シュツットガルトが9試合ぶり黒星…遠藤航は11試合連続フル出場

フル出場した遠藤
[2.29 ブンデスリーガ2部第24節 グロイター・フュルト2-0シュツットガルト]

 ブンデスリーガ2部は29日、各地で第24節を行い、日本代表MF遠藤航が所属するシュツットガルトは敵地でグロイター・フュルトと対戦し、0-2で敗れた。遠藤は中盤の位置で先発し、11試合連続でフル出場した。

 スコアレスで迎えた後半立ち上がり、シュツットガルトは4試合ぶりとなる失点を喫した。後半3分、DFマルコ・カリジューリが先制点を挙げると、後半31分にもMFゼバスティアン・エルンストがネットを揺らした。最後までゴールが遠かったシュツットガルトは0-2で敗れ、9試合ぶりの黒星を喫した。

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「恐ろしい瞬間」「彼を殴ってしまった」A・ゴメスが悪夢の負傷を振り返る

悪夢の負傷を振り返ったMFアンドレ・ゴメス
 エバートンのポルトガル代表MFアンドレ・ゴメスがイギリス『デイリー・メール』のインタビューに応じ、昨年11月3日のプレミアリーグ第11節トッテナム戦で負った大怪我について語った。

 A・ゴメスは同試合の後半途中に左サイドでドリブルを仕掛けた際、後ろから韓国代表FWソン・フンミンのスライディングタックルを受けると、勢い余ってDFセルジュ・オーリエと激突。右足首が不自然な方向に曲がってしまい、のちに右足首の脱臼骨折と診断された。選手生命の危機となるような大怪我だったが、手術を経て今月23日のプレミアリーグ第27節アーセナル戦で途中出場し、復帰を果たしている。

「あれは恐ろしい瞬間だった。でも、戻ってくることができて嬉しい。本当に、本当に良かったよ」

「あれが起こった時、僕は自分の足を見ることができなかった。僕は目を背けようとしていた。そのイメージを頭の中に浮かべたくなかったんだ。僕はすでに苦しんでいて、何かがおかしいことはすぐに分かっていた」

「僕が叫んでいる間、スタンドの観客は僕を見ながらこうしていたよ(恐い物を見ないように手で顔を隠すジェスチャー)。メインスタンドの隅では、親が子供たちの視界から僕を外そうとしていたんだ!」

 それでも早期復帰に至ったのは、本人の回復力に加え、エバートンの医師を務めるジョン・ホリングスワース氏の素早く適切な処置も関係していたようだ。

「何かが間違った方向を向いていることは知っていた。彼(ホーリングスワース医師)は全てのことをきちんと対応してくれていると僕は確信したかったし、実際に彼は信じられないほどだったよ。彼は僕の足首を正しい場所に戻してくれた。僕は靭帯と骨を損傷していた。彼は2度の動きで、回転させて戻したんだ」

「ジェンク(・トスン)、リュカ(・ディニュ)、それからリシャルリソンも近くにいたことを覚えている。ルイス・ボアモルテ(当時のアシスタントコーチ)が僕の隣にいて、僕は足首を戻されている時に彼を殴ってしまったと思う! 肉体的にも精神的にも困難だったんだ」

 一方で、大怪我のきっかけを作ってしまったソン・フンミンも難しい時間を過ごした。A・ゴメスは48時間後にソン・フンミンと電話で話し、潔白であることを伝えたというが、その後に韓国代表FWに向けられた批判を防ぎ切れなかったと振り返っている。

 A・ゴメスは「ソンはナイスガイだ。彼は謝ってくれたし、僕はこのようなことは起こってしまうものだと説明した。明らかにあれは意図的なものではなかった」とソン・フンミンを擁護した。

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無観客予定だったセリエA第26節の5試合が一転して延期に…カップ戦にも影響

第26節の5試合が延期となった
 イタリア・セリエAは29日、新型コロナウイルスの影響で無観客での開催を予定していた第26節の5試合について、5月13日に延期することを発表した。

 延期となったのは、上位直接対決として注目されたユベントスvsインテルのほか、ウディネーゼvsフィオレンティーナミランvsジェノアパルマvsSPALサッスオーロvsブレシアの計5試合。また、5月13日への延期に伴い、同日に開催予定だったコッパ・イタリア決勝が5月20日にスライドされることも併せて発表している。

以下、5月13日に延期となった試合

2月29日(土)
ウディネーゼvsフィオレンティーナ

3月1日(日)
ユベントスvsインテル
ミランvsジェノア
パルマvsSPAL
サッスオーロvsブレシア

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クロップが選手たち主導の“禁止トーク”に「知らなかったよ!」

