佐賀の新鋭・龍谷、CB野崎は経験活かして「最後まで集中力を切らさない」チームに

龍谷高CB野崎将
 本格強化5年目で選手権16強入りを果たした龍谷高のCB野崎将(新3年)は、選手権2回戦で交代出場ながら全国のピッチを経験。元福岡FWの太田恵介監督が「ボールを刈り取る力を持っている」と評するDFは、持ち前のパワーを武器に相手からボールを奪い取り、味方の攻撃に繋げていく。兄は本格強化1年目の世代の主将。今年、チームの守備の中心になることを期待される野崎が、選手権で感じたことや今年の意気込みを語った。

―選手権を経験した一人。
「今年の選手権でちょっと試合に出られて、スタジアムの雰囲気を感じたり、良い経験をすることができた。今年も選手権で全国まで行かないと意味がないので、しっかり全国に出て、経験できたことを活かしていきたい」

―出場した試合を振り返ると?
「周りの空気で緊張したんですけれども、案外伸び伸びとプレーすることができました」

―チームはあと一歩のところでベスト8に進むことができなかった。足りなかったと感じることは?
「失点がアディショナルタイムだったので、集中力の部分で他の強豪校よりかは劣っていたと思います」

―それを学んでの今年
「去年の経験を活かして、『最後まで集中力を切らさない』などしっかりやっていきたいと思っています」

―今年はチームにとってどのような存在に?
「今は、後ろのポジションをやっていて、全体が見えるので、守備の要として全体をコントロールできるようにしていけたらいいなと思っています。声だったり、プレーだったりでチームを引き締められるようなプレーヤーになっていきたいです」

―自分の特長は?
「ラインコントロールなどのコーチングの量と、対人にも自信があります。あとはヘディングと球際です」

―憧れの選手は?
「もう引退しているんですけれども(元イタリア代表の)ガットゥーゾ選手とか、ファビオ・カンナバーロ選手です。カンナバーロ選手はがっちりしていて、守備が強い。ガットゥーゾ選手は勢い、気合の部分。自分も気合むき出しでガツガツやっています」

―ハードワークは龍谷の伝統。それへのこだわりがある。
「みんなが連動して、連続してボールを奪い切る部分や球際の部分は強みなので、自分たちもそこをしっかりとやっていきます」

(取材・文 吉田太郎)

本格強化5年目で選手権16強、龍谷の新エース候補FW野田「チームがピンチの時に絶対に決めれるFWに」

選手権ベスト16、龍谷高の新エース候補FW野田将輝
 初出場した選手権でベスト16入りした龍谷高(佐賀)の新チームのエース候補が、FW野田将輝(新3年)だ。180cm近い長身で競り合いの強さとボールキープ力、そして得点力が特長。元福岡FWの太田恵介監督に憧れて龍谷へ進学したというFWが、本格強化5年目で全国初出場、1勝を果たした昨年超えへの意気込みなどを語った。

―昨年は決して力のある世代ではなかったようだが、覚悟を決めた選手たちが結果を残した。今年もその部分は継続できている?
「何人かは継続できていると思うんですけれども、数人はまだかなと思います。(自分は)やってやるという気持ちです」

―去年以上のものを出せそう?
「今年のチームは去年よりも力はないんですけれども、それを越せるように、日々の練習や試合を頑張っていきたい」

―エース候補だと思うが、チームのどのような存在になりたい?
「チームがピンチの時に絶対に決めれるFWになりたいです。自分がやんなきゃと思っています」

―太田監督に憧れて龍谷に来て、太田監督から特に学べたという部分は?
「動き出しだったり、収める時のタイミングだったり、工夫だったりを学べて、自分にもプラスになっている」

―現在の課題は?
「走れないところです」

―龍谷で成長できた部分は?
「人間性の部分ですね。入ったばかりの時は聞く耳だったり、そういうところを持てなかったんですけれども、ここに入って凄く性格も変わったと思うし、人間としても成長したと思います」

―理想とするFWは?
「大迫(勇也)選手です。身体の使い方や手の使い方が上手いと思います」

―今年の目標を教えてください。
「個人としては去年のベスト16を越えることで、チームとしては県大会で優勝してまず全国大会に出たい」

―今年はピッチに立つことができなかった。全国で活躍したい思いが強いのでは?
「全国の舞台で観客が多い中、色々な緊張もあると思うんですけれども、自分のプレーを全国の舞台で見せられたらいいと思います」

(取材・文 吉田太郎)

コロンビア指揮官が日本と韓国の違いに言及「より強いのは…」

コロンビア代表を率いるカルロス・ケイロス監督
 コロンビア代表は26日、敵地で韓国代表と国際親善試合を行い、1-2の敗戦を喫した。日本代表との初陣を1-0で飾ったカルロス・ケイロス監督だったが、これで就任後1勝1敗。同監督が語った日本と韓国の違いに関するコメントをコロンビア『RCNラジオ』が伝えている。

 コロンビアは22日の日本戦(1-0)から先発8人を変更して韓国戦に臨んだ。前半17分にFWソン・フンミンのゴールで先制を許すと、後半4分にFWルイス・フェルナンド・ディアスが決めて一時同点としたが、同13分にMFイ・ジェソンに勝ち越し点を献上。途中出場のMFハメス・ロドリゲスやFWラダメル・ファルカオを中心とした反撃も実らず、1-2で敗れた。

 ケイロス監督は今回の遠征で対戦したアジアの2チームについて、次のようにコメントしていたという。

「アジアには2つのタイプのサッカーがあり、日本と韓国は同じ方向を向いている。日本は非常にスピーディーだが、韓国の方が精巧で、この地域ではより強い」

 イラン代表を率いていた2011年から今年1月まで韓国に対し、4勝1分と無敗を誇っていたケイロス監督。日本にはアジアカップ準決勝で0-3の完敗を喫し、対アジア勢の無敗記録を39試合で止められたが、自身にとって韓国の方がより手強いと感じているようだ。

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悔しさバネに日本一のチームの守護神へ。帝京長岡の注目GK猪越「なるための努力をするだけ」

帝京長岡高のGK猪越優惟は今年の注目GKの一人
 選手権8強の「技巧派軍団」帝京長岡高(新潟)のGK猪越優惟(新3年)は今年の注目守護神の一人だ。身長は182cmと特別な高さがある訳ではないが、シュートセーブ力に長け、帝京長岡で磨かれたビルドアップも武器。FCみやぎバルセロナ(宮城)に所属していた中学時代にJクラブユースからも注目されていたGKは、悔しい思いも経験しながら全国区のGKに成長してきた。今年、MF谷内田哲平主将(新3年)とともにチームリーダーの役割を担う猪越が今年の意気込みなどを語った。

――選手権は評価された大会でもあり、悔しい思いもした大会に。
「(準々決勝は味方のミスで1失点したが)本当はあそこで止めて、もっと注目されれば良かったんですけれども、あそこで止められないのが自分の実力なので、ああいう場面でもチームを救えるようなセーブをできるようにもっと努力していかないといけない」

―今年はキャプテンの谷内田選手と猪越選手の2人がチームを引っ張る形。注目されるチームを引き締めなければいけない。
「去年の(土岡) 優晟みたいな存在を意識していきたい。自分が試合に出ていたので彼はサブGKだったんですけれども、支えてもらっていることが多くて、そういう意味でも凄く尊敬している先輩なので、ああいうふうにチームを引き締められたらもっとチームも良い方向に行くのかなと思ってやっているんですけれども、難しいですね」

―今年は力があると言われる選手が多いけれど、色々な方向を向いてしまう危険性もある。
「元々個性が強いと言われている学年なので、まとめるのは大変ですね」

―元々はFCみやぎバルセロナからJユースに行く可能性が高かった。
「(最終的に行くことができず、)それが悔しくて今頑張れるというところもあるので」

―それが自分のエネルギー。
「それもあるんですけれども、1年の時のインターハイ予選で自分、途中から出たんですけれども5失点して負けちゃったんで、どっちかというとそっちの方が悔しい。入学した直後、それもA戦に一回も出たことがないような状況でいきなり出るとなったので。チームに足を引っ張ってばかりで……」

―最近の選手権優勝チームには良いGKがいる。それに自分が。
「なんなきゃ日本一になれないと思っているので、その覚悟というか、決意は最初からできていますし、なるための努力をするだけと思っている」

―現在、自分の強みだと感じている部分は?
「シュートストップのところは自信を持ってやれている。あと、(チームは)ハイラインでやることが多いので、(DFライン)背後への飛び出しというのは、多少はできるんじゃないかと思います」

―このスタイルのサッカーに入っていくのは難しかったのでは。
「本当に最初は全然ついていけなくて、本当に迷惑をかけてばかりだった。ビルドアップやポゼッションは今までやったこともないようなものだったので、練習するしか無いなと思って」

―上にいくために必要な部分。
「現代サッカーでは、できなきゃいけないので、良かったですね」

―今や強みになってきたのでは?
「それは、あります。下でも結構回せるし、ロングボールも飛距離は出る方だと思っているので、精度を高めていきながら、攻撃の起点にもなれたらいい」

―憧れのGKは?
「ビルドアップのところでは完全にエデルソン・モラレスなんですけれども、セービングとかクロスボールの対応とかの面ではクルトワ。身長がデカイのもあるですけれども、技術もあって上手いなと思います」

―猪越選手は大きく見えるけれど、身長は182、183cmくらい。
「(手が長いこともあるけれど)デカく見えるようには意識してやっていて、距離の遠いところのシュートだったら手を上に広げたり、横にやったりして、打たれる瞬間にキュッとちっちゃくなるようにすると、相手に威圧を与えられるかなと思ってやっています」

―個人として、チームとしてどのような一年に。
「個人としてはチームを勝たせられるようなGKになるように毎日努力をして、どんな状況でも無失点で勝てるということがGKとして大事だと思っているので、無失点にこだわっていきながらやっていくということと、チームとしては日本一しか目指していないので、他の高校相手でも、Jユース相手でも勝っていけるようにしていきたいです」

―どのチームでも3点差4点差つけられるチームになれば、簡単には負けない。
「攻撃陣は充実しているのでそこは心配していないんですけれども、守備が課題だと思っているので、自分が助けるものそうですし、DFラインとコミュニケーションを取りながら無失点にこだわってやっていきたいです」

(取材・文 吉田太郎)

ファン・ハールが現在のマンUに持論「私のつまらない攻撃サッカーよりも…」

ルイス・ファン・ハール氏が現在のユナイテッドに言及
 元マンチェスター・ユナイテッド指揮官のルイス・ファン・ハール氏が現在のチームについて自身の見解を示している。英『BBC』に語った内容を『ESPN』が伝えた。

 サッカー界でも指折りの戦術家として知られ、過去にアヤックス、バルセロナ、AZ、バイエルン、オランダ代表などを率いたファン・ハール氏。2014年5月にユナイテッドの指揮官に就任し、2015-16シーズンにはFAカップを制したが、同大会の優勝から数日後に解任された。

