【U-19日本代表】西川潤、斉藤光毅、松岡大起らがフルコートで紅白戦

【U-19日本代表】西川潤、斉藤光毅、松岡大起らがフルコートで紅白戦
 U-19日本代表候補が27日、千葉県内で練習を行った。U-20W杯予選となるAFC U-19選手権が来年に延期された中、FW西川潤(C大阪)、FW斉藤光毅(横浜FC)、MF武田英寿(浦和)、MF谷内田哲平(京都)らを招集。今回はMF松岡大起(鳥栖)ら鳥栖所属の選手も招集された。

▼U-19日本代表候補に西川潤ら30人! 京都MF谷内田を招集、今回は鳥栖からも選出
https://web.gekisaka.jp/news/detail/?314302-314302-fl

松岡、本田に続いて鳥栖3人目! 初招集のDF大畑歩夢がU-19日本代表候補合宿でアピール

U-19日本代表候補トレーニングキャンプに今回初招集されたDF大畑歩夢(鳥栖)
 U-19日本代表候補トレーニングキャンプに初招集されたサガン鳥栖DF大畑歩夢が27日、ゲーム形式の練習などで汗を流した。MF松岡大起、MF本田風智に続いて、鳥栖からは3人目の選出。世代別代表の活動も今回が初参加となった。

 鳥栖のアカデミーで育ち、昇格1年目の今季は8月5日のルヴァン杯横浜FC戦でプロデビュー、8月8日の鹿島戦でJ1初出場を飾った。左サイドバックを持ち場とする大畑は1対1の対応に優れ、守備能力の高いハードワーカー。「球際、守備への対応はだんだん自分的にも感覚をつかめてきた」。ここまでリーグ戦11試合に出場し、プロの強度で成長を遂げている。

 そして、先を行く存在だった同級生の松岡、先に代表候補入りしていた本田に続いて、同じステージに立った。

「チームから風智と大起も選ばれていて、自分もずっと(代表に)入りたいと思っていた。そのチャンスが今こうやって来て、まだプレーが合ってない部分もあるんですが、そこを合わせていきたい。自チームで試合に出て、また代表の活動に呼ばれるように。最終的にはW杯のメンバーに入れるように頑張っていきます」

 U-20ワールドカップを目標に掲げつつ、まずは来年のU-19アジア選手権出場に向けての競争に生き残っていく。アピールしたいのは、「ゴール前の質だったり、当たり負けしないフィジカル。最近はずっと体づくりに力を入れています」。さらなる進化を誓い、代表定着へ意欲を燃やした。

(取材・文 佐藤亜希子)

「早く代表に入りたいと…」3年ぶり“復帰”の京都MF谷内田哲平、U-19日本代表定着へ意欲

U-19日本代表候補MF谷内田哲平(京都)
 U-19日本代表候補は27日、千葉県の高円宮記念JFA夢フィールドで合宿3日目のトレーニングを行った。京都サンガF.C.のルーキーMF谷内田哲平(18)は2017年以来となる世代別代表への“復帰”。「素直にうれしかったですし、早く代表に入りたいと思っていた」と日の丸への思いを明かした。

 「J1でプレーする選手が多いので、そこを追い越していかないといけない。今回の合宿を大事にしていきたい」

 今季、帝京長岡高から京都に加入した谷内田は絶品のボールタッチや視野の広さを特長とし、緩急自在のスルーパスからゴールをもたらす世代屈指の技巧派MF。8月19日、生まれ育った新潟の地で行われたJ2第13節でプロデビュー。以降はコンスタントに試合に絡むと、J2の舞台でも徐々に持ち味を発揮し、ここまで15試合出場で2アシストを記録している。

 チームは来年開催のU-19アジア選手権でベスト4に入り、U-20ワールドカップの出場権獲得を目指す。前回大会後にDF菅原由勢(AZ)やFW中村敬斗(現シントトロイデン)が海外移籍を果たすなど、選手にとってはステップアップの足がかりにもなる大舞台だ。

「いまのA代表にもこの道を通ってきている選手が多い。U-20W杯に出ることを目標にやっていきたい」

 まずはアジアの戦いに向けて、熾烈なサバイバルレースが続く。「そこ(U-19アジア選手権)に出ないとW杯メンバーに入るのは難しい。そのためには、自分のチームで残り13試合、全部に出られるように頑張りたい」。京都でアピールを続け、同世代のライバルたちに並び、追い越す意気込みだ。

(取材・文 佐藤亜希子)

鹿島FW染野もU-19日本代表候補キャンプを離脱…腰痛のため

FW染野唯月(鹿島)が負傷離脱
 26日、日本サッカー協会(JFA)は25日にスタートしたU-19日本代表候補トレーニングキャンプに参加しているU-19日本代表候補FW染野唯月(鹿島)が腰痛のためチームを離脱したことを発表した。染野に代わる招集はない。

 前日はセレッソ大阪DF西尾隆矢湘南ベルマーレDF畑大雅が怪我のため不参加になったことが発表され、順天堂大FW大森真吾が追加招集されていた。

C大阪DF西尾と湘南DF畑がU-19日本代表候補キャンプ不参加に…順大FW大森が追加招集

 日本サッカー協会(JFA)は25日、同日より開始したU-19日本代表候補トレーニングキャンプに招集されていたセレッソ大阪DF西尾隆矢湘南ベルマーレDF畑大雅が怪我のため不参加となったことを発表した。

 トレーニングキャンプは25日から28日までの期間で実施。U-19日本代表候補30人が選出されていたが、25日にはすでにガンバ大阪FW唐山翔自の不参加が発表済み。さらに2選手が不参加となったことで、順天堂大FW大森真吾が追加招集されている。

U-19日本代表候補キャンプ招集のG大阪FW唐山翔自、チーム事情のため不参加に

FW唐山翔自がチーム事情で不参加
 日本サッカー協会(JFA)は25日、25日から実施しているU-19日本代表候補トレーニングキャンプに招集されていたガンバ大阪FW唐山翔自がチーム事情で不参加となったことを発表した。追加招集はないという。

 トレーニングキャンプは25日から28日までの期間で実施。U-19日本代表候補30人が選出されていた。同代表が目指すU-19アジア選手権は、10月から来年への延期が決定。同大会でベスト4に入ると、来年インドネシアで開催されるU-20ワールドカップに出場することができる。

なでしこジャパン候補キャンプからMF猶本光が離脱、コンディション不良のため

MF猶本光がキャンプから離脱
 日本サッカー協会(JFA)は25日、現在行われているなでしこジャパン(日本女子代表)候補トレーニングキャンプからMF猶本光(浦和レッズレディース)が離脱したことを発表した。

 キャンプは19日から26日まで活動。猶本の離脱の理由はコンディション不良のためだという。追加招集はない。

なでしこジャパン候補キャンプからMF猶本光が離脱、コンディション不良のため

MF猶本光がキャンプから離脱
 日本サッカー協会(JFA)は25日、現在行われているなでしこジャパン(日本女子代表)候補トレーニングキャンプからMF猶本光(浦和レッズレディース)が離脱したことを発表した。

 キャンプは19日から26日まで活動。猶本の離脱の理由はコンディション不良のためだという。追加招集はない。

U-19日本代表候補に西川潤ら30人! 京都MF谷内田を招集、今回は鳥栖からも選出

連続招集となったFW西川潤(C大阪)
 23日、日本サッカー協会(JFA)は25日から28日に千葉県内で行われるU-19日本代表候補トレーニングキャンプに参加するU-19日本代表候補30人を発表した。

 U-19アジア選手権は当初、10月14日から31日にかけてウズベキスタンで開催が予定されていたが、来年に延期が決定。同大会でベスト4に入ると、来年インドネシアで行われるU-20ワールドカップへの出場権を獲得できる。

今回はクラブ、クラブユース在籍選手の構成で、高体連、大学生の選出はない。FW西川潤(C大阪)が連続招集となり、今回はMF松岡大起(鳥栖)ら鳥栖所属の選手も招集された。MF谷内田哲平(京都)はU-19日本代表候補では初招集となり、世代別代表の活動はU-16日本代表だった2017年以来。DF大畑歩夢(鳥栖)は初招集となった。

【スタッフ】
▼監督
影山雅永
▼コーチ
冨樫剛一
▼GKコーチ
高桑大二朗
▼コンディショニングコーチ
中馬健太郎

【選手】
▼GK
藤田和輝(新潟)
鈴木彩艶(浦和ユース)
野澤大志ブランドン(FC東京)

▼DF
成瀬竣平(名古屋)
大畑歩夢(鳥栖)
西尾隆矢(C大阪)
三原秀真(愛媛)
木村誠二(FC東京)
加藤聖(長崎)
バングーナガンデ佳史扶(FC東京)
畑大雅(湘南)
馬場晴也(東京V)
鈴木海音(磐田U-18)
佐古真礼(東京Vユース)

▼MF
本田風智(鳥栖)
松岡大起(鳥栖)
小田裕太郎(神戸)
武田英寿(浦和)
松橋優安(東京V)
谷内田哲平(京都)
山本理仁(東京V)
藤田譲瑠チマ(東京V)
成岡輝瑠(清水)
田中聡(湘南U-18)
三戸舜介(JFAアカデミー福島U-18)

▼FW
藤尾翔太(C大阪)
染野唯月(鹿島)
斉藤光毅(横浜FC)
西川潤(C大阪)
唐山翔自(G大阪)
※上記スタッフ/選手に加え、全日程において内田篤人ロールモデルコーチも帯同

最新FIFAランク発表:日本が1年ぶりに順位変動! アジアトップ変わらず27位浮上

最新FIFAランク発表:日本が1年ぶりに順位変動! アジアトップ変わらず27位浮上
 国際サッカー連盟(FIFA)は22日、最新のFIFAランキングを発表した。日本は昨年10月から11か月連続で28位をキープしていたが、1年ぶりの順位変動で27位に浮上。首位のベルギーは2018年9月から2年2か月間にわたって防衛を果たしている。

 日本は10月に行われた国際親善試合を1勝1分けで終え、3ポイントを獲得。南米予選で苦戦が続くベネズエラを抜いてアジア勢トップの27位に立った。その他、アジアではイラン、韓国がそれぞれ一つずつランクアップ。アジア杯覇者のカタールは2ランクダウン、オーストラリアは1ランクダウンとなった。

 ベスト5には変動なし。上位では7位スペインと6位ウルグアイ、9位アルゼンチンと8位クロアチアの順位が逆転した。

順位は以下の通り※()は前回順位

1.(1)ベルギー
2.(2)フランス
3.(3)ブラジル
4.(4)イングランド
5.(5)ポルトガル
6.(7)スペイン
7.(6)ウルグアイ
8.(9)アルゼンチン
9.(8)クロアチア
10.(10)コロンビア
11.(11)メキシコ
12.(12)イタリア
13.(16)デンマーク
14.(14)ドイツ
15.(13)オランダ
16.(15)スイス
17.(17)チリ
18.(19)ポーランド
19.(18)スウェーデン
20.(21)ウェールズ
21.(20)セネガル
22.(23)アメリカ
23.(24)ウクライナ
24.(22)ペルー
25.(27)オーストリア
26.(26)チュニジア
27.(28)日本
28.(25)ベネズエラ
29.(30)イラン
30.(31)セルビア
……………
38.(39)韓国
42.(41)オーストラリア
57.(55)カタール
67.(66)サウジアラビア
……………
96.(95)キルギス
122.(122)タジキスタン
134.(135)ミャンマー
190.(190)モンゴル

●カタールW杯アジア2次予選特集ページ

U-20日本女子代表候補キャンプでコロナ陽性者…解散前の検査で判明

高円宮記念JFA夢フィールド(写真は6月のもの)
 日本サッカー協会(JFA)は22日、U-20日本女子代表候補トレーニングキャンプの参加選手1人から新型コロナウイルスの陽性反応が確認されたと発表した。活動は同日に終了しており、解散前のSmartAmp法検査で判明したという。

 トレーニングキャンプは19日から22日、千葉市の高円宮記念JFA夢フィールドで実施。19日の集合時に行われた検査では全員が陰性だった。陽性選手は無症状だが、今後は保健所の指示に従って療養するという。

 なお、合宿はJFAのガイドラインに従って行われており、陽性者の濃厚接触者はなし。その他の選手は全員が陰性で、体調不良を訴えた選手もいなかった。

日本代表、11.13パナマ戦が決定!森保監督「勝利という結果を残したい」

日本代表、11.13パナマ戦が決定!森保監督「勝利という結果を残したい」
 日本サッカー協会(JFA)は22日、11月13日に日本代表がオーストリアで行う国際親善試合の相手が、パナマ代表に決まったことを発表した。キックオフ時間は日本時間23時15分。フジテレビ系で全国生中継される。

 パナマとは過去に一度、18年10月12日に新潟で行ったキリンチャレンジカップで対戦。MF南野拓実とMF伊東純也の得点とオウンゴールで3-0で勝利している。パナマのFIFAランキングは現在81位。

 また日本代表は、11月17日にもメキシコ代表と対戦することが決定済み。両試合ともオーストリア・グラーツにあるグラーツ・リーベナウ・シュタディオンで開催する。

 森保監督はJFAを通じ、以下のようなコメントを発表した。

「メキシコに続き、2018FIFAワールドカップロシアにも出場した強豪・パナマと対戦できることが決まり、ご尽力いただいた皆さんに感謝します。パナマとは 2018年に対戦しましたが、フィジカルが強く、前への推進力があり、ホイッスルが鳴るまであきらめずにプレーをし続ける粘り強さを持つチームという印象を抱いています。我々もそれに負けない粘り強さ、しぶとさをピッチで出し、勝利という結果を残したいと思います」

「頭角を現してきた選手いる」反町技術委員長、年内に五輪代表合宿の実施を希望

オンラインで取材に応じる反町技術委員長
 日本サッカー協会(JFA)は21日、技術委員会を開催し、終了後に反町康治技術委員長がオンラインで報道陣の取材に応じた。技術委員会では日本代表にとって約1年ぶりの活動となった今月9日のカメルーン戦(△0-0)、13日のコートジボワール戦(○1-0)に関する報告もあり、1年前の活動と比べて練習での強度が1.5倍ほど高かったという。

 反町委員長はその理由として「長距離移動で日本に集まってからの練習ではあまり負荷をかけられないが、各選手が2、3時間で集合できて、しかも時差がない。そういう中で練習すると、強度も高く、集中してできる」と指摘。新型コロナウイルスの影響で史上初めて欧州組のみでチームを編成し、オランダで合宿を行ったが、「そういうメリットを活動の中で見い出すことができた。それがそのまま試合での強度につながり、いいトレーニングがいい試合につながった」と分析した。

 日本代表は11月17日にもオーストリアでメキシコ代表と国際親善試合を行う。2か月連続で欧州で合宿を実施することになるが、11月の活動も東京五輪世代を含めた欧州組のみの編成となる見通し。一方で、来年に延期された東京五輪に向けては国内でプレーする23歳以下の選手をなかなか招集できない状況が続いている。

 こうした東京五輪世代の国内組について反町委員長は「名前を挙げることはできないが、Jリーグのタイトなスケジュールを通じて、頭角を現してきた選手もいる。そういう選手を集めて、現状を把握したい気持ちは十分にある」と力説。「1年間の総括として、できれば今年中にやりたい」と、年内にも国内で東京五輪世代の代表合宿を実施したい意向を示した。

ペップがアグエロに“注文”「プレーし続けるに値する実力を示す必要がある」

FWセルヒオ・アグエロとジョゼップ・グアルディオラ監督
 マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督は、今季限りで契約が切れるアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロについて、「ここでプレーし続けるに値する実力を示す必要がある」と、契約更新を前に実力を示すことを注文として出した。

 11-12シーズンにアトレティコ・マドリーからマンチェスター・Cに加入したアグエロは、初年度から23得点を挙げると、その後もゴールを量産。得点王に輝いた14-15シーズンから5年連続20得点以上を記録するなど、加入から9シーズンすべてで二ケタ得点を達成している。

 今季は負傷で出遅れたが、17日の第5節アーセナル戦で復帰。今後のゴールラッシュに期待が懸かる。

 背番号10を背負うエースに対するグアルディオラ監督の信頼は厚いものの、クラブでの将来が保証されているわけではないと警告をしている。

「セルヒオも他の選手と同様に、ここでプレーし続けるに値することを示していかなければならないんだ。良いプレーを続けて、得点を決め、勝利に導く。クラブと私が決断するのはその後だ」

 しかし、その一方で、「だが、もし彼がこれまでのようにプレーし続けるならば、彼が移籍を決断するまでここでプレーすることに疑いはない。それだけ特別な存在だからね。彼は我々やファン、すべての人にとって重要な存在なんだ」

●プレミアリーグ2020-21特集

“過去最高”のチーム内競争…川崎F中村憲剛「自分もメンバー外になり得る」(12枚)

セットプレーから2ゴールを演出し、J1新記録の11連勝を呼び込んだMF中村憲剛
 J1第23節が18日に行われ、川崎フロンターレはホームで名古屋グランパスに3-0で勝利した。

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2020シーズンJリーグ特集ページ
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19日からキャンプ予定のなでしこジャパン、菅澤優衣香が怪我で不参加…C大阪堺から選手追加

 日本サッカー協会は18日、19日から実施予定のなでしこジャパン(日本女子代表)候補トレーニングキャンプにおいて、FW菅澤優衣香(浦和レッズレディース)が怪我のため不参加となったことを発表した。

 菅澤の代わりにはMF北村菜々美(セレッソ大阪堺レディース)が招集されている。北村はクラブ公式サイトを通じ、「トレーニングキャンプでは、自分のストロングポイントをしっかりアピールしたいです」と伝えている。

代表帰りで先発のレガネス柴崎岳、またもFKで決勝点もたらす!! PK弾守って昇格組に勝利

MF柴崎岳
[10.17 ラ・リーガ2部第6節 ログロニェス0-1レガネス]

 ラ・リーガ2部は17日、第6節を各地で行い、MF柴崎岳所属のレガネスが昇格組のログロニェスに1-0で勝利した。柴崎はダブルボランチの一角で後半40分まで出場し、セットプレーのキッカーとして大きな存在感を放った。

 国際Aマッチデー明けの一戦。日本代表の一員として9日のカメルーン戦、13日のコートジボワール戦に連続フル出場していた柴崎だったが、この日もスターティングイレブンに名を連ねた。チームは国際Aウィーク中も前節ジローナ戦(●0-1)が行われていたため、2試合ぶりの先発となった。

 試合は立ち上がりからトランジションの多い展開。前半23分には敵陣左サイドで獲得したFKを柴崎が蹴り、DFロドリ・タリンがヘディングシュートを狙ったが、惜しくもうまくミートせず左に外れた。

 それでも前半28分、再び柴崎のFKでゴール前に迫ると、相手のクロスが乱れてハンドを誘発。ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入でPKを獲得し、これをFWボルハ・バストンが決めて先制に成功した。柴崎はDF植田直通のゴールをアシストしたコートジボワール戦に続いて先制点に絡んだ。

 そのままレガネスの1点リードで迎えた後半はログロニェスにも決定機。それでも28分にはクロス攻撃から放たれたヘディングシュートはGKピチュ・クエジャルがスーパーセーブで救った。柴崎は40分、DFウナイ・ブスティンサとの交代でピッチを退いたが、リードを守ったレガネスが3試合ぶりの勝利を手にした。

●海外組ガイド
●ラ・リーガ2020-21特集

なでしこジャパンがトレーニングキャンプメンバーを発表! 脇阪、塩越、伊藤の3選手が初招集

なでしこジャパンが候補メンバーを発表
 日本サッカー協会(JFA)は16日、10月19日から26日に行われる日本女子代表(なでしこジャパン)候補トレーニングキャンプのメンバーを発表した。

 招集メンバーは23名。FW岩渕真奈やFW田中美南、MF長谷川唯、MF猶本光、DF鮫島彩、DF清水梨紗といった主力メンバーが招集された。さらに、MF脇阪麗奈(C大阪堺レディース)やMF塩越柚歩(浦和レッズレディース)、MF伊藤美紀(INAC神戸レオネッサ)の3選手が初招集となっている。

以下、なでしこジャパン候補トレーニングキャンプメンバー
■スタッフ
監督:高倉麻子
コーチ:大部由美
GKコーチ:大橋昭好
フィジカルコーチ:広瀬統一

■選手
▽GK
山根恵里奈(ジェフユナイテッド市原・千葉レディース)
池田咲紀子(浦和レッズレディース)
山下杏也加(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)

▽DF
鮫島彩(INAC神戸レオネッサ)
松原有沙(ノジマステラ神奈川相模原)
清水梨紗(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)
清家貴子(浦和レッズレディース)
市瀬菜々(マイナビベガルタ仙台レディース)
南萌華(浦和レッズレディース)

▽MF
猶本光(浦和レッズレディース)
伊藤美紀(INAC神戸レオネッサ)
長谷川唯(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)
杉田妃和(INAC神戸レオネッサ)
三浦成美(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)
塩越柚歩(浦和レッズレディース)
林穂之香(セレッソ大阪堺レディース)
脇阪麗奈(セレッソ大阪堺レディース)
宝田沙織(セレッソ大阪堺レディース)

▽FW
菅澤優衣香(浦和レッズレディース)
岩渕真奈(INAC神戸レオネッサ)
田中美南(INAC神戸レオネッサ)
上野真実(愛媛FCレディース)
小林里歌子(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)

みんなで採点!! 2020年初勝利の森保ジャパン、最も評価が高かったのは…

最も評価が高かったのは…
[10.13 国際親善試合 日本1-0コートジボワール ユトレヒト]

 日本代表は13日、オランダ・ユトレヒトで行われた国際親善試合でコートジボワール代表と対戦し、1-0で勝利した。

 iOS版およびAndroid版で配信中の『ゲキサカアプリ』では、ユーザーが出場選手を採点。キックオフから試合終了30分後まで受け付けられた採点の平均点が発表された。

 最も評価が高かったのは、途中投入からわずか2分で決勝ゴールを決めたDF植田直通で『6.86』。2位、3位は2試合連続で完封勝利に貢献したCBコンビDF吉田麻也の『6.59』、DF冨安健洋の『6.58』だった。その他、ユーザーによる採点平均は以下の通り。

▼先発
GK 23 シュミット・ダニエル(シントトロイデン) 5.98
DF 3 室屋成(ハノーファー) 6.07
DF 16 冨安健洋(ボローニャ) 6.58
DF 22 吉田麻也(サンプドリア) 6.59
MF 4 中山雄太(ズウォレ) 5.67
MF 6 遠藤航(シュツットガルト) 6.45
MF 7 柴崎岳(レガネス) 6.09
MF 9 鎌田大地(フランクフルト) 6.19
MF 14 伊東純也(ゲンク) 6.24
MF 17 久保建英(ビジャレアル) 5.69
FW 24 鈴木武蔵(ベールスホット) 5.60
▼途中出場
MF 10 南野拓実(リバプール) 5.71
MF 8 原口元気(ハノーファー) 5.68
MF 11 堂安律(ビーレフェルト) 5.47
DF 2 植田直通(セルクル・ブルージュ) 6.86

※最高点8.5、最低点3.5の0.5点刻みで出場者全員を採点した平均点

 iOS版およびAndroid版の「ゲキサカ」アプリは、以下のバナーよりインストールまたはアップデートできます。みんなで日本代表を採点しよう!


●日本vsコートジボワール テキスト速報

日本代表、11月にメキシコとの親善試合が決定…森保監督「多くの実りを得る試合となるはず」

10月シリーズで日本代表はカメルーンとコートジボワールと対戦した
 日本サッカー協会(JFA)は14日、11月17日(日本時間18日)にオーストリアで国際親善試合を開催し、日本代表メキシコ代表と対戦することを発表した。なお、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、試合は無観客試合(リモートマッチ)で開催される。

 キックオフ時間は17日21時(日本時間18日5時)の予定で、テレビ放送は調整中となっている。

 森保一監督は「北中米を代表する強豪・メキシコとの試合を調整してくださった関係者の皆さんに感謝します。メキシコはワールドカップ常連国であり、またアンダーカテゴリーでも国際大会で数々のタイトルを積み重ねているチームです。ボールを大事にするスタイルや選手たちの献身性など目指すべきものが重なる相手との戦いは日本代表にとっても多くの実りを得る試合となるはずです。伝統あるチームを相手にしますが、リスペクトしつつも、自分たちの持っている力を出し切れるようにこれから準備を進めたいと思います」とコメントしている。

20年初勝利の森保監督、左で先発の久保建英に「全力で戦った部分は満足している」

オランダ遠征を1勝1分で終えた森保一監督
[10.13 国際親善試合 日本1-0コートジボワール ユトレヒト]

 オランダで今年初の代表活動に挑んだ森保ジャパンが2020年初白星を飾った。日本代表史上初の「オール欧州組」による遠征を1勝1分で終え、森保一監督は試合後のオンライン会見で「チャレンジしたいと思っていたことはある程度できた」と手応えを語った。

 采配がズバリ的中し、土壇場で劇勝をもぎ取った。後半44分に投入したDF植田直通が終了間際に値千金の決勝ヘッドを叩き込み、コートジボワールを撃破した。

 この日、2列目の左で先発したMF久保建英は後半16分にMF南野拓実と交代し、コートジボワール戦の共演は実現しなかった。森保監督は「南野と久保の交代ですが、余力を残しながらハードワークする、高いインテンシティで戦うということではなく、久保は今持っている力をプレーしている時間内で発揮してくれた。これから体力もつけていってほしいが、すべてを出し切りながら全力で戦った部分では満足している」とコメントした。一方、途中で1トップに上がった南野とMF鎌田大地の連携については「非常に良い距離感、お互いの関係でプレーしてくれた。2人の関係は非常に息が合っていた」と評価した。

 コロナ禍で一歩を踏み出した森保ジャパン。11月の活動に関して質問を受けた指揮官は「決定事項として伝えられていることはありません」と述べつつ、「11月もまた同じようにヨーロッパで活動させてもらえるようにはお願いしている」と意向を語った。

20年初勝利の森保監督、左で先発の久保建英に「全力で戦った部分は満足している」

オランダ遠征を1勝1分で終えた森保一監督
[10.13 国際親善試合 日本1-0コートジボワール ユトレヒト]

 オランダで今年初の代表活動に挑んだ森保ジャパンが2020年初白星を飾った。日本代表史上初の「オール欧州組」による遠征を1勝1分で終え、森保一監督は試合後のオンライン会見で「チャレンジしたいと思っていたことはある程度できた」と手応えを語った。

 采配がズバリ的中し、土壇場で劇勝をもぎ取った。後半44分に投入したDF植田直通が終了間際に値千金の決勝ヘッドを叩き込み、コートジボワールを撃破した。

 この日、2列目の左で先発したMF久保建英は後半16分にMF南野拓実と交代し、コートジボワール戦の共演は実現しなかった。森保監督は「南野と久保の交代ですが、余力を残しながらハードワークする、高いインテンシティで戦うということではなく、久保は今持っている力をプレーしている時間内で発揮してくれた。これから体力もつけていってほしいが、すべてを出し切りながら全力で戦った部分では満足している」とコメントした。一方、途中で1トップに上がった南野とMF鎌田大地の連携については「非常に良い距離感、お互いの関係でプレーしてくれた。2人の関係は非常に息が合っていた」と評価した。

 コロナ禍で一歩を踏み出した森保ジャパン。11月の活動に関して質問を受けた指揮官は「決定事項として伝えられていることはありません」と述べつつ、「11月もまた同じようにヨーロッパで活動させてもらえるようにはお願いしている」と意向を語った。

若手の台頭に手ごたえと危機感…麻也「年齢も年齢なのでパフォーマンスが落ちたら叩かれる」

若手の台頭に手ごたえと危機感…麻也「年齢も年齢なのでパフォーマンスが落ちたら叩かれる」
[10.13 国際親善試合 日本1-0コートジボワール ユトレヒト]

 日本代表が2020年初陣となったアフリカ勢との連戦を1勝1分で終えた。得点は2試合を通じて1。ただカメルーン、コートジボワールという強豪を相手に2試合連続で無失点に抑えたことは自信にしたい。今回のオランダでの2連戦を総括したキャプテンDF吉田麻也も「アフリカ勢相手にここまで固く守ることが出来たのは僕の記憶にはない」と手ごたえを語った。

 今年1月の移籍でサンプドリアに移籍した吉田。6年半を過ごしたイングランドからイタリアへ新天地を移す大きな決断をした。今年は新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るっている状況で、代表戦も延期。サンプドリア移籍以降では初の代表戦になっていた。

 代表戦でCBコンビを組んでいるDF冨安健洋は同じセリエAのボローニャでレギュラーとして活躍。ビッグクラブの興味が伝えられるなど、急成長を見せている。今年8月に32歳となった麻也も「年齢も年齢なので、ひとつパフォーマンスが落ちたら叩かれる。いつも以上に意識するようなった」と危機感を持って臨んでいたことを明かす。

 DF植田直通もゴールで大アピールしたが、もちろん、まだまだポジションを明け渡すつもりはない。「存在価値を改めて発揮しないといけないなと思っていた」。まぎれもなく連続無失点に抑えた守備陣で麻也の存在感は欠かせないものだった。「個人的にはもっと成長できると思っているので、新しいことをたくさん吸収したい」。いつまでも貪欲に。若手の台頭を成長への肥やしにしていくつもりだ。