リバプールを率いるユルゲン・クロップ監督
 リバプールのキャプテンMFジョーダン・ヘンダーソンがチーム内でタイトルに関する会話を禁止したことについて、ユルゲン・クロップ監督は知らなかったと打ち明けた。地元紙『リバプール・エコー』が伝えている。

 現在リーグ最多タイの18連勝中のリバプールは、2位のマンチェスター・シティに勝ち点22差をつけて首位を独走。残り11試合で4勝すれば、1989-90シーズン以来30年ぶりの優勝が決まる状況だ。

 同紙によると、悲願のリーグタイトルが目前に迫る中でMFアレックス・オクスレード・チェンバレンが先日、ヘンダーソンが優勝について話すチームメイトを注意し、それを話題にするのを禁じていることを明かしたという。

 この件を問われたクロップ監督は「ヘンド(ヘンダーソン)がそれを禁止したとは知らなかったよ!」と驚きを表しつつも、「それは私たちの見方そのものだ」と主将の行動に理解を示している。

「私が入る前に、彼らがドレッシングルームで座って話し合っていることは想像ができない。なぜなら、私が入るとその状況は何も見えないからだ」

「それについて話したいと思う選手はいないし、ヘンドは黙るように言っている。次のゲームに焦点を合わせているだけだ」

 クロップ監督はこれまでと同じく、目の前の試合を戦っていった先に栄冠が待っていることを強調した。リバプールはリーグ新記録の19連勝を懸け、29日のプレミアリーグ第28節でワトフォードの本拠地に乗り込む。

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水戸がJリーグ再開初戦で本拠地を使用できず…新型肺炎の影響

3月18日に甲府と対戦する水戸
 水戸ホーリーホックは29日、新型コロナウイルス感染症に関する対応として3月3日から同31日までの期間、水戸市体育施設の利用が全面的に中止となったことを受け、3月18日にケーズデンキスタジアム水戸で開催予定だったJ2第5節・ヴァンフォーレ甲府戦を同スタジアムで行わないことをクラブ公式サイトで発表した。

 Jリーグは25日、新型コロナウイルスの影響により、28日から3月15日までの公式戦を延期することを発表。現在は3月18日の再開に向け、準備を進めている。

 水戸市体育施設の利用が全面中止となるのは3月3日から同31日まで。同期間における水戸のホームゲームは第5節・甲府戦のみで、3月22日の第6節・山口戦、同28日の第7節・新潟戦はいずれもアウェー開催となっている。今回発表した甲府戦の取り扱いなどの詳細については決定次第、告知するとした。

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MF松木の先制弾皮切りに決勝で7発、無失点!U-17日本代表が全勝V!

会心のゲームで勝ち取った優勝。笑顔のU-17日本代表イレブンとスタッフたち
[2.29 JENESYS青少年交流大会決勝 U-17日本代表 7-0 U-19東ティモール代表 指宿いわさきホテルサッカー場]

 U-17日本代表が7-0で優勝! ASEAN 4か国(カンボジア、ラオス、マレーシア、ミャンマー)と東ティモールのU-17からU-19代表、U-17日本代表、鹿児島県選抜U-18、鹿児島ユナイテッドFC U-18の計8チームが優勝を争った「JENESYS2019 青少年サッカー交流大会」(鹿児島県指宿市)は29日、順位決定戦を行った。グループA1位のU-17日本代表とグループB1位のU-19東ティモール代表が決勝で激突。U-17日本代表がMF松木玖生(青森山田高)の先制ゴールなどによって7-0で勝ち、全勝優勝した。

 日本は前半4分、FW福田師王(神村学園中)の折り返しに松木が身体を投げ出して飛び込み、先制点。さらに5分には、MF豊田晃大(名古屋U-18)が左足ミドルを鮮やかに決めて2-0と突き放す。

 相手のスピードある選手に背後を取られるシーンやCKから決定機を作られた日本だが、MF藤原健介(磐田U-18)のスーパークリアなど無失点のまま試合を進める。そして21分には、豊田の奪い返しからFW真家英嵩(柏U-18)が右足で3点目。27分にも松木の右CKをCBチェイス・アンリ(尚志高)が豪快ヘッドで叩き込み、代表初ゴールを奪う。

 U-17日本代表は前半40分にも右SB清水和馬(静岡学園高)と藤原、豊田が絡む形で右サイドを崩し、最後はMF東廉(清水ユース)が右足で5点目を決めた。ハーフタイムに船越優蔵監督から「やり続けること」「絶対に満足しないこと」「クオリティーを上げること」を求められた選手たちは、後半も切り替えの速い守備と、相手を見ながら素早く正確にボールを動かすことをやり続ける。

 そして10分、豊田のインターセプトを起点とした攻撃から真家が右足で2点目のゴール。さらに24分には、交代出場MF青木俊輔(東福岡高)のラストパスから藤原が決めた。ピンチや甘さの出たプレーが幾度かあったものの、ゲーム主将のCB波本頼(金沢U-18)やGK高橋一平(神戸U-18)を中心にピッチに立った選手たちがやるべきことを徹底して無失点。今大会のベストゲームと言える内容、結果で4日間の大会を締めくくった。