 その後、ジョゼ・モウリーニョ氏がファン・ハール氏の後を継ぎ、現在はオーレ・グンナー・スールシャール監督がユナイテッドの指揮を執っている。同監督は就任してから、より攻撃的なスタイルを志向するとしていた。だが、ファン・ハール氏の見立てでは必ずしもそうではないようだ。

「私のあとの監督(モウリーニョ氏)は、“バスを停める”戦術を採用し、カウンターを狙っていた」

「今の監督もバスを停めてカウンターを狙っている。モウリーニョとスールシャールの主な違いは、スールシャールは勝っているということぐらいだ」

「今のユナイテッドの戦い方は、ファーガソン時代とは違ったものだ。守備的でカウンターアタックを狙うサッカーだ。もしそれが好きなら別に構わない。もし私のつまらない攻撃的なサッカーよりも、あちらの方が楽しいというのであればね。だけど私はそうは考えていない」

 また、ファン・ハール氏はチームが来季のUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)出場権の獲得を最も重要視すべきだとしつつ、ベスト8に進出している今大会でさらに勝ち進むことも可能だと話している。その理由について「現在のユナイテッドは守備的なシステムを採用しており、崩しにくいチームだ」と説明し、「それが好きであろうとなかろうと、モウリーニョの成果だと言える」と持論を述べた。

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コロンビア撃破の立役者ソン・フンミン、喜びより先に韓国選手へ謝罪

コロンビア戦で先制ゴールを挙げたFWソン・フンミン
 韓国代表のFWソン・フンミンは26日、ホームで開催されたコロンビア代表との国際親善試合で先制点を挙げ、2-1の勝利に貢献した。自身にとっては国際Aマッチ9試合ぶりのゴール。しかし、試合後のインタビューで先に口をついて出たのは、自国選手への謝罪だったようだ。韓国『ヨンハプ・ニュース』が報じている。

 ソン・フンミンは22日のボリビア戦(1-0)に続いてスタメン出場。前半17分に味方のスルーパスに走り込むと、PA内右から右足のシュートを決め、先制ゴールを記録した。試合はその後、互いに1点を奪い合い、韓国が2-1で勝利を収めている。

 ソン・フンミンにとっては代表戦で9試合ぶりのゴールだった。今季は所属するトッテナムで24試合に出場して11得点を挙げる一方、韓国代表ではロシアW杯以降8試合ノーゴール。今回のコロンビア戦でようやく沈黙を破った。

 韓国のエースは試合後、勝利の感想を聞かれると「代表チームの選手たちに申し訳なく思う」と最初に謝罪。続けて「代表チームでは(ゴールを決めても決めなくても)私だけが多く取り上げられて、他の選手たちに申し訳ない。コーチ陣にも申し訳ない気持ちがある」と神妙な面持ちで語ったという。

 無得点が続いた時期でも、自分にしかスポットが当たらない状況に罪悪感があったと明かしたソン・フンミン。「そのような時でもチームメイトが私を信じてくれて、たくさんサポートをしてくれたからこそ、ゴールを決められたと思う。ゴールを決めたのは私だが、後ろにいる選手たちがいなかったら、今日の試合のゴールもなかっただろう」と味方選手に感謝を伝えた。

ファルカオに韓国サポから大ブーイング…韓国紙「コロンビアはマナーでも負けた」

FWラダメル・ファルカオの行為に物議
 コロンビア代表は26日、アウェーで韓国代表と国際親善試合を行い、1-2で敗れた。同試合でのFWラダメル・ファルカオの行為が物議を醸しているようだ。韓国『コリア・タイムス』などが伝えている。

 22日の日本戦(1-0)で決勝点を挙げたファルカオは、この一戦でベンチスタート。1-2の後半16分に投入されたが、同43分に自身との接触で倒れたDFホン・チョルに韓国のスタッフが駆け寄ると、ファルカオは早く試合を再開させようと医療キットのアイスボックスをピッチの外に投げてしまった。

 この行為に対して主審はイエローカードを提示し、韓国サポーターからも大ブーイング。さらにファルカオは終了間際にオフサイドで得点が取り消されると、その直後に水のボトルを蹴り上げ、怒りを露わにした。

 同紙は「韓国とコロンビアのフレンドリーマッチは、とてもフレンドリーとは言えなかった」とレポート。また、韓国『ヨンハプ・ニュース』もファルカオのこれらの行為について「コロンビアは、勝負はもちろんマナーでも敗れた」と指摘している。

 一方、試合後には韓国のFWソン・フンミンがMFウィルマル・バリオスに向かって「喋りすぎ」と嘲笑するようなジェスチャーを繰り返していた場面がテレビカメラに映された。

 韓国『コリア・タイムス』は、バリオスが試合中および試合後にあまりにも多くの不満を訴えたためと見ているが、コロンビアメディアは不快感を示しており、両国にとって後味の悪いゲームとなってしまったようだ。

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“ライバル”の活躍、決められたゴールが刺激に。選手権4得点の帝京長岡FW晴山「自分も、もっとチームを勝たせるような選手に」

帝京長岡高のエースストライカーFW晴山岬
 ライバルから刺激を受けた注目ストライカーが今年、自身、チームの大目標を達成する。帝京長岡高(新潟)のFW晴山岬(新3年)は今冬の全国高校サッカー選手権1回戦(対高知西高)でハットトリックを達成。旭川実高(北海道)との2回戦でも1得点を記録し、得点ランキング4位タイに入った。だが、チームは準々決勝で尚志高(福島)に0-1で敗戦。同じ2年生FWの染野唯月に決勝点を決められ、晴山にとって特に悔しい敗退となった。

 その後の染野の活躍は彼の刺激に。今年、プロ入りや年代別日本代表入りを狙う注目ストライカー・晴山が高校ラストイヤーへの意気込みを語った。

―帝京長岡のチームメートがプロ入りや代表入りしている。
「(新主将の谷内田)哲平が一番注目されていて、プロになりました。自分もそういう立場になれるように。ならなきゃいけない存在でもあると思っています。一個下の代ですけれども、田中(克幸)や矢尾板(岳斗)が代表に入ったことも素晴らしいことだと思う。自分は自分の年代の代表に入らなければいけない。選手権でベスト8まで行った中で、自分がまだ代表に入れていないのは、自分にまだ何かが足りないからだと思う。もっともっと自分を高めて、今年一年、まずチームとして日本一を取ることが大前提ですけれども、個人としては日本代表やプロの内定をもらえるようにならないといけない」

―現時点で足りないと感じている部分は?
「単純にもっと走ることだったり、もっと泥臭く。色々なシチュエーションでも自分はゴールを決められるかなと思っているですけれども、まだクロスに対してヘディングでゴールを決めることが少なかったりするので、そこを改善しなければいけないです」

―尚志戦で決めて勝てていれば、染野選手のように注目されていたかもしれない。
「(染野とは)オフ・ザ・ピッチでも仲が良かったりするので、色々喋ったりするんですけれども、自分があそこで同点ゴールや逆転ゴールを決めていればチームとしての勢いも高まって準決勝、決勝でも勝って日本一になれた可能性も高いと思いますし、自分ももっともっと注目される選手になったと思う。彼は結局勝てなかったんですけれども、準決勝でハットトリックして、得点でチームに勢い付けさせたと思います。自分も、もっとチームを勝たせるような選手にならないといけない。自分もチームで準決勝を見に行って、それ(染野のハットトリックのシーンを)をナマで見させられたので……」

―ストライカーとして闘争心に火がついた。
「凄く悔しかったので。(高校生活は)あと1年しかないので、まずインターハイで日本一を取らないといけないのかなとも思いました」

―プロ、年代別日本代表まであと少しのところにいると思うが?
「(より得点数を増やすために)1対1はチームに限らず誰よりもこだわってやっているので、ロングシュートとかもフカさずに枠に打てるように意識してやったり、クロスに対してニアを取りに行ってGKよりも先に触って決めたり、色々なシチュエーションで意識してやっています」

―自分がプロに行って活躍するための武器とは?
「得点感覚だったり、試合中でのオフ・ザ・ボールでの動きとか相手を剥がす動きとかゴールに直結するファーストタッチだったりかなと思っています」

―打開できるところも強みでは?
「裏で受けるのはFWの大前提ではありますけれども、前線から下りて味方を活かすプレーもできると思っている。自分が決めるのも大事ですけれども、味方にも取らせられるように、ラストパスの質だったり、どれだけ自分が相手をひきつけて味方をフリーにさせられるかというところも、試合中考えたりしています」

―今年は相当なマークを受けると思うが?
「どうにかして自分たちに勝とうとしてくるチームが多くなってくると思うけれど、まずは県大会を勝ち上がらないといけない。(新潟)明訓や北越も仕上がってきていると思う。(全国)ベスト8でできなかったことができるようにあれば、確実に県大会は勝ち上がれると思うし、全国でのベスト4、優勝も見えてくると思うので、(尚志戦のように)最後までブロック作られた状況でも狭い局面で自分たちが剥がしていって、結果的にゴールを決められるようにしなければいけないと思っています」

―理想のストライカー像は?
「理想はどんな状況でも自分にボールが入ればチャンスになるとか、ゴールが大体入るとか、自分が決めるのもそうだし、味方に決めさせるのもそうだし、ボールを入れておけば何とかなるというFWになっていければいいと思っています」

―目標とするFWはいる?
「柿谷(曜一朗)選手のファーストタッチやオフ・ザ・ボールの動きと、佐藤寿人選手の抜け出しだったり、泥臭いプレーだったり、両面を持つ選手になりたいと思っている。どっちも憧れている選手なので、2人を合わせたような選手になりたいです」

―晴山選手にとって谷内田(哲平、京都内定)選手の存在とは?
「練習中とか試合中とかぶつかったりするんですけれども、その後は普通に喋ります。彼以外と(コンビを組んで)やったことないけれど、自分が欲しいところに一番出してくれるのが彼。やっぱり彼がいなければ去年の選手権でも4点とか獲れなかったと思いますし、ベスト8にも行けなかったかなと。自分だけだったら勝たせられなかった試合もありますし、彼のボールを受けられるのも自分しかいないと思っているので、2人一緒にやるのも今年が最後の一年しかないので一年間、大事にしていきたいと思っています」

―谷内田が不在の時にどれだけできるか。
「いない時にどんな状況でも点を取れるか、勝たせられるかを色々な人が見てくる中で、一人でもやれるんだということを見せていきたいと思っています」

(取材・文 吉田太郎)

長野の35歳FW宇野沢が右眼窩内側壁骨折

[故障者情報]

 AC長野パルセイロは27日、FW宇野沢祐次(35)が右眼窩内側壁骨折と診断されたことを発表した。

 同選手は23日に行われたJ3第3節・C大阪U-23戦で負傷。今季は開幕からリーグ戦全3試合に出場していた。

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日本代表と同じ相手に2連勝飾るが…韓国代表も采配に残った疑問

韓国代表はコロンビア代表を撃破した
[3.26 国際親善試合 韓国2-1コロンビア]

 韓国代表は26日、国際親善試合でコロンビア代表を2-1で下した。韓国と同じくコロンビア、ボリビアと対戦した日本代表の1勝1敗という成績に対して、韓国代表は2連勝を飾っている。

