U-19日本代表候補合宿メンバーに斉藤、染野、松岡、半田ら。PCR検査や感染予防対策施した上での活動に

前回のU-20ワールドカップを経験しているFW斉藤光毅(横浜FC)らがU-19日本代表候補に選出された
 10日、日本サッカー協会はU-19日本代表候補合宿(7月11日~15日、千葉県内)メンバーを発表した。

 今年初めての活動となるU-19日本代表は、10月14日からウズベキスタンで開催されるAFC U-19選手権ウズベキスタン2020に出場。同大会で上位4チームに入り、FIFA U-20ワールドカップインドネシア2021への出場権を獲得することが大きな目標だ。(U-20ワールドカップ開催国のインドネシアがAFC U-19選手権で4位以内に入った際は5位も出場権を獲得)。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、アジアの戦いへの準備は停滞。AFC U-19選手権までの期間もわずかしかない。その中で、影山雅永監督は「スピード感」を持ってチーム作りを進めていく考えだ。今回の合宿は、現時点での中心選手候補たちを招集。アジアの戦いへ向けて非常に大事な5日間となる。

 メンバーには19年のU-20ワールドカップに出場しているFW斉藤光毅(横浜FC)をはじめ、MF松岡大起とMF本田風智(ともに鳥栖)やMF柴田壮介(湘南)、FW染野唯月とMF荒木遼太郎(ともに鹿島)、MF鈴木唯人(清水)といったJ1クラブで出場機会を得ている選手たちや、昨年のAFC U-19選手権予選メンバーのMF武田英寿(浦和)やMF松本凪生(C大阪)、同じく昨年のU-17ワールドカップで活躍したDF半田陸(山形)やGK鈴木彩艶(浦和ユース)、MF田中聡(湘南U-18)らが名を連ねている。

 反町康治技術委員長は報道陣向けのオンラインブリーフィングで、新型コロナウイルス感染予防対策について「(到着時に)まずPCR検査を行います」とコメント。各選手・スタッフは陰性であることが確認された上で活動に加わることになる。合宿期間中は、日本サッカー協会の医学委員会が作成した「育成年代のトレーニングキャンプに当たってのガイドライン」に沿った形で予防対策が施される模様。安心・安全を確保した上でU-20ワールドカップ出場へ向けた準備を再開する。

【スタッフ】
団長
内山篤

▼監督
影山雅永

▼コーチ
冨樫剛一

▼GKコーチ
高桑大二朗

▼コンディショニングコーチ
中馬健太郎

【選手】
▼GK
山田大樹(鹿島)
鈴木彩艶(浦和ユース)
野澤大志ブランドン(FC東京)
▼DF
山崎大地(順天堂大)
田平起也(C大阪
西尾隆矢(C大阪)
三原秀真(愛媛)
加藤聖(長崎)
バングーナガンデ佳史扶(FC東京)
半田陸(山形)
畑大雅(湘南)
鈴木海音(磐田U-18)
佐古真礼(東京Vユース)
中野伸哉(鳥栖U-18)
▼MF
本田風智(鳥栖)
柴田壮介(湘南)
松岡大起(鳥栖)
小田裕太郎(神戸)
松本凪生(C大阪)
武田英寿(浦和)
鮎川峻(広島)
鈴木唯人(清水)
荒木遼太郎(鹿島)
成岡輝瑠(清水ユース)
田中聡(湘南U-18)
▼FW
大森真吾(順天堂大)
晴山岬(町田)
斉藤光毅(横浜FC)
染野唯月(鹿島)
唐山翔自(G大阪)

JFA反町技術委員長、森保監督の“兼任継続”を発表…A代表優先、重複時のみU-24「横内監督」体制へ

JFAの反町康治技術委員長(オンライン会議アプリ『Zoom』のスクリーンショット)
 日本代表森保一監督が、今後も東京五輪代表との兼任を継続することが決まった。日本サッカー協会(JFA)の反町康治技術委員長が9日、報道陣向けのオンラインブリーフィングで明かした。同日午前の技術委員会で正式決定し、すでに理事会での報告も終えたという。

 兼任問題の焦点だったA代表と五輪代表の日程重複に関しては、森保監督がA代表を優先する形で調整。指揮官不在時のみ、これまで「監督代行」の立場だった横内昭展コーチが正式に「監督」を務めることになった。日程がA代表と重ならない活動や、来年夏の五輪本大会では、当初の予定どおり森保監督が指揮を執る。

 反町技術委員長によると東京五輪の1年延期が決まって以降、森保監督、横内コーチ、小野剛副委員長、関塚隆ナショナルチームダイレクターと今後の体制に関する会議を何度も実施。「世代間融合」「ラージグループの形成」といった兼任のメリットや、「スタッフの慌ただしさや混乱」といったデメリットを踏まえ、このような決断に至ったという。

 反町技術委員長はこの日、今後の体制を「ワンチームでツーカテゴリ」と表現。A代表と五輪代表の垣根を低くし、世代を一体化して代表強化を行っていく方針を示した。選手起用への介入については「一切、一切やるつもりはない」と語気を強めて否定しており、これまでタッグを組んできた森保・横内体制で世代間融合をさらに進めていく構えだ。

 A代表は今年10月、11月に2次予選4試合を控えており、この間に五輪代表の活動は予定されていない。そもそも、五輪代表は招集に関する拘束力を持たないため、欧州組が増えつつあるU-24世代の参加は活動があっても不透明な状況。そのため、まずはU-24世代のA代表抜擢が広がりそうだ。

「U-24代表がアンダー世代と言えるかというと、言えないと思う」。そう指摘した反町技術委員長もMF久保建英(マジョルカ)、MF堂安律(PSV)、DF冨安健洋(ボローニャ)、MF田中碧(川崎F)、DF橋岡大樹(浦和)、MF安部裕葵(バルセロナ)、MF三好康児(アントワープ)、DF板倉滉(フローニンゲン)、MF中山雄太(ズウォレ)、GK大迫敬介(広島)らの名前を挙げつつ、彼らがA代表の中心を担っていくことに期待を寄せた。

 コーチングスタッフも新たに判明した。A代表はこれまで同様、横内コーチ、齊藤俊秀コーチ、下田崇GKコーチ、松本良一フィジカルコーチが森保監督を支える。また五輪代表では栗原克志コーチの他、これまでの活動にも参加していた川口能活GKコーチ、中馬健太郎フィジカルコーチが正式に就任する。

(取材・文 竹内達也)
●カタールW杯アジア2次予選特集ページ

なでしこJに新コーチ着任、フロリダ州立大から今泉氏

 日本サッカー協会(JFA)は9日、日本女子代表(なでしこジャパン)のコーチに今泉守正氏(59)が就任すると発表した。同氏は2015年からアメリカ・フロリダ州立大の女子チームでアシスタントコーチを務めていた。

 八千代高、筑波大出身の今泉氏は1983年、船橋二和高の監督として指導者キャリアをスタート。88年から99年には八千代高の監督を務め、全国大会に導いた実績を持つ。2004年、JFAのS級コーチングライセンスを取得。U-20日本女子代表監督、日本女子代表コーチを担った後、ナショナルトレセンコーチ、JFAアカデミー女子統括ダイレクターなどを務めていた。

 またビーチサッカー日本代表のコーチには田畑輝樹氏(41)が就任。6月にはFP茂怜羅オズの監督兼選手就任が発表されていたが、兼任監督が認められない大会もあるため、その場合は田畑氏が監督として登録される。

DF吉田麻也がトークライブ開催! “応援の力”に感謝「そういうので頑張れちゃう人間なので」

キリンレモンで乾杯したDF吉田麻也(オンライン会議アプリ『Zoom』のスクリーンショット)
 日本代表DF吉田麻也(サウサンプトン)が29日、オンラインを通じてファン・サポーターと交流するイベント「KIRIN presents サッカー日本代表吉田麻也リモートトークライブ」を開催した。

 吉田は例年シーズンオフにサッカー教室を開いているが、新型コロナウイルスの影響でリーグ戦日程が後ろ倒しとなった上、オフの帰国も難しい情勢であることから、イベントはオンラインでのトークライブに変更。この日は、ファン・サポーター約100人とWeb会議ツールを通じて顔を合わせた。

 司会は元Jリーガーの近藤岳登氏が担当。冒頭で吉田が「ボンジョルノ〜〜!」と登場し、ファン・サポーターとともにキリンレモンで乾杯した。吉田は水の入ったグラスを手に「本当はキリンレモンが良かったんですが、いま物流が難しいのでお水です!」と話し、集まった人々の緊張をほぐしていた。

 トークテーマは「応援の力」。ファン・サポーターから吉田に対し、次々に質問が寄せられた。

「応援は聞こえていますか?」という質問には、吉田は「わりと聞こえています。タイミングによって聞こえることもあるし、応援の波がある中でプツっと入ってくることもある。いいタイミングで入ってくることもあるし、タイミングが悪くて悪いヤジが聞こえてくることもあります(笑)」とフランクに答えた。

 また「どんな時に応援してくれると心に響く?」という質問には「苦しい時、弱っている時に一番響く。残り5分間とか攻め込まれている時にはすごく力になる。無観客でやっていると雰囲気は違うので、いまだからこそ応援の力をあらためて感じる。僕は一番最後にそういうので頑張れちゃう人間なので」と応援がもたらす効果を語った。

「どんな応援が力になる?」という質問では「イギリスだとここぞっていうときにブワァーっと盛り上がる。0-1で負けている時、CKで行け行けーとなる。そういうときに盛り上がる」と述べ、「CBで難しい回転のボールをうまくコントロールしてマイボールにすると拍手が鳴る時はいいですね。『わかってんなー!!』ってなります」とイングランドのファンのエピソードも披露した。

 最後に医療従事者を志望する生徒たちから「無観客でモチベーションを保つ秘訣は?」との質問があり、吉田は「ここでいいパフォーマンスをしていい契約をしないと行くところがない。僕がここで自分の評価を上げて次のチャンスを掴むしかない」と決意を表明。その上で「皆さんの力が必ず必要になると思うので、今できることを精一杯やりましょう。チャンスをつかめるように頑張りましょう!」とエールを送っていた。

 その他、赤ちゃんの泣き声をマイクが拾った参加者には「本当に気持ち分かります!うちも食事に2時間くらいかかるので」と優しいフォローも。スタジアム観戦を待ちわびるサポーターには「ぜひコロナが落ち着いたらイタリアに来てください!ジェノバは港町でめちゃくちゃ綺麗ですよ!」と呼びかけ、「今日皆さんと顔を合わせて、いつも応援してくれるんだなとあらためて感じた。結果で答えられるように頑張ります」と意気込んだ。

●海外組ガイド
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今秋のアジア予選突破へ。1年生MF大迫塁は神村学園、U-16日本代表で成長して「相手を圧倒したい」

1年生ながら強豪・神村学園高のエース番号「14」を背負うMF大迫塁
[6.27 練習試合 神村学園高 1-4 鹿児島城西高 神村学園高G]

「相手を圧倒したい」。今月18日、FIFA U-17ワールドカップペルー2021への出場権を懸けたAFC U-16選手権バーレーン2020(11月25日~12月12日)の組み合わせが決まった。日本はインドネシア、サウジアラビア、中国と同じグループD。出場16チーム中、上位4チームに入れば、U-17ワールドカップへの出場権を獲得することができる。

 27日にはU-16日本代表のエース格、神村学園高MF大迫塁(1年)が鹿児島城西高との練習試合に先発出場した。両チームともに公式戦ユニフォームをまとったライバル対決。大迫は、MF高橋大悟(現北九州)やMF濱屋悠哉(現阪南大)らかつてのエースが背負った特別な番号「14番」を身に着けてピッチに立った。

 だが、この日のプレーは不満げ。「全体的にラインが低かったので前で受ける機会が少なく、前で受けてもプレッシャーがかかってボールの起点を作れなかった」と振り返ったように、気合十分の鹿児島城西に押し込まれて攻撃の起点になることができなかった。

 その中でも巧さを見せ、試合終盤には中央でボールを受ける回数を増やしたものの、1-4で敗戦。「今、シャドーでプレーさせてもらっているので、点数を取るところを意識してます」という中、結果を残すことができなかった。

 U-16日本代表では、「熱い監督です。プレー以外では優しいのですが、プレーが始まるととても厳しい監督です」という森山佳郎監督の下で世界を目指している。この日視察に訪れた恩師の前で納得の行く活躍をすることはできなかったが、それでも、鹿児島を代表する強豪・神村学園で入学当初からエース番号と攻撃の中心的役割を担う実力はホンモノだ。2004年生まれ世代の牽引役であることは間違いない。本人も自信を持つ左足キックやスルーパス、ゲームメーク力などを神村学園、U-16日本代表で磨き、また課題を改善し、絶対的な存在としてAFC U-16選手権を迎える。

 大迫は世界大会出場を懸けたバーレーンでの戦いへ向けて、「強い相手が多いので、11月までに体を作って、プレースピードを上げて、相手を圧倒したい」。04ジャパンのエースは成長を遂げて、アジアで大暴れする。

(取材協力 森口優)
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兼任可能?9月の代表戦が来年6月に延期…東京五輪直前にW杯最終予選最大4試合の可能性も

9月の国際Aマッチデーは来年6月に延期された
 国際サッカー連盟(FIFA)は25日、オンラインで理事会を開き、アジアサッカー連盟(AFC)などで今年9月に予定していた国際Aマッチデーを来年6月に延期することを決定した。これにより来年6月のインターナショナルマッチデーは7日間延長され、当初の9日間で国際Aマッチ2試合を行う予定から16日間で4試合行うスケジュールに変更される。

 AFCでは今年3月と6月に行われる予定だったW杯アジア2次予選をそれぞれ今年10月と11月に延期する見通しとなっており、日本サッカー協会(JFA)は今年9月の国際Aマッチデーを国内での強化合宿にあて、親善試合などを行う計画もあった。しかし今回のFIFAの決定により、見直しを迫られそうだ。

 JFAの田嶋幸三会長は26日午後、オンラインでメディアブリーフィングを行い、今年9月の代表活動について「国際Aマッチデーでなくなった場合、(選手の招集に)拘束力がなくなる」と指摘。新型コロナウイルスの感染拡大により、世界中で国内リーグの日程も過密になっている。A代表には海外組が多いこともあり、「どの国も国内のリーグ戦を消化することが一番大事だし、我々もそこに協力しないといけない」と、9月に代表活動を行うことは難しくなった。

 その場合、10月、11月にW杯アジア2次予選の残り4試合が行われる予定となっており、「ぶっつけ本番になる」(田嶋会長)。さらにW杯アジア最終予選が来年3月、6月に組み込まれ、しかも6月に4試合行うとなれば、来年7月開幕に延期された東京五輪の直前にA代表の活動が長期間に及ぶことになる。

 A代表と五輪代表を兼任する森保一監督にとっても、東京五輪に専念したい時期にW杯アジア最終予選が4試合行われることになれば、当然両立は難しくなる。田嶋会長は「新しいスケジュールが出たところで関塚隆ナショナルチームダイレクター、反町康治技術委員長、森保監督でしっかり話し合って対策を練ってもらいたい」と言及。「何がベストの形なのか。スケジュールが決まり、(東京五輪の年齢制限が)24歳に延びた。この時点で何が良いか、また技術委員会でしっかり議論してもらい、私はそれをサポートしたい。まずは現場で議論してほしい」と話した。

東京五輪は“U-24日本代表”での出場が正式決定! 森保監督「よりクオリティが高いものを」

東京五輪の年齢制限が24歳以下に
 国際サッカー連盟(FIFA)は25日にFIFAカウンシルを行い、21年開催の東京オリンピックは「1997年1月1日生まれ以降の選手たちで構成される」ことを正式決定した。日本サッカー協会(JFA)は26日、森保一監督のコメントを発表している。

 東京五輪は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、2020年開催を断念し、21年に延期が決定。男子サッカーでは23歳以下という年齢制限がかかっていたが、1年延期に伴い、その制限が変更されるか懸念されていた。

 25日にはFIFAカウンシルが行われ、年齢制限について変更なく、「1997年1月1日生まれ以降の選手たちで構成される」ことが正式決定。U-23日本代表は“U-24日本代表”として構成され、そこに年齢制限なしのオーバーエイジ枠3選手が加わる形になる。

 森保監督はこの決定を受けてコメントを発表。「東京五輪までの一年という時間のなかで、ともに活動してきた選手たちがさらに経験を積んで成長し、個々のプレーもよりクオリティが高いものをお見せすることができます」と気持ちを新たに、「チーム作りにおいても、より成熟してパワーアップし、金メダル獲得のための活動をしていきたいと思います」と優勝を目指す意気込みを語った。

●東京オリンピック(東京五輪)特集ページ

開催地決定3日前の「苦渋の決断」 女子W杯招致撤退にJFA田嶋会長「玉砕も含めて議論したが…」

日本サッカー協会の田嶋幸三会長(オンライン会議アプリ『Zoom』のスクリーンショット)
 日本サッカー協会は22日、臨時理事会を開き、開催国として立候補している2023年女子ワールドカップ(W杯)の招致から撤退することを決定した。

 JFAの田嶋幸三会長は臨時理事会後のオンライン記者会見で「苦渋の決断だった」と険しい表情を見せ、「この数週間、私自身、決断を迷ったことは事実だが、情勢を鑑みた上での結論。ベストな選択と思い、全会一致で決定した」と説明した。

 2023年の女子W杯には日本のほか、南米初開催が懸かるコロンビア、共同開催を目指すオーストラリアとニュージーランドが立候補しており、25日に行われる国際サッカー連盟(FIFA)の理事会で開催地が決定する予定になっており、その3日前の撤退発表となった。FIFAが今月10日に発表した3候補の評価報告書で日本は5点満点中3.9点。オーストラリア・ニュージーランド共催の4.1点に次ぐ2位で、コロンビアは2.8点だった。

 立候補していたブラジルが今月8日に招致から撤退し、南米サッカー連盟の票がコロンビアに一本化。ASEANサッカー連盟がオーストラリア・ニュージーランド共催への支持を表明するなど、「票読み等が進んでいく中で非常に厳しい状況になった」と認める。そんな状況の変化の中でも田嶋会長が特に「潮目になった」と感じたのは東京五輪の1年延期だった。

 五輪のサッカー競技は女子の場合、男子と違って年齢制限がなく、フルメンバーで臨む世界大会となる。その五輪が2021年に東京で開催され、2年後の2023年に再び日本で女子W杯が開催されることに対し、「21年と23年という短い期間に女子の同じ(世界)大会を同じ国で開催することへのネガティブな意見が蔓延し始めた」という。

 開催地決定の3日前に撤退を決めたタイミングについては「最後まで玉砕することも含めて議論したが、仮に票が0票になるなどまったく支持されずに負けた場合、日本に対するネガティブなイメージ、インパクトは計り知れないものになる」と指摘。「趨勢が傾いた中でアジアが一つに固まることが大切で、次へのサポートにもつながると考えた」と強調した。

 田嶋会長自身の投票先については「投票ごとなので最後の最後まで分からない。オープンな投票になるので、しっかりとした判断をしないといけない」と前置きしたうえで、「今現在はアジアのソリダリティー(連帯)を大事にしたいと思って今回撤退した」と、オーストラリア・ニュージーランド共催を支持する考えを示唆。2027年以降の女子W杯招致に関しては「将来的には日本でW杯を開催しなければならないと思っているが、実際に27年なのか、31年なのか、35年なのかというところはしっかり議論していかないといけない」と話すにとどめた。

JFA、2023年の女子W杯招致撤退を発表…田嶋会長「厳しい状況になっている」

日本は11年に女子W杯を初制覇した
 日本サッカー協会(JFA)は22日、臨時理事会を開催し、開催国として立候補していた23年のFIFA 女子ワールドカップの招致から撤退することを発表した。

 23年の女子W杯には当初、日本、オーストラリア・ニュージーランド共催、コロンビア、ブラジルが立候補。だが、ブラジルが今月8日に入札を取り下げたことで、3候補で争われることになった。今月10日には国際サッカー連盟(FIFA)より公表された評価報告書で、日本の提案やサッカーを取り巻く環境を高く評価され、豪州・NZ共催案に続いて2番目の評価を得ていた。

 しかし、「ブラジルが入札を取り下げたことが南米サッカー連盟の票の一本化につながったこと」「ASEANサッカー連盟が豪州・NZ共催への支持を表明するなど、他の大陸連盟にも大きな影響を与えたこと」「新型コロナウイルスの影響でFIFA 女子ワールドカップとオリンピックが、短期間に同じ国で開催されることに対する抵抗感が強まったこと」「評価報告書で豪州・NZ共催が日本を上回る評価を得たこと」などを理由として挙げ、招致撤退を発表した。

 田嶋幸三会長はJFAを通じて、「今回の招致レースにおける日本の状況は決して楽観視できるものではなく、さらに厳しい状況になっていると言わざるを得ません。今回予想される結果を冷静に見極めながら、今後、長期的な視点で日本のプレゼンスをいかに高めていくか、世界の女子サッカーをリードし、日本としてどのように世界に貢献をしていくのかを含め、戦略的に考え、実行していかなければなりません」とコメントしている。

JFA、2023年の女子W杯招致撤退を発表…田嶋会長「厳しい状況になっている」

日本は11年に女子W杯を初制覇した
 日本サッカー協会(JFA)は22日、臨時理事会を開催し、開催国として立候補していた23年のFIFA 女子ワールドカップの招致から撤退することを発表した。

 23年の女子W杯には当初、日本、オーストラリア・ニュージーランド共催、コロンビア、ブラジルが立候補。だが、ブラジルが今月8日に入札を取り下げたことで、3候補で争われることになった。今月10日には国際サッカー連盟(FIFA)より公表された評価報告書で、日本の提案やサッカーを取り巻く環境を高く評価され、豪州・NZ共催案に続いて2番目の評価を得ていた。

 しかし、「ブラジルが入札を取り下げたことが南米サッカー連盟の票の一本化につながったこと」「ASEANサッカー連盟が豪州・NZ共催への支持を表明するなど、他の大陸連盟にも大きな影響を与えたこと」「新型コロナウイルスの影響でFIFA 女子ワールドカップとオリンピックが、短期間に同じ国で開催されることに対する抵抗感が強まったこと」「評価報告書で豪州・NZ共催が日本を上回る評価を得たこと」などを理由として挙げ、招致撤退を発表した。

 田嶋幸三会長はJFAを通じて、「今回の招致レースにおける日本の状況は決して楽観視できるものではなく、さらに厳しい状況になっていると言わざるを得ません。今回予想される結果を冷静に見極めながら、今後、長期的な視点で日本のプレゼンスをいかに高めていくか、世界の女子サッカーをリードし、日本としてどのように世界に貢献をしていくのかを含め、戦略的に考え、実行していかなければなりません」とコメントしている。

「世界一のDFだと思う」大記録樹立のS・ラモスをジダンが称賛

ディフェンダー史上最多記録を打ち立てたセルヒオ・ラモス
 レアル・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督はDFセルヒオ・ラモスの功績を称えた。『オーレ』が伝えている。

 リーガ・エスパニョーラ第30節が21日に行われ、レアル・マドリーはソシエダ戦の後半3分にPKのチャンスを獲得。後半5分にキッカーのS・ラモスがきっちりと沈め、先制に成功した。S・ラモスはこれがリーグ通算68点目。元オランダ代表DFロナルド・クーマン氏の通算ゴール数を抜き、ディフェンダー史上最多記録を打ち立てた。

 試合後の会見で、ジダン監督は「彼は世界で最も優れたディフェンダーだと思う。長年にわたって達成してきたことは印象的だし、常に貪欲な人間だ」と、経験豊富なDFを称賛した。

 S・ラモスは05年にレアルに加入し、15シーズン連続でゴールを記録している。今季7得点目をマークし、自身のシーズン最多得点記録に並んだ。今季中のキャリアハイ更新も視野に捉えたが、後半15分に負傷交代しており、マジョルカ戦を欠場する可能性もある。

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AFCの年間表彰式が中止へ「きらびやかな祝祭が適切なのか…」

女子の年間最優秀選手賞に輝いたDF熊谷紗希(リヨン)
 アジアサッカー連盟は今年12月にカタール・ドーハで行われる予定となっていた年間表彰式を、新型コロナウイルスの世界的流行を受けて中止すると発表した。

 AFCのサルマン・アル・ハリファ会長は17日に発表した声明で「新型コロナウイルスのパンデミックは世界中の人々の生活を変えただけでなく、スポーツ界、サッカー界に課題を突きつけた。われわれの大陸だけでなく、世界中で何千人もの命を奪った」とし、「この困難な時期に尊敬と共感を示す必要があり、きらびやかな祝祭の夜が適切なのかを検討した」と理由を述べた。

 AFCは毎年冬に年間表彰式を開催。アジア加盟国の国籍を持つ男女それぞれのプレイヤー・オブ・ジ・イヤー(最優秀選手賞)の他、アジア外でプレーする最優秀国際選手賞、アジア外の国籍を持つ最優秀外国籍選手賞、最優秀ヤングプレーヤー賞、最優秀フットサル選手賞、最優秀監督賞を選出している。