(取材・文 吉田太郎)

リーガ&レアルが武漢クラブをクラシコに招待

伝統の一戦は3月1日に開催される
 リーガ・エスパニョーラとレアル・マドリーが3月1日にサンチャゴ・ベルナベウで開催される第26節バルセロナ戦に、中国スーパーリーグ(CSL)の武漢卓爾を招待することになった。スペイン『アス』が伝えている。

 新型コロナウイルスの発生後、感染の中心地となっている中国・武漢市をホームタウンとする武漢卓爾は、シーズン開幕に備えて1月からスペイン国内でトレーニングキャンプを実施していた。しかし、武漢が封鎖されたことで現在も帰国できない状況が続いている。

 そこでリーガとレアルは支援の1つとして、3月1日に行われる伝統の一戦に同クラブの選手やスタッフを招待することを決定。中国のリーガ事務局長であるセルジ・トレンツ氏と、レアルのアジア支社CEOを務めるウー・ユーウェン氏が中心となって実現させたようだ。

 また、クラシコの観戦だけでなく、翌日にはレアル幹部のエミリオ・ブトラゲーニョ氏がベルナベウに武漢卓爾を迎え、スタジアムツアー中に選手やスタッフを案内するという。

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韓国に一時帰国のソン・フンミンが新型コロナ懸念で隔離へ…クラブはなぜ渡航を許可?

右腕の骨折で離脱中のFWソン・フンミン
 韓国で手術を終えたFWソン・フンミンはトッテナムに戻る際、イギリス政府の新型コロナウイルスに関するガイドラインにより、約2週間の隔離が必要となるようだ。ジョゼ・モウリーニョ監督が記者会見で明かしたことをイギリス『デイリー・メール』が報じている。

 今月16日のプレミアリーグ第26節アストン・ビラ戦で右腕を骨折したソン・フンミンは、手術を受けるため19日に韓国へ一時帰国。新型コロナウイルスが猛威を振るうアジアへの渡航をクラブが許可したのは、韓国代表FWが3年前に同様の怪我を負った際、手術を担当した医師に今回も治療を任せたいと望んだためだった。

 同紙は当初、「トッテナムはソン・フンミンに新型コロナウイルスの症状がなければ隔離措置を取らない。クラブはソン・フンミンが新型コロナウイルスに感染するリスクはないと考えている」と報道していたが、同選手はイギリス政府のガイドラインに従い、韓国から戻った後に検疫のため2週間は自宅などで隔離されて過ごすことになるという。同紙は「ソンはコロナウイルス流行の影響を直接受けた最も有名なプレミアリーグの選手だ」と伝えている。

 一方で「スパーズは彼が隔離されている間もチーム合流に向けてフィットネスを維持できると確信している」とし、「シーズン終了までに彼が戦列復帰できるという希望もある」とレポートした。

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J3参入7年目の福島が今季チームスローガンを発表

 福島ユナイテッドFCは29日、2020年シーズンのチームスローガンが『進化~EVOLUTION~』に決定したことを発表した。

 クラブ公式サイト上で「ひとりひとりが志を高く持ち、更なる高みを目指し、進化・成長し続けていくという想いを込めました」と説明している。なお、これまでのスローガンである『繋がりタオす』は、クラブのコンセプトを表現するクラブスローガンになるという。

 福島は2002年に創設され、2014年からJ3に参入。昨季はリーグ戦で18チーム中11位だった。

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ユーベ指揮官サッリ、インテル戦黒星なら電撃解任も? その場合はアッレグリ復職か

マウリツィオ・サッリ監督が電撃解任となる可能性も?
 今週末のセリエA第26節、ユベントスvsインテルはマウリツィオ・サッリ監督の命運を握る一戦となるかもしれない。

 3月1日に控えているセリエA第26節ユベントスvsインテルは、今季のスクデット争いを左右する大一番。新型コロナウイルスの感染拡大により無観客試合となることが決定したが、ユベントスがこの試合でインテルを下せば、セリエA9連覇に大きく近づくことになる。

 だがその一方で敗れた場合はサッリ監督の進退に関わるようだ。イタリア『La Repubblica』は「週末もしユーベが敗れた場合、サッリは解任に大きく近づくだろう」と伝えた。

「ユーベは先日、敵地でリヨンに0-1で敗れた。UEFAチャンピオンズリーグではラウンド16の第1戦を落とし、クラブ首脳陣はサッリをクビにするプランも検討しているようだ」