 今年は2022年カタールワールドカップのアジア予選を控え、国際サッカー連盟(FIFA)ランキング12位と格上のコロンビアを撃破した意味は大きいが、韓国代表もパウロ・ベント監督の采配に懐疑的な声があるようだ。『スポーツソウル』が伝えた。

 韓国代表にとっても世代交代はミッションだが、ベント監督はボリビア戦で4人、コロンビア戦で3人しか交代枠を使わなかった。今回は“神童”MFイ・カンイン(バレンシア)を初招集したものの、彼を含む20代前半の若手は大半がベンチで試合を見守った。

 同メディアは日本代表が欧州組を招集しなかったこと、メンバー総入れ替えで新戦力のテストを行ったことと対比。2連勝という結果を残した一方で、戦力底上げに向けたテストマッチの機会としては疑問の残る采配だったとも報じている。

U-20W杯前最後の海外遠征、U-20日本代表は欧州遠征3連敗で帰国

5月にU-20ワールドカップが開幕する
 U-20日本代表は5月開幕のU-20ワールドカップ前最後の海外遠征に臨み、3連敗でポーランド・スペイン遠征を終えた。21日の第1戦はU-20ポーランド代表に1-4で敗れ、23日の第2戦はU-20アルゼンチン代表に0-1で惜敗。25日の第3戦はU-20アメリカ代表に1-2で競り負けた。

 U-20W杯決勝で使用するスタジアム(Stadion Widzew)でポーランド戦を戦うなど、大会を前に絶好のシミュレーションの機会となった欧州遠征は惜しくも3連敗に終わった。日本サッカー協会(JFA)を通じて、影山雅永監督は「勝利することの難しさを感じる一方で、日本の強みを再認識できた3試合であったことも事実」とコメントしている。

「詳細を詰める必要はありますが、我々の選手達は各国代表と戦っても技術を発揮して攻守において連携連動で上回ることができます。残り短い準備期間ではありますが、それらを勝利に繋げることが出来るように努力していきます」(影山監督)

 主力のMF伊藤洋輝(名古屋)は「一人一人が対峙する目の前の相手に技術、フィジカルで勝つことが必要だと感じました」としたうえで、「この差を埋めないと世界は遠いです。この3連敗という結果をしっかりと受け入れて、5月のワールドカップで、世界のチームの堂々と対戦し、結果を出せるように頑張ります」と意気込んだ。

 今後は4月のトレーニングキャンプを経てU-20日本代表メンバーが発表され、5月中旬にポーランドに入る。U-20W杯では5月23日にU-20エクアドル代表、26日にU-20メキシコ代表、29日にU-20イタリア代表と対戦する。

●U-20ワールドカップ2019特集ページ

関西国際大新入部員、国見10番FW森山や和歌山北MF田村、初橋CB鍋嶋ら

和歌山北高(和歌山)のゲームメーカー10番MF田村凌我は関西国際大へ進学する。(写真協力=高校サッカー年鑑)
 18年関西学生サッカーリーグ2部A8位の関西国際大が、19年の入部予定選手を発表した(協力=関西学生サッカー連盟、関西国際大、College Soccer Central)。

 名門、国見高(長崎)で10番を背負ったFW森山真成や選手権出場校・和歌山北高(和歌山)のゲームメーカー・MF田村凌我、インターハイに出場した初芝橋本高(和歌山)の空中戦に強いCB鍋嶋拓海、プリンスリーグ東海勢の帝京大可児高(岐阜)CB加藤貴昌も加入する。

 また、1年時からプリンスリーグ北信越を経験しているDF南和輝(鵬学園高)、や福井工大福井高(福井)の10番MF前田零志、技術力高いDF山本恵司(明石商高)、そして強豪校からMF鬼澤志実(静岡学園高)やMF金子力丸(宮崎日大高)、MF三谷海心(今治東中等教育学校)、DF米川柾(和歌山北高)、FW大石智生(和歌山北高)が加わる。

 そのほか、GK大秦諒真(京都精華高)、DF道古耀斗(日本航空高石川)、DF出石海大(崇徳高)、MF河崎晃伸(大塚高)、MF塩崎裕貴(和歌山南陵高)、MF仙波翔悟(おかやま山陽高)、FW西真秋羽(桜丘高)、FW弘田凌雅(FC大阪U-18)という選手たちが新入部員リストに名を連ねている。

以下、関西国際大の入部予定選手
▼GK
大秦諒真(京都精華高)
▼DF
米川柾(和歌山北高)
鍋嶋拓海(初芝橋本高)
加藤貴昌(帝京大可児高)
道古耀斗(日本航空高石川)
南和輝(鵬学園高)
山本恵司(明石商高)
出石海大(崇徳高)
▼MF
三谷海心(今治東中等教育学校)
金子力丸(宮崎日大高)
鬼澤志実(静岡学園高)
田村凌我(和歌山北高)
河崎晃伸(大塚高)
前田零志(福井工大福井高)
塩崎裕貴(和歌山南陵高)
仙波翔悟(おかやま山陽高)
泉井凌(清明学院高)
▼FW
弘田凌雅(FC大阪U-18)
大石智生(和歌山北高)
森山真成(国見高)
西真秋羽(桜丘高)

※各大学の入部予定選手は指定校推薦、AO入試、附属系列校、一般入試等によって増える可能性あり。新たな入部者情報は発表後に追記予定。
▼関連リンク※別サイトへ移動します
関西学生サッカー連盟公式サイト
College Soccer Central
twitter:JUFA_kansai
facebook:関西学生サッカー連盟
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岡山FW赤嶺真吾が離脱…肉離れで全治4〜6週間

FW赤嶺真吾が負傷離脱
[故障者情報]

 ファジアーノ岡山は27日、FW赤嶺真吾が左下腿部肉離れで全治4〜6週間と診断されたことを発表した。

 赤嶺は24日のトレーニングマッチ中に負傷。今季は第5節まで2試合に出場していた。

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闘将プジョル氏が語る現代最高センターバックはファン・ダイクではなく…

カルレス・プジョル氏が語る現代最高CBは?
 バルセロナのカルレス・プジョル氏がインタビューに応え、現代最高のセンターバックについて考えを明かした。

 プジョル氏は現役時代、バルセロナや元スペイン代表の“闘将”として一時代を築き、世界最高のセンターバックの一人に君臨していた。英『フォー・フォー・トゥー』によると、同氏が考える現代最高のセンターバックは、世界最高と評価されるオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイク(リバプール)や新星DFマタイス・デ・リフト(アヤックス)ではなかった。

「ジェラール・ピケだね、疑いなく」。元同僚のDFジェラール・ピケを挙げた同氏は「ラモスとピケはどちらか?」という質問にも「ピケ」と言い切り、「ピケはあなた自身よりも優れたセンターバックか?」という問いにも「イエス」と答え、現役時代にコンビを組んだ元同僚への信頼を語った。

「彼は世界で最も優れたセンターバックだ。私たちは違う。ピケはリーダーシップをチームに捧げるバルセロナの鍵となる選手だ。素晴らしい友人だよ」。最盛期の比較ではプジョルの評価はピケを上回るはずだが、同氏はバルサで不動の地位を築く元同僚を推した。

アルドゥハイル同僚が中島翔哉に期待「日本代表の中心になる」

ボリビア戦で決勝点をマークした日本代表MF中島翔哉
 日本代表MF中島翔哉の所属するアルドゥハイルのMFカリム・ブディアフが同僚について印象を語った。『ザ・ペニンシュラ』が伝えている。

 QNBスターリーグ(QSL)のアルドゥハイルには1月末にユベントスからモロッコ代表DFメフディ・ベナティア、2月に中島が電撃加入した。ブディアフは新戦力2人について次のように語っている。

「ベネティアはサッカー界でもビッグネームだ。彼がこれまで所属したクラブ、そしてモロッコ代表でのパフォーマンスを見てみてほしい。経験のある選手だ。中島は高いスキルのある選手で、日本代表でも将来的には中心的な役割を担っていくだろう。これからのシーズンで彼らが活躍してくれるとみんな期待している」

 アルドゥハイルは現在2位。31日には勝ち点4差で追う首位アルサッドと頂上決戦を迎える。ブディアフは大一番を控え、「非常に重要な試合になる。目標を達成するためにハードワークが求められる」と意気込んだ。

「たしかに僕らは今季最初の試合を落としている。だけどアルドゥハイルにはこの試合を勝てる力があると思っている。難しい試合にはなるだろうけどね。とにかく負けは避けなければならないし、絶対に勝たなければならない。引き分けでもアルサッドにとって有利に働いてしまうから」

●海外組ガイド

21得点0失点での3連勝…横内監督代行「挑戦権を得られたのは良かった」

U-22日本代表を率いた横内昭展監督代行
[3.26 AFC U-23選手権予選(東京五輪一次予選)第3節 日本7-0ミャンマー]

 40度近くの酷暑の中、中1日での3連戦となった。苦しむ展開となった試合もあったが、終わってみれば3連勝、21得点0失点という結果でU-22日本代表はAFC U-23選手権の出場権を獲得した。

 現地時間15時キックオフとなった第1節マカオ戦、第2節東ティモール戦では厳しい暑さと守備に重心を置く相手に苦しめられ、マカオ戦では0-0で前半を折り返した。しかし、選手交代やシステム変更などで状況を打開し、相手の運動量が落ちてきた後半にはゴールラッシュを演じて8-0、6-0の大勝で2連勝を飾った。

 18時キックオフとなった第3節ミャンマー戦では、これまでの厳しい暑さとは異なり、風が程よく吹いて涼しさも感じられるほどで、MF三好康児(横浜FM)も「自分たちにとってはやりやすい環境だったし、だいぶ動けた」と振り返ったように、キックオフからアグレッシブな姿勢を示す。さらにミャンマーがドン引きするではなく、前への積極的な守備で対応することが多かったため、裏のスペースを効果的に使って得点を重ねることができた。

 3試合連続でのゴールラッシュを披露しての7-0の完封勝利。格下相手とはいえ、気温やスケジュールを考えるとタフな状況での3連戦となったことは間違いなく、横内昭展監督代行は「この3試合、中1日でこの気温という状況を考えると、選手、スタッフを含め、コンディションを上げること、整えることは本当に努力してくれた。そこは感謝しかない」としっかりと戦い抜くだけでなく、結果を手にしたチームに感謝を示した。

 アジアの猛者が集う本大会は来年1月にタイで開催される。今予選で「最低限の経験値を詰めた」と語った指揮官は、「本戦はここからまたトーナメントが入ってくるし、厳しさが出てくると思うので、その挑戦権を得られたのは非常に良かった」と本大会出場を決めたことに少しだけ安堵の表情を浮かべた。

(取材・文 折戸岳彦)
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今冬バルサ加入のボアテング、一緒にプレーしてきた中で最高の選手は…

ケビン・プリンス・ボアテングはメッシを忘れていたのか?
 バルセロナに所属する元ガーナ代表MFケビン・プリンス・ボアテング(32)が、これまで一緒にプレーした選手の中で最も優れたプレイヤーに元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチ(37)の名前を挙げた。スペイン『マルカ』が報じている。

