、戻りながら相手にアタックしよう」という意識を共有し、後半のピッチに向かった。

 後半15分過ぎまでは両チームともなかなか決定機をつくれない時間が続いたが、関西学院大が同16分に動いた。MF仲原潤也(4年=C大阪U-18)、DF宇都木峻(4年=佐野日大高)を投入すると、同18分には中野のオーバーヘッドシュートが惜しくも枠を外れた。法政大は同20分、先制点を決めた橋本を下げてMF紺野和也(3年=武南高)を入れた。

 互いに攻め合った後半24分、法政大がついにスコアを動かす。ピッチ中央で前を向いた大西が松澤へロングボールを送り、ポストからのリターンでボールは再び大西の元へ。相手との競り合いでしっかりキープし、巧みな進路取りでPA左へ抜け出すと、相手GKが飛び込んだところをループシュートでかわし、正確にゴールマウスに流し込んだ。

 関西学院大は後半27分、FW山見大登(1年=大阪学院高)、FW林部晃己(2年=C大阪U-18)を一気に投入。法政大は同28分、ベンチスタートだったU-21日本代表FW上田綺世(2年=鹿島学園高)を送り込んだ。関西学院大は同30分、中野のFKからFW藤原樹(4年=市立西宮高)がヘッドで狙うもGK正面。法政大は同37分、右からのクロスに上田が頭で合わせたが、大きく枠を外れた。

 1点差で迎えた終盤戦、次に試合を動かしたのも法政大だった。後半40分、右サイドを単独突破した紺野の折り返しから途中出場MF青柳燎汰(4年=前橋育英高)が狙ったが、これは相手ディフェンスがブロック。しかし、こぼれ球に反応した大西がワンタッチでゴールを射抜いた。関西学院大は同44分、山見の折り返しから山本が狙ったがGK正面。スコアはそのままでタイムアップを迎えた。

 ボールポゼッションで優勢を保った関西学院大はシュート数でも相手より多い13本を記録。だが、法政大はDF蓑田広大(1年=青森山田高)、DF前谷崇博(4年=G大阪ユース)のセンターバックコンビに加え、アンカー気味に守っていたMF下澤悠太(3年=柏U-18)が最後まで崩れず。長山監督は「身体が張れるような立ち位置、コースを消すことはトレーニングからしていて、状況ごとに動けるようにしている」と水際での堅守を誇った。

 準決勝の相手は関東代表の順天堂大。FW旗手怜央(3年)、MF名古新太郎(4年)といったタレントへの警戒は欠かせない。「関学さんと似ているチームで、そのうえ旗手くんというストライカーもいる。今日の山本くんのように名古くんが絡んでくる形になるので、ストロングポイントに対応していきたい」(長山監督)。今季の対戦成績は1勝1敗の五分。集大成の大会で違いを見せ、ファイナルへの切符を掴む。

(取材・文 竹内達也)

●第67回全日本大学選手権(インカレ)特集

堀池采配的中の順天堂大、後半逆転で8強の壁破る!J内定4人の関東王者早大を下し準決勝へ

順天堂大が関東王者早大を下した
[12.17 インカレ準々決勝 早稲田大1-2順天堂大 味フィ西]

 第67回全日本大学サッカー選手権大会(インカレ)は17日、準々決勝を行い、味の素フィールド西が丘では早稲田大(関東1)と順天堂大(関東6)が対戦した。前半6分にFW岡田優希(4年=川崎U-18)のゴールで早稲田大が先制したが、順天堂大が後半逆転に成功。順天堂大が2-1で勝利し、法政大(関東3)との準決勝に進出した。

 関東王者の早稲田大は4-1-4-1を採用し、幸先良く先制に成功した。前半6分、右サイドのMF相馬勇紀(4年=三菱養和SCユース)のパスをFW武田太一(3年=G大阪ユース)が落とし、センターライン手前からFW栗島健太(3年=流通経済大柏高)が左サイドのスペースにスルーパス。走り込んだ岡田が加速してエリア内に進入すると、PA内左角度のない位置から右足シュートを右ポストに当ててネットを揺らした。

 2試合連続で先制ゴールを奪った岡田はその後も左サイドを制圧する。4-4-2の布陣で臨んだ順天堂大は前半16分、たまらず1枚目の交代カードを切り、右サイドバックのDF鈴木啓太郎(3年=帝京高)に代えてMF大谷京平(2年=柏U-18)を投入。大谷は右サイドハーフに入り、DF柳澤亘(4年=八千代松陰高)が右サイドバックに下がった。対する早稲田大も前半31分に交代カードを切り、負傷の武田を下げてFW直江健太郎(4年=早稲田実高)を投入した。

 主導権を握る早稲田大は相馬が右サイドを切り裂く。前半40分、タッチライン際を鋭いドリブルで仕掛けると、寄せてきたDF村松航太(3年=清水ユース)を巧みにかわし、そのまま縦に突破。PA右で倒されてFKを獲得してチャンスを作ったが、追加点にはつながらなかった。

 早稲田大は距離感良く攻撃を組み立て、素早い攻守の切り替えで圧倒する。中央を固め、隙を見せない守備を構築し、順天堂大はボールを保持しても攻め手を欠く。前半終了間際には立て続けにU-21日本代表FW旗手怜央(3年=静岡学園高)が個人技でシュートを連発したが、同じくU-21日本代表のGK小島亨介(4年=名古屋U18)が冷静に防いだ。

 1点ビハインドで迎えた後半、順天堂大は堀池巧監督の采配が的中する。後半開始と同時にMF名古新太郎(4年=静岡学園高)をアンカーにした4-1-4-1に変更すると、サイドが機能。後半3分、MF石上輝(4年=堀越高)がドリブルで左サイドを突破した流れからこぼれ球に柳澤が反応。右サイドからカットインして左足を振り抜き、カーブのかかった鋭いシュートをゴール左隅に突き刺した。

 試合を振り出しに戻した順天堂大は勢いに乗って押し込む。後半15分、右サイドから三國が右足でクロスを入れると、ファーサイドに飛び込んだ石上が豪快ダイビングヘッドを押し込み、2-1と逆転に成功。勢いは止まらず、後半29分にはカウンターからDF上野瑶介(2年=JFAアカデミー福島)が決定的なシュート。後半38分にもCKから決定機をつくったが、いずれもGK小島がファインセーブを見せた。

 早稲田大は続々と交代カードを切ってゴールを目指したが、最後の反撃も及ばず。外池大亮監督は「前半は完遂できた。後半の入り方には気をつけていたが、相手の変更に対応できない状態が続いて対応が遅れた」と敗戦を受け止めた。順天堂大は今季リーグ戦で2試合とも1-2で敗れた関東王者を撃破。3年連続で準々決勝敗退だったベスト8の壁を破り、準決勝へと駒を進めた。

(取材・文 佐藤亜希子)

●第67回全日本大学選手権(インカレ)特集

長野、MF東浩史の契約更新を発表「来年こそは優勝そして昇格」

 AC長野パルセイロは17日、MF東浩史と来シーズンの契約を更新したと発表した。東はクラブを通じて「今年も1年間たくさんの応援ありがとうございました! 来年こそは優勝そして昇格するという強い気持ちを持ってプレーしたいと思います! 来年もよろしくお願いします!」とコメントしている。

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『SEVENDAYS FOOTBALLDAY』:同志(清水エスパルスユース・天野友心、梅田透吾)

プレミアリーグ最終節、IAIスタジアム日本平の一般入場ゲートに張り出されていた天野友心(右)と梅田透吾の感謝のコメント
東京のユースサッカーの魅力、注目ポイントや国内外サッカーのトピックなどを紹介するコラム、「SEVENDAYS FOOTBALLDAY」

 あるいは1人だったら、ここまで楽しかっただろうか。あるいは1人だったら、ここまで成長できただろうか。「やっぱり『コイツは上手いな』と思わされるのは透吾でしたし、一緒にやっていて盗むものもあったり、気付かされる部分もあって、本当に自分がここまで成長できたのは透吾がいたからかなと凄く思います」「アイツがいなかったらサッカーをやめているかもしれないですし、エスパルスに来てやっていないかもしれないですし、本当に天野と一緒にやれて良かったという感謝の気持ちでいっぱいです」。13歳からの6年間。ゴールキーパーというたった1つのポジションで競い合ってきた天野友心梅田透吾は、大きな感謝と少しの寂しさを胸に、この春からそれぞれの新たな道へ踏み出していく。

 “16” と“1”。後半のアディショナルタイム。意外な番号が第4審の掲げるボードに表示される。8月1日。クラブユース選手権決勝。大宮アルディージャユース相手に2点をリードしていた清水エスパルスユースは、最後となる5人目の交替でゴールキーパーを入れ替える。大会MVPにも選出された梅田透吾が笑顔でピッチサイドへ向かい、短い抱擁を経て、天野友心が自らの持ち場へ駆け出していく。手元のメンバー表を確認すると、どちらも2000年7月生まれの3年生。「なるほどなあ」と感じながら、その光景を眺めていた。

 試合後。日本一に輝いた清水ユースを率いる平岡宏章監督の記者会見は謝罪から始まった。「まず1つ言わなくてはいけないのは、ああいうリスペクトに欠けることをやってはいけないんですけど…」。自ら“5人目の交替”について切り出す。彼らがゴールキーパーとして初めてジュニアユースからユースに同時昇格した2人だということ。ジュニアユース時代は天野の方が試合に多く出ていたこと。いくつかの背景を明かしつつ、「今日は梅田が活躍してくれましたが、天野が出ても同じくらい活躍してくれますし、試合に出なくても本当にチームを盛り上げてくれていたので、そういうことも含めて了承してもらいたいと思います。本当にリスペクトに欠ける交替で申し訳ありませんでした」と頭を下げる。想像以上の理由もあって、“5人目の交替”は今夏のハイライトの1つとして、強く記憶に残っている。

「エスパでは6年間ですけど、小学校の頃も5年生から県のトレセンで一緒だったので、8年間やってきているんです」と天野が話したように、2人の付き合いはエスパルス以前まで遡る。ジュニアユースへ加入した段階では天野が一番手で、梅田が二番手という構図。「中学の時は自分の方がちょっと上に立っていた部分があったと思います」(天野)「ジュニアユースの頃はアイツがずっと出ていたので、正直諦めていた部分もありました(笑)」(梅田)。2人とも率直に当時を振り返る。

 ユースへの同時昇格はタイミングの妙もあった。その頃は清水ユースが静岡県リーグへの参入を予定していた時期で、必然的にゴールキーパーの頭数が必要になる。彼らが一定以上の実力を有していたことは言うまでもないが、神奈川から単身で清水ユースへ加わり、今年のキャプテンを務める齊藤聖七も「『キーパーは基本1人』とユースへ入る前に説明もされていたので、2人もいて『ああ、凄いな』とビックリして。だから『異例なんだな』と思いました」と語った通り、天野と梅田が“特別な2人”だったことも、また確かなようだ。

 ただ、お互いの立ち位置は少しずつ変化していく。1年時の高円宮杯プレミアリーグで早くも開幕戦からベンチに入り、最終節の市立船橋高戦ではスタメンにも抜擢された梅田に対し、県リーグを主戦場に置いていた天野にAチームでの出場機会は巡って来ない。2年に進級してからも、FIFA U-17ワールドカップへ臨む日本代表メンバーに招集されるなど、周囲の注目を集め始めていた梅田がレギュラー。「サブに回って、でも良いプレーができなくて、アピールできなくて、ずっと悔しい時期もありました」と天野も自らの感情を思い出す。

 ジュニアユース時代を考えれば、天野の心中は察して余りあるが、齊藤は2人についてこう口にする。「キーパーはポジションが1つで、同じ代に2人いたらどっちかが出られないじゃないですか。そういう争いがあるのにもかかわらず、あの2人は常に仲が良くていつも一緒にいますし、天野も本当にいいヤツなので、自分のツラい気持ちも隠して、透吾に『行って来い』とか言ったりするんです。その姿を見ていて『スゲーな』って思いましたね」。

 昨年のプレミアリーグ終盤戦。優勝争いを繰り広げていた残り4試合というタイミングで、梅田が負傷離脱したことにより、とうとう天野に出番が回ってくる。ところが、2試合連続で完封勝利を飾ったものの、その年唯一の“日本平”開催だった青森山田高戦は壮絶な撃ち合いの末に4-4のドロー決着。タイトルの懸かった最終節も柏レイソルU-18に敗れ、チームは優勝を逃がしてしまう。さすがに天野もこの結果は堪えたが、周囲は彼の想いを十分にわかっていた。「2年の終わりに公式戦に出させてもらったのに、負けてしまうことが多くて、自分の実力に自信を無くしたりしたんですけど、それでも透吾も含め、チームのみんなが励ましてくれたり、バスや電車の行き帰りもみんなで一緒に楽しくやってくれました」と天野。そして、エスパルスのアカデミーで過ごすラストイヤーの“6年目”がスタートする。

