[11月5日 今日のバースデー]

Japan
DF内田恭兵(長野、1992)*磐田ユース、関西大を経て15年に加入。左右両足から放たれる正確な正確なクロスが持ち味。
DF米田隼也(長崎、1995)*順天堂大から18年に加入したサイドプレーヤー。SNSでの情報発信を盛んに行っている。
MF川中健太(福島、1997)*ホルンでプレーしていた経験を持つMF。19年に福島に加入した。
DF冨安健洋(ボローニャ、1998)*東京五輪世代の日本代表DF。ボランチ経験で培った長身と身体能力をいかした守備が武器。

World
GKカスパー・シュマイケル(レスター・シティ、1986、デンマーク)*父親は90年代に世界最高のGKとして活躍したピーター・シュマイケル氏。堅実なセービングで15-16シーズンのプレミア制覇に大きく貢献した。
MFマルコ・ベッラッティ(パリSG、1992、イタリア)*キープ力に優れ、厳しいチェックを受けてもボールを失わないイタリア代表MF。

Former
FWウーベ・ゼーラー(元ハンブルガーSV、1936、ドイツ)*ブンデスリーガ初代得点王。
FWオレグ・ブロヒン(元ディナモ・キエフほか、1952、ウクライナ)*旧ソ連代表で112試合に出場し、42得点を挙げた。
FWジャン・ピエール・パパン(元ミランほか、1963、フランス)*91年にはバロンドールに選ばれたストライカー。
DFクリストフ・メッツェルダー(元シャルケほか、1980、ドイツ)*高さを生かした空中戦の強さが特長。スピードも兼ね備えたDF。

Others
富野由悠季(アニメ監督、1941)
天地真理(タレント、1951)
宮本慎也(野球、1970)
BoA(歌手、1986)
中村晃(野球、1989)

バロテッリへの差別チャント問題、サポ団体リーダーは2030年まで出禁

ベローナのサポーター
 ベローナは5日、ブレシアFWマリオ・バロテッリに対して人種差別チャントを歌ったウルトラスグループのリーダーを務めるルカ・カステリーニに対し、11年間の入場禁止処分を下したと発表した。

 今月3日に行われたセリエA第11節のベローナ対ブレシア戦、後半9分ごろに事件は起きた。バロテッリが左サイド深くでボールを保持すると、会場から鳴り響いたのは人種差別チャント。同選手はプレーをやめてボールを手に取り、ホームのサポーターが陣取るスタンドに蹴り込んだ。

 セリエAでは近年、試合中の人種差別チャントが問題視されており、主審の判断で中止を行っても良いというルール改正がなされている。しかし、この日は主審が一時中断した後に鳴り止んだため試合は続行。ホームのベローナが2-1で勝利した。

 試合後、バロテッリは自身の公式インスタグラムを通じて「ピッチ外で団結してくれたチームメート、メッセージをくれたファンのみんなにありがとう。心から感謝したい」とコメント。その上で「猿の真似をしていたサポーターの人間たちは恥を知れ」と抗議のメッセージを発していた。

 ところがその後、事態はさらに進展。ウルトラス・グループのリーダーが『レディオ・カフェ』のインタビューに答え、「彼はイタリア国籍だが完全なイタリア人ではない」「われわれにはアイデンティティーがあり、相手の黒人をからかうのは人種差別的な意味合いではない」などと発言していた。

 今回の処分ではこれに対してベローナが動いた形。「クラブの倫理原則と価値観に著しく反する表現と行動だった」とし、2030年6月30日まで11年間の出入禁止処分という結論が出された。

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6戦ぶり先発も…浦和MF汰木「チャンスを作りたかった」

浦和レッズMF汰木康也
[11.5 J1第32節 浦和 0-2 川崎F 埼玉]

 リーグ戦の先発出場は9月13日の第26節C大阪戦以来、6試合ぶりとなった。週末にACL決勝のアウェー戦が控えていることもあり、ターンオーバーが採用された試合で出場機会を得た浦和レッズMF汰木康也だったが、結果を残すことはできなかった。

 3-4-2-1の左シャドーの位置に入ると、「『相手のバイタルで受けてリズムを出してほしい』『攻撃の起点になってほしい』と言われていた」と自らの任務を遂行しようとする。しかし、相手の“間”でボールを受けてドリブルでボールを運ぶシーンもあったが、なかなか決定機を生み出すことはできない。

 前半35分に川崎Fに先制点を献上するだけでなく、前半のチームのシュート数は1本に抑え込まれてしまう。後半は盛り返したものの、後半33分には追加点を奪われ、チームは0-2の完封負けを喫してた。

 自身はフル出場を果たしながらも、シュートはゼロに終わった。「もうちょっとチャンスを作りたかったし、ゴールに近い位置でプレーできれば良かった」と唇を噛みつつ、「次の試合につなげられるようにやっていきたい」と気丈に前を向こうとしていた。

(取材・文 折戸岳彦)
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途中投入の浦和FW興梠「どうにかしたかった」と悔しさ

浦和レッズFW興梠慎三
[11.5 J1第32節 浦和 0-2 川崎F 埼玉]

 週末にACL決勝第1戦が控えている。ハードスケージュールをこなすチームはターンオーバーを採用。浦和レッズFW興梠慎三もベンチから戦況を見守っていたが、0-2とリードを許した後半34分にピッチへと送り込まれた。

 何とかチームに勝ち点をもたらそうと前線で奮闘したが、限られた時間の中で攻撃を活性化させることはできず。チームは0-2のまま敗れ、リーグ戦4試合未勝利でACL決勝第1戦が行われるサウジアラビアへと飛ぶことになった。

「どうにかしたかった。勝ち点1でも大きなポイントだった」と悔しさを滲ませた興梠。現地時間9日に行われるACL決勝アルヒラル戦に話が及ぶと、「次の試合で勝たないとターンオーバーした意味はない。チームのために全力で戦いたい」と答える。

「簡単に勝てる相手ではないと全員分かっている。勝てればいいけど、少なくとも引き分けて帰ってきたいし、アウェーゴールもある。チーム一丸となって、歯を食いしばって戦っていきたい」

 第1戦のアウェー戦をいい形で乗り切れば、第2戦は大観衆を味方につけるホーム・埼玉スタジアムでの試合が待っている。「僕たちにはそれしかない。ACLに賭ける思いは強くある」と闘志を燃やし、2年ぶりのアジア王者に向けた最後の戦いに挑む。

(取材・文 折戸岳彦)
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[MOM3037]大宮U18DF福井啓太(2年)_大黒柱の不在を埋め、攻守で活躍

大宮アルディージャU18の2年生CB福井啓太は攻守で活躍
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.4 Jユースカップ準々決勝 清水ユース 0-1 大宮U18 Jスタ]

 延長戦後半、セットプレーで前に残っていたところに飛んできたフィードボールは相手にカットされたが、追いかけて奪い返すと、パスをして最終ラインに戻るのではなく、前を向いてチャンスと判断。ドリブルでバイタルエリアにカットインを仕掛け、1年生FWへラストパスを送り、決勝点をアシストした。

 大宮アルディージャU18をクラブ史上最高タイとなる4強入りに導くゴールを演出したのは、2年生CB福井啓太だ。試合後は「前半は、後ろでボールを支配しながら前に運べたけど、後半は相手のパワーに押されてしまって、自分たちの(主導権を握る)時間が少なくなった。その中でも、失点ゼロに抑えられたのが良かった。最後は、(山崎)倫が決めてくれたけど、みんなの強い気持ちで生まれたゴールだったと思う」と喜んだ。

 普段は、主将の村上陽介(3年)とセンターバックを組んでいるが、村上はU-17ワールドカップに出場しており、不在。サイドDFの梅澤魁翔(2年)をセンターにコンバートし、左DFに鈴木大策(2年)を起用した最終ラインは、3年生が少ない上に急造感の漂うラインナップだが、福井は「陽介君がいない間は、試合に出ている時間の長い自分がディフェンスリーダーだと思って、周りに声をかけていた」と責任感を持って対処。寮の同じ部屋で過ごしている梅澤とのコミュニケーションの良さで乗り切り、無失点で勝利に貢献した。

 もちろん、不安がないわけではない。福井は「陽介君に頼っている部分がある。陽介君みたいに、ヘディングで強く跳ね返すことができていない」と苦笑いを浮かべた。U-17ワールドカップでも空中戦の強さを見せている頼れる先輩と同じプレーはできない。分かってはいるが、いざ穴を埋めようとすると、大黒柱の大きさを痛感させられる。ただ、それで自信を失うタマではない。ジュニア時代からアルディージャ育ちでリーダーシップを発揮してきた選手であり、大胆、強気なプレーを見せるところは、一つの特徴だ。

 得点をアシストした場面も、残り時間が少ない中で、最終ラインからドリブルで運ぶ大胆なプレーを選択。ほかに、後半12分に右からのクロスで決定機を迎えた場面も、福井が左サイドからパスを引き出し、ボールコントロールに時間をかけることなく思い切り右へ振ったサイドチェンジのフィードがきっかけで、丹野友輔監督が思わず「ナイスパス!」と称賛したプレーだった。駆け引きに長け、相手を良く見て急所を突くタイプでチームの肝となっている。

 準決勝で対戦する名古屋グランパスU-18は、夏の日本クラブユース選手権で優勝しており、プレミアリーグWESTでも首位を走る、今季最強の呼び声高いチームだ。FW村上千歩(3年)は得点ランク首位タイ。対人戦でも強さを見せている。福井は「ヘディングで勝てれば良いけど、足下に収められてしまっても、前を向かせずに中盤のプレスバックを待って、みんなで奪いたいと思う」と持ち前の状況判断力で対抗する気概を示した。頼れる主将不在の期間は、不安が付きまとうが、大きな成長のチャンスでもある。10日の準決勝でも、最終ラインを束ねるディフェンスリーダーとして、クラブとしての最高成績を塗り替える勝利を追い求める。

(取材・文 平野貴也)
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先制弾の川崎F脇坂!! 憲剛の負傷離脱に「自分がやらないといけない」

先制点を奪った川崎フロンターレMF脇坂泰斗
[11.5 J1第32節 浦和 0-2 川崎F 埼玉]

 前半28分に左足ミドルでゴールを脅かし、直後には正確なCKを谷口彰悟へと届けるなど、序盤から好機に絡んだ川崎フロンターレMF脇坂泰斗。そして、前半35分には試合を動かすゴールを陥れた。

 浦和のクリアをMF守田英正がヘッドで押し戻したボールに反応。「柴戸(海)選手が食い付いたのが背中で分かった」と、距離を詰めるMF柴戸海を鮮やかなターンでかわすと、「ディフェンスがいたのは分かっていたので、空いているコースにふかさないようにライナー性のシュートを狙った」と鋭い振りの右足ミドルでゴールを陥れた。

 浦和がACL決勝に進出したために、前倒しになったこの日の試合。直前の広島戦から中2日で行われ、次戦は中3日で首位・鹿島戦を迎える。ハードな日程となるが、「3つ勝ち切って上のチームにプレッシャーにかける意味でも、今日の勝ちは大きかった」と喜びを表した。

 3日にはMF中村憲剛が自身のブログで前十字靭帯損傷により今季はピッチに立てないことを明かした。「ポジションも同じなので、意識しないようにしても意識してしまう」と『中村のために』と意識する脇坂は、「憲剛さんが治療に専念できるよう、安心して治療できるように自分がやらないといけない」と決意して残りのシーズンに挑む。

(取材・文 折戸岳彦)
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[MOM3036]名古屋U-18FW村上千歩(3年)_冬の王座はオレが導く!夏不在のFWが2得点

名古屋グランパスU-18FW村上千歩は2得点の活躍
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.4 Jユースカップ準々決勝 名古屋U-18 3-1 広島ユース Jスタ]

 大事な2得点を挙げたのは、日本一の陰で密かに悔しさを味わったストライカーだった。Jユースカップ2019の準々決勝、名古屋グランパスU-18は3-1でサンフレッチェ広島ユースを下した。

 名古屋は夏に日本クラブユース選手権で優勝。年間を通じて戦うプレミアリーグWESTでも残り4試合で首位に立っており、この大会を含めて全国3冠を狙うチームだ。先制点は前半4分、ロングフィードへの抜け出しに対応した相手GKに当たったこぼれ球をFW村上千歩(3年)がロングシュートでたたき込んだものだった。

 村上は「広島とは(プレミアリーグWESTでの2回とクラブユース選手権の1回に続いて)4度目の試合。難しい試合になると話していました。試合開始1秒から前線でプレスをかけようと言っていましたし、良い守備から良い試合にできたと思います。1点目は(ツートップを組む武内)翆寿が抜け出したので、セカンドボールを意識して追いかけた結果。冷静に決められた」と貴重な一撃を振り返った。

 前半に追加点を奪った後、後半は1点を返されるなど反撃を受けたが、再び村上がゴールを陥れた。後半26分、味方のフィードを前線で受け、空中戦で相手に競り勝ってボールを残すと、武内のドリブルを追いかけてフォロー。ラストパスを受けてゴールを奪い、勝利を決定的なものにした。

 村上がツートップの連係から2点を挙げる形で、古賀聡監督も「ボールを奪ってから、相手と駆け引きがある中でアクションを起こし、相手の体勢を崩しながら2人で最後のゴールまで決めてくれたと思う」と称える活躍となった。

 村上は、1回戦から全4試合すべてで得点を挙げており、6ゴールで得点ランク首位(準々決勝で敗退した京都サンガF.C.U-18の木村歩夢も6得点)に並んだ。今度は、オレが……という思いが、胸の中にある。

 チームは夏に日本一に輝いたが、当時約3か月にわたって負傷で離脱しており、出場できなかった村上は「優勝は嬉しい気持ちもありましたけど、悔しい気持ちもありました」と複雑な気持ちを覚えたことを明かした。ストライカーとして自分がゴールを奪い、チームを勝利に、そしてタイトルに導く。夏にかなわなかった道筋を、冬に描こうとしている。

「ケガをしていた間、いろいろな人に支えられたことへの感謝と、自分の反骨心をプレーで表現したい。ゴールへの貪欲さは、一番変わったと思います。チームとして3冠を獲ることを目指しているし、個人としては得点王を狙っている。どん欲に狙っていきたい」と話した村上が連続ゴールを挙げれば、チームの目標である3冠にも前進する。飢えたストライカーは、ゴールも、チームタイトルも、個人タイトルも……と、すべてを奪い取る勢いを見せている。

(取材・文 平野貴也)
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[MOM3034]県立西宮MF小林遼生(2年)_“兵庫No.1ドリブラー”学業成績も学年トップ5のスーパー高校生

MF小林遼生
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.4 高校選手権兵庫県予選準決勝 県立西宮2-0報徳学園 アスパ五色]

 竹内雅史監督が「県内No.1のドリブラーだと思っています」と絶大な信頼を置くMF小林遼生(2年)が、勝利を決定づける得点を決めた。1点リードで迎えた前半33分、小林は右サイドからカットイン。エリア手前だったがコースを見つけると、ゴール正面から左足でゴールネットを揺らした。

「ここまで来たら絶対に決勝まで行こうと思っていたので、自分が点を決めて勝てたので最高に嬉しいです。絶対自分ならやれると思って信じていました。横に切り返したらシュートコースが空いていたので、打ってやれと。感覚で打てました」

 文武両道をテーマに掲げるチームにあって、その代表的な選手だという。同級生は360人ほどいるが、学業成績は常にトップ5。竹内監督も「将来的には大阪大や神戸大に行けます」と太鼓判を押す選手で、本人も「神戸大に進学した先輩の中島快さんのような勉強もサッカーもめちゃくちゃ凄い選手になりたい」と意欲的だ。

 朝練習にも欠かさず参加。ドリブルしかさせないようにしていると話す竹内監督も、「ストイックな子なので、自分のこだわりで行けるスーパーな選手」と絶大な信頼を寄せる。もちろん小林自身もドリブルこそが自分の生きていく道だと理解しており、自主練習を含めて毎日ドリブル練習を繰り返している。

「今大会を通じて県レベルだったらドリブルは通用するという自信が持てました。だから今年は決勝で勝って全国に行って、自分のプレーが通用するか確かめてみたいです」
 
 2年連続の決勝進出となった県西宮だが、小林は昨年はスタンドで観戦。「めちゃくちゃ悔しかった」と振り返るが、今は憧れていたピッチに立てる喜びが沸き上がっているという。“県下No.1ドリブラー”が初の頂点を目指してと突っ走る。

(取材・文 児玉幸洋)
●【特設】高校選手権2019

大宮U18、ラッキーボーイ山崎の2戦連続延長弾でクラブ最高タイの4強入り

延長後半4分、大宮アルディージャU18FW山崎倫が決勝ゴール
[11.4 Jユースカップ準々決勝 清水ユース 0-1 大宮U18 Jスタ]