若手の台頭に手ごたえと危機感…麻也「年齢も年齢なのでパフォーマンスが落ちたら叩かれる」

若手の台頭に手ごたえと危機感…麻也「年齢も年齢なのでパフォーマンスが落ちたら叩かれる」
[10.13 国際親善試合 日本1-0コートジボワール ユトレヒト]

 日本代表が2020年初陣となったアフリカ勢との連戦を1勝1分で終えた。得点は2試合を通じて1。ただカメルーン、コートジボワールという強豪を相手に2試合連続で無失点に抑えたことは自信にしたい。今回のオランダでの2連戦を総括したキャプテンDF吉田麻也も「アフリカ勢相手にここまで固く守ることが出来たのは僕の記憶にはない」と手ごたえを語った。

 今年1月の移籍でサンプドリアに移籍した吉田。6年半を過ごしたイングランドからイタリアへ新天地を移す大きな決断をした。今年は新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るっている状況で、代表戦も延期。サンプドリア移籍以降では初の代表戦になっていた。

 代表戦でCBコンビを組んでいるDF冨安健洋は同じセリエAのボローニャでレギュラーとして活躍。ビッグクラブの興味が伝えられるなど、急成長を見せている。今年8月に32歳となった麻也も「年齢も年齢なので、ひとつパフォーマンスが落ちたら叩かれる。いつも以上に意識するようなった」と危機感を持って臨んでいたことを明かす。

 DF植田直通もゴールで大アピールしたが、もちろん、まだまだポジションを明け渡すつもりはない。「存在価値を改めて発揮しないといけないなと思っていた」。まぎれもなく連続無失点に抑えた守備陣で麻也の存在感は欠かせないものだった。「個人的にはもっと成長できると思っているので、新しいことをたくさん吸収したい」。いつまでも貪欲に。若手の台頭を成長への肥やしにしていくつもりだ。

日本代表AT決勝点、キャプテン麻也も敵将もポイントに挙げたのは「集中力」

日本代表AT決勝点、キャプテン麻也も敵将もポイントに挙げたのは「集中力」
[10.13 国際親善試合 日本1-0コートジボワール ユトレヒト]

 日本代表に劇的な決勝点が生まれたのは後半アディショナルタイム1分、右サイドからMF柴崎岳が蹴ったFKにファーサイドから走り込んだDF植田直通が合わせた形からだった。

 ポイントは「集中力」だった。キャプテンのDF吉田麻也は「アフリカのチームはボールウォッチャーになってファーサイドが空く傾向にある。タフな試合で集中力を欠く可能性が高い」と冷静に分析。「正直、僕がファーに行きたかったんですけど」と苦笑いで話すも、「直通の方が可能性があるなと思った」と途中出場の後輩DFに託した判断力にも胸を張った。

 敵将、コートジボワール代表のパトリス・ボーメル監督も「集中力」を悔やんだ。今回の代表招集では特に精神力の強化に努めてきたという敵将。それだけに「非常に後悔が残る。立ち上がりも悪くなかったし、後半は我々のペースで進んでいた。アディショナルタイムで失点してしまったのはフラストレーションが溜まる。選手たちにはとにかく集中力を持つように言ってきたが、最後に集中力のところで試合が台無しになったのは残念」と悔しさを隠し切れない様子で話した。

トップ下でフル出場の鎌田大地は連係不足痛感も「逆に言えばもっと良くなる」

シュートを狙うMF鎌田大地
[10.13 国際親善試合 日本1-0コートジボワール ユトレヒト]

 A代表で初のフル出場を果たした日本代表MF鎌田大地(フランクフルト)はトップ下で90分間プレーし、次につながる課題を実感していた。

「決め切れるシーンが結構あったので、今日は(植田)直通くんに感謝ですね」。試合後、オンラインで取材に応じた背番号9は反省の言葉を口にした。後半13分、右サイドのMF伊東純也からパスを受けてPA内右に進入。右足でシュートを打ったが、相手GKに弾かれ、こぼれ球をもう一度狙ったが、再びGKに阻まれた。

「自分の頭の中では入るパターンというか、入るなと思ったけど、思っていたより疲れていたのか、踏み込みが浅くて、思ったところに蹴れなかった。いいときはああいうのを決められるし、そこは改善しないといけないけど、そういう日もあると思って、今日は(植田)直通くんのおかげで勝てたので救われたと思う」。そう言って、後半アディショナルタイムに決勝点を決めたDF植田直通への感謝の言葉を繰り返した。

「前半は自分らしくないミスもあった。僕自身、浮いている状態の中でパスをもっと付けてくれてもいいなと思っていたけど、そういう部分でチームメイトとの関係性がまだ浅いなと思ったし、逆に言えばもっと良くなるとも思った」

 国際Aマッチ6試合目の出場で、先発は3試合目。1トップでの出場も多かった鎌田にとって、トップ下でのプレーは本人も待ち望んだ機会だったが、周囲との連係不足も痛感させられた。

「後半は間で触れるようになったけど、前半ももっと無理をしてでも僕のところに付けてほしいなと思っていた。フランクフルトだったら無理にでも僕に付けてくれて、前を向けるシーンもある。そういう意味では、やればやるほど良くなると思う」

 課題であると同時に、今後に向けた手応えを感じた様子の鎌田は「アフリカ勢は足が長くて、届かないようなところに届いたり、僕のところに入れて(ボールを)取られたらリスクもある。そこは難しいところだなと思うけど、僕はああいうところで(パスが)欲しいので、そこは要求し続けたい」と力説。「これまでトップ下で出ることもなかなかなかったので、時間も必要かなと思う」。これまでMF南野拓実が定位置だったトップ下の競争もさらに激しくなりそうだ。

(取材・文 西山紘平)

DF植田の代表初ゴールが劇的決勝点! 柴崎からの“鹿島ライン”開通「息ぴったしだった」

日本代表DF植田直通(セルクル・ブルージュ)
[10.13 国際親善試合 日本1-0コートジボワール ユトレヒト]

 元鹿島アントラーズのホットラインが日本代表に2020年の初白星をもたらした。後半アディショナルタイム1分、自身の代表初ゴールとなる強烈なヘディングシュートで劇的な決勝点を挙げたDF植田直通(セルクル・ブルージュ)は試合後のオンライン取材で「本当に嬉しいの一言です」と白い歯を見せた。

 投入されたのは0-0で迎えた後半44分、相手の攻撃が活性化した時間帯の守備固めとみられる起用だったが、虎視淡々とゴールは狙っていた。「あの時間に入るということで失点をなくすということで入ったし、一つチャンスがあればセットプレーで狙っていた」。歓喜の時はわずか2分後に訪れた。

 敵陣右サイドで獲得したフリーキック、MF柴崎岳(レガネス)からの高軌道かつ鋭いクロスがファーサイドに送り込まれると、フリーになっていた背番号2が頭から飛び込んだ。「本当に毎日ヘディングをやってきて、得意な部分でもあるし、チームを助けたい思いがあった」。こだわり抜いてきたヘディングシュートは完璧にミート。これ以上ないほどの強烈な軌道でネットに突き刺した。

「練習でも自分のフィーリング的にもすごく良くて、チームメートのみんなもわかってくれていた」。セットプレー時の役割についてそう語った植田は、2013年から16年にかけて鹿島で共にプレーし、自身のプロ初ゴールもアシストしていた柴崎に感謝。「キッカーが岳くんということでもともと鹿島でもやっていたので息もぴったしだった。いいゴールだったと思う」と自画自賛した。

 今回のオランダ遠征では攻撃陣が大きく入れ替わる中、センターバックはDF吉田麻也とDF冨安健洋がフル出場。植田の出番は限定的だった。それでも「いまはこうやって限られた時間かもしれないけど、その時間を全てを注ぎたい。そのために全力で準備をしたいと思っていた」と真摯に自分と向き合い、トレーニングを続けてきた。この日のゴールはそうした努力の賜物。植田は「一つ結果が出たので自信にもつながるし、もっともっと成長していける」と感慨も語った。

 両センターバックは今回のオランダ遠征を無失点で抑えており、簡単に崩せる牙城ではない。植田もメキメキと頭角を現す冨安について「いいプレーも多いし、安定してきていると思っている」と実力を認め、「そこに割って入らないといけないのはわかっている。一つ結果を残さないといけない」と危機感を覚えている。

 だが、フォーカスするのはライバルの動向ではなく自らの成長だ。「いま日本代表ではつなぐことをやっているので、ビルドアップの能力をもっともっと伸ばしていきたい」と課題を見つめた植田は今回の合宿でも「勉強になるところもあるし、今回得られたものも多くある」と手応えを得た様子。所属チームでアピールを重ねるべく「日々の成長はチームでどれだけやれるかが大事。これからチームに帰って、自分の課題と向き合いつつやっていきたい」と意気込んだ。

(取材・文 竹内達也)

絶好の出場機会も無得点、FW鈴木武蔵が欧州でのレベルアップに決意「いまは大迫選手に勝てなくても…」

日本代表FW鈴木武蔵(ベールスホット)
[10.13 国際親善試合 日本1-0コートジボワール ユトレヒト]

 絶対的エースとは異なる武器も見せたが、ゴールという結果をもたらすことはできなかった。日本代表FW鈴木武蔵(ベールスホット)は試合後のオンライン取材で「さらに成長しないといけない。毎試合結果を出せるよう考えてやって、さらに周りから成長したねと言ってもらえるように日々頑張ってやっていきたい」と述べた。

 今回のオランダ遠征では、スペインで華麗な復活を遂げたFW岡崎慎司が負傷のため招集を辞退し、絶対的エースのFW大迫勇也がチーム事情で途中離脱。唯一のFW登録選手となった鈴木にとっては、コートジボワール戦が絶好のチャンスだった。

 そうした意気込みは試合でもしっかりと表れていた。まずは前半2分、ペナルティエリア内右を打開してMF久保建英に正確なクロスを通すと、同6分にもポストプレーでMF伊東純也の突破をサポート。32分にもMF柴崎岳との連係で右サイドを攻略するなど、ときおり足下でのミスはありながらもダイナミックな攻撃を展開した。

 さらに後半は相手がやや主導権を握ってきた中、前線のスペースでカウンターの最先鋒となり、力強いボールキープから前を向く場面も。「動き出しを意識して、相手の脅威になる場所に走ろうと意識していて、何度かここに来ればというシーンもあった」(鈴木)。そうした推進力は大迫にはない武器だ。

 もっとも、欧州で経験を積み重ねてきた大迫に比べ、ハイレベルなディフェンス陣に対する経験不足が感じられる場面も目立った。DFエリック・バイリー(マンチェスター・U)とのマッチアップを振り返った鈴木は「入れ替わろうと思ってトラップしたけど、予測というか、相手のDFの感覚が長けていた。何十cmの世界だけど、もっと極めていかないと」と課題も語った。

 それでも今夏、念願だった欧州移籍のチャンスを掴み、いまはベルギーで経験を積み重ねられる環境にいる。「海外に来てよりハングリーになれた。いまは大迫選手に勝てなくても、自分が一番だと証明してやるという強い気持ちは代表に来てすごくある」とライバル意識を燃やした26歳はこの経験を糧に「チームに帰ってさらに得点できるようにやっていきたい」と成長を誓った。

(取材・文 竹内達也)

ドイツ仕込みのデュエルで存在感、遠藤航「僕の良さは人に強いところ」

デュエルで強さを見せたMF遠藤航
[10.13 国際親善試合 日本1-0コートジボワール ユトレヒト]

 ドイツ仕込みの“デュエル力”を存分に披露した。9日のカメルーン戦(△0-0)をコンディション調整のため回避した日本代表MF遠藤航(シュツットガルト)がMF柴崎岳とダブルボランチを組んでフル出場。中盤の底で際立った強さを見せつけた。

「立ち上がりからうまくプレッシャーをかけることができた。あまり下がりすぎないようにして、僕と(柴崎)岳のところで相手を押し込めるようにした。スライドのスピードやロングボールへの対応もよかったと思う」。内容を振り返りながら語る口調も滑らかだ。

 日本代表が14年ブラジルW杯のグループリーグ初戦で1-2の敗戦を喫した際に決勝点を決められたFWジェルビーニョ(パルマ)を完璧に抑え込んだ。リオデジャネイロ五輪組のDF室屋成とも息の合った守備連携を見せ、前半に日本が主導権を握る原動力となった。

 1対1となる場面では、中を切って縦に誘導し、間合いを見計らってボールを刈り取る守備に磨きがかかっていた。欧州のビッグクラブでプレーする選手が多いコートジボワールに決定的なチャンスを与えなかった遠藤が特段の意識を割いたのは球際の部分。「そこでの勝利数や勝率をいかに上げるかが、僕がトライしているところ。自分のところでは制することができるようにしたい」と言う。

 後半アディショナルタイム、敵陣で遠藤がファウルを受けて獲得したFKのチャンスからDF植田直通がヘディングシュートを決めて1-0。守備面だけでなく決勝点も演出し、「今日は全体的にうまくいったと思う」と表情をほころばせた。

 読みの鋭さやポジショニングの良さはJリーグ時代から持っていた能力。そこにドイツ仕込みのデュエルの強さを加えた。縦パスの意識はさらに高まっており、精度も上がっている。豊富な運動量、使い減りしないタフネスがあるのも強み。アフリカの強豪コートジボワールを相手に互角以上に渡り合う様子を見ると、ダブルボランチの一角だけでなく、アンカーでも十分にやれそうな印象だ。

「僕の良さは人に強いところや、多少距離があってもしっかりアプローチをかけられる運動量。ピッチ全体をカバーするプレーを意識している。ボランチは真ん中でやっているので、攻守に関わる回数をいかに多くするかが大事だと思っている」。ブンデスリーガ1部で経験を重ね、さらに成長速度を上げていることが言葉の端々にあふれていた。

(取材・文 西山紘平)

日本vsコートジボワール 試合後の森保一監督会見要旨

日本vsコートジボワール 試合後の森保一監督会見要旨
 日本代表森保一監督がコートジボワール代表戦後にオンライン会見を行った。

  以下、試合後の森保一監督会見要旨
森保一監督

——後半少し、相手に攻め込まれる時間が続いた。久保と南野が交代してそう変わったように見せたが、チームとしてやり方をどう変えたのか。
「相手も力があり、つい最近の試合ではコートジボワールはFIFAランク1位のベルギーから1-1の引き分けをつかみ取ったチーム。すべての時間に優位に進められればいいが、彼らは力があるので攻め込まれる時間があるのは仕方がない。きょう無失点で粘り強く終わらせることができたのは良かったのかなと。
 南野と久保の交代ですが、余力を残しながらハードワークする、高いインテンシティで戦うということではなく、久保は今持っている力をプレーしている時間内で発揮してくれた。これから体力的にもつけていってほしいが、すべてを出し切りながら全力で戦ったという部分では満足している。チームとしてスタメンの選手がいて、疲れた時、流れが悪くなった時、あるいは勝ち切るためにサブの選手が出てきてチームに活力を与えてくれる。サブの選手の役割として南野がいい働きをしてくれたという風に思う。きょうは最後に植田が決勝点を決めてくれたが、しっかり練習から自分のために、チームのために準備をしてくれて、きょうも集中を切らすことなく最後までいい準備をしてくれたことが決勝点につながった。途中から出た選手がサブの役割を全うしてくれたと思う」

——きょうは4バックだった。本職の左サイドバックがいない中で中山を左に置いた狙いは。
「第一戦で4バックからハーフタイムを挟んで3バックに変えて戦った。そして戦術の幅を広げるため、勝つために1戦目は流れを見ながら試したが、コートジボワール戦も状況によっては3バックで戦うという準備は昨日の練習でもしてきたが、それはあくまでも状況によってということ。4バックでいった方が勝つ確率が高いのではないかということで判断した。
 左サイドの中山の起用ですが、彼は今はボランチをやっているが、所属チームでもこれまでも左サイドでプレーした経験があるし、我々の日常のスカウティングでも左サイドバックもできると。センターバック、左サイドバック、ボランチという複数のポジションができるように彼に要求しているし、左サイドはチームの戦い方として、戦術の部分もチーム力をアップさせる意味でもチャレンジしたいと思って起用した」

——約1年ぶりの代表戦。2試合を終えて一番の収穫と課題は。
「チャレンジしたいと思っていたことはある程度のことができた。準備したことを含めて、100パーセントではないが、ある程度はできたと思う。チャレンジすることも選手たちには公私ともにいろんなことを要求してきたが、まずは選手たちがこれをやろうということに勇気を持って積極的にポジティブにチャレンジしてくれたことが監督としてありがたい。チャレンンジしながら結果を出すという部分、選手たちが素晴らしいハードワークをしてくれた。
 攻撃でひとつ例を挙げると、ゴールキックの部分。1戦目はわりとゴールキックからロングボールを入れることがあったが、コートジボワール戦では自陣からボールをつないで攻撃を仕掛けていく、マイボールを大切にしながら攻めていった。ゴールキックからリスタートの部分にチャレンジしてくれたし、流れの中でもボールを動かしながらマイボールを大切にしながら相手の守備を崩していく。速攻を仕掛けられる時はもちろん仕掛けるが、DFラインからもボールをつないで相手を崩していくということ。相手の守備も個の能力が高いし、組織的にも強いところがある。勇気がいるところだったと思うが、選手たちが果敢に、勇気を持ってチャレンジしてくれた。
 守備の部分では切り替えを速くすること、ボールにアタックをすることに2試合を通して選手たちはよくチャレンジしてくれた。攻から守に切り替わった時、ボールにチャレンジしてそこがうまくいかなかった時に中盤エリアでコンパクトブロックをつくり、お互いの距離感を良くして相手にプレッシャーをかけてボールを奪いにいくことに、選手たちは1戦目も2戦目もトライしてくれたが、2戦目の方がよりコレクティブにお互いの距離感を良くして、相手の嫌がる守備ができたかなと思います」

——南野と鎌田の距離感について評価は。
「非常に良い距離感、お互いの関係でプレーしてくれたと思う。それまでは(鈴木)武蔵がトップをしていて、交代によって南野がトップの位置に入った。タイプ的には違うが、トップ下の鎌田と良いコンビネーションをもって、前線でもまずは守備に関わり、攻撃になったら起点になったり、背後に飛び出したりと。起点になったら鎌田とコンビネーションをもって相手の守備を崩しにかかる。2人の関係は非常に息が合っていたと思う。練習の中ではそういうシチュエーションはなかなかトレーニングできなかったが、試合の中でお互いのイメージを共有しあって表現してくれた」

——11月の活動に関して現時点で決まっていること。森保監督の希望も聞きたい。日本に帰って来たら自主隔離になるのか。
「11月の代表活動については決定事項として技術委員長やダイレクターから伝えられていることはありません。しかしながら、11月もまた同じようにヨーロッパで活動させてもらえるようにということはお願いしている。今、関係者の方々が動いてくださって準備をしてくださっている。サッカーがこうやってヨーロッパに渡ってきて国際試合ができたことを、日本のほかのスポーツ団体も勇気を持って活動の場を広げていくことにつながっていけば。今回、環境づくりをしてくれた方々に感謝を申し上げたい。
 日本に我々スタッフも帰国する予定です。そして、自主待機はもちろんすることになると思う。期間は協会の関係者の方々に確認しながら自主待機したい。それは日本の政府が出しているルールに沿って行動したい」

決めたのは植田直通!! 20年初白星もたらした代表初ゴール「岳くんに感謝したい」

日本代表DF植田直通
[10.13 国際親善試合 日本1-0コートジボワール ユトレヒト]

 投入されたのは後半43分。与えられた時間はわずかだった。しかし、日本代表DF植田直通はチームに勝利をもたらす大きな仕事をやってのけた。

 0-0で迎えた試合終盤。コートジボワールに押し込まれる時間での投入となり、植田が投入されると4バックから3バックに変更された。そして、植田はゴールで魅せた。

 その時は後半アディショナルタイムに訪れる。敵陣右サイドでFKのチャンスを得ると、MF柴崎岳が蹴り出したボールにファーサイドで反応。相手マークを巧みにはずしてPA内でフリーになると、豪快なダイビングヘッドを突き刺し、チームに20年初勝利をもたらした。

「残り限られた時間だったので、自分の使命は無失点に抑えることと、セットプレーでチャンスがあれば1点狙おうと思っていた。そこで本当に良いボールが来たので、岳くんに感謝したい」。自身の代表初ゴールに喜びを表した。

 約10か月振りの代表活動。カメルーン戦はベンチから試合を見守ったため、出場はコートジボワール戦の数分のみとなったが、「有意義な時間を過ごせたし、皆でこうやって過ごせたことが自分の成長にもつながっていると思うので、この経験を次に生かして、また呼ばれるように頑張りたい」と、その視線は前だけを見据えている。

 今回の試合ではDF吉田麻也とDF冨安健洋がCBの位置で2試合連続出場を果たした。しかし、「2人がいま出ているけど、日本には他にもたくさんの良い選手がいるし、そういった選手にも負けないように日々精進していきたい」と意気込みを示した。

日本vsコートジボワール 試合記録

【国際親善試合】(ユトレヒト)
日本 1-0(前半0-0)コートジボワール


<得点者>
[日]植田直通(90分+1)

主審:ヨヘム・カンプハウス
副審:バス・ファンドンゲン、ヤン・デフリース
投入直後のDF植田が劇的ヘッド決勝弾!! “白ユニ”お披露目の森保J、2020年初白星
20年初勝利の森保監督、左で先発の久保建英に「全力で戦った部分は満足している」
日本vsコートジボワール 試合後の森保一監督会見要旨
DF植田の代表初ゴールが劇的決勝点! 柴崎からの“鹿島ライン”開通「息ぴったしだった」
トップ下でフル出場の鎌田大地は連係不足痛感も「逆に言えばもっと良くなる」
日本代表AT決勝点、キャプテン麻也も敵将もポイントに挙げたのは「集中力」
ドイツ仕込みのデュエルで存在感、遠藤航「僕の良さは人に強いところ」
絶好の出場機会も無得点、FW鈴木武蔵が欧州でのレベルアップに決意「いまは大迫選手に勝てなくても…」
若手の台頭に手ごたえと危機感…麻也「年齢も年齢なのでパフォーマンスが落ちたら叩かれる」


<出場メンバー>
[日本]
先発
GK 23 シュミット・ダニエル
DF 3 室屋成
(89分→DF 2 植田直通)
DF 16 冨安健洋
DF 22 吉田麻也
MF 4 中山雄太
MF 6 遠藤航
MF 7 柴崎岳
MF 9 鎌田大地
MF 14 伊東純也
(85分→MF 11 堂安律)
MF 17 久保建英
(61分→MF 10 南野拓実)
FW 24 鈴木武蔵
(73分→MF 8 原口元気)
控え
GK 1 川島永嗣
GK 12 権田修一
DF 13 板倉滉
DF 19 酒井宏樹
DF 20 安西幸輝
DF 21 菅原由勢
MF 25 三好康児
監督
森保一

[コートジボワール]
先発
GK 16 シルバン・グボウオ
DF 2 シナリー・ディオマンデ
DF 17 セルジュ・オーリエ
DF 18 オディロン・コッヌス
DF 21 エリック・バイリー
MF 8 フランク・ケシエ
MF 11 マクスウェル・コルネ
MF 12 アビブ・マイガ
(67分→DF 7 ジャン・ダニエル・アクパ・アクプロ)
FW 10 ジェルビーニョ
(81分→FW 22 ラゴ・ジュニオール)
FW 19 ニコラ・ぺぺ
(79分→FW 15 マックス・グラデル)
FW 25 ジュマ・サイード
(39分→FW 24 クリスティアン・クアメ)
控え
GK 1 エリエーゼ・タペ
GK 30 サユバ・マンデ
DF 6 イスマエル・トラオレ
MF 13 モハメド・ドゥンビア
MF 20 セレイ・ディエ
FW 5 アンデルソン・ニアングボ
監督
パトリス・ボーメル

采配的中で勝利掴む…選手たちを労う森保監督「準備してくれたことが決勝点に」

森保一監督が試合を振り返る
[10.13 国際親善試合 日本1-0コートジボワール ユトレヒト]

 森保一監督の采配が的中した。日本代表は後半44分に投入したDF植田直通が、セットプレーからヘディングシュートで決勝点を挙げた。

 指揮官は「試合に出られる選手、サブの選手、みんながチームのためにいつでもプレーできるとチーム一丸となって、団結して準備してくれたことが決勝点につながった」と交代選手も含めたチーム全体をねぎらう。「アウェーの中で、相手のコンディションも非常に良くて、そういう中で無失点で抑えることができて、今回最後に勝利をもぎ取ることができたのは大きな自信になる」と手応えを語った。

 敵地で戦うことが大きな財産となっていく。森保監督は「強くなるために、アウェーでコンディションのいい相手と戦い、勝つという自信を得られるということは非常に大きな経験になる」と今回の遠征を振り返る。「こういうアウェーの環境で我々が勝っていけるように、もっと強くなりたいと思います」とさらなる成長を誓った。

 2試合完封で終えることができたが、攻撃面でも1得点に終わった。「守るだけではなく、チャンスは作れているので、最後の決めるところを決められるようにチームとして課題で取り組んでいきたい」と攻撃力の改善も語っている。

投入直後のDF植田が劇的ヘッド決勝弾!! “白ユニ”お披露目の森保J、2020年初白星

歓喜の輪をつくった日本代表
[10.13 国際親善試合 日本1-0コートジボワール ユトレヒト]

 日本代表は13日、国際親善試合でコートジボワール代表と対戦し、1-0で勝利した。2試合連続のスコアレスドローが見えてきた後半終了間際、セットプレーからDF植田直通が得意のヘディングで代表初ゴールとなる決勝弾。2020年初白星を掴んだ森保ジャパンがオランダ遠征を劇的な形で終えた。

 9日のカメルーン戦(△0-0)に続き、オランダ遠征の第2戦。アウェー用の白ユニフォームがお披露目となった日本はカメルーン戦の前半と同じく4-2-3-1のシステムを採用し、先発7人を入れ替えた。

 GKにはシュミット・ダニエルが起用され、両センターバックはDF冨安健洋とDF吉田麻也で変わらず。サイドバックは右にDF室屋成、左には第1戦ボランチ起用のMF中山雄太が入った。ダブルボランチは連続先発のMF柴崎岳と、カメルーン戦をコンディション調整のため回避したMF遠藤航。2列目は右からMF伊東純也、MF鎌田大地、MF久保建英が並び、1トップはFW鈴木武蔵が務めた。久保はコパ・アメリカ以来の先発となった。[スタメン&布陣はコチラ]

 まずは前半2分、早くも日本に決定機。鎌田とのワンツーで抜け出した鈴木がクロスを送り、中央に走り込んだ久保がダイレクトで合わせたが枠を外れた。その後も3-4-3で構えてくる相手にミドルゾーンの守備ブロックで応対した日本は優位に試合を進め、右サイドの伊東を有効に使ってチャンスを創出。28分には左右のサイドを使って人数をかけた攻撃から伊東が折り返し、鎌田のシュートに結びつけた。

 前半32分、柴崎の縦パスを受けた鈴木のポストプレーから再び柴崎が受け、ペナルティエリア内右を駆け上がってグラウンダーで折り返すもゴール前は不在。33分には左サイドで中山が縦につけ、ゴールライン際をえぐった久保のクロスに鈴木が飛び込んだが、これもわずかに通らなかった。

 コートジボワールは前半40分、前線で孤立していたFWジュマ・サイードに代えてFWクリスティアン・クアメを投入。アディショナルタイム1分、アーセナル所属のFWニコラ・ぺぺの左足ミドルシュートが日本ゴールを襲ったが、コース上に立っていた冨安がヘディングでブロックした。試合はそのままハーフタイムを迎え、第1戦に続いてスコアレスで折り返した。

 日本は後半1分、久保の右コーナーキックに冨安が頭で合わせるも枠外。その後は4-3-3にシステムを変更することで、前半に比べて角度をつけたビルドアップをするようになった相手の対応に苦慮し、FWジェルビーニョやMFフランク・ケシエに決定機をつくられた。日本は11分、久保と中山のコンビでコーナーキックを得ると、このキックから吉田のヘディングシュートにつなげたが、枠を捉えることはできなかった。

 後半13分には日本に大きな決定機。右サイドを柴崎と伊東で崩し、横パスを鎌田が受けると、巧みな重心移動で最終ラインを打開した。だが、シュートはGKシルバン・グボウオの正面を突き、跳ね返りを拾っての2本目も相手守護神に阻まれた。森保一監督は16分、初めて動きを見せ、序盤の決定機を最後にゴールに近づけなかった久保に代わってMF南野拓実を投入した。

 日本は後半17分、さっそく南野の左サイドを起点にチャンスをつくり、浮き球の横パスに伊東がボレーで反応したがシュートはミートせず。直後にはコートジボワールがぺぺのカットインシュートで攻め込むも、枠を捉えられなかった。26分、日本は右サイドで粘った鈴木のカウンターから左の鎌田に展開し、折り返しに南野がボレーシュート。だが、これはまたもGKのビッグセーブに阻まれた。

 後半28分、森保監督は鈴木に代わってMF原口元気を投入。南野が1トップに入った。直後の29分にはゴール前でうまくターンした南野から原口のボレーシュートが生まれ、交代選手のラインで攻撃を活性化。それでも拮抗した展開の中でなかなか質の高い攻撃を繰り出せず、時間だけが過ぎていく。

 それでも後半41分に疲れの見えた伊東を下げてMF堂安律、44分に室屋を下げて植田を起用すると、最後にドラマが待っていた。後半アディショナルタイム、敵陣右サイドで獲得したFKを柴崎がゴール前に蹴り込むと、ファーで合わせたのは投入されたばかりの植田。代表初ゴールとなるヘディングシュートを突き刺し、土壇場で先制点を奪った日本が劇的な勝利を手にした。

DF植田の代表初ゴールが劇的決勝点! 柴崎からの“鹿島ライン”開通「息ぴったしだった」
トップ下でフル出場の鎌田大地は連係不足痛感も「逆に言えばもっと良くなる」
ドイツ仕込みのデュエルで存在感、遠藤航「僕の良さは人に強いところ」
絶好の出場機会も無得点、FW鈴木武蔵が欧州でのレベルアップに決意「いまは大迫選手に勝てなくても…」
若手の台頭に手ごたえと危機感…麻也「年齢も年齢なのでパフォーマンスが落ちたら叩かれる」
日本代表AT決勝点、キャプテン麻也も敵将もポイントに挙げたのは「集中力」
20年初勝利の森保監督、左で先発の久保建英に「全力で戦った部分は満足している」
監督会見
選手採点

MF久保先発の森保Jは2020年初勝利なるか…日本代表の採点受付中

ゲキサカアプリの採点画面
[10.13 国際親善試合 日本-コートジボワール ユトレヒト]

 日本代表は13日、オランダ・ユトレヒトで行われる国際親善試合でコートジボワール代表と対戦。iOS版およびAndroid版で配信されている『ゲキサカアプリ』では、この試合に出場している日本選手の採点を受付中だ。

 採点はキックオフから試合終了30分後まで受け付けており、時間内であれば何度も変更することができる。そして、試合終了30分後には、ゲキサカ読者の採点の平均が表示される。

 2020年初勝利を目指す森保ジャパン。あなたは日本代表メンバーをどう評価する?日本代表のスターティングメンバーは以下の通り。

▼先発
GK 23 シュミット・ダニエル(シントトロイデン)
DF 3 室屋成(ハノーファー)
DF 16 冨安健洋(ボローニャ)
DF 22 吉田麻也(サンプドリア)
MF 4 中山雄太(ズウォレ)
MF 6 遠藤航(シュツットガルト)
MF 7 柴崎岳(レガネス)
MF 9 鎌田大地(フランクフルト)
MF 14 伊東純也(ゲンク)
MF 17 久保建英(ビジャレアル)
FW 24 鈴木武蔵(ベールスホット)
▼控え
GK 1 川島永嗣(ストラスブール)
GK 12 権田修一(ポルティモネンセ)
DF 2 植田直通(セルクル・ブルージュ)
DF 13 板倉滉(フローニンゲン)
DF 19 酒井宏樹(マルセイユ)
DF 20 安西幸輝(ポルティモネンセ)
DF 21 菅原由勢(AZ)
MF 8 原口元気(ハノーファー)
MF 10 南野拓実(リバプール)
MF 11 堂安律(ビーレフェルト)
MF 25 三好康児(アントワープ)

 iOS版およびAndroid版の「ゲキサカ」アプリは、以下のバナーよりインストールまたはアップデートできます。みんなで日本代表を採点しよう!


