スペイン遠征に臨むU-18日本代表メンバー発表…現地でメキシコ、スペイン、スロバキアと対戦へ

静岡学園高の全国高校選手権優勝に貢献したDF{田邉秀斗}}は年代別日本代表初招集
 日本サッカー協会(JFA)は20日、スペイン遠征を行うU-18日本代表メンバーを発表した。

 同遠征は1月25日から2月2日にかけて実施。現地でU-18インターナショナル・トーナメント『コパ・デル・アトランティコ』に出場し、1月28日の第1戦でU-18メキシコ代表、同29日の第2戦でU-18スペイン代表、同31日の第3戦でU-18スロバキア代表と対戦する予定となっている。

以下、U-18日本代表メンバー

■スタッフ
▽団長
内山篤

▽監督
影山雅永

▽コーチ
冨樫剛一

▽GKコーチ
高桑大二朗

▽コンディショニングコーチ
中馬健太郎

■選手
▽GK
1 佐々木雅士(柏U-18)
12 東ジョン(名古屋U-18)

▽DF
3 村上陽介(大宮U18)
15 田邉秀斗(静岡学園高)
18 神橋良汰(川崎FU-18)
2 藤原優大(青森山田高)
19 大森理生(FC東京U-18)
5 佐古真礼(東京Vユース)
4 中野伸哉(鳥栖U-18)

▽MF
6 山内翔(神戸U-18)
17 田中克幸(帝京長岡高)
7 田村蒼生(柏U-18)
10 成岡輝瑠(清水ユース)
9 中野桂太(京都U-18)
8 三戸舜介(JFAアカデミー福島U18)
13 藤井海和(流通経済大柏高)

▽FW
11 津久井匠海(横浜FMユース)
16 小見洋太(昌平高)
20 杉浦力斗(興國高)

トルコ遠征を行うU-16日本代表メンバーが決定

 日本サッカー協会(JFA)は20日、トルコ遠征に臨むU-16日本代表メンバーを発表した。

 同遠征は1月27日から2月5日まで実施される。現地では4試合を行う予定。1月30日にU-16チュニジア代表、同31日にU-16チェコ代表と対戦し、2月2日にチュニジア、同4日にチェコと再び対決する。

以下、U-16日本代表メンバー

■スタッフ
監督
森山佳郎

コーチ
廣山望

GKコーチ
高橋範夫

コンディショニングコーチ
小粥智浩

■選手
▽GK
12 宮本流維(名古屋U-18)
1 松原快晟(讃岐U-15)

▽DF
4 田代紘(神戸U-15)
6 植田悠太(京都U-15)
2 竹内諒太郎(FC.フェルボール愛知)
3 齋藤晴(JFAアカデミー福島U15)
20 土肥幹太(FC東京U-15むさし)
16 手塚樹(甲府U-15)

▽MF
11 楢原慶輝(鳥栖U-15)
5 坂井駿也(ソレッソ熊本)
15 福井太智(鳥栖U-15)
8 北野颯太(C大阪U-15)
7 大迫塁(神村学園中)
14 佐藤海空斗(FC LAVIDA)
10 小幡季生(G大阪Jrユース)
19 田中侍賢(清水Jrユース)

▽FW
9 南野遥海(G大阪Jrユース)
17 逢坂スィナ(柏U-15)
13 伊藤猛志(磐田U-15)
18 千葉大舞(C大阪U-15)

小野剛氏がJFA技術委員に復帰

JFA復帰が決まった小野剛氏
 日本サッカー協会(JFA)は16日、小野剛氏が技術委員会委員に就任すると発表した。小野氏は南アフリカW杯が行われた2010年まで技術委員長を務めていた。

 小野氏は1997年、フランスW杯出場を目指す日本代表のテクニカルスタッフ・アシスタントコーチに就任。W杯後の98年から2001年にU-20日本代表コーチを務めた後、02年から06年にかけてはサンフレッチェ広島を指揮した。

 06年途中に広島を退任した後、JFAの技術委員長に就任。当時の日本代表監督を務めていたイビチャ・オシム氏が脳梗塞によって指揮をとれなくなると、フランスW杯を共に戦った岡田武史氏を後任に招聘した。

 2010年の南アフリカW杯まで技術委員長を務めた後、12年からは岡田監督の後を追って中国・杭州緑城へ。14年からはロアッソ熊本の監督を務めたが、チームスタッフに対するパワハラ行為があったとして15年末に退任。昨季は岡田氏がオーナーを務めるFC今治を指揮し、初のJ3リーグ昇格に導いていた。

屈辱の未勝利で終戦、U-23日本代表・森保監督「五輪で結果を出すことで…」

U-23日本代表を率いる森保一監督
[1.15 AFC U-23選手権GL第3節 U-23日本代表 1-1 U-23カタール代表]

 大会史上初のグループリーグ敗退。1分2敗という未勝利で大会から姿を消すことになった。屈辱的な結末。U-23日本代表を率いる森保一監督は、試合後の会見で「しっかり反省して、チームとして選手の成長につなげられるようにしたい」と語った。

 2連敗でグループリーグ敗退が決まった状況で迎えたカタール戦。「選手たちはメンタル的に難しい中、2日間、良いトレーニングをしてくれた。頭も心も重かったと思うけど、自分たちを奮い立たせ、お互いに励まし合って勝つための準備をしてくれた」。最終戦に向けて、厳しい状況の中でも良いトレーニングをこなし、調整を進めてきた選手たち。「試合の入りから勝つために戦う姿勢と相手を崩してゴールに向かう姿勢でチャンスを作ってくれた」とこれまでの2試合とは違う姿を見せた。

 前半アディショナルタイムにはMF田中碧(川崎F)が一発退場となり、数的不利に陥りながらも、選手たちの目は死んでいなかった。「ロッカーにいる時から、この難しい状況を何とかはね返そうと選手たちが声を掛け合ってくれた」と後半へのピッチへと向かう。1人少なくなったことでシステムは4-4-1へと変更。カタールの攻撃を体を張ってしのぎ、後半27分にはFW小川航基(水戸→磐田)の一撃で先制点をもぎ取った。同33分にPKから同点に追い付かれはしたが、指揮官は数的不利の中、勝利を目指して戦い抜いた選手たちの姿勢を評価した。

「残念ながら追い付かれたが、選手たちが1人少なくなっても勝利を目指すことを考えてタフに粘り強くチーム一丸となって最後まで戦い抜くという姿勢を届けたいという思い、プライドと意地を出す部分をやってくれた」

 1人少ないながらもドローに持ち込んだ。しかし、連敗こそ逃れはしたものの、1分2敗の未勝利、大会史上初のグループリーグ敗退と屈辱的な結果であることに変わりはない。進退問題を問われた指揮官は「今回の結果に関して、私に責任があると思うが、その責任は選手とチームを成長させて五輪で結果を出すことに果たしていきたい。このポストが与えられること、これから続けることも私が判断することではないと思うので、日々自分のベスト、最善を尽くすことに集中したい」と答えている。

 東京五輪まで残された時間は約6か月。あまりにも厳しい結果に終わった今大会の経験を、チームの成長へとつなげることはできるだろうか。

(取材・文 折戸岳彦)
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最も悔しさ味わった“20分の2”…MF遠藤渓太「今の自分の現在地」MF菅大輝「この悔しさをバネに」

MF遠藤渓太(横浜FM=左)とMF菅大輝(札幌)
[1.15 AFC U-23選手権GL第3節 U-23日本代表 1-1 U-23カタール代表]

 今回、選出された23名の中で出場機会が与えられなかったのは4名。1人しか出場できないGKを除き、フィールドプレーヤーでピッチに立つ機会が得られなかったのはMF遠藤渓太(横浜FM)とMF菅大輝(札幌)の2人だった。

 同大会史上初となるグループリーグ敗退。1分2敗の未勝利で大会を去ることになった。誰しもが悔しさを味わった大会となったが、フィールドプレーヤー20名の中で、より大きな悔しさを味わったのが遠藤と菅なのかもしれない。遠藤は振り返る。「何か力になれれば良かった」と――。

「何か力になれれば良かったと思うけど、そのチャンスがなかったし、もらえなかったのが事実。もちろんチームの力になって、勝利に貢献したかったけど、そのステージに立てるように頑張るしかない」

 中2日での連戦。他の選手と比べて疲労度は少なく、“俺がやる!!”というモチベーションも高かったはずだ。だが、ピッチに立つ選手を決めるのは森保一監督であり、「先発の11人に入れなかったのが、今の自分の現在地だと思う」と悔しさを滲ませた。

 また、同じく出場機会のなかった菅も「1試合も試合に出られなかった悔しい気持ちはある」と唇を噛みつつ、「切り替えて、この悔しさをバネにしっかりとチームでやっていきたい」と自チームでの成長を誓っている。

(取材・文 折戸岳彦)
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半年でJ3→海外の階段を駆け上ったMF食野亮太郎「6か月あれば成長できる」

U-23日本代表MF食野亮太郎(ハーツ)
[1.15 AFC U-23選手権GL第3節 U-23日本代表 1-1 U-23カタール代表]

 唯一の海外組として、背番号10を背負った。3試合連続でスターティングメンバ―に名を連ねたように、指揮官の信頼は厚かった。1ゴール1アシストと結果を残したMF{{食野亮太郎}だが、「寂しい結果。実力不足。悔しいです」と声を落とした。

 最終戦カタール戦は3-4-2-1の左シャドーの位置でスタートするが、前半アディショナルタイムにMF田中碧(川崎F)が退場し、4-4-1とシステム変更すると、左サイドハーフの位置に。中2日の連戦の影響もあってか、これまでの2試合と比べるとキレは劣っていたが、後半27分に“輝き”を放つ。

 左サイドでMF杉岡大暉(湘南→鹿島)からパスを受けると、中央へと切れ込む。待ち構えるFW小川航基(水戸→磐田)へとラストパスを届け、先制点をお膳立てした。しかし、この1点が勝利へと結び付くことはなく、同33分にPKで追い付かれたチームは1-1で引き分けることになった。

「チャンスで打ってきたのが自分なので、打てる時に打たないといけない。もっと打てる場面もあったし、サウジ戦も無理な角度から打って入ったので、打っていかないと。『打ってゴールにつなげられる選手』というのは、スコットランドに戻って取り戻すべきことだと思う」

 東京五輪本大会まで約半年。限られた時間であることに間違いないが、「6か月あれば成長できる」とキッパリ。それは昨季の自身が証明している。昨シーズン序盤はG大阪U-23の一員として、J3リーグでプレーしながらも、序盤に8得点と量産して一時は得点ランクトップに立った。その後は主戦場をJ1に移すと、5月11日の鳥栖戦で初ゴールを記録。J1リーグ戦12試合出場3得点を記録すると、8月9日にマンチェスター・シティへの完全移籍が発表され、同月30日にはスコティッシュ・プレミアシップのハーツへの期限付き移籍が発表された。

 約半年で戦いの場はJ3から海外へと移った。半年という時間には、無限の可能性が秘められていることを実感している。

「あと半年か、まだ半年かは個人次第。僕はまだ半年だと思っているし、6か月あれば成長できる。死に物狂いで取り組めば、個が大きくなってチームが大きくなると思っている」。スコットランドへと戻り、さらなる成長を遂げ、再び同代表に合流したい。

(取材・文 折戸岳彦)
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食野に伝えた「俺を見ろ」…FW小川航基、意地の一発沈めるも「俺らは弱い」

意地の一発を沈めたU-23日本代表FW小川航基(水戸→磐田)
[1.15 AFC U-23選手権GL第3節 U-23日本代表 1-1 U-23カタール代表]

 ストライカーの右足が火を噴いた。U-23日本代表FW小川航基(水戸→磐田)は今大会初となるゴールを挙げ、歓喜の雄たけびを上げた。

 前半アディショナルタイムにMF田中碧(川崎F)が退場となり、数的不利に陥った日本は、後半から4-4-1へシステムを変更。最前線に入ったのが小川だった。カタールに押し込まれる展開にはなったが、日本は集中した守備ではね返し、カウンターから好機を伺う。

 そして、後半27分に背番号9が大仕事をやってのける。左サイドでDF杉岡大暉(湘南)からパスを受けたMF食野亮太郎(ハーツ)が中央に切れ込む。食野には伝えていた。「バイタルでもう少し顔を上げて、俺のことを見てほしい」と。小川の動きを見逃さなかった食野からパスを呼び込むと、「あそこの右足は僕の得意な形」とPA外から右足のシュートを放つ。相手GKの逆を突いたシュートはネットを揺らし、日本は1人少ないながらも先制に成功した。

「(これまでの)2試合ともに不甲斐ない戦いで、FWが点を取っていなかったので、思うところはあった。FWが決めないと始まらないので、得点を決めたところまでは良かった…」

 そう振り返ったように、小川の得点が勝利に結び付くことはなかった。後半33分にPKから失点して同点に追い付かれたチームは、勝ち越すことができずに1-1の引き分けに。今大会を1分2敗の未勝利で終えることとなった。感じたのは「俺らは弱いということ」だった。

「このままではいけない。ブラジルとか有名なチームに勝ったからといって、全然違ったんだなと改めて思った」

(取材・文 折戸岳彦)
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攻守で出た改善点…MF杉岡大暉「“この2つ”ははっきり出た課題」

キャプテンマークを巻くU-23日本代表MF杉岡大暉(湘南→鹿島)
[1.15 AFC U-23選手権GL第3節 U-23日本代表 1-1 U-23カタール代表]

 意地の1勝を目指した試合だった。しかし、白星には届かず。U-23日本代表のキャプテンマークを託されたMF杉岡大暉(湘南→鹿島)は、「これが今の個人として、チームとしての実力だと思う」と肩を落とした。

 3戦1分2敗の未勝利。厳しい結果の中で「チームコンセプトとして、ボールをしっかり保持するというのは、ある程度できたかもしれない」と語る。だが、ボールを保持する展開で、崩しのアイディア、手段が足りなかった。「いかに崩していくか、組織としての取り組みもそうだし、個人としても突破する、クロスを上げ切るというゴールに直結するプレーは全体的に少なかったし、その精度も低かった」。