 ボアテングとイブラヒモビッチは、2010年8月にミランに加入し、イブラヒモビッチがパリSGに移籍するまで、2シーズンの間ともにプレー。2010–11シーズンにはミランのセリエA制覇を経験した。

 ボアテングは、今冬からバルセロナに加わり、世界最高プレイヤーの1人と評されるアルゼンチン代表FWリオネル・メッシとチームメイトとなったが、彼の名前は挙げなかった。

 それでも、ここまで一緒に試合に出たのはわずか一度しかないものの「一緒にプレーできるのは夢のようだ」と喜んでいるという。

 ミランのほか、トッテナムシャルケフランクフルトなどでプレーしてきたボアテングは、今年1月にサッスオーロから期限付き移籍でバルセロナに加入。ここまで公式戦2試合の出場にとどまっている。

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小笠原満男に『アントラーズ功労賞』、18人目の受賞者に

小笠原満男氏に『アントラーズ功労賞』
 鹿島アントラーズは27日、小笠原満男氏(39)に『アントラーズ功労賞』を授与することを発表した。4月5日に行われるJ1第6節・名古屋戦のキックオフ前に授賞式を予定しているという。

 アントラーズ功労賞とは、クラブの発展に寄与した人物をたたえるため2008年に制定された賞。これまでジーコ氏やアルシンド氏、中田浩二氏らが受賞しており、小笠原氏は18人目の受賞者となる。

 授賞理由についてクラブは「『ゴールデンエイジ』と呼ばれた1998年加入組の1人で、計17個の主要タイトルをクラブにもたらした。司令塔として試合の流れを的確に読む能力に秀で、1999年のワールドユース選手権では準優勝に貢献。ワールドカップは2002年と2006年に2大会連続出場を果たした。2006年のイタリア・メッシーナ移籍を経て、2007年アントラーズ復帰を果たし、以降は攻守の要となるボランチを主戦場にチームをけん引。クラブ悲願のAFCアジアチャンピオンズリーグ果たした2018年にスパイクを脱いだが、今季からアカデミーアドバイザーに就任し、今なおクラブに尽力し続けている」と説明している。

 以下、アントラーズ功労賞受賞者(五十音順)

秋田豊
新井場徹
アルシンド
オズワルド・オリヴェイラ
黒崎久志
ジーコ
ジョルジーニョ
相馬直樹
ダニー石尾
トニーニョ・セレーゾ
中田浩二
名良橋晃
長谷川祥之
ビスマルク
本田泰人
宮本征勝
柳沢敦

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小笠原満男に『アントラーズ功労賞』、18人目の受賞者に

小笠原満男氏に『アントラーズ功労賞』
 鹿島アントラーズは27日、小笠原満男氏(39)に『アントラーズ功労賞』を授与することを発表した。4月5日に行われるJ1第6節・名古屋戦のキックオフ前に授賞式を予定しているという。

 アントラーズ功労賞とは、クラブの発展に寄与した人物をたたえるため2008年に制定された賞。これまでジーコ氏やアルシンド氏、中田浩二氏らが受賞しており、小笠原氏は18人目の受賞者となる。

 授賞理由についてクラブは「『ゴールデンエイジ』と呼ばれた1998年加入組の1人で、計17個の主要タイトルをクラブにもたらした。司令塔として試合の流れを的確に読む能力に秀で、1999年のワールドユース選手権では準優勝に貢献。ワールドカップは2002年と2006年に2大会連続出場を果たした。2006年のイタリア・メッシーナ移籍を経て、2007年アントラーズ復帰を果たし、以降は攻守の要となるボランチを主戦場にチームをけん引。クラブ悲願のAFCアジアチャンピオンズリーグ果たした2018年にスパイクを脱いだが、今季からアカデミーアドバイザーに就任し、今なおクラブに尽力し続けている」と説明している。

 以下、アントラーズ功労賞受賞者(五十音順)

秋田豊
新井場徹
アルシンド
オズワルド・オリヴェイラ
黒崎久志
ジーコ
ジョルジーニョ
相馬直樹
ダニー石尾
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次の標的は室屋成?ベシクタシュが獲得に興味と現地紙報じる

ベシクタシュが室屋成に興味?
 ベシクタシュFC東京に所属する日本代表DF室屋成(24)に興味を示しているようだ。トルコ紙『ファナティク』が報じている。

 今冬の移籍市場でドルトムントからMF香川真司を期限付き移籍で獲得したベシクタシュ。セレッソ大阪に所属するMF清武弘嗣の獲得が噂される中、先日、市場開拓を目指して来日したフィクレット・オルマン会長が室屋に興味を示したようだ。

 同紙によると、ベシクタシュはトルコ代表DFギョクハン・ギョニュル(34)の後釜を探しているとのこと。その候補に室屋が挙がっているという。室屋とFC東京との契約は来年1月で満了予定。ベシクタシュは今夏の獲得に向け、150万ユーロ(約1億9000万円)を準備しているという。

 また、室屋自身もベシクタシュ移籍に興味を持っており、すでに香川から情報を収集。本拠地ボーダフォン・パークで行われる試合の雰囲気に感銘を受けているようだ。

 2016年2月に明治大サッカー部を退部してFC東京に加入した室屋。ここまでJ1リーグ通算72試合1ゴールを記録しており、2016年にはリオデジャネイロ五輪のメンバーにも選出された。さらに2017年12月にはA代表に初招集され、ここまで7試合に出場している。

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パナマと“歴史的ドロー”のブラジル、ジェズス2発などでチェコに逆転勝利

ガブリエル・ジェズスの2ゴールの活躍により勝利
[3.26 国際親善試合 チェコ1-3ブラジル]

 ブラジル代表は26日、国際親善試合でチェコ代表と対戦し、FWガブリエル・ジェズスの2ゴールの活躍により3-1で勝利した。

 23日に行われた国際親善試合で最新FIFAランキング76位のパナマと引き分け、「歴史的な結果」と報じられた同3位のブラジル。同44位チェコ戦に向け、先発にFWロベルト・フィルミーノやMFコウチーニョ、FWリシャルリソン、MFカゼミーロらを起用した。

 サッカー王国の威信を取り戻したいブラジルだったが、ゴールネットを揺らせずにいると、前半37分にMFダビド・パベルカに豪快なシュートを決められ、チェコに先制を許す。それでも後半4分、エリア内で相手の横パスを奪ったフィルミーノが右足で沈め、同点に追いついた。

 さらにブラジルは後半38分、スルーパスで抜け出したFWダビド・ネレスの折り返しを途中出場のジェズスが右足で決め、逆転に成功。45分には、D・ネレス、アランとエリア内でつないでジェズスが右足シュート。これはGKに止められたが、こぼれ球をジェズス自ら右足で決め、3-1で勝った。

●コパ・アメリカ(南米選手権)2019特集

デンマークが3点差追いついてスイスとドロー…アイルランドとスペイン、イタリアが連勝発進:EURO2020予選

デンマーク代表が驚異の粘り
 26日、EURO2020予選の第2節3日目が欧州各地で行われた。

 D組では最新FIFAランキング8位のスイス代表と同10位のデンマーク代表が激突。MFグラニト・ジャカのゴールなどでスイスが3-0とリードしていたが、デンマークは後半39分にDFマティアス・ヨルゲンセンが1点を返すと、43分にFWクリスティアン・ギトケアー、後半アディショナルタイム3分にDFヘンリク・ダルスゴーアと立て続けにゴールネットを揺らし、3-3の引き分けに持ち込んだ。もう1試合のアイルランド代表対ジョージア代表は1-0でアイルランドが勝利し、2連勝で首位に立った。

 F組のスペイン代表はFWアルバロ・モラタの2ゴールによりマルタ代表に完勝。2連勝スタートを切った。FIFAランキング14位のスウェーデン代表は後半アディショナルタイム1分に逆転したが、5分後に同点ゴールを許し、同48位のノルウェー代表と3-3で引き分けた。ルーマニア代表はフェロー諸島を4-1で下している。

 J組は、イタリア代表が36歳FWファビオ・クアリャレッラの2ゴール1アシストの活躍によりリヒテンシュタイン代表に6-0で完勝。2連勝を飾った。また、フィンランド代表はアルメニア代表を2-0で下し、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表対ギリシャ代表は2-2で引き分けた。

▼3月26日(火)
[D組]
アイルランド 1-0 ジョージア
スイス 3-3 デンマーク
[F組]
マルタ 0-2 スペイン
ノルウェー 3-3 スウェーデン
ルーマニア 4-1 フェロー諸島
[J組]
アルメニア 0-2 フィンランド
イタリア 6-0 リヒテンシュタイン
ボスニア・ヘルツェゴビナ 2-2 ギリシャ

●EURO2020予選特集

40本のシュート浴びせたイタリア、36歳クアリアレッラの2G1Aなどで6発完勝

36歳のFWファビオ・クアリャレッラが2ゴール1アシスト
[3.26 EURO予選 イタリア6-0リヒテンシュタイン]

 イタリア代表は26日、EURO2020予選のグループJ第2節でリヒテンシュタイン代表と対戦し、6-0で快勝した。

 23日に行われた開幕節でフィンランドを2-0で下したイタリア。先発はDFレオナルド・ボヌッチとMFジョルジーニョ、MFマルコ・ベッラッティ、19歳FWモイーズ・キーンを起用した。

 終わってみればイタリアの完勝だった。まずは前半17分、左サイドでDFレオナルド・スピナッツォーラがマークをはがして左足でクロスを入れると、MFステファーノ・センシがヘディングシュートを決めて先制点。32分には、ラストパスは相手にカットされたが、PA左でこぼれ球を回収したベッラッティがカットイン。右足シュートをゴール右に沈め、リードを広げた。

 さらにイタリアは前半34分、右CKのこぼれ球からベッラッティが放ったシュートがMFニコラス・ハスラーの手に当たってPKを獲得。36歳のFWファビオ・クアリャレッラが豪快にゴールネットに突き刺して3-0とすると、アディショナルタイム1分にもベッラッティのシュートから再びPK。これをクアリャレッラがゴール左に蹴り込み、4-0とした。なお、ライン上でハンドを犯したリヒテンシュタインのMFダニエル・カウフマンは一発退場となった。

 数的優位の中で後半に突入したイタリア。24分には、PA左からスピナッツォーラが上げたクロスをクアリャレッラが中央へ落とし、売り出し中の若手キーンが頭で押し込んで5-0。31分には、DFジャンルカ・マンチーニがゴール前に柔らかい浮き球パスを送り、FWレオナルド・パボレッティがヘディングシュート。一度はGKに止められたが、こぼれ球をパボレッティ自ら押し込んでゴールショーを締めくくった。

 試合は6-0でタイムアップ。最新FIFAランキング18位のイタリアが、同181位のリヒテンシュタインに完勝した。なお、欧州サッカー連盟(UEFA)の公式サイトによると、イタリアのボール保持率は73%、シュート数はなんと40本(枠内15本)だった。

【グループJ】
1.イタリア(6)+8
2.ギリシャ(4)+2
3.ボスニア・ヘルツェゴビナ(4)+1
4.フィンランド(3)0
5.アルメニア(0)-3
6.リヒテンシュタイン(0)-8