 前述したクラブユース選手権で16年ぶりに夏の日本一を獲得し、カップ戦での“全国二冠”を目指して挑んだJユースカップでは、トップチームへの昇格が決まった梅田が再度ケガで戦線を離れ、平岡監督は天野を最後尾に据える。すると、「自分も『透吾に負けないようにプレーしよう』という気持ちは少なからず持っているので、こういうチャンスが来た時にいつでも出れる準備をしてきたつもりですから」と言い切る天野は、PK戦までもつれ込んだ初戦の三菱養和SCユース戦で、相手のキックを2本ストップ。勝利に大きく貢献してみせる。

 印象深いシーンがある。準々決勝の柏レイソルU-18戦。後半終了間際に追い付かれ、またもPK戦へ臨む直前のこと。平岡監督がベンチ前で天野に話し掛ける。「『遜色ない』って言っちゃったんだから頼むぞ」。それが梅田との比較であることはすぐに理解できた。期せずして起きた笑い声の中心で、苦笑いを浮かべる天野。PK戦に入ってからも「天野、いつも通りにやれ!」と指揮官が檄を飛ばし、飛ばされた方が思わず笑ってしまうシーンも。「なかなかああいうのもないので、逆にそれを楽しみながらやれたかなとも思います(笑)」とは天野。結果的に5人全員が成功した清水ユースに対し、柏U-18の5人目がクロスバーにぶつけ、準決勝進出を勝ち獲ったが、この一連からも天野のキャラクターが透けて見えた。

 性格はまさに正反対。「透吾は結構ホワホワしているんですけど、プレーではバシッとやってくれて頼りがいのある所は自分も見習うべきですね。ただ、逆に内に秘め過ぎちゃって、『やる気あんのか?』みたいに言われている時もあるんですよ」(天野)「結構うるさいです。良い意味でムードメーカーですし、チームがうまくいっていない時も一番声を出してくれたり、そういう所は本当に見習わなくてはいけないなという気持ちもありますけど、逆に天野が落ち着いているかと言ったら、それは自分の方がというのもありますね」(梅田)。

 さらに「『この2人が合わさって1人になればいいのにな』って言われるくらい対照的なので」と梅田が話せば、天野も「『俺と透吾を足して2で割ったのがちょうどいい』みたいに言われるんですけどね」と笑顔。奇しくも2人からまったく同じフレーズが出てくる所も面白い。齊藤はキャプテンらしく、彼らを一言で端的に言い表してくれた。「マイペースなヤツと凄く騒がしいヤツです(笑)」。

 12月9日。Jユースカップで全国準優勝に輝き、1週間前にリーグ無敗を続けていた青森山田に土を付けた清水ユースは、プレミアリーグ最終節を迎えていた。「『3年生の最後の試合だ。楽しもう』というのが強かったですね」とは梅田。先発には10人の3年生が顔を揃える。メンバー表の一番上に書き込まれた名前は天野。自身にとっても1年ぶりの“日本平”に気合が入る。「スタッフを含め、こうやってプレミアの最後にここでのゲームをコーディネートしてくれた方々に本当に感謝したいです」。万感の想いを携えて、最後の1試合の幕が上がる。

 やや3年生たちの動きが硬い。徐々に富山一高に押し込まれる展開を強いられると、前半22分には決定的なピンチが訪れたが、天野が懸命のファインセーブで弾き出したあたりから、ゲームの流れが変わる。前半30分。3年生の佐塚洋介がクロスを上げ切り、飛び込んだ3年生の東駿が豪快なヘディングをゴールネットへ突き刺した。1-0。きっちりリードを奪って、後半へ折り返す。

 “16” と“1”。あの夏の日と同じ番号が第4審の掲げるボードに表示される。「相手にとっては本当に失礼なことかもしれないです。ただ、彼らが私に与えてくれた影響もそうですし、みんなに与えた影響もそうですし、そういう意味では彼らに対して、私からできる最後の感謝の行動だったんです」と平岡監督。ラスト45分間のゴールマウスは梅田に託された。

 少しずつ、少しずつ、終わりの瞬間が近付いてくる。後半43分に3年生の佐野陸人が追加点をマークし、アディショナルタイムには長期離脱から帰ってきた齊藤も、チームの3点目を記録する。その直後。唯一ベンチに残っていた3年生の中村亜龍が、“プレミアデビュー”となるピッチへ駆け出していく。「もう本当にシナリオ通りで、亜龍も出せて、点を取ったのが全部3年生で、『最高の学年だったな』って思いました」(齊藤)。12人の3年生全員が“聖地”の芝生に立った清水ユースのラストゲームは、こうして白星と共にタイムアップを迎える。

 バックスタンドの前に選手たちが整列し、おなじみの太鼓が聞こえてくる。日本平で勝ったらこれは外せない。“勝ちロコ”の始まりだ。肩を組み、ステップを踏み、歌を唄う。「『これで最後なので、楽しくやれればいいな』と思って、みんなで盛り上がるために自分がやり切りました」と笑った天野がユニフォームを脱いで裸になると、数名の選手がそれに続く。「前回の山田戦もユニフォームを着ていないのに、アイツは普通の格好で脱ぎ出して。ベンチに入っていなかったのに、それでもまったく気にせずやってくれる所が逆に嬉しかったですね」と笑った梅田。「これで最後なので」とは言ったものの、クラブユース選手権の時も、梅田が明かした前節も、天野と“仲間たち”は裸で踊っていた。そのことは彼らのキャラクターに最大限のリスペクトを払った上で、書き記しておきたいと思う。

 平岡監督に天野と梅田の関係性を尋ねると、少し考えてからこういう言葉が返ってきた。「“同志”ですね、良い時も悪い時もお互いが認め合ってやっているので、天野にしても透吾が出てきた時は認めて、天野が出ている時には透吾も納得していますし、本当に良いライバルとして、“同志”として、切磋琢磨できていた6年間だったと思います」。確かに“同志”は彼らにぴったりのフレーズである。また、それと同時に、初めての試みにトライしたことで多くを学んだという平岡監督も、あるいは天野と梅田へ“同志”に似た感情を抱いていたのかもしれない。

 改めて、梅田について聞いてみる。「6年間一緒にやってきて、その中で一番心にあるのは、『透吾で良かったな』というのが本当にあって、やっぱり『コイツは上手いな』と思わされるのは透吾でしたし、一緒にやっていて盗むものもあったり、気付かされる部分もあって、本当に自分がここまで成長できたのは透吾がいたからかなと凄く思います。私生活でもサッカー面でも一緒にいることが多くて、何でも相談できましたし、一番頼りがいがあるヤツでした」。

 改めて、天野について聞いてみる。「自分は『コイツに負けたくない!』という気持ちが強い方ではなくて、『コイツになら負けてもしょうがない』というのは基本的にあまり良くないとは思うんですけど、天野はちょっとそう思っちゃうぐらいの人間だったので、ライバルというよりは、仲間という気持ちが強かったと思います。アイツがいなかったらサッカーをやめているかもしれないですし、エスパルスに来てやっていないかもしれないですし、本当に天野と一緒にやれて良かったという感謝の気持ちでいっぱいです」。

 彼らの“6年間”が持つ意味に、つい周囲はいろいろな要素を付け足してしまいがちだ。でも、その真実は彼らにしかわからないし、それで2人にとっては十分なのだろう。天野と梅田だから、“6年間”が実現した。天野と梅田だから、“6年間”に輪郭がくっきりと刻まれた。本人たちにもこの関係がどんなに大事で、どんなに特別なものなのかを、今よりもっと強く実感する日がきっと来る。

 最後に天野がそっと教えてくれた。「これからは自分が目標にしている選手を聞かれた時は、必ず“梅田透吾”と答えようかなと思っています。やっぱり透吾を倒したいですし、ここからの4年間で地道に努力してプロになって、『相手のキーパー同士として勝負できたらな』という想いはあります。一緒に戦ったらアイツを負かしてやりたいですね」。

 ゴールキーパーというたった1つのポジションで競い合ってきた天野友心と梅田透吾。彼らが紡いできた“6年間”に大きな拍手を送りつつ、彼らの未来がオレンジ色に負けないくらい、よりカラフルな希望に彩られたものとなることを強く願っている。

■執筆者紹介:
土屋雅史
「(株)ジェイ・スポーツに勤務。群馬県立高崎高3年時にはインターハイで全国ベスト8に入り、大会優秀選手に選出。著書に「メッシはマラドーナを超えられるか」(亘崇詞氏との共著・中公新書ラクレ)。」

▼関連リンク
SEVENDAYS FOOTBALLDAY by 土屋雅史

「まだ24歳ですが…」盛岡DF稲森克尚が現役引退

 グルージャ盛岡は17日、DF稲森克尚(24)が2018シーズン限りで現役を引退することを発表した。G大阪の下部組織で育った稲森は12年にトップチームに昇格。14年から鳥取でプレーし、今季から盛岡に加入していた。

 稲森はクラブを通じて、「プロサッカー選手になってから7年。まだ24歳ですが、引退することに決めました。サッカー選手になって、いろんな失敗もして、いろんな人に出会って、たくさんのことを学び、成長させてもらいました。そしてどんな時でも応援してくださったサポーターの皆様には本当に助けられました。ありがとうございました。これからはサッカー選手ではなくなりますが、今後とも応援よろしくお願いします」とコメントを残している。

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“異色の守護神”松山工GK伊藤元太が神戸へ。3度の練習参加、イニエスタらとのプレーで刺激受けてプロ入り決断!

松山工高のGK伊藤元太がヴィッセル神戸入り
 ヴィッセル神戸は17日、松山工高のGK伊藤元太(3年)が来季から加入することが内定したと発表した。松山工からJリーガーが生まれるのは神戸から仙台への移籍が決まっているMF松下佳貴、現・FC今治のDF中野圭に続き3人目で、高卒で直接プロに進むのは初めてだ。伊藤は中学2年生の春にボランチから転向した異色の守護神で、高校に入学してすぐにレギュラーに定着。1年目の夏に挑んだインターハイでPKを止めるなどしたプレーが代表スタッフの目に留まり、U-16日本代表候補に選ばれた注目選手だ。

 189cmの高身長と足元の技術が特長のGKは昨年11月に神戸の練習に参加。GKとしての経験値は足りないもののアレックスGKコーチから、高身長選手らしからぬ俊敏性と足元のシュートに対する反応の速さが評価されたという。今年1月には約2週間に渡って沖縄キャンプに帯同し、「キム・スンギュさんは一本のシュートに対する集中力が違った。普段は優しいけど、サッカーになった時の集中力が違い、これがゴールキーパーで、これが代表選手なのかと勉強になった」。

 高校生活のラストイヤーは、このまま順調に進むかと思われたが、アクシデントは3月半ばに訪れた。ハイボールに対応した際に着地に失敗。左足を骨折したため、手術を余儀なくされた。インターハイ予選での復帰は間に合わなかったが、「全国に行けなかったので僕がいれば…という悔しさはありましたが、怪我をプラスに捉えようと思いました。線が細かったので、筋肉をつけるためにウェイトを頑張ろうと思った」と振り返る。

 7月半ばに実戦復帰してからは体重が5kg増えたことにより、ひ弱な印象が消え去った。上半身が鍛えられたことで接触を恐れなくなり、DF裏に出たボールに対しても、恐れず前に出られるようになったという。パントキックの距離が以前よりも伸びたことも肉体改造で得たメリットだ。

 夏休みには3度目の練習参加を実施。「スピードが速いプロの世界でも、キャッチをしようと心がけたら苦手だったセービングも得意になった」と話すように、技術面でも確かな成長を実感した。「ボールを預ければ何とかなるので、本当に凄いと思った」元スペイン代表のMFイニエスタや元ドイツ代表のFWポドルスキとプレーするうちに進学希望だった考えが変わり、「ワールドクラスの選手ともっとプレーしたいと思ったし、何回も練習にいくうちに神戸に入りたいという気持ちが生まれた」という。

 2年連続出場がかかった選手権は予選のベスト8で敗退。「選手権はインターハイとは違う空気があって、スタジアムに入った瞬間に圧倒された。(前回の全国大会は)初戦で負けたけど、サッカーしていて凄く楽しかったので、後輩のためにもこれが選手権だぞと教えてあげたい。自分自身も選手権での勝利を経験して、更に注目されたい」と語っていたが、その目標を果たすことはできなかった。それでも、骨折、最終学年で選手権に届かなかった悔しさも必ずプロでの力になるはずだ。

(取材・文 森田将義)

駒大が筑波大を、順大が早大を撃破! 法大と大体大も4強進出:準々決勝結果

駒澤大が筑波大に勝利
 第67回全日本大学サッカー選手権(インカレ)の準々決勝が17日に行われた。関東王者・早稲田大(関東1)と昨季リーグ戦覇者・筑波大(関東2)がそれぞれベスト4進出を逃している。