 そして、サウジアラビア戦、シリア戦ともに終盤のカウンターの流れから決勝点を献上したこともあり、「カウンターに対してのリスクマネジメント」を改善点として挙げ、崩しの部分とともに「この2つは本当にはっきり出た課題だと思う」と振り返った。

 AFC U-23選手権史上初のグループリーグ敗退に、ネット上でも批判の声が上がった。「見たくなくてもネットを見る世代なので、批判の声もすごいあったし、見なかった選手はいないと思う」。悔しさを味わった。だが、この苦い経験をしたのは今大会のメンバー23名のみだ。

「本当に、この23人はすごく悔しい思いをしたし、ここで経験したことは23人にしか分からない。この失敗を繰り返してはいけない」。思うような結果は残せなかった。しかし今後、“この悔しい経験があったから”と言えるような成長ができるよう、各々のチームへと戻って日々精進していく。

(取材・文 折戸岳彦)
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PKには見えなかったPK判定…MF齊藤未月「文句は言えない」

U-23日本代表MF齊藤未月(湘南)
[1.15 AFC U-23選手権GL第3節 U-23日本代表 1-1 U-23カタール代表]

 映像を見直すと、先に足を出しているのはU-23日本代表MF齊藤未月(湘南)のように見える。本人も、そう感じていた。しかし、下されたのは齊藤のファウルという判定。結果的に同点となるPKが与えられた瞬間だった。

 前半をスコアレスで折り返すかと思われた前半アディショナルタイム。日本をアクシデントが襲い、MF田中碧(川崎F)が一発退場となって数的不利に陥ってしまう。後半開始からMF旗手怜央(順大→川崎F)に代わってピッチへと送り込まれたのが、齊藤だった。システムは3-4-2-1から4-4-1へと変更。「僕の中ではシンプルだった」という任務を遂行しようとする。

「しっかりブロックを敷き、ボールを奪い切って前につなぐ。タイミングがあれば、前にボールを奪いに行ってミスを誘う。そこは僕の良さだと思う」

 数的優位な相手の攻撃をしっかりとはね返すだけでなく、チャンスと見れば高い位置から猛烈なプレッシングをかけて相手から自由を奪い取る。自らの持ち味を発揮して守備を締め、機を心得た攻め上がりで攻撃に厚みを加えていた。しかし、後半27分にFW小川航基(水戸→磐田)の得点で先制した直後の同31分、齊藤のプレーがファウルと判定されてPKを与えてしまう。

 左サイドからPA内に侵入してきたFWマジードに、対応しようとした齊藤とDF橋岡大樹(浦和)の間を突破される。しかし、シュートモーションに入ったマジードよりも先に、後方からスライディングした齊藤の左足がボールに触れる。その左足を、シュート態勢に入っていたマジードが蹴った、ように見えた。しかし、判定は齊藤のファウルだった。

 自身も「個人的には僕が先に触ったつもりだし、その後に相手が蹴ったと思う」と口にしつつも、その前のプレー、橋岡と2人で対応しながらも突破を許したことを悔やんでいる。「判断するのは審判だし、VARがある中で、ああいう形になってしまったので文句は言えない。その前にもう少し良い対応ができたんじゃないかという部分がある、だから、(判定に)言いたいことがあるというより、その前の対応がもう少し良ければと思っています」。

 今大会は第2節シリア戦にフル出場し、第3節カタール戦の後半45分間でプレーした。特にシリア戦では無尽蔵のスタミナを武器に、ピッチ上の至るところに顔を出して相手攻撃を寸断するなど、持ち味を存分に発揮した。「自分の良さは周りに分かってもらえたと思う」と感じた一方で、「もう一つレベルアップさせなければいけない」と感じた部分もある。

「ボール奪うところに関しては、もう一つレベルを上げられると思う。あとはボールを奪った後。ウチには真ん中にストライカーがいて、裏に抜ける選手もいるので、そこにしっかりボールを預けてあげること。シャドーの選手も、すぐ前を向ける選手が多いので、そこに当ててもう一回追い越すとか、自分でボールを運んで人をはがすとか、そういうプレーが僕には必要だと思う」

 自身が伸ばすべき部分は把握している。「五輪に選ばれるため。選ばれた後に勝たせるような選手になるため」にも、今回経験した悔しさを糧にして、さらなる成長を遂げていきたい。

(取材・文 折戸岳彦)
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最下位敗退にショック隠せず…U-23代表DF杉岡「1勝もできなかった」

うつむくDF杉岡大暉
[1.15 AFC U-23選手権GL第3節 U-23日本代表 1-1 U-23カタール代表]

 キャプテンマークを巻いて先発したU-23日本代表DF杉岡大暉(湘南→鹿島)は「結果がすべての世界。グループリーグで1勝もできなかった。しっかり受け入れて、しっかりやらないといけない」と言葉を絞り出した。

 チャンスもつくりながら0-0のまま推移した前半アディショナルタイムにMF田中碧が一発退場。数的不利で折り返した後半は4-4-1のシステムで対応し、後半28分にはFW小川航基のミドルシュートで先制点も奪った。ところが、その直後にPKで失点。そのまま勝ち越しゴールを奪えず、1-1の引き分けに終わった。

「今日の戦い方も、退場したからこそ、ああいう戦い方になった。11人でやっていても得点を取り切れていなかった」。そう指摘したうえで、1分2敗の最下位でグループリーグ敗退となったことに「何が何でも勝たないといけなかった。悔しいし、情けない」と唇を噛んだ。

 アジアで1勝も挙げられず、大会を去ることになった。東京五輪まであと半年。今オフに新天地への移籍が決まった杉岡は「いったん解散して、それぞれがチームに戻るけど、ここで経験したことはこの23人にしか分からない。個人個人が反省して、次のチャンスがあるのならそれを伝えないといけないし、危機感を持って本選まで準備しないといけない」と、この屈辱を本大会につなげることを誓った。

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アジア相手に1勝もできず、U-23森保監督「私も含めてみんなで反省して…」

U-23日本代表の森保一監督
[1.15 AFC U-23選手権GL第3節 U-23日本代表 1-1 U-23カタール代表]

 東京五輪を半年後に控えた最後の国際大会、U-23日本代表は1勝もできずに終わった。試合後、フラッシュインタビューに応えた森保一監督は「しっかりと反省しないといけないところ。私も含めてみんなでこの大会を反省して、もう過去は変えられないので、ここからチームが成長するため、選手が成長するためにこの大会の経験を活かしたい」と力を込めた。

 タイで開催中のAFC U-23選手権。すでに東京五輪出場権を持つU-23日本代表はこれまで、五輪出場に向けて本気モードで戦うサウジアラビアとシリアにいずれも1-2で敗れ、1試合を残してグループリーグ敗退が決まっていた。最終節は意地の一戦。U-23カタール代表と戦った。

 2022年のカタールW杯を見据えて若いメンバーを中心に臨む相手に対し、序盤は日本が優勢を保った。「前半は多くのチャンスを作ったところは選手たちが積極的に攻めようという姿勢、そして戦いをしっかりとやっていこうというところをで勝つための気持ちを出してくれた」。指揮官も前向きな手応えを感じていたという。

 ところが前半終了間際にMF田中碧(川崎F)が微妙なジャッジによる一発退場処分を下され、後半を10人で戦うことを強いられた。後半28分、FW小川航基(磐田)のゴールで先制したが、同31分にはまたしても疑問の残るジャッジでPKを与えて失点。1-1のままタイムアップを迎え、今大会を1分2敗のグループ最下位で終えた。

 森保監督は後半の戦いぶりについては「一人少なくなった後半の戦いでは選手たちが意地を見せて、一人少ないけど最後まで戦って勝とうと、先制点を奪って最後まで戦い抜いてくれたことが選手たちの今後の成長につながると思う」と前向きに振り返った。

 その上で「応援してくださった方々には残念ながら勝利は届けられなかったが、この苦しい戦いの中、選手たちが必死に勝利をお届けしたい、最後まで粘り強く戦い抜くところを見せしたいという姿勢を選手たちが表現してくれた」と選手たちの奮闘への理解を求めた。

 五輪直前に逆風が吹きつける森保ジャパンだが、指揮官は「時間は限られているというのは最初からわかっている。その都度のベストを尽くして活動を続ければ必ず最後は大きな成果につながると思って活動している」と強調。「今回は残念な結果に終わったが、最後は結果を出せるようにしっかり積み上げていきたい」と前を見据えた。

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3試合先発のMF食野亮太郎「1得点は寂しい。実力不足を痛感した」

ゴールを目指したMF食野亮太郎(ハーツ)
[1.15 AFC U-23選手権GL第3節 U-23日本代表 1-1 U-23カタール代表]

 U-23日本代表はカタールと1-1で引き分け、3戦未勝利で大会から姿を消した。フラッシュインタビューに応じたMF食野亮太郎(ハーツ)は「3試合とも先発で使ってもらって1得点というのは寂しい結果ですし、自分の実力不足を痛感した大会だった」と責任を背負った。

 招集メンバー唯一の海外組となった食野は背番号10を託され、9日のサウジ戦では五輪イヤー初ゴールをマークした。しかし、チームは2連敗でグループリーグ敗退が決定。カタール戦は意地を見せたかったが、引き分けに終わった。「自分自身もチームとしても気持ちを込めて戦ったつもりだけど、自分自身は点が取れなかったことが悔しいし、それを勝利につなげられなかったことがもっと悔しい」。

 五輪ホスト国の日本はアジアで1勝もできず、厳しい批判にも晒されているが、「逆境に置かれたときこそ自分たちの真価につながる」と受け止めた食野。「チームに帰って成長しなければならないなと改めて感じた。自分のキャリアの上で成長につながる糧にしたい」と前を向き、半年後の本大会を見据えた。

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「正直こんなに力がなかったのか」、U-23日本代表FW小川航基は先制点も悔しさ滲ませる

先制点を挙げたFW小川航基
[1.15 AFC U-23選手権GL第3節 U-23日本代表 1-1 U-23カタール代表]

 膠着状態の中で前半終了間際にMF田中碧が退場処分に。しかし後半28分、FW小川航基(水戸→磐田)が渾身の右足シュートで先制点を挙げた。

 しかし後半31分の失点で日本は1-1のドローに終わった。小川は試合後、今大会初得点もまったく笑みはなく「1人少ないとか関係なく、本当に今は悔しい気持ちです」と語る。「引いてくる相手にはミドルとか大胆なシュートが大事だと思っていたので、あれはいいシーンだった」と淡々と語った。

 日本は今大会1分2敗でグループリーグ敗退に。小川は「このままではいけないと思いますし、正直こんなに力がなかったのかと思ってしまいます。相手の勝負に対する気持ち、球際、もっと日本は学ばないといけない。そう思いました」と悔しさをにじませた。

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日本vsカタール 試合記録

【AFC U-23選手権第3節】(タイ)
日本 1-1(前半0-0)カタール


<得点者>
[日]小川航基(73分)
[カ]アルアフラク(79分)

<退場>
[日]田中碧(45分+4)

<警告>
[日]相馬勇紀(31分)
[カ]アブドルサラム(42分)、サルマン(62分)

連敗止めるも未勝利で大会終了…U-23日本代表、数的不利に陥って最終戦ドロー
3試合先発のMF食野亮太郎「1得点は寂しい。実力不足を痛感した」
アジア相手に1勝もできず、U-23森保監督「私も含めてみんなで反省して…」
PKには見えなかったPK判定…MF齊藤未月「文句は言えない」
食野に伝えた「俺を見ろ」…FW小川航基、意地の一発沈めるも「俺らは弱い」
攻守で出た改善点…MF杉岡大暉「“この2つ”ははっきり出た課題」
半年でJ3→海外の階段を駆け上ったMF食野亮太郎「6か月あれば成長できる」
最も悔しさ味わった“20分の2”…MF遠藤渓太「今の自分の現在地」MF菅大輝「この悔しさをバネに」
屈辱の未勝利で終戦、U-23日本代表・森保監督「五輪で結果を出すことで…」


<出場メンバー>
[日本]
先発
GK 12 大迫敬介
DF 2 立田悠悟
DF 17 町田浩樹
DF 22 橋岡大樹
MF 5 杉岡大暉
MF 7 田中駿汰
MF 8 田中碧
MF 10 食野亮太郎
(83分→MF 18 田川亨介)
MF 16 相馬勇紀
(89分→MF 21 松本泰志)
MF 19 旗手怜央
(46分→MF 6 齊藤未月)
FW 9 小川航基
控え
GK 1 小島亨介
GK 23 谷晃生
DF 3 渡辺剛
DF 15 岡崎慎
DF 20 古賀太陽
MF 4 菅大輝
MF 11 遠藤渓太
MF 14 森島司
FW 13 上田綺世
監督
森保一

[カタール]
先発
GK 22 アルバクリ
DF 5 アルマウェンデ
DF 12 ハラフ
(68分→FW 20 マジード)
DF 13 アヤシュ
(68分→FW 11 スラグ)
DF 15 アブドルサラム
MF 4 サルマン
MF 6 ジャドゥア
MF 10 アルアフラク
FW 7 アブドゥリサグ
FW 8 アルアラク
(77分→MF 19 ウマル)
FW 23 アフメド
控え
GK 1 バルシャム
GK 21 ナイム
DF 3 カラミ
DF 18 アルミンハリ
MF 2 サエイ
MF 14 バデル
MF 17 ムスタファ
FW 9 パラン
FW 16 アリ
監督
フェリックス・サンチェス

連敗止めるも未勝利で大会終了…U-23日本代表、数的不利に陥って最終戦ドロー

先制点を奪ったU-23日本代表FW小川航基(水戸→磐田)
[1.15 AFC U-23選手権GL第3節 U-23日本代表 1-1 U-23カタール代表]

