『SEVENDAYS FOOTBALLDAY』:20年後の帰還(ヴィアティン三重・和波智広)

ヴィアティン三重の和波智広は古巣・湘南に“恩返し”の勝利
東京のユースサッカーの魅力、注目ポイントや国内外サッカーのトピックなどを紹介するコラム、「SEVENDAYS FOOTBALLDAY」

 生まれ育った三重の地を後にして、このスタジアムを自らの“家”と定めた時から、ちょうど20年が経った。見慣れたメインスタンドへ挨拶に向かうと、あの頃と同じ色のユニフォームを纏ったサポーターが、あの頃と違う色のユニフォームを纏った自分とチームメイトたちに、大きな拍手を送ってくれる。「試合が終わってから温かく迎えてくれたのは、本当に沁みました。あの頃が甦るというか。『本当にサッカーをやっていて良かったな』と思う瞬間でしたね」。それはまるで、サッカーというかけがえのないものと真摯に向き合ってきた20年間に対するご褒美のような瞬間で。かつての“家”へ帰ってきた和波智広は、スタンドを見上げながら静かに“あの頃”を思い出していた。

「オレンジを身に纏い この場所で魅せろ三重魂!」オレンジの一団が楽しそうに歌い、笑い、飛び跳ねる。7月3日。天皇杯2回戦。湘南ベルマーレのホームスタジアム、Shonan BMWスタジアム平塚の一角で、ヴィアティン三重のサポーターは今や遅しとキックオフを待ち侘びている。

 チームの代表取締役社長を務める後藤大介は、仲間の心を代弁する。「それは楽しみですよ。Jクラブとの対戦は5年ぶりですので。応援団も全力を出していますから、勝つか負けるかというよりは感動を、見に来た人、三重県で待っている人に届けることができるかと、もうそこだけですね。めったにないことですから、90分なのか、延長まで行くのかわからないですけれども(笑)、楽しみたいなと思っています」。アップに向かう選手が登場すると、オレンジのボルテージも一段階上がる。

 スタメンから1人ずつ、それぞれのチャントが選手へ届けられる。その最後の18番目。「ワナミトモヒロ、ラッラッラー ワナミトモヒロ、ラッラッラー」。子供の声も混じった軽快なメロディがピッチへこだますると、チーム最年長の39歳は片手を上げて応えてみせる。「もう知っている人は少ないですけれども、僕がプロ生活を始めたクラブなので、やっぱり本当に思い入れがあるし、対戦が決まった時から凄く楽しみにしていたのは事実ですね」。変わらないバックスタンドのスコアボードが懐かしい。ヴィアティンの7番を背負った和波智広にとっては、この日の対戦相手に当たるベルマーレも、この日の舞台の“平塚競技場”も、どちらも一言では言い表せない思い出が刻まれている“特別”だ。

 1999年。三重県の暁高校を卒業したばかり。まだ18歳だった和波は、ベルマーレ平塚でプロサッカー選手としてのキャリアをスタートさせる。ただ、クラブにとっては激動の時代。メインスポンサーだったフジタが撤退し、主力選手の大半も移籍を選択。古参のクラブスタッフも「存続できるのかもわからない時期だったから、苦労というか混乱していましたね」と当時の状況を明かす。

「僕たちはルーキーだったので、とにかく勝つために、クラブが残るために、必死でサッカーをして、必死でサッカー以外のことも協力しながらやったつもりですけど、そんな大したことはできなかったのかもしれないですね」とその頃を思い出す和波は、早くも春先にJリーグデビューを果たすと、セカンドステージからレギュラーに定着。最終節のジュビロ磐田戦ではゴールまで記録し、チームはJ2降格の憂き目を見たものの、個人としては上々のルーキーイヤーを過ごす。

 仲が良かったのは同い年の西本竜洋。「タツとは同期でね。ホームシックを2人で何とか乗り越えようと(笑)、2人で我慢というか、耐えながら、という思い出がありますけどね。懐かしいですね」。その話題に触れた顔が思わずほころぶ。三重出身と山口出身。慣れない関東での生活を支え合った20歳前後は、いろいろな意味で濃厚な時期だったに違いない。前述のクラブスタッフは、あることを強く記憶している。「凄く大きな“韋駄天”って書いてある横断幕が印象深いんです」。タッチライン際を疾走する姿が、サポーターの熱狂を誘う。

 2000年に主力としてJ2を1年間戦い抜くと、J1昇格が決まっていたコンサドーレ札幌への移籍を決断したため、ベルマーレに在籍したのは2年間だったが、苦難を共にしたクラブへの想いは決して小さくない。「2年でしたけど、自分のターニングポイントになった時期ですし、高卒で入っていろいろ勉強させてもらった本当に特別なクラブなので、今こうやってJ1で頑張ってくれているという意味でも、凄く自慢のクラブですよね」。時間を超えた結び付きを、ベルマーレに感じてきた。

 コンサドーレではキャプテンも経験。左サイドのキーマンとして活躍を続けたものの、2006年から少しずつ出場機会を減らし、チームが昇格を果たした翌年は病気療養に専念したこともあって、リーグ戦の出場はわずかに2試合。2008年3月にクラブから現役引退のリリースが発表される。9年間のプロ生活で積み重ねた数字は、公式戦246試合13ゴール。和波は27歳でサッカー選手という職業に一旦の終止符を打った。

 地元の三重に戻り、歩み出したセカンドキャリア。ジンギスカン料理屋を経営しつつ、しばらくしてサッカースクールも開校する。その名も“WANAサッカースクール”。「話をもらった時には、『子供たちのためにもなるし、もう1回サッカーできるのは嬉しいな』と感じたので始めたんですけど、そこで子供たちを教えたのも良かったのかなと。子供たちを見ていて、サッカーを始めた頃の嬉しさや楽しさを思い出したんです」。サッカーと関わっていきたい意欲の炎が、自分の中で改めて大きくなっていく。

 2013年。運命を左右する時計の針は、本人の知らない所で新たな時を刻み出す。「ゼロから立ち上げたヴィアティンなので、2年目によりレベルアップしなくてはいけないと考えていた中で、ウチの前監督でもともと暁高校サッカー部でも監督だった海津英志さんが『そう言えば和波は今サッカーやってないよな』と思い出して。それで連絡して頂いたんです」と後藤。かつての恩師から届いた誘いに、和波は決断する。

「そんなに甘い世界ではないですし、それは自分が一番よくわかっていることなので、その時までは現役復帰なんて思ったことはなかったです。でも、Jリーグを目指そうというクラブが立ち上がって、地元の人間だということで声を掛けてもらったので、『はい』と。まあ、不摂生はしていなかったですから(笑)、非常に体のコンディションは良かったかなと思います」。当時ヴィアティンが所属していたカテゴリーは三重県2部リーグ。5年のブランクを経て、土のグラウンドから和波のサッカーキャリアは再び動き出した。

 そのカテゴリーも彼の“復帰”には合っていたようだ。「なかなか昔の感覚は戻らないので、県2部、県1部という舞台も、自分のリハビリじゃないけど、そこで感覚を徐々に戻せたのはありがたかったですし、自分にとっては良いタイミングだったかなと思います」。県1部、東海2部、東海1部と毎年カテゴリーを上げ続ける快進撃を披露するも、和波は「僕たちもそんなにずば抜けて強かった訳でもないし、楽に勝てる訳でもなかったので、運が良かったかなと。本当に僕たちも思ってもいない展開が続いてくれて、あれよあれよという感じでした」と口にする。

 2016年末に全国地域CLを勝ち抜き、見事昇格したJFLも今年で参戦3シーズン目。クラブ自体も総合スポーツクラブという位置付けの中で、陸上やハンドボールを筆頭に12種目のスポーツに関わっており、「地域の活性化、街づくり、子供たちに夢を与える、というクラブ理念がある訳ですけれど、スポーツを通して魅力のある三重県にしたい気持ちが強いんですよね」と熱く語る後藤の想いの実現に向けて、着実に一歩ずつ前進しているようだ。

 迎えた2019年。クラブは監督に経験豊富な上野展裕を、ヘッドコーチに地元出身の阪倉裕二を招聘し、コスモ石油サッカー部での指導経験を有する山本好彦がGMに就任。さらなるステップアップを狙うための陣容を整えると、天皇杯の三重県予選決勝では3年連続で苦杯を嘗めさせられていた鈴鹿アンリミテッドFCをPK戦の末に撃破し、5年ぶりの県制覇を達成。本大会の1回戦でも関西学院大学を延長戦で振り切って、ベルマーレへの挑戦権を手にいれた。

「オレンジを身に纏い この場所で魅せろ三重魂!」オレンジの一団が楽しそうに歌い、笑い、飛び跳ねる。7月3日。天皇杯2回戦。湘南ベルマーレのホームスタジアム、Shonan BMWスタジアム平塚の一角で、ヴィアティン三重のサポーターは今や遅しとキックオフを待ち侘びている。

 選手紹介時に和波の名前がコールされると、サポーターが歌うチャントに、スタンドの逆側からも拍手が混ざり合う。ベンチスタートとなった和波はアップを終え、短くスタンドをグルリと眺めながら、ロッカールームへと姿を消していく。スタメンの11人が入場してきたタイミングで、打ち振られたのは光るオレンジのペンライト。メインスタンドの“片方”があっという間にヴィアティンカラーで染め抜かれる。「天皇杯でもこれだけ多くの人が来てくれるなんて、なかなか下のカテゴリーではないことですよね」と和波。大きな希望と期待と、ほんの少しの不安が溶け合う中、主審の試合開始を知らせるホイッスルが鳴り響く。

 最初の衝撃は前半22分。和波と同じく2013年に現役復帰する形でヴィアティンへ加わった、三重出身の坂井将吾がとんでもないミドルをベルマーレゴールに叩き込む。沸騰するオレンジ。どよめきが収まらない。後半5分にもやはり三重出身の北野純也からパスを受け、坂井が2点目をマークすると、その8分後には森主麗司のシュートをGKが弾いた所に、またも坂井。驚愕のハットトリックが飛び出し、ヴィアティンのリードは3点に広がる。

 上野監督は後半16分と19分に相次いでカードを切ったため、残りの交替枠は1つだけに。26分には相手のミスを見逃さず、北野もゴールを陥れてスコアは0-4に変わる。そして36分。とうとう最後の交替選手として、ピッチサイドに7番の姿が現れた。「僕が入る時には拮抗した状態とか、負けている状態とか、そういう流れかなとは思っていましたけど、監督の計らいなのか(笑)、ただ単に交替だったのかわからないですね」。コンサドーレ時代にアウェイゲームで訪れて以来。実に13年ぶりとなる“平塚競技場”のピッチに、和波が力強く駆け出していく。

「いつもやるポジションよりは1個前で、どうしても前の選手は疲れるので、その分しっかりカバーしないといけないと思っていましたけど、点差があったので気持ち良くというか、楽しみながらできました」。39分には井上丈の右CKをヘディングで合わせるも、ボールは枠の上に外れ、これには「まあ、そう簡単には入らないですよね」と苦笑い。以降も左サイドハーフの位置でチームの勝利を引き寄せるべく、丁寧にプレーを重ねていく。

 夢のような時間こそ、過ぎ去るのは早いもの。アディショナルタイムも含めれば15分弱。かつての“家”との再会に終わりを告げる、短い3度の笛。「複雑な所はあります。ちょっと点差が開いたので、あまり喜ぶのもとは思いましたけど、勝つことも恩返しというか、『ありがとう』と伝えられるメッセージかなと思いますし、ベルマーレにはリーグ戦に集中してもらいたいなと思いますね」。最高潮に達するオレンジの歓喜。0-4という圧倒的なスコアで、和波にとって特別な90分間は幕を下ろした。

 見慣れたメインスタンドへ挨拶に向かうと、あの頃と同じ色のユニフォームを纏ったサポーターが、あの頃と違う色のユニフォームを纏った自分とチームメイトたちに、大きな拍手を送ってくれる。「試合が終わってから温かく迎えてくれたのは、本当に沁みました。あの頃が甦るというか。『本当にサッカーをやっていて良かったな』と思う瞬間でしたね」。それはまるで、サッカーというかけがえのないものと真摯に向き合ってきた20年間に対するご褒美のような瞬間で。きっと“7月3日”をこの先、和波が忘れることは決してないだろう。

