J1再挑戦に呉屋大翔「今が精神的にも技術的にも一番安定している」

流通経済大柏高出身だが、「寮と学校の往復だったので、土地勘はないです」
 2年ぶりにJ1に復帰した柏レイソルに13人の新戦力が加わった。

 “J2オールスターズ”とは言い得て妙。正直、目玉と言える選手はいないかもしれないが、どの選手もこれから旬を迎える選手ばかりという印象だ。実力派の選手たちが揃ったことで、ネルシーニョ監督も「昨年よりも勝利に満ちた1年に出来れば」と自信を伺わせる。

 昨年、期限付き移籍したV・ファーレン長崎で日本人最多の22得点。ガンバ大阪から完全移籍で加わったFW呉屋大翔は、満を持してJ1に再挑戦する。

 関西学院大時代、リーグ記録を作るほど得点を量産する怪物ストライカーとして名を馳せ、卒業後は鳴り物入りでガンバ大阪に入団した呉屋だったが、怪我もあって思うように結果を残すことは出来なかった。16年から2シーズン、J1で決めた得点は2。翌18年には徳島ヴォルティスにレンタル移籍したが、そこでも思うような活躍は出来なかった。

 しかし19年春に移籍したV・ファーレン長崎でようやく大きな怪我のないシーズンを過ごすと、シーズン中にはJ2記録に並ぶ7試合連続ゴールを記録。自己最多となる22得点を叩き出し、完全復活を遂げた。「遠回りと思われがちですけど、時間がかかった分、自分では崩れにくくなった。精神的にも技術的にも今一番安定してプレーできていると思います」。

 今季の目標は「まずは怪我なくシーズンを戦う」こと。「結果を出せる自信も今はあるので、コンディションを整えて、キャンプからアピールしていきたい」。ターゲットはG大阪戦。「一番点を取りたい相手。点を取ります」と力強く言った。

(取材・文 児玉幸洋)
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ネル監督に贅沢な悩み、柏で日韓代表守護神競存へ…中村航輔の名簿入りにサポ大歓喜

ネル監督に贅沢な悩み、柏で日韓代表守護神競存へ…中村航輔の名簿入りにサポ大歓喜
 柏レイソルの20シーズン新体制が発表になり、移籍の噂のあったFWオルンガとGK中村航輔もリスト入りした。

 Jリーグの第1移籍ウインドーは3月27日まで開いているために移籍の可能性がなくなったわけではないが、新体制発表会で2人の名前が読み上げられると、会場はサポーターの割れんばかりの大歓声に包まれた。

 これにより、新加入のGKキム・スンギュ(←蔚山現代)と日韓代表守護神が“競存”することになる。2人は先月行われたE-1選手権にもそれぞれの代表に選ばれ、昨年12月18日の対戦ではお互いゴールマウスを守っている。

 贅沢な悩みだか、開幕戦でどちらを起用することになるのか。ネルシーニョ監督の選択に注目が集まる。

 新体制発表会で壇上に立ったキムは「以前監督と仕事をした時には自分のパフォーマンスも成績もよかった」と、神戸時代に続き再びネルシーニョ監督のもとでプレーできる喜びを語り、新天地での活躍を誓っていた。

(取材・文 児玉幸洋)
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“逆風”に立ち向かうU-23日本代表、MF橋岡大樹「今は批判されているけど…」

U-23日本代表MF橋岡大樹(浦和)
 AFC U-23選手権のグループリーグ敗退は決まった。しかし、東京五輪へ向けた活動が終わったわけではなく、立ち止まるわけにはいかない。U-23日本代表MF橋岡大樹(浦和)は、最終戦カタール戦を「何が何でも勝って」、次につなげようと決意している。

 敗退が決まった12日のシリア戦翌日には、選手ミーティングが開催された。さまざまな意見が出る中、橋岡自身も思いをぶつけた。「今、自分がこういう行動をすればチームにプラスの影響を与える、自分がこういう行動をすればマイナスの影響を与えると、チームのことを最優先して考えるべき」だと――。

「本当にチームのことを思い、一人ひとりが行動していかないといけない」

 あまりにも早い敗退に“逆風”は強くなっており、それは自身もSNSなどを通じて感じている。「いろいろな人に批判はされているし、『こんなんで大丈夫なのか?』と言われている。悔しいけど、認めないといけない結果ではある」。そして、敗退直後には「五輪までの少ない時間の中で不安はいっぱいある」と心境を吐露していたように、今大会はチームとして良い部分を出せずに敗退に追い込まれた。しかし、若き侍は「最終的に東京五輪で良い結果を出せれば良いと思っている」と視線を上に向け、一歩ずつ歩みを進めようとしている。

「最初からずっとうまくいけばいいけど、そういったチームはなかなかない。今は批判されているけど、最終的に良くなれば、結果を出せればと思う。僕もまだ東京五輪に選ばれるか分からないけど、最終的に東京五輪で良い結果を出せれば良い」

 すでに敗退が決まっていようと、目の前の試合で勝利を収めるだけだ。「まずはカタール戦に何が何でも勝ち、次へ、東京五輪へとつなげられればいいと思っている」。意地の1勝をつかみ取り、嫌な流れを断ち切りたい。

(取材・文 折戸岳彦)
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川崎Fの新ユニ、選手ネーム人気ランキングが明らかに…1位選手「感謝しかない」

川崎Fのネーム人気ランキングが明らかに
 Jリーグは14日、公式ツイッター(@J_League)を更新し、川崎フロンターレの今季ユニフォームにおけるネーム人気ランキングを公表した。

 川崎Fは現在、後援会先行にて今季のユニフォームを販売中。Jリーグによると、現時点のネーム人気ランキングは1位がMF中村憲剛の14番、2位がMF大島僚太の10番、3位がMF田中碧の25番だという。「売切れ間近のサイズもありますのでお早めにチェックを!」とファン・サポーターに呼びかけている。

 また、1位の中村はこの発表を受け、同日に自身のツイッター(@kengo19801031)で「感謝しかない みなさんありがとうございます」と泣き顔の絵文字付きでつぶやいた。

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なでしこが出場する『2020 SheBelieves Cup』のマッチスケジュールが決定

『2020 SheBelieves Cup』のマッチスケジュールが決定
 日本サッカー協会(JFA)は14日、日本女子代表(なでしこジャパン)が3月に出場を予定しているアメリカ開催の『2020 SheBelieves Cup』のマッチスケジュールが決定したことを発表した。

 なでしこは現地時間5日にスペイン女子代表、8日にイングランド女子代表、11日にアメリカ女子代表と対戦する。

 チームを率いる高倉麻子監督はJFAを通じ、「ワールドカップチャンピオンのアメリカの招待の下、そのアメリカ相手にわずか1点差で惜しくもワールドカップを去ったイングランド、スペインとともに、昨年に続いてこの素晴らしい大会に参加できることを嬉しく思います。この大会で優勝して東京オリンピックに向けて弾みをつけることはもちろんのこと、貴重な強豪国との試合からしっかりと課題を洗い出し、さらなる成長の糧としたいと思います」とコメントした。

コパ・デル・レイで好カード実現!!久保建英と香川の日本人対決なるか

マジョルカとサラゴサが対戦へ
 スペインサッカー連盟(RFEF)は14日、コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)の3回戦(ラウンド32)の組み合わせ抽選会を行い、MF久保建英の所属するマジョルカとMF香川真司所属のサラゴサ(2部)が対戦することが決まった。

 そのほか、昨季王者のバレンシアはログローニョ(3部)、バルセロナはイビサ(3部)、レアル・マドリーはサラマンカ(3部)、アトレティコ・マドリーはクルトゥラル・レオネサ(3部)、MF乾貴士が所属するエイバルはバダホス(3部)と対決。試合は22日に開催される予定となっている。

以下、3回戦の対戦カード

イビサ(3部) vs バルセロナ
ログローニョ(3部) vs バレンシア
クルトゥラル・レオネサ(3部) vs A・マドリー
サラマンカ(3部) vs R・マドリー
エブロ(3部) vs レガネス
バダホス(3部) vs エイバル
バダロナ(3部) vs グラナダ
レクレアティーボ・ウェルバ(3部) vs オサスナ
ラージョ(2部) vs ベティス
ミランデス(2部) vs セルタ
テネリフェ(2部) vs バリャドリー
ジローナ(2部) vs ビジャレアル
エルチェ(2部) vs ビルバオ
サラゴサ(2部) vs マジョルカ
セビージャ vs レバンテ
ソシエダ vs エスパニョール

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GL敗退も「選手のサッカー人生は終わりではない」…森保監督、カタール戦に「すべてをぶつける」

カタール戦に向けて最終調整を行うU-23日本代表
 AFC U-23選手権に出場しているU-23日本代表は14日、バンコク市内でトレーニングを行った。疲労を考慮されたGK小島亨介(大分→新潟)、シリア戦で左足を負傷して交代したDF渡辺剛(FC東京)はホテルで調整し、残る21選手が練習場に姿を現した。報道陣には冒頭の15分が公開され、翌15日に行われる第3節カタール戦に向けて最終調整を行った。

 初戦サウジアラビア戦、第2戦シリア戦をともに1-2で落とし、すでにグループリーグ敗退が決まっている日本。練習前に取材に応じた森保一監督は、「昨日の練習はメンタル的にもフィジカル的にもきつかったと思う」という中でも、「目の前の試合に向けて最善の準備をすること、ベストを尽くすことをやってきてくれ、自分たちを奮い立たせて良いトレーニングをしてくれた」と選手たちの姿勢を評価した。

 対戦相手のカタールには、カテゴリーは違うが、昨年の同時期に開催されたアジアカップ決勝でA代表が対戦して1-3の敗戦を喫した。同試合でも指揮を執った指揮官は「カタールどうこうではなく」と語ると、「まずは今、自分たちが持っているものをすべて次の試合にぶつけ、第1戦、第2戦の悔しさをピッチ内で表現してくれることを期待している」と続ける。

「今大会は終わったけど、東京五輪に向けた活動は終わりではない。何よりも選手たちのサッカー人生、キャリアは終わりではない。この試合、目の前のことに全力を尽くす、最善を尽くすことをやってほしい。常にステップアップ、レベルアップしていかなければプロの厳しい世界で生き残っていくのは難しい。選手たちには続けて自分を高めてもらえるよう、奮い立ってもらえるように働きかけをしたい」

 残された試合は、1試合。「すべてをぶつけ」、カタール戦で意地の勝利をつかみ取れるだろうか。

(取材・文 折戸岳彦)
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電撃移籍の奥井は21番、後藤優介は14番、岡崎慎は24番…清水が今季の新体制を発表

清水が今季新体制を発表
 清水エスパルスは14日、2020年シーズンの監督・スタッフ・選手一覧を発表した。

 清水は昨季のJ1リーグで12位。今季から前横浜FMヘッドコーチのピーター・クラモフスキー新監督が指揮を執る。

 新加入選手の背番号は、FW後藤優介(←大分)が14番、大晦日の契約更新から一転して移籍を決断したDF奥井諒(←大宮)が21番、DF岡崎慎(←FC東京/期限付き移籍)が24番に決まった。

以下、2020年シーズンの新体制

■スタッフ
▽監督
ピーター・クラモフスキー

▽コーチ
平岡宏章
篠田善之
今矢直城

▽コーチ兼分析
栗山友文

▽GKコーチ
アダウト

▽フィジカルコーチ
安野努

▽コンディショニングコーチ
國保塁

▽アナリスト
森脇瑞貴

▽チーフドクター
土井光人

▽チーフトレーナー
所澤俊幸

▽理学療法士
中山貴幸
マーシャル・マサシ・サイトウ

▽トレーナー
前沢龍一郎

▽アスレティックトレーナー
志村稜平

▽通訳(英語)
遠藤洋

▽通訳(韓国語)
李康行

▽通訳(ポルトガル語)
ルイス・メイレレス
佐藤ブルノ・ナオキ

▽アスレティックアドバイザー
小野澤宏時

■選手
1 GK 西部洋平
2 DF 立田悠悟
3 DF ファン・ソッコ
4 DF 吉本一謙
6 MF 竹内涼
7 MF 六平光成
8 MF 石毛秀樹
9 FW 鄭大世
11 FW ジュニオール・ドゥトラ
12 サポーター
13 MF 宮本航汰(←岐阜/期限付き移籍より復帰)
14 FW 後藤優介(←大分)
16 MF 西澤健太
17 MF 河井陽介
18 DF エウシーニョ
19 FW 平墳迅
20 MF 中村慶太
21 DF 奥井諒(←大宮)
22 MF ヘナト・アウグスト
24 DF 岡崎慎(←FC東京/期限付き移籍)
26 MF 滝裕太
28 MF 西村恭史(←岡山/期限付き移籍より復帰)
29 DF 福森直也
30 MF 金子翔太
31 GK 梅田透吾
33 FW 川本梨誉(←清水ユース)
34 DF ノリエガ・エリック(←清水ユース)
35 DF 伊藤研太
36 FW 栗原イブラヒムジュニア(←三菱養和SCユース)
37 MF 鈴木唯人(←市立船橋高)
38 GK 新井栄聡(←金沢/期限付き移籍より復帰)
39 GK 大久保択生