 Jユースカップ2019の準々決勝2試合が4日、Jヴィレッジスタジアムで行われ、第2試合は、大宮アルディージャU18が延長戦の末に1-0で前回準優勝の清水エスパルスユースを下して準決勝進出を決めた。

 清水は、10月13日に予定していたプレミアリーグEAST第15節の市立船橋高戦が台風19号の影響で延期され、11月2日実施となった(0-1で敗戦)ため、中2日で臨む厳しい日程。勝った大宮の丹野友輔監督は「自分たちにアドバンテージがあったのは、間違いない。延長戦になっても優位に立てると思っていた。ただ、相手がさすがだった。逆の立場だったら、ここまでの接戦に持ち込めなかったかもしれない。すごく力のある相手だった。自分たちも清水さんみたいにタフな選手、チームにならないといけないけど、そういう相手に勝てたことは良かった」と相手の状況に理解を示しつつ、3回戦に続いて2試合連続で延長戦を制した選手の奮闘を称えた。

 試合は、まったくの互角だった。立ち上がりは清水が攻め込んだが、大宮が緩やかなボール保持でペースを奪回。15分に右CKの流れからMF瀬良俊太(3年)がシュートを放った場面をきっかけに攻撃の回数を増やした。

 ところが40分、FW大澤朋也(2年)のパスで抜け出した左MF林勇太朗(3年)が中央へのラストパスを選択した場面で、相手と接触した瀬良が負傷。交代を余儀なくされ、ペースダウンした。後半は、選手交代で左に青島太一(3年)、右に青島健大(2年)を配した清水のサイドアタックが目立った。

 後半も一進一退だった。後半12分、大宮はCB福井啓太(2年)のフィードから右MF山田結斗(2年)がクロスを供給。中央で林が相手をかわして決定機を迎えたが、シュートミスでGKに防がれた。

 10分後には、清水に決定機。FW山崎稜介(3年)がドリブルからラストパスを送りFW千葉寛汰(1年)がシュートを放ったが、大宮のGK久保賢也(3年)が鋭い反応で防いだ。大宮は後半33分に来季トップ昇格のFW高田颯也(3年)を投入し、攻撃を強化。しかし、ともに得点を奪えないまま90分が過ぎ、試合は延長戦に突入した。

 延長前半には、清水の千葉が右サイドからのパスを中央で受けて連続シュートを放つ際どい場面があったが決め切れなかった。反対に、大宮は延長後半の4分にワンチャンスを物にした。セットプレーで前に残っていたCB福井が相手にカットされたボールを奪い返し、ドリブルでカットインすると、投入されたばかりの山崎倫(1年)が抜け出し、ファーサイドへワンタッチで流すシュートを決めた。

 山崎は3回戦のヴィッセル神戸U-18戦に続く、延長弾で勝利に貢献。1年生のラッキーボーイとして存在感を強めているが「個人的な目標は、代表入り。清水の千葉選手は(U-16日本代表に)入っている。負けられないという気持ちでいた」と強い向上心をのぞかせ、さらに活躍を続ける気概を示した。

 清水は来季トップ昇格の川本梨誉(3年)や技巧派MF成岡輝瑠(2年)を代表活動で欠いていたが、大宮も主将のCB村上陽介(3年)が代表活動で不在。高田もコンディション不良でベンチスタート、主軸の瀬良が試合中に負傷。どちらも総力戦だった。

 その中で大宮はMF林や、左DF鈴木大策(2年)らが最後まで走って身体を張って奮闘。林は「前半も後半も自分がチャンスを逃して焦っていたけど、出来ることをやろうと思ってハードワークした。最後は勝ててホッとした。このチームでできるのは、あと1か月ほど。勝てば試合数が増える。ここまで来たら優勝したい」と次戦に意欲を見せた。大宮の4強入りは、現在トップチームで活躍する渡部大輔が得点王に輝いた2007年以来、12年ぶり2度目。クラブの最高成績に並んだ。準決勝では、新たな歴史作りに挑む。

(取材・文 平野貴也)
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“高校生離れの風貌”関学GK衣笠吉彦、ドルトムントの新星との対戦で目覚めた筋トレ

周りが涙を流す中で衣笠はしっかりと顔を上げていた
[11.4 高校選手権兵庫県予選準決勝 神戸弘陵1-0関西学院 アスパ五色]

 2年連続となる夢の舞台には届かなかった。昨年、50年ぶりに全国大会に出場した関西学院高だったが、今年度は県4強で姿を消した。

 ムキムキの体、頭の右サイドを刈り上げ、あごひげを蓄えた大人びた風貌でゴールを守る姿に目を奪われた。そして試合後は多くの選手が涙を流す中で、GK衣笠吉彦は凛とした表情で、応援してくれた仲間たちにあいさつ。「まだ泣いてもいい段階で負けたと思っていないので」。涙を流さなかった理由まで高校生離れしていた。

 2年時にチームで実施したドイツ遠征での経験が、体の変身を決意させた。練習試合でドルトムントの14歳注目FWユズファ・ムココと対戦。そこでフィジカルの違いに衝撃を受けた。帰国してから筋トレに目覚め、食事制限もして肉体改造に着手。昨年の全国選手権出場時にはすでに5キロほど増えていたが、今はさらに5キロ増に成功した。

「ムココと対戦して、全然パワー、フィジカルが違うなと感じました。日本だったらハイボールに競ったときに当たり負けすることはなかったけど、向こうでは競り負けて、アカンなと思った。小学校の時に柔道をやっていたけど、全然細かった。今は筋トレを毎日やっています」

 関西学院大に進学するが、サッカーを続けるかは分からないという。残すはプリンスリーグ関西参入戦のみ。11月下旬に行う和歌山1位の初芝橋本高との決定戦が、サッカー人生最後の試合になる可能性がある。「次も大事な試合があるから?それもあります」。涙を流さなかった理由について、そうも語った衣笠。有終の美を飾って流す嬉し涙を最高の思い出としたいところだ。

(取材・文 児玉幸洋)
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[MOM3033]神戸弘陵MF兼田拓実(3年)_今季の苦しみ払拭、開始4分の決勝点

[MOM3033]神戸弘陵MF兼田拓実(3年)_今季の苦しみ払拭、開始4分の決勝点
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.4 高校選手権兵庫県予選準決勝 神戸弘陵1-0関西学院 アスパ五色]

 ミーティングで話していた通りの得点パターンだったという。左サイドの崩しからMF松野隼輝(2年)がクロスを上げると、右MF兼田拓実(3年)がゴール前に入る。DFに前に入ってボールをコントロールすると、倒れ込みながら左足で押し込み、先制点を奪った。

 開始4分の先制点を守り抜いての勝利。谷純一監督は「思ったより早く決まったことで守る時間が長くなってしまった」と苦笑いだったが、殊勲の兼田は「厳しい時間帯が続いたけど、しっかり守れてよかったです」と充実の汗をぬぐった。

 今季は主力の怪我に悩まされ、なかなかメンバーが揃わなかった神戸弘陵だが、その中でも兼田は試合に出続けた。昨年からのレギュラーだが、今季はプリンスリーグ関西でわずか1勝の最下位。その1勝も9月の第13節で、チームは春先から負け続けた。

 兼田自身も「去年のイメージがあったので今年も行けるかなと思ったけど、どうやったら勝てるのか分からなくなった」。ただそんな中でも谷監督ら指導者が熱心に指導してくれる姿に感謝、そしてかけてくれる言葉を信じて、高校選手権に向けてやってきたという。

 準々決勝では同じプリンスリーグを戦い、総体予選を優勝した三田学園高を撃破。そして準決勝では昨年選手権予選優勝校の関西学院高を破った。「今年のチームの一番の目標は選手権。このままの勢いで全国に行きたいです」。自信を取り戻した実力校が4年ぶりとなる兵庫県の頂を目指す。

(取材・文 児玉幸洋)
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パントは右足、FKでは左足も!? 鹿島実・鹿島GK松本拓也は好セーブでも“異才”発揮:佐賀

両足で精度の高いキックを見せた鹿島実・鹿島新高GK松本拓也(3年)
[11.3 高校選手権佐賀県予選準決勝 佐賀北高4-1鹿島実・鹿島新高 鹿島市陸]

 右足で鋭いパントキックを蹴ったかと思えば、左足でも高弾道のゴールキックを展開。両足で変わらぬボールタッチができるビルドアップに加えて、鋭い反応に支えられたビッグセーブを見せ、また敵陣からのFKではキッカーも務めるなど、鹿島実・鹿島新高GK松本拓也(3年)が放った存在感は絶大だった。

 便宜的に『鹿島(新)高』と記されている鹿島高は昨年、鹿島実高と旧・鹿島高が合併する形で誕生した。公式プログラムの表記は『鹿島実・鹿島・鹿島新高』。現在の3年生は合併前の学校にそれぞれ籍があり、2年生以下は新校に在籍するため、実質的に3校の生徒が並存しているからだ。

 もっとも、サッカー部員の3年生は全員が鹿島実高の生徒。そこで公式メンバー表には『鹿島実・鹿島新高』と記されている。「実業高校という名前がつくのは今年が最後」(松本)。来年からは単一校として出場することになるため、3年生はそんな思いも背負って戦っていたという。

 鹿島西部中出身の松本を筆頭に、大半の所属選手は地元の中学校出身。「全国で活躍している選手がいないメンバーでやっているけど、実力だけでなく気持ちが大事。気持ちでやっている」(松本)。この日は県総体覇者の佐賀北高と対戦したが、そうしたメンタリティーは随所に発揮されていた。

 前半と後半の立ち上がりに手痛い失点を喫したが、山里友也コーチのハツラツとした指示を受けた選手たちは粘り強い対応をやめず。後半には鋭い速攻からFW田崎文達(1年)が一矢報いるゴールを決めるなど、流れを持って行きそうな時間帯もあった。その中で最も存在感を放っていたのは松本だった。

「レベル的には下のほうだと思っている」と自らを謙虚に語る松本がGKを始めたのは高校に入ってから。小学校ではFW、中学校ではDFとMFを務めていたといい、登録183cm、88kgという恵まれた体格を見込まれての挑戦だった。「最近は上手だねと言われるけど、自分の中では実力のないGK」と自身に求める基準は高い。

 それでも歴代の先輩や佐賀東高出身の中原希コーチに鍛えられ、ハイボールの処理やセービングは経験が浅いとは思えないほど正確。この日の前半には相手の危険なヘディングシュートに対し、「どこに来るか分からないけど、我慢して動かないで対応できた」と片手で弾き出すビッグプレーも飛び出した。

 また「自分はキックしかない」と語るように、両足の扱い方はフィールドプレーヤー以上。「もともと両利き」というキックはどちらも高水準で、パントキックは右足で蹴るが、プレースキックは位置によって両足で蹴り分けができるほどだ。ある程度までなら高い位置のFKキッカーも担い、ここまでの戦いの中ではそこから得点が生まれることも多かったという。

 そんな松本だが、この日は4失点で敗戦。「練習から試合を想定してやっていて、失点しないように意識してきたのに、失点が多くてとても残念」と振り返り、「決勝まで進めば駅スタに行けたので後悔している」とうつむいた。それでもまだGK3年目。高校卒業後は大学に進学する予定となっており、「まずはサッカーを続けていくことが大事」とさらなる未来を切り開いていくつもりだ。

(取材・文 竹内達也)
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3冠狙う名古屋U-18、多彩な攻撃とプレスで4強進出

名古屋グランパスU-18が4年ぶりとなる準決勝進出を決めた
[11.4 Jユースカップ準々決勝 名古屋U-18 3-1 広島ユース Jスタ]

 Jユースカップ2019の準々決勝第2日が4日、福島県のJヴィレッジスタジアムで行われ、第1試合は、全国3冠を目指す名古屋グランパスU-18が、3-1でサンフレッチェ広島ユースを下した。

 古賀聡監督は「プレスをかけてボールを奪い返す部分は良くなっていたが、攻撃面で相手との駆け引きがなくパスを受けて、次の受け手で奪われたり、前を向けなかったりというミスがあり、試合を支配し切れなかった」とさらなるレベルアップに向けた課題を指摘したが、名古屋は夏に日本クラブユース選手権を制覇し、高円宮杯プレミアリーグWESTでも残り4試合の状況で首位を走っており、文句なしの好成績を挙げている。目指す3冠へ、また一歩前進した。

 試合は、思わぬ形で動き始めた。前半4分、名古屋はプレスバックに戻ったMF田邉光平(3年)の素早いロングフィードにFW武内翆寿(2年)が反応。前に飛び出してきたGKに阻まれたが、武内のフォローに走っていた村上がインターセプトし、無人のゴールにミドルシュートを決めて先制点を挙げた。

 リードされた広島は棚田颯(3年)、棚田遼(1年)の兄弟ツートップの連係で反撃を試みたが、中盤でノッキングを起こし、最終ラインでプレッシャーを受けるケースが目立った。

 名古屋は、右サイドに入った2人が躍動。レフティーのMF榊原杏太(3年)がタイミングの良いパス出しと、鋭いカットインで攻撃の起点になり、後方からは新玉瑛琉(3年)がパワフルな攻撃参加で押し込んだ。

 そして、名古屋は15分に右サイドで縦のワンツーから村上が惜しいシュートを放ち、26分に新玉のミドルシュートがクロスバーをたたくなど攻勢を見せた。すると30分、今度は左サイドで武内が抜け出しに成功し、カットインからシュート。後ろから走り込んだ榊原がこぼれ球を走りながらコントロールし、ボレーシュートでゴールへたたき込み、追加点を奪った。

 広島は、中盤の底でビルドアップを助けていたMF池田柚生(1年)の位置を上げて反撃。41分、MF細谷航平(3年)の縦パスに棚田遼が抜け出すと、前進してきたGKの鼻先でボールを触ってかわし、シュートに持ち込もうとしたが、カバーにした相手DFに阻まれた。

 それでも、後半は攻撃をテンポアップ。後半10分、押し込んだ後のこぼれ球を拾った池田が左に展開すると、左ウイングバックの光廣健利(1年)がクロス。ゴール前に飛び込んだ細谷が頭で合わせて1点を返した(※公式記録上は棚田颯)。

 その後も右ウイングバックの影山兼三(3年)が強烈なアタックを敢行し、細谷のミドルシュートなどでペースを巻き返した。しかし、後半26分、名古屋がクリア気味の縦パスからカウンター。村上が空中戦に競り勝つと、武内がドリブル。相手をひきつけてスペースへパスを出すと、フォローに来た村上がきっちりと3点を奪い、粘る相手を突き放した。終盤は広島が猛反撃に転じたが、名古屋が3-1で逃げ切った。
 
 攻撃の起点となり、2点目を挙げるなど勝利に貢献した榊原は「守備の堅い広島に前半で2点取れて、良い入り方ができた。(1、2回戦で失点して)課題だった後半の入りで失点した部分は改善しないといけないけど、1失点で抑えられた点は評価できると思う。ズルズルと流されないで、球際からやろうと話して改善できた」と手応えを示した。

 名古屋は、世代別日本代表への招集や、負傷により、ポジションを変えて起用する選手がいる状況でも、チームの持ち味である多彩な攻撃は健在。プレスでボールを奪い返すことで、特長を発揮する機会を増やすことができるようになり、後半の失点癖という課題は残しながらも、得点機会を多くすることで勝ち切っている印象だ。

 3冠制覇は容易でないが、次戦では負傷したMF石田凌太郎(3年)や石谷光基(2年)が戦線復帰する可能性もあるという。11月10日、レベルファイブスタジアムで行われる準決勝では、大宮アルディージャU18と対戦する。

(取材・文 平野貴也)
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2019Jユースカップ特集ページ

[日本アンプティサッカー選手権]FC九州バイラオールがPK戦の末、死闘を制し、大会史上初の3連覇

提供:日本アンプティサッカー協会
【第9回日本アンプティサッカー選手権大会2019 決勝】(3日、富士通スタジアム川崎)
関西Sete Estrelas 1–1(延長0-0、PK3-5 )FC九州バイラオール

切断障がいがある人がプレーするアンプティサッカーの日本選手権が3日、順位決定戦を行い、決勝は延長戦でも決着がつかない死闘を演じた。PK戦の末、FCバイラオールが関西Sete Estrelasを下し、大会史上初の3連覇を達成した。MVPには決勝でも同点弾を決めた萱島比呂が選ばれた。最終順位と個人表彰は以下の通り。

得点者
[関西Sete Estrelas]
近藤碧(前半8分)

[FC九州バイラオール]
萱島比呂(前半10分)

先発メンバー
[関西Sete Estrelas]
GK75上野浩太朗
FP5田中啓史
FP7福留義弘
FP9 近藤碧
FP18川村大聖
FP19冨岡忠幸
FP25川西健太
監督吉田和樹

[FC九州バイラオール]
GK1東幸弘
FP7加藤誠
FP8上中進太郎
FP9野間口圭介
FP10萱島比呂
FP11星川誠
FP18天川隼輝
監督要田亨
【注】番号は背番号。選手は前半の先発メンバー