●日本vsコートジボワール テキスト速報

日本vsコートジボワール スタメン発表

日本vsコートジボワール スタメン発表
[10.13 国際親善試合](ユトレヒト)
※23:45開始
主審:ヨヘム・カンプハウス
副審:バス・ファンドンゲン、ヤン・デフリース
<出場メンバー>
[日本]
先発
GK 23 シュミット・ダニエル
DF 3 室屋成
DF 16 冨安健洋
DF 22 吉田麻也(Cap)
MF 4 中山雄太
MF 6 遠藤航
MF 7 柴崎岳
MF 9 鎌田大地
MF 14 伊東純也
MF 17 久保建英
FW 24 鈴木武蔵
控え
GK 1 川島永嗣
GK 12 権田修一
DF 2 植田直通
DF 13 板倉滉
DF 19 酒井宏樹
DF 20 安西幸輝
DF 21 菅原由勢
MF 8 原口元気
MF 10 南野拓実
MF 11 堂安律
MF 25 三好康児
監督
森保一

[コートジボワール]
先発
GK 16 シルバン・グボウオ
DF 2 シナリー・ディオマンデ
DF 17 セルジュ・オーリエ(Cap)
DF 18 オディロン・コッヌス
DF 21 エリック・バイリー
MF 8 フランク・ケシエ
MF 11 マクスウェル・コルネ
MF 12 アビブ・マイガ
FW 10 ジェルビーニョ
FW 19 ニコラ・ぺぺ
FW 25 ジュマ・サイード
控え
GK 1 エリエーゼ・タペ
GK 30 サユバ・マンデ
DF 6 イスマエル・トラオレ
DF 7 ジャン・ダニエル・アクパ・アクプロ
MF 13 モハメド・ドゥンビア
MF 20 セレイ・ディエ
FW 5 アンデルソン・ニアングボ
FW 15 マックス・グラデル
FW 22 ラゴ・ジュニオール
FW 24 クリスティアン・クアメ
監督
パトリス・ボーメル

●[親善試合]日本vsコートジボワール テキスト速報

MF久保建英がスタメン! 森保J、コートジボワール戦へ先発7人変更

先発のMF久保建英(ビジャレアル)
 日本代表は13日、オランダ・ユトレヒトで行われる国際親善試合でコートジボワール代表と対戦する。日本時間午後11時45分時のキックオフを前にスターティングメンバーが発表され、MF久保建英(ビジャレアル)が先発に名を連ねた。

 今回のオランダ遠征は、日本代表史上初めてとなる「オール欧州組」によるメンバー編成。9日に行われた初戦のカメルーン戦では0-0で引き分けており、コートジボワール戦で2020年の初勝利を狙う。

 先発はカメルーン戦から7人を変更。DF冨安健洋(ボローニャ)、DF吉田麻也(サンプドリア)、MF中山雄太(ズウォレ)、MF柴崎岳(レガネス)のみ続けての先発となり、新たに久保とMF遠藤航(シュツットガルト)、GKシュミット・ダニエル(シントトロイデン)、DF室屋成(ハノーファー)、MF鎌田大地(フランクフルト)、MF伊東純也(ゲンク)、FW鈴木武蔵(ベールスホット)が入った。

 多様なシステムに対応できるメンバー構成。DF登録の3人に加えてカメルーン戦でボランチ起用だった中山を左サイドバックに入れる4バックだけでなく、中山あるいは遠藤をセンターバックで起用する3バックの可能性も考えられる。

 コートジボワールのFIFAランキングは60位(日本は28位)。日本との通算対戦成績は2勝2敗だが、直近2試合では2010年の南アフリカW杯直前に行われた親善試合で0-2の敗戦、14年のブラジルW杯本大会で1-2の敗戦と、連敗している。

<出場メンバー>
[日本代表]
▼先発
GK 23 シュミット・ダニエル(シントトロイデン)
DF 3 室屋成(ハノーファー)
DF 16 冨安健洋(ボローニャ)
DF 22 吉田麻也(サンプドリア)
MF 4 中山雄太(ズウォレ)
MF 6 遠藤航(シュツットガルト)
MF 7 柴崎岳(レガネス)
MF 9 鎌田大地(フランクフルト)
MF 14 伊東純也(ゲンク)
MF 17 久保建英(ビジャレアル)
FW 24 鈴木武蔵(ベールスホット)
▼控え
GK 1 川島永嗣(ストラスブール)
GK 12 権田修一(ポルティモネンセ)
DF 2 植田直通(セルクル・ブルージュ)
DF 13 板倉滉(フローニンゲン)
DF 19 酒井宏樹(マルセイユ)
DF 20 安西幸輝(ポルティモネンセ)
DF 21 菅原由勢(AZ)
MF 8 原口元気(ハノーファー)
MF 10 南野拓実(リバプール)
MF 11 堂安律(ビーレフェルト)
MF 25 三好康児(アントワープ)
▼監督
森保一

日本vsコートジボワール 試合前日の森保一監督会見要旨

オンライン会見に出席した日本代表の森保一監督
 オランダ・ユトレヒトでコートジボワール代表との対戦を控える日本代表森保一監督が12日、オンラインで前日記者会見を行った。

 以下、試合前日の森保一監督会見要旨

「明日の試合もチーム一丸となって、勝利を目指して戦い、勝利という結果を応援してくださる全ての方々、われわれの勝利を喜んでもらえるようにベストを尽くしたい。強化としても直近のカメルーン戦、明日のコートジボワール戦と個の能力と戦術を持っているチームと高い強度で戦えるので、チームの強化に向けてしっかりトライしていきたい」

—メンバー編成の考え方は。
「まずは数人の選手は入れ替えて試合に臨みたい。入れ替えることについては今日の練習で見て決めたいが、数人は入れ替わることになると思っている。システムはコートジボワール戦でも3バック、4バックという形でトライしたい。試合の流れを見て、最終的に判断したいと思うが、選手たちにはシステムも含めて柔軟に戦うことを準備するよう伝えたい」

—カメルーン戦では前半にハメに行った時、相手の3バック気味のビルドアップに対して空回りした印象があった。もっと早く修正できたんじゃないかという意見もあるが、どう捉えているか。
「守備面の修正ポイントとしては、相手にどうプレッシャーをかけていくか、いつどこでどのようにプレッシャーをかけていくかはチームとしてより共通認識を持って、意思統一して、相手のプレッシャーをかけられるようにコートジボワール戦は修正していければと思っている。ただ直近のカメルーン戦に関しては、代表活動が長く空いたこともあり、まずは選手たちの積極的に戦うアグレッシブな姿勢を尊重していた。相手に挑んでいく姿勢、勇敢に戦う姿をわれわれ自身も共有するため、見てくださっている方々や応援してくださっている方々にもアグレッシブに戦う姿勢を見せるのは大事だと思っていたので、選手たちの気持ちを大切にしたいと許容はしていた。しかし、やる気を持ってアグレッシブに戦う姿勢もタイミングを合わせていかなければ、体力的にも試合全体を通して良い戦い方ができないことにつながるので、効果的にエネルギーを使って、よりいいパワーを発揮していけるように、相手にいつプレッシャーをかけるかという点は今日の練習で共有して明日の試合に臨みたい。ただ選手たちが戦いたいんだ、勝ちたいんだ、アグレッシブに向かっていこうという点は前の試合でも尊重し、優先したいと思っていた。その姿勢は持ちながらチームとして連係連動して、いい形でチームのエネルギーにしていきたい。攻撃ではわれわれがまだまだボールを握って、効果的に攻めるという点(が課題)。いい形でボールを奪えていたと思うので、そこから守備から攻撃へのクオリティーを上げること。またダイレクトでゴールに迎えない時に、相手の強度がすごく高いけど、ボールをコントロールしながら相手のアタッキングゾーン、ゴールに向かえるようにコントロールした攻撃をできるよう選手たちに働きかけたい。アグレッシブに戦えるのはOKだが、タイミングを合わせていくこと、守から攻のプレッシャーを回避し、マイボールにしながらコントロールして攻撃につなげることをやっていければ」

—いままでと違う練習を取り入れたりはしているか。またこの合宿中に一貫して伝えていることがコンセプト以外にあるか。
「練習メニューに関してはこれまでとあまり変わっていないと思っている。約1年空いたので『これまで』というのも薄れているし、もし継続してやれていたともチームコンセプトが変わるわけではないので、そのコンセプトを発揮できるように、共有できるようにというトレーニングは今回も続けてきた。また伝えたことの中に新たなこともない思う。間が空いたので、基本的なこと、攻撃、守備、メンタルの部分も含めて映像も使って確認した上でカメルーン戦に臨んだし、次のコートジボワール戦にも臨みたい。できればどんどんブラッシュアップしていって、チームの積み上げを多くしたいというところは目指していきたいし、できるようにしていきたいと思っているが、代表活動は代表ウィークがあって、選手たちは自チームに戻って、自チームの戦術の上で戦い、また代表に来てチームとは違う戦術を戦う。そのため日本代表として戦うベーシックな戦術共有をしっかりと持ちながら、常に確認しながら戦っていくことが大切だと思っている。あと今回はコロナ禍の状況の中で戦うということで、これはコンセプトの本当に根本のところになるが、われわれが活動する意義であったり、われわれの存在価値が社会の中でどういうことなんだということは選手たちに伝えている。われわれがやる活動にはもちろん個人の夢や目標であったり、チームの目標がある。そういった自分たちの価値を上げる、チームの価値を上げる、日本サッカーの価値を上げることを目指しながら、日本社会の中でいろいろな方がわれわれの活動を見て元気になってくれたり、大変な思いをされている方にわれわれが頑張っている姿を見てもらって日常の励みになるような気持ちを感じられるように、発信していけるようにしたい。また少年少女には夢を持ってもらって、サッカーっていいな、サッカーって面白いな、サッカーやりたいなって思ってもらえたり、サッカー選手になりたいという夢を持ってもらいたい。日本の皆さんに寄り添ってわれわれの活動が生きるように、という話は何度もしてきた。初日にも話したし、全体が集まった時にも、カメルーン戦の試合前にも伝えた。何度も言ったのでどうかなとは思ったが、絶対的に必要なことかなと思ったので伝えた」

—カメルーン戦のアプローチで、チャレンジングな部分が欠けているように見えたが、監督として追い越すプレーも含め、新たに働きかけた部分はあるか。
「チャレンジする気持ちが欠けていたかという点では、選手たちは積極的にやろうとしてくれていたと思う。できなかったポイントとしては二つ。まずわれわれが守備から攻撃でボールを握った時に、攻撃のクオリティーが足りなかったというところ。また二つ目はカメルーンのプレッシャーもかなり強かったところがあるので、相手の守備に止められた部分がある。さきほども守備から攻撃でプレッシャーを回避して攻撃につなげるということ、よりボールをコントロールして相手のゴール前に向かうことをコートジボワール戦で上げていきたいとお話しさせていただいたが、まさにそういうことだと考えている。激しい、厳しいプレッシャーの中をいかにしてゴールに向かうか、いかに相手のプレッシャーを外してチャンスにつなげるかをやっていければ。そういう意味では直近のカメルーン戦、今回のコートジボワール戦と間違いなくインテンシティーが高く、激しいプレッシャーの中でプレーするという意味で、われわれにとってレベルアップできる環境があるので、選手たちはトライする姿勢をどんどん出してほしい」

—監督が考えている先発メンバーで、カメルーン戦以上の良い画が描けるイメージはできるか。カメルーン戦後には「まだまだ相手を崩すときの画が合わず、フィニッシュまでいけないところはあった」と語っていたが。
「画という部分では言葉足らずでしたよね。だいたいの画は描けていたと思うが、具現化するクオリティーを上げないといけないという意味合いで話した。明日は攻撃にしても守備にしても、攻守の切り替えも、できた部分をさらに続けて、カメルーン戦でできなかったことをさらに上げていければと思う。トレーニングも集中してくれたし、いいエネルギーを持ってコートジボワール戦に臨めると思う」

—カメルーン戦では3バックがよくハマった。過去、森保監督が指揮したチームに比べて選手たちの判断による部分が大きいように見える。どういう風に今後、選手の判断とメカニズムの整理をどのように詰めていこうと考えているか。
「選手の判断は大切にしていかないといけないと思っている。選手たちが判断する上でのベースの部分や考え方においては私が監督として伝えないといけないが、ピッチ上で起こっていることは机上のホワイトボード上とかプロジェクター上の映像で、こうなるだろうということであり絶対ではない。われわれの調子や相手の調子にもよるし、マッチアップの兼ね合いもある。同じ状況にはならないので、微妙な距離感やタイミングはピッチ上で問題解決できるように、修正できるようにということを働きかけていきたい。選手たちがベースの部分で何をやったらいいかわからないとならないよう、ベースの部分はしっかりとしたものを伝えた上で、選手たちにはオプションである判断のところでコミュニケーションを取ってもらって、相手を上回っていけるようにプレーで判断してもらえればと思っている。前回の3バックのトレーニングは、基本は4バックでやろうというふうに考えていた時、使うか使わないかは分からない中で3バックを試すという部分と、チームの戦術に厚みをもたらす点で必要だと考えて準備をしていた。ただ練習で行った時間は5分間だった。5分で全ては伝えられないし、少しずつできることを見ながら、その5分間でできることを伝えて、問題として出てきたことをちょっとずつ修正しながら、短い時間の代表活動を重ねていく上で自分たちがモノにできることをしていきたい。完璧にできることを目指していくが、完璧ではなくてもこれをやるということを持ってレベルアップしていくことが大切。これからどう使っていくかはわからないが、4バックにしても3バックにしてもいまできることや積み上げないといけないことを確実にやりながら、ミスが起きてもポジティブに変換して、修正しながら次に向かっていきたい」

—コートジボワールの監督がザンビア監督時代に対戦したと話していた。森保監督のこともリスペクトしていると言っていたが、そうした監督と対戦できることについてどう思うか。
「僕もその情報を聞いていた。すごく人と人とのつながり、サッカー界のつながりってあるなと思いながら縁を感じた。率いているチームは違っても、また日本代表と対戦できることは嬉しく思う。もしかしたらマッチコーディネートをするときに、以前日本と戦ってなかったらNoって言われていたかもしれないし、以前あった縁でまた試合ができて、お互いに高め合えることを嬉しく思うし、幸せに思う。こういう輪が日本代表が世界と戦っていく上で、いろんな国とつながってコンタクトを取れて、切磋琢磨して世界のトップオブトップに上り詰めていければと思う。それがサッカーの素晴らしさだと思います」

日本vsコートジボワール 試合前日の森保一監督会見要旨

オンライン会見に出席した日本代表の森保一監督
 オランダ・ユトレヒトでコートジボワール代表との対戦を控える日本代表森保一監督が12日、オンラインで前日記者会見を行った。

 以下、試合前日の森保一監督会見要旨

「明日の試合もチーム一丸となって、勝利を目指して戦い、勝利という結果を応援してくださる全ての方々、われわれの勝利を喜んでもらえるようにベストを尽くしたい。強化としても直近のカメルーン戦、明日のコートジボワール戦と個の能力と戦術を持っているチームと高い強度で戦えるので、チームの強化に向けてしっかりトライしていきたい」

—メンバー編成の考え方は。
「まずは数人の選手は入れ替えて試合に臨みたい。入れ替えることについては今日の練習で見て決めたいが、数人は入れ替わることになると思っている。システムはコートジボワール戦でも3バック、4バックという形でトライしたい。試合の流れを見て、最終的に判断したいと思うが、選手たちにはシステムも含めて柔軟に戦うことを準備するよう伝えたい」

—カメルーン戦では前半にハメに行った時、相手の3バック気味のビルドアップに対して空回りした印象があった。もっと早く修正できたんじゃないかという意見もあるが、どう捉えているか。
「守備面の修正ポイントとしては、相手にどうプレッシャーをかけていくか、いつどこでどのようにプレッシャーをかけていくかはチームとしてより共通認識を持って、意思統一して、相手のプレッシャーをかけられるようにコートジボワール戦は修正していければと思っている。ただ直近のカメルーン戦に関しては、代表活動が長く空いたこともあり、まずは選手たちの積極的に戦うアグレッシブな姿勢を尊重していた。相手に挑んでいく姿勢、勇敢に戦う姿をわれわれ自身も共有するため、見てくださっている方々や応援してくださっている方々にもアグレッシブに戦う姿勢を見せるのは大事だと思っていたので、選手たちの気持ちを大切にしたいと許容はしていた。しかし、やる気を持ってアグレッシブに戦う姿勢もタイミングを合わせていかなければ、体力的にも試合全体を通して良い戦い方ができないことにつながるので、効果的にエネルギーを使って、よりいいパワーを発揮していけるように、相手にいつプレッシャーをかけるかという点は今日の練習で共有して明日の試合に臨みたい。ただ選手たちが戦いたいんだ、勝ちたいんだ、アグレッシブに向かっていこうという点は前の試合でも尊重し、優先したいと思っていた。その姿勢は持ちながらチームとして連係連動して、いい形でチームのエネルギーにしていきたい。攻撃ではわれわれがまだまだボールを握って、効果的に攻めるという点(が課題)。いい形でボールを奪えていたと思うので、そこから守備から攻撃へのクオリティーを上げること。またダイレクトでゴールに迎えない時に、相手の強度がすごく高いけど、ボールをコントロールしながら相手のアタッキングゾーン、ゴールに向かえるようにコントロールした攻撃をできるよう選手たちに働きかけたい。アグレッシブに戦えるのはOKだが、タイミングを合わせていくこと、守から攻のプレッシャーを回避し、マイボールにしながらコントロールして攻撃につなげることをやっていければ」

—いままでと違う練習を取り入れたりはしているか。またこの合宿中に一貫して伝えていることがコンセプト以外にあるか。
「練習メニューに関してはこれまでとあまり変わっていないと思っている。約1年空いたので『これまで』というのも薄れているし、もし継続してやれていたともチームコンセプトが変わるわけではないので、そのコンセプトを発揮できるように、共有できるようにというトレーニングは今回も続けてきた。また伝えたことの中に新たなこともない思う。間が空いたので、基本的なこと、攻撃、守備、メンタルの部分も含めて映像も使って確認した上でカメルーン戦に臨んだし、次のコートジボワール戦にも臨みたい。できればどんどんブラッシュアップしていって、チームの積み上げを多くしたいというところは目指していきたいし、できるようにしていきたいと思っているが、代表活動は代表ウィークがあって、選手たちは自チームに戻って、自チームの戦術の上で戦い、また代表に来てチームとは違う戦術を戦う。そのため日本代表として戦うベーシックな戦術共有をしっかりと持ちながら、常に確認しながら戦っていくことが大切だと思っている。あと今回はコロナ禍の状況の中で戦うということで、これはコンセプトの本当に根本のところになるが、われわれが活動する意義であったり、われわれの存在価値が社会の中でどういうことなんだということは選手たちに伝えている。われわれがやる活動にはもちろん個人の夢や目標であったり、チームの目標がある。そういった自分たちの価値を上げる、チームの価値を上げる、日本サッカーの価値を上げることを目指しながら、日本社会の中でいろいろな方がわれわれの活動を見て元気になってくれたり、大変な思いをされている方にわれわれが頑張っている姿を見てもらって日常の励みになるような気持ちを感じられるように、発信していけるようにしたい。また少年少女には夢を持ってもらって、サッカーっていいな、サッカーって面白いな、サッカーやりたいなって思ってもらえたり、サッカー選手になりたいという夢を持ってもらいたい。日本の皆さんに寄り添ってわれわれの活動が生きるように、という話は何度もしてきた。初日にも話したし、全体が集まった時にも、カメルーン戦の試合前にも伝えた。何度も言ったのでどうかなとは思ったが、絶対的に必要なことかなと思ったので伝えた」

—カメルーン戦のアプローチで、チャレンジングな部分が欠けているように見えたが、監督として追い越すプレーも含め、新たに働きかけた部分はあるか。
「チャレンジする気持ちが欠けていたかという点では、選手たちは積極的にやろうとしてくれていたと思う。できなかったポイントとしては二つ。まずわれわれが守備から攻撃でボールを握った時に、攻撃のクオリティーが足りなかったというところ。また二つ目はカメルーンのプレッシャーもかなり強かったところがあるので、相手の守備に止められた部分がある。さきほども守備から攻撃でプレッシャーを回避して攻撃につなげるということ、よりボールをコントロールして相手のゴール前に向かうことをコートジボワール戦で上げていきたいとお話しさせていただいたが、まさにそういうことだと考えている。激しい、厳しいプレッシャーの中をいかにしてゴールに向かうか、いかに相手のプレッシャーを外してチャンスにつなげるかをやっていければ。そういう意味では直近のカメルーン戦、今回のコートジボワール戦と間違いなくインテンシティーが高く、激しいプレッシャーの中でプレーするという意味で、われわれにとってレベルアップできる環境があるので、選手たちはトライする姿勢をどんどん出してほしい」

—監督が考えている先発メンバーで、カメルーン戦以上の良い画が描けるイメージはできるか。カメルーン戦後には「まだまだ相手を崩すときの画が合わず、フィニッシュまでいけないところはあった」と語っていたが。
「画という部分では言葉足らずでしたよね。だいたいの画は描けていたと思うが、具現化するクオリティーを上げないといけないという意味合いで話した。明日は攻撃にしても守備にしても、攻守の切り替えも、できた部分をさらに続けて、カメルーン戦でできなかったことをさらに上げていければと思う。トレーニングも集中してくれたし、いいエネルギーを持ってコートジボワール戦に臨めると思う」

—カメルーン戦では3バックがよくハマった。過去、森保監督が指揮したチームに比べて選手たちの判断による部分が大きいように見える。どういう風に今後、選手の判断とメカニズムの整理をどのように詰めていこうと考えているか。
「選手の判断は大切にしていかないといけないと思っている。選手たちが判断する上でのベースの部分や考え方においては私が監督として伝えないといけないが、ピッチ上で起こっていることは机上のホワイトボード上とかプロジェクター上の映像で、こうなるだろうということであり絶対ではない。われわれの調子や相手の調子にもよるし、マッチアップの兼ね合いもある。同じ状況にはならないので、微妙な距離感やタイミングはピッチ上で問題解決できるように、修正できるようにということを働きかけていきたい。選手たちがベースの部分で何をやったらいいかわからないとならないよう、ベースの部分はしっかりとしたものを伝えた上で、選手たちにはオプションである判断のところでコミュニケーションを取ってもらって、相手を上回っていけるようにプレーで判断してもらえればと思っている。前回の3バックのトレーニングは、基本は4バックでやろうというふうに考えていた時、使うか使わないかは分からない中で3バックを試すという部分と、チームの戦術に厚みをもたらす点で必要だと考えて準備をしていた。ただ練習で行った時間は5分間だった。5分で全ては伝えられないし、少しずつできることを見ながら、その5分間でできることを伝えて、問題として出てきたことをちょっとずつ修正しながら、短い時間の代表活動を重ねていく上で自分たちがモノにできることをしていきたい。完璧にできることを目指していくが、完璧ではなくてもこれをやるということを持ってレベルアップしていくことが大切。これからどう使っていくかはわからないが、4バックにしても3バックにしてもいまできることや積み上げないといけないことを確実にやりながら、ミスが起きてもポジティブに変換して、修正しながら次に向かっていきたい」

—コートジボワールの監督がザンビア監督時代に対戦したと話していた。森保監督のこともリスペクトしていると言っていたが、そうした監督と対戦できることについてどう思うか。
「僕もその情報を聞いていた。すごく人と人とのつながり、サッカー界のつながりってあるなと思いながら縁を感じた。率いているチームは違っても、また日本代表と対戦できることは嬉しく思う。もしかしたらマッチコーディネートをするときに、以前日本と戦ってなかったらNoって言われていたかもしれないし、以前あった縁でまた試合ができて、お互いに高め合えることを嬉しく思うし、幸せに思う。こういう輪が日本代表が世界と戦っていく上で、いろんな国とつながってコンタクトを取れて、切磋琢磨して世界のトップオブトップに上り詰めていければと思う。それがサッカーの素晴らしさだと思います」

“日本は分析済み”のコートジボワール指揮官「選手にはボールがないところでの動きを求めたい」

コートジボワール代表のパトリス・ビューメル監督
 コートジボワール代表のパトリス・ビューメル監督が12日、日本代表戦に向けてオンラインで行われた前日会見に出席し、「アジアでナンバーワンのチームだと思っているので非常に良い機会になる」と意気込みを語った。

 フランス出身のビューメル監督にとって、2014年のブラジル大会直前にザンビア代表監督としてアメリカで対戦(日本が4-3で勝利)して以来の日本代表戦。当時のことに言及しながら「日本チームのプレーについては分析済み。年ごとに成長しているチームだと思う」と述べ、「日本のチームはいいチームにあると思うので、ボールがないところでの動きを求めていきたい」と狙いを明かした。

 その上で「日本は代表常連のキャリアの長い選手と新しく入ってきた選手がミックスされた良いチーム」と高い評価。「監督のこともリスペクトしている。日本は常に前に向かう姿勢があり、チームのために一生懸命にプレーしている。日本の監督と、日本という国へのリスペクトを持っている。明日の試合はいい試合になる」と語った。

 一方、コートジボワールにとっては懸念事項も。9日にFIFAランキング首位のベルギーと対戦(1-1で引き分け)した際、DFエリック・バイリー(マンチェスター・U)が負傷交代。欧州メディアではFWウィルフレッド・ザハ(クリスタル・パレス)の欠場も報じられている。「重症ではない選手もいるが、プレーできない選手はクラブに返す」と明かした指揮官は「最大限の選手に最大限のプレー時間を与えたい」と起用方針を語った。

 コートジボワールはFIFAランキング61位。バイリーやザハの他にもFWニコラ・ペペ(アーセナル)、DFセルジュ・オーリエ(トッテナム)、FWジェルビーニョ(パルマ)、MFフランクケシエ(ミラン)、MFジャン・ミシェル・セリ(フルハム)、MFラゴ・ジュニオール(マジョルカ)ら欧州5大リーグでプレーする人材を多く抱えている。日本との通算対戦成績は2勝2敗。直近2試合は2010年の南アフリカW杯直前の親善試合で0-2の敗戦、14年のブラジルW杯本大会で1-2の敗戦と、連敗している。