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福島が今季新体制を発表…昌平MF鎌田大夢は日本代表MFの兄に“ゆかりのある”背番号に

MF鎌田大夢(←昌平高)は兄のルーキー時代と同じ24番
 福島ユナイテッドFCは14日、2020年シーズンのトップチーム新体制および選手背番号が決定したことを発表した。

 松田岳夫監督体制2年目のシーズンを迎える福島。新卒選手の背番号は、MF青山景昌(←びわこ成蹊スポーツ大)が14番、MF橋本陸(←法政大)が18番、DF吉田朋恭(←産業能率大)が21番、MF前田椋介(←宮崎産業経営大)が25番となり、MF鎌田大夢(←昌平高)は実兄の日本代表MF鎌田大地(フランクフルト)が鳥栖のルーキー時代に着けた背番号と同じ24に決まった。

以下、2020年シーズンの新体制

■スタッフ
▽監督
松田岳夫

▽ヘッドコーチ
時崎悠

▽GKコーチ
林完俊

▽アシスタントコーチ
石堂和人

■選手
1 GK ファンティーニ燦(←無所属)
3 DF 阪田章裕
4 DF 宇佐美宏和
5 DF 岡田亮太
7 MF 田村亮介
8 FW 池田昌生
9 MF イスマイラ
10 MF 橋本拓門
11 FW 雪江悠人
13 DF 石渡旭
14 MF 青山景昌(←びわこ成蹊スポーツ大)
16 GK キム・ミンジュン
17 MF 諸岡裕人
18 MF 橋本陸(←法政大)
19 DF 河西真
21 DF 吉田朋恭(←産業能率大)
23 DF 福島隼斗(←湘南/期限付き移籍)
24 MF 鎌田大夢(←昌平高)
25 MF 前田椋介(←宮崎産業経営大)
29 MF 吉永大志
40 FW 樋口寛規
50 GK 渡辺健太(←町田/期限付き移籍)

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法政大ルーキーがいきなり10番、加賀健一は50番! 秋田が今季新体制を発表

 ブラウブリッツ秋田は14日、2020年シーズンのトップチーム体制が決定したことを発表した。

 今季から吉田謙監督が新たに指揮を執る秋田。新加入のMF下澤悠太(←法政大)が10番に決まり、経験豊富なDF加賀健一(←山形)は50番となった。

以下、2020年シーズンの新体制

■スタッフ
▽監督
吉田謙

▽コーチ
坂川翔太

▽GKコーチ
伊藤洋仁

▽サポートコーチ
熊林親吾※ブラウブリッツ秋田U-18監督との兼務

▽アスレティックトレーナー
平岡海地
渡辺貴裕

▽主務
松田太智

■選手
1 GK 渡辺泰広
2 DF 谷奥健四郎(←富山)
3 DF 鈴木準弥(←藤枝)
4 DF 饗庭瑞生(←福岡大)
5 DF 千田海人
6 MF 輪笠祐士(←福島)
7 MF 前山恭平
8 MF 茂平(←北九州)
9 FW 中村亮太
10 MF 下澤悠太(←法政大)
11 MF 久富賢
13 FW 林容平
14 FW 三上陽輔(←長野)
15 MF 江口直生
16 FW 井上直輝(←びわこ成蹊スポーツ大)
17 DF 韓浩康
18 FW 北脇健慈
20 MF 青島拓馬
21 GK 田中雄大(←相模原)
22 MF 沖野将基
23 GK 小池大喜
24 DF 山田尚幸
25 MF 小野敬輔(←ブランデュー弘前FC/期限付き移籍より復帰)
29 FW 齋藤恵太(←水戸)
31 DF 田中雄大
50 DF 加賀健一(←山形)

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柏新体制&新背番号発表、移籍噂のオルンガと中村航輔の名前に大歓声

柏新体制&新背番号発表、移籍噂のオルンガと中村航輔の名前に大歓声
 2年ぶりにJ1に復帰した柏レイソルが14日、20シーズンの新体制を発表した。

 選手の新背番号とともに登録選手が読み上げられ、FWオルンガとGK中村航輔の名前が呼ばれると大歓声が起こった。なお、オルンガは背番号が26から14に変更になる。


1 GK 桐畑和繁
2 DF 鎌田次郎
3 DF 高橋祐治(←鳥栖)
4 DF 古賀太陽
5 MF 小林祐介
6 DF 高橋峻希
7 MF 大谷秀和
8 MF ヒシャルジソン
9 FW クリスティアーノ
10 MF 江坂任
11 FW 山崎亮平
13 DF 北爪健吾(←横浜FC)
14 FW オルンガ
15 DF 染谷悠太
16 GK 滝本晴彦
17 GK キム・スンギュ(←蔚山現代)
18 FW 瀬川祐輔
19 FW 呉屋大翔(←G大阪)
20 DF 三丸拡(←鳥栖)
22 MF マテウス・サヴィオ
23 GK 中村航輔
24 DF 川口尚紀
25 DF 大南拓磨(←磐田)
27 MF 三原雅俊
28 MF 戸嶋祥郎(←新潟)
31 FW ジュニオール・サントス
33 MF 仲間隼斗(←岡山)
35 FW 細谷真大(←柏U-18)
36 MF 山田雄士
37 FW 鵜木郁哉(←柏U-18)
39 FW 神谷優太(←湘南)
40 DF 井出敬大(←柏U-18)
46 GK 松本健太(←東洋大)
50 DF 山下達也

(取材・文 児玉幸洋)
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鳥取の今季背番号が決定! 大分からレンタルのMF坂井大将は27番

 ガイナーレ鳥取は14日、2020年シーズンの選手背番号が決定したことを発表した。

 背番号10は今季もFWフェルナンジーニョ。新加入のMF坂井大将(←大分/期限付き移籍)は27番となった。

 鳥取は昨季のJ3リーグで7位。今季は高木理己監督体制2年目のシーズンとなる。

以下、2020年シーズンの選手背番号

1 GK 福留健吾(←新潟シンガポール/シンガポール)
2 DF 小牧成亘(←八戸)
3 DF 藤原拓也(←沼津)
4 DF 井上黎生人
6 DF 世瀬啓人
7 MF 可児壮隆
8 MF 三沢直人
10 FW フェルナンジーニョ
11 FW 大久保優(←関西大)
13 GK 田尻健(←G大阪)
14 MF 山本蓮
15 MF 上松瑛
16 DF 石井光輝
17 FW 田口裕也(←四日市中央工高)
18 DF 西山雄介
19 MF 小林智光
20 DF 安藤一哉(←東京農業大)
21 MF 新井泰貴(←産業能率大)
23 MF 新井光(←湘南/期限付き移籍)
24 DF 坂本敬(←鳥取U-18)
27 MF 坂井大将(←大分/期限付き移籍)
31 GK 糸原紘史郎(←びわこ成蹊スポーツ大)
34 DF 大城蛍(←浦和/期限付き移籍)
41 MF 魚里直哉

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福島GKコーチに林氏が就任「目標を達成する為に全力を尽くします」

 福島ユナイテッドFCは14日、トップチームGKコーチに林完俊氏(28)が就任することを発表した。

 林氏は就任にあたり、クラブ公式サイトを通じて「福島ユナイテッドFCに関わる皆様、初めまして。今季トップチームGKコーチを務めさせて頂く、林と申します。歴史あるクラブで働かせて頂く事を、とても有難いと感じています。クラブと福島県の歴史や想いを理解しながら、クラブの目標を達成する為に全力を尽くします」とコメントしている。

以下、クラブ発表プロフィール

●林完俊
(はやし・まさとし)
■生年月日
1991年7月6日(28歳)
■出身地
大阪府
■選手歴
芥川高校-履正社医療スポーツ専門学校-Innsbrucker AC(オーストリア)
■指導歴
InnsbruckerAC-スペランツァFC大阪高槻-アミティエSC京都-ラインメール青森-奈良クラブ

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クラブ史上初のトップ昇格選手となった讃岐MF濱口、新天地はJFL高知ユナイテッドSCに決定

 カマタマーレ讃岐は14日、2019年シーズンをもって契約満了となっていたMF濱口草太(20)が、高知ユナイテッドSC(JFL)に完全移籍することを発表した。

 濱口は讃岐U-18出身の20歳。2018年にクラブ史上初めてアカデミーからのトップチーム昇格選手となった。同年の天皇杯で途中出場からプロデビュー。2年目の昨季はJ3リーグ戦2試合、天皇杯2試合に出場していた。

以下、クラブ発表プロフィール

●MF濱口草太
(はまぐち・そうた)
■生年月日
1999年5月22日(20歳)
■出身地
高知県
■身長/体重
169cm/65kg
■経歴
FCコラソン-讃岐U-18-讃岐
■出場歴
J3リーグ:2試合
天皇杯:3試合

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SVホルンから昨季加入…福島退団のMF川中がJFL松江シティFCへ

 福島ユナイテッドFCは14日、MF川中健太(22)が松江シティFC(JFL)に移籍することを発表した。

 川中は初芝橋本高から2016年にSVホルン(オーストリア)へ加入し、福島には2019年シーズンから所属。J3リーグ戦8試合に出場したが、同年12月に契約満了が発表されていた。

以下、クラブ発表プロフィール

●MF川中健太
(かわなか・けんた)
■生年月日
1997年11月5日(22歳)
■出身地
大阪府
■身長/体重
173cm/67kg
■経歴
C大阪U-15-岩田FC-初芝橋本高-SVホルン(オーストリア)-福島
■出場歴
J3リーグ:8試合

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『SEVENDAYS FOOTBALLDAY』:はじまりのおわり(青森山田高・佐藤史騎、古宿理久、浦川流輝亜)

左から青森山田高のGK佐藤史騎、MF古宿理久、MF浦川流輝亜。(写真協力=高校サッカー年鑑)
東京のユースサッカーの魅力、注目ポイントや国内外サッカーのトピックなどを紹介するコラム、「SEVENDAYS FOOTBALLDAY」

 ピッチに入る直前。手を繋いでいるエスコートキッズも、横の“お兄さん”を見ながら一礼するのが微笑ましい。佐藤史騎は前から2番目。浦川流輝亜は前から5番目。そして、古宿理久は後ろから2番目。濃密な日々を共に過ごした最高の仲間たちと、待ち焦がれた舞台へ歩みを進めていく。「中学生の頃から一緒にやってきて、3人で一緒に高校に入って、『山田で日本一を獲ろう』という話をしてきましたし、それを叶えるのはもうこの最後の試合だけなので、悔いの残らないように自分たちらしいサッカーをしたいと思います」。古宿が決意を明かす。シブキ。リク。ルキア。横浜FCのジュニアユースから数えて6年。長い時間を共有してきた3人で挑む、最後の1試合が幕を開ける。

 最初に青森の地へとやってきたのは浦川だ。横浜FCのジュニアユースから、ユースへの昇格が有力視されていた中学3年生の夏。「昇格を一番に考えていたんですけど、その発表がある1週間ぐらい前に、お父さんに『オマエどうするんだ?』と言われて、自分は『ユースに上がりたい』って答えたんですけど、そこに明確な理由があまりなかったので、お父さんに『逃げてるんじゃないか?』と言われたんです」。

 改めて1週間考えに考え、結論を出す。「自分を変えたい」とかねてから思っており、そのためには厳しい環境に身を置くべきだと決意した。2つ上の兄が進学し、環境面も含めた話を聞いていた経緯も後押しする。中学3年生の夏。そこからの“3年半”を見据えた浦川は、青森山田中学へと編入する道を選んだ。

 古宿は失意の中にいた。「もうユースへの昇格は切られていたんです」。プロを見据え、横浜FCのジュニアユースへと入団したものの、中学3年生の夏にユースへの昇格が叶わないことを告げられる。言い表せないようなショックに襲われながらも、次の進むべき道を決めなければならない。

