初のA代表に刺激受けるDF古賀太陽「いろんなことがポジティブな遠征」

日本代表DF古賀太陽(柏)
 東京五輪世代のDF古賀太陽(柏)は日本代表初招集。「ピッチ内もピッチ外も緊張感を持ちながら過ごせている。先輩たちとプレーさせてもらえて今までと違う刺激というか、もっとやらなきゃいけない気持ちにさせられた。いろんなことがポジティブな遠征になっている」。五輪世代を多く組み込んだ森保一監督の狙いどおり、実りある大会となっているようだ。

 “太陽王”を意味するスペイン語をチーム名に持つ柏レイソルの育成組織出身。実はクラブとは関係なく「周りを明るく照らせる存在になってほしい」という願いでつけられたという「太陽」の名だが、いまでは「縁だなぁ、良い名前もらったなぁと思います」(古賀)とクラブを象徴する選手の名前となった。

 E-1選手権第2戦・香港戦(○5-0)では、左ストッパーでA代表デビュー。「テンポを落とさずうまく左右に振りながら攻めれればと思っていた。相手を動かすことを意識しながら、いつも同じじゃなく相手が困るようなことを、と考えていた」。相手に的を絞らせないポジショニングとプレー選択で味方のパスワークを助け、5-0での大勝に貢献した。

 次は日韓戦。第1戦中国戦のメンバーを中心に臨むとみられ、古賀の出場は不透明だ。それでも「今までずっとテレビで見ていたけど、他の国とは違うモチベーションだったり、いろんな意味を持つ試合になると思う。日本人として負けられないし、プライドを持って戦わないといけない。出るか出ないかにかかわらず、強い意識を持って準備することが大事」と力強く語る。

 そしてこのA代表で過ごした経験、見つかった課題は今後の糧としていく構えだ。デビュー戦を「もう少し前へのプレーが増えてくればもっと良かったんじゃないかと思う」と振り返った21歳は「今年はずっとJ2だったのでJ1でどれだけやれるかが大事になる。J1のパフォーマンス次第でA代表が近づいてくると思うので、まずはチームで結果を出すことがもちろんだけど、そのさきにA代表があると忘れずにプレーしたい」と充実感をにじませた。

(取材・文 竹内達也)
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FC東京U-18が2年ぶりのプレミア復帰!山形ユースを1-0で振り切る!(12枚)

プレミアリーグ復帰を決めたFC東京U-18の選手たち
 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2020への出場権を懸けたプレーオフ(参入戦)の2回戦が15日に広島県内で行われ、プリンスリーグ関東優勝のFC東京U-18(東京)とプリンスリーグ東北2位のモンテディオ山形ユース(山形)が対戦。FC東京が1-0で勝ち、2年ぶりのプレミアリーグ復帰を決めた。

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GK小島「一番熱かったのはあの日韓戦」中村、大迫も出番譲らずアピール熾烈

日本代表のGK3選手(左から大迫、小島、中村)
 第1戦・中国戦(○2-1)ではGK中村航輔(柏)がゴールを守り、第2戦・香港戦(○4-0)ではGK大迫敬介(広島)が完封勝利に貢献。熾烈な争いが続いている日本代表守護神の座だが、出番に燃えているのがGK小島亨介(大分)だ。

 森保一監督は今大会、第1戦中国戦(○2-1)と第2戦香港戦(○5-0)で先発総入れ替えを敢行。すでに登録メンバー23人のうち22人が先発出場を経験しており、ピッチに立っていないのは小島だけとなった。

 もっとも、フィールドプレーヤーは一つのポジションを2人で争っているのに対し、GKは一つの椅子を3人で争う最激戦ポジション。中学時代にGKを本格的に始めて以来、キャリア10年間に差し掛かろうとしている小島も厳しい現実は理解している。

「簡単に言えば一つしかないポジションなので、出られるか出られないか。出られれば自分の100%を出すし、出られなければ出る選手のサポートをする」。プロ1年目の今季はリーグ戦の出場なし。苦境が続く中でも自らの役割をまっとうしようとしている。

 とはいえ次は日韓戦。2018年夏のアジア競技大会でU-21日本代表の正GKを務めた小島にとっては因縁の相手だ。当時の決勝の相手は徴兵免除の大願をかけ、FWソン・フンミン(トッテナム)らオーバーエイジを組み込んできたU-23韓国代表。日本は前後半90分間を0-0で終えたが、延長戦の末に1-2で惜敗し、銀メダルに終わっていた。

「このU-22世代の試合で一番熱かったのはあの日韓戦だと思うし、あの強度を出していかないといけない。あそこが基準になっている」。当時をそう振り返った小島は「あれからさらにポジティブなトレーニングに励むことができたし、あの負けが次につながっている」と悔しい敗戦を成長につなげてきた自負がある。

「守備範囲のところはトップレベルで求められている部分ではあったので、DFの背後のカバー、クロスだったり、ゴールを守る力は広げていく意識を持ってやってきた」。日韓戦での出場が叶えば、そうした成長の跡を見せつける機会としたいところだ。

 もっとも、他のGKにも同じく譲れない事情はある。

 前回2017年のE-1選手権で正GKを務めていた中村は第3戦で韓国に1-4で敗れ、優勝を逃した過去を持つ。「理想どおりにいかない、それもサッカー」。“リベンジ”の意識はやんわり否定したが、「タイトルを取るという目的がある中で、自分の力で貢献できたら」と王座奪還へのモチベーションは高い。

 また、最年少20歳の大迫にとって小島は東京五輪代表を目指す上でもライバルとなる存在だ。日韓戦には「ライバル意識というよりは一つの試合に過ぎない。これまでやってきたことを出すだけ」と冷静な姿勢を崩さないが、一つ一つの出場機会が来年の大舞台へのテストマッチとなる。

 香港戦では守備機会が多くはなかったが、練習ではひときわ大きな声を張り上げながらチームメートとの連係を深めてきた。「タイトルがかかる1試合なので、良い形で優勝したいし、相手は勝たないと優勝がない。どんどんゴールを狙ってくると思うので、前がかってきたところを狙えるように」と優勝への意欲を燃やしている。

 公開されたトレーニングメニューではGK3人が分担して組み込まれており、現段階では起用の方向性は不透明。「誰が出てもいい準備ができている。自分が抜擢されても行ける準備はできている」(大迫)。タイトルのかかる日韓戦、GKの出番争いにも注目だ。

(取材・文 竹内達也)
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“桐横大のイニエスタ”橘田が6人抜き圧巻ドリブル「シュートが決まらないのは僕らしい」

6人ドリブル。最後はGKを外してシュートを打った橘田だったが…
[12.16 大学選手権準々決勝 桐蔭横浜大2-1法政大 柏の葉]

 思わず唸ってしまった。桐蔭横浜大は前半21分、ペナルティーエリア右手前でボールを持ったMF橘田健人(3年=神村学園高)がドリブルを開始。いきなり2人の間をすり抜けると、エリア内に侵入しながら一人、また一人とかわしていく。最後は6人目、前に出ていたGKを外すと、ゴール方向に流し込んだ。

 本人が「GKを抜いた瞬間に詰まってしまった」と振り返ったように、シュートに力がなかったことで、カバーに入ったDF宮部大己(3年=法政二高)のスライディングブロックにかき出されてしまった。ただ、敵、味方にかかわらず、思わず感嘆の声があがる圧巻のパフォーマンス。“桐横大のイニエスタ”は「決めればインカレベストゴールでしたね。でもシュートが決まらないのが僕らしい」と笑った。

(取材・文 児玉幸洋)

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横浜FCユースが富山一を延長撃破!プレミアリーグ初昇格!(15枚)

横浜FCユースは初のプレミアリーグ参戦
 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2020への出場権を懸けたプレーオフ(参入戦)の2回戦が15日に広島県内で行われ、プリンスリーグ関東3位の横浜FCユース(神奈川)とプリンスリーグ北信越2位の富山一高(富山)が対戦。横浜FCが2-1で勝ち、初のプレミアリーグ参入を決めた。
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横浜FMユースが札幌U-18を1-0撃破!17年以来となるプレミア昇格!(16枚)

3年ぶりのプレミア復帰を決めた横浜FMユースの選手たち
 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2020への出場権を懸けたプレーオフ(参入戦)の2回戦が15日に広島県内で行われ、プリンスリーグ関東2位の横浜F・マリノスユース(神奈川)とプリンスリーグ北海道王者の北海道コンサドーレ札幌U-18が激突。横浜FMが1-0で勝利し、17年以来3年ぶりのプレミアリーグ復帰を決めた。
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桐蔭横浜大“待望”セットプレーから先制点!得点した遠藤は浦和Yの先輩松澤と対決「彰くんの分も頑張りたい」

DF遠藤凌がCKを合わせて先制点を奪った
[12.16 大学選手権準々決勝 桐蔭横浜大2-1法政大 柏の葉]

 桐蔭横浜大の先制点は、待望のセットプレーから生まれた。前半16分、右サイドで得たCKをレフティーのFW下村司(4年=市立船橋高)が蹴ると、フリーで走り込んだDF遠藤凌(3年=浦和ユース)が頭で合わせて、得点は決まった。

 今季はリーグ3位の38得点を決めた桐蔭横浜大だが、セットプレーからの得点に課題があったという。“セットプレー”のキーマンである遠藤の得点も、後期リーグ開幕の順天堂大戦以来、遠ざかっていた。

 ただ対策を怠っていたわけではなく、GKコーチを中心に多くのバリエーションを用意して、試合に臨んでいたという。遠藤が「ボールが良かったので、触るだけでした」と振り返ったゴール。安武亨監督も「新しいセットプレーを実践してくれて、結果を出してくれた・GKコーチも喜んでいるでしょう」と笑顔だった。

 また得点した遠藤にとって、この日の法政大のスタメンには、浦和ユースの一学年先輩であるFW松澤彰(4年/富山内定)がいた。通っていた高校も同じで、当時から可愛がってもらっていたという。「ヘディングで負けていた部分もあった。もっと強くならないといけないなと思いました」と対戦を振り返ると、「試合後に握手した時に『頑張れ』と言ってくれた。彰くんの分も頑張りたい」と力を込めた。

(取材・文 児玉幸洋)

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[MOM672]中央大DF松本大輔(3年)_J内定のエース封じ&炸裂2発! 闘莉王に憧れたCBの輝き

攻守に渡る活躍を見せたDF松本大輔(3年=帝京三高)がMOM
[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ supported by KIRIN]

[12.16 インカレ準々決勝 中央大6-1大阪体育大 AGF]

 関西王者を粉砕したゲームで攻守に魅せた。中央大DF松本大輔(3年=帝京三高)がセットプレーから2ゴール。1-0で迎えた前半19分、MF高岸憲伸(2年=星稜高)が右CKを蹴り込むと、ニアサイドに入った183cmの松本が高い打点から強烈ヘッドで叩き込み、2-0に突き放した。

 終わってみれば圧勝劇となったが、次の1点を与えていれば流れが変わった可能性もあっただけに、勝利を決定付ける3点目が大きかった。迎えたチャンスは後半23分、MF中村亮太朗(4年=新潟明訓高/甲府内定)が左CKを蹴り入れると、再びニアサイドに入った松本が右足ダイレクトで押し込んだ。

 練習してきたセットプレーの形からチームの2点目、3点目を奪取。殊勲のゴールで勝利に結び付けたセンターバックは本職の任務もきっちりと遂行し、J内定のエースを90分間無失点に抑えてみせた。

 対峙したのはサガン鳥栖内定のストライカーFW林大地(4年=履正社高)。背後のスペースを狙われる時間帯もあったが、「内定者を止めれば」という気迫を持って1対1に対応。林のスピードと巧みな体使いに手を焼く場面もあったが、持ち前のフィジカルを生かして激しく寄せれば、ハイボールを跳ね返し、エースを無得点に封じた。

 センターバック一筋。長年憧れてきた存在は田中マルクス闘莉王氏だという。38歳の“闘将”は今季限りで現役を引退したが、「ずっとプレーを見てきた」という理想像だ。J内定者がひしめくチームに身を置く松本は来季のプロ入りを目指す。この一年間はヘディングと対人守備という武器に磨きをかけ、インカレの輝きにつなげた。

「武器がないと生き残れないとプロに入った人たちから聞いて、意識して磨いてきた」と松本。同じポジションの先輩、松本山雅FC内定のDF三ッ田啓希(4年=西武文理高)も「大輔は今日、自分が見てきた中で一番いいパフォーマンスをしていた」と活躍を称えていた。

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(取材・文 佐藤亜希子)
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今季バルサ加入のグリエーズマン、自身初のクラシコへ「夢のようだ」

自身初のクラシコヘ臨むアントワーヌ・グリエーズマン
 バルセロナに所属するフランス代表FWアントワーヌ・グリエーズマンが自身初となるレアル・マドリーとの“クラシコ”を心待ちにしている。スペイン『マルカ』が報じた。

 当初、10月26日に今季初となるクラシコが開催される予定だったが、カタルーニャ州の治安の不安により延期が決定。両チームは1試合未消化ながら勝ち点35で並び、得失点差でバルセロナが首位に立っている。

 今季アトレティコ・マドリーから加入し、リーガ15試合で6ゴール4アシストを記録しているグリエーズマン。自身初となる“ビッグマッチ”に向けて「全世界が待ち望んでいる対戦だし、選手にとっても、ファンにとっても、すごく大事な試合だ」と意気込みを語った。

「クラシコをテレビで観ていて、いつもすごい試合だと思っていた。その舞台で自分もプレーできるなんて夢のようだよ。とても嬉しいし、試合を楽しみにしている。素晴らしい日になるだろう。出来る限り最高のプレーをしたい」

 なお、カンプ・ノウで行われるクラシコは、日本時間19日の午前4時キックオフを予定している。

●リーガ・エスパニョーラ2019-20特集
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韓国にはFC東京の同僚も…DF渡辺剛「マッチアップしたら嫌な相手」

韓国戦に向けて調整するDF渡辺剛
 チームメイトと対峙する可能性もある。日本代表は18日のE-1選手権最終戦で開催国の韓国代表と対戦する。日本と同様に欧州組不在のライバルにはJリーガーや元Jリーガーも名を連ねており、初戦の香港戦(○2-0)ではMFナ・サンホ(FC東京)が得点も決めた。

 これにはDF渡辺剛(FC東京)も「得点シーンとか昨日の試合(中国戦)とか、サンホが活躍しているのは見た。マッチアップしたら嫌な相手というのは自分が一番分かっている」と、同僚の活躍を喜びながらも警戒を強める。

 渡辺は14日の香港戦(○5-0)に3バックの右センターバックで先発し、A代表デビュー。完封勝利に貢献したが、韓国戦は10日の中国戦(○2-1)のメンバーが中心となりそうで、渡辺はベンチスタートの可能性が高い。それでも「出たら止めたい」と最善の準備を続けるだけだ。

 香港戦出場組はこの日、MF田中碧を除いて軽めの調整となり、選手一人ひとりが森保一監督と個別に話す姿も見られた。「試合(香港戦)をしていてどう思ったか。自分の印象を話して、こうしたら良かったねという話をした」。不慣れな3バックでのプレーだったが、「攻撃では高い位置を取って、攻撃参加も求められる。外から見ているだけでは分からない部分もあるし、いろんなアドバイスを受けた」と指揮官からの直接指導を今後に生かしていくつもりだ。

(取材・文 西山紘平)
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[MOM674]桐蔭横浜大DF岩下航(3年)_チャンスは突然に

後半10分にDF岩下航がチーム2点目を奪った
[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ supported by KIRIN]
[12.16 大学選手権準々決勝 桐蔭横浜大2-1法政大 柏の葉]

 後半10分、DF岩下航(3年=前橋育英高)は自軍の攻撃がGK中野小次郎(3年=徳島ユース)にキャッチされたことで、左SBのポジションに戻ろうとしていた。

 だがチャンスは突然やってきた。中野のスローを受けたMF末木裕也(4年=甲府U-18)のバックパスが岩下の足元に入る。「ビックリした」と振り返る岩下が、落ち着いて前をみると、中野のポジションがずれていたことで、ゴールががら空きなのが分かった。「あとは決めるだけでした」。ゴールネットに突き刺すと、無我夢中でベンチ方向に走り、歓喜の輪の中心を作った。

 直前のプレーでモヤモヤ感があった。1点リードで折り返した直後の後半2分、桐蔭横浜大はMF神垣陸(3年=尚志高)が豪快なミドルシュートを決めたかに思われたが、岩下が関与したプレーがオフサイドと判定されて、主審と副審の協議の末にゴールが取り消しとなっていた。

 ただ岩下は引きずってはいけないと、気持ちの切り替えを心掛けていたという。そこで生まれた“取り直し”のゴール。「オフサイドになったときは気持ちが切れるかなと思ったけど、みんなで声を掛け合って、逆に一個ギアを上げていこうと話をしていた。そこで点が決まったので、気持ちが上がりました」と満面の笑みで答えた。

 全国の舞台は前橋育英高時代にも経験。しかし高校最後の大会だった高校選手権では決勝で青森山田高に大敗を喫した苦い経験を持つ。ただ当時は翌年リベンジ優勝を飾ることになる2年生メンバーが中心だったが、その中で岩下は背番号11をつけて、3年生部員としてしっかりと結果を残した。

 また高校時代はSHを主戦場としていた岩下だが、大学1年の夏にSBに転向。「最初は何も出来なかった」と振り返るが、元MFの攻撃力をそのままに、守備力を向上させたSBへと進化を遂げている。

 この日は大学屈指のMF紺野和也(4年=武南高/FC東京内定)と対峙。紺野がベンチスタートだったために、「後半のきつい時間帯で出てくるのかなと思った」というが、最後までしっかりと走り切って、紺野に決定的な仕事をさせなかった。

 大学入学当初は遠い目標だったという「日本一」まであと2つと迫った。「今年は4年生が頑張ってくれて、日本一が取れるんじゃないかという雰囲気にもなっている。今もほぼ4年生のために戦っているようなものです」。その意思統一がされているからか、“幻のゴール”も含め、ここまでの得点はすべて3年生が決めている。「まだベスト4なので油断できない。次も気を引き締めて頑張りたいなと思います」。この快進撃は決して奇跡なんかではない。初出場校は地に足をつけながら、頂点を目指している。

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(取材・文 児玉幸洋)

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[MOM674]桐蔭横浜大DF岩下航(3年)_チャンスは突然に

後半10分にDF岩下航がチーム2点目を奪った
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[12.16 大学選手権準々決勝 桐蔭横浜大2-1法政大 柏の葉]