▼第2節
3月26日(火)
アルメニア 0-2 フィンランド
イタリア 6-0 リヒテンシュタイン
ボスニア・ヘルツェゴビナ 2-2 ギリシャ

▼第3節
6月8日(土)
アルメニア 25:00 リヒテンシュタイン
フィンランド 25:00 ボスニア・ヘルツェゴビナ
ギリシャ 27:45 イタリア


●EURO2020予選特集

脅威のボール保持率80%越え…スペイン、モラタ2発でマルタに完勝!予選2連勝飾る

2ゴールで勝利に導いたアルバロ・モラタ
[3.26 EURO予選 マルタ0-2スペイン]

 スペイン代表は26日、EURO2020予選のグループF第2節でマルタ代表とアウェーで戦い、2-0で完勝した。

 23日に行われた第1節でノルウェーに2-1で競り勝ったスペイン。先発はDFセルヒオ・ラモスとMFマルコ・アセンシオ、FWアルバロ・モラタを除く8人を入れ替え、GKはケパ・アリサバラガ、中盤にロドリ、セルヒオ・カナレス、サウール・ニゲスが起用された。

 試合は当然のようにスペインのペース。前半31分、センターサークル付近からのMFマリオ・エルモソの浮き球パスにモラタが反応し、トラップは大きくなったが、PA左の角度のないところから左足シュートをねじ込み、先制に成功した。

 攻めあぐねたスペインだが、後半28分に右サイドからMFヘスス・ナバスがGKも飛び出せない正確なクロスを供給。左ポスト付近にいたモラタがヘディングシュートを叩き込み、リードを広げた。

 試合は2-0のままタイムアップ。最新FIFAランキング9位のスペインが同182位のマルタ相手に完勝をおさめた。なお、データサイト『オプタ』(@OptaJose)によると、スペインのボール保持率は83.5%だった。

【グループF】
1.スペイン(6)+3
2.スウェーデン(4)+1
3.ルーマニア(3)+2
4.マルタ(3)-1
5.ノルウェー(1)-1
6.フェロー諸島(0)-4

▼第2節
3月26日(火)
マルタ 0-2 スペイン
ノルウェー 3-3 スウェーデン
ルーマニア 4-1 フェロー諸島

▼第3節
6月7日(金)
フェロー諸島 27:45 スペイン
スウェーデン 27:45 マルタ
ノルウェー 27:45 ルーマニア

●EURO2020予選特集

クラブで苦しむ中での招集に…MF中山雄太「結果にこだわりたかった」

U-22日本代表MF中山雄太(ズウォレ)
[3.26 AFC U-23選手権予選(東京五輪一次予選)第3節 日本7-0ミャンマー]

 キャプテンマークを巻いてチームをけん引する男が、この日はゴールでも魅せた。U-22日本代表MF中山雄太(ズウォレ)は2得点を叩き出して、チームの6-0の大勝に貢献した。

 まずは前半38分だった。MF三好康児(横浜FM)が蹴り出したCKの流れからこぼれたボールに反応すると、右足で蹴り込んで1点目。そして、後半34分にはMF久保建英(FC東京)のスルーパスからPA内に走り込み、落ち着いて右足で流し込んで2点目を記録した。

 今冬、オランダへと渡ったものの出場機会を得られない厳しい状況が続いている。しかし、「その中でも今回呼んでもらったからには結果にこだわりたかったし、その中で2得点を取れたことは自分の中で少し自信になったと思う」と語ると、「自チームで試合に出てこっちに呼ばれて結果を残すのがベターだと思うので、しっかりチームで出られるように頑張りたい」と今後はオランダの地での飛躍を狙う。

(取材・文 折戸岳彦)
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[3月27日 今日のバースデー]

Japan
FW池元友樹(北九州、1985)*ゴールへの嗅覚とシュートセンスに優れたFW。16年に松本から北九州に復帰した。
DF内田篤人(鹿島、1988)*スピードと技術を併せ持ち、ゲームも作れる稀代の右SB。元日本代表。
DF代健司(富山、1989)*SBやCBをこなす守備のユーティリティープレーヤー。不屈の精神力でファンの心を掴む。
GK吉丸絢梓(神戸、1996)*リーチが長く、クロスへの素早い対応、安定感もあるGK。

World
GKマヌエル・ノイアー(バイエルン、1986、ドイツ)*GKの常識を超えた守備範囲の広さを見せ、超人的なセービングでチームを救う守護神。

Former
FWジミー・フロイド・ハッセルバインク(元チェルシーほか、1972、オランダ)*ゴール前での得点感覚が優れていた元オランダ代表。
FWカカウ(元C大阪ほか、1981、ドイツ)*身体能力やテクニックに加え、ゴール前で見せる落ち着きが武器のストライカー。16年に引退した。

Others
赤瀬川原平(芸術家、1937)
松本孝弘(B'z:ミュージシャン、1961)
クエンティン・タランティーノ(映画監督、1963)
小橋健太(格闘家、1967)
マライア・キャリー(歌手、1970)
青木さやか(芸人、1973)
塙宣之(ナイツ:芸人、1978)
知花くらら(モデル、1982)
悠木碧(声優、1992)

自ら交代要求も…C・ロナウドは軽傷、ユーベが発表

クリスティアーノ・ロナウドは軽傷
 ユベントスは26日、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの右大腿筋に軽い負傷が確認されたことを発表した。今後は、経過を観察してプレーの再開時期を決めるという。

 C・ロナウドは25日、EURO2020予選グループBの第2節セルビア代表戦に先発出場。1点ビハインドの前半31分にボールを追ってスプリントした際、右太腿を痛め、自ら交代を要求していた。

 試合後、C・ロナウドは「心配はしていないよ。自分の身体のことはよくわかっている。こういうことが起きるのもサッカーだ。僕は大丈夫。1~2週間で戻れると思うよ」と語っていた。

 ユベントスは今後、4月10日にUEFAチャンピオンズリーグ準々決勝第1戦、4月16日に第2戦でアヤックスとの大一番を控えている。

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「動き出したら出てくる」と仲間からも信頼…MF三好康児、22歳誕生日に華麗な3アシスト

U-22日本代表MF三好康児(横浜FM)
[3.26 AFC U-23選手権予選(東京五輪一次予選)第3節 日本7-0ミャンマー]

 誕生日が大事な一戦となった。3月26日、本戦(東京五輪最終予選)出場を賭けたAFC U-23選手権予選第3節ミャンマー戦のスターティングメンバ―に名を連ねたMF三好康児(横浜FM)は、次々と得点機を演出して大勝へ、そして本戦出場へと導き、自身の22歳の誕生日に花を添えた。

 まずは試合開始早々の前半7分。相手GKのキックミスが三好の足元へ向かってくると、周囲の状況を確認してワンタッチで丁寧なパスを前線へと送り、走り込んだFW前田大然の先制点をアシスト。そして同18分には中盤でのこぼれ球に反応すると、「悠人がフリーだった。自分もフリーだったので結構余裕を持って出せた」とMF岩崎悠人(札幌)へとスルーパスを届け、2アシスト目を記録した。

 さらに前半44分、右サイドのDF藤谷壮からボールを呼び込むと、「大然がどフリーだったので、あのへんに丁寧に出しておけば点を取れると思っていた」と鋭いスルーパスで前田の2点目を演出。この日の3アシストだけでなく、第1節マカオ戦では4アシストを記録しており、今予選で出場した123分の中で(第1節は後半33分で途中交代。第2節の出場はなく、ミャンマー戦は前半のみの出場)計7アシストをマークと驚きの数字を残した。

「そこは自分の仕事の一つ」と振り返りつつも、チームは3試合で21得点を挙げていることもあり、「これだけ大量得点しているので。アシストできたのは良かったけど、欲を言えば得点を取りたかった」と多くの得点に絡みながらも、自身はノーゴールに終わったことに悔しさを滲ませた。そして、「プレーの質のところを言えばミスもあったし、できたところばかり注目すると良くない。こういう試合だったからこそ、できなかったところを次に向けてどうすればいいかを考えられればいい」と満足することなく、ただ前だけを見据えた。

 納得のいかない部分もあった。しかし、三好のアシストから得点を奪った岩崎が「ホンマに感謝している。すごく良いパスが出てきた」と語れば、前田も「本当に動き出したら出てくるので、常に康児くんが持ったら狙っていた」と話したように、チームメイトからの信頼はより厚くなったはずだ。

 東京五輪最終予選を兼ねたAFC U-23選手権への出場を決めたチームは試合後の記念撮影に応じる。センターポジションに構えていた三好は撮影後にチームメイトから盛大に水を浴びせかけられるなど、手洗い祝福を受けた。誕生日に試合に出場して勝利。そして予選突破を決め、「誕生日に試合ができるのがすごく嬉しかったし、勝てて良かった」と白い歯を見せた。

(取材・文 折戸岳彦)
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前半でハットのFW前田大然、開始早々に「今日はいけそうやな」と予感

U-22日本代表FW前田大然(松本)
[3.26 AFC U-23選手権予選(東京五輪一次予選)第3節 日本7-0ミャンマー]

 予感があった。試合開始早々の前半2分にMF三好康児(横浜FM)のアシストからネットを揺らす。これはオフサイドの判定に取り消されたものの、U-22日本代表のFW前田大然(松本)は「何か今日はいけそうやなという感じになった」という。

 そして、その予感は的中する。まずは前半7分、相手GKのパスミスに反応した三好のパスに走り込むと、迷いなく右足で合わせたシュートを突き刺して1点目を記録する。さらに、この日の対戦相手であるミャンマーは、これまでの対戦相手と違って引くのではなく、積極的に前に出てボールを奪おうとしてきたため、最終ライン裏には前田の“大好物”となるスペースが生まれていた。

 そのスペースを突いた。前半9分にはセンターサークル内からMF中山雄太が最終ライン裏を狙ったボールを蹴り出すと、ダイアゴナルランでスペースに抜けた前田が、飛び出したGKよりも先に触れてボールを流し込んで2点目。さらに同44分には三好の鋭いスルーパスからPA右に侵入すると、距離を詰めたGKをあざ笑うかのようなチップキックでゴールを陥れ、ハットトリックを達成した。

 前半だけでのハットトリック達成に「プロになってハットトリックは初めてなので、嬉しいっす」と白い歯を見せつつ、「FWなので点を取り続ければ代表に呼ばれると思う。今日もまだチャンスがあったので、そういうのも決められるようになりたい」と満足することなく、さらなる進化を遂げていく。

(取材・文 折戸岳彦)
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札幌で進化した岩崎悠人と今までの岩崎悠人で2得点「ホンマにホッとしました」

U-22日本代表MF岩崎悠人(札幌)
[3.26 AFC U-23選手権予選(東京五輪一次予選)第3節 日本7-0ミャンマー]

 今までの自分では選択しないプレーだったのかもしれない。今季、京都から札幌へと移籍したU-22日本代表MF岩崎悠人は、AFC U-23選手権予選(東京五輪一次予選)第3節ミャンマー戦で進化した姿を見せた。