(取材・文 竹内達也)

“日本は分析済み”のコートジボワール指揮官「選手にはボールがないところでの動きを求めたい」

コートジボワール代表のパトリス・ボーメル監督
 コートジボワール代表のパトリス・ボーメル監督が12日、日本代表戦に向けてオンラインで行われた前日会見に出席し、「アジアでナンバーワンのチームだと思っているので非常に良い機会になる」と意気込みを語った。

 フランス出身のボーメル監督にとって、2014年のブラジル大会直前にザンビア代表監督としてアメリカで対戦(日本が4-3で勝利)して以来の日本代表戦。当時のことに言及しながら「日本チームのプレーについては分析済み。年ごとに成長しているチームだと思う」と述べ、「日本のチームはいいチームにあると思うので、ボールがないところでの動きを求めていきたい」と狙いを明かした。

 その上で「日本は代表常連のキャリアの長い選手と新しく入ってきた選手がミックスされた良いチーム」と高い評価。「監督のこともリスペクトしている。日本は常に前に向かう姿勢があり、チームのために一生懸命にプレーしている。日本の監督と、日本という国へのリスペクトを持っている。明日の試合はいい試合になる」と語った。

 一方、コートジボワールにとっては懸念事項も。9日にFIFAランキング首位のベルギーと対戦(1-1で引き分け)した際、DFエリック・バイリー(マンチェスター・U)が負傷交代。欧州メディアではFWウィルフレッド・ザハ(クリスタル・パレス)の欠場も報じられている。「重症ではない選手もいるが、プレーできない選手はクラブに返す」と明かした指揮官は「最大限の選手に最大限のプレー時間を与えたい」と起用方針を語った。

 コートジボワールはFIFAランキング60位。バイリーやザハの他にもFWニコラ・ペペ(アーセナル)、DFセルジュ・オーリエ(トッテナム)、FWジェルビーニョ(パルマ)、MFフランクケシエ(ミラン)、MFジャン・ミシェル・セリ(フルハム)、MFラゴ・ジュニオール(マジョルカ)ら欧州5大リーグでプレーする人材を多く抱えている。日本との通算対戦成績は2勝2敗。直近2試合は2010年の南アフリカW杯直前の親善試合で0-2の敗戦、14年のブラジルW杯本大会で1-2の敗戦と、連敗している。

(取材・文 竹内達也)

森保監督がコートジボワール戦へ「数人入れ替え」「システム併用」を示唆…選手主導の“修正”にも言及

日本代表の森保一監督
 日本代表森保一監督が12日、オンライン記者会見に出席し、13日の国際親善試合コートジボワール戦では「数人の選手は入れ替えて試合に臨みたい」と述べた。また「3バック、4バックという形でトライしたい」とも明かし、9日のカメルーン戦と同様に二つのシステムを使い分けるようだ。

 新型コロナウイルスのパンデミックによる国際試合の中断から明け、約10か月ぶりに活動を再開した森保ジャパン。今回のオランダ遠征ではカメルーン、コートジボワールといったアフリカ勢との連戦を行い、チームコンセプトの熟成と既存戦力のテストを進めている。

 初戦のカメルーン戦は0-0の引き分け。ハーフタイムに4バックから3バックへの布陣変更を行って戦況を変化させたこと、守備陣の奮闘で無失点に終えたことという収穫はあったものの、前半の45分間はプレッシングがハマらないまま一方的に試合を支配される時間帯が見られるなど、これまでの課題も引き続き露呈した一戦となった。

 森保監督はコートジボワール戦に向けて「相手にどうプレッシャーをかけていくか、いつどこでどのようにプレッシャーをかけていくかはチームとして共通認識を持って意思統一して、コートジボワール戦で修正していければと思っている」と意気込みをアピール。カメルーン戦でプレッシングがうまくハマらなかった反省と、次戦への修正点を次のように語った。

「代表活動が長く空いたこともあり、まずは選手たちの積極的に戦う姿勢を尊重した。相手に挑んでいく、勇敢に戦う姿をわれわれ自身も共有し、応援してくださっている方々にもアグレッシブに戦う姿勢を見せるのは大事だと思っていたので、それを許容はしていた。ただアグレッシブに戦う姿勢もタイミングを合わせていかなければ、体力的にも試合全体を通して良い戦い方ができないことにつながる。効果的にエネルギーを使って、よりいいパワーを発揮していけるように、相手にいつプレッシャーをかけるかという点は今日の練習で共有して向かいたい」。

 こうした「修正」については現状、森保監督はハーフタイムや試合ごとには一定の指示を行っているようだが、試合中の判断は選手に実権が委ねられているように見える。指揮官はその意図を「判断する上でのベースの部分や考え方においては私が監督として伝えないといけないが、ピッチ上で起こっていることは机上のホワイトボード上とかプロジェクター上の映像で、こうなるだろうということであり絶対ではない。われわれの調子や相手の調子にもよるし、マッチアップの兼ね合いもある。同じ状況にはならないので、微妙な距離感やタイミングはピッチ上で問題解決できるように、修正できるようにということを働きかけていきたい」と語る。

 一方で「選手たちがベースの部分で何をやったらいいかわからないとならないよう、ベースの部分はしっかりとしたものを伝えた上で、選手たちにはオプションである判断のところでコミュニケーションを取ってもらって、相手を上回っていけるようにプレーで表現してもらえればと思っている」と説明。トレーニングで落とし込んだ戦術について、試合中に修正を加えていく際の仕組みの一端を明かした。

 またコートジボワール戦では、前半の終わり際と後半には良い奪い方も見られながら、ゴールを奪うに至らなかった点についても改善したい構えだ。指揮官は「われわれが守備から攻撃、ボールを握った時に攻撃のクオリティーが足りなかった。カメルーンのプレッシャーもかなり強かったところがあるので、相手の守備に止められた部分もある。守備から攻撃でプレッシャーを回避して攻撃につなげること、よりボールをコントロールして相手のゴール前に向かうことをコートジボワール戦でやっていきたい」と力を込めた。

(取材・文 竹内達也)

鳥栖時代から中盤にこだわり…鎌田大地の理想は「デ・ブルイネやダビド・シルバ」

日本代表MF鎌田大地
 カメルーン戦で与えられた時間は19分だった。日本代表MF鎌田大地は「もう少しうまく関われたら」と振り返った。

 4-2-3-1から3-4-2-1にシステム変更して臨んだ後半。鎌田は後半26分にピッチに送り込まれてシャドーの位置に入った。中央にとどまるのではなく、左右に開いてパスを呼び込むなど、積極的にボールに触れてリズムをもたらそうとした。

「前半は苦しい戦いをしていたけど、後半は相手が出てきたというのもあり、僕が入ったときにはスペースもできた。最後はしっかり主導権を握って試合を攻められたし、うまくボールは回ったと思う」

 チームとしての出来には一定の手応えも得た。自身の出来についても「周りの選手との関係性は悪くない」と感じる一方で、「僕自身はシュートを打つ機会もなかったし、もう少しうまく関われたら良かったと思う」と反省も口にした。

 カメルーン戦ではシャドーの位置でプレーしたが、それ以前に出場した4試合では、1トップとトップ下で起用されてきた。しかし、カメルーン戦前の取材で「1トップは自分では想像がつかないというか、ストライカーの要素はあまり持てていないのかなと思う」と語り、この日も「1トップは、2試合やってかなり難しかった印象」と口にしている。

「鳥栖時代から僕は“6番”か“8番”でやっていきたいと言っている。そうでないと、僕は上に行けない。中盤の選手で得点やアシストを意識しているので、理想はデ・ブルイネやダビド・シルバ。うまい選手は守備もできるので、そうなれるのが理想です」

 だが、ポジションを決めるのは当然、森保一監督である。FW大迫勇也がカメルーン戦後にクラブの事情で離脱していることもあり、最前線に入る可能性もゼロではないだろう。「監督が僕をそこでチョイスするなら、僕ができることをやろうと思うし、できることにトライする」と答えた。

(取材・文 折戸岳彦)

カメルーン戦出場回避のMF遠藤航「いまは問題ない」“修正力”見せられるか

カメルーン戦出場回避のMF遠藤航「いまは問題ない」“修正力”見せられるか
 太ももの違和感でカメルーン戦出場を見送ったMF遠藤航(シュツットガルト)がコートジボワール戦を翌日に控えてオンライン取材に登場。「今は問題ない。準備はできている」と、出場に意欲を燃やした。

 大事を取る形でベンチから見ていたというカメルーン戦では、ビルドアップ時にピッチ内の選手同士の意思統一にずれがあることを感じていたと言った。

「ハーフタイムに(柴崎)岳とも話した」と切り出した遠藤によると、後半に向けての修正点は中盤で相手に数的優位を作られている状況をどのように改善し、より強くプレッシャーを掛けにいけるかということ。「そこの判断をもう少しハッキリしていくのと、アプローチスピードを上げていかないとプレスがかからないと思った」という。

 遠藤は「守備がはまらなかった場合はブロックを敷くのもオプションだと思う」としながら、「立ち上がりから前から行くのが自分たちの目指しているもの。はまらなかったときにどう修正していくか。臨機応変に選手が対応していかなければいけない」と語った。 

 欧州移籍3シーズン目にしてブンデスリーガ1部初挑戦となっている今季は、リーグ開幕戦から3試合連続でフル出場し、10月3日のレバークーゼン戦で競合を相手に1-1で引き分けて勝ち点1奪取に貢献。サッカー専門誌『kicker』が選出する第3節のベストイレブンに選ばれるほどのハイパフォーマンスを見せた。

 遠藤自身、昨季にプレーした2部と比べて「一つ一つの球際の強さ、個の能力の高い選手が多い。ドリブルのスピードや、アプローチのスピード。特に中盤はインテンシティーが高い」と感じているといい、レバークーゼン戦ではハードワークの代償として太ももを痛めてしまったが、「その環境でできていることはうれしいし、自分の求めている環境だと思いながらやっている」と充実感をにじませる。

 先発が見込まれるコートジボワール戦では「監督のコンセプトにトライしていきながら、試合中に選手同士でどう改善していくか」をカギとして挙げた。中心選手として活躍するシュツットガルトで「チームの心臓」と称された遠藤が「日本代表の心臓」になるには、ピッチ上で見せる修正力や、チーム全体のかじを取るリーダーシップを示すことが欠かせない。

「次の試合(コートジボワール戦)は修正してやっていけると思っている」。満を持してピッチに立つつもりだ。

(取材・文 矢内由美子)

“待っていた”後輩のA代表デビューにDF吉田麻也「本来なら抱きしめてお祝いしたいけど…」

日本代表のDF吉田麻也(サンプドリア)
 日本代表のDF吉田麻也(サンプドリア)が12日、カメルーン戦でA代表デビューを果たしたDF菅原由勢(AZ)への思いを語った。「本来なら抱きしめてお祝いしたいけど……」と嬉しさをのぞかせつつも、期待を込めて「厳しく接していかないといけないと感じている」のだという。

 吉田にとって菅原は名古屋グランパスU-18の後輩。吉田は1988年生まれ、菅原は2000年生まれで歳は干支一回りぶん離れているが、「個人的にはグランパスのユースから上がってきた選手のことは意識して見てしまうし、頑張ってほしい」という吉田は合流前から知っていたという。

 名古屋の公式Twitterは菅原が後半41分からA代表デビューを果たした9日のカメルーン戦の試合後、ロシアW杯での2人のエピソードを紹介。名古屋U-18の選手が吉田に寄せ書きを贈った際、多くの選手が「頑張ってください」と記したのに対し、菅原は「待っててください」と書いていたのだという。

 それから2年後の“有言実行”。菅原は11日に行われたオンライン取材で「合宿に来たとき、吉田選手が他の選手にそのことを話していて『もう来た。すぐ来ちゃったよ』と。僕は『2年間待たせてしまいました』と言いましたが、そういうことを覚えてくれていたのもうれしいし、口に出して実現できたことが大きなことかな」と思いを明かしていた。

 12日には吉田も取材対応を実施。「なかなかユースから昇格してA代表まで来るという例が少ないクラブなので、もっともっと多くの選手が自チームのトップチームで活躍して頑張ってほしいし、もちろんA代表まで来られればベスト」と後輩たちへの思いを語り、「日本に帰ってタイミングがあれば練習に参加するようにしているので、そこで会った選手と由勢みたいに再会できるのはうれしいし、それがサッカーの一つの素晴らしさだと思う」と感慨を述べた。

 一方で「本来だったら抱きしめてお祝いしたいけど、自分がこの代表で経験してきたことを思うと、ここに来るだけでは意味がないし、ここに居続けて何年もプレーして結果を出して、ヨーロッパでステップアップしていくということが一番難しい」と冷静な指摘も。代表定着への期待も込めて「大変だと分かっているからこそ、厳しく接していかないといけない」と意識しているようだ。

(取材・文 竹内達也)

見て感じた「改めてすごい選手」…室屋成が意気込み「自分の力を証明したい」

日本代表DF室屋成
 新天地で存在感を示した始めた日本代表DF室屋成。今後、より環境に慣れて自身の持ち味を存分に発揮していこうとしている。

 今夏、FC東京からブンデスリーガ2部のハノーファーに加入。DFBポカール1回戦に先発出場してデビューを飾ると、絶妙なクロスで得点機を演出した。そして、リーグ開幕戦でもスターティングメンバ―に名を連ねるなど、上々のスタートを切っている。

「個人的に環境も変わり、まだ適応している段階なので、早く慣れたい。試合中の言葉の部分は一番(慣れないといけないと)感じているので、一番最初にクリアしないといけない問題だと思う。自分が試合中にある程度指示を出せるくらいにならないとSBとしては難しい」 

 言葉の壁に少し苦しんでいるようだが、日本代表ではコミュニケーションの部分で問題はない。「久しぶりに来たけど、改めてレベルが高いと感じる。その中でも自分のスタイルを出していきたい」と意気込みを示す。

 9日のカメルーン戦ではベンチから試合を見守った。自身の持ち場となる右SBの位置で先発出場したDF酒井宏樹のプレーを見て感じたのは、「改めてすごい選手」だということ。「単純に対人の強さは、アフリカ勢が相手でも対等以上、フィジカルでも勝っていた」。長年、日本代表のSBは左をDF長友佑都、右を酒井が務めてきた。「2人からは学ぶことが多い。そこを吸収して、プレーに還元して成長していければ」と盗むべきものを盗み、自身の成長につなげていこうとしている。

 カメルーン戦では出場がなかったため、中3日で行われるコートジボワール戦では出場機会が与えられることが十分に考えられる。「自分の良さは攻撃参加、何回も仕掛けていけるのは自分の良さだと思う。自分の力を証明したい」とピッチ上で躍動する姿を見せたいところだ。

(取材・文 折戸岳彦)

中立地オランダで”欧州組多数”コートジボワール戦…吉田麻也「なかなかない絶好のチャンス」

日本代表DF吉田麻也(サンプドリア)
 国際親善試合のコートジボワール戦を翌日に控えた12日、日本代表DF吉田麻也(サンプドリア)がオンラインでの囲み取材に応じた。約11か月ぶりの実戦となった9日のカメルーン戦(△0-0)では課題も出ており、コートジボワール戦では「修正」が一つのテーマになりそうだ。

 カメルーン戦では前半の45分間、最終ラインの3枚とアンカーの計4枚で組み立ててくる相手のビルドアップに対し、前線のプレッシングがうまく機能せず。吉田やDF冨安健洋を中心に1対1の対応で抑え込み、無失点には抑えたものの、試合の主導権を握ることはできなかった。FW大迫勇也が試合後に「前半は守備にエネルギーを使った」と話したように、守備の課題は攻撃の破壊力低下にも波及。システム変更を講じた後半は状況が好転したが、0-0のまま試合を終えた。

 今回のオランダ遠征は昨年11月のカタールW杯アジア2次予選以来、11か月ぶりの代表活動。吉田は「約1年一緒にやってなくて、チームのやり方が染み付いていて、短い時間で合わせるのは難しい」と述べつつも、「理想は高く持って、活動している時にすり合わせていかないといけない」とインターバルを言い訳にはしない。中3日でのコートジボワール戦に向けて「1試合目で出て、2試合目で修正してトライしていくというのはポジティブな要素。うまくいかなかった試合から得るものを得て、次に活かしていくことが大事」と前を見据えた。

 対戦相手のコートジボワールはFIFAランクこそ60位で、日本の28位を大きく下回るが、FWウィルフレッド・ザハ(クリスタル・パレス)、FWニコラ・ペペ(アーセナル)、DFセルジュ・オーリエ(トッテナム)、DFエリック・バイリー(マンチェスター・U)、FWジェルビーニョ(パルマ)ら欧州5大リーグでプレーしている選手が多い。吉田も「アフリカ勢では突出して欧州でプレーしている選手が多く、経験ある選手も多いし、クオリティーも高い」と警戒を隠さない。

 そうした中でも、中立地のオランダで「相手のコンディションが良い状態で試合ができることはなかなかない絶好のチャンス」(吉田)だ。「次の相手は非常にいい相手だし、タフな相手。緊張感のある中でトライできるのは実戦に近い形で試せる」と前向きに語った主将は「カメルーンもクオリティが高かったけど、コートジボワールはもうちょっと精度が高くなると思う。カメルーン戦は単純なミスが多かったので、ディテールも突き詰めていかないといけない」と意気込みを語った。

(取材・文 竹内達也)

アピールに燃えるMF三好康児「自分にしか出せないものがある」

日本代表MF三好康児
 多くのライバルがひしめく2列目のポジション争いに挑む日本代表MF三好康児は、「自分にしか出せないものがある」と自らの武器でアピールしようと燃えている。

 ベルギーのアントワープに所属する三好は、直近の2日に行われたリーグ戦で自身の1ゴールを含む全4得点に絡む活躍を見せた。「90分を通した中で、しっかりと勝利して結果を残せたのは自分の中でも評価できる部分」と調子を上げて日本代表に合流した。

 昨年6月に行われたコパ・アメリカのグループリーグ第1節チリ戦でA代表デビューを飾ると、続くGL第2節ウルグアイ戦でA代表初得点を含む2ゴールを記録するなど結果も残した。しかし、同大会のチームは東京五輪世代のメンバーを中心に編成されており、常連メンバーがそろったA代表への合流は今回が初となる。

 しかし、やるべきことは変わらない。「A代表だろうが、アンダーの代表だろうが、クラブチームだろうが、アピールしないといけない立場は変わらない。普段からやっていることをA代表でもアピールするだけ」と力を込める。

 持ち場となる2列目には、MF原口元気、MF伊東純也、MF南野拓実、MF鎌田大地、MF堂安律、MF久保建英と今回招集されたメンバーだけでも多くのライバルが存在する。だが、持ち味は異なり、三好も自らの武器で生き残ろうとしている。

「僕の特長はボールを触った中でチャンスを作っていくところ。左利きという部分もあるけど、ボールに触っていく中でチームとしてリズムを作り、個人で打開していく中で得点していくところは、自分にしか出せないものがあると思う」

 9日のカメルーン戦では出場機会が訪れなかった。だからこそ、13日のコートジボワール戦で出場機会をつかむ可能性は十分にあるだろう。「連係、連動の部分から相手を崩していくのは日本代表の特長。その部分をチームメイトと共有して相手を崩していく」とイメージを膨らませつつ、「個人的には、プレーする上では得点が大事になると思うので、しっかりゴールを狙っていきたい」と貪欲な姿勢でピッチへと向かっていく。

(取材・文 折戸岳彦)

1トップ定着へ挑戦状…FW鈴木武蔵「ゴールで大迫選手に危機感を与えたい」

10日、豪雨の中でトレーニングした日本代表FW鈴木武蔵(ベールスホット)
 今夏に移籍したベルギーリーグでの好調と手ごたえが何よりの武器だ。FW登録の選手が1人になったことでコートジボワール戦での先発が決定的な日本代表FW鈴木武蔵(ベールスホット)がオンライン取材に応じ、「なんとしてでも自分が活躍して1トップの座を脅かしたい」と、強い意気込みを示した。

 ターゲットはエースストライカーの座だ。日本代表にはベスト16入りしたロシアW杯から君臨する大迫勇也がいるが、鈴木が目指すのはコートジボワール戦で結果を出して先発の座を取って代わること。「ゴールを取って大迫選手に危機感を与えたい。結果を残して、何としてでも1トップに定着したいと望んでいる」。強い言葉が次々と飛び出す。

 争うのは1つのポジションだが、タイプが違うという認識がある。

「大迫選手のポストプレーや味方を生かすプレーはすばらしく、僕にはないもの。でも、そこにこだわりすぎず、自分の特徴で勝負する。思い切って自分の良さを前面に出していきたい」。自分らしさで勝負するという構えだ。

 北海道コンサドーレ札幌でプレーしていた今夏にベルギーからオファーを受け、8月18日に移籍が決まった。プロ9年目の27歳は「最後のチャンスだと思って」迷わずに決断。ベルギーに渡ってからは、徐々に出場機会を手に入れ、ここまで5試合出場(2試合先発)で2得点と、監督やチームメートから信頼を得るようになっている。

「動き出しや、ゴール前での動き、背後を取ることは十分通用すると感じている。能力の差もそこまで感じていない」と、手応えは大きい。

 欲も増した。「昔は1点取って満足している自分がいたが、今は1点取っても満足できない、2点、3点、できるだけ多くの得点を取りたいという思いがある」という。

 久々に代表ユニフォームを着ての感想を聞かれると、「やっぱり特別。日本にいた時よりもさらに、着ているだけではなく、結果を残すぞという気持ちになった」と、精悍さの増した顔つきでそう言った。コートジボワール戦では貪欲さを増した鈴木のシュートに注目だ。

(取材・文 矢内由美子)

感じた課題、それを改善しようとする柴崎の姿…MF中山雄太「すり合わせれば良くなっていく」

日本代表MF中山雄太
 昨年6月のA代表デビュー戦では不完全燃焼に終わった。あれから1年。A代表2試合目のピッチに立った日本代表MF中山雄太は、その間に成長した姿を見せた。

 19年6月18日、コパ・アメリカのグループリーグ第1節チリ戦。前半21分に相手エースのFWアレクシス・サンチェスへのタックルでイエローカードを提示されると、「早い段階でイエローをもらい、残りの時間は自分が縛られた感じがした」と相手に対して強く行けなくなってしまった。チームは0-4で敗れ、その後の2試合で中山に出場機会が訪れることはなかった。

「僕にとっては苦い経験になった。でも、その苦い経験から日々、自分の成長を求めてやっていくことが未来につながっているんだと強く再認識できた」。そう語るように、所属するズウォレで経験を積み、コパ・アメリカ以来となるA代表招集を果たし、9日のカメルーン戦ではスターティングメンバ―に名を連ねた。

 ボランチの位置にともに入ったのは、チリ戦でもコンビを組んだMF柴崎岳だった。「守備面ではチームでやってきたことが出せた部分が多かった」と1年前とは違う姿を見せつつ、「攻撃の時間帯で僕らを経由する時間が短かった」と課題を挙げる。そして、中山が感じた課題を、試合中から改善しようとする柴崎の姿があった。

「攻撃面はいつ落ちたらいいのか。試合の中でも、試合を振り返って見ても、課題を改善しようという動きをしていた」。だからこそ、「僕が見た感覚と岳くんがどう考えて動いていたのかを、すり合わせていくことで良くなっていくと思う」と答えたように、2人のイメージをさらに近づけることで、日本の攻撃によりリズムがもたらされるはずだと考えている。

 カメルーン戦でフル出場しており、中3日で行われるコートジボワール戦で出場機会をつかめるかは微妙な状況と言える。しかし、その視線は常に先を見据えている。「カメルーン戦で守備に手応えを感じたけど、まだまだやれると思っているし、改善点も一個一個クリアにしていく。その日々の積み重ねが代表の定着につながると思うので、目の前にある課題や向上させたい点をクリアにしていきたい」とさらなる成長を誓う。

(取材・文 折戸岳彦)

共演は6分間も…南野が久保建英に期待「プレー時間が長くなれば、絶対にプラス」

日本代表MF南野拓実
 日本代表MF南野拓実が11日、オランダ遠征中にオンラインで実施された囲み取材に応じ、8日のカメルーン戦(△0-0)で6分間にわたって共演したMF久保建英(ビジャレアル)への期待を語った。

 カメルーン戦では南野が先発から後半26分までプレーし、久保は同20分から途中出場。わずか5分間強の共演に終わった。久保のデビュー戦となった昨年6月のキリンチャレンジ杯エルサルバドル戦(△1-1)と、同10月のカタールW杯予選タジキスタン戦では、南野に代わって久保が投入された形。同時にピッチに立ったのは同9月のパラグアイ戦(◯2-0)の後半45分間のみで、またしても十分に連携を確認する時間は与えられなかった。

 それでも報道陣から久保との感触を問われた南野は「タケもボールを受けて一人二人はがして前を向けるので、シャドーに入った時はチームとして攻撃を活性化させられるすごくいい選手だと思う。今後もプレー時間が長くなっていけば、絶対にチームにとってプラスになる」と前向きな言葉。「一緒にプレーすることがあったらコミュニケーションを取って、お互いの良さを活かしていければいい」と期待を語った。

 一方で「タケだけじゃなく、三好(康児)とか(鎌田)大地とか、そのポジションにはレベルの高い選手がいて、それぞれ特徴があるので、誰が入ってもプレーできるようにというのは練習から意識している。そこを次の試合でもやっていければ」と強調。13日のコートジボワール戦では新たな中盤タッグにも期待がかかる中、「親善試合とはいえ、どんな試合でも勝利を目指してプレーしたいし、そこで存在感を示していかないとこのチームでも確約された居場所はない。次の試合でも引き続き、結果にこだわって勝負したい」と自身のプレーに照準を当てていた。

(取材・文 竹内達也)

南野がリバプール“最強3トップ”から学んだこと「身体の大きさはそう変わらないのに…」

取材ではヘアスタイルについても問われて「髪の毛を切りに行けないだけです。めっちゃ切りたいんですけど……(笑)」とも語った日本代表MF南野拓実
 日本代表MF南野拓実が11日、オランダ遠征中にオンラインで実施された囲み取材に応じ、カタールW杯に向けて「大会までに所属チームで試合に出て結果を残すことが、W杯で結果を残すために自分ができる最大限のことだと思っている」と意気込みを示した。

 南野にとって、今回の合宿はリバプール移籍後初の代表活動。初陣のカメルーン戦ではゴールをもたらすことはできなかったものの、チーム全体で多くのチャンスはつくれなかった中でも、個人技から多くのシュートチャンスを導いていた。その裏にはプレミアリーグでの経験が生きているという。

「プレミアリーグの一つの特徴として、相手の体の強さ、プレースピード、身体能力が高いというものがある。カメルーンの選手たちも身体能力やスピードがあり、そういう環境でプレーしていないと慣れないと思うし、前のチーム(ザルツブルク)でプレーしていた時より、そういう相手との戦い方は慣れている」。

 一方、合宿合流直後にも語っていたように、リバプールでの現状に満足しているわけではない。出場機会はサブ組も交えたカップ戦が多く、リーグ戦では終盤の交代出場が中心。定位置を掴むためには、FWロベルト・フィルミーノ、FWサディオ・マネ、FWモハメド・サラーといった強力な3トップの存在が立ちはだかっている。

 南野は「所属チームで試合に出て結果を残す」という意識のもと、3人から刺激を受けながら日々のトレーニングに励んでいるという。この日の取材では次のように語った。

「マネとかサラーはゴツいけど、身体の大きさ的には僕とそう変わらないのに、強さもあるけど技術でも190cm級の相手と渡り合っている。複数の選択肢を持った上でのファーストタッチだったりで、相手のディフェンスが飛び込みづらくなるというのは参考になる。フィルミーノは自分とポジションも近いし、前を向いてボールを預けてゴールに向かうというプレーは僕も得意なプレーではあるので、相手のディフェンスラインに顔を出す動き方、どこのスペースを見ながらスペースに落ちてくるのかは参考になる。ファーストタッチをする前にどこを見るかで相手のディフェンスは読みにくくなる。彼らはそういううまさがあるので、自分も意識している」。

 そんな南野は日本代表でも「やりたいプレーに対する意思疎通は代表チームのほうがやりやすいけど、意識の違いは特にない。自分のチームでも代表でもこだわっているのはゴールとかアシストという結果を出すこと、チームの勝利に貢献すること」と同じ姿勢。13日のコートジボワール戦に向けて「親善試合とはいえ、どんな試合でも勝利を目指してプレーしたいし、そこで存在感を示していかないとこのチームでも確約された居場所はない。次の試合でも引き続き、結果にこだわって勝負したい」と意気込みを示した。

(取材・文 竹内達也)

柴崎岳が振り返るカメルーン戦「ビルドアップが淡白だった」「先に監督がアクションしてくれた」

日本代表MF柴崎岳(レガネス)
 森保ジャパンにとって2020年初陣となったカメルーン戦から一夜明け、日本代表MF柴崎岳(レガネス)が0-0に終わった試合を振り返った。