 後藤は和波がチームに与える影響を、こう力説する。「加藤秀典もそうですけど、大ベテランの選手が率先して準備、片付け、トレーニングをストイックにやっている姿、スタメンで出られなくても腐らずに常に全力で練習して、チャンスが来たら今日みたいに試合に出る、その姿は『本当にお手本になります』と必ず若い選手が言うんですよ。それはクラブとしても求めていた所ですし、彼らは日頃の態度から尊敬されているので、そこがウチの土台を支えているような気がするんですよね」。

 その上で、今後のクラブに必要な人材だという認識もはっきり持っているようだ。「フロントとして見ると、活躍する場は物凄くあるので、それがスカウトなのか、スクールコーチなのか、アカデミーの監督やコーチなのか、やって欲しい仕事はいくらでもあります。だから、選手を続けて欲しいとは言いながら、『いつでも“こっち側”はウエルカムだよ』と思っています。本人には言ったことないですけど(笑)」。

 和波も以前から抱えていた想いを明かす。「地元にJリーグのクラブがないことが、子供たちにサッカーを教えていて、やっぱり悲しいんです。どこを目指すかという所で、もっと今日みたいな雰囲気を味わって、目標や夢を持ってくれるとまた違うかなと思うので、そこですよね。そういう土台をできるだけ作れたらなと思いますよね」。

 ニュアンスは違うものの、後藤も和波も揃って“土台”というフレーズを口にした。彼らが今築いているものは、そういうものなのだろう。クラブのため。サポーターのため。そして、何より三重県の子供たちのため。幾重にも積み重なっていくはずの未来を信じ、その“土台”を作りたいという使命感が、ヴィアティンを取り巻く人々を衝き動かしている。

 あえてシンプルに尋ねてみる。「夢ってありますか?」。少し考え、「夢かあ…」と呟いた和波は、自らの心を探るように少しずつ言葉を紡いでいく。「まあ、選手の内は近くの夢というか、とりあえず天皇杯も1つずつ勝ちたいと思うし、Jリーグに上がりたい気持ちもあるし、たくさん秘めた夢を持ちながら、自分ができる限りのことをやりたいなと思います。叶えて、初めて良かったと思えるはずなので、夢はたくさん持っていたいですし、こういうふうに好きなサッカーをやって生活が送れていることを、幸せに思わないといけないですよね。今、幸せだと思います」。

 ベルマーレに“20年後”が来たように、ヴィアティンにも“20年後”が必ず来る。その時、クラブに関わる人々はこの“土台”の時期のことをきっと思い出す。後藤大介という男の献身を。和波智広という男の躍動を。そうやって積み上げられていく今が、希望に溢れる未来を形作っていく。「オレンジを身に纏い この場所で魅せろ三重魂!」。20年後の“この場所”は果たしてどの場所なのか。それを夢見る権利は、言うまでもなくオレンジを身に纏う彼らの1人1人に等しく与えられている。

■執筆者紹介:
土屋雅史
「(株)ジェイ・スポーツに勤務。群馬県立高崎高3年時にはインターハイで全国ベスト8に入り、大会優秀選手に選出。著書に「メッシはマラドーナを超えられるか」(亘崇詞氏との共著・中公新書ラクレ)。」

▼関連リンク
●第99回天皇杯特設ページ
SEVENDAYS FOOTBALLDAY by 土屋雅史



ブラサカ応援マネージャー、元乃木坂46・川後陽菜の仰天プラン「今度は海外の試合を見に行きたい」

川後陽菜は決勝後、MVPに輝いた菊島宙と記念撮影におさまる(写真:松本力)
 ブラインドサッカーのクラブ日本一を決める「アクサブレイブカップ」の応援マネージャーをつとめる元乃木坂46の川後陽菜が7日、FINALラウンドが行われたアミノバイタルフィールドで試合を観戦。1日限定インスタグラマーとなったほか、ピッチ上で男子日本代表・高田敏志監督とのトークショーや場内ラジオでの実況にも挑戦し、ブラサカのPRにつとめた。

「スポーツの実況は初めてで『どうしよう』と不安でしたが、MCの方にリードしていただいて何とか、って感じです。最後の決勝戦はすごく点が入って、熱い戦いでした。若い選手が目立っているなと感じました。以前、グループリーグの時に印象に残っていたfree bird mejirodaiの15歳、(園部)優月選手と埼玉T.Wingsの(菊島)宙選手が、フェンス際で(ボール争奪のために)激しくやりあっているのを見て、この2人はすごいと思ったし、シュートするにあたっても、その前にいいパスが出ていたりして、改めてすごくチームプレーだなって感じました」

 今回、川後が応援マネージャーに就任するにあたり、ブラインドサッカー協会との橋渡しになった高田監督が明かす。

「偶然、共通の知り合いがいたので、軽い気持ちで誘っただけでしたが、川後さんは会場に見に来てくれて、自分でブラサカ体験コーナーにも挑戦して、そこで感じたことを自分からSNSにあげてくれた。私たちが意図的に導いたのではなく、自らやってくれた結果、反響があったことが大きいんです」

トークショーで笑顔を見せる川後陽菜(写真:松本力)

 ブラインドサッカーの国内リーグ公式戦は東日本リーグの9月8日を皮切りに中日本、西日本、北日本と順次開幕するが、川後はビッグな構想を温めていた。

「知ってもらわないと広がっていかないので、なるべくたくさん試合を見に行って伝えたいです。海外の試合とかも観てみたくて、それは視野に入れています。ブラサカの面白さを、発信力のあるインフルエンサーに伝えて、(みなさんが)観戦する雰囲気を作っていきたい」

 国内の公式戦が始まる前に、8月下旬に日本代表のイングランド遠征が予定され、9月30日から10月6日までタイでアジア選手権がある。ブラサカに「惚れた」川後は、海を越えてもなお伝えたいと思うほど、今、ブラサカにハマっている。

(取材・文 林健太郎)

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タレント充実のユニバ代表2連勝、ドリブラー金子拓郎が2発で魅せる「もっと自分の色を」

2ゴールを決めたMF金子拓郎
[7.7 ユニバーシアード大会 日本4-1ロシア]

「昨日のシュート練習でも、同じような角度から決めていた。いいイメージで2点を取れたと思う」。松本直也監督は試合後、MF金子拓郎(日本大4年/札幌内定)の2ゴールについてそう振り返った。

「サイドのポジションに入る選手の仕掛けが焦点になる」。指揮官がそう語るとおり、サイドからの攻撃は日本の大きな武器だ。トゥーロン国際大会でも活躍した、高い技術をもつMF三笘薫(筑波大4年/川崎F内定)、目の覚めるようなドリブルでサイドを切り裂く“法大のメッシ”ことMF紺野和也(法大4年/FC東京内定)、そして、この試合でもFW林大地(大阪体育大4年)の先制点をお膳立てした、スピードスター・小柏剛(明治大3年)など、タレントには事欠かない。

 そんな中で相手DFの間を縫うようなドリブルでチャンスを演出したのが金子だった。まさに“スルスルと”といった表現がピッタリのドリブルでゴール前に攻め上がり、ゴールを狙う。左足から放たれる正確なキックも魅力のひとつ。この試合では、20分に右SBの中村帆高(明治大4年)とのコンビネーションから1点目を決めると、その4分後にはFW旗手怜央(順天堂大4年/川崎F内定)のパスを受け、距離のある位置から狙いすましたシュートでゴールを奪った。

「得意な角度、得意な位置からのシュートだったので自信はありました。枠内を意識して抑えめに打ったのですが、うまく入ってよかった」

 そう言って試合後に笑顔を見せた金子だが、一昨年には所属する日本大が関東リーグから東京都リーグに降格するなど、厳しい現実に直面した。

 昨年の秋、日大は東京都リーグで上位の成績を残し、関東リーグ昇格を懸けた関東大会に出場。山梨学院大との昇格決定戦は延長戦に突入する熱戦となった。延長戦では山学大が追加点をあげて2-1でリード。そのままアディショナルタイムに突入すると、終了間際に日大がフリーキックのチャンスを獲得する。ポジションについたのは金子だった。

「あのフリーキックのボールをセットするときは、自分の人生のターニングポイントというつもりでいました」

 金子が左足を振り抜いて放ったキックがゴールネットを揺らし、日大は土壇場で同点に追いつく。さらにPK戦を勝ち抜いて関東リーグに復活。1年次から試合に出場していた金子はすぐに代表チームスタッフの目に留まり、瞬く間に全日本大学選抜に選出。そしてついにはユニバーシアード代表として、ここイタリアの地を踏むことになった。「本当は、あのフリーキックの前にあったチャンスを決めなければならなかった」とは言うものの、その左足でわずかなチャンスを手繰り寄せたことは間違いない。

「このチームには薫や和也のように、いろいろなタイプのドリブラーがいる。でも自分は彼らとはまた違うタイプなので、もっと自分の色を出していければ」

 決勝戦までは中1日の3連戦。ますます厳しい戦いとなるが、自信のチャンスを手繰り寄せた金子の正確な左足で、日本の勝利も呼び込みたい。

(取材・文 飯嶋玲子)

フッキ&オスカルに加え…浦和とACLベスト8で激突の上海上港、192センチのオーストリア代表FW獲得

上海上港への加入が発表されたウエスト・ハムFWマルコ・アルナウトビッチ
 上海上港(中国)は8日、ウエスト・ハムのオーストリア代表FWマルコ・アルナウトビッチの加入を発表した。

 1989年4月19日生まれの30歳で192センチの大型FWはトゥエンテ、インテル、ブレーメン、ストークなどでプレーすると、17-18シーズンからウエスト・ハムに在籍し、2シーズンで65試合22得点を記録。また08年にデビューしたオーストリア代表では81試合24得点の記録を残している。

 FWフッキ、MFオスカルらを擁する上海上港は、今季のAFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)でベスト8まで駒を進めており、準々決勝で浦和と対戦。2年ぶりのアジア制覇を狙う浦和にとって、手強い相手となりそうだ。

●ACL2019特設ページ

[MOM2912]流通経済大柏FW坂田康太郎(2年)_終了1分前に「感覚」で放った劇的同点弾

後半44分、流通経済大柏高FW坂田康太郎(14番)が劇的な同点ゴール
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[7.7 高円宮杯プレミアリーグEAST第9節 流通経済大柏高 2-2 柏U-18 流通経済大柏高]

 後半終了1分前に生まれた劇的な同点ゴール。後半27分に1-1とするゴールにも絡んだヒーローは、「(きょう良かったところは)点取れたことだけです。それ以外は別に……。求められたことは守備で……全然できていなかった。ドリブルを得意としているけれど、ドリブルが出来た訳ではないので」と課題ばかりが口をついていた。

 それでも、チームに勝ち点1をもたらす大仕事だ。後半33分の失点で1-2とされた流通経済大柏高はセットプレー、シュート数を増やして反撃。だが、柏U-18の集中した守りの前に跳ね返されていた。

 交代出場で前線に入ったFW坂田康太郎(2年)は、得意のドリブルが不発でボールロストもしていた。自分が投入された直後に先制点を献上。自分が身体を張って繋いだボールを森山が決めて同点としたが、再び勝ち越されて焦りを感じていた。それでも後半44分にゴールでチームを救う。

 左SB田村陸(2年)の右CKのこぼれ球に反応。「ちょっとコース狙ったんですけれども、見えていなかったので感覚です」と振り抜いた右足のシュートがゴール右隅に決まった。右側からDFに距離を詰められていたため、GKの位置が見えていた訳ではなく、まさに「感覚」で放った一撃。そのシュートがゴールを破り、チームに歓喜をもたらした。

 本田裕一郎監督は殊勲の坂田について「(スピードのある選手ではないが)ボール持ったら速い。持ったら一番才能あるのは坂田。びっくりするような、とんでもないパスをするんですよ」と説明する。だが、まだまだコンスタントに力を発揮できている訳ではなく、どこか飄々としたところも。期待のアタッカーは結果を出したことを自信にして、より多くの結果を目指す。

(取材・文 吉田太郎)
●高円宮杯プレミアリーグ2019特集

スピードとフィットに磨きをかけたスパイク、新型「マーキュリアル」が登場

ナイキの新スパイク『マーキュリアル ヴェイパー13 エリートFG』
 ナイキは8日、爆発的なスピードや軽量性をコンセプトにした新スパイク、ナイキ『MERCURIAL(マーキュリアル)』の新作シリーズを発表した。『スーパーフライ7』と『ヴェイパー13』から成る本シリーズは前モデルで採用されていた360度のフライニットイノベーション構造をベースに、新しい素材と新しいアウトソールを搭載することでさらなる進化を遂げたのが特徴。

 ナイキ『マーキュリアル』は1998年に衝撃的なデビューを飾って以降、幾多の名プレーヤーが着用し数々の記録を打ち立て、スピードスパイクの代名詞として人気を博している。マーキュリアルは以前までは2年に1度の改良サイクルだったが、今回は約1年で新型にモデルチェンジ。アッパーとプレートの進化に加え、新しいグラフィックデザインを取り入れるなどの改良を加えた2019バージョンの新マーキュリアルが生み出された。


 以前よりも軽くて高強度の糸を使用して編み上げた新しいフライニットアッパーが優れたフィット性や安定性をもたらしつつ表面に凸凹構造を形成してACC(オール・コンディションズ・コントロール)テクノロジーも組み合わさることでボールに対するさらなるグリップ性を発揮。


 今回初めてフライワイヤーとフライニットを完全に融合。これによりフィット性を損なわずに安定性やホールド性を向上させることが可能になり、マーキュリアルシリーズに初めてのイノベーションが加わった。


 天然芝用のFGソールプレートはソールの前部と後部がセパレートした構造は継承しながら、要所に改良を施すことで以前のモデルよりも耐久性や反発性が向上。スピードプレーヤーのダッシュや加速をさらに後押しする機能性を有している。


 7日に行われた女子ワールドカップ決勝にて大会MVPと得点王に輝いたFWミーガン・ラピノー(アメリカ女子代表)らが新マーキュリアルを着用し華々しいデビューを飾った。その他、FWクリスティアーノ・ロナウド、FWネイマール、FWキリアン・ムバッペら数多くのナイキ契約選手が新マーキュリアルを着用予定。


 『ヴェイパー13エリートFG』は7月8日からNIKEアプリ内で発売開始、『スーパーフライ7エリートFG』は7月26日よりNIKE.COM並びに一部専門店にて発売が開始される。

★ナイキ『マーキュリアル』の詳細はこちら

オレ様、オレ様、オレ様…イブラ、“お気に入り”ベスト11は何と!?