 駒澤大(関東4)が筑波大を撃破。後半21分に駒大MF坂本和雅(4年=聖和学園高)が先制点を挙げると、同30分に筑波大FW犬飼翔洋(3年=中京大中京高)に同点弾を決められる。しかし直後の同32分、坂本が再び得点し、勝ち越しに成功。そのまま逃げ切り、2-1で終了となった。

 順天堂大(関東6)は早大に2-1で勝利。前半6分に早大FW岡田優希(4年=川崎F U-18)に先制点を許すも、後半3分に順大DF柳澤亘(4年=八千代松陰高)が、後半15分にMF石上輝(4年=堀越高)が得点を挙げ、逆転勝利を掴んだ。

 前回大会準優勝の法政大(関東3)は関西学院大(関西2)と対戦し、3-1で勝利。関西王者・大阪体育大(関西1)は福岡大(九州1)を1-0で破っている。

 準決勝は19日に開催。味の素フィールド西が丘で順大と法大が、NACK5スタジアム大宮で駒大と大体大が13時から対戦する。

【準々決勝】
(12月17日)
[味の素フィールド西が丘]
早稲田大 1-2 順天堂大
[早]岡田優希(6分)
[順]柳澤亘(48分)、石上輝(60分)


[柏の葉公園総合競技場]
駒澤大 2-1 筑波大
[駒]坂本和雅2(66分、77分)
[筑]犬飼翔洋(75分)


[浦安市運動公園陸上競技場]
関西学院大 1-3 法政大
[関]安羅修雅(43分)
[法]橋本陸(20分)、大西遼太郎2(69分、85分)


[熊谷スポーツ文化公園陸上競技場]
大阪体育大 1-0 福岡大
[大]堀内颯人(22分)


【準決勝】
(12月19日)
[味の素フィールド西が丘]
順天堂大 13:00 法政大

[NACK5 スタジアム大宮]
駒澤大 13:00 大阪体育大

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山形DF熊本雄太が契約更新…ルーキーイヤーで34試合出場

モンテディオ山形DF熊本雄太
 モンテディオ山形は17日、DF熊本雄太との契約を更新したと発表した。今季、早稲田大から加入した大卒ルーキーは第3節熊本戦(○2-1)に先発してプロデビューを飾ると、スタメン出場を続けてリーグ戦34試合に出場した。

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J2昇格の鹿児島、GK山岡とMF西岡の契約更新を発表

契約を更新したGK山岡哲也
 J2昇格の鹿児島ユナイテッドFCは17日、GK山岡哲也(28)とMF西岡謙太(31)との契約更新を発表した。今季出場記録とコメントは以下の通り。

●GK山岡哲也
・J3リーグ:4試合
・天皇杯:2試合
「来シーズンも鹿児島でプレー出来る事になりました。僕にとって鹿児島でプレーできる事、本当に幸せしかないです。また皆さんと戦い、喜べる事すごく楽しみです。J3初年度から鹿児島に呼んでもらった僕ですが、J2初年度も鹿児島の一員として、鹿児島のために、鹿児島を応援してくれる方々のために、関わる全ての方々に喜んでもらえるように全力で頑張ります!!皆さんの声が僕らを強くし、勝たせてくれる事を今年証明できたので、来年はJ2で飛躍できるように僕らも皆さんのために頑張ります!!一緒に戦ってください!応援よろしくお願いします!!」

●MF西岡謙太
・J3リーグ:21試合1得点
・天皇杯:1試合
「2019シーズンも鹿児島でプレーできることになりました!また鹿児島のみなさんと笑顔で楽しくサッカーできるように毎日を自分らしく努力していければと思います!今年以上にみんなで鹿児島を盛り上げていきましょう!」

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大分DF星雄次が契約更新「引き続き熱い応援をよろしくお願いします」

契約を更新した星雄次
 大分トリニータは17日、DF星雄次(26)と2019シーズンの契約を更新したことを発表した。

 横浜FMユース育ちの星は、法政大を経て2015年に福島に加入。翌2016年に山口へ活躍の場を移し、今季から大分でプレーしていた。

 星はクラブを通じて「来シーズンもトリニータでプレーさせて頂くことになりました。感謝の気持ちでいっぱいです。来シーズン厳しい戦いは続くと思いますが、チャレンジすることを忘れずに、トリニータを応援してくださる全ての方のため、必死に粘り強く1年間戦いたいと思います。引き続き熱い応援をよろしくお願いします」とファンにお願いした。

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千葉MF町田也真人がJ1初挑戦へ!J2優勝の松本に完全移籍「1つ言いたいのは…」

町田也真人が松本に完全移籍
 松本山雅FCは17日、ジェフユナイテッド千葉よりMF町田也真人(28)が完全移籍で加入することを発表した。

 埼玉栄高、専修大を経て2012年に千葉に加入した町田は、在籍7年でリーグ通算153試合22得点を記録。来季はJ2優勝の松本に活躍の場を移し、初めてのJ1を戦うことになる。

 クラブを通じて町田は「僕を必要としてくれたこと、そして新しいチャレンジをする機会をいただけたことに感謝しています。素晴らしいサポーターの皆様が作るアルウィンの雰囲気は、対戦相手として非常に脅威でした。あの素晴らしい雰囲気の中でプレー出来ること楽しみにしています。そして自分の力に変えてベストを尽くします!!よろしくお願いします!!」とファンに挨拶した。

 また、千葉を通じては「僕にとって、ジェフを離れる決断は本当に簡単ではありませんでした。この歴史あるクラブで10番を背負わせてもらったこと本当に感謝しています。その中で、J1昇格という目標を成し遂げられなかったことが本当に本当に心残りです」と、悔しさを吐露。今回の移籍をさらに成長するための“分岐点”と捉え、ファンにこれまでの感謝を伝えた。

「伝えたいことがありすぎて、ここだけでは伝えきれませんが、1つ言いたいのは、僕はフクアリが、ジェフが大好きです。大学を卒業してからの7年間の僕の成長は、ジェフを支えてくれているファン、サポーターの皆様、スポンサー様、クラブのスタッフ、ジェフに関わるすべての皆様のお陰です。本当に本当にありがとうございました」

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“若手の登竜門”ゴールデンボーイ賞はアヤックスDFが受賞、ビッグクラブ注目の逸材CB

マタイス・デ・リフトがゴールデンボーイ賞を受賞
 アヤックスに所属するオランダ代表DFマタイス・デ・リフト(19)が、2018年ゴールデンボーイ賞を受賞した。『FOXスポーツ』が伝えている。

 同賞は、イタリア紙『トゥットスポルト』が主催するヨーロッパで最も活躍した21歳以下の選手に贈られる賞。2003年から行われており、過去の受賞者にはFWリオネル・メッシやFWセルヒオ・アグエロ、MFポール・ポグバら錚々たる面々が名を連ね、昨年はパリSGフランス代表FWキリアン・ムバッペが受賞した。

 今回受賞したデ・リフトはフィジカルと状況判断に優れる選手で、足もとの技術も高く、最終ラインから攻撃の起点になれるCB。マンチェスター・シティやユベントス、バルセロナなど欧州ビッグクラブが獲得に興味を示している。

 なお、同賞のオランダ人受賞者は、2003年のラファエル・ファン・デル・ファールト氏以来、15年ぶりとなる。

 過去の受賞者は以下の通り。

2003年:ラファエル・ファン・デル・ファールト
2004年:ウェイン・ルーニー
2005年:リオネル・メッシ
2006年:セスク・ファブレガス
2007年:セルヒオ・アグエロ
2008年:アンデルソン
2009年:アレシャンドレ・パト
2010年:マリオ・バロテッリ
2011年:マリオ・ゲッツェ
2012年:イスコ
2013年:ポール・ポグバ
2014年:ラヒーム・スターリング
2015年:アントニー・マルシャル
2016年:レナト・サンチェス
2017年:キリアン・ムバッペ

●海外組ガイド
●オランダ・エールディビジ2018-19特集

神戸、24歳のMF小林成豪とMF松下佳貴が“J1新天地”へ

小林成豪と松下佳貴が新天地へ
 ヴィッセル神戸は17日、MF小林成豪(24)が大分トリニータ、MF松下佳貴(24)がベガルタ仙台へそれぞれ完全移籍することを発表した。

 アカデミー育ちの小林は、関西学院大を経て2016年に神戸に加入。今季は育成型期限付き移籍で山形でプレーしていた。クラブを通じて「ジュニアユースからの8年間ありがとうございました。神戸で育ってきたので寂しい気持ちはありますが、感謝の気持ちと神戸の誇りをもってこれからもプレーしていきます。ヴィッセル神戸に関わる全てのみなさん、本当にありがとうございました」と感謝の言葉を贈った。

 また、松山工高、阪南大を経て2016年に加入した松下は、「プロサッカー選手としてヴィッセル神戸でスタートできたことを誇りに思います。そして今の自分があるのはヴィッセル神戸に関わる全ての方のおかげです。なかなかチームに貢献できず悔しく、不甲斐ない気持ちもありますが、この環境が自分を成長させてくれたと思います。今シーズンでチームを離れますが今まで以上に成長できるように頑張ります。特別指定選手時代を含めると約3年半本当にお世話になりました。ありがとうございました」とコメントしている。

●MF小林成豪
(こばやし せいごう)
■生年月日
1994年1月8日(24歳)
■身長/体重
176cm/65kg
■出身地
兵庫県神戸市
■経歴
神戸Jrユース-神戸U-18-関西学院大-神戸-山形※2015は特別指定選手として在籍
■出場歴
J1リーグ通算:33試合2得点
J2リーグ通算:34試合12得点
リーグ杯通算:9試合3得点
天皇杯通算:1試合
■代表歴
U-19日本代表(2013)
全日本大学選抜(2013、2014)
ユニバーシアード代表(2015)

●MF松下佳貴
(まつした よしき)
■生年月日
1994年3月3日(24歳)
■身長/体重
174cm/67kg
■出身地
愛媛県松山市
■経歴
三津浜中-松山工高-阪南大-神戸※2015年は特別指定選手として在籍
■出場歴
J1リーグ通算:46試合1得点
リーグ杯通算:13試合
天皇杯通算:7試合
■代表歴
全日本大学選抜(2013、2014)
ユニバーシアード日本代表(2015)
第28回ユニバーシアード広州大会(第3位)

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横浜FM、MF天野純ら3選手と契約更新

契約更新が発表された天野純
 横浜F・マリノスは17日、MF扇原貴宏(27)とMF天野純(27)、DF畠中槙之輔(23)と契約更新したことを発表した。

 昨年、名古屋から加入した扇原は今季リーグ戦30試合1得点を記録。2014年から横浜FMに所属する天野は、リーグ戦34試合で5ゴールを記録し、9月には日本代表に初選出され、同11日のコスタリカ戦でA代表デビューを果たした。下部組織から所属していた東京Vに別れを告げ、今季加わった畠中は、リーグ戦5試合に出場した。

 なお、横浜FMは12位でシーズンを終えた。

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松山工高GK伊藤の神戸加入内定!クラブは「攻撃の起点になれる現代型GK」と紹介

松山工高GK伊藤元太の加入内定
 ヴィッセル神戸は17日、松山工高GK伊藤元太の加入内定を発表した。

 身長190cmの伊藤は、俊敏性を活かしたシュートストップとセービングなど守備範囲の広さが武器。クラブも「神戸のスタイルでもある、『ボールをつなぐ』ための足元の技術も高く攻撃の起点になれるプレーができる現代型GK」と高く評価している。

 加入内定決定を受けて伊藤は「夢であったプロサッカー選手としてのキャリアをヴィッセル神戸という素晴らしいクラブで始められる事を大変嬉しく誇りに思います。ヴィッセル神戸には世界的な選手が所属していてトレーニングから成長できる素晴らしい環境があります。一分一秒を大事に過ごし、一日も早く試合に出て勝利に貢献することで、これまで支えてくださった指導者、仲間、そして家族、全ての方々に恩返しができるように頑張ります。よろしくお願い致します」と挨拶している。

●GK伊藤元太
(いとう げんた)
■生年月日
2000年7月2日(18歳)
■身長/体重
190cm/75kg
■出身地
愛媛県
■経歴
帝人SS-松山工高
■代表歴
U-16日本代表候補(2016)

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21歳の決断…9年在籍したG大阪に別れ、東京五輪世代DF初瀬亮が神戸に移籍

初瀬亮が神戸へ
 ヴィッセル神戸は17日、ガンバ大阪からDF初瀬亮(21)を完全移籍で獲得したことを発表した。

 東京五輪世代の初瀬は、2016年にG大阪ユースからトップチームに昇格。2017年11月には、国内組で構成された日本代表に初招集された。

 初瀬はクラブを通じて「ヴィッセル神戸の為に全身全霊で闘いたいと思います。そしてタイトル、ACL出場権獲得のために頑張ります。ヴィッセル神戸に関わる全ての皆様宜しくお願いします」と挨拶している。