 国内関係では昨年、なでしこジャパン(日本女子代表)のDF熊谷紗希(リヨン)が女子の年間最優秀選手賞、吉川智貴(名古屋オーシャンズ)が年間最優秀フットサル選手賞、MF遠藤純(日テレ・ベレーザ)が女子の年間最優秀ユース選手賞、高倉麻子監督が女子の年間最優秀監督賞を受賞していた。

ビーチサッカー日本代表、茂怜羅オズが監督兼任へ「次は世界のトップに」

W杯最優秀選手のトロフィーを手にするFP茂怜羅オズ
 日本サッカー協会(JFA)は18日、第7回理事会を行い、ビーチサッカー日本代表の監督にFP茂怜羅オズを選任した。今後も監督兼選手して、プレーヤーとしての役割を継続。また兼務登録が認められない場合は選手としてのみ登録し、監督としてはコーチングスタッフが登録されるという。

 茂怜羅オズは2017年2月から東京ヴェルディBSの監督兼選手を務めており、昨年のビーチサッカーワールドカップではチームは4位だったにもかかわらず、大会最優秀選手に輝いていた。

 同選手はJFAを通じて「この度ビーチサッカー日本代表の監督に就任することになりました。アジアのトップを経験した代表チームが、次は世界のトップに上り詰められるように、しっかりと準備をしていきたいと思っています。今後は選手としてだけでなく、監督としても日本にビーチサッカーというスポーツを広めつつ、世界に日本代表の強さを見せていけるよう、精一杯務めて参ります」と意気込みを述べている。

 またビーチサッカーを統括するフットサル委員長の北澤豪氏は「ビーチサッカー界において世界を代表する方に日本代表監督になっていただき、とても嬉しく思います。2019 年の FIFA ビーチサッカーワールドカップは、チームが世界 4 位となり、今後世界のトップになるにはどうすればいいか課題が分かった大会になりました。茂怜羅オズ氏はそのワールドカップで MVP を受賞、これまでのキャリアもトップクラスです。日本代表の選手たちに世界トップクラスのスキル、戦術やメンタル面を落とし込んでもらい、日本代表が世界のトップになることを大いに期待しています。ビーチサッカー日本代表は今、世代交代の時期に来ています。世界のビーチサッカーのトレンドを知り、日本国内のビーチサッカーの現状も把握している茂怜羅氏に世代交代をめてもらいながら、監督、そして選手として、日本ビーチサッカー界の中長期的ビジョンを浸透していただくことにも期待しています」と太鼓判を押している。

JFAの街クラブ&スクール救済が総額4億円突破…支援金も募集中

JFAハウス
 日本サッカー協会(JFA)は18日、第7回理事会を行い、JFAサッカーファミリー支援事業の第一次支援の実施状況を報告した。融資決定分の合計は219件で総額4億1216万円に達した。

 第6回審査会を同日に開催し、最新のデータが揃った。申請総数は250件で金額は5億4831万6150円。不採択が14件で1992万280円、申請辞退が7件で1300万3000円、10件が審査中となっている。

 都道府県別の申請数は東京都の40件が最多で、大阪府の26件、埼玉県と千葉県の22件、神奈川県の18件と続いており、緊急事態宣言の発令が長引いた都市部の数字が目立った。登録種別の申請数は第4種(小学年代)の163件が最多。第3種(中学年代)クラブは136件で、第1種(社会人)からも43件があった。

 JFAは5月上旬、新型コロナウイルスの影響で経済的な打撃を受けたサッカーファミリーを救うべく、独自の財政支援制度をスタートさせた。政府事業とは別に自己財源で直接融資・給付を行うという異例の枠組み。第一次支援では、全国の街クラブとスクールを対象に無利子・無担保の緊急融資を実施している。

 JFAは第6回理事会で5億円の予算を確保したが、すでに上限に迫りつつある。今後は第二次支援、第三次支援で給付も含めた検討がなされている中、今後の持続可能な支援体制の構築に向けて支援金を募集中。JFAへの支援金は特定公益増進法人に対する寄付金となり、税制上の優遇措置が適用される。口座番号は以下のとおり。

銀行名:みずほ銀行(001)
支店名:渋谷支店(210)
預金種目:普通預金
口座番号:3079244
名称:公益財団法人日本サッカー協会 新型コロナウィルス感染症対策支援金口

U-17W杯“最終予選”の組合せ決定!! U-16日本代表は中国などと同組

FW南野遥海、FW鈴木大翔、MF大迫塁(写真左から)
 アジアサッカー連盟(AFC)は18日、次回のU-17ワールドカップのアジア最終予選にあたる『AFC U-16選手権』の組み合わせ抽選会を行った。U-16日本代表はグループリーグでインドネシア、サウジアラビア、中国と同じD組となった

 出場資格は2004年1月1日以降に生まれた選手。過去2大会に続いて森山佳郎監督が引き続き指揮を執っている。今年2月のトルコ遠征ではMF大迫塁(神村学園高)、FW南野遥海、FW鈴木大翔(いずれもG大阪ユース)ら、昨季の中学年代で大きな成果を残した選手たちが招集された。

 大会はバーレーンで今年11月25日から12月12日に開催予定。準々決勝を制した上位4チームが2021年にペルーで行われるU-17W杯本大会の出場権を得られる。日本は4大会連続10回目の本大会出場と2大会連続4度目の優勝を目指す。

 グループリーグの組み合わせは以下のとおり

▼A組
バーレーン
北朝鮮
イラン
カタール

▼B組
タジキスタン
オマーン
イエメン
UAE

▼C組
韓国
オーストラリア
インド
ウズベキスタン

▼D組
日本
インドネシア
サウジアラビア
中国

U-20W杯出場権獲得へ…“アジア最終予選”の組み合わせ決定! 日本は韓国と同組に

昨年のU-18日本代表(写真はSBS杯U-18ベルギー戦のスターティングメンバ―)
 アジアサッカー連盟(AFC)は18日、次回のU-20ワールドカップのアジア最終予選にあたる『AFC U-19選手権』の組み合わせ抽選会を行った。U-19日本代表はグループリーグで韓国、イラク、バーレーンと同組。韓国には前回U-20W杯本大会の決勝トーナメントで敗れており、さっそくリベンジの機会が訪れた。

 出場資格は2001年1月1日以降に生まれた選手。影山雅永監督のもと、これまでDF成瀬竣平(名古屋)、DF木村誠二(FC東京)、MF松村優太(鹿島)、MF武田英寿(浦和)、MF山本理仁(東京V)、FW若月大和(シオン)、FW晴山岬(町田)ら候補に挙がっている世代だ。

 大会はウズベキスタンで今年10月14日から同31日に開催予定。準々決勝を制した上位4チームが2021年にインドネシアで行われるU-20W杯本大会の出場権を得られる。日本が出場権を掴めば2017年、19年に続いて3大会連続となる。

 グループリーグの組み合わせは以下のとおり

▼A組
ウズベキスタン
インドネシア
カンボジア
イラン

▼B組
日本
韓国
イラク
バーレーン

▼C組
サウジアラビア
オーストラリア
ベトナム
ラオス

▼D組
カタール
タジキスタン
マレーシア
イエメン

森保Jは9月に活動再開へ…JFA反町技術委員長「2次予選の準備として」

反町康治技術委員長(オンライン会議アプリ『Zoom』のスクリーンショット)
 日本サッカー協会(JFA)は17日、技術委員会を開催した。終了後には反町康治技術委員長が報道陣向けのオンラインブリーフィングを実施。アジアサッカー連盟(AFC)はカタールW杯アジア2次予選を10月から再開させる予定だが、日本代表の活動は9月の国際Aマッチウィークにも行う方針を明かした。

 反町氏は「10月、11月に2次予選が始まるのは確定で、その準備としての9月だと思っている」と述べた。もっとも、具体的な活動については国内の状況次第。「活動をしたいものの具体的にどうこうは言えないというか、やれないというのが現状」としつつも、「我々は強化のために頑張って、良い形で活動できればいいし、そのために全力を注いでいる」と説明した。

 Jリーグはすでに国際Aマッチウィークにもリーグ戦やルヴァン杯を組んでいるが、招集された選手にはA代表の活動を優先させる構え。コロナ禍ではスタッフの選手視察も簡単ではないが、反町氏は「安全、健康、そういったことを大前提としながら移動して視察をすることになる。いろんな対策を取った上でクラブ、スタッフに迷惑がかからないような形でやりたい」と配慮しながら選考を進めていくようだ。

 一方、海外組の視察については国際移動が制限されていることもあり、テレビを通して行う形となっている。「もしかしたら10月、11月でもそうなるかもしれないし、9月もそうかもしれない」と今後の見通しを語った反町氏は「専門家ではないので何とも言えないが、できればその時にいい方向に向かってほしい」と述べた。

 なお、2020年の国際Aマッチウィークは8月31日〜9月8日、10月5〜13日、11月9〜17日の残り3回。A代表に招集された選手はこの間と直後に予定されている公式戦出場が難しいとみられる。対象試合はJ1第14節、第15節、第21節、第22節、第27節と、ルヴァン杯の準々決勝・準決勝の最大7試合となっている。

(取材・文 竹内達也)
●カタールW杯アジア2次予選特集ページ

北京指揮したJFA反町技術委員長が五輪“新戦力”に期待「延びたことで頭角を現す選手がたくさんいる」

DF長友佑都とDF吉田麻也
 日本サッカー協会(JFA)は17日、技術委員会を開催した。終了後には反町康治技術委員長が報道陣向けのオンラインブリーフィングを実施。Jリーグの再開を間近に控えている中、現状来年夏に延期されている東京五輪の対象世代に向け、新たな選手の台頭を求めた。

 反町氏は「1年延びたことでたくさんの頭角を現す選手がいる」と新戦力の台頭に期待。自身が指揮していた北京五輪は通常どおりに行われたが、前年まで未招集ながらもグループリーグ第3戦で先発にも起用したDF吉田麻也(現サンプドリア)、予選時は大学生だったDF長友佑都(ガラタサライ)の名を挙げつつ、「こういう選手は6か月間で頭角を表して本大会に出られた」と振り返った。

 1985年以降に生まれた選手が対象だった北京五輪において、88年生まれの吉田は年少世代。東京五輪の延期によって、下の世代からの抜擢はさらに積極的に行われそうだ。また長友は特別指定選手としてJリーグの活躍を積んだことで、五輪代表レギュラーの座を確固たるものとした。この例を踏まえると、今季の大卒1年目(多くは97年生まれ)や特別指定選手にも大いにチャンスが広がる。

 反町氏はそうした前提を踏まえて「1年延びたことでそういう選手がたくさん出てきて、選ぶのに困るような分母が出てきてほしい」と未招集組にも発破。「Jリーグでもチームの主軸でやる選手が増えてくる。取材でも『五輪に出たい』とみんなが答えるわけなので、そういった強い気持ちを持っている選手が出てくればチーム力が上がるし、代表の競争力も上がる」と激しいサバイバルを求めた。

 またこうした理由から、五輪世代は直近の活動を行わず、まずは所属チームの試合に専念させる構えだ。過密日程が予想される中で「招集をかけた場合、チームとして非常に難しい状況になることは間違いない」と所属チームに配慮しつつ、「試合数も多くなる中、持っている力を発揮したほうがベターだと思っている」とリーグ戦での活躍に期待した。

(取材・文 竹内達也)
●東京オリンピック(東京五輪)特集ページ

久保、堂安、中山ら計78選手が“集結”…U-23日本代表がメッセージを発信

U-23日本代表がメッセージを届けた
 U-23日本代表の選手たちが13日、自ら発案・企画したメッセージを発信した。

 森保一氏が監督に就任し、17年12月に立ち上げられたチームは、約2年半の集大成として、今夏、東京五輪に出場する予定だった。しかし、新型コロナウイルスの影響を受けて開催は延期。翌21年7月23日に開幕予定となっている。

 U-23日本代表の活動も止まる中、MF中山雄太(ズウォレ)やMF堂安律(PSV)らが音頭を取り、17年12月のチーム立ち上げ以降に招集された全78選手が参加して1本の動画を作成。5月末には撮影について、70名以上の選手がオンラインで打ち合わせを行い、メッセージは選手自らが考え、新型コロナウイルスで苦しんでいる方々に向け、また、東京五輪に向けてのメッセージを発信している。




 以下、U-23日本代表候補選手
※2017年12月のチーム立ち上げ以降に招集された選手78名
(怪我等により参加辞退した選手含む。READY FOR THE FUTURE 映像登場順)
堂安律
菅大輝
田中駿汰
椎橋慧也
柳貴博
町田浩樹
杉岡大暉
上田綺世
大南拓磨
神谷優太
古賀太陽
滝本晴彦
紺野和也
渡辺剛
波多野豪
田川亨介
宮崎幾笑
三笘薫
旗手怜央
田中碧
宮代大聖
遠藤渓太
オビ・パウエル・オビンナ
渡辺皓太
一美和成
小林友希
岩崎悠人
齊藤未月
鈴木冬一
谷晃生
立田悠悟
岡崎慎
市丸瑞希
福田湧矢
森島司
松本泰志
大迫敬介
東俊希
初瀬亮
藤谷壮
庄司朋乃也
瀬古歩夢
原輝綺
松岡大起
冨安健洋
小島亨介
阿部航斗
小川航基
舩木翔
針谷岳晃
伊藤洋輝
小松蓮
高宇洋
川井歩
橋岡大樹
相馬勇紀
長沼洋一
岩田智輝
岡野洵
坂井大将
井上潮音
平戸太貴
麻田将吾
高木彰人
浦田樹
伊藤達哉
アピアタウィア久
板倉滉
三好康児
中村敬斗
山口瑠伊
菅原由勢
久保建英
安部裕葵
小久保玲央ブライアン
前田大然
食野亮太郎
中山雄太

“ジョホールバルの歓喜”26日よりYouTubeでフルマッチ配信決定

“ジョホールバルの歓喜”26日よりYouTubeでフルマッチ配信決定
 ジョホールバルの歓喜をもう一度……。日本サッカー協会(JFA)は10日、今月26日の20時から公式YouTubeチャンネル『JFATV』で、1997年11月16日に行われたフランスW杯アジア第3決定戦の日本代表対イラン代表の試合を配信すると発表した。

 同試合は日本代表がW杯の出場権を初めて獲得した試合で、延長戦までもつれた死闘を制した伝説の一戦。マレーシアの都市ジョホールバルで行われた試合で、4年前の「ドーハの悲劇」に対する言葉で「ジョホールバルの歓喜」として語り継がれている。

日本サッカーの新拠点がいよいよオープンへ! JFA反町技術委員長「有効活用していきたい」

神事に参加した反町康治技術委員長
 日本サッカー協会(JFA)は8日、新たな日本代表のトレーニング拠点『高円宮記念JFA夢フィールド』の完成に際し、千葉市の子守神社で安全祈願の神事を行った。新型コロナウイルスの世界的流行を受け、当初4月上旬オープンの予定が大幅にずれ込んでいたものの、使用開始の準備がようやく整った。

 JFA夢フィールドは今後、日本代表の新たなトレーニング拠点として活用される大規模施設。指導者・審判養成の機能も担っていく他、テクニカルやスカウティングの知見、医学的データ、サッカー先進国のノウハウなど、サッカーに関するさまざまな情報を収集、分析、発信していくという大きな役割を担う。

 神事にはJFAの反町康治技術委員長、千葉県サッカー協会、建設に携わった関連企業関係者らが出席。施設が堅牢かつ安泰に稼働すること、この施設を利用する人々が怪我や事故なくサッカーに取り組めることを祈念した。

 反町技術委員長はJFAを通じて「コロナ禍により、多くの方をお招きした式とはなりませんでしたが、工事関係の皆様のご出席のもと、本日滞りなく神事を執り行うことができましたこと、とても喜ばしく思います。今後『JFA夢フィールド』は代表活動を中心として、サッカーの振興のために有効活用していきたいと思います」とのコメントを発表した。

JFA提供の施設写真は以下のとおり。















カタールW杯アジア2次予選は10月、11月に開催へ! AFC発表

カタールW杯アジア2次予選は10月、11月に開催へ! AFC発表
 アジアサッカー連盟(AFC)は5日、新型コロナウイルスの感染拡大により延期されていたカタールW杯アジア2次予選の残り試合を今年10〜11月に開催する予定だと発表した。国際サッカー連盟(FIFA)と協議の結果、決定したという。

 アジア2次予選は今年3月、6月の4試合で完了する予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けていずれも延期が決定。さらに今回、9月に予定されている国際Aマッチウィークでも開催しないことが決まった。

 F組の日本代表は、2次予選4試合を13得点0失点で4連勝中。残り4試合は当初、3月にホームでのミャンマー戦とアウェーでのモンゴル戦を、6月にタジキスタン戦とキルギス戦をいずれもホームで行う予定だった。これらの日程が10月8日、同13日、11月12日、同17日に組まれることとなった。

 AFCは11月までに2次予選を完了させ、2021年から最終予選を開催する方針。同年は3月、6月、9月、10月、11月に国際Aマッチウィークが予定されているが、AFCは今回の発表で「2021年3月までは国際カレンダーと同じ」としており、以降の日程は変更の可能性も示唆している。

 AFCは「政府の旅行や医療の制限と同様、全てのチーム、役員、ファン、ステークホルダーの安全と幸福、政府の旅行と医療の制約をたしかなものとするために状況を引き続き注意深く監視し、新型コロナウイルスのさらなる影響が出て再検討しなければならない時はすべての関係者にすぐさま報告する」と伝えている。

●カタールW杯アジア2次予選特集ページ

JFA直接融資が3億円に到達…街クラブ&スクール救済事業

JFA直接融資が3億円に到達…街クラブ&スクール救済事業
 日本サッカー協会(JFA)は4日、JFAサッカーファミリー支援事業の第一次支援に伴う第4回特別審査委員会を開催し、新たに28件で5873万円の融資を決定した。すでに第1〜3回の振り込みは完了しており、融資決定分の合計は174件で総額3億2449万円に達した。

 JFAは今月上旬、新型コロナウイルスの影響で経済的な打撃を受けたサッカーファミリーを救うべく、独自の財政支援制度をスタートさせた。政府事業とは別に自己財源で直接融資・給付を行うという異例の枠組み。第一次支援では、全国の街クラブとスクールを対象に無利子・無担保の緊急融資を実施している。

 今後は第二次支援、第三次支援として給付も含めた検討がなされている。JFAは今後の持続可能な支援体制の構築に向け、支援金を募集中。JFAへの支援金は特定公益増進法人に対する寄付金となり、税制上の優遇措置が適用される。口座番号は以下のとおり。

銀行名:みずほ銀行(001)
支店名:渋谷支店(210)
預金種目:普通預金
口座番号:3079244
名称:公益財団法人日本サッカー協会 新型コロナウィルス感染症対策支援金口

コロナ禍のサッカーファミリーを救え! JFAがチャリティーグッズ発売、支援金も募集中

コロナ禍のサッカーファミリーを救え! JFAがチャリティーグッズ発売、支援金も募集中
 日本サッカー協会(JFA)は26日、新型コロナウイルス感染症対策の一環で、『with FOOTBALL FAMILY チャリティーグッズ』の販売をスタートした。商品はTシャツとマスクカバー。グッズ収益は、資金難が懸念されているクラブチームやスクールを支える『JFAサッカーファミリー支援事業』に活用される。

 JFAは今月、新型コロナウイルスの影響で資金に影響の出ているサッカー関係団体を支える『JFAサッカーファミリー支援事業』を発足。政府などに頼らない直接支援の枠組みを採用し、すでに第一次支援として街クラブ、スクールへの融資事業をスタートさせている。また今後も第二次、第三次支援として給付も含めた取り組みを予定している。

 そうした中、JFAでは持続可能な支援を行うための支援金を募集中。さらに今回はチャリティーグッズの発売に乗り出した。商品はTシャツ、マスクカバーの2点。いずれも日本代表ユニフォームと同じ「ホワイト」と「JFAブルー」の2色を販売し、TシャツはキッズサイズからXLまで幅広いサイズ展開がなされている。

 購入は特設サイト(https://official-store.jfa.jp/special/withfootballfamily/?_ga=2.26233725.1501812030.1590477454-1896554251.1590475403)で受付中。収益は全国のクラブチームやスクール、リーグ、連盟、地域・都道府県の支援に使われる。JFAは公式サイトを通じて「サッカーファミリー全体で互いに支え合いながら、この危機をともに乗り越えていけるよう、皆様のご理解とご協力をよろしくお願いします」と購入を呼びかけている。

 また支援金も随時募集中。JFAへの支援金は特定公益増進法人に対する寄付金となり、税制上の優遇措置が適用される。口座番号は以下のとおり。

銀行名:みずほ銀行(001)
支店名:渋谷支店(210)
預金種目:普通預金
口座番号:3079244
名称:公益財団法人日本サッカー協会 新型コロナウィルス感染症対策支援金口

JFA事務局が6月から部分的再開へ…出勤率は20%上限

JFAハウス
 日本サッカー協会(JFA)は26日、政府の緊急事態宣言が解除されたのを受け、職員の出勤を一部再開すると発表した。役職員の在宅勤務は継続し、6月中は出勤率を20%に制限。役職員の出張や外勤は引き続き見合わせ、来客の迎え入れも行わないという。

 公式サイトによると、JFAは2月26日から職員の在宅勤務体制をスタート。田嶋幸三会長の感染が判明した3月17日以降はJFAハウスを一時閉鎖し、館内の消毒作業なども実施した。作業の完了後も役職員は5月31日までの間、在宅勤務を継続していた。

五輪延期で“兼任”効果大…? 反町技術委員長「森保監督が築き上げてきたものは間違っていない」

オンラインブリーフィングを実施した反町康治技術委員長(会議アプリ『Zoom』のスクリーンショット)
 日本サッカー協会(JFA)は21日、本年度初回の技術委員会をウェブ上で開催した。終了後、新たに技術委員長に就任した反町康治氏が報道陣向けのオンラインブリーフィングを実施。A代表、五輪代表ともに活動がストップしている中、「日程が決まった時に、大会や準備期間に良い形で入れるようにやっていかないといけない」と決意を述べた。

 サッカーの日本代表は2020年、新型コロナウイルスの世界的流行により、各大会への出場は3月になでしこジャパン(女子日本代表)がアルガルベ杯に臨んだのみ。今年最大のビッグイベントだった東京五輪は1年間の延期が決定した他、A代表もカタールW杯アジア2次予選が3月と6月ともに延期となっており、活動再開の時期も未定となっている。

 そうした中、森保一監督の兼任体制にも一つの壁が立ちはだかる。東京五輪の延期により2020年夏以降も五輪代表(来年のU-24日本代表)活動が続き、A代表のW杯予選と日程重複が避けられなくなっているからだ。A代表の国際マッチウィークは9月、10月、11月、来年3月、6月に予定されているが、いつからW杯予選を開催できるか不透明なことも見通しを難しくしている。

 すでに新型コロナ禍に入っていた3月29日から技術委員長に正式着任した反町氏も困惑を口にする。これまでの約2か月間、森保監督との会話はもっぱら電話やウェブを通じたもの。スタッフ陣も含めて週に1回、ウェブでミーティングをしているというが、いち早くリーグ再開を迎えた韓国やドイツの情報を共有するのみで「たわいもない話」(反町氏)にとどまっているようだ。

 この日のブリーフィングでは、報道陣から兼任への見解を問われた反町氏。「田嶋会長も話されていたように現時点で何とも言えない。五輪が延びたことで国際マッチデーが重なるわけで、どう強化していくかを睨んだ場合、日程を見ないとわからない。重ならない可能性もあるので、仮定の話をしてもしょうがない」と述べ、議論の対象にも挙がっていないことを明かした。

 一方、これまでの森保監督の仕事ぶりには前向きな見解も語った。

「まず私は対戦相手としても森保さんのチーム(広島)とは試合をしているので、その時の印象からすると非常に整理整頓されていて、個人の良さも含めてチームの力を最大限に引き出しているなと。それと同時に相手もしっかり分析していて、監督として尊敬に値するような人だという印象を持っています。代表になってからは1試合の重み、試合数が少ないのもあり、すべてを見られているわけではないが、彼も言っているように日本人スタッフでやっていることによって下からの突き上げが多くなってきているのは間違いない。それは兼任でやっているメリットだと思う」。

 そうした兼任のメリットは東京五輪の延期を受け、より大きくなっていくとも考えているようだ。

「変な話、来年の東京五輪の選手がそのまま日本代表になっても良い選手がたくさんいる。怪我をしている安部(裕葵)が戻ってくるかもしれない。久保(建英)もそう。二つのグループに分けるというより、一つのグループとして。U-24ですからね。U-24とか今までコメントしたことはないけど、U-24という世代ができたわけですから、ここを分けて考えるのではなく、グループとして考える時代になっている」。