 U-23日本代表は15日、タイのラジャマンガラ・スタジアムでAFC U-23選手権第3戦・U-23カタール戦を迎えた。前半をスコアレスで折り返した試合は、後半28分にFW小川航基(水戸→磐田)の得点で日本が先制するも、同34分にカタールにPKを沈められて1-1の引き分けに終わった。日本は1分2敗と未勝利で大会から姿を消すことになった。

 日本は12日の第2節シリア戦(●1-2)から先発6人を変更。3-4-2-1のシステムを採用し、GKに大迫敬介(広島)、最終ラインは右からDF橋岡大樹(浦和)、DF立田悠悟(清水)、DF町田浩樹(鹿島)、ボランチにMF田中碧(川崎F)とMF田中駿汰(大阪体育大→札幌)を配置。アウトサイドは右にMF相馬勇紀(鹿島→名古屋)、左にMF杉岡大暉(湘南→鹿島)、インサイドハーフにMF旗手怜央(順大→川崎F)とMF食野亮太郎(ハーツ)を並べ、1トップにはFW小川航基(水戸→磐田)が入った。[スタメン&布陣はコチラ]

 2連敗でグループリーグ敗退が決定している日本は意地を見せたい一戦。しかし、序盤から効果的な攻撃を仕掛けられず。前半14分には田中駿汰のパスから旗手が抜け出すが、これはオフサイドの判定に。同22分には右サイドから相馬が送ったクロスに逆サイドの杉岡が反応。ダイレクトボレーを放つが、シュートはゴール右に外れた。

 前半33分にはカタールのパスワークに翻ろうされ、DFアブドルサラムにフィニッシュまで持ち込まれるが、大迫がきっちり対応して得点を許さず。同36分には相馬のクロスを食野が落とし、反応した旗手が放ったシュートは相手選手のブロックに遭い、同37分に左サイドから切れ込んだ食野のシュートはGKの正面に飛んだ。同44分には決定機。相馬の浮き球のパスからPA内に侵入した田中駿がシュートも、ボールはゴール左に外れた。

 なかなかカタールゴールをこじ開けられずにいると、前半アディショナルタイムに日本をアクシデントが襲う。ボールをカットした後に相手選手と接触した田中碧のプレーが、VARが介入した結果、レッドカードと判定されて一発退場。日本は数的不利に陥ってしまった。

 0-0のまま後半を迎えると、日本は旗手に代えてMF齊藤未月(湘南)をピッチへと送り込み、4-4-1へとシステムを変更する。SBは右に橋岡、左に杉岡、サイドハーフは右に相馬、左に食野を配置した。同10分にはカタールに決定機を創出されるが、ゴール前でフリーとなったFWアルアラクのシュートは枠上に外れて難を逃れた。

 すると後半28分、1人少ない日本が先制に成功。食野からパスを受けた小川がPA外から抑えの効いた右足シュートを放つと、相手GKの手に触れながらもネットを揺らし、スコアを1-0とした。しかし同31分、PA内でシュートブロックしようとした齊藤のプレーが、VARが介入した結果、ファウルと判定されてカタールにPKを献上。このPKをMFアルアフラクを沈められて、1-1の同点に追い付かれてしまう。

 後半38分には日本ベンチが動き、食野に代えてMF田川亨介(FC東京)をピッチへと送り込む。同44分には相馬に代えて最後のカードとなるMF松本泰志(広島)を投入する。しかし、ともに勝ち越しゴールは奪えずに1-1のまま試合終了のホイッスルが吹かれた。

(取材・文 折戸岳彦)
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連敗止めるも未勝利で大会終了…U-23日本代表、数的不利に陥って最終戦ドロー

先制点を奪ったU-23日本代表FW小川航基(水戸→磐田)
[1.15 AFC U-23選手権GL第3節 U-23日本代表 1-1 U-23カタール代表]

 U-23日本代表は15日、タイのラジャマンガラ・スタジアムでAFC U-23選手権第3戦・U-23カタール戦を迎えた。前半をスコアレスで折り返した試合は、後半28分にFW小川航基(水戸→磐田)の得点で日本が先制するも、同34分にカタールにPKを沈められて1-1の引き分けに終わった。日本は1分2敗と未勝利で大会から姿を消すことになった。

 日本は12日の第2節シリア戦(●1-2)から先発6人を変更。3-4-2-1のシステムを採用し、GKに大迫敬介(広島)、最終ラインは右からDF橋岡大樹(浦和)、DF立田悠悟(清水)、DF町田浩樹(鹿島)、ボランチにMF田中碧(川崎F)とMF田中駿汰(大阪体育大→札幌)を配置。アウトサイドは右にMF相馬勇紀(鹿島→名古屋)、左にMF杉岡大暉(湘南→鹿島)、インサイドハーフにMF旗手怜央(順大→川崎F)とMF食野亮太郎(ハーツ)を並べ、1トップにはFW小川航基(水戸→磐田)が入った。[スタメン&布陣はコチラ]

 2連敗でグループリーグ敗退が決定している日本は意地を見せたい一戦。しかし、序盤から効果的な攻撃を仕掛けられず。前半14分には田中駿汰のパスから旗手が抜け出すが、これはオフサイドの判定に。同22分には右サイドから相馬が送ったクロスに逆サイドの杉岡が反応。ダイレクトボレーを放つが、シュートはゴール右に外れた。

 前半33分にはカタールのパスワークに翻ろうされ、DFアブドルサラムにフィニッシュまで持ち込まれるが、大迫がきっちり対応して得点を許さず。同36分には相馬のクロスを食野が落とし、反応した旗手が放ったシュートは相手選手のブロックに遭い、同37分に左サイドから切れ込んだ食野のシュートはGKの正面に飛んだ。同44分には決定機。相馬の浮き球のパスからPA内に侵入した田中駿がシュートも、ボールはゴール左に外れた。

 なかなかカタールゴールをこじ開けられずにいると、前半アディショナルタイムに日本をアクシデントが襲う。ボールをカットした後に相手選手と接触した田中碧のプレーが、VARが介入した結果、レッドカードと判定されて一発退場。日本は数的不利に陥ってしまった。

 0-0のまま後半を迎えると、日本は旗手に代えてMF齊藤未月(湘南)をピッチへと送り込み、4-4-1へとシステムを変更する。SBは右に橋岡、左に杉岡、サイドハーフは右に相馬、左に食野を配置した。同10分にはカタールに決定機を創出されるが、ゴール前でフリーとなったFWアルアラクのシュートは枠上に外れて難を逃れた。

 すると後半28分、1人少ない日本が先制に成功。食野からパスを受けた小川がPA外から抑えの効いた右足シュートを放つと、相手GKの手に触れながらもネットを揺らし、スコアを1-0とした。しかし同31分、PA内でシュートブロックしようとした齊藤のプレーが、VARが介入した結果、ファウルと判定されてカタールにPKを献上。このPKをMFアルアフラクを沈められて、1-1の同点に追い付かれてしまう。

 後半38分には日本ベンチが動き、食野に代えてMF田川亨介(FC東京)をピッチへと送り込む。同44分には相馬に代えて最後のカードとなるMF松本泰志(広島)を投入する。しかし、ともに勝ち越しゴールは奪えずに1-1のまま試合終了のホイッスルが吹かれた。

(取材・文 折戸岳彦)
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日本vsカタール スタメン発表

日本vsカタール スタメン発表
[1.15 AFC U-23選手権第3節](タイ)
※22:15開始
<出場メンバー>
[日本]
先発
GK 12 大迫敬介
DF 2 立田悠悟
DF 17 町田浩樹
DF 22 橋岡大樹
MF 5 杉岡大暉
MF 7 田中駿汰
MF 8 田中碧
MF 10 食野亮太郎
MF 16 相馬勇紀
MF 19 旗手怜央
FW 9 小川航基
控え
GK 1 小島亨介
GK 23 谷晃生
DF 3 渡辺剛
DF 15 岡崎慎
DF 20 古賀太陽
MF 4 菅大輝
MF 6 齊藤未月
MF 11 遠藤渓太
MF 14 森島司
MF 18 田川亨介
MF 21 松本泰志
FW 13 上田綺世
監督
森保一

[カタール]
先発
GK 22 アルバクリ
DF 5 アルマウェンデ
DF 12 ハラフ
DF 13 アヤシュ
DF 15 アブドルサラム
MF 4 サルマン
MF 6 ジャドゥア
MF 10 アルアフラク
FW 7 アブドゥリサグ
FW 8 アルアラク
FW 23 アフメド
控え
GK 1 バルシャム
GK 21 ナイム
DF 3 カラミ
DF 18 アルミンハリ
MF 2 サエイ
MF 14 バデル
MF 17 ムスタファ
MF 19 ウマル
FW 9 パラン
FW 11 スラグ
FW 16 アリ
FW 20 マジード
監督
フェリックス・サンチェス

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意地の1勝をつかみ取れるか…U-23日本代表、カタール戦のスタメン発表

最終戦カタール戦に臨むU-23日本代表
[1.15 AFC U-23選手権GL第3節 U-23日本代表-U-23カタール代表]

 U-23日本代表は15日、タイのラジャマンガラ・スタジアムでAFC U-23選手権グループリーグ第3節・U-23カタール代表戦を行う。現地時間20時15分のキックオフに先立ち、スターティングメンバーが発表された。

 9日の第1節サウジアラビア戦、12日の第2節シリア戦をともに1-2で落とし、2連敗でグループリーグ敗退が決まっている日本。シリア戦から先発6人を入れ替え、キャプテンマークはDF杉岡大暉(湘南→鹿島)に託された。

 ここまで出場機会のないMF菅大輝(札幌)、MF遠藤渓太(横浜FM)、GK小島亨介(大分→新潟)、GK谷晃生(G大阪→湘南)の4選手はベンチスタートとなっている。

<出場メンバー>
[U-23日本代表]
GK 12 大迫敬介(広島)
DF 2 立田悠悟(清水)
DF 17 町田浩樹(鹿島)
DF 22 橋岡大樹(浦和)
MF 5 杉岡大暉(湘南→鹿島)
MF 7 田中駿汰(大阪体育大→札幌)
MF 8 田中碧(川崎F)
MF 10 食野亮太郎(ハーツ)
MF 16 相馬勇紀(鹿島→名古屋)
MF 19 旗手怜央(順大→川崎F)
FW 9 小川航基(水戸→磐田)
控え
GK 1 小島亨介(大分→新潟)
GK 23 谷晃生(G大阪→湘南)
DF 3 渡辺剛(FC東京)
DF 15 岡崎慎(FC東京→清水)
DF 20 古賀太陽(柏)
MF 4 菅大輝(札幌)
MF 6 齊藤未月(湘南)
MF 11 遠藤渓太(横浜FM)
MF 14 森島司(広島)
MF 18 田川亨介(FC東京)
MF 21 松本泰志(広島)
FW 13 上田綺世(鹿島)
監督
森保一

(取材・文 折戸岳彦)
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U-23日本代表はGL敗退決定も…FW小川航基がSNSで最終戦へ決意表明「何がなんでも勝ちます」

U-23日本代表FW小川航基がSNSで決意表明
 U-23日本代表FW小川航基(水戸→磐田)が最終戦に向け、自身のSNSで意気込みを伝えた。

 U-23日本代表はAFC U-23選手権でサウジアラビア、シリアに2連敗で、史上初となるグループリーグ敗退が決定。15日には最終戦となる第3戦でカタールと対戦する。小川は第1戦で先発も途中交代に、第2戦ではベンチスタートで出場はなく、今大会で無得点が続いている。

 東京五輪世代のエースは15日、自身のインスタグラム(@koki4629)を更新。「グループリーグ敗退。非常に申し訳なく思っています」とコメントを残し、「ただ今日の試合何がなんでも勝ちます」と最終戦への意気込みを強く語った。

 AFC U-23選手権の第3戦は日本時間15日の午後10時15分にキックオフ。

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“逆風”に立ち向かうU-23日本代表、MF橋岡大樹「今は批判されているけど…」

U-23日本代表MF橋岡大樹(浦和)
 AFC U-23選手権のグループリーグ敗退は決まった。しかし、東京五輪へ向けた活動が終わったわけではなく、立ち止まるわけにはいかない。U-23日本代表MF橋岡大樹(浦和)は、最終戦カタール戦を「何が何でも勝って」、次につなげようと決意している。

 敗退が決まった12日のシリア戦翌日には、選手ミーティングが開催された。さまざまな意見が出る中、橋岡自身も思いをぶつけた。「今、自分がこういう行動をすればチームにプラスの影響を与える、自分がこういう行動をすればマイナスの影響を与えると、チームのことを最優先して考えるべき」だと――。

「本当にチームのことを思い、一人ひとりが行動していかないといけない」

 あまりにも早い敗退に“逆風”は強くなっており、それは自身もSNSなどを通じて感じている。「いろいろな人に批判はされているし、『こんなんで大丈夫なのか?』と言われている。悔しいけど、認めないといけない結果ではある」。そして、敗退直後には「五輪までの少ない時間の中で不安はいっぱいある」と心境を吐露していたように、今大会はチームとして良い部分を出せずに敗退に追い込まれた。しかし、若き侍は「最終的に東京五輪で良い結果を出せれば良いと思っている」と視線を上に向け、一歩ずつ歩みを進めようとしている。

「最初からずっとうまくいけばいいけど、そういったチームはなかなかない。今は批判されているけど、最終的に良くなれば、結果を出せればと思う。僕もまだ東京五輪に選ばれるか分からないけど、最終的に東京五輪で良い結果を出せれば良い」

 すでに敗退が決まっていようと、目の前の試合で勝利を収めるだけだ。「まずはカタール戦に何が何でも勝ち、次へ、東京五輪へとつなげられればいいと思っている」。意地の1勝をつかみ取り、嫌な流れを断ち切りたい。

(取材・文 折戸岳彦)
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なでしこが出場する『2020 SheBelieves Cup』のマッチスケジュールが決定