 また、ジュニアユースから所属したG大阪を通じては「ガンバ大阪に関わる全ての皆様に感謝しかありません。自分としてもすごく悩みに悩んだ選択です。色々な声はありますが、これはサッカー選手である以上付き物だと思います。しかし、ガンバで過ごしてきた日々は自分にとっての宝物です!こけら落としのデビュー戦は今でも鮮明に覚えています!僕はガンバの温かいサポーターが大好きです!もっと成長した姿を届けれればと思っています!ジュニアユース、ユース、トップ含めて9年間お世話になりました!有難うございました!」と感謝の言葉を述べた。

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甲府、内田氏がヘッドコーチ就任「甲府の一員として戻れることを嬉しく思います」

甲府のヘッドコーチに就任する内田一夫氏
 ヴァンフォーレ甲府は17日、トップチームヘッドコーチに内田一夫氏(56)が就任することを発表した。

 監督を務めた2011年以来の復帰となる内田氏はクラブを通じて「ヴァンフォーレ甲府の一員としてクラブに戻れることをとても嬉しく思います。また、ファン、サポーターの皆様に大変感謝しております。クラブに関わるすべての皆様と共にJ1昇格を目指し全力を尽くします。ご支援ご声援よろしくお願いします」とコメントしている。

●内田一夫
(うちだ かずお)
■生年月日
1962年4月18日(56歳)
■出身地
静岡県
■選手歴
清水東高-駒沢大-清水クラブ
■指導歴
1994年~2004年:千葉育成部コーチ
2004年~2006年:仙台強化・育成部部長代理
2004年~2007年:日本サッカー協会ナショナルトレセンコーチ(兼)
2004年3月:U-17日本代表サニックス杯監督
2006年~2007年:仙台強化部育成ディレクター
2007年~:日本サッカー協会JFAインストラクター(兼現職)
2007年~2008年:仙台強化部育成ディレクター兼ユース監督
2008年~2009年:仙台強化部育成部長
2009年~2010年:甲府トップチームコーチ
2010年~2011年:甲府トップチーム監督
2011年8月~9月:グアム代表監督(JFAからの派遣)
2012年~2014年7月:清水トップチームコーチ
2014年7月~2015年6月:清水トップチームヘッドコーチ
2015年7月~2016年:清水サテライト監督
2016年~2017年:宁夏山屿海足球倶楽部(中国3部)トップチーム監督
2017年~:苏州东吴足球倶楽部(中国3部)トップチーム監督
■コーチライセンス
日本サッカー協会公認S級コーチライセンス(2004年取得)

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山口がウズベキスタン代表DFを獲得!U-23選手権優勝メンバー、アジア杯で日本と戦う可能性も

ドストンベック・トゥルスノフが山口に加入
 レノファ山口FCは17日、ウズベキスタン代表DFドストンベック・トゥルスノフ(23)を完全移籍で獲得したことを発表した。

 クラブを通じて「みんなからはドストンと呼ばれています!このクラブに来ることができて大変光栄です。早くチームに馴染んでチームの勝利に貢献できるように頑張ります。また、昇格できるような順位に行けるように日々の練習から全力で頑張りますので応援よろしくお願いします」とコメントしている。

 身長187cm、体重80kgのトゥルスノフは、ウズベキスタンのクラブで経験を積み、今季はネフチ・フェルガナでプレーしていた。

 また、年代別代表にも招集されており、今年1月に行われたAFC U-23選手権ではU-23ウズベキスタン代表の一員として出場。準々決勝でU-21日本代表と対戦し、4-0の勝利に貢献すると、勢いそのままに優勝を果たした。

 また、アジアカップのウズベキスタン代表最終候補メンバーに選出されており、12月末に発表される最終登録メンバーに入れば、グループリーグ第3戦で日本代表と戦う。

●DFドストンベック・トゥルスノフ
(Dostonbek Tursunov)
■生年月日
1995年6月13日(23歳)
■身長/体重
187cm/80kg
■出身
ウズベキスタン
■経歴
ネフチ・フェルガナ-コカンド1912-PFCメタルルグ・ベカバードネフチ・フェルガナ
■代表歴
ウズベキスタンU-20代表
ウズベキスタンU-23代表(AFC U-23選手権2018大会優勝メンバー)
ウズベキスタン代表
※2019アジアカップ ウズベキスタン代表最終候補メンバー選出(12/17現在)

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長崎がMF島田、MF新里、DFチェ・キュベックと契約更新

契約を更新した島田譲
 V・ファーレン長崎は17日、MF島田譲(28)とMF新里涼(23)、DFチェ・キュベック(24)と来季の契約を更新したことを発表した。今季の出場記録とコメントは以下の通り。

●MF島田譲
・J1リーグ:20試合
・ルヴァン杯:2試合
・天皇杯:2試合
「2018シーズン、応援ありがとうございました。初めてのJ1の舞台で悔しい結果に終わりましたが、この悔しさはクラブの未来のために必要なことだったと信じています。2019シーズン、長崎県民やクラブに関わるすべての人、そしてこのクラブの歴史を作ってきたすべての人の想いも背負って闘います!みんなの力を結集させて、優勝してJ1へ戻りましょう!」

●MF新里涼
・J1リーグ:7試合
・ルヴァン杯:5試合1得点
「来シーズンもV・ファーレン長崎でプレーさせていただけることになり、とても嬉しいです。来年はチームの中心選手として活躍できるよう頑張ります。V・ファーレン長崎に携わるすべての人の力を結集させて、1年でJ1復帰という目標を達成しましょう!」

●DFチェ・キュベック
・J1リーグ:9試合
・ルヴァン杯:3試合1得点
「2019シーズンもV・ファーレン長崎でプレーすることになりました。2018シーズンは、私自身初の海外ということで、思うようなプレーができず、悔しいシーズンとなりました。しかし、チームメイト、チームスタッフそして、ファンのみなさんに多く助けられた1年でもありました。この感謝の気持ちを忘れずに2019シーズンはV・ファーレン長崎のために走り、優勝に貢献できるように全力を尽くします」

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アーセナルに痛手…負傷交代のベジェリンが数週間離脱へ

顔を歪めるエクトル・ベジェリン
 アーセナルに所属するDFエクトル・ベジェリンが数週間離脱するようだ。ウナイ・エメリ監督の試合後のコメントをクラブ公式サイトが伝えている。

 16日、アーセナルは敵地でサウサンプトンと対戦。右ウイングバックで先発したベジェリンは、2失点目の直後に左足を痛めてピッチに座り込み、前半アディショナルタイムにピッチを後にした。

 エメリ監督はベジェリンの怪我の状況について「ベジェリンは軽傷だ。数週間の離脱となるだろう」と明かし、「(出場停止だった)ソクラテスが戻ってくる。ムスタフィとコシールニーと、どういうプレーができるか見てみよう。(負傷明けの)コシールニーが次の試合でもプレーできるのは良いニュースだ」と前向きなコメントを残した。

 アーセナルは19日にカラバオ杯(リーグ杯)準々決勝トッテナム戦、22日にプレミア第18節バーンリー戦、26日に第19節ブライトン戦、29日に第20節リバプール戦、来年1月1日に第21節フルハム戦と、年末年始に向けて過密日程が控えている。ここまで公式戦17試合に出場しているベジェリンの離脱はアーセナルにとって痛手となる。

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プロ1年目で32試合出場…筑波大出身の新潟MF戸嶋が契約更新

戸嶋祥郎が契約更新
 アルビレックス新潟は17日、MF戸嶋祥郎(23)と2019シーズンの契約更新に合意したことを発表した。

 今季、筑波大から加入した戸嶋は、プロ1年目のシーズンでJ2リーグ32試合2得点、ルヴァン杯4試合、天皇杯1試合に出場。チームは1年でのJ1復帰とはならなかったが、堂々たる成績を残した。

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大宮が3選手の契約更新!38試合出場のDF河面「J1の舞台に帰りましょう!」

契約を更新したDF{{河面旺成}
 大宮アルディージャは17日、DF渡部大輔(29)とDF河面旺成(24)、GK加藤有輝(21)の契約更新決定を発表した。3選手の今季出場記録とコメントは以下の通り。

●DF渡部大輔
J2リーグ:14試合
「来シーズンも、大宮アルディージャでお世話になることになりました。J1復帰のために少しでも貢献できるように、自分らしく頑張りたいと思います。引き続き、応援よろしくお願いします!」

●DF河面旺成
J2リーグ:38試合
「来シーズンも、大宮アルディージャの一員として戦うことになりました。今シーズンに果たすことができなかった目標を達成するため、個人としてもさらに成長できるように全身全霊で戦います。ファン・サポーターの皆さん、一緒にJ1の舞台に帰りましょう!」

●GK加藤有輝
J2リーグ:0試合
「まずは一年間、応援ありがとうございました! 来シーズンは必ずJ1に戻るために、チームとしても個人としても進化が求められる年だと思います。より一層の覚悟と責任感を持ち、チームのために、勝利のために全力を尽くします。これからも応援よろしくお願いします!」

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[MOM2742]大津FW大崎舜(3年)_カヌ参考に進化する大型FWが2発!

後半9分、大津高FW大崎舜が右足で決勝ゴール
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.16 プレミアリーグプレーオフ2回戦 矢板中央高 1-3 大津高 広島スタ]
 
 188cmの大型ストライカーが、プレミア昇格を懸けた“決勝戦”で大仕事をしてのけた。大津高はFW大崎舜(3年)が2得点の活躍。「いつも(10番のMF水野)雄太が決めているんで、自分が決められて良かったです。きょうは絶対にゴール獲ると力強く入ったので本当に決められて良かったです」と素直にゴールと活躍を喜んだ。

 サイズとスピードを併せ持つ大型FWは、前半から前線で攻撃の起点に。矢板中央高を押し込む力になると、後半9分にはカウンターのフィニッシャーとして右足でゴールを決めた。

 スピードに乗ったドリブルでMF水野雄太(3年)が左サイドを駆け上がり、ラストパスを受けた大崎が右足ダイレクトでコントロールショットをゴール右隅に沈めた。「雄太がしっかり引きつけてくれましたし、いつも『ダイレクトで打て』と言われている。しっかりとコースを突けて良かったです」。ファインゴールを決めた大崎はその後もカウンターからPAへ持ち込むなど相手の脅威となった。

 そして、矢板中央の反撃を凌ぎながら迎えた後半44分、大崎が勝負の行方を決定づけるゴール。右SB岩本侑大(3年)のクロスを右足ボレーで合わせると、クロスバーの下側を叩いたボールはそのままゴールラインを越えた。

「ちょっと後ろに来て難しかったんですけれども、しっかりと当てることができた。あまり入ると思わなかったんですけれども、決められて良かった」。本人も驚いていたように、ボールはゴール前で構えていた大崎のやや後方に飛んできていた。だが、長い脚を上手く折り曲げながら放った一撃で2点目。本人も守備陣の奮闘に応えられたことを喜んでいた。

 下級生時からその素材感を注目されてきたFWに対し、平岡和徳総監督は元ナイジェリア代表の2m級FWヌワンコ・カヌの映像を見させていたのだという。カヌは1996年のアトランタ五輪でナイジェリアに金メダルをもたらした名選手。2000年生まれの大崎はそれまでカヌの存在を知らなかったという。それでも、学力も高いという大崎は自身の体型に似たカヌのスケール大きなプレーを記憶し、実践することでできることを増やしてきた。

 長身を活かしたキープやゴール前でのターン。そして、クロスやロングボールに対し、DFよりも先にボールを触れるようになり、そのスピードはチームの得点源の一つになっている。自身も成長を実感。高校から直接プロ入りすることはできなかったが、大学サッカーを経てプロ入りすることが目標だ。

「自分たちの年代でプロになる人と比べるとまだ何か足りない。守備の面とかもうちょっとボールを収められたらプロに近づけると思います」とコメント。できることが増えるにつれて、より楽しみながらプレーできているという大崎が、12月30日開幕の選手権でも才能を発揮する。

(取材・文 吉田太郎)
●2018高円宮杯プレミアリーグ特集
●【特設】高校選手権2018

北九州の新監督は“昇格請負人”小林氏に決定!スポーツダイレクターと兼任へ

北九州は“昇格請負人”小林伸二氏にJ2昇格を託した
 J3ギラヴァンツ北九州は17日、小林伸二氏が監督に就任することを発表した。併せてスポーツダイレクターを兼任するという。

 小林氏はこれまで大分やC大阪、山形、徳島、清水で指揮を執り、4チームをJ2からJ1に昇格させた“昇格請負人”。今季最下位に終わったチームの立て直しと、3年ぶりのJ2昇格を託されたようだ。

 就任に際して小林氏は「変光栄であると共に喜びを感じ、大役を引受けさせていただくこととなりました。ギラヴァンツ北九州の勝利と北九州の皆様の誇りあるクラブとして成長していけるよう、これまで経験してきたことの全てを精一杯伝え努力していきたいと思います」と意気込みを語っている。

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リバプールに完敗のマンU、モウリーニョが最も厄介と感じた選手は…