 こうした前提を踏まえて「そういう意味では森保監督が築き上げてきたものは間違っていない」と断言した反町氏。「結果で言われるのは私もそうだし、代表監督としてしょうがない」と現状の批判については認識をしつつも、「決してブレずにやっているとわかるし、彼もそういう性格です」と信頼を語った。

(取材・文 竹内達也)
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「古い体制だったのは間違いない」JFA新技術委員長・反町氏が明かした日本サッカー“改革案”

オンラインブリーフィングに出席した反町康治技術委員長(会議アプリ『Zoom』のスクリーンショット)
 日本サッカー協会(JFA)は21日、本年度の第1回技術委員会をウェブ上で開催した。終了後、新たに技術委員長に就任した反町康治氏が報道陣向けのオンラインブリーフィングを実施。「常にどこにいたときも日本サッカーの成長と発展を考えてやってきた。なかなか日本がベスト16から上に行けないというのもあり、お手伝いができれば」と意気込みを述べた。

 反町氏は3月29日、関塚隆氏(現ナショナルチームダイレクター)の後を継いで技術委員長に正式着任。「前のチームである松本山雅を退任して、その後、Jリーグの開幕戦が始まる近いところで田嶋会長からそうした話をいただき、自分の中で整理する時間がほしいと話した中で決断させていただいた」と就任の背景を語った。

 もっとも当時はすでに、新型コロナウイルス感染拡大の影響でJFA職員の自宅勤務が続いており、関係者とは一度も顔を合わせることができていないという。それでも反町氏は「オンラインを通じていろんな方々といろんな部署、いろんな委員会とコミュニケーションを取れていて、僕自身いろんなものが見えた部分がある」と述べ、今後のビジョンを語った。

 まずは「四位一体」と名付けた強化策だ。「そんな言葉はないんですけど」と照れ笑いを浮かべた反町氏は、これまで①代表強化、②ユース育成、③指導者養成で構成される「三位一体の強化策」に加え、④普及に力を入れていく必要性を述べた。それはコロナ禍の影響で懸念されるサッカー離れに対応するだけでなく、日本サッカー全体の強化につながるという考えからだ。

「W杯の大会だけ特別に強いチームが生まれることはほとんどない。日本サッカー全体が強くならないと難しい」。そう力説した反町氏は「私の仕事は次の試合に向けて一番良い状況を保って、一番良いパフォーマンスを出して、試合に勝つチームを作り上げること。それと同様、5年後や10年後に同じような大会でそれ以上に強いチームを作ること。コロナの状況でサッカー離れしている状況を防ぎ、分母を広げることが大事になる」とし、次のように続けた。

「たとえば小学校6年生はあと4年後には高校生になり、大人のサッカーをすることになる。非常に速いスピードで上がっている。世界のサッカーもどんどん若い選手がたくさん出てきている中で、そのスピードに日本も合わせていかないといけない。指導者の問題もあるし、周りの支えもあると思うし、広い分母をどうするかを技術委員会で英知を結集してやらないといけない問題だと思っている」。

 そうした問題意識の中、既存システムの改革も辞さない構えだ。「これまでやってきたことが全部ダメだと言うではないが、これは田嶋さん(田嶋幸三会長)にも伝えたが、少し古い体制だったことは間違いない。良いところもあるし、どんどんリノベートしていかないといけないところもある」。反町氏は「痛みは伴うかもしれないが…」とした上で、改革案の具体例として公認指導者の資格更新におけるリフレッシュ講習を挙げた。

「喋っている人のレクチャーを聞いたらポイントがもらえるのではなく、それぞれの思っていることや意見を聞くような場を持つ会議形式とか、たとえば身体を動かして指導法を見ることでも良い。そういうことを変えていきたいという気持ちがある。レポートを書くとか受け身になっているところを自分たちが持つことを発信してもらうとか。リニューアルしたところを作っていかないといけない」。

 とはいえコロナ禍では、リフレッシュ講習の開催自体も難しいのが現状だ。講習が無期限延期となっているため、指導者資格の更新期限を1年間延長するという案も挙がっており、「いまはこういう状況になってしまったのもあるし、最初からいろいろやるとうまくいかないものもある。徐々に自分の中に描いているものもあるのでやっていきたい。全体を掴んでから徐々にやっていくという気持ち」と先を見据えた。

 幸いにもこの日、新たに京都・大阪・兵庫で緊急事態宣言が解除され、サッカー活動の再開に向けてさらに期待が高まった。「インドアでいることは余計な肉ばかりついてストレスもたまるし、そういう意味ではありがたい」と冗談まじりに述べた反町氏は「サッカーの場合はグラウンドの芝生の匂いが嗅げることが喜ばしい。残念ながら首都圏と北海道はまだまだ規制がかかる中でやらないといけないと思うが、徐々にそうなったことを嬉しく思っているし、良い形でJリーグの再開を期待している部分はある」と期待も語った。

(取材・文 竹内達也)

『DAZN』がコパ・アメリカ2019の日本戦を再配信

『DAZN』がコパ・アメリカ2019の日本戦3試合を再配信
『DAZN』が23日からコパ・アメリカ(南米選手権)2019の日本戦3試合を再配信する。

 昨年6月14日から7月8日にかけてブラジルで開催された同大会に日本は招待国として参加。招集に拘束力がなく、チームにも派遣義務がなかったため、MF久保建英(マジョルカ)やDF冨安健洋(ボローニャ)、MF三好康児(アントワープ)ら東京五輪世代の選手が中心となり、チリ、ウルグアイ、エクアドルという南米の強豪国と対戦した。

『DAZN』では3か国との試合を当時の実況、解説をつけて配信。チリ戦は5月23日から、ウルグアイ戦は5月30日から、エクアドル戦は6月6日から配信される予定となっている。

以下、配信スケジュール

配信開始日時:5月23日(土)16:00~
日本vsチリ(2019年6月17日開催)
実況:八塚浩 解説:水沼貴史

配信開始日時:5月30日(土)16:00~
ウルグアイvs日本(2019年6月20日開催)
実況:西岡明彦 解説:川勝良一

配信開始日時:6月6日(土)16:00~
エクアドルvs日本(2019年6月24日開催)
実況:下田恒幸 解説:戸田和幸

JFA田嶋会長インタビュー「退院したらあれもこれもやらなきゃと…」異例の“直接支援”に込めた思い

インタビューに応じた田嶋幸三会長(オンライン会議アプリのスクリーンショット)
 日本サッカー協会(JFA)は14日、理事会の承認を経て「新型コロナウイルス対策 JFAサッカーファミリー支援事業」を立ち上げた。事業の目玉は財政難に陥ったクラブチームやスクールを対象に、JFAの自己財源から直接融資を行うという異例の支援制度。すでに全国各地から80件以上の仮申請が集まっており、来週末にも融資がスタートする見込みだ。

 『ゲキサカ』ではJFAの新制度について、田嶋幸三会長とのインタビューをオンラインで実施。自らも新型コロナウイルスの脅威に直面しながら、病床で支援の方針を思案していたという日本サッカー界のトップに、今回の支援制度にかける思いや、今後の支援体制拡大への見通し、度重なる大会中止で苦しむ育成年代プレーヤーへのメッセージなどを約30分間にわたって聞いた。


—はじめにこの支援事業の立ち上げに至った経緯について教えてください。
「まずですね、これだけ長い期間サッカーができなくなっていて、しかも自分たちの意思でやれないわけではなく、非常事態宣言や新型コロナウイルスに打ち勝つための措置として自粛しています。われわれがやっているサッカーというスポーツは『3密』(密閉・密集・密接)に引っかかってしまいますし、目に見えない敵なので仕方がありません。ただそういった中、Jリーグのみならず、月謝で成り立っている小さなクラブやスクールが、2月、3月、4月、5月とほとんど活動ができていません。彼らは固定給としての人件費であったり、場所を借りたり、事務所を借りたりと、その間にも経費がかかっています。そういったところからの悲鳴は私のもとにも聞こえてきており、これをなんとかしなければならないということで、このJFAサッカーファミリー支援事業を立ち上げました。

 第一回の支援は、5月の給料日までに間に合わせたいという気持ちがありました。政府のほうでも雇用調整助成金というものがありますが、支給は申請から2か月後になるので間に合いません。また法人格を持っているクラブなら助成金を申請できますが、われわれサッカー協会に登録しているクラブの4種(小学年代)、3種(中学年代)クラブの8割近くは任意団体です。そういったところは政府に申請ができません。じゃあやはりどこかが救わなければいけないんです。一度つぶしてしまったら元に戻すことは非常に難しいですし、8月か9月に『もう一度サッカーができますよ!』となった時、いざ蓋を開けてみれば『あのスクールがなくなりました』『あの指導者は辞めてしまったらしい』『もうクラブが存在していないよ』ということになったら本当によくない。これまで長い間、サッカー界が築き上げてきた人材であったり、クラブというインフラであったり、そういったものが全部なくなってしまいます。これは取り返しがつかないことです。なので、まずはなんとかそういったものを維持することを考え、街クラブとスクールのサポートから始めました。

 ただ、今回はあくまでも第一次支援です。これから第二次でどういったところをサポートしていくか。もしかするとJリーグやなでしこリーグ、フットサル、ビーチサッカーなどをサポートしなければならなくないかもしれません。なので第一次、第二次、第三次、第四次と長い目で考えていこうと思っています」

—Jクラブのように内部留保もなく、月謝が入らなければ指導者に給料が払えないといったような街クラブが最優先ということですね。「非常に素早く、一番苦しんでいるところに」という点で大きな助けになる取り組みだと感じました。ところでそうした意思決定の背景として、現場からどのような声があがっていたのですか?
「現場からの苦しい声はさまざまなことで伺いました。私自身が直接、話を聞いたこともあります。ただ、そういった声があるのはもともと予想できたことでもありました。私自身も現場で長くやってきたこともあり『あのクラブはどうだろうか?』『人件費は払えるのか?』『アルバイトでやっていた大学生は困らないかな?』と予測することができていたので、今回は自分自身が感染して入院することになったのですが、入院の後半は身体が元気になっていたこともあり、退院したらあれをやらなきゃ、これもやらなきゃといろいろなことを考えていました。そのため退院してすぐにこういった取り組みを始めました。ただ政府や役所とは違い、われわれはこういったことを専門にしている組織ではありません。こうした制度設計はほとんど初めての経験です。ただ、東日本大震災の時に一度やっていましたし、またわれわれの職員が非常にみんなよくやってくれたことで、ここまでやってこれました」

—今回の取り組みは支援に至るまでの迅速さが特長だと思います。また選手の登録料や協会納付金(編注:有料入場収入の3%相当額を協会に納付する制度。育成年代への投資などに使われている)の免除を入院中に先立って発表されていましたが、その時期から支援の取り組みがスタートしていたわけですね。
「おっしゃる通りです。まず協会納付金に関しては、これまでは普通に続けてきましたが、今年は要求できないだろうと考えました。『選手の給料どうしようか』と言っているクラブからそのお金は取れません。また登録料は返す手続きが煩雑になるとか、県協会が一括で受け取っているから困るとかいろんな意見がありましたが、それでも免除することにしました。給料が減った家の子どもたちからお金を取れるのか、また働きながら試合をしている1種年代の選手も自分のお店が潰れそうという話もある中、そうしたところからお金を取れるのかという話です。むしろそういった人たちにこそ、サッカーをしてほしいし、サッカーで元気になってほしい。登録料も大した額だとは思っていませんが、免除には象徴的な意味合いもあります。まずはこれを決めるぞということで、他の取り組みがついてくると考えました。みんなでサポートするぞ、みんなでサッカー界が一枚岩になって、この難局を乗り切ろうというメッセージになると思っています」

—有料試合の納付金の免除は、Jリーグなど大規模組織にも助けになる施策ですね。
「協会納付金については、もともといろんな議論がありました。1993〜96年は逆に5〜7%をいただいて、代表チームの強化にたくさんのお金を使えていた時期もありました。いまも持ちつ持たれつの関係ですが、世界的に見ても3%というのがおおむね標準です。なので平時であればいただくのが普通だと思っています。ただ、こういう時には『できることからすぐにやる』というのが一つのスイッチになります。まずトリガーを引いて、これをやるならこれも、これも……と進んでいっていくための一つのメッセージだと考えました」

—まずは登録料免除などで全体を助け、次に今回の第一次支援でとくに困っているところを救い、さらに今後は……という流れですね。現時点で次なる支援の見通しはいかがですか?
「第一次支援では5億円の予算を確保し、街クラブとスクールを支えていきます。ただ、今回は融資という形です。先ほど申し上げたように、政府の雇用調整助成金が2か月かかるので、それを待っていたらクラブは潰れてしまいます。なので5月の給料日に間に合うように助成するため、5月7日から仮申請の受付を始め、すでに審査を行っています。そして今回、理事会での承認を受けて、次々に融資額を決めています。この後、WEB契約を完了すれば、翌週には振り込まれるという圧倒的なスピード感で融資ができると思っています。まずはスピードを最優先にして、5月22日までに振り込めれば給料が払えるだろうと考えました。ただ今回は融資なので、10年間無利子・無担保とは言っても借金は借金です。やはりクラブとしては躊躇する方もいらっしゃると思います。『これをやってくれてありがとう』という感謝の電話が多くあったという報告を受けていますが、中には『できれば給付にしてくれませんか?』という声もありました。今後は(新設の寄付金口座で)寄付金も集めますし、さまざまなことをやりながら、給付できるようなシステムを第二次以降でやっていければと思います」

—発表資料や別媒体での発言を拝見した限りだと、今後はより長い目で、スポーツ界全体を見据えた支援を行う形になりそうですね。
「もちろん他競技団体に直接支援するということではないんですが、まずはJリーグを絶対的にサポートしていきます。Jリーグはtotoの財源ベースですから、totoくじの収益は各競技団体の強化資金に回ります。日本スポーツ振興センター、JOC(日本オリンピック委員会)やJSPO(日本スポーツ協会)にも回るわけです。したがってまずはJリーグをしっかり安全に再開させることをフルにサポートしていきたいと考えています」

—それが間接的に幅広いスポーツ支援につながるということですね。
「そうですね。あとは選手たち自身が医療従事者への感謝の気持ちを示すなど、さまざまなことをいち早くサッカー界からやってくれました。われわれはそこに『Sports assist you~いま、スポーツにできること~』というタイトルをつけて取り組みを始めたんですが、これに陸上などさまざまなスポーツ種目の選手も乗ってきてくれています。そういう意味ではサッカー界というより、われわれサッカー界が持っているプラットフォームでみなさん一緒にやりましょうという形で、さまざまな種目とも手を取り合ってやっていきたいと考えています」

—こうした話を聞いていると、やはり気になるのは予算です。JFA自体も主催試合を組むことができず、資金を確保できる手段がなかなかない中で、こうした意思決定をするのは難しかったと思います。そのあたりの見通しはいかがですか?
「まずは私たちが職員を抱えているわけですし、47都道府県に協会があるわけで、そこが困窮してしまったら本当に大変なことです。まずはそこに対するサポート、キャッシュフローの蓄えをしていくことが最優先になるのは事実です。ただ幸いにも先輩方がさまざまなことで蓄えてきてくれた特定預金があります。違う名目にはなりますが、今回のは大災害ですよね。そういうものに使うことは許されるだろうと考えています。またそれ以上にもっと大きなお金が必要なのであれば、さらに特定預金を取り崩しながらやっていきたいと考えています」。

—そういった意味では今後の収入源の確保も必要になると思います。田嶋会長は国際的なネットワークを通じて財政状況の把握なども進めていることと思いますが、そのあたりはどのように捉えていますか?
「まずFIFA(国際サッカー連盟)が各国協会に対してサポートをすると言ってくれています。日本にどれだけ回ってくるかわかりませんが、そういった支援はしっかりと受けたいと思っています。その上で日本協会がしっかりと地盤を支えていこうと思っています」。

—その一方、国内を見渡せばグラスルーツで見えない苦労をしている団体もあると思います。今回の支援制度では男女を区別していませんでしたが、たとえばより厳しい環境にあるとされる女子サッカーの支援で前向きに動いていることはありますか?
「女子サッカーからはもっともっとサポートしてくれという声が多く来ると予想していましたが、残念ながら申請があったのは数チームでした。男女が一緒にやっているチームも多いので、もっと来ているとも言えますが、もっと支援をしていけるというアピールをしていきたいです。またこれは難しいのですが、小さいクラブでボランティアで指導しているチームは(流行前に比べて)被害が少なく、人を雇っていて固定給があるほうが被害が大きいとも言えます。これは残念なことでもあるのですが、女子はまだそういう基盤を持っているチームが少ないこともあるかもしれません。いまの申請状況は割合で言えば男子のほうが多いです」

—まさにいまおっしゃられたように女子は指導者の善意で成り立っているクラブが多いと聞きます。ただ、ここで支援がなければ簡単にチームがなくなってしまうという状況になることが恐ろしく思います。
「そういうところを絶対につぶさないようにしたいと思います。つぶしてしまう前にまず、ぜひとも私たちの支援事業に目を通してくださいと伝えたいです」

—協会がニーズを把握するという点でも、まずは相談をしたほうがいいですよね。
「おっしゃる通りです。われわれも全体を把握しようということでウェブでのアンケートを行ったり、クラブに送付したりしていますが、残念ながら返ってくるのは数%です。まだ全体のことを把握できていないこともあります」

—今回の融資の対象外だとしても、ニーズの把握が進めばそれが二次、三次の支援に活かされると捉えて大丈夫ですか?
「そうですね。また、われわれのファミリーで重要な役割を担っている登録チームはさまざまな支援を受けることに問題はありません。ただ3種、4種では登録したくてもできないチームもあります。そのほかスクールも登録制度に乗っていません。ただ、われわれはそういった登録に入っていないところも同じサッカーファミリーとして救おうと考えています」

—最後に『ゲキサカ』読者には中高生も多いのですが、大会がなく不安に思っている選手がたくさんいます。クラブ支援、指導者支援が結果的にプレーヤー支援につながるという側面は承知していますが、このあたりの選手たちのサポートについて新たな取り組みや議論を進めていく見通しはありますか?
「まず今回の申請で一番多かったのは3種年代、中学生年代のクラブでした。そこのところを絶対につぶさないよう、僕たちはサポートしていかないといけません。Jクラブのアカデミーであればまだ良いかもしれませんが、街で頑張ってやっている3種クラブが一番悲鳴を上げています。これはそういった読者の方々にも影響するところです。あのクラブがなくなってしまったということは絶対に起きないようにしたいです。ただでさえサッカーをやりたい子が入れるクラブがそんなに多いわけではないので、それを残していかないといけないと思っています。今回、第一生命の『子どもたちがなりたい職業』でサッカー選手が久しぶりに1位になったんです。僕は1日1回、散歩や自転車で近所を回るんですが、一人でリフティングをしている子がすごく多いです。われわれは『めざせ!ファンタジスタ』JFAチャレンジゲームという企画を行っていますが、中学生で最高の20級まで行っている子もすごく多いです。そういう方には代表ユニフォームをあげています。そして送られてくる動画を見るとすごく上手いですよね。いまはそういった一人でできる活動が求められているので、あのシステムを残しておいて良かったなと思っています。そういう意味では読者の方もぜひ『めざせファンタジスタ』やってください。自分の家の前でもできますし、賞品としてユニフォームを差し上げています。もっとすごい賞品を出したいと思っているくらいです。一人でもできますし、ボールが一つあればできます」

—なかなか大会開催の見通しが立たない中で、動画で輝ける場所があるのは良いですね。ただ一方、子どもたちはやはり出場する大会を求めている部分があると思います。とくに田嶋会長は世代別代表の監督として「一つの大会に向かう選手の成長」を誰よりも感じてこられたと思います。そのあたりの環境を今後、作っていくという見通しはいかがですか?
「まずサッカー自体が再開できるようになってもらわないといけません。そうでなければ大会、対外試合はあり得ません。全国的に新型コロナウイルスが制圧されていなければ全国大会はできない。だからまずは打ち勝つために一市民として協力していくことが大事です。サッカーの大会が来るのはその後ですね。ただ、いまの小学校6年生、中学3年生、高校3年生、大学4年生に対しては、なんとか卒業するまでに大会をどこかでやれるようにしてあげたいと思っています。いまは9月入学の話もありますが、ワクチンができた後にでも来年、本当に素晴らしい大会をそれぞれやってもいいんじゃないかと思っています」

—特に育成年代の選手においては、空白期間を作らないことが日本代表強化という文脈でも大事になると思います。そうした未来の日本代表を支える選手たちにメッセージを頂ければと思います。
「まずこれはいま世界中で起きていることです。日本だけではありません。この後、どんなふうに世界が変わっていくのか、サッカー界もそれに適応しなければなりません。だからこそ、まずは皆さんもこの現状をなんとか耐えましょう。そして自分一人でできること、走ったり、階段を登ったり、ボール扱いを簡単なものにしたり、できることをしっかりやって、サッカーがまたできるようになった時にそれをどんどん活かしてください。そうなった時には皆さんの要望に応えられるような大会をやっても良いんじゃないかと考えています。それくらいの気持ちでいます」

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 第一次支援の申請は6月30日まで。相談は電話でも受け付けているが、原則的には申請・相談ともにWEBのみ。融資を受けたい、相談をしたいというクラブチームやスクールの担当者の方々はJFA特設サイトを確認してください。

(インタビュー・文 竹内達也)

中盤に“天才”並べ、4人はバカ? 闘莉王氏が日本代表ベスト11を選出

田中マルクス闘莉王氏が日本代表最強イレブンを選出
 昨季限りで現役を引退した田中マルクス闘莉王氏が自身のYoutubeチャンネル『闘莉王TV』で、日本代表ベストイレブンを選出している。

 “闘莉王ジャパン”の監督には岡田武史氏、アシスタントコーチにはイビチャ・オシム氏を指名。GKに楢崎正剛氏、センターバックは自身と中澤佑二氏に迷いなく決めた。世界と互角に渡り合った名コンビだけに、「CBはオレと佑二さんでいいんです。現れてこないと思う、オレと佑二さんみたいなコンビはなかなか」と力を込めた。

 さらに、右サイドバックには長友佑都(ガラタサライ)、左サイドバックには三都主アレサンドロ氏。

 中盤の人選で頭を悩ませた闘莉王氏は「日本で一番うまい人は俊輔さん。いっぱいいるね…(小野)伸二さん、ラモさん、ヒデさん、ヤットさんもいるな。あ、本田もいるじゃん、本田凄いよ。いっぱいいるわ〜」と悲鳴をあげつつ、本田圭佑(ボタフォゴ)、遠藤保仁(G大阪)、ラモス瑠偉氏、中田英寿氏、中村俊輔(横浜FC)を選出。1トップには久保竜彦氏を据えた。

 中盤には世代を超えた歴代の名手を並べているが、「あんまり天才を集めると良くない。一チームに天才は2人いれば十分です。あとはバカばっかりでサッカーは成り立つ」と指摘した闘莉王氏は「だって佑都バカでしょ、俺バカでしょ。三都主バカでしょ、クボタツちょっとバカでしょ」と笑いながら持論を展開。このチームでワールドカップに出場した場合の成績予想を聞かれると、「予選敗退。いいサッカーして終わる」と辛口だった。

街クラブ&スクール救済事業がJFA理事会で承認! 田嶋会長「来週中にも融資できれば」

田嶋幸三会長(オンライン会議アプリ『Zoom』のスクリーンショット)
 日本サッカー協会(JFA)は14日、第6回理事会を開催し、街クラブやスクールを対象とした融資事業の実施を正式に決議した。今月7日から始まった仮申請ではすでに85件の申し込みがあり、速やかに審査・契約を進めていく方針。田嶋幸三会長は「来週中にも多くのクラブに融資ができれば」と見通しを語った。

 JFAは新型コロナウイルス禍に際して『GOALS beyond COVID-19 〜この危機を、ともに乗り越える〜』をスローガンに掲げた支援事業を立ち上げ。経営難が想定されるサッカーファミリーを救済するため、今年度の選手登録料、協会納付金を免除する他、異例とも言える自己財源での直接的な財政支援に乗り出した。

 財政支援の第一弾は街クラブ、スクールを対象とした無利子・無担保での融資事業。月謝収入がなくなった団体への緊急支援と位置づけ、法人には最大500万円、任意団体に最大200万円を融資する。財源は5億円。特設サイト(https://www.jfa.jp/ffsupport/)の申請フォームで申し込みを受け付けている他、さまざまな相談にも対応している。

 田嶋会長は同日、理事会終了後のオンライン記者会見に出席。制度の利用を呼びかけつつ、「来週からクラブが活動できるわけではない。さまざまな制約があり、ソーシャルディスタンスをしないといけない中でサッカー界がどう対応するかを考えないといけない。二次、三次のサポートをしないといけない。いろんな状況を見ながらどういうサポートをするかを考えていきたい」と第二次、第三次支援にも意欲を示した。

(取材・文 竹内達也)

JFA新設の「アスリート委員会」長谷部・熊谷・川澄ら現役選手が委員就任!