「もしユーベがインテルとのホーム戦を落とした場合、センセーショナルな解任劇が巻き起こるかもしれない」

 記事ではサッリ監督を更迭した後についても触れ「昨季まで率いた元指揮官、マッシミリアーノ・アッレグリが電撃的に復職することになるかもしれない」と報じている。

 ユベントスは3月1日にインテルとホームで激突する。試合消化数の1つ少ないインテルとの勝ち点は6開いているが、もしこの試合を落とせば勝ち点差は3に縮まる。一方でCL8強進出に向けて黄色信号が灯っていることもあり、もしユベントスが次戦も負けた場合、サッリ監督が電撃解任となる可能性もあるようだ。

 果たしてユベントスは負けられない正念場で結果を残すことができるのだろうか。セリエA第26節ユベントスvsインテルは日本時間3月2日の4時45分キックオフとなる。

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スペイン紙「物議を醸す分析」…ファン・バステン「彼が優れていると言う人はサッカーを何も理解していない」

ライバルのFWリオネル・メッシとFWクリスティアーノ・ロナウド
 元オランダ代表ストライカーのマルコ・ファン・バステン氏が論争の種を投げ込んだ。スペイン『マルカ』が伝えている。

 同紙が「物議を醸すほどの強力な分析で皆を驚かせた」として取り上げたのは、ファン・バステン氏がイタリア『コリエーレ・デラ・セラ』のインタビューで語ったバルセロナFWリオネル・メッシとユベントスFWクリスティアーノ・ロナウドの比較論だ。

 長年にわたって“世界最高選手論争”が繰り広げられているメッシとC・ロナウド。バロンドール受賞はメッシが史上最多の6回、C・ロナウドがそれに次ぐ5回となっている。

 現役時代にアヤックスやミラン、オランダ代表で活躍したファン・バステン氏はC・ロナウドを称賛しながらも、メッシはどの選手とも比べることはできないと力説した。

「クリスティアーノ・ロナウドは偉大な選手だが、彼がメッシよりも優れていると主張する人はサッカーについて何も理解していないか、悪意を持ってそれを言う」

「レオは唯一無二で、真似することも再現することもできない。彼のような選手は50年または100年ごとに生まれる。子供の頃、彼はサッカーの天才の鍋に落ちたんだ」

 自身も現役時代に世界最高のストライカーとして名を馳せたファン・バステン氏だが、28歳だった1992年に怪我を負い、復帰できないまま1995年に現役を引退。「私は基本的に28歳でプレーをやめた。バロンドールを獲得したのは3回だった。ロナウドとメッシが30歳を超えて今いる場所を見てくれ」と、いまだ高いレベルでサッカーを続ける2人に尊敬の念を表した。

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日本人対決は実現せず…ザルツブルクFW奥川雅也「ちょっと難しい展開になった」

ベンチから試合を見守ったFW奥川雅也
[2.28 EL決勝T1回戦第2戦 ザルツブルク2-2フランクフルト]

 FW奥川雅也の所属するザルツブルク(オーストリア)は28日、UEFAヨーロッパリーグ(EL)の決勝トーナメント1回戦第2戦でFW鎌田大地とMF長谷部誠が在籍するフランクフルト(ドイツ)をホームに迎え、2-2で引き分けた。しかし、2試合合計スコアは3-6。ベスト16進出は叶わなかった。

 敵地で行われた20日の第1戦(●1-4)でトップ下として先発起用されていた奥川だったが、この試合ではベンチスタートとなり、最後まで出番は訪れなかった。ピッチの外から見守った一戦を次のように振り返っている。

「前半はいい形で入れていたので、まあいけるかなと。チャンスがあった中で決め切るとか、攻撃の中でどれだけ守備に集中できるかっていうところが少し甘くなって、簡単にやられちゃってちょっと難しい展開になったかなと思います」

 今季はUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)で初出場を果たし、同大会で計4試合に出場。ELも貴重なアピールの場だったが、チームは決勝トーナメント1回戦で姿を消すことになった。

「やっぱりもっと(欧州カップ戦を)長く続けたかったというのもある」。奥川は悔しさをのぞかせながらも「リーグ戦も結構いま危ない状況(6連覇中のザルツブルクは残り2試合で首位と勝ち点3差の2位)なので、切り替えて結果を残せたらいいかなと思います」と、国内リーグに視線を向けた。

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ELベスト16進出貢献の鎌田、相手の“強気”左SBに「仕方ない部分もある」

DFアンドレアス・ウルマーとマッチアップしたFW鎌田大地
[2.28 EL決勝T1回戦第2戦 ザルツブルク2-2フランクフルト]

 UEFAヨーロッパリーグ(EL)の決勝トーナメント1回戦第2戦が28日に行われ、FW鎌田大地とMF長谷部誠が所属するフランクフルト(ドイツ)はアウェーでFW奥川雅也所属のザルツブルク(オーストリア)と対戦し、2-2で引き分けた。2試合合計スコアを6-3とし、2大会連続のベスト16進出。スタメン出場し、同点弾の起点となった鎌田は「しっかり耐えて勝ち上がれたので良かった」と語っている。