『2020 SheBelieves Cup』のマッチスケジュールが決定
 日本サッカー協会(JFA)は14日、日本女子代表(なでしこジャパン)が3月に出場を予定しているアメリカ開催の『2020 SheBelieves Cup』のマッチスケジュールが決定したことを発表した。

 なでしこは現地時間5日にスペイン女子代表、8日にイングランド女子代表、11日にアメリカ女子代表と対戦する。

 チームを率いる高倉麻子監督はJFAを通じ、「ワールドカップチャンピオンのアメリカの招待の下、そのアメリカ相手にわずか1点差で惜しくもワールドカップを去ったイングランド、スペインとともに、昨年に続いてこの素晴らしい大会に参加できることを嬉しく思います。この大会で優勝して東京オリンピックに向けて弾みをつけることはもちろんのこと、貴重な強豪国との試合からしっかりと課題を洗い出し、さらなる成長の糧としたいと思います」とコメントした。

GL敗退も「選手のサッカー人生は終わりではない」…森保監督、カタール戦に「すべてをぶつける」

カタール戦に向けて最終調整を行うU-23日本代表
 AFC U-23選手権に出場しているU-23日本代表は14日、バンコク市内でトレーニングを行った。疲労を考慮されたGK小島亨介(大分→新潟)、シリア戦で左足を負傷して交代したDF渡辺剛(FC東京)はホテルで調整し、残る21選手が練習場に姿を現した。報道陣には冒頭の15分が公開され、翌15日に行われる第3節カタール戦に向けて最終調整を行った。

 初戦サウジアラビア戦、第2戦シリア戦をともに1-2で落とし、すでにグループリーグ敗退が決まっている日本。練習前に取材に応じた森保一監督は、「昨日の練習はメンタル的にもフィジカル的にもきつかったと思う」という中でも、「目の前の試合に向けて最善の準備をすること、ベストを尽くすことをやってきてくれ、自分たちを奮い立たせて良いトレーニングをしてくれた」と選手たちの姿勢を評価した。

 対戦相手のカタールには、カテゴリーは違うが、昨年の同時期に開催されたアジアカップ決勝でA代表が対戦して1-3の敗戦を喫した。同試合でも指揮を執った指揮官は「カタールどうこうではなく」と語ると、「まずは今、自分たちが持っているものをすべて次の試合にぶつけ、第1戦、第2戦の悔しさをピッチ内で表現してくれることを期待している」と続ける。

「今大会は終わったけど、東京五輪に向けた活動は終わりではない。何よりも選手たちのサッカー人生、キャリアは終わりではない。この試合、目の前のことに全力を尽くす、最善を尽くすことをやってほしい。常にステップアップ、レベルアップしていかなければプロの厳しい世界で生き残っていくのは難しい。選手たちには続けて自分を高めてもらえるよう、奮い立ってもらえるように働きかけをしたい」

 残された試合は、1試合。「すべてをぶつけ」、カタール戦で意地の勝利をつかみ取れるだろうか。

(取材・文 折戸岳彦)
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GL敗退翌日、開催された選手ミーティング…MF杉岡大暉「チームを勝たせる働きを」

U-23日本代表MF杉岡大暉(湘南→鹿島)
 今大会のグループリーグ敗退は決まった。しかし、1試合が残されており、東京五輪までの道のりはまだ続いていく。U-23日本代表の戦士たちはGL敗退決定の翌日、13日の午前中に選手ミーティングを開き、3戦目のカタール戦、そして今後に向けて意見を述べ合ったようだ。

 9日の初戦サウジアラビア戦で先発出場したMF杉岡大暉(湘南→鹿島)は、シリア戦はベンチから見守った。1-2という敗戦、そして2連敗でのグループリーグ敗退という結果を受け、「力が足りなかったと思う」と口にした。

 対戦相手が五輪出場権を獲得するために戦う中、日本は開催国として出場権を得ている。「2試合連続で試合終盤に失点したというのは、賭けるものの違いがなくはなかったと思う」。モチベーションを保つ難しさは他国以上にあっただろう。だが、「そこを言い訳にできない」と厳しい表情を見せると、「本当に力不足だったと思う」と繰り返した。

「個人の力もそうだけど、チームとしてももっともっと危機感を持ってやらないといけないと感じた」

 試合翌日の13日にはチームキャプテンのGK小島亨介(大分→新潟)を中心に、選手だけでミーティングが開催された。「とりあえず3戦目までは時間がないので、それに向けては本当にやるしかない」「やれることも限られているけど、勝つためにしっかりやることをやろう」「活動ごとに一からの積み上げになりかけていた部分があったので、選手たちの中でも積み上げていかないといけない」等々が話し合われ、カタール戦、そして東京五輪に向けて改めて意志の統一が図られたという。

 中2日で迎えるカタール戦。「時間はない」と語った杉岡は、「チームを勝たせる働きを個人としてもできていない。それを2試合ですごく感じた。チームを勝たせる働きかけ、責任あるプレーをしたい」と意地の1勝をつかみ取る。

(取材・文 折戸岳彦)
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母校・静岡学園が選手権V!! “先輩”旗手怜央「自分もまた頑張ろうと思える」

U-23日本代表MF旗手怜央(順大→川崎F)
 AFC U-23選手権に出場しているU-23日本代表は13日、バンコク市内でトレーニングを行った。前日に行われた第2節シリア戦を1-2で落とし、2連敗を喫してグループリーグ敗退が決まった日本。この日はシリア戦のスターティングメンバ―11人がホテルでの調整となり、疲労を考慮されたGK小島亨介(大分→新潟)は取材後にホテルへと戻り、残る11人は約1時間半のトレーンニングで汗を流した。

 この日、日本では高校選手権決勝が行われ、2連覇を狙う青森山田高と静岡学園高が対戦。前半33分までに青森山田に2点を先行された静岡学園だったが、前半アディショナルタイムに1点を返すと、後半16分に同点に追い付き、同40分には決勝ゴールが奪い、3-2の大逆転勝利で24年ぶりの頂点へとたどり着いた。

 静岡学園のOBであるMF旗手怜央(順大→川崎F)は「OBというほどの選手じゃないですけど」と苦笑しつつ、「でも、やっぱり自分が育った場所で、その中で全国大会で優勝してくれるのはすごく嬉しいことだし、後輩が頑張ってくれることで、自分もまた頑張ろうって思える」と大きな刺激を受けたようだ。

「おめでとうございますという感じですね。嬉しいです」

 グループリーグ敗退が決まったU-23日本代表だが、まだ試合は残っている。“後輩”から刺激を受けた“先輩”。15日の第3節カタール戦で意地を見せたいところだ。

(取材・文 折戸岳彦)
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2連敗で史上初のGL敗退…森保監督、自分自身に「もっと力をつけなければいけない」

U-23日本代表を率いる森保一監督
[1.12 AFC U-23選手権GL第2節 U-23日本代表 1-2 U-23シリア代表]

 あまりにも早い敗退決定となった。開幕から、わずか2試合。ともに1-2の敗戦を喫したU-23日本代表は、グループリーグ1試合を残しながら、決勝トーナメント進出の可能性を断たれることとなった。

 シリア戦後、森保一監督も「望んでいない残念な結果になった」と悔しさを滲ませる。当然だろう。目標は優勝。東京五輪出場権獲得となる上位3チームに入るのは最低条件とも言えた。しかし、あまりにもあっけなく終戦を迎えた。

 そして、「1試合目の反省を生かして2試合目」との意識はしていたが、2試合ともに試合終了間際に決勝点を献上する、同じような展開で敗戦。「相手を仕留めるチャンスを作りながら、形が違うが試合終了間際に失点してしまうという部分は勝負の肝と、若い選手が、この2試合を通して学んでほしい」。わずかな期間で立て直すことはできなかった。

 何よりも真剣勝負、そしてチームを成長させる場を失ったことは痛手だろう。東京五輪が約半年後に迫る中、活動期間は限られている。貴重な場を失い、指揮官も「今大会で6試合し、メンバー選考に入るであろう選手たちがアジアの厳しい経験を持つことでできれば一番良かった。その中で3試合しかできないのは残念」と苦渋の表情を見せながらも、この厳しい経験も「痛すぎる思いを持ち、選手たちの成長につなげてもらえれば」と続けている。

「この結果を受け、私が選手選考から大会への準備をしてきた中で、選手、スタッフの努力を結果に結び付けられなかったのは、もっと力をつけなければいけないという私の責任」

 すでに敗退は決まった。残るカタール戦。チームは少しでも成長した姿を見せることはできるのだろうか。

(取材・文 折戸岳彦)
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負けて感じた「気持ちの差」…DF渡辺剛「相手との違いは大きかった」

負傷交代するU-23日本代表DF渡辺剛(FC東京)
[1.12 AFC U-23選手権GL第2節 U-23日本代表 1-2 U-23シリア代表]

 今大会チームキャプテンを任された。しかし、結果がついてこなかった。U-23日本代表DF渡辺剛(FC東京)は「間違いなく、自分の力が足りなかったというのを感じた」と声を落とした。

 シリア戦では前半9分にPKで先制点を献上したものの、その後は主導権を握って試合を進める。前半31分にはMF相馬勇紀(鹿島→名古屋)の一撃で追い付き、圧力を強めるかと思われた。しかし、勝ち越しゴールはなかなか生まれず。後半33分には渡辺をアクシデントが襲い、「地面に持っていかれて、左足首をねんざした感じ」という負傷。プレー続行不可能と判断され、DF立田悠悟(清水)との交代を余儀なくされた。

 勝ち越しゴールを奪えなかったチームは、後半44分にカウンターから決勝点を献上。1-2の敗戦を喫し、2連敗でグループリーグ敗退が決定した。

 最後、自身はピッチには立っていなかった。しかし、初戦サウジアラビア戦の後半43分にPKで決勝点を奪われていたこともあり、「試合の入りや終わりの部分、そこは絶対に集中して入ろうとした」と警鐘を鳴らしていた。しかし、同じような幕切れに、「1戦目の反省を生かせなかったのは自分の責任でもある」とキャプテンマークを巻く男としての責任も感じた。

 今大会は東京五輪最終予選を兼ねているが、開催国の日本はすでに出場権を獲得している。森保一監督、選手たちは「生き残りが懸かっているので、モチベーションの心配はない」と語り、渡辺自身も「相手と、気持ちの部分での差は絶対になくしたいと思って入った」と試合に臨んでいた。しかし、実際に試合を経験して感じたのは、「気持ちの差」だった。

「試合をやり、負けて感じるのは、正直、相手との違いは大きかったし、どこかに気持ちの差が生まれていると感じた。相手の方が強い気持ちが出ていて、それは自分も含めて全員が感じたと思う」

(取材・文 折戸岳彦)
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「これが現実」…決定機逃したFW上田綺世「今の僕、今日の僕の最善があれだった」

U-22日本代表FW上田綺世(鹿島)
[1.12 AFC U-23選手権GL第2節 U-23日本代表 1-2 U-23シリア代表]

 千載一遇のチャンスだったのかもしれない。しかし、U-23日本代表FW上田綺世(鹿島)が放ったシュートが、ネットを揺らすことはなかった――。

 この日はスターティングメンバ―に名を連ね、1トップの位置でスタート。相手最終ラインと駆け引きを行い、隙あらば抜け出す動きを見せたが、たとえ後方から配球があってもパスが合わずにチャンスへと結び付けられない。「目が合うようになってきたし、積極的にボールを供給しようとしてくれている」。味方が自身の動きを生かそうとしてくれている。その思いに応えられなかったのは、自分の責任だと感じている。

「どんなボールでもシュートまで持っていくとか、マイボールにして、よりチームに良い流れを持っていくことができればもっと良かった」

 また、この試合では両アウトサイドのMF橋岡大樹(浦和)とMF相馬勇紀の突破から、幾度となくクロスが供給されてきた。特に1-1で迎えた後半38分には右サイドを突破した橋岡のクロスから、上田にこの日一番とも言える決定機が訪れる。しかし、左足ダイレクトで合わせたシュートはゴール左へと外れ、ネットを揺らすには至らなかった。

「ディフェンスが触るか触らないかというところもあったけど、もうちょっと自分の中で準備を早くしたり、もっと信じて走っていれば頭で行ったりとか、いろんな選択肢はあった。ただ、今の僕、今日の僕の最善があれだった。相手のスコアを上回らないといけないゲーム状況の中で、それができなかったのは僕の責任だと思う」

 後半44分にカウンターから決勝点を献上したチームは、2連敗でグループリーグ敗退が決定。「非常に不甲斐ない。金メダルを目標に掲げているチームなら、ここは勝てなければ厳しい」と悔しさを滲ませつつ、「でも、これが現実。金メダルを取るには何が必要かを各々が考えてやっていく必要がある」と必死に前を向こうとしていた。

(取材・文 折戸岳彦)
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「そこにすごく責任を感じている」…GK大迫敬介、好セーブ見せるも2試合連続2失点に悔しさ

U-23日本代表GK大迫敬介(広島)
[1.12 AFC U-23選手権GL第2節 U-23日本代表 1-2 U-23シリア代表]

 2試合ともに好セーブでゴールを守る場面があった。守護神がいなければ、もっと多くの失点をしていたかもしれない。しかし、2試合連続の2失点。2連敗でのグループリーグ敗退に、U-23日本代表GK大迫敬介(広島)が納得することは決してなかった。

 第1戦のサウジアラビア戦では好セーブを連発した。シリア戦でも開始直後の危機をしのいだ。この試合も乗っていけるかと思われたが、直後のCKの流れでDF町田浩樹(鹿島)がファウルを犯してPKを献上。PKを沈められて先制を許してしまう。一時はMF相馬勇紀(鹿島→名古屋)の一撃で同点に追い付きながらも、後半44分にカウンターからFWダニに独走を許すと決勝点となるゴールを奪わわれてしまった。

 2試合を通して好セーブは確実にあった。本人も「良い感覚があるところはあった」という感触を得る場面もあったが、「ただ、それが結果に結び付いていない」と厳しい表情を見せる。