 後半10分、DF岩下航(3年=前橋育英高)は自軍の攻撃がGK中野小次郎(3年=徳島ユース)にキャッチされたことで、左SBのポジションに戻ろうとしていた。

 だがチャンスは突然やってきた。中野のスローを受けたMF末木裕也(4年=甲府U-18)のバックパスが岩下の足元に入る。「ビックリした」と振り返る岩下が、落ち着いて前をみると、中野のポジションがずれていたことで、ゴールががら空きなのが分かった。「あとは決めるだけでした」。ゴールネットに突き刺すと、無我夢中でベンチ方向に走り、歓喜の輪の中心を作った。

 直前のプレーでモヤモヤ感があった。1点リードで折り返した直後の後半2分、桐蔭横浜大はMF神垣陸(3年=尚志高)が豪快なミドルシュートを決めたかに思われたが、岩下が関与したプレーがオフサイドと判定されて、主審と副審の協議の末にゴールが取り消しとなっていた。

 ただ岩下は引きずってはいけないと、気持ちの切り替えを心掛けていたという。そこで生まれた“取り直し”のゴール。「オフサイドになったときは気持ちが切れるかなと思ったけど、みんなで声を掛け合って、逆に一個ギアを上げていこうと話をしていた。そこで点が決まったので、気持ちが上がりました」と満面の笑みで答えた。

 全国の舞台は前橋育英高時代にも経験。しかし高校最後の大会だった高校選手権では決勝で青森山田高に大敗を喫した苦い経験を持つ。ただ当時は翌年リベンジ優勝を飾ることになる2年生メンバーが中心だったが、その中で岩下は背番号11をつけて、3年生部員としてしっかりと結果を残した。

 また高校時代はSHを主戦場としていた岩下だが、大学1年の夏にSBに転向。「最初は何も出来なかった」と振り返るが、元MFの攻撃力をそのままに、守備力を向上させたSBへと進化を遂げている。

 この日は大学屈指のMF紺野和也(4年=武南高/FC東京内定)と対峙。紺野がベンチスタートだったために、「後半のきつい時間帯で出てくるのかなと思った」というが、最後までしっかりと走り切って、紺野に決定的な仕事をさせなかった。

 大学入学当初は遠い目標だったという「日本一」まであと2つと迫った。「今年は4年生が頑張ってくれて、日本一が取れるんじゃないかという雰囲気にもなっている。今もほぼ4年生のために戦っているようなものです」。その意思統一がされているからか、“幻のゴール”も含め、ここまでの得点はすべて3年生が決めている。「まだベスト4なので油断できない。次も気を引き締めて頑張りたいなと思います」。この快進撃は決して奇跡なんかではない。初出場校は地に足をつけながら、頂点を目指している。

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(取材・文 児玉幸洋)

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[MOM673]関西学院大MF山下諒(2年)_J3最年少出場記録を更新した男、久々の出番で決勝点

関西学院大MF山下諒(2年)
[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ supported by KIRIN]

[12.16 インカレ準々決勝 関西学院大1-0(延長)立正大 川口]

 勝敗を決める男が言うセリフ――「今日は決められる気がしていた」。この試合では関西学院大MF山下諒(2年=G大阪ユース)がその言葉を吐いた。山下は後半33分から途中出場。そして延長後半4分に決勝弾を決め切った。

 互いに3-4-2-1という布陣を敷き、個と個のぶつかり合いとなったミラーゲーム。前線の選手を生かすため、攻撃のスイッチを入れるパスを出す選手として、山下は後半33分に投入される。「ベンチでアップしているときから今日点決められるわっていう気がしていた。決めてやろうっていう気持ちを強く持っていて、自分の出番来た決めたろって思ってた」。もちろん自身の役割はしっかりとこなしつつ、山下は勝敗を決する決意を固めていた。

 そしてその瞬間はやってきた。延長後半4分、FW山見大登(2年=大阪学院高)の縦パスをFW木村勇大(1年=大阪桐蔭高)がPAライン付近でキープ。右横にパスを出すと、待ち構えた山下が左足のアウトサイドでトラップしつつ、右足のつま先で押し込んだ。

 中盤にはガンバ大阪内定のMF山本悠樹(4年=草津東高)という絶対的存在がいる関学大。そのボランチというポジションは特に激戦区で、山下は1年次の出場はなし。2年次の今年はようやく先発2試合、途中出場2試合と出番を掴み始めているところだ。「Aチームでの公式戦という舞台では得点は取っていないし、試合に出たのも久しぶりだったので。本当に嬉しかったっていうただ素直な気持ち」とゴールの瞬間を振り返る。

 そんな山下だが、G大阪ユース時代にG大阪U-23としてJ3リーグを経験している。2016年5月8日、J3第8節・藤枝MYFC戦(○2-0)の後半41分に途中出場。16歳8か月15日で当時のJ3最年少出場記録を更新していた。その記録は4か月後に塗り替えられ、その後も上書きは続いている。「たまたま自分が行けたっていう感じ」とかつての名誉ある記録を遠慮がちに語った。

 そのG大阪で来季からプレーする山本は、山下を「特に諒は僕のプレーに対して気の利くポジショニングを取ってくれている」と評価する。「中盤の選手全員なんですけど」とフラットな見方を強調しつつも、「運動量もあって、最後はゴール前に入って今日の結果を残したので、あいつの良さがすごく出た試合。みんなレベルが高い中で今日は諒の良さが出た」と千金弾の後輩を褒め称えた。

 山下の決勝弾で関学大は頂点まであと2勝に。2015年度大会以来の優勝に大きく近づいた。「チーム全体で日本一を取ることが目標」と力強く語る山下。自身については「そこに対して何かしら貢献できたらなって思っています」。しかし謙虚な姿勢は崩さずとも、周囲の評価は高まっている。その躍動をきっとまたすぐ目にすることになるだろう。

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(取材・文 石川祐介)
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[MOM673]関西学院大MF山下諒(2年)_J3最年少出場記録を更新した男、久々の出番で決勝点

関西学院大MF山下諒(2年)
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[12.16 インカレ準々決勝 関西学院大1-0(延長)立正大 川口]

 勝敗を決める男が言うセリフ――「今日は決められる気がしていた」。この試合では関西学院大MF山下諒(2年=G大阪ユース)がその言葉を吐いた。山下は後半33分から途中出場。そして延長後半4分に決勝弾を決め切った。

 互いに3-4-2-1という布陣を敷き、個と個のぶつかり合いとなったミラーゲーム。前線の選手を生かすため、攻撃のスイッチを入れるパスを出す選手として、山下は後半33分に投入される。「ベンチでアップしているときから今日点決められるわっていう気がしていた。決めてやろうっていう気持ちを強く持っていて、自分の出番来た決めたろって思ってた」。もちろん自身の役割はしっかりとこなしつつ、山下は勝敗を決する決意を固めていた。

 そしてその瞬間はやってきた。延長後半4分、FW山見大登(2年=大阪学院高)の縦パスをFW木村勇大(1年=大阪桐蔭高)がPAライン付近でキープ。右横にパスを出すと、待ち構えた山下が左足のアウトサイドでトラップしつつ、右足のつま先で押し込んだ。

 中盤にはガンバ大阪内定のMF山本悠樹(4年=草津東高)という絶対的存在がいる関学大。そのボランチというポジションは特に激戦区で、山下は1年次の出場はなし。2年次の今年はようやく先発2試合、途中出場2試合と出番を掴み始めているところだ。「Aチームでの公式戦という舞台では得点は取っていないし、試合に出たのも久しぶりだったので。本当に嬉しかったっていうただ素直な気持ち」とゴールの瞬間を振り返る。

 そんな山下だが、G大阪ユース時代にG大阪U-23としてJ3リーグを経験している。2016年5月8日、J3第8節・藤枝MYFC戦(○2-0)の後半41分に途中出場。16歳8か月15日で当時のJ3最年少出場記録を更新していた。その記録は4か月後に塗り替えられ、その後も上書きは続いている。「たまたま自分が行けたっていう感じ」とかつての名誉ある記録を遠慮がちに語った。

 そのG大阪で来季からプレーする山本は、山下を「特に諒は僕のプレーに対して気の利くポジショニングを取ってくれている」と評価する。「中盤の選手全員なんですけど」とフラットな見方を強調しつつも、「運動量もあって、最後はゴール前に入って今日の結果を残したので、あいつの良さがすごく出た試合。みんなレベルが高い中で今日は諒の良さが出た」と千金弾の後輩を褒め称えた。

 山下の決勝弾で関学大は頂点まであと2勝に。2015年度大会以来の優勝に大きく近づいた。「チーム全体で日本一を取ることが目標」と力強く語る山下。自身については「そこに対して何かしら貢献できたらなって思っています」。しかし謙虚な姿勢は崩さずとも、周囲の評価は高まっている。その躍動をきっとまたすぐ目にすることになるだろう。

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(取材・文 石川祐介)
●第68回全日本大学選手権(インカレ)特集

“風間サッカー”ベースの桐蔭横浜大が前年覇者法政大を撃破!初出場初優勝へあと2つ

桐蔭横浜大が4強に勝ち上がった
[12.16 大学選手権準々決勝 桐蔭横浜大2-1法政大 柏の葉]

 第68回全日本大学サッカー選手権大会(インカレ)の準々決勝が16日に行われ、桐蔭横浜大(関東2)が法政大(関東4)を2-1で下した。19日の準決勝では中央大とNACK5スタジアムで対戦する。

 前回王者相手にも自分たちの戦い方は変えない。安武亨監督は「相手に合わせることは考えていない。そもそも、合わせられないですし」と謙遜したものの、「勝っても負けても自分たちがやりたいことを貫いた方が納得できる。だから崩すつもりもありません」と堂々と話した。

 先制点はセットプレーから決まった。桐横大は前半16分、右サイドでCKを獲得すると、FW下村司(4年=市立船橋高)が蹴り入れる。これがフリーで走り込んでいたDF遠藤凌(3年=浦和ユース)の頭にピタリ。是が非でも欲しかった先制点を手にする。

 勢いのままに前半を折り返した桐横大は後半2分、MF神垣陸(3年=尚志高)が豪快なミドルシュートを突き刺して追加点を奪った。かに思えたが、直前にDF岩下航(3年=前橋育英高)とMFイサカ・ゼイン(4年=桐光学園高/川崎F内定)が入れ替わってボールを受けたプレーがオフサイドと判定されたために、ゴールが取り消しとなる。

 しかし集中力を切らさなかった桐横大は後半10分、相手GK中野小次郎(3年=徳島ユース/札幌内定)のスローを受けたMF末木裕也(4年=甲府U-18/富山内定)のバックパスを見逃さなかった岩下がカット。そのまま右足でゴールに突き刺し、正真正銘の2点目を奪った。

 ただ簡単に負けるわけにいかない法大も、後半開始から途中投入されていたMF紺野和也(4年=武南高/FC東京内定)、後半9分からの出場となったMF長谷川元希(3年=大宮ユース)、同29分から投入されたFW佐藤大樹(2年=札幌U-18)ら交代選手を中心に積極的にゴール前に顔を出す場面を作っていく。すると同33分、エリア内で佐藤がDF眞鍋旭輝(4年=大津高/山口内定)に倒されてPKを獲得。これを佐藤自らが沈めて、1点差に詰め寄った。

 だが桐横大はその後も守りを固めるわけではなく、そして最後まで自分たちの形を崩すことなく、さらにダメ押し点までもを狙いに行く。後半45分のFW滝沢昂司(4年=桐生一高)のクロスをFW國場龍之介(4年=神村学園高)が合わせたヘディングシュートは惜しくも枠上に外れてしまったが、気持ちよくい勝ち切ってみせた。

 桐横大は1998年にサッカー部の本格強化を開始。当時の監督は川崎フロンターレや名古屋グランパスで監督を務めた風間八宏氏だった。2004年にコーチであった八城修氏(現総監督)が監督に昇格。そして2018年より安武監督がチームを引き継いだ。

 風間サッカーを理想に掲げる通り、パスサッカーで観客を魅了するサッカーを構築。そのうえで安武監督は守備戦術などで「独自の色」を加えながらチームを作ってきた。その結果、13年に1部昇格してからは残留争いをするのが精いっぱいだったチームを過去最高の2位に引き上げ、初のインカレ出場へと導いた。

 安武監督は「ベースを作ってくれたのは風間さんであり、八城総監督。そこに守備の所はサボらないという直向きさであったり、ちょっとした自分の色を反映させたいと思っています。そこに今年は勝負強さがついて、少し歯車があってきたのかなという感じです」と急成長の要因を語る。

 初出場初優勝の快挙まであと2つ。大きな目標としてはインカレ決勝と同日に開催される新人戦(1、2年生チームの大会)とのWタイトルの獲得。新人戦は現在2連覇中で、今年もグループリーグに勝ち残っていることもあり、大いに可能性が残っている。

 接戦を勝ち切ることで成績を向上させた今季のリーグ戦だったが、黒星を喫したのは順天堂大、法政大、中央大、明治大の4校。順大はインカレに出ていないが、順番に行けば3校にリベンジするチャンスがある。その意味でも法大へのリベンジをまずは達成。次なるターゲットは中央大だ。「中大さんも戦うチームなので、次も死闘になると思うけど、とにかく頑張ります」(安武監督)。自分たちのサッカーを最後まで信じることで、頂点まで駆け上がる。

(取材・文 児玉幸洋)

●第68回全日本大学選手権(インカレ)特集

“風間サッカー”ベースの桐蔭横浜大が前年覇者法政大を撃破!初出場初優勝へあと2つ

桐蔭横浜大が4強に勝ち上がった
[12.16 大学選手権準々決勝 桐蔭横浜大2-1法政大 柏の葉]

 第68回全日本大学サッカー選手権大会(インカレ)の準々決勝が16日に行われ、桐蔭横浜大(関東2)が法政大(関東4)を2-1で下した。19日の準決勝では中央大とNACK5スタジアムで対戦する。

 前回王者相手にも自分たちの戦い方は変えない。安武亨監督は「相手に合わせることは考えていない。そもそも、合わせられないですし」と謙遜したものの、「勝っても負けても自分たちがやりたいことを貫いた方が納得できる。だから崩すつもりもありません」と堂々と話した。

 先制点はセットプレーから決まった。桐横大は前半16分、右サイドでCKを獲得すると、FW下村司(4年=市立船橋高)が蹴り入れる。これがフリーで走り込んでいたDF遠藤凌(3年=浦和ユース)の頭にピタリ。是が非でも欲しかった先制点を手にする。

 勢いのままに前半を折り返した桐横大は後半2分、MF神垣陸(3年=尚志高)が豪快なミドルシュートを突き刺して追加点を奪った。かに思えたが、直前にDF岩下航(3年=前橋育英高)とMFイサカ・ゼイン(4年=桐光学園高/川崎F内定)が入れ替わってボールを受けたプレーがオフサイドと判定されたために、ゴールが取り消しとなる。

 しかし集中力を切らさなかった桐横大は後半10分、相手GK中野小次郎(3年=徳島ユース/札幌内定)のスローを受けたMF末木裕也(4年=甲府U-18/富山内定)のバックパスを見逃さなかった岩下がカット。そのまま右足でゴールに突き刺し、正真正銘の2点目を奪った。

 ただ簡単に負けるわけにいかない法大も、後半開始から途中投入されていたMF紺野和也(4年=武南高/FC東京内定)、後半9分からの出場となったMF長谷川元希(3年=大宮ユース)、同29分から投入されたFW佐藤大樹(2年=札幌U-18)ら交代選手を中心に積極的にゴール前に顔を出す場面を作っていく。すると同33分、エリア内で佐藤がDF眞鍋旭輝(4年=大津高/山口内定)に倒されてPKを獲得。これを佐藤自らが沈めて、1点差に詰め寄った。

 だが桐横大はその後も守りを固めるわけではなく、そして最後まで自分たちの形を崩すことなく、さらにダメ押し点までもを狙いに行く。後半45分のFW滝沢昂司(4年=桐生一高)のクロスをFW國場龍之介(4年=神村学園高)が合わせたヘディングシュートは惜しくも枠上に外れてしまったが、気持ちよくい勝ち切ってみせた。

 桐横大は1998年にサッカー部の本格強化を開始。当時の監督は川崎フロンターレや名古屋グランパスで監督を務めた風間八宏氏だった。2004年にコーチであった八城修氏(現総監督)が監督に昇格。そして2018年より安武監督がチームを引き継いだ。

 風間サッカーを理想に掲げる通り、パスサッカーで観客を魅了するサッカーを構築。そのうえで安武監督は守備戦術などで「独自の色」を加えながらチームを作ってきた。その結果、13年に1部昇格してからは残留争いをするのが精いっぱいだったチームを過去最高の2位に引き上げ、初のインカレ出場へと導いた。

 安武監督は「ベースを作ってくれたのは風間さんであり、八城総監督。そこに守備の所はサボらないという直向きさであったり、ちょっとした自分の色を反映させたいと思っています。そこに今年は勝負強さがついて、少し歯車があってきたのかなという感じです」と急成長の要因を語る。

 初出場初優勝の快挙まであと2つ。大きな目標としてはインカレ決勝と同日に開催される新人戦(1、2年生チームの大会)とのWタイトルの獲得。新人戦は現在2連覇中で、今年もグループリーグに勝ち残っていることもあり、大いに可能性が残っている。

 接戦を勝ち切ることで成績を向上させた今季のリーグ戦だったが、黒星を喫したのは順天堂大、法政大、中央大、明治大の4校。順大はインカレに出ていないが、順番に行けば3校にリベンジするチャンスがある。その意味でも法大へのリベンジをまずは達成。次なるターゲットは中央大だ。「中大さんも戦うチームなので、次も死闘になると思うけど、とにかく頑張ります」(安武監督)。自分たちのサッカーを最後まで信じることで、頂点まで駆け上がる。

(取材・文 児玉幸洋)

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チームプレー貫きJ得点王…仲川輝人「結果を出せば評価が変わる」

日本代表MF仲川輝人(横浜FM)
 A代表デビュー戦での悔しさを運命の日韓戦にぶつける構えだ。日本代表MF仲川輝人(横浜FM)は「自分がテレビで見ていた時の、90分間、試合の終わりの笛が鳴るまで何が起こるか分からない試合になる。一瞬たりとも気を抜いちゃいけないし、高い集中力を持っていかないといけない」と力を込めた。

 2019年のJリーグ最優秀選手と得点王をダブル受賞し、大きな注目を浴びながらE-1選手権に乗り込んできた仲川。第1戦・中国戦(○2-1)では出番がなかったものの、第2戦・香港戦(○5-0)では右シャドーのポジションで先発出場し、27歳でのA代表デビューを迎えた。