 20日にホームで開催された第1戦ではハットトリックの活躍を見せ、4-1の快勝に貢献していた鎌田。3トップの右で先発出場したが、チームは前半10分、ザルツブルクの左サイドバックを務めるDFアンドレアス・ウルマーに強烈な一撃を叩き込まれ、先制ゴールを献上した。

 直前に自陣PA手前でFWパトソン・ダカにボールが入ったところで奪い切れず、ウルマーへの展開を許した鎌田は「相手(ウルマー)のシュート自体もいいシュートだったし、その前に僕が球際のところでもっとうまく違うふうにはできた。僕自身はあの点に関して少し改善しないとダメかなと思います」と反省を口にしている。

 また、同サイドで高い位置を取ってきた左サイドバックのウルマーの対応ついて「相手も(追いかける展開で)リスクかけてやってきていたので、仕方ない部分もある」と苦戦を認めつつ、「その分カウンターとか、うちとしては上手くできていた。そんなに悪くなかったと思います」と振り返った。

 その言葉通り、フランクフルトは前半30分に相手のパスワークを遮断すると、鎌田の絶妙なスルーパスから左サイドを抜け出したMFフィリプ・コスティッチが折り返し、最後はニアのFWアンドレ・シウバがヘディングを決めて同点弾。2戦合計5-2と再びザルツブルクを突き放した。

 その後、互いに1点を取り合い、フランクフルトは2試合合計6-3で決勝トーナメント1回戦を突破。鎌田は「次に行くことが一番大事だった。前半立ち上がりは難しいものでしたけど、しっかり耐えて勝ち上がれたので良かったと思います」と喜びを示した。

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新天地デビュー松原、初先発“韓国のメッシ”に洗礼…メヘレンに大敗のシントトロイデンは伊東純也ゲンクに逆アシスト

新天地デビューを果たしたDF松原后
[2.28 ベルギー・リーグ第28節 シントトロイデン0-3メヘレン]

 ベルギー・リーグ第28節が28日に行われ、GKシュミット・ダニエル、FW鈴木優磨、FW伊藤達哉、DF松原后の所属する12位シントトロイデンは、ホームで7位メヘレンと対戦し、0-3で敗れた。鈴木は17試合連続でスタメン出場し、90分間プレー。松原は先発メンバーとして新天地デビューを飾り、後半26分に途中交代した。また、ベンチスタートの伊藤は出番なしとなり、負傷中のシュミットはメンバー外だった。

 前節にプレーオフ1(チャンピオンシッププレーオフ)行きの可能性が消滅したシントトロイデン。1月に清水から加入した松原がスタメンの左サイドバックとして新天地デビューを飾ったほか、バルセロナの下部組織出身で“韓国のメッシ”と称されるMFイ・スンウが出場3試合目で加入後初の先発起用となった。一方、7位メヘレンはFW伊東純也を擁するプレーオフ1出場圏内の6位ゲンクを1ポイント差で追いかけており、落とせない一戦として今節に臨んだ。

 シントトロイデンは2トップの一角に入った鈴木ら攻撃陣がゴールを狙ったものの、前半はスコアレスで終了。すると後半7分、松原が自陣PA付近でボールを失い、メヘレンに決定機を与えてしまう。それでもFWイゴール・デ・カマルゴのシュートはDFサンティアゴ・コロンバットが体を張ってブロック。失点は免れた松原だったが、同26分に途中交代となった。

 終盤まで0-0の時間が続いた中、均衡を破ったのはメヘレン。後半35分、PA内左でパスを受けたMFロブ・スホーフスが鋭い反転から左足でシュートを決め、1-0とする。同37分にはゴール前のこぼれ球をFWダンテ・バンザイルが押し込み、追加点を奪った。

 1点を返したいシントトロイデンだったが、後半アディショナルタイム4分にイ・スンウのボールロストからカウンターを浴びると、最後はDFロッキー・ブシリのオウンゴールで万事休す。0-3で試合終了となり、3連敗を喫した。

 この結果、3連勝のメヘレンは暫定で伊東所属のゲンクを抜き、プレーオフ1圏内の6位に浮上している。

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U-17日本代表は「JENESYS2019 青少年交流大会」決勝でU-19東ティモール代表と対戦へ

U-17日本代表対U-17マレーシア代表
 ASEAN 4か国(カンボジア、ラオス、マレーシア、ミャンマー)と東ティモールのU-17からU-19代表、U-17日本代表、鹿児島県選抜U-18、鹿児島ユナイテッドFC U-18の8チームが優勝を争う「JENESYS2019 青少年サッカー交流大会」は28日、グループステージ最終節を行った。