 オンライン取材の冒頭では約11か月ぶりとなる日本代表戦に感慨も語った柴崎。「約1年ぶりに日本代表のピッチで試合ができて、個人的には楽しかった。この状況下で試合を届けられたのは一つ、この世界情勢の中でポジティブなニュースになった思う」。その後、主題は試合のディテールに移っていった。

 カメルーン戦における大きなトピックはまず、前半4-2-3-1、後半3-4-2-1という二つのシステムを使い分けたことだった。前半は相手が繰り出す最終ライン3枚+アンカー1枚でのビルドアップに対し、プレスがハマらない時間帯が長く、森保一監督がハーフタイムに布陣変更を決断。その結果、交代投入されたMF伊東純也の働きもあり、後半は優位に試合を進められるようになった。

 柴崎もこの決断を前向きに受け止めていたという。「後半はフォーメーションを変えて、ある程度、相手に対して守備面で圧力をかけやすくなった。僕もハーフタイムに入った時にどう話そうかなと思っていたら、先に監督がアクションしてくれたので、それだったらいいかなというふうに思った」と振り返った。

 一方、課題として残ったのは前半の試合運びだった。

「奪った後のビルドアップの部分が非常に淡白だったと感じた。それによって守備に追われる時間が長くなった。ボールを奪った後のアクションや、ビルドアップがいまいちチームとして意識に欠けていた。やっていても感じたし、あとから見返していてもやっぱりそうだったなと感じた。個人的にはそういったところで、横パスとか後ろにサポートすることを意識したけど、なかなかそういった時間をつくりきれなかった」。

 攻撃面でも良さを出し切れなかった日本は、一方的にボールを握られる展開が続いた。

 この日のように、後ろに人数を割いてビルドアップをしてくる相手に対してプレスがハマらず、ズルズルと侵入を許してしまうという展開は森保ジャパンの頻出場面。アジア杯決勝のカタール戦(●1-3)を筆頭に、カタールW杯アジア2次予選のタジキスタン戦(○3-0)、キルギス戦(○2-0)、昨年11月のキリンチャレンジ杯ベネズエラ戦(●1-4)と、大敗や苦戦に結びついた経験がある。

 もっとも、カメルーン戦では一定のリスク管理のもとにこの現象が起きていたという。「仮にディフェンス面で相手にプレッシャーをうまくかけられたなという時でも、球際の部分とか、相手に近くなった部分で相手が上回ってきて、一人かわされて他が空いてくるところを使われたりしていた」。対人戦での力関係をそう捉えていたという柴崎は、東京五輪世代のMF中山雄太と組んだダブルボランチの位置関係を次のように振り返った。

「僕らのポジションがあまりひっくり返らないようにすることを雄太とも話していたし、最悪前線が置いていかれていたとしても、危ない時は4-2(4バックとダブルボランチ)で守りに行くという意識を持っていた。二人とも簡単に外されて、後ろの4枚でカウンターを受けるという場面は避けたかったので、僕らのところはそこまで追いかけすぎず、真ん中のポジションを埋めながらということを意識しながらやった」。

 これまで複数失点を重ねた試合では、中盤と前線のプレスが一気に空転し、スピードに乗った相手の攻撃を4バックだけで受け止めるという形も見られていたが、この日はそうした展開を防止。自陣への侵入を一定程度は許すため、守備陣が踏ん張る必要性は依然として出てくるものの、DF吉田麻也、DF冨安健洋の奮闘もあって「そこまで決定的な仕事をさせることはなかったし、最後の最後で止め切れていた」(柴崎)。結果、劣勢の45分間を無失点で終えられた。

 さらに前半の中ごろ以降は「そういった(中央を埋める)意識が強すぎて、ちょっと前にかからなかった部分もある」と認識した柴崎と中山が的確なタイミングでボールを奪いに行く場面も見られるようになり、前線プレスの空転も徐々に解消。その結果として攻撃でも見せ場が増え、相手と入れ替わってスペースに潜り込んだFW大迫勇也のミドルや、柴崎を起点とした攻撃から南野のシュートが生まれるなど、惜しいシーンも次々につくっていた。

 前半の終わりぎわの時間帯について「決定的とまでは行かなくてもある程度のディテールを押さえればゴールを決める場面に持っていけたのは事実」と振り返った柴崎は「前線からの追い方で(相手のパスコースを)限定的にしてくれて、ボランチの一人が少し前目でダイアゴナルなポジションを取れた時にそういう場面をつくることができていた」と立ち位置の分析も加えた。

 2018年7月の新体制発足時に森保監督が掲げ、その後も一貫してチームの主要テーマとなっている「対応力と臨機応変さ」。まだまだ道半ばであることは言うまでもないが、ハーフタイムに指揮官が決断したシステム変更も含め、カメルーン戦でも着実な取り組みが進んでいたことは間違いなさそうだ。

(取材・文 竹内達也)

発揮したい“個の成長”…1戦目をベンチで終えた板倉「より強く試合に出たいと思った」

コートジボワール戦での出場を目指す日本代表MF板倉滉(フローニンゲン)※写真はカメルーン戦前のもの
 オランダに渡ってもうすぐ2年、日本代表MF板倉滉(フローニンゲン)が欧州生活をスタートさせた地で代表定着の足がかりを掴む構えだ。出番のなかったカメルーン戦から一夜明け、13日のコートジボワール戦に向けたオンライン取材で「試合に出たいという気持ちは強いので、いつでも来てもいい準備をしておきたい」と意気込みを語った。

 2019年1月に川崎Fからマンチェスター・Cへの完全移籍を果たし、そのままオランダのフローニンゲンで武者修行をスタート。日本代表の国際大会では育成年代以来、主にボランチを任されてきたが、現地ではJリーグ時代と同様、186cmの上背を活かして主にセンターバックで出場機会を得ている。

「自分の中でどこで勝負したいという気持ちはありつつも、監督にここでと言われた場所で自分の力を発揮することが一番。チームではセンターバックをやっているけど、代表ではボランチで使ってもらっている。常にどちらでも行けるようにしておかないといけないと思っている」。今回のオランダ遠征ではポジションへのこだわりよりも、出場機会を掴むことにフォーカスしている。

 9日に行われたカメルーン戦では、板倉と同じくCBとボランチを兼務するMF中山雄太(ズウォレ)がボランチでフル出場。「90分間出て活躍しているのを見ると、より強く試合に出たいと思った」と刺激を受けたという。一方で「そこにフォーカスして見ていなかった」と過度な意識はせず、「次の試合に向けてしっかり準備するのみ」と前を見据えた。

 そんな板倉は13日のコートジボワール戦に向け、「強くて速い選手がたくさんいる中、組織で戦いながらも個で負けないように闘いたい。常にそこにフォーカスしてやっている」と意気込み。A代表主力を担うDF吉田麻也、DF冨安健洋が見せた「チームが苦しい中でも守り切れる力強さ、個人で守れる強さ」にも触発され、臆せず挑んでいくつもりだ。

 そうした姿勢が自身のA代表定着、そして東京五輪へと繋がっていく。これまでA代表での出場機会は五輪世代中心で挑んだ昨夏コパ・アメリカでの2試合と、昨年9月のキリンチャレンジ杯での17分間のみ。「コパ・アメリカでは個々の勝負のところでの力のなさをすごく感じたので、そこにフォーカスして1年間戦ってきたし、あの時の自分よりは今の自分のほうがいいと思っている。試合に出て発揮することが自分にとって大事」。闘う準備はできている。

(取材・文 竹内達也)

麻也へのメッセージが話題に…菅原由勢、有言実行の代表デビューに「2年間待たせてしまいました」

前日9日のカメルーン戦でA代表デビューしたDF菅原由勢
 9日のカメルーン戦(△0-0)に途中出場し、A代表デビューを飾った日本代表DF菅原由勢(AZ)が、試合から一夜明けてオンラインで報道陣に対応した。

「サッカーを始めたときからA代表のピッチに立つことを目標としてきた。短い時間だったけど、自分的にもうれしかった。ここまで来ることができたなという実感と、やっとスタートラインに立ったなという気持ち。ここから自分のサッカー選手としての大きなキャリアが始まると思っているし、ここからがスタートだと思っている」。リモート取材の画面越しにもうれしさや高揚感が伝わるハツラツとした表情だった。

 試合後は、DF吉田麻也が18年ロシアW杯に出場した際に名古屋グランパスの後輩である菅原が送ったメッセージがSNSで話題になった。当時、名古屋U18に所属していた菅原は、下部組織の先輩でもある吉田に送る寄せ書きに他のチームメイトが「頑張ってください」と書き込む中、一人だけ「待っていてください」と書いていたのだという。

 これは今回の合宿でも話題になった。「合宿に来たとき、吉田選手が他の選手にそのことを話していて、『もう来た。すぐ来ちゃったよ』と。僕は『2年間待たせてしまいました』と言いましたが、そういうことを覚えてくれていたのもうれしいし、口に出して実現できたことが大きなことかなと思う」と、はにかむように笑顔を浮かべた。

 ピッチに立ったのは後半41分からで、プレータイムは実質7分間ほど。本職の右サイドではなく、左ウイングバックでのプレーだったが、「とにかく昨日は出場したことに意味や価値がある」と一歩目を踏み出した意義を強調する。

「ピッチに立てるならどのポジションでもというのが僕のスタンス。『日本代表のためならどこでも大丈夫です』というのは森保さんとも合宿中に話していた」と、マルチプレーヤーとしてのポテンシャルも示した。出場時間が短かったため、自己採点は難しいと言いつつ、「これからの自分への期待を含めて30点くらい」と言った20歳。東京五輪世代の中でも若い菅原の今後が楽しみだ。

(取材・文 矢内由美子)

「半年の離脱は長かった」負傷明けのシュミットが現状を説明

代表合宿に参加しているGKシュミット・ダニエル
 負傷からの完全復活を期す日本代表GKシュミット・ダニエル(シントトロイデン)が10日、オンラインで取材に応じた。

 昨年夏に仙台からシントトロイデンに移籍したシュミットはすぐさま正GKの座をつかみ、昨年末までの公式戦は22試合連続でフル出場を続けていた。ところが、ウインターブレイク明けのキャンプで右足を負傷。「半年ぐらい治らなくて、7月の終わりぐらいに復帰して、徐々にコンディションを上げている段階」と説明した。

「半年の離脱は長かったですね」。今季は8月29日の第4節からベンチ入りしているが、いまだ出場機会をつかめていない。「日本人GKということで、ヨーロッパ圏外から来ているからには、(ライバルと)拮抗していたらダメで、もっと突き抜けないと試合には使ってもらえない。いかにしてそういう存在になるかというのが大事だと思う」と現状を捉えた。

 その意味でも約1年ぶりとなる代表合宿は貴重な場になる。「しばらく実戦から遠ざかっているけど、代表の練習はチームの練習と比べてもより引き締まっていると思うし、そういう中でプレーすることで少しでも実戦に近い形の緊張感を味わえている。そういう感覚を少しでも取り戻すことは意識してやっている」と貪欲に取り組んでいる。

「正直、代表の(川島)永嗣さんとゴンちゃん(権田)の2人の方がベルギーリーグのキーパーより優れていると思う」とも話したシュミット。クラブに戻って守護神の座を奪い返すためにも、一日一日の練習を無駄にするわけにはいかない。

(取材・文 西山紘平)

JFAが日本代表FW大迫勇也の離脱を発表

FW大迫勇也が日本代表を離脱
 日本サッカー協会(JFA)は10日、コートジボワール代表との国際親善試合を13日に予定している日本代表において、FW大迫勇也(ブレーメン)が離脱することを発表した。理由はクラブ事情としている。

 大迫は9日に行われたカメルーン代表との国際親善試合(△0-0)でスタメン出場。1トップに入り、90分間プレーしていた。

●海外組ガイド
●ブンデスリーガ2020-21特集

[関東2部]日本大登録メンバー/20後期

日本大登録メンバー

▽GK
1 山内康太(3年=甲府U-18)
12 大滝昌広(3年=佐野日大高)
21 有留奎斗(1年=四日市中央工高)

▽DF
2 埴田裕己(4年=習志野高)
3 西羽開(4年=成立学園高)
4 山崎舜介(3年=前橋育英高)
13 柴崎耀(3年=日大高)
15 東憲也(3年=四日市中央工高)
18 近藤友喜(2年=前橋育英高)
19 竹内大敬(4年=日大藤沢高)
25 栗田悠巨(1年=川崎U-18)
30 小林佑熙(1年=横浜FCユース)
34 青木駿人(1年=日大藤沢高)

▽MF
5 藤村祐世(2年=三重高)
6 楜澤健太(4年=帝京長岡高)
7 鬼京大翔(3年=流通経済大柏高)
8 大森渚生(3年=東京Vユース)
10 金井亮太(4年=水戸ユース)
16 鴨志田勁汰(3年=保善高)
17 景山豪(3年=興國高)
20 長澤壮竜(2年=前橋育英高)
23 丸山喬大(1年=帝京長岡高)
26 橋田尚希(1年=JFAアカデミー)
27 釣崎椋介(3年=前橋育英高)
28 宮原輝(1年=横浜FCユース)
29 岡本拓海(1年=広島皆実高)
32 西山蓮平(1年=前橋育英高)

▽FW
9 岡安優(3年=水戸ユース)
11 荻原翼(3年=JFAアカデミー)
14 峰松朋哉(3年=鹿児島実高)
22 中村健人(2年=四日市中央工高)
24 山田大樹(2年=佐野日大高)
33 溝口寛人(2年=佐野日大高)

●第94回関東大学L特集

[関東2部]日本大登録メンバー/20後期

日本大登録メンバー

▽GK
1 山内康太(3年=甲府U-18)
12 大滝昌広(3年=佐野日大高)
21 有留奎斗(1年=四日市中央工高)

▽DF
2 埴田裕己(4年=習志野高)
3 西羽開(4年=成立学園高)
4 山崎舜介(3年=前橋育英高)
13 柴崎耀(3年=日大高)
15 東憲也(3年=四日市中央工高)
18 近藤友喜(2年=前橋育英高)
19 竹内大敬(4年=日大藤沢高)
25 栗田悠巨(1年=川崎U-18)
30 小林佑熙(1年=横浜FCユース)
34 青木駿人(1年=日大藤沢高)
37 坪谷直樹(3年=大宮ユース)

▽MF
5 藤村祐世(2年=三重高)
6 楜澤健太(4年=帝京長岡高)
7 鬼京大翔(3年=流通経済大柏高)
8 大森渚生(3年=東京Vユース)
10 金井亮太(4年=水戸ユース)
16 鴨志田勁汰(3年=保善高)
17 景山豪(3年=興國高)
20 長澤壮竜(2年=前橋育英高)
23 丸山喬大(1年=帝京長岡高)
26 橋田尚希(1年=JFAアカデミー)
27 釣崎椋介(3年=前橋育英高)
28 宮原輝(1年=横浜FCユース)
29 岡本拓海(1年=広島皆実高)
32 西山蓮平(1年=前橋育英高)
35 馬場智哉(2年=甲府U-18)
36 松本蓮(3年=山口U-18)

▽FW
9 岡安優(3年=水戸ユース)
11 荻原翼(3年=JFAアカデミー)
14 峰松朋哉(3年=鹿児島実高)
22 中村健人(2年=四日市中央工高)
24 山田大樹(2年=佐野日大高)
33 溝口寛人(2年=佐野日大高)

●第94回関東大学L特集

日本vsカメルーン 試合後の森保一監督会見要旨

日本vsカメルーン 試合後の森保一監督会見要旨
 オランダ・ユトレヒトでカメルーン代表と対戦した日本代表森保一監督が9日、試合後にオンライン会見を行った。

 以下、試合後の森保一監督会見要旨
森保一監督
「日本代表の約1年ぶりの試合ということで対戦相手のカメルーンが強い中、手探りの状況も多かったと思うが、選手たちが勝って日本に励ましのエールを送るという気持ちを持って試合に臨んで最後まで戦ってくれた。試合の途中は連携的にうまくいかなかったり、カメルーンも非常に力のあるチームで受け身になったりすることもあったが、粘り強く辛抱しながら徐々に自分たちのペースに持っていって、前半よりも後半、時間を追うごとに我々の戦いができたかなと思う。引き分けだったが、次は勝利という結果に変えられるようにベストを尽くしていきたい」

——連携不足は想定内だったとして、監督としての満足度は?後半3バックに変えたのは最初から予定していたのか?

「連携不足はありえるかなということで準備をしていたし、選手たちにも話はしていた。その中でまずは守備で無失点に抑えることができた。選手たちが粘り強く守ってくれたと思う。攻撃も後半は特に決定的な場面をつくることはできたとは思うが、まだまだ相手を崩すときの画が合わず、フィニッシュまでいけないところはあったのでさらに精度を上げていかなければならない。連携不足でも画は合っているなと思ったので、プレーで表現できるように次の試合に向けてやっていきたい」

「準備の段階で昨日は4バックも3バックも試した。いつ使うのかは試合の状況を見て使っていくという部分では3バックを試さない選択肢もあったが、試合の流れを見て。選手たちも昨日、戦術に厚みをもたらすうえで必要だと前向きにやってくれていたので後半トライした」

——相手のボールを奪った後の最初のプレーでうまくいかないことが多かった。連携なのか、改善点はみつかっているのか?
「仰られる通り、守から攻に切り替わった時のプレーのクオリティを上げていかなければいけないというのは今日の試合でも出ていた。試合を想定した時、ボールを奪った瞬間に相手がプレッシャーを激しくかけてくることはスカウティングでも予想していたし、トレーニングの中でも意識的にプレッシャーを回避するように、そして素早く相手のゴールに向かうようにということは伝えた。選手たちもやってくれようとしていたが、実際につながりの部分ではもっといかなければいけないと思った。画はあったが、実際のクオリティをさらに上げていかないといけないと思う」

——中山雄太(ズウォレ)がコパ以来の先発起用、菅原由勢(AZ)は初出場した。世代の融合に関する狙い、手応えは?
「先発を決める中でもう一人ボランチができる遠藤(航)が今日の試合でプレーできないということで、トレーニングの中からどういうメンバーでカメルーン戦を戦っていくかと。中山はズウォレでボランチで試合に出ている。コパではもちろん彼だけの責任ではないが、チリ戦に完敗したあと試合に出られないことになってしまった経験は彼も覚えていると思う。一年経って、彼がどれくらい成長したかというところを含めて見させてもらおうと、今日起用させてもらった。やはり前回の思いは強かったと思うし、ボランチで勝負したいという思いが強いことも今日のプレーで表現してくれた。自分の力は出してくれた」

「菅原由勢は左サイドのウイングバックで起用した。彼自身、今はAZで練習の中で左サイドのポジションをやってると聞いていた。0-0の状況の中、試合を落とさないために、そして勝つために、緊張感のある中でプレーしたことは彼の成長につながっていけば。彼自身はAZでシーズンを送る中で出場機会はそれほど多くないし、代表としてプレーするには他に結果を出している選手がいる中、こうやって今回の招集条件等を満たして代表でプレーできた。彼自身がラッキーを持っていると思う。その部分を生かして今後の成長につなげてもらえたら。いずれ、今後日本代表として東京五輪に向けてももっともっと成長してもらって、戦力として計算できる選手になってもらいたいので、今日の経験を生かしてもらえたら」

——前半の流れを見てシステムを変えたと仰っていたが、3バックにした戦術的な理由は?伊東純也(ゲンク)に託した働きは?

「攻撃の部分ではウイングバックの選手がワイドなポジションを取ることで、4バックの相手に対してより守備の対応を難しくさせる部分。我々がサイドにスペースを持って突破できることを考えながら、かつ、ワイドなポジションの選手がいることによって、1トップ2シャドーの選手が中でスペースを持って起点につなげる、攻撃を仕掛けられるというところを考えて3バックで戦った。

 特にワイドのポジションから相手を崩すところは純也が持っている攻撃力を生かしてもらえたらと思っていた。サイドを突破してチャンスメイクという部分は狙い通りのことが形として出ていたかなと思う。ただし、得点には至らなかった。もっとチャンスをつくれる場面はあった。サイドの守備の部分では、相手の右サイドの2番と左サイドバックの6番の選手が前半かなり高い位置に来て我々が守備の対応をするのが難しくなっていた中で、3バックにして役割をはっきりさせることで相手の攻撃もある程度うまく止められるようになったのかなと思う」

——守備のところで1対1のバトル、選手のプレーぶりはどうだったか?
「カメルーン代表の選手は1対1では身体能力が非常に高く、体の強さを持っている選手ばかりでしたが、試合の入りから我々日本代表の選手たちがアグレッシブに勇敢に相手との戦いを挑んでいくという部分で積極的に入ってくれたと思う。局面の部分で勝つこともあれば、相手に上回られる部分もあったが、まずはアグレッシブに自分たちが戦いを挑んでいくという部分で選手たちは勇気を持ってた戦ってくれた。相手に有利になった場面でも粘り強く相手に食らいついていく、しつこさも出してくれた。チームの戦う意思統一ができて、今日の試合を無失点に抑えることができたのかなと思う。そのベースがあって攻撃も徐々に良くなったし、選手たちには続けてほしいと思う」

決定的ヘッドは枠外…FW大迫「今後もぶれずに点を取ることを求めたい」

日本代表FW大迫勇也(ブレーメン)
[10.9 国際親善試合 日本0-0カメルーン ユトレヒト]

 課題も前向きな手ごたえもある、これぞ国際親善試合という90分間だった。昨年9月のカタールW杯2次予選ミャンマー戦以来となる代表招集で1トップとして先発した日本代表FW大迫勇也(ブレーメン)は、「いろいろな人の頑張りがあって僕らは試合できた。感謝したい」と、久々の代表ユニフォームに高揚感を持ちながら90分間のフル出場。だからこそ0-0のスコアレスドローを悔やんだ。

 最大のチャンスは後半4分。後半から入ったMF伊東純也が右サイドを駆け上がり、右足でクロス。ニアのMF南野拓実を越えたボールに、PA内中央に位置した大迫がドンピシャのタイミングで頭を合わせたが、ゴールをとらえることはできなかった。

「決めるチャンスだし、そこを突き詰めていかないといけない」。

 反省を口にした大迫だが、言葉の端々ににじみ出るのは、課題をポジティブにとらえている様子だ。
 日本は前半は4バック(4-2-3-1)で試合を始めたが、カメルーンの3枚回しに前線の守備がはまらず、後半から3バック(3-4-2-1)にシステムを変更。これが功を奏し、奪ってからの攻撃がスムーズにいくようになった。

「前半は守備にエネルギーを使ったが、後半は守備の時にあまりエネルギーを使わずボールを取れた。そこはうまく修正できたと思う」。

 実際、約1年ぶりの代表戦で、全員がそろっての合宿期間は2日間のみ。「最初は距離感など問題があったと思うが、時間がたつにつれてよくなったと思う」と振り返ったように、ピッチの中で我慢強く修正を施していけたことに安堵した部分もあるのだろう。

 所属チームのあるブレーメン州の取り決めにより、日本代表が活動中のオランダ・ユトレヒトが「リスク地域」とされているため、試合後はチームを離れてドイツに戻り、5日間の自主隔離に入る。

「帰ったらトレーニングをするだけ。今後ももっと得点を取りきる、僕がしっかり取るということをぶれずに求めていきたい」。

 日本代表のリスタートに、エースストライカーは決意を新たにしていた。

(取材・文 矢内由美子)

守備に手応えも攻撃に課題…MF中山雄太「マイボールの時間を増やすプレーを」

日本代表MF中山雄太
[10.9 国際親善試合 日本0-0カメルーン ユトレヒト]

 中盤の底に入って90分間を戦い抜いた日本代表MF中山雄太。A代表2試合目の出場で、手応えを感じる部分もありつつ、成長させなければならない部分も感じたようだ。

 19年6月17日のコパ・アメリカ・グループリーグ第1節チリ戦以来のA代表のピッチ。スターティングメンバ―に名を連ねると、MF柴崎岳とともにボランチの位置に入った。

 カメルーンにボール保持される展開となった前半。「捕まえ切れない時間が多かった」と相手のアンカーに入ったMFサムエル・ウム・グエットからチームとして自由を奪えず、相手に主導権を渡してしまう。

 しかし、後半に入って4-2-3-1から3-4-2-1にシステム変更すると、「僕らも前に行きやすくなって、(柴崎)岳くんや僕がつかまえに行くシーンはできた」。そして、「相手の中盤に前を向かせないというトラジションの部分は自分のチームでも意識していたし、今日も意識した」と振り返ったのように、素早い攻守の切り替えから相手に寄せて攻撃を遅らせるなど守備面では一定の手応えを得た。

 だが、チームとしても攻撃の形を作れずに苦戦し、自身もパスミスがあり、ボール保持時には効果的な配球をできずにチャンスにつなげられなかった。「攻撃の部分でもっとマイボールの時間を増やすプレーをしていかないといけない」と課題として挙げた。

(取材・文 折戸岳彦)

2020年日本代表初陣、昨年までと左右CBを入れ替えた理由を吉田麻也が説明

2020年日本代表初陣、昨年までと左右CBを入れ替えた理由を吉田麻也が説明
[10.9 国際親善試合 日本0-0カメルーン ユトレヒト]

 日本代表の2020年初陣はスコアレスドローに終わった。前後半で4バックから3バックに変更するなど、対策を打ったが、最後まで得点を奪うことは出来なかった。

 しかし主将DF吉田麻也は「とても意義のある試合だった」と振り返る。「3バックに関してはずっと監督もやりたいと言っていて準備はしていた。良かった点もあったと思うし、もっとすり合わせないといけない。ただなかなか試合が出来ない非常にいいコンディションのアフリカのチームと対戦できたということは意義があることだった。最初のプレーから非常にいいチームだと感じたので、とても意義のある試合だったと思います」。

 またCBコンビを組んだDF冨安健洋とのポジションが、昨年までと左右逆でスタートした。吉田によると、昨年までは「なるべく冨安がやりやすいように」と右SBでもプレー経験のある後輩に右に置く形にしていたという。ただ今年から自チームで吉田が右CB、冨安が左CBを担うことが多くなったことで、森保一監督とも話し合った結果、昨年とは逆の形でスタートすることになったと説明した。

リバプール主力級の“個”、“組織”としての修正力…新10番・南野が振り返った二つの課題

日本代表MF南野拓実(リバプール)
[10.9 国際親善試合 日本0-0カメルーン ユトレヒト]

 新10番を任された日本代表MF南野拓実(リバプール)にとって、出場試合では6試合ぶりのノーゴールだった。「勝利で終えたかった。0-0でドローという結果には満足していない」。木村和司氏に並ぶ6試合連続ゴール記録については「知らなかった。記録という部分にこだわりはない」としつつも、「勝利に貢献できなかった部分が悔しい」と悔しそうに振り返った。

 欧州組にとっては昨年11月のカタールW杯アジア2次予選以来、約11か月ぶりの実戦。前半は4-3-3の立ち位置を取りながら人数をかけてくるカメルーンを相手になかなか良い形がつくれず、一方的にボールを握られる時間帯が続いた。

 南野とFW大迫勇也でプレッシャーをかけようにも、アンカーのMFサムエル・ウム・グエットを使っていなされる場面が頻発。「相手の7番(グエット)と中盤の距離感に対してハマらなかったのは、今日の試合の一つの課題」と振り返った南野は、攻撃陣と「サコくんが前に出て、自分が引いて、(堂安)律と(原口)元気くんがプレッシャーに行くのがいいんじゃないか」という改善策を話し合っていたという。

 一方、森保一監督はハーフタイムにシステム変更を敢行した。4-2-3-1から「今までもトレーニングしたりしていたし、オプションではあるのかなと思っている」(南野)という3-4-2-1のフォーメーションにすることで、相手の3枚でのビルドアップに人数を合わせて対応。その結果、後半は敵陣で優位に試合を進められるようになり、時間を追うごとにチャンスの数も増えた。

 だが、結果的にはノーゴールのまま試合が終わった。

 南野は後半26分に途中交代したため、多くの決定機を逃した終盤の攻勢には加わらなかったが、「チームの勝利に貢献できなかった」ことに悔い。チーム状況が悪かった前半にも、南野は巧みなトラップやターンなどの個人技でチャンスをつくり、自身のシュートチャンスに結びつける場面が続いていただけに、そこで試合を決める期待もしたいところだ。

「自分がトップ下に入ったので間に受けて強引にでもターンして、チームの攻撃を活性化することは意識してプレーしていた。前半はとくにビルドアップから自分たちの形で綺麗にゴールに向かうというより、ボールを奪った後に強引な形でゴールに向かうプレーが必要になると思っていた」。

 この日のプレー意識についてそう振り返った南野は「今日みたいにチームとして形のある攻撃をすることが少ない時は、個の力で打開してゴールに向かうプレーが必要になる。普段チームではそうして点を取る選手とプレーしているので、そういうプレーがもっと必要だと思っているし、もっと伸ばしていかないといけないと感じている」とリバプールで主力を担うチームメートの例を挙げつつ、個人としてのレベルアップを誓った。

 また、チームとしては前半の戦い方自体に課題が残った。「アンカー対策」の脆さはこの一戦だけで露呈したものではなく、これまでも何度か見られたもの。昨年2月のアジア杯決勝カタール戦(●1-3)では完敗につながり、格下とされるカタールW杯アジア2次予選のタジキスタン戦(◯3-0)、キルギス戦(◯2-0)というアウェー2試合でも同様の形から相手に決定機を与えていた。

 この日のオンライン取材で、報道陣からカタール戦との関連性を挙げる質問を受けた南野は「たしかにそういう部分では似たような部分はあるかもしれない」と認め、「ああいう時に前半のままのシステムで行くなら、チームで引いて誘って奪うとか、そういう案をもっとチームで出していければ良かった」と改善点を指摘。「どれだけ素早くシステムを変えながら守備できるかどうかは今後に向けての課題」と先を見据えた。

 一方、こうした課題について南野からは「でも幸いにも次がある」と前向きに捉える言葉も。13日のコートジボワール戦に向けて、「次に向けてまたしっかりいい準備をしていきたい」と語った。

(取材・文 竹内達也)

みんなで採点!! 2020年初陣の日本代表、最も評価が高かったのは…

最も評価が高かったのは…


[10.9 国際親善試合 日本0-0カメルーン ユトレヒト]

 日本代表は9日、オランダ・ユトレヒトで行われた国際親善試合でカメルーン代表と対戦し、0-0で引き分けた。

 iOS版およびAndroid版で配信中の『ゲキサカアプリ』では、ユーザーが出場選手を採点。キックオフから試合終了30分後まで受け付けられた採点の平均点が発表された。

 最も評価が高かったのは、途中出場で何度も右サイド突破を試みたMF伊東純也で『6.57』。2位は球際で強さを発揮したDF酒井宏樹で『6.40』、3位は『6.13』でDF吉田麻也とDF冨安健洋が並んだ。その他、ユーザーによる採点平均は以下の通り。

先発
GK 12 権田修一 5.68
DF 16 冨安健洋 6.13
DF 19 酒井宏樹 6.40
DF 20 安西幸輝 5.28
DF 22 吉田麻也 6.13
MF 7 柴崎岳 5.57
MF 8 原口元気 5.54
MF 10 南野拓実 5.83
MF 11 堂安律 5.27
MF 4 中山雄太 5.24
FW 15 大迫勇也 5.26
途中出場
MF 14 伊東純也 6.57
MF 17 久保建英 6.06
MF 9 鎌田大地 5.76
DF 21 菅原由勢 5.46

※最高点8.5、最低点3.5の0.5点刻みで出場者全員を採点した平均点

 iOS版およびAndroid版の「ゲキサカ」アプリは、以下のバナーよりインストールまたはアップデートできます。みんなで日本代表を採点しよう!