 そのプレーとは前半18分に生まれたゴールだった。PA外でルーズボールに反応したMF三好康児(横浜FM)からスルーパスが届けられると、「すごく良いパスが来て、コントロールもすごく良かった」とワンタッチでPA内に侵入して距離を詰めたGKとの1対1を迎える。ここからが、今までの自分とは違ったという。

「ミシャさん(札幌のペトロヴィッチ監督)の練習では、最後まで相手を見て判断を変えられるようなプレーを意識しないといけない」

 今までの自分だったら「慌ててシュートを打っていた」が、GKを引き寄せてシュートフェイントでかわすと、左足で無人のゴールへと流し込んだ。「あそこでGKを見て落ち着いてかわせたのは、僕の今までのプレーではなかなかない。最後まで相手を見るという部分は自分の成長を感じられたし、札幌に行った成果を出せた」と自画自賛のゴールとなった。

 そして、後半24分には今までの自分らしいプレーで自身2点目を奪取する。右サイドからMF久保建英(FC東京)が送ったクロスは相手選手に触れられるが、大きく空中へと上がったボールが岩崎の元へ。胸トラップでボールを落ち着けると、相手に寄せられて態勢を崩しながらも思い切りよく右足を振り抜いてゴールネットに突き刺した。「あれは僕らしいゴールでした」と振り返ると、「らしくないゴールとらしいゴールで2つ取れたのは良かった」と胸を張った。

 これまでの2試合で8得点、6得点とゴールラッシュを演じてきたチームの中で、アタッカーながらも無得点だったこともあり「僕も取りたいなという欲がすごいあった」ようだが、ようやく生まれたゴールに「いやー、ホンマにホッとしました。マジで良かったです」と満面の笑みを浮かべた。

(取材・文 折戸岳彦)
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ボリビア指揮官は惜敗も成長実感「より厳しかったのは韓国戦」

ボリビア代表のエドゥアルド・ビジェガス監督
[3.26 キリンチャレンジ杯 日本1-0ボリビア ノエスタ]

 日本代表に0-1で敗れたボリビア代表のエドゥアルド・ビジェガス監督は試合後、公式記者会見に出席し、「より厳しかったのは韓国戦だった」と振り返った。22日に韓国代表と対戦した際に出てきた課題を修正し、日本戦に臨んでいたという。

「韓国戦はボリビアから長旅をしてきた直後で、3回のトレーニングだけで対戦することになった。日本戦に向けてはよりトレーニングができて、順応する期間も長く取れたのでよりよいパフォーマンスができた」。

 この日のボリビアは自陣に4-4-2のブロックを敷く守備的な戦術を採用。さらに「逆サイドをうまくマークできず、韓国のサイドチェンジにたびたび驚かされた」という韓国戦の課題を踏まえ、「(左サイドの)乾選手を警戒するようにした」と日本対策を練っていたという。

 この作戦は見事に奏功し、MF香川真司らを中心に繰り出していた日本のパスワークを寸断。中央に絞ってボールを受けるMF乾貴士にボールが入る場面はあったものの、大きくサイドを使った展開にも難なく対応し、スコアが動かないまま終盤を迎えた。

 だが、後半31分にMF中島翔哉のゴールを喫して失点し、0-1で惜敗。指揮官は「疲れもたしかにあったし、ボリビア代表が攻撃を試みたことで守備のミスが増え、カウンターのチャンスを与えてしまった。また代表デビュー戦の若手選手が多くプレーしていたのでそれも理由の一つ」と敗因を語った。

 とはいえ、全体的にはポジティブな印象を得たようだ。

「試合が進むにつれて、ボリビアが交代をいくつか行い、ボールポゼッション率が上がり、ゴール前でのチャンスを何度か作ることができた。また、若い選手が多くプレーした。何人かは初めての代表戦で、こうしたAクラスの代表戦で彼らが経験を積めたことがよかった」。

 そう手応えを述べたビジェガス監督は「非常に強度の高い試合になったと思う。両チームとも良い戦術をピッチ上で展開した」と手応えをアピール。「選手たちが非常に真摯に代表活動に取り組んでくれて、国内リーグやカップ戦で疲労が蓄積している状況だが、非常にモチベーション高く代表で戦ってくれている」と選手たちを称えていた。

 また、今年6月に行われるコパ・アメリカの前にはフランス代表との親善試合を行うことを示唆し、「高いレベルの国と戦えるのは有意義なこと」と期待。最後に日本の報道陣に向けて「ブラジルのコパ・アメリカでお会いすることを楽しみにしています」とあいさつした。

ボリビア指揮官は惜敗も成長実感「より厳しかったのは韓国戦」

ボリビア代表のエドゥアルド・ビジェガス監督
[3.26 キリンチャレンジ杯 日本1-0ボリビア ノエスタ]

 日本代表に0-1で敗れたボリビア代表のエドゥアルド・ビジェガス監督は試合後、公式記者会見に出席し、「より厳しかったのは韓国戦だった」と振り返った。22日に韓国代表と対戦した際に出てきた課題を修正し、日本戦に臨んでいたという。

「韓国戦はボリビアから長旅をしてきた直後で、3回のトレーニングだけで対戦することになった。日本戦に向けてはよりトレーニングができて、順応する期間も長く取れたのでよりよいパフォーマンスができた」。

 この日のボリビアは自陣に4-4-2のブロックを敷く守備的な戦術を採用。さらに「逆サイドをうまくマークできず、韓国のサイドチェンジにたびたび驚かされた」という韓国戦の課題を踏まえ、「(左サイドの)乾選手を警戒するようにした」と日本対策を練っていたという。

 この作戦は見事に奏功し、MF香川真司らを中心に繰り出していた日本のパスワークを寸断。中央に絞ってボールを受けるMF乾貴士にボールが入る場面はあったものの、大きくサイドを使った展開にも難なく対応し、スコアが動かないまま終盤を迎えた。

 だが、後半31分にMF中島翔哉のゴールを喫して失点し、0-1で惜敗。指揮官は「疲れもたしかにあったし、ボリビア代表が攻撃を試みたことで守備のミスが増え、カウンターのチャンスを与えてしまった。また代表デビュー戦の若手選手が多くプレーしていたのでそれも理由の一つ」と敗因を語った。

 とはいえ、全体的にはポジティブな印象を得たようだ。

「試合が進むにつれて、ボリビアが交代をいくつか行い、ボールポゼッション率が上がり、ゴール前でのチャンスを何度か作ることができた。また、若い選手が多くプレーした。何人かは初めての代表戦で、こうしたAクラスの代表戦で彼らが経験を積めたことがよかった」。

 そう手応えを述べたビジェガス監督は「非常に強度の高い試合になったと思う。両チームとも良い戦術をピッチ上で展開した」と手応えをアピール。「選手たちが非常に真摯に代表活動に取り組んでくれて、国内リーグやカップ戦で疲労が蓄積している状況だが、非常にモチベーション高く代表で戦ってくれている」と選手たちを称えていた。

 また、今年6月に行われるコパ・アメリカの前にはフランス代表との親善試合を行うことを示唆し、「高いレベルの国と戦えるのは有意義なこと」と期待。最後に日本の報道陣に向けて「ブラジルのコパ・アメリカでお会いすることを楽しみにしています」とあいさつした。

日本vsボリビア 試合後の森保一監督会見要旨

日本代表の森保一監督
[3.26 キリンチャレンジ杯 日本1-0ボリビア ノエスタ]

 日本代表は26日、キリンチャレンジカップでボリビア代表と対戦し、1-0で勝利した。

以下、試合後の森保一監督会見要旨

森保一監督
─戦力の底上げがテーマだったと思うが手応えは。
「コロンビア戦から選手を総入れ替えして、この試合に臨んだが、日本代表として戦う責任の中で勝利を目指して戦うということ、サポーターのみなさんや支えてくださる方々に勝利を届けるということは、だれが出ても責任は変わらないと選手にも話した。その中で経験の浅い選手もコロンビア戦、そしてこのボリビア戦でプレーしてもらったが、プレー面で見てある程度の手応えをつかめたということは、経験の浅い選手に総じて評価として言える。ただ、試合を決定づけるとか、試合の流れを変えていくところでは、まだまだ力を付けてほしいということは選手にも先ほどロッカールームで伝えた」

―2列目の香川、乾、宇佐美は経験のある選手だったが、3人とも後半そのまま入れ替えた意図は?
「3人そのまま入れ替えたということで、最終的にはそうだが、人数は2人ずつだったし、力を付けていっている経験の浅い選手と、これまで代表を引っ張ってきてくれた経験のある選手が試合の中で少しでも融合する時間、いろんな感覚を共有する時間を持ってもらいつつ、最終的には我々がこの試合に勝てればと思って交代のカードを使った」

─後半途中に選手交代するまで攻撃のリズムがあまり変わらなかったように見えたが。
「1回目の交代は60分くらいだったと思うが、前半からスタートで出てくれた選手たちはなかなか得点を奪うことができなかったが、相手の嫌なところにボールを動かしながら、あるいは左右に探りながらということをやってくれていた。前半の終わりから相手が疲れてきている様子がうかがえたし、プレーが切れたときに少しでも休む時間を長くして回復させるようなことも相手はしていた。そこは選手たちがこの試合に臨むにあたって相手の守備が堅い中、どうやって相手をこじ開けていくのかという部分で、得点以外では狙い通りの戦い方をしてくれたと思っている。相手がハーフタイムを挟んで体力的に回復した中で、前半の攻撃に対して慣れてきたところもあって、なかなか相手にダメージ与える攻撃は仕掛けられなかったと思うが、その中でも前半にやってきたことが十分に効いて交代の選手が決めたという展開になったと思う。結果論だが、外から崩していくことと、乾がボールを受けて鎌田が決定的な1対1のシーンをつくることができた。そういう部分では、選手たちがどうやって相手の堅い守備をこじ開けるかということはトライしてくれていたと思っている」

─2試合でPKによる1失点だったが、DFとボランチに収穫を感じたのでは。
「コロンビア戦とボリビア戦で2チームの攻撃力の違いはあるが、2試合でPKで与えた1失点だったという部分では、まず攻撃のところで圧力をかけながらリスク管理をしっかりする、ロストしたら素早い切り替えでボールにアタックに行く、それができなかったら一度形をつくってブロックから相手にプレッシャーをかけていく、粘り強い守備をするという基本的な部分は、選手たちがよく表現してくれたと思う。1試合目のコロンビア戦で我々のピンチになるようなシーンは何度かあったが、そのシーンを反省してより良い守備の準備をすることで相手の攻撃の芽を未然に防ぐということをミーティングやトレーニングでやってきた。それを今日の試合で選手たちが生かしてくれたと思っている」

─デビュー戦だった2人の選手(畠中、橋本)の印象は?
「チームとして戦う上で我々がやろうとしているコンセプトを理解して、かつ本人の持っている能力というところでは、代表初キャップで初先発した選手たちは力を発揮してくれたと思う。ただ、まだまだレベルアップすべきところも本人たちは感じていると思うし、この国際試合を通して経験したことを良い刺激としてチームに持ち帰ってもらって、さらなる成長につなげてもらいたい」