 グループAのU-17日本代表はFW真家英嵩(柏U-18)の決勝ヘッドによって、1-0でU-17マレーシア代表に勝利。U-17日本代表は29日の決勝でグループB1位のU-19東ティモール代表と対戦する。

 グループAの鹿児島県選抜U-18はMF濵屋悠哉(神村学園高)のゴールによって一時同点に追いついたものの、U-19ラオス代表に1-2で惜敗。グループBの鹿児島ユナイテッドFC U-18は東ティモールに0-4で敗れた。鹿児島県選抜U-18と鹿児島ユナイテッドFC U-18は29日の7、8位決定戦で対戦する予定となっている。

【グループステージ第3節】
[グループA]
鹿児島県選抜U-18 1-2 U-19ラオス代表
U-17日本代表 1-0 U-17マレーシア代表

[グループB]
鹿児島ユナイテッドFC U-18 0-4 U-19東ティモール代表
U-18ミャンマー代表 0-3 U-18カンボジア代表

高校選抜入り狙う神村学園MF濱屋、急遽参戦決まった国際大会で2戦連発!

鹿児島県選抜U-18MF濱屋悠哉(神村学園高)は2試合連続ゴール
[2.28 JENESYS青少年交流大会GS第3節 鹿児島県選抜U-18 1-2 U-19ラオス代表 指宿いわさきホテルサッカー場]

 自身初の国際大会で貴重な経験を積んでいる。MF濱屋悠哉(神村学園高)は高校3年生として唯一、鹿児島県選抜U-18入り。この日は前半にMF川原琉翔(鹿児島城西高)のループパスを引き出すと、自身のシュートのこぼれ球をゴールへ押し込んで2試合連続ゴールを記録した。

 アジアの年代別代表チーム相手でもキープ力や攻撃力を発揮。アタッカーのポジションからボランチまでこなす万能型はゲームメークの部分でも存在感を放っている。本人は国際大会を初めて経験できたことを喜んでいた。

「外国人選手とやったことがなかった。どういうプレーが良いかちょっとずつ分かってきたので、良かったと思います。日本人選手とやる時は足元で受けてから何とかする自信があるんですけれども、外国人選手はトラップしてからの寄せが速いから、必ず周りを見てからプレーするようにしています」。プレッシャーが速く、深い相手との試合を経験したことで、より判断を速くする必要性を学んだ。

 これは日本高校選抜入りや将来へ向けても貴重な経験だ。昨年、神村学園のエースとしてインターハイや選手権で活躍した濱屋は今月20日に発表された日本高校選抜候補メンバーに選出。現在の24名から欧州遠征メンバーの18名入りを争っている立場だ。3月6日から行われる予定だった静岡合宿がコロナウィルスの影響で中止となり、アピールの機会が一つ減ってしまったが、3月17日から開催される予定の佐賀合宿へ向けて、進路の阪南大や神村学園で準備をしてきた。

 今回、鹿児島県選抜U-18にけが人が出たことなどから、神村学園でトレーニングしていた濱屋に白羽の矢が立ち、「JENESYS青少年サッカー交流大会」開幕前日に急遽、出場が決定。モチベーション高く臨んでいる中で結果も残した。

「JENESYS青少年サッカー交流大会」は残り1日。「まずは今の大会でもっとアピールしてコンディションとかもっと上げていって、高校選抜とかでもっと上げていってもっと結果を残していきたい」。貴重な経験の中で状態を上げて、さらなる活躍を目指す。

(取材・文 吉田太郎)

鹿児島城西の大型GKヒル袈依廉は高校ラストイヤー。「結果を残していかないといけない」

この日、鹿児島県選抜U-18のゲーム主将を務めたGKヒル袈依廉
[2.28 JENESYS青少年交流大会GS第3節 鹿児島県選抜U-18 1-2 U-19ラオス代表 指宿いわさきホテルサッカー場]

 九州の注目GKが3年目のシーズンを迎える。190cm超の長身を持つGKヒル袈依廉(鹿児島城西高)は1年時から注目され、昨年はU-17日本代表候補にも選出されている大型守護神だ。

 今年2月の九州新人大会出場を逃したが、今回の「JENESYS青少年サッカー交流大会」には鹿児島県選抜U-18のチームリーダーの一人として出場。28日のU-17マレーシア代表戦ではPK戦で2本を止めて勝利の立て役者となっている。だが、マレーシア戦では2失点し、この日も不運な失点があったとは言え、U-19ラオス代表に2点を奪われてしまった。

「昨日もマレーシア戦は結果的に勝って、2本止めて勝つことができて自信に繋がったんですけれども、チームとしても、個人としても経験として良いと思うけれど、結果にこだわっていかないといけない。個人としても2失点している。今日のクロスにしてもリスク管理の部分で細かいところで失点している。攻めているプレー中のコーチングとか切り替えの瞬間のコーチングがまだ不十分」と反省していた。