●日本vsカメルーン テキスト速報


●スパイク専門オンラインストア
 『ゲキサカFC STORE』

久々の代表戦も90分間守備安定…麻也「感覚はよくなっている」

DF吉田麻也は守備に手応え
[10.9 国際親善試合 日本0-0カメルーン ユトレヒト]

 2020年の初陣となった試合は、ドローながら無失点で終えることができた。DF吉田麻也は試合後のインタビューで、試合を振り返っている。

 前半は4バックでDF冨安健洋(ボローニャ)とともに、後半は3バックで冨安とDF酒井宏樹(マルセイユ)で守備に走った。オール欧州組で安定感を見せたが、吉田は「こういう環境、状況下のなか、欧州の選手で集まれたことは日本代表が次のステップに向かっている」と評しつつ「選手の質やクラブの規模はまだ足りない」とさらなる高みを求めている。

 45分ずつで陣形を変えたが、安定感は失われず。守備においては大きなピンチを迎えることはなかった。「久しぶりの試合だったのでかみ合わない部分はあったけど、1回やったことで感覚はよくなっている」と手応えを語った。

 13日のコートジボワール戦に向けて、「強い相手だが勝ちたい」と勝利を強調した。

“1試合限定招集”大迫勇也は1トップでフル出場「しっかり決めることができれば…」

1トップでフル出場したFW大迫勇也
[10.9 国際親善試合 日本0-0カメルーン ユトレヒト]

 1試合限定での招集となった日本代表FW大迫勇也(ブレーメン)は1トップの位置でフル出場した。「決定的なチャンスもあったので、しっかりと決めることができればよかった」と悔やみながらも、「いい相手だったし、自分たちのためになる試合だったと思う」と、約1年ぶりとなる代表戦の意義も感じていた。

 0-0で折り返した後半4分にはMF伊東純也の右クロスにヘディングで合わせるシーンがあったが、枠を捉え切れず。同39分、MF久保建英の左クロスにはわずかに合わせ切れなかった。

 なかなか決定的な形をつくれない90分だったが、守備では90分間無失点。「後半は特に僕らがしっかりハメられるシーンも多かったと思うし、あれを繰り返すことができれば得点も近づいてくると思う」と手応えを口にしていた。

日本vsカメルーン 試合記録

【国際親善試合】(ユトレヒト)
日本 0-0(前半0-0)カメルーン


<警告>
[日]冨安健洋(23分)、原口元気(37分)
[カ]ジョン・オナナ(47分)

主審:バス・ネイハウス
副審:シャルル・スハープ、ヨースト・ファンザイレン
前後半でシステム変更も…森保Jの2020年初陣はスコアレスドロー
3バックへの布陣変更を森保監督が説明「守備の対応を難しくさせる部分」
ラストプレーの直接FKはクロスバー直撃!!途中出場の久保建英は代表初ゴールならず
“1試合限定招集”大迫勇也は1トップでフル出場「しっかり決めることができれば…」
カメルーン代表監督「相手は世界でも優秀な日本代表。得たものには満足している」
リバプール主力級の“個”、“組織”としての修正力…新10番・南野が振り返った二つの課題
守備に手応えも攻撃に課題…MF中山雄太「マイボールの時間を増やすプレーを」
2020年日本代表初陣、昨年までと左右CBを入れ替えた理由を吉田麻也が説明
決定的ヘッドは枠外…FW大迫「今後もぶれずに点を取ることを求めたい」
日本vsカメルーン 試合後の森保一監督会見要旨


<出場メンバー>
[日本]
先発
GK 12 権田修一
DF 16 冨安健洋
DF 19 酒井宏樹
DF 20 安西幸輝
(46分→MF 14 伊東純也)
DF 22 吉田麻也
MF 7 柴崎岳
MF 8 原口元気
(86分→DF 21 菅原由勢)
MF 10 南野拓実
(71分→MF 9 鎌田大地)
MF 11 堂安律
(65分→MF 17 久保建英)
MF 4 中山雄太
FW 15 大迫勇也
控え
GK 1 川島永嗣
GK 23 シュミット・ダニエル
DF 3 室屋成
DF 2 植田直通
DF 13 板倉滉
MF 6 遠藤航
MF 25 三好康児
FW 24 鈴木武蔵
監督
森保一

[カメルーン]
先発
GK 1 ファブリス・オンドア
DF 2 コリンズ・ファイ
(87分→DF 3 セルジュ・ルコ)
DF 4 ハロルド・ムクゥディ
DF 5 ミカエル・エヌガドゥ・エヌガジュイ
DF 6 アンブロアーズ・オヨンゴ
(83分→DF 19 アマッド・エンギュヤンサ)
MF 7 サムエル・ウム・グエット
MF 8 アンドレ・フランク・ザンボ・アンギュイッサ
MF 14 ヤン・ブライス・エテキ
(46分→MF 17 ジョン・オナナ)
FW 10 ムミ・エンガマル
(70分→FW 18 フランク・エビナ)
FW 11 カール・トコ・エカンビ
FW 21 セルジュ・タベク
(76分→FW 20 ファブリス・オリンガ)
控え
GK 16 ブロンディー・ヌクー
MF 24 ツィー・ウィリアム・ヌデンゲ
監督
トニ・コンセイソン

3バックへの布陣変更を森保監督が説明「守備の対応を難しくさせる部分」

森保監督
[10.9 国際親善試合 日本0-0カメルーン ユトレヒト]

 約1年ぶりとなる日本代表戦を終え、試合後のオンライン会見に応じた森保一監督は「連携的にうまくいかなかったり、カメルーンも非常に力のあるチームで受け身になったりすることもあったが、時間を追うごとに我々の戦いができた」と試合を振り返った。

 新型コロナウイルスの影響で日本国内の入国制限もあり、Jリーグでプレーする選手を招集できなかったため、史上初めて「オール欧州組」でのオランダ遠征。今年3月以降の国際試合がストップしたため、森保ジャパンにとっては2020年に入って最初の実戦となった。

「連携不足はありえるということで準備をしていたし、選手たちにも話はしていた。その中でまずは守備で無失点に抑えることができた。選手たちが粘り強く守ってくれたと思う。攻撃は連携不足でも画は合っているなと思ったので、次の試合に向けてやっていきたい」

 4-2-3-1でスタートし、後半は3-4-2-1にシステムを変更した指揮官は、3バックを試した理由について次のように説明した。

「準備の段階で昨日は4バックも3バックも試した。いつ使うのかは試合の状況を見て使っていくという部分では3バックを試さない選択肢もあったが、試合の流れを見て。選手たちも昨日、戦術に厚みをもたらすうえで必要だと前向きにやってくれていたので後半トライした」

 MF原口元気(ハノーファー)とMF伊東純也(ゲンク)にアウトサイドを託した森保監督は「攻撃の部分ではウイングバックの選手がワイドなポジションを取ることで、4バックの相手に対してより守備の対応を難しくさせる部分」と狙いを挙げた。守備面についても「相手のサイドバックの選手が前半かなり高い位置にきて守備の対応が難しくなっていた中で、3バックにして役割をはっきりさせることで相手の攻撃もある程度うまく止められるようになった」と手応えをにじませた。

ラストプレーの直接FKはクロスバー直撃!!途中出場の久保建英は代表初ゴールならず

途中出場したMF久保建英
[10.9 国際親善試合 日本0-0カメルーン ユトレヒト]

 ラストプレーで狙ったFKは惜しくもクロスバーに阻まれた。日本代表MF久保建英(ビジャレアル)は0-0の後半20分から途中出場。「オープンゲームみたいになっていたので、空いたスペースで受けて、前にボールを運べたらなと思って入った」と、3-4-2-1の右シャドーでプレーした。

 後半39分には左サイドで縦に仕掛けてゴール前にクロスを上げたが、わずかにFW大迫勇也には合わず。スコアレスのまま迎えた後半アディショナルタイム、MF伊東純也がPA右外でファウルを受けると、FKのポイントに久保とMF柴崎岳が立った。

 角度はあまりなかったが、左足であれば十分に直接狙える位置。「壁の位置があまり良くなかったので、狙えるかなと思った。最後だし、蹴ってみようかなと思って蹴ったけど、ゴールキーパーがナイスセーブをしたのかなと思う」。左足から放たれたキックはGKの指先をかすめるようにクロスバーを直撃。直後に試合終了のホイッスルが鳴った。

「最後のところで途中出場の選手がもっと流れを変えないといけないけど、久しぶりにこうやって代表でサッカーができて、あとは結果だけだと思う」。A代表初ゴールはまたもお預けとなったが、約1年ぶりの代表戦を終えた19歳はすぐに13日のコートジボワール戦を見据えた。

スコアレスにも手応え…森保監督は若手とベテランの融合に「将来の成長につながっていく」

森保一監督
 日本代表は9日、国際親善試合でカメルーン代表と対戦し、0ー0でドロー。コロナ禍から待望の2020年初戦は痛み分けに終わり、森保一監督は「選手たちがよく踏ん張ってくれた」と語った。

 20年初戦の結果はスコアレスドロー。90分間を通して得点を狙い、勝利を目指したものの、スコアを動かすことはできなかった。森保監督は「結果的に引き分けは満足の行く結果ではなかったですけど、最後まで戦い抜く、勝利を届けようということを選手たちが最後まで続けてくれたと思います」と選手たちをねぎらった。

 オール欧州組であり、1997年以降に生まれた東京五輪世代も多く占める中で挑んだ一戦。DF冨安健洋、MF中山雄太、MF堂安律が先発し、MF久保建英、初招集のDF菅原由勢も途中出場した。指揮官は「非常に強い相手と世代が融合しながら強化試合をできたということは、将来の成長につながっていくと思います」とこの試合に価値を見出す。

 無得点に終わったが、守備面では無失点に抑えた。「まだまだ上手く守れると思いますけど、失点ゼロということは、選手たちがよく踏ん張ってくれたと思います」と一定の評価を与えている。

前後半でシステム変更も…森保Jの2020年初陣はスコアレスドロー

10番でピッチに立ったMF南野拓実(リバプール)
[10.9 国際親善試合 日本0-0カメルーン ユトレヒト]

 日本代表は9日、オランダ・ユトレヒトで行われた国際親善試合でカメルーン代表と対戦した。2020年の初陣で前半は4-2-3-1、後半は3-4-2-1と二つのシステムを使い分けたが、ゴールを奪えないまま0-0で引き分けた。

 新型コロナウイルスの影響で今年3月以降の国際試合がストップしたため、森保ジャパンにとっては2020年に入って最初の実戦。日本国内の入国制限もあり、Jリーグでプレーする選手を招集できなかったため、史上初めて「オール欧州組」でオランダ遠征に臨んでいる。

 初戦の先発にはこれまでの主力メンバーを中心に並べた。GK権田修一(ポルティモネンセ)がゴールを守り、最終ラインは右からDF酒井宏樹(マルセイユ)、DF吉田麻也(サンプドリア)、DF冨安健洋(ボローニャ)、DF安西幸輝(ポルティモネンセ)。安西が体調不良で招集辞退となったDF長友佑都(マルセイユ)の代役としてチャンスを掴んだ。ダブルボランチにはMF柴崎岳(レガネス)の隣に東京五輪世代のMF中山雄太(ズウォレ)を抜擢。レギュラー争いをリードするMF遠藤航(シュツットガルト)は控えとなった。2列目は右からMF堂安律(ビーレフェルト)、MF南野拓実(リバプール)、MF原口元気(ハノーファー)が並び、MF久保建英(ビジャレアル)はベンチスタート。1トップにはFW大迫勇也(ブレーメン)が入った。[スタメン&布陣はコチラ]

 前半早々、カメルーンにさっそくアクシデント。自陣ビルドアップで守備陣の乱れが出たのを発端に、スリップしたGKファブリス・オンドアが大迫のプレッシャーを受けて倒れ込み、試合が一時中断した。オンドアはその後もプレーを続行したが、カメルーンの選手が腕を使ったファウルを犯す場面が続くなど、序盤は荒れ模様の展開が見られた。

 最初のチャンスはカメルーン。前半14分、右サイドをつないでトコ・エカンビが攻め込み、ハイクロスにFWムミ・エンガマルが反応した。ヘディングシュートはわずかに枠を外れたが、日本はさっそく決定機をつくられた。直後、日本も冨安の縦パスを南野が巧みなターンで収め、ドリブルで前進するも、人数をかけた相手ブロックを崩せず。18分、左サイドで相手のクリアを奪った安西がエリア内で倒されたが、ファウルの笛は吹かれなかった。

 日本は前半19分、中盤で競り勝った中山の縦パスから南野がファーストシュート。これはGKの正面に飛んだが、22分には右サイドを突破した酒井のクロスを南野が狙い、23分にもセットプレーから吉田のヘッドが枠内を襲うなど、次々に惜しい場面をつくった。それでも主導権は引き続きカメルーン。逆三角形型の中盤に対して日本のダブルボランチはなかなかプレッシャーをかけられず、一方的にボールを握られる形で試合が落ち着いた。

 前半35分過ぎには日本の中盤守備が向上し、再びゴール前に侵入できる場面が増えた。ただ、高い位置に攻め上がっていった中山のチャンスが惜しくも相手に阻まれると、直後に放たれた大迫のミドルシュートは大きく枠外。43分、ゴール正面の細かいスペースを柴崎と原口がつないで南野が左足で狙ったが、これもブロックされ、スコアレスのままハーフタイムを迎えた。

 すると後半開始時に森保一監督が動いた。安西を下げてMF伊東純也を投入し、システムを4-2-3-1から3-4-2-1に変更。原口と伊東が両ウイングバック、南野と堂安がシャドーの布陣となった。すると4分、さっそく日本にチャンス。伊東が自慢のスピードを活かしたスプリントでボールを奪うと、ゴール前のクロスは南野の頭を超えて大迫のもとへ。だが、ヘディングシュートは惜しくも枠を外れた。

 カメルーンも後半6分、柴崎からボールを奪ってのカウンターからFWセルジュ・タベクがエリア内を突破。それでも冨安が冷静なリトリート対応を見せ、シュートは権田が正確なパンチングで阻んだ。日本は20分、中山のボール奪取から堂安、酒井で右を崩してクロスを上げ、相手クリアボールのこぼれ球が柴崎の足下へ。だが、相手をかわして放ったシュートはうまくミートせず、ゴロでゴールマウス左に外れた。

 日本は後半20分、堂安に代えて久保を投入。久保は直後、さっそく右サイドに開いてボールを引き出した。また27分には南野に代えてFW鎌田大地(フランクフルト)がピッチに立った。日本はその後も選手間の距離感がよく、ボールを奪われてもすぐさま奪い返すなど、攻撃ではなかなか良い形をつくれないながらもうまく試合を進めた。

 日本は後半36分にビッグチャンス。右サイドに開いた鎌田が伊東からのパスを受け、グラウンダーでのクロスを大迫がスルーし、ゴール前に走り込んだ原口がダイレクトで狙う。だが、これはGK正面。38分にはカウンターから左を攻め込み、久保がドリブルで相手を振り切ったがクロスは合わなかった。

 後半41分、原口に代わってDF菅原由勢(AZ)を投入し、4バック気味のシステムに再変更。20歳の菅原はA代表デビューとなった。アディショナルタイムには右サイドを単独で切り裂いた伊東がペナルティエリア際で倒され、角度のないところでFKを獲得した。キッカーは久保。鋭いボールで狙ったシュートが枠内を襲ったが、GKがパンチングで回避。これがラストプレーとなり、スコアレスでタイムアップを迎えた。

リバプール主力級の“個”、“組織”としての修正力…新10番・南野が振り返った二つの課題
3バックへの布陣変更を森保監督が説明「守備の対応を難しくさせる部分」
決定的ヘッドは枠外…FW大迫「今後もぶれずに点を取ることを求めたい」
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2020年日本代表初陣、昨年までと左右CBを入れ替えた理由を吉田麻也が説明
ラストプレーの直接FKはクロスバー直撃!!途中出場の久保建英は代表初ゴールならず
カメルーン代表監督「相手は世界でも優秀な日本代表。得たものには満足している」
監督会見
選手採点

2020年森保J初陣はスコアレスで後半へ…日本代表の採点受付中

日本代表どう評価する?(ゲキサカアプリの採点画面)
[10.9 国際親善試合 日本-カメルーン ユトレヒト]

 日本代表は9日、オランダ・ユトレヒトで行われる国際親善試合でカメルーン代表と対戦。iOS版およびAndroid版で配信されている『ゲキサカアプリ』では、この試合に出場している日本選手の採点を受付中だ。

 採点はキックオフから試合終了30分後まで受け付けており、時間内であれば何度も変更することができる。そして、試合終了30分後には、ゲキサカ読者の採点の平均が表示される。

 2020年最初の実戦となる森保ジャパン。あなたは日本代表メンバーをどう評価する?日本代表のスターティングメンバーは以下の通り。

先発
GK 12 権田修一
DF 16 冨安健洋
DF 19 酒井宏樹
DF 20 安西幸輝
DF 22 吉田麻也
MF 7 柴崎岳
MF 8 原口元気
MF 10 南野拓実
MF 11 堂安律
MF 4 中山雄太
FW 15 大迫勇也
控え
GK 1 川島永嗣
GK 23 シュミット・ダニエル
DF 3 室屋成
DF 2 植田直通
DF 13 板倉滉
DF 21 菅原由勢
MF 6 遠藤航
MF 14 伊東純也
MF 9 鎌田大地
MF 25 三好康児
MF 17 久保建英
FW 24 鈴木武蔵

 iOS版およびAndroid版の「ゲキサカ」アプリは、以下のバナーよりインストールまたはアップデートできます。みんなで日本代表を採点しよう!


●日本vsカメルーン テキスト速報

日本vsカメルーン スタメン発表

日本vsカメルーン スタメン発表
[10.9 国際親善試合](ユトレヒト)
※21:00開始
主審:バス・ネイハウス
副審:シャルル・スハープ、ヨースト・ファンザイレン
<出場メンバー>
[日本]
先発
GK 12 権田修一
DF 16 冨安健洋
DF 19 酒井宏樹
DF 20 安西幸輝
DF 22 吉田麻也
MF 7 柴崎岳
MF 8 原口元気
MF 10 南野拓実
MF 11 堂安律
MF 4 中山雄太
FW 15 大迫勇也
控え
GK 1 川島永嗣
GK 23 シュミット・ダニエル
DF 3 室屋成
DF 2 植田直通
DF 13 板倉滉
DF 21 菅原由勢
MF 6 遠藤航
MF 14 伊東純也
MF 9 鎌田大地
MF 25 三好康児
MF 17 久保建英
FW 24 鈴木武蔵
監督
森保一

[カメルーン]
先発
GK 1 ファブリス・オンドア
DF 2 コリンズ・ファイ
DF 4 ハロルド・ムクゥディ
DF 5 ミカエル・エヌガドゥ・エヌガジュイ
DF 6 アンブロアーズ・オヨンゴ
MF 7 サムエル・ウム・グエット
MF 8 アンドレ・フランク・ザンボ・アンギュイッサ
MF 14 ヤン・ブライス・エテキ
FW 10 ムミ・エンガマル
FW 11 カール・トコ・エカンビ
FW 21 セルジュ・タベク
控え
GK 16 ブロンディー・ヌクー
DF 3 セルジュ・ルコ
DF 19 アマッド・エンギュヤンサ
MF 17 ジョン・オナナ
MF 24 ツィー・ウィリアム・ヌデンゲ
FW 18 フランク・エビナ
FW 20 ファブリス・オリンガ
監督
トニ・コンセイソン

●[親善試合]日本vsカメルーン テキスト速報

森保J、2020年初陣のスタメン発表! 2列目は南野、原口、堂安で久保ベンチスタート

8日には試合会場で前日練習を行った日本代表
 日本代表は9日、オランダ・ユトレヒトで行われる国際親善試合でカメルーン代表と対戦する。コロナ禍を経てようやく迎える2020年最初の実戦。日本時間午後9時のキックオフを前にスターティングメンバーが発表され、競争の激しい2列目にはMF 原口元気(ハノーファー)、MF南野拓実(リバプール)、MF堂安律(ビーレフェルト)が名を連ねた。

 今回のオランダ遠征は、日本代表史上初めてとなる「オール欧州組」によるメンバー編成。日本の入国制限もあって国内組が招集できない中、1997年以降に生まれた東京五輪世代が7人を占めている。

 遠征初戦のカメルーン戦ではそのうちDF冨安健洋(ボローニャ)、MF中山雄太(ズウォレ)、堂安が先発。MF久保建英(ビジャレアル)、初招集のDF菅原由勢(AZ)、DF板倉滉(フローニンゲン)、MF三好康児(アントワープ)はベンチに控えた。

 これまでのW杯予選で主力を担い続けてきたGK権田修一(ポルティモネンセ)、DF酒井宏樹(マルセイユ)、DF吉田麻也(サンプドリア)、MF柴崎岳(レガネス)も先発。13日のコートジボワール戦には帯同しないFW大迫勇也(ブレーメン)が1トップを任された。また体調不良で招集辞退のDF長友佑都の代役はDF安西幸輝(ポルティモネンセ)が務める。

 カメルーンのFIFAランキングは53位(日本は28位)。日本から見た対戦成績は3勝1分で、これまで一度も敗れたことがない。前回対戦は2010年の南アフリカワールドカップのグループリーグ第1節で、FW本田圭佑の先制ゴールを守り切り、1-0で勝利している。

 森保ジャパンは当初、今年3月・6月にカタールW杯2次予選を戦い、9月から最終予選に挑む予定だった。しかし、新型コロナウイルスの影響ですべて延期。この一戦が待ちに待った再開試合となる。現状のスケジュールではW杯予選が来年3月に再開する見込みで、このオランダ遠征ではアフリカの強豪相手に現有戦力をテストする。

<出場メンバー>
[日本代表]
▼先発
GK 12 権田修一(ポルティモネンセ)
DF 16 冨安健洋(ボローニャ)
DF 19 酒井宏樹(マルセイユ)
DF 20 安西幸輝(ポルティモネンセ)
DF 22 吉田麻也(サンプドリア)
MF 7 柴崎岳(レガネス)
MF 8 原口元気(ハノーファー)
MF 10 南野拓実(リバプール)
MF 11 堂安律(ビーレフェルト)
MF 4 中山雄太(ズウォレ)
FW 15 大迫勇也(ブレーメン)
▼控え
GK 1 川島永嗣(ストラスブール)
GK 23 シュミット・ダニエル(シントトロイデン)
DF 3 室屋成(ハノーファー)
DF 2 植田直通(セルクル・ブルージュ)
DF 13 板倉滉(フローニンゲン)
DF 21 菅原由勢(AZ)
MF 6 遠藤航(シュツットガルト)
MF 14 伊東純也(ゲンク)
MF 9 鎌田大地(フランクフルト)
MF 25 三好康児(アントワープ)
MF 17 久保建英(ビジャレアル)
FW 24 鈴木武蔵(ベールスホット)
▼監督
森保一

コロナ感染GKオナナら離脱…カメルーン代表、日本代表戦のメンバー18人発表

カメルーン代表
 JFA(日本サッカー協会)は9日、日本代表と対戦するカメルーン代表の登録メンバー18人を発表した。

 カメルーン代表は合流前に全員の新型コロナウイルス陰性証明が揃っていたが、6日にPCRの再検査を行った結果、2選手の感染が明らかになっていた。陽性反応が出た同代表の正守護神GKアンドレ・オナナ(アヤックス)、MFクンデ・マロング(マインツ)が離脱。試合は当初の予定どおり、日本時間9日午後9時にキックオフ。

日本代表戦に臨むカメルーン代表メンバー

GK 1 ファブリス・オンドア(オステンデ)
GK 16 ブロンディー・ヌクー(ストーク・シティ)
DF 5 ミカエル・エヌガドゥ・エヌガジュイ(ゲント)
DF 6 アンブロアーズ・オヨンゴ(モンペリエ)
DF 2 コリンズ・ファイ(スタンダール・リエージュ)
DF 3 セルジュ・ルコ(ワースラント・ベフェレン)
DF 4 ハロルド・ムクゥディ(サンテティエンヌ)
DF 19 アマッド・エンギュヤンサ(ディジョン)
MF 8 アンドレ・フランク・ザンボ・アンギュイッ(フラム)
MF 24 ツィー・ウィリアム・ヌデンゲ(ルセルン)
MF 14 ヤン・ブライス・エテキ(グラナダ)
MF 7 サムエル・ウム・グエット(ラインドルフ・アルタッハ)
MF 17 ジョン・オナナ(ロイヤル・エクセル・ムスクロン)
FW 11 カール・トコ・エカンビ(リヨン)
FW 10 ムミ・エンガマル(ヤングボーイズ)
FW 20 ファブリス・オリンガ(ロイヤル・エクセル・ムスクロン)
FW 21 セルジュ・タベク(ロイヤル・エクセル・ムスクロン)
FW 18 フランク・エビナ(ハノーファー)

コロナ感染GKオナナら離脱…カメルーン代表、日本代表戦のメンバー18人発表

コロナ感染GKオナナら離脱…カメルーン代表、日本代表戦のメンバー18人発表
 JFA(日本サッカー協会)は9日、日本代表と対戦するカメルーン代表の登録メンバー18人を発表した。

 カメルーン代表は合流前に全員の新型コロナウイルス陰性証明が揃っていたが、6日にPCRの再検査を行った結果、2選手の感染が明らかになっていた。陽性反応が出た同代表の正守護神GKアンドレ・オナナ(アヤックス)、MFクンデ・マロング(マインツ)が離脱。試合は当初の予定どおり、日本時間9日午後9時にキックオフ。

日本代表戦に臨むカメルーン代表メンバー

GK 1 ファブリス・オンドア(オステンデ)
GK 16 ブロンディー・ヌクー(ストーク・シティ)
DF 5 ミカエル・エヌガドゥ・エヌガジュイ(ゲント)
DF 6 アンブロアーズ・オヨンゴ(モンペリエ)
DF 2 コリンズ・ファイ(スタンダール・リエージュ)
DF 3 セルジュ・ルコ(ワースラント・ベフェレン)
DF 4 ハロルド・ムクゥディ(サンテティエンヌ)
DF 19 アマッド・エンギュヤンサ(ディジョン)
MF 8 アンドレ・フランク・ザンボ・アンギュイッ(フラム)
MF 24 ツィー・ウィリアム・ヌデンゲ(ルセルン)
MF 14 ヤン・ブライス・エテキ(グラナダ)
MF 7 サムエル・ウム・グエット(ラインドルフ・アルタッハ)
MF 17 ジョン・オナナ(ロイヤル・エクセル・ムスクロン)
FW 11 カール・トコ・エカンビ(リヨン)
FW 10 ムミ・エンガマル(ヤングボーイズ)
FW 20 ファブリス・オリンガ(ロイヤル・エクセル・ムスクロン)
FW 21 セルジュ・タベク(ロイヤル・エクセル・ムスクロン)
FW 18 フランク・エビナ(ハノーファー)