 ところがいざ試合が始まると、背番号10が自らのプレーで輝く場面は限られていた。序盤の攻勢を右サイドの突破で先導し、DF菅大輝(札幌)の先制ゴールの起点となったものの、その後は相手の警戒が増していく。次第に守備的MFにマンツーマンで密着されるようになり、ボールを受けることさえままならなくなっていった。

 もっとも、そうした中でも所属クラブでも貫いてきたチームプレーへの姿勢は揺らぐことはなかった。「自分が相手を引き付けることで、右サイドだったら(相馬)勇紀がスペースを使えて突破できていたので、それはそれで良かった」。自らを活かすだけなら引いてボールを受ければいいが、相手を押し込むためバイタルエリアに留まり続けた。

 その結果が、90分間ノーゴール。Jリーグで1年間を通じて得点、アシストを量産してきた27歳に立ちはだかった厳しい現実だった。「個人の結果では何もできていない」。客観的な評価とそのように向き合った仲川は、世間から漏れ聞こえる辛辣な評価に対しても「正しいと思うところはある」と素直に受け入れる。

 それでもやはり「チームの活かし方を考えれば、ほんの少しは貢献できていたんじゃないか」という自負もあった。だからこそ「結果を出せば評価が変わる。そういった気持ちになった」。今回のEAFF E-1選手権は3試合で一つの活動。リベンジの舞台はすぐにやってくる。

 18日にはタイトルをかけてぶつかる日韓戦。相手のレベルも数段上がる一方で、組織の中でこそ活きる仲川が輝ける機会も広がるはずだ。「激しくボールにプレッシャーが来ると思うので、この前の試合よりボールを持った時にテンポよく。そういったことを考えながら攻撃に絡んでいければ」。2019年最後の一戦、今季のJリーグを盛り上げてきた国内組の象徴が日本に4年ぶりのタイトルをもたらす。

(取材・文 竹内達也)
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「明治は強い。その一言に尽きる」…勝者を称える筑波大指揮官

筑波大は準々決勝で姿を消すことに
[12.16 インカレ準々決勝 明治大1-0筑波大 味フィ西]

 やるべきことはやった。しかし、勝利には手が届かなかった。筑波大を率いる小井土正亮監督は「明治さんを褒めるしかない」と、勝者を称えた。

 試合開始から押し込まれる展開となった。守備陣は自陣に釘付けとなり、攻撃に移ろうとも、素早く攻守を切り替える明治大のプレッシャーにさらされ、最前線のFW和田育(1年=阪南大高)を目掛けたロングボールも相手に打ち返された。粘り強く相手攻撃をはね返し続けて失点こそしなかったが、前半のシュート数はゼロに終わった。

 だが、それも想定内だったと指揮官は振り返る。「やれることは限られていた。それを皆でそろえてやれるかどうか。その一点だった。あれだけ押し込まれるのも想定内。シュートを1本も打っていなくてもいいんだというくらいのゲームプランだった」。

 失点をしのぎ、少ないチャンスを生かしてゴールを奪う――。プラン通りに試合を進めようとするチームに最大のチャンスが訪れる。後半9分、左サイドからMF知久航介(3年=國學院久我山高)が前線に送ったボールをMF加藤匠人(2年=柏U-18)が落とすと、走り込んだ和田がDF川上優樹(4年=矢板中央高)のファウルを誘ってPKを獲得。ここで先制すれば、まさにプラン通りとなったが、キッカーを務めたMF高嶺朋樹(4年=札幌U-18)のシュートはGK加藤大智(4年=名古屋U18)に弾き出されてしまった。

 後半17分には“ジョーカー”として温存していたMF三笘薫(4年=川崎F U-18)をピッチへと送り込み、勝負を賭けた。だが、スコアを動かしたのは明治大。同39分、MF中村健人(4年=東福岡高)のクロスをDF中村帆高(4年=日大藤沢高)にヘディングで決められ、筑波大は0-1の完封負けを喫した。

「やれることはすべてやった」。そう思えるからこそ、対戦相手の強さを素直に認められた。「いやー強い。その一言に尽きると思う。明治が強かった」と。現在の大学サッカー界をリードする明治大の強さを「ダントツ」と表現した小井土監督だが、当然、このまま黙っているつもりはない。「来季は目の色を変えてやらないといけない」と新チームを率い、打倒・明治を誓う。

(取材・文 折戸岳彦)
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「明治は強い。その一言に尽きる」…勝者を称える筑波大指揮官

筑波大は準々決勝で姿を消すことに
[12.16 インカレ準々決勝 明治大1-0筑波大 味フィ西]

 やるべきことはやった。しかし、勝利には手が届かなかった。筑波大を率いる小井土正亮監督は「明治さんを褒めるしかない」と、勝者を称えた。

 試合開始から押し込まれる展開となった。守備陣は自陣に釘付けとなり、攻撃に移ろうとも、素早く攻守を切り替える明治大のプレッシャーにさらされ、最前線のFW和田育(1年=阪南大高)を目掛けたロングボールも相手に打ち返された。粘り強く相手攻撃をはね返し続けて失点こそしなかったが、前半のシュート数はゼロに終わった。

 だが、それも想定内だったと指揮官は振り返る。「やれることは限られていた。それを皆でそろえてやれるかどうか。その一点だった。あれだけ押し込まれるのも想定内。シュートを1本も打っていなくてもいいんだというくらいのゲームプランだった」。

 失点をしのぎ、少ないチャンスを生かしてゴールを奪う――。プラン通りに試合を進めようとするチームに最大のチャンスが訪れる。後半9分、左サイドからMF知久航介(3年=國學院久我山高)が前線に送ったボールをMF加藤匠人(2年=柏U-18)が落とすと、走り込んだ和田がDF川上優樹(4年=矢板中央高)のファウルを誘ってPKを獲得。ここで先制すれば、まさにプラン通りとなったが、キッカーを務めたMF高嶺朋樹(4年=札幌U-18)のシュートはGK加藤大智(4年=名古屋U18)に弾き出されてしまった。

 後半17分には“ジョーカー”として温存していたMF三笘薫(4年=川崎F U-18)をピッチへと送り込み、勝負を賭けた。だが、スコアを動かしたのは明治大。同39分、MF中村健人(4年=東福岡高)のクロスをDF中村帆高(4年=日大藤沢高)にヘディングで決められ、筑波大は0-1の完封負けを喫した。

「やれることはすべてやった」。そう思えるからこそ、対戦相手の強さを素直に認められた。「いやー強い。その一言に尽きると思う。明治が強かった」と。現在の大学サッカー界をリードする明治大の強さを「ダントツ」と表現した小井土監督だが、当然、このまま黙っているつもりはない。「来季は目の色を変えてやらないといけない」と新チームを率い、打倒・明治を誓う。

(取材・文 折戸岳彦)
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シャドーは“お手の物” 広島でつかんだ自信を代表につなげる森島司

韓国戦先発が濃厚なMF森島司
 継続してこそ意味がある。日本代表MF森島司(広島)はA代表デビューとなった10日のE-1選手権・中国戦(○2-1)でFW鈴木武蔵の先制点をアシスト。急造チームの中で攻撃のアクセントとなり、デビュー戦とは思えない落ち着きも見せた。

 スタメンを総入れ替えした14日の香港戦(○5-0)を挟み、18日の韓国戦は中国戦のメンバーが中心となる見込みだ。2シャドーの一角で森島の先発も濃厚。「どういう試合展開になるか分からないけど、ボールを握れなくても攻撃につなげるポジショニングを意識して、しっかりボールを受けられる位置にい続けたい」とイメージを膨らませた。

 プロ2年目の途中までクラブでも森保一監督の指導を受け、もともとのボランチだけでなく、シャドーのポジションでも経験を重ね、今季は城福浩監督の下、2シャドーの一角で定位置をつかんだ。3-6-1のシステムに馴染みのない選手が多い中、クラブと同じフォーメーション、ポジションというのは森島にとって好材料でもある。

「1トップの近くの選手が追い越すプレーを意識したい」と、求められる役割も理解済み。「ゴールに絡むところはずっと課題だったけど、そこは今年やれていた。守備でもしっかり貢献したい」。広島で積み上げてきたゴールとアシスト。クラブで深めた自信そのままに代表でもさらなる飛躍を目指す。

(取材・文 西山紘平)
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日本人対決が実現!ELラウンド32の組み合わせ決定

EL決勝トーナメント1回戦の組み合わせ決定
 16日、UEFAヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメント1回戦の組み合わせ抽選会が行われた。

 グループリーグを突破した24クラブに加え、チャンピオンズリーグ(欧州CL)グループリーグ3位の8クラブが加わり、計32クラブが参加する決勝トーナメント1回戦。抽選の結果、アーセナル(イングランド)はオリンピアコス(ギリシャ)、マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)はクラブ・ブルージュ(ベルギー)、インテル(イタリア)はルドゴレツ(ブルガリア)と対戦することが決まった。

 また、MF長谷部誠とMF鎌田大地を擁するフランクフルト(ドイツ)とMF南野拓実とMF奥川雅也の所属するザルツブルク(オーストリア)による日本人対決が実現。FW中島翔哉ポルト(ポルトガル)はレバークーゼン(ドイツ)、FW久保裕也ゲント(ベルギー)はローマ(イタリア)、そしてDF菅原由勢が所属するAZ(オランダ)はLASKリンツ(オーストリア)とそれぞれ対戦する。

 なお、第1戦は2月20日、第2戦は2月27日に行われる。組み合わせは以下の通り(※左が第1戦ホーム)。

ウォルバーハンプトン(イングランド) vs エスパニョール(スペイン)
スポルティング・リスボン(ポルトガル) vs バシャクシェヒル(トルコ)
ヘタフェ(スペイン) vs アヤックス(オランダ)
レバークーゼン(ドイツ) vs ポルト(ポルトガル)
コペンハーゲン(デンマーク) vs セルティック(スコットランド)
アポエル(キプロス) vs バーゼル(スイス)
CFRクルージュ(ルーマニア) vs セビージャ(スペイン)
オリンピアコス(ギリシャ) vs アーセナル(イングランド)
AZ(オランダ) vs LASKリンツ(オーストリア)
クラブ・ブルージュ(ベルギー) vs マンチェスター・U(イングランド)
ルドゴレツ(ブルガリア) vs インテル(イタリア)
フランクフルト(ドイツ) vs ザルツブルク(オーストリア)
シャフタール(ウクライナ) vs ベンフィカ(ポルトガル)
ボルフスブルク(ドイツ) vs マルメ(スウェーデン)
ローマ(イタリア) vs ゲント(ベルギー)
レンジャーズ(スコットランド) vs ブラガ(ポルトガル)

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明大も認める“超危険人物”…三笘封じのシステム変更、J内定者も「やっぱり怖かった」「3人がかりで止める選手」

明治大の激しいケアに遭った筑波大MF三笘薫
[12.16 インカレ準々決勝 明治大1-0筑波大 味フィ西]

 誰もが能力の高さを認める。それは、総理大臣杯と関東リーグを制した明治大も変わらない。U-22日本代表に名を連ね、来季から川崎Fに加入する筑波大MF三笘薫(4年=川崎F U-18)を警戒するからこそ、明治大はいつもと違う姿で試合に臨んでいた。

 普段は3-2-3-2を採用する明治大だが、この日は4-4-2でスタート。狙いはズバリ三笘封じ。筑波大の左サイドに入るであろう三笘を「常本(佳吾)と(中村)帆高でケア」(栗田大輔監督)しようとした。初戦では最終ラインの中央に入っていた「対人に強い」DF常本佳吾(3年=横浜FMユース)を右サイドハーフに置き、右SBの位置に入るFC東京内定DF中村帆高(4年=日大藤沢高)とともに監視役とし、三笘から自由を奪い取ろうとしていた。

 実際には、“ジョーカー”の役割を与えられた三笘はベンチスタートとなったが、明治大が最大限の警戒を示していたことが分かる。そして後半11分に3-2-3-2にシステム変更後、同17分に三笘がピッチに送り込まれると、「佐藤瑶大を右、蓮川(壮大)を左に置いていたが、出てきた瞬間に2人の位置を変えた」(栗田監督)と選手の配置を変えたほど、徹底して三笘を封じ込もうとした。それだけ、相手にとって危険な人物だった。

 明治大の複数人の選手に囲まれ、持ち味を存分に発揮することはできなかった。しかし三笘は、厳しい監視下に置かれながらも鋭い突破でボールを運ぶ場面も作り出した。

 右SBの位置で三笘と対峙した中村帆高は「彼が出てきた時間帯はこっちがずっと押し込んでいたけど、やっぱりあいつにボールが入るとゴール前まで行かれた。一人で流れを変えられるし、3人がかりで止めるような選手」と素直に能力の高さを認める。そして、GK加藤大智(4年=名古屋U18/愛媛内定)も「大学サッカーの中では別格というか、三笘対策があって、今日のフォーメーションを組んだくらいだし、逆にベンチに控えている怖さもあった。数人でつぶすことはできたけど、やっぱり怖かった」と苦笑したほどだ。

 今季、“最強”ともいえる明大から最大限の注意を払われ、J内定者からも称賛された男は、「大学サッカー界のスター」から「Jリーグのスター」となるべく、プロの世界へと飛び込む。

(取材・文 折戸岳彦)
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導き出した答えはズバリ右…明治大GK加藤大智、PKストップは「完璧だった」

PKをストップした明治大GK加藤大智を仲間が祝福
[12.16 インカレ準々決勝 明治大1-0筑波大 味フィ西]

 絶体絶命の危機を迎えた。しかし、守護神がチームを救う。明治大GK加藤大智(4年=名古屋U18/愛媛内定)は「完璧でしたね」と白い歯を見せた。

 序盤から押し込む時間帯が続いた。守備に重心を置いた筑波大が攻め込んでくる機会は限られたが、加藤は高い集中力を保った。「筑波大はいつもと違い、縦に速い攻撃を仕掛けてきた。本当にウチをリスペクトしてくれて、勝ちに来たと思ったので、こっちも負けられないと集中力が増した」。攻め込みながらもスコアを動かせずに後半を迎えると、最大の危機が訪れる。

 後半9分、PA内に侵入したFW和田育(1年=阪南大高)をDF川上優樹(4年=矢板中央高)が倒してしまい、PKを献上。「笛が鳴った瞬間に頭を切り替えた」という加藤は、一度水を飲みに行って「気持ちを落ち着かせた」。そして、キッカーを務めたMF高嶺朋樹(4年=札幌U-18)がボールを置き直すなど、時間を使ったこともあり、「時間をかけてくれたので集中しやすくなった」と神経を研ぎ澄ませた。

 ボールから離れていくキッカー。ここから動きを見極めた。「ボールを置いてからの助走の角度、目線、助走し始めてからの入り方」などを観察し、導き出さした答えはズバリ右。高嶺が蹴り出したボールを右に飛んで弾き出してゴールを守り抜いた。守護神の奮闘に応えるように、チームは後半39分に決勝点を奪い、1-0の完封勝利を収めて準々決勝へと駒を進めた。

 今季は総理大臣杯、関東リーグを制し、圧倒的な強さを誇っているが、インカレで優勝を逃せば、「最後に負けたら明大の年ではなかった。強かったけど、インカレを取ったのは他のチームだよねとなってしまう」と感じている。『19年は明大の年だった』『19年の明大は強かった』となるよう、「自分たちの力を出し切って優勝したい」と頂点だけを見据える。

(取材・文 折戸岳彦)
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「目の色が変わる」宿敵・韓国との最終戦へ…遠藤渓太がWB習得に意欲

シュートを放つMF遠藤渓太
 自身の課題とも向き合い、乗り越えていく。10日のE-1選手権・中国戦(○2-1)でA代表デビューを果たした日本代表MF遠藤渓太(横浜FM)は18日の韓国戦でも左ウイングバックでの先発が濃厚だ。

 攻撃で自分の持ち味を発揮すると同時に、韓国戦では守備のタスクも増えることが予想される。「守備は自分に足りない部分と多くの人に言われているし、それは自分でも分かっている。そこを埋めるにはこういうところで培っていかないといけない」。ましてや横浜FMの左ウイングと違い、3-6-1の左ウイングバックは経験も少ない。

「ウイングバックの守備は試合をこなさないと学べない。ウイングバックは代表に選ばれないとやれないし、1試合1試合学びながら試合をやれたら」。その意味でも韓国は願ってもない相手だ。「試されるのはこの韓国戦。韓国に勝ってこその大会だと思うし、チームとして強い気持ちを持って臨みたい」と闘志を燃やす。

 日韓戦が特別な試合であることは理解している。「僕自身、何度かやっているけど、(相手の)目の色が変わるし、自分たちもそう」。U-21日本代表として出場した昨夏のアジア大会では決勝で韓国と対戦。遠藤は0-0の延長戦から途中出場したが、延長の末、1-2で敗れ、韓国に大会連覇を許す悔しさも味わった。

「負けられない相手の一つだし、負けるわけにはいかないプライドをだれもが持っている。そういう部分は大事にしないといけない」。気持ちの重要さを説きつつ、過度に意識することもない。「相手が韓国だろうが、韓国じゃなかろうが、どの相手にも負けたくない。目の前の一つの国際試合という意味では変わらない」。熱く、しかし冷静に。宿敵を倒して3大会ぶりの優勝をつかみ取る。

(取材・文 西山紘平)
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CL決勝T1回戦屈指のビッグマッチはレアル優勢?3カードが初対戦に

欧州CL決勝T1回戦の組み合わせが決定した
 16日、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)決勝トーナメント1回戦の組み合わせ抽選会が行われた。欧州サッカー連盟の公式サイトがそれぞれの対戦成績を公表している。

 王者リバプール(イングランド)はアトレティコ・マドリー(スペイン)と対戦。両者はこれまで欧州CLの舞台で4度顔を合わせており、その戦績は1勝2分1敗となっている。決勝トーナメント1回戦屈指のビッグマッチとなったレアル・マドリー(スペイン)対マンチェスター・シティ(イングランド)は、これまで4度行われており、レアルは2勝2分でシティに負けていない。

 また、欧州CL初出場で決勝トーナメント進出を果たしたアタランタ(イタリア)はバレンシア(スペイン)と初対戦。トッテナム(イングランド)対ライプツィヒ(ドイツ)、ナポリ(イタリア)対バルセロナ(スペイン)も初の組み合わせとなる。