「高校サッカーのチームを考えた時に、まず単純に強くなりたいと思ったんです。それに高卒でプロになりたいと。その中で日本一を獲れるような高校に行けば、プロにも注目されるんじゃないかなって。だから、『高体連で一番強いチームに行こう』と思いました」。一足先にその地を踏んでいた浦川からも助言をもらいながら、セレクションでの合格を勝ち獲る。古宿も青森山田高校へと進学する道を選んだ。

 佐藤もキャリアの岐路に立っていた。中学3年生の夏。横浜FCのユースへと昇格する道は、既に閉ざされていた。本人の表現を借りれば「“やらかして”しまって、練習に参加していない時期もあった」経験から、親に迷惑を掛けてしまったという自責の念が、15歳の柔らかな心を苛む。

「親に自分が出ている試合を見せてあげられていなくて、試合に出ている姿を見せることで恩返ししたい気持ちが強かったんです」。その前の年の高校選手権。横浜FCのホームスタジアムでもあるニッパツ三ツ沢球技場で見た、廣末陸(現FC町田ゼルビア)がとにかく眩しく映った。「親は『どこでもいい』と言ってくれたんですけど、自分で『行きたい』と言って決めました」。佐藤も青森山田高校へと進学する道を選んだ。

 彼らが入学した2017年は、郷家友太(現ヴィッセル神戸)や中村駿太(現モンテディオ山形)、浦川の兄に当たる流樺(現専修大)らを擁し、冬の全国連覇を狙っていた年。すぐさま1年生にトップチームでの出番が回ってくるような状況ではない。「思い出したくないですね(笑) 人生でこれから生きていく中でも、たぶん一番キツいことだと思います」と浦川も苦笑しながら振り返る“雪中サッカー”に鍛えられつつ、来たる日を夢見て目の前のトレーニングに取り組んでいく。

 ただ、2年生になっても大きく立ち位置は変わらない。3人の主戦場はセカンドチームが所属するプリンスリーグ東北であり、そこでも浦川こそスタメン起用が多かったものの、古宿と佐藤はバックアッパーが常。12月の最終節で浦川と古宿に訪れたプレミアリーグデビューは、前者が26分、後者は1分あまりの途中出場。「高1、高2は何もできなくて、自分としても悔しい時期が多かったです」という古宿の言葉は、そのまま3人の心情を現していると言っていいだろう。

 2019年。青森の地で過ごすラストイヤー。春先のサニックス杯でようやくトップチームの一員として揃って同じピッチに立った3人は、そのままプレミアリーグEAST開幕戦のスタメンにも名を連ねる。浦川はベンチから、佐藤と古宿はスタンドから見つめていた3か月前の高校選手権決勝と同じカード。流通経済大柏高との一戦ということもあって、否が応でも気合が入る。

 浦川が持ち前のハードワークを武器に、左サイドでの上下動を繰り返せば、古宿は終盤に「自分がゴールを決めたくらい嬉しかったです」と笑う完璧なスルーパスで、チームの2点目をアシスト。佐藤も安定感のあるセービングでゴールに鍵を掛け、無失点に力強く貢献する。

1 0人のレギュラーが前年から入れ替わり、「『プレミアは全敗するんじゃないか』と思われていたようなチーム」(黒田剛監督)は宿敵相手に2-0と完勝を収め、その指揮官も「武器のないチームだけれども、これだけ地道にやれば何とか結果は付いてくるかな」と一定の評価を下す。そして、結果的に佐藤、古宿、浦川の3人は順位の確定していた最終節を除く17試合にいずれもスタメン出場を果たし、2年ぶりのリーグ制覇を完全な主力選手として味わうこととなる。

「寮生活も一緒で、クラスも一緒で、本当にずっと一緒なので、もう特別な感じはないですね」と浦川が口にした3人のキャラクターも、実にそれぞれで興味深い。「シブキは日本で一番面白いヤツです。さすがに黒田監督には誰もノリで関われないんですけど、アイツはメッチャ行くんですよ。でも、やっぱり監督もキャラをわかっているので受け入れていて、『ああ、スゲーな』って(笑)」(浦川)「シブキはワチャワチャしていますし、普通にヤバいキャラですからね。取材の時は猫カブッてるだけです(笑)」(古宿)。それを伝え聞き、「アイツら言いますね。猫カブってないですよ。いいヤツなんで、自分」と笑った佐藤は圧倒的な明るさが持ち味だ。

「リクは中学校の頃は正直あまり絡んでいなかったんですけど、高校になって絡む機会が増えてわかったのは、嫌なことでもちゃんとできるヤツですね。筋トレとかも頑張っていて、自分は筋トレ嫌いなので(笑)、自分もそういう所は見習っていきたいです」(佐藤)「リクは静かで冷静なタイプだと思うんですけど、ふざける時は結構ふざけるので、真面目なタイプでもないと思いますね。やっぱり表で猫をカブるタイプです(笑)」(浦川)。掴み所がないと言えばないようにも思えるが、芯の強さは言葉の端々に滲み出る。各々の個性が強い今年のチームの中で、古宿の落ち着きは異彩を放っている。

「ルキアは凄く賢いなと思いますし、『人に負けたくない』という気持ちが強くて、自分が持っていないものを持っているので、もっと真似していきたいなと思います。とにかく頭の良さはうらやましいですね」(佐藤)「ルキアはハードワークできますし、チームのために頑張れる選手なので、逆にあのポジションがルキアじゃなかったらと考えたら、やっぱり必要な選手だなと思います」(古宿)。献身的に努力を積み重ねられるのが浦川の長所。だからこそ、チームの誰からも信頼されている。ニコニコ笑った顔も可愛らしく、ある意味でマスコット的な存在と言ってもいいかもしれない。

 高校入学から彼らを見守ってきた正木昌宣コーチは、笑いながらこう分析する。「上手くバランスが取れていますよね。目立つのが好きなシブキがいて、黙々と核になってやり続けるリクがいて、最後まで献身的にやってくれるルキアがいて。まあ“はっちゃけるヤツ”と“ちょっとカッコつけるヤツ”と“努力を厭わないヤツ”の3人って感じかな」。三者三様のキャラクターが、それぞれをより魅力的に引き立たせる。

 全国総体は3回戦敗退を強いられたものの、前述したリーグ戦は2位以下を大きく引き離しての優勝を成し遂げ、勢いそのままに名古屋グランパスU-18とのファイナルも制し、年間王者の称号を獲得した青森山田。まさに高校年代最強チームという立ち位置で、選手権を迎える。目指すは史上9校目となる大会連覇。最激戦区と目されるブロックに組み込まれながら、米子北高、富山一高、昌平高と次々に襲い掛かる難敵を退け、今年度も埼玉スタジアム2002へ帰還する。

 準決勝の相手は帝京長岡高。序盤から押し込まれる展開の中で、6番の絶妙なスルーパスを起点に先制点が生まれる。「芝が結構長かったので、強めに出しても止まるかなというイメージで計算通りです。メッチャ気持ち良かったです」と満面の笑みを浮かべた古宿は、2点目に繋がるクロスも繰り出すなど、いつも以上に攻撃面でその能力を発揮する。

 後半25分にスタジアムを沸かせたのは1番を背負った守護神。1対1で抜け出された絶体絶命のピンチに、信じられないようなビッグセーブで失点を回避する。「ずっと『絶対止める』という気持ちでいたので、あのセービングができて良かったと思います。無意識にガッツポーズが出てしまいましたね」。佐藤による執念の好守がチームを乗せる。

 8番を付けたレフティも、90分間フル出場で攻守に奮闘し続ける。「アイツは『僕は黒子です』って言える子で、それを1年からずっとやってきて、良い意味でずっと変わらなかったのが凄いなと。今のルキアは本当にチームになくてはならない存在です」。正木コーチがその真価を笑顔で説く。終盤に1点は返されたものの、2-1で逃げ切りに成功。とうとう連覇に王手を懸けた。

 泣いても笑っても、あと1試合。勝っても負けても、青森山田での試合は次が最後。それはすなわち、3人で戦うラストゲームでもある。「やっぱり中学からの仲なので凄く思い入れもありますし、入ってきた時も『3人で選手権を目指そう』と話していたので、最後は勝って、笑って終わりたいと思います」(浦川)「横浜FCから3人でやってきていますし、3年目は一緒に出たいとずっと思ってきて、最後の試合となると悲しい気持ちもありますけど、決勝を楽しみたいですね」(佐藤)「中学生の頃から一緒にやってきて、3人で一緒に高校に入って、『山田で日本一を獲ろう』という話をしてきましたし、それを叶えるのはもうこの最後の試合だけなので、悔いの残らないように自分たちらしいサッカーをしたいと思います」(古宿)。6年間の集大成。絶対に負けられない。絶対に負けたくない。

 1月13日。高校選手権決勝。シブキは前から2番目。ルキアは前から5番目。そして、リクは後ろから2番目。濃密な日々を共に過ごした最高の仲間たちと、待ち焦がれた舞台へ歩みを進めていく。長い時間を共有してきた3人で挑む、最後の1試合が幕を開ける。

 3度の短いホイッスルが陽の傾き始めた青空へ吸い込まれ、いつもの緑を相手に譲った白いユニフォームの選手たちがピッチへ崩れ落ちる。2点を先制した青森山田は、その後に2点を奪い返した静岡学園高に追い付かれると、後半40分に逆転ゴールを許し、試合はそのままタイムアップを迎えた。

 大の字に倒れた佐藤は動けない。「正直信じられない気持ちで、チームが負けたという現実を受け止め切れなくて…」。交替でベンチに下がっていた浦川は茫然と立ちつくす。「最後までピッチに立ちたかった想いもありましたし、試合に出ている選手よりも凄く悔しかったです」。ようやく3人で戦えた最後の冬には、大会史上に残る逆転劇を演じられての準優勝という結末が待っていた。

 浦川はなかなか頭の中を切り替えることができない。「終わった瞬間は親への感謝が凄く強かったですけど、自分自身あまり納得の行くプレーもできなくて、本当に何とも言えない気持ちでした」。佐藤も涙が止まらない。「そういうキャラでもないですし、みんなの前で泣きたくはなかったですけど、応援してくれた親とかスタッフのことを考えたら、『もっと良いプレーができたんじゃないか』とか、『ここでこうすればもっと自分が貢献できたんじゃないか』とか、いろいろ頭をよぎって涙が出てきてしまいました」。

 一方で古宿は晴れ晴れとした顔をしていた。「人としての成長もそうですし、プレーの中でも自分が中心となってやっていこうという想いが強く芽生えたので、この1年間は自分の人生でも大事な年だったと思います」。決勝に向けた前日練習後。正木コーチが古宿について話していた言葉を思い出す。「アイツは明らかに新チームになった瞬間から『自分がチームの核になるんだ』という雰囲気が凄く出ていて、自信が持てるようになってきたからなのかもしれないですけど、『人間ってこうも変わるんだ』というぐらい劇的に変わったと思います」。一見クールな横顔が覆い隠している芯の強さは、最後の試合後にも垣間見えた。

 その古宿は、横浜FCへプロ選手として帰還することが決まっている。そのことについて尋ねた時、2人はこのように想いを語っていた。「嬉しさもあれば、もちろん悔しさもあって、自分も大学を経由してプロになりたい気持ちが一層増しましたし、そういう面では良いライバルですね」(佐藤)「もうそれはアイツが努力して掴み取ったことなので、凄いことだと思いますし、これからシブキと自分は大学に進むんですけど、そこでプロを目指して、また一緒のピッチでできればなと思いますね」(浦川)。

 その想いは“リク”も十分にわかっている。4年後。彼らが同じステージに立とうとした時には、圧倒的な差を見せ付けられる自分でありたいと願うと同時に、やはり彼らともう一度ボールを追い掛けたい気持ちも隠せない。「プロになれたのは自分の努力の結果だとは思うんですけど、今回はたまたま自分が報われただけなので、シブキとルキアにも大学を卒業してから絶対にプロになって欲しいですし、また一緒にサッカーができたらいいなと思っています」。

 5万6千人を飲み込んでいた埼玉スタジアム2002は、もう暗闇と静寂に包まれていた。“3年間”を2度積み重ねた“6年間”は、長かったのだろうか。それとも短かったのだろうか。横浜の地と、雪深い青森の地で、勝利という同じ目的に向かい、成長という同じ目的を共有した時間は、3人にとってかけがえのない思い出として、これからも心の片隅に息衝いていくはずだ。