 一方で改善されてきた課題もある。今年の鹿児島城西が繋ぐスタイルにシフトしていることもあり、GKがビルドアップに参加する回数が増加。課題と言われてきた足元の部分に対して精力的に取り組むことができているようだ。

「(昨年まで以上に)トレーニングから周りを見ることや置きどころにこだわることができている。コントロールとかパスの質や、つける位置やロングボールの部分でも試合で成功しているので成長していると思う」。この日ミスがあったように、まだまだ完璧ではない。それでも、高さを活かしたハイボールの処理やシュートストップの部分に加え、武器を作ることを目指してきた成果は徐々に出てきている。

 1年時から公式戦や国体県選抜を経験し、昨年もU-17日本代表候補合宿やナショナルGKキャンプメンバーに選出されている注目株。だが、本人は「自分がメンバー登録や試合に出ている大会はまだ高校に入ってから優勝したことがない」と首を振る。昨年、チームは九州高校新人大会で優勝しているが、ヒルは怪我で欠場。それだけに「自分だけ高いレベルで経験させてもらっている分、還元しないといけない。残りインターハイ、選手権や代表に招集された時は今までの経験を活かして結果を残していかないといけない」と意気込んでいる。

 U-17ワールドカップメンバー入りを争ったGK鈴木彩艶(浦和ユース)やGK野澤大志ブランドン(FC東京)はすでにトップチームでの公式戦のベンチ入りや、トップチーム昇格内定を勝ち取っている。「特にブランドンは中学時代沖縄で近くから育ってきたし、ライバル意識が強いので負けないようにしたい」。まずは自身もプロ入りを勝ち取って並ぶこと。そのために、高校ラストイヤーの今年、大舞台への出場、活躍で評価を勝ち取る。

(取材・文 吉田太郎)

[2月29日 今日のバースデー]

Japan
FW土居柊太(町田、1996)*前線なら幅広いポジションでプレーできる献身的なアタッカー。力強いキックも強み。

World
DFベネディクト・ヘーベデス(ロコモティフ・モスクワ、1988、ドイツ)*鋭い読みと高い守備力が定評のドイツ代表DF。
DF高橋壮也(ウメオFC、1996)*豊富な運動量、両足の正確なキックが持ち味。
MFフェラン・トーレス(バレンシア、2000、スペイン)*若くしてトップチームのレギュラーに定着したバレンシア育ちのアタッカー。

Others
原田芳雄(俳優、1940)
赤川次郎(作家、1948)
飯島直子(女優、1968)
福岡竜馬(アナウンサー、1976)
辻村深月(作家、1980)
吉岡聖恵(いきものがかり:歌手、1984)

好調鎌田がゴール演出のフランクフルト、奥川ザルツブルク破りELベスト16進出!!

フランクフルトが2大会連続の16強入り
[2.28 EL決勝T1回戦第2戦 ザルツブルク2-2フランクフルト]

 ヨーロッパリーグ(EL)は28日、前日の悪天候で延期となった決勝トーナメント1回戦第2戦の1試合を行い、FW鎌田大地とMF長谷部誠が所属するフランクフルト(ドイツ)は敵地でMF奥川雅也所属のザルツブルク(オーストリア)と対戦した。昨季EL4強のフランクフルトは第1戦のアドバンテージを生かし、2-2、2試合合計6-3で上回り、2大会連続となるベスト16入り。鎌田は同点弾の起点になり、後半28分までプレー。長谷部、奥川に出番は訪れなかった。

 本拠地のザルツブルクは4-3-3の布陣を敷き、第1戦にトップ下で先発した奥川はベンチスタートとなった。対するフランクフルトは鎌田がハットトリックを達成した第1戦を4-1で先勝し、アドバンテージを持って敵地に乗り込んだ。鎌田は3-4-3の右FWでスタメンに入り、長谷部はベンチスタートとなった。

 序盤はビハインドを負うザルツブルクが圧倒的に攻め込み、前半10分に試合を動かした。右サイドからワンタッチでパスをつないで崩すと、FWパトソン・ダカがラストパス。フリーで受けたDFアンドレアス・ウルマーが左45度の位置から左足を振り抜き、強烈な弾丸ショットでニア上をぶち抜いた。先制に成功したザルツブルクは1-0、2試合合計2-4と追い上げた。

 守勢が続いたフランクフルトは前半18分、前線3枚がプレッシャーをかけてショートカウンターへ。MFフィリプ・コスティッチが斜めにスルーパスを出し、抜け出した鎌田がフィニッシュに持ち込んだが、相手のブロックに阻まれた。ファーストチャンスから徐々に押し返すと、鎌田を起点に貴重なアウェーゴールを奪った。