ジョゼ・モウリーニョ監督が厄介と感じた選手とは…
 マンチェスター・ユナイテッドは16日、敵地アンフィールドでリバプールと対戦し、1-3で敗れた。この試合でジョゼ・モウリーニョ監督が最も厄介だと感じた選手は、左SBのDFアンドリュー・ロバートソン(24)だったという。英『メトロ』が報じた。

 スコットランド代表のロバートソンは、タイミングの良いオーバーラップと精度の高いキックが武器のSB。2017年7月にハル・シティからリバプールに加入すると、徐々に信頼を高めてレギュラーの座を獲得し、今季はここまで公式戦21試合に出場している。

 同紙によると、モウリーニョ監督が厄介だった選手として挙げたのは、先制点を決めたFWサディオ・マネや2ゴールのMFシェルダン・シャキリでもなく、ロバートソンだったという。「未だにげんなりしてくるよ。あの選手を見ているとね」と、百戦錬磨の名将が語るほどユナイテッドを苦しめたようだ。

 ユナイテッドはこれで7勝5分5敗。第17節終了時点での勝ち点は「26」は、1992年のプレミアリーグ創設以来、クラブ史上最低タイの成績となったようだ。

「1-1でうまく試合を均衡させていた。それだけに2失点目と3失点目は重かった。2回のデフレクションで勝敗が決まってしまった」と語ると、「インテンシティ、フィジカル、プレス、トランジションの点で差があった。相手のほうが速かったしアグレッシブだった。あれには参ったよ」と頭を抱えた。

●プレミアリーグ2018-19特集

S・ラモスが鹿島戦に意欲「愛情をお返したい」

DFセルヒオ・ラモスが鹿島戦に意欲
 レアル・マドリーのDFセルヒオ・ラモスが19日のFIFAクラブワールドカップ2018準々決勝・鹿島アントラーズ戦に意欲を示した。クラブ公式サイトが同選手のコメントを伝えている。

 レアルは昨季のUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)で前人未到の3連覇を達成し、3大会連続でクラブW杯への出場権を獲得。過去2大会で世界一に輝いたチームをけん引するキャプテンはUAEに到着後、FIFAのメディア取材に応じた。

「アブダビに戻ってこれたのは良い知らせで、とても喜んでいる。シーズンが良いものだったことを意味するのだから」

「チャンピオンズリーグのチャンピオンになったことでクラブワールドカップに出場する機会が再び与えられ、優勝カップを手に地元へ戻るという同じ目標とともにやって行く。水曜には最初の試合(鹿島戦)があり、ここで僕らを大きな力で応援してくれるファンに愛情をお返したいと願っている」

 直近の公式戦である15日のリーガ・エスパニョーラ第16節・ラージョ戦は1-0の辛勝となり、クラブW杯へ不安の声も聞こえているが、S・ラモスは「個人的な目標は二の次で、チームやグループの目標が優先。チームがクラブワールドカップを手にし、優勝カップとともに地元へ帰れるようにしたい」と誓った。

●クラブW杯2018特集
●リーガ・エスパニョーラ2018-19特集

[MOM2741]大宮ユースFW吉永昇偉(3年)_戦う姿勢を最後まで…大一番で頼りになるエースが2発!

大宮アルディージャユースFW吉永昇偉(3年)
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.16 プレミアリーグプレーオフ2回戦 東海大仰星高1-3大宮ユース 広島一球]

 ベタな選考であるが、異論も出ないだろう。大事な決定戦で2ゴールを挙げた大宮アルディージャユースFW吉永昇偉(3年)がマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)だ。

「あいつは本当に凄いですね。みんな頼りにしていますし、後ろで守っていても『いつか決めてくれる』と思える。キャプテンシーもそうですけれど、一人のサッカー選手として学べるものがある」

 そう語ったのはDF森侑里(3年)。劣勢の展開になっても、まったく折れる様子を見せずに戦う背中は、何よりチームメイトを勇気付けるものだった。

 前半のパフォーマンスは必ずしも良くなかった。「前半は消えていましたね。気負いすぎていたし、一人で背負いすぎてしまった部分があると思う」と丹野友輔監督が振り返ったように、責任感の強さが裏目に出てしまっていた。とはいえ、気負って終わりにならず、そこから盛り返していくのも吉永らしさである。

「(前半は)クラブユース選手権決勝のときのようになるのではないかとよぎったんですけれど、(スタンドの選手が)あれだけ凄い応援をしてくれていたので負けるわけにはいかなかった」(吉永)

 最初のゴールは0-1で迎えた後半24分。FKに頭で合わせた。「叩きつけるイメージで行った。応援のおかげで、いつもより高く跳べた感じがします」という一発で、劣勢のチームを救う。さらに、3分後の2点目でも体を張って起点となり、32分の3点目は仲の良いMF高柳郁弥(3年)のアシストからストライカーらしいゴールを奪い取ってみせた。

 その後も前線で体を張りつつ、疲れた体に鞭を打つように激しく相手ボールにチェイシング。プレーで味方を鼓舞して引っ張り、見事にプレミアリーグ復帰を勝ち取り、後輩たちへ最高の置き土産を残すこととなった。

(取材・文 川端暁彦)
●2018高円宮杯プレミアリーグ特集
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指揮官脱帽の失点も…冷静に戦った大宮ユース、東海大仰星から3点奪って1年でプレミア復帰へ

大宮ユースがプレミアリーグ復帰へ
[12.16 プレミアリーグプレーオフ2回戦 東海大仰星高1-3大宮ユース 広島一球]
 
 16日、高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2018 プレーオフ2回戦が行われ、大宮アルディージャユース(関東3/埼玉)が3-1で東海大仰星高(関西1/大阪)を撃破。無念の降格から1年でのプレミアリーグ復帰を決めた。

 大宮ユースにとって盤石のゲームというわけでは必ずしもなかった。序盤からペースを握ったのはプリンス関西王者の東海大仰星。MF藤川直己(3年)を中心に、力強さに正確さも伴った攻撃で大宮ユースを押し込んでいく。一方の大宮ユースは、得意のポゼッションプレーからゲームを支配する時間帯も少なく、劣勢に見えた。

 ただ、大宮ユースのベンチは冷静だった。

「ウチはずっと立ち上がりが良くないのが課題で、今日もその課題が出た。ただ、いつも良くないので、『ああ、いつも通りだな』という感じでした」(丹野友輔監督)

 ちょっとうまくいかないくらいで動じない。これはベンチだけでなく、ピッチ上の選手たちも同じだった。大宮ユースDF森侑里(3年)は「(良くない出来でも)後ろが守っていれば、いつか前が取ってくれるだろうと思っていたので」と振り返る。そもそも東海大仰星が「本当にタフな相手だと思っていた」(丹野監督)からこそ、劣勢の展開も受け入れられた。

 データ上の裏付けもあった。「今年のウチは前半引き分け以上で9割勝っている」(丹野監督)。前半の半ば過ぎから徐々に盛り返して決定機も作り、0-0のスコアでハーフタイムという流れは、まったくネガティブではない。そうした受け止め方だった。

 もっとも、後半14分の失点はさすがに誤算ではあった。「見事にやられた」と丹野監督が脱帽したセットプレー。東海大仰星は、中での巧みな動きと連係でマークを外したDF前島匠(3年)がニアで合わせ、そのこぼれ球を大宮ユースDFがクリアし損なったところを自ら再シュート。泥臭くゴールネットを揺らし、先制点を奪ってみせた。その後もMF美藤倫(2年)のミドルシュートがバーに当たるなど、試合の流れは東海大仰星に傾いたかに見えた。

 しかし、この失点から大宮ユース側にも火が付いていた。それまでは慎重に試合を進めたい選手と、もっとアグレッシブに攻めたい選手がピッチ上にいるように見えたが、これで後者の側にベクトルが揃う。キャプテンのFW吉永昇偉(3年)を軸とする大宮ユースの猛反撃が始まった。

 まずは後半24分、MF瀬良俊太(2年)の左サイドからのFKにエース吉永が頭で合わせる。エースの一発で一気に大宮ユースが勢いづくと、続く27分には早くも逆転ゴール。クリアボールを繋いでのカウンターの流れから、最後は交代出場のMF林勇太朗(2年)が鮮やかなフィニッシュを沈め、2-1と逆転に成功する。「今まではチャンスは作るけれど、ああいうシーンで外してきた選手。よく決めてくれた」と信じて起用した丹野監督は、その成長に目を細めた。

 そしてそのさらに5分後に、トドメのゴールが生まれる。決めたのはやはりエースの吉永。後半32分、交代出場のMF高柳郁弥(3年)からの鋭いクロスにストライカーらしく抜け目なく合わせ、3-1。この1点は重かった。

 東海大仰星も諦めずに反撃を見せたが、ベンチに入れなかった控え選手たちの必死の応援を受ける大宮ユースも一体感のある守りを見せて崩れない。PKを取られるピンチもあったが、読みが冴えまくるGK久保賢也(2年)が1回戦に続くビッグセーブ。そのまま3-1のスコアを保ってタイムアップを迎え、1年でのプレミア復帰を決めた。

「今日は本当にベンチ外になって悔しいはずなのに、あれだけの応援をしてくれた選手たちのおかげです。本当に素晴らしかった」

 チーム一丸の勝利を喜んだそう言って喜んだ大宮ユース指揮官は、「これでようやく安心して寝られます」ともコメント。プレミア復帰を最大の目標として掲げて就任1年目のシーズンに臨んでいた重いプレッシャーから解放された安堵の笑顔を浮かべ、最後まで付いてきてくれた選手たちへの賛辞と感謝の言葉を惜しまなかった。

(取材・文 川端暁彦)
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「今から来季が楽しみでならない」G大阪、今季ブレイク果たしたMF小野瀬の“特別特訓”に期待

今季途中にG大阪へ加入したMF小野瀬康介(50番)
 ガンバ大阪のMF小野瀬康介がオフシーズンを利用し、スプリントのトレーニングを行っているようだ。

 元陸上競技選手で現在スプリントコーチを務める秋本真吾氏は16日、自身のツイッター(@405ARIGATO405)で「ガンバ大阪 小野瀬康介選手の走りのトレーニング」と、写真付きで練習の様子を紹介。また、動画も投稿し、「トレーニング後のスプリント。速い。でもあと一点今日のトレーニングで修正したかった。まだスピードは上がります」と続けた。

 G大阪のクラブ公式ツイッター(@GAMBA_OFFICIAL)もこれに反応。「小野瀬選手、素人目には既に十分過ぎるほどの運動量とスピードですが、今まで以上にパワーアップするかもしれないだなんて、今から来季が楽しみでならないんですけど」と期待を寄せると、秋本氏は「関わらせていただいた以上、僕も結果を残します」と小野瀬のスピードアップを約束した。

 今季、山口でJ2リーグ戦25試合10得点とブレイクを果たし、7月にG大阪へ完全移籍した小野瀬。G大阪でも右サイドを主戦場に、J1リーグ戦14試合で3得点をマークした。成長著しい25歳のアタッカーは、来季さらにパワーアップした姿を見せてくれるかもしれない。

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J3昇格の八戸がMF河津良一を獲得「盛岡では選手として生きている瞬間を体感できた」

 来季J3に参入するヴァンラーレ八戸は17日、グルージャ盛岡からMF河津良一(26)が完全移籍で加入することを発表した。

 河津は専修大から2015年に千葉へ入団し、沼津への期限付き移籍を経て今季から盛岡に完全移籍。J3リーグ戦15試合に出場し、1得点を記録していた。

 八戸のクラブ公式サイトを通じ、「Jリーグ参入初年度に選手としてプレーさせて頂けることに感謝しています。これまでクラブの歴史を積み上げて下さった選手、クラブ関係者の存在を忘れてはいけないと強く感じています。チームの為に全力で戦います」と決意を表明している。

 また、盛岡に対しては「このチームでプレーさせて頂き、選手として生きている瞬間を体感することができました。盛岡で培った経験を今後に繋げていかなければいけないと強く感じています」とし、「一年間ありがとうございました!」と感謝を伝えた。

以下、クラブ発表プロフィール

●MF河津良一
(かわづ・りょういち)
■生年月日
1992年5月22日(26歳)
■身長/体重
177cm/70kg
■出身地
大阪府
■経歴
AVANTI KANSAI FC-作陽高-専修大-千葉-沼津-千葉-沼津-盛岡
■出場歴
J3リーグ:18試合1得点
JFL:9試合
天皇杯:3試合1得点

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熊本、今季加入の27歳DF高瀬と契約更新

 ロアッソ熊本は17日、DF高瀬優孝(27)と2019年シーズンの契約を更新したことを発表した。

 中央大出身の高瀬は特別指定選手を経て2014年に大宮へ正式加入。2016年、2017年に群馬へ期限付き移籍し、今季から熊本に完全移籍で加入した。今季はJ2リーグ戦9試合に出場。天皇杯では1試合で1得点を記録した。

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レアルとの再戦へ…英紙が鹿島のリベンジに期待「今年は彼がいない」