MF長谷部誠、MF高橋秀人、MF川澄奈穂美、DF熊谷紗希
 日本サッカー協会(JFA)は14日、第6回理事会を開催した。各種委員会の委員選任決議が行われ、新設のアスリート委員会(川口能活委員長)ではMF長谷部誠(フランクフルト)、DF熊谷紗希(リヨン)ら現役選手が委員入りした。

 今年度から新設されたアスリート委員会は①競技環境に関する選手視点での現状分析と課題抽出②課題解決に向けた提案・提言を行うための組織。元日本代表GKで4度のワールドカップ登録歴を持つ川口能活氏が委員長を務めることがすでに決まっている。

 今回の理事会では委員を選任した。副委員長にはジュビロ磐田のアカデミーヘッドオブコーチを務める服部年宏氏が就任。委員は元日本代表FWの播戸竜二氏、日本ユニセフ協会親善大使も務める長谷部、日本プロサッカー選手会長のMF高橋秀人(鳥栖)、女子からMF川澄奈穂美(スカイ・ブルーFC)、DF岩清水梓(日テレ・東京Vベレーザ)、熊谷が務めることが決まった。

 川口委員長は同日、JFA公式サイトでコメントを発表。次のように意気込みを述べている。

「新設されたアスリート委員会の委員長に任命され、大変光栄に思っていると同時に重大な責任を感じております。現場の最前線で戦っているアスリート(選手)たちの意見や考えていることを汲み取り、JFAとアスリートが共有しながら、競技レベルの向上、環境整備に貢献できる活動をしていきたいと考えています。

 私自身、日本代表や海外、そして国内ではJ1、J2、J3と幅広いカテゴリーでプレーしてきました。各カテゴリーのアスリートがピッチ内外で直面している問題点、自らが肌で感じてきたことを、より具体的にJFAの関係者に伝えることができると思っています。サッカーファミリーの皆さまと共に日本サッカーの社会的認知、地位向上に努め、サッカーを人気スポーツから文化へと根付かせ日々の生活になくてはならないものになるよう、そして日本サッカーが世界の数々の強国と対等、それ以上の存在になるよう尽力していきたいと思います」。

那須氏「ミスした瞬間どう思った?」大久保嘉人らアテネ世代が爆笑回答

那須大亮氏のYouTubeチャンネルで“アテネ世代同窓会”
 昨季限りで現役を引退した那須大亮氏のYouTubeチャンネルで“アテネ世代同窓会”が行われ、FW大久保嘉人森崎浩司氏、石川直宏氏が出演した。

「谷間の世代」と言われた当時の心境を語り、思い出話に花を咲かせた4人。2004年のアテネ五輪でキャプテンを務めた那須は、グループリーグ初戦・パラグアイ戦(●3-4)で1点目と3点目の失点に直接絡み、前半のみで交代しており、「ミスした瞬間どう思った?」と3人に問いかけた。

「那須何やってんだよと思った」と森崎が笑いながら答えれば、石川は「那須が頭抱えてずっと下向いて、ロッカールームがシーンとしてて。茂庭と闘莉王がブチ切れて、那須は『もうダメだ、ダメだ…』みたいな感じでさ」と鮮明に振り返った。大久保は「こいつ殺してやろうかなと思った」とジョークを飛ばし、全員が爆笑。また、YouTubeの最後に大久保は「40歳まで現役を続けられたら」と今後の目標を掲げている。

ザッケローニ氏が上皇陛下との出会いを回顧…日本サッカーに足りない2つのポイントも指摘

ブラジルW杯で日本を率いたアルベルト・ザッケローニ氏
 元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏が7日、古巣ウディネーゼの情報サイト『TuttoUdinese』のインタビューに応じ、日本について語った。

 ザッケローニ氏は、ミランやインテル、ユベントスなどセリエAのビッグクラブの指揮官を歴任したのち、2010年に日本代表監督に就任。4年間にわたって日本で指揮を執り、代表チームを2014年ブラジルワールドカップへと導いた。そんなザック氏は、日本滞在時に出席した2011年秋の園遊会を回想。当時天皇だった上皇陛下との出会いを振り返った。

「日本の天皇陛下は、毎年秋に2500人の招待者全員と一斉に面会なさる。(『Rai』の司会者ファビオ)ファツィオの番組へ行った時は、まるで唯一無二のイベントだったかのように紹介されたが、ただ実際は、紹介されたほど物凄いものではなかった」

「陛下から手を差し出そうとして下さったのだが、日本では一般的に、天皇陛下に握手を求めることはしない。だから私は一瞬、どうすればよいか分からず、固まってしまった。私が陛下と握手をすると、周りにいたみんなはわっと泣き出していた。あの面会の中でこの場面だけは異例だったと思う」

 続いてザック氏は、日本サッカーについて自身の見解を示した。

「日本人選手は強いが体格とマリシアの2点が足りない。日本人はずるいことをしないのではなく、そんなことは考えようともしないんだ。日本はコンフェデレーションズ・カップのイタリア戦において、コーナーキックの際に選手が水分補給に行ってしまったために失点したことがある。日本では待ってくれるだろうが、他の場所では隙をつかれるのが当たり前だ」

「ゴールド」合格者も11人誕生!! 日本代表グッズがもらえるJFAチャレンジゲーム開催中

ゴールド合格者たち(動画のスクリーンショット )
 日本サッカー協会(JFA)は今月、JFAチャレンジゲームの特別検定『スペシャルステージ』を実施している。さまざまなテクニックを組み合わせて「ゴールド」「シルバー」「ブロンズ」の3レベルを設定。開始から1週間現在、最高レベルのゴールドで11人もの合格者が出ている。

 JFAチャレンジゲームは通常、8歳以下の「めざせクラッキ!」と9歳以上の「めざせファンタジスタ!」の2部で構成。ボール一つでプレーできるさまざまなスキルが設定されている。今回の新型コロナウイルス禍では参加者に日本代表グッズが贈られるスペシャルステージも開催している。

 難易度★★★★~★★★★★のゴールドは現在11人が合格。富田奏成(フォルテFC)、半貫桜祐(狭山台キッカーズ)、大影倖一郎(フォルテFC)、丸山岳(刈谷南FC)、けいすけ(ヴェルスパ宇佐)、秋岡悠生(フォルテFC)、リーチ・はやと・マイケル(屋島SSS)、れお(トキワSSS)、梶原琥汰(カティオーラ大在)、川崎太洋(カティオーラU-12)、Eitaが大技を成し遂げた。

 また難易度★★~★★★のシルバーは15人、難易度★~★★のブロンズは49人が合格した。合格者は公式サイト(http://www.jfa.jp/grass_roots/sportsassistyou/challengegame_special_stage.html)で随時掲載されている。

 各ステージの合格者100人ずつには抽選でプレゼントが用意されており、ゴールドは背番号入りの日本代表レプリカユニフォーム、シルバーはボール「TSUBASA」、ブロンズにはシューズケースが贈られる。

 検定は31日まで実施。テクニック動画を撮影し、Twitterに「#チャレンジゲーム」のハッシュタグをつけて投稿した上で、JFA公式サイト(http://www.jfa.jp/grass_roots/sportsassistyou/news/00024839/)記載の専用フォームに登録すれば応募できる。

▼ゴールド

▼シルバー

▼ブロンズ

清水クラモフスキー監督の言葉も励みに…JFA反町技術委員長が声明「サッカーを決して諦めてほしくない」

JFA技術委員長の反町康治氏(写真左)
 日本サッカー協会(JFA)は7日、新型コロナウイルスで資金難に陥ったクラブチームを救う第一次の財政支援事業として、新たに創設した融資制度の骨子を公表した。この制度についてJFA技術委員長を務める反町康治氏が声明を発表。「遠慮なく手を上げていただきたい」と積極的な活用を呼びかけている。

 JFAは同日、全国のサッカー・フットサル・ビーチサッカークラブを対象とする新型コロナウイルス対策の相談窓口を公式サイト(https://www.jfa.jp/ffsupport/)に開設。同時に融資制度の仮申請をスタートさせた。

 反町技術委員長の声明は以下のとおり。

 日本サッカー協会の技術委員長を務める反町康治です。私の仕事はキッズからプロまでの日本のサッカー向上、発展に向けて努力をしていくことです。

 現在新型コロナウイルス感染症拡大防止のため自粛生活を余儀なくされている状況は、スポーツ界にも大きな影響を与えています。それは日本のサッカー界も同様です。好きなサッカーをすることが出来ない、またそういった子供達、選手達を指導することが出来ない現状にフラストレーションがたまっていることでしょう。さらにそれぞれの地域の町クラブの経営状態もひっ迫していると聞いております。日本サッカー協会はこうしたクラブに対して支援事業をするべく動いています。ですから遠慮なく手を上げていただきたいと思っております。

 こうした状況下で私が特に心配しているのは、サッカーが大好きな子供達やそれを見守る指導者達がサッカー離れをしてしまうことです。外で思いっきりボールを蹴ることが出来ない、チームで活動することが出来ない、そのことによってサッカーに対して興味を失ってしまうことです。

 私はこうした状況のためにサッカーを決して諦めて欲しくはないのです。サッカー好きの子供達は夢や希望をもってサッカーを続けて欲しい。先日清水エスパルスのピーター・クラモフスキー監督が取材の中で「そう遠くない将来に日本代表はワールドカップで優勝してもおかしくない」とコメントしているのを見て勇気づけられました。子供達は数年後に日本代表のブルーのユニフォームを着て大観衆の中でプレーする可能性を秘めています。またそれを見守る指導者達も是非そうした子供達にロジック(論理)とパッション(情熱)をもって指導を続けて欲しいと強く願っています。サッカーを諦めず、今は辛抱と捉え新型コロナウイルスとの戦いに共に挑みましょう。

 サッカーファミリーの皆さんがサッカーを通じてスポーツの喜び、チームスポーツの喜びを感じ、笑顔で送れる生活が再び訪れることを強く信じています。「可能性は無限大」です。

JFAが新型コロナ支援窓口を開設! 街クラブ融資制度も仮申請スタート

支援窓口となる特設サイトが開設された(スクリーンショット)
 日本サッカー協会(JFA)は7日、全国のサッカー・フットサル・ビーチサッカークラブを対象とする新型コロナウイルス対策の相談窓口を開設した。また第一次の財政支援事業として、資金難に陥っている街クラブを救う新たな融資制度も創設。すでに仮申請受付は始まっており、14日の理事会で承認が得られ次第、本格的な運用をスタートする。

 田嶋幸三会長が同日、報道陣向けのオンライン説明会で概要を公表。「サッカーを再開しようとしたときにあのクラブがなくなった、あのスクールがなくなった、指導者が変わっったとなるのは選手にとってもそうだし、サッカー界にとっても大きなダメージ。もう待ったなしだと思った」と述べ、理事会承認前の立ち上げに至った経緯を明かした。

 相談窓口はJFA公式サイト上(https://www.jfa.jp/ffsupport/)に開設。全国のサッカーファミリーが抱えている課題を聞き取ることで正確に把握し、今後の施策検討につなげていく他、経済的な支援を必要としているクラブや個人にはさまざまな支援制度を紹介する。また新たな融資制度(追って詳報)の申請フォームも設置し、仮申請がスタートしている。

 支援窓口や融資制度はJFAが実施する『新型コロナウイルス対策JFAサッカーファミリー支援事業』(仮称、14日の理事会で決議予定)の一環。スローガンを「GOALS beyond COVID-19
〜この危機を、ともに乗り越える〜」とし、対策本部の本部長は田嶋会長が務める。

 JFAは今回の支援事業に関し、すでに登録料と納付金(入場料収入の3%を収める制度)の免除を発表済み。今後は相談窓口の運営や財政支援事業のほか、寄付金口座の創設、情報発信、FIFAなど諸国際機関の対応、政府対応などを対策本部で一元化して行っていく。

(取材・文 竹内達也)

日本中で新型コロナに苦しむクラブチームへ。JFAが支援制度創設「クラブを存続し、指導者を解雇させない」

記者説明会を開いたJFA田嶋幸三会長(オンライン会議アプリ『Zoom』のスクリーンショット)
 日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長は24日、新型コロナウイルス感染症の影響で資金難に陥っているサッカークラブに対し、財政支援事業を行う方針を明かした。5月上旬にウェブ相談窓口を開設し、同14日の理事会で承認を受けて正式開始となる予定。当面は無利子での融資を軸に制度設計し、必要性に応じて給付も検討していく構えだ。

 田嶋会長が24日、メディア向けのオンライン説明会で発表した。すでに3月時下旬の第4回理事会で新型コロナウイルス対策に7億円の予算を確保。またこれまでの積立金の活用や、新たな寄付金の創設も進めることで、各クラブ最大「数百万円規模」(田嶋会長)の融資からスタートさせていくという。

 また田嶋会長は「まずは融資から入って、指導者や役職員にしっかりと給料を払ってもらう。政府のサポート等を利用できるものはしていただくが、そうはいかないクラブもある。アルバイトの人をどうするかという点でも(協会の)サポートが必要になる。融資は無利子で長期返済の相談も乗っていく。いろんなクラブを調査したり、どんなことが起こるかを踏まえた上で給付型の支援をスタートさせたい」と述べ、給付も検討していく姿勢を示した。

 現状では融資の基準額などを定めておらず、まずはゴールデンウィーク明けにウェブ上で相談窓口を開設し、各クラブによる申請を募っていく。その後、理事会の承認が得られ次第、本格的な支援事業が動き出す。各クラブは活動状況、指導者の人数、財政状況などを報告し、JFAや関係機関の審査を経ることで、新型コロナウイルスによる損害分のみ融資を受けられるという。

「日本中が大変な状況になっている。Jリーグ、なでしこ、フットサル、みんなリーグを戦えていない。ただこれに打ち勝ち、制圧した暁には2か月後、3か月後、またサッカーをスタートできる。それをアナウンスした時、あのクラブはなくなりました、あのスクールは指導者がいなくなり活動できなくなりましたということが起きないようにしたい。一緒になって歯を食いしばり、クラブを存続させ、指導者を解雇しなくていいように立ち上げた」。

 制度創設の背景をそのように明かした田嶋会長は、日本各地で苦しむクラブに向けて「JFAの事務局員も4月に入ってかなりディスカッションしてきた。まだいろんな問題があるのも事実。ただこの制度を広めていただき、クラブを潰さないといけない、コーチを解雇しないといけないと考えている方々にもう少しの間、頑張ってほしい」とメッセージを送った。

 その他、すでに発表されている登録料の免除に関し、既払い分は返還か寄付かを選択できるようにする方針。また、当面の融資対象となるクラブだけでなく、レフェリー、指導者、クラブ職員ら個人の実態把握も同時に進めていくという。

(取材・文 竹内達也)

「チーム練習がなくとも強くなれる⁉︎」。年代別日本代表・小粥コンディショニングコーチを直撃

U-19日本代表でMF久保建英らを指導した小粥智浩コンディショニングコーチ
 新型コロナウイルスの惨禍によってサッカー界も広汎な影響を受けることとなった。日本サッカー協会が高円宮杯U-18プレミアリーグの延期を決めたのを始めとして東京都で高体連が6月までのサッカー以外の種目を含む全公式戦中止を発表し、また各地で休校措置が実施されるなど、この影響はサッカー界の育成年代にとっても長期化する見通しとなってきた。

 チーム単位でのトレーニングについては地域差やカテゴリーごとの差も大きいが、まったくできなくなっている地域も少なくない。そこで今回は日本サッカー協会ナショナルコーチングスタッフで、年代別日本代表などのコンディショニングコーチを務める小粥智浩氏を直撃。「チーム練習がない状態でのコンディショニング」について聞いた。

―厳しい状況の中でウェブ経由の取材を承諾していただき、ありがとうございます。
「難しい状況にあるのは間違いありませんが、個人的には前向きな考え方にシフトチェンジしていこうと思っているところです。昨年は、年代別日本代表の活動が非常に多く、自分自身、整理する時間、インプットする時間が少なかったと感じていますので、それらをするための良い時間にできればと思っています。サッカー界として苦しい状況なのは間違いありませんが、この現状から回復した後、または現状での情報発信に備えることも踏まえて、個人としては、逆に良い時間にできればと考えているんです」

―選手にとっても「この時期だからこそ」という部分はあるでしょうか。
「ほとんどの選手は日頃、チーム練習と試合の繰り返しに追われていると思います。なかなか自分の体とじっくり向き合う時間というのは作ってこれなかったのではないでしょうか。ここで体をしっかり整えて、鍛えておけば、サッカーを再開できるようになったとき、『あれ、前より動きにキレがあるぞ』とか、『力強くなって簡単に倒れなくなったな』と感じられるようになる可能性は多々あると思いますよ」

―それは室内で行う個人練習でも可能なのでしょうか。
「もちろん機具を使ったトレーニングもいいですが、特に中高生の選手たちならば、自体重を使ったトレーニングでも十分に効果を得ることができます。よく誤解されるところですが、『体を鍛える』ことと『サッカーのプレーを高める』ことは別のものというわけではありません。体のバランスが良くなっていればプレーの精度も上がりますし、相手に当たられても視野を保つことができます。安定したスクワットができるようになったら、鋭いターンを見せるようになったなんて選手も珍しくありません。体を作るトレーニングは、サッカーのパフォーマンス向上に繋げることができますし、サッカーに繋げる意識を持って取り組むことも重要ですね」

―ケガをしたり、病気になったりといった理由でボールを蹴る練習ができなくなっていた選手が、復帰したら逆にパフォーマンスが上がっていたというケースもありますよね。
「サッカーでも復帰初戦でいきなりゴールを決めるような選手は珍しくないですが、他の競技でも復帰初戦で自己ベスト更新なんてことも少なくありません。もちろん、サッカーの場合はボールフィーリングやゲーム感覚を戻すまでに時間も必要になりますが、『中断前より良い選手になる』ことは十分に可能ですし、その意識を持ってトレーニングしてほしいですね」

―しかし個人で練習するとなると、気持ちの部分がかなり厳しいですよね。
「そこは間違いありませんね」

―リバプールなどがZOOMなどのウェブアプリを使って、ネットで繋いだ状態で個人のトレーニングを「チーム」で行っていますが、小粥コーチから観ていかがですか。
「素晴らしい取り組みだと思いますし、日本でも数チームが実施していますね。の育成年代のチームでも似たような取り組みは可能ですよね。チームとしてでなくても、仲の良い選手たちが5人でも10人でもいいと思うのですが、『毎日朝10時にやろうぜ』と示し合わせてオンラインで一緒に取り組むというのもいいと思いますよ」

―日本サッカー協会も自体重を使って自宅で行える練習メニューを公開していますよね?(育成年代向けコンディショニングプログラム※外部サイトへ移動します)
「ええ、参考にしていただければと思います。チームのコーチやトレーナーからメニューを渡してもらえるならそれに取り組むのがいいと思いますし、そうでないのならば、JFAで公開しているメニューをそのまま取り組んでみるのもいいと思います。公開しているプログラムは、①コアエクササイズ(体幹)、②ムーブメントプレパレーション(体の安定性と可動性を改善するトレーニング)、③インディビジュアルトレーニング(個々での弱い部分を改善するメニュー)、④リジェネレーション(筋肉の状態を戻す)の4つに分けてあります。それぞれテーマを日毎に決めて実施するのも良いですし、①から④まで全てを数種目ずつピックアップして実施するのも良いと思います」

―何もやらないよりは何かやったほうがいいですよね。
「そういうことです。1カ月何もやらなかった選手と、取り組んできた選手には大きな差が付きますから、『何か』はやっておいたほうがいいと思います。自分の体としっかり向き合うことは、チーム練習に復帰してからの負傷の予防にも繋がりますから」

―意識の差が成長の差になるんですね。
「日本代表DFの冨安健洋選手なんかはU-15年代から日本代表に選ばれていましたが、何より意識の高さが素晴らしい選手でした。代表でトレーニングの課題を出すと、所属先のチームメイトにも呼び掛けて『一緒にやろうぜ』と誘って取り組みを続けたといいます。それが今の彼に繋がっていると思います。今の年代別日本代表選手たちも、練習ができたりできなかったりという状況にあると聞いていますが、きっと冨安選手のように周りの選手も巻き込みながら、意識高く取り組んでくれると、期待したいですね!」

―そういう部分にこそ代表選手のプライドを期待したいですね。
「次の合宿で集まったときに体を観れば、やっていたかやっていないかはすぐに分かりますしね(笑)」

―しっかり寝て休んで、しっかり食べて、しっかり鍛える。これを安定して回せる時間というのは意外に貴重なものかもしれません。
「そういうことです。本当に『ピンチはチャンス』なんです。ボールを思い切り蹴れない、試合ができないというストレスはきっと大きなものがあると思いますが、こうした時間は自分の体を整えて大きく変わる可能性もありますし、変えていってほしいと思います。キツい時間だと思いますが、ぜひ自分を高める時間に変えて、試合ができるようになったとき、その成果を思い切り表現してもらえればと思います」

(取材・文 川端暁彦、取材協力=日本サッカー協会、小粥智浩氏)

最新FIFAランク発表:日本は6か月連続28位、新型コロナで順位変動1か国のみ

最新FIFAランク発表:日本は6か月連続28位、新型コロナで順位変動1か国のみ
 国際サッカー連盟(FIFA)は9日、最新のFIFAランキングを発表した。日本は昨年10月から6か月連続で28位をキープ。全体にもほとんど変動がなかった。

 FIFAによると、新型コロナウイルスの感染拡大で3月の国際Aマッチウィークが大打撃を受けたため、ランキング計算に影響を与えたのはわずか4試合だった。

 順位が変わったのは南スーダンがバミューダと並んで168位に浮上したのみ。南スーダンは試合を行わなかったが、バミューダが3月11日の親善試合でジャマイカに敗れた。その他、2試合を戦ったパナマ(81位)を筆頭に、1試合のウズベキスタン(85位)、ベラルーシ(87位)、グアテマラ(130位)、ニカラグア(151位)はポイントが増減したものの、同じ順位にとどまった。

順位は以下の通り※()は前回順位

1.(1)ベルギー
2.(2)フランス
3.(3)ブラジル
4.(4)イングランド
5.(5)ウルグアイ
6.(6)クロアチア
7.(7)ポルトガル
8.(8)スペイン
9.(9)アルゼンチン
10.(10)コロンビア
11.(11)メキシコ
12.(12)スイス
13.(13)イタリア
14.(14)オランダ
15.(15)ドイツ
16.(16)デンマーク
17.(17)スウェーデン
17.(17)チリ
19.(19)ポーランド
20.(20)セネガル
21.(21)ペルー
22.(22)アメリカ
23.(23)ウェールズ
24.(24)ウクライナ
25.(25)ベネズエラ
26.(26)オーストリア
27.(27)チュニジア
28.(28)日本
29.(29)トルコ
29.(29)セルビア
……………
33.(33)イラン
40.(40)韓国
42.(42)オーストラリア
55.(55)カタール
67.(67)サウジアラビア
96.(96)キルギス
121.(121)タジキスタン
136.(136)ミャンマー
190.(190)モンゴル

●カタールW杯アジア2次予選特集ページ

新国立競技場やナショナルトレーニングセンターが営業中止

新国立競技場やナショナルトレーニングセンターが営業中止
 日本スポーツ振興センター(JSC)は8日、国立競技場などの施設の営業中止を発表した。

 政府が7日に発表した新型コロナウイルス感染拡大防止のための緊急事態宣言等を踏まえたもので、期間は5月6日までとなる。

 営業が中止されるのは国立競技場のほか、国立代々木競技場(全施設)、秩父宮ラグビー場、テニス場(秩父宮ラグビー場敷地内)、ハイパフォーマンススポーツセンター(国立スポーツ科学センター、屋外テニスコート、フットサルコート、ナショナルトレーニングセンター、戸田艇庫)、秩父宮記念スポーツ博物館・図書館。

ザッケローニ元日本代表監督「再び素晴らしい世界を取り戻すという同じ目標に向かって」

ザッケローニ元日本代表監督「再び素晴らしい世界を取り戻すという同じ目標に向かって」
 元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏が、日本サッカー協会(JFA)を通じてメッセージを発信した。

 新型コロナウイルスの感染拡大は収まりをみせず、ザッケローニ氏の母国イタリアでは犠牲者の数が13万人を超えている。

 ザッケローニ氏は実体験もあり、「自分自身、愛する家族や友人、多くの人々の健康を守るためにできることは、私たちが家に留まることです」と悲痛なメッセージ。

 ただ「まだまだ厳しい状況ですが、イタリアでも1か月以上にわたって人々が家に留まる努力を続けた結果、少しずつ光が見えてきているように感じています。再び素晴らしい世界を取り戻すという同じ目標に向かって、一致団結して共に頑張っていきましょう」と共闘を呼び掛けている。

 以下、ザッケローニ氏のメッセージ。

親愛なる日本の皆さんへ

 今、世界中が大きな不安に包まれています。新型コロナウイルスの蔓延を防ぐために、日本の皆さんも多くの努力と犠牲の上に責任のある行動が求められていると思います。

 日常生活で習慣にしていることを我慢したり、自由な行動が制限されたりすることもしばらくの間求められますが、それは再び素晴らしい世界を取り戻すために必要なことだと思います。

 私の第二の故郷である日本には、困難に打ち勝つために自己犠牲を払い、他人を思いやって行動できる多くの人たちがいることを知っています。


 皆さんもご存じのとおり、イタリアでもこの新しいウイルスとの戦いが続いています。

 自分自身、愛する家族や友人、多くの人々の健康を守るためにできることは、私たちが家に留まることです。

 まだまだ厳しい状況ですが、イタリアでも1か月以上にわたって人々が家に留まる努力を続けた結果、少しずつ光が見えてきているように感じています。


 再び素晴らしい世界を取り戻すという同じ目標に向かって、一致団結して共に頑張っていきましょう。

アルベルト・ザッケローニ stay@home

柴崎岳、小川航、長谷川唯、冨安がインスタライブ出演へ! UDNが質問募集中

柴崎岳、小川航、長谷川唯、冨安がインスタライブ出演へ! UDNが質問募集中
 トップアスリートのマネジメント業務を行う株式会社UDN SPORTSは1日、DF冨安健洋(ボローニャ)、FW小川航基(磐田)、MF長谷川唯(東京V・日テレベレーザ)、MF柴崎岳(デポルティボ)が出演するインスタライブを3日午後7時から配信すると発表した。

 新型コロナウイルスの影響により世界各国のリーグ戦が中断となり、サッカーに限らず多くのスポーツ大会が延期になっていることを受け、選手の近況を伝えるとともにファン・サポーターと交流できる場を設けることを目的に実施している。

 前回は3月下旬に実施。MF原口元気(ハノーファー)、MF香川真司(サラゴサ)、DF酒井高徳(神戸)、MF清武弘嗣(C大阪)らが出演し、人気を博していた。

 配信アカウントはUDN SPORTSの公式インスタグラム(@udnsports)。配信では視聴者からの質問にも選手が答える予定で、同アカウントのコメント欄で質問も募集している。

 UDNからの告知事項は以下のとおり

・UDN SPORTSアカウントから各選手を招待する形になるため出演は1名ずつとなります
・出演の時間帯や順番は未定です
・配信状況によって2回に分けての配信となる可能性があります
・急遽出演者が変更になる可能性もあります

第100回天皇杯予選、福島はJヴィレッジで“決定戦”のみ開催

第100回天皇杯予選、福島はJヴィレッジで“決定戦”のみ開催
 J3リーグの福島ユナイテッドは2日、第100回天皇杯福島県予選の開催規模が縮小され、代表決定戦のみ行われることが決まったと発表した。代表決定戦は5月10日午後1時にキックオフし、JヴィレッジスタジアムでいわきFC(JFL)と対戦する。

 第100回天皇杯本戦は5月23日に開幕予定。現在は本来であれば各都道府県予選の開催時期だが、新型コロナウイルスの感染拡大で全国的に試合が開催できない情勢が続く中、各都道府県協会がさまざまな対応を取っている。

 秋田県では予選全日程を中止し、ブラウブリッツ秋田(J3)の本戦出場が決定。その他、愛知県や静岡県では代表決定戦のみ開催することが決まっている。

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2020シーズンJリーグ特集ページ
●第99回天皇杯特設ページ
●“初月無料”DAZNならJ1、J2、J3全試合をライブ配信!!