LAギャラクシーFWズラタン・イブラヒモビッチ
 LAギャラクシーFWズラタン・イブラヒモビッチが自身のツイッターを更新し、お気に入りのベストイレブンを発表した。

「私のお気に入りのチーム」として紹介された「ZLATAN FC」は4-3-3のシステムを採用。顔写真入りで選手が紹介されているが、何とすべてのポジションでイブラヒモビッチ自身が選出されている。「あとは監督を決めるだけ」と指揮官の選出はされていないものの、「多分ズラタンになるよ」とコメント。

 イブラヒモビッチは5年前の14年にも、当時所属していたパリSGの公式チャンネルで理想のベストイレブンを発表していた。4-4-2のシステムを採用してGKジャンルイジ・ブッフォン、DFファビオ・カンナバーロ、MFアンドレス・イニエスタ、FWリオネル・メッシらを選びながら、最後に「神だ!」と自身を選出していた。

 当時はユベントス、バルセロナ、パリSGなどでともにプレーしたことがある選手が選出されていたが、今回はイブラ節全開!! すべてのポジションでイブラヒモビッチの顔が並ぶことになった。

14年11月に発表されたイブラ選出ベスト11
GK
ジャンルイジ・ブッフォン
DF
リリアン・テュラム
チアゴ・シウバ
ファビオ・カンナバーロ
マクスウェル
MF
アンドレス・イニエスタ
パトリック・ビエラ
シャビ・エルナンデス
パベル・ネドベド
FW
リオネル・メッシ
ズラタン・イブラヒモビッチ

19年7月に発表されたイブラ選出ベスト11
GK
ズラタン・イブラヒモビッチ
DF
ズラタン・イブラヒモビッチ
ズラタン・イブラヒモビッチ
ズラタン・イブラヒモビッチ
ズラタン・イブラヒモビッチ
MF
ズラタン・イブラヒモビッチ
ズラタン・イブラヒモビッチ
ズラタン・イブラヒモビッチ
FW
ズラタン・イブラヒモビッチ
ズラタン・イブラヒモビッチ
ズラタン・イブラヒモビッチ

YS横浜MF土館賢人が入籍「大きな背中で家庭を守りたい」

 Y.S.C.C.横浜は8日、MF土館賢人が同日に入籍したことを発表した。土館はクラブを通じて、「これまで以上に責任感を持ち、より筋トレをして大きな背中で家庭を守りたいと思います。まだまだ未熟な二人ですので暖かく見守って頂けると幸いです。リーグ戦ももう少しで折り返しです。これからの試合も観に来て頂いた方たちに面白い!と思ってくれるようなサッカーをしますので、引き続き熱い応援よろしくお願い致します!」とコメントしている。

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2019シーズンJリーグ特集ページ

流経大柏の2年生FW森山がスーパーミドル!本田監督は「得点王を」

流通経済大柏高はFW森山一斗は同点ゴールを決め、得点ランキング2位タイに
[7.7 高円宮杯プレミアリーグEAST第9節 流通経済大柏高 2-2 柏U-18 流通経済大柏高]

 シュート意識の変化とエースとしての自覚。流通経済大柏高はFW森山一斗(2年)が、失点直後にスーパーミドルを決めて、チームの息を吹き返した。

 後半24分、流経大柏はカウンターからスルーパスを通されて失点。ハイプレスと球際の厳しい守りでV候補・柏U-18に食い下がっていたが、痛恨の失点を喫してしまう。だが、その3分後、FW坂田康太郎(2年)が頭で繋いだボールに反応した森山が胸コントロールから右足一閃。名手・FW佐々木雅士(2年)の守る柏U-18ゴールを破り、同点ゴールとなった。

 森山はゲームから“消えている”時間が長かったことと、2点目を奪えなかったことを反省。また、ゴールについても「たまたまです」と謙遜していたが、「シュートを打つのは狙っていました。坂田がヘディングで勝って、良いところに来たので胸トラして一回振ってみようと思って振ったら良い感じで入った。さっき(佐々木と)話したら、『打ってくると思っていなかった』と。素直に嬉しいです」。2年生FWは悔しい経験を経て、ここ3試合で3ゴール1アシストと乗っている。

 決勝で逆転負けしたインターハイ予選後、チームのために走ること、相手と駆け引きしてスペースでボールを引き出す回数が増加。そして、何より変わってきたのがシュート意識だ。

 この日、流経大柏は、奪ってから失敗しても縦へ速い攻撃。そして、各選手が遠目の位置からでも積極的にシュートを狙っていた。森山のゴールシーンもミドルレンジから思い切って打ち込んだシュートだ。

 森山は「新チーム当初は入らない時期が多くて、その時は何やってもダメだった。一個一個のプレーもミスした時に『きょうはアカンな』みたいになっていた。でも、最近は一本外したら『もう一本、もう一本打て』と言われて、そこから変わるようになったので、それは(本田)監督のおかげかなと思います」と本田裕一郎監督に感謝する。

 そして、エースとしての自覚だ。1年時からプレミアリーグや選手権に出場。得意のドリブル突破でチャンスを作り出しても先輩に譲ってしまうシーンが多かった。だが、現在は「自分がエースというのを自覚してやっているので、仕掛けてゴールが空いたら狙うというのをずっと考えている」。現在、得点ランキング2位タイの5得点。本田監督から「得点王を狙うくらいの気持ちでやって」と“ノルマ“を課されているFWがさらに量産して、名門の絶対的なエースになる。

(取材・文 吉田太郎)
●高円宮杯プレミアリーグ2019特集

優勝、MVP、最多得点の3冠。ブラサカ女子日本代表の17歳、菊島が見せた「大人の駆け引き」

試合後、仲間に胴上げされる菊島宙(写真:松本力)
[7.7 アクサブレイブカップ決勝 埼玉T.Wings 7-1 free bird mejirodai]

 クラブ日本一決定戦はお互いに初優勝をかけた一戦となったが、埼玉T.Wingsがfree bird mejirodaiを7-1で下した。決勝を迎えるまでに5試合で22ゴールあげていた17歳の女子日本代表、菊島宙が決勝でもチームの全7ゴールを奪い、チームを初の栄冠に導いた。

「優勝してさらに得点王、MVPの3冠を取れたのはうれしいです。他のチームのレベルの向上を感じます。少し前までは、私がすごく気持ちよく動けた時期もあって、その時はおそらく自分への特別な対策はなかったなって思いますけど、今は攻守に対策を打たれて(動きづらくなっていて、周りの人が)うまくなっていると感じます」

菊島(中央)は日本代表経験のある鳥居(右)のマンツーマンのマークも後半は振り切った(写真:松本力)

 菊島は、日本代表合宿に参加経験のあるGK泉健也やディフェンス陣との駆け引きで上回り、勝利を引き寄せた。2-1で迎えた後半10分、右サイドの主将、加藤健人から左サイドにいた菊島にパスが渡る。パスを受ける前から足を止めずに動いていた菊島はボールを足元におさめると左フェンス際に縦に走って、2人のディフェンスを追走させて切り返す。その後、ぴたっとボールを止めるとボールの中の鈴の音がならなくなり、相手の守備陣の足も一瞬止まる。すると、菊島とゴールを結ぶ直線に、シュートコースがきれいに空いた。すかさず右足でトゥーキック。シュートを止めようとして構えたGK泉の股の下をボールがくぐりぬけた。菊島が振り返る。

「泉さんと以前に対戦した時も、股の下でギリギリ入りました。そこに弱点があるのかなと思っていました。高いシュートやインステップのシュートは大体、止められてしまう。だからあの場面は下を狙ったんです」

 チームの監督をつとめる父・充さんが解説を加える。

「ゴールの前でうろうろさせるのは普段はやらせないんですが、今回は秘策の一つでした。宙と泉選手は合宿などで一緒に練習したこともあるので、よく知られている。それでもどうしたらゴールを奪えるかを考えたとき、彼に指示を出させない方法を考えました。ブラインドサッカーのGKは、たとえばマークしている選手が左サイドで立ち止まっていれば「左にいるぞ」と指示を出せますが、常に左に右に動いている選手を見ると、守備陣に『どこにいるぞ』という指示を出せなくなる。そこを利用して、宙は常にフラフラさせました」

(写真:松本力)

 相手のGKを幻惑し、相手に守備陣にピッタリマークさせないために、菊島は足を止めなかった。ただ、頭ではわかっていてもそれを試合を通してやり続けるのは至難の業。菊島はそれをやり切る覚悟を決め、体重が簡単に増えないように好物の肉を食べることを極力控えていた。6月下旬、所沢で室内での練習を終えた後、飲食店で夕食をとったときも監督の充さんが肉野菜定食を食べる隣で、菊島は迷った挙句、つけ麺だけで済ませた。普段はアニメのアラレちゃんを見ることが大好きなどこにでもいる高校生も、日本一がかかる決戦を前に、アスリートとして譲れない矜持をのぞかせた。菊島が言う。
 
「優勝したので、来年以降もこの座を守り抜きたい。自信ですか? あまりないですね。へへへ」

 そう笑った菊島には世界の舞台での活躍が期待される。国際視覚障がい者スポーツ連盟は、早ければ来年2020年に5~6チームを集めての国際大会の開催を検討しており、これが実現すれば第1回ワールドカップになる。そこで世界一をめざすことが菊島にとって、胸に秘めた目標だ。世界を本気で目指す戦いを前に、少なくともここ数日は、菊島が大好きな焼き肉に舌鼓を打っても、きっと誰も怒らないだろう。

(取材・文 林健太郎)

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磨いてきたシュートストップで世界へ。柏U-18はU-17代表正GKの座争う佐々木が雨中で好守連発

柏レイソルU-18はU-17日本代表GK佐々木雅士が好守を連発
[7.7 高円宮杯プレミアリーグEAST第9節 流通経済大柏高 2-2 柏U-18 流通経済大柏高]

 余程のコースに打たれなければ、止めてしまうような雰囲気があった。柏レイソルU-18はU-17日本代表GK佐々木雅士(2年)がゴール前で抜群の存在感。雨中で難しい環境だったことは間違いないが、前半からクロスへの反応、シュートストップで代表GKの実力を見せつけていた。

 特にシュートストップでは、「あそこで止めるのがGKの役目」とコースを突いた一撃に鋭く反応。一方で枠を捉えたミドルシュートを状況判断してパンチで弾くなど、雨中で的確な対応を続けていた。

 ただし、後半は一瞬判断が遅れた隙を突かれて流通経済大柏高FW森山一斗(2年)にスーパーミドルを決められ、終了間際にもゴール前のこぼれ球を押し込まれる形で失点。2度のリードを守り切れず、「勝たせられなかったというのは一つの反省かなと思います」と悔しがっていた。