 決勝トーナメント1回戦のそれぞれの対戦成績は以下の通り。

ドルトムント vs パリSG
→パリSGから見て、2試合2分1得点1失点

R・マドリー vs マンチェスター・C
→マンCから見て、4試合2分2敗3得点5失点

アタランタ vs バレンシア
→初対戦

A・マドリー vs リバプール
→リバプールから見て、4試合1勝2分1敗4得点4失点

チェルシー vs バイエルン
→バイエルンから見て、4試合1勝2分1敗8得点9失点

リヨン vs ユベントス
→ユベントスから見て、4試合3勝1分5得点2失点

トッテナム vs ライプツィヒ
→初対戦

ナポリ vs バルセロナ
→初対戦

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途中交代は温存策?「良くなかった」MF田中碧が戦術練習にただ一人合流

戦術練習に入った日本代表MF田中碧(川崎F)
 日本代表MF田中碧(川崎F)のA代表デビュー戦は、わずか67分間のプレータイムで終わった。「何もしていないというか、僚太くん(MF大島僚太)が決定的なチャンスを作っていたし、フロンターレで隣でやっているけど力の差、そういうものを感じさせられている」。E-1選手権第2戦・香港戦(○5-0)の後半22分、最初の交代カードでピッチを退く21歳の表情には悔しさばかりが浮かんでいた。

 それでも結論を言えば、田中の交代は温存策だった可能性が高い。森保一監督は第1戦中国戦(○2-1)と第2戦で先発全員を入れ替えた中、第1戦でボランチを担っていたMF橋本拳人(FC東京)の負傷離脱が決定(発表は第2戦試合後)。連戦中のローテーションを考えれば第1戦メンバーを中心に第3戦の韓国戦へ臨むのが自然だが、そこに欠員が出ていたためだ。

 実際、15日の練習ではその他の第2戦先発メンバーと一緒にリカバリーメニューをこなしていた田中だったが、16日の練習では第1戦先発メンバーにただ一人混じって戦術メニューに参加。これまでと同じ3-4-2-1のフォーメーションを置いた中、MF井手口陽介(G大阪)とのダブルボランチでプレーする姿が見られた。

 ところが、田中自身に「温存された」という意識はなかった模様。「結局、次出るか出ないか分からないし、(第2戦の自分は)良くなかったので。自分ができるものはもっとたくさんあったと思う」。香港戦での途中交代は素直に自らの力不足と受け入れ、フラットな気持ちで次の試合に臨もうとしている。

 もっとも、第3戦の相手は今大会で最大の強敵である韓国。来年の東京五輪代表に生き残りをかける田中にとって、大きなアピールのチャンスが到来しそうなのは間違いない。「次が一番大事なので、次の試合でどれだけできるかが自分の力の物差しになる。できなければ力が足りないということ」。そうした思いは田中もわきまえている。

 引き分け以上で3大会ぶりのタイトル奪還が決まる日韓戦。「小さい頃から見ていたし、そこは自分の中でも思うところはある。負けちゃいけない相手だと思うし、厳しい試合になるのは分かっているし、なかなか簡単に勝てる相手じゃないとは思うけど、自分の力を出せれば敵わない相手じゃない」。代表デビュー戦での悔しさと向き合う21歳が、決意の2試合目で本領を発揮する。

(取材・文 竹内達也)
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関学大が緊迫の120分間を制しインカレ4強へ! 初出場・立正大は堅守フル発揮も1点に泣く

関西学院大が延長戦を制して4強へ
[12.16 インカレ準々決勝 関西学院大1-0(延長)立正大 川口]

 第68回全日本大学サッカー選手権大会(インカレ)の準々決勝が16日に行われた。川口市青木町公園総合運動場陸上競技場では関西学院大(関西2)と立正大(関東3)が対戦し、均衡が崩れることなく90分間が過ぎる。試合は延長戦に突入すると、関学大が延長後半4分に決勝点を挙げ、1-0で勝利。優勝した2015年度大会以来となる4年ぶりの4強入りを果たした。

 ともに3-4-2-1の布陣を敷くミラーゲームとなったこの試合。関学大の高橋宏次郎コーチは「立正大学さんのプレスの圧力とか球際の鋭さとか、そういうところに対応できなくて苦しい展開が続いた」と、立正大の杉田守監督は「立ち上がりは固さもあって、押し込まれる時間帯もあった」と互いにやりにくさを残しながら、前半は0-0で折り返した。

 後半は少しずつ両者が持ち味を発揮する。関学大は後半5分、FW林部晃己(3年=C大阪U-18)がPA左角付近で2度の切り返しから右足シュートを放ち、GK三森哲太(4年=札幌U-18)の正面に。立正大もその2分後、左サイドのMF武田夏輝(4年=清水ユース)のクロスをFW人見拓哉(4年=矢板中央高/琉球内定)がヘディングでゴール前に送ると、ラストはMF平松昇(3年=清水ユース)がヘディングシュート。しかしGK馬場裕斗(3年=加古川北高)のスーパーセーブに遭った。

 関学大は後半11分にFW山田剛綺(1年=京都橘高)に代えてFW木村勇大(1年=大阪桐蔭高)を投入。立正大はその1分後、人見がMF山本悠樹(4年=草津東高/G大阪内定)からボールを奪い、鋭い縦パスを最前線へ。反応したMF梅村豪(3年=清水ユース)が意表を突くワンタッチシュートを放つが、馬場の2度目のスーパーセーブに阻まれた。

 関学大は後半22分、今季リーグ戦11得点のFW山見大登(2年=大阪学院高)を投入する。その直後、山見は左サイドから2人を鮮やかにかわし、さらに平松のファウルも誘発。持ち味を発揮し、関学大に勢いがつくかと思われた。

 しかし、立正大も後半26分にMF藤森亮志(4年=上田西高/長野内定)に代えて今季5得点を記録したFW見原慧(4年=新潟西高)を出場させる。関学大は同33分にMF渡邉英祐(2年=金光大阪高)に代えてMF山下諒(2年=G大阪ユース)を投入した。

 交代カードを駆使し、どうにか流れを引き寄せたい両者。関学大は山見投入で勢いをつけたかったが「想定外。逆に相手の圧力に押し込まれてしまった」(高橋コーチ)。立正大は後半38分にMF鈴木康孝(3年=矢板中央高)が中盤右サイドからアーリークロスを放ち、ファーサイドの見原が強烈ヘッド。しかし、わずかにクロスバーをかすめて逸れていく。結局90分間では決着がつかず、延長戦に突入する。

 立正大は延長前半7分にDF今村晃(4年=市立船橋高)に代えてDF中塩大貴(4年=浦和ユース/甲府内定)を、平松に代えてFW小川大智(3年=狭山ヶ丘高)を出場させる。関学大は同12分に山本が鋭い右足シュートを放つが、三森が好セーブ。山本はその直後にも右サイドから軽やかなドリブルでPA右に進入するが、相手の固い守備に遭った。

 息をのむ展開が続き、大きな声援が飛び交う両チームのスタンド。そして延長後半4分、関学大に待望の先制点が入る。山見から縦パスを受けた木村がPAライン付近でボールキープ。そして横パスに山下が反応し、右足でゴールに流し込んだ。

 待望の得点を挙げた関学大は、残り時間で冷静に試合を運んで試合終了。120分間の超接戦を制し、ベスト4進出を決めた。

 立正大は死闘の末の敗北。杉田監督は「慣れてきてからは我々の良さも出て、逆に決定機もつくっていけただけに非常に残念な試合」と肩を落とす。「リーグでは決めていた選手が決定機をなかなかモノにできなかった。全国の難しさであり、我々の、立正大学の経験のなさ。初めて出場した大会ということなのかなと思います」と全国大会での、負けたら終了のトーナメントという厳しさを思い知っていた。

 しかし関東1部に初昇格でリーグ戦3位に入り、初のインカレでも自分たちの戦いを貫き通した立正大。2回戦では新潟医療福祉大に完封勝利し、この試合でも最後の1失点まで堅守を保ち続けた。指揮官は「リーグを上がってきたひとつの要因がしっかり守備をするというところ。全国大会でもそういうゲームができた。全国でもやっていける自信はつけられたかなと思います。新たな課題と良かった守備をさらに磨きながら、来年一年間を積み上げて、この舞台でまた発揮できたら。そういう戦いがまた始まるかなと思います」と激戦の一年を締めくくった。

 一方で、関学大は次戦に進む。高橋コーチは苦しんだ戦いに「しっかり耐えるっていう面では成長できた」と選手たちをねぎらいつつ、「僕らは日本一を取るぞっていう風にスタートしたので、特にやることは変えずに、次の試合をやるだけ」と冷静さも。しかし、その相手は関東リーグ制覇、総理大臣杯制覇と今季“最強”と名高い明治大。「間違いなく一番強い大学」と認めながらも、「僕らも僕らでひとつひとつ積み上げてきたと思っているので、そこはバチバチやり合いたい」と真っ向勝負で挑む構えを見せた。

(取材・文 石川祐介)
●第68回全日本大学選手権(インカレ)特集

韓国に吉報届かず…田中駿汰、インカレ敗退の仲間に「お疲れさまと言いたい」

MF田中駿汰はE-1選手権の大会中に大阪体育大のインカレ敗退が決まった
 韓国からの願いは届かなかった。日本代表MF田中駿汰(大阪体育大)は自身が所属する大阪体育大が全日本大学選手権(インカレ)で敗退したことを受け、「全国で勝つのは簡単じゃない。みんな頑張ってくれたし、お疲れさまと言いたい」と仲間を気遣った。

 来季の札幌入りが内定している現役大学生は「4年間の集大成」であるインカレに臨むタイミングでA代表に初招集され、悩み抜いた末に日本代表を選んだ。チームが勝ち上がれば、帰国当日の19日に行われる準決勝から出場できる。大阪体育大は14日の1回戦を勝ち上がり、この日の準々決勝で中央大と対戦。しかし、1-6の大敗で敗退が決まった。

 試合を終えたチームメイトが帰路につく中、田中駿は韓国から連絡を取った。「帰りのバスだったみたいで、みんなとちょっとずつしゃべった」。大学最後のインカレで全国制覇という夢は叶わなかった。しかも、そのピッチに自分が立つこともできず……。「こういう形で引退を迎えるとは思っていなかった」というのは本音だろう。それでも後悔はしていない。

「(インカレか日本代表か)どっちが良かったとは言えないと思うし、こっちを選んで良かったと、後から言えるようにしないといけない」。悔しさも無念さも胸に秘め、田中駿は18日の韓国戦に視線を向ける。「韓国は一番強い相手。(自身が代表デビューした)香港戦と同じ感じでやったらやられる。いいイメージはそのまま持ちつつ、一瞬のスピードだったり、隙を見せたらやられる」。大学のチームメイトからは逆に「韓国戦に出たら頑張れ」という激励の言葉もかけてもらったという。ここでの経験を来年の東京五輪、その先のフル代表へとつなげていく。それが自分の決断を受け入れてくれた仲間たちの思いに応えることにもなるはずだ。

(取材・文 西山紘平)
●EAFF E-1選手権2019特集ページ
●第68回全日本大学選手権(インカレ)特集

@bookfun155 分野研究家

ドイツでは、「ハーレンフースバル」と呼ばれる壁付のインドアサッカーが、ブンデスリーガの冬の中断期に行われている。この試合には、現役のブンデスリーガの選手やかつてのスター選手が参加している。 #フットサル#サッカー#ユニフォーム

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CL決勝T1回戦の組み合わせ決定!王者リバプールはアトレティコ、レアルはマンCと激突

欧州CL決勝トーナメント1回戦の組み合わせ決定
 16日、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)決勝トーナメント1回戦の組み合わせ抽選会が行われ、前回王者リバプール(イングランド)はアトレティコ・マドリー(スペイン)と対戦することが決まった。

 グループリーグ1位と2位のクラブが対戦する決勝トーナメント1回戦は、同国のクラブ同士に加え、同一グループリーグのクラブとは対戦しない。組み合わせ抽選の結果、前回準優勝のトッテナム(イングランド)はライプツィヒ(ドイツ)、2015-16シーズンから3連覇を果たしたレアル・マドリー(スペイン)はマンチェスター・シティ(イングランド)、バロンドーラーのFWリオネル・メッシを擁するバルセロナ(スペイン)はナポリ(イタリア)とそれぞれ対戦することが決定した。

 なお、第1戦は2月18、19、25、26日、第2戦は3月10、11、17、18日に行われる。組み合わせは以下の通り(※左が第1戦ホーム)。

ドルトムント(ドイツ) vs パリSG(フランス)
R・マドリー(スペイン) vs マンチェスター・C(イングランド)
アタランタ(イタリア) vs バレンシア(スペイン)
A・マドリー(スペイン) vs リバプール(イングランド)
チェルシー(イングランド) vs バイエルン(ドイツ)
リヨン(フランス) vs ユベントス(イタリア)
トッテナム(イングランド) vs ライプツィヒ(ドイツ)
ナポリ(イタリア) vs バルセロナ(スペイン)


●チャンピオンズリーグ(CL)19-20特集
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弱視クラスのロービジョンフットサル世界選手権で日本は7位終戦。ウクライナが優勝

提供:日本ブラインドサッカー協会
「IBSA ロービジョンフットサル世界選手権 2019」に出場していた日本代表は7日~12日まで6試合を行い、6戦全敗で最下位に終わった。優勝はウクライナだった。

 トルコ・アンタルヤで行われた今大会は出場7カ国(日本、トルコ、イングランド、イタリア、ロシア、スペイン、ウクライナ)の総当たりで予選リーグを行い、予選リーグ結果の順位をもとに、順位決定戦を行ったが、日本は順位決定戦に進めなかった。

 岩田朋之主将は「チーム全員で力を出し切っての結果なので、この結果が世界トップとの差だと受け止めます。内容としては、意図をもった攻撃と連動した守備の時間は過去の大会より増えていくと感じます。また次の大会では成長できるように努めます」と前を向いた。

大会HP:https://futsalturkey.wordpress.com/

▼大会スケジュール
12月7日●3-5トルコ(赤崎蛍2、中澤朋希)
   8日●1-3 ロシア(角谷佳祐)
   9日●3-4イタリア(赤崎蛍2、篠瀬翔平)
  10日●2-6イングランド(赤崎蛍2)
  11日●1-5スペイン(赤崎蛍)
  12日●0-6ウクライナ
※( )は得点者

▼ロービジョンフットサル日本代表の主な国際大会成績
2011年4月 第4回IBSA ワールドゲームズ(トルコ)            
※出場9か国中9位
2013年2月 IBSA ブラインドサッカー世界選手権B2/B3大会(日本)
※出場4カ国中4位
2015年5月 第5回IBSA ワールドゲームズ(韓国)
※出場5カ国中4位
2017年5月 IBSA ロービジョンフットサル世界選手権 2017(イタリア)    
※出場8カ国中8位
2019年5月 アンダルシア国際フットボール大会 B2/B3クラス(スペイン)
※出場4カ国中3位
12月 IBSA ロービジョンフットサル世界選手権 2019(トルコ)
   ※出場7か国中7位

▼世界選手権2019 日本代表参加メンバー
GK加渡主悟 (G.O Rhein-Main Futsal(ドイツ))
GK豊田隼大 (FC SFIDA つくば)
FP岩田朋之(CA SOLUA 葛飾)
FP大平英一郎(CA SOLUA 葛飾)
FP角谷佳祐(Grande Tokyo)
FP岡晃貴(Grande Tokyo)
FP中澤朋希(FC SFIDA つくば)
FP赤崎蛍(エンフレンテ熊本)
FP篠瀬翔平(CA SOLUA 葛飾)
FP大石航翼(FC SFIDA つくば)
FP石田虎太郎(FC SFIDA つくば)
ヘッドコーチ 石渡良太

(取材・文 林健太郎)

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大学最後の試合は“ジョーカー”として…筑波大MF三笘薫「まだできたんじゃないか」

筑波大MF三笘薫
[12.16 インカレ準々決勝 明治大1-0筑波大 味フィ西]

 試合終了のホイッスルが吹かれる。大学サッカーが終わりを迎えた瞬間だった。筑波大MF三笘薫(4年=川崎F U-18/川崎F内定)はセンターサークル内で腰に手を当て、空を見上げていた。

 大学生活最後となった試合。託されたのは“ジョーカー”という役割だった。総理大臣杯と関東リーグを制した明治大に対し、筑波大はまず守ることを選択。そして、「逆の立場ならスーパーサブで三笘が出てくるのはすごく嫌だと思う」(小井土正亮監督)と勝負所で“切り札”となる三笘を投入しようとしていた。

 序盤から明治大に主導権を握られ、圧倒的に攻め込まれる。だが、筑波大は耐えた。そして、「少しずつ間延びしてきた」(小井土監督)という後半17分、MF小林幹(2年=FC東京U-18)に代わって三笘がピッチへと送り込まれる。劣勢の中、投入されることになったが、「流れを変える意味でも、僕のプレーで引き寄せられればと思っていた」と自らの力で流れを引き寄せようとした。

 実際に魅せた。後半24分にはハーフウェーライン付近でボールを受けるとドリブルを開始。寄せてくる相手選手を次々とかわしてPA内まで持ち込むなど持ち味を披露した。しかし、三笘を警戒する明治大は一人抜かれれば、二人目、三人目がチャレンジしてくる。スピードに乗った突破は、その壁をすべて打ち破れずにゴールを生み出すことはできなかった。

「PA内まで行ってからが勝負。そこまで行ったのが良いことではない。そこで味方を使うなり、シュートに持っていくとかしないと。最後のプレーのクオリティを上げないといけない」

 後半39分にゴールを献上したチームは、追い付くことができず。0-1のまま試合終了を迎えた。試合終了直後、空を見上げていた三笘が思ったのは「終わったなという率直な気持ち」、そして「まだできたんじゃないか」「もっと、やらないといけない」ということだった。

 筑波大で「長所を磨くことができた」と確かな成長を遂げ、「いろいろな人の支えられていると心から分かった」と周囲の支えに改めて気付いた。サッカー選手としての道は続いていく。今後は川崎Fでプロとなる男は、「ここで成長したことをプロの舞台で発揮したいし、感謝の気持ちをピッチ上で表現したい」と新たな歩みを始める。

(取材・文 折戸岳彦)
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[MOM671]明治大MF中村帆高(4年)_「時が止まった」…“ゾーン”に入った男が価値ある決勝弾

決勝点を奪った明治大MF中村帆高
[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ supported by KIRIN]

[12.16 インカレ準々決勝 明治大1-0筑波大 味フィ西]

 やけにボールがゆっくりと自身へと向かってくる。周囲の状況を確認できたし、GKの位置もしっかりと見えた。明治大MF中村帆高(4年=日大藤沢高)がヘディングで合わせたボールは、ループ気味にゴールマウスへと向かった――。

 明治大は序盤から完全に主導権を握った。ゴールだけが生まれなかったが、チームに焦りはない。「今年のチームは点が入らないからといって焦ることはない。相手がどこであろうと、最初に失点しても、取り返せばいいというメンタリティがある」。総理大臣杯、関東リーグを制して自信を手にするチームは、ピッチ上で自分たちがすべき仕事をこなし続けた。