 その大事な大事な宝物を携えて、春からはそれぞれが選んだ新たな道を歩み出す。シブキ。リク。ルキア。3人にとってこの“おわり”は、4年後に胸を張って再会するための未来へと続く“はじまり”でもある。

■執筆者紹介:
土屋雅史
「(株)ジェイ・スポーツに勤務。群馬県立高崎高3年時にはインターハイで全国ベスト8に入り、大会優秀選手に選出。著書に「メッシはマラドーナを超えられるか」(亘崇詞氏との共著・中公新書ラクレ)。」

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岩手DF太田、JFLヴィアティン三重に完全移籍

 いわてグルージャ盛岡は14日、DF太田賢吾(24)がヴィアティン三重(JFL)へ完全移籍することを発表した。

 川崎Fの下部組織育ちの太田は、大阪体育大を経て2018年に岩手へ加入。昨季はJ3リーグ戦16試合に出場し、1得点をマークしていた。

以下、クラブ発表プロフィール

●DF太田賢吾
(おおた・けんご)
■生年月日
1995年11月16日(24歳)
■出身地
神奈川県
■身長/体重
181cm/72kg
■経歴
川崎F U-15-川崎F U-18-大阪体育大-岩手
■出場歴
J3リーグ:28試合1得点

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@bookfun155 分野研究家

年明けからニュースを見ているとITの活用で企業の発展を進めていくという発言をしてるところが多かったんやけど、ということは今まではそれほど活用してなかったの?というような悠長なことでええんかいな。。

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北九州MF紀藤の移籍先がJFL鈴鹿アンリミテッドFCに決定

 ギラヴァンツ北九州は14日、MF紀藤隆翔(21)の移籍先が鈴鹿アンリミテッドFC(JFL)に決定したことを発表した。

 三重高出身の紀藤は2017年に北九州へ入団し、昨季はJ3リーグ戦1試合に出場。昨年12月に契約満了が発表されていた。

以下、クラブ発表プロフィール

●MF紀藤隆翔
(きとう・りゅうと)
■生年月日
(21歳)
■出身地
三重県
■身長/体重
168cm/66kg
■経歴
豊里中-三重高-北九州
■出場歴
J3リーグ:1試合

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選手権準決勝の2日後にJ2町田新体制出席、翌日授業…慌ただしい日々も晴山岬「しっかりと調整したい」

町田の新体制会見に出席した晴山岬
「え!?逆転したんですか?」。13日に行われたFC町田ゼルビアの新体制発表会に出席したFW晴山岬(←帝京長岡高)は、同時刻に行われていた高校選手権の決勝の結果を伝え聞くと、思わず驚いた。

 最高の思い出とともに悔しさも残った。高校生プレーヤーにとって夢の舞台である高校選手権で、2大会連続となるハットトリックを達成。今年は新潟県勢として初のベスト4に進出し、埼玉スタジアムのピッチを踏んだ。

 しかし準決勝では青森山田を相手に善戦したものの、晴山が好機を仕留めきれなかったことも響き、1-2で惜敗。「山田を相手にやれた」という充実を感じることも出来たが、「自分たちの最大の目標は日本一だった。決勝の結果をみても自分たちも日本一になれた可能性があったので、なおさら悔しい」という思いを残すことになった。

 大会を終えてからも慌ただしい日々を送っている。準決勝の後はひとりチームを離れ、13日の始動に合わせて町田に合流。町田の練習着に袖を通して、新たなチームメイトとともに汗を流した。「やっとプロになったなという実感が湧いてきました」。練習場にも多くのサポーターが詰めかけていた。練習から観られているという新鮮な感覚を得ることで、より身が引き締まっているようだ。

 この後はいったん新潟に戻り、最後の高校生活を送る。14日からは通常授業。最後のテストも予定されているというが、町田のキャンプと日程が重なるため、テストは回避することが濃厚だという。「テストを受けられないから、授業に出なくていいんじゃないかなと思うんですけどね」とイタズラっぽく笑う。出遅れるつもりももちろんない。地元で英気を養いつつも、「しっかりと調整したい」と20日から行う沖縄での1次キャンプに心と体を合わせていく。

 入団のきっかけとなった昨年夏、練習参加した際に湘南との練習試合で2ゴールを挙げた得点力はクラブ関係者も認めている。1年目からの活躍も決して夢物語ではない。

「こういう小さいクラブをJ1に導いて大きいクラブにしい。クラブ愛というか、自分も街クラブで育ったので、クラブ愛という言葉に共感できる。少しでも名を残せればいいなと思っています」

 J2を戦う今季はアルビレックス新潟との対戦で、新潟凱旋のチャンスもある。「新潟での試合はやはり特別なものになる。自分はこれだけ成長したんだよというのをいろんな人たちに見せられればいいなと思います」。夢と希望に満ち溢れたプロサッカー選手としてのキャリアがいよいよ始まる。

(取材・文 児玉幸洋)
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[選手権]決勝写真特集

(写真協力『高校サッカー年鑑』)
【決勝】
(1月13日日)
[埼玉スタジアム2002]
青森山田 2-3 静岡学園
絶対王者・青森山田が逆転負けで連覇を逃す(28枚)
決勝戦のオープニングゴールを挙げた青森山田DF藤原優大(8枚)
逆転負けを悔やむ青森山田DF箱崎拓「ツメの甘さが最後に出た」(4枚)
「サッカー人生で一番悔しい」青森山田MF武田英寿は連覇逸に涙(24枚)
静学スタイル結実!!王者・青森山田に大逆転勝利で24年ぶり優勝(20枚)
令和初Vへ…大勢の応援団が駆けつけた静岡学園&青森山田(16枚)
大会得点王に輝いた静岡学園FW岩本悠輝(4枚)
静岡学園の2年生GK野知滉平「もう一度この景色を」(4枚)
全国の舞台で成長を実感…静学屈指のテクニシャンMF浅倉廉(8枚)
「触るだけのボールを蹴ることができた」静岡学園MF井堀二昭が自画自賛の決勝アシスト(8枚)
静学キャプテンDF阿部健人、卒業後はアメリカで「MLSを目指す」(12枚)
鹿島での活躍を誓う静岡学園MF松村優太「自分がタイトルに貢献できれば」(12枚)
今大会初スタメンで大仕事! 静岡学園FW加納大「一発やってやろうと」(16枚)
逃さなかった絶対王者の隙…静岡学園DF中谷颯辰が優勝導く2ゴール!!(12枚)
24年ぶりの優勝に笑顔弾ける静岡学園の選手たち(28枚)
応援マネ・森七菜さんがガッツポーズを向ける先には…(8枚)



●【特設】高校選手権2019

[選手権]決勝写真特集

(写真協力『高校サッカー年鑑』)
【決勝】
(1月13日日)
[埼玉スタジアム2002]
青森山田 2-3 静岡学園
絶対王者・青森山田が逆転負けで連覇を逃す(28枚)
決勝戦のオープニングゴールを挙げた青森山田DF藤原優大(8枚)
逆転負けを悔やむ青森山田DF箱崎拓「ツメの甘さが最後に出た」(4枚)
「サッカー人生で一番悔しい」青森山田MF武田英寿は連覇逸に涙(24枚)
静学スタイル結実!!王者・青森山田に大逆転勝利で24年ぶり優勝(20枚)
令和初Vへ…大勢の応援団が駆けつけた静岡学園&青森山田(16枚)
大会得点王に輝いた静岡学園FW岩本悠輝(4枚)
静岡学園の2年生GK野知滉平「もう一度この景色を」(4枚)
全国の舞台で成長を実感…静学屈指のテクニシャンMF浅倉廉(8枚)
「触るだけのボールを蹴ることができた」静岡学園MF井堀二昭が自画自賛の決勝アシスト(8枚)
静学キャプテンDF阿部健人、卒業後はアメリカで「MLSを目指す」(12枚)
鹿島での活躍を誓う静岡学園MF松村優太「自分がタイトルに貢献できれば」(12枚)
今大会初スタメンで大仕事! 静岡学園FW加納大「一発やってやろうと」(16枚)
逃さなかった絶対王者の隙…静岡学園DF中谷颯辰が優勝導く2ゴール!!(12枚)
24年ぶりの優勝に笑顔弾ける静岡学園の選手たち(28枚)
応援マネ・森七菜さんがガッツポーズを向ける先には…(8枚)



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金沢、今季加入内定のルーキーが左足骨折で全治3か月

[故障者情報]

 ツエーゲン金沢は14日、大阪体育大からの今季加入が内定しているMF西田恵が、左第5中足骨骨折で全治3か月と診断されたことを発表した。すでに市内の病院で手術を終えているという。

 昨年8月に2020年シーズンの加入内定が発表された西田。金沢での背番号は『20』に決定している。

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目標とされる存在となった青森山田。彼らを選手権決勝まで勝ち上がらせた力、決勝で欠けていた力

前王者となった青森山田高の選手たちだが、敗れても真摯な態度。(写真協力=高校サッカー年鑑)
[1.13 選手権決勝 青森山田高 2-3 静岡学園高 埼玉]

「絶対王者」「ラスボス」「高校サッカーで一番のチーム」「打倒・青森山田」「青森山田と戦いたい」……。今回の選手権、最も戦いたい相手として前回大会優勝校・青森山田高の名を挙げる選手はとても多かった。

 今回を含めた最近5大会の選手権で4強以上4度、うち3度が決勝進出。青森山田は19年のプレミアリーグファイナルを制し、2度目となる「高校年代真の日本一」に輝いている。プレミアリーグでは、Jクラブのアカデミーチームや強豪校相手に毎年のように優勝争い。ポゼッション型やカウンター型のチームなど、どのような相手に対しても上回ることができる総合力の高さが最大の強みだ。

 中でも、「ゴールを隠す(シュートコースを消す)」「走らせない(相手選手が加速できないように守る)」「(PAへ)侵入させない」など青森山田が使うキーワードは近年、全国の強豪校からも耳にすることが増えた印象だ。青森山田は現在、高校サッカーのスタンダードを高め、全国各地の高校から最も目標とされる存在になっている。

 その青森山田は、今回の選手権で史上10度目(通算9校目)となる2連覇に挑戦。“死のブロック”と評される組み合わせに入ったが、米子北高(鳥取)、富山一高(富山)、昌平高(埼玉)、帝京長岡高(新潟)といずれも日本一を掲げて選手権に臨んできた強敵を打ち倒して決勝まで勝ち上がってきた。

 そして、決勝戦でも得意のセットプレーからU-17日本代表CB藤原優大(2年)が先制ヘッドを叩き込み、ショートカウンターからU-18日本代表MF武田英寿主将(3年/浦和内定)がPKを獲得。そのPKを自ら決め、前半33分までに2点を先取した。前半はテクニカルな静岡学園に対して高い位置で守備ブロックを構築し、その鋭いプレッシングで相手のビルドアップを封殺。5-0で制した16年度大会決勝のように、快勝の予感も漂わせるような戦いで試合を進めていた。

 だが、前半終了間際にクリアミスから失点。すると、後半もチャンスの数を多く作られた訳ではなかったが、21分に相手のファインゴールで追いつかれてしまう。そして40分、得意とするセットプレーで逆にゴールを破られて2-3で逆転負け。黒田剛監督は「この敗戦は徹底できなかった。徹底することでこれまでの青森山田の勝利があった」と指摘する。

 特に1点目と3点目は、普段徹底していることを実行していれば防げた失点だった。この日も相手のクロスやセットプレーを跳ね返す部分、ゴールを隠す守備、切り替えの速い攻守などを徹底していたが、それを90分間やり通すことができず。黒田監督も「平常心でやってきたことを(どんな状況でも)出せるのが強いチームだと思う。トレーニングでずっとすり込んできたものが、こういう局面で一瞬の判断を奪ってしまうということも全国大会決勝というステージの怖さ」と分析していた。

 昨年度の選手権日本一メンバーから残った主力は武田のみ。そのチームがプレミアリーグを制し、選手権ではライバルたちからターゲットとされる中で決勝に戻ってきた。非常に難しいノルマを彼らは徹底する力で実現。決勝戦では敗れたものの、黒田監督はその成長を認める。そして、「優勝したチームに比べながら、彼らは自分たちで力の無さを自覚しながら日々成長を遂げてきた。ここまで伸びるんだな、ここまで人間って変われるんだな、サッカー選手って変われるんだなと私自身も見せてもらった。本当に1年間通して力以上のものと言ったらおかしいかもしれませんけれども、最高の一年間を過ごしてくれた」と讃えていた。