 2月に怪我をして離脱。その間先輩GK志賀一允(3年)がチームを支えてきた。だが、佐々木は今月、プレミアリーグ再開初戦となった大宮ユース戦から3試合連続で先発出場。前節は“まるでカシージャス”という評価されるほどのプレーでチームを勝たせ、この日も光るプレーが多かった。

 本人は怪我から復帰した後の変化を口にする。「ボールを凄く見れているなというのが自分の中でも感じていて、きょうの試合の前半もボールが見れていたし、ポジショニングも構え方もできていたので止められたのかなと思います」。世代屈指のGKは復帰後、練習から手応えを感じているプレーを試合でも表現している。

 今年の大きな目標はU-17ワールドカップ出場だ。GK鈴木彩艶(浦和ユース)、GK山田大樹(鹿島ユース)、GK野沢大志ブランドン(FC東京U-18)らU-17代表のGK争いはかなりハイレベル。佐々木は怪我を抱えているために、選出されていた国際ユースin新潟出場は辞退するが、コンディションを向上させてもう一度代表の守護神の座に挑戦する。

「常に目指している場所なので、自分がワールドカップに行くだけでなく出られるようにしたい。一番はシュートを止められることが大事だと思うのでもっと磨いていきたいと思います」という佐々木がチームの勝利、代表のレギュラー奪取のために今後も、止め続ける

(取材・文 吉田太郎)
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FC東京、G大阪DFオ・ジェソクを期限付き移籍で獲得「ガンバサポーターに恩返しするためにも…」

FC東京に期限付き移籍で加入するガンバ大阪DFオ・ジェソク(写真は18年のもの)
 FC東京は8日、ガンバ大阪DFオ・ジェソクの期限付き移籍加入を発表した。なお、期限付き移籍期間は19年7月1日から20年1月1日までで、期間内にG大阪およびG大阪U-23と対戦するすべての公式戦に出場できない。

 オ・ジェソクはクラブを通じて、「今回オファーをいただき、感謝しています。期限付き移籍での加入ですが、チームのタイトル獲得に向けて自分の経験がチームの力になるよう、一生懸命頑張ります」とコメントしている。

 また、13年から6年半を過ごしたG大阪の公式HPで、以下のように思いを伝えている。

「若い選手が中心でチームが新しくなり、新しいスタイル、新しい戦術、新しい哲学でガンバが新しい時代に入っているなか、ベテラン選手としてチームに貢献できなかったのは申し訳ない気持ちです。

 ガンバを離れることを考えたことはなかったですが、すぐに返事をする必要があって、23歳の時に日本に来て、30歳近くになり、年齢的にも最後のタイミングだと思い、この移籍を決断しました。

 サポーターの皆さんには2013年から、試合に出ている時も出られない時も変わらず支えてくださったことに対して、言葉では言い表せないくらい感謝の気持ちがありますし、感動したときも多かったです。チームが勝った時も負けた時も変わらず熱い応援をしてくださいました。

 期限付き移籍という形で離れますが、ガンバサポーターに恩返しするためにも、向こうで活躍することが大事だと思いますし、いいパフォーマンスでサポーターの気持ちに応えるためにも、一生懸命頑張りたいと思います。最後に皆さんの前で挨拶できなかったことが寂しいですが、23歳から29歳まで、人生の20代はガンバと関わることが多くて、色々な思い出があるので、どう言ったらいいのかわからないくらい、複雑な気持ちもあります。

 ですが、まずは向こうでチャレンジし、ピッチに立ち、自分の能力を表現することが大事なので、皆さんに恩返しができるように頑張ります。本当に有難うございました。感謝の気持ちしかないです」

 以下、プロフィール

●DFオ・ジェソク
■生年月日
1990年1月4日
■身長/体重
178cm/74kg
■出身地
大韓民国
■経歴
新葛高校-慶熙大学校-水原三星-江原FC(期限付き移籍)-江原FC-G大阪

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U-17日本代表で2選手変更…ヒル袈依廉ら追加招集

U-17日本代表で2選手変更…ヒル袈依廉ら追加招集
 13日より新潟県で開催される第23回国際ユースサッカーに参戦するU-17日本代表において、選手変更が発表された。

 GK佐々木雅士(柏U-18)が怪我のため、DF中野伸哉(鳥栖U-18)がコンディション不良のために離脱。代わって鹿児島城西高のGKヒル袈依廉と、セレッソ大阪U-18のDF下川太陽を追加招集する。

8.14天皇杯3回戦の会場およびキックオフ時間決定

天皇杯3回戦は8月14日に開催される
 天皇杯3回戦のマッチスケジュールが発表になった。8月14日に全16試合が行われる。

 7月10日には2回戦の3試合を残しているが、横浜FC対仙台大は結果次第(横浜FCが勝ちの場合はニッパツ三ツ沢球技場、仙台大が勝ちの場合はユアテックスタジアム仙台)で3回戦の会場が決まる。

8月14日(水)
川崎F 19:00 岡山[Cスタ]
磐田 19:00 八戸[ヤマハ]
清水 19:00 福岡[レベスタ]
G大阪 18:30 (東京Vvs法政大の勝者)[味フィ西]
Honda FC 19:00 徳島[鳴門大塚]
ヴィアティン三重 19:00 長崎[トラスタ]
浦和 19:00 水戸[Ksスタ]
横浜FM 19:00 (横浜FCvs仙台大の勝者)[ニッパツorユアスタ]
広島 19:00 金沢[Eスタ]
鹿屋体育大 19:00 大分[昭和電ド]
(C大阪vsアルテリーヴォ和歌山の勝者) 19:00 山口[みらスタ]
神戸 19:00 大宮[NACK]
鹿島 19:00 栃木[栃木グ]
鳥栖 19:00 柏[三協F柏]
FC東京 19:00 甲府[中銀スタ]
仙台 18:30 富山[富山]

●第99回天皇杯特設ページ

【MICHAEL LINNELL】×WALLET

1972年に設立され、イギリス旧郵政公社のメッセンジャーバッグを手掛けていることでも知られるファクトリーブランド【マイケルリンネル】とのコラボ企画第二弾。 小銭入れ付きの三つ折り財布。 同シリーズのバッグとプラスワンでおすすめのアイテム。 素材:ポリエステル 100% サイズ:FREE カラー:BLACK
縦巾横巾マチ
Wallet H:8.5cm W:11.5cm D:3cm

 (約/cm)

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トップでもユースでも変わらぬ姿勢。柏U-18のU-18代表候補FW細谷が背中でチーム牽引し、先制点

柏レイソルU-18はU-18日本代表候補FW細谷真大が先制ゴールを決めた
[7.7 高円宮杯プレミアリーグEAST第9節 流通経済大柏高 2-2 柏U-18 流通経済大柏高]

 柏レイソルU-18はすでにJ2で4試合に出場しているU-18日本代表候補FW細谷真大(3年)が先制点を決めた。後半24分、MF田村蒼生(2年)が自陣からDF3人をかわして前進。右中間でスルーパスを引き出した細谷は、飛び出してきたGKの股間を狙うシュートでスコアを動かした。

「(田村)蒼生が中央突破して良いタイミングで裏に出してくれたので、ああいう形になるとGKの股が空いてくるので、そこへ上手く流し込めたと思います。(GKが)出てきたのが見えたので、股の間が絶対に開くだろうなと思いましたし、仕留められて良かったです」と細谷。ゴールだけでなく、守備面で最後の一歩まで足を伸ばして相手DFやGKにプレッシャーをかけたり、抜け出しを繰り返して決定的なクロスを上げるなど、トップチームで戦うFWは堂々のプレーを見せていた。

 普段はトップチームでトレーニングし、週末にメンバー外になった際はU-18チームでプレーするという状況だ。トップチームではコンマ何秒の判断の速さや精度、怠らずに守備をすることが求められる。U-18チームに来たからと言って緩める訳にはいかない。

 山中真監督は、U-18チームでも向上心を持ってプレーする彼のマジメな姿勢を評価。本人はその評価を伝え聞くと照れ笑いしていたが、「トップで練習してユースで抜くのは自分としても許せない。ユースでも100パーセントでやっていかないと今後の自分のためにはならない。積極的にやっていきたい」とトップ、U-18チーム関係なく100パーセントでプレーし続けることを誓った。

 6得点でプレミアリーグEAST得点ランキング首位の細谷は、7日から開催されているU-18日本代表候補合宿に合流。自身初の代表チームでアピールを目指す。「自分がどれだけやれるのか試せる機会ですし、これから残っていくために大事な合宿だと思うので、しっかりと結果を残していきたいですね」。得点だけでなく守備でチームを助けることも注目FWの目標。今年、飛躍を続けている細谷が、代表チームでも成長を続けながら這い上がっていく。

(取材・文 吉田太郎)
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【MICHAEL LINNELL】×TOTE BAG

1972年に設立され、イギリス旧郵政公社のメッセンジャーバッグを手掛けていることでも知られるファクトリーブランド【マイケルリンネル】とのコラボ企画第二弾。 ビジネスシーンやトラベルでも最適なトートバッグ。 収納の多さとマチ付きで実用性も備えたデザイン。 素材:ポリエステル 100% サイズ:FREE カラー:BLACK
縦巾横巾マチ
Tote Bag H:33cm W:46cm D:16cm

 (約/cm)

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【MICHAEL LINNELL】×BODY BAG

1972年に設立され、イギリス旧郵政公社のメッセンジャーバッグを手掛けていることでも知られるファクトリーブランド【マイケルリンネル】とのコラボ企画第二弾。 トレンドのボディバッグ。 コーデに溶け込む絶妙なサイズ感に機能性も備えたデザイン。 素材:ポリエステル 100% サイズ:FREE カラー:BLACK
縦巾横巾マチ
Body Bag H:13cm W:28cm D:9cm

 (約/cm)

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【MICHAEL LINNELL】×ROLL TOP BIG BACKPACK

1972年に設立され、イギリス旧郵政公社のメッセンジャーバッグを手掛けていることでも知られるファクトリーブランド【マイケルリンネル】とのコラボ企画第二弾。 アウトドアシーンだけでなくタウンユースでも機能性、使い勝手の良さが人気のロールトップバッグパック。 大容量ながら様々なコーデにも溶け込むシンプルなデザイン。 素材:ポリエステル 100% サイズ:FREE カラー:BLACK
縦巾横巾マチ
Backpack H:57cm W:34cm D:21cm

 (約/cm)

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【MICHAEL LINNELL】×STANDARD BACKPACK

1972年に設立され、イギリス旧郵政公社のメッセンジャーバッグを手掛けていることでも知られるファクトリーブランド【マイケルリンネル】とのコラボ企画第二弾。 軽量でかつ収納力に優れたバッグパック。 タウンユースに様々なシーンでも合わせやすいスタンダードなデザイン。 素材:ポリエステル 100% サイズ:FREE カラー:BLACK
縦巾横巾マチ
Backpack H:44cm W:28cm D:16cm

 (約/cm)

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柏U-18が2度リードも流経大柏追いつく。チームの特長、個性、意地見せ合った柏ダービーは2-2ドロー

後半44分、流通経済大柏高MF坂田康太郎(14番)が右足シュートを決めて2-2
[7.7 高円宮杯プレミアリーグEAST第9節 流通経済大柏高 2-2 柏U-18 流通経済大柏高]

 白熱の柏ダービーは2-2ドロー! 高校年代最高峰のリーグ戦、高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグ2019EAST第9節2日目が7日に行われ、6位・流通経済大柏高(千葉)と2位・柏レイソルU-18(千葉)が対戦。注目の柏ダービーは柏U-18が2度リードしたが、流経大柏が追いつき、2-2で引き分けた。

 柏U-18の山中真監督は「これだけ緊迫したゲームができるチームが近くにいることはありがたいこと」と語っていたが、雨の中、同じ柏市内に位置するライバル相手に両チームがチームの特長、個性、意地を見せ合った90分間。見応え十分の攻防戦は、後半に先行した柏U-18に流経大柏が食らいつく形で追いつき、勝ち点1を分け合った。

 試合は序盤から拮抗した展開に。流経大柏の本田裕一郎監督が「相手は丁寧にやってくるチーム。ウチは失敗しても良いけど(ボールを奪ったら)速く行く。今日は入りが良いと思っていました」と語れば、柏U-18の山中監督も「(序盤から)選手からトライする姿勢が見られました。(流経大柏の強烈なプレスにもブレずに)中盤で選手同士が近づき、サポートし続けながら、繋いで前を向いていた」と評価する。