なでしこJ、6・7月の2試合が中止に…U-16日本代表もカップ戦中止

なでしこJ、6・7月の2試合が中止に…U-16日本代表もカップ戦中止
 日本サッカー協会(JFA)は2日、東京五輪の延期に伴い、日本女子代表(なでしこジャパン)が6月上旬に予定していた国際親善試合(栃木)、7月16日に予定していたMS&ADカップ2020(京都)の中止を決めたと発表した。

 なでしこジャパンの今後の活動は決定次第、発表されるという。

 あわせて、U-16日本代表が6月7〜14日に参戦する予定だったU-16インターナショナルドリームカップ2020の中止も決定。理由は「新型コロナウイルスの感染予防に対する現在の状況に鑑み」たとしている。

●東京オリンピック(東京五輪)特集ページ

コロナ感染JFA田嶋会長が退院「志村けんさんの訃報を聞きました。同じ病気に感染した者として」

コロナ感染JFA田嶋会長が退院「志村けんさんの訃報を聞きました。同じ病気に感染した者として」
 新型コロナウイルスに感染したため、都内の病院に入院していた日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長が2日に退院した。

 田嶋会長は2月末より海外出張し、欧米各国を訪問。3月8日に帰国していたが、同15日に微熱が確認されたことから翌16日に文京区の保健所に相談。検査を受けると、17日に新型コロナウイルスに感染していることが分かった。その後は都内の病院に入院していた。

 田嶋会長はJFAを通じ、以下のような長文のコメントを発表した。 

 はじめに、この度の新型コロナウイルスの感染に伴い、多大なるご心配とご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。

 多くの方がお亡くなりになり、また、現在も闘病中の方が多くいらっしゃる中で、本日退院することができ、医師、看護師、病院関係者の皆様、ご心配、応援いただいた皆様に心より御礼申し上げます。

 このような状況の中で、去る3月29日に開催された JFA2020年度定時評議員会、2020年度第5回理事会において会長に任命されたことについて、これまで以上に責任を痛感しております。現在の状況は、オリンピックやワールドカップのようなサッカー界の中で他国を相手にした戦いではなく、目に見えないウイルスという敵に対して日本や世界中の皆さんと一致団結して戦っていかなければならない時だと考えています。

 ピッチ内のサッカーそのものへの大きな影響はもちろん、財政的な危機に直面することを避けられないと思います。評議員会において、登録料の免除や協会納付金の停止、JFA自ら身を切る事を検討するとお伝えしました。新型コロナウイルスの猛威による過去に例のない影響や被害を考えると、JFAも思い切った決断をしていく必要があります。今回の影響で給与が大きく減額になった家庭に子供の登録料の支払いをお願いできるでしょうか?選手に給料を払えるかどうかわからないクラブに 3%の納付金を課せるでしょうか?実施に向け、早急に検討を進めます。生半可な気持ちで乗り越えられるものではないことを肝に命じ、私一人ではなく、サッカー界の皆様と一緒になって取り組んでいく所存です。

 JFAは、感染拡大防止や役職員や全ての関係者の健康を守るために2月27日に役職員の在宅勤務を開始しました。早い時期に導入を決断したこともあり、私が感染した後も、幸いなことにこれまでのところ新たな感染者の発生を防ぐことができています。2月26日に在宅勤務を決定した時にはWeb会議などテレワークのインフラは十分に整備されていませんでしたが、最優先すべきは人々の健康を守ることという信念のもとで決断し、それが、私以外の感染者発生を防ぐことにつながっていると思います。現在、在宅勤務の導入に踏み切れずにいる方々には、その決断を速やかにされるべきだということを申し上げたいと思います。

 私が感染したことによって、サッカー界には危機感と緊張感が伝わり、多くの方々が感染予防に真剣に取り組んでくれていると思います。今は新型コロナウイルスの感染拡大を収束させることを最優先に、そして、人々の健康や生命を守ることを最優先にすること、それが結果的に通常の生活を取り戻し、経済活動を再開していくことになると思います。

 入院中に志村けんさんの訃報を聞きました。同じ病気に感染した者として、言葉では説明できない気持ちになりました。この病気は本当に恐ろしいものだと思います。そんな時、ヨーロッパでプレーする吉田麻也選手達から、新コロナに対する危機感を伝えるビデオが届き、JFA-TVで流すことができました。イタリアやスペイン、イギリス、ドイツ等で身近な人達が感染していく姿を観ているだけに、緊迫感がありました。本当に有難いことです。多くの若い人がプレーするサッカー界では彼らのメッセージはインパクトがあります。現在の危機感を多くの人達と共有しなければならないからです。誰でも感染する、誰でもが危機的状況に陥る可能性があるということです。これを老若男女全ての人々に伝えていかなければなりません。心をひとつにして、感染拡散防止に本気で取り組んでいきましょう。

 入院中、医師や看護師をはじめとする全ての医療関係者の献身的で科学的根拠に基づいたプロフェッショナルな仕事に感銘を受けました。頭の下がる思いです。ところが、その一方で、医療従事者やその関係者に対する偏見が起こっていることも耳にします。防護服や医療機器の供給についても多くの人々が懸命に取り組んでいると聞いています。新型コロナウイルス感染症の治療と拡大防止に全力を注いている多くの関係者の皆様を疲弊させたり、偏見や差別につながる言動、医療崩壊につながる行為をなくさなければいけないと思います。また、私も経験しましたが、組織を守ること、批判を気にするあまり、情報発信の際、患者、そしてその関係者のことを忘れてしまうことが起こりがちです。それが偏見や差別に繋がるということも忘れてはなりません。サッカー界も人々に優しい組織でありたいと、あらためて強く感じています。

 いろいろな意見や批判がある中で、これまで医療崩壊を防ぎながらさまざまな対策を実行してきた多くの関係者、政府の皆様、医療関係者の皆様にあらためて感謝を申し上げます。海外の政府の事例を見ても分かる通り、このような前例のない状況下では、揺るぎない信念を持ち、その時々で前例にとらわれない決断や多くの困難が伴う決定をしていかなければなりません。2023年のFIFA女子ワールドカップ招致のために3月上旬に訪れたイギリスやオランダ、アメリカは、現在とは全く異なる感染防止対策を行っていました。招致のライバル国であるオーストラリア/ニュージーランドやコロンビア、ブラジルなども招致活動を行っていましたが、わずか1か月で全く違う街になっています。

 多くの方々の協力で感染拡大を抑止し、医療崩壊を防いでいる日本という国の底力をあらためて感じています。状況は刻々と変化しており、これからも困難が伴う難しい決断がされると思います。私たち、JFAも批判を恐れずに多くのことを決定していく必要があります。我々の責務は、再び日本中で老若男女が笑顔で安心して安全にサッカーを楽しめるようにすることです。JFAだけではなく、全ての関係する団体の皆様やサッカーファミリー、ファン・サポーターの皆様と心を一つにして、覚悟を持って取り組んでまいります。JFAの会長として、未来を予測して決断し、前に進むために全力で実行してまいります。

森保監督「決断は当然」…6月W杯予選延期と7月U-23代表親善試合の中止が決定

森保監督「決断は当然」…6月W杯予選延期と7月U-23代表親善試合の中止が決定
 日本サッカー協会(JFA)は1日、6月に予定されていたワールドカップアジア2次予選の延期が決まったことを発表した。日本代表は6月4日にノエビアスタジアム神戸でタジキスタン代表と、同9日にはパナソニックスタジアム吹田でキルギス代表と対戦する予定でいた。

 また7月17日にノエビアスタジアム神戸でU-23日本代表が予定していた、キリンチャレンジカップ(対戦国未定)の中止も決定している。

 これを受けて森保一監督は以下のようなコメントを発表している。

「6月に予定されていたFIFAワールドカップ予選の延期が決定しました。今、世界に拡大している新型コロナウイルスの感染状況を考えると、この決断は当然と考えています。これからの活動については、どの時期に再開しても、そのときに力を発揮できるよう、今できることに全力で取り組み、しかるべきときに向けて準備をしていきたいと考えています。

 そして、東京オリンピックの延期にともない、大会直前に兵庫で予定していたU-23日本代表のキリンチャレンジカップ2020も中止することになりました。東京オリンピックは、2021年7月の開幕が正式に決まりました。今後の活動はSAMURAI BLUE同様、状況を見ての判断になると思います。オリンピック開幕も新型コロナウイルス感染症が収束していることが大前提です。我々が目指す金メダル獲得に向けて、次の活動を心待ちにしながら、選手、スタッフそれぞれが今できることに取り組んでいきます。

 このウイルス感染をこれ以上拡大させないために、みんなが団結するときだと思います。こうした苦境で発揮される日本人の規律を守る心、団結力、組織力を私は信じています」

東京五輪1年延期、レベルアップ誓う森保監督「ポジティブに変換しています」

森保一監督
 日本代表とU-23日本代表の指揮を執る森保一監督の手記『一心一意、一心一向 - MORIYASU Hajime MEMO -』が30日に更新された。新型コロナウイルス感染拡大の影響でサッカー界がストップし、収束の兆しが見えない状況だが、指揮官は「今できることの最大値を出す」というスタンスを強調した。

 新型コロナウイルスの蔓延を受けて、世界各国のリーグ戦がストップし、予定されていた代表活動も休止となっている。今夏開催予定だった東京オリンピック・パラリンピックは来年7月に延期が決定。森保監督は「今できることの最大値を出すということに、変わりはない」と説いている。

「日本代表の活動は、日頃から準備期間が限られています。その限られた準備期間の中で、1回、1回の活動を充実させ、密度を濃いものにして、結果を目指していく。東京オリンピックが延期されたからといって、その考え方は変わりません」

「また、当初予定されていた時期よりも、時間が与えられたということを考えると、よりパワーアップして大会に臨まなければならないとすら考えています。今後の活動に関しても先が見えない状況ではありますが、活動の期間が延びれば伸びるほど、レベルアップできる。常に、少しでも、一歩でも、うまくなり、強くなり、レベルアップにつながるという考えを選手たちにも持ってもらえればと思っています。また、僕自身も、よりチームをレベルアップさせられる時間ができたとポジティブに変換しています」

 国内での感染者・死者数も徐々に増加する中、森保監督は国内のファンに対して、次のように呼びかけた。

「外出を自粛するなど、さらに生活は不自由になることが予想されますが、新型コロナウイルス感染症を収束させるため、日本人の規律を重んじる姿勢や他人を思いやる自己犠牲の精神が生きてくるのではないかと。それは日本人のアイデンティティーとでも言えばいいでしょうか。それを今、示すことで、世界の模範となれることを発信できるのではないかと思っています」

●東京オリンピック(東京五輪)特集ページ

柴崎岳が連日の注意喚起「自らの手で家族を葬るかもしれない可能性を…」

日本代表MF柴崎岳(デポルティボ)
 日本代表のMF柴崎岳(デポルティボ)が29日、自身の公式noteを更新し、新型コロナウイルスの感染が拡大しつつある日本の人々にあらためて注意を呼びかけた。柴崎は28日にも、自身の公式Twitter(@GakuShibasaki_)に投稿した動画で「皆さんの意識を変え、感染拡大の防止に向けてより良い方向に向かっていきましょう」と伝えていた。

 この日の投稿で柴崎は「サッカーの話をしても今はあまり意味がないのではないかと思う時があります。昨日、僕のSNSに動画をアップしましたが、その背景や思いを伝えたいと思います」と前置きし、自身の心境を語った。

 柴崎が住むスペインでは29日までに約7万2000人以上の感染者、5600人以上の死者が確認されている。政府発表によると今月1日時点の感染者はわずか114人。ところが9日に1000人を突破すると、翌10日には2000人に到達し、それ以降は感染者が1日数千人単位で増えている。また死亡者も3月中旬以降、数百人ずつ増加している。

 柴崎はこの状況を「コロナウイルスは一国の問題ではなくなっています。世界や僕がいるスペインの状況を見て、近い将来、今見ているこの酷い光景が日本にも訪れると想像すると背筋が凍ります」と厳しく認識。その上で徐々に感染が広がりつつある日本の現状を憂慮している。

 日本は29日午後8時現在、クルーズ船を除いた感染者が1883人で、死亡者が56人となっている。それでも柴崎は「日本で、たかが数十人亡くなったと思っている人は自分の知らない誰かが亡くなったとしか思えず、危機感を持てないのも無理はないかもしれません。ですが数日後、また数百人、数千人、数万人となった時にはもう既に遅い」と警鐘を鳴らす。

 柴崎が日本の人々に求めるのは、自分の家族を含めた周囲の人々への“もしかしたら自分が感染させてしまうかもしれない”という想像力だ。

「僕が無事でも、僕の親を、または祖父母を、家族を感染させ、間接的に殺してしまうかもしれないと思うと恐怖でしかないです。あなたは無事でも、あなたの親を、または祖父母を、家族を感染させ、結果的に殺してしまうかもしれないです」。

 そう語った柴崎は「自らの手で家族を葬るかもしれない可能性を不要不急の外出以外でわざわざ拾いに行くなんて馬鹿げています」と厳しい現実を突きつけながら、「今日する事は今しなければいけない事なのか、収束してからじゃダメなのかをしっかりと判断して欲しいです」と真摯に呼びかけた。

 また「医療関係者は疲弊して、自らが感染するリスクが最も大きい所に身を投げだし、患者を治療しています。全ての人々を介抱できず、時には誰かを選んで誰かを放棄する事も余儀なくされます」と現場で奔走する医療従事者にも思いを寄せ、「このような事を日本で起こす訳にはいきません」と力強く語った。

「本当に必要最低限の移動だけにして、出来る限り人との接触を避けて、外に出る時は最大限注意して周りに配慮して欲しいです。帰ってきたら手洗いうがいもして、自分に出来る事を毎日して欲しいです。スペインでの光景、状況を日本で繰り返さない為に、今一度本当に危ないんだと危機感を持ってださい。ご理解、宜しくお願いします」。

 全文は柴崎岳公式note「今の状況と思い」(https://note.com/gakushibasaki/n/n1f23180c6477)。

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主将・吉田麻也が日本国民に警鐘「冗談抜きで家にいた方が良い」

日本代表DF吉田麻也(サンプドリア)
 日本代表の主将を務めるDF吉田麻也が29日、自身の公式Twitter(@MayaYoshida3)を更新し、新型コロナウイルスの感染が拡大しつつある日本の人々に向けて警鐘を鳴らした。吉田は1月下旬、サウサンプトンからサンプドリアに移籍。欧州で最も感染者の多いイタリアでは厳しい外出制限措置が出されており、なおも自宅待機が続いている。

 日本時間午後4時ごろ、吉田は自身のTwitterに1分15秒の動画を投稿した。「日本の皆さん、冗談抜きで家にいた方が良いです。感染拡大を食い止めるには一人一人の行いにかかっています」。そんなメッセージが添えられた動画の中で、真剣な面持ちで新型コロナウイルスの脅威を語った。

「僕がイタリアにいて、イギリスも見ていて思うのは、初期の段階でみんなが少し油断していたんじゃないかと思いました。というのは、中国で起こっていることだとか、アジアの問題だというふうに捉えて日常生活を送っていたことにより、一気に感染が拡大してしまったなと思います」。

 その上で、日本で暮らす人々に向け、しっかりとした口調で語りかけた。

「日本の皆さんも心のどこかで、頭の片隅で、ヨーロッパで広がってるねとか、それくらいに思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、感染は一気に広がります。できるだけ、必要時以外は、自宅に待機されることが一番だと思います。感染の拡大を食い止めるのは僕たち一人一人の意志です。協力してこの危機を乗り越えましょう」。

 最後に「ステイホーム!(家に居て!)」と結ばれた動画は午後9時半時点で30万回近く再生され、5000回以上のリツイート数を記録した。この投稿には「ありがとうございます」「メッセージが届きますように」という言葉のほか、「麻也さんも気をつけて過ごしてください」といった労いの声も寄せられている。


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「W杯でさらなる高みへ」JFA反町技術委員長、川口アスリート委員長が正式就任

JFA入りする反町康治氏、川口能活氏
 日本サッカー協会(JFA)は29日、第5回理事会を行い、各委員会委員長の選任を行った。終了後、新任の反町康治技術委員長、川口能活アスリート委員長がJFAを通じてコメントを発表した。

●反町康治技術委員長
 今回、技術委員会の委員長に任命され、日本サッカー界のこれからの強化の方向性を決めていく立場となったことに、決意を新たにし、覚悟を持って全力で取り組んでいきたいと思います。日本代表がワールドカップでさらなる高みへと到達するために、日本国内で何をすべきか、JFAアカデミーを含めた育成年代に何をすべきか、指導者は何をどう伝えるべきか、をしっかりと分析、把握し、それをアクションプランにしっかり乗せ、全国の皆さんに発信、実行していきたいと考えています。「日本サッカーの明日」を常に見据え、準備、実行、検証を日々行っていきたいと思います。

●川口能活アスリート委員長
 今回、新しく設立されたアスリート委員会の委員長に選任いただきました。日本サッカーに関わる選手たちのために力になれることを嬉しく思うと同時に、身の引き締まる思いです。新設の委員会のため、どのようなことを具体的に行っていくのかという点はこれから詰めていくことになりますが、日本サッカー協会も掲げる「プレーヤーズファースト」の視点を常に持ち、選手たちがより良い環境でサッカーに臨めるよう尽力し、また選手たちの価値をさらに高めていく為に何をすべきか、何が必要かを常に探求していきたいと思います。

各種委員会委員長は以下のとおり(★は新任)

■常設委員会
国際 田嶋幸三
競技会 林義規
財務 須原清貴
技術 反町康治★
女子 今井純子
審判 黛俊行★
フットサル/ビーチ 北澤豪
医学 池田浩
法務 三好豊

■専門委員会
施設 徳田康★
リスペクト・フェアプレー 山岸佐知子★
殿堂 大仁邦彌
コンプライアンス 須原清貴
社会貢献 日比野克彦
アスリート 川口能活★

■特別委員会
将来構想 田嶋幸三
100周年記念事業 須原清貴
復興支援 上田栄治

■大会実施委員会
天皇杯 須原清貴
国体 植田昌利

病床で3期目再任の田嶋会長、新型コロナ支援で「登録料免除」方針明かす

3期目再任が決まった田嶋幸三会長
 日本サッカー協会(JFA)は29日、2020年度の定時評議員会と第5回理事会を行った。新型コロナウイルスの感染拡大により、すべての参加者がウェブ会議を通じて出席。今月17日に新型コロナウイルス感染が判明した田嶋幸三会長は、評議員会に病院からオブザーバー参加し、理事会はその他の理事らと同様に参加した。

 この日の理事会では、すでに内定が発表されていた会長職の3期目再任も決議。終了後、田嶋会長はJFA広報を通じて「新型コロナウイルスによって世界が大きな影響を受けている時期に会長職を務めることについて、今まで以上に責任の重大さを感じています。このような時こそ日本サッカー界、そしてスポーツ界が一つになり、一致団結してこの困難を乗り越えていく必要があります」との声明を発表した。

 その上で、新型コロナウイルスによって生じるサッカー界の財政難に対する支援も表明。「登録料の免除、協会納付金(プロアマ問わず入場料収入の3%)の最低1年間の凍結など、素早い判断ができるように今後の理事会での決定に向けてしっかりと準備を進めてまいります」。協会関係者によると「現場に対してわれわれからの間接的な支援」という位置付けだという。

 田嶋会長は今月17日、新型コロナウイルスの感染が判明。この日、メディア向けのオンラインブリーフィングを行った須原清貴専務理事によると「順調に治療が進み、順調に回復している」という。

以下、田嶋幸三会長の声明全文

 本日の評議員会で理事に選任され、その後の新理事による理事会において2年間の会長職を任命されました。新型コロナウイルスによって世界が大きな影響を受けている時期に会長職を務めることについて、今まで以上に責任の重大さを感じています。このような時こそ日本サッカー界、そしてスポーツ界が一つになり、一致団結してこの困難を乗り越えていく必要があります。

 日本、そして世界が1日も早く日常を取り戻せるようになってほしいと願っています。また、サッカー界としても、この事によって発生するであろう様々な問題、財政的な問題に対しても、日本サッカー協会(JFA)も覚悟を持って向き合っていきます。例えば、登録料の免除、協会納付金(プロアマ問わず入場料収入の3%)の最低1年間の凍結など、素早い判断ができるように今後の理事会での決定に向けてしっかりと準備を進めてまいります。

 別の見方をすれば、このような状況はJFA、9地域サッカー協会、47都道府県サッカー協会、各種連盟、リーグなどの業務を改善したり、見直したりしていくチャンスであるとも考えています。全員で協力してあらゆることに取り組んでいくことで、直面している大きな困難を乗り越えていけると確信しています。これまでの判断基準とは異なる決定をしなければならない場合でも、理事会の協力を得ながら迅速に対応できるよう体制を整えてまいります。

 世界が平和で、安全で、そして人々が健康であるからこそ、サッカーやスポーツが成り立つことを痛感しています。世界各国が平和で安全な環境を取り戻すために、日本サッカー界も全力で取り組み、それに貢献していきたいと思います。