 すると、試合終盤の後半39分、中村が試合を動かす貴重な得点を生み出す。左サイドからMF中村健人(4年=東福岡高)が蹴り込んだクロスはファーサイドの中村の元へ。ここで、いつもと違う感覚、“ゾーン”に入ったような感覚に陥ったという。「何か、めっちゃ時が止まって、コースが見えた。ボールがめっちゃ、ゆっくり来た」。あとはゴールに向かうコースにボールを乗せるだけ。ヘディングで合わせたボールは、誰にも触れられることはなく、ゴールマウスへと収まった。

「左サイドからクロスを上げてくれると信じていた。森下(龍矢)が突破したときや、健人が入ってからは自分も一発に賭けようと狙いを定めていた。あれは健人のボールがほとんどだと思うけど、良いタイミングで入っていけたと思う」

 この日は右SBの位置でスタートし、後半11分のシステム変更を機に右サイドハーフに入った。サイドの選手だが、「常日頃から自分がチームを勝たせたい思いが強い」との意欲を持っている。そして、奪った勝負を決める一撃。ゴールが決まったことを確認した中村は雄たけびを上げる。「あんなに喜ぶと思っていなかった。あんなに喜んだことはない。今のところ生涯最高のゴールです」と歓喜を爆発させた。

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(取材・文 折戸岳彦)
●第68回全日本大学選手権(インカレ)特集

互いをリスペクトした激戦…“普段着”身にまとった明治大、筑波大下し3冠へあと2つ

決勝点を奪った明治大MF中村帆高(2番)
[12.16 インカレ準々決勝 明治大1-0筑波大 味フィ西]

 第68回全日本大学サッカー選手権大会(インカレ)は16日、準々決勝を各地で行い、味の素フィールド西が丘では明治大(関東1)と筑波大(関東6)が対戦。前半をスコアレスで折り返した試合は、後半39分にMF中村帆高(4年=日大藤沢高/FC東京内定)が決勝点を記録した明治大が1-0の完封勝利を収めた。準決勝へと駒を進めた明治大は、19日に関西学院大(関西2)と対戦する。

 明治大の並びがいつもとは違う。3-2-3-2という“普段着”ではなく、この日は4-4-2でスタート。栗田大輔監督は、筑波大の左サイドに入るであろうU-22日本代表MF三笘薫(4年=川崎F U-18/川崎F内定)を「常本(佳吾)と帆高でケア」しようと、初戦は最終ライン中央に入ったDF常本佳吾(3年=横浜FMユース)を右サイドハーフに起用した。しかし、筑波大のスターティングメンバ―に三笘の名前はなかった。「逆の立場ならスーパーサブで三笘が出てくるのはすごく嫌だと思う」(小井土正亮監督)と、三笘を“切り札”としてベンチに温存。試合前から両チームがお互いをリスペクトし、ともに“普段着”を身にまとわずにスタートした試合。序盤から圧倒的に主導権を握ったのは関東リーグ、総理大臣杯を制し、インカレで3冠を狙う明治大だった。

 ボランチに入るMF安部柊斗(4年=FC東京U-18/FC東京内定)とMF瀬古樹(4年=三菱養和SCユース/横浜FC内定)が積極的にボールに絡んでリズムを作り、MF森下龍矢(4年=磐田U-18/鳥栖内定)がスピードに乗った突破で左サイドを切り裂く。さらに前線から激しくプレッシャーをかけ、高い位置でのボール奪取を幾度となく成功させるなど、ワンサイドゲームに。しかし、ゴールは生まれない。DF山川哲史(4年=神戸U-18/神戸内定)、DF角田涼太朗(2年=前橋育英高)、DF森侑里(1年=大宮ユース)の3バックを中心とした筑波大守備陣が体を張り、明治大の攻撃をはね返し続けた。

 その中でも明治大はチャンスを作る。前半32分には右サイドの常本からボールを受けたFW佐藤凌我(3年=東福岡高)が鋭いターンからフィニッシュに持ち込むが、山川の体を投げ出したブロックに遭ってネットを揺らすには至らず。同40分には常本、森下とつないだボールからDF蓮川壮大(3年=FC東京U-18)が狙うも、枠を捉え切れなかった。一方的な展開となった前半。筑波大のシュートはゼロに終わったが、小井土監督が「それでもいいんだというつもりでゲームプランを組んだ」と語ったように明治の攻撃に耐え、わずかな隙を突いてゴールを奪おうとしていた。

 攻撃の手段は、最前線に入ったFW和田育(1年=阪南大高)を目掛けてロングボールを蹴り込むカウンター。和田はとにかく走った。タッチラインを割るかというボールにも全力で走り込み、何とかマイボールにして攻撃につなげようと奮闘。そして、その和田の頑張りが実を結ぶ。後半9分、MF知久航介(3年=國學院久我山高)が前線に放り込んだボールをMF加藤匠人(2年=柏U-18)が落とすと、そこに走り込んだのが和田。PA内で仕掛けた鋭い突破はDF川上優樹(4年=矢板中央高)のファウルを誘い、劣勢だった筑波大がPKを獲得した。千載一遇のチャンスとなったが、キッカーを務めたMF高嶺朋樹(4年=札幌U-18/札幌内定)のシュートはGK加藤大智(4年=名古屋U18/愛媛内定)に弾き出されてしまった。

 この直後、明治大の栗田監督が動く。前半11分、川上に代えてMF中村健人(4年=東福岡高)を投入。中村健人をトップ下に置き、「ここが勝負所」と“普段着”の3-2-3-2にシステムを変更した。すると、筑波大ベンチも動く。「少し間延びしてきた」とスペースが生まれ始めた同17分、“切り札”となる三笘をピッチへと送り込んだ。

 試合の流れをがっちりとつかんだのは明治大だった。後半15分に佐藤凌我、同17分に瀬古、同20分に中村帆高、同21分にFW狩土名禅(3年=桐生一高)がフィニッシュまで持ち込み、ゴールを脅かす。筑波大も同24分に三笘が独力でハーフウェーライン付近からPA内までボールを運ぶなど、何とかゴールに迫ろうとするが、同39分、ついに明治大がスコアを動かす。左サイドでボールを受けた中村健人が鋭いクロスを送ると、ボールはファーサイドの中村帆高へ。GK阿部航斗(4年=新潟U-18)の動きを見極めたループ気味のヘディングシュートは鮮やかにネットを揺らし、決勝点となるゴールが生まれた。

 “普段着”を身にまとわせて勝負を決めた栗田監督は、「筑波大学さんとウチのプライドがぶつかり合った、大学サッカーを象徴するような、素晴らしいゲームだった」とお互いをリスペクトした熱戦を振り返る。「一歩間違えれば我々が負けていたかもしれないが、今日はウチに勝利が転がってきた」。厳しい戦いとなったが、1-0の完封勝利を収めたチームは、3冠への階段をまた一段上った。

(取材・文 折戸岳彦)
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勢いに乗る中大、6発大暴れで4強!! 大体大はE-1出場MF田中駿汰の“帰還”待てず敗退

中央大が6発で快勝し、4強進出を決めた
[12.16 インカレ準々決勝 中央大6-1大阪体育大 AGF]

 第68回全日本大学サッカー選手権大会(インカレ)は16日、準々決勝を行い、AGFフィールドでは中央大(関東5)と大阪体育大(関西1)が対戦した。前半2点を先行した中大は後半も攻撃の手を緩めず、6-1で快勝。19日の準決勝では桐蔭横浜大(関東2)と対戦する。

 関東1部昇格1年目の中大は7年ぶりのインカレで初戦を制し、勢いそのままに関西王者を打ち破った。中大は4-1-4-1、大体大は4-4-2の布陣でスタートすると、早い時間帯に2ゴールを奪った中大が試合を支配した。08年度以来の優勝まであと2勝とし、「最初から狙うのはファイナルと伝えていた」と佐藤健監督。終わってみれば圧巻のゴールショーとなったが、佐藤監督は「1点目を取ったことで落ち着いて進められた」と振り返った。

 前半12分、ヴァンフォーレ甲府内定のMF中村亮太朗(4年=新潟明訓高)がクロスを入れ、FW高窪健人(3年=浦和南高)が頭で叩き込んだ。幸先の良い先制ゴールを奪った中大はさらに19分、右CKをMF高岸憲伸(2年=星稜高)が蹴り込むと、ニアサイドのDF松本大輔(3年=帝京三高)が高い打点から頭で合わせ、2-0に突き放した。

 大体大は背後のスペースを突いて攻め込み、後半立ち上がりに連続でチャンスをつくる。後半12分、裏に抜け出したサガン鳥栖内定FW林大地(4年=履正社高)が鋭いターンで相手DFをかわし、中央を突破。決定的な形でシュートを打ったが、GK坪井湧也(2年=神戸U-18)がビッグセーブ。後半13分にもツエーゲン金沢加入内定MF西田恵(4年=関大北陽高)がPA内右からシュートを打ったが、距離を詰めたGK坪井がセーブした。

 続々と交代カードを切り、大体大がFWアフラギ・マハディ(4年=清明学院高)を投入すれば、中大は松本山雅FC内定DF三ッ田啓希(4年=西武文理高)を投入。互いに次の一点を目指すなか、中大が再びセットプレーの好機を仕留めた。後半23分、中村が左CKを蹴り入れると、再びニアサイドの松本が右足で合わせ、勝利を決定付けた。

 大体大は後ろを3枚に変更して攻撃に比重を置いたが、前がかりになった裏のスペースを使われてしまう。後半35分、中大は2021シーズン東京ヴェルディ加入内定のDF深澤大輝(3年=東京Vユース)が攻め上がってアーリークロスを配給。MF小山駿(4年=帝京三高)が冷静に流し込み、4-0に突き放した。

 後半44分、大体大はFKの流れからMF野寄和哉(1年=東福岡高)が狙い、マハディが一点を返したが、反撃はここまで。中大は後半アディショナルタイム1分にFW鈴木翔太(1年=静岡学園高)がPKを沈め、ダメ押しの5点目。勢いは止まらず、同4分にも鈴木の突破から小山がワンタッチで押し込み、6-1で締めくくった。

 大体大はA代表に選出され、E-1選手権に出場中の北海道コンサドーレ札幌内定MF田中駿汰の“帰還”を待てなかった。田中は帰国当日の19日に控える準決勝からインカレに出場できるはずだったが、惜しくも敗退。スタンドからは「何が何でも駿汰につなげ」という応援の声が響いていた。

(取材・文 佐藤亜希子)
●第68回全日本大学選手権(インカレ)特集

インカレ4強は明大、関学大、中大、桐横大! 前回王者・法大は無念の敗戦:準々決勝

法政大は準々決勝敗退
 第68回全日本大学サッカー選手権(インカレ)の準々決勝が16日に開催された。前回王者の法政大(関東4)は桐蔭横浜大(関東2)と対戦し、1-2で敗退した。

 先制は桐横大。前半16分、FW下村司(4年=市立船橋高)の右CKをDF遠藤凌(3年=浦和ユース)が頭で合わせてゴールネットを揺らす。1-0で前半を折り返すと、後半15分にはDF岩下航(3年=前橋育英高)が追加点を奪い、2-0と点差を広げた。

 法大は後半33分にPKを獲得し、FW佐藤大樹(2年=札幌U-18)が得点を決めるが、試合はそのまま終了。昨季王者の法大が準々決勝で姿を消すことになった。

 明治大(関東1)は筑波大(関東6)と対戦し、1-0で勝利。後半39分、MF中村健人(4年=東福岡高/鹿児島内定)のクロスをDF中村帆高(4年=日大藤沢高/FC東京内定)が頭で沈めた。試合はそのまま終了し、リーグ戦や総理大臣杯を制覇してきた今季“最強”と名高い明大が4強入りを果たした。

 関西学院大(関西2)と立正大(関東3)の対戦は、拮抗状態が続いて延長戦に突入。それでもなかなか均衡が崩れないでいると、延長後半4分に決勝点が入る。途中出場のMF山下諒(2年=G大阪ユース)がシュートを放ち、ゴールを決めた。関学大は優勝した第64回大会以来となる4年ぶりのベスト4進出となった。

 中央大(関東5)は大阪体育大(関西1)に6-1で大勝。90分間が過ぎたところで4-1と大差が開いていたが、後半アディショナルタイム1分過ぎにFW鈴木翔太(1年=静岡学園高)が、さらに4分後にはFW小山駿(4年=帝京三高)が追加点を奪い、大量得点で準々決勝突破を決めた。

 準決勝は19日に開催。桐横大は中大と、明大は関学大と対戦する。

準々決勝の結果は以下のとおり
【準々決勝】
(12月16日)
[AGFフィールド]
中央大 6-1 大阪体育大
[中]高窪健人(12分)、松本大輔2(19分、68分)、小山駿2(79分、90分+5)、鈴木翔太(90分+1)
[大]アフラギ・マハディ(89分)


[味の素フィールド西が丘]
明治大 1-0 筑波大
[明]中村帆高(84分)

[川口市青木町公園総合運動場陸上競技場]
関西学院大 1-0 (延長) 立正大
[関]山下諒(109分)

[柏の葉公園総合競技場]
桐蔭横浜大 2-1 法政大
[桐]遠藤凌(16分)、岩下航(55分)
[法]佐藤大樹(78分)


●第68回全日本大学選手権(インカレ)特集

堂安の起用に影響は…PSV、ファン・ボメル監督の解任発表

マルク・ファン・ボメル監督の解任を発表
 日本代表MF堂安律の所属するPSVは16日、マルク・ファン・ボメル監督の解任を発表した。後任については決定次第発表するとしている。

 2018年6月にファン・ボメル監督が就任したPSVは、昨季エールディビジ2位に終わったが、今季はここまで9勝4分4敗で4位に位置し、首位アヤックスと勝ち点差10をつけられている状況。さらにヨーロッパリーグ(EL)もグループリーグ敗退に終わった。

 ファン・ボメル監督の解任について、トーン・ゲルブランドGMは「この衰退は大きすぎてPSVにふさわしくない」と説明している。なお、今夏にフローニンゲンから加入した堂安は、ここまで公式戦15試合2ゴール3アシストを記録。監督交代で今後の起用に注目が集まる。

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堂安の起用に影響は…PSV、ファン・ボメル監督の解任発表

マルク・ファン・ボメル監督の解任を発表
 日本代表MF堂安律の所属するPSVは16日、マルク・ファン・ボメル監督の解任を発表した。後任については決定次第発表するとしている。

 2018年6月にファン・ボメル監督が就任したPSVは、昨季エールディビジ2位に終わったが、今季はここまで9勝4分4敗で4位に位置し、首位アヤックスと勝ち点差10をつけられている状況。さらにヨーロッパリーグ(EL)もグループリーグ敗退に終わった。

 ファン・ボメル監督の解任について、トーン・ゲルブランドGMは「この衰退は大きすぎてPSVにふさわしくない」と説明している。なお、今夏にフローニンゲンから加入した堂安は、ここまで公式戦15試合2ゴール3アシストを記録。監督交代で今後の起用に注目が集まる。

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群馬、DF藤原雅斗と契約更新せず…今季レンタルで沼津でプレー

 ザスパクサツ群馬は16日、DF藤原雅斗(25)との来季の契約を更新しないことを発表した。

 今季、アスルクラロ沼津へ期限付き移籍していた藤原は、天皇杯1試合に出場。クラブを通じて「この度契約満了となり、このチームを去ることになりました。プロとしてサッカー人生をスタートさせていただいたザスパクサツ群馬には感謝しかありません。怪我ばかりで何一つチームに貢献出来ず大変申し訳ないと思っています。来シーズンのJ2での戦いを応援しています!今までありがとうございました!」とコメントしている。

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[MOM3092]鳥栖U-18FW秀島悠太(3年)_大会直前の負傷もプラス思考で最高の結果に

サガン鳥栖U-18FW秀島悠太は決勝点を決めた
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.15 プレミアPO2回戦 鳥栖U-18 2-1(延長)仙台ユース コカ広島ス]

 攻めながらもゴールを奪えない苦しみを味わっていたサガン鳥栖U-18を勝利に導いたのは途中出場のFW秀島悠太(3年)だ。

 本来は主力選手として先発出場するはずだったが、「実は4日前に左足首を捻挫していて、やれるかどうかというケガでした。本当はスタメンで出る予定だったのですが、途中からということになりました」と、途中出場となることを余儀なくされてしまった。

 しかし、秀島はこの状況をプラス思考で捉えていた。「出たら美味しいところを持って行ってやろうという気持ちでした。このケガは途中から出て決勝点を取るためだったと言えるケガにしたかったので、決勝点を取れて良かったです」。途中出場という立場をポジティブに考えて、絶対にゴールを決めてやろうという気持ちが、延長戦の決勝点につながった。

 それでも、自分たちの代でプレミアリーグを戦いたかったという気持ちは強い。「やっとという気持ち。もっと早くプレミアに上がって、自分たちの代でプレミアでやりたかったのですが、それでも1年間の目標を達成できて嬉しいです。後輩たちに良い置き土産になったのは間違いありません」と良い置き土産を残せたことを安堵していた。

「プリンス勝つのは当たり前、プレミアに上げる、と例年よりも強く言われ続けて、ずっと意識し続けた結果だと思います」。過去2回の大会敗退を踏まれ、例年以上にプレミアリーグ参入を意識し続け、それを現実のものに変えた。3年生の置き土産となったプレミアリーグで鳥栖の後輩たちが躍動することを秀島は願っている。

(取材・文 小林健志)
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水戸DF細川淳矢が契約更新、9年目のシーズンへ「J1昇格しかないんです!!」

細川淳矢と契約更新
 水戸ホーリーホックは16日、DF細川淳矢(35)との契約を更新したことを発表した。今季キャプテンを務めた細川は、リーグ戦28試合1得点を記録した。

 来季9シーズン目となる細川はクラブを通じて「今シーズンもご支援、ご声援ありがとうございました!ホーム最終戦のスタジアムの雰囲気、本当に本当に最高でした!あの本間幸司さんが、『水戸史上1番』と言ってましたよ!!あの熱気を作り出したのは間違いなく観客の皆さんでしたし、水戸を愛する皆さんでした。またあの雰囲気を作り出す為には僕らの結果、成績が大切だと言う事も改めて感じました」と応援に感謝した。

 また、来シーズンに向けては「あれ以上のものを作っていくには、そうです。J1昇格しかないんです!!水戸の街全体を、水戸を愛する皆さんと共に水戸ホーリーホック一色に染め上げる。そんなシーズンにしたいと思っています!来シーズンめちゃくちゃ楽しませるので皆さん準備しておいてください!よろしくお願いします!」とコメントしている。

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仙台ユースに延長逆転勝ち!鳥栖U-18が3度目のプレーオフ挑戦で悲願のプレミア初昇格!