 そして、黒田監督は武田やMF古宿理久(3年/横浜FC内定)といった3年生たちへの労いの言葉をかけると同時に、「優勝と準優勝の違いというものをもう一度青森に帰って意識するとともに、来年度の強化に繋げていきたい」と語っていた。また、武田は後輩たちへ向けて「来年は絶対に優勝して欲しい」とエール。静岡学園が優勝の表彰を受ける際、青森山田の各選手はその喜ぶ姿を毅然とした態度で目に焼き付けていた。この悔しい敗戦は必ず力に。来季のチームリーダーとなる藤原や右SB内田陽介(2年)、MF松木玖生(1年)をはじめ、1、2年生たちはどんな状況でも徹底できる力と、ライバルたちのマークを乗り越える心技体を身に着けて、また一年後の選手権ファイナルに戻ってくる。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校選手権2019

青森山田の3年間に達成感も…MF古宿理久は横浜FCへ「絶対に結果を残したい」

青森山田の司令塔MF古宿理久(3年/横浜FC内定)(写真協力=高校サッカー年鑑)
[1.13 選手権決勝 青森山田高 2-3 静岡学園高 埼玉]
 
 青森山田高の司令塔が正確無比なプレースキックで先制点を演出した。前半11分、左後方で獲得したFKをMF古宿理久(3年/横浜FC内定)が右足で蹴り込む。約40mの位置から放った回転のかかったキックはゴール前で落下し、DF藤原優大(2年)の先制ヘッドを演出した。

「イメージ通りです。キーパーの前に速くて落ちるボールを入れるイメージで蹴った」。広い視野から質の高いキックを繰り出すだけではなく、前半は出足鋭いプレスで中盤を制したが、2点リードを覆されての衝撃的な逆転負け。「今までやってきた中で一番うまいチームだった」と敗戦を受け止めた。

 横浜FC Jrユース出身の古宿はユース昇格を逃し、青森山田で3年間研鑽を積んできた。連覇を逃す幕切れになったとはいえ、目標だった高卒プロ入りを決めるなど意義の深いシーズン。「自分としてもこの一年で成長できたし、達成感はあります。人としてもそうですし、プレーの中でも自分が中心になってやっていくという自覚が芽生えた。この一年間は自分の人生の中でも大事な年だった」と軌跡を噛みしめた。

 3年間の経験を提げ、いよいよ横浜FCでプロ生活のスタートを切る。中学時代の同期MF斉藤光毅は18シーズンからトップの試合に出場しているだけに「自分もやれないことはない。目指すよりは超えていくことを意識したい」と意気込み、「出場した試合では絶対に結果を残したい」と覚悟をにじませた。

(取材・文 佐藤亜希子)
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京都退団のMF望月嶺臣、新天地はJFLヴィアティン三重に決定

望月嶺臣の新天地が決定
 京都サンガF.C.は14日、2019シーズンで契約満了となったMF望月嶺臣(24)がヴィアティン三重(JFL)に加入することを発表した。

 2013年に野洲高から名古屋に加入した望月は、山口を経て、2017年に京都に完全移籍。Jリーグ通算で56試合2得点を記録した。

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モウリーニョが示唆、ケインの復帰は「もしかしたら来季かもしれない」

ハリー・ケインの復帰時期は…
 トッテナムに所属するイングランド代表FWハリー・ケインが今季中に復帰できない可能性が浮上した。英『ミラー』が伝えている。

 ケインは1日、敵地で行われたプレミアリーグ第21節のサウサンプトン戦で左ハムストリングを負傷し、手術を実施。全治は約3か月とみられ、復帰は4月になる見込みだ。

 ジョゼ・モウリーニョ監督はエースストライカーの負傷について「我々は最善を尽くすつもりだが、これ以上の情報はない。ここに来るたびに尋ねても、答えは同じだ。彼が戻ってくるのは4月中旬、あるいは下旬、もしかしたら来シーズンになるかもしれない。私にはわからない」と、今季絶望の可能性もあると語った。

 イングランド代表は今夏、EURO2020に出場。シーズン中に復帰できなければ、同大会への出場も危ぶまれ、ガレス・サウスゲート監督も頭を悩ませることになりそうだ。

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「自分の責任」決勝点悔やむ青森山田の守護神・佐藤は大学で“勝たせられるGK”に

青森山田の守護神GK佐藤史騎(写真協力=高校サッカー年鑑)
[1.13 選手権決勝 青森山田高 2-3 静岡学園高 埼玉]

 静岡学園から見れば劇的な大逆転優勝。青森山田高(青森)の立場からすると、衝撃的な敗戦だった。静岡学園の選手が表彰台に昇る中、整列していた青森山田の中で、GK佐藤史騎(3年)とDF神田悠成(3年)は顔を上げられないほど涙に暮れていた。

 青森山田の守護神は決勝点の場面を悔やんだ。2-2で迎えた後半40分、自陣右サイドで静岡学園にFKを与えると、ボールサイドにはMF井堀二昭(3年)とMF草柳祐介(3年)が立っていた。「自分の責任なんですけど、シュートがあるっていう分析も出ていて。そっち(シュート)を意識してしまったというか、そっちにふらついてしまって出れなかった」。井堀が右足で上げたクロスは、ファーサイドでフリーになっていたDF中谷颯辰(3年)の頭にピタリと合う。「静岡学園さんはトリック(プレー)を結構してくるので……。整理できたらよかったですけど、整理できなかった自分の責任です」。悔しさに涙が溢れた。

 とはいえ、守護神抜きには決勝の舞台はなかっただろう。2-1で勝利した準決勝・帝京長岡戦、GK佐藤は好セーブを連発し、勝利に大きく貢献した。その応援席には、昨年度の選手権優勝キャプテンであり正GKを務めた飯田雅浩(国士舘大)の姿もあった。「失点のことについて話をしました」というほど信頼を寄せる。決勝を迎えるにあたっては「試合前には『お前ならできるぞ』って言っていただいたんですけど、こういう結果になって申し訳ないです」と肩を落とした。

 東京都出身の佐藤は、横浜FCジュニアユースでプレーしていたときに、当時青森山田の守護神を務めていたGK廣末陸(町田)を目の当たりにして、青森での挑戦を決意した。高校サッカー最後の大会で優秀選手に選出される活躍を見せた一方、課題も見つかった。「大会を通して悪くはなかったかなと思うんですけど、決勝ではパフォーマンスがよくなかったので、勝たせられるGKになれなかった。自分の中で隙があったと思いますし、そこはこれから改善していけたらと思います」。大学では関東に戻り、東海大学でプレーをする。「がんばろうと思ってます」。プロ選手へ、佐藤は前を向いた。

(取材・文 奥山典幸)
●【特設】高校選手権2019

岐阜が2選手と契約更新

甲斐健太郎ら契約更新
 FC岐阜は14日、DF甲斐健太郎(25)とDF柳澤亘(23)との契約更新を発表した。

 昨季、鳥取からレンタル復帰した甲斐はリーグ戦34試合に出場。大卒ルーキーの柳澤は、リーグ戦26試合に出場した。

 両選手はクラブ公式サイトを通じてコメントを発表。甲斐は「1年でのJ2復帰という目標は、すごく大変で厳しいと思います。しかし、サポーターの皆さんと共に闘い、必ず1年で復帰します」と意気込み、柳澤は「覚悟を持って闘います。応援よろしくお願い致します」と気持ちを新たにした。

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秋田、2020シーズンのクラブスローガンを発表

 ブラウブリッツ秋田は14日、2020シーズンのクラブスローガンが『結』に決まったと発表した。

 クラブは「クラブとファン・サポーター、秋田の方々が『一致団結』すること」、「目の前の一戦一戦の『結果』にこだわる姿勢」、「一人でも多くの方々にスタジアムに来てもらえるよう、地域に愛されるクラブを目指し地域に根付いた活動を通して地域とクラブを『結ぶ』」という想いをクラブスローガンに込めたという。

 また、トップチーム主務の松田太智氏と契約を更新したことも併せて発表している。

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岡山MF関戸健二が恥骨結合炎で開幕絶望

[故障者情報]

 ファジアーノ岡山は14日、MF関戸健二がかねてより痛めていた怪我について、恥骨結合炎と診断されたことを発表した。全治は4か月だという。

 2012年に流通経済大から岡山に加入した関戸は、昨季リーグ戦41試合に出場した。

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神戸U-18の“和製ムバッペ”FW小田裕太郎がトップチームに昇格

小田裕太郎がトップチームに昇格
 ヴィッセル神戸は14日、ヴィッセル神戸U-18に所属するFW小田裕太郎(18)がトップチームに昇格することを発表した。

 憧れの存在でもあるフランス代表FWキリアン・ムバッペを彷彿させるような抜群のスピード、ドリブル突破から、“和製ムバッペ”との声もある小田は、クラブ公式サイトを通じて「小学校のスクールからお世話になっているこの偉大なクラブで、自分自身のプロキャリアをスタートできることを大変嬉しく思います。家族、友人、アカデミーの方々、これまで関わっていただいた指導者の皆様の支えがあり、このスタート地点に立つ事ができました。本当に感謝しています」とコメントしている。

●FW小田裕太郎
(おだ ゆうたろう)
■生年月日
2001年8月12日(18歳)
■身長/体重
181cm/70kg
■出身地
兵庫県神洲本市
■経歴
洲本FC-神戸U-15-神戸U-18
※2019年は第2種登録選手としてトップチームに登録
■出場歴
リーグカップ通算:1試合
■代表歴
2017年:U-16日本代表
2018年:U-17日本代表
2019年:U-18日本代表

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神戸、ハーフナー・マイクと契約更新せず

昨季タイリーグでプレーしていたハーフナー・マイク
 ヴィッセル神戸は14日、契約満了に伴い、FWハーフナー・マイク(32)との契約を更新しないことを発表した。

 横浜FMでプロデビューを果たしたハーフナーは、2011年12月に海外へ渡り、フィテッセやコルドバ、ヘルシンキ、ADOデンハーグでプレー。2017年7月に神戸に加わり、昨季はバンコク・ユナイテッド(タイ)に期限付き移籍し、リーグ戦7試合3得点を記録していた。

 クラブ公式サイトを通じて「ヴィッセル神戸に加入して2年半の間、応援をして頂きありがとうございました。皆様の前でプレーできる期間は短かったですが、熱い声援を送って頂いたことは忘れません。得点を獲るという形でチームに貢献できずに残念です。ヴィッセル神戸がこれから先、更に素晴らしいクラブになっていく事を心より願っています。またどこかで皆様とお会いできるのを楽しみにしています!ありがとうございました」と感謝の言葉を述べた。

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ビッグプレーよりも…青森山田FW田中が悔やんだ「あの一瞬」

青森山田高FW田中翔太は得点をもたらしたことよりも、失点に絡んだことを悔しがった。(写真協力=高校サッカー年鑑)
[1.13 選手権決勝 青森山田高 2-3 静岡学園高 埼玉]

 ビッグプレーで青森山田高を勢いづけたFWは、失点に絡んでしまったことを何よりも悔しがった。

 1-0で迎えた前半33分、青森山田のFW田中翔太(3年)は自陣でボールを大きく持ち出した静岡学園高CB阿部健人(3年)からインターセプト。「前半の立ち上がりから前へのプレスというのは決めていた。あの距離ならば間に合うなと思って、思い切りプレスをかけてそれで上手く奪えた」という田中は、そのままドリブルからMF武田英寿主将(3年)へスルーパスを通す。

 そして、武田がPAでGKに倒されてPKを獲得。これを武田が決めて2-0となった。田中は前半、このビッグプレーに加え、味方の縦パスをことごとく収めて攻撃の起点に。彼が前線で時間を作ったことで青森山田はチーム全体で押し上げることができ、人数を掛けた攻撃やセカンドボールの回収に繋げていた。

 だが、チームは前半アディショナルタイムに痛すぎる失点。FKから静岡学園の左SB西谷大世(3年)が強引に左足を振り抜いたシュートはヒットせず、ゴール前を横切る形となった。青森山田にとっては落ち着いてクリアしたかったところだが、田中の太ももに当たって小さくこぼれたボールを静岡学園CB中谷颯辰(3年)が右足ダイレクトでシュート。GK佐藤史騎(3年)が触れたものの弾くことができず、ボールはゴール左隅に吸い込まれた。

 田中はダイレクトでクリアできなかったことを悔しがる。この瞬間、目の前で青森山田の選手が頭でクリアしようとしたが、高くバウンドしたボールはその頭上を超えて田中の下へ。ジャンプした選手が一瞬死角となって落下点を掴めなかったか、田中は反応が遅れてボールを太ももに当ててしまう。「ダイレでクリアしようと思ったけれど、ボールが(味方と)被ってしまって、そのままももに……。失点シーンに絡んでしまった部分が一番悔しい」と唇を噛んだ。