レアルとの再戦を迎える鹿島
 鹿島アントラーズは15日、FIFAクラブワールドカップ2018の準々決勝で北中米カリブ海代表のグアダラハラ(メキシコ)と対戦し、3-2で逆転勝利を飾った。19日の準決勝では欧州代表のレアル・マドリー(スペイン)と対決。2年ぶりの再戦に海外メディアも注目しているようだ。

 鹿島は開催国枠で出場した2016年大会の決勝でレアルと対戦。先制されながらMF柴崎岳(現ヘタフェ)の2ゴールで一時逆転したが、FWクリスティアーノ・ロナウド(現ユベントス)にハットトリックを許し、延長戦の末に2-4で敗れた。

 英『ザ・サン』は「日本のチャンピオンがグアダラハラに衝撃を与え、クラブW杯でレアル・マドリーと再戦へ」と報じ、鹿島のリベンジマッチを展望している。

 同紙は今大会の鹿島について「Jリーグで最も成功したクラブであり、11月にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)を初制覇し、アブダビで開催される今年のクラブW杯へのチケットを確保した」と紹介した。

 そして「彼らは2016年に決勝進出を果たしており、この大会で見知らぬ存在ではない」とし、「日本のチームはレアル・マドリーと対戦し、クリスティアーノ・ロナウドのハットトリックによって延長戦の末に2-4で敗れた」と前回対戦を振り返っている。

 2016年大会で鹿島の前に立ちはだかったC・ロナウドだが、レアル通算450得点を記録した大エースは今夏にユベントスへ移籍。同紙は「鹿島は今年の準決勝でロナウドなきスペインの巨人に、リベンジのチャンスを得ることになるだろう」と期待を寄せた。

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途中出場シャキリが大仕事!リバプールがマンUに3発快勝、無敗街道を突き進む

途中出場で2ゴールのシェルダン・シャキリ
[12.16 プレミアリーグ第17節 リバプール3-1マンチェスター・U]

 プレミアリーグは16日、第17節を行った。アンフィールドではリバプールマンチェスター・ユナイテッドが対戦し、リバプールが3-1で“ナショナルダービー”を制した。

 開幕から16戦無敗中のリバプールは、11日のUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)ナポリ戦から4人を変更。DFデヤン・ロブレンやDFナサニエル・クライン、MFファビーニョ、MFナビ・ケイタを起用した。対するユナイテッドは、12日の欧州CLバレンシア戦からFWロメル・ルカクを除く10人を入れ替え、指揮官との不仲が報じられているMFポール・ポグバはベンチスタートとなった。

 試合は、前線からのプレスで流れを掴んだリバプールが優勢に進める。すると、前半24分に先制。左サイドのスローインの流れからファビーニョが浮き球パスをPA中央へ送り、これに反応したMFサディオ・マネが胸トラップから左足ボレーを叩き込み、スコアを動かした。

 1点を追うユナイテッドは前半33分、MFジェシー・リンガードがルカクに預けてゴール前に上がると、左サイドからルカクが入れたクロスはGKアリソン・ベッカーに弾かれたが、こぼれ球をリンガードが押し込み、1-1。前半のうちに試合を振り出しに戻した。

 後半もリバプールがボールの主導権を握るが、ユナイテッドが耐え凌ぐ時間が続く。だが、リバプールが後半25分にMFシェルダン・シャキリを投入すると、3分後に勝ち越しゴールが生まれる。28分、左サイドのマネが中央へ仕掛け、相手をかわしてクロスを供給。GKダビド・デ・ヘアが弾いたボールをシャキリが右足で決め、2-1とした。

 さらにリバプールは後半35分、敵陣中央でパスを受けたシャキリがFWロベルト・フィルミーノにくさびのパスを入れ、フィルミーノの落としから左足一閃。DFエリック・バイリーに当たったシュートがゴール左隅に吸い込まれ、ダメを押した。

 試合は3-1でリバプールが快勝。プレミアリーグ公式サイトによると、リバプールのポゼッション率は64.3%、シュート本数はユナイテッドの6倍に当たる36本を放ち、ボールタッチ数(793本)、パス本数(562本)などでもユナイテッドを大きく上回り、勝利をおさめた。

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長谷部がフランクフルトと契約延長! クラブ役員「模範的なプロ選手」

MF長谷部誠がフランクフルトと契約延長
 フランクフルトは16日、元日本代表MF長谷部誠(34)との契約を2020年まで1年延長したことを発表した。来季は在籍6シーズン目となる。

 2002年に浦和でプロ生活を始めた長谷部は、2008年1月にボルフスブルクに移籍。加入2シーズン目にはブンデスリーガ優勝を経験し、2013年9月のニュルンベルク移籍を経て2014年6月にフランクフルトへ加入した。

 各クラブで主力としてプレーし、これまでブンデスリーガでの日本人最多出場記録を更新するリーグ戦271試合に出場中。昨季はフランクフルトのDFBポカール(ドイツ国内杯)制覇に貢献し、先月28日にはアジアサッカー連盟(AFC)の年間表彰式で初の最優秀国際選手賞を受賞した。

 長谷部は契約延長についてクラブ公式サイトを通じ、「フランクフルト、そしてアイントラハトは僕の家のようになっています。さらにもう1年この素晴らしいチームの一員であることを幸せに思います。僕たちはまだ成し遂げたいものが多く、僕もそれを一緒に目指すことを望んでいます」と意気込みを語っている。

 また、競技部門担当のフレディ・ボビッチ執行役員は「マコトは今シーズン、34歳でも我々のチームを主力選手として支えられることを示している。我々が安定している守備をもってプレーするにあたって、彼の貢献は大きい」と信頼を示し、「彼はチームにとって選手としてだけでなく、1人の人間としても非常に重要。マコトは私がイメージする通りの模範的なプロ選手だ」と称えた。

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鮮やかな崩しに“ベルギーカウンター”も炸裂!“公立の雄”大津が矢板中央との熱戦制し、プレミア昇格!

“公立の雄”大津高が武器を発揮してプレミアリーグ昇格!
[12.16 プレミアリーグプレーオフ2回戦 矢板中央高 1-3 大津高 広島スタ]
 
“公立の雄”大津がプレミア昇格! 16日、高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2018 プレーオフ2回戦が行われ、大津高(九州2/熊本)が3-1で矢板中央高(関東1/栃木)に勝利。2年ぶりとなるプレミアリーグ昇格を決めた。

「自信の積み上げができて良かった」。 プリンスリーグ東海優勝の静岡学園高(静岡)に続き、プリンスリーグ関東優勝の矢板中央も撃破。立正大淞南高(中国2/島根)を含めて“プレ選手権”とも言えそうな高体連4校によるトーナメント戦を勝ち抜いた大津の平岡和徳総監督は、公立校の選手たちが選手権、その先の将来へ向けて自信を積み上げたことを喜んだ。

 強豪校対決は大津が先に主導権を握った。CB福島隼斗主将(3年、湘南内定)が左のエースMF水野雄太(3年)へ高精度のフィードをつけていたほか、右SB岩本侑大(3年)のクロスやMF富永大翔(3年)のミドルシュートを交えて相手にプレッシャーをかける。

 17分には、MF大竹悠聖(3年)のポスト直撃の右足シュートを皮切りに連続で決定的なシーンを作り出し、FW奥原零偉(3年)、FW大崎舜(3年)がヘディングシュートを打ち込む。セカンドボールを拾い、連続攻撃を繰り出す大津に対し、矢板中央は26分に早くもベンチスタートの10番FW飯島翼(3年)を投入。33分にはCB白井陽貴主将(3年)のクリアを速攻に結びつけ、飯島の左足シュートがポストをかすめた。

 相手にボールを握れられても要所を締めてカウンター、セットプレーで関東の強敵を沈めてきた矢板中央は、この日もGK安西駿(3年)や白井を中心に無失点で試合を進める。飯島投入後はペースを握り返し、攻撃する時間も増やしていた。

 だが前半43分、大津が先制点を奪う。福島が右SB岩本に距離の長いスルーパス。抜け出した岩本が中央へ折り返すと、ニアで奥原がスルーし、その背後から飛び出したMF大竹悠聖(3年)が1タッチでゴールに押し込んだ。

 鮮やかな攻撃でリードを奪った大津に対し、矢板中央もすぐさま反撃。前半アディショナルタイム、右サイドでのセットプレーからSB後藤裕二(3年)がDFをかわしてゴールライン際まで切れ込む。そしてゴール前に強いボールを入れ、こぼれ球から飯島が左足シュート。DFに当たったボールがクロスバーを叩いた。

 矢板中央はさらにスピードのあるMF板橋幸大(3年)、MF山下純平(3年)を送り出し、反撃の色を強める。だが、大津は「カウンターは自信があって、日本戦のベルギーのように、“ベルギーカウンター”と言っています」(水野)というカウンター攻撃が炸裂する。後半9分、大津はカウンターから中央でポイントを作ると、MF松原亘紀(3年)が左サイドを駆け上がった水野へボールを繋ぐ。

 抜群のスピードを活かして一気にPA手前まで持ち込んだ水野は、左外側でサポートした大崎へラストパス。これを大崎が右足ダイレクトでファーサイドのゴールネットに沈めた。静岡学園との初戦でも効果を発揮した“ベルギーカウンター”から再びゴール。だが、矢板中央は再開直後の攻撃からPKを獲得。これを飯島が左足で決めて再び1点差とする。

 矢板中央は190cmFW望月謙(3年)も加えて高さと板橋のスピードなどを活かして反撃。だが、平岡総監督が「本番の緊張感の中で、ピッチでコミュニケーションを取ってチームの中で改善しようと。良い声が出ていましたね」と説明する大津は、冷静な守り光る福島と高さを発揮するCB吉村仁志(3年)、GK松村龍之介(3年)を中心に集中した守備を続け、2-1のまま我慢の時間帯を進めていく。

 終盤にかけて互いにセットプレーやカウンターから会場を沸かせるシーンを作り合って迎えた42分、矢板中央は自陣から速攻に移る。ビッグチャンスになりかけたが、大津の左SB西原大地(3年)がスライディングタックルで阻止。43分にもFKのこぼれ球から矢板中央・白井が放った右足シュートを西原が身体を張ってブロックする。

 ビッグプレーも出て守り続けた大津は44分、交代出場のMF濃野公人(2年)の仕掛けから、先制点にも絡んでいる岩本がクロス。これを中央の188cmFW大崎が右足ボレーで決めて好勝負の勝利を決定づけた。水野は「去年、自分たち(現3年生)主体で(プレミアリーグに)出て落としてしまっていたので1年で戻さないといけない。戻すことが出来て良かった」と笑顔。大津が1年でのプレミアリーグ復帰を決めた。

 大津の平岡総監督は「今年の一つの強みは前の選手たちに足があること」と説明する。伝統的な個とコンビネーションによる崩しに加えて今年の特長となっている堅守からの高速カウンター。大一番で武器を発揮し、3度目となるプレミアリーグ昇格を果たした大津は、休養後に選手権での全国制覇へ向けた挑戦をスタートする。

 大竹は「大津高校としてまだ日本一を獲ったことがないので、絶対に獲るという気持ちをもって臨みたい」と語り、大崎は「(次の目標は)選手権優勝。大津初のタイトルを獲りたいです」と意気込んだ。大半の選手が昨年からのレギュラーで経験を重ねてきた期待の世代。今回の2試合を含めて3年間で進化してきた成果を選手権で示す。

(取材・文 吉田太郎)
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●【特設】高校選手権2018

福岡がイタリア人コーチ2名の就任を発表

 アビスパ福岡は16日、トップチームのフィジカルコーチにマルコ・アントニオ・フェローネ氏(53)、アシスタントコーチにヴィスコンティ・ヴァレーリオ氏(38)の就任が決まったことを発表した。

 福岡は今季のJ2リーグ戦で7位。先月14日に井原正巳前監督の退任を発表し、今月14日にはイタリア人のファビオ・ペッキア氏(45)の新指揮官への就任を発表していた。

 マルコ・アントニオ・フェローネ氏はクラブ公式サイトを通じ、「社長、そしてスタッフの皆さんが私にこのチャンスを与えてくれたことに感謝しています。契約を結ぶために日本で過ごした短い時間の中でアビスパ福岡のスタッフの優しさと真面目さを感じました。勝利を積み重ねることができるよう精一杯尽力したいと思います。よろしくお願いします」とコメントしている。

 また、ヴィスコンティ・ヴァレーリオ氏は「今まで私になかった経験をさせてくれることをすごく嬉しく思っています。アビスパ福岡、そしてファビオ・ペッキャ監督に感謝しています。日本は素晴らしい国だと思っています。そして、日本サッカーは戦術的にも成長し続けています。この仕事がスタートすることを待ちきれないです。クラブの皆さん、そしてサポーターの皆さん、これからよろしくお願いします! 」と挨拶した。