プレミアリーグ初昇格を喜ぶサガン鳥栖U-18
[12.15 プレミアPO2回戦 鳥栖U-18 2-1(延長)仙台ユース コカ広島ス]

 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2020への出場権を懸けたプレーオフ(参入戦)の2回戦が15日に広島県内で行われ、コカ・コーラボトラーズジャパン広島スタジアムの第2試合ではプリンスリーグ九州優勝のサガン鳥栖U-18(佐賀)とプリンスリーグ東北3位のベガルタ仙台ユース(宮城)が対戦。延長戦の末、鳥栖が2-1で逆転勝ちし、3回目のプレーオフ挑戦で初のプレミアリーグ参入を決めた。

 試合は勢いのある攻撃が持ち味の鳥栖が再三相手陣内に攻め込んでゴールを狙うが、仙台はU-18日本代表GK小畑裕馬(3年)を中心にDF佐藤潤(3年)、DF高橋拓(3年)らが気迫みなぎるディフェンスを見せ、相手の攻撃をことごとくはね返し、前半は0-0で終えた。

 そして、後半最初にスコアを動かしたのは仙台だった。8分、佐藤潤のボール奪取から、スピードのあるFW吉田騎(2年)にボールが渡り、吉田のドリブル突破から、逆サイドのFW清水一雅(3年)へ繋がる。そして、ゴール前で混戦となる中、こぼれてきたボールに反応したのは1回戦でもヘディングシュートを決めたMF工藤真人(3年)。ミドルシュートがゴールに突き刺さり、欲しかった先制点をものにした。

 その後は鳥栖がさらに攻撃の勢いを強めるも、仙台がはね返す展開が終盤まで続いた。試合はアディショナルタイムに入り、仙台の勝利が見えかけてきた後半45+2分、鳥栖は途中出場のFW秀島悠太(3年)のクロスをDF永田倖大(3年)が折り返し、ボールを受けたのは今大会前までトップチームで活動してきたMF松岡大起(3年)。「点を取るしかないという気持ちで体でしっかり押し込めました」と放ったシュートがついにゴールネットを揺らし、試合は延長戦へ突入した。

 そして、延長前半3分、試合を決めるゴールを決めたのは秀島。左サイドからドリブルで駆け上がり、カットインして放ったシュートが逆転ゴールとなった。「夏の横浜FMユース戦でカットインからシュートを打ってその時も逆転ゴール。その時と重なりました。ボールを蹴るところも、シュートを打った場所もほとんど一緒です。同サイドに右足を振り抜くしかないと思い、イメージ通りに行ってくれました」という得意なコースだった。その後は、上手く時間を使いながら仙台の反撃を封じ込み、2-1で白星を収めた。

 タフで劇的なゲームを制した鳥栖の田中智宗監督は「勝って泣けるゲームはなかなかありません。選手たちに感謝したいです。先制されて苦しかったのですが、選手たちが最後の最後まで諦めずにやってくれた成果が出ました」と感慨無量。「自分は初めてでしたが、今回が3度目の選手もいますし、コーチの室は過去2回ベンチに入って負けた悔しい思いをしました。過去のスタッフ、選手の分まで戦ってくれました」とこれまでチームを支え、残念ながらプレミアリーグ参入に届かなかった代の選手たちやこれまでのコーチ陣たちにも思いを馳せ、悲願達成を喜んだ。

 ゴールを決めた鳥栖の松岡と秀島はソレッソ熊本出身。ソレッソ熊本は6年前のJA全農杯チビリンピック決勝に進出し、2人も出場していたが、敗れた相手が仙台ジュニアだった。当時の仙台のメンバーで出場したのは主将のMF千葉武(3年)、MF角田拓海(3年)。そして仙台の壱岐友輔監督はその当時の仙台ジュニア監督という縁のある試合だった。

 秀島は「(1回戦後仙台との対戦が決まった後)小学校の時の同級生から言われました」と当時のことを回想した。「あの時自分はDFだったのですが、自分が裏を取られて目の前でシュートを決められて、その1点で負けたのは今でも忘れられない悔しさです。もちろん今はメンバーも違うのですが、借りを返せた思いで、やってやったという気持ちです」と6年越しのリベンジゴールに感無量だった。松岡も「小学校の時あそこで負けて、次やる時は絶対勝ちたいと思っていました」とその時の悔しさは忘れていなかった。そして、2人にゴールを決められた壱岐監督も彼らのことを忘れておらず、「あの時は決勝戦で我々が勝って、今度は最後の最後で決められて、逆になったか…という思いはあります」と2人のゴールに人一倍の悔しさをにじませていた。

 そして、壱岐監督は悲願のプレミア参入まであと少しまで迫っていただけに「何とも言葉では言い表せない結果です。正直、まだ、整理がついていません」と起こったことを受け止めきれない様子だった。それでも、主将の千葉は「悔しいですけど、自分たちの持っているものは全て出し切ったので、悔いはありません」と胸を張った。トップ昇格4名、年代別代表選手も揃う鳥栖の攻撃を、気迫のディフェンスではね返し続けたことは大きな成果だ。それでもあと少し守れていればというところで失点し、延長逆転負け。この大きな悔しさをバネに、来年6回目のプレーオフ挑戦、そしてプレミアリーグ参入を目指す。

(取材・文 小林健志)
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千葉U-18の大型ストライカー、櫻川ソロモンのトップチーム昇格が決定

櫻川ソロモンがトップチームに昇格
 ジェフユナイテッド千葉は16日、ジェフユナイテッド千葉U-18に所属するU-18日本代表FW櫻川ソロモンが2020シーズンよりトップチームに昇格することを発表した。

 身長190cm大型ストライカーはクラブを通じて「小さい頃から温かく成長させてくれたこのクラブでプロキャリアを始められることをとてもうれしく思います。これからも感謝と謙虚さを忘れずに日々レベルアップして、結果という形で恩返しできるように頑張りたいと思います。熱い応援をよろしくお願いします」と来季への意気込みを語った。

●FW櫻川ソロモン
(さくらがわ そろもん)
■生年月日
2001年8月4日(18歳)
■身長/体重
190cm/89kg
■出身地
千葉県千葉市
■経歴
JSC CHIBA-千葉U-15-千葉U-18
■代表歴
2018:U-18代表
2019:U-18代表
2019:U-20代表

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FC東京、ベストイレブンGK林彰洋とMF鈴木喜丈との契約を更新

ベストイレブンに選出されたGK林彰洋
 FC東京は16日、GK林彰洋(32)とMF鈴木喜丈(21)との契約更新を発表した。

 林は今季J1リーグ34試合に出場。優勝は逃したものの、ベストイレブンに選出された。鈴木は今季J1、J3ともに出場はなかった。

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「今でも鮮明に覚えています」沼津、プロ2年目MF中島拓真と契約満了

 アスルクラロ沼津は16日、契約満了に伴い、DF中島拓真(24)との契約を更新しないことを発表した。

 クラブを通じて中島は「大学生の頃、沼津へ練習参加した際に、(吉田)謙さんのサッカーに対する姿勢、人間性に一目惚れしたことを今でも鮮明に覚えています。そんな謙さんと2年間サッカーができ、1人の人間として、1人のサッカー選手として、多くのことを学び成長することができました。本当に感謝しています」と語り、サポーターらに感謝の言葉を述べた。

 栃木ユース、東京農業大を経て2018年に沼津に加入した中島は、今季リーグ戦1試合、天皇杯予選2試合に出場した。

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V王手のなでしこ、MF長谷川唯が怪我のため離脱

長谷川唯(右)が怪我のため離脱
 日本サッカー協会(JFA)は16日、韓国で開催されているEAFF E-1サッカー選手権に出場しているなでしこジャパン(日本女子代表)において、MF長谷川唯(日テレ・ベレーザ)が怪我のため離脱することを発表した。追加選手は招集はない。

 2連勝で首位のなでしこは、17日に勝ち点2差で2位の韓国と対戦。引き分け以上で2010年大会以来の優勝が決まる。

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大宮、原崎ヘッドコーチが退任「14年も関わった思い入れの強いクラブ」

原崎政人ヘッドコーチが退任
 大宮アルディージャは16日、2019シーズンをもって原崎政人ヘッドコーチ(45)が退任することを発表した。

 2018シーズンから大宮のヘッドコーチを務めていた原崎氏は「私にとって大宮アルディージャは選手、コーチとして14年も関わった思い入れの強いクラブです。この2年間、J1昇格を目指してファン・サポーターやパートナー企業の皆さまとともに戦ってまいりましたが、目標を達成することができず、ヘッドコーチとして責任を強く感じております。クラブに関わる皆さまに本当に申し訳なく思っております。私はチームを離れますが、これからも大宮アルディージャへの熱いご声援をよろしくお願いいたします。2年間、本当にありがとうございました」とコメントしている。

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“ザルツブルクの怪物”が移籍決断?恩師スールシャールが注目発言

アーリング・ブラウト・ホーランドの去就は…
 モルデ時代の恩師、マンチェスター・ユナイテッドのオーレ・グンナー・スールシャール監督がザルツブルクに所属するノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ホーランド(19)の去就について語った。英『ミラー』が伝えている。

 MF南野拓実、MF奥川雅也とチームメイトのホーランドは、昨年8月にモルデからザルツブルクに加入。今季はここまでリーグ2位の16得点を記録するだけでなく、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)初戦でいきなりハットトリックを達成するなど、ユナイテッドのほか欧州のビッグクラブが獲得に興味を示している。

 同紙によると、スールシャール監督は13日にザルツブルクでホーランドと話したとのこと。そこで彼の将来はオールド・トラッフォードにあると確信したという。

 ユナイテッド指揮官は「多くの憶測があるが、私はそれについて話さない。他のチームの選手に対して、いかなるアドバイスもする必要はない」としながらも「彼はザルツブルクで素晴らしいキャリアを積んできた。自分が何をしたいのかわかっている」と愛弟子の去就に触れた。

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プレミア制覇の青森山田は来年1月13日まで学び、成長し続けて2冠へ

プレミアリーグファイナル優勝を喜ぶ青森山田高
[12.15 プレミアリーグファイナル 青森山田高 3-2 名古屋U-18 埼玉]

「1年間のスパンの中で学び続ける、成長し続けるということを青森山田のずっとテーマにしています」。黒田剛監督が説明したように、ひたむきに学び、成長し続けてきた青森山田高が「高校年代真の日本一」に輝いた。

 1年の3分の1はグラウンドが雪で覆われる環境、リーグ戦では関東・東海地方までの長距離移動…と決して恵まれた環境ではないチームが見事な優勝。“高体連の代表”として戦い、勝ったことも選手・コーチングスタッフは喜んでいた。

 全国高校選手権で優勝した昨年度からの主力はMF武田英寿(3年、浦和内定)のみ。CB藤原優大(2年)やMF浦川流輝亜(3年)も途中出場で選手権全国大会を経験していたが、ほぼ一から作られてきたチームだ。

 選手権優勝直後とは言え、危機感を持ってスタートしたチームは球際、切り替え、運動量、相手にシュートやクロスを許さない守備など、シーズン当初から約束事を徹底。チーム全員が油断することなく、やるべきことを継続した結果、プレミアリーグEASTでは開幕から8勝2分と快進撃を見せた。

 インターハイ3回戦で敗れて迎えたプレミアリーグ後半戦では、5試合未勝利と苦しんだ。それも、2-0からの逆転負けや、試合終了間際での失点による黒星。隙のない戦いで勝ち点を重ねてきた“青森山田らしくない”戦いが続いていた。

 黒田監督が「やるべきことを怠ったり、徹底できない選手がいたらプレミアレベルではやられてしまう」と指摘する通り、油断や甘さがあっては“高校年代最高峰のリーグ戦”プレミアリーグで勝つことはできない。そのことを再確認したチームは選手権予選期間で立て直し、そこから選手権予選、プレミアリーグ終盤戦で公式戦6連勝。迎えたプレミアリーグファイナルでは名古屋U-18に攻め立てられながらも、プレッシングやゴール前での粘り強い守備を継続し、ショートカウンターやセットプレーの強みも発揮して1点差で勝利した。
 
 武田は「去年からメンバーに入っていた人数が少ないですけれど、チーム力と言うか、全員がコミュニケーションを取り合って、我慢して、守備から攻撃というのが一番チームとしてできたのかなと思います。しっかり全員が共通理解で戦えれば、絶対に負けることはないかなと思います」と現在のチームの強さ、手応えについて説明する。

 MF住永翔(現明治大)やMF高橋壱晟(現山形)、GK廣末陸(現山口)を中心にプレミアリーグファイナルを制した16年度のチームは、そこから選手権決勝まで学び、成長し続けて2冠を獲得した。接戦を逞しく勝ち抜いた昨年度のチームも同じ。黒田監督が「最初から強かったチームではなく、常に学習と成長を繰り返しながらここまで来たチームですので、まだまだ強いとは到底言えないチームではありますけれども、さらに学びを持って選手権に臨めたらなと思っています」と語ったように、今年度のチームも来年1月13日の選手権決勝まで学び、成長し続けて頂点を勝ち取る。

 U-18日本代表の武田や横浜FC内定のMF古宿理久(3年)、来季の有力なプロ入り候補である藤原、スーパールーキー・MF松木玖生(1年)という注目選手たちだけでなく、各ポジションの選手たちの質は高い。また、これから選手権までの競争も期待される。

 ファイナルMVPのCB箱崎拓(3年)は「明日からはまた選手権のために。2週間あればまたチームは成長できると思っている」と語り、この日先制点のFW田中翔太(3年)は「選手権は、今年のトーナメントは1試合1試合が決勝みたいな相手。2冠を目指してやってきたので絶対に優勝したいです」と誓った。米子北高(鳥取)戦から始まる選手権は“死のブロック”と呼ばれる難しい組み合わせ。加えて、プレミアリーグ王者、前回選手権王者として視線を浴びる中での戦いとなるが、一歩一歩積み重ねて再び埼スタで優勝を喜ぶ。

(取材・文 吉田太郎)
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秋田MF小谷が岩手復帰「一緒に強いグルージャを創り上げて行きましょう」

 いわてグルージャ盛岡は16日、ブラウブリッツ秋田よりMF小谷光毅(26)が完全移籍で加入することを発表した。

 2018シーズン以来の復帰となる小谷はクラブ公式サイトを通じて「いわてグルージャ盛岡に関わる全ての皆様、1年ぶりに岩手に帰ってくる事になりました。大好きな岩手の街に戻ってくる事が出来て本当に嬉しく思っています。来シーズンはチームとしても個人としても大きく変わるチャンスだと思っています。強いグルージャを皆様にお見せできるよう、岩手をサッカーの力で盛り上げていけるよう、全力で戦います。熱い声援、サポート、宜しくお願い致します。一緒に強いグルージャを創り上げて行きましょう!!」とコメントしている。

●MF小谷光毅
(こたに ひろき)
■生年月日
1993年4月25日(26歳)
■出身地
大阪府
■身長/体重
170cm/70kg
■経歴
G大阪Jrユース-G大阪ユース-明治大-ボルフラーツハウゼン(ドイツ5部)-ガーヒング(ドイツ4部)-盛岡-秋田
■プレースタイル
攻撃的なポジションでのプレーを得意とし、司令塔としての役割に期待。2年ぶりの復帰となり過去の所属経験もプラス
■出場記録
・2018年(岩手)
J3リーグ:22試合3得点
天皇杯:1試合

・2019年(秋田)
J3リーグ:16試合1得点

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藤枝、JFLソニー仙台から24歳MFが完全移籍加入

 藤枝MYFCは16日、ソニー仙台FC(JFL)よりMF杉田真彦(24)が完全移籍で加入することを発表した。

 来季からJリーガーの仲間入りを果たす杉田は「チームの力になれるよう精一杯頑張りますので、応援よろしくお願いします」とコメントしている。

●MF杉田真彦
(すぎた まさひこ)
■生年月日
1995年6月16日
■出身地
静岡県
■身長/体重
170cm/67kg
■経歴
静岡西高-順天堂大-ソニー仙台FC(JFL)


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岐阜FW石川大地、沼津からレンタル復帰「必ず1年でJ2に」

 FC岐阜は16日、アスルクラロ沼津に期限付き移籍していたFW石川大地(23)が期限付き期間満了に伴い、2020シーズンより復帰することを発表した。

 今年7月に沼津に期限付き移籍した石川は、今季J2リーグで5試合、J3リーグで14試合2得点、天皇杯1試合に出場した。

 石川はクラブ公式サイトを通じて「来シーズンから復帰することになりました。半年間の移籍が無駄ではなかったということをピッチで体現し、チームのために全力でプレーします。そして必ず1年でJ2に昇格しましょう。ファン、サポーターの皆さん応援よろしくお願いします」とコメントしている。

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京都GKキム・チョルホが契約満了…今季は群馬にレンタル

 京都サンガF.C.は16日、ザスパクサツ群馬に期限付き移籍していたGKキム・チョルホ(24)と契約期間満了に伴い、2020年シーズンの契約を更新しないことを発表した。また、同日に群馬からも期限付き移籍期間の満了が発表されている。

 キム・チョルホはFCソウルから京都へ昨季加入し、今季は群馬に期限付き移籍。J3リーグ戦の出場はなく、天皇杯2試合に出場していた。

以下、クラブ発表プロフィール

●GKキム・チョルホ
(KIM CHOL HO)
■生年月日
1995年10月25日(24歳)
■身長/体重
187cm/84kg
■国籍
韓国
■経歴
FCソウル-京都-群馬-京都
■出場歴
天皇杯:2試合

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指揮官も「凄いな、コイツら」と認める成長。名古屋U-18は3冠逃すもインパクト残すシーズンに

3冠こそ逃したものの、名古屋グランパスU-18は堂々の2冠、そしてプレミアリーグWEST優勝
[12.15 プレミアリーグファイナル 青森山田高 3-2名古屋U-18 埼玉]

「プレーヤーとしての成長ももちろんありますし、人間的な成長を感じられるシーズンだったと感じています。凄く3年生を中心に、それぞれがリーダーシップを発揮して、下級生を巻き込んで、3冠というところに対して逃げずに、ブレずに自分たちのサッカーを貫き通してここまで来たということは、彼ら自身の成長を本当に……正直、『凄いな、コイツら』という思いで見守っていました」