日本vsカメルーン 試合前日の森保一監督会見要旨

日本vsカメルーン 試合前日の森保一監督会見要旨
 オランダ・ユトレヒトでカメルーン代表と対戦する日本代表森保一監督が8日、オンラインで前日の記者会見を行った。

 以下、試合前日の森保一監督会見要旨

森保一監督
「代表活動をする点で困難な中、環境づくりに尽力してくださった全ての方々に感謝を申し上げたい。そしてコロナ禍になって、医療従事者の方々は命がけでわれわれの命を救うために戦ってくれている。社会の機能を守るため、われわれの暮らしを守るために身を粉にして働いてくださっているソーシャルワーカーの方々がいて、いまこうしてわれわれの活動ができていることに感謝申し上げたい。今回の試合では新型コロナウイルスの影響で困難な生活を送られている方々、日本で頻発している自然災害などで困難な生活をしている大変な方々が多い。われわれの戦いを通して、支援、応援してくださっている方々に励ましのエールを届けられればと思っている」

——今回の2試合はこれまでの代表活動と違うと思う。日本で苦しんでいる人へのエールという意味では、チーム全体が本気になっているかが試される。監督はチームの雰囲気への手応えをどう感じているか。
「選手たちは練習から激しく、厳しく臨んでくれているので、試合で日本に勝利をお届けする、ひたむきにベストを尽くす姿を届けて、勝利を喜んでもらう、励ましのエールになる戦いをしたいという思いが伝わってきている。日本代表の試合再開、活動再開を楽しみに待ってくださっている方々も多いので、勝利と、チーム一丸となって戦う姿をお届けしたいという選手の気持ちは練習の中からも十分に伝わってきている」

——代表活動ができなくても、所属クラブで個の力を磨くことで代表チームにつながると話していたが、選手たちの成長を感じた部分は。
「長くヨーロッパでキャリアを積み重ねている選手の自信や落ち着きはこれまでも感じてきたが、まだキャリアとしてはそう長く経験を積んでいない選手たちも海外に渡ってから月日が経って、選手たちの自信がすごく伝わってくる。強さとかたくましさが増したと、各選手を見てコミュニケーションを取る中で感じさせてもらっている。個を磨くと話しているが、日本人の良さであり、日本人として武器にしないといけない連係連動する、団結する、組織力で戦うところは個の強さをもっともっと伸ばしながら、組織力を活かしていければと思っている。また技術や戦術で個を大きく、強くするということもあるが、チームのために、仲間のために走って戦うというメンタル的な部分も選手たちには個の能力として備えてほしいと伝えながらやっていきたい」

——この2試合、どのようなメンバー編成をするか。
「試合の状況がどうなるのかということもあるので、状況次第で起用の仕方も臨機応変に変えていかないといけない。少しでも多くの選手にピッチに立ってもらいたいという気持ちではいる。ただ今回、招集させてもらった23人の選手が全員ピッチに立てるという絶対的な保証はない。起用として少しでも多くの選手にピッチに立ってもらいたいと思っている。そうしながらチーム力を上げていくということ、戦術の共有という部分でも底上げができればと思っている」

——前線のバンサン・アブバカル、シュポ・モティングは招集されていないが、カメルーンの印象はどうか。
「試合は監督が代わってからの3試合をスカウティングした。まずは個の能力という部分で身体能力も技術も高い選手が揃っている。チーム全体として推進力があるチームで、それを活かした戦い方をしてくる。今回はカメルーンの監督さんが意図した招集ができているかということや、アクシデントがあって離脱者が出ることが起きているかもしれないが、チームとして能力の高い選手が揃っていること、選手が欠けた中でも次の選手が逆に野心を持って、非常にモチベーション高く出てくることは十分に考えられるので、われわれの強化試合として、非常に手強い相手と試合ができると思っている。われわれが成長できる戦いができると思っている。最終的にはもちろんカメルーンのことも大切だが、われわれもほぼ1年間活動ができていない中、これまでやってきた基本的なことをチームとして見つめ直しつつ、試合の中では個がどういったことができるか、チームとして戦術共有しながらお互いの良さをどう出し合えるかを最大限考えていきたい。対戦相手のことも重要だが、われわれがこの試合に勝利して、応援してくださっている日本の方々に励ましのエールを送り、笑顔になって喜んでいただける結果を得られることにベストを尽くしながら、われわれ自身のレベルアップにつなげていきたい」

——選手の判断と監督からの指示という部分について、試合前の戦術設計による準備と、試合中の指示はどういったバランスでやっていきたいか。
「状況を見て選手に判断してもらう部分と、私自身が選手に対して戦術的な指示をどう送るかは状況に応じて使い分けたい。ただし、まずはチームとしてのベースの部分でのやるべきコンセプトが非常に大切だと思うので、この短い期間で全体練習は昨日と今日の2回だけだったが、その中でピッチ上でできるチームの基本的なコンセプトを選手たちにピッチ上で伝えることと、ミーティングを重ねてきたので攻撃・守備のコンセプトは選手たちと映像で共有してきたので、ベースの部分を持ちながら、ピッチ上で選手たちが対戦相手との兼ね合いで、流れの中でどうしていったらいいかを判断していってもらえるようにしたい。なおかつコンセプトと違うことがあれば、私自身がアドバイスとして伝えていければと思う。チームのベースがあってオプションがあると思っているし、ピッチ内でプレーしている選手自身がいま戦っている状況での問題解決能力や修正能力をお互いのコミュニケーションの中でできるチームが強いチームだと思う。ベースの部分と、選手が判断する部分を使い分けて、思い切ってプレーしてほしい。

——複数ポジションができる選手がいる中、選手の希望も含め、起用法をどういうふうに考えているか。
「すでに何人かの選手と話しているし、私自身が個を尊重して大切にして見ていきたいと思っているし、それぞれこのポジションでスペシャリストという部分はプロとして当然持ってほしいが、チームとして戦う上で複数のポジションでプレーをしてもらうことは選手に伝えながら、戦いに臨みたいと思う。とくに短期間ではそこまでないかもしれないが、長期で何試合も戦うW杯やアジア杯はポリバレントな複数ポジションができることは選手に要求しながら、チームとして戦っていきたい。選手がどう納得するかは分からないが、選手が思っていることはしっかり聞いて、私自身が見ての特徴と使い方はコミュニケーションを取りながら進めていければ」

——ピッチの上で指揮を執るのは今年1月のU-23アジア選手権以来だが、采配も含めてどんなテーマを掲げて挑むか。
「チームの基本的なコンセプトのもと、選手の特徴があるので、チームの役割の中でそれぞれが持っているものを思い切って発揮してほしい。またここは戦術的なところではないかもしれないが、今回は代表活動ができるということ、試合ができることはわれわれにとってこれほどの喜びはない。選手たちには試合ができる、プレーができる喜びと、この環境を作ってくださった方々への感謝の気持ちを持って思い切ってプレーしてほしい」

(取材・文 竹内達也)

コロナ禍初の実戦へ…森保監督が意気込み「励ましのエールを届けられれば」

日本代表の森保一監督
 日本代表森保一監督が8日、オンラインで記者会見を行い、翌9日のカメルーン代表との親善試合に向けて「新型コロナウイルスの影響で困難な生活を送られている方々、日本で頻発している自然災害などで困難な生活をしている大変な方々が多い。われわれの戦いを通して、支援、応援してくださっている方々に励ましのエールを届けられれば」と意気込みを語った。

 新型コロナウイルスの影響で今年3月から国際試合が中断していたため、カメルーン戦は森保ジャパンにとって2020年初の実戦。今月5日から合宿がスタートし、7日から全体練習を行ってきた中、短い準備期間でも「選手たちは練習から激しく、厳しく臨んでくれている。試合に対する思いが伝わってきている」(森保監督)とムードを高めてきたようだ。

 日本国内の入国制限を受け、今回は招集メンバー23人全員が欧州組。選手たちと久々の再会を果たした森保監督は「長くヨーロッパでキャリアを積み重ねている選手の自信や落ち着きはこれまでも感じてきたが、キャリアとしてはそう長く経験を積んでいない選手も海外に渡って月日が経ち、自信がすごく伝わってくる。強さ、たくましさが増したなと各選手を見て、コミュニケーションを取る中で感じさせてもらっている」と変化を語る。

 そんなオール欧州組の選考は顔ぶれの変化をもたらした。今回は五輪世代のMF三好康児(アントワープ)、MF中山雄太(ズウォレ)を昨夏のコパ・アメリカに続いて招集し、20歳のDF菅原由勢(AZ)を初選出。試合での起用について森保監督は「少しでも多くの選手にピッチに立ってもらいたいという気持ちはある。ただ今回、招集させてもらった23人が全員ピッチに立てるという絶対的な保証はない」と語るにとどめたが、選手層の拡大に期待がかかる。

 対戦相手のカメルーンは、森保ジャパンの発足以来初のアフリカ勢。「身体能力や技術も高い選手が揃っている。チーム全体として推進力があるチームで、戦い方をしてくる」と述べた森保監督は「非常に手強い相手」と警戒する。一方、フォーカスするのは自分たち。「カメルーンのことも大切だが、われわれも1年間ほぼ活動ができていない中、これまでやってきた基本的なことを見つめ直しつつ、試合の中で個が何をできるか、お互いの中でどう戦術共有できるかを考えていきたい」と前を見据えた。

(取材・文 竹内達也)

日本代表戦控えるカメルーン代表で2選手コロナ感染…チームドクターが会見で公表

オンライン会見を行ったカメルーン代表のチームドクター
 9日に日本代表と親善試合を行うカメルーン代表が8日、オンラインで記者会見を行い、オランダ入りした選手2人から新型コロナウイルスの陽性反応が確認されたと発表した。濃厚接触者1人とともに計3人はすでにチームを離脱し、試合は予定どおり日本時間9日午後9時にキックオフする。

 会見に出席したカメルーン代表のチームドクターによると、代表チームは今月5日にオランダ入り。合流前の時点で全員の陰性証明が揃っていたが、試合規定に従って翌6日に再検査を行った結果、2人から陽性反応が出たという。カメルーン代表は3人と負傷者を除いた17人で親善試合に臨む。

 JFAによると、オランダ遠征の試合開催にあたっては、両チームの選手・スタッフが合流前72時間以内の検査による陰性証明を持参した上で、試合3日前をめどに再び現地でPCR検査を受検するという義務が設けられている。カメルーンのその他の選手・スタッフ、日本の全選手・スタッフは陰性だった。

 JFAの広報担当者は同日の会見で「試合運営スタッフもPCR検査を受け、明日の試合への支障はないと考えている。試合運営にあたってはUEFA、オランダサッカー協会のプロトコルに従って準備を進めているが、引き続き安全第一に進めていく」とコメントした。

(取材・文 竹内達也)

参加できるのは1試合のみ…カメルーン戦に全力を注ぐFW大迫勇也「ゴールを取る」

日本代表FW大迫勇也
 昨年9月のミャンマー戦以来の招集となった日本代表FW大迫勇也が、ゴールに全力を注ぐ姿勢をあらためて強調した。

 所属のブレーメンではここまでリーグ3試合中、開幕戦は先発して45分間のプレー。2戦目は終了間際の出場、MF堂安律が所属する3戦目のビーレフェルト戦は不出場(ベンチ)と、プレータイムが減っているが、「自分を信じて取り組むだけ」と焦りはない。

「(代表戦の)テーマはゴールを取ること。目に見える結果を出すことでコンディションも上がるし、周りの評価も上がる」。今までも得点ですべてを語り、すべてを黙らせてきたストライカーとしてのプライドをにじませた。

「代表は1年空いたが、イメージはつねに持っている。欧州で、コンディションの良い相手とできることは大きい。ここで結果を残すことで次につながるし、大事にしたい」と意気込む。

 13年7月の東アジア選手権で代表デビューを飾ってから7年。クラブと代表の行き来はもうすっかり慣れている。「代表の試合はクラブとはつねに違う。頭の切り替えなどいろいろな部分をいつもやっているので、そこはうまくできると思う」。

 所属チームのあるブレーメン州の取り決めにより、日本代表が活動中のオランダ・ユトレヒトが「リスク地域」とされているため、参加できるのはカメルーン戦のみとなる。「チームと代表の話し合いの結果。与えられたところでプレーするだけです」。目の前の試合だけに集中する。

(取材・文 矢内由美子)

ドイツに新天地求めたMF堂安律「遠回りに見えても僕には一番の近道」

日本代表MF堂安律
 今夏、オランダからドイツへと渡った。新天地に選んだのは今季ブンデスリーガ1部に昇格したビーレフェルト日本代表MF堂安律は「ただ、自分が強くなるため、うまくなるための決断だった」と答えた。

 昨季、フローニンゲンからPSVへのステップアップを果たす。序盤戦は先発に名を連ねてゴールという結果も残した。しかし、シーズン途中に指揮官が変わると、思うように出場機会をつかめず。新型コロナウイルスの影響もあって全日程を消化する前にリーグ戦は終了。決して納得のいくシーズンを過ごせなかった。

 すると、9月5日、ビーレフェルトへの期限付き移籍が発表された。「何か違いを生み出す選手になるためには、大きな成長曲線を描くためには、大きな環境の変化が必要だと感じた。そのためには国を変えるというのも一つの選択肢だった」。今季、ドイツ1部に昇格したビーレフェルトとオランダの名門クラブであるPSV。本人も「チームの格で言うとPSVの方が上」だと感じている。しかし、ビーレフェルトに身を置くことが、目標を達成するためには「一番の近道」だと考えたようだ。

「ファンの人から見るとPSVで活躍した方がビッグクラブに行ったり、自分が成長する近道に見えがちだけど、やっている僕からすると、少し違和感を持ちながら1年間プレーしていた。PSVのスタメン11人がいて、そのうちの1人で終わってしまうんじゃないかというのがあった。やっぱり特別な選手になりたい。少し遠回りに見えるような道でも、僕にとっては一番近道だと感じた決断だった」

 将来的にビッグクラブに行くという明確な目標を持つ男は、自身の成長のために移籍を決断。ドイツでのシーズンは初戦となったDFB杯1回戦で先発出場を飾り、リーグ戦でも開幕3試合連続先発出場と順調なスタートを切っている。

 約10か月ぶりの活動を行っている日本代表は9日にカメルーン、13日にコートジボワールと対戦する。アフリカ勢との対戦に「間違いなく能力が高いので、その能力勝負になるようなプレーを選ぶのではなく、日本の強みである技術を見せ、ハードワークができれば、間違いなく良い結果を残せる」とイメージを膨らませると、「プラスアルファで自分の特長であるゴールに向かっていくシュートやパスを出していきたい」と日本代表の中でも自身の存在価値を証明しようとしている。

(取材・文 折戸岳彦)

“ライバル”長友不在でチャンス到来…DF安西「ピッチで100%出していきたい」

日本代表DF安西幸輝(ポルティモネンセ、写真左)
 日本代表DF安西幸輝(ポルティモネンセ)にとって、今回のオランダ遠征は大きなチャンスであり、結果を出さなければならない正念場だ。DF長友佑都(マルセイユ)の体調不良によって先発が予想される親善試合2試合に向け、「2試合とも出るつもりでいる。この1年間、海外で積み上げてきたものを試合で出せれば」と意気込みを語った。

 今回のオランダ合宿では当初、25人のメンバーが招集されていたが、直前の公式戦で負傷したFW岡崎慎司(ウエスカ)と体調不良の長友が急遽参加辞退。これまでどおりに4-2-3-1のシステムを採用した場合、幸いにも1トップとサイドバックには2人以上の人員が確保されていたが、調子を上げていた岡崎と絶対的主力である長友の離脱は痛手となった。

 それでも「一番のライバルは佑都くんだと思っていた」という安西にとっては大きなチャンスだ。所属クラブでは右サイドバックを主戦場としているものの、右の控えにあたるDF室屋成(ハノーファー)、DF菅原由勢(AZ)に比べれば左サイドバック経験は豊富。右足でボールを持ちながら相手と正対できるため、ドリブルで剥がしながら周囲との連携で攻め上がっていくという持ち味が活かせるポジションとなる。

 安西は「左右の景色の違いに慣れないといけない。そこは注意している」と懸念点にもイメージを膨らませつつ、「ドリブルで仕掛けられるので自信を持ってやっている」と前向き。ポルティモネンセでの「守備でもうちょっと激しくいってほしいと言われてきたので、練習でやってきたし、よくなってきたと直接言ってもらえた」という経験も生かしつつ、存在感を発揮する構えだ。

 昨年のカタールW杯アジア2次予選では6-0の大勝だったモンゴル戦に途中出場したのみで、日本代表での存在感はまだまだ。今回のオランダ合宿で、W杯出場経験を持つカメルーン、コートジボワールを相手にどれだけできるかが、今後の代表生活の試金石となる。

「佑都くんはライバルだと思うし、尊敬している。海外に来て成くん(室屋)とも話したけど、サイドバックで求められているものは本当に違う。守備の1対1はできて当たり前、強くて当たり前。佑都くんはすごく強いし、身長は小さいのにスタメンを守り続けているところがすごい」。長友への敬意を払った安西だが、「憧れを持っていたらいつまで経っても追い越せないし、今回はチャンスだと思っている。ピッチで100%出していきたい」と尻込みするつもりはない。

 安西を支えているのは昨夏鹿島から欧州移籍を選び、1年間かけて積み上げてきた経験だ。「ポルトガルリーグも速い選手がたくさんいるし、アフリカ出身の選手とは何回もマッチアップしてきた。バチバチ行きたいし、逆に攻撃で何度もオーバーラップして相手を疲弊させて、特長を出していければと思っている」。まずは8日、カメルーンを相手に成長の跡を見せつける。

(取材・文 竹内達也)

JFAハウス勤務の関係者1人が新型コロナ陽性「迅速に対応してまいります」

JFAハウス勤務の関係者1人が新型コロナ陽性「迅速に対応してまいります」
 日本サッカー協会(JFA)は8日、同協会拠点のJFAハウス(東京都文京区)で働く関係者1人から、新型コロナウイルスの陽性反応が確認されたと発表した。

 JFAによると、関係者は今月4日に味覚・嗅覚の違和感を認識。翌5日に微熱(37.2度)があったため、保健所の指示に従ってPCR検査を受診した結果、8日に陽性の判定を受けた。3日以降はJFAハウスに入館していなかったが、使用場所の消毒を行ったという。

 JFAは「現時点では、JFAハウスの関係者から体調不良などの報告を受けておりませんが、今後も濃厚接触者の特定などを含め、保健所の指示に従って必要な措置を講じてまいります」と説明。「当該者の一日も早い回復を祈るとともに、JFAは今後も関係者等の安全確保と健康維持を最優先に、感染拡大防止と注意喚起に取り組む一方、厚生労働省や保健所、関係当局の方針や行動計画に基づいて迅速に対応してまいります」としている。

名門ミラン注目のDF冨安「モチベーションにもつながる」1年ぶり代表戦で成長アピールへ

公式練習に参加するDF冨安健洋(ボローニャ)
 日本代表のDF冨安健洋(ボローニャ)が8日、オンラインでの囲み取材に応じた。1年越の代表活動にはコロナ禍による制約も伴うが、「オフのところは楽しく、ピッチの上では厳しくやれている」と充実した時を過ごしているようだ。

 2018年9月、当時19歳で森保ジャパン発足メンバーに選ばれた冨安は、昨年冬のアジアカップでも全試合に出場。昨年9月に始まったカタールW杯アジア2次予選でも主力に定着し、代表選手としての地位を着実に高めてきた。

「2年ちょっと前に初招集してもらってから、そこと比べても代表への思いは変わってきている。より責任感が増したというか、試合にも出させてもらっているので、より日本のために全力でプレーしたい気持ちが増してきた」。

 昨年9月のカタールW杯アジア2次予選のモンゴル戦(◯6-0)で左太もも裏を痛めて負傷交代し、その後はリハビリで代表から離れていたため、空白期間は他の選手よりも長い1年1か月。今回の活動にかけるモチベーションは高い。

 冨安はこの2年間、代表での存在感を高めてきたのと同様に、欧州でも大きく注目を集めてきた。昨夏にベルギーのシントトロイデンからイタリアのボローニャにステップアップすると、今回のシーズンオフにはビッグクラブ移籍の噂も浮上。現地紙では名門ミランからの関心が大きく取り沙汰されている。

 この日、報道陣からの質問に答えた冨安は「世界的にも有名なビッグクラブから興味を持たれていることに関しては嬉しく思っているし、モチベーションにもつながる」とも言及。「いまはボローニャの選手だし、ボローニャのためにプレーしたいと思っている」「目の前の相手に負けない、試合に勝つとか、その場で全力を尽くしてここまできた。先を見過ぎず、いまできることを継続できれば」と冷静に語ったものの、充実感をうかがわせた。

 所属先では今季、サイドバックから本職のセンターバックにコンバートされており、日本代表での中心的な役割には近づいた。同じく守備的な選手だったシニシャ・ミハイロビッチ監督からは「ボックス内での守備」について多くの指示を受け、「腕を使うことをかなり言われる」とのこと。今回の合宿では、そうした新たな学びも発揮できる良い機会となりそうだ。

 囲み取材では自身が育ったクラブであるアビスパ福岡についても問われ、「9連勝してクラブ新記録ということですし、このままの勢いでJ1に昇格して欲しい」と笑顔で語った冨安。「ピッチの中で全力でプレーして、福岡の人たちに見てもらって、元気とか活力を与えられればと思っている」。さまざまな思いを背負い、まずは9日のカメルーン戦に臨む。

(取材・文 竹内達也)

“将来性豊か”な19歳GKからも刺激受ける権田「そういう選手と競争していくと思うと、もっと頑張らないと」

日本代表GK権田修一
 日本代表のオランダ遠征に参加中のGK権田修一が7日、オンラインでの囲み取材に応じた。新型コロナウイルスの影響により約11か月ぶりの合宿。「日本のトップオブトップの人と練習できるのは自分の中ですごく嬉しい。日本代表を目的にして海外移籍したし、常に代表を意識しながら生活していたので、参加できてうれしい」と心境を語った。

 権田にとっては昨年11月のカタールW杯予選以来の代表活動。所属先のポルティモネンセでは今季に入って定位置を失っており、「良い状況ではない。昨季、ああいうふうに半分くらい試合に使ってもらったけど、監督が変わらず若い選手が試合に出ている」としながらも、「やるべきことをやるだけだと思いながらやっている」とモチベーションは変わらない。

 日本代表ではシントトロイデンのGKシュミット・ダニエルも出場機会がなく、ストラスブールのGK川島永嗣も開幕2試合に先発して以降はベンチ入りが続いている状況。シュミットとは「海外でプレーするのは簡単じゃないけど、日本代表にいる以上は試合に出ないといけないよね」と励まし合っているといい、権田自身も「僕は31だけど経験があるわけじゃないので積み重ねないといけない。日本のGKはこれくらいできると、地位を上げないといけない」と決意を語った。

 また同じポルトガルで戦う若手からも刺激を受けているようだ。先日、ベンフィカのアカデミーチームに所属する柏U-18出身のGK小久保玲央ブライアンがポルティモネンセのアカデミーと対戦。現地で観戦した権田は「将来性豊かだなと思ったし、まだ19歳ですよね。僕もこの歳でヨーロッパに来たかったという羨ましさもあったし、これだけできるのは楽しみ」と目を見張りつつ、「彼が1年後なのか、1か月後なのかは分からないけど、ここ(代表)まで来る選手だと思うので、そういう選手と競争していくんだなと思うと、もっと頑張らないとなと思った」とライバル視した。

 そんな権田はオランダ遠征の2試合に向け、「W杯で結果を残すための2試合」と位置付ける。「コロナ禍で練習ができなくてもしっかりやってきた。僕自身が成長しているところを見せたい。代表活動がない中でビッグクラブに行った選手もいるし、代表チームのためにどれだけできるかを見せる2試合になる。W杯という目標を考えてキャリアをずっと描いてきて、W杯までずっとそうするつもりだけど、それぞれのレベルアップしたところを集結させる」。日本代表としては久々の実戦になるが、コンセプトの共有や連携面の向上だけでなく、結果にこだわる構えだ。

(取材・文 竹内達也)

リバプールでの現状も語った南野「昨季に比べて周りの信頼は得られている」

練習でランニングするMF南野拓実
 日本代表のオランダ合宿に参加中のMF南野拓実が7日、トレーニング前に囲み取材に応じ、リバプールでの現状について語った。

 今年1月にザルツブルクからリバプールへと完全移籍した南野は、チームが独走優勝を果たした昨季、リーグ戦10試合とカップ戦3試合に出場。今季は8月29日に行われたコミュニティ・シールドのアーセナル戦で移籍後初ゴールを挙げると、9月24日に行われたFA杯のリンカーン戦で2ゴール1アシストを記録するなど、ビッグクラブでの存在感を徐々に高めつつある。

 南野はリバプールでの日々について「ザルツブルクでプレーしていた時より1試合1試合のレベルの高さ、注目度の違いを感じる。そこでプレーできる喜びを日々感じながらプレーしている。自分自身でそういう舞台でプレーすることを目標にヨーロッパに来たし、充実した日々を過ごしている」と説明。一方で「満足するのではなく、注目される中で結果を残して、認めさせたい。チームでも自分の居場所を獲得していきたい」と意気込みを述べた。

 直近のプレミアリーグでは3試合続けて途中出場を果たしているが、リード時の最終盤での起用が2試合と、敗色濃厚の状況でのハーフタイム投入が1試合という内訳。先発出場はない。そのため南野自身も「正直、いまの自分の立場や結果に全く満足していない」と悔しさを隠そうとはしない。

 それでも「昨季に比べて、積み重ねてきたものによって周りの信頼は得られているのかなと感じている」と手応えを得つつ、「コミュニティシールドでゴールできたことは自分の中で少し自信になったし、今後もチャンスを掴んで、ゴール・アシストで結果を残さないといけない。大事な試合で使ってもらえる選手になっていければ」と先を見据えた。

 昨年末に『ゲキサカ』が行ったインタビューでは、「いま足りないものは何か?」との質問に「(リバプールで)それが見つかるかもしれないですね」と答えていた南野。この日、あらためて同じ質問をすると「足りないのは結果」と力強い言葉が返ってきた。

「ゴール、アシストが物足りないし、自分のゴールへのパターンを見つけないといけない。自分の良さはゴールまでのターンからシュートであったり、裏に抜ける動き出し。そういう部分のレベルをもっと上げていきたい」。着実に出場時間が伸び、結果につながりつつある現状はそうした地道なレベルアップの賜物であるようだ。

(取材・文 竹内達也)

「1トップの自分は想像つかない」鎌田大地は森保Jでもトップ下で勝負

練習で笑顔を見せるMF鎌田大地
 昨年3月のA代表初選出時はFW登録だった日本代表MF鎌田大地(フランクフルト)だが、今合宿は昨年11月に続いてMF登録での招集となった。まだチーム全員での戦術的なトレーニングを行っていないため、「自分がどこでプレーするのか分からない」としながらも、「フランクフルトでの役割と代表で要求されることは違うと思うし、代表で要求されることをこのチームではやらないといけない」と強調した。

 フランクフルトでは3-5-2のトップ下でプレーすることが多いが、森保ジャパンでは1トップ候補として日本代表に初招集された。途中出場で代表デビューを果たした昨年3月22日のコロンビア戦(●0-1)、A代表初先発となった昨年3月26日のボリビア戦(○1-0)はいずれも1トップでの出場。昨年10月10日のモンゴル戦(○6-0)、同15日のタジキスタン戦(○3-0)は試合の中でトップ下と1トップの両方でプレーした。

 特に1トップで先発したタジキスタン戦はピッチ内で話し合い、前半途中からトップ下のMF南野拓実とポジションを入れ替え、攻撃が活性化した。それだけに「僕自身は2列目もできるし、もう1個後ろもできるんじゃないかと思っている。ボランチから前はそつなくこなせると思うけど、1トップというのが僕の中では一番難しい課題かなと思う」と本人も認める。

「クラブでは10番、トップ下となっているけど、守備ではインサイドハーフのように前から後ろまで追わないといけない。10番をやっているけど、ほとんど8番とか6番とか、ボランチのイメージでやっている。1トップは自分では想像がつかないというか、ストライカーの要素はあまり持てていないのかなと思う」

 飾らない態度で率直に自身の考えを言葉にし、オープンに打ち明ける姿は、元日本代表キャプテンでフランクフルトのチームメイトでもあるMF長谷部誠について聞かれたときも変わらなかった。

 今オフに移籍の噂も浮上した鎌田をめぐって長谷部が会見の場で言及したこともあり、ゲキサカのインタビューでも「結果を出していくと、周りに厳しいことを言ってくれる人が少なくなっていく。なので、彼(鎌田)には(僕が厳しい言葉を)言い続けたい」と話していた。ところが、この日のオンライン取材で鎌田は「実際に厳しい言葉を言われたことはない」と明かした。

「ハセさん(長谷部)にサッカーに関して強く言われたり、アドバイスされたりということはない。どちらかというと、練習でも試合でも僕からハセさんに要求することのほうが多い。僕自身、調子にも乗っていないと思うので、そんなに怒られたことはないし、僕自身の話をすることはあまりない」