「結果に結び付けていない現実があるので、僕はそこにすごく責任を感じている。こういった勝てる内容を落としてしまうというのは、GKとしては本当に悔しい。最後のシーンもそうだけど、ああいった少ないピンチを止めて、自チームに結果を持ってきてこその本当のGKだと思うので、そういった意味ではまだまだだと思う」

 2連敗でのグループリーグ敗退。史上初の屈辱を味わうこととなったが、この経験を無駄にしてはならない。今大会で感じたのは「結果がすべて」だということ。「自分たちがどれだけ押してても、点を取れずに点を取られて負ければ負け。いくら自分が止めても1本決められて負ければ、それは負け。内容も大事かもしれないけど、結果というのが大事だと、今回はすごく感じました」。厳しい経験を成長の糧にすることができるだろうか。

(取材・文 折戸岳彦)
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失点関与のDF町田浩樹、2連敗でのGL敗退に「自分たちが弱かった。それだけ」

U-23日本代表DF町田浩樹(鹿島)
[1.12 AFC U-23選手権GL第2節 U-23日本代表 1-2 U-23シリア代表]

 試合開始早々、PKを与えるファウルを犯してしまった。そして、試合終了間際の後半44分にはカウンターを防ぎ切れなかった。試合後、取材に応じたU-23日本代表DF町田浩樹(鹿島)は唇を噛み締めていた。

 前半6分、シリアが蹴り出したCK。DFアルナウトに体を前に入れられてダイビングヘッドの態勢に入られると、伸ばした左足が相手の顔面を蹴ってしまい、VARが介入した結果、PKを献上してしまう。「あそこで足を出してしまった事実があるので、それに尽きる」。PKをFWバラカトに沈められて先制を許してしまった。

 その後は攻勢を掛けて前半31分にはMF相馬勇紀(鹿島→名古屋)のゴールで追い付く。しかし、勝ち越せないまま時間が過ぎると、後半44分にカウンターから危機を招く。敵陣からFWダリに独力で突破を許すと、対応していたDF岡崎慎(FC東京→清水)が振り切られる。必死に自陣へと戻っていた町田はダリとの距離を詰めるのではなく、中央を駆け上がってくる相手選手をケア。しかし、そのままPA内まで持ち込んだダリにネットを揺らされ、万事休した。

 カウンターの対応について、「結果、入れられてしまった…。自分が行った方が良かったかもしれないし、それより前につぶし切ることも大事だったかもしれない」と反省。2試合連続での試合終了間際の決勝点献上に、「同じような時間帯にやられている。前節の反省を生かし切れなかった」と悔しさを滲ませた。

 2連敗でのグループリーグ敗退。同大会史上初の屈辱を味わうこととなった若き侍は、「自分たちが弱かった。ただ単にそれだけだったと思う」と声を振り絞った。

(取材・文 折戸岳彦)
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屈辱2連敗敗退に悔恨のイレブン「恥ずかしい」「情けない」「熱量が相手のほうが上だった」

膝に手をつくDF岡崎慎の手前で歓喜に浸るシリアの選手
[1.12 AFC U-23選手権GL第2節 U-23日本代表 1-2 U-23シリア代表]

 2連敗で屈辱のグループリーグ敗退が決まったU-23日本代表の選手たちは試合後のフラッシュインタビューで一様に厳しい言葉を口にした。MF齊藤未月(湘南)が「悔しいというより恥ずかしい気持ちでいっぱい。日本を代表していながら情けない」と言葉を絞り出せば、MF松本泰志(広島)も「チームとしても個人としても情けない」と声をそろえる。2試合連続でキャプテンマークを巻いて先発したDF渡辺剛(FC東京)は「2試合、ゲームキャプテンをやらせてもらって、負けたのは情けない」と自らを責めた。

 ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入もあり、前半9分にPKで先制を許すと、同30分にMF相馬勇紀(鹿島→名古屋)のゴールで同点に追い付いたが、後半43分に決勝点を献上。終盤の失点で敗れた初戦のサウジアラビア戦(●1-2)に続く2連敗でグループリーグ敗退が決定し、同大会で初めて決勝トーナメント進出を逃した。

 渡辺は「サウジアラビア戦で学んだことを生かせた試合だったけど、最終的に負けたら何の意味もない」と指摘。「世界もそうだけど、アジアの戦いも厳しい。戦う姿勢を出さないと勝てない」。タイムアップのホイッスルが鳴ると、崩れ落ちて歓喜の涙を流すシリアの選手もいた。松本は「(シリアは)死に物狂いで来ていた。熱量が相手のほうが上だった」と認め、「個人としてもチームとしても、勝ちに対する気持ちと実力が伴わなかった」とうなだれた。

 東京五輪アジア最終予選を兼ねた大会。開催国の日本はすでに出場権を獲得しており、大会に対するモチベーションが異なるのは事実だが、それも言い訳にはならない。齊藤は「幸いにというか、オリンピック出場は決まっている。(本大会まで)そんなに長い時間はない。見ている人も『大丈夫なのか』と思っていると思うけど、やるしかない。観ている人の心を震わせるプレーをしないといけないし、切り替えてやるしかない」と力を込めた。

 15日のグループリーグ最終戦・カタール戦は意地とプライドを懸けた一戦となる。この日、中盤の守備で存在感を見せた齊藤は「いくらボールを取ってもゴールを取らなきゃ勝てないスポーツ」と悔しさをにじませ、カタール戦に向けて「何としても勝たないといけないし、勝つだけ」と悲壮な決意を口にした。

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みんなで採点‼ GL敗退のヤング森保J、最も評価が高かったのは…

最も評価が高かったのは…
[1.12 AFC U-23選手権GL第2節 U-23日本代表 1-2 U-23シリア代表]

 U-22日本代表は12日、AFC U-23選手権GL第2節でU-23シリア代表と対戦し、1-2で敗れ、グループリーグ敗退が決まった。

 iOS版およびAndroid版で配信中の『ゲキサカアプリ』では、ユーザーが出場選手を採点。キックオフから試合終了30分後まで受け付けられた採点の平均点が発表された。

 最も評価が高かったのは、1得点を決めたMF相馬勇紀で『6.27』。2位は攻守の切り替えで貢献したMF齊藤未月で『6.22』、3位はMF橋岡大樹で『5.22』だった。

【先発】
[U-23日本代表]
GK 12 大迫敬介(広島) 5.09
DF 3 渡辺剛(FC東京) 4.90
DF 15 岡崎慎(FC東京→清水) 4.85
DF 17 町田浩樹(鹿島) 4.67
DF 22 橋岡大樹(浦和) 5.22
MF 6 齊藤未月(湘南) 6.22
MF 10 食野亮太郎(ハーツ) 4.97
MF 14 森島司(広島) 4.96
MF 16 相馬勇紀(鹿島→名古屋) 6.27
MF 21 松本泰志(広島) 4.96
FW 13 上田綺世(鹿島) 4.65
【途中出場】
DF 2 立田悠悟(清水) 5.07
MF 18 田川亨介(FC東京) 4.77
MF 19 旗手怜央(順大→川崎F) 5.16

※最高点8.5、最低点3.5の0.5点刻みで出場者全員を採点した平均点

 iOS版およびAndroid版の「ゲキサカ」アプリは、以下のバナーよりインストールまたはアップデートできます。みんなで日本代表を採点しよう!


●U-23日本vsU-23シリア テキスト速報
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東京五輪を目前に危機的惨敗…U-23森保監督は選手に期待「勝負勘を培ってもらえれば」

U-23日本代表の森保一監督
[1.12 AFC U-23選手権GL第2節 U-23日本代表 1-2 U-23シリア代表]

 東京五輪開幕まで約半年、U-23日本代表は大きな危機に瀕している。五輪予選にあたるAFC U-23選手権で2連敗し、同大会で史上初のグループリーグ敗退が決定。開催国枠での五輪参加権こそ保持しているものの、アジアの戦いで厳しい現実を突きつけられた。

 試合後、フラッシュインタビューに応じた森保一監督は「選手たち、スタッフは非常にいい準備をしてくれた。先制点を許したものの、勝利できたかもしれない状況で2試合とも落とした。勝負強さを詰めていかないといけない」と神妙な表情で語った。

 そのうえで「攻撃の回数はあまり受けていないが、相手のカウンターをしっかり止められるところ、最後の時間帯で苦しくなったところでしっかりしのぐというのは試合の前から言っていた。若い選手たちが勝負勘をこれから培っていってもらえれば」と選手への期待を絞り出した。

 この結果で勝ち点4でトップグループを形成するサウジアラビア、シリアに対し、最下位の日本は勝ち点0。第3戦・カタール戦(15日)の結果にかかわらず、経験を積むことが求められる大会をわずか3試合で去ることが決まった。

 指揮官は「われわれはこの3試合になったとしても全力を尽くして戦っていくし、われわれを応援してくれる方々に戦う姿勢を最後までチームとして見せていく。選手たちにもこの悔しさを次の成長の糧にしてもらえるようもう一戦がんばっていきたい」と力なく語った。

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怒り、悔しさ…U-23相馬、史上初の屈辱に声震わせる「戦えていない」

怒り、悔しさ…U-23相馬、史上初の屈辱に声震わせる「戦えていない」
[1.12 AFC U-23選手権GL第2節 U-23日本代表 1-2 U-23シリア代表]

 怒り、悔しさ。感情が声を震わせた。前半30分にミドルシュートで同点弾を決めたU-23日本代表のMF相馬勇紀(名古屋)は「自分を含め、まず戦うというベースのところを叩き直さないといけない」と険しい表情で振り返った。

 史上初の屈辱。AFC U-23選手権で初めて決勝トーナメントに進出することなく敗退。東京オリンピック予選も兼ねる今大会で、日本はホスト国のため出場権をすでに持っているが、不安を大いに残す結果になった。

 相馬は「チームとしての崩しはバリエーションが増えてきているが、結局、失点も得点も最後は個人のところになる」と力説。「戦えていなかったからこういう結果になった。一人ひとりが1対1で負けちゃいけない」と自らにも言い聞かせるように話した。

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日本vsシリア 試合記録

【AFC U-23選手権第2節】(タイ)
日本 1-2(前半1-1)シリア


<得点者>
[日]相馬勇紀(30分)
[シ]バラカト(9分)、ダリ(88分)

<警告>
[日]町田浩樹(8分)
[シ]クルダグリ(51分)

史上初の屈辱…U-23日本代表、2連敗でグループリーグ敗退
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失点関与のDF町田浩樹、2連敗でのGL敗退に「自分たちが弱かった。それだけ」
「そこにすごく責任を感じている」…GK大迫敬介、好セーブ見せるも2試合連続2失点に悔しさ
「これが現実」…決定機逃したFW上田綺世「今の僕、今日の僕の最善があれだった」
負けて感じた「気持ちの差」…DF渡辺剛「相手との違いは大きかった」
2連敗で史上初のGL敗退…森保監督、自分自身に「もっと力をつけなければいけない」


<出場メンバー>
[日本]
先発
GK 12 大迫敬介
DF 3 渡辺剛
(77分→DF 2 立田悠悟)
DF 15 岡崎慎
DF 17 町田浩樹
DF 22 橋岡大樹
MF 6 齊藤未月
MF 10 食野亮太郎
(67分→MF 18 田川亨介)
MF 14 森島司
(86分→MF 19 旗手怜央)
MF 16 相馬勇紀
MF 21 松本泰志
FW 13 上田綺世
控え
GK 1 小島亨介
GK 23 谷晃生
DF 20 古賀太陽
MF 4 菅大輝
MF 5 杉岡大暉
MF 7 田中駿汰
MF 8 田中碧
MF 11 遠藤渓太
FW 9 小川航基
監督
森保一

[シリア]
先発
GK 1 ガンナム
DF 3 アルハマウィ
DF 4 ムハンマド
DF 5 アルナウト
DF 7 クルダグリ
MF 6 ホメイシェ
(82分→MF 14 グリル)
MF 8 アディ
(69分→FW 21 ダリ)
MF 16 イブラヒム
MF 20 ハンナン
FW 9 バラカト
FW 18 アルハラク
(64分→FW 11 アラジ)
控え
GK 22 ウラビ
GK 23 コロ
DF 2 サフラニ
MF 13 アルバリ
MF 15 アミン
MF 17 リハーニア
FW 10 コアエフ
FW 12 ハマド
FW 19 シャルハ
監督
アルハキム

史上初の屈辱…U-23日本代表、2連敗でグループリーグ敗退

2連敗のU-23日本代表はグループリーグ敗退が決定した
[1.12 AFC U-23選手権GL第2節 U-23日本代表 1-2 U-23シリア代表]

 U-23日本代表は12日、タイのタマサート・スタジアムでAFC U-23選手権第2戦・U-23シリア戦を迎えた。前半9分にPKでシリアに先制された日本だが、同30分にMF相馬勇紀(鹿島→名古屋)の得点で同点に追い付く。しかし、同43分にカウンターからシリアに決勝点を献上して1-2の敗戦。敗れた日本は2連敗でグループリーグ敗退が決定し、同大会史上初めて決勝トーナメント進出を逃す屈辱を味わうこととなった。

 日本は9日の第1節サウジアラビア戦(●1-2)から先発6人を変更。3-4-2-1のシステムを採用し、GKに大迫敬介(広島)、最終ラインは右からDF渡辺剛(FC東京)、DF岡崎慎(FC東京)、DF町田浩樹(鹿島)、ボランチにMF齊藤未月(湘南)とMF松本泰志(広島)を配置。アウトサイドは右にMF橋岡大樹(浦和)、左に相馬、インサイドハーフにMF食野亮太郎(ハーツ)とMF森島司(広島)を並べ、1トップにはFW上田綺世(鹿島)が入った。[スタメン&布陣はコチラ]