 流経大柏はU-17日本代表GK松原颯汰(2年)が怪我で欠場したのに加え、前半15分にはMF八木滉史主将(3年)がゴール前の接触プレーで負傷退場するアクシデントがあった。本田監督は試合前に怪我人の多さを懸念していたが、加えて大黒柱の早すぎる交代。苦しい展開になるかと思われたものの、流経大柏はFW木村聖(3年)やMF大西悠介(3年)らによる力強いプレッシングや球際の攻防で健闘する。

 そして、木村のロングスローなどでゴール前のシーンを作り出すと、21分には左中間から大西の放った右足シュートがゴールを捉える。さらに33分には大西、その直後にも木村の右足ミドルがゴールを襲った。あわやの一撃もあったが、柏U-18はU-17日本代表GK佐々木雅士(2年)が立ちはだかる。世代屈指のGKは、余程のシュートでなければ得点させないような存在感あるプレーを続けていた。

 柏U-18もMF清水祐輔(3年)が負傷交代するアクシデントがあったが、MF揖斐俊斗(2年)と交代出場MF戸田伊吹(2年)が多くボールに絡みながら丁寧なパスワーク。人数をかけた崩しに加え、J2デビューを果たしているU-18日本代表候補FW細谷真大(3年)とFW奥田陽琉(3年)の献身的なランニングによってPA角付近のポケットを上手く取っていた。

 前半43分には細谷から決定的な右クロスが入り、後半7分には前半からアグレッシブなプレーを見せていたU-18日本代表候補CB井出敬大主将(3年)が40m級の左足ミドル。優勝争いを演じる柏U-18が、多彩な攻撃で相手にプレッシャーをかけていく。だが、流経大柏も出足の良い守備が光るU-17日本代表候補CB藤井海和(2年)や左SB田村陸(2年)が対人プレーで強さを見せるなど譲らない。

 0-0で進んだ試合は、後半半ばから終盤にかけて激しくスコアが動いた。後半24分、柏U-18は4分前に投入されたばかりのMF田村蒼生(2年)が自陣右サイドでボールを受けてからスーパープレー。タックルに来たDFと接触しながらも強引に前に出ると、さらにDF2人の間を抜け出し、独走する。そしてPAへのスルーパスに反応した細谷が、冷静にGKの股間へ右足シュートを流し込んだ。

 だが流経大柏は27分、敵陣で中央の競り合いで交代出場FW坂田康太郎(2年)が頭で繋ぎ、このボールに反応したFW森山一斗(2年)が豪快な右足ミドルをゴールに突き刺して同点に追いつく。だが柏U-18は33分、相手のプレスを掻い潜って右ハイサイドまでボールを繋ぐと、U-18日本代表候補MF鵜木郁哉(3年)がクロス。ファーサイドの奥田が一度シュートを止められながらもこぼれ球を押し込み、2-1とした。

 非常に大きな2点目。決着がついたかと思われたが、流経大柏は諦めない。サイド攻撃、セットプレーのこぼれ球などからシュート数を増加。本田監督が「絶対にシュート数で負けないように、と言っている。プレスがかかっている証拠だから」と語るように、この日、柏U-18をシュート数で上回った流経大柏が同点に追いつく。

 44分、流経大柏は田村の右CKのこぼれ球に反応した坂田が右隅を破って2-2。感覚的に放ったという一撃で試合を振り出しに戻した。このあと柏U-18CB井出、流経大柏MF渡會武蔵(3年)に決定機が訪れたが、シュートはわずかに枠を外れて試合終了。好ゲームはドロー決着となった。

 前期9試合を6勝1分2敗の2位で折り返した柏U-18は細谷や鵜木が普段トップチームで活動するため、試合直前にならなければメンバー構成も分からない状況。その中、山中監督は先発組でもサブに回っても、変わらない姿勢で取り組むFW中島舜(2年)やFW清水勇貴(2年)、戸田といった選手たちに「彼らがあれだけ平日の練習で頑張っている。(現在の好結果は)あのメンタリティーがあるからこそ」と感謝する。そして、細谷や鵜木もU-18チームに戻った際に誰よりも全力でチームを牽引。平日のトレーニングでやり続けていること、チームのために全力を尽くすことをしっかりとピッチで表現し、結果に結びつけている。プレミアリーグ後半戦や21日に開幕する日本クラブユース選手権の戦いにも注目だ。

 一方の流経大柏はインターハイ予選で敗退したものの、プレミアリーグ再開後に行われた浦和ユース、市立船橋高、柏U-18との3試合で1勝2分。浦和ユース、柏U-18戦ではいずれも2度リードされながら追いついて勝ち点をもぎ取っている。2点差を追いつかれたり、後半終了間際の失点から逆転負けしたインターハイ予選やこの日、不用意に自陣中央のスペースを空けてしまって失点したことから学習。一つ一つ経験しながらチームは力をつけている印象だ。このあと、本田監督がアヤックス(オランダ)など欧州クラブのトレーニングを視察するプラン。指揮官が欧州で得て来る発想を加え、チームは次の柏ダービーや選手権で勝ち続ける。

(取材・文 吉田太郎)
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鎖骨骨折から復帰したばかりのG大阪DF藤春、今度は左足骨折で再離脱

藤春が再離脱する
[故障者情報]

 ガンバ大阪は8日、DF藤春廣輝が検査の結果、左足趾骨折と診断されたと発表した。足趾とは足の指部分。6月29日の松本戦で負傷したという。

 藤春は今年4月にも左鎖骨骨折で全治約10週間と診断された。後半30分から出場した松本戦は10試合ぶりのリーグ復帰戦だった。

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アルゼンチンが3位入賞も…退場メッシが“爆弾発言”「主審はブラジルのために動く」(16枚)

FWリオネル・メッシとMFガリー・メデルが一発退場に
 コパ・アメリカは6日、3位決定戦が行われ、アルゼンチン代表チリ代表を2-1で下し、3位入賞を果たした。

●コパ・アメリカ(南米選手権)2019特集
★コパ・アメリカが観られるのはDAZNだけ!全試合を独占ライブ配信

仙台期待の若手MF吉尾海夏が左足肉離れで全治6週間

仙台期待の若手MF吉尾海夏が左足肉離れで全治6週間
[故障者情報]

 ベガルタ仙台は8日、MF吉尾海夏(21)が検査の結果、左ハムストリングス肉離れと診断されたことを発表した。全治は6週間の見込み。3日の天皇杯2回戦のFC大阪戦で負傷した。

 同選手は今季より横浜FMから期限付き移籍で加入。ここまでリーグ戦は13試合に出場。プロ初ゴールを含む2得点を決めていた。

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イタリア代表26歳FWエル・シャーラウィの上海申花移籍が決定!移籍金は22億円

エル・シャーラウィが中国に渡る
 中国スーパーリーグの上海申花は8日、ローマからイタリア代表FWステファン・エル・シャーラウィ(26)を獲得することで合意に達したと発表した。

 イタリアとエジプトの国籍を持つエル・シャーラウィ。11年から在籍したミランでは、MF本田圭佑ともプレー。16年からはローマに移籍して活躍を続けてきた。イタリア代表としてもこれまで23試合で3ゴール。バリバリのイタリア代表選手が、中国に渡ることになる。

 『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、移籍金は1600万ユーロに200万ユーロのオプションが付き、総額1800万ユーロ(約21億8900万円)になるという。同メディアはエル・シャラウィのコメントも伝え、「ローマの関係者、ファンに感謝します。私の心の中に常に残り続けると思います」と語っている。

 上海申花は今季、16試合を終えて14位と低迷。クラブ公式サイトによると、巻き返しのキーマンとして迎え入れたい考えがあるという。

メッシも激怒、コパ・アメリカでVARの課題噴出…ブラジル代表MF「デリケートな問題」

FWリオネル・メッシも不満を爆発させていた
 コパ・アメリカ(南米選手権)は、ブラジル代表が2007年以来となる9度目となる優勝でを遂げて幕を閉じた。ただ今大会もビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)を巡って物議をかもす場面があった。

 最も反響があるのはVARの使用基準だ。3日に行われたブラジル対アルゼンチンの準決勝では、アルゼンチンが2度のPKをアピールしたが、主張は認められず。後半26分にFWセルヒオ・アグエロが対されたかにみえた場面では、VARによる判定も用いられず、直後のカウンターでブラジルが決定的な2点目を奪った。

 試合後にはFWリオネル・メッシらアルゼンチンの選手たちが、VARを使用しなかった主審を公然と批判。さらにメッシはチリとの3位決定戦で退場処分を受けると、「汚職、審判、そして人々がフットボールを楽しむことを許さない出来事。試合を台無しにすることだ」と怒りをぶちまけていた。

 他国の選手、関係者も今大会のVARについては疑問を投げかけている。『マルカ』によると、準優勝だったペルーのリカルド・ガレカ監督は「審判については考えないようにしていたが、VARに関しては多くの改善点がある。私から言えるのは改善しつづけなければならないということだ」と言及。

 優勝したブラジルのMFカゼミーロは「審判がそう判断したのであれば、僕らにできるのは全力を尽くすことだけ」とするも、メッシの“激怒”については、「誰もが自分の言いたいことを言うものだ。デリケートな問題だけどね」と述べている。

●コパ・アメリカ(南米選手権)2019特集

町田MF奥山政幸が入籍発表「多くの幸せを掴み取るために」

入籍を発表した奥山
 FC町田ゼルビアは8日、MF奥山政幸が6月15日に一般女性と入籍していたことを発表した。クラブを通じ「家族と共に、人として、サッカー選手として、そして新たに夫として多くの幸せを掴み取るために、より一層の責任感をもって日々精進していきます」とコメントした。

 奥山は名古屋U18から早稲田大に進学。山口でプロキャリアをスタートさせ、2年目の17年より町田に在籍している。

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
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モウリーニョ氏に総額119億円の巨額オファーも…広州恒大の監督就任要請を断る

広州恒大の監督就任オファーを断ったと報じられたモウリーニョ氏
 元マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督が、中国スーパーリーグの広州恒大からの高額オファーを断っていたようだ。『スカイ』が伝えている。

 報道によると、モウリーニョ監督は今年4月に広州恒大のオーナーと会談の場を持ち、監督就任に向けての話し合いを行ったという。

 その場で年2800万ポンド(約38億円)、合計8800万ポンド(約119億円)もの巨額オファーが提示されたというが、モウリーニョ氏は首を縦に振らなかったという。

 モウリーニョ氏は2018年12月に成績不振などを理由にマンチェスター・Uの指揮官を解任。その後は半年以上に渡って無所属の状態が続いている。

札幌内定金子2発に川崎F内定旗手弾!快勝続きユニバ日本代表、準々決勝は日韓戦に!!