 感染拡大の収束に向けて若い世代の皆さんの協力は不可欠です。若い世代を含め、多くの世代に影響力のあるサッカー界からも、感染拡大防止のための活動をしてまいります。全国の現場では、医師、看護師、スタッフの皆さんがこの危機と戦ってくださっています。日本が医療崩壊に陥らないよう、協力していきましょう。すでにヨーロッパの選手たちから、多くのメッセージが届いています。そこでは、イタリアやスペインの厳しい状況が生々しく語られています。若い世代の皆様には、この大事な時期に、外出したい気持ち、サッカーしたい気持ち、身体を動かしたい気持ちを抑え、ここは我慢して、新型コロナウイルスという目に見えない敵と戦っていきましょう。スポーツ界の一員としてあらゆる協力を惜しみません。

 この2年間はとても重要な決断を迫られる時だと思います。勇気をもって実行していくために、理事や評議員の皆さん、ファン・サポーター、ご支援いただいている企業、自治体、団体の皆さんと一緒になって取り組んでいきたいと思います。

(取材・文 竹内達也)

JFA理事会はオンラインで実施…「順調に回復している」田嶋会長も参加

日本サッカー協会の田嶋幸三会長
 日本サッカー協会(JFA)は29日、2020年度の定時評議員会と第5回理事会を行った。新型コロナウイルスの感染拡大により、すべての参加者がウェブ会議を通じて出席。今月17日に新型コロナウイルス感染が判明した田嶋幸三会長は、評議員会にオブザーバー参加し、理事会はその他の理事らと同様に参加した。

 終了後、須原清貴専務理事がメディア向けにオンラインブリーフィングを実施。JFA職員の在宅勤務が継続している中、須原専務理事は保健所からの指導により、田嶋会長の発症日から14日間にあたる今月28日まで自宅待機していたことが伝えられた。

 現状の田嶋会長の容態は「順調に治療が進み、順調に回復している」と須原専務理事。また、会長代行の見通しについては「必要性は全く感じていない。療養中だがリモートで意思決定できている。今後も代行という事態は一切想定していない」と述べた。

 この日の理事会では、すでに内定が発表されていた田嶋会長を含め、副会長、専務理事、常務理事、各委員会委員長の選定などが正式に決議された。

選定された理事・監事は以下のとおり

■理事
▼会長
田嶋幸三
▼副会長(47FAから1人追加予定)
村井満
岩上和道
林義規
▼専務理事
須原清貴
▼常務理事
植田昌利
原博実
池田洋二
▼理事(北海道協会から1人追加予定)
櫻井覚
田中厚
徳田康
田中克紀
宗政潤一郎
矢間雅司
竹田孝
大金直樹
反町康治
今井純子
手塚貴子
佐々木則夫
北澤豪
黛俊行
山岸佐知子
池田浩
三好豊
日比野克彦
鈴木寛
山口香

■監事
佐藤太郎
西本強
福田雅

(取材・文 竹内達也)

なでしこジャパン、トップ10から外れる…女子FIFAランキング発表

なでしこジャパンはトップ10から外れる
 国際サッカー連盟(FIFA)は27日、女子のFIFAランキングを発表した。なでしこジャパン(日本女子代表)は前回発表から1つ順位を下げ、11位となっている。

 なでしこは今月6日からアメリカで開催されたシービリーブスカップに参戦するも、スペイン(1-3)、イングランド(0-1)、アメリカ(1-3)に敗れて3連敗。今回のFIFAランキングでは北朝鮮と入れ替わる形で、トップ10から外れた。

 そのほか、首位アメリカ、2位ドイツの上位2か国の順位は変わらず、フランスが3位に浮上。オランダは4位に後退した。また、韓国が2つ順位を上げて18位に入っている。今回発表されたFIFAランキングトップ20は以下の通り。

1位:アメリカ
2位:ドイツ
3位:フランス
4位:オランダ
5位:スウェーデン
6位:イングランド
7位:オーストラリア
8位:ブラジル
8位:カナダ
10位:北朝鮮
11位:日本
12位:ノルウェー
13位:スペイン
14位:イタリア
15位:中国
16位:デンマーク
17位:ベルギー
18位:韓国
19位:アイスランド
20位:スイス

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「断腸の思い」米在住川澄奈穂美が聖火ランナー辞退…なでしこジャパンで第一走者

「断腸の思い」米在住川澄奈穂美が聖火ランナー辞退…なでしこジャパンで第一走者
 26日に福島県のJヴィレッジをスタートする聖火リレーの第一走者として、2011年にワールドカップを優勝した日本女子代表(なでしこジャパン)が選ばれている。

 だが、そのメンバーの一人である、現在アメリカのシアトル・レインでプレーするFW川澄奈穂美が聖火リレーを辞退することになった。

 これは新型コロナウイルスの影響を考慮したもので、川澄は「断腸の思い」と更新したブログ(https://ameblo.jp/nahomi-kawasumi/)で経緯を説明している。

 コロナウイルスの影響を理解しつつ、「参加する気満々」「2020年東京大会の聖火リレーで第一走者やったんだよー!」って、いつか子どもや孫やひ孫や玄孫にもオリンピックの度に自慢しまくってやろうと思っていました(まずは結婚から)」という川澄。

 ただ日米間で渡航制限がとられたこと、また聖火ランナーの辞退については、「この渡航制限措置が決定する前に辞退を決めていました」というが、「参加後にアメリカに戻って、“自主隔離”をしてからチームに戻ればオッケー!という話なわけですが、、、これなんか違うなーって思ったんです」とした。

 チームからは「今、渡航することはとても危険だから自宅待機を続けていてほしい。ただ、聖火リレーに参加することがどれだけ素晴らしいことか理解している」と自己判断を任されていたという。

 そのことで、「これを聞いて、私のことをとても大切に思ってくれているし、とても尊重してくれているなと感じました」と理解を求めた。

【動画】U-22日本代表、川口能活コーチGKトレーニング公開!

【動画】U-22日本代表、川口能活コーチGKトレーニング公開!
 2019年11月に広島で行われたU-22日本代表トレーニング。今回は川口能活GKコーチのもと、トレーニングに励む 大迫敬介(広島)、谷晃生(現 湘南)の様子をお届け。普段はあまり見られないトップレベルのGKトレーニングは必見!
(取材日:2019年11月13日)

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香川、原口、高徳らが近況報告&視聴者の質問に答えるインスタライブを実施へ

香川、原口、高徳らが近況報告&視聴者の質問に答えるインスタライブを実施へ
 トップアスリートのマネジメント業務を行う株式会社UDN SPORTSはMF香川真司(サラゴサ)、MF原口元気(ハノーファー)、DF酒井高徳(神戸)ら所属選手が出演するインスタライブを21日、22日に配信すると発表した。

 新型コロナウイルスの影響により世界各国のリーグ戦が中断となり、サッカーに限らず多くのスポーツ大会が延期になっていることを受け、選手の近況を伝えるとともにファン・サポーターと交流できる場を設けることを目的に実施が決まった。

 配信アカウントはUDN SPORTSの公式インスタグラム(@udnsports)。配信では視聴者からの質問にも選手が答える予定で、同アカウントのコメント欄で質問も募集している。

配信概要は以下のとおり

■配信日時①
3月21日(土)19時30分~
<出演者>
原口元気(ハノーファー)
桃田賢斗(バドミントン)
橋岡優輝(陸上)
香川真司(サラゴサ)

■配信日時②
3月22日(日)19時00分~
<出演者>
酒井高徳(神戸)
三好康児(アントワープ)
山口蛍(神戸)
清武弘嗣(C大阪)

※UDN SPORTSアカウントから各選手を招待する形になるため出演は1名ずつとなります
※出演の時間帯や順番は未定です
※配信状況によって2回に分けての配信となる可能性があります
※急遽出演者が変更になる可能性もあります

JFA、田嶋会長の新型コロナ感染を受けて今後の対応を発表

新型コロナウイルスの陽性反応が出た田嶋幸三会長
 日本サッカー協会(JFA)は17日、田嶋幸三会長が新型コロナウイルスに感染していることが同日に確認されたと発表した。これを受け、今後の対応を発表している。

 JFAによると、現在のところ新型コロナウイルス感染症や風邪の症状を呈しているJFA役職員等はいないというが、今後も安全管理に努めるべく症状有無の確認を継続するとともに、各人の健康維持のために最大限の支援・対応を講じていくことを表明。保健所や関係当局の指導に従い、以下のような措置を行っていくとしている。

1. 理事会出席者の行動履歴と健康状態の経過観察
2. JFA全役職員、契約職員/派遣職員、コーチングスタッフ等の健康状態の経過観察
3. JFAハウスに事務所を置く各連盟、企業、団体の役職員の健康状態の経過観察
4. 保健所、関係当局の指導に基づき、JFAハウスの閉館、もしくはJFA事務局の閉鎖、もしくはそれに準じる措置

 JFAは「今後も、JFAハウス内外への感染拡大抑止と安全確保を最優先に、保健所、関係当局の方針や行動計画に基づいて迅速に対応していきます。多くの皆様に多大なるご迷惑とご不便をおかけしますが、公衆衛生上の観点からご賢察、ご理解賜りますよう何卒、よろしくお願い申し上げます」とコメントした。

新型コロナ陽性の田嶋会長、今後のケアは問題なし? 川淵三郎氏「彼の奥さんは…」

川淵三郎氏が田嶋会長について言及
 Jリーグ初代チェアマンで現在は日本サッカー協会(JFA)の相談役、日本トップリーグ連携機構会長などを務める川淵三郎氏が17日、自身のツイッター(@jtl_President)を更新し、新型コロナウイルス感染が確認されたJFAの田嶋幸三会長について語った。

 田嶋会長は2月下旬から3月上旬にかけて海外出張を行い、北アイルランド、オランダ、アメリカに渡航。15日に不調を感じて体温を計ると微熱があり、16日に保健所に相談したところ、検査を経て17日に陽性だったことが分かった。

 川淵氏はツイッターで「田嶋会長が新型コロナウイルスの感染者になった。残念だけど世界を駆け巡っているだけに感染の可能性がよりあったのはやむを得ないか。理事会での濃厚接触者がいるかどうかが心配」としつつ、「奥さんがお医者さんなのでケアーは問題ないと安心している」と言及。「病状を毎日発信する事でウイルスへの理解が深まればと願う」と述べている。

新型コロナ陽性の田嶋幸三会長が声明…発症及び検査に至る経緯も説明

日本サッカー協会の田嶋幸三会長
 日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長(62)が新型コロナウイルス検査で陽性だったことが17日、分かった。

 田嶋会長はJFAを通じてコメントを発表。そこで「本日、私の検査結果が新型コロナウイルス陽性と出ました」と説明したうえで、「現在の体調は、多少熱があり、検査したところ肺炎の症状もあるそうですが、元気です」と、軽症であることを明らかにした。

 田嶋会長は2月28日より海外出張に行き、北アイルランドのベルファストでIFAB年次総会に出席したほか、オランダのアムステルダムで3月2日のUEFA理事会、翌3日のUEFA総会に出席。その後は日本女子代表(なでしこジャパン)が出場していたシービリーブスカップの視察および女子W杯招致活動のため渡米していた。

 8日に帰国後の行動に関しては「在宅勤務を行なっている日本サッカー協会ですが、先週は何日か協会へ行き、理事会の準備を行いました。その間、会議にも出席しました。14日理事会が無事終わりほっとして帰宅しました」と説明。14日にセルビア協会会長の感染を知り、「UEFA総会で近くにいらっしゃった事は覚えています。スイス協会会長も同席していましたが、このことが原因かどうかはわかっておりません」としたうえで、「気温が低くなった事もあり少し寒気を感じ、15日に体温を計ると微熱がありました。16日に文京区の保健所に相談しました。海外渡航歴、また、会議同席者の発症を伝えたところ診察を受けることになりました」と、検査に至る経緯を明らかにした。

「結果が出たのは本日17日火曜日午後です。発症日は14日ということでした。私と接触した方にしっかりと伝えなければならない、そして、お世話になっている文京区の方々に迷惑をかけてはならないと思い、このような形でお伝えすることとしました」。JFAを通じて声明を発表した理由を説明し、「発症日の14日までは、濃厚接触とはならないとのことですが、 ここまで知らずに会議でご一緒した方々、JFA役職員の皆様、メディアの皆様、その他私が立ち寄った各所の皆さまにご心配をおかけする事、本当に申し訳ないと思います。しかし、この疾病と向かい合う事でこの新型コロナウィルスに対する偏見を無くしたりする事に貢献できればと思います。この疾病の様々な研究に協力し、戻ってきます」と結んだ。

以下、田嶋幸三会長のコメント全文

 本日、私の検査結果が新型コロナウイルス陽性と出ました。現在の体調は、多少熱があり、検査したところ肺炎の症状もあるそうですが、元気です。今後は文京区保健所、医師の指示に従い治療に専念していきます。

 2月より、私たちサッカー協会は常にビル内での消毒などどこでもできるよう徹底してきました。私も含め、役職員全員で手洗い、手の消毒、うがいなどを実行してきました。また、2月26日から在宅勤務などを行い、新型コロナウイルスに対する対策を実施してきました。

 2月28日より海外出張で、ベルファストでのIFAB年次総会に出席、続いて3月2日アムステルダムでのUEFA理事会では2023年女子ワールド・カップ招致プレゼンテーションを行いました。翌3日のUEFA総会には、UEFA全加盟協会の役員が出席されていました。3月初頭のアムステルダム、ヨーロッパでは新型コロナウイルスに対して現在程の緊張感はなく、皆さん、ハグ、握手、ビズなども行っている状況でした。

 次の訪問地はアメリカ、3月5日 She Believes Cup なでしこの試合を視察、翌6日は2023年女子ワールド・カップ招致活動でニューヨークに行きました。アメリカにおいても、新型コロナウィルスに対する危機感は現在ほどではありませんでした。そして8日の帰国後、何事もなく生活していました。在宅勤務を行なっている日本サッカー協会ですが、先週は何日か協会へ行き、理事会の準備を行いました。その間、会議にも出席しました。14日理事会が無事終わりほっとして帰宅しました。同じ日に、セルビア協会会長の感染をネットで知りました。UEFA 総会で近くにいらっしゃった事は覚えています。スイス協会会長も同席していましたが、このことが原因かどうかはわかっておりません。気温が低くなった事もあり少し寒気を感じ、15日に体温を計ると微熱がありました。16日に文京区の保健所に相談しました。海外渡航歴、また、会議同席者の発症を伝えたところ診察を受けることになりました。結果が出たのは本日17日火曜日午後です。発症日は14日ということでした。私と接触した方にしっかりと伝えなければならない、そして、お世話になっている文京区の方々に迷惑をかけてはならないと思い、このような形でお伝えすることとしました。また、日本で世界中で多くの方が感染し、この病気と闘っている中で、私自身も、しっかりとこの疾病と向き合う事を選択しました。年度末、評議員会など重要な会議があります。日本サッカー協会は理事会、評議員会、職員も含めて素晴らしい組織となっています。私が少しの間いない事でサッカー協会の業務が停滞する事はありません。楽しみにしていた、Jビレッジからスタートする聖火のグランドスタートも、残念ながら立ち会えません。オリンピック、全てのスポーツが、日本、世界中で安心して行える事を祈っています。

 発症日の14日までは、濃厚接触とはならないとのことですが、 ここまで知らずに会議でご一緒した方々、JFA 役職員の皆様、メディアの皆様、その他私が立ち寄った各所の皆さまにご心配をおかけする事、本当に申し訳ないと思います。しかし、この疾病と向かい合う事でこの新型コロナウィルスに対する偏見を無くしたりする事に貢献できればと思います。 この疾病の様々な研究に協力し、戻ってきます。

なでしこジャパン、4月11日親善試合「MS&ADカップ」が中止に

なでしこジャパンの4月親善試合が中止に
 日本サッカー協会(JFA)は13日、4月11日に開催予定だったなでしこジャパン(日本女子代表)の国際親善試合「MS&ADカップ2020」ニュージーランド女子代表戦の中止を発表した。

 JFAは公式サイトを通じ、「現在の様々な状況を考慮し、ニュージーランドサッカー協会、そして関係者の皆様と協議を重ねた上での決定です」とコメント。今後については「情勢等を見極めたうえで決定し、あらためてお知らせします」と伝えている。

 また、高倉麻子監督もJFA公式サイト上でコメントを発表している。

「試合を楽しみに待って下さっていたファン・サポーターの皆さんや、試合の準備を進めてくださっていた宮城県・仙台市の皆さん、そしてこの試合の位置付けを強く理解し、東京オリンピックに向け日々努力を重ねてきた選手たちと共に、今回の国際親善試合の中止決定を残念に思います」

「一方で、多くの方がこの新しい病気と戦う日々の中で疲弊し、消耗し、苦しんでいることに対して心を痛めています。スポーツを指導する立場に身を置く者として、人々の健やかな生活以上に望むものはありません。この苦しみを一緒に乗り越え、笑顔で暮らせる日々を取り戻し、一日も早く皆さんと一緒にサッカーを楽しめる日が戻ることを心から願っています」

「この難局を、全員が一丸となって、チームワークで乗り切って行けたら嬉しいです」

3連敗終戦なでしこジャパンに危機感…「集中度が足りない」「世界との差を感じた」

なでしこジャパンは3連敗で大会を終えた
[3.11 シービリーブスカップ 日本女子1-3アメリカ女子]

 日本女子代表(なでしこジャパン)は11日、シービリーブスカップ第3戦でFIFAランキング1位のアメリカ女子代表と対戦し、1-3で敗れた。なでしこジャパンは初戦のスペイン、2戦目のイングランドに続き、3連敗で最下位に終わった。

 ライバル対決。そう呼ばれたのは過去のことになってしまったのだろうか。なでしこジャパンはアメリカ女子代表に敗戦。3連敗で東京五輪前、最後の海外遠征を終えた。

 試合序盤から苦しい展開。開始7分にFWミーガン・ラピノーに直接FKを決められ失点。さらに前半27分にはラピノーからのパスを受けたFWクリステン・プレスにループシュートを決められ、2点を追う展開になる。

 後半に入ってようやく13分、左サイドからMF中島依美がマイナスに折り返すと、と後半途中出場のFW岩渕真奈が右足でサイドネットに突き刺して1点を返す。

 後半30分、岩渕のスルーパスから右のスペースに抜け出したMF三浦成美がニアを狙う。しかしシュートは惜しくも逆ポストを叩き、ゴールネットを揺らすことは出来なかった。

 すると後半38分、左CKからMFリンジー・ホランに頭で決められ、万事休す。今のなでしこにビハインドを跳ね返す力は残っていなかった。

 試合後、高倉麻子監督は「3試合ともそうですけど、やられてはいけないミスが多かった。集中度が足りなかった」と課題を指摘。「勝負所を感じる力」が足りないことを修正点して挙げると、「シーズンが始まれば集中度は上がってくると思う」と間近に迫る東京オリンピックに向けた選手のコンディションの上昇を期待する。

 主将DF熊谷紗希は「狙いとしていた戦いは出来たが、早い時間帯に失点、ミスから仕留められたところが世界との差だなと感じた」と危機感を口に。「自分たちが失ったところからやられているので、ボールの回し方、持ち方を考えないといけない。次に向けて出直しというか、課題を修正できるようにしていきたい」と絞り出した。

「U-23の親善試合に続き…」JFAがW杯アジア2次予選2試合の開催延期を発表

W杯アジア2次予選の開催延期
 日本サッカー協会(JFA)は11日、今月開催のカタールワールドカップ(W杯)アジア2次予選の2試合を延期することを発表した。日本は26日に豊田スタジアムでミャンマー戦、31日にはアウェーでのモンゴル戦を予定していた。

 新型コロナウイルスの流行を受けて、W杯アジア予選も開催延期となる。JFAは「試合に関わる全ての方々の健康を最優先に考え、延期することを決定しました」と発表。森保一監督は次のようにコメントしている。

「U-23日本代表の親善試合に続き、FIFAワールドカップ アジア二次予選も延期が決定し、この試合を楽しみにされていたみなさん、試合を成立させるべくご尽力いただいた関係者のみなさんと同じく私も残念に思います。

 しかし今は、世界的に広がるこの状況が一刻も早く収束することが重要で、安心して観戦できる、選手たちが心置きなくプレーに集中できる環境が戻ってくることが一番だと思っています。

 試合が延期となっても我々の目指す場所、やるべきことは変わりません。今できることをしっかりと行い、そのときを待ちたいと思います。不自由な生活を送っている方が多いと思いますが、みなさんが健康であることを願っています。 一日も早く日常が戻るよう、一緒に頑張りましょう」

 なお、新たな試合日時や6月の試合開催については決定後、改めてお知らせするとしている。

●カタールW杯アジア2次予選特集ページ

東京五輪控えるU-23日本代表、3月の活動中止「強化プランも改めて検討」

東京五輪控えるU-23日本代表、3月の活動中止「強化プランも改めて検討」
 日本サッカー協会(JFA)は10日、新型コロナウイルスの流行に伴い、東京五輪を控えるU-23日本代表が3月の活動を中止したと発表した。

 U-23日本代表は今月、23日に京都でU-23南アフリカ代表戦、30日に福岡でU-23コートジボワール代表戦を行う予定だったが、すでに中止が決定。トレーニングキャンプを行う方向性も模索されていたが、それも行われないことになった。

 関塚隆技術委員長はカタールW杯アジア2次予選の延期が濃厚となったA代表とともに「U-23日本代表の強化プランも、改めて検討していくことになります」とコメント。「5月にJヴィレッジで予定されているトレーニングキャンプなど現時点で変更されたものはありません。JリーグやAFCチャンピオンズリーグ、新型コロナウイルスの状況などを見ながら今後検討を進めていきます」とシーズン中にキャンプを張る可能性も示唆している。

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3月、6月開催予定のW杯アジア2次予選、延期が決定とFIFAが発表

3月、6月開催予定のW杯アジア2次予選、延期が決定とFIFAが発表
 国際サッカー連盟(FIFA)は9日、3月と6月に開催が予定されていたカタールW杯アジア2次予選の延期を発表した。日本は3月26日にミャンマー(H)、31日にモンゴル(A)、6月4日にタジキスタン(H)、9日にキルギス(H)と対戦予定だった。

 なお、関係するすべての個人の安全面が確保された上に、対戦する両国のサッカー協会が合意し、アジアサッカー連盟(AFC)、FIFAから承認されれば、試合が開催される可能性があるとされている。

●カタールW杯アジア2次予選特集ページ

3月、6月開催予定のW杯アジア2次予選、延期が決定とFIFAが発表

3月、6月開催予定のW杯アジア2次予選、延期が決定とFIFAが発表
 国際サッカー連盟(FIFA)は9日、3月と6月に開催が予定されていたカタールW杯アジア2次予選の延期を発表した。日本は3月26日にミャンマー(H)、31日にモンゴル(A)、6月4日にタジキスタン(H)、9日にキルギス(H)と対戦予定だった。

 なお、関係するすべての個人の安全面が確保された上に、対戦する両国のサッカー協会が合意し、アジアサッカー連盟(AFC)、FIFAから承認されれば、試合が開催される可能性があるとされている。

●カタールW杯アジア2次予選特集ページ

なでしこジャパン、長谷川唯が怪我のため途中離脱

なでしこジャパン、長谷川唯が怪我のため途中離脱
 シービリーブスカップに参戦するためアメリカを訪れている日本女子代表(なでしこジャパン)は9日、MF長谷川唯が怪我のために離脱すると発表した。代替招集はない。

 シービリーブスカップでなでしこジャパンはスペイン、そしてイングランドと対戦して2連敗。長谷川の試合出場はなかった。

 なでしこジャパンは11日にアメリカ女子代表と対戦する。

なでしこジャパン痛恨ミスから連敗…五輪へ不安

なでしこジャパンはイングランドに敗戦
[3.8 シービリーブスカップ 日本女子0-1イングランド女子]

 日本女子代表(なでしこジャパン)は8日、シービリーブスカップの第2戦でイングランド女子代表と対戦し、0-1で敗れた。第1戦のスペイン女子代表戦(●1-3)に続く2連敗。第3戦は11日のアメリカ女子代表戦となる。

 初勝利を目指したなでしこジャパンは、初戦からスタメン6人を変更。システムも4-4-2に戻して、イングランド戦に臨んだ。

 しかし初戦同様、バックラインのミスから失点してしまう。スコアレスで迎えた後半38分、DF三宅史織がボールを奪われると、FWトニ・ドュガンのアシストから途中出場のFWエレン・トニ・ホワイトに先制点を決められる。これがこの試合唯一のゴールになった。

 東京オリンピックイヤーの初陣として今大会を戦うなでしこジャパンだが、これで2連敗。残すは強敵アメリカとの対戦と、3連敗の可能性もある。またこの試合では前半45分に不動の右SBであるDF清水梨紗が負傷交代。オリンピック本番へ向け、不安ばかりが募る。

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U-23日本代表、月末の国際マッチ2試合が中止決定…森保監督「心苦しい思いです」