 初戦を落としている日本は、敗れればグループリーグ敗退が決まる崖っぷちの状況でシリア戦を迎えた。前半5分にはシリアにカウンターを発動され、スルーパスから抜け出したFWバラカトにPA内からシュートを放たれるも、大迫が弾き出して難を逃れる。しかし、そのプレーで与えたCKの流れから町田がDFアルナウトの顔面を蹴ってしまい、VARが介入した結果、PKを献上。前半9分、このPKをバラカトに沈められ、いきなりシリアに先制を許してしまう。

 1点のビハインドを背負った日本は前半18分、森島のCKを町田がヘディングで合わせるが相手選手にクリアされる。同26分には森島のパスを食野がスルーし、後方で受けた上田が持ち出して右足シュートを狙うも、ボールはゴール左に。さらに同28分には相馬のクロスをPA内で受けた橋岡が強烈なシュートを枠内に飛ばす。しかし、GKガンナムに弾き出されてしまうなど、なかなか得点へと結び付けられない。

 しかし前半30分、波状攻撃を仕掛けた日本がついにシリアゴールをこじ開ける。上田のシュートは相手選手にブロックされ、こぼれ球は最終ラインの岡崎の元へ。岡崎の鋭いパスを左サイドで受けた相馬が中央に切れ込んで放ったシュートは一度はブロックされるも、こぼれ球を相馬自らがPA外から右足で蹴り込み、試合を振り出しに戻した。

 1-1のまま後半を迎えると、ともに勝ち越し点を奪えずに試合が進む。後半22分には日本ベンチが動き、食野に代えてMF田川亨介(FC東京)がピッチへと送り込まれる。同32分には日本をアクシデントが襲い、負傷した渡辺がプレー続行不可能と判断され、DF立田悠悟(清水)との交代を余儀なくされた。

 後半38分には日本が決定機を創出する。齊藤のロングパスに走り込んだ右サイドの橋岡が鋭いクロスを供給。しかし、走り込んだ上田がダイレクトで合わせたシュートはゴール左に外れてしまった。同41分には森島に代えて最後のカードとなるMF旗手怜央(順大→川崎F)を投入。しかし、スコアを動かしたのはシリア。同43分、カウンターからFWダリにネットを揺らされ、1-2の黒星を喫することになった。

(取材・文 折戸岳彦)
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史上初の屈辱…U-23日本代表、2連敗でグループリーグ敗退

2連敗のU-23日本代表はグループリーグ敗退が決定した
[1.12 AFC U-23選手権GL第2節 U-23日本代表 1-2 U-23シリア代表]

 U-23日本代表は12日、タイのタマサート・スタジアムでAFC U-23選手権第2戦・U-23シリア戦を迎えた。前半9分にPKでシリアに先制された日本だが、同30分にMF相馬勇紀(鹿島→名古屋)の得点で同点に追い付く。しかし、後半43分にカウンターからシリアに決勝点を献上して1-2の敗戦。敗れた日本は2連敗でグループリーグ敗退が決定し、同大会史上初めて決勝トーナメント進出を逃す屈辱を味わうこととなった。

 日本は9日の第1節サウジアラビア戦(●1-2)から先発6人を変更。3-4-2-1のシステムを採用し、GKに大迫敬介(広島)、最終ラインは右からDF渡辺剛(FC東京)、DF岡崎慎(FC東京)、DF町田浩樹(鹿島)、ボランチにMF齊藤未月(湘南)とMF松本泰志(広島)を配置。アウトサイドは右にMF橋岡大樹(浦和)、左に相馬、インサイドハーフにMF食野亮太郎(ハーツ)とMF森島司(広島)を並べ、1トップにはFW上田綺世(鹿島)が入った。[スタメン&布陣はコチラ]

 初戦を落としている日本は、敗れればグループリーグ敗退が決まる崖っぷちの状況でシリア戦を迎えた。前半5分にはシリアにカウンターを発動され、スルーパスから抜け出したFWバラカトにPA内からシュートを放たれるも、大迫が弾き出して難を逃れる。しかし、そのプレーで与えたCKの流れから町田がDFアルナウトの顔面を蹴ってしまい、VARが介入した結果、PKを献上。前半9分、このPKをバラカトに沈められ、いきなりシリアに先制を許してしまう。

 1点のビハインドを背負った日本は前半18分、森島のCKを町田がヘディングで合わせるが相手選手にクリアされる。同26分には森島のパスを食野がスルーし、後方で受けた上田が持ち出して右足シュートを狙うも、ボールはゴール左に。さらに同28分には相馬のクロスをPA内で受けた橋岡が強烈なシュートを枠内に飛ばす。しかし、GKガンナムに弾き出されてしまうなど、なかなか得点へと結び付けられない。

 しかし前半30分、波状攻撃を仕掛けた日本がついにシリアゴールをこじ開ける。上田のシュートは相手選手にブロックされ、こぼれ球は最終ラインの岡崎の元へ。岡崎の鋭いパスを左サイドで受けた相馬が中央に切れ込んで放ったシュートは一度はブロックされるも、こぼれ球を相馬自らがPA外から右足で蹴り込み、試合を振り出しに戻した。

 1-1のまま後半を迎えると、ともに勝ち越し点を奪えずに試合が進む。後半22分には日本ベンチが動き、食野に代えてMF田川亨介(FC東京)がピッチへと送り込まれる。同32分には日本をアクシデントが襲い、負傷した渡辺がプレー続行不可能と判断され、DF立田悠悟(清水)との交代を余儀なくされた。

 後半38分には日本が決定機を創出する。齊藤のロングパスに走り込んだ右サイドの橋岡が鋭いクロスを供給。しかし、走り込んだ上田がダイレクトで合わせたシュートはゴール左に外れてしまった。同41分には森島に代えて最後のカードとなるMF旗手怜央(順大→川崎F)を投入。しかし、スコアを動かしたのはシリア。同43分、カウンターからFWダリにネットを揺らされ、1-2の黒星を喫することになった。

(取材・文 折戸岳彦)
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日本vsシリア スタメン発表

日本vsシリア スタメン発表
[1.12 AFC U-23選手権第2節](タイ)
※22:15開始
<出場メンバー>
[日本]
先発
GK 12 大迫敬介
DF 3 渡辺剛
DF 15 岡崎慎
DF 17 町田浩樹
DF 22 橋岡大樹
MF 6 齊藤未月
MF 10 食野亮太郎
MF 14 森島司
MF 16 相馬勇紀
MF 21 松本泰志
FW 13 上田綺世
控え
GK 1 小島亨介
GK 23 谷晃生
DF 2 立田悠悟
DF 20 古賀太陽
MF 4 菅大輝
MF 5 杉岡大暉
MF 7 田中駿汰
MF 8 田中碧
MF 11 遠藤渓太
MF 18 田川亨介
MF 19 旗手怜央
FW 9 小川航基
監督
森保一

[シリア]
先発
GK 1 ガンナム
DF 3 アルハマウィ
DF 4 ムハンマド
DF 5 アルナウト
DF 7 クルダグリ
MF 6 ホメイシェ
MF 8 アディ
MF 16 イブラヒム
MF 20 ハンナン
FW 9 バラカト
FW 18 アルハラク
控え
GK 22 ウラビ
GK 23 コロ
DF 2 サフラニ
MF 13 アルバリ
MF 14 グリル
MF 15 アミン
MF 17 リハーニア
FW 10 コアエフ
FW 11 アラジ
FW 12 ハマド
FW 19 シャルハ
FW 21 ダリ
監督
アルハキム

●[AFC U-23選手権]日本vsシリア テキスト速報

サウジ戦から先発6人変更…U-23日本代表、“崖っぷち”シリア戦のスタメン発表

第2節シリア戦に臨むU-23日本代表
[1.12 AFC U-23選手権GL第2節 U-23日本代表-U-23シリア代表]

 U-23日本代表は12日、タイのタマサート・スタジアムでAFC U-23選手権グループリーグ第2節・U-23シリア代表戦を行う。現地時間20時15分のキックオフに先立ち、スターティングメンバーが発表された。

 9日の第1節サウジアラビア戦を1-2で落とし、負ければグループリーグ敗退が決まる、崖っぷちのシリア戦。日本はサウジアラビア戦から先発6人を入れ替え、キャプテンマークはサウジアラビア戦同様、DF渡辺剛(FC東京)に託された。グループBに入る日本はシリアとの対戦後、15日の第3節でカタールと対戦する。

<出場メンバー>
[U-23日本代表]
GK 12 大迫敬介(広島)
DF 3 渡辺剛(FC東京)
DF 15 岡崎慎(FC東京→清水)
DF 17 町田浩樹(鹿島)
DF 22 橋岡大樹(浦和)
MF 6 齊藤未月(湘南)
MF 10 食野亮太郎(ハーツ)
MF 14 森島司(広島)
MF 16 相馬勇紀(鹿島→名古屋)
MF 21 松本泰志(広島)
FW 13 上田綺世(鹿島)
控え
GK 1 小島亨介(大分→新潟)
GK 23 谷晃生(G大阪→湘南)
DF 2 立田悠悟(清水)
DF 20 古賀太陽(柏)
MF 4 菅大輝(札幌)
MF 5 杉岡大暉(湘南→鹿島)
MF 7 田中駿汰(大阪体育大→札幌)
MF 8 田中碧(川崎F)
MF 11 遠藤渓太(横浜FM)
MF 18 田川亨介(FC東京)
MF 19 旗手怜央(順大→川崎F)
FW 9 小川航基(水戸→磐田)
監督
森保一

(取材・文 折戸岳彦)
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ミスから献上した決勝点…森保監督「終わってしまったことは変わらない」

U-23日本代表を率いる森保一監督
[1.9 AFC U-23選手権GL第1節 U-23日本代表 1-2 U-23サウジアラビア代表]

 痛恨の黒星スタートとなった。試合後の記者会見。U-23日本代表を率いる森保一監督は「自信を失うことなく、次の試合に向かいたい」と気丈に前を向こうとしていた。

 序盤はサウジアラビアにゴールを脅かされる場面を作られながらも、GK大迫敬介(広島)の好セーブなどで得点を許さずに試合を進める。後半3分に先制点を奪われながらも、同11分にMF食野亮太郎(ハーツ)の得点ですぐさま試合を振り出しに戻すなど、粘り強い戦いぶりを見せた。

「集中を切らすことなく、下を向くことなく追い付き、その後もチャンスを作って勝ちに持っていくこともできた内容を続けてくれた」

 しかし、1-1で迎えた後半40分に予期せぬプレーから決勝点につながるPKを献上。自陣左からDF古賀太陽(柏)が送ったバックパスはDF岡崎慎(FC東京→清水)には合わず。こぼれ球をFWブライカーンに拾われてPA内に侵入されると、岡崎がファウルでストップ。与えたPKをMFガリーブに沈められて万事休した。

 明らかなミスからの失点。指揮官も「2失点目の場面、ほんの少しのミスが勝敗を分けた」と語りつつ、試合後には選手たちに切り替えを促したようだ。

「ミスとして出てしまった分は2試合目、3試合目に向けてなくそうという話をした。終わってしまったことは変わらない。十分勝てる内容は見せてくれたので、2試合勝って終われるようにと選手たちに伝えた。自信を失うことなく、次の試合に向かいたい」

 試合は中2日で行われる。次戦は12日、シリア戦。この日、負った“傷”を少しでも癒し、絶対勝利が必要な第2戦へと向かう。

(取材・文 折戸岳彦)
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痛恨の黒星スタート…MF杉岡大暉「これで終わりではない」

U-23日本代表MF杉岡大暉(湘南→鹿島)
[1.9 AFC U-23選手権GL第1節 U-23日本代表 1-2 U-23サウジアラビア代表]

 久しぶりに公式戦のピッチに戻ってきた。左サイドで上下動を続け、攻守に奮闘したU-23日本代表MF杉岡大暉(湘南→鹿島)は、黒星スタートに悔しさを滲ませつつも、「切り替えるしかない」と必死に上を向こうとしていた。

 負傷の影響もあってJ1リーグ終盤戦は欠場が続いた。年末に行われたキリンチャレンジ杯ジャマイカ戦に臨む同代表には招集されたものの、試合に出場することはなかった。5日の練習試合でピッチに立ってはいたが、久しぶりの公式戦。しかし、「長崎でも練習はやれていたし、練習試合もやり、個人的には良い段階を踏めて試合に臨めた。ばてることもなかったし、そこは悲観的ではない」とコンディションに問題ないことを強調した。

 序盤こそサウジアラビアにゴールを脅かされるが、徐々にペースを握っていく。しかし、決定機をなかなか創出できない。0-1で迎えた後半11分には杉岡のパスを受けたMF食野亮太郎(ハーツ)が一時は同点となるゴールを奪うも、「食野の個の力」で奪ったものであり、連係から生まれたものではなかった。

「ボールを持てた割には決定機は少なかったし、前の連係も少なかった。コミュニケーションをとって、コンビネーションで崩していく回数を増やしていかないといけない」

 大事な初戦だったが、後半43分にPKで決勝点を献上。そのPKもミスから献上したものであり、「一番やってはいけない負け方をしてしまった」と唇を噛んだ。しかし、下を向いている暇はない。次戦は3日後に訪れる。「これで終わりではない。(試合後のロッカールームで)切り替えて皆でやろうという声掛けがあった。今日サブだった選手も、そういう前向きな声掛けをしてくれたので切り替えるしかない」と次戦へと視線を移した。

(取材・文 折戸岳彦)
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“決定機”逸のMF旗手怜央「打とうと思ったけど…」

U-23日本代表MF旗手怜央(順大→川崎F)
[1.9 AFC U-23選手権GL第1節 U-23日本代表 1-2 U-23サウジアラビア代表]

 動きにはキレがあった。好機にも顔を出した。しかし、U-23日本代表MF旗手怜央(順大→川崎F)に得点は生まれなかった。

 5日に行われた練習試合では、疲労を考慮されて出場はなかった。だが、大会初戦でスターティングメンバ―に名を連ねると、積極的にボールに絡む。ポジショニング良くボールを引き出し、攻撃をリードした。