以下、クラブ発表プロフィール

●マルコ・アントニオ・フェローネ
(Marco Antonio Ferrone)
■生年月日
1965年9月24日(53歳)
■国籍
イタリア
■指導歴
2009-2011:SSイゾラ・リーリ(イタリアレーガ・プロ) フィジカルコーチ
2011-2012:フォンディ・カルチョ(イタリアレーガ・プロ) フィジカルコーチ
2012-2013:USラティーナ・カルチョ(イタリアレーガ・プロ) フィジカルコーチ
2013-2014:CUSローマラグビークラブ フィジカルコーチ
2014-2015:モデナFC(イタリアセリエB) フィジカルコーチ
2016-2017:エラス・ベローナFC(イタリアセリエB) フィジカルコーチ
2017-2018:エラス・ベローナFC(イタリアセリエA) フィジカルコーチ

●ヴィスコンティ・ヴァレーリオ
(Visconti Valerio)
■生年月日
1980年8月20日(38歳)
■国籍
イタリア
■指導歴
2009-2010:フォッジャ・カルチョ(イタリアセリエC) GKコーチ
2010-2011:A.S.D.ノチェーラ(イタリアセリエD) GKコーチ
2011-2012:ポリスポルティーバ・カンポバッソ・カルチョ(イタリアレーガ・プロ) GKコーチ/セカンドコーチ
2012-2013:USラティーナ・カルチョ(イタリアレーガ・プロ) GKコーチ兼アシスタントコーチ
2013-2014:バレーゼ・カルチョSSD(イタリアセリエB) GKコーチ兼分析コーチ
2014-2015:ASリボルノ・カルチョ(イタリアセリエB) GKコーチ兼分析コーチ
2015-2016:USDカベーゼ1919(アマチュア・チーム) GKコーチ兼分析コーチ
2016-2017:エラス・ベローナFC(イタリアセリエB) GKコーチ兼分析コーチ
2017-2018:エラス・ベローナFC(イタリアセリエA) GKコーチ兼分析コーチ

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福岡がイタリア人コーチ2名の就任を発表

 アビスパ福岡は16日、トップチームのフィジカルコーチにマルコ・アントニオ・フェローネ氏(53)、アシスタントコーチにヴィスコンティ・ヴァレーリオ氏(38)の就任が決まったことを発表した。

 福岡は今季のJ2リーグ戦で7位。先月14日に井原正巳前監督の退任を発表し、今月14日にはイタリア人のファビオ・ペッキア氏(45)の新指揮官への就任を発表していた。

 マルコ・アントニオ・フェローネ氏はクラブ公式サイトを通じ、「社長、そしてスタッフの皆さんが私にこのチャンスを与えてくれたことに感謝しています。契約を結ぶために日本で過ごした短い時間の中でアビスパ福岡のスタッフの優しさと真面目さを感じました。勝利を積み重ねることができるよう精一杯尽力したいと思います。よろしくお願いします」とコメントしている。

 また、ヴィスコンティ・ヴァレーリオ氏は「今まで私になかった経験をさせてくれることをすごく嬉しく思っています。アビスパ福岡、そしてファビオ・ペッキャ監督に感謝しています。日本は素晴らしい国だと思っています。そして、日本サッカーは戦術的にも成長し続けています。この仕事がスタートすることを待ちきれないです。クラブの皆さん、そしてサポーターの皆さん、これからよろしくお願いします! 」と挨拶した。

以下、クラブ発表プロフィール

●マルコ・アントニオ・フェローネ
(Marco Antonio Ferrone)
■生年月日
1965年9月24日(53歳)
■国籍
イタリア
■指導歴
2009-2011:SSイゾラ・リーリ(イタリアレーガ・プロ) フィジカルコーチ
2011-2012:フォンディ・カルチョ(イタリアレーガ・プロ) フィジカルコーチ
2012-2013:USラティーナ・カルチョ(イタリアレーガ・プロ) フィジカルコーチ
2013-2014:CUSローマラグビークラブ フィジカルコーチ
2014-2015:モデナFC(イタリアセリエB) フィジカルコーチ
2016-2017:エラス・ベローナFC(イタリアセリエB) フィジカルコーチ
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●ヴィスコンティ・ヴァレーリオ
(Visconti Valerio)
■生年月日
1980年8月20日(38歳)
■国籍
イタリア
■指導歴
2009-2010:フォッジャ・カルチョ(イタリアセリエC) GKコーチ
2010-2011:A.S.D.ノチェーラ(イタリアセリエD) GKコーチ
2011-2012:ポリスポルティーバ・カンポバッソ・カルチョ(イタリアレーガ・プロ) GKコーチ/セカンドコーチ
2012-2013:USラティーナ・カルチョ(イタリアレーガ・プロ) GKコーチ兼アシスタントコーチ
2013-2014:バレーゼ・カルチョSSD(イタリアセリエB) GKコーチ兼分析コーチ
2014-2015:ASリボルノ・カルチョ(イタリアセリエB) GKコーチ兼分析コーチ
2015-2016:USDカベーゼ1919(アマチュア・チーム) GKコーチ兼分析コーチ
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[12月17日 今日のバースデー]

Japan
MF高木和正(讃岐、1984)*独特のリズムのドリブルと精度の高い左足キックが持ち味のMF。
MF泉澤仁(東京V、1991)*初速のスピードが速く、キレ味鋭いドリブルが武器のアタッカー。
FWアンドリュー・ナバウト(浦和、1992、オーストラリア)*強靭なフィジカルを持つストライカー。ロシアW杯オーストラリア代表。

World
GKヤン・ゾマー(ボルシアMG、1988、スイス)*身体は大きくないが、敏捷性とアジリティで世界のトップレベルに上り詰めた守護神。
FWアンドレ・アイェウ(フェネルバフチェ、1989、ガーナ)*ドリブルのテクニック、クロスに合わせる能力に長けているFW。
MFマルティン・ウーデゴーア(フィテッセ、1998、ノルウェー)*R・マドリーの育成組織で育ち、現在は期限付き移籍中のアタッカー。15歳でデビューした。

Others
假屋崎省吾(華道家、1958)
有森裕子(マラソン、1966)
西村知美(タレント、1970)
佐々木恭子(アナウンサー、1972)
ミラ・ジョボビッチ(女優、1975)
マニー・パッキャオ(ボクシング、1978)
川村エミコ(たんぽぽ:芸人、1979)
水野良樹(いきものがかり:ミュージシャン、1982)
緒方龍一(w-inds.:ミュージシャン、1985)
高梨臨(女優、1988)
宇野昌磨(フィギュアスケート、1997)
川上千尋(NMB48:アイドル、1998)

知的障がい者サッカーの元高校王者を全国舞台に導いた永福学園・平野の「人生初のハットトリック」

平野祐樹(中央)は積極果敢にゴールを狙った
[12.16 関東B代表決定戦 都立永福学園 8-0 水戸高等特別支援学校]

 ドンピシャのタイミングで右足を投げ出した。前半5分、右CKから出されたライナー性のボールに、平野祐樹が無意識に向かっていく。クリーンヒットしたボールはネットに鋭く突き刺さる。前半8分、後半10分にも、鉛色の空に平野の雄たけびが響き渡った。

「何となく(ボールに)近づいていったら入っていた、という感じでした。決まったのは偶然です。ハットトリックも、小学1年生でサッカーをはじめて以来、初めてだと思います」

 この試合がこの日2試合目だった永福学園は部員が17人。しかし負傷者続出により、元気な選手は11人ぴったりだった。早い時間帯での平野の先制ゴールはチームに気持ちの余裕をもたらす意味でも値千金だった。

 発達障害を抱える平野は、永福学園を選んだ理由をこう明かす。

「僕の出身中学の先輩も永福学園に通っていて、中学の先生から薦められました。僕自身、(高校卒業後の)仕事に興味があって、永福学園はその就職率が90%をはるかに超える割合でした。僕は、言われたことをきちんとできないことがあり、もちろん改善しなければいけませんが、そういう要素があったとしても、社会に羽ばたける人間になりたかったんです」

 永福学園の就業技術科は、おもに事務・情報処理、ロジスティクス、ビルクリーニング、食品、福祉の5分野のコースが存在し、第1学年ではその基礎を全生徒が学ぶ。進級に従って生徒の希望や適性等にあわせて学習分野を絞り込み、実地訓練も交えながら社会に適応するための基礎を習得するカリキュラムが組まれている。2007(平成19)年に創立後、9年間の企業就労率は95%、企業就労者の91%が就労を継続しているなど、定着率も高い。

 2月16日開幕の全国大会に備える永福学園は、大会1週間前まで高校2年生に実習があるため、平野ら2年生8人が大事な時期に練習に参加できない。それでも末松龍元監督は前を向く。

「前回優勝の志村学園とは11月18日に東京都大会で対戦し、0-2で負けました。でも全国大会で戦えるチャンスがあれば、そこで勝ちたい。勝たなければ優勝はないと思いますから」

 2大会前に全国制覇をした元王者は、静かに王座奪回を狙っている。

(取材・文 林健太郎)

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W杯出場辞退の無念を晴らす! 知的障がい者の高校日本一を狙う志村学園・石綿が見せた執念

軽快なドリブルを見せる志村学園・石綿
[12.16 関東A代表決定戦 都立志村学園 6-0 宇都宮青葉高等学園]

 スペースに出された味方のスルーパスに、背番号10のMF石綿洵哉が鋭く反応した。前半5分、中央からやや右サイドを一気に走り抜けてゴール前でパスを受けた石綿はDFの背後に出て、相手GK星野裕菜と1対1の状態に。動きを見て、左足で落ち着いて流し込み、6得点猛攻の導火線となった。

「決められたことはよかったんですが、もっと決められるチャンスもあったし、そこを決められなかったので……」

 10分後の前半15分にも、チームの3得点目となるゴールを奪った。守りでも、4-0と勝敗がほぼ決した後半12分、相手陣でボールを奪われ、逆襲を食らいそうになるのを見逃さず、石綿はドリブルであがってきた相手FW中川満史を猛追し、ボールを奪ってピンチの芽をつんだ。40分間、献身的に走り回り、2年連続で全国切符を得ても、はじけるような笑顔は最後まで見せなかった。

 勝ち取るまでは全力で走り切る。その背景に、今夏に石綿が味わった無念が深く関わっている。石綿は8月にスウェーデンで開催された知的障がい者のワールドカップ日本代表の一員に選ばれていたが、直前で体調を崩し、代表への帯同を諦めざるを得なくなった。志村学園の小澤通晴監督が当時をこう振り返る。

「7月下旬の合宿中に発熱し、気管支炎のような症状になってしまいました。せきが止まらず、熱も下がらなかったのですが、その症状を抑えるために薬を服用すると、ドーピングに引っ掛かってしまう可能性があったので辞退を余儀なくされたんです。学校を上げて壮行会もしていただきましたので、本人が一番悔しかったでしょう。ただ石綿はまだ若いし、4年後も、8年後も狙えると思います」

 高校3年生の石綿は「日本代表には『勝ってほしい』という思いで結果を見ていました」と悔しさを胸の奥底にしまい、練習や試合、そして就職活動にも打ち込み、希望する大手企業から内定をもらうことができた。サッカー1本に専念できる石綿は、2年連続の全国制覇を達成できれば、無念の一部を晴らせるはずだ。

(取材・文 林健太郎)

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[知的障がい者全国予選]2年前の王者・都立永福学園が8得点を奪う猛攻で全国切符

賞状を受け取る永福学園の赤須勝一郎主将(左)
【もうひとつの高校サッカー選手権 関東予選会 B代表決定戦(20分ハーフ)】(16日、駒沢総合運動公園補助球技場)
都立永福学園 8-0(前半5-0) 茨城県立水戸高等特別支援学校

知的障がい者がプレーする高校サッカー選手権の関東代表A、および同代表Bを決める関東予選会4試合がが行われ、B代表決定戦2大会前に全国優勝した都立永福学園が茨城県立水戸高等特別支援学校から8得点を奪う猛攻で、2年ぶりの全国大会出場を決めた。
 永福学園は前半5分、平野祐樹が右CKを起点に右足で鮮やかにダイレクトボレーシュートを決めて一気に主導権を握ると、福田和真や西巻悠梧、赤須勝一郎が続き、前半だけで5-0と大きくリードした。後半もボールを支配し、水戸高等特別支援学校に攻める時間をほとんど与えず、完封した。
都立永福学園が出場する全国大会「もうひとつの高校選手権2018」は2月16、17日に静岡・藤枝総合運動公園で開催される。

得点者
[都立永福学園]
平野祐樹(前半5、8分、後半10分)
福田和真(前半7分、後半14分)
西巻悠梧(前半10分)
赤須勝一郎(前半14分、後半19分)

出場メンバー
[都立永福学園]
GK1 丸陽孝
DF2 土屋友輝(→15依田康平)
DF3 舩山唯我
DF4 古田圭祐
DF5 渡辺瑠希斗
MF6 平野祐樹
MF7 古川智洋
MF8 西巻悠梧
MF9 松原匠(→14成田考啓)
MF10赤須勝一郎
FW11福田和真
監督末松龍元