─半年で14試合戦ったが、ここまで思い描いたようにチーム作りは進んでいるのか。
「我々がやろうとすることは、これまで招集させてもらった選手たちには確実に浸透していると思うし、初招集した選手たちも割とスムーズにチームに溶け込んでくれているという部分では、我々がやろうとすることを、招集した選手だけでなく、試合を通して日本代表でプレーしたいと思ってくれている選手たちが見てくれているんだなというふうには思っている。これまで招集した選手たちが自チームに帰ったときにいろんな部分で他の日本人選手たちにも我々がやろうとしていることを伝えてくれて、戦術的な部分での理解度はあると思う。ただ、戦力としては少しでも選手層を厚くするためにという部分で、より強い日本代表をつくるということと、より日本サッカーの発展につながることをやりたいと思っているが、まだまだ攻撃の選手にしても守備の選手にしても、日本代表としてプレーできる力を示してもらいたいと、より多くの選手に求めていきたい。特に攻撃的な選手に関しては、決定的な仕事ができる選手がより出てきてくれればと思っている」

─6月のキリンチャレンジカップではどこと対戦したいか。
「強いチームと対戦したいと思う。我々はもっともっと成長していかないといけないので、より強いチームと試合がしたい。今回のコロンビアにしてもボリビアにしても、南米のチームと試合をさせてほしいということは言っている。それでウルグアイであったり、コロンビアであったり、FIFAランクで世界の上位のチームと組んでいただいて、試合ができたことは我々にとって貴重なマッチメイクをしてもらったと思っている。なぜ南米かと言うと、もちろん欧州にも世界一のフランスや強豪国がいっぱいあるので当然やりたいと思うが、南米には日本人がまだまだ培っていかなければならない体の使い方やテクニック、戦術的にも試合の流れの中で臨機応変にやっていく能力が非常に高いものがあるので、そこは日本人が培っていかないといけない部分を彼らから吸収できるようにということで最初に南米をリクエストした」

─鎌田を慣れない1トップで起用したが評価は。
「鎌田は普段、どこでプレーしていますか? (2トップという答えに)前ですよね、だいたい。一応それを見て起用しています。1トップと2トップは違うかもしれないですが、彼が攻撃の部分でポイントになったり、相手の背後に抜け出す動きというところは、2トップでも1トップでもできるかなと思って先発で起用した。技術も非常に高い選手なので、コンビネーションの部分も時間を追うごとにチームの中でいいプレーをしてくれたと思うし、最後は一発で素早く背後に抜けたというわけではないが、GKと1対1の場面をつくり出した抜け出しの部分は2トップでも1トップでも変わりない彼の良さを出してくれていたと思う」

─平成最後の代表戦となったが、監督にとってどんな時代だったか。
「平成最後の試合だからというわけではないが、1試合1試合勝利を目指して戦うということで、今日の試合も選手を入れ替えながら、選手の成長につながるような試合ができればと思っていた。仮に試合を落としていたとしても、そこは言い訳にならないと思って選手を起用しているし、必ず選手たちがこの試合で勝利してくれるという思いで今日のピッチに送り出した。平成最後の試合だということは試合前にも分かっていたので、今日の試合に一つの区切りとして勝てたということはまた次の時代に向かって進んでいけるかなと思っている。試合前の記者会見でも言ったが、私は日本代表の勝利と日本サッカーの発展と日本サッカーの歴史の継承をしたいと思って仕事をさせてもらっている。平成は終わるが、これまで多くのサッカー関係者の方々が尽力してくれたおかげで今の自分たちがあるということ、感謝の気持ちを持って今は戦いたいと思うし、これまで積み上げてくださったものを、どういう元号になるか分からないが、新しい時代に発展させられるように努力していきたいと思っている」

─ロシアW杯組の3人とそれ以外の選手のキャップ数にかなり差があったが、意図的だったのか。
「たまたまというか、全員使わなければならなかったので、こうなった。これまでは意図的に経験の浅い選手と経験豊富な選手というところは考えながらチームづくりをしている。ただ、代表活動をする上で選手を招集するときに代表キャップで招集はしていないし、そこは普段の選手たちがやっているチームの活動の中から選ぶということと、我々がチームづくりをしている中で、そのときの条件の中で成長につながることができればというふうに思っている。今日のメンバー構成で経験の浅い選手たちを経験豊富な前線の選手たちが引っ張ってくれたということは、これまでやってきたことを経験豊富な選手たちが実践してくれたのかなと思っている」

─香川の評価は。
「先ほども言ったが、彼はこれまで日本代表を長く引っ張ってきた存在だと思うし、今日の試合の中で経験が浅い選手がたくさんいる中で、落ち着いてプレーしてくれていたと思う。自らこの試合で結果を出すという思いを持って、準備のところから今日の試合においてもプレーしてくれていたと思っている。試合の流れの中でもなかなか相手の守備が崩れない中、相手を少しでも間延びさせる、あるいは疲労させる、嫌なところを突いていくような経験を生かしたプレーをしてくれていたと思う」

─6月はまた新しい選手を呼ぶのか、今まで呼んできた選手でチームをつくるのか。
「今後のチームづくりとして、これまで招集した選手たちを軸に、あとは普段の選手の活動を通して6月のキリンチャンレンジカップは招集していきたいと思っている。アジアカップから今回、13人の選手を入れ替えてチーム編成をしたが、日本代表として選手層を厚くするという部分で、私自身がいろんな選手を見ながらチームの底上げをしていくことを考えて選んだ。と同時に、アジアカップで戦ってくれた選手たちは、海外組はシーズンが進んでいる中、自分のポジションを失うリスクを負ってアジアカップに来てくれて、その中で戦ってくれた。現実的にチームに帰ったときに、なかなかスタートから居場所がないという厳しい現実にさらされている中、彼らは覚悟を持って来てくれているという部分。そこは私も指導者の一人として、選手ファーストという部分で、選手が所属チームで確固たるポジションをつかんで、より高いレベルでやってもらうことが日本代表の強化につながっていくということで、彼らにはポジションを取る戦いをしてほしいという思いもあった。

 国内組にしても、シーズンが始まってキャンプがある中、自分のポジションがどうなるんだろうと思いながらアジアカップを戦ってくれたという部分で、選手の状態を見ながらだが、そこはチームの活動の中で力を発揮してもらいたいということで考えている選手もいる。特にワールドカップ、アジアカップと連続してシーズンをまたいで休みなく戦ってきている選手たちは、今回招集しないことが休みになるかどうかは分からないが、そういうところで少しでもより良い状態をつくってもらえるようにということは考えてチームづくりをしていきたいと思っている」

ドイツでの現状をボリビアに重ねた宇佐美「僕がやりたいのはこういうサッカー」

日本のスタイルを前向きに語った日本代表MF宇佐美貴史(デュッセルドルフ)
[3.26 キリンチャレンジ杯 日本1-0ボリビア ノエスタ]

 ロシアW杯以来の出番は満足いくものではなかった。日本代表MF宇佐美貴史(デュッセルドルフ)はキリンチャレンジカップ・ボリビア戦で、得点に絡めないまま後半16分に途中交代。「もう少しボールを回しながらフィニッシュに持ち込めれば」と悔やんだ。

 トップ下にMF香川真司、左サイドにMF乾貴士と2列目にロシアW杯組が並んだ中、宇佐美は右サイドハーフで先発出場。1トップには本来1.5〜2列目を本職とするFW鎌田大地が入っていたことで「良い距離感で一人一人が遠くならないように意識していた」という。

 ただ、この日のボリビアは強固な4-4-2ブロックをゴール前に敷き、スペースを突こうとするも陣形は乱れず。足元での連動性だけでは最後まで崩せなかった。宇佐美も意表を突いたスルーパスで相手の反則を誘発する場面こそあったが、ゴールに絡めないままMF堂安律との交代でピッチを退いた。

 今季ブンデスリーガに昇格した所属先のスタイルとの違いも戸惑いにつながっていた。「ボリビアがやっているようなサッカーを自チームでもやっている。でも僕がやりたいのはこういうサッカー。もっとたくさんアイデアを出して、表現していかないといけないと思う」。日本のスタイルを好むだけに、適応不足にもどかしさが募った。

 合流当初は久々の代表活動にも変わらぬ姿勢を強調していた宇佐美だが、この日は「周りの選手にも刺激をたくさんもらったので、自チームに持ち帰って、自分にフィードバックして成長していければ」と前向きに表現。突きつけられた日々のスタイルの違いを胸に、目の前の環境と向き合い、新たな意識で取り組んでいく構えだ。

(取材・文 竹内達也)

柴崎が見つけた今後へのヒント「リスクをかけない戦いとスピーディーな展開をバランス良く」

途中出場で流れを変えたMF柴崎岳
[3.26 キリンチャレンジ杯 日本1-0ボリビア ノエスタ]

 傍から見れば、攻めあぐねた60分間と躍動した30分間と捉える向きがあるかもしれない。力を出せなかった新戦力とさすがの“三銃士”という切り取り方もそうだ。しかし、後半24分からピッチに立った日本代表MF柴崎岳(ヘタフェ)の目には、決して単純に映った試合ではなかった。

「チーム全体としての勝利。前半にボールを動かして後半に相手が落ちたところでフレッシュな選手が仕留めた。前後半に分けて考える必要もないし、交代選手の部分で考える必要もない」と、90分間を俯瞰した。

 そして「前半は相手がコンパクトにハードワークしてきた。勤勉さもあった。FWも追っていたので、そういったところで苦戦した。僕らが入ったところより全然難しい状況だった」と見解を加えた。

 今後の戦い方への手がかりを見つけた試合でもあった。それはゲームコントロールの部分や、得点の取り方だ。試合の組み立てについては「個人的には前半のようなリスクをあまりかけない戦いと、後半のようなスピーディーな展開をバランス良く使い分けて試合を進めたいと思っている」と語り、ゴールの奪い方についてはパターンを持つことの重要性を挙げる。

「プレーの再現性という部分ではまだまだ。個人のアイデアに頼っている。決まったルールやパターンの中で、もう少し個人のアイデアを出せれば良いのではないか。攻撃のパターンを一つ二つ持っていたらさらにゴール前で得点チャンスが増えるのではないかと思う」

 柴崎自身は後半24分にピッチに立ったあと、効果的なポジショニングとクサビのパスで前線を活性化させた。「今日の(橋本)拳人やコロンビア戦の(山口)蛍くんは後ろに重ためのポジションを取ることが多いので、なるべく僕のところが(前線に)付いていってリンクマンの役割を果たさないといけないかな。彼らのショートカウンターのスピードは魅力的だけど、僕らボランチやサイドバックが付いていって2次攻撃ができるような立ち位置にしたい」。丁寧な言葉で説明した。

(取材・文 矢内由美子)

乾への縦パスに守護神も絶賛…堂々デビューのDF畠中「マリノスでもやっている形」

鋭い縦パスで魅せた日本代表DF畠中槙之輔(横浜FM)
[3.26 キリンチャレンジ杯 日本1-0ボリビア ノエスタ]