▼大会最終順位
①FC九州バイラオール
②関西Sete Estrelas
③FCアウボラーダ
④合同チーム②(ガネーシャ静岡AFC + FC – ONE TOP)
⑤AFC BumbleBee千葉
⑥合同チーム①(A-pfeile広島AFC + Asilsfida北海道AFC)
⑦TSA FC

▼個人賞
MVP:萱島比呂(FC九州バイラオール)
得点王:後藤大輝(7得点 / ガネーシャ静岡AFC)
ベストGK賞:上野浩太朗(関西Sete Estrelas)
ベストDF賞:川村大聖(関西Sete Estrelas)
石渡俊行賞:エンヒッキ松茂良ジアス(FCアウボラーダ)

(取材協力 日本アンプティサッカー協会)

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[日本アンプティサッカー選手権]FC九州バイラオールがPK戦の末、死闘を制し、大会史上初の3連覇

提供:日本アンプティサッカー協会
【第9回日本アンプティサッカー選手権大会2019 決勝】(3日、富士通スタジアム川崎)
関西Sete Estrelas 1–1(延長0-0、PK3-5 )FC九州バイラオール

切断障がいがある人がプレーするアンプティサッカーの日本選手権が3日、順位決定戦を行い、決勝は延長戦でも決着がつかない死闘を演じた。PK戦の末、FCバイラオールが関西Sete Estrelasを下し、大会史上初の3連覇を達成した。MVPには決勝でも同点弾を決めた萱島比呂が選ばれた。最終順位と個人表彰は以下の通り。

得点者
[関西Sete Estrelas]
近藤碧(前半8分)

[FC九州バイラオール]
萱島比呂(前半10分)

先発メンバー
[関西Sete Estrelas]
GK75上野浩太朗
FP5田中啓史
FP7福留義弘
FP9 近藤碧
FP18川村大聖
FP19冨岡忠幸
FP25川西健太
監督吉田和樹

[FC九州バイラオール]
GK1東幸弘
FP7加藤誠
FP8上中進太郎
FP9野間口圭介
FP10萱島比呂
FP11星川誠
FP18天川隼輝
監督要田亨
【注】番号は背番号。選手は前半の先発メンバー

▼大会最終順位
①FC九州バイラオール
②関西Sete Estrelas
③FCアウボラーダ
④合同チーム②(ガネーシャ静岡AFC + FC – ONE TOP)
⑤AFC BumbleBee千葉
⑥合同チーム①(A-pfeile広島AFC + Asilsfida北海道AFC)
⑦TSA FC

▼個人賞
MVP:萱島比呂(FC九州バイラオール)
得点王:後藤大輝(7得点 / ガネーシャ静岡AFC)
ベストGK賞:上野浩太朗(関西Sete Estrelas)
ベストDF賞:川村大聖(関西Sete Estrelas)
石渡俊行賞:エンヒッキ松茂良ジアス(FCアウボラーダ)

(取材協力 日本アンプティサッカー協会)

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[日本アンプティサッカー選手権]3位決定戦はレオピン杯王者のFCアウボラーダが秋葉の2得点などで快勝

提供:日本アンプティサッカー協会
【第9回日本アンプティサッカー選手権大会2019 3位決定戦】(3日、富士通スタジアム川崎)
FCアウボラーダ3–0(前半 1–0) 合同チーム②(ガネーシャ静岡AFC + FC-ONETOP)

得点者
[FCアウボラーダ]
秋葉海人(前半8分、後半1分)
岩﨑正幸(後半18分)

先発メンバー
[FCアウボラーダ]
GK18平賀智行
FP2新井誠治
FP6細谷通
FP8高橋良和
FP9秋葉海人
FP10エンヒッキ松茂良ジアス
FP14遠藤好彦
監督野口魁

[合同チーム②]
GK1梅原健太郎
FP13松原芳郎
FP15若杉幸治
FP34田村晃久
FP35後藤大輝
FP10笹山哲
FP48柴田眞佑
監督永谷龍司
【注】番号は背番号。選手は前半の先発メンバー
(取材協力 日本アンプティサッカー協会)

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[日本アンプティサッカー選手権]3位決定戦はレオピン杯王者のFCアウボラーダが秋葉の2得点などで快勝

提供:日本アンプティサッカー協会
【第9回日本アンプティサッカー選手権大会2019 3位決定戦】(3日、富士通スタジアム川崎)
FCアウボラーダ3–0(前半 1–0) 合同チーム②(ガネーシャ静岡AFC + FC-ONETOP)

得点者
[FCアウボラーダ]
秋葉海人(前半8分、後半1分)
岩﨑正幸(後半18分)

先発メンバー
[FCアウボラーダ]
GK18平賀智行
FP2新井誠治
FP6細谷通
FP8高橋良和
FP9秋葉海人
FP10エンヒッキ松茂良ジアス
FP14遠藤好彦
監督野口魁

[合同チーム②]
GK1梅原健太郎
FP13松原芳郎
FP15若杉幸治
FP34田村晃久
FP35後藤大輝
FP10笹山哲
FP48柴田眞佑
監督永谷龍司
【注】番号は背番号。選手は前半の先発メンバー
(取材協力 日本アンプティサッカー協会)

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[日本アンプティサッカー選手権]AFC BumbleBee千葉がオウンゴールを誘い、5位に食い込む

提供:日本アンプティサッカー協会
【第9回日本アンプティサッカー選手権大会2019 5位決定戦】(3日、富士通スタジアム川崎)
合同チーム①(A-pfeile広島AFC + Asilsfida北海道AFC)0–1 (前半 0–0)AFC BumbleBee千葉

得点者
[AFC BumbleBee千葉]
オウンゴール(後半12分)

先発メンバー
[合同チーム①]
G K1城武尊
FP3石見哲也
FP4谷口正典
FP9角晃一朗
FP14松田倫知
FP37齋藤義則
FP56佐々木悟朗
監督津川基

[AFC BumbleBee千葉]
GK69大川昌一
FP2金子慶也
FP8根本大悟
FP11福田柚稀
FP15平伸也
FP63前澤寛
FP70久光直美
監督右馬ノ紀
【注】番号は背番号。選手は前半の先発メンバー

(取材協力 日本アンプティサッカー協会)

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[日本アンプティサッカー選手権]AFC BumbleBee千葉がオウンゴールを誘い、5位に食い込む

提供:日本アンプティサッカー協会
【第9回日本アンプティサッカー選手権大会2019 5位決定戦】(3日、富士通スタジアム川崎)
合同チーム①(A-pfeile広島AFC + Asilsfida北海道AFC)0–1 (前半 0–0)AFC BumbleBee千葉

得点者
[AFC BumbleBee千葉]
オウンゴール(後半12分)

先発メンバー
[合同チーム①]
G K1城武尊
FP3石見哲也
FP4谷口正典
FP9角晃一朗
FP14松田倫知
FP37齋藤義則
FP56佐々木悟朗
監督津川基

[AFC BumbleBee千葉]
GK69大川昌一
FP2金子慶也
FP8根本大悟
FP11福田柚稀
FP15平伸也
FP63前澤寛
FP70久光直美
監督右馬ノ紀
【注】番号は背番号。選手は前半の先発メンバー

(取材協力 日本アンプティサッカー協会)

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敗戦もキープ力や正確キックで存在感。宮崎日大の大型FW川野は4年後「プロになれるように」

宮崎日大高の184cmFW川野寛登がストライドの大きなドリブルでゴールに迫る
[11.4 選手権宮崎県予選決勝 日章学園高 3-0 宮崎日大高 宮崎県総合]

 敗れたものの、一際目立つプレーをしていた。宮崎日大高の184cmFW川野寛登(3年)は序盤から懐の深いボールキープやストライドの大きなドリブル、高精度のキックで存在感。試合開始当初は緊張していたというが、前半1分に両チーム通じてファーストシュートとなるカットインからの一撃を見舞う。

 その後も左サイドでボールを引き出し、サイドチェンジや相手のSB後方に落とすボール、味方のシュートに繋げるパスなどキック精度の高さを活かしてチャンスメーク。「焦ったら上手くいかないから、いつもやっているプレーに自信を持ってプレーしました」という川野は、視野の広い動きと球際の強さも含めて攻撃の中心になっていた。

 だが、エースとして1点を奪うことができなかった。後半14分に右CKから放ったヘディングシュートはゴールライン上のDFにクリアされ、21分に相手の小さなクリアを拾ってから放った右足コントロールショットは枠外へ外してしまう。試合終盤にも相手ボールを奪ってシュートに持ち込んだが、決めることができなかった。

「入らないですね。前半に比べて後半は積極的にボールをもらう動きもできていなかった」と川野。それでも、南光太監督は1得点を決めた準決勝よりもプレー面を評価し、「もっと成長すると思う」と期待していた。

 川野は今年、2つのJクラブに練習参加。攻撃面で手応えを得たというが、「やっぱりボールスピードや個人の能力だったり、動き出しとかも全然違うと思いました。(攻撃は) 普通に通用したと思うんですけれども、守備がダメだと言われたので……」。今後は進学予定の関東の大学で4年間、課題を克服し、プロで通用する力を身につける。

「4年間しっかりと初心に戻って、色々なことにこだわって練習して、プロになれるように頑張りたいです」。宮崎日大でのプレー機会は残りわずか。エースとして、後輩たちのためにチームをプリンスリーグ九州に昇格させて卒業する。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校選手権2019

U-22日本代表メンバー発表 森保一監督会見要旨

U-22日本代表メンバー発表 森保一監督会見要旨
 A代表と東京五輪代表を兼任する森保一監督は5日、都内で会見し、17日のキリンチャレンジカップ・コロンビア戦(Eスタ)に臨むU-22日本代表メンバー22人を発表した。

以下、森保一監督会見要旨

森保一監督
「今回、キリンチャレンジカップということで国内で初めて世界の強豪コロンビアと戦える貴重な場をつくっていただいたことに感謝したい。U-22日本代表はこれまで海外で活動することが多かったが、今回、国内初の国際親善試合ということで、広島の地で我々がこれまでやってきた活動の成果をすべて出せればと思っている。東京五輪に向かって我々はチームの強化を進めている。平和の祭典である五輪に向け、広島で国際親善試合、そして12月には長崎で国際親善試合をやらせていただくことになっている。まずは広島の地で平和をかみ締めて、ピッチ内、そしてスタンドで応援してくださるサポーターの皆さん、メディアを通してU-22日本代表を応援してくださる方々と平和をかみ締めて同じ時間を過ごせればと思っている。皆さんに喜んでもらえるように、勝って、応援してくださるすべての方々に笑顔になってもらえるようにベストを尽くしたい」

―A代表のメンバー発表は明日だが、U-22代表のあとにA代表に合流する可能性もあるのか。
「今回のインターナショナルマッチデーの活動はキルギスで行われるW杯アジア2次予選、そしてU-22代表が広島で行うキリンチャレンジカップ、そのあとにA代表のキリンチャレンジカップが吹田である。結論を言うと、A代表のメンバー発表は明日なので、個人名を挙げるのは控えるが、今回の広島で行われるキリンチャレンジカップに向かうU-22のメンバーはこの活動だけに専念してもらおうかなと思っている。A代表のキルギス戦、日本に戻ってきてからのキリンチャレンジカップ・ベネズエラ戦には、今回広島で戦うU-22代表の選手は合流しないということで理解してもらえればと思っている」

―W杯予選もある中で、A代表で活動してきた堂安、久保をU-22代表に選出した狙いは。
「A代表の活動は間違いなく重要で、アジア予選を軽視しているわけではない。ただ、東京五輪に臨むU-22代表の活動も非常に大切だと考えている。A代表は直近の試合からケガ人(冨安)もいるので、(東京五輪世代の)4人が外れることになると思うが、外れる4人と同等な力を持っている選手、これまでも活躍を見せてくれている選手がいるので、チーム力が落ちるとは思っていない。勝利を目指してキルギス戦を戦うということは理解してもらえると思う。直近の10月の試合でも堂安のポジションを見れば、モンゴル戦は伊東純也を使っているし、タジキスタン戦は堂安を使った。その2試合ともいい試合ができているし、戦力が落ちることはまったくないと思っている。U-22のキリンチャレンジカップに向けては、東京五輪に臨むチームとして国内初試合ということで、現時点でのU-22のベストメンバーだと思っている。東京五輪に向けて最善の準備をしていく、これまでの活動をお披露目する機会だと思っている。U-22世代の選手がこれまで何人かA代表で活動してきているが、来年の東京五輪までの期間の中で、A代表に行っている東京五輪世代の選手をいつ融合させるかというタイミングは常に見ながら活動してきた。A代表でレベルアップする、東京五輪世代のチームで融合していくということをバランスを考えてやってきている。さらにオーバーエイジのことも、目の前の勝利とこれからのチームの発展、チーム作りの中でバランスを考えてやってきて今回の選考につながった」

―A代表の活動もあるが、森保監督がU-22代表の活動に合流するのは。
「U-22代表への合流は(試合)前日の合流になる。これまでも横内コーチがしっかりチームをまとめてくれているし、今回も私が活動のスタートからいるわけではないが、横内コーチを中心にいい準備をしてくれていると思うので、私は前日から合流して、選手たちの成長を試合の中で見るのを楽しみにしている」

―先月、敵地でブラジルに勝利したが、横内コーチからフィードバックを受けたか。
「横内コーチから報告を受けてというか、これまでの活動はずっと私が合流できないときはお願いしているが、継続してやろうとしていることが間違いなくレベルアップできてきているなと毎回のU-22の活動で見させてもらっているし、報告も受けている。直近のブラジルで行われたブラジル戦も逆転勝ちをおさめたということで、アウェーの地で絶対に勝たないといけないと思っているブラジルに勝つのは簡単なことではないし、その中で勝利をおさめることができたのはこれまでやってきたことが成果として表れているのかなと思っている。直近のブラジルだけでなく、メキシコ・アメリカ遠征、6月のトゥーロンでもその世代の選手たちが成長を見せてくれているし、世界のどういう相手と戦っても対等以上に戦えることを見せてくれている。横内コーチは広島時代から私の一番近くで支えてくれているし、私ができないことをいろいろ働きかけてくれてチームの活動がうまくいっている。私が合流できないときには横内コーチが持っている力をチーム作りに存分に発揮してくれていると思うし、チームがいい方向に進んでいると思う。その活動を久しぶりに広島の地でできること、選手の成長が見れることを今から心待ちにしている」

―海外組の板倉や菅原は代表とクラブで異なるポジションをやっているが。
「我々がしてきた代表活動の中で行ってきたポジションとは違うポジションでプレーしている選手もいる。今回、ポジション別に名前を載せている中で、そのポジションでプレーしてもらうかもしれないし、集合して、練習を見て、選手のコンディションを見て、違うポジションでプレーしてもらうことも選択肢に持ちながら活動につなげていきたいと思う。五輪を見据えたときに五輪のメンバーは18人しか選べない。その中でおそらく酷暑の中、戦わないといけない。6試合戦うことになると思うので、一人の選手が一つのポジションしかできないということではその6試合を乗り切っていけないと思っている。選手にはスペシャルなポジションがありつつも複数のポジションにトライして、プレーとしても見せてくれているので、今回もどういうチャレンジになるかは分からないが、練習を見て最終的に試合のメンバーを決めていくことになると思う。選手がいろんなポジションでトライしてくれているのは、五輪を目指すチームにとってもプラスだとポジティブに捉えている」

―11月というタイミングでA代表で活動していた選手を合流させた理由は。
「構想はあるが、アンダー世代の活動はこれまでもいろんな条件がある中で、毎回どういうメンバー選考で活動したほうがいいのかを考えながらやってきている。毎回同じメンバーで活動していることはないので、これからどういう条件があるのか、あるいは選手のコンディション、ケガも含めてどういう事態になるのか分からないので、そこは臨機応変にやっていきたいが、我々は代表活動の中で融合は常に考えながらやってきているし、A代表をはじめとして、よりレベルアップすることを全体的にどれだけできるかを考えている。融合も今回だけがベストのタイミングとは思っていなくて、これから先の12月、来年の活動も踏まえてプランの選択肢は持っているが、そのときの状況にもよるので、今回はまず融合できるタイミングかなという選択の下、ケガ人を除いてベストなメンバーで活動させてもらうことになった。来年もインターナショナルマッチデーの中で、いろんな大会がある中で融合というものは考えているが、今ここでこの大会、この期間はベストな選考ができる、東京五輪に向けてのベストなチームでの活動ができると言うことは控えたいと思う。言ったことが嘘になるといけないので、その活動のときに発表させてもらうということでご理解いただければ」