[水戸高等特別支援学校]
GK1 宮本元気
DF8 深見知騎(→17中里隆雅)
DF12小林哲也(→15宮田翼)
DF2 鈴木将周
DF5 鈴木伶
MF7 坪来陸
MF9 小川暢仁(→3村山青空)
MF21白塚裕樹
MF14會澤心
FW10山本究
FW6 加賀公晟
監督市川純
【注】番号は背番号。( )は交代選手

≪関東予選1回戦≫
栃木県宇都宮青葉学園 1-0 茨城日立特別支援学校
都立永福学園 1-0 山梨県立高等支援学校 桃花台学園


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[知的障がい者全国予選]昨年王者の東京・志村学園が6点を奪う圧勝で順当に全国へ

関東A代表を勝ち取った志村学園の小澤通晴監督(左)と石綿洵哉主将
【もうひとつの高校サッカー選手権 関東予選会 A代表決定戦(20分ハーフ)】(16日、駒沢総合運動公園補助球技場)
都立志村学園 6-0(前半3-0)栃木県宇都宮青葉学園

 知的障がい者がプレーする高校サッカー選手権の関東代表A、および同代表Bを決める関東予選会4試合がが行われ、A代表決定戦は昨年全国王者に輝いた都立志村学園が栃木県宇都宮青葉学園と対戦。志村学園が6点を奪う猛攻で順当に全国大会出場を決めた。
 志村学園の主将で夏には日本代表にも選ばれた石綿洵哉の前半5分の先制弾で主導権をつかむと、宇都宮青葉学園を終始圧倒。渡邉仁暉も前後半あわせて3得点を奪うハットトリックを達成した。相手にボールを奪われても、すかさず戻って奪い返す走力は鍛えられており、宇都宮青葉学園を無失点に抑え、王者の貫禄を見せた。
 都立志村学園が駒をすすめた全国大会「もうひとつの高校選手権2018」は2月16、17日に静岡・藤枝総合運動公園サッカー場で開催される。

得点者
[都立志村学園]
石綿洵哉(前半5、15分)
渡邉仁暉(前半6、後半2、10分)
石原大雅(後半39分)

出場メンバー
[都立志村学園]
GK1 円谷光太(→19堀颯太)
DF2 境野善仁
DF5 梶原大輝→(→7川添裕也)
DF16前田涼太
MF10石綿洵哉
MF8 笠原輝
MF12渡邉仁暉
MF13栗原宗一郎(→4大塚和)
MF3 原沢一輝
FW9 石原大雅
監督小澤通晴

[栃木県宇都宮青葉学園]
GK98 星野裕菜
DF14 大塚悠生
DF17 齋藤颯太
DF20 笹沼亮利
DF30 千葉健太郎
MF17 工藤彩華
MF12 タダジオゴ
MF21 豊田祐樹
MF99 青木智也
FW16 中川満史
FW47 北條菜花(→27秋野美琴)
監督岩崎俊大
【注】番号は背番号。( )は交代選手

≪関東予選1回戦≫
栃木県宇都宮青葉学園 1-0 茨城日立特別支援学校
都立永福学園 1-0 山梨県立高等支援学校 桃花台学園


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後半42分に先制も…気の緩みか、堂安フル出場フローニンゲン大逆転負け

堂安はフル出場だった
[12.16 エールディビジ第16節 フローニンゲン1-2エメン]

 日本代表MF堂安律の所属するフローニンゲンは16日、ホームでエメンと対戦し、1-2で敗れた。堂安は4試合連続のフル出場だった。

 勝ち点14で並ぶ昇格組のエメンを相手に絶対に勝ち点3が欲しいゲームだったが、フローニンゲンは痛恨の逆転負けを喫した。

 先制点が決まったのは後半42分。途中出場のMFアフマッド・メンデス・モレイラの左クロスをFWミムン・マヒがダイビングヘッドで合わせる。あとはこの得点をどう守るか、に絞られると思われた。

 しかし悪夢は直後のプレーからだった。リスタートのボール、DFラインからロングボールを入れられると、FWニクラス・ペデルセンにあっという間に同点弾を決められてしまう。そして同アディショナルタイム3分にはFKのこぼれ球を再びペデルセンに押し込まれ、大逆転負けを喫してしまった。

 堂安は前半からドリブル突破などで存在感を見せていた。しかし同点とされた直後にあったゴール前での決定機を決められないなど、チームを勝利に導くことは出来なかった。

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後半42分に先制も…気の緩みか、堂安フル出場フローニンゲン大逆転負け

堂安はフル出場だった
[12.16 エールディビジ第16節 フローニンゲン1-2エメン]

 日本代表MF堂安律の所属するフローニンゲンは16日、ホームでエメンと対戦し、1-2で敗れた。堂安は4試合連続のフル出場だった。

 勝ち点14で並ぶ昇格組のエメンを相手に絶対に勝ち点3が欲しいゲームだったが、フローニンゲンは痛恨の逆転負けを喫した。

 先制点が決まったのは後半42分。途中出場のMFアフマッド・メンデス・モレイラの左クロスをFWミムン・マヒがダイビングヘッドで合わせる。あとはこの得点をどう守るか、に絞られると思われた。

 しかし悪夢は直後のプレーからだった。リスタートのボール、DFラインからロングボールを入れられると、FWニクラス・ペデルセンにあっという間に同点弾を決められてしまう。そして同アディショナルタイム3分にはFKのこぼれ球を再びペデルセンに押し込まれ、大逆転負けを喫してしまった。

 堂安は前半からドリブル突破などで存在感を見せていた。しかし同点とされた直後にあったゴール前での決定機を決められないなど、チームを勝利に導くことは出来なかった。

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横浜FMユースのエース封じ託された尚志SB高橋、チーム一の身体能力発揮して役割全う

尚志高の右SB高橋海大は好守でチームの勝利に貢献した
[12.16 プレミアリーグプレーオフ2回戦 尚志高 2-1 横浜FMユース 広島スタ]
 
 前半は後方に重心を置いて守備に力を注ぎ、後半は攻守両面で前に出て逆転勝利。8年ぶりとなるプレミアリーグ昇格を決めた尚志高にとって、苦戦しながらも横浜FMユースのエースMF椿直起(3年)をマークし続けた右SB高橋海大(3年)の奮闘が大きかった。

 仲村浩二監督から椿封じに指名された高橋は、「やってやろうという気持ち。気持ちで負けなければ絶対に勝てると思っていた。自信はありました」。高橋はチーム一の身体能力の持ち主。当たりが非常に強く、チームトップクラスの50m走6秒1のスピードも武器だ。

 高速ドリブラーの椿は警戒されている中でも突破してチャンスを作り出してくる。高橋自身、「速かったです」と振り返る相手にクロスまで持ち込まれた。だが、高橋はスペースへの持ち出しなどにしっかり対応。相手の前に身体をねじ込んでブロックするなど好守を見せ続けた。

 1対1の勝負に関しては「負けていなかったと思います」。高橋の奮闘などによって、サイドの攻防戦で横浜FMに食い下がった尚志は後半の2ゴールによって逆転勝ち。インターハイは左SBとしてプレーし、最近は右SBとしてプレー、そしてSHでのプレーも可能な高橋は勝利に大きく貢献した。
 
 初戦は交代出場。層の厚いチームの先発争いをする中で結果を残した。個人としても自信を得たDFは、12月30日に開幕する選手権でもチームの勝利の力になり、目標の日本一を獲得する。

(取材・文 吉田太郎)
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植田&森岡のベルギー初対決…アザール弟活躍のセルクル・ブルージュが接戦を制す

DF植田直通とMF森岡亮太はともに先発出場
[12.16 ベルギー・リーグ第19節 セルクル・ブルージュ2-1アンデルレヒト]

 ベルギー・リーグ第19節が16日に行われ、DF植田直通の所属する11位セルクル・ブルージュはホームでMF森岡亮太所属の4位アンデルレヒトと対戦し、2-1で勝利した。植田は2試合連続で先発フル出場し、逃げ切りに貢献。森岡も2戦連続でスタメン起用され、90分間プレーした。

 10月21日の第11節アンデルレヒト対セルクル・ブルージュ(4-2)は森岡がベンチ外だったため、日本人選手2人にとってはベルギー・リーグ初対決。植田は3バックの右、森岡はトップ下で揃って先発出場した。

 立ち上がりはアンデルレヒトがペースを握ったが、先手を取ったのはセルクル・ブルージュ。前半9分、カウンターからPA内左のMFキリアン・アザールが左足でシュートを放ち、GKに止められた跳ね返りを自ら右足で蹴り込む。チェルシーのベルギー代表MFエデン・アザールを兄に持つ同選手は、今季2得点目となった。

 それでもアンデルレヒトは前半22分に追いつく。左CKからキッカーのMFスベン・クムスが意表を突き、右足でストレート性のクロスを供給。大外からフリーで走り込んだMFピーテル・ヘルケンスが右足のボレーをゴール左に叩き込み、1-1とした。

 同点とされたセルクル・ブルージュは後半11分、PA内左でロングボールを受けたアザールがDFアンディ・ナハルに倒されると、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)を経てPKを獲得。同13分、キッカーを務めたFWジャンニ・ブルーノが右足でゴール左に決め、2-1と勝ち越した。

 試合はそのままスコアが動かずにタイムアップ。セルクル・ブルージュは連敗を2で止める3試合ぶりの白星、アンデルレヒトは4戦勝ちなし(1分3敗)となった。

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吉田が決勝点の起点に…監督交代セインツが14戦無敗のアーセナル撃破!13戦ぶり2勝目飾る

2ゴールを挙げたFWダニー・イングス
[12.16 プレミアリーグ第17節 サウサンプトン3-2アーセナル]

 プレミアリーグは16日に第17節が行われ、セント・メリーズ・スタジアムではDF吉田麻也が所属するサウサンプトンアーセナルが対戦。シーソーゲームとなったが、サウサンプトンが3-2で勝った。吉田はフル出場。決勝点の起点となるなど、勝利に貢献した。

 ラルフ・ハーゼンヒュットル監督の就任2戦目となるサウサンプトンは、8日のカーディフ戦(0-1)から2人を変更。MF{マリオ・レミナ}}とFWチャーリー・オースティンに代え、吉田とFWダニー・イングスを起用した。

 対するアーセナルは、13日のヨーロッパリーグ(EL)グループリーグ第6節カラバフ戦(1-0)からDFローラン・コシールニーを除く10人を変更。3バックを採用したが、DFソクラティス・パパスタソプロスとDFシュコドラン・ムスタフィが出場停止、DFロブ・ホールディングが負傷離脱となっており、MFグラニト・ジャカが最終ラインに入った。

 均衡を破ったのは、ここまでわずか1勝にとどまっているサウサンプトンだった。前半18分、MFスチュアート・アームストロングのパスを左サイドで受けたDFマット・ターゲットが相手を抜き切る前に左足でクロス。GKとDFの間に飛んだボールをイングスが頭で合わせ、先制のゴールネットを揺らした。

 だが、リードは長く続かない。アーセナルは前半28分、FWアレックス・イウォビのスルーパスで左サイドを抜け出したDFナチョ・モンレアルがマイナスへクロス。FWピエール・エメリク・オーバメヤンが相手を引きつけて空いたスペースに走り込んだMFヘンリク・ムヒタリアンがヘディングシュートを決め、同点に追いついた。

 ホームの声援を受けてアーセナルに立ち向かうサウサンプトン。前半終了間際の44分、PA右手前からMFネイサン・レドモンドがゴール前にクロスを入れると、コシールニーとジャカの間に走り込んだイングスが頭で合わせ、前半を2-1で終えた。

 追いかけるアーセナルは、前半アディショナルタイムにDFエクトル・ベジェリンが怪我でピッチを後にし、後半開始からFWアレクサンドル・ラカゼットを投入。システムも4バックに変更し、ラカゼットとオーバメヤンが2トップを組んだ。すると、2分のオーバメヤンの決定機はGKアレックス・マッカーシーに防がれたが、8分に同点に追いつく。

 アーセナルは、高い位置でラカゼットがボールを奪うと、ペナルティーアーク手前からムヒタリアンが左足を振り抜く。これがDFヤニク・ベステルゴーアに当たってゴールに吸い込まれ、2-2。再び同点に追いついた。さらに逆転を狙うアーセナルは25分にイウォビを下げ、MFメスト・エジルを投入。攻勢を強めた。

 対するサウサンプトンは後半30分、左CKからターゲットが蹴り込んだボールを吉田がドンピシャヘッド。これはGKベルント・レノに阻まれ、こぼれ球を最後にFWシェーン・ロングが押し込んだが、オフサイドの判定により得点は認められなかった。

 それでも後半40分にサウサンプトンが三度勝ち越す。吉田のインターセプトから右サイドのロングがふわっとしたクロスを供給。GKレノが届かなかったボールをFWチャーリー・オースティンが頭で押し込み、3-2で競り勝った。サウサンプトンの勝利は、第4節クリスタル・パレス戦以来、13試合ぶり2勝目を飾った。

 一方のアーセナルは第2節以来の黒星を喫した。

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