「ボランチや最終ラインからボールを受けたり、ウイングバックのサポートに入ったり、1トップとの距離感を意識したポジションを瞬時に取れなければ、シャドーのポジションはできない」

 そして、前半37分には決定機が訪れる。MF橋岡大樹(浦和)のバックパスをMF田中駿汰(大阪体育大→札幌)がダイレクトで縦パスを打ち込み、FW小川航基(水戸→磐田)がワンタッチで最終ライン裏に流す。反応したのが旗手だった。

 完全に抜け出した。「抜け出した瞬間、オフサイドかなと思ったけど、旗は上がっていなかった」というGKとの1対1の場面。しかし、「隣の食野(亮太郎)もフリーで、打つかどうか迷った」だけでなく、「もらった瞬間、ニアが空いていたので打とうかと思ったけど、もう一つ持てばGKは出てこないと思った。でも出てきた」と想定外のことも起きた。最後は角度のない位置に追い込まれ、相手フィールドプレーヤーに寄せられたこともあり、フィニッシュまで持ち込めなかった。

 最終的にはオフサイドの判定になったものの、「判断の部分だったりが遅かったと思う」と反省を口にしている。

 チームは1-2で敗れ、黒星スタート。悔しさはあるが、次戦は中2日で訪れる。「グループリーグを突破するには2勝するしかない。そう考えると下を向いている場合じゃない。切り替えてやらないといけない」と気丈に前を向いた。

(取材・文 折戸岳彦)
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なぜ、痛恨のミスが生まれたのか…3選手が振り返った“あの瞬間”

左からDF古賀太陽、DF岡崎慎、GK大迫敬介
[1.9 AFC U-23選手権GL第1節 U-23日本代表1-2U-23サウジアラビア代表]

 痛恨のPK献上となった――。1-1で迎えた後半40分、まさかのミスが発生した。自陣左サイドでボールを受けたDF古賀太陽((柏)がバックパス。しかし、後方に構えるDF岡崎慎(FC東京→清水)には合わず。ボールをFWブライカーンに奪われると、PA内で岡崎がファウルを犯してPKを献上。このPKをMFガリーブに沈められ、初戦を1-2で落とした。

 古賀は振り返る。「僕としてはマコ(岡崎)に出したつもりだった」。しかし、ボールは岡崎の後方へと向かう。「明らかにずれてしまった」。完全なパスミスとなった。

 岡崎は振り返る。「自分的には太陽からサコ(大迫)に目が合っていると思った。パススピードが緩かったので、『自分かな』と思ったけど、球筋がサコの方だった」。自分に出されたパスではなく、GK大迫敬介(広島)へ出されたパスだと感じた。だが、この一瞬の判断の遅れが命取りとなった。

「右から相手選手が来ているのは見えていた。自分が一つ、『うっ』となって遅れたことで置き去りにされてしまった。あのミスは自分のせいだと思っている」。スピードに乗ったブライカーンにボールを奪われてしまった。

 大迫は振り返る。「太陽くんのパスはマコくん(岡崎)へのものだと思い、僕はマコくんから受けようと思って少し下がり、時間を作ろうと思っていた」。ゴールマウス手前までポジションを下げた大迫だったが、相手選手にボールを奪われると、すぐさま距離を詰める。

「その後はうまく時間を作ろうとして対応できた」と大迫。そして、「サコが中を切ってくれたので、相手が左に抜くのは分かった」と感じた岡崎だったが、「相手のタイミングと自分のタイミグで足が当たってしまった」とブライカーンをPA内で倒してしまう。VARが介入した結果、サウジアラビアにPKが与えられた。

 失点の要因となったパスミスを犯した古賀は「まずは本当にチームの皆に申し訳ないと思っている。自分の責任だし、最低でも勝ち点1を取らないといけない試合だった」と声を落とし、結果的にPKを与えた岡崎は「終盤のあの時間帯に失点というのは、本当にDFとしてありえない」と唇を噛んだ。

(取材・文 折戸岳彦)
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五輪イヤー初ゴールも…MF食野亮太郎「勝たないと意味がない」

U-23日本代表MF食野亮太郎(ハーツ)
[1.9 AFC U-23選手権GL第1節 U-23日本代表 1-2 U-23サウジアラビア代表]

 一時は同点となるゴールを奪った。自身にとって同代表初ゴール。しかし、チームの勝利には結び付かず。U-23日本代表MF食野亮太郎(ハーツ)は「勝たないと意味がない」と悔しさを滲ませた。

 今回の招集メンバー唯一の海外組だ。帯同期間延長の可能性はあるが、現時点ではグループリーグの3試合のみに参加予定。背番号10を託された男は、限られた時間の中で、すべてを出し切ってチームを勝利に導こうと燃えていた。

 シャドーの位置に入ると、的確なポジショニングでボールを呼び込み、鋭いターンから突破を図るなど、縦への推進力を生んだ。そして、0-1で迎えた後半11分には大仕事をやってのける。

 左サイドの杉岡からボールを受けると、「PA左斜め前のところは得意な角度なのでカットインしてシュートというのは、ずっと心掛けている」と中央に持ち出して右足を振り抜く。相手選手に当たってコースが変わったボールは、そのままゴールラインを割って一時は同点となるゴールが生まれた。

「角度はなかったけど、打ってみようと思ったら入った。シュートは打ってみるものだと改めて感じたし、あれが自分の特長なので、これからも続けたい」

 五輪イヤーチーム初得点。そして自身にとって、同代表初得点となった。だが、勝利には結び付かなかった。「チームが勝っていない。勝たないと意味がない。もっと決められる場面があったので、次はそこを決めていきたい」。現時点で、出場できるのは残り2試合。次こそは、チームに勝利をもたらすゴールを奪いたい。

(取材・文 折戸岳彦)
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好セーブ見せるも2失点の大迫敬介「自分の感覚は良かった。だからこそ…」

終盤にDF岡崎慎(右)が与えたPKで決勝点を決められた
[1.9 AFC U-23選手権GL第1節 U-23日本代表1-2U-23サウジアラビア代表]

 好セーブを見せた守護神は懸命に気持ちを切り替えた。U-23日本代表GK大迫敬介(広島)は「試合前からスタートの試合が大事になると理解していた。そういう大事な試合を落としてしまったのは悔しい」と黒星スタートを悔やみながらも、「まだ終わってないし、下を向いている暇もない。次の試合はすぐに来るし、切り替えて、残り2試合勝ってグループリーグ突破を決められるように頑張りたい」と力を込めた。

 前半9分、29分と相手の鋭いシュートをファインセーブ。ところが、0-0で折り返した後半立ち上がりの3分に先制を許すと、1-1で迎えた後半43分には自分たちのミスから与えたPKで決勝点を決められた。

「自分の感覚は良かった。だからこそ、そういう試合で自分中心に守って、前線が点を取って勝てるような試合を増やさないといけない」。試合後のフラッシュインタビューで悔しさをあらわにした背番号12は「前半、チームとして辛抱して耐えた中で、後半の早い時間帯と終盤に失点して落としてしまったことは反省しないといけないし、次に生かしたい」と、失点の時間帯を悔やんだ。

 次戦は中2日でシリアと対戦する。大迫は「今日はまず2失点しているし、GKとしてそこをゼロに抑えること。耐えれば今日のようにFWが点を取ってくれる。一丸となって完封勝利したい」と誓った。

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日本vsサウジアラビア 試合記録

【AFC U-23選手権第1節】(タイ)
日本 1-2(前半0-0)サウジアラビア


<得点者>
[日]食野亮太郎(56分)
[サ]フライフ(48分)、ガリーブ(88分)

<警告>
[日]上田綺世(79分)、岡崎慎(87分)、田中碧(90分+3)
[サ]オムラン(74分)

五輪イヤー初戦黒星…U-23日本代表、食野弾で一時追い付くもサウジに敗れる
五輪イヤー幕開けもアジアで黒星…U-23森保監督「連係のミスが出た」
同点ミドルも「ショックは大きい」…食野は「切り替え」連呼
「今日の敗戦は僕の責任」1トップ先発の小川航基は不発
好セーブ見せるも2失点の大迫敬介「自分の感覚は良かった。だからこそ…」
五輪イヤー初ゴールも…MF食野亮太郎「勝たないと意味がない」
なぜ、痛恨のミスが生まれたのか…3選手が振り返った“あの瞬間”
痛恨の黒星スタート…MF杉岡大暉「これで終わりではない」
“決定機”逸のMF旗手怜央「打とうと思ったけど…」
ミスから献上した決勝点…森保監督「終わってしまったことは変わらない」


<出場メンバー>
[日本]
先発
GK 12 大迫敬介
DF 3 渡辺剛
DF 15 岡崎慎
DF 20 古賀太陽
DF 22 橋岡大樹
MF 5 杉岡大暉
(90分+1→MF 16 相馬勇紀)
MF 7 田中駿汰
MF 8 田中碧
MF 10 食野亮太郎
MF 19 旗手怜央
(90分+1→MF 18 田川亨介)
FW 9 小川航基
(72分→FW 13 上田綺世)
控え
GK 1 小島亨介
GK 23 谷晃生
DF 2 立田悠悟
DF 17 町田浩樹
MF 4 菅大輝
MF 6 齊藤未月
MF 11 遠藤渓太
MF 14 森島司
MF 21 松本泰志
監督
森保一

[サウジアラビア]
先発
GK 22 ヤミ
DF 3 ヒンディ
DF 4 トムバクティ
DF 5 アムリ
DF 13 デュベイシュ
DF 23 アブドゥルハミド
MF 7 ガリーブ
MF 8 オムラン
(78分→MF 14 ハッサン)
MF 10 フライフ
(66分→FW 19 ブライカーン)
MF 20 アリ
FW 9 アルハムダン
(73分→MF 15 アレサ)
控え
GK 1 ブハリ
GK 21 オハイミド
DF 2 タルミン
DF 12 ヤヒヤ
MF 6 ナージー
MF 16 ハルビ
MF 17 スラールリー
MF 18 ガンナム
FW 11 ヤミ
監督
シェフリ

同点ミドルも「ショックは大きい」…食野は「切り替え」連呼

一時は同点に追いつくゴールを決めたMF食野亮太郎
[1.9 AFC U-23選手権GL第1節 U-23日本代表1-2U-23サウジアラビア代表]

 東京オリンピックイヤーの初陣。森保一監督率いるU-23日本代表が黒星での船出となった。「自分たちのミスということで、ショックは大きいですけど、切り替えて次に臨んでいきたい」。10番を託されたMF食野亮太郎(ハーツ)は苦虫を噛み潰したような表情で振り返った。

 後半3分の失点によって追いかける展開となった日本だが、同11分に放った食野のミドルが、相手に当たってコースが変わるラッキーなシュートになって試合は振り出しに戻る。ただ同40分に今度はDF岡崎慎(FC東京)がエリア内で相手を倒してしまってPKを献上。これが決勝点になった。

 試合後のテレビインタビューに答えた食野は、「切り替え」という言葉を何度も繰り返した。「次とその次を勝てば問題ない」と自らに言い聞かせるように話した食野。「気持ち的に乗れるゴールになった。これからもチームを助けられるゴールが取れるように調整していきたい」という背番号10の更なる爆発を信じるしかない。

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「今日の敗戦は僕の責任」1トップ先発の小川航基は不発

うなだれるFW小川航基
[1.9 AFC U-23選手権GL第1節 U-23日本代表1-2U-23サウジアラビア代表]

 1トップで先発したU-23日本代表FW小川航基(水戸→磐田)は唇を噛み締めた。「FWが点を取れなかったので、今日の敗戦は僕の責任」。無得点のまま後半27分に交代した背番号9は試合後のフラッシュインタビューで悔しさをにじませた。

 “想定外”の3バックで守備を固めてきたサウジアラビア。「固められた相手からどう点を取っていくか、話し合うことが大事。しっかりコミュニケーションを取っていきたい」。0-1の後半11分にMF食野亮太郎のミドルシュートがDFに当たってコースが変わり、同点に追いついたが、終盤にミスから決勝点を許した。

「相手のほうが球際、勝利への執念でまさっていたと思う」。そう認める小川は「今日の試合をしっかり反省して、今日の試合を無駄にしないように、次の試合は戦うところからやっていきたい」と誓った。

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五輪イヤー幕開けもアジアで黒星…U-23森保監督「連係のミスが出た」

U-23日本代表の森保一監督
[1.9 AFC U-23選手権GL第1節 U-23日本代表1-2U-23サウジアラビア代表]

 東京五輪イヤーは苦難の幕開けとなった。U-23日本代表は9日、五輪予選を兼ねるAFC U-23選手権グループリーグ初戦でサウジアラビアに1-2で敗戦。同組のシリア対カタールは引き分けに終わったため、最下位スタートを強いられた。

 タイで開催中のAFC U-23選手権は3位以内に東京五輪出場権が与えられるビッグタイトル。日本は開催国枠で出場権を得ているが、欧州や南米から強豪が参戦してくる本大会でのメダル獲得を目指すのならば、負けられない大会となる。

 ところが、新年初戦は厳しい結果に終わった。スコアレスで迎えた後半3分、ドリブル突破を許して先制点を献上すると、同11分にはMF食野亮太郎(ハーツ)のシュートで同点に追いついたが、同40分にはバックパスのミスからPKを与えて万事休す。これを決められ、スコアは1-2で終わった。

 森保一監督は「まずはスタジアムで応援してくれた方、日本でテレビを見て応援してくれた方に勝利を届けられず残念」と敗戦の弁。「難しい試合になると思っていた。先制されて追いついて、そこから選手たちが試合を支配して勝ちに持っていければ良かったが、連係のミスが出たというところで痛い敗戦になった」と終盤での失点を悔やんだ。

 初戦黒星の日本は12日にシリア戦、15日にカタール戦を控える。「まだ2戦が残っているので次の一戦に向けて最善の準備をしたい」と意気込んだ指揮官は「シリアの試合を見ても非常にボールに向かってくる守備をして、攻撃を組み立ててくる。球際のところで相手を崩していけるよう、勝ち点3を取れるように準備したい」と次戦に力を込めた。