―広島と長崎で国際親善試合を行うことについて。
「これまでの人生の中で、長崎で高校を卒業するまで生活していて、それから広島で人生で一番多くの時間を過ごしてきた。その2つの土地は世界で2つしかない原爆の被爆地であるということ。そこで生活してきて多くの方に支えていただいてきた中で、この2つの地域でキリンチャレンジカップを行えることに非常にありがたいと思うし、感謝したい。五輪は平和の祭典だと思っている。東京五輪を目指すU-22代表が国内で初めて試合をする、ここから五輪に向けてさらにいい準備をしていくために、この2つの県で試合をするというのは、五輪の意義を考えるとともに、平和があるから我々の好きなことができるということ、それをピッチ内外、代表の試合を見て下さるすべての方に感じてもらいながら試合の時間を共有できればと思っている。歴史の細かいところを話すことはできないが、広島と長崎は原爆が投下されて街が焼け野原になる、多くの犠牲者が出る、今もなお心の苦しみ、痛みを持って生活している人もいる中で、まずは犠牲になられた方々にご冥福をお祈りしながら試合をするということ。そして、まだまだ心に痛みを抱えている方に対して、我々の試合を見てもらって励ましになるようなことにつながっていけばと思っている。今、スタジアムができて試合ができるということ。我々が豊かに生活できるということは、原爆が投下されてから街の復興に多くの方々が尽力してくださって現在につながっている。そういう先人の方々に感謝の気持ちを持ちながら試合に臨むことができればと思っている。今回は広島、長崎ということで話をしているが、近年、日本でも世界でも自然災害や人為的なことによって多くの犠牲者、被災者がいる。そういう方々に少しでも元気になってもらえるように、復興、復旧に向けて粘り強くタフに戦い抜いてもらえるように、我々の戦いを見てメッセージとして伝わればと思っている」

―U-17W杯で活躍している西川潤の評価は。来年の東京五輪に入る可能性は。
「映像で試合は見ているが、日本代表の攻撃を牽引しているし、素晴らしいプレーをしていると思う。結果としてもチームを勝利に導く、得点を挙げる、得点に絡むプレーができていると思う。東京五輪に向けてだが、もちろんいいプレーをして、力があれば、権利のある世代の選手はすべて候補に入ってくると思う」

―東京五輪でオーバーエイジは使うか、使わないか、それともまだ決めていないか。
「まだ決めていないが、オーバーエイジも含めて東京五輪で金メダルを取るために最強のメンバーを招集したいと思う。選択肢には入っているが、選ぶかどうかは最強のメンバーだと思うところにオーバーエイジの選手がいることもあれば、そうでないこともあると、現段階では考えている」

(取材・文 西山紘平)
▼AFC U-23選手権タイ2020(東京五輪最終予選)特集ページ

[MOM3035]矢板中央MF星景虎(1年)_「先輩を全国に」ニア上ぶち抜く“カゲトラ砲”

MF星景虎(1年)を中心に歓喜の輪が広がった
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.4 高校選手権栃木県予選準決勝 矢板中央2-1宇都宮短大附 栃木グ]

 焦りが募る時間帯に突入していた。1点ビハインドのままラスト10分。後半、完全に主導権を握った矢板中央高(栃木)はセットプレーから連続して好機をつくり、交代策で攻撃の圧力を強めたが、ゴールが遠い。攻勢の中で苦しい時間帯が続いたが、途中交代のMF星景虎(1年)がチームを救う殊勲弾をもたらした。

「最後に残った一枚で自分が起用されて、ここで試合を決めないと使ってもらった意味がない。先輩に全国に行ってもらいたいので、流れを変えてやるという気持ちでした」

 5枚目の交代枠で後半24分に投入された1年生アタッカーは、果敢な姿勢でシュートを打ち、怒涛の逆転劇を演出した。後半29分、密集からMF久永武蔵(3年)が右にボールを出すと、待ち構えていた星がフリーで反応。「ちょうどいいこぼれ球が来た。ここで決めてやろうという気持ちで打った」。迷わず右足を振り抜き、弾丸ショットでニア上をぶち抜いた。

 咆哮してベンチへと駆け寄ると、仲間と歓喜を爆発させた。待望の一撃に応援団も「カゲトラ」「カゲトラ」と熱気が高まり、流れは完全に矢板中央。1-1に追いついた5分後にもロングスローの流れから久永が追加点を挙げ、一挙逆転に成功した。

 気持ちを乗せたゴールだった。2日の準々決勝・足利大附戦にも途中出場したが、シュートを得点につなげられず。「次は決めろよ」というチームメイトの期待、高橋健二監督の「思いっきり仕掛けてシュートを打って終われ」という声にも応えてみせた。

 高橋監督も星のゴールをこの試合のターニングポイントに挙げ、「あの時間帯によくやったよ」と称賛した。勝利の立役者は中学時代に生徒会長を務めた「好青年」とあって、指揮官は「性格的な真面目さもある。先輩からも信頼されているから。結果を出してくれてよかった」と活躍に目を細めた。

 全国まであと一勝。「決勝で勝たなきゃ意味がない。先輩を全国に連れて行けるように、自分らしいプレーをしてチームに貢献したい」。先輩の思いを背負い、1年生らしい積極果敢なプレーで表現した“矢板の星”は「先輩を全国に」という言葉を繰り返し、9日の決勝を見据えた。

(取材・文 佐藤亜希子)
●【特設】高校選手権2019

[日本アンプティサッカー選手権]7位決定戦はPK戦の末、合同チーム①が競り勝つ

提供:日本アンプティサッカー協会
【第9回日本アンプティサッカー選手権大会2019 7位決定戦】(3日、富士通スタジアム川崎)
TSA FC 1–1 (PK 1–3 )合同チーム①(A-pfeile広島AFC + Asilsfida北海道AFC)

得点者
[TSA FC]
深澤将仁(前半3分)
[合同チーム①]
齋藤義則(前半9分)

先発メンバー
[TSA FC]
GK1菊池大志
FP5松崎佑亮
FP8深澤将仁
FP10朝野和信
FP11渡辺一男
FP13香川敦史
FP17小美濃健人
監督菅藤昌則

[合同チーム①]
G K1城武尊
FP3石見哲也
FP4谷口正典
FP9角晃一朗
FP14松田倫知
FP37齋藤義則
FP56佐々木悟朗
監督津川基
【注】番号は背番号。選手は前半の先発メンバー
(取材協力 日本アンプティサッカー協会)

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日本アンプテイサッカー選手権 予選リーグ試合結果

【第9回日本アンプティサッカー選手権大会2019 1日目】(2日、富士通スタジアム川崎、フロンタウンさぎぬま)

 切断障がいがある人がプレーするアンプティサッカーの日本選手権が2日から2日間、川崎市内で行われた。予選リーグの結果は以下の通り。

▼予選リーグ試合結果
Aグループ(富士通スタジアム川崎)
レギュレーション:前後半各25分(ハーフタイム10分)、延長戦なし、PK戦なし

FCアウボラーダ 0 – 1 関西Sete Estrelas
FCアウボラーダ 8 – 0 TSA FC
関西Sete Estrelas 8 – 0 TSA FC


Bグループ(フロンタウンさぎぬま)
レギュレーション:前後半各20分(ハーフタイム10分)、延長戦なし、PK戦なし

FC九州バイラオール 4 – 0 合同チーム①(A-pfeile広島AFC + Asilsfida北海道AFC)
AFC BumbleBee千葉 0 – 3 合同チーム②(ガネーシャ静岡AFC + FC-ONETOP)
FC九州バイラオール 5 – 0 AFC BumbleBee千葉
合同チーム①(A-pfeile広島AFC + Asilsfida北海道AFC) 0 – 4 合同チーム②(ガネーシャ静岡AFC + FC-ONETOP)
合同チーム①(A-pfeile広島AFC + Asilsfida北海道AFC)0 – 2 AFC BumbleBee千葉
FC九州バイラオール 5 – 1 合同チーム②(ガネーシャ静岡AFC + FC-ONETOP)


▼予選リーグ順位
Aグループ
①関西Sete Estrelas
②FCアウボラーダ
③TSA FC

Bグループ
①FC九州バイラオール
②合同チーム② ガネーシャ静岡AFC+ FC-ONETOP
③AFC BumbleBee千葉
④合同チーム① A-pfeile広島AFC + Asilsfida北海道AFC

(取材協力 日本アンプティサッカー協会)

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浦和vs川崎F 試合記録

【J1第32節】(埼玉)
浦和 0-2(前半0-1)川崎F


<得点者>
[川]脇坂泰斗(35分)、小林悠(78分)

<警告>
[川]レアンドロ・ダミアン(67分)

観衆:21,817人
主審:笠原寛貴
副審:八木あかね、数原武志
川崎F、脇坂&小林弾で勝ち点3ゲット…浦和はリーグ戦4戦未勝利でACL決勝へ
先制弾の川崎F脇坂!! 憲剛の負傷離脱に「自分がやらないといけない」
途中投入の浦和FW興梠「どうにかしたかった」と悔しさ
6戦ぶり先発も…浦和MF汰木「チャンスを作りたかった」


<出場メンバー>
[浦和レッズ]
先発
GK 1 西川周作
DF 28 岩武克弥
(75分→MF 41 関根貴大)
DF 46 森脇良太
DF 2 マウリシオ
DF 3 宇賀神友弥
MF 6 山中亮輔
(79分→FW 30 興梠慎三)
MF 29 柴戸海
MF 16 青木拓矢
(58分→MF 22 阿部勇樹)
MF 11 マルティノス
FW 10 柏木陽介
FW 24 汰木康也
控え
GK 23 岩舘直
DF 5 槙野智章
MF 26 荻原拓也
FW 14 杉本健勇
監督
上野優作

[川崎フロンターレ]
先発
GK 21 新井章太
DF 26 マギーニョ
(46分→MF 10 大島僚太)
DF 34 山村和也
DF 5 谷口彰悟
DF 7 車屋紳太郎
MF 6 守田英正
MF 25 田中碧
MF 28 脇坂泰斗
(89分→MF 8 阿部浩之)
MF 41 家長昭博
MF 19 齋藤学
FW 9 レアンドロ・ダミアン
(67分→FW 11 小林悠)
控え
GK 1 チョン・ソンリョン
DF 3 奈良竜樹
MF 16 長谷川竜也
MF 22 下田北斗
監督
鬼木達

川崎F、脇坂&小林弾で勝ち点3ゲット…浦和はリーグ戦4戦未勝利でACL決勝へ

完封勝利を収めた川崎フロンターレ
[11.5 J1第32節 浦和 0-2 川崎F 埼玉]

 J1は5日に第32節の1試合を開催し、埼玉スタジアム2002では浦和レッズ川崎フロンターレが対戦。前半35分にMF脇坂泰斗のゴールで先制した川崎Fが、後半33分にFW小林悠の得点で加点して2-0の完封勝利を収めた。現地時間9日にACL決勝第1戦でアルアインとアウェーで対戦する浦和は、試合後にサウジアラビアに向けて出発する。

 浦和がACL決勝に進出したために前倒しで開催される一戦。リーグ戦ここ3戦未勝利(1分2敗)の浦和は1日のJ1第30節鹿島戦(●0-1)から先発8人を入れ替えて、この試合に臨む。一方、ここ3戦無敗(2勝1分)の川崎Fは2日の第30節広島戦(○2-1)から先発6人を入れ替えている。[スタメン&布陣はコチラ]

 ともに相手守備を崩し切れずにスコアが動かずに試合が進む中、前半28分に立て続けに川崎Fがゴールを脅かす。しかし、脇坂がPA外から放った左足ミドルはGK西川周作に弾き出され、そのプレーで得たCKからDF谷口彰悟が合わせたヘディングシュートはクロスバーを叩いてしまった。だが同37分、浦和のクリアボールをMF守田英正がヘディングでつなぐと、ボールを受けた脇坂が鮮やかなターンでMF柴戸海を置き去りにし、弾道の低い右足ミドルでネットを揺らして川崎が先制に成功した。

 1-0と川崎Fがリードしたまま後半を迎えると、川崎FはDFマギーニョに代えてMF大島僚太を投入。後半4分には浦和がゴールに迫るが、PA内からマルティノスが放った左足シュートは惜しくもポストを叩く。同9分には川崎Fがカウンターを発動させ、MF家長昭博のラストパスを受けたFWレアンドロ・ダミアンが狙うも、シュートは西川の守備範囲に飛んでしまった。

 1点のビハインドを背負う浦和は後半13分にMF青木拓矢に代えてMF阿部勇樹、同30分にはMF岩武克弥に代えてMF関根貴大をピッチへと送り込む。しかし、再びスコアを動かしたのは川崎Fだった。同33分、右サイドから守田が送ったクロスを途中出場の小林がDF森脇良太のマークを外し、ヘディングシュートでネットに突き刺して川崎Fがリードを2点差に広げた。

 その後、川崎Fに追加点こそ生まれなかったものの、浦和の反撃を許さずに逃げ切って2-0の完封勝利を収めた。

(取材・文 折戸岳彦)
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イタリアでは、「カルチェット」と呼ばれている。サッカーと同じく「Serie A Calcio a 5」という名称のプロリーグがある。「Serie B」、「Serie A femminile (女子) 」などもある。 #フットサル#サッカー#ユニフォーム

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東京五輪入りは?U-17W杯で躍動する西川潤に森保監督「権利のある世代は全員が候補」

U-17W杯で2ゴール2アシストと日本の攻撃を牽引するFW西川潤
 ブラジルで躍動中の17歳に関しても、そのプレーは追いかけている。A代表と東京五輪代表を兼任する森保一監督は5日、都内で会見し、17日のキリンチャレンジカップ・コロンビア戦(Eスタ)に臨むU-22日本代表メンバー22人を発表。現在、ブラジルで開催中のU-17W杯ではU-17日本代表がグループリーグを首位突破したが、その攻撃を牽引しているのがFW西川潤(桐光学園高/C大阪内定)だ。

 記者会見では、来年2月に18歳となる西川を飛び級で東京五輪代表に抜擢する可能性があるかという質問も出た。森保監督は「映像で(U-17W杯の)試合を見ているが、日本代表の攻撃を牽引しているし、素晴らしいプレーをしていると思う」と評価。3試合で2得点2アシストと、日本の全4ゴールを演出していることを受け、「結果としてもチームを勝利に導く、得点を挙げる、得点に絡むプレーができている」と称えた。

 そのうえで来年の東京五輪本大会でメンバー入りする可能性があるかに関しては「もちろんいいプレーをして、力があれば、(1997年1月1日以降生まれで)権利のある世代の選手は全員が候補に入ってくると思う」と話すにとどめた。

(取材・文 西山紘平)

●U-17ワールドカップ2019特集ページ

最後の部分で感じた差。宮崎日大CB田崎主将は宿敵・日章学園の強さを「リスペクトですね」

宮崎日大高の先発イレブン。全国初出場の夢は後輩たちに託した
[11.4 選手権宮崎県予選決勝 日章学園高 3-0 宮崎日大高 宮崎県総合]

「日章さんの上回った部分を考えた時に全部。攻撃、守備、パスの質とかもそうですけれども、全体的に上だったと思う。ゴール前も前半何回か決定機以外にも抜け出す部分があって、でもやっぱり最後の部分が強くて……リスペクトですね」

 宮崎日大高のCB田崎常慈主将(3年)は、悔しさを滲ませながら、日章学園の強さを讃えていた。選手権初出場まであと1勝に迫りながら2年連続で跳ね返された壁。試合の主導権を握っている時間も多かったが、最後まで1点を奪えず。逆に終盤に突き放される形で無念の敗退となった。

 立ち上がりに注目のエースFW川野寛登(3年)がインターセプトからフィニッシュ。その後も川野の絶妙なサイドチェンジや縦パスがチャンスになりかけ、MF矢野翔大(3年)の強烈な右足ミドルが会場を沸かせた。

 セットプレーから痛い失点を喫したものの、0-1の前半25分には矢野のスルーパスにMF福留龍磨(3年)が反応。その後もボールを持つ時間を増やしてFW田中和騎(3年)や矢野が抜け出しからあわやのシーンを迎えた。
 
 だが、最後の局面にパワーを持って守ってくる相手DFを破ることができない。守備ではゴール至近距離からのシュートを連発されながらも、GK原蓮也(2年)がビッグセーブで立ちはだかり、田崎主将らDF陣も健闘。そして、後半8分に温存していたFW櫻田優樹(2年)を投入して勝負に出た。

 それでも川野の決定的なヘッドがゴールラインギリギリでクリアされたほか、シュート精度を欠いてしまうシーンも散見され、無得点のまま0-3で敗戦。田崎は「今年、(グラウンドが)人工芝になったというのがあって、自分たちも絶対に今までの代よりもクロスの質やパスの質も良くなっていたと思います。その分、期待度も高かった。メンバー外れた人や指導者、保護者の人たちに申し訳無いですね。来年は絶対に倒して欲しい」と支えてくれた人たちに恩返しできなかったことを悔やんだ。