FW旗手怜央にも今大会初ゴールが生まれた
 ユニバーシアード日本男子代表は7日、第30回ユニバーシアード競技大会サッカー競技男子の第2戦でロシアに4-1で勝利した。9日の準々決勝では韓国と対戦することが決まった。

 アルゼンチンとの初戦に続く快勝。日本が2連勝で決勝トーナメント進出を決めた。

 日本は前半13分にMF小柏剛(明治大3年)の左クロスをFW林大地(大阪体育大4年)がヘディングで合わせる。初戦で悔しいオウンゴールと判定された林の正真正銘のゴールで先制する。

 さらに前半20分と24分にはMF金子拓郎(日本大4年/札幌内定)がいずれもドリブルで持ち込んでシュート。ルヴァン杯でもゴールを決めている札幌内定MFが連続ゴールで決定力の高さを示す。

 また前半36分には自ら持ち込んだ主将FW旗手怜央(順天堂大4年/川崎F内定)が、GKをかわしてゴールネットを揺らす。この前半で奪った4点のリードを守り抜いて、日本がグループD1位で準々決勝へと駒を進めた。

 準々決勝の相手はグループAで1勝1敗の韓国に決定。韓国は初戦でウルグアイに2-1で勝利したが、2戦目はアイルランドに2-3で敗れた。日本が中1日で迎えるのに対し、韓国は中3日で準々決勝を迎える。

 なお、今年3月に韓国で行った日韓定期戦では、全日本大学選抜は全韓国大学選抜に延長戦の末に1-2で逆転負けを喫している。日韓定期戦はこれまで16回行われているが、通算成績は7勝7敗2分と全くの互角となっている。

[先発]
GK:オビ・パウエル・オビンナ
DF:中村帆高、田中駿汰(46分→本村武揚)、山川哲史、角田涼太朗
MF:高嶺朋樹、金子拓郎(83分→山本悠樹)、小柏剛、児玉駿斗(54分→紺野和也)
FW:旗手怜央(46分→明本考浩)、林大地

[控え]
GK:阿部航斗
DF:山原怜音
MF:森下龍矢、三笘薫
FW:上田綺世

衰え知らずの36歳、ブラジル代表DFダニエウ・アウベスがコパMVPを受賞

衰え知らずの36歳、DFダニエウ・アウベス
 コパ・アメリカの決勝が8日に行われ、ブラジル代表が9度目の優勝を達成。試合後のセレモニーでは36歳のDFダニエウ・アウベスがMVPを受賞した。

 ブラジルは2007年以来となる4大会ぶりの優勝に。決勝では圧倒的な強さを見せつけ、ペルー代表を3-1で下した。D・アウベスは全6試合で先発出場し、決勝戦でも躍動。36歳とベテランの年齢になってもその動きは劣ることなく、攻撃面でも1ゴールを記録してブラジル優勝に大きく貢献した。

 また決勝戦でも先制点を挙げたFWエベルトンが大会3ゴールで得点王に輝いた。ペルー代表FWパオロ・ゲレーロも決勝戦で大会3得点目を記録したが、同得点の場合は出場時間が少ないほうが得点王となり、ゲレーロが505分に比べてエベルトンは343分となっていた。

 また、最優秀GKはGKアリソン・ベッカーが授賞。フェアプレー賞もブラジルが受け取り、“カナリア軍団”の実力を世界中に知らしめた。

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長野FW大城佑斗が靭帯損傷、天皇杯2回戦で負傷

[故障者情報]

 AC長野パルセイロは8日、FW大城佑斗(22)が右膝内側側副靭帯を損傷したことを発表した。

 大城は3日の天皇杯2回戦・清水エスパルス戦(●0-1)で負傷。クラブ公式サイトによると、全治は約4週間から6週間になるという。

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松本DF今井に第2子誕生、「感謝の気持ちでいっぱい」

DF今井智基に第2子誕生
 松本山雅FCは8日、DF今井智基(28)に第2子となる次男が誕生したことを発表した。

 今井はクラブ公式サイトを通じて、「頑張ってくれた妻、そして無事に元気で産まれてきてくれた息子には感謝の気持ちでいっぱいです。これからは2児の父親としてより一層責任感を持ってプレーしていきたいと思いますので引き続き応援よろしくお願いします」とコメントしている。

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専修大DF西村慧祐が来季大宮へ! 「活躍する姿で恩返しできるように」

専修大DF西村慧祐が大宮へ
 大宮アルディージャは8日、専修大DF西村慧祐(21)の来シーズン加入内定を発表した。

 西村は習志野高を経て専修大に入学。2018年には全日本大学選抜にも選出された。クラブ公式サイトでは「幼い頃からの夢だったプロサッカー選手になることができ、そして、大宮アルディージャの一員になることができ、大変うれしく思います」と喜びのコメントを伝えている。

「今まで支え続けてくれた家族をはじめ、これまでの自分のサッカー人生に関わってくれた全ての方々への感謝の気持ちを忘れず、1日でも早く活躍する姿で恩返しできるように日々、精進します」

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湘南が大卒2年目・金沢DF毛利駿也を獲得

金沢DF毛利駿也が湘南へ
 湘南ベルマーレは8日、ツエーゲン金沢からDF毛利駿也(24)を獲得したことを発表した。

 毛利は2018年に順天堂大から金沢に加入。その年はJ2で38試合に出場して1得点、天皇杯では2試合に出場した。今季はリーグ戦21試合で17試合に出場していた。

 金沢の公式サイトでは毛利のコメントを掲載。「シーズン途中にチームを離れるという選択は簡単ではありませんでしたが、ステップアップしたいという気持ちが強かったので、このような選択をさせていただきました」と移籍の理由を説明している。

 また湘南の公式サイトでは「湘南ベルマーレの一員としてチームの力になれるように精一杯がんばりますので、よろしくお願いします」と意気込みを伝えている。

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ブラジルが12年ぶり9度目の南米制覇! 躍動エベルトンが得点王に、1G1Aジェズスは2回目警告で退場

ブラジルがコパ・アメリカ制覇
[7.8 コパ・アメリカ決勝 ブラジル3-1ペルー マラカナンスタジアム]

 コパ・アメリカ決勝が8日に行われ、開催国ブラジル代表ペルー代表に3ー1で勝利。2007年以来となる9度目の大会制覇となった。

 4大会ぶりの決勝進出となったブラジルは4-2-3-1の布陣。ゴールをGKアリソン・ベッカーが守り、最終ラインはDFダニエウ・アウベス、DFマルキーニョス、DFチアゴ・シウバ、DFアレックス・サンドロが配置される。中盤にはMFアルトゥール、MFカゼミーロ、そしてFWガブリエル・ジェズス、MFコウチーニョ、FWエベルトン。前線にはFWロベルト・フィルミーノが入った。

 2度目の優勝を果たした1975年以来44年ぶりの決勝進出を果たしたペルー。4-2-3-1の布陣で、ゴールはGKペドロ・ガレセが守る。最終ラインはDFルイス・アドビンクラ、DFカルロス・サンブラーノ、DFルイス・アブラン、DFミゲル・トラウコ。中盤にMFレナト・タピア、MFジョシマール・ジョトゥン、そしてMFエディソン・フローレス、MFクリスティアン・クエバ、FWアンドレ・カリージョが配置される。前線にはFWパオロ・ゲレーロが入った。

 序盤はブラジルが攻勢に。前半15分、ジェズスが巧みなボールタッチでマークを引き付けて右サイドからクロスを上げると、ファーサイドで完全にフリーとなったエベルトンが右足ダイレクトで押し込み、先制に成功。エベルトンは大会3ゴール目で得点ランク単独トップに立った。

 その後も圧倒的な攻撃力を発揮するブラジルだが、ペルーは追加点を許さない。するとペルーは前半41分、敵陣に進入したクエバがPA右から折り返したところで、T・シウバのハンドを誘発。ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が介入して主審がフィールド横のモニターで確認したものの、判断は変わらずにペルーがPKを獲得した。

 ペルーのキッカーはゲレーロ。冷静にゴール右に沈めて1-1の同点に追いついた。今大会無失点を続けていたブラジルは初の失点を喫し、ゲレーロはエベルトンに並ぶ今大会3点目を記録した。

 ブラジルは今大会初失点でぺースが乱れるかと思いきや、あくまで攻撃を続けることで調子を取り戻す。前半アディショナルタイム3分過ぎ、フィルミーノが中盤でボールを奪取するとアルトゥールがショートカウンター。3人に囲まれたところで横パスを出すと、受けたジェズスがPA中央でゴール左に流し込み、再び2-1と勝ち越した。

 ブラジルは後半から畳みかけるような連続攻撃。しかし追加点を奪えずにいると、後半25分にジェズスがイエローカードを受けてしまう。前半30分にすでに1枚目を受けていたため、累積2枚目で退場処分に。ブラジルは数的不利に陥ってしまう。

 10人になったブラジルは後半30分にフィルミーノを下げてリシャルリソンを入れ、コウチーニョに代えてDFエデル・ミリトンも投入。ペルーも同33分にジョトゥンを下げてFWラウール・ルイディアスを、同37分にタピアをMFクリストファー・ゴンザレスを投入した。

 数的不利のブラジルは勝利に徹する試合運びを展開。一方、追いかけるペルーは果敢に得点を狙うが、その隙を再びブラジルに狙われてしまう。

 ブラジルは後半42分、左サイドからPA中央に入り込んだエベルトンがサンブラーノのファウルを誘発してPKを獲得。最後はリシャルリソンがダメ押しの3点目をPKで決めた。試合はそのまま終了し、ブラジルが3-1で勝利。“カナリア軍団”が12年ぶりの南米王者となった。

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ブラジルが12年ぶり9度目の南米制覇! 躍動エベルトンが得点王に、1G1Aジェズスは2回目警告で退場

ブラジルがコパ・アメリカ制覇
[7.8 コパ・アメリカ決勝 ブラジル3-1ペルー マラカナンスタジアム]

 コパ・アメリカ決勝が8日に行われ、開催国ブラジル代表ペルー代表に3ー1で勝利。2007年以来となる9度目の大会制覇となった。

 4大会ぶりの決勝進出となったブラジルは4-2-3-1の布陣。ゴールをGKアリソン・ベッカーが守り、最終ラインはDFダニエウ・アウベス、DFマルキーニョス、DFチアゴ・シウバ、DFアレックス・サンドロが配置される。中盤にはMFアルトゥール、MFカゼミーロ、そしてFWガブリエル・ジェズス、MFコウチーニョ、FWエベルトン。前線にはFWロベルト・フィルミーノが入った。

 2度目の優勝を果たした1975年以来44年ぶりの決勝進出を果たしたペルー。4-2-3-1の布陣で、ゴールはGKペドロ・ガレセが守る。最終ラインはDFルイス・アドビンクラ、DFカルロス・サンブラーノ、DFルイス・アブラン、DFミゲル・トラウコ。中盤にMFレナト・タピア、MFジョシマール・ジョトゥン、そしてMFエディソン・フローレス、MFクリスティアン・クエバ、FWアンドレ・カリージョが配置される。前線にはFWパオロ・ゲレーロが入った。

 序盤はブラジルが攻勢に。前半15分、ジェズスが巧みなボールタッチでマークを引き付けて右サイドからクロスを上げると、ファーサイドで完全にフリーとなったエベルトンが右足ダイレクトで押し込み、先制に成功。エベルトンは大会3ゴール目で得点ランク単独トップに立った。

 その後も圧倒的な攻撃力を発揮するブラジルだが、ペルーは追加点を許さない。するとペルーは前半41分、敵陣に進入したクエバがPA右から折り返したところで、T・シウバのハンドを誘発。ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が介入して主審がフィールド横のモニターで確認したものの、判断は変わらずにペルーがPKを獲得した。

 ペルーのキッカーはゲレーロ。冷静にゴール右に沈めて1-1の同点に追いついた。今大会無失点を続けていたブラジルは初の失点を喫し、ゲレーロはエベルトンに並ぶ今大会3点目を記録した。

 ブラジルは今大会初失点でぺースが乱れるかと思いきや、あくまで攻撃を続けることで調子を取り戻す。前半アディショナルタイム3分過ぎ、フィルミーノが中盤でボールを奪取するとアルトゥールがショートカウンター。3人に囲まれたところで横パスを出すと、受けたジェズスがPA中央でゴール左に流し込み、再び2-1と勝ち越した。

 ブラジルは後半から畳みかけるような連続攻撃。しかし追加点を奪えずにいると、後半25分にジェズスがイエローカードを受けてしまう。前半30分にすでに1枚目を受けていたため、累積2枚目で退場処分に。ブラジルは数的不利に陥ってしまう。

 10人になったブラジルは後半30分にフィルミーノを下げてリシャルリソンを入れ、コウチーニョに代えてDFエデル・ミリトンも投入。ペルーも同33分にジョトゥンを下げてFWラウール・ルイディアスを、同37分にタピアをMFクリストファー・ゴンザレスを投入した。

 数的不利のブラジルは勝利に徹する試合運びを展開。一方、追いかけるペルーは果敢に得点を狙うが、その隙を再びブラジルに狙われてしまう。

 ブラジルは後半42分、左サイドからPA中央に入り込んだエベルトンがサンブラーノのファウルを誘発してPKを獲得。最後はリシャルリソンがダメ押しの3点目をPKで決めた。試合はそのまま終了し、ブラジルが3-1で勝利。“カナリア軍団”が12年ぶりの南米王者となった。

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“ちょっと少ないし、打たれすぎ”の大分、片野坂監督は劣勢覚悟も「まだまだ足りない」

奮闘を見せた大分トリニータGK高木駿
[7.6 J1第18節 横浜FM1-0大分 ニッパツ]

 シュート数では横浜F・マリノスの14本に対し、大分トリニータは2本。劣勢の中での一発に屈した大分のGK高木駿は「ちょっと少ないし、打たれすぎかなという印象はある」と語った一方で、「全然悲観する内容でもないし、もっともっと質を上げたい」と前を見据えた。

 リーグ戦の折り返し地点にあたる前節終了時点で、3位の横浜FMに対して4位の大分。上位対決という見方もできるが、大分側の捉え方は異なっていた。「われわれはJ2からJ1に上がって、格上にチャレンジするチーム」(片野坂知宏監督)。昨季J2リーグ2位は今季のJ1リーグ18位。あらゆる試合の劣勢は織り込み済みだ。