 前半30分、左後方から鎌田が裏を狙った正確なロングスルーパスを送ると、左サイドを駆け上がったコスティッチがゴールライン際から左足でクロス。ニアサイドに走り込んだFWアンドレ・シウバが頭で押し込んだ。フランクフルトは1-1、2試合合計5-2と再び3点差に突き放し、前半を折り返した。

 後半も鎌田は攻撃の起点となって好調ぶりを示し、積極的にシュートも狙った。一進一退の展開となり、ザルツブルクは再三獲得していたセットプレーのチャンスを生かした。後半26分、MFソボスライ・ドミニクの左CKを中央で構えたカメルーン代表DFジェローム・オングエネが高い打点から頭で叩き込んだ。ザルツブルクは2-1、2試合合計3-5と再び2点差に戻した。

 鎌田は直後の後半28分、DFダニー・ダ・コスタとの交代でベンチに下がった。フランクフルトも攻撃の手を緩めず、後半38分にはアンドレ・シウバが技ありのダメ押し弾を沈め、ドッペルパック(1試合2得点)を達成。第1戦のアドバンテージを生かしたフランクフルトは2-2、2試合合計6-3で上回り、2大会連続の16強入り。決勝トーナメント2回戦ではバーゼル(スイス)と対戦する。

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代表チーム相手に通用も感じた差。鹿児島県選抜U-18は「ちょっと」を埋めて“個人昇格”、全国制覇へ

鹿児島県選抜U-18MF永吉飛翔(神村学園高)が突破を図る
[2.28 JENESYS青少年交流大会GS第3節 鹿児島県選抜U-18 1-2 U-19ラオス代表 指宿いわさきホテルサッカー場]

「JENESYS2019青少年サッカー交流大会」(鹿児島県指宿市)は大会3日目の28日、グループステージ最終節を行った。グループAの鹿児島県選抜U-18対U-19ラオス代表戦は2-1でラオスが勝利。ラオスはグループ2位で3、4位決定戦へ、鹿児島県選抜はグループ4位で7、8位決定戦へ進んだ。

 鹿児島県選抜は、今大会に出場予定だったFW福田師王(神村学園中)がU-17日本代表へ追加招集されたほか、けが人などが出ていた関係で急遽参戦することになったというMF濵屋悠哉(神村学園高、日本高校選抜)が唯一の高校3年生。その他はGKヒル袈依廉(鹿児島城西高、19年U-17日本代表候補)やMF永吉飛翔(神村学園高)ら高校2年生と高校1年生、そして中学3年生も3人が加わっている。鹿児島サッカーの今後を見据えて各年代から招集されたメンバー構成だ。

 前日の第2節でU-17マレーシア代表を破り、1勝1敗で迎えたこの日は立ち上がりからボールを支配。前半12分に自陣ゴール前での対応が乱れて先制されたが、再びボールを保持すると、PA付近では少ないタッチのパスワークで崩しにかかる。

 そして、永吉が左サイドから切れ込んでクロスを上げ切るなどゴール前のシーンを作り出すと34分、MF川原琉翔(鹿児島城西高)がPAへループパス。濱屋がタイミングの良い抜け出しから右足ループシュートを狙う。これはポストに嫌われたが、こぼれ球を拾った濱屋が自ら右足で決めて1-1とした。

 その後もボール支配は鹿児島県選抜。だが、ミスからピンチを招くシーンもあった鹿児島県選抜はクロスへの守備対応が甘く、後半14分に再び勝ち越されてしまう。鹿児島県選抜はこの後、濱屋や永吉、MF桑原滉(鹿児島城西高)やMF崎野隼人(鹿児島城西高)がシュートを連発。だが、コンビネーションなどで相手の守りを崩しながらもシュートが枠を外れ、またGKの正面を突いてしまう。最後まで2点目を奪えなかった鹿児島県選抜は1-2で試合終了を迎えた。

 Aグループ最下位に終わった鹿児島県選抜だが、彼らにとっては、貴重な国際試合。大久保毅監督は「フィニッシュの精度、ラストパス、守備もちょっとのところでやられてしまう。良い勉強になりました」と語る。

 U-17日本代表との初戦もパスワークで対抗し、相手の守りを崩すようなシーンは作っていたが、結果は1-7。接戦に持ち込むチャンスは十分にあったというだけに、チームはその差を思い知った。「紙一重が大きい、という話をしました。ちょっとしたところの壁が大きいね、と。今回経験した選手たちがチームに伝えて、レベルが上がれば良い」と大久保監督。今秋には地元・鹿児島県で国体も開催されるが、全国タイトルや“個人昇格”を目標とする選手たちは今大会で学んだ“ちょっと”の差を突き詰め、一つ一つのプレーにこだわっていく。

(取材・文 吉田太郎)