 南光太監督は日章学園の経験値の高さを認め、「彼らは落ち着いている。でも、ウチの子たちは慌ただしい」と分析。だが、全国に初出場するためには日章学園の壁を破らなければならない。それだけに、指揮官は「3年間、日章学園の一人勝ち。どこかで止めないと。それを我々がやらないといけない。(本気で)日本一を目指しているチームと県のチャンピオンを目指すチームの差をどう埋めるか」とコメントした。まずは日章学園と同じプリンスリーグ九州のステージに上ることで同じ経験値を得ること。県1部リーグ戦の残り試合を勝ち抜き、プリンスリーグ昇格を果たすことに集中する。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校選手権2019

「現時点のベストメンバー」久保建英と堂安律はA代表回避でU-22代表に専念

MF堂安律とMF久保建英の2人はA代表に参加せず、今回はU-22日本代表の活動に専念する
 A代表と東京五輪代表を兼任する森保一監督は5日、都内で会見し、17日のキリンチャレンジカップ・コロンビア戦(Eスタ)に臨むU-22日本代表メンバー22人を発表した。直近ではA代表に招集されていたMF久保建英(マジョルカ)、MF堂安律(PSV)、DF板倉滉(フローニンゲン)の3人もメンバー入り。森保監督は「今回はこの活動だけに専念してもらう」と明言した。

 14日にW杯アジア2次予選・キルギス戦(ビシュケク)、19日にキリンチャレンジカップ・ベネズエラ戦(パナスタ)を戦うA代表のメンバーは明日6日に発表予定。U-22代表のコロンビア戦後、A代表に合流してベネズエラ戦に臨むことも時系列的には可能だが、「広島で戦うU-22代表の選手はベネズエラ戦には合流しないということで理解してもらえれば」と、明日発表するA代表のリストに3人は含まれていないことを明らかにした。

 昨年9月にA代表の森保ジャパンが始動してからコパ・アメリカ(南米選手権)を除いて常にA代表に招集されてきた堂安は、森保監督就任後の東京五輪代表に合流するのは今回が初めて。今年6月以降、A代表に定着していた久保と板倉のU-22日本代表選出も今年3月のAFC U-23選手権予選以来となる。

 同時期にA代表のW杯予選も行われるタイミングでのU-22代表選出について指揮官は「A代表の活動は間違いなく重要で、アジア予選を軽視しているわけではない。ただ、東京五輪に臨むU-22代表の活動も非常に大切だと考えている」と説明。A代表の主力でもあるDF冨安健洋は負傷離脱中のため招集できなかったが、そうしたケガ人等を除けば「現時点でのU-22代表のベストメンバー」で東京五輪世代として初の国内での国際親善試合に臨むことになった。

「来年の東京五輪までの期間の中で、A代表に行っている東京五輪世代の選手をいつ融合するかのタイミングは常に考えながら活動してきた」。今後は12月28日に長崎でキリンチャレンジカップを戦い、来年1月にはタイで開催されるAFC U-23選手権にも参戦するが、来夏の東京五輪本大会まで活動期間は限られている。「オーバーエイジのことも考えながら、目の前の勝利とこれからのチームの発展、チーム作りの中でバランスを考えてやってきて今回の選考につながった」と、常に融合のタイミングを見計らってきたうえでの決断だった。

「融合のタイミングも今回だけがベストとは思っていない。12月、来年の活動も踏まえてプランの選択肢は持っているが、今回がまず融合できるタイミングかなということで、ケガ人を除いてベストなメンバーで活動させてもらう」。指揮官が描く今後の青写真は明かさなかったが、オーバーエイジに関しても言及。「まだ決めていないが、オーバーエイジも含めて東京五輪で金メダルを取るための最強のメンバーを招集したい。(オーバーエイジも)選択肢には入っているが、(オーバーエイジの選手を)選ぶかどうかは、最強のメンバーと思う中にオーバーエイジの選手がいることもあれば、そうでないこともあると、現段階では考えている」と話した。

(取材・文 西山紘平)
▼AFC U-23選手権タイ2020(東京五輪最終予選)特集ページ

[MOM3032]神村学園MF濱屋悠哉(3年)_万能エースが圧巻2発!「スカウトが取れば良かったと思えるプレーを」

先制点を喜ぶ神村学園高FW濱屋悠哉(3年)
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.4 高校選手権鹿児島県予選決勝 出水中央高1-2神村学園高 白波スタ]

 果敢な抜け出しで奪った先制弾に、個人技で獲得したPKによる勝ち越し弾。神村学園高を史上初の3連覇に導いたのはFW濱屋悠哉(3年)の2ゴールだった。ボールを落ち着かせる技術と守備の献身性も備える万能な18歳は、プロ入りに届かなかった現実を「全部がまだまだ足りない」と受け止め、さらなるレベルアップを遂げようとしている。

 背中と胸には『14』の数字。全国ベスト16入りを果たした2年前には、FW高橋大悟(清水→北九州)も背負っていたエースナンバーが輝く。有村圭一郎監督監督が「ウチの大黒柱」と評するように、チームへの貢献度は絶大。準決勝までの4試合で合計9ゴールを沈め、決勝進出の立役者となっていた。

 そうして迎えた決勝戦はエースの独壇場だった。前半32分、GKからのキックに反応して裏へ抜け出すと、飛び出した相手GKよりわずかに先に触って先制ゴールをマーク。さらに同点に追いつかれた後の後半26分には、ドリブルで相手を剥がしたところで倒されてPKを得ると、これを落ち着いて決め、勝利につながる2得点を一人で叩き出して見せた。

 ただ、本人の姿からは“ここまで連れてきてやった”という類のプライドは一切感じられない。「サッカーでは副キャプテンとしてチームを引っ張るけど、学校ではバカっていうかポンコツって言われてます」。プレーからも口調からもどこか飄々とした空気感すら漂い、「チームメートがいたから決められた」という言葉にも濁りがない。

 そんな姿勢はチャンス以外のプレーにもしっかりと表れている。この日は決勝戦特有の「行ったり来たり」の展開でもアップダウンを絶やさず、浮いたボールをことごとく収めることで攻守のつなぎ役に奔走。また最終盤の劣勢時には中盤の空中戦でイエローカード覚悟のチャージを見せるなど、守備面での貢献も要所で目立った。

「伊作スポーツ少年団でプレーしていたんですが、小学校の時から守備の競り合いはしっかり教えてもらってきたし、そこは中学でもやってきました」。全国大会出場常連の神村学園中等部でも幼少期からの教えを守り、真摯に成長を続けてきたようだ。

 そうした謙虚さの背景には、尊敬する「高橋大悟」という偉大な存在があるという。1年時から大会メンバー入りしていた濱屋にとって、高橋は間近で見てきたロールモデル。「ゴール前の決定力がすごいし、一人で状況を変えられる」。そんな先輩の活躍ぶりを踏まえると「大悟選手にはまだ劣っている」という自己評価になるようだ。

 またJクラブの内定が決まらず、大学進学を決断した現状にも満足していない。「まだ圧倒して勝てているわけではないし、まだまだ決定力を上げないといけない」と愚直に結果と向き合い、「まだまだ全部が足りないと思う。ゴール前の怖さもボールを持った時の怖さも足りない」と4年後のプロ入りへ成長意欲を持ち続けている。

「大悟さんの代はベスト16だったので、神村らしいサッカーをして一つでも上を。そして目標の全国制覇を成し遂げたい」。最後の全国大会に向け、やはりまずはチームの目標を語った18歳だが、自らのアピールにも意欲を見せる。「プロのスカウトマンが取っておけば良かったと思えるプレーをしたい。全国大会を通じてまた成長して、これから取りたいと思われる選手になりたい」。

(取材・文 竹内達也)
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目標は全中に続く日本一。日章学園は冷静なプレー光るMF葭岡ら1年生も優勝に貢献

日章学園高はMF葭岡遥来ら全国中学校優勝世代の1年生たちが奮闘
[11.4 選手権宮崎県予選決勝 日章学園高 3-0 宮崎日大高 宮崎県総合]

 期待のルーキーたちが、彼らにとって初となる選手権切符を勝ち取った。日章学園高は、いずれも日章学園中出身のMF葭岡遥来(1年)とMF藤本優希(1年)、そしてFW木脇蓮苑(1年)が先発出場。MF前田聖七(1年)も交代出場で優勝の瞬間を味わった。

 彼らは昨年の全国中学校大会決勝で青森山田中の連覇を4でストップ。日章学園中にとって11年ぶりとなる全国制覇を果たし、日章学園高に進学してきた。プリンスリーグ九州開幕戦でいきなり4人が先発するなど、期待の世代はチームのレベルを引き上げている。

 エースFW鈴木陽介(3年)は「一緒にFWで出ている木脇はセンスの塊なので、シュートセンスや相手を見てプレーするところとか学ぶところがある」と評していた。先輩選手たちにとっては、彼らに負けたくないという気持ちもあるだろうが、その力を認めていることも確か。この決勝では、特にボランチの葭岡の冷静なゲームコントロールが印象的だった。

 前半から1年生離れしたような落ち着きを披露。プレッシャーの中でも動じずにボールを動かし、サイドからの崩しにも絡んだ。前半16分には左CKのこぼれ球をしっかりとミートしての右足ボレー。ハーフタイムに早稲田一男監督から「もっとできる」と後押しされて迎えた後半は、「もうちょっとボールにかかわって、ゲームに入り込もうと思っていました」とボールに触る回数を増やしてチームにリズムをもたらした。

 コンビを組む大型MF中別府柊太(3年)のサポートも受けながら堂々のプレー。葭岡をチームの心臓部に起用している早稲田一男監督は、葭岡や身のこなし巧みな木脇や1年生たちの活躍について「タフでしょう?」と語り、と目を細めていた。

 葭岡はシーズン当初、高校生のプレッシャーの速さの前にボールを積極的に受けることができなかったという。だが、Jクラブユースや強豪校との戦いの中で自信をつけ、「今日も自信を持ってプレーできたと思います」と頷く。

 自分たちの代で全国制覇するという思いを強く持っている。「今年も勝ちたいですけれども、自分たちの代で全中優勝しているので、高校でもこの代で全国獲ったとなるようにしたい」と葭岡。声が出るようになった点など、同世代の1年生の変化も感じていたMFは「出ていない1年生にもこのプレーを教えたり、自分が引っ張っていけたらもっと強くなると思う」と語った。個人としては今後、川崎FのMF大島僚太のような選手になっていくことが目標。自分を磨きながら、「高校でも日本一」を目指す。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校選手権2019

札幌MFチャナティップがタイ代表復帰「前回は残念でした」

札幌MFチャナティップ
 北海道コンサドーレ札幌は5日、MFチャナティップがタイ代表に選出されたと発表した。10月の代表シリーズは負傷辞退したが、2か月ぶりの復帰を果たした。

 タイ代表は14日にマレーシア代表、19日にベトナムといずれもアウェーで対戦。同選手はクラブを通じて「今回も代表に呼んでいただきとても光栄に思います。前回は辞退という結果になってしまい残念でした。タイ代表の為にしっかりと全力でプレーし勝利出来るよう、一生懸命に頑張ります。応援よろしくお願いします」とコメントしている。

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川崎Fが広島との上位対決制して4位浮上…ミス帳消しV弾のマギーニョ「信じて走った」(12枚)

6位川崎Fが4位広島との上位対決を制し、4位に順位を上げた
 J1第30節が2日に行われ、川崎フロンターレはホームでサンフレッチェ広島を2-1で下した。

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国内で初の強化試合に臨む東京五輪世代…U-22代表に久保、堂安、板倉ら選出!!

国内で初の強化試合に臨む東京五輪世代…U-22代表に久保、堂安、板倉ら選出!!
 日本サッカー協会(JFA)は5日、17日にエディオンスタジアム広島で行われるキリンチャレンジカップのコロンビア戦に臨むU-22日本代表メンバーを発表した。10月まではA代表に招集されていたMF久保建英(マジョルカ)、MF堂安律(PSV)、DF板倉滉(フローニンゲン)らが選出された。

 同代表チームは11日から広島県内で合宿をスタート。14日にはサンフレッチェ広島との練習試合も予定している。東京五輪世代として国内では初の強化試合となるコロンビア戦は17日12時50分キックオフ予定。

以下、U-22日本代表メンバー

■スタッフ
▽監督
森保一
▽コーチ
横内昭展
和田一郎
▽GKコーチ
川口能活
▽フィジカルコーチ
中馬健太郎

■選手
▽GK
大迫敬介(広島)
谷晃生(G大阪)

▽DF
板倉滉(フローニンゲン)
渡辺剛(FC東京)
岩田智輝(大分)
町田浩樹(鹿島)
立田悠悟(清水)
原輝綺(鳥栖)

▽MF
中山雄太(ズウォレ)
三好康児(アントワープ)
田中駿汰(大阪体育大)
遠藤渓太(横浜FM)
堂安律(PSV)
食野亮太郎(ハーツ)
菅大輝(札幌)
田中碧(川崎F)
橋岡大樹(浦和)
菅原由勢(AZ)
久保建英(マジョルカ)

▽FW
小川航基(水戸)
前田大然(マリティモ)
上田綺世(鹿島)

▼AFC U-23選手権タイ2020(東京五輪最終予選)特集ページ

浦和vs川崎F スタメン発表

浦和vs川崎F スタメン発表
[11.5 J1第32節](埼玉)
※18:30開始
主審:笠原寛貴
副審:八木あかね、数原武志
<出場メンバー>
[浦和レッズ]
先発
GK 1 西川周作
DF 28 岩武克弥
DF 46 森脇良太
DF 2 マウリシオ
DF 3 宇賀神友弥
MF 6 山中亮輔
MF 29 柴戸海
MF 16 青木拓矢
MF 11 マルティノス
FW 10 柏木陽介
FW 24 汰木康也
控え
GK 23 岩舘直
DF 5 槙野智章
MF 22 阿部勇樹
MF 26 荻原拓也
MF 41 関根貴大
FW 14 杉本健勇
FW 30 興梠慎三
監督
上野優作

[川崎フロンターレ]
先発
GK 21 新井章太
DF 26 マギーニョ
DF 34 山村和也
DF 5 谷口彰悟
DF 7 車屋紳太郎
MF 6 守田英正
MF 25 田中碧
MF 28 脇坂泰斗
MF 41 家長昭博
MF 19 齋藤学
FW 9 レアンドロ・ダミアン
控え
GK 1 チョン・ソンリョン
DF 3 奈良竜樹
MF 10 大島僚太
MF 16 長谷川竜也
MF 22 下田北斗
MF 8 阿部浩之
FW 11 小林悠
監督
鬼木達

●[J1]第32節1日目 スコア速報

日章学園はCBコンビが決定機阻止。2年生DF古賀は旧友に「負けるのが嫌」の思いが力

日章学園高の2年生CBCB古賀照也は完封勝利に大きく貢献した
[11.4 選手権宮崎県予選決勝 日章学園高 3-0 宮崎日大高 宮崎県総合]

 スコアこそ3-0だったものの、日章学園高にとっては苦しい戦いだった。宮崎日大高にボールを握られる時間も長く、背後を突かれるシーンが幾度もあった。だが、その攻撃をCB後藤翔(3年)とCB古賀照也(2年)の両DFが中心となって阻止。2人は抜け出しかけた相手アタッカーをパワーのあるスライディングタックルで止め、シュートをブロックするなど決定的な一撃をほとんど打たせなかった。

 意識していたのはシュートを打たせない守り。古賀は「その前の部分は別にやらせていいと思っていて、でもそこ(最後の局面)で大事なシュートブロックやカバーリングをやっていこうと話していて、(無失点で終わることができたので)良いゲームだったと思います」と説明する。

 今年、日章学園はプリンスリーグ九州で第11節(8月)の神村学園高戦から九州国際大付高戦、大分U-18戦、長崎U-18戦と4試合連続で無失点。シーズン序盤から守備の甘さや緩さを指摘されてきたチームは変化してきている。

 古賀は「改善しなければいけないということで、チームの練習から自分と(後藤)翔君で守備を引っ張って行く感じで『もっと守備粘り強く戦って行こう』と話していて、プリンスリーグでも無失点記録が続いたり、自信を持ってこの舞台で戦うことができました」と胸を張る。

 この日の前半に関しては、マークの受け渡しやシャドーの選手にボールが入った時の対応が上手く行っていなかったが、後半は修正して流れを引き寄せるきっかけに。ゴール前での粘り強い守備や声、先制点をアシストしたヘッドも含めて2年生CB古賀はチームを引っ張る存在になってきている印象だ。

 鳥栖U-15出身。対人守備やヘディングの強さを特長とするDFは、入学当初から先発起用されるなど期待の存在だ。「今年は自分がやっていこうという気持ちを持ってやることができている」。昨年度の選手権は自分がPKを与えて矢板中央高に1-2で惜敗。その悔しさも胸に、自覚を持ちながら成長してきている。