貴重な実戦の場を失った森保一監督
 日本サッカー協会(JFA)は6日、今月末に開催が予定されていたU-23日本代表の国際親善試合2試合の中止を発表した。

 中止が決まったのは27日に京都・サンガスタジアム by KYOCERAで開催予定だったU-23南アフリカ代表戦と30日に福岡・博多の森球技場で開催予定だったU-23コートジボワール代表戦。拡大する新型コロナウイルス感染への懸念から、南アフリカ側が日本への渡航に難色を示していることが報じられていた。

 JFAは「現在の様々な状況を考慮し、南アフリカ、コートジボワールの両サッカー協会と協議を重ねた上での決定」と発表。前売りチケットは後日払い戻しが行われる。公式サイトを通じて、東京五輪世代のU-23日本代表を率いる森保一監督は以下のコメントを発表している。
 
「京都、福岡での試合を楽しみに待ってくださっていた方々、ここまで試合準備に携わっていた方々に感謝申し上げます。2会場での試合が中止となり、心苦しい思いです。みなさんと、再びスタジアムで、スポーツの醍醐味を分かち合える日を心待ちにしています。東京五輪で目標を達成し、みなさんに喜んでいただくために。あらゆる状況を想定しながら、その時々で、選手、チームにとってのベストを模索しながら進んでいきたいと考えています」

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FW岩渕の完璧ボレーで同点も…五輪イヤー初陣のなでしこJ、五輪不出場のスペインに3失点敗戦

日本は3失点で敗戦
[3.5 SheBelievesCup第1戦 日本女子1-3スペイン女子]

 日本女子代表(なでしこジャパン)は5日、アメリカで行われている『2020 SheBelieves Cup』の第1戦で、スペイン女子代表と対戦した。立ち上がりに先行された日本は前半44分、FW岩渕真奈の美しいボレーシュートで同点に追いついたが、後半になすすべなく2失点。五輪出場権を持たないスペインに1-3で敗れた。

 五輪イヤーの2020年に入って最初の公式戦。4-2-3-1の日本はGK山下杏也加がゴールを守り、4バックは右からDF清水梨紗、DF熊谷紗希、DF南萌華、MF遠藤純が並んだ。ダブルボランチはMF杉田妃和とMF三浦成美が組み、サイドは左にMF中島依美、右にFW池尻茉由。トップ下には岩渕、1トップにはFW菅澤優衣香が入った。

 序盤から押し切られた日本は前半6分、さっそく先制点を献上した。0トップ気味に構えるFWジェンニのワンタッチパスから遠藤がMFマルタ・カルドナに振り切られると、ゴール前に走り込んだジェンニを経由し、FWアレクシア・プテジャスがワンタッチシュート。これがゴールネットを揺らした。

 判断の迷いが目立って攻め手をつくれない日本は前半15分、岩渕のスルーパスに菅澤が抜け出すも、シュートはパワーを欠いてGKローラ・ガジャルドが横っ飛びでセーブ。最初のビッグチャンスを活かせなかった。33分、ミドルレンジからMFパトリシア・グイヤーロに強烈な左足シュートを放たれたが、ここは山下が好セーブを見せた。

 その後も左サイドを狙われた日本は前半35分にも危ないシュートを放たれる。それでも劣勢のまま迎えた44分、清水が右サイドを持ち上がり、ゴール前にふんわりとしたフィードを供給すると、これに飛び込んだ岩渕が華麗なボレーシュート。これには相手GKもまったく反応できず、同点となるビューティフルゴールがネットに吸い込まれた。

 1-1で迎えたハーフタイム、日本は遠藤に代わってDF宮川麻都、菅澤に代わってFW田中美南を投入。ところが3分、自陣でプレッシャーを受けた熊谷から杉田へのパスが相手に奪われると、投入されたばかりのFWルシア・ガルシアにGK山下がかわされ、勝ち越しのゴールを決められた。

 日本は後半12分に池尻を下げてMF籾木結花を、19分に南を下げてDF三宅史織を投入。それでも悪い流れは変わらず、22分に中盤でのトランジションからボールを奪われ、L・ガルシアに再び大ピンチをつくられる。30分にも浮き球パスから熊谷が裏を取られ、L・ガルシアのループシュートがゴールを襲ったが、山下の好セーブに助けられた。

 後半32分、日本は岩渕に代わってFW上野真実を起用。ところが33分、ロングボールに抜け出したL・ガルシアに熊谷が迫るもスライディングが不発に終わり、山下も壁になることができず。最後は無人のゴールに蹴り込まれ、絶望的な3点目を奪われた。その後もボールを握られ続けた日本は終了間際、田中が立て続けにチャンスをつくるも相手GKに防がれ、アメリカ遠征は黒星スタートとなった。

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五輪イヤー初陣で3失点“完敗”…なでしこJ高倉監督「ダメな時間にダメな失点をした」

3失点を喫したなでしこジャパン
[3.5 SheBelievesCup第1戦 日本女子1-3スペイン女子]

 スーパーゴールで一矢報いたが、終わってみれば完敗だった。日本女子代表(なでしこジャパン)の高倉麻子監督はスペイン戦の試合後、放送局のフラッシュインタビューに応じ、「収まりどころがなく、相手は収まりどころがあった。(日本は)攻撃の厚み、連続性がなかった」と振り返った。

 前半立ち上がりに左サイドを崩されて先制点を献上し、44分にはFW岩渕真奈の美しいボレーシュートで同点に追いついたが、後半に中盤のボールロストから裏を取られるという同じような形から2失点。なでしこジャパンの五輪イヤーは厳しい形でスタートした。

 高倉監督は「思った以上に重い感じがあったが、前半は悪いなりに1-1で帰ってきた。悪いなりにゲームを勝ち切ろうということで、攻守で修正点もかけて後半に入ったが、ミスがらみでダメな時間にダメな失点をしてしまった」と戦況を振り返った。

 欧州のリーグ戦期間中にあたる相手に対し、日本選手の大半が所属するなでしこリーグはシーズン開始前。選手たちの身体の重さを感じていたという高倉監督は「シーズン序盤だったのもあってフワフワしていた」と集中力にも課題を指摘する。

 ただ、欧米の強豪と対戦できる貴重な場。自国開催の大舞台を半年後に控える中、この機会を無駄にするわけにはいかない。9日にイングランド戦、12日にアメリカ戦を見据える指揮官は「中2日なので気持ちも身体も集中して臨みたい。この試合は後手になったので仕掛けていけるゲームになれば」と力を込めた。

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完璧ボレーも報われず…FW岩渕「スペインがやっていたサッカーが理想」

ボレーシュートを決めたFW岩渕真奈(写真右)
[3.5 SheBelievesCup第1戦 日本女子1-3スペイン女子]

 完璧なボレーシュートで同点ゴールを叩き込んだが、試合後の表情は晴れなかった。五輪出場権を持たないスペインに1-3で敗れた試合後、放送局のフラッシュインタビューに応じた日本女子代表FW岩渕真奈は「スペインがやっていたサッカーが理想」と相手を称えるしかなかった。

 0-1で迎えた前半44分、DF清水梨紗からのロングボールに完璧なボレーシュートで反応し、ループ性のボールを華麗にネットに流し込んだ。「触るので必死だったけど入ってよかった」。良い時間帯の同点弾に直後は歓喜の表情。それでも後半は再び劣勢が続き、同じような中盤でのボールロストから失点を重ねた。

「もちろん自分たちのボールを収めないといけないのもそうだけど、ビルドアップの部分から全員で共通意識を持って、立ち位置だったり……」。言葉を濁した岩渕は「スペインがやっていたサッカーが理想」と巧みなパス回しを繰り出す相手を称え、「もう一度しっかり立て直してやっていきたい」と力を込めた。

 またビッグセーブもありつつ3失点を喫したGK山下杏也加も「ボールを取ってもすぐ失っていて、ビルドアップ能力はスペインが上回っていた。自分たちがやりたいサッカーはスペインチーム」と悔しい表情。「ビルドアップがまったくできていなくて、W杯で学んだことがこの試合で生かされていない」と述べ、改善を誓った。

●東京オリンピック(東京五輪)特集ページ

W杯2次予選開催は近日中に判断へ…FIFAが声明「幸福と健康が最優先事項」

W杯2次予選開催は近日中に判断へ…FIFAが声明「幸福と健康が最優先事項」
 国際サッカー連盟(FIFA)が5日、新型コロナウイルスの流行で開催が危ぶまれているカタールW杯アジア2次予選に関し、「今後数日間」をめどに延期の可否を発表する意向を示した。同日、アジアサッカー連盟(AFC)の代表者と会合を開いたという。

 FIFAは同日、公式サイトを通じて声明を発表。すでに加盟国にはアジア2次予選を延期する提案をしるといい、「FIFAとAFCにとって、サッカーの試合に関わるすべての人々の幸福と健康が最優先事項」と健康に配慮する姿勢を示した。

 その上で「FIFAは世界保健機関(WHO)、各国連盟、加盟協会と協力し、COVID-19に関連する状況を引き続き監視していきます」と伝えている。

 現状6試合を消化したカタールW杯アジア2次予選は、3月と6月の国際Aマッチウィークで残りの4試合を行う予定。日本は今月、豊田スタジアムでのミャンマー戦、敵地ウランバートルでのモンゴル戦を控えている。しかしモンゴルでは現在、日本滞在者の渡航制限が行われており、例外がなければ関係者が入国できない状況となっている。

●カタールW杯アジア2次予選特集ページ

決勝でU-17代表のキャプテン務め、笑顔と完勝もたらしたCB波本頼。「一日一日を大切に」

決勝戦でU-17日本代表のキャプテンを務めたCB波本頼(金沢U-18)
[2.29 JENESYS青少年交流大会決勝 U-17日本代表 7-0 U-19東ティモール代表 指宿いわさきホテルサッカー場]

 昨年、所属するツエーゲン金沢U-18の主戦場は、今回のU-17日本代表メンバーの所属チームの中で唯一の都道府県リーグ。それでも、U-16日本代表や日本クラブユース選手権などのチャンスでアピールしてきたCB波本頼(金沢U-18)が、「JENESYS青少年サッカー交流大会」決勝でU-17日本代表のキャプテンマークを巻いた。本人も認めた通り、国際大会の決勝でキャプテンを務めたことは貴重な経験。7-0という結果も含めて波本は、今後へ向けて一つ大きな自信を得た。

 その決勝戦は“笑い”から始まった。試合前の円陣で波本が「チーム一丸でやるぞ!!」と掛け声を上げると、チームメートたちの予想を超える熱量だったからか、笑い声。そして、整列へ向かう際にサブ組、コーチ陣とハイタッチを先走って1人だけ終えてしまったキャプテンは、「何で一人で行くんだよ!」の声でスタート地点に戻り、2周目のハイタッチでまた仲間たちを笑顔にさせていた。

 掛け声については「自分としては、チームを盛り上げるために力強く言ったつもりなんですけれども……」と振り返ったように、チームを盛り上げようという一心だけ。決勝に懸ける気持ちも伝わってきたキャプテンの声、行動はチームメートたちをリラックスさせた。

 U-17日本代表は試合開始からフルスロットル。開始5分で2得点を奪って主導権を握った。試合を通して攻守の切り替えが速く、攻撃のスピード感、精度も上々。身体能力の長けた相手に決定機も作られたが、最後まで諦めずにボールを追い続けたことで得点を許さず、7-0で大勝した。

 波本は「この決勝という舞台でキャプテンマークを巻かせてもらって緊張感もありましたし、代表のキャプテンとして誇りを持ってプレーできました」と振り返る。そして、「この緊張感の中でキャプテンできたのは良い経験になったので、チームに帰ってから、チームに伝えながら成長して行ければ良いと思っています」と語り、この経験が自身を成長させるだろうことを実感していた。

 波本はプレー面でも充実していた。前半は隣のCBチェイス・アンリ(尚志高)、後半はCB諏訪間幸成(横浜FMユース)をサポートしながら、自身も空中戦の強さや対人守備の強さを発揮。積極的にビルドアップで持ち出す部分にもチャレンジしていた。身長180cm台後半の大型CBは、コーチングを含めてピッチ内外で存在感。試合後は今後の活躍、成長へ向けて意気込みを新たにしていた。

「代表に呼んで頂けることもありがたいことですし、アピールしていかないとこれからも呼ばれないので、チームで頑張りつつも、こういうところに呼ばれた時は自分をアピールできるようにこれからもやっていきたいと思っています。周りを見てコーチングできるというところと、守備も攻撃もアグレッシブにできるところも特長だと思っているので、出していければ良いと思っています」

 今回のU-17日本代表は一日一日成長し、決勝をベストゲームで終えた。波本は、このレベルを自身のベースにして、一回りも、二回りも成長して代表チームに戻ってくる意気込みだ。

「一日一日を大切にやることが、こういうところに来て自信を持ってやるきっかけになると思いますし、一日一日を大事にしないと自分の中で自信が生まれて来ない。自分が『自信を持ってやれるぞ』と思うために、一日一日の練習とか試合を大事にして、(自分の世代や2つ上の世代が出場するU-20ワールドカップの)アジア予選にも呼んでもらえるように、チームでも頑張っていきたい」。今年、金沢U-18はプリンスリーグ北信越へ昇格。期待の大型CBは昨年よりも高いレベルの中でさらに成長し、代表チームや金沢のトップチームで活躍する選手を目指す。

(取材・文 吉田太郎)

U-17世代の守護神、GK高橋「ゼロに抑えることはチームとしても、GKとしても一番大事なこと」

U-17日本代表のGK高橋一平(神戸U-18)は無失点勝利に貢献
[2.29 JENESYS青少年交流大会決勝 U-17日本代表 7-0 U-19東ティモール代表 指宿いわさきホテルサッカー場]

 03年世代の守護神として国際試合での経験を重ねているGK高橋一平(神戸U-18)が、前日のU-17マレーシア代表戦に続き、U-17日本代表の無失点勝利に貢献した。

 決勝のスコアは7-0と点差が開いたものの、ピンチがなかった訳ではない。前半10分にはCBがかわされ、U-19東ティモール代表FWと1対1になるシーンがあった。だが、高橋はシュートコースを消して失点危機を回避。後半も味方のミスから決定的なピンチがあったが、得点を許さなかった。

 無失点のまま、後半23分にGK黒川雷平(愛媛U-18)と交代。「DFを動かしてシュートを打たせないだったり、シュートコースを狭めて自分が止めるという仕事は、試合を通してできていたと思います」と頷いた。

 今大会、U-17日本代表は4試合を戦ったが、試合を重ねるごとに守備時の連係が向上。ピッチに響く声で守備バランスを取り続けていた高橋は、失点ゼロで決勝を終えたことを喜ぶ。「ゼロに抑えることはチームとしても、GKとしても一番大事なことかなと思うので、ゼロで抑えられたのはこの試合を通して良かったかなと思います」。ブラウブリッツ秋田U-15からヴィッセル神戸U-18に進んだGKは、結果を残し続けて目標とするA代表のGKに近づいていく。

 神戸での1年目について、高橋は「基本技術のレベルアップは自分でも分かるくらいにできていると思っています」と成長を実感。トップチームの試合やトレーニングを見て、MFイニエスタら有名選手の判断の質の高さを確認し、刺激を受けているという。現在、課題に感じていることは判断のスピードの向上や、より研ぎ澄まして味方を動かす部分だ。

 今シーズンの目標は「プレミア(リーグ)開幕から自分がフル出場で出て、WESTで最少失点に抑えるのが自分の目標です」ときっぱり。高校年代最高峰のリーグ戦や年代別日本代表で結果を残し、評価を高める。

(取材・文 吉田太郎)

米国遠征に臨むなでしこ、小林里歌子が怪我のため不参加…植木理子を追加招集

小林里歌子が怪我のため不参加
 日本サッカー協会(JFA)は1日、『2020 SheBelieves Cup』に臨むなでしこジャパン(日本女子代表)において、FW小林里歌子が怪我のため不参加となり、FW植木理子(ともに日テレ・東京Vベレーザ)を追加招集することを発表した。

 同代表は3月5日から11日までアメリカ遠征を行い、出場4か国の総当たり戦で争う『2020 SheBelieves Cup』に参戦。5日にスペイン、8日にイングランドと対戦し、11日には開催国アメリカと激突する。

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03年早生まれから2人がU-17代表に参加。決勝でも得点のFW東「個人でゴールを決めれる選手に」

前半40分、U-17日本代表FW東廉(清水ユース)が右足でゴール
[2.29 JENESYS青少年交流大会決勝 U-17日本代表 7-0 U-19東ティモール代表 指宿いわさきホテルサッカー場]

「JENESYS2019 青少年サッカー交流大会」初戦でU-17日本代表のファーストゴールを決めたFW東廉(清水ユース)が、決勝戦でもゴールを決めた。4-0の前半40分、MF藤原健介(磐田U-18)のスルーパスで右サイドを抜け出したMF豊田晃大(名古屋U-18)の折り返しを右足でゴールへ。この日は相手の背後へ抜け出す動きを繰り返し、技術力の高さも含めて攻撃を活性化していた。

 今大会はFWとSHでのプレーだったが、昨年の国体ではボランチやトップ下で活躍して静岡県選抜を日本一に導いている。マルチプレーヤーはそのテクニックと順応性の高さでU-17日本代表の優勝に貢献したが、本人は課題を口にしていた。

「決められる場面とかもっとあったんですけれども、そこで決められなかったり、あと個人で仕掛けてシュートしてゴールというのがなかったので、増やしていけたら良いと思います。自分は身体があまり強くなくて一人でグイグイ行けるタイプではないので、体重を増やして筋肉もつけて、もっと一人でグイグイと行って個人でゴールを決めれる選手になっていければいいと思います」。

 今大会は東とMF青木俊輔(東福岡高)が03年の早生まれ選手としてU-17日本代表に参加した。東は「最初はちょっと緊張していたところもあって声とかもあまり出せていなかった。だんだん声も出せてチームとしても馴染んでいけたので良かったと思います」と振り返る。

 チームを奮い立たせなくても、各選手の意識が高く、結果に対して貪欲だった。そして、優勝。「最初からU-19(代表へ個人昇格する)というところを目標にしてやっていたので、どんどん上に上にという気持ちが出ていて良かったと思います」。東や1年時から高校選手権やプレミアリーグを経験している青木ら早生まれの選手たちの経験やプレーは今後U-20ワールドカップ予選などに向かっていく上で重要。今回、早生まれの選手たちの謙虚な姿勢が評価されていたが、よりリーダーとしての自覚も持って次回からの活動に臨んでいく。

 (取材・文 吉田太郎)

一戦一戦逞しく変わったU-17日本代表が圧巻の7-0で優勝。決勝の戦いを今後の基準に

前半5分、U-17日本代表は2点目を決めたMF豊田晃大(名古屋U-18、中央右)と先制点のMF松木玖生(青森山田高)がゴールを喜ぶ
[2.29 JENESYS青少年交流大会決勝 U-17日本代表 7-0 U-19東ティモール代表 指宿いわさきホテルサッカー場]

 逞しく変わったU-17日本代表が圧巻V――。「JENESYS2019 青少年サッカー交流大会」(鹿児島県指宿市)は29日、決勝戦を行い、グループA1位のU-17日本代表とグループB1位のU-19東ティモール代表が激突。U-17日本代表がMF松木玖生(青森山田高)の先制ゴールなどによって7-0で勝ち、参加8チームの頂点に立った。

 グループステージを3連勝で突破した日本は4-4-2システム。先発GKが高橋一平(神戸U-18)で4バックは右SB清水和馬(静岡学園高)、CBチェイス・アンリ(尚志高)、ゲーム主将のCB波本頼(金沢U-18)、左SB工藤孝太(浦和ユース)。中盤は松木と藤原健介(磐田U-18)のダブルボランチで右MF豊田晃大(名古屋U-18)、左MF福田師王(神村学園中)、2トップはマレーシア戦で決勝点の真家英嵩(柏U-18)と東廉(清水ユース)がコンビを組んだ。

 試合前にゲーム主将・波本の気合の一言やサブ組、スタッフとのハイタッチで2周したことで笑いが起こり、やや硬さのあったチームは完全にリラックス。年上で、身体能力に優れた選手が複数いた東ティモールを攻守両面で上回る。

 4分、日本は豊田がDFのマークを外してコースを突いた左足シュート。GKが何とかセーブしたが、ファーサイドでこぼれ球を拾った福田が中央へ折り返すと、松木が身体を投げ出してシュートを決めた。今大会、存在感を放つ一方で前日の試合後に「得点がないので、そういうところではこだわりが欠けているのかなと思います」と首を振っていた松木の気迫の一撃。このゴールで勢いづいた日本は前半に畳み掛ける。

 5分、左クロスのクリアに反応した豊田が左足一閃。ミドル弾を鮮やかに決めて2-0と突き放した。豊田はU-19ラオス代表戦の2発に続くゴール。ファインショットに選手たちが沸いた。

 だが、アタッカー陣のスピード優れた東ティモールも反撃。10分、日本はDFが振り切られる形で決定的なシュートを浴びる。これはGK高橋がシュートコースを消して相手の精度を狂わせたが、直後にも左CKからのシュートがGKの逆を突く形で枠へ。それでも、日本は藤原が戻りながらのスーパークリアで得点を許さない。

 この後、日本は攻撃から守備への切り替えが速く、ボールを奪い返して連続攻撃。福田がワンツーや、東の折り返しからシュートへ持ち込む。そして21分、日本は藤原のスルーパスで真家が右中間を抜け出す。一度ボールを失ったが、サポートした豊田が見事な奪い返し。そして、真家がすかさず右足シュートをファーサイドのネットに突き刺した。

 日本は味方をサポートする意識も高く、藤原、松木の展開から清水と工藤の両SBが高い位置で攻撃に絡んでいく。そして、波本とアンリがエアバトルで強さを発揮。27分には松木の右CKをアンリが豪快なヘディングシュートで代表初ゴールを記録する。“ボンバーヘッド”アンリは直後にも右ショートコーナーから高打点のヘディングシュートを打ち込み、会場をどよめかせていた。

 日本は40分、右サイドを清水、藤原、豊田が絡む形で崩し、最後は豊田の折り返しを東が右足で決めて5-0。ここ2試合は引いて守る相手に苦戦した日本だったが、この日は崩しの精度が上がり、東らの抜け出す動きも効いて得点を量産した。

 ハーフタイムに日本はアンリと工藤に代えて、CB諏訪間幸成(横浜FMユース)と左SB松田隼風(JFAアカデミー福島U-18)をピッチに送り出した。船越優蔵監督からさらにクオリティーを上げることを求められていた日本は後半10分、敵陣右サイドでの奪い返しから真家が右足シュートを叩き込んでこの日2点目。直後には豊田と福田に代えて右MF青木俊輔(東福岡高)と左MF安田虎士朗(FC東京U-18)、19分には東に代えてFW勝島新之助(京都U-18)、23分には高橋に代えてGK黒川雷平(愛媛U-18)を投入した。

 日本は24分、右中間で数的優位を作り出すと、青木がマークを引きつけてラストパス。これを藤原が決めて7-0とした。攻撃での判断ミスや技術ミス、また相手のスピードに苦戦し、守備対応の甘さやスペースを埋める動きが遅れたシーンがあったことも確か。だが、交代出場の選手たちもこだわって無失点をやり遂げ、最後までゴールを目指し続けた。この日は前日に負傷したDF屋敷優成(大分U-18)が欠場したものの、18人全員でタイトルを獲得。選手たちは素直に優勝を喜んでいた。
 
 今回の鹿児島合宿で選手たちは、AFC U-19選手権を控えるU-19日本代表へ“個人昇格”するためにアピールすること、全勝優勝することを目標として戦ってきた。U-19日本代表の影山雅永監督やU-16日本代表の森山佳郎監督も視察。刺激を受けた選手たちはそれぞれの特長を出しながらチームに貢献し、結果に繋げた。

 初招集や久々の招集で自信なさげに活動をスタートした選手もいた。だが、各選手は競争の中で「少しずつですけれども、内にあるものに火をつけたのかなと思います。(プレー面では)僕から言われて変わる場面もあったんですけれども、(状況を感じ取りながら)自発的に変わろうとしていたことが凄く良かったかなと思います」(船越監督)。もちろん、悔しい思いをした選手もいるが、明るく、逞しくなって合宿を終えた選手も多かった。

 コミュニケーションの部分も向上し、決勝は今大会のベストゲームと言える内容と結果だった。このまま活動が続けばさらなる進化が見られそうだが、今回の合宿は終了。船越監督は「次来た時は(最低限)ここから始められるように、と思います」と期待する。U-17日本代表やアジアとの戦いで感じた強さや速さ、精度……最終日の試合で表現したことを基準に。それを各チームに持ち帰ってさらに積み上げ、より成長してまた代表チームに戻ってくる。

(取材・文 吉田太郎)

MF松木の先制弾皮切りに決勝で7発、無失点!U-17日本代表が全勝V!