 自身の去就に関して長谷部からアドバイスを受けるようなことはなかったと否定した鎌田。「ハセさんのことは本当にリスペクトしているし、すごい人だなと思っている」のは偽りない本音だが、「ハセさんみたいになりたいと思ったことはないし、ポジションもプレースタイルも違う。ハセさんを見ていて、ドイツ語がペラペラで、監督と信頼関係を築いているのはいいなと思うけど、僕自身が鳥栖時代からそういう感じじゃなかったので、何とも言えないですね」と苦笑いしながら答えていた。

(取材・文 西山紘平)

“新10番”南野がリバプール移籍後初の代表戦へ「結果を出してこそ成長を実感できる」

“新10番”南野がリバプール移籍後初の代表戦へ「結果を出してこそ成長を実感できる」
 MF南野拓実にとって、今回のオランダ遠征はリバプールに移籍後初めての日本代表活動となる。「試合で結果を出してこそ成長を実感できるので、いまの時点ではレベルアップしてるかというとわからないけど、結果で成長を見せられれば」。新たにエースナンバーも任され、ゴール・アシストという結果でビッグクラブでの経験を発揮していく構えだ。

 新型コロナウイルスの影響により、南野にとっては11か月ぶりの代表活動。「いろんな人の協力があって代表活動できることを嬉しく思うし、感謝の気持ちも持ちながら結果にこだわって勝ちたい」。今年1月のリバプール移籍以降、国際試合が半年以上にわたってストップしていたため、9日のカメルーン戦が『リバプールの南野』として初めて迎える公式戦となる。

 所属クラブだけでなく、背番号もこれまでの9番から10番に変更。代表ではU-17日本代表でプレーしていた2011年以来、キャリアを通じてもC大阪U-18時代の2012年以来となる大役を任された。

 南野自身は「今まで日本代表を背負ってきた選手たちがつけた番号というのは理解しているけど、だからと言ってプレッシャーを感じるとかはない。いつもどおりプレーできれば」と過度な意識はしていない様子。しかし、本人も「注目されるのは分かっている」と認めているように、周囲はこれまで以上にチームの顔としての活躍を求めることだろう。

 そうした中、南野がこだわるのはやはり「結果」だ。

 一昨年9月に森保ジャパンが発足して以来、通算11ゴールはチーム最多。所属先のリバプールでも8月29日に行われたコミュニティ・シールドのアーセナル戦で移籍後初得点となる1ゴール、9月24日に行われたFA杯のリンカーン戦で2ゴール1アシストを記録するなど、本領発揮の兆しが見えてきている中、その勢いを代表にも還元していくつもりだ。

「僕は今でも、がむしゃらにこのチーム(日本代表)で結果を残さないと。確約されているものはないので、チーム(リバプール)で考えながらやっていることを代表でもやっていきたい」。まずは9日のカメルーン戦、ビッグクラブで培ってきた経験を結果で示す。

(取材・文 竹内達也)

ブンデス1部初挑戦でデュエル勝利数リーグ2位タイの遠藤航「数字として出るのはありがたい」

代表合宿に合流しているMF遠藤航
 昨夏に加入したシュツットガルトで1部昇格を果たし、初挑戦のブンデスリーガで開幕から3試合連続フル出場を続けている日本代表MF遠藤航は自信を持って森保ジャパンに合流した。

「昨季ブンデス2部でプレーをして、個人としても成長できたと感じられるシーズンだった。ボールを奪う部分、球際の部分はドイツでも負けないことを目指していた。そこは自信になったし、同じことを1部でもパフォーマンスを落とさずにやるというのは自分の中で一つ(目標に)掲げている」

 本人がそう語るように、日本語版ブンデスリーガ公式サイトによると、競り合い(デュエル)での勝利数はリーグ全体で2位タイの44。「守備的なボランチとして戦う上で、そこの数字は求めてやっていきたい。ブンデスリーガはこういうふうに数字として出てくれるので、ありがたいというか、そこで評価がガラッと変わることもある。そこの数字はブンデスリーガでも1位を目指してやっていきたい」と言い切る。

 3日に行われたレバークーゼン戦(△1-1)でも高いパフォーマンスを見せ、ドイツ誌『キッカー』の選ぶ第3節のベストイレブンにも選出されるなど、着実に評価を高めている。「ボランチの選手は攻守両面で貢献しないといけない。ボールを取り切る、奪ったあとに前線につける、ゲームを組み立てるプレーもボランチの選手には求められる。守備的なイメージを持たれているかもしれないけど、攻撃でもしっかり絡んでいけるようにしたい」と力を込めた。

 今合宿には東京五輪世代からも7人が招集されている。「短い期間だけど、いろんな選手とコミュニケーションを取っていきたい」と話すリオデジャネイロ五輪代表のキャプテンはDF板倉滉(フローニンゲン)、MF中山雄太(ズウォレ)の名前を挙げ、コミュニケーションの一端を明かした。

「ボランチなのかセンターバックなのかとか、そういう悩みはリオ五輪のときに僕自身すごく感じた部分。どっちでプレーしたいというのはハッキリ監督に伝えた方がいいよとか、そういう話はしている」。ボランチもセンターバックもこなすのは遠藤、板倉、中山の3選手に共通した要素。ユーティリティー性が武器でもあるが、ポジションが安定しないという悩みも付き物なだけに、先輩のアドバイスは貴重なものになりそうだ。

(取材・文 西山紘平)

南野拓実が初の10番! 日本代表オランダ遠征の背番号決定、堂安も11番に変更

ソーシャルディスタンスを保って選手全員で撮影
 日本サッカー協会は6日、オランダ遠征の選手背番号を発表した。MF中島翔哉、MF香川真司が不在の10番はMF南野拓実(リバプール)。MF久保建英(ビジャレアル)は引き続き17番に決まった。

 南野にとっては初の10番。これまで背負っていた9番はMF鎌田大地(フランクフルト)に託された。またMF堂安律(ビーレフェルト)は21番から11番に変更され、21番は初招集のDF菅原由勢(AZ)に渡った。

 日本代表は今月5日にオランダ・ユトレヒトで合宿をスタート。9日にカメルーン、13日にコートジボワールとの親善試合を戦う。

▽GK
1 川島永嗣(ストラスブール)
12 権田修一(ポルティモネンセ)
23 シュミット・ダニエル(シントトロイデン)

▽DF
22 吉田麻也(サンプドリア)
19 酒井宏樹(マルセイユ)
3 室屋成(ハノーファー)
2 植田直通(セルクル・ブルージュ)
20 安西幸輝(ポルティモネンセ)
13 板倉滉(フローニンゲン)
16 冨安健洋(ボローニャ)
21 菅原由勢(AZ)

▽MF
8 原口元気(ハノーファー)
7 柴崎岳(レガネス)
6 遠藤航(シュツットガルト)
14 伊東純也(ゲンク)
10 南野拓実(リバプール)
9 鎌田大地(フランクフルト)
4 中山雄太(ズウォレ)
25 三好康児(アントワープ)
11 堂安律(ビーレフェルト)
17 久保建英(ビジャレアル)

▽FW
15 大迫勇也(ブレーメン)
24 鈴木武蔵(ベールスホット)

“第2波”真っ最中のフランスから合流したDF酒井宏樹「慎重に活動しながらも喜びを感じてプレーしたい」

笑顔でランニングするDF酒井宏樹(マルセイユ)
 待ちに待った代表活動再開に安堵しながらも、表情には一抹の不安が残っているようでもあった。昨年11月以来となる日本代表合宿に参加しているDF酒井宏樹(マルセイユ)は、「この状況で代表活動ができるのかと思った。(W杯アジア)予選をすべて終わらせることができるかという不安のほうが大きかった。代表活動自体が実感できなかったのが本音です」と率直にコメントした。

 それもそのはず、酒井が住むフランスは新型コロナウイルス感染症第二波のまっただ中。今月に入っても新規感染者数が1万人を大きく超えており、日本とは肌感覚が違う。そんな中で日本サッカー協会が勇気をもって設定した国際マッチ。酒井は「今回の代表活動で、これからの日本代表の活動がすべて決まる。慎重に活動しながらも、やれることに喜びを感じてプレーしたい」と意を決するように言った。

 状況への不安はあるが、ひとたびピッチに入れば今季は充実の日々を過ごしている。左足首の遊離軟骨に悩まされ、痛みを抱えながらのプレーだった昨季は、フランスリーグが途中で打ち切られた後の3月17日に手術。今季は痛みから解放され、開幕からリーグ戦全6試合に先発出場と躍動している。

 中でも9月13日にパリで行なわれた第3節パリSG戦では、FWネイマールを抑えて1-0の勝利を演出。11年11月27日以来9年ぶりとなるパリSGからの白星に大きく貢献し、マルセイユのヒーローとなった。「去年はけがもあってコンディションが悪い中でプレーしてなかなかうまくいかないシーズンだった。今シーズンこそはという強いリベンジのような気持ちはある」と力を込める。

 状態の良さは日本代表にも当然生きてくる。「今回やるアフリカの2チームは強いので、体感することのないような選手と戦うことになる。フランスで自分より速く、自分より高く飛べて、自分より強い相手に出会うことができて、どうやって止めることができるかに気付いた。そういう選手と戦うことで、いろいろな刺激や気づきがあると思う」。

 マルセイユには今季、長友佑都が加入した。「佑都くんは本当にモチベーション高くやっていますし、すごくポジティブな選手。いつも良い刺激しかもらっていないですし、一緒にいて光栄」(酒井)という。チーム内で良いムードを醸している様子がうかがえるが、今回は体調不良のため代表を辞退し、フランスメディアは胃腸炎で入院と報じている。「来られなくて本人が一番残念だと思う。向こう(マルセイユ)でコンディションを上げることに全力を尽くしていると思うので、また一緒に代表に来られるようにしたい」と話していた。

(取材・文 矢内由美子)

11年前に「驚いた」部分も日常に…川島永嗣「新たなレベルでプレーしていることを見せたい」

日本代表GK川島永嗣
 新型コロナウイルスの影響を受けたこともあり、史上初となる欧州組のみで活動を行うことになった。しかし、発表されたメンバー25人全員が欧州組だけで成り立つことは、一昔前では考えられなかったこと。長らく日本代表に名を連ねるGK川島永嗣は「これがスタンダードになってきている」と答えた。

 約10か月ぶりとなる代表活動。川島も「待ちに待った代表の活動。選手、スタッフを含めてずっと試合がない中でモヤモヤした気持ちもあるし、サッカーファンを含めて、この時を待ち望んでいたと思う。合流できて嬉しいし、試合に向かっていける喜びに満ち溢れている」と難しい状況の中でも、代表の活動に参加できる喜びを感じているようだ。

 今回は 新型コロナウイルスの世界的流行を受けて日本国内で入国制限が続いているため、帰国後に自主待機を求められるJリーグ組を招集できないこともあり、招集されたメンバー全員が欧州組となった。そこで感じたのが、「今回選ばれたのがヨーロッパでプレーしている選手だけという意味では、それがスタンダードになってきている」ということだった。

 11年前の09年9月9日、オランダ遠征を行った日本代表はガーナと対戦した。4-3の勝利を収めたものの、ベンチから試合を見守っていた川島は、「オーガナイズされていないけど、ガーナ選手のフィジカル的な強さ、自分たちが追い付けない速さ、最後のところで足が伸びてくる部分にすごく驚いたことを覚えている」とアフリカ人選手の身体能力の高さに驚きを覚えた。

 しかし、今回の日本代表全選手は欧州でプレーしており、「今はそれぞれのクラブでそういう選手と対戦したり、チームメイトにいて、日々の練習の中でそういう感覚でやれる機会は多いと思う」と話す。アフリカ人選手特有のリズムにも日々触れてきており、11年前と同じような感覚に陥ることはないだろう。

「自分たちは世界との差を多く語ってきたけど、そういう部分を語るのではなく、それが自分たちの中でも普通になっていかないといけない。新たなレベルで自分たちがプレーしているんだと言う部分を見せていけたらと思う」

 9日にカメルーン、13日にコートジボワールと対戦。川島が語るように「新たなレベル」の日本代表の姿をピッチ上で見せたい。

(取材・文 折戸岳彦)

「2列目に特長がある選手が多い中で…」“中盤の軸”柴崎岳が考える自身の役割

日本代表MF柴崎岳
 今季、デポルティボからレガネスへの移籍を決断した日本代表MF柴崎岳。昨日には約10か月ぶりとなる日本代表に合流し、「まだ1日しか練習していないけど、久しぶりという感覚。世の中をシチュエーションを考えると、この活動を大事にしないといけない」と話した。

 昨シーズン、ヘタフェからデポルティボに加入した柴崎はリーグ戦26試合に出場して2アシストを記録したが、チームは3部に降格した。しかし、「ヘタフェの2年間はサイドハーフが主戦場になって、去年1年はセカンドボランチの役割を多くやっていたので、個人的には中盤のゾーンを幅広くカバーできるスタイルに徐々になってきていると感じている」と自身の成長を感じている。

 新天地は昨季1部で18位に終わったレガネス。クラブは1年での1部復帰を目指しており、今季からは柴崎がテネリフェ時代に指導を受けたホセ・ルイス・マルティ氏が指揮官を務めることになった。

 レガネスへの移籍は「良く知ってくれている」という指揮官の存在だけでなく、「こちらの選手や環境、プレーに触れて置くこと、こちらに身を置くことが大事だと考えている。2部とは言え、非常に競争力のあるリーグで、2部でもしっかり結果を出して活躍したり、存在感を出せる選手は、1部でも通用するという見方をしているので、2部でもプラスに捉えて研鑽につなげていきたい」と自身の置かれている環境でさらなる進化を誓う。

 開幕したラ・リーグ2部では第3節終了時点で先発1試合、途中出場2試合と全ての試合でピッチに立ち、1アシストを記録して、代表の活動に合流した。久しぶりとなる日本代表の活動。「重視したい部分は、リンクマンとして前と後ろをつなぐことが僕に求められていることだと思う。2列目に特長がある選手が多い中で、彼らと最終ラインの関係性、良い距離感を保っていけるようにする役割が大事になる」と中盤の軸として、自身に求められている役割をこなしていく覚悟だ。

 9日にカメルーン、13日にコートジボワールと対戦する2連戦。「サッカー界だけでなく、スポーツ界の模範になるような活動になればと思う。カメルーンとコートジボワールと対戦できることを嬉しく思うし、しっかりと練習を練習を重ね、試合の中でも話し合いを重ねながら強化していきたい」と意気込みを示した。

(取材・文 折戸岳彦)

「ポジションを奪いにいく」ドイツで好調の原口、定位置争い“リスタート”に闘志

日本代表MF原口元気
 日本代表MF原口元気(ハノーファー)が合宿2日目のトレーニング前にオンライン取材に応じ、9日のカメルーン戦、13日のコートジボワール戦に向けて、「仲良しチームじゃなく、この2試合にしっかり勝つ強いチームをつくりたい。国際的なイベントができない中で日本代表が試合をやらせてもらえる。素晴らしい試合をして、見てもらえる人の元気につなげられたら」と意気込みを語った。

 新型コロナウイルスの影響で今年予定されていたW杯アジア2次予選が来年に延期され、海外組を含むフルメンバーでの活動は約11か月ぶりとなった。コロナ禍の今回はオール海外組となったが、「僕らがヨーロッパでプレーできているのは今までの先輩たちが実績を積んできたからこそ。僕らだけの成果ではなく、今までの日本代表、日本サッカーの成長の証」と力を込めた。

 ハノーファーで10番を背負う原口は昨季中断明けから好パフォーマンスを続け、今季もブンデスリーガ2部開幕から第3節までに1ゴール2アシストと結果を残している。「チームのことは別」としつつ、「準備期間から自信を持ってシーズンに入れたのが結果につながっている。プレーの感覚がいいのは代表にも持ち込めると思う」とポジティブに話した。

 昨季まではボランチやインサイドハーフ、チーム事情でサイドバックを任されることもあったが、今年はトップ下やサイドの出場で攻守に存在感を示している。「アタッカーとしての能力はこの半年ですごく伸びてきた部分だと思う。強くなっているので、もう一回そこで勝負したい。代表でもそういうプレーを見せられたら」と自らの進化に自信をにじませた。

「この一年、半年で自分が伸びたと感じるのはオフザボールの部分。オフの動き、ポジショニングが改善したと思う。それによって得点数・アシスト数がこの半年で急激に増えてきた。昔のように何でもかんでも走る、がむしゃらにゴールを狙うというより、いいポジションを取る、いいスペースに走りこむというのが冷静にチョイスできるようになってきた。改善した部分を代表でも表現できたら。冷静にゴールに近づけると思う」

今回は森保ジャパンの左サイドに君臨してきたMF中島翔哉(ポルト)がメンバーから外れ、定位置争いが再び始まる。「日本代表は一年ぶりに集まって仲良しこよしじゃないので、競争があって当たり前。一年間、代表という評価基準がなかった中で新しいリスタート。僕ももう一回そこのポジションを奪いにいく」と闘志を燃やした。

(取材・文 佐藤亜希子)

19歳久保建英、コロナ禍で芽生えた使命「もし、いま自分が10歳の子どもだったら…」

オンライン取材に応じるMF久保建英(ビジャレアル)
 コロナ禍で迎えた日本代表のオランダ合宿初日、1年ぶりの代表活動となるMF久保建英が語ったのは「子どもたちの夢」への思いだった。スペインで着実に評価を高めている19歳は「サッカー選手が非常に素晴らしい職業で、素晴らしいスポーツだということを見せていくことが一番大事だと思う」と熱を込め、日本のサッカー少年少女たちに寄り添った。

 新型コロナウイルスの世界的流行を受けて続いた国際試合の中断期間を経て、オランダの地で活動再開を迎えた森保ジャパン。昨年11月のカタールW杯アジア2次予選、同12月のE-1選手権に参加していなかった久保にとっては1年ぶりのA代表活動となった。

 現地時間5日午後、久保はトレーニング前にオンラインで行われた囲み取材に対応し、コロナ禍における日本代表の意義に言及。サッカー競技が絶対的なトップスポーツの座に君臨し、勝敗だけでなくクラブが地元コミュニティと密接に関わっているスペインでプレーする者の視点から、理路整然とした言葉を紡いだ。

「サッカーはその国で暮らしている人にとって数少ない娯楽というかエンターテイメントの一つ。いろんなものが制限される中で、いろんな人の協力を得てなんとか開催できている状況。監督も言っていたけど、自分たちへの期待を結果、内容で恩返ししていくことが一つの義務になるのかなと思う」。

 そのようにオランダ合宿への意気込みを語った久保は「世界的なパンデミックがあった後でも、サッカーだけに限らず、みんなで力を合わせて復旧させた。サッカーの練習を再開するのも自分が思っているより早かった。周りにはシーズンは終わりだという選手がたくさんいたが、様々な協力を得てリーグを終えることもできた。一人ではできないこともいろんな人の力を借りて実現することができるという具体例の一つになった」とコロナ禍を振り返り、「今度は自分たちが助けてもらった人たちに対し、サッカー選手はプレーで返すのが一番だと思う」と自身の使命を述べた。

 また「自分たちのプレーを見て、いま外に出られなったり、いろんな状況にある子供たちが。こんな状況でも『やっぱりサッカー選手になりたい』って思ってもらえることが自分にとっては一番」と述べ、子どもたちの夢に目を向けた。

「もし、いま自分が10歳の子供だったら、サッカー選手という夢が一歩遠のいてしまうと言う感覚があったと思う。そういったものを自分たちがプレーで払拭するじゃないけど、『いやいや、サッカー選手になれる』って。これにはいろんな人の協力が必要だと思うけど、サッカー選手が非常に素晴らしい職業で、非常に素晴らしいスポーツだということを見せていくことが一番大事かなと思っている」。スペインで活躍する姿によって、すでに日本のサッカー少年少女に大きく刺激を与えているであろう19歳だが、日本代表でもさらなるパフォーマンスを発揮していくつもりだ。

(取材・文 竹内達也)

アフリカの強力アタッカーと対峙する植田直通「真っ向勝負というより技術を使わないと」

オンラインで取材に応じるDF植田直通
 屈辱の4失点以来の代表戦となる。9日にカメルーン、13日にコートジボワールと国際親善試合を行う日本代表にとっては昨年12月のE-1選手権以来の活動で、海外組を含むメンバーでの試合となると、昨年11月19日のキリンチャレンジカップ・ベネズエラ戦(●1-4)以来、約11か月ぶりだ。

 そのベネズエラ戦は65年ぶりに前半だけで4失点を喫する記録的惨敗。先発した植田も左太腿の打撲で前半のみでの交代を余儀なくされた。昨年6月のコパ・アメリカ以降はコンスタントに招集され、試合出場も重ねてきたが、「呼ばれている回数は多いと思うけど、まだまだ足りてないなと思うところもたくさんある」と満足はしていない。

「すべてのレベルを上げたい。つなぐ部分もそうだし、DFとして大事な、目の前の相手に負けないという部分。失点しない部分。そこのクオリティーも上げていきたい」。18年夏にベルギーに渡って2年余り。日々、多くのことを学び、成長している自負もある。

「日本でプレーしていたときと、外に出て海外の選手を相手にするときとでは違う対応をしている。自分より大きい選手がほとんどの中で互角にやるには、真っ向勝負というよりは、技術を使わないといけない。五分五分ではなく、自分が有利になるようなボールが来る前の動きとか、そういう対応を心がけている」

 カメルーン戦、コートジボワール戦にもベルギーでの経験を生かせるはず。「ベルギーにもアフリカの選手が多くいるけど、身体能力や一瞬のスピードは日本人が持ってないところでもある。一つのルーズボールだったり、隙を見逃さない力を持っている。一瞬の隙も見せないように、常に準備をしておくことが大事だし、それを試合中は心がけたい」と誓った。

(取材・文 西山紘平)

充実のベルギー3季目で”成長”実感するMF伊東純也「早くやりたい」

オンラインで取材に応じるMF伊東純也(ゲンク)
 日本代表の欧州組の中で昨季から今季にかけて最もコンスタントに出場機会を確保している選手の一人がMF伊東純也(ゲンク)だ。昨季は29試合出場5得点で高評価を得たが、今季は開幕から前節までの全8試合に先発して2得点と、昨季以上の存在感を見せている。

「ベルギーで試合にも絡めているし、状態は悪くないかなと思う。なかなか集まるのが難しい中で、こういう機会を得られたのは日本にとっても良いことと思うだし、個人的にもうれしい。大事にしたい」。

 ゲンクでプレーの幅を広げているという実感があるという。「ドリブルで縦に行くのはもちろんですが、間で受けるのをやらないといけないことが多く、そこは成長したと思う」と自身の変化を挙げる。

 U-23日本代表でもあるMF久保建英(ビジャレアル)やMF堂安律(ビーレフェルト)がA代表に定着したことで、右サイドのポジション争いはよりし烈になっているが、特段の意識はない。「2人とも若くてテクニックがある選手だと思うが、自分には自分の持ち味がある。そういうところを出していければいい」。堂々と語る様子に自信が浮かぶ。

 対人守備に強いサイドバックが多いベルギーでプレーしてきたからこそ培って来られたものもある。

「アフリカの選手はゆさぶりに弱いと思う。パスでうまくゆさぶったり、もちろん対人のところでも負けないようにして、工夫していきたい。日本はチームとしてしっかり攻撃も守備もやっていければいいと思う」。

 ドリブルで相手をいなす。パスワークで揺さぶる。そんなイメージを思い描きながら「早くやりたい気持ちがある」。充実している今の思いを久々の代表戦にぶつける覚悟だ。

(取材・文 矢内由美子)

「心の底からうれしい」2020年初の代表活動に吉田麻也「1秒1秒を惜しみなく」

練習で笑顔を見せるDF吉田麻也
 9日にカメルーン、13日にコートジボワールと国際親善試合を行う日本代表がオランダのユトレヒトに集合し、約10か月ぶりとなる代表活動をスタートさせた。現地時間5日午後に予定されている初練習の前にキャプテンのDF吉田麻也(サンプドリア)ら4選手がオンラインで取材対応。吉田は「みんなが待ちに待った代表戦だと思うし、僕ら選手もスタッフも協会も、そして一番にファンの皆さんが待ち望んだ試合だと思う」と素直に喜びを表現した。

 新型コロナウイルスの影響で今年予定されていたW杯アジア2次予選が来年に延期されたこともあり、日本代表の活動は昨年12月のE-1選手権以来。海外組を含むフルメンバーでの活動となると、昨年11月以来、約11か月ぶりとなった。

「やっと日本代表として活動できるという意味では、心の底からうれしいなと思う」。森保ジャパンのキャプテンはそう話したうえで、「団体競技の日本代表の活動としてスポーツの中でサッカーの日本代表が初めて活動するということで、いろんな意味で注目されると思う」と気を引き締めた。

 カメルーン、コートジボワールというアフリカの強豪との2連戦。「メンバーを見てもタフな試合になると思う。活動が限られている中でこうしたチャンスをもらえたことは僕らにとってプラスになる」と、来年3月以降に延期されたW杯予選を見据えても、貴重な親善試合の場を無駄にするわけにはいかない。

 東京五輪世代の7選手が招集された一方で、ベテランのFW岡崎慎司、DF長友佑都はケガとコンディションの問題で不参加となった。「経験のある選手たちがやるべきことというのは、(若い選手に)伝えるというより、感じ取れる雰囲気を作ること。岡崎選手、長友選手が来れなくなって、自分がやるべきことは理解しているつもり。そういう雰囲気を初日の今日から作って、若い選手に吸収してもらえればと思うし、いろんなことをディスカッションできる雰囲気を作って、いろんな選手と情報交換できればいいと思う」と、自身の役割も理解している。

 コロナ禍での代表合宿ということもあり、「いろんなルール、制限がある」と、自由に選手が集まり、コミュニケーションを取る機会というのは通常時の合宿のようにはいかない。短い活動の中で限られた条件下となるが、「ピッチ内外でこの合宿を濃度の濃いものにしないといけない。大切な時間になるし、1秒1秒を惜しみなく、チームの底上げにつながるように費やしていきたい」と意気込んだ。

(取材・文 西山紘平)

1年ぶりのA代表合流…久保建英が語る心境の変化「互角以上に渡り合ってきた自信がある」

初日に臨んだMF久保建英(ビジャレアル)
 日本代表のMF久保建英(ビジャレアル)が5日、オランダ遠征初日のトレーニングに合流した。開始前にはオンラインでの囲み取材に応じ、「このような状況の中で各国の選手たちが同じところに集まって活動ができるというのが非常に有意義な時間。無駄にしないように今回の2試合を力を合わせて全力で戦い、代表の意味を示していければ」と意気込みを語った。

 久保にとっては昨年10月のカタールW杯2次予選以来、1年ぶりの代表活動だ。当時はまだ期限付き移籍先のマジョルカで定位置を確保するには至っておらず、ベンチスタートになることも多かったが、シーズンが進むにつれて絶対的な存在感を発揮。今季は名門クラブの一つであるビジャレアルで武者修行に挑むチャンスを獲得した。

 ラ・リーガという世界のトップリーグにおいて、マジョルカという小規模クラブでのプレーながらも35試合4ゴール4アシスト。自身の名声を高めた昨季のパフォーマンスは、現在の久保を支える原動力ともなっている。

「去年と違うところは何かと言えば、自分は1年間分の実績を積んできたし、たしかな自信が自分の中にある。1年前より上のレベルに選手としていられているというのは感じている」。そう自信を示した久保は、今回の活動に向けて「自分で言うのはあれだが、スペインは世界のトップリーグの一つだし、マジョルカで常に格上もしくは同格の相手と対戦して、できない試合もあったが、互角以上に渡り合ったという自信は自分の中にある。リスペクトはしつつも自信を持ってプレーできると思う」と言い切った。

 その一方、プレーのディテールについては客観的な視点ものぞかせた。「まず大前提として自分は攻撃の選手なので、一番は攻撃としてチームにプラスアルファを求められていると思うし、そこを出していければ」と述べつつも、「たくさん走ること」の重要性を説明。それは久保自身が昨季、守備に回ることが多かったマジョルカで身に付けた能力でもある。

「いまのサッカーはたくさん走ったほうが大体勝つので、守備でも一定以上のことは求められると思うし、いまのサッカーに特別な選手はいない。それは(欧州CLで)優勝したバイエルンはあれだけの選手が走って守って攻撃したらそれは勝つだろうなと。簡単なことだと思う。自分たちもレベルの高い選手がレベルの高いことをできるチームになっていければと思う」。欧州王者のバイエルンを例に挙げながら、日本代表が進むべき道を冷静に見つめていた。

 久保個人の話題ではコロナ禍によって国際Aマッチが中断していたため、史上最年少ゴール記録を達成する可能性は今年9月で消滅した。それでもチームへの貢献度を重視し、かねてより「記録のためにプレーしているわけではない」と語っていた久保のモチベーションが変わることはないはずだ。実際にこの日の取材でも「立場を約束された選手はいないし、少なくとも自分はその一人ではない」と述べ、まずはA代表での定位置に向けた野心にあふれている。

「前めの選手なのでゴールはいつも狙っているし、それはどこが相手であれ変わらない。結局は点を取ったチームが勝つので、自分も点を取ることが一番の貢献だと思っている。かと言って自分が点を取ることが全てではない。勝つための選択肢の一つとしてゴールを常に視野に入れておきたい」。スペインで培った自信を携え、一回り大きな身体で森保ジャパンに帰ってきた19歳のプレーに注目だ。

(取材・文 竹内達也)