 鳥栖U-15時代の仲間たちに負けたくないという思いはエネルギーになっている。「置いていかれるのが嫌で、負けるのが嫌で、練習などで頑張って行くことを意識しています」。特に意識しているのは年代別日本代表にも選出されている鳥栖U-18CB末次晃也(2年)。その闘争心をリスペクトし、彼以上のCBになることを目指している。

 選手権は全国制覇という目標達成を目指すと同時に、自身にとってアピールの大会でもある。宮崎県将来のプロ入りを掲げる2年生DFは先輩DFたちとともにチームを勝たせるプレーをして、注目度を高める。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校選手権2019

35歳成岡翔が藤枝で現役引退…「プロとしては17年間走り続けてきました」

MF成岡翔が現役引退
 藤枝MYFCは5日、MF成岡翔が今シーズンをもって現役を引退することを発表した。

 静岡県島田市出身の成岡は藤枝東高から磐田に加入し、プロ生活をスタートした。福岡、新潟、相模原を経て、今季藤枝に加入した。ここまで出場機会はない。

 J1通算303試合35得点、J2通算37試合6得点、J3リーグ通算11試合に出場。リーグカップ戦は64試合5得点、天皇杯は26試合6得点。クラブを通じて、以下のコメントを発表した。

「今シーズンで引退することを決断しました。物心ついた頃から始めたサッカー、プロとしては17年間走り続けてきました。ここまでやってこれたのは周りの人の支えがあったからです。今は感謝の気持ちしかありません。

 ジュビロ磐田、アビスパ福岡、アルビレックス新潟、SC相模原、藤枝MYFCの各クラブの関係者、クラブスタッフ、共に戦った選手、そして熱いサポーターのみなさん、本当にありがとうございました。現在、優勝を狙える位置にいます。最後の最後までチームのために全力で戦います!」

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35歳成岡翔が藤枝で現役引退…「プロとしては17年間走り続けてきました」

MF成岡翔が現役引退
 藤枝MYFCは5日、MF成岡翔が今シーズンをもって現役を引退することを発表した。

 静岡県島田市出身の成岡は藤枝東高から磐田に加入し、プロ生活をスタートした。福岡、新潟、相模原を経て、今季藤枝に加入した。ここまで出場機会はない。

 J1通算303試合35得点、J2通算37試合6得点、J3リーグ通算11試合に出場。リーグカップ戦は64試合5得点、天皇杯は26試合6得点。クラブを通じて、以下のコメントを発表した。

「今シーズンで引退することを決断しました。物心ついた頃から始めたサッカー、プロとしては17年間走り続けてきました。ここまでやってこれたのは周りの人の支えがあったからです。今は感謝の気持ちしかありません。

 ジュビロ磐田、アビスパ福岡、アルビレックス新潟、SC相模原、藤枝MYFCの各クラブの関係者、クラブスタッフ、共に戦った選手、そして熱いサポーターのみなさん、本当にありがとうございました。現在、優勝を狙える位置にいます。最後の最後までチームのために全力で戦います!」

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キックイン。ボールがタッチラインを超えたときにおこなう。ボールが外に出たタッチライン上よりボールを蹴ってプレーを再開する。 #フットサル#サッカー#ユニフォーム

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レアルの重圧に「腕が震えた」バルベルデ、仲が良い選手は?

長友と競り合うMFフェデリコ・バルベルデ
 レアル・マドリーのMFフェデリコ・バルベルデは試合前にナーバスになっていることを明かした。スペイン紙『マルカ』が伝えている。

 レアルで輝き出したバルベルデだが、ピッチの外では静かな人柄のようだ。「僕はシャイで、人々のスペースを常に尊重するように心がけている。だけどピッチ上では最大限に楽しもうと努力しているよ」と『レアル・マドリーTV』で語っている。

「全神経をそこに注ぎ込まなければならないと思っている。アトレティコとのダービー戦では、僕がスタメンで出ることはわかっていたから、とてもナーバスになった」

「カゼミーロがやってきて、『ナーバスになっていないか?』と聞いてくれた。僕は『いいや、行こうぜ』と答えたんだけど、彼が僕の腕を見ると、震えていたんだ」

「自分はみんなから学んでいる。誰もがここに至るまでのストーリーを持っているんだ。カゼミーロは、僕のように南アメリカの出身だ。彼は僕に多くのアドバイスをくれるし、とても助かっている。これからも常に感謝したい」

 記事によると、ウルグアイ出身のバルベルデは同じ南米ブラジル出身のチームメイトとともにトレーニングを行なうことが多いという。

「到着すると、みんなで朝食を食べるんだ。ほとんどのチームメイトと話すよ。とくにカゼミーロとはよく話す。ジョークもいうし、彼はいつも僕の間違えを修正してくれる。彼は父親のようなものだね」

「自分はトレーニングでも常に自分のベストを出そうとしているけど、もっと目立つ選手は何人もいる。たとえば(トニ・)クロースは絶対にボールを失わない。彼らと一緒にトレーニングできるのは楽しいよ。

 またカゼミーロだけでなく、ジネディーヌ・ジダン監督にも非常に助けられているという。

「監督が良く言ってくれるときは最高だ。彼もカゼミーロのように、僕のベストを引き出してくれようとしている」

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レアルの重圧に「腕が震えた」バルベルデ、仲が良い選手は?

長友と競り合うMFフェデリコ・バルベルデ
 レアル・マドリーのMFフェデリコ・バルベルデは試合前にナーバスになっていることを明かした。スペイン紙『マルカ』が伝えている。

 レアルで輝き出したバルベルデだが、ピッチの外では静かな人柄のようだ。「僕はシャイで、人々のスペースを常に尊重するように心がけている。だけどピッチ上では最大限に楽しもうと努力しているよ」と『レアル・マドリーTV』で語っている。

「全神経をそこに注ぎ込まなければならないと思っている。アトレティコとのダービー戦では、僕がスタメンで出ることはわかっていたから、とてもナーバスになった」

「カゼミロがやってきて、『ナーバスになっていないか?』と聞いてくれた。僕は『いいや、行こうぜ』と答えたんだけど、彼が僕の腕を見ると、震えていたんだ」

「自分はみんなから学んでいる。誰もがここに至るまでのストーリーを持っているんだ。カゼミロは、僕のように南アメリカの出身だ。彼は僕に多くのアドバイスをくれるし、とても助かっている。これからも常に感謝したい」

 記事によると、ウルグアイ出身のバルベルデは同じ南米ブラジル出身のチームメイトとともにトレーニングを行なうことが多いという。

「到着すると、みんなで朝食を食べるんだ。ほとんどのチームメイトと話すよ。とくにカゼミロとはよく話す。ジョークもいうし、彼はいつも僕の間違えを修正してくれる。彼は父親のようなものだね」

「自分はトレーニングでも常に自分のベストを出そうとしているけど、もっと目立つ選手は何人もいる。たとえば(トニ・)クロースは絶対にボールを失わない。彼らと一緒にトレーニングできるのは楽しいよ。

 またカゼミロだけでなく、ジネディーヌ・ジダン監督にも非常に助けられているという。

「監督が良く言ってくれるときは最高だ。彼もカゼミロのように、僕のベストを引き出してくれようとしている」

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前半負傷交代の日章学園DF阿部主将は仲間に感謝。「代わりに出た選手が凄く良い仕事をしてくれた」

優勝インタビューに応える日章学園高DF阿部稜汰主将
[11.4 選手権宮崎県予選決勝 日章学園高 3-0 宮崎日大高 宮崎県総合]
 
 九州屈指の注目SBが、前半30分に負傷交代。左SB阿部稜汰主将(3年)が接触プレーの際に痛めていた腰の痛みを再発させ、日章学園高ベンチは時間をかけることなくDF吉田剛之介(2年)とのスイッチを決断した。

 阿部は負傷が癒えて迎えた今大会、準決勝で初先発と慎重に起用されていたが、悔しい交代。勝負どころを前にしてピッチを後にすることになった主将は、不安な気持ちを抱いていたという。「不安だったんですけれども、1点リードしている状態だったので、周りには落ち着いてやれという声は掛けていました」。

 日章学園は1-0とリードしていたものの、阿部の交代後は宮崎日大高にボールを握られ、守備をする時間が増えてしまっていた。それでも、代わって入った吉田が攻撃面の良さを出して後半4分、17分と2度決定機を演出。吉田はボールロストするシーンこそあったものの3-0勝利に貢献し、またトップ下の位置で存在感を示したMF倉田晃士朗(2年)や3点目を決めたMF日吉悠真(2年)らを含めて交代出場選手の活躍も光る試合だった。

 阿部は「代わりに出た選手が凄く良い仕事をしてくれて守備もそうですし、攻撃でも良い形ができたので、良かったと思います」とホッとした表情を見せ、2得点のエースFW鈴木陽介(3年)も「キャプテンがいなくなった後とかも焦りがあったんですけれども、(交代出場組中心に)良いプレーが出ていたので良かったと思います」とチーム全員で勝ち取った白星を喜んでいた。

 阿部はまずコンディションの向上に集中。そして、全国大会ではこの日助けてもらった仲間たちに恩返しする意気込みだ。「守備だったら1対1の強さ、攻撃ではすぐ駆け上がってクロス上げるところ」といった強みとリーダーシップで日章学園を目標の全国4強以上、日本一へ導く。

(取材・文 吉田太郎)
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「C大阪のファンが一番観たいと思う」…全国へ王手神戸弘陵DF田平起也は西川潤との対戦熱望

「仲間のために…」神戸弘陵が全国へあと一勝
[11.4 高校選手権兵庫県予選準決勝 神戸弘陵1-0関西学院 アスパ五色]

 空中戦の強さは県内では無敵だ。卒業後のセレッソ大阪への入団が内定しているDF田平起也(3年)が完封劇に貢献し、神戸弘陵高を4年ぶりの決勝へと導いた。

 同期入団となるFW西川潤(桐光学園)の活躍が刺激になっている。西川はU-17日本代表の一員としてブラジルで開催中のU-17ワールドカップに参戦中。3戦2発で攻撃をけん引し、エースとしてチームを決勝トーナメントに導く活躍をみせている。

 田平ももちろん把握しており、「大きい刺激になっている」と意識する。ただ「負けたくないというのが一番」という思いを強くしており、「桐光とできれば一番いい。何よりセレッソのファンが一番観たいと思う。そこで直接倒したいと思います」と闘志を燃やす。

 来年になれば、「立ち振る舞いを真似するほど尊敬している」と話すジュニアユース時代の一学年先輩DF瀬古歩夢らとのポジション争いが待っている。高卒選手が簡単にポジションを奪えるほど甘い世界ではないことも十分に理解している。

 ただ入団前から気持ちで負けるわけにはいかない。そのためにも自信をつけて、プロ生活を迎えたい。全国選手権出場はこれ以上ない経験値になるはずだ。「応援してくれている仲間のためにという思いも強い」。プロ入りできる選手にまで育ててくれた母校への感謝を示すべく、10日の決勝では力の限りを出し尽くす。

(取材・文 児玉幸洋)
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[MOM3031]日章学園FW鈴木陽介(3年)_決定機逸も冷静さ失わずに2発!エースは予選で計10得点

前半17分、日章学園高FW鈴木陽介が先制ゴール
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.4 選手権宮崎県予選決勝 日章学園高 3-0 宮崎日大高 宮崎県総合]
 
 エースが成長を実証する活躍だ。2日前に行われた準決勝(対延岡学園高)戦で3得点を記録した日章学園高FW 鈴木陽介(3年)が決勝でも2得点1アシストの活躍。チームを3連覇へ導いた。

 前半17分、左FKをファーサイドのCB古賀照也(2年)が折り返すと、頭で先制ゴール。「古賀照也が良い感じでファーから折り返してくれたので、それを信じて中に入っていた。良いボールだったので信じて良かった」。FKがGKを越えた時点でポジションを取り直し、絶妙な折り返しをしっかりとゴールに結びつけた。

 前半半ばで1点目を奪ったが、2点目が遠かった。後半は左SB 吉田剛之介(2年)のラストパスを1タッチで合わせた一撃を皮切りに4本、5本と決定的なシュートを放ったが、GKに止められたり、ポストのわずか外側へ。だが、「(早稲田一男)監督からも『もう一回仕事をオマエがしないと』という話があった。冷静になることができました」という鈴木は焦れなかった。

 至近距離からのヘディングシュートをGKに止められてから4分後の32分、MF倉田晃士朗(2年)とのパス交換から「(相手DFには)フィジカル面で勝っていたと思うので、思い切りゴリゴリ行った」と右中間を強引に縦突破。DFを振り切ると、そのまま右足シュートをゴールに流し込んだ。

 対戦した宮崎日大高の南光太監督が「鈴木君の決定力が差になった」と認めたように、エースの力が生み出したライバルとの差。帝京高時代に高校サッカー界のスターFWだった日章学園・早稲田一男監督も、「仕事はしてくれているし、(得点の)匂いを感じさえてくれるようなプレーをしてくれている」と評価していた。
 
 鈴木は後半アディショナルタイムにもスルーパスでMF日吉悠真(2年)のゴールをアシスト。下級生時から期待されながら、貪欲さに欠けるところのあった鈴木だが、最後の選手権へ向けて意識が高まり、決定力を向上するために努力を重ねてきた。そしてGKの重心を見て、駆け引きして決めることを磨いてきた成果が結果に結びついている。

 今回の宮崎県予選は計10ゴールを決めて目標達成。全国大会の目標は「得点王と日本一です」と言い切った。そのために「まだまだいっぱい強いDFが全国にいっぱいいるので、それを跳ね除けて決めれるくらいの選手に変わっていきたいと思います」。日章学園が初の4強、日本一を達成するためには彼のゴールが必須。エースが全国トップクラスのDF、GKを破って得点を量産する。

(取材・文 吉田太郎)
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“文武両道”県立西宮が全国出場経験校3連破で2年連続の決勝に進出!:兵庫

県西宮が2年連続で決勝に進出した
[11.4 高校選手権兵庫県予選準決勝 県立西宮2-0報徳学園 アスパ五色]

 第98回全国高校サッカー選手権兵庫県予選準決勝が4日にアスパ五色メイングラウンドで行われ、県立西宮高が報徳学園高に2-0で勝利し、2年連続の決勝に勝ち上がった。リベンジを期す決勝では神戸弘陵高と対戦する。

 文武両道を掲げる県西宮が、2年連続で兵庫県王者を決める舞台にたどり着いた。竹内雅史監督は「(去年の決勝は)芝がスリッピーなので慣れるのに苦労した。ピッチレベルでは応援の反響が凄くてお互いの指示が通らなかったみたい。でも経験しているメンバーが4人いる。今年はここに合わせてチーム作りをしてきたので、勝ちに行きたいと思います」と早くも11日にノエビアスタジアム神戸で行う決勝へ意識を強めた。

 風上に立った前半に主導権を握った。前半13分にDF牧村駿佑(3年)のパスで抜け出したFW和久洸成(3年)がGKとの1対1を制して先制。同33分にはMF小林遼生(2年)が右サイドからカットイン。エリア手前から左足でニアを抜き、前半だけで効率よく2点のリードを奪うことに成功する。

 また前半からMF堀毛優(3年)ら個に特長のある報徳学園の攻勢に遭うが、要所はしっかりと締めて戦う。後半13分には堀毛に強引な突破からシュートを打たれるが、カバーに入ったDF清家太陽(2年)がかき出して難を逃れる。試合終了間際にはMF船瀬達也(3年)に強烈なミドルを打たれるが、枠に飛ばさせなかった。

 私立校優勢の兵庫県で安定的な強さをみせるが、部員には学校行事への参加を優先させている。そのため昨年は準決勝後に予定されていた3泊4日の修学旅行に部員が参加。調整が不十分のまま決勝に向かわざるを得なかった。今年は修学旅行の時期がずれたことでその心配はないが、大会期間中も模試が実施されるなど、全国を目の前にする部員への優遇はない。

 そんな中でも2年連続の決勝進出。8強で今夏のインターハイ予選4強すべてが敗退する波乱のトーナメントで、神戸科技、滝川二高、そして報徳学園と全国選手権出場経験校を3連破しての勝ち上がりも評価できる。悲願の初優勝まであと1つ。3年生部員のほとんどがセンター試験を受験することになっているが、正月の関東遠征を拒むものはどこにもいない。

(取材・文 児玉幸洋)
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プリンス関西で大苦戦も選手権に向け「ようやくまとまってきた」…C大阪内定DF擁する神戸弘陵が4年ぶり全国へ王手:兵庫

神戸弘陵が4年ぶり全国大会出場に王手
[11.4 高校選手権兵庫県予選準決勝 神戸弘陵1-0関西学院 アスパ五色]

 第98回全国高校サッカー選手権兵庫県予選準決勝が4日にアスパ五色メイングラウンドで行われ、神戸弘陵高が前年優勝校の関西学院高を下して4年ぶりの決勝に駒を進めた。10日にノエビアスタジアム神戸で行う決勝では県西宮高と対戦する。