 Jリーグデータサイト『FOOTBALL LAB』によれば、大分の1試合平均シュート数は8.4本でリーグ最下位。チャンス構築率8.1%も同じくリーグ最下位で、上位躍進を見せている反面、データ上は寂しい数字も並ぶ。その一方で、シュート決定率1位、被シュート決定率2位というゴール前の勝負強さが結果につながっている。

 すなわち、シュートは打たれても決められなければいいし、少ないシュートを決めればいいというのが今季の大分だ。ここまで8ゴールで得点ランク日本人トップに立っているFW藤本憲明も「ワンチャンスを逃さないように準備は常にしながら、チャンスが来た時にしっかり決め切れるように」と心持ちを語る。

 だからこそ、この日の戦況も許容範囲内だったという。「引いても守れるし、前から行けないこともない。自分たちの良い守備はできるし、そこからの良い攻撃はできると思う」。そう振り返った藤本は「アンラッキーな失点をしても追いつけるようなチームになっていかないと」と課題は細部に見い出した。

 それは冒頭の所感を述べた高木も同じだ。「うちも相手もやりたいことをやり合い、相手のやりたいことを潰してという戦いだった」と横浜FM戦を総括すると、「相手のほうが少しずつ質は上だったし、運動量としても相手のほうが圧があった」と敗因を述べ、「自分たちも悪くなかった。やりたいことをやろうとしていた」と前向きに振り返った。

 もっとも、そうした戦い方に手応えを得ているからこそ、“ちょっと少ないし、打たれすぎ”の差を埋めるためには個人のレベルアップしかない。片野坂監督は試合後の会見で「J1上位に進むチームの必要なタスク、必要な質、必要な強度がまだまだ足りないと感じた」と述べ、ジャッジへの対応も含めて「強度を上げることが必要」と先を見据えていた。

 そんななか、中盤スリーセンターの要を担ったMF前田凌佑も「今日は自分の出来で勝敗が決まるというくらい大事なポジションだった」と痛感。そのうえで「こういう高いレベルの中でどれだけ自信を持ってやれるか。練習からトライしていくしかない」と成長への意欲を語った。

 18試合を終えて8勝5分5敗という成績は、4位躍進を果たした2008年をも上回るクラブ歴代最高ペース。しかし、データ上にも目立つ特殊な戦い方を取っている以上、今後は相手の対策も進んでくるだろう。なにせシーズンは折り返したばかり。まずは目標とする残留ラインの『勝ち点45』に向け、個々の成長を続けていく構えだ。

(取材・文 竹内達也)

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“ちょっと少ないし、打たれすぎ”の大分、片野坂監督は劣勢覚悟も「まだまだ足りない」

奮闘を見せた大分トリニータGK高木駿
[7.6 J1第18節 横浜FM1-0大分 ニッパツ]

 シュート数では横浜F・マリノスの14本に対し、大分トリニータは2本。劣勢の中での一発に屈した大分のGK高木駿は「ちょっと少ないし、打たれすぎかなという印象はある」と語った一方で、「全然悲観する内容でもないし、もっともっと質を上げたい」と前を見据えた。

 リーグ戦の折り返し地点にあたる前節終了時点で、3位の横浜FMに対して4位の大分。上位対決という見方もできるが、大分側の捉え方は異なっていた。「われわれはJ2からJ1に上がって、格上にチャレンジするチーム」(片野坂知宏監督)。昨季J2リーグ2位は今季のJ1リーグ18位。あらゆる試合の劣勢は織り込み済みだ。

 Jリーグデータサイト『FOOTBALL LAB』によれば、大分の1試合平均シュート数は8.4本でリーグ最下位。チャンス構築率8.1%も同じくリーグ最下位で、上位躍進を見せている反面、データ上は寂しい数字も並ぶ。その一方で、シュート決定率1位、被シュート決定率2位というゴール前の勝負強さが結果につながっている。

 すなわち、シュートは打たれても決められなければいいし、少ないシュートを決めればいいというのが今季の大分だ。ここまで8ゴールで得点ランク日本人トップに立っているFW藤本憲明も「ワンチャンスを逃さないように準備は常にしながら、チャンスが来た時にしっかり決め切れるように」と心持ちを語る。

 だからこそ、この日の戦況も許容範囲内だったという。「引いても守れるし、前から行けないこともない。自分たちの良い守備はできるし、そこからの良い攻撃はできると思う」。そう振り返った藤本は「アンラッキーな失点をしても追いつけるようなチームになっていかないと」と課題は細部に見い出した。

 それは冒頭の所感を述べた高木も同じだ。「うちも相手もやりたいことをやり合い、相手のやりたいことを潰してという戦いだった」と横浜FM戦を総括すると、「相手のほうが少しずつ質は上だったし、運動量としても相手のほうが圧があった」と敗因を述べ、「自分たちも悪くなかった。やりたいことをやろうとしていた」と前向きに振り返った。

 もっとも、そうした戦い方に手応えを得ているからこそ、“ちょっと少ないし、打たれすぎ”の差を埋めるためには個人のレベルアップしかない。片野坂監督は試合後の会見で「J1上位に進むチームの必要なタスク、必要な質、必要な強度がまだまだ足りないと感じた」と述べ、ジャッジへの対応も含めて「強度を上げることが必要」と先を見据えていた。

 そんななか、中盤スリーセンターの要を担ったMF前田凌佑も「今日は自分の出来で勝敗が決まるというくらい大事なポジションだった」と痛感。そのうえで「こういう高いレベルの中でどれだけ自信を持ってやれるか。練習からトライしていくしかない」と成長への意欲を語った。

 18試合を終えて8勝5分5敗という成績は、4位躍進を果たした2008年をも上回るクラブ歴代最高ペース。しかし、データ上にも目立つ特殊な戦い方を取っている以上、今後は相手の対策も進んでくるだろう。なにせシーズンは折り返したばかり。まずは目標とする残留ラインの『勝ち点45』に向け、個々の成長を続けていく構えだ。

(取材・文 竹内達也)

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両SBが“違い”見せた横浜FM、主将が語った勝因「それも立派なモチベーション」

堂々のパフォーマンスを見せた横浜F・マリノスDF広瀬陸斗
[7.6 J1第18節 横浜FM1-0大分 ニッパツ]

 横浜F・マリノスは3月下旬に行われたJ1第4節、昇格組の大分トリニータに0-2で敗れた。「借りを返そうという思いでプレーして、みんなが出足が速かったし、身体が動いていた」(MF天野純)。ホームに迎えた第18節では、スコアこそ1-0の1点差にとどまったが、内容では終始圧倒した見事な復讐劇を披露した。

 前回の対戦では中盤が逆三角形の4-3-3で臨んだ横浜FMに対し、大分も中盤中央に3枚を配置する3-5-2のシステムで応対。横浜FMは持ち味のパスワークに流動性がもたらせず、相手の狙いどおりに中盤エリアでビルドアップを寸断され、相手に脅威を与えられぬままに左サイドを崩され、痛恨の2失点を喫した。

 しかし、この日は生まれ変わった姿を見せた。布陣が今季途中から採用している中盤正三角形の4-2-3-1になったり、先発2人が入れ替わったりはしていたものの、目を見張ったのは前回と同じく出場したDF広瀬陸斗とDFティーラトンの両サイドバック。相手の出方に応じた立ち位置を取り続けたことが、優位なパス回しにつながっていた。

「同じことをやってもダメなので、ちょっと違いを出さないと勝てない」と振り返ったのは広瀬。前回は横浜FMの代名詞でもあるサイドバックが中央寄りのポジショニングを取ったことで、相手の対策に屈する形となったが、この日はやや開いた位置で相手のプレッシングを待ち構えた。

「前線のマルコス(MFマルコス・ジュニオール)が自由に動けるし、自分は最初から中央に入らないでわざとスペースを空けておいて、前向きにボールをもらうようにしていた。自分があまり中に入らないことで相手が出てきたスペースに、マルコスとか純くん、喜田くん、テルくん、エジガルが入ってきてくれる。そこがうまくいったと思う」(広瀬)。

 もっとも、単に“大分対策”で前回対戦の意趣返しをしたというわけでもない。広瀬は「相手によって立ち位置を変えて、味方がどう動くのかを見つけながらというのは常に意識している」と述べ、これも一つのスタイルであることを強調した。

 それは前回、自身のスペースを突かれたティーラトンも同じ考えだ。この日はタイ代表の後輩にあたるMFティティパンを対面にぶつけられたが、「対策としては特にやってなく、マリノスのスタイルをやっていればボールの受け方、剥がし方はできている」と述べ、前回対戦では「自分がまだ慣れていない部分があっただけ」と振り返った。

 また、MF喜田拓也はこの日の横浜FMには“リベンジ”以外にも大きな使命があったことを指摘した。前節で首位FC東京との直接対決に敗れたというだけでなく、ベルギーのロケレンに期限移籍するMF天野純、大宮への完全移籍を決断したFWイッペイ・シノヅカがこの試合限りでクラブを離れることが決まっていたのだ。

「やり方うんぬんもあったけど、みんな戦っていたし、タイミング的にもいろんなものが重なった。前節、首位攻防戦を落としてホームに帰ってきて、イッペイと純くんが新たなチャレンジを選んだ。これまでも言ってきたけど、勝つときも負けるときも僕らはチームで動いている。

 今日も出ていた選手だけが頑張ったかというと絶対にそうではないし、サブの人のサポート、メンバー外の人のサポート、練習からもそう。そういう意味ではイッペイとか純くんがチームに貢献してきたことを考えると、今日は勝つしかなかった。

 それも立派なモチベーションだと思う。サッカーはそういうスポーツ。チームスポーツは仲間がいて初めて成り立つので。そう言った気持ちみたいなものは、試合を見てもらったら分かると思う。そこが一番だった」。

 相手ありきの動機ではなく、自分たちに目線を向けた喜田。だからこそ「今日で終わりじゃないので、そこは履き違えないように」と強調する。かつて敗れた相手を上回るためでなく、あらゆる相手に勝ち続けるために。頼れる主将は「次また大事な試合があるので、そういった人たち(移籍した人たち)にもそういう姿を見せ続けたいし、それが自分たちマリノスのあるべき姿だと思う。マリノスに今いるみんなでハードーワークしていきたい」と力強く語った。

(取材・文 竹内達也)

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葛藤明かした横浜FM天野「成長速度が遅くなった」“信頼”背負いベルギーへ

横浜F・マリノスでのラストマッチを終えたMF天野純
[7.6 J1第18節 横浜FM1-0大分 ニッパツ]

 プロデビュー戦から約5年、初陣と同じニッパツ三ツ沢球技場のピッチに立ったMF天野純が愛する横浜F・マリノスにしばしの別れを告げた。28歳を目前に控えて「ラストチャンス」と決断した初の海外移籍。最終戦を勝利で飾った背番号10は「めちゃめちゃ腹を下しながら考えた時もあった」と冗談混じりに胸中を明かした。

 小学時代から横浜FMの育成組織で育った天野は2010年、トップチームへの昇格を逃して順天堂大に進学。4年間でユニバーシアードの全日本大学選抜にまで上り詰め、卒業後に念願の古巣復帰を果たした。プロデビュー戦は14年7月12日の天皇杯2回戦・ホンダロック戦。それもこの場所『聖地三ツ沢』だった。

「よりファン・サポーターの方々との一体感が生まれるスタジアムなので、ラストゲームが三ツ沢というのは感慨深いものがあったし、三ツ沢でやれて良かった」。5年後の7月6日、思い出のピッチに立った天野は立ち上がりから気迫全開のプレーを披露。開始直後の前半1分、まずはゴール真上を突く力強いミドルシュートで圧倒ムードを牽引した。

「今日で最後だったし、全て出し切ろうという思いで試合に入ったので、最後までその思いが体を動かしてくれた」。

 主将の一撃に鼓舞されたチームは終始激しい球際バトルを展開。なかなか先制点を奪えない中でも集中力を絶やさず、終盤に混戦状態から先制点を奪い切り、今季4度目となる1-0での勝利をおさめた。フル出場を果たした天野は試合後、雨の中集まったサポーターに向けて「ベルギーへ行ってきます!」と爽やかに別れを告げた。

 昨季までの14番から10番に着替え、“主将3人制”の一角も任されて臨んだ今シーズン。タイトルへの道半ばでクラブを離れることに「苦渋の決断」と葛藤は隠さない。試合後の囲み取材では「楽しみ?」という記者の質問に「楽しみですけど、マリノスを離れるのは寂しい。ちょっとホームシックになっちゃうかもしれない」と本音を明かす一幕もあった。