 静岡学園が息を吹き返して迎えた後半、青森山田はボールを握られる中でチーム全体が受ける形になってしまい、田中も前線で時間を作ることができなくなった。その結果、青森山田は苦しい展開に。田中はシュートを撃てないまま、逆転負けの悔しさを味わう結果となった。

 田中は準決勝の帝京長岡高戦で非常に難しいヘッドをゴールに沈めるなど、インターハイ、プレミアリーグファイナルを含めて大舞台で活躍してきた。選手権優秀選手にも選出されたストライカーは青森山田を牽引したが、最後の選手権を笑顔で終えることはできず。「準決勝まではチームに貢献できたのがあったと思うんですけれども、最後の最後でチームのためにやり切れなかったという悔しい気持ちがあった。この悔しい気持ちを忘れずに、この高校でやり切れなかった自分の足りない部分、できない部分を大学4年間でできるようにして絶対にプロになりたい」と誓った。青森山田で学んだ徹底することを次のステージでより極め、必ず進化して4年後にプロ入りを果たす。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校選手権2019

U-23日本代表の早期敗退に「批判は全然問題ない」、本田圭佑が考える“重要なこと”

本田圭佑が持論を展開
 元日本代表FW本田圭佑(33)が14日に自身のツイッター(@kskgroup2017)を更新。U-23日本代表のAFC U-23選手権敗退について言及した。

 12日、日本はグループリーグ第2節でU-23シリア代表と対戦。一時は同点に追いついたものの、後半43分にカウンターから決勝点を献上して1-2で敗れた。この結果、2連敗となった日本のグループリーグ敗退が決定。同大会史上初めて決勝トーナメント進出を逃す屈辱を味わうこととなった。

 今大会は東京五輪アジア最終予選を兼ねており、開催国として出場権を得ている日本としては、貴重な真剣勝負の場で強化を図り、本大会に向けた登録メンバーへの見極めも行いたいところだった。しかし、グループリーグ敗退が決まり、その真剣勝負の場はあと1試合となってしまった。

 本大会に向けて心配の声も上がる中、本田は自身のツイッターで「U-23」と題し、「批判は大いにしたらいいけど、代替案を言わずにただ批判してる人が多いけど、それじゃ何も変わらんよ」と言及。「あと、まだ本番じゃないからね」と綴った。

 さらに「批判は全然問題ない。何の為の批判なのかを考えて欲しいと思ってる。強くなるには周囲に流されることなくサッカーに関わる全員が自分の頭で考えることが何より重要なんです」と自身の見解を述べた。

▼AFC U-23選手権タイ2020(東京五輪最終予選)特集ページ

長野GKリュウ・ヌグラハが交通事故

 AC長野パルセイロは14日、GKリュウ・ヌグラハ(19)が交通事故を起こしたことを発表した。

 事故は1月13日の16時15分ごろ、長野市内で発生。リュウが運転する自動車が信号のない交差点において発進した際、左前方にいる自転車と接触した。事故発生後、速やかに警察に連絡をして対応。接触した車に乗車されていた方は緊急搬送され、脚の打撲と全身の擦り傷と診断された。リュウには怪我はなかった。

 クラブは「交通事故の発生に対しまして、深くお詫び申し上げます。また本人に厳重注意を行うとともに、今後の再発防止に向けて交通安全の取り組みを徹底いたします。交通事故に遭われた方の一日でも早い回復をお祈り申し上げますとともに、ご家族の方々にご迷惑をおかけいたしましたこと、心よりお詫び申し上げます」とコメントしている。

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徳島FW坪井清志郎がJFLクラブにへ育成型期限付き移籍…昨季は秋田でプレー

 徳島ヴォルティスは14日、ブラウブリッツ秋田に育成型期限付き移籍していたFW坪井清志郎(19)が、2020シーズンは高知ユナイテッドSC(JFL)へ育成型期限付き移籍することを発表した。期間は2021年1月31日まで。

 2018年に富山一高から加入した坪井は、2019年より秋田に育成型期限付き移籍。J3リーグ7試合、天皇杯1試合に出場した。

 坪井はクラブ公式サイトを通じて「今シーズンは高知ユナイテッドSCでプレーすることになりました。しっかりと結果を残して、プロ生活をスタートさせていただいた、徳島ヴォルティスの力になれるよう成長します。応援よろしくお願いいたします」とコメントしている。

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香川真司、バドミントン桃田賢斗の無事に安堵「無事で何より」

香川真司が交通事故に巻き込まれた桃田賢斗を気遣うコメント
 サラゴサに所属するMF香川真司が、バドミントン世界ランキング1位の桃田賢斗を気遣うコメントを自身のツイッター(@S_Kagawa0317)に投稿した。

 桃田は12日に行われたマレーシア・マスターズの男子シングルス決勝でビクトル・アクセルセン(デンマーク)を下し、五輪イヤーの国際大会初戦を優勝で飾ったが、翌日の13日に交通事故に巻き込まれた。同乗していた運転手が死亡し、桃田や日本人コーチら4人も病院に搬送されたが、命に別状はなかった。

 日本バドミントン協会によると、桃田は顎部裂傷、眉間部裂傷、唇裂傷、全身打撲を負ったとのこと。これを受けて香川は「無事で何より。一日も早いご回復をお祈りいたします」と綴った。

 香川と桃田は、昨年行われた基金事業団体『UDN Foundation』の設立発表会にともに参加するなど、以前から交流があった。

●リーガ・エスパニョーラ2019-20特集
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「ボールを渡したらほぼゴール前まで行ってくれる」攻撃陣を支えた静岡学園MF藤田悠介

優秀選手入りした静岡学園高MF藤田悠介(写真協力=高校サッカー年鑑)
[1.13 選手権決勝 青森山田高 2-3 静岡学園高 埼玉]

 静岡学園高(静岡)のボランチとして全試合に先発、優勝に大きく貢献したMF藤田悠介(3年)。「自分の持ち味である守備の切り替えの部分だったり、中盤でしっかりパスをつなぐ部分」は、選手権という舞台でも発揮できていたと実感している。

 準決勝までの5試合は無失点で来ていたが、青森山田戦で今大会初失点。リードを2点に広げられたが前半アディショナルタイムに1点を返して最初の45分を終えた。静岡学園はハーフタイムに藤田に代えてMF草柳祐介(3年)を投入。草柳を左SHに入れて、 MF小山尚紀(3年)を中央に。浅倉とMF井堀二昭(3年)がボランチにおさまった。「小山(尚紀)をトップ下に入れて、俺(浅倉廉)と井堀(二昭)で組み立ててっていう意図がありました」(浅倉)。

 悔しさを飲み込み藤田は気持ちを切り替えた。「絶対に勝つと思っていたので、ベンチにいてもずっと声を出していて、仲間を信じていました」。ピッチを退いても最後までともに戦った。

 強力な攻撃陣をすぐ後ろで支えた献身性が光る藤田だが、「ボールを渡したらほぼゴール前まで行ってくれるので、どちらかと言えば僕は楽でした」と事も無げにプレーしていたようだ。大会後に発表された大会優秀選手には、決勝で先発した中盤5選手と準決勝まで1トップに入っていたFW岩本悠輝(3年)が選出されている。「正直、狙っていた」と背番号18は笑みをこぼした。

「プロになりたくて、厳しい環境に身を置きたかった」という藤田は、地元・滋賀県を離れて静岡学園へ進学した。藤田をはじめ、左SHの小山、左SBの西谷大世(3年)、ベンチ入りしていたDF田中太晟(3年)は中学年代は同じセゾンFCでプレーしていた。「そのメンバーで優勝できて、すごくうれしいです」と感慨深く語った藤田は、卒業後に地元のびわこ成蹊スポーツ大学でサッカーを続ける。

(取材・文 奥山典幸)
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鹿児島DFヨン・ジェミンが母国リーグへ完全移籍「あまり力になれず申し訳ない」

 鹿児島ユナイテッドFCは14日、DFヨン・ジェミン(26)が水原FC(Kリーグ2部)へ完全移籍することを発表した。

 水原三星、全南ドラゴンズ、釜山アイパークを経て、2019年7月に鹿児島に加入。J2リーグ3試合に出場した。

 クラブ公式サイトを通じて「短い期間でしたが、鹿児島ユナイテッドFCに加入することができて大変幸せでした。沢山の方々にあたたかく迎えて応援して頂き、言葉で表すことが出来ないほど、感謝の気持ちでいっぱいです。チームでは、あまり力になれず大変申し訳ない気持ちでいっぱいです。私にとって、鹿児島ユナイテッドFCと鹿児島、サポーターの皆様の事は一生忘れる事はありません。移籍することになりましたがいつも心から応援しています。本当にありがとうございました」とコメントしている。

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中島翔哉、国内杯を欠場か…ポルト指揮官が現状を説明

中島翔哉は国内杯を欠場か
 ポルトに所属する日本代表FW中島翔哉が負傷し、15日に行われるタッサ・デ・ポルトガル(国内杯)準々決勝のバルジン(2部)戦を欠場するようだ。ポルトガル『ア・ボラ』が伝えている。

 2019年7月にカタールのアルドゥハイルから完全移籍で加入した中島は、ポルトガルの強豪クラブで出番を得ることができずにいたが、昨年12月19日の国内杯サンタクララ戦で移籍後初ゴールを記録するなど、直近5試合連続で先発出場。評価を高めていた。

 しかし、10日のリーグ戦モレイレンセ戦で負傷した模様。セルジオ・コンセイソン監督は「中島はフィジカル面に問題があり、離脱している。モレイレンセ戦が終わった後、彼は良くない怪我、足に大きな打撲傷を負っているのを確認した」と、現状について説明した。

 ポルトは今後、リーグ戦に加えて国内杯とリーグ杯を控えており、週2試合の過密日程が続いていく。中島の軽傷、早期復帰を祈るばかりだ。

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1年前は“裏選手権”で優勝。あれから372日、静岡学園が埼スタで舞う

1年前、“裏選手権”で優勝(写真上)した静岡学園高。今冬は選手権(写真下)で頂点に立った。(写真協力=高校サッカー年鑑)
[1.13 選手権決勝 青森山田高 2-3 静岡学園高 埼玉]

 歓喜の24年ぶりV。埼玉スタジアム2○○2のピッチで川口修監督や齊藤興龍コーチ、コーチとしてベンチ入りした井田勝通前監督を胴上げした静岡学園高だが、1年前の年明け、彼らが戦っていたのは全国高校サッカー選手権ではなく、「もう一つの選手権」だった。

 静岡学園は18年11月の選手権静岡県予選決勝で浜松開誠館高に1-2で惜敗。選手権への出場権を獲得することができなかった。そのため、青森山田高(青森)や流通経済大柏高(千葉)が勝ち上がり、FW染野唯月(尚志高)のハットトリックに沸いた前回選手権の裏で、静岡学園は「NEWBALANCE CUP 2019 inTOKINOSUMIKA(通称:裏選手権、各地の選手権予選準優勝校や4強などの強豪48校が出場)」に出場。現2、3年生は、静岡県裾野市の時之栖スポーツセンターで他の選手権出場を逃した強豪校と試合を重ねていた。

 その“裏選手権”で静岡学園は優勝した。京都橘高(京都)や武南高(埼玉)を破って準決勝へ進出した静岡学園は、今回の選手権決勝でも躍動したMF浅倉廉(3年、以下全て現学年)とMF井堀二昭(3年)、MF小山尚紀(3年)のゴールで横浜創英高(神奈川)に3-0で快勝。決勝では日大藤沢高(神奈川)に先制点を許したものの、CB阿部健人(3年)中心にその後の攻撃を封じると、左SB中辻涼雅(3年)、FW奥田友惟(3年)、小山、MF関俊哉(3年)のゴールによって4-1で逆転優勝を果たしている。

 当時からMF松村優太(3年)や小山、浅倉が目立つ活躍を見せていた一方、当時ボランチだったMF西谷大世(3年)はその後左SBへ転向。今回の選手権決勝のヒーロー、CB中谷颯辰(3年)や右SB田邉秀斗(2年)、GK野知滉平(2年)は帯同していなかった。