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五輪イヤー初戦黒星…U-23日本代表、食野弾で一時追い付くもサウジに敗れる

U-23日本代表MF食野亮太郎(ハーツ)
[1.9 AFC U-23選手権GL第1節 U-23日本代表1-2U-23サウジアラビア代表]

 U-23日本代表は9日、タイのタマサート・スタジアムでAFC U-23選手権初戦・U-23サウジアラビアを迎えた。前半を0-0で折り返した試合は、後半3分にサウジアラビアに先制を許しながらも、同11分にMF食野亮太郎(ハーツ)の得点で追い付く。しかし、後半43分に決勝点となるPKを沈められて1-2で敗れた。

 U-23日本代表は3-4-2-1のシステムを採用し、GKに大迫敬介(広島)、最終ラインは右からDF渡辺剛(FC東京)、DF岡崎慎(FC東京)、DF古賀太陽(柏)、ボランチにMF田中碧(川崎F)とMF田中駿汰(大阪体育大→札幌)を配置。アウトサイドは右にMF橋岡大樹(浦和)、左にMF杉岡大暉(湘南→鹿島)、インサイドハーフにMF旗手怜央(順大→川崎F)とMF食野亮太郎(ハーツ)を並べ、1トップにはFW小川航基(水戸→磐田)が入った。[スタメン&布陣はコチラ]

 序盤はサウジアラビアにゴールに迫られるシーンを作られる。前半7分にはMFアリに鋭いミドルシュートを放たれるがわずかに枠を外れ、同9分には右サイドから切れ込んだFWアルハムダンに強烈なシュートを枠内に飛ばされるが、大迫の好セーブで得点を許さなかった。

 すると、徐々に日本がリズムを生み始める。最終ラインの中央に入る岡崎、ボランチの田中駿汰、田中碧が積極的に縦パスを打ち込んで攻撃をスピードアップさせ、ワンタッチを織り交ぜた素早いパスワークでサウジアラビアゴールに迫る。前半24分には左サイドから切れ込んだ食野、同26分には田中駿汰のスルーパスを受けた旗手がフィニッシュまで持ち込むがネットを揺らすには至らなかった。

 前半30分にはカウンターから危機を招き、MFガリーブに決定的なシュートを放たれるが横っ飛びした大迫が右手1本で弾き出すスーパーセーブ。同37分には日本が決定機を創出する。橋岡のパスを呼び込んだ田中駿汰が縦パスを打ち込むと、小川がヒールで流して旗手が完全に最終ライン裏に抜け出す。GKヤミとの1対1を迎え、GKまでかわしたものの、角度のない位置からシュートまで持ち込めなかった。

 ともに好機を生み出しながらも0-0のまま後半を迎えると、同3分に先制点を献上。PA内までドリブルで運んだガリーブに岡崎と古賀が寄せると、ドリブルが長くなったところに走り込んだフライフに蹴り込まれ、スコアを0-1とされてしまう。

 1点のビハインドを背負った日本は同7分、食野のCKのこぼれ球に反応した橋岡が狙うも、相手選手のブロックに遭う。しかし同11分、杉岡のパスを受けた食野が中央に持ち出して放ったシュートが、相手選手に当たってコースが変わるとゴールマウスに収まり、試合を振り出しに戻した。

 後半27分には日本ベンチが動き、小川に代わってFW上田綺世(鹿島)がピッチへと送り込まれる。同33分にはこぼれ球を拾った杉岡が強烈な左足シュートでゴールを脅かすが、GKの正面を突いてしまった。すると同40分、バックパスのミスを奪われ、PA内に侵入を許したFWブライカーンを岡崎が倒してしまう。VARが介入した結果、サウジアラビアにPKが与えられると、ガリーブに沈められて1-2で敗れた。

(取材・文 折戸岳彦)
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日本vsサウジアラビア スタメン発表

日本vsサウジアラビア スタメン発表
[1.9 AFC U-23選手権第1節](タイ)
※22:15開始
<出場メンバー>
[日本]
先発
GK 12 大迫敬介
DF 3 渡辺剛
DF 15 岡崎慎
DF 20 古賀太陽
DF 22 橋岡大樹
MF 5 杉岡大暉
MF 7 田中駿汰
MF 8 田中碧
MF 10 食野亮太郎
MF 19 旗手怜央
FW 9 小川航基
控え
GK 1 小島亨介
GK 23 谷晃生
DF 2 立田悠悟
DF 17 町田浩樹
MF 4 菅大輝
MF 6 齊藤未月
MF 11 遠藤渓太
MF 14 森島司
MF 16 相馬勇紀
MF 18 田川亨介
MF 21 松本泰志
FW 13 上田綺世
監督
森保一

[サウジアラビア]
先発
GK 22 ヤミ
DF 3 ヒンディ
DF 4 トムバクティ
DF 5 アムリ
DF 13 デュベイシュ
DF 23 アブドゥルハミド
MF 7 ガリーブ
MF 8 オムラン
MF 10 フライフ
MF 20 アリ
FW 9 アルハムダン
控え
GK 1 ブハリ
GK 21 オハイミド
DF 2 タルミン
DF 12 ヤヒヤ
MF 6 ナージー
MF 14 ハッサン
MF 15 アレサ
MF 16 ハルビ
MF 17 スラールリー
MF 18 ガンナム
FW 11 ヤミ
FW 19 ブライカーン
監督
シェフリ

●[AFC U-23選手権]日本vsサウジアラビア テキスト速報

サウジ戦先発にMF食野、FW小川ら…U-23日本代表、五輪イヤー初戦のスタメン発表

AFC U-23選手権初戦サウジアラビア戦に臨むU-23日本代表
[1.9 AFC U-23選手権GL第1節 U-23日本代表-U-23サウジアラビア代表]

 U-23日本代表は9日、タイのタマサート・スタジアムでAFC U-23選手権初戦・U-23サウジアラビア戦を行う。現地時間20時15分のキックオフに先立ち、スターティングメンバーが発表された。

 キャプテンマークはDF渡辺剛(FC東京)に託され、10番を背負うMF食野亮太郎(ハーツ)らが先発に名を連ねた。グループBに入る日本はサウジアラビアとの対戦後、12日にシリア、15日にカタールと対戦する。

<出場メンバー>
[U-23日本代表]
GK 12 大迫敬介(広島)
DF 3 渡辺剛(FC東京)
DF 15 岡崎慎(FC東京→清水)
DF 20 古賀太陽(柏)
DF 22 橋岡大樹(浦和)
MF 5 杉岡大暉(湘南→鹿島)
MF 7 田中駿汰(大阪体育大→札幌)
MF 8 田中碧(川崎F)
MF 10 食野亮太郎(ハーツ)
MF 19 旗手怜央(順大→川崎F)
FW 9 小川航基(水戸→磐田)
控え
GK 1 小島亨介(大分→新潟)
GK 23 谷晃生(G大阪→湘南)
DF 2 立田悠悟(清水)
DF 17 町田浩樹(鹿島)
MF 4 菅大輝(札幌)
MF 6 齊藤未月(湘南)
MF 11 遠藤渓太(横浜FM)
MF 14 森島司(広島)
MF 16 相馬勇紀(鹿島→名古屋)
MF 18 田川亨介((FC東京)
MF 21 松本泰志(広島)
FW 13 上田綺世(鹿島)
監督
森保一

(取材・文 折戸岳彦)
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プレッシャーかかる初戦も…U-23日本代表GK大迫敬介「すごく楽しみ」

U-23日本代表GK大迫敬介(広島)
 大会の流れを決める大事な初戦。U-23日本代表GK大迫敬介(広島)は「すごく楽しみ」と、翌日に迫ったサウジアラビア戦を待ちわびている。

 9日にサウジアラビアとの初戦を行うと、その後は12日にシリア、15日にカタールと中2日での連戦が続く。「初戦で、どれだけ波に乗れるかというのもあるし、初戦を落とすか落とさないかは、後の流れに関わると思う。初戦が重要だということは、各々分かっている」。試合間で修正する時間は限られる。やはり、初戦でのつまづきは許されないだろう。

 プレッシャーの懸かる大一番。しかし、20歳の守護神は「すごく楽しみな部分が多い」と答える。「チームとして、これまで色々な遠征をしてきた中で良い手応えもつかんできている。それを明日、どれだけチームとして出せるかは、すごく楽しみな部分です」。

 今大会の上位3チームに入れば東京五輪出場権が与えられる。日本は開催国として出場権を獲得しており、他国に比べてモチベーションを保つ難しさはあるだろう。だが、「決まっている、決まっていないは考えていない」とキッパリ。

「五輪は決まっているけど、やはり良い結果を残すことでチームとしても自信がつく。個人としても良いパフォーマンスをしなければ、最後まで残っていけない緊張感がある。良い緊張感を持ってゲームに臨みたい」

 チームとして自信を深めるため、そして自身をアピールするためにも、アジアの頂点まで上り詰めたい。まずは初戦で白星をつかんで最高のスタートを切るため、万全の準備を整える。

(取材・文 折戸岳彦)
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初戦サウジ戦で白星をつかめるか…U-23日本代表MF森島司「ここでつまずけない」

U-23日本代表MF森島司(広島)
 AFC U-23選手権に出場するU-23日本代表は8日、翌9日に行われるグループリーグ初戦サウジアラビア戦に向けて最終調整を行った。報道陣にはトレーニングの冒頭15分間が公開され、全23選手がウォーミングアップを行っている。

 初戦の相手となるサウジアラビアのイメージを問われたMF森島司(広島)は、「スカウティングの映像しか見ていないけど」と前置きしつつ、「縦に速いイメージがあるので、しっかり引くときは引いて、プレスに行くときはプレスに行く。前で取り切れないと厄介な相手」と警戒を強めている。

「グループリーグは3試合あるけど、本当に大事な試合だと皆が自覚している。最終戦ではカタールと対戦するし、ここでつまずけない。しっかりと初戦で勝っておきたい」

 5日に行われた練習試合だけでなく、E-1選手権で初めて選出されたA代表でもシャドーでプレー。サウジアラビア戦でもピッチに立つなら、その位置だ。「得点に絡むことを意識しながら、チームとしてボールが回るように。良いポジションに立ってボールを受け続けることができるのが自分だと思っているので、そこを意識したい」。プレーのイメージも十分だ。

 この日、所属する広島では、新シーズンから背番号10を背負うことが発表された。愛着ある「14」番からの変更ということもあり、「チームから話を頂き、自分としても悩んだけど着けさせてもらうことになった」と語ると、「しっかり自分のプレーをして、認めてもらえるように頑張りたい」と背番号10を自分色に染めていこうとしている。

 だが、その前にやるべきことがある。AFC U-23選手権の上位3チームに入れば、東京五輪の出場権が与えられる。日本は開催国として出場することが決まっているが、目指すは優勝のみ。「個人的には自分のプレーをし続ける」という語る男も、「チームとしても優勝を目指しているので、優勝したい」と意気込んだ。アジア王者の一員となって、広島のナンバー10を背負いたいところだ。

(取材・文 折戸岳彦)
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U-23日本代表チームキャプテンはGK小島亨介、ゲームキャプテンは…

U-23日本代表GK小島亨介(大分→新潟)
 東京五輪アジア最終予選(AFC U-23選手権)に挑むU-23日本代表の森保一監督が8日、公式記者会見に出席。チームキャプテンをGK小島亨介(大分→新潟)が務めることを明かした。

 今大会には同代表でキャプテンを務めてきたMF中山雄太(ズウォレ)が招集されていない上、中山不在時にキャプテンマークを巻いてきたDF板倉滉(フローニンゲン)やMF三好康児(アントワープ)も招集外。12月29日のメンバー発表会見時、指揮官は「そこ(誰がチームを引っ張るか)は、このメンバーを選ぶとき、スタッフミーティングでも話になった」と口にしていた。

 そして、公式記者会見時にキャプテンについて問われた指揮官は、「チームキャプテンはGKの小島を考えている」との考えを明かす。しかし、ゲームキャプテンについては「全選手、試合に出る確約がないので、試合に出るメンバーから決めたい」と話すにとどめている。

「キャプテンをすぐに決めるのではなく、一人一人がリーダーと自覚を持ってほしいと思っている。選ばれた選手は、チームのためにできることを明日の試合でやってほしい」

(取材・文 折戸岳彦)
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翌日、ついに初戦サウジ戦…U-23日本代表・森保監督「自分たちの力を出し切れるように」

会見に出席したU-23日本代表の森保一監督
 東京五輪アジア最終予選(AFC U-23選手権)に挑むU-23日本代表の森保一監督が8日、公式記者会見に出席した。

 大会はタイで開催され、グループリーグは9日にサウジアラビア戦、12日にシリア戦、15日にカタール戦と中2日の過密日程で行われる。翌日には、ついにサウジアラビアとの初戦を迎える。18年9月に開催されたアジア大会では準々決勝で対戦して2-1の勝利を収めているが、「非常にうまさ、強さがあり、かつ組織的にも戦えるアジアトップのチームであり、非常に難しい戦いになる」と警戒を強めている。

 大会初戦。当然、難しい試合になるだろう。相手を警戒しつつ、自分たちの力を出し切ることが重要だと考える。「選手たちはこれまで最善の準備をしてくれているので、少しでもリラックスして試合に集中できるように、自分の力を出し切れるように働きかけたい」と大一番に備える。

 今大会の上位3チームには東京五輪出場権が与えられる。日本は開催国のため、出場権を獲得しているが、アジアの頂点を目指すことに変わりはない。「非常に難しく激しい試合になると思うが、勝利を目指してチーム一丸となって戦う。選手たちは成長の伸びしろがあるので、結果を求めつつ、一人ひとりがチャレンジすること、チームとして結果と成長を求めながらチャレンジしていきたい」と意気込みを示した。

(取材・文 折戸岳彦)
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