 近畿地方で木枯らし一号が吹いたことが観測されたこの日、やはりポイントは風。コイントスで勝った神戸弘陵の主将MF沖吉大夢(3年)はあえて前半風下を選択。体力のある前半をしのいで、後半に勝負を仕掛ける作戦を立てていた。

 だが試合は予想外の展開になる。開始4分、左サイドを突破したMF松野隼輝(2年)がクロスを上げると、ニアに入ったMF兼田拓実(3年)が倒れ込みながら左足でねじ込む。これがゴールネットを揺らし、神戸弘陵に先制点が入った。

 早い時間の先制により、相手の圧力を受ける時間も早まったが、そこはDF竹内悠力(3年)、DF田平起也(3年/C大阪内定)を中心とした自慢の守備陣がゴールに鍵をかける。関学高のフィニッシュに精度に助けられたこともあったが、完全に崩されることはない。

 さらに神戸弘陵は1点リードで折り返した後半、交代カードを有効に使いながら試合を終わらせに行く。20分にはFW松隈弘樹(1年)に代えて、ベンチスタートさせていた10番FW吉田翔貴(3年)を投入。風上に立った後半、狙い通りの追加点こそ奪えなかったが、相手に反撃を許さず決勝へと勝ち上がった。

 今季はプリンスリーグ関西で1勝2分12敗。春先は主力に故障者が出たこともあり、大苦戦を強いられた。ただようやくここに来てメンバーが揃ってきたことで、戦いが安定。10月5日のプリンスリーグで敗れた三田学園との再戦となった準々決勝を2-1で逆転勝ち。「遅いですけど」と苦笑いの沖吉主将も、「ようやくここに来て殻をやぶる選手が出てきて、チームとしてまとまってきた。ここから上がっていく気しかない」と完全に自信を回復させている。

 4年ぶりとなる決勝。相手は県西宮に決まった。今季は練習試合で対戦、勝利を飾っており、いいイメージもある。決勝点を決めた兼田は「勢いもあるので、自信がある。このままの勢いで全国に行きたい」と力強く宣言。DFリーダー田平も「プロに入る前に弘陵で結果を出したい」と決勝に向け気合を入れ直していた。

(取材・文 児玉幸洋)
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クロップ、ペップのマネ批判に反論「彼はダイバーじゃない!」

ユルゲン・クロップ監督が反論
 リバプールを率いるユルゲン・クロップ監督が、マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督の発言に対して反論した。英『ミラー』が伝えている。

 今季もプレミアリーグ優勝争いの大本命とされる首位リバプールと2位シティ。現在、勝ち点6差となっているが、今月10日にアンフィールドで直接対決を迎える。

 この一戦を前に、グアルディオラ監督はチームトップのスコアラーであるセネガル代表FWサディオ・マネについて言及。「ときに彼はダイブをするし、最後の最後で信じられないようなゴールを決めることもある。才能豊かな選手だ」と要注意人物に挙げていた。

 これに対して、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)グループリーグ第4節のゲンク戦に向けた記者会見でクロップ監督は「サディオはダイバーじゃない」と反論。

「(2日の)アストン・ビラ戦では、たしかに接触して倒れるシーンがあった。おそらく、あれはPKではなかったが、接触があったのは事実だ。彼はわざと倒れたわけではない。賭けてもいいが、もしシティに同じようなことが起きたらPKを要求するだろう」と怒りを露わにした。

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「あまり良いニュースではない…」小林祐希、ハムストリングス損傷で離脱へ

先月27日のメヘレン戦で移籍後初ゴールを挙げた小林祐希だが…
 ベフェレンは4日、MF小林祐希がハムストリングス損傷で離脱することを発表した。

 小林は2日に行われたベルギー・リーグ第14節でズルテ・ワレヘムに先発出場。3試合連続でのスタメンとなったが、足を痛めて前半17分に交代を余儀なくされた。

 クラブは公式サイト上で「小林祐希の負傷については、あまり良いニュースではない。検査の結果、ハムストリングの損傷を負ったことがわかった。プレーできない期間は近日中に明らかになる」と発表している。

 昨季限りでヘーレンフェーンを退団した小林は、9月にベフェレンに加入。ここまで公式戦8試合に出場し、先月27日の第12節メヘレン戦で移籍後初ゴールを挙げていた。

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バルサがCLスラビア・プラハに向けて招集メンバー発表

バルセロナが招集メンバー発表
 バルセロナは4日、5日に本拠地カンプ・ノウで行われるUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)グループリーグ第4節のスラビア・プラハ戦に向けて招集メンバー18名を発表した。

 2勝1分の無敗でグループ首位に立つバルセロナは、FWリオネル・メッシやDFジェラール・ピケ、GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンらを順当に招集。負傷していたDFサムエル・ウムティティも復帰し、招集リストに入っている。

 一方、右足ヒラメ筋を負傷したFWルイス・スアレスが欠場。DFジャン・クレール・トディボとMFアルトゥール、DFムサ・ワゲ、DFジュニオール・フィルポは監督判断により招集外となっている。

▼GK
マルク・アンドレ・テア・シュテーゲン
ネト

▼DF
ネウソン・セメド
ジェラール・ピケ
クレマン・ラングレ
ジョルディ・アルバ
セルジ・ロベルト
サムエル・ウムティティ

▼MF
イバン・ラキティッチ
セルヒオ・ブスケツ
カルレス・アレニャ
フレンキー・デ・ヨング
アルトゥーロ・ビダル
カルレス・ペレス

▼FW
リオネル・メッシ
ウスマン・デンベレ
アントワーヌ・グリエーズマン
アンス・ファティ

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矢板中央と3年連続決勝へ! 2トップ変更の後半蘇った佐野日大、栃木振り切り「今年こそ」:栃木

矢板中央との決勝に進出した佐野日大
[11.4 高校選手権栃木県予選準決勝 栃木0-2佐野日大 栃木グ]

 第98回全国高校サッカー選手権栃木県予選は4日、栃木グリーンスタジアムで準決勝を行い、第2試合は佐野日大高栃木高を2-0で下した。9日に行われる決勝では矢板中央高と対戦する。

 佐野日大はボールがおさまらず、後手を踏んだ前半となったが、2トップに変更した後半に立て直した。海老沼秀樹監督は「栃木さんは非常に粘り強くて、全員技術があるし、ハードワークを惜しまない。押し込まれて苦しかったですが、0-0は上出来」と前半の40分を振り返った。

 県内屈指の進学校・栃木は受験に備えて夏に3年生が引退し、GK冨澤凛太朗(3年)のみがメンバーに残った1、2年生のチーム。無失点で準決勝まで勝ち上がった堅守をベースに、パスをつないで攻撃のリズムを作る。FW廻谷大翔(2年)がファーストシュートを放てば、FW柳田力希(2年)がドリブル突破でゴール前まで前進した。

 0-0で折り返した後半、流れは一変する。佐野日大は後半開始と同時に10番FW田中丈流(3年)とドリブラーFW若月尋(3年)を投入。システムを3-4-2-1から3-5-2に変更すると、攻撃が一気に活性化する。縦への推進力を示す若月がダイナミックなドリブルで守備網を切り裂き、栃木のDFラインを押し下げた。

 主導権を握った佐野日大は左右からのクロスで揺さぶり、田中がヘディングシュートでGK冨澤を立て続けに強襲。すると、栃木が負傷で1人少ない時間帯に左CKを獲得し、後半25分、DF内田紘太(3年)が左足で質の高いクロスを配給。ボランチのMF長谷川倫哉(3年)が「ピンポイントで、決めるだけだった」とドンピシャヘッドで捉え、先制のネットを揺らした。

 猛攻を実らせ、ついに均衡を破った佐野日大。後半アディショナルタイム1分にもドリブルで持ち上がった若月がキープし、絶妙なスルーパス。息のあった連携で抜け出したFW清水丈(3年)が右サイドのゴールライン際から折り返すと、飛び込んだ田中が強烈ヘッドで叩き込んだ。

 そのままタイムアップを迎え、2-0の完封勝利をおさめた佐野日大。「後半は相手よりも動こうという気持ちが伴った結果かなと思います」と海老沢監督はハードワークを称賛した。布陣を変更した後半はセカンドボールの回収、守備面も改善され、攻守がかみ合った。

 佐野日大は矢板中央の待つ決勝へと駒を進め、3年連続の顔合わせで雪辱を目指す。「矢板中央は一つ上のランク。手強いと思いますが、今年こそは勝ちたい」と主将のDF水沢颯斗(3年)。初の全国ベスト4という快進撃を遂げ、日大カラーのピンク色を纏ったイレブンが“桜色旋風”を起こしたのは16年度大会。宿敵を破り、3大会ぶりに選手権の舞台に返り咲く。

(取材・文 佐藤亜希子)
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「彼はメンバー入りする」欠場続くカンテ、CLアヤックス戦で復帰か?

エンゴロ・カンテが復帰か
 チェルシーを率いるフランク・ランパード監督がフランス代表MFエンゴロ・カンテの復帰を示唆した。クラブ公式サイトが伝えている。

 昨季の終盤から怪我に悩まされているカンテは、今季ここまで公式戦6試合の出場にとどまっており、先月6日のプレミアリーグ第8節サウサンプトン以降、約1か月離脱していた。

 復帰が近づいてきたカンテは、4日のトレーニングに参加。早ければ5日に本拠地スタンフォードブリッジで行われるUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)グループリーグ第4節アヤックス戦で復帰する見込み。指揮官は「カンテはメンバー入りする」と断言している。

「怪我や違和感もなく、負荷をかけた練習ができている。なかなか継続してプレーできなかった。だが、もうチームの一員として復帰できる状態だ」

 さらにランパード監督は「エンゴロは大きな武器になる。世界でも指折りのMFで、ここ数年は、その実力を示し続けてきた。これで中盤のメンバー選びはより難しくなるね。だが競争は必要だし、3~4日おきに試合がある以上、中盤の選手たち全員の力が必要だ。他のポジションも同じだけどね」と復帰を喜んだ。

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久保建英、5戦ぶりスタメンも結果残せず「自分のパフォーマンスに失望している」

久保建英が5戦ぶり先発も…
 日本代表MF久保建英の所属するマジョルカは3日、リーガ・エスパニョーラ第12節でバリャドリーと敵地で対戦し、0-3で敗れた。

 この試合で5試合ぶりの先発出場を果たした久保は、右サイドハーフに入り、得意のドリブル突破、相手を引きつけてパスを送るなど、所々で光るプレーを見せたが、得点に絡めないまま後半23分にピッチを後にした。

 マジョルカはこれで3試合未勝利(1分2敗)となり、17位につけている。スペイン『TODOmercado』によると、久保は「僕たちはいくつかのチャンスを得ることができたが、バリャドリーは2つのゴールで試合を終わらせた。ビハインドを背負っていたし、不明確なファウルもいくつかあり、熱くなってしまった」と振り返った。

 さらに自分自身のプレーについては「マジョルカでプレーできて幸せだけど、敗戦にガッカリしているし、自分のパフォーマンスには失望している。素晴らしいことはできていない。最初の数分でチャンスをものにすべきだった」と語り、自分を責めた。

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バイエルン新監督候補のアッレグリ、カペッロが助言「マンチェスターに行くべき」

バイエルンの新監督候補に挙がっているマッシミリアーノ・アッレグリ氏ら
 元イングランド代表監督のファビオ・カペッロ氏(73)が、マッシミリアーノ・アッレグリ氏(52)にバイエルンではなく、マンチェスター・ユナイテッドの指揮官になるべきだと語った。英『ミラー』が伝えている。

 バイエルンは2日に行われたブンデスリーガ第10節でフランクフルトに1-5で大敗。10試合を終えて5勝3分2敗の4位となり、ニコ・コバチ監督が自ら退くことを決意。クラブに申し出て、翌3日に辞任が発表された。

 後任には、ユベントスをセリエAで8連覇に導いたアッレグリ氏のほか、元ユナイテッド監督のジョゼ・モウリーニョ氏、アヤックスのエリク・テン・ハーグ監督らの名前が挙がっている。

 かつてレアル・マドリーやミラン、ユベントス、イングランド代表などを率いたカペッロ氏は、イタリアのラジオ局『ラジオ・アンキオ・スポルト』でアッレグリ氏について言及。「彼はバイエルンにピッタリだけど、(2016年夏から約1年指揮を執った)アンチェロッティの後でイタリア人がどれだけ歓迎されるかわからない」と疑問を投げかけた。

 その上でカペッロ氏は、プレミアリーグで10位に低迷するオーレ・グンナー・スールシャール監督に解任が噂されているユナイテッドを勧めた。「イングランドでの指揮はエキサイティングで、プレミアリーグはよりいい監督になれるリーグだ。私がアッレグリならマンチェスターに行くだろう」と語っている。

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[MOM3030]海星MF假谷竜也(3年)_「彼が乗るとチームも乗ってくる」“攻撃の要”が1ゴール1アシスト

見事なミドルシュートを叩き込んだMF假谷竜也(3年)
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.4 選手権予選準決勝 宇治山田商1-2海星 東員町]

 チームに勢いをもたらす先制点だけでなく、試合の流れをグッと引き寄せる2点目のアシストも記録。海星高の決勝進出の立役者であるMF假谷竜也(3年)は「自分で点を決めて、アシストもできた。今日の試合は自分でも良かったと思います。完璧です」と満面の笑みを浮かべた。

 宇治山田商高との準決勝でトップ下に入った假谷は序盤からサイドのスペースに流れて、攻撃に関与。ボールを持ったら、「追い風だったので、積極的にミドルシュートを打っていこうと考えていた」。最初の決定機が訪れたのは前半16分だった。左サイドでMF東川大将(3年)のパスを受けると、ドリブルでDFをかわし中央に侵入。「相手を上手く剥がせたので、思い切って足を振り切ってやろう」と振り返るミドルシュートを放つと、青柳隆監督が「打った瞬間に入ったと思った」と振り返るほど綺麗な軌道でゴール右上に突き刺さった。

 主将のDF岡本睦規(3年)が「彼が乗るとチームも乗ってくる」と評するようにチームのバロメーター的な存在でもある。先制点によって、勢いに乗った假谷は前半39分にも好機を演出。1点目と同じく東川のスルーパスから左サイドの高い位置を抜け出すと、「受けた瞬間に矢田(涼斗)が見えた」。素早くゴール前に入れたクロスを上げると、MF矢田涼斗(3年)のドンピシャヘッドによる2点目をお膳立て。「イメージ通りの2ゴール」によって、海星の勝利を呼び込んだ。

 選手権予選は夏の悔しさを晴らすための舞台だ。インターハイ予選でも主力として活躍が期待されながらも、準々決勝の鈴鹿高戦で右足を痛めたため、準決勝以降は試合に出られなかった。チームは決勝で四日市中央工高に敗れ、全国大会への出場を逃した「怪我で出られなかった悔しさはもちろんある。悔しすぎて泣こうにも泣けなかった」。

 1か月に及ぶ離脱期間を終えると、チームに迷惑をかけた気持ちと仲間に置いて行かれたくない気持ちを練習にぶつけ、シュート練習に励んだ。そうした成果もあり、今予選は初戦から全試合でゴールを記録。チームの勝ち上がりに貢献してきた。

 次に当たるのは新人戦、インターハイ予選ともに決勝で敗れた四日市中央工。「相手は攻撃が凄いけど、こっちも色んなプレーができるし、どんどんゴールを狙える。万全の状態であれば対等に戦えるし、個人としても技術面では負けていない。やってやるしかないと思っている」と意気込む。

 海星高への進学を決めたのは、中学時代の2年先輩であるFW三輪翔真(現・神奈川大)の活躍により、初の選手権出場を決めたから。「間近で見ていた先輩が活躍して凄いなと思った。自分もあんな風に活躍したいなって思った」。憧れの先輩と肩を並べるためにも、決勝で連続ゴールを挙げ、チームにもう一度歓喜を呼び込むつもりだ。

(取材・文 森田将義)
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[MOM3030]海星MF假谷竜也(3年)_「彼が乗るとチームも乗ってくる」“攻撃の要”が1ゴール1アシスト

見事なミドルシュートを叩き込んだMF假谷竜也(3年)
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[11.4 選手権予選準決勝 宇治山田商1-2海星 東員町]

 チームに勢いをもたらす先制点だけでなく、試合の流れをグッと引き寄せる2点目のアシストも記録。海星高の決勝進出の立役者であるMF假谷竜也(3年)は「自分で点を決めて、アシストもできた。今日の試合は自分でも良かったと思います。完璧です」と満面の笑みを浮かべた。

 宇治山田商高との準決勝でトップ下に入った假谷は序盤からサイドのスペースに流れて、攻撃に関与。ボールを持ったら、「追い風だったので、積極的にミドルシュートを打っていこうと考えていた」。最初の決定機が訪れたのは前半16分だった。左サイドでMF東川大将(3年)のパスを受けると、ドリブルでDFをかわし中央に侵入。「相手を上手く剥がせたので、思い切って足を振り切ってやろう」と振り返るミドルシュートを放つと、青柳隆監督が「打った瞬間に入ったと思った」と振り返るほど綺麗な軌道でゴール右上に突き刺さった。