 堂々たるA代表デビュー戦だった。キリンチャレンジカップ・ボリビア戦に先発した日本代表DF畠中槙之輔(横浜FM)は「いま自分ができるプレーはある程度できた」とホッとした様子で振り返った。

 プロ5年目の昨季途中に横浜FMへ移籍し、J1リーグに初挑戦。今季ようやくレギュラーを掴んだばかりの23歳がJ1通算9試合でA代表のステージに上り詰めた。任されたポジションは左CB。「横浜でも変わらないプレースタイルでやっていたので特に変な感じもない」という自信を積み上げてきた持ち場だ。

 そこで目立ったのは、やはり自身の持ち味としてきたミドルパスだった。後半13分、地を這うような縦パスをMF乾貴士に通すと、そこからFW鎌田大地の決定機を導いた。「乾くんもあそこで受けたいと言っていたし、もし締められても(左SBの安西)幸輝の外が空くので。それはマリノスでもやっている形」とビジョンどおりの一本だった。

 この場面には、普段は敵対する守護神も舌を巻いた。「良いところを見ていた。しっかり相手のプレスの掛け方を見ていて、乾くんに出すか幸輝に出すかを見極めていた。日頃マリノスでやっているスタイルだと思う」(GKシュミット・ダニエル)。所属先の仙台はJ1第2節で畠中の縦パスに苦しめられていただけに説得力があった。

 また、「リスク管理を意識していた」という守備でも危ない場面はほとんどなく、「ピンチのシーンは少なかったし、チームとしてうまく守れたと思う」と手応え。「やってみたら結構、自分のプレーも出せたので楽しかった」と素直な感慨も口にしていた。

 とはいえ、全てが満足だったかというとそうではない。「味方が前にいたので相手ゴールキックを跳ね返す時に躊躇した場面があった。海外では味方ごとぶつかるシーンもよくあるので気持ち次第」と具体的な改善点を挙げると、「自己評価で言えば、まだまだ周りを動かしてやれれば」と早くもディフェンスリーダーを担う気概も見せる。

 この日のプレーを見る限り、そうした再チャレンジの機会はそう遠くない未来に訪れるはずだ。「チームでの練習や試合よりも、代表で海外でやっている選手と一緒にやったほうが自分も成長できると思っていた。またここに来たい」。ステップアップの野望を新たにした23歳が大きな第一歩を踏み出した。

(取材・文 竹内達也)

「興奮で眠れなかった」つぶし屋の新顔・橋本がデビュー戦で持ち味発揮

ボランチで先発デビューしたMF橋本拳人
[3.26 キリンチャレンジ杯 日本1-0ボリビア ノエスタ]

 予測能力の高さとボール奪取が光った。追加招集の日本代表MF橋本拳人(FC東京)が先発デビュー戦でフル出場し、90分間にわたって存在感を示した。

「一番の自分の持ち味は球際や守備の予測。それを出そうと思って臨んだ。攻守にわたって常にボールに関わってプレーすることを心がけた」。その言葉通りの90分間だった。

 先発が濃厚となった前夜は「興奮してほぼ眠れなかった」という。試合当日もピッチに立つまでは緊張の嵐。しかし、ひとたび笛が鳴ってからは伸び伸びとプレーし、「純粋にサッカーを楽しめた」と笑みを浮かべた。

 試合中の修正もうまくいった。前半は2枚のセンターバックの間に下がってビルドアップする場面が多かった。それ自体はチーム戦術の一つだったが、ボリビアが高い位置でプレッシャーをかけて来なかったことで効果は薄く、むしろ重心が後ろになることによって日本は攻撃が停滞した。

 そこで後半はボランチ本来の高めの位置へ。すると橋本がセカンドボールを拾う回数が増えてチーム全体にリズムが生まれ、攻撃も活性化された。MF中島翔哉らの投入が大きな効果を発揮した背景には、橋本がつくった流れもあった。

「Jリーグよりも南米のチームの方が球際で競う場面が多くなるので、自分の良さが生きると思っていた。相手より速く動き出してボールに行くことができたので、予測の部分は通用したかなと思う」

 プロ8年目で初めてつかんだ代表の座。上々のデビューを果たした25歳は合宿を振り返りながら「刺激的な日々だった。試合に出られたことはうれしいが、これからは今まで以上にJリーグで見せていかないといけない」と前を見つめた。

(取材・文 矢内由美子)

初先発は悔しい途中交代…安西「仕事はできなかった」

左サイドバックで初先発したDF安西幸輝
[3.26 キリンチャレンジ杯 日本1-0ボリビア ノエスタ]

 初先発はほろ苦い途中交代に終わった。22日のコロンビア戦(●0-1)に後半44分から途中出場し、A代表デビューを果たした日本代表DF安西幸輝(鹿島)が左サイドバックで代表初先発。果敢な攻撃参加を見せるも得点に絡むことはできず、0-0の後半28分に交代した。

「僕に求められているのは攻撃でゴールやアシストをすること。それがなかったから仕事はできなかった」。後半に入ると、MF乾貴士とのコンビネーションも徐々に深まり、何度かクロスを上げる場面までいったが、ゴール前の味方には合わなかった。

「後半は乾くんがタメをつくってくれて上がれたけど、前半から上がれるようにしたい」。不完全燃焼の途中交代。「この一回のチャンスをモノにしないといけないということは痛感している」と悔しさをにじませた。

「この10日間の合宿をこの先の自分の成長につなげていけるようにしたい。この経験を無駄にしないために、チームに帰って考えながらやりたい」。DF長友佑都やDF酒井宏樹ら主力が招集を見送られた中での代表初招集。生き残りへチャンスを与えられながらアピールし切れず、反省の言葉が続いた。

(取材・文 西山紘平)

“W杯組”とも“三銃士”ともプレーした鎌田が感じた両者の違い

GKとの1対1を止められたFW鎌田大地
[3.26 キリンチャレンジ杯 日本1-0ボリビア ノエスタ]

 不慣れな1トップでのA代表初先発だった。日本代表FW鎌田大地(シントトロイデン)は「1トップはやったことがなくて、どれだけできるか分からなかった。練習でもあまりボールに触れていない中で試合に入った」と不安も抱えながら最前線に位置。それでも随所でチャンスに絡み、「得点は取れなかったけど、ある程度自分の中で満足いくプレーはできた」と及第点を付けた。

「最初は探り探りで難しい部分もあった。徐々にボールを触れるようになって、いい受け方を見つけたり、ボールをおさめたりできた。1試合で成長したかなと思う」

 前半23分、鎌田が落としたボールをMF宇佐美貴史が逆サイドに振り、MF乾貴士の決定機が生まれた。同25分にはMF橋本拳人の縦パスをフリックし、MF香川真司につないだ。唯一のシュートは後半13分。DF畠中槙之輔からの縦パスを受けた乾からスルーパスが通り、PA内でGKと1対1を迎えたが、右足のシュートは至近距離でGKの好セーブに阻まれた。

 その後は2列目の選手が次々と交代。後半16分にMF中島翔哉とMF堂安律が入ると、同24分からはMF南野拓実、MF柴崎岳が投入された。その後、後半31分に堂安、南野、中島とつないで決勝点が生まれたが、後半38分までプレーした鎌田は香川、宇佐美、乾というロシアW杯組が並んだ2列目と“若手三銃士”が並んだ2列目の違いについても言及した。

「前半のメンバーは日本らしいサッカーというか、チョンチョンとつないでいくことができるし、後半の若いリオ組はどんどん縦に速く仕掛けてゴールに向かうことができる」。結果的にゴールが生まれたのは後者のメンバーのときだったが、鎌田は「前半、ああいう動かし方をしたからこそ、後半、メンバーが代わってスペースも空いてきた」と指摘し、それぞれに良さがあると強調した。

 南野がトップ下に入ってからはより2トップ気味になり、南野が1トップ気味に高い位置を取り、縦関係が逆になるシーンもあった。「お互い(1トップとトップ下の)両方できるので、(南野)拓実くんは拓実くんでやりやすかったし、(香川)真司くんとも悪くなかったと思う。どちらもやりやすかった」。さまざまな選手と一緒にプレーし、「1試合で自分のやるべきことを見つけられた。そこは良かったかなと思う」と充実感もあった。

(取材・文 西山紘平)

平成最後の初腕章も失意の結果に…“平成の申し子”香川「次につなげるために」

左腕にキャプテンマークを巻いた日本代表MF香川真司(ベシクタシュ)
[3.26 キリンチャレンジ杯 日本1-0ボリビア ノエスタ]

 平成最後の国際Aマッチで、平成の申し子が船頭に立った。日本代表MF香川真司(ベシクタシュ)は2008年4月、平成生まれの選手で初めてA代表に選出。そしてこの日、通算97試合目で初めてゲームキャプテンを務めたが、思うような活躍を残せず、皮肉にも世代交代を印象付ける結果に終わった。

 今回の合宿では森保ジャパンの主将を務めるDF吉田麻也が招集されず、4日前のキリンチャレンジ杯・コロンビア戦でゲームキャプテンを務めたMF柴崎岳はベンチスタート。キリンチャレンジカップ・ボリビア戦で左腕にキャプテンマークを巻いたのは、ロシアW杯以来の代表復帰を果たした背番号10だった。

「やるだろうと予想はしていたので、だからと言って何を変えるわけでもない。しっかりとやることは一つなので。ただ、チームに自信になる雰囲気を与えないといけないポジションでもあるので、新たなチャレンジと思ってやった」。今月30歳を迎えたばかりのMFは新たな責任を胸にピッチに立った。

 新体制発足以来、香川が本職とするトップ下にはMF南野拓実が君臨。「年を取ろうがベテランだろうが奪いにいくものは奪いにいかないといけない。チームのために戦うことも大事だけど、そこは忘れちゃいけない」というポジション奪取への闘志を燃やし、自身とチーム両方の結果を求めていた。

 しかし、ゴールに絡む活躍とは程遠く、シュートゼロのまま後半23分に交代。「個人的には物足りない」と振り返った香川は「途中から入った選手が違いをつくった」と素直に指摘。交代後にゴールを奪ったMF中島翔哉に南野、MF堂安律を加えた“若手三銃士”への世代交代を印象付ける結果となった。

 しかし、ここまで11年間にわたって日の丸とともに過ごし、11年からは誇りある10番を背負い続けてきた香川。若い選手が台頭してきたとはいえ、やすやすと道を譲り渡すわけにはいかない。

「初めて年上の選手がいなくなって、今までの景色がガラリと変わった。当たり前にいた人たちの存在感はとてつもなかったと感じた。また新たなチームになって、監督も代わって、新しい選手もどんどん出てきて、このチームでどう結果を出して、またチームの中でどう見せていくかを変えていかないといけないし、やらなきゃいけない」。

 再び輝きを放つためには、新天地に選んだトルコでのレベルアップが不可欠だ。「そういう意味ではこの2試合、呼ばれて一緒にやれたことはポジティブだった。そして次につなげるためにベシクタシュに帰ってプレーし続けないといけない。まずは5月までやり切りたい」。平成最後の試合で課題を突きつけられた平成の申し子は、次の元号とともに成長を遂げてまたこの舞台に戻ってくる。

(取材・文 竹内達也)