 それでも海外移籍の夢は捨てきれず、それもロケレンというベルギー2部クラブからのオファーを飲んだ。「腹を下すこともあった」と苦悩もあったようだが、「行かないで後悔したくなかった」との決断。かねてより心に留めていた海外挑戦への憧れだけでなく、「何かを変えないといけない」という焦燥感が背中を押した。

 横浜FMで主力を担いながらも、初招集となった昨年9月のA代表では満足な結果を残せず、「もう一皮剥けるべきだけど剥けてないとか、数年前に感じていた成長速度がすごく遅くなったのを感じていて、何かを変えないといけないと今シーズンずっと思っていた」と複雑な胸中も明かした。

 天野は今月19日に28歳の誕生日を控えた現在を「いまが一番脂が乗っている時期」と捉えている。「その時に“アンパイ”なプレーをするのではなく、もっと危険な選手とか、見ていて楽しい選手になりたい」。そうした純粋な欲求が、頭をよぎるすべてのハードルを乗り越えていった。

 また、そうした葛藤を断ち切るかのごとく、三ツ沢の観衆も後押しムードにあふれていた。思い出されるのは不調が続いた昨季、独特のスタイルを構築中にあったアンジェ・ポステコグルー監督に向けての『We trust our BOSS(我々はボスを信じている)』という横断幕。信念を貫く決断をした者への、サポーターの確かな信頼がここでも見られた。

 28歳を目前にしての初の海外移籍。“青田買い”がメインストリームの海外市場において、困難なチャレンジであることは間違いないだろう。また「海外は結果が求められるけど、自分はそこが足りてないと思うし、力を伸ばさないといけない」との言葉どおり、ピッチ上の苦難も待ち受けているはずだ。

 ただ、そうした天野を支えていくのは、大学生活を経て横浜FMというビッグクラブに再び加入したにもかかわらず、なかなか出番を得られない時期が続いたプロ1〜2年目からここまでの立場を築き上げた経験だ。

「まさかこうして海外移籍できる選手になれるとは想像がつかなかった。それは一歩一歩積み上げてきたものだと思う。海外でも一つ一つ積み上げていって、活躍して、またいつかマリノスに帰ってきて、その経験を還元して、マリノスのために戦いたい」。愛するクラブでつかんだ手応えと、あふれるほどの成長欲を携えて、天野純は未来を変える旅に出る。

(取材・文 竹内達也)

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[7月8日 今日のバースデー]

Japan
MF富澤清太郎(相模原、1982)*フィジカルが強く、フィード能力や統率力もあるMF。
MF田坂祐介(千葉、1985)*正確なクロスとドリブル突破が持ち味のMF。
MF高山薫(大分、1988)*スピードと得点感覚に優れたMF。切れ味鋭いドリブルでチャンスを作り出す。
DF鈴木達也(岩手、1993)*柏の育成組織、明治大出身。サイドでの上下動が持ち味。
DF今津佑太(甲府、1995)*流通経済大出身。力強い対人戦と強靱なメンタリティーが魅力。
FW平川元樹(岩手、1996)*札幌U-18、日体大出身。185cmの長身を活かした得点力とポストワークが魅力。
MF中原輝(熊本、1996)*駒澤大出身の技巧派ボランチ。地元クラブでプロ生活の第一歩を踏み出した。
FW池田昌生(福島、1999)*東山高出身のアタッカー。C大阪U-15から鎌田大地(フランクフルト)に憧れて進路を選んだ。
MF西城響也(大分、2001)*大分U-18所属の2種登録選手。

World
GKケビン・トラップ(フランクフルト、1990、ドイツ)*GKに必要な能力を高いレベルで備えており、シュートストップ能力に優れたGK。
DFフィルヒル・ファン・ダイク(リバプール、1991、オランダ)*フィジカルだけでなく足もとの技術も高いDF。サウサンプトンではDF吉田麻也とコンビを組んでいた。
FWソン・フンミン(トッテナム、1992、韓国)*シュートエリアが広く、爆発的な加速力を持つアタッカー。

Former
GKクリスティアン・アッビアーティ(元ミランほか、1977、イタリア)*安定したセービングと驚異的な反射神経が持ち味。15-16シーズン限りで現役を引退した。
MF鈴木啓太(元浦和、1981)*豊富な運動量と高い守備力を誇ったボランチ。
FWロビー・キーン(元トッテナムほか、1980、アイルランド)*抜群のスピードと決定力を持つ。

Others
三谷幸喜(脚本家、1961)
谷原章介(俳優、1972)
千田純生(漫画家、1981)
寺嶋由芙(女優、1991)

ビッグセーブで救った鳥栖GK高丘「イメージは持っていた」存在感増す23歳

正確なフィードを蹴り込むGK高丘陽平
[7.7 J1第18節 川崎F0-0鳥栖 等々力]

 サガン鳥栖はアウェーで川崎Fと引き分けた。無失点に抑えた守備陣の中でもGK高丘陽平はビッグセーブなど優れたパフォーマンス。「きょうはDF陣が体を張ってくれたし、FWの選手も守備を精力的にしてくれて、後ろとしては本当に助かりました。決定機を抑えられたのはひとつ大きい」と謙虚に振り返った。

 前半41分だった。左サイドの攻撃からMF家長昭博がワンタッチでスルーパスを出し、エリア内に抜け出したMF脇坂泰斗が決定的なシュート。あわやの場面だったが、至近距離でコースを読んだ高丘が左手で弾き出し、窮地を救った。

「相手が攻撃的にくる中で、ワンタッチだったりフリックで侵入してくる場面はあると思っていた。そういうイメージは持っていましたし、自分の中で慌てることなく対応できたと思います」

 弱まることのない雨の中、難しいピッチコンディションだったが、安定したプレーを続けた。好判断、鋭い反応で的確なセービングを見せ、無失点に貢献。「僕の仕事は失点をゼロに抑えること。それができたのは良かった」。足元の技術に定評がある23歳は、両足から正確なパスを繰り出し、攻撃の起点としても機能した。

 横浜FCの下部組織から昇格し、プロ4年目の2017シーズンに41試合に出場した。18年3月に鳥栖にレンタルで加入。完全移籍となった今季序盤はベンチだったが、GK大久保択生から定位置を奪い、J1リーグ戦デビューから9試合連続出場中。試合ごとに存在感を増す若き守護神は「勝ち点1を持って帰ることは最低限の結果。ホームで勝ってつなげたい」と次戦に切り替えた。

(取材・文 佐藤亜希子)

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2点リードから一転イヤなムードに…柏DF小池「僕たち自身で難しくした」

決勝点は小池龍太のクロスが起点に
[7.7 J2第21節 柏4-2甲府 三協F柏]

 暫定5位の柏レイソルが同6位のヴァンフォーレ甲府を迎えた“上位対決”。この試合が前半戦最後の試合となり、昇格を狙う両チームにとって落とせない一戦となった。

 開始1分も経たないうちに甲府が最初のシュートを放ったものの、立ち上がりから柏がボール支配の時間を長くし、パスを回していたが、シュートまで持ち込むようなシーンをつくれずにいた。それでも1本のパスで局面を打開できる柏は、幾度も決定機をつくる。FWクリスティアーノがネットを揺らすシーンもあったが、いずれもラインズマンの旗が上がった。

「オフサイドにならないほうがいい」と前置きしながらも、DF小池龍太はポジティブな傾向だと語る。「前向きにボールを持っている選手がいるときは、相手の裏をとるのが自分たちがまず目指しているところ。(ネルシーニョ)監督からも『オフサイドになってもいいから』と言われている。全員意思統一ができている。動き出せているところがいいと思います」。

 甲府最終ラインの背後を取るかたちで、2点を奪った柏。「終始、僕たちがゲームを握りましたし、先制点を取れて、すごく良い戦い方、相手が嫌がる戦い方で45分を終えられたと思います」(小池)。しかし、後半開始40秒で失点してしまう。小池は「僕たち自身でこの試合を難しくした。後半の入り方は課題」と指摘する。

 2-1とされてからは、3-1、3-2と突き放しては返される展開でスコアは推移し、最終的に4-2で柏が勝ち点3を獲得した。「前線の選手に感謝ですね。新加入選手(FWジュニオール・サントス、MFマテウス・サヴィオ)もきた中で、前線の競争が激しくなってきている。一人一人が結果を残したいという気持ちでやっているからこその、ハイパフォーマンスだと思う」。得点力不足が懸念されている中、小池は決定力をみせつけた3選手を讃えつつ、チーム全体でのパフォーマンスの向上を挙げていた。

(取材・文 奥山典幸)

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女王アメリカがW杯連覇達成! ラピノーが大会最多タイ6点目、ラベルの2点目で突き放す

アメリカ女子代表が連覇
[7.7 女子W杯決勝戦 アメリカ2-0オランダ]

 女子ワールドカップは7日に決勝戦が行われ、アメリカ女子代表がオランダ女子代表に2ー0で勝利。連覇を達成し、4度目の栄冠を手にした。

 3大会連続で決勝進出を決めたアメリカは、今大会すべての試合で前半12分までに先制に成功中。しかし驚異の攻撃力を持つ王者に対して、なでしこジャパンを破ったオランダもしっかりと12分間を守り抜く。一瞬のカウンターを狙って得点を狙った。

 試合はほぼアメリカペース。前半28分には左CKからPA内で混戦になり、MFジュリー・アーツが右足ボレーを放つが、GKサリ・ファンフェーネンダールの好セーブに遭う。同37分にはFWミーガン・ラピノーのクロスからFWアレックス・モーガンが合わせるが、再びファンフェーネンダールによって阻まれた。

 序盤はシュートに持ち込めなかったオランダだが、前半終了間際にはチャンスを創る。しかし得意のセットプレーで敵陣に入り込むが、ゴールを割ることはできず。0-0のまま前半を折り返した。

 試合が動いたのは後半14分。オランダは自陣内に入ったボールに対してDFステファニー・ファンデルクラフトが右足を高く上げ、その足がPA内のモーガンに接触する。試合は続行となったが、その後にビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が介入。主審はフィールド横のモニターで確認にし、PKの判断を下した。

 アメリカのPKキッカーはラピノー。34歳のベテランFWは冷静にゴール右に蹴り込み、今大会最多得点タイとなる6点目をマーク。アメリカは今大会すべての試合で先制点を奪ってみせた。

 さらに前回王者が後半24分に追加点を挙げる。中盤からのカウンターでMFローズ・ラベルはそのままドリブルを仕掛け、PA手前から左足を一閃。ボールはゴール右に突き刺さり、アメリカが2-0とリードを広げた。

 ラピノーは後半34分に交代。FWエレン・ホワイト(イングランド)、モーガンに並ぶ大会最多6点目を挙げ、スタンドからは拍手で見送られた。

 オランダは前線へボールを運ぶがなかなかフィニッシュに持ち込めない。一方、余裕のあるアメリカは時間を使いながらカウンターでボールを運んだ。試合はそのままアメリカが2-0で勝利。1991年(第1回)、99年(第3回)、2015年(第7回)と3度の優勝を成し遂げた女王が連覇を達成し、4度目の頂点に立った。

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「川崎FがJで一番良いチーム」と語ったトーレス、引退まで残り6試合

2試合連続で先発したFWフェルナンド・トーレス
[7.7 J1第18節 川崎F0-0鳥栖 等々力]

 引退までのカウントダウンが進んでいる。サガン鳥栖FWフェルナンド・トーレスは今夏限りでの現役引退を表明し、8月23日の第24節神戸戦がラストマッチ。残された試合に臨む心境を「自分の最後まで、できるだけチームとしてポイントを多く重ねたい」と語った。

 引退発表後初のゲームとなった前節の清水戦(○4-2)で今季初得点を含む2ゴールを叩き込んだ。2試合連続の先発となったが、この日はシュート0本。2戦連発とはならず、後半8分にベンチに下がった。交代の際は川崎Fサポーターからも盛大な拍手が起こり、「川崎のサポーターさんからこういった多大なる拍手をいただけることは本当に感謝したい」と述べた。

「Jリーグの中で川崎フロンターレが一番良いチームだと自分は思っている」と明かしたトーレス。2連覇中の王者を「一番」と言い切った理由を聞かれると、「シンプルにボールをつないだり、常にソリューションを見つけるようなプレーをしたり、チームメイトが協力し合って前進させていくようなパスをつなぐ。そういったスタイルが素晴らしいと思う」とリスペクトを示した。

(取材・文 佐藤亜希子)

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