 “裏選手権”の指揮を執った齊藤コーチは「『(相手から)何ともならない(止められない)』と言われるくらいになりたいですね」と語り、松村は「表(の選手権)ではベスト4に青森山田や流経(流通経済大柏)がいつもいる。自分らが(この優勝で)最初の流れを作れたらなと思います」とコメント。そして、小山は「獲れるタイトル全部獲って、静学のサッカーで勝ち残って行けたら思います」と宣言していた。

 当時は4年間選手権から遠ざかり、まだまだ自信も全国大会で静学らしい戦いをする力もあったとは言い難い。だが、静岡学園はそこから個々がテクニックとインテリジェンスを磨き、「攻め続ける」ことができる個、チームへと成長。“裏選手権”は不在だった選手たちも台頭し、激しい競争を勝ち抜いたメンバーで今冬の選手権の舞台に立った。

 今年の3年生は例年に比べてテクニックが秀でた学年ではないという。それでも、川口監督が「課題が出た時に改善しようと、その改善力がある。自分たちの頭で整理する力が今年はあったのかなと思います」と評した世代は、完璧なものではなかったかもしれないが、選手権決勝で静学スタイルのサッカーを披露。0-2になっても諦めずに攻め続け、大会史に残るような劇的な逆転優勝をしてのけた。

 100人足らずの観衆の前で“裏選手権”決勝を戦っていた19年1月6日から372日。埼玉スタジアム2○○2に集まった56,025人の大観衆の前で、今度は“本当の”選手権の頂点に上り詰めた。

(取材・文 吉田太郎)
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契約満了近づくポドルスキ、去就に「いい話あるかもしれないし何もないかもしれない」

ルーカス・ポドルスキの去就は…
 ヴィッセル神戸FWルーカス・ポドルスキは、自身の去就に関して決断を急いでいないようだ。ドイツ『キッカー』『ビルト』など複数メディアがコメントを紹介した。

 今月いっぱいで神戸との契約が満了となる現在34歳のポドルスキ。古巣ケルンやポーランド、アメリカやメキシコ、ブラジル、さらにマレーシアなどのクラブが新天地として取りざたされている。

 そして12日に母国でインドアサッカー大会に参加した元ドイツ代表FWは、取材陣に今後のキャリアについて問われ「地図にナイフを投げ、刺さったところに向かうわけではないし、毎晩悩みながらベッドに入るわけでもない」とコメント。「リラックスしているんだ。いい話があるかもしれないし何もないかもしれない」とも語った。

 ポドルスキはまた、“いくつかのクラブ”にはすでに断りを入れたことを明かし、「街やファン、スタジアム、プロジェクト、子供たちの学校、すべてが整っていなければいけない」と新天地での環境に関する条件も示唆。その一方で、愛するケルンへの復帰の可能性については、このように述べた。

「ミーティングの予定はある。それから様子を見たい。幹部からはここ数か月何も聞いていない。ホルスト・ヘルト(競技部門担当のゼネラルマネジャー)と電話で話したことはあるけどね。いい会話だったよ」

「ドイツでは、もうほかのクラブでプレーすることは絶対にないだろう。1部、2部問わずにね。過去に何度かドイツのクラブから問い合わせがあったが、それに関しては除外する」

 なおポドルスキは、ドイツメディアでは神戸との契約延長の可能性に触れず。もはや日本に残るシナリオは選択肢に入れていないのかもしれない。

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前半戦首位ターンも…バルサ、バルベルデ監督解任を発表!後任も決定

エルネスト・バルベルデ監督を解任
 バルセロナは13日、双方合意の上でエルネスト・バルベルデ監督(55)との契約を解除することを発表した。後任にはキケ・セティエン氏(61)が就任。契約は2022年6月30日までとなっている。

 2017年5月からバルセロナの指揮を執っていたバルベルデ監督は、公式戦163試合で108勝35分20敗という成績を残し、就任初年度にリーガ・エスパニョーラとコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)の2冠を達成。さらに昨季はリーガ連覇に導いていた。

 今季もリーガ前半戦を首位で折り返し、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)では16強進出を果たしたものの、9日に行われたスペイン・スーパー杯準決勝でアトレティコ・マドリーに2-3で敗戦。今季初タイトルを逃した。

 バルセロナはクラブ公式サイトで「エルネスト・バルベルデのプロフェッショナリズム、コミットメント、献身さ、バルサファミリーを形成する、常に前向きで、親密なその対応に、公に深い感謝を示し、今後の幸運と成功を心から願う」と感謝の思いを綴っている。

 後任のセティエン氏はこれまでラシンやルーゴ、ラス・パルマスなどの監督を歴任。2017年5月からベティスの指揮を執り、昨季はMF乾貴士を指導し、チームをコパ・デル・レイで準決勝まで導いたが、シーズン終了後に退任していた。

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ネイマールが東京五輪出場に意欲「コパ・アメリカと五輪でプレーしたいけど…」

東京五輪出場に意欲を見せたネイマール
 パリSGに所属するブラジル代表FWネイマール(27)が東京五輪への出場に意欲をみせている。米『ESPN』が報じた。

 12日に行われたリーグ・アン第20節モナコ戦後のインタビューでネイマールは「コパ・アメリカとオリンピックの両方でプレーしたい。だけど、それは少し複雑だ。パリSGに聞いてほしい。バルセロナにいた2016年は、両方に参加することは叶わなかった。何らかの形でブラジルを支援できればと思っている」と語った。

 2016年夏、ネイマールは母国開催のリオデジャネイロ五輪のメンバーにオーバーエイジ枠として選出。コパ・アメリカ・センテナリオへの出場を断念したものの、準決勝のホンジュラス戦で大会史上最速となる開始15秒でゴールを決めるなど、ブラジルの五輪初優勝に大きく貢献した。

 今夏もコパ・アメリカと東京五輪が開催されるが、コパ・アメリカはアルゼンチンとコロンビアで6月12日から7月12日まで行われ、東京五輪は7月23日から行われる。ブラジルの五輪出場はまだ決まっていないが(2月2日に決定)、日程上は両方に参戦することが可能な状況だ。

 しかし、パリSGでチームメイトのフランス代表FWキリアン・ムバッペ(21)が東京五輪への参加に意欲を示しており、仮に不参加となってもEURO2020への招集が予想されているため、パリSGがチーム事情を考慮して、主力2人の離脱に難色を示す可能性があるようだ。

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ブラインドサッカー日本代表の黒田と田中が聖火ランナーに内定

ドリブルする黒田智成(左)と田中章仁(奥)
 ブラインドサッカー日本代表が13日、千葉市内で行っていたパラリンピックイヤー最初の合宿を打ち上げた。FP黒田智成とFP田中章仁が聖火ランナーに内定していたことがわかった。黒田は5月6日に熊本県内、田中は6月25日に静岡県焼津市とともに生まれ故郷を走る方向で調整中だという。黒田は言う。

「もともとサッカーは遊びではじめましたが、友達とボールを蹴ったりして感覚を磨いたのは熊本の自然で、僕は地元が凄い好きなんです。ただ、地震もあって、まだ復興の途上の場所もある。そんな熊本に育ててもらった感謝の気持ちを持って、ブラインドサッカーで頑張りたいという気持ちを伝えたいし、熊本の人にもブラインドサッカーのことを注目してもらえれば」

 また田中もこう続ける。

「パラリンピックに興味を持ってもらいたいという気持ちもありましたし、昨年、静岡のブラインドサッカーチームの立ち上げにも少し関わらせてもらって、周りからも『やってみたら』という声ももらっていたので申し込みました。走りたくても走れない人がいるのでこの上ない名誉なことです。(視力があった頃に)一人一人は距離は短いかもしれませんが、聖火の価値と言うか、神聖なものというか、同じ火がつながれていることを不思議な思いで見ていた記憶があります」

 合宿を打ち上げた13日の午後に日本代表は昨年12月、東日本リーグで初優勝したfree bird mejirodaiと練習試合を行い、4-0と快勝。昨年10月のアジア選手権の準決勝・中国戦で左ひざを負傷して以来、実戦から遠ざかっていた黒田にとっては久しぶりの復帰戦だった。

「思い切りシュートを打つと左ひざはまだ痛いけど、通しでプレーできたので安心しました。ゴールを決めたかったけど、3月のワールドグランプリにヤマを持ってきたいです」

 3月16日開幕のワールドグランプリには、パラリンピック出場資格国の多くが来日することが予想されている。ストライカーの黒田と攻守の要となる田中は、聖火ランナーに選ばれたことも励みにまずは3月の「プレパラリンピック」にむけてさらにギアをあげていく。

整列する田中章仁(左)と黒田智成(右から2人目)

(取材・文 林健太郎)

●ブラサカ/障がい者サッカー特集ページ
●日本障がい者サッカー連盟(JIFF)のページはこちら

パリSGがブラジル代表DFマルキーニョスとの契約延長を発表

契約を延長したマルキーニョス
 パリSGは13日、ブラジル代表DFマルキーニョス(25)との契約を2024年6月30日まで延長したことを発表した。

 コリンチャンス下部組織育ちのマルキーニョスは、2011年にトップチームに昇格。2012年8月に欧州へ渡り、ローマに移籍すると、2013年7月にはパリSGに活躍の場を移し、ここまで公式戦237試合19得点を記録。センターバックだけでなく、右サイドバックやボランチもこなし、5度のリーグ・アン制覇など多くの国内タイトル獲得に貢献した。

 クラブはマルキーニョスに対して「2013年に加入したブラジル代表DFは、パリSGの歴史上で最も成功した選手の1人なっている」と紹介している。

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ミラン、GKペペ・レイナをレンタルで放出…後釜にボーンマスGKを獲得

ペペ・レイナがアストン・ビラへ
 ミランは13日、元スペイン代表GKペペ・レイナ(37)がシーズン終了までアストン・ビラへ期限付き移籍することを発表した。併せて、ボーンマスから元ボスニア・ヘルツェゴビナ代表GKアスミール・ベゴビッチ(32)をシーズン終了まで期限付き移籍で加入することも発表している。

 バルセロナ下部組織育ちのレイナは、リバプールやバイエルン、ナポリなどを経由して2018年7月にミランに移籍。イタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマ(20)の控えとして、公式戦13試合に出場した。

 ボーンマスユース出身のベゴビッチは、2005年にトップチーム昇格した後、国内の下部クラブやストーク・シティ、チェルシーでもプレー。2017年5月にはボーンマスに加入し、今季はアゼルバイジャンリーグの強豪カラバフに期限付き移籍して公式戦17試合に出場していた。

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ブラインドサッカー日本代表・高田監督の誓い「メダルをとって新しい文化を創りたい」

ブラインドサッカー日本代表・高田監督の誓い「メダルをとって新しい文化を創りたい」
 ブラインドサッカー日本代表は13日、千葉・幕張のZOZOTOWNで行ったパラリンピックイヤー最初の合宿を打ち上げた。8月25日の開幕まで残り225日。初出場でメダル獲得を目指す高田敏志監督がチームの現在地とメダル獲得にむけたシナリオ、そしてなぜメダルを目指すのかという意義についても明かした。

■4つのフェーズの最終章■

「就任以来、本番にむけて4つのフェーズを決めて取り組んできました。昨年までで3つ目のフェーズが終わり、ブラジル、アルゼンチンといった世界の2強との力の差が縮まり、日本と同じように戦術を重視する国とは対等、または勝てるだけの力がついてきた。
一方でフィジカルを前面に出す国にはまだ弱さが見える課題も残りました」

 2015年11月に就任した高田監督が明かす4つのフェーズとは以下のものだ。

①自陣ゴール前で守ることを重視するスタイルを捨て、全員が攻撃に守備に動き回る。
②①をやり続けると1試合持たないため、試合の中で緩急をつけるビルドアップを習得する。
③実績があり、能力が高い国と戦い、対応能力を磨く。
④③の対戦において日本のペースで戦えた時間帯の再現性を高める。

 初出場となる東京五輪パラリンピックでのメダル獲得には、点をとらなければ勝てないため、スタイルを180度変えるところから着手した。2016年5月に中国、2018年にイランなど、パラリンピックメダリストから初勝利を奪うなど進歩を見せる一方、パラリンピック4連覇中のブラジルに0-5で敗れるなど、経験不足を露呈。しかし昨年、ブラジル、アルゼンチンとの対戦ではスコアが縮まっている。体が屈強で、スピード抜群のストライカーを擁するイングランド、トルコ、モロッコにはわずかな隙をつかれ、ゴールを奪われる未熟さが課題として残り、公式大会でまだ優勝はない。

 特に③で出た課題を解消するにあたり、日本代表スタッフはイングランド、イランなど個人の力で突破された場面を抜き取り、そのスピードを測定。すると時速20kmを超えると対応できなくなり、失点につながるというデータをはじき出した。選手にも伝え、今や「20㌔」はチーム内のキーワードにもなっている。