会心のゲームで勝ち取った優勝。笑顔のU-17日本代表イレブンとスタッフたち
[2.29 JENESYS青少年交流大会決勝 U-17日本代表 7-0 U-19東ティモール代表 指宿いわさきホテルサッカー場]

 U-17日本代表が7-0で優勝! ASEAN 4か国(カンボジア、ラオス、マレーシア、ミャンマー)と東ティモールのU-17からU-19代表、U-17日本代表、鹿児島県選抜U-18、鹿児島ユナイテッドFC U-18の計8チームが優勝を争った「JENESYS2019 青少年サッカー交流大会」(鹿児島県指宿市)は29日、順位決定戦を行った。グループA1位のU-17日本代表とグループB1位のU-19東ティモール代表が決勝で激突。U-17日本代表がMF松木玖生(青森山田高)の先制ゴールなどによって7-0で勝ち、全勝優勝した。

 日本は前半4分、FW福田師王(神村学園中)の折り返しに松木が身体を投げ出して飛び込み、先制点。さらに5分には、MF豊田晃大(名古屋U-18)が左足ミドルを鮮やかに決めて2-0と突き放す。

 相手のスピードある選手に背後を取られるシーンやCKから決定機を作られた日本だが、MF藤原健介(磐田U-18)のスーパークリアなど無失点のまま試合を進める。そして21分には、豊田の奪い返しからFW真家英嵩(柏U-18)が右足で3点目。27分にも松木の右CKをCBチェイス・アンリ(尚志高)が豪快ヘッドで叩き込み、代表初ゴールを奪う。

 U-17日本代表は前半40分にも右SB清水和馬(静岡学園高)と藤原、豊田が絡む形で右サイドを崩し、最後はMF東廉(清水ユース)が右足で5点目を決めた。ハーフタイムに船越優蔵監督から「やり続けること」「絶対に満足しないこと」「クオリティーを上げること」を求められた選手たちは、後半も切り替えの速い守備と、相手を見ながら素早く正確にボールを動かすことをやり続ける。

 そして10分、豊田のインターセプトを起点とした攻撃から真家が右足で2点目のゴール。さらに24分には、交代出場MF青木俊輔(東福岡高)のラストパスから藤原が決めた。ピンチや甘さの出たプレーが幾度かあったものの、ゲーム主将のCB波本頼(金沢U-18)やGK高橋一平(神戸U-18)を中心にピッチに立った選手たちがやるべきことを徹底して無失点。今大会のベストゲームと言える内容、結果で4日間の大会を締めくくった。

(取材・文 吉田太郎)

U-17日本代表は「JENESYS2019 青少年交流大会」決勝でU-19東ティモール代表と対戦へ

U-17日本代表対U-17マレーシア代表
 ASEAN 4か国(カンボジア、ラオス、マレーシア、ミャンマー)と東ティモールのU-17からU-19代表、U-17日本代表、鹿児島県選抜U-18、鹿児島ユナイテッドFC U-18の8チームが優勝を争う「JENESYS2019 青少年サッカー交流大会」は28日、グループステージ最終節を行った。

 グループAのU-17日本代表はFW真家英嵩(柏U-18)の決勝ヘッドによって、1-0でU-17マレーシア代表に勝利。U-17日本代表は29日の決勝でグループB1位のU-19東ティモール代表と対戦する。

 グループAの鹿児島県選抜U-18はMF濵屋悠哉(神村学園高)のゴールによって一時同点に追いついたものの、U-19ラオス代表に1-2で惜敗。グループBの鹿児島ユナイテッドFC U-18は東ティモールに0-4で敗れた。鹿児島県選抜U-18と鹿児島ユナイテッドFC U-18は29日の7、8位決定戦で対戦する予定となっている。

【グループステージ第3節】
[グループA]
鹿児島県選抜U-18 1-2 U-19ラオス代表
U-17日本代表 1-0 U-17マレーシア代表

[グループB]
鹿児島ユナイテッドFC U-18 0-4 U-19東ティモール代表
U-18ミャンマー代表 0-3 U-18カンボジア代表

U-17代表初招集で感じた手応えと課題。中学生FW福田師王はより結果を残すために、日常から「変えるしかない」

U-17日本代表FW福田師王(神村学園中)は年上の代表チームの中でも強みを発揮
[2.28 JENESYS青少年交流大会GS第3節 U-17日本代表 1-0 U-17マレーシア代表 指宿いわさきホテルサッカー場]

 当初、鹿児島県選抜U-18の一員として出場する予定だった「JENESYS青少年サッカー交流大会」。開幕3日前に追加招集でU-17日本代表入りした中学生FWが、「自分もできる」ことを実証している。

 FW福田師王(神村学園中)は今回が年代別日本代表初招集。それも、同世代ではなく、1歳年上の世代であるU-17日本代表に入ってのプレーとなっているが、遜色ないようなプレーを続けている。

 初戦の鹿児島県選抜U-18戦では先発して1ゴール。2度目の先発となったこの日は、なかなかボールに絡むことのできない時間帯や当たり負けするシーンもあったが、徐々に存在感を増し、コンビネーションからのシュートやPAへ潜り込む動き、身体を張ってのボールキープなどを見せた。

 だが、福田は途中出場だったU-19ラオス代表戦、そしてこの日と得点できなかったことを悔しがる。そして、「結果を残していないので、もっと結果にこだわってプレーしたいです。(結果を残すためには)日常からの意識を変えるしかないです。シュート一本一本を大切にしていきたい。(また)ボールを貰ってからの判断が遅いので上げていきたい」と誓った。

 昨年の国体少年男子の部(U-16の大会)では鹿児島県選抜のFWとして出場し、“相棒”のU-16日本代表MF大迫塁(神村学園中)との中学生コンビで躍動。優勝候補の一角、千葉県戦でいずれも大迫のスルーパスから2ゴールを叩き出した。

 U-15世代の全国大会でも活躍したFWは、地元・鹿児島開催の国際大会で“代表デビュー”。初招集については「ビックリしました」と振り返る。ただし、年代別日本代表のエース格として活躍する大迫から刺激を受け、「(代表入りへの思いを)持っていました」という。それを実現させたことに満足するのではなく、貪欲に結果を追い求めていく。

 今回、大迫からは「頑張れ。点決めろ」とエールを受けた。不安や緊張もあったという代表活動だが、先輩たちに恵まれ、楽しくプレーする中でドリブルやシュートの手応えも得ている。中学3年時に身長が12cm伸びて現在175cm。すでに神村学園高のAチームで有村圭一郎監督も認めるプレーを見せているというFWは、身体のバランス、体幹も向上させながら、高校1年目をゴール量産の一年にする意気込みだ。

「年齢関係なくチームを勝たせる選手になりたいです」。今年は同世代のU-16日本代表が臨むAFC U-16選手権に大迫らとともに出場し、活躍するという目標もある。「JENESYS青少年サッカー交流大会」はあと1試合。限られた出場時間になるかもしれないが、その中で結果を残して今後に繋げる。

(取材・文 吉田太郎)

代表での“立ち位置変えた”青森山田MF松木玖生、中心選手として存在感

U-17日本代表で存在感を放つMF松木玖生(青森山田高)
[2.28 JENESYS青少年交流大会GS第3節 U-17日本代表 1-0 U-17マレーシア代表 指宿いわさきホテルサッカー場]

 この半年間の成長、そして結果を残してきたことによって、“立ち位置を変えた”印象だ。MF松木玖生(青森山田高)はこの日、U-17日本代表のキャプテンマークを巻いて堂々のプレー。ボランチの位置でポゼッションに絡みながら、質と量のある動きで相手DFの背後へと抜け出して決定的なクロスやシュートへ持ち込んでいた。

 守備面でも球際の強さを活かして奮闘。本人は“飛び級”でのU-19日本代表入りなどより上を目指すためには「(ポゼッションの際の)アングルの取り方だったり、ボールの受ける場所だったり、全てに置いて中盤の中ではレベルが低いと思っているので、そういう面での底上げと左足のキックは(現状に満足することなく)どんどん磨いていきたいです」と課題を口にする。

 それでも、決定的なプレーや攻守にハードワークする姿勢、ピッチでの立ち振舞からは中心選手としての存在感が漂う。昨年12月のプレミアリーグファイナルで主軸の一人として青森山田の日本一に貢献し、1月の全国高校選手権でも1年生ながら4得点をマークして準優勝。その実力を認められ、03年生まれ世代の中でも一際注目される選手となった。

 周囲からの目が変わってきていることを本人も自覚している。昨年6月にU-16日本代表へ選出された際のポジションは左SB。先発起用されていたものの、本職の中盤でチャンスを得ることはできず、周囲の引き立て役だった印象だ。

 だが、先を見据えた肉体強化や経験を重ねてきたレフティーは目に見えるような進化を遂げた。今大会、ボランチとして招集され、2試合に先発。左SBでも1試合に先発して40分間プレーしているが、どちらのポジションでもチームを牽引するようなプレーを続けている。

「自分も中盤で代表に呼ばれたいとずっと思っていましたし、中盤でやってみて、ある程度自分の感覚ですけれどもやれていると思うので、それは収穫かなと思います」。今回は招集メンバーの構成上の理由もあるかもしれないが、ボランチとして評価され、そこで納得の行くパフォーマンスができていることを松木はプラスに捉えていた。

 周囲からの注目度の高さもより、彼を奮い立たせている。今回のU-17日本代表発表の際には複数の報道機関が「松木らU-17日本代表選出」という見出し。これに対し、松木は「プレッシャーかかりますね」と微笑む。だが、本人も認める通り、そのプレッシャーを力に変えることができるメンタリティーの持ち主は、「まず代表に呼ばれたことに感謝して、代表の誇りや責任という面で普通よりは良いプレーをしなければならない」とピッチで奮闘。そして、チームをまとめる部分や、声の部分など含めて、やるべきことを一つ一つ実行しながらチームの勝利に貢献している。

 今回の代表活動は残り1試合。「(新型コロナウイルスの影響がある中、プレーできることについて)コーチや監督、こうやって運営してくれている人たちに対して感謝の気持ちでいっぱいです。明日は順位決定戦になりますけれども、日本代表らしいサッカーをして勝ちに繋げられたら良いと思います」。新たな自信と課題を感じた代表活動を必ず、優勝で終える。

(取材・文 吉田太郎)

「『結局、アイツが決める』みたいな」ストライカーへ。U-17日本代表FW真家が投入3分後に決勝ヘッド

後半23分、U-17日本代表FW真家英嵩(柏U-18)が決勝ヘッド
[2.28 JENESYS青少年交流大会GS第3節 U-17日本代表 1-0 U-17マレーシア代表 指宿いわさきホテルサッカー場]

 投入からわずか3分で結果を残した。U-17日本代表は0-0の後半20分にFW真家英嵩(柏U-18)と右SB清水和馬(静岡学園高)を同時投入。すると、その3分後に清水の右クロスから真家が決勝ヘッドを決めた。

 真家は「(清水と)特に話はしていなかったんですけれども、プレー中に目が合ったので、どんなボールが来ても合わせられるように準備はしていました」。ゴールまでやや距離のある中でのヘディングシュートだったが、ボールの勢いを上手く利用して見事にゴールを破った。

 投入からわずか3分、それもファーストタッチで奪ったゴールだった。それまで、攻め続けながらなかなか得点することができていなかったチームを救う一発。真家は「(クロスからのシュートを)ずっとハーフタイムに言われていたし、自分もベンチから見ていて思っていた。そこをずっと意識してやっていたので、ああいうゴールが決められて良かったです」と喜んだ。

 U-17日本代表のFW陣は今大会初戦でFW勝島新之助(京都U-18)が3得点。中学生FW福田師王(神村学園中)も1得点を挙げている。一方で真家はここまで無得点。ライバルたちの活躍に悔しい思いをしていた真家が、この日はヒーローになった。

 181cmの長身FW真家は「アピールポイントは動き出しやポストプレー。あとはゴール前の技術というか、決めるところが自分の特長」と語る。この日はその特長を発揮。プレーの連続性や自分で仕掛ける力などの課題を改善し、「一番憧れているのはクリスティアーノ・ロナウド。『結局、アイツが決める』みたいな、決してプレーが良くない時でも最後に決めれる選手になりたい」という姿に近づく意気込みだ。

 今年は公式戦でゴールを量産する構え。昨年は柏U-18の先輩FW奥田陽琉がプレミアリーグEASTで得点王に輝いているが、「今年は(年齢的には)一個上の代がメインなんですけれども、年は関係ないと思いますし、自分が得点王を取る気でいるし、結果残してプロに行ければと思います」と宣言した。29日の決勝戦でもゴールを決め、新シーズンへ。結果を残し続けて、「結局、アイツが決める」と言われるようなストライカーになる。

(取材・文 吉田太郎)

アジアの激しさ、荒さ体感したU-17日本代表、FW真家の決勝ヘッドでGS3連勝

U-17日本代表はゲーム主将のMF松木玖生(青森山田高)をはじめ、攻守に戦って1-0勝利
[2.28 JENESYS青少年交流大会GS第3節 U-17日本代表 1-0 U-17マレーシア代表 指宿いわさきホテルサッカー場]

 U-17日本代表が目標の全勝Vへあと1勝――。「JENESYS2019青少年サッカー交流大会」(鹿児島県指宿市)は大会3日目の28日、グループステージ最終節を行った。U-17日本代表がFW真家英嵩(柏U-18)の決勝点によって、U-17マレーシア代表に1-0で勝利。グループステージグループAで3戦全勝のU-17日本代表は、大会最終日の29日に開催される決勝戦でU-19東ティモール代表と対戦する。

 試合終盤、1点を追うマレーシアが敵陣コーナー付近でのプレーの判定などをきっかけにエキサイト。悪質なタックルを続けるなど、“荒れた”展開となった。日本は出場予定選手を使い切った後に右MF屋敷優成(大分U-18)が負傷退場。アディショナルタイムを含めた約6分間を10人で戦った。

 日本は興奮した相手に付き合ってしまう部分もあったが、冷静にプレーすることを心掛け、ボールを素早く動かしながら残り時間を消化する。MF青木俊輔(東福岡高)に背後からタックルを見舞ったDFなど、最終的にマレーシアの2選手が退場して試合終了。日本は飲まれずに勝ち切った。

 前日はU-19ラオス代表の選手が自陣に人数を掛けた守りと度々倒れ込んでの“露骨な”時間稼ぎをしていたように、日本の選手たちにとってはアジアの戦いがどのようなものになる可能性があるのか、体感する大会になっている。

 03年生まれ中心のU-17日本代表は23年のU-20ワールドカップで主力となる世代だ。船越優蔵監督は試合後、選手たちへ向けて「アジアの戦いはこういうことがある。経験しないと分からないこと、その中でやらなければならないことがある」。そして、ゲーム主将を務めたMF松木玖生(青森山田高)は「アジアの戦い方を知れたという面では得したと思います。(相手に合わせて日本らしさを欠くのではなく、) 自分たちの長所を出しながら戦っていかないといけないなと思いました」と引き締めていた。

 日本はこの日、前日のラオス戦から先発7人を入れ替えた。4-4-2システムのGKは高橋一平(神戸U-18)で4バックは右SBがラオス戦2得点の豊田晃大(名古屋U-18)、CB波本頼(金沢U-18)、CB諏訪間幸成(横浜FMユース)、左SB工藤孝太(浦和ユース)。中盤は松木と安田虎士朗(FC東京U-18)のダブルボランチで右MF松田隼風(JFAアカデミー福島U-18)、左MF東廉(清水ユース)、2トップは勝島新之助(京都U-18)と福田師王(神村学園中)がコンビを組んだ。

 日本は前日に課題となっていた部分での改善が見られた。波本と諏訪間の両CBが積極的にボールを持ち出すことで数的優位を作り出し、またボランチの松木が前線を追い越してゴール前へ繰り返し飛び出す。豊田や松木をはじめ、切り替えの速い守備で相手ボールを奪い返した日本は、勝島や安田らがゴール前の局面を個や連係でこじ開けようとする。

 前半24分、左中間へ抜け出した松木のシュート性のクロスがゴール前を横切り、29分には左右入れ替わっていた左MF松田のクロスから右MF東がヘディングシュートを放つ。30分には工藤のクロスに福田が飛び込み、豊田のループパスから松木が右足を振り抜くシーンも。一方、マレーシアは守備に重きを置いての戦いだったが、21分に左クロスから決定機を作り出すなど一発の怖さも示していた。

 日本は後半開始から工藤と波本に代えて、CBチェイス・アンリ(尚志高)と右MF青木を投入し、松田を左SBへ下げた。後半10分には東に代えてMF屋敷を右サイドに入れ、青木を左へスイッチ。15分には福田の力強いキープから青木がラストパスを入れた。また、交代出場のアンリがセットプレーの強さを発揮してゴールを脅かす。

 20分、日本は勝島と豊田に代えて真家と右SB清水和馬(静岡学園高)を同時投入。すると、この2人が決勝点を生み出した。後半23分、日本は右サイドのCBアンリがSBを飛ばす形で奥側のSH屋敷へパスを通す。これを起点とした攻撃から、右SB清水の鋭いクロスを真家が頭でゴール右隅に沈めた。

 船越監督はハーフタイムに飛ばしのパスとアーリークロスの有効性をアドバイス。松木も「それも自分たちで共有していて、早いタイミングで(クロスを)アーリーで入れたら相手も追いつかないだろうという考えでああいう選択肢が出たと思います」と振り返る。ベンチ、選手たちの狙いとした形からマレーシアゴールをこじ開けた。

 日本はこの後もアンリのヘッドや、安田のクロスに飛び込んだ屋敷のシュートなどで追加点を狙う。2点目を奪うことはできなかったが、日本は先発GK高橋から残り10分でGK黒川雷平(愛媛U-18)へ繋ぎ、完封リレー。全勝優勝という目標まであと1勝とした。

 殊勲の真家は「正直2試合あって、1点も決められていなかったので。FWだし、入ったら点のことしか考えていなかったです」と語り、決勝戦へ向けては「自分たちが目指してきたのは1位」と意気込んだ。

 外務省が推進する「JENESYS2019」への協力の一環として開催されている「JENESYS2019青少年サッカー交流大会」は、ASEAN 4か国(カンボジア、ラオス、マレーシア、ミャンマー)と東ティモールのU-17からU-19代表の5チーム、そしてU-17日本代表、鹿児島県選抜U-18、鹿児島ユナイテッドFC U-18の計8チームが参加。日本とASEAN諸国及び東ティモールのユース年代の交流促進を目的に行われている。

 新型コロナウイルスの感染が拡大する現状を考慮し、文化交流が中止になるなどプログラムは縮小。競技に関しては大会最終日の29日も予定通り実施され、各選手がタイトルや勝利、成長を目指して全力でプレーする。

(取材・文 吉田太郎)

鹿児島県選抜U-18がU-17マレーシア代表、鹿児島U-18がU-18カンボジア代表にそれぞれ勝利!

U-17日本代表対U-19ラオス代表。U-17日本代表は2連勝でグループA1位と決勝進出を決めた
 ASEAN 4か国(カンボジア、ラオス、マレーシア、ミャンマー)と東ティモールのU-17からU-19代表、U-17日本代表、鹿児島県選抜U-18、鹿児島ユナイテッドFC U-18の8チームが優勝を争う「JENESYS2019 青少年サッカー交流大会」は27日、グループステージ第2節を行い、グループAのU-17日本代表はMF豊田晃大(名古屋U-18)の2ゴールによってU-19ラオス代表に2-1で競り勝った。U-17日本代表は2連勝でグループAの1位と決勝進出を決めている。

 また、同じグループAの鹿児島県選抜U-18が2-2からのPK戦の末、U-17マレーシア代表を撃破した。グループBでは鹿児島ユナイテッドFC U-18が1-0でU-18カンボジア代表に勝利。そして、U-19東ティモール代表をPK戦の末に下したU-18ミャンマー代表が、勝ち点5で首位に立っている。

 大会は4チームずつ2グループに分かれてグループステージを行い、28日は第3節を実施。最終日の29日に順位決定戦を行う。

【リーグ戦第2節】
[グループA]
鹿児島県選抜U-18 2-2(PK4-2)U-17マレーシア代表
U-17日本代表 2-1 U-19ラオス代表

[グループB]
鹿児島ユナイテッドFC U-18 1-0 U-18カンボジア代表
U-19東ティモール代表 0-0(PK2-3)U-18ミャンマー代表

「もっと自分で自主練したり、もっと意識高く」。U-17日本代表初選出のCBチェイス・アンリは進化へのきっかけに

U-17日本代表CBチェイス・アンリ(尚志高)は年代別日本代表初先発
[2.27 JENESYS青少年交流大会GS第2節 U-17日本代表 2-1 U-19ラオス代表 指宿いわさきホテルサッカー場]

“尚志のアンリ”にとって、「進化へのきっかけ」となっているようだ。U-17日本代表に初招集されたアメリカ系CBチェイス・アンリ(尚志高)は、「JENESYS青少年サッカー交流大会」のU-19ラオス代表戦で初先発。空中戦や球際の強さ、カバーリングの広さ、また幾度か相手のプレッシャーを剥がして前進する動きも見せていたが、1失点したことや終盤に集中力を欠いてしまったことを反省していた。

 昨年の国体少年男子の部で非常に存在感のある動きを見せていたCBは、強豪・尚志で1年生ながら全国高校選手権デビュー。空中戦の強さなどを発揮し、年代別日本代表初招集のチャンスを掴んだ。

「嬉しかったし、逆にちょっと怖かったです」という初招集。バルセロナ五輪予選日本代表の尚志・仲村浩二監督から「『緊張せずに楽しんで来い』と言われました」というアンリは楽しむこともできている一方、レベルアップの必要性を痛感していた。

 この日も得意とするヘディングで大きく弾いたりするなど、能力値が高いことは間違いない。だが、本人はヘディングもより一本一本にこだわって、味方に繋がなければならないと感じていた。そして、特に足元の部分が“悔しいほど”の課題に。「自分一番下手だと分かっていますし、みんなも分かっていますし、もっと上手くなりたいです」。本人は年代別日本代表に来たからこそ、再確認できた「足りないモノ」の改善に前向きだ。

「この経験のお陰。来る前に自分あんまり練習しなかったですし、帰ったらもっと自分で自主練したり、もっと意識高くしなければいけない」。この日は自分のミスを自分でリカバーしたり、味方にカバーしてもらうシーンがあった。ただし、他の選手たちもミスを経験しながら成長に繋げている最中。アンリもより大きく羽ばたくために今回の経験をプラスに変える。

 残り2試合。チームの中でアピールもするために「もっとCKから点も決めたい」と意気込むアンリは、与えられたチャンスの中でベストを尽くして勝利に貢献し、新たな経験を持ち帰る。

(取材・文 吉田太郎)

「自分のストロングポイント」。U-17日本代表はMF藤原健介がプレースキックで決勝アシスト

U-17日本代表MF藤原健介は得意のプレースキックから決勝点をアシスト
[2.27 JENESYS青少年交流大会GS第2節 U-17日本代表 2-1 U-19ラオス代表 指宿いわさきホテルサッカー場]

 自身のストロングポイントで決勝点を演出した。U-17日本代表MF藤原健介(磐田U-18)はダブルボランチの一角として先発出場。誰より多くボールに絡んで攻撃をコントロールしていたMFは後半15分に左CKでゴールをアシストした。

 U-19ラオス代表は5バックと4人の中盤で守備ブロックを構築。相手はベンチからの鼓舞する声に呼応するように、ハードワークを続けていた。人数を掛けた上に集中力もなかなか切れない。その守りを攻略するために、藤原はセットプレーがポイントになると考えていたという。

「スタートした時点でブロック組んでくるのは分かっていたんですけれども、いざやって見るとこじ開けるのは難しかったりしたので、セットプレーとか流れ以外の得点が鍵になるかなと思っていました」

 その読み通りに藤原のCKから決勝点。彼は静岡県選抜の一員として出場した国体少年男子の部決勝でもプレースキックで優勝ゴールを演出している。普段から、個人練習も重ねて自信を持っている武器。その右足で勝利に貢献したMFは「自分のストロングポイントでもあるので、そこでアシストできて良かったです」と喜んでいた。

 落ち着いたゲームメークと精度の高さは特長だが、この日は課題も感じる戦いに。「精度とか、きょう自分自身はシュート2本しかないので、もっとシュートレンジを広げて行く部分でも意識していきたい」と力を込めた。

 今回、DF松田隼風(JFAアカデミー福島U-18)、DF清水和馬(静岡学園高)、MF東廉(清水ユース)、そして藤原と静岡県選抜の国体優勝メンバーから4人がU-17日本代表入り。彼らとの戦いにやりやすさを感じながらも、自分に対してはより高いレベルを求めていく。

「(JENESYS青少年交流大会は)チームとしての目標が全勝することなので、全勝しつつ、自分としても、チームとしても充実した試合内容で終われるように頑張りたいと思います」。U-19日本代表への“飛び級”や世界での戦いを見据えるMFは満足せずに、次の試合では一歩、半歩でもプレーの質を上げる。

(取材・文 吉田太郎)