 主将のDF岡本睦規(3年)が「彼が乗るとチームも乗ってくる」と評するようにチームのバロメーター的な存在でもある。先制点によって、勢いに乗った假谷は前半39分にも好機を演出。1点目と同じく東川のスルーパスから左サイドの高い位置を抜け出すと、「受けた瞬間に矢田(涼斗)が見えた」。素早くゴール前に入れたクロスを上げると、MF矢田涼斗(3年)のドンピシャヘッドによる2点目をお膳立て。「イメージ通りの2ゴール」によって、海星の勝利を呼び込んだ。

 選手権予選は夏の悔しさを晴らすための舞台だ。インターハイ予選でも主力として活躍が期待されながらも、準々決勝の鈴鹿高戦で右足を痛めたため、準決勝以降は試合に出られなかった。チームは決勝で四日市中央工高に敗れ、全国大会への出場を逃した「怪我で出られなかった悔しさはもちろんある。悔しすぎて泣こうにも泣けなかった」。

 1か月に及ぶ離脱期間を終えると、チームに迷惑をかけた気持ちと仲間に置いて行かれたくない気持ちを練習にぶつけ、シュート練習に励んだ。そうした成果もあり、今予選は初戦から全試合でゴールを記録。チームの勝ち上がりに貢献してきた。

 次に当たるのは新人戦、インターハイ予選ともに決勝で敗れた四日市中央工。「相手は攻撃が凄いけど、こっちも色んなプレーができるし、どんどんゴールを狙える。万全の状態であれば対等に戦えるし、個人としても技術面では負けていない。やってやるしかないと思っている」と意気込む。

 海星高への進学を決めたのは、中学時代の2年先輩であるFW三輪翔真(現・神奈川大)の活躍により、初の選手権出場を決めたから。「間近で見ていた先輩が活躍して凄いなと思った。自分もあんな風に活躍したいなって思った」。憧れの先輩と肩を並べるためにも、決勝で連続ゴールを挙げ、チームにもう一度歓喜を呼び込むつもりだ。

(取材・文 森田将義)
●【特設】高校選手権2019

四中工との決勝は3連敗中…「借りを返したい」海星が宇治山田商を下し、4度目の挑戦権獲得:三重

2点目を奪ったMF矢田涼斗(3年)らが応援団と喜びを分かち合う
[11.4 選手権予選準決勝 宇治山田商1-2海星 東員町]

 第98回全国高校サッカー選手権三重県予選準決勝が4日に行われ、第2試合で宇治山田商高海星高が対戦。前半のリードを守り切った海星が2-1で勝利し、9日に行われる決勝へ駒を進めた。

 今季は県1部リーグで2度対戦し、海星が2勝。特徴はよく把握している。サイズのある宇治山田商との競り合いは分が悪いため、海星は序盤から足元でパスを繋ぐ地上戦を選択。MF清水俊樹(3年)が「相性が良くてパス交換ができる」と話すMF深川透亜(3年)とのダブルボランチが攻撃に良く顔を出しながら、サイドを揺さぶりチャンスを伺った。

 すると、海星は前半16分、左サイドでMF東川大将(3年)からのボールを受けたMF假谷竜也(3年)が中にカットイン。遠目から思い切りよく打ったシュートがゴールネットに突き刺さった。

 続く前半23分にも、DF槇木健太(3年)のロングフィードからDF高島翔太(3年)が右からゴール前に速いボールを入れるなど、サイドから見せ場を作った海星。39分には、東川のパスから假谷が左サイドの高い位置をとり、ゴール前にクロス。反対サイドから飛び込んだMF矢田涼斗(3年)が頭で合わせ、2-0で試合を折り返した。

 理想通りと言える前半から一転し、残り40分は苦しい展開を強いられた。「前半は僕らのペースで試合を進めることができたけど、後半になって向かい風になったから相手に押し込まれる展開が続いた」と振り返るのは主将のDF岡本睦規(3年)だ。風上に立ったことをチャンスと見て前線からプレスを仕掛けてきた宇治山田商の攻撃に慌てた結果、ロングボールが増え、試合が落ち着かなくなった。

 後半に入ってからの宇治山田商は、3列目のMF井坂欧介(3年)とMF恒見洋輔(3年)が高い位置を取れる場面が増加。後半15分には、左サイドでDF吉田匡志(3年)、MF斎藤瀬七(3年)と繋いでゴール前に入れ、ニアに走りこんだFW結城宏介(3年)が合わせて1点差に詰め寄った。

 その後も宇治山田商は次々に交代カードを切り、同点を狙ったが、海星は最後まで集中を切らさず、2-1のままタイムアップ。逃げ切りに成功した海星の清水は「追いつかれて嫌な流れになったけど、最後まで粘り強く戦うことができた」と口にした。

 県大会の決勝で四日市中央工高と対戦するのはこれで4大会連続。昨年の選手権予選から今年の新人戦、インターハイ予選の全て0-1で敗れている。得点はセットプレーやクロス対応の甘さを突かれた形で、少しの気の緩みによって涙を飲んできたため、4度目の対戦となる今回は、すでに気を引き締めている。

「これまでの3試合全てに出させてもらったけど、全て負けている。相手が四中工だからと意識するのではなく、自分たちが全国に行くんだという気持ちを強く持って、借りを返したい」。そう話す清水を中心に”4度目の正直”となるか、注目だ。

(取材・文 森田将義)
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四中工との決勝は3連敗中…「借りを返したい」海星が宇治山田商を下し、4度目の挑戦権獲得:三重

2点目を奪ったMF矢田涼斗(3年)らが応援団と喜びを分かち合う
[11.4 選手権予選準決勝 宇治山田商1-2海星 東員町]

 第98回全国高校サッカー選手権三重県予選準決勝が4日に行われ、第2試合で宇治山田商高海星高が対戦。前半のリードを守り切った海星が2-1で勝利し、9日に行われる決勝へ駒を進めた。

 今季は県1部リーグで2度対戦し、海星が2勝。特徴はよく把握している。サイズのある宇治山田商との競り合いは分が悪いため、海星は序盤から足元でパスを繋ぐ地上戦を選択。MF清水俊樹(3年)が「相性が良くてパス交換ができる」と話すMF深川透亜(3年)とのダブルボランチが攻撃に良く顔を出しながら、サイドを揺さぶりチャンスを伺った。

 すると、海星は前半16分、左サイドでMF東川大将(3年)からのボールを受けたMF假谷竜也(3年)が中にカットイン。遠目から思い切りよく打ったシュートがゴールネットに突き刺さった。

 続く前半23分にも、DF槇木健太(3年)のロングフィードからDF高島翔太(3年)が右からゴール前に速いボールを入れるなど、サイドから見せ場を作った海星。39分には、東川のパスから假谷が左サイドの高い位置をとり、ゴール前にクロス。反対サイドから飛び込んだMF矢田涼斗(3年)が頭で合わせ、2-0で試合を折り返した。

 理想通りと言える前半から一転し、残り40分は苦しい展開を強いられた。「前半は僕らのペースで試合を進めることができたけど、後半になって向かい風になったから相手に押し込まれる展開が続いた」と振り返るのは主将のDF岡本睦規(3年)だ。風上に立ったことをチャンスと見て前線からプレスを仕掛けてきた宇治山田商の攻撃に慌てた結果、ロングボールが増え、試合が落ち着かなくなった。

 後半に入ってからの宇治山田商は、3列目のMF井坂欧介(3年)とMF恒見洋輔(3年)が高い位置を取れる場面が増加。後半15分には、左サイドでDF吉田匡志(3年)、MF斎藤瀬七(3年)と繋いでゴール前に入れ、ニアに走りこんだFW結城宏介(3年)が合わせて1点差に詰め寄った。

 その後も宇治山田商は次々に交代カードを切り、同点を狙ったが、海星は最後まで集中を切らさず、2-1のままタイムアップ。逃げ切りに成功した海星の清水は「追いつかれて嫌な流れになったけど、最後まで粘り強く戦うことができた」と口にした。

 県大会の決勝で四日市中央工高と対戦するのはこれで4大会連続。昨年の選手権予選から今年の新人戦、インターハイ予選の全て0-1で敗れている。得点はセットプレーやクロス対応の甘さを突かれた形で、少しの気の緩みによって涙を飲んできたため、4度目の対戦となる今回は、すでに気を引き締めている。

「これまでの3試合全てに出させてもらったけど、全て負けている。相手が四中工だからと意識するのではなく、自分たちが全国に行くんだという気持ちを強く持って、借りを返したい」。そう話す清水を中心に”4度目の正直”となるか、注目だ。

(取材・文 森田将義)
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[MOM3029]四日市中央工MF宮木優一(2年)_苦しみから一皮むけた期待のアタッカーが決勝点

スランプを脱したMF宮木優一(2年)はブレークの予感漂う
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.4 選手権予選準決勝 四日市中央工1-0四日市工 東員町]

香川真司(サラゴサ)みたいな1年生がいて、面白いんですよ」。数多くのJリーガーを輩出した四日市中央工高の前監督である樋口士郎氏が、1年前に口にした言葉をよく覚えている。視線の先にいたのはMF宮木優一(2年)だ。

 武器である滑らかなドリブルとパスを判断良く使い分けながらゴールに迫るアタッカーで、昨年は樋口氏の大きな期待を背負い、1年生で唯一の主力としてプレー。途中出場ながらも選手権のピッチを経験した。

 2年目を迎えた今年は主力としてプレーすべき選手だったが、夏まではベンチを温め続け、思うように出番を得られなかった。伊室陽介監督は試合で使わなかった理由についてこう明かす。「ドリブルでもよく引っかかる。自分の好きなプレーしかしない。今まで出来ていたプレーができなくなり、攻撃が彼の所でストップしていた」。

 宮木は当時を振り返り、「試合に出ながらも何も結果が残せず、“やらなくちゃ”という想いが強くなりすぎて前しか見えていなかった」。インターハイ予選の直前に怪我したこともあり、全国ではメンバー登録されたものの出場機会はなかった。

「インターハイで活躍して名を売りたかった」宮木にとって、全国の舞台に立てなかったことは相当悔しく、練習から意識を変えようと思ったという。これまで走力トレーニングで苦しい時は手を抜くこともあったが、今は「しんどい時こそ頑張ろうという気持ちが身体に染み付いてきている」と話す通り、メニューの終盤でも先頭グループに食らいついている。

 加えて試合での活動量を増やすために、9月にはボランチへの転向も経験した。そうした中で山崎崇史コーチと話し合い、ドリブルを最優先に考えていた以前のプレースタイルを改め、ゲームメークにも力を注ぐようになった。

 そうした変化が認められ、選手権予選からはスタメンに復帰した。迎えた準決勝・四日市工高戦では、MF森夢真(3年)とのコンビネーションで左サイドからチャンスを演出。相手エリアでドリブルを仕掛けながら、上手くDF土江晃貴(3年)やFW田口裕也(3年)を使い、四日市工のゴールに迫った。

 最大の見せ場が訪れたのは前半23分。右サイドを攻め上がったDF永崎楓人(3年)のパスを中央で受けると、ドリブルからの切り替えしで対面するDFをかわし、そのままPA内に進入して左足シュート。このゴールが決勝点となり、四中工が1-0で勝利した。

 決勝進出の立役者となった宮木は、「簡単な試合になるとは思っていなかった。伊室(陽介)監督からも『選手権だから上手く行かない。何が起こるか分からない』と言われていた中で、風下でも1点を獲れたのが大きかった」と喜びを口にした。

 必死になり過ぎて周りが視えていなかった以前とは違い、「余裕を持って楽しくやれている」今予選は初戦から毎試合ゴールネットを揺らし続け、コンディションも上がっている。「自分と向き合いながら、我々の要求に応えてくれた結果、悔しい時期を乗り越えた」と伊室監督が話すように、スランプはもう過去の話だ。苦しい時期を乗り越えた今の彼ならば、決勝でもチームを勝利に導く活躍を見せてくれるだろう。

(取材・文 森田将義)
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脱臼骨折のA・ゴメス、手術は無事成功…励ましのメッセージに感謝

{アンドレ・ゴメス}}の手術が無事成功
 エバートンは4日、ポルトガル代表MFアンドレ・ゴメスの手術が無事に成功したことを発表した。

 A・ゴメスは、3日に行われたプレミアリーグ第11節のトッテナム戦に先発出場。1点ビハインドの後半33分、左サイドでドリブルを試みると、後方から詰め寄ったFWソン・フンミンのスライディングタックルを受け、その勢いのままDFセルジュ・オーリエと交錯。右足首が思わず目を背けたくなるような方向に曲がってしまった。

 右足首の脱臼骨折と診断されたA・ゴメスは、手術を受けて無事成功。クラブは「きっと、彼は完全回復するだろう。アンドレに代わって、クラブは多くの励ましのメッセージをくれたエバートンサポーターや多くのサッカーファミリーに感謝を伝えたい」と述べている。

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脱臼骨折のA・ゴメス、手術は無事成功…励ましのメッセージに感謝

{アンドレ・ゴメス}}の手術が無事成功
 エバートンは4日、ポルトガル代表MFアンドレ・ゴメスの手術が無事に成功したことを発表した。

 A・ゴメスは、3日に行われたプレミアリーグ第11節のトッテナム戦に先発出場。1点ビハインドの後半33分、左サイドでドリブルを試みると、後方から詰め寄ったFWソン・フンミンのスライディングタックルを受け、その勢いのままDFセルジュ・オーリエと交錯。右足首が思わず目を背けたくなるような方向に曲がってしまった。

 右足首の脱臼骨折と診断されたA・ゴメスは、手術を受けて無事成功。クラブは「きっと、彼は完全回復するだろう。アンドレに代わって、クラブは多くの励ましのメッセージをくれたエバートンサポーターや多くのサッカーファミリーに感謝を伝えたい」と述べている。

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[東海]名古屋内定MF児玉が2連弾…東園大が3発完封! 2位常葉大も接戦制す…中京大と四日市大は痛み分け:第20節

第58回東海学生サッカーリーグ1部


 第58回東海学生サッカーリーグ1部は2日に第20節を行った。

 首位の東海学園大は4位の静岡産業大と対戦し、3-0で勝利。前半42分にDF加藤大貴(4年=東海学園高)が先制点を決めると、後半5分、41分とMF児玉駿斗(3年=中央学院高/名古屋内定)が2連弾で点差をつけた。

 2位の常葉大は7位の岐阜協立大に2-1で勝利。前半は常葉大FW土井智之(4年=神戸弘陵高)が先制点を決めるが、岐協大もFW重松寛太(2年=星槎国際高湘南)が同点弾を決める。1-1で迎えた後半5分、常葉大はMF村山健(3年=神戸弘陵高)が勝ち越し点を挙げ、接戦を制した。

 3位中京大と5位四日市大は3-3のドロー。四日市大は後半16分までに3-0とリードを広げるが、中京大は同37分から猛反撃に出る。DF秋山仁(1年=藤枝明誠高)が1点を返すと、42分にはFW久保藤次郎(2年=帝京大可児高)がゴールを決めて2-3と1点差に縮めた。

 そして中京大は後半アディショナルタイム2分過ぎ、MF加藤弘也(3年=中京大中京高)が試合を振り出しに戻す3点目を挙げる。3点ビハインドから反撃に成功し、3-3で試合終了。両者で勝ち点1を分け合う形となった。

 1位東園大、2位常葉大、3位中京大の順位は変わらず。静産大が4位から5位に、また四日市大が5位から4位と順位を逆転させている。

結果は以下のとおり
【第20節】
(11月2日)
[名古屋学院大瀬戸キャンパス第2グラウンド]
名古屋学院大 0-3 愛知学院大
[愛]濱田竜輝2(22分、46分)、守永翔貴(74分)

名古屋商科大 3-2 愛知学泉大
[名]久保建人(6分)、田中優(21分)、服部隼大(83分)
[愛]太田雄大(65分)、五十嵐海洸(79分)

[安久路公園多目的グラウンド]
東海学園大 3-0 静岡産業大
[東]加藤大貴(42分)、児玉駿斗2(50分、86分)

常葉大 2-1 岐阜協立大
[常]土井智之(4分)、村山健(50分)
[岐]重松寛太(16分)

[岐阜県フットボールセンター]
中部大 3-3 名古屋経済大
[中]亀山隼大(8分)、高橋卓寛(20分)、中西智哉(74分)
[名]駒村凌2(26分、50分)、伊藤祐貴(72分)

中京大 3-3 四日市大
[中]秋山仁(82分)、久保藤次郎(87分)、加藤弘也(90分+2)
[四]大山幸央(29分)、中島郷(35分)、石崎柾(61分)

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