 名古屋グランパスU-18古賀聡監督は試合後の記者会見で日本クラブユース選手権(U-18)大会、Jユースカップを制し、プレミアリーグファイナルの頂点まであと一歩にまで迫った選手たちを称賛していた。

 今年、シーズン開幕前に掲げた3冠という目標。Jユースカップこそ1度優勝した経験を持つ名古屋U-18だが、クラブユース選手権とプレミアリーグWESTに関しては未到の領域。本人たちはその目標に対して、確固たる自信を持ってチャレンジした訳ではなかった。
 
 実際にプレミアリーグWESTの開幕戦では愛媛U-18に0-2で完敗。危機感を抱くスタートだった。グラウンドリーダーの役割を担うMF田邉光平(3年)は「あの1敗があって、チーム全体が良くなってきたと思います」と振り返る。

 シーズン序盤はなかなか結果が出ずに苦しんだ。それでもクラブユース選手権出場を懸けた東海予選3位決定戦で磐田U-18に逆転勝ち。「ターニングポイントになっている」(田邉)という白星からチームは勝ちながら自信をつけて怒涛の公式戦24連勝(1分を挟む)を記録する。その間、クラブユース選手権、Jユースカップで優勝。G大阪ユースとのプレミアリーグWEST最終節で敗れたものの、Jクラブユース勢として初の3冠に王手を懸けてこのファイナルに臨んでいた。

 田邉は「ずっと負ける気はしなかったですし、きょうも負ける気がしない中で戦っていました」。ファイナルでは前半27分までに0-2とリードされたが、名古屋U-18は全く怯まなかった。青森山田高の強烈なプレッシングを田邉やMF榊原杏太(3年)、MF光田脩人(2年)のドリブル突破やパスワークでいなし、中央から穴を開ける。前半終了間際に榊原のスルーパスからFW村上千歩(3年)が決めると、後半14分には田邉のラストパスを村上が合わせて同点に追いついた。

 だが、同点直後に失点。再び猛攻を繰り出した名古屋U-18だったが、シュートが相手GKの正面を突くなど最後まで追いつくことができなかった。村上は「青森山田さんの方が、最後のところで競り勝ったり、身体を張ったりという部分では自分たちの方が欠けていたと思う」と語り、田邉も「自分たちの上手さという魅力は出せたと思う。あとは決めきるところ。こだわりを持って練習のところからやっていかないといけない」とコメント。素直に敗戦を認めていた。

 それでも、彼らが成し遂げた偉業が色褪せることはない。また、この2冠とファイナル進出が後輩たちの目線を引き上げたことも間違いない。古賀監督は「(タイトルに加え、)連勝もかなり長く、負けなしの試合も続けて、大きな記録を打ち立てることで、クラブの歴史が変わるというか、自分たちがどんなに高い成績を残したとしても後輩たちがきっとそれを追い越そうとして必死にもがいて上り詰めようとしてくるので、そういった意味で凄く大きな財産をクラブに残してくれたと思っています」と感謝した。

 今年、名古屋U-18は「ユース史上最強最高のチーム」を目指してきた。3冠を成し遂げることはできなかったが、指揮官は「最強最高のチャンスはこれからもある」という。3年生でトップチームに昇格するのはこの日サブだったGK三井大輝(3年)と負傷欠場したMF石田凌太郎(3年)の2人だけで、ほとんどの選手が大学進学予定。古賀監督は彼らに対し、「大学で1年生から公式戦で活躍して、1年生、2年生で強化指定でグランパスのトップチームに戻ってくると。それが何人出てくるのかというのが、本当の勝負だと思っていますし、それができれば『最強最高のチーム』であると言えると思っています」と期待した。

 大学進学予定の田邉は「1年目から強化指定されれば、プロというのも見えてくる。自分も1年目からスタメンを奪ってやっていきたい。次の舞台で活躍して戻ってくるのが恩返しになると思いますし、このクラブでまたタイトルにこだわってやっていきたいと思います」と宣言した。今年、攻撃サッカーを貫き、ユースサッカーシーンでインパクトを残す2冠。貪欲に成長を続けてきた彼らは、「最強最高のチームになる」という目標への挑戦を諦めずに続けていく。

(取材・文 吉田太郎)
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鹿児島MF八反田が契約更新「夢や感動を与えられるように全力で闘います!」

 鹿児島ユナイテッドFCは16日、MF八反田康平(29)と2020年シーズンの契約を更新したことを発表した。

 八反田は今季のJ2リーグ戦27試合に出場し、1得点をマーク。クラブ公式サイトを通じて「1年でJ2復帰するのは勿論。鹿児島ユナイテッドFCを創り支えてきた選手達の想いをもち、鹿児島の皆さんに夢や感動を与えられるように全力で闘います!」と決意を語っている。

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熊本が3選手と来季契約を更新

 ロアッソ熊本は16日、DF小谷祐喜(28)、GK野村政孝(28)、GK内山圭(26)の3選手と2020年シーズンの契約を更新したことを発表した。

 小谷は今季、J3リーグ戦10試合で1得点を挙げ、天皇杯では2試合の出場で1得点をマーク。野村は公式戦の出場がなく、内山は天皇杯県代表決定戦1試合に出場した。

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大熊清氏が清水のクラブスタッフ就任…役職は後日発表へ

大熊清氏が清水のクラブスタッフに就任
 清水エスパルスは16日、大熊清氏(55)がクラブスタッフに就任することが決定したと発表した。

 大熊氏は過去に年代別の日本代表やFC東京、大宮、C大阪の監督などを歴任。今月までC大阪のチーム統括部長を務めていた。なお、清水での役職については、後日改めて発表するとしている。

以下、クラブ発表プロフィール

●大熊清
(おおくま・きよし)
■生年月日
1964年6月21日(55歳)
■出身地
埼玉県
■選手歴
1980年~1983年:浦和市立南高校
1983年~1987年:中央大学
1987年~1992年:東京ガス
■指導歴
1993年:中央大学学友会サッカー部コーチ
1994年:東京ガスコーチ
1994年~1998年:東京ガス監督(1994年は監督代行)
1999年~2001年:FC東京監督
2002年~2006年:FC東京強化部長代理
2002年8月~2003年12月:U-19/U-20日本代表 監督
2003年4月~2005年7月:U-18/U-19/U-20日本代表 監督
2006年8月~2010年7月:日本代表コーチ
2010年9月~2011年:FC東京監督
2012年~2013年:FC東京テクニカルディレクター
2014年1月~2014年8月:大宮監督
2014年12月~:C大阪強化部長
2015年11月~:C大阪監督
2016年1月~:C大阪チーム統括部フットボールオペレーショングループ部長兼監督
2017年1月~2019年12月:C大阪チーム統括部長

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大分FW後藤に第1子長男が誕生「奥さんには感謝しかない」

大分FW後藤優介に第1子長男が誕生
 大分トリニータは16日、FW後藤優介(26)の第1子となる男の子が11月29日に誕生していたことを発表した。後藤はクラブ公式サイトを通じ、「すごくがんばってくれた奥さんには感謝しかありません。家族3人で笑顔があふれる家庭を築いていきたいと思います」とコメントしている。

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町田がMF李漢宰&MF井上裕大と契約更新で合意

今季29試合で1得点を挙げた町田MF井上裕大
 FC町田ゼルビアは16日、MF李漢宰(37)、MF井上裕大(30)と契約更新で合意したことを発表した。

 李漢宰は今季J2リーグ戦で8試合に出場。井上は29試合に出場し、1得点を記録した。

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来季ゼロックス杯は来年2月8日に開催!『NEXT GENERATION MATCH』では横浜FMユースと高校選抜が対戦へ

今季ゼロックス杯を制した川崎F
 Jリーグは16日、2020年シーズンの『富士ゼロックススーパーカップ』を来年2月8日(土)に埼玉スタジアムで開催することを発表した。対戦カードは今季J1王者の横浜F・マリノスと、天皇杯の優勝チーム。同試合は日本テレビ系全国ネットで生中継される。

 また、同日に『NEXT GENERATION MATCH』として、横浜F・マリノスユースと日本高校サッカー選抜が対戦することも発表された。日本高校サッカー選抜は、第98回全国高校サッカー選手権大会の優秀選手を中心に選抜される。

以下、試合日程

■富士ゼロックススーパーカップ
2020年2月8日(土)
横浜FM 13:35 天皇杯優勝チーム [埼玉]

■NEXT GENERATION MATCH
2020年2月8日(土)
横浜FMユース 10:20 日本高校サッカー選抜 [埼玉]

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J1参入PO決定戦の方式は? Jリーグが来季の大会方式などを発表

Jリーグが来季の大会方式などを発表した
 Jリーグは16日、2020年シーズンの各大会方式や日程を発表した。

 J1リーグは来年2月21日(金)に開幕し、最終節は12月5日(土)に開催される。また、ルヴァンカップはJ1より5日早い2月16日(日)にグループリーグ第1節が行われ、プレーオフステージは5月から、プライムステージは9月から実施。決勝は10月24日(土)に行われる。

 J2リーグは来年2月23日(日・祝)から11月22日(日)にかけて開催。J1参入プレーオフは1回戦が11月29日(日)、2回戦は12月6日(日)に実施される。決定戦の日程や試合方式については現在調整中。決まり次第、改めて発表するとしている。また、チーム数が『18』から『19』に増えたJ3リーグは、3月7日(土)に開幕。最終節は12月13日(日)に行われる。

 なお、Jリーグ(J1、J2、J3)の開幕カードは来年1月10日(金)に発表。各対戦カードはルヴァン杯が1月16日(木)、Jリーグが1月22日(水)に発表される。

以下、来季Jリーグの開催期間および試合数

■J1リーグ
2月21日(金)〜12月5日(土)
34節/合計306試合

■ルヴァン杯
▽グループリーグ
第1節 2月16日(日)
第2節 2月26日(水)
第3節 3月4日(水)
第4節 4月8日(水)
第5節 4月22日(水)
第6節 5月6日(水・祝)

▽プレーオフステージ
第1戦 5月27日(水)
第2戦 6月17日(水)

▽プライムステージ
・準々決勝
第1戦 9月2日(水)
第2戦 9月6日(日)
・準決勝
第1戦 10月7日(水)
第2戦 10月11日(日)
・決勝
10月24日(土)

■J2リーグ
2月23日(日・祝)〜11月22日(日)
42節/合計462試合

■J1参入プレーオフ
1回戦:11月29日(日)
2回戦:12月6日(日)
決定戦:調整中

■J3リーグ
3月7日(土)〜12月13日(日)
38節/合計342試合

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FW村上が大舞台で2発。名古屋U-18の仲間たちとの攻撃は「本当に楽しかったです」

前半41分、名古屋グランパスU-18はFW村上千歩が左足で追撃ゴール
[12.15 プレミアリーグファイナル 青森山田高 3-2名古屋U-18 埼玉]

 名古屋グランパスU-18は0-2からFW村上千歩(3年)の2ゴールによって同点に追いついた。前半41分には村上が「ホットラインというか、自分のパスのほとんどは杏太のパスだったりした」という“相棒”MF榊原杏太(3年)のスルーパスからDFをかわして1点目。さらに後半14分には、左サイドを抜け出したMF田邉光平(3年)のグラウンダーのラストパスを1タッチでゴールに押し込んだ。

「(1年間を通して)ゴールの部分では本当に貪欲になった」と村上。貪欲に結果を求めてきた成果がUJユースカップでの得点王や、大舞台での2ゴールに繋がった。名古屋U-18はプレミアリーグWEST18試合でリーグ最多の55得点。FWとして、多彩なパスワークや個人技によって毎試合確実に複数のチャンスを作り出してくる仲間たちとのサッカーは、「攻撃して本当に楽しかったです」という。自分の良さとゴールへの意欲を発信し、仲間たちの良さも聞きながら連係面の精度を向上。名古屋U-18の仲間たちのおかげでFWとして成長させてもらうことができたと感じている。

 ただし、村上はファイナルでもう1点を獲れなかったことを悔しがる。「きょうは2点獲りましたけれども3点、4点獲っていく選手にならないと今後通用しないと思うので、次に繋げてやっていこうと思っています」と誓っていた。

 キレのあるドリブルでゴールに迫るなど存在感を見せた村上の目標は、大学を経て名古屋に戻り、「常に頂点にいないといけないチーム」を常にタイトルを獲得するような“常勝軍団”にすることだ。

 名古屋に戻ってきて活躍するために、必要性を感じている部分がある。「もっと守備の部分だったり、攻撃の部分でハードワークする部分だったり、(前監督の)風間(八宏)さんは退任されましたけれども、止めて・蹴るという部分は自分に足りないところがあるので、そういう部分では力をつけていきたい」。2得点でも物足りなさと悔しさを口にしていたストライカーは、個と新たなチームでの連係を磨いて貪欲にゴールを奪い続ける。

(取材・文 吉田太郎)
●高円宮杯プレミアリーグ2019特集

藤枝FW遠藤敬佑が来季契約を更新せず「一度去った自分に…」

藤枝FW遠藤敬佑が契約満了
 藤枝MYFCは16日、奈良クラブ(JFL)へ期限付き移籍していたFW遠藤敬佑(30)と来季の契約を更新しないことを発表した。

 遠藤は昨年8月に富山から完全移籍で藤枝に復帰。今年7月に奈良クラブへ期限付き移籍し、JFLで12試合に出場で2得点をマークしていた。

 クラブ公式サイトを通じ、「藤枝MYFCには、レンタル移籍期間を含む4年間お世話になりました。一度去った自分に、また声をかけていただいたこと、本当に感謝しています。戻って来てからは、なかなかチームの勝利に貢献することができず、悔しい毎日が続きましたが、いつも応援してくださったファン・サポーターの方の声は忘れません。本当にお世話になりました」と感謝を伝えている。

以下、クラブ発表プロフィール

●FW遠藤敬佑
(えんどう・けいすけ)
■生年月日
1989年3月20日(30歳)
■身長/体重
180cm/70kg
■出身地
千葉県
■経歴
市原Jrユース辰巳台-千葉ユース-水戸-群馬-町田-藤枝-町田-藤枝-富山-藤枝
■出場歴
J2リーグ:195試合11得点
J3リーグ:115試合28得点
天皇杯:9試合
JFL:12試合2得点

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富山が若手3選手との契約更新を発表

 カターレ富山は16日、MF馬渡隼暉(23)、GK齋藤和希(23)、DF戸根一誓(23)と2020年シーズンの契約を更新したことを発表した。

 富山U-18出身でプロ5年目の馬渡は今季J3リーグ戦1試合、天皇杯2試合に出場。大卒ルーキーの齋藤と戸根は公式戦未出場だった。

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栃木がMF和田、GK川田、ルーキーDF黒崎と契約更新

栃木が3選手と契約更新
 栃木SCは16日、MF和田達也(25)、GK川田修平(25)、DF黒崎隼人(23)について2020年シーズンの契約を更新したことを発表した。

 和田は今季J2リーグ戦で8試合、川田は9試合に出場。大卒ルーキーの黒崎は公式戦の出場がなかった。

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松本のトップチームコーチに村主氏が就任

 松本山雅FCは16日、2020年シーズンからトップチームコーチに村主博正氏(43)が就任することを発表した。

 村主氏は現役時代に鳥栖などでプレー。2016年から2019年まで町田のヘッドコーチを務めていた。

 クラブ公式サイト上で「チームの勝利のために、布監督をはじめ、選手・スタッフの力になれるように全力で取り組みます」と意気込みを述べている。

以下、クラブ発表プロフィール

●村主博正
(すぐり・ひろまさ)
■生年月日
1976年7月29日(43歳)
■出身地
静岡県
■選手歴
1992年~1995年:磐田東高
1995年~1997年:本田技研工業サッカー部
1998年~2000年:札幌
2000年:V川崎(現東京V)
2001年~2002年:大宮
2003年~2005年:鳥栖
2005年:福岡
2006年~2007年:鳥栖
■指導歴
2008年~2011年:浜松開誠館高サッカー部 コーチ
2012年:岐阜 コーチ
2013年:岐阜 コーチ
2014年~2015年:町田 コーチ
2016年~2019年:町田 ヘッドコーチ

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ACL決勝浦和戦で大活躍のアルヒラルMF、渋谷で高田純次氏と対面していた

アジア制覇に貢献したアルヒラルMFアンドレ・カリージョ
 アルヒラル(サウジアラビア)のペルー人MFアンドレ・カリージョが16日、タレントの高田純次氏が出演するテレビ朝日『じゅん散歩』に登場した。

 この日の放送で高田氏は渋谷を散歩。駅前にたむろしていた外国人の集団に目をつけると、その中の1人に話しかけた。高田氏から来日の目的を聞かれた男性は「ベストプレーヤーを見に来たんだ。浦和と試合をするから」と、近くにいた仲間を紹介。それがカリージョだった。

 高田氏は「ナイスガイ」と話しかけ、カリージョらと陽気にコミュニケーションを取ったが、別れた後に「何のスポーツだったの?」と最後までサッカー選手だと気づかなかった様子。番組はテロップで「撮影後に判明しましたが、浦和レッズと対戦するために来日したアルヒラルの選手たちでした」と説明していた。

 カリージョは11月24日に埼玉スタジアムで行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝第2戦・浦和戦(2-0、2戦合計3-0)で先発フル出場。終盤に追加点をアシストする活躍を見せ、アルヒラルのアジア制覇に大きく貢献していた。

●ACL2019特設ページ

鹿島、22歳MF久保田と来季の契約を結ばず

鹿島MF久保田和音が契約満了
 鹿島アントラーズは16日、MF久保田和音(22)について、今季限りでの契約満了に伴い、来季の契約を結ばないことを発表した。

 久保田は大阪桐蔭高から2015年に鹿島へ入団。今季は岡山に期限付き移籍し、J2リーグ戦25試合に出場した。

 4シーズン過ごした鹿島を離れるにあたり、クラブ公式サイト上で「アントラーズでは試合に出る事が少なく、チームの力になる事はできませんでしたが、素晴らしい監督、コーチ、スタッフ、チームメイト、ファン・サポーターの方々に恵まれ、充実した時間を過ごす事ができました。このクラブで獲ったタイトルの重み、自分自身試合に出れなかった悔しさを忘れず、今後のサッカー人生に活かしていきます。本当に、ありがとうございました!」と感謝のメッセージを送っている。

以下、クラブ発表プロフィール

●MF久保田和音
(くぼた・かずね)
■生年月日
1997年1月1日(22歳)
■身長/体重
170cm/62kg
■出身地
愛知県
■経歴
豊橋デューミラン-大阪桐蔭高-鹿島-岡山-鹿島
■出場歴
J1リーグ:2試合
J2リーグ:25試合
カップ戦:1試合
天皇杯:3試合

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磐田の元代表MF田口が契約満了「今季は申し訳なく思っています」