「どんなにすごい選手でも、最初から時速20kmが出るわけではなく、4m~5mの距離が必要。そのスピードに到達する前にスペースを埋めればいいわけです。だから、選手の立ち位置、ポジショニングが大事なんです。『相手が速いのではなく、速いスピードを出させてしまったから抜かれた』という分析が選手同士でできるようになってきた」

 では、④のフェーズに入り、メダル獲得を現実のものにするために、どんなプランを練っているのだろうか。

「2020年度はリーグ戦をなくして、代表に専念できる環境を作ってもらいました。昨年、1度だけ実施した夏の10日間合宿を複数回できるように計画もしているし、3月のワールドグランプリが終わったら、国内では試合がありません。パラリンピックは日本開催ですが、試合をするために海外遠征も考えています」

昨年10月、アジア選手権で川村怜が得点直後に指示を出す高田敏志監督。パラリンピック本番でもこのシーンを多く増やしたい

■ブラサカの選手はなぜすごいのか■

 例年6月に行われていた日本選手権を、パラリンピック終了後の秋にずらず方向で調整中。したがって秋に行われていたリーグ戦は2020年度だけは開催されない見通しだ。2月8、9日にリーグ戦上位チームが対戦するKPMGカップを終えると、パラ本番までは「代表専念モード」に変わる。川村怜黒田智成田中章仁佐々木ロベルト泉の「トップ4」の力を磨くだけでなく、経験を積んで成長著しい佐々木康裕園部優月、貴重なユーテリティプレーヤーとして本来の力を戻しつつある加藤健人らを底上げして、全員で戦えるチームの完成をめざす。パラリンピックの出場国ではランキング最下位からのメダル獲得を狙う背景に、高田監督のぶれない思いがある。

「僕は、このパラリンピックを日本にない文化を創るきっかけとなるターニングポイントをにしたいんです。パラリンピック種目の監督をやらせてもらっている以上、勝ち負け以前に、視覚障がい者、ひいては障がい者スポーツに興味を持ってくださったり、見てくれている、応援してくれている、気にしてくれる人たちのことをまず意識することが大事だと思っています
 僕自身の経験を言わせてもらえば、ブラインドサッカーに関わる前まではある意味、(知識がなくて)不安でした。それは、僕の家族や周りにたまたま障がい者がある人が居なかったからです。そういった人たちのために何かできるようになったのは、ブラサカに出会ったから。ボランティアに行き、視覚障がい者が集まるキッズキャンプに行き、白杖を持った人に声をかけるようになりました。僕は監督になったからやれるようになったけど、実際はそうでない人がたくさんいます。そういった人たちが、チラッとでもこの競技を見てくれたら、変わるきっかけになるかもしれません。目が見えていないのに『どうしてこんなパスが取れるのか』『何でこんなドリブルができるの』という、人間の持つポテンシャルのすごさに驚かされると思うからです。そういった日本代表の選手がデカい外国人と戦っていたら、さらに応援してもらえるのでは、と。パラリンピックの出場国に比べると、強化体制は決して恵まれているわけではないけど、それでも勝って、これまで僕たちが取り組んできたプロセスをすべてオープンにしたい。そうすれば、世の中も変わっていくんじゃないかと思う」

 ブラジル、アルゼンチンなどは専用コートがあり、ブラジルなどは代表スコッドに入れば月70万円もの報酬がある。しかし日本代表の選手は大半が生計を立てるための仕事を抱え、月1、2度の週末しか合宿で集まることが出来ない。その分、かつてラグビー日本代表を率いたエディ・ジョーンズ監督が、選手の体調やトレーニング内容を日常的に管理する目的で取り入れた「ONE TAP SPORTS」を導入。選手の個人スキルを伸ばすために平日練習も実施し、その練習場確保のために高田監督が頭を下げるなど、工夫と苦心の日々が続く。だからこそ、他の強豪国を倒してメダルを獲得することは価値があるのだ。

「結果に対してお金を出すのではなく、プロセスとビジョンにお金を投資する社会になってほしい。そこが今、日本は遅れていると感じます。他の国の話を聞いていると、パラリンピックに出ようが出まいが、そのプロセスにお金を投資していますから」

 新しいレガシーを残そうとする高田監督は最後にこう言い残した。

「監督に就任以来、今まで勝ったことのない国に勝ってはいますが、公式の国際大会で結果が出なくて、普通だったら『クビ』という話が出てきてもおかしくない。でも、今では誰もそんなこと言わない。むしろ『監督が言うことを実行できていたら勝っていた』と言ってくれます。時間はブラジルもアルゼンチンも僕らにも等しく与えられています。僕たちスタッフを信じてやり続けてくれる選手たち、マネージャーや分析の人も含めて、最後の1日までやり切って、あとは本番で思い切ってプレーできるようにしたい。そうすれば『サッカーの神様』は必ず彼らにほほ笑むはず。彼らはそれに値する選手ですから」

【パラリンピックの出場有資格国と
最新の世界ランク】
順位 国名
1位:アルゼンチン
 11月4日●0-1
2位:ブラジル
 7月14日●0-1
 7月15日●0-2

3位:中国
 10月5日△2-2(PK2-3) 黒田2

5位:スペイン
 3月21日〇1-0スペイン 川村
 3月24日●0-1スペイン
 6月22日〇1-0スペイン 川村

6位:イラン
 10月3日●0-1

8位:モロッコ
 12月8日●1-5 川村

11位:フランス
 対戦なし
13位:日本
【注】日付は2019年に対戦時のもの。
名前は得点者


(取材・文 林健太郎)

●ブラサカ/障がい者サッカー特集ページ
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「ツメの甘さが最後に出た」青森山田DF箱崎、逆転V逸の悔しさは“次のステージ”で

青森山田高DF箱崎拓(写真協力『高校サッカー年鑑』)
[1.13 選手権決勝 青森山田高 2-3 静岡学園高 埼玉]

 2冠目をかけた全国決勝で2-0から逆転負け。試合後、青森山田高のロッカールームでは「ありがとう」「次は絶対にやってくれ」という熱い言葉が飛び交ったというが、選手たちの胸には大きな後悔が残っていた。DF箱崎拓(3年)は「悔しくて……。本当に勝ちたかった」と絞り出すように述べた。

 あの日のようにはいかなかった。2019年12月15日、青森山田は高校年代“真の日本一”を決める高円宮杯プレミアリーグファイナルで名古屋U-18と対戦。前半の早い時間帯に2点を奪うと、後半序盤に同点とされたものの、次の1点を取って3-2で勝利し、今季一つ目のタイトルを手にした。

 しかし2020年1月13日の高校選手権決勝・静岡学園戦、同じく2点をリードした状況から2-2までは同じような得点経過となったが、次の1点を奪えないまま終盤に失点。今度は2-3で敗れるという結末に終わった。1か月前のタイトルマッチでMVPに輝いた箱崎は「一年間通してやってきたことのツメの甘さが最後に出た」と敗因を語った。

 相手サイドアタッカーのカットインを許したことで生まれたスーパーゴールの2失点目、本来であれば武器としていたはずのセットプレーで粘り強い対応ができなかった3失点目、いずれにも大きな悔いが残っていた。

「2失点目は相手(のシュート)がうまかったのもあったけど、カットインしてくる相手に対して押し出すことができていなかった。3失点目のセットプレーは走らせないことが大前提でそこを走らせてしまったことがスキであり、ツメの甘さ。2失点目は自分が押し出せていればパスコースは切れていた。そこを今でも後悔している。3失点目は相手に走らせないところ。あとそれは声でも伝えられたと思うので、肝心なところで言えなかったことが実力不足だった」。

 試合後、敗れた選手たちは黒田剛監督から「準優勝ということで胸を張って青森に帰ろう」と前向きな言葉が伝えられたという。昨季の世代に比べ、全体的な力は落ちるとみられていた今季世代。箱崎は「監督もシーズンが始まるまではこの結果まで上り詰めることができると思っていなかったと思う」と指揮官の心情を想う。

 ただ、そうしたネガティブなレッテルを「最弱と言われることが悔しくて、自分たちでも絶対にできるという気持ちを持って一年間戦ってきた」と奮起に変えて戦ってきた。それだけに、最後に「少しは褒めてくれた」指揮官に日本一をもたらすことができなかったと思うと、「だからこそ本当に最後、勝ちたかった」という思いが強まった。

 何よりこの一年間、箱崎自身も監督の信頼を受けながら成長してきたという手応えがある。

「試合に出られるというのが分かったのもシーズンが始まる直前で、どうにかスタメンに定着していきたいという気持ちでやってきた。どうしたらスタメンになれるのかを考えたら、後方で常に声を出し続けて、自分のストロングであるヘディングを負けないことを磨き続けることだった。コーチングでもヘディングでも監督が直接的にそう言ってくれたおかげで成長できた」。

 だからこそ「この悔しい気持ちを次のステージでぶつけられたら」となんとか前を向く。卒業後は黒田監督の母校でもある大阪体育大に進学予定。「大学での日本一という形でもう一度取り返したい。高校選手権は一生に一度しかないけど、将来的にプロになってこの負けが成長の糧になったという負けにしたい」。多くのものをかけてきたサッカー人生、“よくがんばった準優勝”のまま終わるつもりはない。

(取材・文 竹内達也)
●【特設】高校選手権2019

[1月14日 今日のバースデー]

World
MFヨアン・キャバイエ(サンテティエンヌ、1986、フランス)*小気味良いリズムでパスを捌き、守備力も高いMF。

Former
GKビクトル・バルデス(バルセロナほか、1982、スペイン)*反射神経が良く、1対1の対応に定評があるGK。2009年にはバルセロナで三冠を達成した。

Others
三島由紀夫(作家、1925)
田中真紀子(政治家、1944)
石田純一(俳優、1954)
ルー大柴(タレント、1954)
柴田理恵(女優、1959)
山崎弘也(アンタッチャブル:芸人、1976)
北川悠仁(ゆず:ミュージシャン、1977)
玉木宏(俳優、1980)
村上純(しずる:芸人、1981)
上原多香子(歌手、1983)
YAMATO(オレンジレンジ:ミュージシャン、1984)
古市憲寿(評論家、1985)
後藤友香里(AAA:ミュージシャン、1988)
市川華菜(陸上競技、1991)

※Jリーガーは2019シーズンの所属クラブ

GL敗退翌日、開催された選手ミーティング…MF杉岡大暉「チームを勝たせる働きを」

U-23日本代表MF杉岡大暉(湘南→鹿島)
 今大会のグループリーグ敗退は決まった。しかし、1試合が残されており、東京五輪までの道のりはまだ続いていく。U-23日本代表の戦士たちはGL敗退決定の翌日、13日の午前中に選手ミーティングを開き、3戦目のカタール戦、そして今後に向けて意見を述べ合ったようだ。

 9日の初戦サウジアラビア戦で先発出場したMF杉岡大暉(湘南→鹿島)は、シリア戦はベンチから見守った。1-2という敗戦、そして2連敗でのグループリーグ敗退という結果を受け、「力が足りなかったと思う」と口にした。

 対戦相手が五輪出場権を獲得するために戦う中、日本は開催国として出場権を得ている。「2試合連続で試合終盤に失点したというのは、賭けるものの違いがなくはなかったと思う」。モチベーションを保つ難しさは他国以上にあっただろう。だが、「そこを言い訳にできない」と厳しい表情を見せると、「本当に力不足だったと思う」と繰り返した。

「個人の力もそうだけど、チームとしてももっともっと危機感を持ってやらないといけないと感じた」

 試合翌日の13日にはチームキャプテンのGK小島亨介(大分→新潟)を中心に、選手だけでミーティングが開催された。「とりあえず3戦目までは時間がないので、それに向けては本当にやるしかない」「やれることも限られているけど、勝つためにしっかりやることをやろう」「活動ごとに一からの積み上げになりかけていた部分があったので、選手たちの中でも積み上げていかないといけない」等々が話し合われ、カタール戦、そして東京五輪に向けて改めて意志の統一が図られたという。

 中2日で迎えるカタール戦。「時間はない」と語った杉岡は、「チームを勝たせる働きを個人としてもできていない。それを2試合ですごく感じた。チームを勝たせる働きかけ、責任あるプレーをしたい」と意地の1勝をつかみ取る。

(取材・文 折戸岳彦)
▼AFC U-23選手権タイ2020(東京五輪最終予選)特集ページ