磐田MF田口泰士が契約満了
 ジュビロ磐田は16日、MF田口泰士(28)について契約満了に伴い、2020年シーズンの契約を更新しないことを発表した。

 流通経済大柏高出身の田口は2009年に名古屋でプロ生活をスタート。2014年には日本代表に初招集され、同年に国際Aマッチ3試合に出場した。磐田には2018年に完全移籍し、同シーズンにJ1リーグ戦33試合で4得点を記録。今季はJ1リーグ戦21試合に出場したが、チームは最下位でJ2降格となった。

 田口はクラブ公式サイトを通じ、「2年間ありがとうございました。今シーズンは難しい結果となってしまい、自分自身チームの力になれなかったのは、申し訳なく思っています。サポーターの皆さんには、いつもたくさんの応援をして頂き、本当に感謝しています。ありがとうございました」とコメントしている。

以下、クラブ発表プロフィール

●MF田口泰士
(たぐち・たいし)
■生年月日
1991年3月16日(28歳)
■身長/体重
176cm/70kg
■出身地
沖縄県
■経歴
小禄中-流通経済大柏高-名古屋-磐田

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[MOM3091]FC東京U-18MF小林里駆(3年)_意地の一撃でチームをプレミアへ導く

決勝点でFC東京U-18をプレミアリーグ昇格に導いたMF小林里駆
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.15 プレミアPO2回戦 FC東京U-18 1-0 山形ユース コカ広島ス]

 中村忠監督が「リーグ戦に懸けていた」と話した通り、FC東京U-18の目標は1年でのプレミアリーグ復帰だった。13日のプレミアリーグプレーオフ1回戦で旭川実高を5-0で下し、昇格まであと1勝。そして、頼れる10番が山形ユースとの大一番で主役になった。

 前半はU-17日本代表DF半田陸(3年)を中心とした山形の守備網を打開できず、スコアレス。その状況を3-4-2-1システムのシャドーを務めた小林里駆(3年)が一変させる。

 後半17分、右サイドで森田慎吾(3年)からパスを受けると、鮮やかなターンで2人のマークを外す。そこからさらににスピードを上げ、PAに侵入。最後は逆サイドネットに右足シュートを叩き込んだ。ゴールが決まった瞬間、一目散にベンチへ向かった小林。駆け寄った仲間と喜びを分かち合い、笑顔を弾けさせた。

 昇格を手繰り寄せる値千金の決勝弾。今年は個人として葛藤も多い1年だっただけに、最後に報われる形となった。U-18チーム昇格当初から期待を懸けられていた小林。1年時から出番を掴むと、2年時にはボランチとしてプレミアリーグで17試合に出場しつつ、U-23チームの活動にも参加した。昨年3月にはJ3デビューも果たし、目標であるトップ昇格も手の届く場所にあった。

 だが、最終学年は描いたビジョンと異なる道を歩んだ。仲間たちがU-23チームで出場機会を増やしていく一方で、自身はJ3で先発4試合にとどまった。そのため、J3を戦った翌日にプリンスリーグ関東が開催されれば、U-18チームに合流することもしばしば。「2つのチームで活動していたけど、J3では思ったようなプレーができず、結果を出せなかった。だから、昇格ができなかったと思います」。本人が振り返った通り、得意のドリブルはプロの世界では通用せず、来季のトップチーム昇格は叶わずに悔しさを味わった。

 だからこそ、小林はこのプレーオフに懸けていた。自分の価値を証明するためにも、自分のゴールでチームを勝利に導きたい――。初戦で2得点を奪うと、この日は「全ての想いをぶつけて、無心でシュートを打った」という意地の一撃でヒーローになった。

 卒業後、順天堂大に進学する小林は言う。「先輩たちと切磋琢磨しながら1年から試合に出て、4年後ではなくて1年でも早くプロの世界に戻りたい」。次の目標は大学経由でのFC東京入り。中村監督も「体作りも含めて、より逞しくなって、FC東京に帰って来てほしい」と話し、クラブも今後の成長に期待を寄せているのは確かだ。高校最後のゲームで掴んだ自信を手に、FC東京U-18の10番は新たなステージに足を踏み入れる。

(取材・文 松尾祐希)
●高円宮杯プレミアリーグ2019特集
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[MOM3091]FC東京U-18MF小林里駆(3年)_意地の一撃でチームをプレミアへ導く

決勝点でFC東京U-18をプレミアリーグ昇格に導いたMF小林里駆
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.15 プレミアPO2回戦 FC東京U-18 1-0 山形ユース コカ広島ス]

 中村忠監督が「リーグ戦に懸けていた」と話した通り、FC東京U-18の目標は1年でのプレミアリーグ復帰だった。13日のプレミアリーグプレーオフ1回戦で旭川実高を5-0で下し、昇格まであと1勝。そして、頼れる10番が山形ユースとの大一番で主役になった。

 前半はU-17日本代表DF半田陸(3年)を中心とした山形の守備網を打開できず、スコアレス。その状況を3-4-2-1システムのシャドーを務めた小林里駆(3年)が一変させる。

 後半17分、右サイドで森田慎吾(3年)からパスを受けると、鮮やかなターンで2人のマークを外す。そこからさらににスピードを上げ、PAに侵入。最後は逆サイドネットに右足シュートを叩き込んだ。ゴールが決まった瞬間、一目散にベンチへ向かった小林。駆け寄った仲間と喜びを分かち合い、笑顔を弾けさせた。

 昇格を手繰り寄せる値千金の決勝弾。今年は個人として葛藤も多い1年だっただけに、最後に報われる形となった。U-18チーム昇格当初から期待を懸けられていた小林。1年時から出番を掴むと、2年時にはボランチとしてプレミアリーグで17試合に出場しつつ、U-23チームの活動にも参加した。昨年3月にはJ3デビューも果たし、目標であるトップ昇格も手の届く場所にあった。

 だが、最終学年は描いたビジョンと異なる道を歩んだ。仲間たちがU-23チームで出場機会を増やしていく一方で、自身はJ3で先発4試合にとどまった。そのため、J3を戦った翌日にプリンスリーグ関東が開催されれば、U-18チームに合流することもしばしば。「2つのチームで活動していたけど、J3では思ったようなプレーができず、結果を出せなかった。だから、昇格ができなかったと思います」。本人が振り返った通り、得意のドリブルはプロの世界では通用せず、来季のトップチーム昇格は叶わずに悔しさを味わった。

 だからこそ、小林はこのプレーオフに懸けていた。自分の価値を証明するためにも、自分のゴールでチームを勝利に導きたい――。初戦で2得点を奪うと、この日は「全ての想いをぶつけて、無心でシュートを打った」という意地の一撃でヒーローになった。

 卒業後、順天堂大に進学する小林は言う。「先輩たちと切磋琢磨しながら1年から試合に出て、4年後ではなくて1年でも早くプロの世界に戻りたい」。次の目標は大学経由でのFC東京入り。中村監督も「体作りも含めて、より逞しくなって、FC東京に帰って来てほしい」と話し、クラブも今後の成長に期待を寄せているのは確かだ。高校最後のゲームで掴んだ自信を手に、FC東京U-18の10番は新たなステージに足を踏み入れる。

(取材・文 松尾祐希)
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神戸の38歳DF那須大亮、天皇杯終了をもって現役引退へ

神戸DF那須大亮が今季限りで現役引退
 ヴィッセル神戸は16日、DF那須大亮(38)が天皇杯終了をもって現役を引退することを発表した。

 那須は駒澤大から2002年に横浜FMへ加入。2003、2004年のJ1連覇に貢献し、2008年に東京Vへ移籍した。その後、2009年から所属した磐田で翌2010年のナビスコ杯(現ルヴァン杯)優勝を経験。2012年に加入した柏でも同年に天皇杯優勝の立役者となった。2013年から2017年までは浦和でプレー。2017年のACL優勝など複数のタイトル獲得に貢献した。

 個人では2003年にJリーグ新人王、2013年にJリーグベストイレブンを受賞。年代別の日本代表にも名を連ね、2004年にはU-23日本代表としてアテネ五輪に出場した。

 昨季から神戸に完全移籍し、初年度はJ1リーグ戦9試合、ルヴァン杯5試合、天皇杯1に出場。今季はここまでルヴァン杯3試合、天皇杯1試合に出場していた。神戸は天皇杯でベスト4に勝ち残っており、21日の準決勝で清水と対戦する。

以下、クラブ発表プロフィール

●DF那須大亮
(なす・だいすけ)
■生年月日
1981年10月10日(38歳)
■身長/体重
180cm/77kg
■出身地
鹿児島県南さつま市
■経歴
枕崎中-鹿児島実高-駒澤大-横浜FM-東京V-磐田-柏-浦和-神戸
■出場歴
J1リーグ:400試合29得点
カップ戦:82試合4得点
天皇杯:31試合1得点
ACL:27試合4得点
■代表歴
U-19日本代表(2000年)、U-20日本代表(2001年)、U-23日本代表(200年4)※アテネ五輪メンバー
■獲得タイトル
J1リーグ優勝(2003、2004年)※2004年はJリーグサントリーチャンピオンシップ
J1リーグ1stステージ優勝(2003、2004、2015年)
J1リーグ2ndステージ優勝(2003、2016年)
Jリーグヤマザキナビスコカップ優勝(2010年)
スルガ銀行チャンピオンシップ優勝(2011年)
天皇杯全日本サッカー選手権大会優勝(2012年)
AFCチャンピオンズリーグ優勝(2017年)

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U-18代表候補キャンプで3選手が辞退…代わって井上樹、吉馴空矢、池田航を招集

 日本サッカー協会(JFA)は16日、福島県のJヴィレッジで同日からトレーニングキャンプを行うU-18日本代表候補において、愛媛FCU-18のDF三原秀真FC東京U-18のDF木村誠二とバングーナガンデ佳史扶が怪我のため不参加となり、代わってヴァンフォーレ甲府U-18のDF井上樹セレッソ大阪U-18のDF吉馴空矢横浜F・マリノスユースのDF池田航を招集することを発表した。

 同トレーニングキャンプは16日から19日にかけて実施される予定となっている。

「守備のチーム」FC東京U-18が手堅い試合運びで1-0。山形ユース破り、プレミア復帰!

プレミアリーグ昇格を喜ぶFC東京U-18の選手たち
[12.15 プレミアPO2回戦 FC東京U-18 1-0 山形ユース コカ広島ス]

 関東王者・FC東京U-18がプレミアリーグ昇格! 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2020への出場権を懸けたプレーオフ(参入戦)の2回戦が15日に広島県内で行われ、コカ・コーラボトラーズジャパン広島スタジアムではプリンスリーグ関東優勝のFC東京U-18(東京)とプリンスリーグ東北2位のモンテディオ山形ユース(山形)が対戦し、FC東京が1-0で勝利。2年ぶりのプレミアリーグ復帰を決めた。

 前半からFC東京は果敢に攻め込むが、「予想通り。(1回戦の)大分U-18戦はプリンスリーグが終わってしばらく公式戦がなく試合勘の問題もありましたし、選手も入れ替わったので、難しいのは予想していました。今日の試合はもっと良い試合ができると思って、実際できました」と今井雅隆監督が語った通り、前線から最終ラインをコンパクトに保ち、素早く横へスライドする山形の守備組織が1回戦以上に機能。FC東京はなかなかゴールを奪えず、前半は0-0で終えた。

 それでも、攻撃の手を緩めなかったFC東京は後半、ついにスコアを動かした。「応対の問題で1対1でポンポンと抜かれてしまいました」と山形の今井監督も振り返った通り、山形の組織的な守備をドリブルで切り裂いていったのはFC東京・小林里駆主将(3年)。ドリブルで相手の守備網をこじ開けてシュートを山形ゴールに突き刺した。「うちは武器を持った選手をプロを目指して育てようとやってきて、彼の持ち味が生きたゴール」とFC東京・中村忠監督も絶賛のゴールだった。

 その後、FC東京はGK野澤大志ブランドン(2年)やDF木村誠二(3年、トップチーム昇格)らを中心に、「野澤の高さを含めてヘディングの強い選手が揃っている。1年間、ウチは守備のチームだとやってきたので、ブレずにやってくれました」と中村監督も自慢の守備陣が落ち着いて対応。「試合中の声かけを意識していました。横のつながりが無くなってしまったら裏の対応も足下を潰すのも難しくなるので、常に声をかけながらラインコントロールしました。3バックだけじゃなくて、前からの守備も僕らが狙いを絞るに役に立ってくれていて、前の守備に合わせられるようにとやって、うまくできました」と木村も振り返った通り、安定した守備で山形の攻撃を抑え込んだ。このまま1-0で終了し、FC東京のプレミアリーグ復帰が決まった。

 FC東京の中村監督は「相手は守備が堅く、攻撃で流れが止まった時のロングスローやセットプレー、2センターが大きい、GKも非常にレベルが高いという武器がありました。我々も1試合目でセットプレーで点が入りましたが、あれはキャッチされるよ、と伝え、カウンター対策など気を引き締めなければいけない、全く違う相手だと認識させました」と山形をしっかりリスペクトして戦った。「ハーフタイムには貪欲にシュートに対してこぼれ球を拾って、最後ゴールを割るまで体ごと行かないといけない。そこまでやってやっと1点が取れるよ、と選手に伝えました」と想定通りの1点差勝利。相手をリスペクトしながら手堅く戦えたことで勝利を引き寄せることができた。

 一方、初出場ながら1回戦を突破し、健闘を見せた山形・今井監督は「東京は過去にプレミアリーグにいて、良い成績を挙げているチームです。プレミアリーグにいなければサッカーが上手くならない、上達しないという思いが強かったです。勝負のこだわりという面では東京の方が経験値が高かったです」と、プレミアリーグ復帰を渇望しているFC東京の執念を称え、「言葉じゃない経験値、プレミアリーグにいる大切さ、今年取れなかった悔しさを残していくしかありません」とこの得がたい経験を糧に、再びプレミアリーグ参入を目指すチームへと成長させようとしていた。

 トップチームでも活躍するDF半田陸主将(3年)は「(FC東京は)一人で相手をはがしたり、コンビネーションで相手をはがしたりしてきました。山形ももっともっと一人一人の能力を上げないといけませんし、やり切るところを身につけないといけません」と個の能力をさらに上げて、再びこの舞台へ帰って来ることを後輩たちに期待した。

(取材・文 小林健志)
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「守備のチーム」FC東京U-18が手堅い試合運びで1-0。山形ユース破り、プレミア復帰!

プレミアリーグ昇格を喜ぶFC東京U-18の選手たち
[12.15 プレミアPO2回戦 FC東京U-18 1-0 山形ユース コカ広島ス]

 関東王者・FC東京U-18がプレミアリーグ昇格! 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2020への出場権を懸けたプレーオフ(参入戦)の2回戦が15日に広島県内で行われ、コカ・コーラボトラーズジャパン広島スタジアムではプリンスリーグ関東優勝のFC東京U-18(東京)とプリンスリーグ東北2位のモンテディオ山形ユース(山形)が対戦し、FC東京が1-0で勝利。2年ぶりのプレミアリーグ復帰を決めた。

 前半からFC東京は果敢に攻め込むが、「予想通り。(1回戦の)大分U-18戦はプリンスリーグが終わってしばらく公式戦がなく試合勘の問題もありましたし、選手も入れ替わったので、難しいのは予想していました。今日の試合はもっと良い試合ができると思って、実際できました」と今井雅隆監督が語った通り、前線から最終ラインをコンパクトに保ち、素早く横へスライドする山形の守備組織が1回戦以上に機能。FC東京はなかなかゴールを奪えず、前半は0-0で終えた。

 それでも、攻撃の手を緩めなかったFC東京は後半、ついにスコアを動かした。「応対の問題で1対1でポンポンと抜かれてしまいました」と山形の今井監督も振り返った通り、山形の組織的な守備をドリブルで切り裂いていったのはFC東京・小林里駆主将(3年)。ドリブルで相手の守備網をこじ開けてシュートを山形ゴールに突き刺した。「うちは武器を持った選手をプロを目指して育てようとやってきて、彼の持ち味が生きたゴール」とFC東京・中村忠監督も絶賛のゴールだった。

 その後、FC東京はGK野澤大志ブランドン(2年)やDF木村誠二(3年、トップチーム昇格)らを中心に、「野澤の高さを含めてヘディングの強い選手が揃っている。1年間、ウチは守備のチームだとやってきたので、ブレずにやってくれました」と中村監督も自慢の守備陣が落ち着いて対応。「試合中の声かけを意識していました。横のつながりが無くなってしまったら裏の対応も足下を潰すのも難しくなるので、常に声をかけながらラインコントロールしました。3バックだけじゃなくて、前からの守備も僕らが狙いを絞るに役に立ってくれていて、前の守備に合わせられるようにとやって、うまくできました」と木村も振り返った通り、安定した守備で山形の攻撃を抑え込んだ。このまま1-0で終了し、FC東京のプレミアリーグ復帰が決まった。

 FC東京の中村監督は「相手は守備が堅く、攻撃で流れが止まった時のロングスローやセットプレー、2センターが大きい、GKも非常にレベルが高いという武器がありました。我々も1試合目でセットプレーで点が入りましたが、あれはキャッチされるよ、と伝え、カウンター対策など気を引き締めなければいけない、全く違う相手だと認識させました」と山形をしっかりリスペクトして戦った。「ハーフタイムには貪欲にシュートに対してこぼれ球を拾って、最後ゴールを割るまで体ごと行かないといけない。そこまでやってやっと1点が取れるよ、と選手に伝えました」と想定通りの1点差勝利。相手をリスペクトしながら手堅く戦えたことで勝利を引き寄せることができた。

 一方、初出場ながら1回戦を突破し、健闘を見せた山形・今井監督は「東京は過去にプレミアリーグにいて、良い成績を挙げているチームです。プレミアリーグにいなければサッカーが上手くならない、上達しないという思いが強かったです。勝負のこだわりという面では東京の方が経験値が高かったです」と、プレミアリーグ復帰を渇望しているFC東京の執念を称え、「言葉じゃない経験値、プレミアリーグにいる大切さ、今年取れなかった悔しさを残していくしかありません」とこの得がたい経験を糧に、再びプレミアリーグ参入を目指すチームへと成長させようとしていた。

 トップチームでも活躍するDF半田陸主将(3年)は「(FC東京は)一人で相手をはがしたり、コンビネーションで相手をはがしたりしてきました。山形ももっともっと一人一人の能力を上げないといけませんし、やり切るところを身につけないといけません」と個の能力をさらに上げて、再びこの舞台へ帰って来ることを後輩たちに期待した。

(取材・文 小林健志)
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